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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合18
- 1 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 18:08:38 ID:YMiwa8yG
- _ ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される
〃 ` ヽ ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレよ。
l lf小从} l / 荒らし、それに反応する輩はあたしの虚無で一発なんだから!
ノハ{*゚ヮ゚ノハ / ご・・・ご主人様が好きならSSを書いてみなさい!
((/} )犬({つ′ あと、次スレは480KBか、970レスを過ぎたら立ててね。
/ '"/_jl〉` j 立てないとお仕置きだかんね!
. ヽ_/ノヘ.)〜′ 分かったら返事するのよっ!犬!
前スレ
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ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183319583/
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ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180423832/
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合12(実質13)
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合12
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合11
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169642847/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合10
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合9
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合8
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合7
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合6
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合5
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合4
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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合3
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157554499/
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合2
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156100259/
【グリグリ】ヤマグチノボル総合【ゼロの使い魔】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141803280/
まとめサイト ゼロの保管庫wiki
http://wikiwiki.jp/zero/
- 2 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 18:11:31 ID:Duy3K2Jf
- <丶`∀´>y─┛~~
- 3 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 19:03:18 ID:PMIm6Yda
- 3get
- 4 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 20:06:59 ID:rcJ0FWoZ
- おーーーつ
- 5 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 20:15:19 ID:Qg1gtw4/
- いちもつ
- 6 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 20:19:32 ID:VquKkRh7
- コルベール先生のハゲ頭にぶっかけたい。
- 7 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 20:41:57 ID:3bMBlE1Q
- あえて言おう、1GJ!!!!!
- 8 名前: ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 22:55:02 ID:9FW71zyy
- 前スレの933ではないですが、一作書き終えたので投下しようと思うんですがよろしいですかね?
今回はサイト・タバサなんですけれど、タバサを上手く生かせてないような気がしますorz
- 9 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 22:57:34 ID:zInwGQs7
- >>8
「ダメだね」って言われたら投下しない気か?
そんな気弱なことでどうする
書いたんなら投下しちまえ
タバサが待ってる
- 10 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 23:05:33 ID:9FW71zyy
- >>9
ありがとう、投下させてもらう。
即死避けみたいな一作だと思ってください。
たまには、お酒でも飲んでパーッとしませんか?
というシエスタの誘いを受け、才人は厨房までお酒と肴を拝借しにいっていた。
「ここ最近、飲んでばっかじゃねぇか?俺って……」
その通りなのである。
ガリアからタバサを救い出してから、水精霊騎士隊の面々と飲んでばっかりなのであるが
むさい男連中、特に酒が入ると被害妄想が高まるマリコルヌの相手をするのは
ほとほと疲れていたので、シエスタ達となら…と受けたのである。
最も、その選択は間違いだったのであるが……後述しよう。
厨房からの帰り道、才人は窓の外を眺めているタバサを見つけた。
まだそんなに夜が更けていないので、他の学生を見ることはあっても
タバサを見ることは珍しかった。
しかも寝巻き姿である。サンタクロースのような薄い青い帽子に
それに合わせたようなパジャマ、そして身長より長い杖。才人、ここでグっと来た。
どうしたんだ?と声をかけると、ピクッと肩を震わせこちらを向いた。
「……」
「……」
「……」
「……眠れない」
しばしの沈黙の後、タバサの口から出てきた言葉はそれだった。
まぁ戦い続きだったし……母親の事も心配なんだろうか、と才人は思い
「じゃあ、こっちの部屋で飲んでいくか?」
ちゃぽん、と葡萄酒の瓶を揺らす。
それからまたしばしの沈黙の後に短く、行くとだけ答えて
才人の後ろにくっついていった。
「おかえりなさい〜……って、ミス・タバサ?」
扉を開けた才人を出迎えてくれたのはもちろん、シエスタである。
才人の後ろに、いつもとは違う装いのタバサを見つけ
少々驚いた雰囲気だったが、二人を部屋の中に入れた。
部屋の中は、シエスタの手によって少々変わっていた。
といっても、蝋燭が灯っていたり花が生けられていたり、といった程度だが
普段のやや味気ないルイズの部屋とはまた違った印象を受けた。
するとルイズが手短に、小声で
「遅いわよ、犬。……で、なんでタバサが?」
「何か歩いてたら一人でいて眠れないって言ってたからな」
「ふーん、そうなの」
面白くない、と言ったようなルイズ。
反論しようとしたが、シエスタの声で飲み込んだ。
「はいっ、もう準備終わりましたから乾杯しましょっ?」
- 11 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 23:08:02 ID:9FW71zyy
- そう促され、3人は席に付いた。タバサと才人、シエスタとルイズが対面になるよう座っている。
シエスタのグラスの中身が少ないのはきっとルイズ邸での事があったからだろう。
乾杯の合図で4つのグラスはカチンと音を立てた。
だがしかし、ここからがルイズ達と飲むという才人の選択の間違いであった…
ルイズは何故か物凄い勢いで飲みながら絡む。
それをなだめようとすると、シエスタが何故か熱っぽい顔で才人の手を握る。
目撃してしまったルイズは更に絡む。そして飲む。
タバサはそんな二人のやり取りを見る事も無くひっそりと飲んで食べていた。
酒乱である二人の暴挙は更に激化していった……
ルイズは才人にとにかく絡む。そして飲ませて飲む。
「あんたはわたしの使い魔なの!だから飲みなさい!」だの
「伝説の虚無の担い手の私のお酒が飲めないの!?」だの
何やら、普段の倍は出来上がってしまっているようで……
シエスタはと言うと……
「サイトさんって私がこんなに誘ってるのに……」とか
「ミス・ヴァリエールのぺったんこが好きなんですか?」とか
それを聞いたルイズは更に激化して……
あぁ、シエスタってお酒飲んだらダメなんじゃ…とガンガンに酔いが回った頭で
おぼろげに思い出した才人であったが、シエスタはもう止まらない。
脱いだらすごいんですっ!とか言っていきなり脱ぎだすし
それを見たルイズは何故かサイトを殴った。
「あら、ミス・ヴァリエール?貴女はお脱ぎにならないんですか?」
「あ、あんたと違ってそんなはしたない事出来るわけないじゃないっ!」
「そうですよね、怖いんですよね。私と違って……ふっ」
「な、な、なんですってぇぇぇぇぇぇ!?」
あぁ、シエスタ。お願いだから辞めておくれ。という才人の願いも空しく
争いは当然激化する訳で、挑発されたルイズが脱ぎだし
それを見たシエスタが鼻で笑い、才人が何故か攻撃される。
争いが止んだ時、才人が持ってきた葡萄酒の瓶は結構な数だったが
そのほとんどが床に転がってしまっている。
争いを起こした張本人達は…机に突っ伏して寝てしまった。
そのままにしておく訳にもいかないので、とりあえずルイズのベッドに二人を寝かせた。
- 12 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 23:09:06 ID:9FW71zyy
- 「その…ごめんな、騒がしかったろ?」
「良い、別に構わない。」
「…そっか。ならいいんだけどさ。」
酒が入っても、才人ではタバサの表情に変化は見られない。
キュルケならば、もしかするとその奥に潜んだ感情を掘り出せたのかもしれないが。
「……あなたは、寂しくないの?」
以前にも聞いたことがある言葉だった。
場所は図書館だったかな?と才人がぼんやりとしていると
「あなたは、ウエストウッドで帰りたいと言った。でもまだここにいる。」
「そりゃ…帰りたいけどな。ロバなんだっけに行けばわかるかもしれない。けど…」
「……けど?」
「またあのミョズニトニルンが来るかも分からない。先ずはあいつをとっちめてからだな。」
才人は、以前に襲われたあのデカくて早いゴーレムの一件を思い出した。
いくら「偽りの動機」を消されたとはいえルイズの事が心配なのである。
「寂しく、ないの?」
次の質問はさっきの質問と意味は同じだが語気が違った。
いつもの抑揚の無い声とは違う、少し感情の篭もった声。
「そ、そりゃ寂しいけど…」
そんなタバサの声を聞くのは初めてだったので
つい口が滑ってしまい本音を喋ってしまった。
とはいえ、タバサの前で故郷を思い出して大泣きしたのでそこまで気にはしなかったが
やっぱり、男が寂しいというのはちょっと恥ずかしいため下を向いてしまった。
分かった、と短く告げるタバサ。
そのすぐ後、下を向いたままの才人の視界に入ってきたものはタバサの足。
顔を上げるとそこに居たのはタバサだが表情がいつもとは違っていた。
タバサ…?と声をかけても上の空のようであったが才人が立ち上がろうとすると
その動きを制し、ゆっくりと才人の前に顔が来た。
酔った頭では何が起こったのか分からなかった才人だったが
何のことは無い、座っている才人の上にタバサが座り首に手を回したのだ。
「紛らわして、あげる。」
何を?と聞こうしたが、その言葉は出なかった。
タバサの唇が自分の唇に合わせられたからだ。
"雪風"の二つ名を持つタバサであったが
その唇は燃えるように熱く、才人の頭を更に酔わせた。
ウエストウッドでのそれと違い、執拗に唇を這わせ舌を絡ませる。
ぼーっとした頭で、どこでこんな事を学ぶんだろうと思った才人だった。
ぷはぁ…と、たっぷりと時間をかけ味わいそれを惜しむかのように唇を離す。
タバサの顔は見たことも無いくらい朱に染まっていた。
なぜ、と言おうとしたがその表情を読み取ったのか
「私は、あなたに母と命を救われた。あの時言った言葉は嘘なんかじゃない。」
「だから……あなたが寂しいならそれを紛らわしてあげたい。」
「私は……あなたの物だから……それとも、私じゃダメ……?」
- 13 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 23:13:40 ID:9FW71zyy
- 据え膳食わぬは何とやら、才人は無言で唇を押し付けた。
「むっ…んむっ…はぁ…んっ…」
気づいたら、手がパジャマの中に入りご主人様のそれと似た草原を優しく撫ぜる。
既に自己主張を始めている頂にそっと触れると、ビクンッと身体が震えたが唇は離れない。
以前酔いは回っているがちょっとした悪戯心が芽生える余裕が出来てきたので
片方の手で背中を抱き、片方の手を下腹部の下のほう、タバサのそれへと導いた。
「んぅっ!?むぐっ…あむっ…」
先ほどより大きな反応だったが唇は離れない。
すでに興奮していたのか、タバサのそこは十分に濡れていた。
「んっ、んっ、あふっ、むぐっ…んぁっ!」
ついに唇が離れた時に触れた場所は、小さく自己主張していた小さな蕾だった。
更なる悪戯心を燃やした才人はそこを執拗に、しかし優しく責めた。
「んぁっ!あぁっ!ダメっ!あっ!」
イってしまったのだろう、肩で息をしながらタバサは恍惚の表情を浮かべている。
しかし、次の瞬間には不満の顔に変わっていた。
「……サイトのいじわる」
「ごっ、ごめん!その……可愛くってつい…」
「……次は、私の番」
顔を真っ赤にしたタバサが才人の膝から降りて、跪きズボンのジッパーを下ろし
才人の大きくなった息子を取り出し一気に咥えた。
尚、彼女の指南書は「バタフライ伯爵夫人の優雅な一日」である。
頭の中で、えぇと伯爵夫人はここをこうして……と記憶を頼りに必死に才人に奉仕していた。
そんな奉仕をされてしまっては才人も耐える事が出来るはずもなく
「タ、タバサっ!も、出るっ!」
男の欲望を小さなその口で受け止めたタバサはそれを全て飲みきった。
こんなことは指南書に書いてある訳ではなかったが、何か勿体無い気がしたのだ。
「ご、ごめん…気持ちよくって」
「良い、私が望んでした事。それより…こ、この前の続き…する。」
どこかで聞いたようなセリフだなぁ…とまるで他人事のように聞き流しタバサを押し倒した。
いつの間に脱いだのだろう、タバサはいつの間にか全裸だった。
タバサの裸は雪風の名に相応しくどこまでも真っ白だった。
そのおかげか、才人は幾分か理性を取り戻した。
- 14 名前:お酒の力 ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 23:14:43 ID:9FW71zyy
- 「その……俺なんかで、いいのか?」
「…あなたでないと、ヤダ」
ヤダ!ヤダってあーた!あぁ、もうこのちびっ子め!俺の理性を!
