PDIC形式の辞書をFreeUWINGを利用してJIS X 4081 UTF-8 extensionに準拠するように変換するツールです。
PDIC形式の辞書を、FreeUWINGとpdicdumpを利用してJIS X 4081 UTF-8 extensionに準拠するように変換するツールです。
このツール自体は任意のディレクトリに展開するだけです。 ただし、FreeUWING以外に以下のツールが必要です。
pdic-fuwは、pdicdumpが出力するcsvから変換を行います。 別の手段で互換性のあるデータを用意するのであればpdicdumpは不要です。
SOURCES = ${SRCDIR}/pdic.csv
となっている部分を変換元の辞書に合わせてファイル名を変更して下さい。 pdic-fpwでは複数のファイルを指定できましたが、pdic-fuwではできなくなっています。 PDICにおけるハイパーリンクテキストのうち、<word:xxx>および<→xxx>という書式については、参照先が存在する場合は相互参照に変換されます。<, > の省略には対応していません。
著作権表示の項目を設定する場合は
COPYRIGHT_FILE =
の部分にファイルを指定して下さい。 著作権表示の項目にはファイルの内容がそのまま埋めこまれます。 pdic-fuw.confにも変更が必要です。
辞書のディレクトリの指定は
DIR = PDIC
の部分を変更して下さい。 辞書のパッケージを作る際のディレクトリ名にも使用されます。 pdic-fuw.confとpdic-pkg.elにも変更が必要です。
PACKAGE = pdic-fuw-yyyymmdd
の部分を変更して下さい。
辞書のタイトルなどはこちらで指定します。 詳細はファイルの中に直接コメントとして書かれているので参照して下さい(手抜きですみません)。 最低限、ディレクトリの指定はMakefileと一致させるようにして下さい。
lookup-1.4+media用のパッケージファイルです。 辞書のディレクトリを変更した場合は、それに併せてファイル名とlookup-package-dictionary-options-alistの値を修正してください。
通常のFreeUWINGを利用したツールと同様です。
$fuwmake
で辞書が生成されます。 この時、
Makefile:34: warning: overriding commands for target `archive-directory' fuwutils.mk:607: warning: ignoring old commands for target `archive-directory'
のようなwarningが出ますが正常です。 パッケージを作る場合は
$fuwmake package
等のようにします。 packageの部分をpackage-tar-gzやpackage-tar-bz2に変えれば、それぞれに応じたファイル形式でパッケージが作られます。
変換元のPDIC辞書の著作権・ライセンスには十分に注意して下さい。
2019/07/09 公開。