「じゃ、じゃぁ入れるよ。」
才人は再び大きくなった一物をタバサの秘所にあてがい優しく挿入した。
まだ誰にも侵入を許してないそこは当然狭くきつかった。
「っ!!!」
「だ、大丈夫か!?」
「だ、大丈夫だから…気にしないで」
目をしっかり瞑り、口元は苦痛に歪んでいる。
ゆっくり、ゆっくり挿れていくと壁にぶつかった。
おそらく、まだ身体的に成長していないのだろう、タバサのそこは発達しきっていないのだった。
「も、もう動いて…大丈夫だから…」
「ほ、本当に大丈夫か?」
コクン、と肯定されたので才人は腰をゆっくり動かし始めた。
最初こそ、その口元は苦痛に歪んでいたがいつの間にかその歪みに変化が現れた。
二つの寝息をかき消すように肌と肌がぶつかり合う音が室内に響いた。
が、タバサのサイレントのおかげでその音が二人の耳に入る事は無かった。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ…
回数を重ねて幾たびに口元が開きそうになるのを堪えているようだったが
すぐにその口は開かれ、嬌声が漏れた。
「あっ…サイトっ・・・!んぅっ…!」
普段の表情からは決して出てこない甘い声で更に欲望に火が付いた。
嬌声を塞ぐように、才人は唇を合わせタバサはその首にしっかりと手を回す。
唇をついばんでいると、潤んだ瞳をこちらに向けてくる。
その顔がとても愛おしく感じた才人は強く抱きしめた。
「私は、あなたとこうする事が出来て……嬉しい。」
「酔いに任せてしまったかもしれないけど……嬉しい。」
そんな甘い声を耳元でダイレクトに聞いてしまった才人は
タバサを労わる事を頭からふっ飛ばし、腰を強く打ちつけ始めた。
- 15 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:18:05 ID:9FW71zyy
- そんな甘い声を耳元でダイレクトに聞いてしまった才人は
タバサを労わる事を頭からふっ飛ばし、腰を強く打ちつけ始めた。
「はっ、あぁっ!サい、とっ!」
「タバサ!タバサ!」
もう、今はタバサを穢す事しか頭になくなってしまった才人を包み込むかのように
タバサは両手を首から背中へと移し、離れないようにしっかりと握った。
「タバサっ!俺、もうっ!」
「そのままっ…!中……中にっ…!」
その一声で才人はラストスパートをかけ白濁液を幼い身体に注ぎ込んだ。
荒い息を吐きながら、タバサはその腕と足を才人に絡ませた。
もちろん、タバサと繋がったままである。
「え、えーと?タ、タバサさん?離れられないんですが…」
「もっと…もっと…して?」
潤んだ瞳で見つめられれば才人にはもう断る術などあるはずもなかった……
次の朝、目を覚ますと目の前には眠っているタバサが居た。
どこをどうしたのか、いつの間にか才人とタバサの衣服は元に戻っており
懐かしき藁束の上でタバサに腕枕をしながら眠っていた。
可愛いなぁ…と思っているとそこにはお約束の殺気が。それもダブル。
「な、ななななななな何してるのかしらっ!?犬っ!?」
「サイト……さん?何してらっしゃるんですか?」
二人の怒声で目覚めさせられたのだろう、やや不機嫌そうに目をあけたタバサは
どこから出したのか杖を持ちながらすっと立ち上がり
「私の主人に、手出しはさせない。」
あぁ……タバサさん……あなたはどうして……油にガソリンを注いでくれますか……
瓶と魔法と虚無が飛び交う中、いつものように真ん中で才人は意識を手放した…
- 16 名前: ◆CSTs7hoBww :2007/08/04(土) 23:20:33 ID:9FW71zyy
- ちょっと手直ししながら投下してたので、時間がかかってしまいました。
以前言われたようにエロシーンを長めに書いてみようと思ったんですけれども、難しいですねorz
いつかせんたいさんのようなSS書きになれるように頑張ります・・・
スレ汚し失礼しました。
- 17 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:43:03 ID:7QuQwp6o
- >>16
GJ!!気持ちは伝わってきた。次回にも期待してる。
……とか偉そうなことが言える立場でもないな。吊ってくる。
- 18 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/04(土) 23:57:55 ID:zInwGQs7
- >16
GJだぜ
タバサエロかわいいよタバサ
- 19 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 01:16:57 ID:+tvFoY3i
- >油にガソリン
わざと?
タバサかわいいよタバサ
- 20 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 09:36:34 ID:2hM8kq2v
- >>16
GJ!
酒の上の不埒って感じで全く持ってこのロリコンどもめ!と激賞したくなる出来でしたな
色々意味不明だがキニシナイ
所で油にガソリンて……つまり今ですらまだ炎上してないってことか、おそろしや……
火種はテファが公に参加すること辺り?
- 21 名前: ◆CSTs7hoBww :2007/08/05(日) 09:52:57 ID:zNVSBTP1
- おはようございます。
>>19-20
アッー!しまったアッー!
正確には「火にガソリン」ですorz
いや、こんなのはきっと序の口にすぎないのかもしれません。
読んで頂いてありがとうございます。
お次はif物を考えております…
- 22 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 16:15:18 ID:+yBk87yx
- >>20
物凄い妄想力だww
SS書けるんじゃないか?ww
- 23 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:05:57 ID:TOtEM307
- まさか、ちびまる子にシエスタが出てくるとはw
- 24 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:36:04 ID:3MaQL4w/
- >>23
kwsk
- 25 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:43:03 ID:bTOHtlcy
- 「シエスタ」という単語。
- 26 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:54:06 ID:enQtoAb4
- カジヒデキの曲に過剰反応しちまう俺と同類だな
- 27 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 18:54:51 ID:TOtEM307
- >>24
昼の長時間休憩と言うか昼寝と言うか・・・話の流れで出ただけです、ハイ。
一応サブタイにもなってたけど。
- 28 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/05(日) 23:40:04 ID:PjHZ3huC
- >>23
俺はおまえのスキルニルかw
過剰反応したヤツはもっといるはずだ。
- 29 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:15:47 ID:kjJJvj6T
- 俺が中学ん時の英語の教科書に出て来たな>シエスタ
- 30 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 00:33:44 ID:e5nka66I
- フランツ・シェスター
- 31 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:12:40 ID:bdp7mFx5
- >>30
かませ犬だったなぁ…シエスタは違うぞ!
- 32 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 01:53:01 ID:GAB7ZJ2N
- くっそぉ〜〜〜〜!!!野球中継のせいで録画失敗した!
ナイターなんてだいっ嫌いだ!!!
- 33 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:30:39 ID:niMmymIi
- 前回投下から半月も経たずに投下できるのは
前スレ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183319583/951,953
さまのお陰です。
かわいいよアンリエッタかわいいよ
http://wikiwiki.jp/zero/?11-361
「チクトンネ街の女王」
の続きの投下、行きます。
- 34 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:31:37 ID:niMmymIi
- チクトンネ街の路地裏。街の喧騒は聞こえるものの、奥まっているここは路地に積まれた
荷物の陰になって街路からは直接見通すことはできない。
そこに、アンリエッタは極小のミニスカートとセーラー服を着た格好で才人に抱きついていた。
変装のための長いカツラの下の顔を真っ赤に紅潮させながら、愛しいシュヴァリエの名を
何度も叫ぶ。
ミニスカートの下にはなにも履いておらず、胸の上までまくりあげられたセーラー服の中にも
下着はつけていない。アンリエッタは真っ白でふっくらした乳房を晒しながら、その豊満な胸を才人に
押し付け興奮の荒い吐息をこぼしつづける。
ミニスカートから伸びる真っ白なふとももには、興奮のせいでぬれた股間から垂れてきた液が
輝く線を作っている。
才人のズボンのファスナーを下ろすと、張りつめたその盛り上がりの股間から「ぶるん」と男根
が突き出てきた。硬直しきったその肉の槍は、先ほどからのアンリエッタの痴態を目にして
興奮の極みに達している。天を突くような角度でアンリエッタにその切っ先を向けている。
アンリエッタは膝を地面につけて膝立ちの体勢になると、顔のすぐ前の才人の男根に顔を近づけていく。
どくん。
アンリエッタの胸の中で、心臓が暴れた。
その器官がアンリエッタにどんなことをしてくれるのか、知っていたから。
その肉棒で女の子の場所を突かれ、縫われ、苛められると自分がどうなってしまうのか、
知っていたから。
だからアンリエッタはその薄赤い肉棒を目にしただけで、自分の身体の奥から
熱い波が生まれてくるのがわかった。
動悸は激しくなり、口の中に唾液が溢れてきてしまう。
その匂いを嗅いだだけで頭の中が真っ白に焼けてしまいそうだ。
熱い吐息を吹き掛けながら、アンリエッタは肉棒にその麗しい唇を近づけていく。
顔を真っ赤に染めながら、それでも視線はその亀頭から外すことが出来ない。
――サイトさんの…おちんちん…わたくし、今…お外で…こんな、格好で…サイトさんの…
膝立ちになって才人の男根に顔を寄せるアンリエッタ。
腰の裏がねっとりと痺れ、鼻から吸い込む才人の体臭も、頬を撫でられる才人の掌の熱さも、
全ての刺激がジリジリと興奮を高めていってしまう。
はだけたセーラー服から巨きな乳房を零しながら、アンリエッタは膝立ちの体勢で才人の股間に
その小顔を寄せていく。
唇をおずおずと小さく開ける。
その内側は飲み込みきれない唾液でとろとろに蕩けていた。
「待って」
才人の声がアンリエッタの動きを止める。
――サイトさん?
ギクリ、としたアンリエッタは心臓が止まりそうなほど驚いてしまう。
――お口でして差し上げようとしたのが……ご不満だったのでしょうか?
想い人の不興を買ったのかもしれない、というショックで顔色が変わっているアンリエッタ。
泣き出しそうな顔で才人のことを見上げている。
才人はアンリエッタの頭を覆う長い髪のカツラを取り去った。
街中を歩かせるにあたって才人が変装のために用意したカツラ。
今までずっとかぶっていたそれを外され、その下からはアンリエッタ本来の
ダークブラウンのセミロングの髪が現れた。
「やっぱり、カツラなんかしないほうがアンは可愛いね」
「…っ…」
アンリエッタは泣きそうになる。
大好きなご主人さまが、そんな優しい言葉をかけて下さる。
奴隷のアンリエッタにはそれだけで軽い絶頂に達することができた。
胸の中からあふれてくるのは、目の前がぼやけてしまうほどの幸福感。
身体の芯がズキズキという甘い鼓動で満たされ、夢うつつのままその温かい波に揺られている。
だから、気が付くとアンリエッタは無我夢中で才人の男根に舐りついているのだった。
- 35 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:35:05 ID:niMmymIi
- ちゅうう、とアンリエッタの薄いばら色をした唇が、才人の男根を咥え込んでいる。
国民を魅了するつややかな唇は今や才人の蒸れた性器を愛しげに咥えてしゃぶっている。
鈴を鳴らしたような可憐な声を紡ぐ舌は、才人の肉竿の表面に唾液を塗りこめるように愛撫している。
それら全てが、アンリエッタには喜びなのだった。
ねっとりとしたアンリエッタの舌の感触に酔いしれている表情をしている才人。
才人が下を見ると、唇をすぼめながら男根に奉仕している清らかな女王陛下の顔が見える。
頬を紅潮させて、丸くて大きな瞳をうっとりと潤ませながら、一心に男根に口を奉げている。
それは見ているだけで、腰の中が爆発しそうなほどエロかった。
才人はその顔を見ているだけで思わず達してしまいそうになる。
アンリエッタは口で男根に奉仕しながら、上目遣いで才人の顔を覗う。
幸せそうな顔で目を細める才人の表情にアンリエッタは満足する。
――サイトさんが……気持ちよくなって下さっています…
大好きなご主人さまを満足させられている、という想いはアンリエッタの女の子の粘膜を
熱く融かしていく。こぽり、と熱い期待の高まりの液をこぼしてしまう。
アンリエッタは才人の視線を感じている。
ちらりと上を見ると、幸せそうな顔の才人が自分の顔を見つめているのがわかる。
――サイトさんに…わたくしの……いやらしい顔……見られてます…
その視線は女王陛下の胸の奥をジリジリと焼き焦がしていってしまう。
切なくて、苦しくて、それでも甘く身体が溶けていってしまいそうな感覚が女王の身体の中に
あふれてくる。
唾液に塗れた頬の内側の粘膜が亀頭粘膜に張り付き、その反対側をアンリエッタの舌先が弄う。
その刺激で、才人の男根はさらに固く大きく、弓なりに反り返っていく。
アンリエッタの口の中で大きさを増した亀頭は、女王陛下の口の天井の粘膜を突く。
柔らかい粘膜に亀頭が押し付けられ、そこが弱点であるアンリエッタの腰の中がさらに
甘く蕩けていってしまう。そんな粘膜に、逞しい陰茎の先端を押しあてられている。
膝立ちの女王陛下は才人のジーンズの腰を力ない拳で必死にしがみつく。そうしていないと、
地面に倒れてしまいそうだったから。
才人の掌がアンリエッタの頭を優しく撫でる。
「アン、すごく気持ちいいよ」
興奮に鼻を鳴らしながら、ときどきくぐもった声を漏らすこの平賀才人という少年のことを
アンリエッタは心から愛している。誰よりも大切に思っている。
だからそんな風に、才人が感じてくれている、ということはなによりうれしいことだった。
アンリエッタは唇をすぼめながらカリ首をしごくように刺激する。舌で鈴口を撫で上げ、
裏筋をなぞるように舐めあげる。
才人のモノを愛しげにしゃぶりながら、アンリエッタは自分の両足の間に甘く痺れるような熱が
どんどん生まれてくるのを感じていた。
「んくっ……ふぅっ……んぁ…」
アンリエッタの鼻から甘い吐息が漏れる。
ちゅく、ちゅく、という音が肉竿と唇の間からこぼれてくる。
唾液に包まれた亀頭がアンリエッタの舌先で愛撫されると、才人は眉間に深く皺を作って
その快感にこらえようとする。
その表情を見ているだけで、アンリエッタは恋しいご主人さまを満足させられているのだ、
という気分で多幸感の虜になっていく。
胸の中がジンジンと熱くなり、女の子の部分がとろとろに蕩けていく。
- 36 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:35:40 ID:niMmymIi
-
チクトンネ街の狭い路地裏の倉庫の影で、アンリエッタ女王陛下は愛しいご主人さまの
男根を咥えながらしっかりと発情していた。
「ん……アン……イイ、いいよ……アンッ!!」
才人のモノが、限界に達することを知らせるかのように大きく一度脈動する。
そして次の瞬間、アンリエッタの口内に白い濁流が噴き出した。
「う…くぅっ……」
才人のうめきと同時にびくん、びくん、と何度も男根が脈動し、男の匂いを濃縮したような精液が
アンリエッタの口の中に広がる。
アンリエッタは舌の上に白濁を感じ、粘膜を熱い液で浸される。
歯ぐきにも、頬の内側にも、熱いほとばしりを叩きつけられ、口の中が才人の男の滾りで
いっぱいになってしまう。
二度、三度と才人の男根が脈動し、アンリエッタの口の中にさらにたくさんの熱い白濁液が飛び散った。
さらに噴出を続ける精液が喉に叩きつけられてアンリエッタは咳き込みそうになるが、
まるで一滴でもこぼすのは勿体無いかのように唇は才人の男根から離れない。
夢うつつのなかでアンリエッタは子宮がズキズキと熱を帯びているのがわかる。
才人の精を口で受け、味わい飲み込む。するとアンリエッタは全身がかあっと燃えるみたいに
熱くなってくる。心臓は今まで以上にドキドキと弾み、体中の皮膚が触ってほしいかのように
敏感に、貪欲になってくる。
こくん、と小さな喉を鳴らして才人の精を飲み込むアンリエッタ。
――サイトさんの……せ、精液って…まるで、媚薬のようです…
愛しいご主人さまの精液は、メス奴隷の身体を発情させていく。
地面に膝立ちの体勢のまま腰が崩れそうになっているアンリエッタのスカートの中に才人は手を入れた。
すべすべの太腿の間。下着をつけていないアンリエッタの陰部は充血し、とろとろの本気汁を垂らしていた。
濃紺のミニスカートがの股間が黒く染まるくらい、熱く塗れているそこは才人の指をたやすく受け入れてしまう。
才人の指が敏感になっている陰唇を割って粘膜を弄う。
「ひあぁぁぁっ」
アンリエッタは発情期の猫のような悲鳴を上げ、才人の腰に抱きついた。
もう身体に力が入らない。膝立ちすらできない。
「アンって、しゃぶりながらこんなにしてたんだ?」
「ち、違います……これは……」
才人にはしたない女だ、と思われるのがイヤでアンリエッタはウソをつく。
「えっちなアンのこと、俺は大好きだよ?」
「…」
「俺のチンコしゃぶりながら、こんなにしてるようなえっちなアンのこと、俺は好きだけどな」
そう言って才人はアンリエッタに微笑む。
それを目にしたアンリエッタの身体に、熱い波のような高揚感が襲ってくる。
- 37 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:36:46 ID:niMmymIi
-
「だ、ダメです…こんな……表で、こんなこと…」
「大丈夫。アンが静かにしてればこんなとこ誰も来ないよ」
才人は腰の抜けてしまったアンリエッタを木箱に座らせる。
そして濡れて染みだらけになってしまったミニスカートをアンリエッタの両足から素早く抜き取った。
スカートが抜き取られると、この女王さまが身につけているのは黒のストラップシューズと胸のはだけた
セーラー服の上衣だけだった。おっぱいの上まで捲り上げられたセーラー服から下には白い透き通る肌しか見えない。
外でこんな格好をしている、という自覚はこの女王陛下の興奮をさらに高めていくばかりだ。
「ごめんね」
「…はい?」
アンリエッタは突然の才人の謝罪に途惑って言った。
「さっき、助けるの遅れて」
「いいえ……サイトさんが、きっと助けてくださると信じていましたから」
そう答えるアンリエッタの豊満な胸を才人の手がゆっくりと撫でる。
その滑らかな触感を楽しむように優しく愛撫する。指先が瑞々しい乳肌を圧迫しながらゆっくりと
その表面を這っていく。
アンリエッタはそれだけでゾクゾクするような快感が乳肉の中で生じてしまう。
腰掛けた木箱に液体が垂れてしまいそうなくらい、激しく高ぶっていってしまう。
「サイトさん…」
強弱をつけてその胸肉を掌の中でもてあそぶ才人。興奮に固くなっている乳首を指先で軽く擦りたて、
すべすべな肌を優しくマッサージしていく。
その優しく愛撫されている感触に、南の海のような色の瞳を蕩かせながらアンリエッタは才人に懇願する。
「サイトさん…も、もっと、サイトさんの好きなように…触って、揉んで下さい……
わ、わたくしのなかから、あの者たちのイヤな感覚を消してください……」
ほんの少しだけ涙を浮かべながら、切なげに才人の顔を見つめてくる。
その顔にドキリとしてしまった才人は「いいの?」というような視線を投げかける。
黙って小さく頷くアンリエッタ。上気した頬と潤んだ瞳でもう我慢できません。
才人は汗の浮いた珠の肌をぎゅうう、と痕がつくくらい強く握り締める。
優しく、でもアンリエッタの唇から甘い声が出るくらいには強く乳首を指で挟んで転がす。
巨きな乳房全体を持ち上げ、押しつぶすように乳肉を揉みまくる。
左右の乳房を互い違いに持ち上げ、乳肉を柔らかく変形させていく。
その愛玩の一つ一つにアンリエッタは興奮の階段を無理矢理登らされてしまう。
そして揉まれ、愛撫されている間にキスをされ、耳元で「アンはかわいいよ」「大好きだよ」
などと囁かれるともう可愛らしいあえぎを漏らすしかない。
女王陛下は腰掛けている木箱の表面がぐっしょり濡れるくらい、股間を濡らしてしまっていた。
「足持ち上げて」
才人がそう言うと同時に、アンリエッタの右足が才人によって持ち上げられる。
左足だけ地面にかろうじて着くくらいの高さの木箱に浅く腰掛けたまま、右のかかとを腰の横に
着かされる。
大きく開かれた股間。
その体勢では才人の前で陰部をまともに晒してしまうことになる。
そのことがアンリエッタの興奮を極限近くまで昂ぶらせてしまう。
才人はその秘奥を覗き込んだ。
「…サイトさんっ……」
才人の視線を隠しておきたい場所に浴びてしまい、アンリエッタは呼吸ができないくらい
胸の中が切なく苦しくなる。
アンリエッタの髪と同じ色の薄い恥毛は、淡い色の陰唇の間から際限なく漏れ出てくる愛液で
べったりと肌に張り付いてしまい、その中心をほとんど隠しきれていない。
女王陛下の一人しか男を知らない肉の裂け目はすっかり充血してひくひくとその口を開きかけ、
すっかり肉棒を迎え入れる準備ができている。
- 38 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:54:47 ID:niMmymIi
- 才人の指がその淡いピンクの粘膜の縁に触れ、その口に再び猛りきった亀頭をあてがう。
その熱さが、固さが、アンリエッタの胸の中の期待と興奮をさらに大きくしていく。
ぬるぬるしたアンリエッタのすこし濁った粘液を才人は自分の亀頭に塗りこめる。
その感触が気持ちよくて、アンリエッタの下の唇の感触がたまらなくて、才人は甘く鼻を鳴らす
このお姫さまの陰部への亀頭での愛撫を続ける。
すぐ前にあるアンリエッタの顔は興奮で真っ赤になっている。もとが透き通るくらいの色白なので、
薄暗くなりかけている夕暮れの路地裏でもその赤さは明確にわかる。
才人はその顔に魅入られながらも、まだその弄えを続けた。
蕩けたアンリエッタの粘膜を亀頭でなぞる。
才人はそのままアンリエッタの唇にキスをする。
しかしまだ挿入はしない。アンリエッタがそれを待ち望んでいるということを知りながらも。
一分近くそのじらしを続けていると、才人にはアンリエッタの瞳の中に苦痛の色が見えてきてしまう。
切なげに眉を寄せ、漏らす吐息も苦しげな雰囲気になっている。
とろとろに溶けた陰部を指と男性器で好きなように弄られて。
熱く湿りきった淫花に亀頭でキスをされて。
その間も唇にキスを、耳元に甘いささやきを受けていたアンリエッタは
触れば落ちてしまいそうなくらい熟しきった果実のようなものだった。
じゅぷじゅぷという水音を立ててしまうくらい湿りきったアンリエッタの肉裂は
すっかり男を迎え入れる準備ができている。
「サイトさん、い、いれて・・・ください」
アンリエッタは呆けた目で才人におねだりをする。
「アン? それじゃどこに何を入れたらいいのかわかんないよ?」
微笑みながら才人はアンリエッタに言った。
恥ずかしさに燃えそうな熱い頬のまま、アンリエッタは唇を動かす。
「あ、アンの……いやらしい、あそこに、サイトさんの…
あ、熱い…おちんぽを、下さいませっ……」
「アンは俺のちんぽが欲しいんだ?」
「は、はい……」
消えてしまいそうなくらい恥じ入っているアンリエッタは耳まで真っ赤にしながら
頷いた。
才人はその表情を見てさらに微笑むと、愛しいメス奴隷にこんなことを言った。
「でも、どこに欲しいのかわからないよ?」
アンリエッタは口をぱくぱくとなんどか動かすと、意を決したかのように言い放った。
「わ、わたくしの……お、お、おんなに……サ、サイトさんの……お、おちんぽを…くださいませっ」
「おんな? それってどこのこと?」
才人が男根をアンリエッタのふとももに押し付けながら尋ねる。
「わかんないから、入れようがないなあ」
息を呑むアンリエッタ。浅く荒く呼吸をしながら、口の中に溜まった唾液をこくんと飲むと、才人に向けて叫んだ。
「お、お、お○、お○んこに…アンの、いやらしいお○んこに、サイトさんの、熱い、
固い、おちんちんを、入れて、入れてくださいっ」
そう叫んだ、叫んでしまったアンリエッタは真っ赤に染めた顔の中で、瞳だけが酔ったように泳いだ。
無理矢理言わされた淫語に、脳天がはじけてしまうような羞恥と、底知れぬ快感を覚えてしまっているのだ。
「よく言えたね」
才人はアンリエッタの頭を撫でると、もう片方の手を添えながら男根を
ぱっくりと口を開いている女王陛下の粘膜の入り口に押し当てた。
「アン…いれるよ」
才人がそうアンリエッタにささやく。
「……」
アンリエッタは無言のまま、涙をにじませた焦点の合っていない瞳で小さく頷く。
- 39 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/06(月) 02:57:20 ID:niMmymIi
- ―――――――――――――――――――
今日はここまでー
次回の投下もなるべく早くできるようがんばる。
んでわっ
- 40 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 03:05:19 ID:Sc/jsEkB
- >>39
GJ。
アン様のプリケツ画像(*´д`*)
- 41 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 03:06:18 ID:bvSai28f
- >>39じらすなああああああああああああああああああああああああああGJ!!!
- 42 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 08:35:07 ID:qFXf4U1j
- >>39
期待に違わずエロ〜いw 凄い良いよアン様。
高貴な人が淫らに堕ちている様m堪らんw
- 43 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 17:00:03 ID:5GLxpFwH
- 新刊の表紙は、シエスタとティファ
- 44 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 17:28:41 ID:LJSVSLfw
- ttp://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=17213
これだな
- 45 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/06(月) 17:45:43 ID:JU9XZ2D5
- >>39
なんっっというNamagoroshiiiiiiiiiiiii------!!!!!!!!!!!!!!
- 46 名前:Soft-M ◆hjATC4NMLY :2007/08/07(火) 00:11:07 ID:FfgE+h7q
- 『ゼロの飼い犬』 9回目です。
12巻の表紙にモニタの前でガッツポーズとってしまったのは内緒だ。
- 47 名前:月夜の晩に 1/15:2007/08/07(火) 00:11:50 ID:FfgE+h7q
- 「……眠れねえ」
毛布を体の上からどかすと、身を起こしてベッドに腰掛ける。
色々あって体には疲れが溜まってるのに、目が冴えてしまって眠れる気がしない。
そういえば、数日前にもこんなことあったっけ。タバサと一緒に『月の涙』を
探しにいった夜だ。隣のベッドでギーシュが幸せそうに寝息を立ててるのも同じ。
違うのは、今日の宿はシエスタの実家だという点。宝探しの締めくくりとして
俺たちはシエスタの故郷であるタルブの村までやってきて、
シエスタの家に泊めてもらうことになったのだということ。
そしてもうひとつ。今度は”宝”が見つかったのだという点。
眠れないのはそのせいだ。色んな思いが胸の中にあって、興奮している。
思い出したら、余計に目が覚めてしまった。
俺はひとつ溜息をつくと、ベッドから降りてパーカーを着込んだ。
「どっか行くんかね、相棒」
目ざとく声をかけてきたデルフに、口の前に人差し指を立てて見せる。
寝てる人を起こしちゃ可哀想だ。
「散歩だよ」と小声で言うと、デルフを部屋に置いたまま部屋を出た。
シエスタの実家から外に出て、森の木々がざわめきと虫の音しか聞こえない村道を歩く。
特に目的地を決めていたわけじゃないのだが、自然と足はある場所に向かっていた。
村近くの平原の片隅にある寺院。今日の昼間にシエスタに案内された、『竜の羽衣』が
安置されている場所だ。
寺院の中に入ると、『竜の羽衣』――いや、ゼロ戦に触れる。
この世界では明らかに異質な存在である、大日本帝国海軍の艦上戦闘機。
俺と同じく、地球の日本からこの世界に迷い込んだものであり、
そして俺以外にもこの世界に来てしまった人がいたのだということを証明するもの。
『固定化』とやらの魔法がかけてあるらしく、使用された当時のままの質感を
保っているのだろうその装甲を撫でる。レプリカでもなく、こんな綺麗な状態で
保存されているゼロ戦は地球にだって無いだろう。そう考えるとなんか不思議だ。
このゼロ戦を発見してしまったから。だから俺は胸がいっぱいになってしまって、
興奮しっぱなしになっている。それは、懐かしいとか故郷との繋がりを見つけたという
嬉しさだけじゃなくて……不安もある。
少なくとも、このゼロ戦と共にこの世界にやってきたシエスタのひいおじいさん、
海軍少尉佐々木武雄は地球へは帰れなかったのだから。
帰れなかったのか、帰らなかったのか。たぶん、両方だろう。
最初は当然帰るつもりで、でも方法が見つからず帰れなかったのだろう。
そのうち、この村に住むようになり、ここで働くようになり、奥さんをもらって。
シエスタの祖父か祖母にあたる子供もつくって……帰らないことを決めた。
でもこのゼロ戦を見るたびに思い出したはずだ。地球に想いを馳せたはずだ。
太平洋戦争はどうなったのか。日本はどうなったのか。家族や戦友はどうなったのか。
考えて、悩んで、でも知り得なくて、こちらの世界にも家族や生活ができて……。
ふう、と大きく溜息をつく。それって、もしかしたらこの後俺にも
繰り返されるかもしれないことなんだ。だから、こんなに不安になる。
「サイトさん?」
不意に寺院の外から声をかけられた。振り向くと、ゆったりした寝間着姿の影。
- 48 名前:月夜の晩に 2/15:2007/08/07(火) 00:12:34 ID:FfgE+h7q
- 「シエスタ」
「あの、驚かせちゃってすみません。誰かが家を出ていく音が聞こえて気になったから。
どうしたんですか? こんな夜中に……」
「いや、別に何か意味があったわけじゃないんだけど、眠れなくて」
寺院から外に出る。月の光に照らされて、艶やかな黒髪が輝いていた。
シエスタは実家に置いてあったらしい、薄手の寝間着に上着を羽織った姿だった。
学院でシエスタの部屋に泊まった時の格好に似ていて、思わずどきっとしてしまう。
「眠れなかったんですか? わたしもです」
「シエスタも?」
「はい。なんだか色々考えちゃって……。
夕方にサイトさんにあんなこと言っちゃった後だったから」
シエスタは気まずそうに視線を逸らして俯いた。その姿を見て申し訳なくなる。
シエスタは一緒にこの村に住もうとまで言ってくれたのに、俺はそれを断ったんだから。
「シエスタ、それは」
「いいんです。一生に関わることですもの。いきなり言い出した私がいけないんです」
言葉を遮られてしまった。そのまま、二人でどことも無しに歩いていく。
やがて、夕方にシエスタと一緒に話をした、平原が見渡せる丘まで到着した。
遙か遠くの山々まで見えるその場所は、夜でも十分すぎるほどの絶景だった。
「やっぱり星がもの凄く一杯見えるな」
日本で言う満天の星空なんて言葉が馬鹿らしく思えるほど、無数に星が輝く夜空。
見上げると、そのまま吸い込まれてしまいそうな錯覚まで感じる。
「サイトさんの故郷では違うんですか?」
「ああ、夜でも街の明かりが消えないから、星はあんまり見えないんだ」
「そんな。星の光が消えちゃうほどの明かりなんて、つけられるわけないじゃないですか」
冗談だと思ったのか、シエスタは小さく笑う。
たぶん、夜なのに昼間みたいに明るくなっているのを想像したんだろう。
俺も苦笑して返す。そんな冗談みたいなことが実際あるんだよな、地球では。
ある意味そっちの方がよっぽど魔法みたいだ。
「でも、夜でもそんなに明るいなら、暗くて迷ったりすることはありませんよね」
何かを思い出したのか、シエスタは視線を遠くへ向ける。それから少しして。
「あの……わたしの、つまんない昔話聞いていただけますか?」
シエスタは草地の上に座り込んで、ぽつりとそう言った。
「どんな話?」
言いながら隣に座る。シエスタは話し始めた。
「いつだったかな。たぶん、まだ10歳にもなってないころです。
わたし、あそこに見える森……。あの森にイチゴを採りに行って、迷ってしまったんです」
シエスタはこの丘から見える、村の側から広がっている深い森を指して言った。
「日が落ちるのも早くなっていた時期で、どんどん辺りは暗くなっていって。
そのうち、右も左もわからないくらいになってしまいました。
お父さんやお母さんの名前を呼んでも返事が無くて。
疲れて、転んだり木や草に擦ったりして傷もいっぱいできて、もの凄く怖かった。
しまいにはオオカミの遠吠えなんかまで聞こえてきて……」
シエスタは淡々としゃべり続ける。当時のシエスタの不安まで伝わってくるみたいだ。
「最後には歩く気力も助けを呼ぶ気力も無くなってしまって、木の陰に座り込んで
泣き出してしまったんです。その時思ったのが……」
シエスタは目を閉じて空を仰いだ。
- 49 名前:月夜の晩に 3/15:2007/08/07(火) 00:13:14 ID:FfgE+h7q
- 「空が飛べたらいいのに、って。
その時のわたしでも、貴族という偉い方は魔法を使えるってことくらい知ってました。
それでも、ただ漠然と羨ましいなぁなんて思ってただけだったんですけど。
森で迷って木陰で震えているわたしは、もしわたしにも魔法が使えたら、
空を飛んであっというまにお家に帰れるのにって思って、悲しくなりました。
そう思ったら、自分がどれだけ弱くて何もできない存在なのかっていう自覚が
どっと襲いかかってきて、ただ怖くて不安なだけじゃない、嫌な気持ちになったんです」
シエスタは大きく息をついた。胸の奥に溜め込んでいたものを吐き出すように。
「その経験からも来てるのかもしれませんね。わたしが空を飛んでみたいって強く思うのは。
もちろん、一番大きいのは『竜の羽衣』の話を聞いてたからだと思いますけど」
今の話でシエスタは『空を飛んでみたい』って気持ちになったことを強調したけど、
たぶんそれは正確じゃない。
それだけじゃなくて……その時初めて、シエスタは貴族――魔法使いに対する
羨望とか劣等感とか、あるいは畏怖を感じたんだ。
そしてその感情は、この世界の平民が遅かれ早かれ感じることになり、
平民が貴族に付き従うという社会制度をつくる下地のひとつとなるものなんだと思う。
この世界で貴族が平民より上の地位に立っているのは、地球での階級制度とは意味が違う。
貴族はただ権力があるだけじゃなくて、魔法が使えるから平民よりも上の立場にある。
魔法が使えるか否かという明確な差に加えて、それによって『平民は貴族に劣る』
という意識を生活の中で刷り込まれてしまうから、この社会システムがより堅固になる。
「わたし、魔法学院に奉公してますから、貴族の方の側にいる機会が多いです。
だから、いつのまにか当然だと思ってました。
平民は貴族の方よりも弱くて、劣っていて、命令をされても見下されても当たり前なんだって。
それを嫌だとか不満だとかも思わないようになっていました。でも……」
シエスタは顔を俺の方へ向けた。星空よりも深くて綺麗な、黒い瞳で見つめられる。
「やっぱり悔しいとか、惨めだなとかは思っていて。
平民だって、貴族の方よりも弱いだけの存在なんかじゃないんだってことを示してくれる人が
現れないかななんてことを、心の底では考えてました。もちろん、ただの夢想だって知ってて。
『イーヴァルディの勇者』みたいなお話の中でしか有り得ないことだって、わかってたんですけど」
俺の顔を見ていたシエスタの表情が、不安そうに歪む。シエスタは俺の袖を掴んだ。
「だから……サイトさんが現れて、ミスタ・グラモンを負かしたって聞いたとき。
学院を襲った盗賊を捕まえたのは、本当はサイトさんの手柄なんだって聞いたとき。
わたし、夢みたいだって思ったんです。想像の、お話の中にしかいないはずの、
貴族の方を見返してやれる平民の人がいたなんて、本当に夢みたいで……」
シエスタは言葉をくぎるように続ける。
「夢じゃないですよね。サイトさんはここにいますよね。
でも、サイトさんがいつかは故郷に帰るんだって聞いたら、不安になって……
サイトさんの存在も、サイトさんがしてくれたことも、
少しの間だけの夢になってしまうんじゃないかって思って、怖くて……」
そこでシエスタは言葉に詰まった。
「ごめんなさい。こんな事言ったらサイトさん、故郷に帰りにくくなるってわかってるのに。
ただの自分勝手な泣き言だってわかってるのに。なのに……こんなこと言ってでも、
わたし、サイトさんに遠くへ行って欲しくないって思ってます。
我が侭ですよね。迷惑ですよね。でも、でも」
かけてやれる言葉が見あたらない。シエスタの気持ちが痛いほど伝わってくる。
シエスタは掴んでいた俺の袖を放して、俺の側に寄ろうとしてから、その体を自ら引き留めた。
そんな行為も、ただ俺を束縛するだけの我が侭になる思ったのだろう。
胸がぎゅうっと締め付けられる。今日の夕方、俺はシエスタに残酷なことを
言ってしまったのだということを、改めて理解する。
- 50 名前:月夜の晩に 4/15:2007/08/07(火) 00:13:56 ID:FfgE+h7q
- 「ごめん、シエスタ。俺はずっとここにいるとは言えない。けど」
けど、何だよ。結局の所、俺はこんなに想ってくれるシエスタを置いて
日本に帰るつもりなんじゃないか。シエスタが悲しむのを見たくないから、何か弁明して
わかってもらうつもりか? 悪者になりたくないのか? 自分の気持ちに虫酸が走る。
「……謝らなくていいです。わかってます」
シエスタは気持ちにある程度整理がついたのか、ふっきれたように笑いながらそう言った。
「サイトさんにずっと側にいて欲しいって思うのは事実ですけど、
そのために好きになったわけじゃありません。サイトさんがいつかは故郷へ帰ってしまうんだと
しても、それでもわたしの気持ちは変わりません。もちろん、もし帰る方法が見つからなかったら、
その時サイトさんの居場所になるのはわたしの隣であって欲しいですけど」
どきんと心臓が高鳴るような直球勝負の言葉をかけられて、頬が熱くなる。
「だって、サイトさんは今ここにいるんですから。夢なんかじゃないんですから。
だから、それが一番大事なんです。ごめんなさい、泣き言を聞かせてしまって」
シエスタはにっこり笑った。この世界に来てから何度も助けられた、魅力的な笑顔。
今言ったのが本気なのかどうかはわからない。けど、シエスタが俺の気持ちと、
自分の気持ちを眠れなくなるくらい考えて紡ぎ出してくれた言葉。
自分の心の弱い部分もさらけ出してくれた言葉。
そんな言葉を俺に向けてくれたことが、凄く嬉しかった。
「ありがとう、シエスタ」
「お礼も言わなくていいんですよ。わたしはサイトさんを困らせる我が侭を言っただけなんですから」
悪戯っぽく言うシエスタは、少なくとも表面上はいつもの調子に戻ったみたいだ。安心した。
「……ところでさっきの昔話だけど、道に迷ったシエスタはどうやって助かったんだ?」
「木陰で泣き疲れて眠ってしまって、次の日の明け方に探しに来たお父さんに起こされたんです。
実はそんなに深いところまでは行ってなかったみたいで。つまんない話だって言ったでしょう?」
俺とシエスタは顔を見合わせて笑った。
少しして、そろそろ家に戻ろうかといった雰囲気になった。
俺はちょっとしたことを思いついて、立ち上がったシエスタに声をかける。
「シエスタ、ここら辺で一番高い木ってどれかな?」
シエスタは不思議そうな顔をした後、首をめぐらせてここからそう離れてはいない、
森の入り口に立っている巨木を指した。
「たぶん、あの木だと思いますけど」
なるほど、ひときわ高い。しかも丁度良く高台にある森に立っている。
「ちょっとついてきて」
シエスタを手招きして、その木の下まで移動する。下から枝の様子を見上げると、
これならいけそうだと判断できた。
「シエスタ、ちょっと俺におぶさって」
背中を見せて屈み込む。
「え、どうしてですか?」
いいから、と強い調子で言うと、シエスタは遠慮がちに俺の背中に乗った。
さすがにタバサよりは重いけど、子供の時に誰かにおんぶしてもらうのに慣れているのか、
なかなか上手い具合にしがみついてくれた。
パーカーのポケットから、『月の涙』の探索の時に作った石器を取り出して意識を込める。
ルーンが熱を持ったのを感じると、俺は再び上を見上げ、木の枝を駆け上がった。
「わっ、わわわ、わあっ!!」
シエスタが慌てふためいた声を上げる。枝や葉に引っかからないよう気をつけながら
すいすいと登っていき、あっという間に登頂近くまでたどり着いた。
丈夫で足をかけやすそうな枝の隣で止まると、シエスタは意図を察したのかそこへ降りる。
やはり子供の頃は木登りなんかも頻繁にしたのか、危なげない足取りだった。
- 51 名前:月夜の晩に 5/15:2007/08/07(火) 00:14:39 ID:FfgE+h7q
- 「代わりと言っちゃ何だけど、まだ『竜の羽衣』は飛ばせないから」
俺も安全な足場に立つ。シエスタは呆然とした顔で、そこから見えるものに心を奪われていた。
ここら辺で一番高い木のてっぺんからは、シエスタの生まれ育ったタルブの村も、
その周辺の森も平原も、もっと遠くの山々も川も道も一望できた。
高さでいったら、山の上やタバサの風竜の上よりもずっと低い。
けれど、木の上から眺める景色というのは一味違う。俺も子供の頃経験がある。
「凄い……これ、いつも見上げてたあの木なんですよね」
シエスタが感極まった声を上げる。喜んでもらえたみたいだ。
「こんな風に見えるんだ。わたしの家があんなに小さい。すごいなぁ……」
シエスタは夢中になって景色を眺めている。切り揃えられた黒髪が風にたなびく。
その嬉しそうな横顔を見ていると、こっちも楽しくなってくる。
「星もお月様も、なんだか近くなったような気がします。手が届きそう」
「『竜の羽衣』……飛行機があればメイジじゃなくても、ここよりずっと高く飛べる。
風竜よりも、空に浮かんでるアルビオン大陸よりも。
魔法が無い俺の故郷で、それだけのことができてるんだ」
それどころか、月まで行けてしまう。まるで魔法のようで、魔法じゃない。
「だから、なんていうか」
魔法が使えなくたって、魔法より凄いことだってできる。
魔法の有無にかかわらず、もっとずっと色んなことができる。そこまで言ったら
さすがに説教臭いだろうか。そう思って言葉に詰まると、シエスタは俺の方へ振り向いて、
「わたし、今すごく嬉しいです。ありがとうございます!」
この景色にも、星空にも二つの月にも負けないくらいの笑顔を見せてくれた。
それで十分だった。
「あの山を越えたら、魔法学院ですね」
ひとりきり眺めを堪能した後、シエスタは遠い山脈を指して言った。そうなのか。
「サイトさん、明日になったら帰ってしまうんですよね」
寂しそうに言うシエスタ。明日になったらギーシュのコネでドラゴンを借りて、
ゼロ戦を魔法学院まで運ぶことになっている。シエスタはここに残るという話だったけど。
「ああ」
答えると、シエスタはくすっと笑った。
「どうしたの?」
「いいえ、サイトさん、わたしが『帰る』って言葉を使ったら、自然に答えましたから。
サイトさんには故郷以外にも、帰る場所がもうあるんだなって」
そう言うシエスタの言葉に、俺ははっとした。
「サイトさんが『帰る』ところって、あのヴェストリ広場に作ったテントじゃありませんよね。
ミス・ヴァリエールのところですよね」
「それは……」
否定しようと思ったけど、否定できない。俺は魔法学院のことを思い出して、
最初にイメージしたのはルイズの部屋だった。もちろん、ルイズとセットで。
俺は無意識のうちに、そこに『帰る』つもりでいた。今はクビにされてるはずなのに。
「やっぱり、ミス・ヴァリエールが羨ましいです。
貴族だからっていうんじゃなくて、サイトさんと一緒にいられるから」
ルイズ。俺のご主人様。考えたらこの宝探しの間も、俺はいずれはルイズの所に
戻るつもりだったんじゃないか? 宝探しには『出かけている』つもりだったんじゃないか?
俺自身も気付いていなかったことを、シエスタが見抜いていた。
「サイトさん、今はミス・ヴァリエールと喧嘩なさってますよね。ミス・ヴァリエールのこと、
我が侭でわからずやな方だと思ってるんじゃありませんか?」
「まぁ、そりゃね」
頬を掻きながら答える。学院に戻って、どんな顔でルイズに会えばいいのかわからない。
- 52 名前:月夜の晩に 6/15:2007/08/07(火) 00:15:20 ID:FfgE+h7q
- 「いいことを教えて差し上げます」
シエスタは内緒話をするいたずらっ子みたいな顔を、少し俺の方へ寄せた。
「ミス・ヴァリエールは、サイトさんが来てからすごく変わったんですよ」
そうなのかな。確かに俺に対する待遇は良くなってたけど、
外から見て明らかなほど変わっているようには思えない。
「疑ってますか? 確かに、サイトさんには『サイトさんが来る前のミス・ヴァリエール』
のことは知りようがありませんからね」
その通りだ。当たり前だけど、シエスタは俺より先にルイズを見知っていたわけだ。
「ミス・ヴァリエールはお気が強くて、他人に何でもずけずけ言うように
見えるかもしれませんけど……でも、サイトさんが来る前は違ったんです」
「ほんとに? あのルイズが?」
「ええ。ミス・ヴァリエールは学院の生徒の方の中でも特に高貴な身分ですから、
絶対に粗相が無いようにって顔と名前を覚えさせられました。
けれど、ミスはそれだけ高い身分の方なのに魔法が苦手でしたから。
だから孤立して、お昼休みも放課後も、ほとんど独りだったんです」
言われて、なんとなく頷けてしまった。そういえばルイズって友達らしい友達が
まるでいない気がする。休み時間も昼休みも放課後も、俺にばっかり構ってくる。
「独りで、思い詰めた顔で本や教科書を読んでいて。
お勉強は頑張っているみたいなのに、やっぱり魔法はできないみたいで。
他の生徒の方がミスの悪口や陰口を言っているのをよく耳にしました」
それは俺も聞いた。でも、ルイズへの悪口はただのからかいじゃない。
ただ成績が悪いだけならともかく、ルイズは家柄が最高級なんだから。
そのプレッシャーと現実との差にルイズはピリピリして、周りと壁を作って、
孤立してしまったんだろう。
「それで、今年の新学期になってサイトさんがミス・ヴァリエールに召還されて。
それからです。ミス・ヴァリエールが今みたいになったのは。
ミスが怒鳴ったり暴れたりするなんて、それまではほとんど見なかったんですよ。驚きました」
今まで鬱憤が溜まっていたところに、明らかに目下な存在ができたからじゃないのか。
そう思うのは簡単だけど、きっとそれだけじゃない。
なんというか……俺は、ルイズにとっての”友達”でもあったんじゃないのかな。
一般的な意味での友人とは違うけど、遠慮なく物を言える相手。喧嘩できる相手。
「それって凄い事です。公爵家のミスと本気で喧嘩できる方なんて、貴族の方でも
滅多にいません。ずっと張り詰めてて、お友達もいなくて、独りでいたミスを
サイトさんは変えていたんです。きっと、サイトさんにしかできなかった事です」
不意に、数日前の『月の涙』の谷での、タバサの言葉が蘇った。タバサは、ルイズが本気で
俺のことを犬同然だとは思っていないと言ってくれた。今のシエスタもそう。
俺とルイズが仲違いしていることについて、外からの視点で慰めと助言をしてくれている。
俺はルイズに裏切られたと思って、一方的にルイズを悪者だと思ってたけど……
俺の方も、ルイズの本心を考えていなかった? 周りが見えていなかった?
「わたし、サイトさんはわたしが夢想していた『貴族を見返してくれる人』みたいだって
言いましたけど、本物のサイトさんはわたしの夢想よりもっと凄い人なんですよ。
サイトさんはただの平民の味方じゃありません。平民とか貴族とか、そういう立場とか身分に
関係なく物事を考えられる人です。だからミス・ヴァリエールを変えることができたんです」
かいかぶりすぎだよ。それができるのは、俺が身分差別の無い別の世界から来たから、
貴族だ平民だってのにピンと来ないだけ。空気が読めないからって言ってもいい。
でも、そのおかげでルイズが変われたっていうのなら、俺が日本から召還されたのは、
やっぱり何か意味があってのことなのかもしれない。
- 53 名前:月夜の晩に 7/15:2007/08/07(火) 00:16:05 ID:FfgE+h7q
- 「だから……わたし、メイジじゃありませんから、使い魔と主人の関係がどういうものなのかは
よくわかりません。けど、やっぱりミス・ヴァリエールには、サイトさんが必要なんだと思います」
シエスタの髪が風にふわりと流され、月の光を反射してきらきらと輝いた。
「あはは、わたし、何言ってるんでしょうね。昼間はサイトさんにこのままこの村で
暮らしてくださいなんて言ったのに。なんか矛盾してますね」
ううん、矛盾なんかしてない。シエスタは俺のことを思ってくれてるから。
だから言ってくれたんだろ。わかる。痛いほどわかる。
シエスタは自分の気持ちを押し殺しても、俺のために。
俺がルイズと仲直りしやすいように、言葉を連ねてくれた。
それが嬉しくて、同時に申し訳なくて。胸が締め付けられてたまらなくなる。
この女の子の気持ちに、応えてあげたくて仕方なくなる。
「シエスタ」
もう一度手製のナイフを握ると、シエスタを抱きかかえた。今度は背負うのではなく、
いわゆるお姫様抱っこ。ルーンの力を発動させると、シエスタの体は羽毛みたいに軽くなった。
トントンと枝から枝へ飛び降り、無事に地面へ降り立つ。
シエスタの体を降ろそうと思ったら、パーカーの前をきゅっと掴まれた。
「もう……本当に、夢かおとぎ話みたいじゃないですか、こんなの……」
薄暗い月明かりの下でも、シエスタの瞳が潤んでいるのがわかった。
その色っぽくも幻想的な雰囲気に、思わず心臓が高鳴る。
「じゃあ、せっかくだしこのまま家まで運びましょうか?」
芝居がかった口調で言うと、シエスタはふにゃっと顔を崩して俺の手の中から降りた。
「遠慮しておきます。だって、ここにいるサイトさんは夢でもおとぎ話でもないんですから」
シエスタは草原に駆け出すと、くるっと振り返って俺に笑いかけた。
シエスタの家に帰ってきた。物音を立てないように廊下を歩き、シエスタの部屋の前で止まる。
ここで俺はおやすみを言ってあてがわれた部屋に戻るべきなんだろうけど、
足に根が張ってしまったようにそれができない。シエスタとこのまま別れたくない。
シエスタは自分の部屋の戸を開けると、遠慮がちに俺の服の袖を摘んで引っ張った。
それだけでわかった。シエスタの方も同じ気分なんだ。
誘われるままに入った部屋は、物がいっぱいに積み上げてあった。
シエスタが学院に奉公に出てしまったので、物置代わりにされていたのだろう。
ベッドとその周りだけは片づいていた。シエスタが整理したのかも。
「あの……サイトさん、明日になったら学院に戻ってしまいますよね。
そうしたら、しばらく会えませんよね」
ベッドの隣まで来て、もじもじと肩を揺らしながらシエスタは口を開いた。
「その……だから、あの……」
自分の寝間着の胸をぎゅっと掴むシエスタ。薄暗い部屋の中でも、
その顔が真っ赤になってるのが想像できる。
そして、ここでシエスタが何をしてほしいのかわからないほど俺は馬鹿じゃない。
「シエスタ」
呼びかけると、シエスタは意を決したように俺の方へ顎を上げて、目を瞑った。
少し力が入って引き結ばれてしまっているその唇に、俺の方から唇を合わせた。
シエスタは一瞬身を震わせた後、体の力を抜いた。固くなっていた唇がとろけそうなほどに
柔らかくなる。シエスタとキスをするのは、確かこれで三回目。
「んっ…ふ、ぁ」
唇を離すと、シエスタは俺の首に手を回してきた。そのまま引っ張られそうになったところで、
シエスタは身を横に倒した。シエスタのベッドの上に、二人で倒れ込む。
- 54 名前:月夜の晩に 8/15:2007/08/07(火) 00:16:43 ID:FfgE+h7q
- 「サイトさん……サイトさん、サイトさん……!」
俺の名前を呼びながら、今度はシエスタの方から何度も唇を重ねてきた。
今まで押し殺していたものを解きはなったみたいな、貪るようなキス。
ベッドに仰向けになった俺の体にのし掛かるような格好になって、
シエスタはそこにいる俺の感触を確かめるように、力を込めて抱きついてくる。
温かくて、柔らかくて、包み込まれてしまうようなシエスタの体。
抱きしめ返すと、シエスタは喉の奥から幸せそうな吐息を漏らした。
「っは……はぁ……やっぱり、駄目ですサイトさん……」
「え?」
シエスタはキスを中断すると、耳元へ口を寄せて甘えるように言ってきた。
「こんなの……こんなに甘くて、嬉しくて、気持ちいいこと教えて。
わたし、あの夜からサイトさんのことばっかり考えてるんです。
またキスして欲しいって。抱きしめて欲しいって。そんなことばっかり」
首筋に押しつけられた唇が上がってきて、耳たぶに触れた。
「こんなに素敵なこと知ったら、大好きな人に触れるのがこんなに幸せだって教えられたら、
どんなことしてても離したくなくなっちゃいます」
シエスタは俺自身を味わおうとするみたいに、そしてささやかな抗議をするみたいに、
耳たぶを甘く噛んだ。ぞくぞくする感触に背筋が震える。
シエスタの言葉に、心の奥が痛む。俺もそうだ。つい先日シエスタと一緒にお風呂に入って、
その後一緒のベッドで眠ったとき。その時のシエスタの温かさを知ってしまって、
俺はシエスタを離したくないと思ってしまった。欲しいと思ってしまった。
シエスタの前で俺はいつか故郷に戻るとはっきり言ったのに、それでも俺を待ってくれると
言ってくれるシエスタの言葉を嬉しいと思ってしまった。
それはつまり……帰れなかったときの次善策として、
シエスタをキープしておこうなんて思ったってことじゃないか。
「シエスタ、俺はそんな立派な人間じゃない。だって」
「いいんです。関係ないです。だってわたしだって綺麗じゃないですから。
心に汚いところがいっぱいあって、それをサイトさんに見せまいとしてるんですから」
言葉とは裏腹に、その内側に汚いところがあるなんてとても思えない潤んだ瞳が俺を見る。
「……サイトさん。今ここで、わたしにお情けをくださいますか?」
シエスタは目を細め、何も知らない少女みたいな笑顔で、とんでもないことを聞いてきた。
「え、その、それは……!」
俺がしどろもどろになると、シエスタは小さく吹き出した。
「わかってます。今はまだ駄目ですよね。それにここでそんなことになったら、
さすがに家族とかミス・ツェルプストーたちにばれてしまいます」
ほっとしたような、残念なような。
「でも、わたしだって不安なんですよ。わたしはただのメイドですから。
貴族の方に勝れるところなんてほとんどありませんから。
だから……はっきりした、証しみたいなものが欲しくなってしまうことだってあります」
「あ、証しって」
恥ずかしそうに言うシエスタに、俺はどう返していいのかわからなくなる。
「関係ないって! 前にも言ったろ、シエスタにはどれだけ感謝してもしたりないくらいだって」
「それでも不安なんです」
シエスタはずいっと俺の方へ体を寄せた。
何だかその顔は強ばっていて、勢いに身を任せてるような印象さえ見受けられる。
- 55 名前:月夜の晩に 9/15:2007/08/07(火) 00:17:28 ID:FfgE+h7q
- 「あの……、その、だだ、だからですね」
口元に指を当て、所在なさげに視線を彷徨わせながら言うシエスタ。
そのまま深呼吸をすると、意を決したように口を開き、でも小声で、
「…………ご奉仕、させていただきたいんです」
そう言ってきた。
……はい?
脳が一瞬思考停止する。
「え、それ、どういう」
「わかってるんじゃありませんか? サイトさん、意地悪です」
シエスタは涙目になって俯き、俺を上目遣いに見つめながら言ってきた。うぅ、可愛い。
いや、見とれてる場合じゃない。少し頭が飛んじゃったせいで素で聞き返しちゃったけど、
つまりその、ごごご奉仕って、えっちぃ意味でってこと?
考えがまとまる前に下半身に何かが触れ、ぞくりと刺激が走った。
「シ、シエスタ!?」
前にも同じ感触を味わったことがある。シエスタが俺のズボンの前に手を這わせたのだ。
「不安なんです。だってわたし、サイトさんに喜んで貰えるようなもの、
この身体しか持っていません。なのに、まだ愛してはいただけないから、だから……」
「そんなことない! シエスタは俺にもっと色んな事を」
シエスタの手から腰を引いて逃げながら、必死で言い返すと。
「わたしがしたいんですっ」
そう言い切られた。唖然としていると、シエスタは居直ったように俺の瞳を見返した。
「だっ、だから汚いって言ったじゃないですか。サイトさんに喜んで欲しいのは本当です。
サイトさんにわたしを好きになって欲しいのも本当です。
そのためにこんなことするのだって、汚いことだけど……それよりも、もっと汚くて」
シエスタは俺の胸に顔を埋め、頬を押しつける。
「私の部屋に泊まって貰ったあの日から、忘れられないんです。
サイトさんの声も、吐息も、匂いも、体の感触も。ずっと消えなくて、頭から離れなくて」
シエスタはすうっと息を吸い込んだ。まるで匂いでも確かめてるように。
「はしたないってわかってるのに。いやらしくて汚いのに。
なのに、サイトさんとまた同じベッドで眠りたいって、毎晩考えていたんです。
サイトさんの方から求めて下さらないかななんて、ずっと考えてたんです」
ほとんど自虐に近い口調で、シエスタは一気に吐露した。
「……こんな、サイトさんの気持ちも考えてない汚い子なんて、
愛して頂けるわけないんです。だからお情けなんて望みません。
わたしに……奉仕させてください。わたしがサイトさんのためにいるっていうしるし……」
「シエスタ、ちょっと待って……!」
シエスタは俺の制止も聞かず、それこそ一緒に眠った晩を繰り返すかのように
ジーンズのホックに指をかけた。あの時と違うのはあっという間にそのホックが外され、
流れるようにチャックまで下ろされてしまったこと。おかしい。いくらなんでも手際が良すぎる。
「嫌ですか? でしたら逃げて下さい。こんな汚い子に触られるのが嫌なら、今すぐ」
陶然とした顔を向けてくるシエスタに、あの時と同じように問われる。
そう言われて、逃げられるわけがない。だって、嫌じゃないんだから。
こんな淫靡な表情で見つめられて、もう体は期待と興奮に支配されているんだから。
シエスタは俺の様子から全てを悟ったかのように、くすりと微笑んだ。
まるでその瞳に魅了の魔法がかかってるみたいに、心を鷲掴みにされ、動けなくなる。
- 56 名前:月夜の晩に 10/15:2007/08/07(火) 00:18:35 ID:FfgE+h7q
- 「……失礼します」
シエスタは俺の下着をするりと下げ、壊れ物を扱うような手つきで中の物を取り出した。
ひんやりとした部屋の中の空気に、ガチガチに硬直したものが晒される。
シエスタにそれを眼前で直視されてしまい、何か致命的な一線を越えてしまったような
罪悪感が襲いかかってきた。
「凄い……こんな、こんな立派なの……」
譫言みたいに、シエスタは口の中だけで何か言った。そして先端を手で包み込むと、
全体の形を確認するように指を根本まで撫で下ろす。
緩い刺激が腰から背中を駆け上がり、意識せずに手がベッドシーツを握りしめる。
「あぁ、これです。あの時と同じ。熱くて、固くて、大きくて」
シエスタの瞳が無くしてしまった宝物を探し出した子供のように輝き、
指が根本から再び先端まで滑る。また降りる。それを数往復。
以前はそれを繰り返されただけで、シエスタの手の中に果ててしまった行為の再現。
あの時より無理がない体勢だから? 前よりずっと快感が大きい。
「あの……サイトさん、びっくりしないでくださいね。わたし、今から」
手で俺のペニスを擦るのを止めないまま、シエスタは聞いてくる。
俺はといえば、ただ手を上下させているだけのシエスタの与えてくる快楽に
必死で耐えていることしかできない。
「今から……たぶん、すごくいやらしいことしますから」
「え?」
これ以上いやらしい事って。それが何なのか聞く前に、シエスタは行動に移った。
横髪を耳の後ろに流すと、シエスタはすぐ眼前にあった俺のペニスにさらに顔を近づけ、
そのまま……先端に口付けた。
「あっ……!」
驚きと刺激に、短い悲鳴と同時に腰が跳ねる。揺れたペニスが唇をなぞって離れた。
「あん……動かないでください。初めてだから、危ないかもしれませんよ」
シエスタは弟のイタズラを咎める姉みたいな声でそう言い、
ペニスの根本を両手で固定する。そして改めて、その唇が亀頭の先端に触れる。
ちゅ……と粘膜同士が触れ合う微かな音がいやに大きく耳に飛び込んだ。
「ふっ……ぁ、シエスタっ……!?」
俺の困惑の声が届いていないのか、無視されているのか。
ついさっき自分のキスを重ねたシエスタの熱くて柔らかい唇の感触が敏感な部分に広がる。
それだけでも頭の処理が追いつかないような未知の感覚だったのに、あろうことかその唇が
割り開かれ、さらに熱い舌が鈴口に触れた。
「ひぁっ!」
まるで女の子みたいな情けない悲鳴が漏れる。ぴちゃりという水音と共に、
びりびりと痺れるような快楽が弾ける。そのままシエスタは唇を大きく開いて
亀頭の上半分辺りを覆うと、ストローで物を飲むみたいに吸い付いてきた。
「…………ッッ!!」
声にならない声を喉から漏らし、反射的にシエスタの頭を掴んでしまう。
ほとんど引きはがされたも同然な状態でシエスタが顔を離すと、その唇とペニスの間に
銀色に輝く唾液の糸が引き、ぽたたっ、とシーツの上に雫が落ちた。
「す、すみませんっ! 痛かったですか!? ごめんなさい!」
シエスタは口元に垂れた涎も、掴まれて乱れた髪も気に止めず、
こちらが驚くくらい頬を蒼白にして俺に謝ってきた。
「いや、俺の方こそ。いきなり頭を掴んだりして」
「いいの、勝手な事したのはわたしですから。それで、痛かったんですか? お嫌でしたか?」
粗相をしてしまったことで飼い主に許しを請う飼い犬のような怯えた目を向けられた。
その視線と態度に、俺の心中の暗い部分がぞくりと刺激されたのを感じた。
- 57 名前:月夜の晩に 11/15:2007/08/07(火) 00:19:16 ID:FfgE+h7q
- 「いや、痛くはなくて、むしろ良すぎて驚いちゃったくらいなんだけど」
「そうなんですか? よかったぁ……」
シエスタは、今度は飼い主に誉められた子犬のように一転して瞳を輝かせ、
心底安堵したという風に相貌を崩した。そして、再び上体を俺の股座に戻す。
「あの、それじゃ、嫌ではないんですよね?」
その様子に、またも心の奥の部分が震えた。今度はその姿が、餌をお預けされている
飼い犬を連想させたからだ。何か、どこかでおかしい。ただ目の前の女の子が
熱心すぎる奉仕をしてくれているというだけじゃ済まないような気がする状況。
「じゃあ、続けさせていただきます」
その違和感の正体に気付く間もなく、シエスタは口を小さく開けて、
唇だけでペニスに噛み付くみたいに亀頭を挟んだ。
シエスタは首を横にすると、唇で竿を掃除でもするかのように唾液を撫でつけながら
根本まで顔を下ろした。俺の太股にぺたんとシエスタの頬が当たると、
今度はまた上がってくる。
歯を食いしばらないとまたみっともない声が出てしまうそうな刺激に震えていると、
亀頭のところまで登ってきたシエスタの口が、またちゅるりと鈴口を吸った。
今度はシエスタの頭を掴んだりはしなかったけど、腰が跳ねるほど気持ちよかった。
「ん、ぷはっ、はぁ…」
「ふぅ……はぁ、はぁ、はぁっ……」
シエスタはそこで顔を引き、唇を離すと、自分が今まで奉仕していたペニスを眺めた。
俺の方は、その様子をぼやけた視界で見ていることしかできない。
シエスタより俺の方が息が乱れているくらいだ。
「サイトさん、どうですか? わたし、よくわからないから、サイトさんの方から
どうしたら気持ちいいのか言って頂けると嬉しいんですけど」
冗談だろ。シエスタの与えてくる快楽に耐えるだけでいっぱいいっぱいだ。
これ以上どうしろなんて言えるわけがない。むしろ手加減して欲しいくらいだ。
「そ、それより、どうして急にこんなこと?」
また吸い付かれたりしたら我慢する余裕もなくシエスタの口にぶちまけてしまいそうなほど
高ぶっていたので、熱を冷ます時間を得る意味も兼ねて聞く。
「言いましたよね? あの夜のことが頭から離れなくて、
サイトさんがわたしで良くなってくれたことを思い出すだけでたまらなくなってしまって。
それで、もっと良くなってもらうにはどうしたらいいのか勉強して」
「べ、勉強ですか」
シエスタは口を離して俺の様子を見ている間も、俺のペニスを掴んだ指を
やわやわと動かしてゆるい刺激を与えてくる。まさか無意識にやっているんだろうか。
「あっ、もちろん、わたしサイトさん以外の殿方にこんなこと絶対しません。
その、同じ部屋の子に聞いたり、自分で想像したり……それだけです」
布団を持って行かれてしまった時といい、シエスタと同室の子って一体。
「それで、”これ”が男の人は凄く気持ちいいって聞いたから、ずっとして差し上げたくて。
してみたくて……。サイトさん、気持ちいいですか? ちゃんとできてますか?」
とろんとした目つきで、唾液に濡れた輝くペニスをにちゃにちゃと扱きながら聞いてくる。
「良い。凄く気持ちいい」
正直に答えると、シエスタは顔をほころばせて再び口を開いた。
その口元からきらりと光る唾液が零れる。
「じゃあ、もっと良くなってくださいね」
今まで我慢していたような勢いでシエスタはペニスの先端に唇を当て、
そのまま……ずるりと奥まで飲み込んだ。
- 58 名前:月夜の晩に 12/15:2007/08/07(火) 00:20:02 ID:FfgE+h7q
- 驚愕するくらいの感覚だった。口腔を通り越して喉まで
入ってしまっているんじゃないかというほど、シエスタの顔が腰に近い。
それに、ペニスがシエスタの口の中の、固かったり柔らかかったり、
どこがどこなのか判断もつかない部分に満遍なく触れている。
それだけでも頭がオーバーヒートしてしまいそうな感触だったのに、
さらに想定外の刺激が襲いかかってくる。
ペニス全体が、熱くてぬるぬるしたものの中にひたされている。
俺の持っている『人間の口の中』というイメージからかけ離れた感覚。
その理由に一瞬迷った後に気付いた。唾液が大量に溜められているんだ。
「んんぅっ……!」
じゅるじゅるじゅるっ、と下品と言っていいような水音を立てて、
シエスタはくわえ込んだペニスを先の部分まで引き戻した。
溢れた唾液が根本の方まで落ち、更に袋の方まで垂れてくる感覚に背筋が震える。
亀頭だけをくわえた状態になったシエスタは、俺の顔を見て少し考える様子を見せた後、
あれだけペニスに塗りつけて口の中から零したのにほとんど水気が減ったようには
思えない口腔の中で、口をゆすぐみたいに唾液をぐちゅぐちゅと動かした。
「あ……あ、あっ…!!」
どんな刺激が与えられるのか、漠然とでも予想できていればいくらかは耐えられる。
けど、これは想像を遙かに超えた感覚だった。
敏感な亀頭だけが、熱い頬裏や舌に擦られる。それだけならまだしも、
ぬるぬるの唾液によって攪拌され、翻弄される。
俺の口元からも、だらしなく涎が零れた。自分のものと比較して、改めて理解する。
シエスタは普通の人より間違いなく唾液が多い。平均の倍じゃ済まないんじゃないか。
さっきまで薄々感じていた違和感のひとつの正体はこれだ。
頭を掴んで引き離してしまったときに、水音を立ててシーツに落ちるほど零れた唾液。
まるで餌を待つ犬を連想してしまうほどに濡れていた口元。普通より明らかに多かった。
それに、ただ唾液が多いだけじゃない。粘度も高い。
まるで男を悦ばせるためにあつらえられたみたいな口腔が、再びペニスを中ほどまで
飲み込む。舌が裏筋を中心に竿に絡みつき、吸い付かれながら引き上げられる。
気持ちいい。良すぎる。目の前に火花が散るような刺激。
シエスタは目をきゅっと閉じて、頬を真っ赤に染めながら俺のペニスにしゃぶりついている。
聞いたり自分で考えただけ、と言っていた。たぶんそれは間違いない。
シエスタの口奉仕には熟練しているとか技巧があるといった雰囲気は感じられない。
ただ、一心不乱にしゃぶりついて、ぐちゃぐちゃとねぶっているだけ。
それなのにこんな、意識が飛んでしまいそうなほど気持ちいいのはシエスタの才能だ。
口を大きく開いて俺のものをくわえ込んでいるのに、えずいたり苦しそうになったりという
ところが無い。鼻からの息継ぎだけで、ずっと行為を続けている。
それに、遠慮というものがない。最初は俺の反応を確かめるように少しずつ
舌や口の中を動かしていたけど、俺が”良さそう”な反応をする力の入れ方を覚えると、
次からは絶対にそれを下回らない。物足りないと感じるどころか
さらに強い攻めを試してきて、あっという間に苦痛となるギリギリまで追い立てられる。
そして、多少無茶をしても緩衝剤となり、それどころかさらに快感を加速させる
大量で、かつ粘性の高い唾液。俺の物を簡単に飲み込めてしまう口腔と合わせて、
ただくわえられているだけでもすぐに果ててしまいそうなのに。
これで技巧なんてものが備わったらどうなってしまうのか恐ろしい。
いや、既に恐ろしい状態になっている。
その上……、時々薄目を開いて俺の顔を見つめるシエスタの表情には、
つらいことをしているとか、屈辱的なことをしているとか、そういう色が全く見えない。
俺のことを気遣って、俺の喜ぶことをして。それが何よりの幸せなんですと言わんばかりの、
いつものシエスタそのままの目。俺と目が合うと、恥ずかしそうに目を閉じる。
- 59 名前:月夜の晩に 13/15:2007/08/07(火) 00:20:51 ID:FfgE+h7q
- そんなシエスタの様子と、彼女が行っていることの乖離が混乱と背徳感を生むのと同時に、
俺の胸の中に暗い情動に火を灯す。この子は、シエスタは俺の物だ。
俺の為だけに存在する。
そんな許されるわけが無い、けれどもあまりに甘美な幻想が心の奥底に弾ける。
肉体だけじゃなく精神までがシエスタの与えてくる快楽に溺れていくうち、
次第にどこをどうされてるのかという感覚すら次第に失われて、
ただ快楽だけが腰から脳髄まで駆け上がってくる。シエスタの口の中で
俺のペニスは溶かされてしまったんじゃないか、なんて妄想すら浮かぶ。
ひょっとしたら、もうとっくに果ててしまっているのかもしれない。
だって、シエスタの口の中は粘性の高い唾液で満たされていて、射精してしまっても
ほとんど感覚は変わらないのではと思えたから。
だが、そんな想像も長くは続かなかった。感覚がイレギュラーすぎて体の方が
混乱していたとしか思えない、そうでなければ今まで保ったことが不思議なくらいの
射精感が腰の奥に膨らみ、じわじわと登ってくる。
「シエスタ、シエスタっ……!!」
思わず、先刻そうしたようにその形の良い頭を掴んでしまう。
止めてもらわないと、そう思った。思ったはずだった。なのに体がそれを無視した。
俺の両手は、シエスタの頭を抱え持つと……それを引き寄せたのだ。
「んぶっ…!?」
驚いて目を見開くシエスタ。急に口の中に入っている部分が増えたため、
その分の唾液が溢れて腹の方にまで跳ねた。やってしまってから、
自分がとんでもない暴虐を働いたことに気付き、すぐさま腰を引こうとすると。
シエスタは逃げようとする俺を捕まえるかのように、腰の後ろに両手を回した。
そして何もかも受け入れた表情で目を瞑り、口の中に溜まった唾液を集めて吸い上げ、
ごくりと飲み込んだ。
それが、抵抗しようもない引き金だった。ペニスをシエスタの舌や唇や頬の肉、
顎や歯までが扱き、唾液ごとペニスもその中身も吸い込まれてしまいそうな感覚に、
我慢するという発想すら生まれる余裕すら与えられず限界が打ち破られた。
俺が放出したというよりも、シエスタの吸い出されたというような射精だった。
体の内側にドロドロと渦巻いていた衝動と快感が、一気にそこに集まって爆発する。
そして――俺は、意識が焼き切られてしまうような絶頂の快楽の間、
シエスタの頭を離さなかった。逃げる余地も与えず、そこで受け止めるのが当然だと
言わんばかりに、腰に引き寄せたシエスタの頭をそのままにしていた。
それに気付いたのは、全て吐き出してしまったのではないかと思えるほどの放出が
収まってきた時だった。
呆けそうなほどの余韻の中で俺は俺自身がしていたことに気づき、
心臓が跳ねるようなショックの後、今さら過ぎる中でシエスタの顔を解放しようとした。
けれども……シエスタは、抵抗した。自分の口の中に出させることに抵抗したんじゃない。
まだ射精の終わっていない俺のペニスから口を離すことに、抵抗した。
俺が押し戻そうとする手に髪を擦られるのも厭わず、竿の部分についた
唾液や精液を唇の裏でこそげ落とすように締め付けながらゆっくり顔を引き、
それを亀頭のすぐ下に来るまで続けたころ俺の射精が完全に終わったのを確認すると、
僅かに零すのすら勿体ないとばかりにちゅるんと音を立てて吸い上げながら
先端から唇を離した。
「あ、あの……シエスタ」
何と声をかけていいのかわからない。無体なことをしてしまったのに対して謝る?
でも、シエスタはまるで不快や苦痛を感じているようには見えない。
それ以前に、その時のシエスタの、どこを見ているのかもよくわからない
とろけきった表情の色っぽさに、意識を釘付けにされてしまっていた。
- 60 名前:月夜の晩に 14/15:2007/08/07(火) 00:21:32 ID:FfgE+h7q
- シエスタは軽く顎を上げ、口元に手を当てる。まさか、と思った次の瞬間、
ごくりとこちらまで聞こえる嚥下音をさせて、大量に口中に溜まったものを飲み下した。
「シエスッ…!!」
呼びかけるか呼びかけないうちに、シエスタは糸が切れたように
ふらりと俺の方へ倒れ込んできた。太股へ頬をつけ、ぐったりと体から力が抜ける。
「え……シエスタ、どうしたんだよ!?」
シエスタの髪を流し、表情を見る。夢から覚めたようにシエスタは目を薄く開いた。
そして、その眼前にまだ萎えきっていない、半勃ち状態のペニスがあるのを確認すると、
よろよろと顔を上げてその竿に舌を這わせてきた。
「ちょっと! ちょっと待てシエスタ!」
今度ばかりはその肩を掴んで引きはがす。シエスタは俺のペニスを物欲しそうに
呆然と眺めていたが、唐突に瞳に生気を戻らせたかと思うと、はっとして辺りを見回した。
「あ……あれ、わたし……」
シエスタはこちらが唖然としてしまうほど”いつも通り”の様子で頬に手を当てた。
「良かった、どうしたのかと思った」
胸を撫で下ろすと、シエスタはその時初めて俺に気付いたかのように俺を見る。
「あれ、サイトさん。あ、わたしってば、ごめんなさい! 続けます」
シエスタは急に慌てたかと思うと、再び俺の腰の上に屈み込んでペニスに顔を近づけた。
「ええ!? 待った待った! それは終わったでしょ!」
そこを手でガードして言うと、シエスタはぽかんとした表情で俺を見て、
「え、終わったって…。あ、そうですね。わたし、サイトさんにお口の中に頂いて……」
何言ってんだ大丈夫なのかシエスタ、と思っている間に、シエスタはぼっと頬を赤くした。
「あっ、あああ、そうでした。終わっちゃったんでした……」
羞恥に顔を俯かせながら、自らの唇に指を当てる。その後、舌を出してその唇を
ぺろりとなぞった。
「あの……ごめんなさいサイトさん。わたし、途中で何がなんだかわかんなくなってしまって。
サイトさんにご奉仕しなくちゃいけないのに、勝手な事。今度は、ちゃんとしますから……」
シエスタは今にも泣き出しそうな不安げな顔で、俺を見つめてきた。
「な、何言ってんだよ! 俺は滅茶苦茶良かったから。こっちの方こそ酷いことしちゃって」
「ほんとですか……?」
シエスタは半信半疑な様子。あんなに良くしてくれたのに、何が不安なんだろ。
「本当! ほんとにほんと! 信じられないくらい気持ちよかった」
シエスタを説得するために力説するも、かなり恥ずかしいことを言ってることに気付いて
思わず赤面。シエスタの方もはにかんで両手を胸の前でもじもじさせた。
「それなら嬉しいですけど……サイトさんにご奉仕してたら、わたしの方がその、
き、気持ちよくなってしまって。そのうち、頭がとろんとしてきて。
こんなんじゃご奉仕になりませんよね。次は、もっと頑張りますから」
小声で言うシエスタの言葉に、頭がくらくらしてきた。
まさか、意識もはっきりしない状態であそこまで翻弄されてしまうとは。
もっと頑張られてしまったらどうなるのか、想像も追いつかない。
とりあえず、気を取り直す。俺はシエスタの肩に手を乗せると、こちらを向かせた。
今は、何よりシエスタに言わなければいけないことがある。
シエスタはまだ潤んだままの瞳で、俺を見返す。俺はコホンと一つ咳払いをして、
「その……ありがとう。シエスタのしてくれたこと、凄く嬉しかった」
一瞬間を置いて、シエスタは花が咲き開いたような笑みを見せた。
そのまま、俺の胸に顔を埋めてくる。
- 61 名前:月夜の晩に 15/15:2007/08/07(火) 00:22:18 ID:FfgE+h7q
- 「えへ……良かったぁ」
誉められた子供みたいに甘えてくるシエスタ。柔らかな体を押しつけられて、
さっき散々吐き出したばかりなのに、また体が興奮してくる。
「えっと、じゃあじゃあ、サイトさんもまたして欲しいって思ってますか?」
「う、うん。思ってる」
わざと恥ずかしいことを言わせたいのだろうか。シエスタはいたずらっぽく聞いてくる。
「また、していいですか?」
「うん……いいよ」
これは新手の虐めか。
「それなら、今もう一回っていうのは?」
「……それは遠慮しておく」
もぞもぞと手をお腹の方へ滑らせてきたシエスタを制止する。
今、俺はシエスタを本気で怖いと思った。色んな意味で。
翌朝。タルブの村の前の草原に、ギーシュの呼んだ竜騎士隊が到着した。
一匹でも迫力満点なドラゴンが何匹もそろい踏みしている光景に圧倒されつつ、
寝不足の目を擦る。
「何だね、堂々の帰還だというのに不景気な顔をして」
欠伸を堪えている姿を、ギーシュに呆れられてしまった。
結局寝たのは明け方になってからな上、精魂尽き果てたというか吸い取られたからな。
ゼロ戦に着々とロープがかけられてい様を眺めていると、軽快な足音が迫ってきた。
「サイトさんっ!」
振り向くと、日の光の下に輝くシエスタの笑顔。どきっとするのと同時に、
昨晩の月光の下での妖艶な姿とのギャップにやっぱり女の子は凄いなぁと思う。
それどころか、彼女も寝不足なはずなのにいやに血色が良くてツヤツヤして見えるのは
気のせいでしょうか。
「シエスタ、どうしたのその格好?」
シエスタは明らかによそ行きな格好に、宝探しに持ってきた大きな荷物を提げている。
「やっぱり、学院に戻ることにしました。正式な休暇になったらここに帰ってきますけど」
「え、なんで急に」
聞くと、シエスタは含みのある笑顔を俺に見せた。
そして、ちらりとキュルケとタバサの様子を確認する。
「さて、どうしてでしょう? あ、そろそろ準備が終わるみたいですよ」
シエスタは『竜の羽衣』に向かって軽快に駆けだした。
「……? あの子、なんとなく変わったかな?」
ギーシュは黒髪が揺れる後ろ姿を身ながら、顎に手を当てて言った。
「そ、そうかな? 俺にはよくわかんないけど」
「親しすぎると見えないこともあるものだよ。まぁ、女性は魔物だからね。
いついかなる姿に変わるかわからないものなのさ」
肩をすくめてしたり顔で言うギーシュ。こいつがどこまで女性のことを
わかってるのかは怪しいが、ちょっと同感できる俺は苦笑するしかない。
でも、関係ないか。シエスタが俺にとって大事な女の子なのは間違いないんだし。
俺は荷物を担ぎ直すと、遠くで手を振るシエスタのところへ駆けだした。
つづく
- 62 名前:Soft-M ◆hjATC4NMLY :2007/08/07(火) 00:25:25 ID:FfgE+h7q
- あ、あああの馬鹿犬ってば、ご主人様放っておいて
ふらふらしてる間にあっちこっちで尻尾振って!
許さない! 絶対許さないんだから!
帰ってきたら、帰ってきたら……。どうしよう?
次回、ゼロの飼い犬 『雨降って地固まる?』
続くんだかんね!
- 63 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 00:26:45 ID:SpFyW0/Q
- >>62
GJすぎます
- 64 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 00:29:03 ID:FvqcQ6zG
- >>62
うわああああ
上手いなあ
ノボルっぽいしキャラの動かし方も自在な感じ
たまんねえですわ
で、シエスタとの本番マダー?
www
- 65 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 01:29:13 ID:YS2ieB+4
- GJ!!
寝る前に見れてよかった
- 66 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 12:08:01 ID:lKRKoLKk
- >>62
すっげえ…あんさん、凄すぎだよもう胸キュンが止まりませんよ
次回は遂にルイズか!?wktk
- 67 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 12:52:26 ID:/yxIO33b
- 神。もう、神。神過ぎる。Soft-M神信者です、俺。
原作に入っていても違和感皆無。とにかく上手い。たぶんエロ無くても読めたと思います。
続きを楽しみにしています。
- 68 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:16:12 ID:KvWcVQLe
- シエスタエロ過ぎヌイタ
- 69 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 18:36:57 ID:MQg3Eva4
- 考えた。ハルケギニアで出来る地球の遊びで、このスレの住人の欲望を叶えられるもの
「王様ゲーム」
才人、ルイズ、シエスタ、タバサ、アン様、テファと場合によってはカトレアさんとエレノール姉さま
も入れてwまぁ他には合コンとか考えた。ハルケギニアではブームになりそうだw
いや、俺は書けないよ?w
- 70 名前:夏なので:2007/08/07(火) 22:09:26 ID:q87REpkO
- この世界にもある暑い季節。お肌が日に灼けるのは気になるけど…
「お母様ー!」
「え?」
「お父様がー!」
「え?サイト?」
「アンタに任せたのが間違いだったわ…」
「ゴメン…」
「ほら、お水」
「うん…」
相変わらず私の使い魔は無鉄砲で、この暑さで倒れたりして…私と血が繋がってる分、子ども達の方がお利口かしら。
まあ…嫌いな訳じゃなくて、馬鹿は私の目の前だけにして欲しいのよ。
「…アイツらは?」
「しっかり帽子も被せたし、水分も摂らせたから、海に入らない限り大丈夫だと思うわ」
「そっか…」
「言い出したのはアンタなんだから…気をつけなさい」
世話焼かせるんだから…
「…変わったな」
「え?」
「なんか…落ち着いた感じ。ほら、お前のお姉さんに似てるかも」
「ちい姉様に?」
「うん」
私の知ってる限りサイトがちい姉様に会ったのは数える位しか無いんだけど…それだけ印象に残ってるのかしら?
少しだけ妬きそうになる。こういう所はまだちい姉様に叶わないと思うんだけど。
一体何処が…?
「前はさ、俺がお前に突っ込める所があったんだけど、今は注意されてばっかりだし」
「あの子達が誰かに似てやんちゃだから、こんな風になっちゃったのよ」
「いや、悪いわけじゃなくて」
「…何?」
そう言ってるアンタの目は、前と変わって無い気がするのに。
「…俺に勿体無いくらいの…人だなって…」
「そ…そんな事無いわよ!私はアンタが良いんだから…」
「…前もだけど、今も可愛いって思う」
「へ…え」
このドキドキだけは昔から変わって無い。変えたくない。
こんなにドキドキするのに、他の人を選べる訳無いじゃない。
「…ねえ」
「?」
「久しぶりにご褒美…貰わない?」
「…わかりましたよ。ご主人様」
「あ、アンタから取りに来なさい…よね」
今のこの時間は、私がサイトから貰った、ご褒美。
続
- 71 名前:220:2007/08/07(火) 22:10:48 ID:q87REpkO
- 久しぶりです。夏なので軽いのをちょくちょくやっていきます。…ちょっと落ち着き過ぎですかね?
今回はエロ無しでした(ゴメンナサイorz)
- 72 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/07(火) 22:12:58 ID:pfQAMSqy
- >>71
一番槍GJ!
こういう甘いの大好きですぞ!
- 73 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:11:06 ID:1fvG1J80
- 前スレ埋め終了
- 74 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 00:12:25 ID:B5KQlvO1
- >>69
ん? ちょっと待て。 アニエスが入ってないのはどうゆうことだ?
- 75 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 01:11:41 ID:qUfeaJaO
- >>73
( ・3・)乙だゆぉ〜。
久しぶりに1000いったぬぇ。SS投下が減ったのか、それ以外が増えたのか
- 76 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 04:41:31 ID:CWX8CGvg
- >>69おいおい、シルフィとシェルフィーがいないじゃないか
- 77 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 10:11:12 ID:k5MFpqBi
- >>71
GJ!
続きはやく〜
- 78 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/08(水) 10:45:13 ID:jhhsFCJS
- >>71
GJ!!!続きが早く見たいです。
- 79 名前:220:2007/08/09(木) 00:11:03 ID:HeQHLc7Q
- >>70
「…うーん」
「どうしたの?」
「俺の娘なのに、なんであんなに可愛いのかなって…」
「私の娘だからよ」
「はっきり言うな」
「でも、あの子だって将来男前になると思うわ」
「俺の子だから」
「自惚れないの」
なんだかんだ言っても、子ども達が好きなのよね。私も負けない位好きよ?サイトの事も、あの子達の事も…
「…うーん」
「今度は何?」
「男の子は良いんだけど、女の子は将来貰われちゃうからなー…」
「考えすぎ。まあ、私の娘なんだからモテるでしょうけど」
「胸さえ似なけりゃ完璧だよな」
「…へえ」
久しぶりに鞭が欲しくなった。
「そ、その胸がいつまで経っても大好きな人は誰かしら?」
「俺本当は大きい方が…」
「…さ・せ・て・あげないわよ?」
「ゴメンナサイ」
まだ言うのね。ソレがあったらもっと積極的になれて、アンタなんてイチコロだったのに。…結果的には良かったんでしょうけど。
「…父親って複雑だな。娘に男が出来るって考えるだけで、もうダメだ」
「じゃあせめて…許嫁でも決める?」
「それは絶対イヤだ」
アンタ自身がその辛さ、わかってるわよね。
「もし、あの子が好きになった男の子がアンタみたいだったら…」
「俺達が止めても無駄だろう」
「で、知らない内に私達の娘は成長しちゃってた」
「…やっぱり悲しいかな」
「大変ね」
自分のやった事を棚に上げて。私のお父様の前で何やったか覚えてるの?確かに事故だったけど、少しだけお父様の気持ちが解る気もするわ。
だ、だって目の前で娘がキスしてて…もう少しで…大変な事になってたんだから…
「私は逆にあの子が心配よ?」
「どうして?」
「アンタに似ると色んな人を好きになるのに、全部本気になるから…」
「一番好きな人も決めてるから大丈夫だろ」
「相手の子よ。やきもち妬いちゃうのが可哀想…」
最大の被害者。私。
「そう言えば私を好きになったのはいつ?」
「ん?…んー。今更言われてもなあ…」
「…あ」
「…あ」
思いあたった。多分、正解。
「ファースト…」
「キス…」
今更だけど…私の理想とは順番が違い過ぎてたわ。好きになる前にキス。結婚する前に…
続(取り留めないです。スミマセン)
- 80 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 00:55:03 ID:MCRJ6bzm
- >>79
ワッフルワッフル。
- 81 名前:77:2007/08/09(木) 00:59:12 ID:ycn41vvs
- >>79
続ききてたー
こんな甘々もいいよなぁ
是非もっと書いてくれw
- 82 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 17:56:17 ID:ETQWAXCs
- なんかスレが止まってますが・・・
暇が出来たので、そろそろ書き始めますね。
なんかルイズ・サイトの甘甘のネタなら結構浮かんでくるのに
他のシチュになるとネタが浮かばないorz
シチュが似通ってしまいますが許してください・・・
一個質問なんですけど例えばルイズ・サイトのIf物を書く時に、この二人が初めてでなくてもいいですよね?
以前書いたif物の続きって訳じゃないんですけど
例えば8巻のある部分でのif物を書いて、6巻のある部分でのif物を書いた時に
両方とも初体験だと何だかなぁと思ってるんです。
なので、8巻で初体験を済ませて、6巻のif物では二回目、という風に書いてみたいというか
そうしたほうが、私としても皆さんとしても飽きがこないかな?と思ったのです。
分かりにくい文章だと思います。
好きにしろ!って言われればそれまでなんですけど、ちょっと気になりまして。
長文すいません。とっとと書いてきますorz
- 83 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 18:21:53 ID:MCRJ6bzm
- >>82
同じようなシチュエーションが奇跡的に8巻後に来たことにすればおk。
そのままでも問題ないけど。
- 84 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 18:23:45 ID:MCRJ6bzm
- ああ、やっぱりだめだ。同じようなシチュエーションでも中身は全く別物になる。
やっぱり作者さんのやりたいようにやってください。
- 85 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 23:10:57 ID:ftcMIGD/
- >>79
ルイズ、子どもできたのに
おっぱい大きくならんのか
- 86 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 23:15:20 ID:Kp/lUJze
- 大丈夫。シエスタが二人ぶんおっぱい出してくれるから。
- 87 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:15:57 ID:PQ8PcHR1
- まいどー。次回ゼロ魔双月はアン様大爆走ということで、こちらもアン様大爆走いってみます。
でも、途中なのよね。続きは明日ね?
- 88 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:16:54 ID:PQ8PcHR1
- 昨日は珍しくルイズの機嫌がよかったので、早めに眠れた。
なので、才人は早朝から起き出して、自分の馬を駆って朝靄の魔法学院の外周を散策などしているわけで。
「あー、なんかすっごい爽やか。気分いいねえこういうの」
「だあね。たまにはこういうのも気分いいね」
背負った相棒のデルフリンガーと語り合いながら、才人は朝靄の中を行く。
すると。
前方に、騎影が見えた。
それは一騎だけで魔法学院に向かって、ゆっくりと進んできていた。どうやら火急の用件というわけではないようだ。
だんだん近づいてくるそのシルエットの形から、乗っている人間が女性である事が知れる。
細い体。柔らかい曲線を描く輪郭。そして柔らかく揺れる、黒い短いポニーテール。
…ハテ。どっかで見たような。
「…おい相棒、ありゃどっかの女王陛下の変装じゃねえか?」
その事実を否定したかった才人だったが、デルフリンガーはあっさりと事実を肯定した。
「…ったくもう、あのひとは…」
女王だって自覚あんのかね、などとルイズが聞いたら『あんたに貴族や王族の何がわかんのよ!』と怒鳴られそうな事を考えながら、才人はその馬に寄って行く。
「やっぱり、サイトさんでしたか」
やはりというか、馬の上にいたのは女王アンリエッタの変装した、『アン』だった。
黒く染めた髪を後ろで短いポニーテールに纏め、白いYシャツに脚のラインのはっきり出る黒いズボン。
町娘の変装も、だんだん板についてきている。
「…今日は、どんな手を使って王宮を抜け出してきたんです?」
「今日の公務は会食だけですので、アニエスに代理をお願いしてきましたわ。
本当、よくやってくれていますアニエスは。もういっそのことこの国譲っちゃおうかしら」
無責任女王、才人の頭をそんな単語がよぎる。
アンは才人の馬の隣に自分の馬をつけると、言った。
「丁度よかったわ。今日はちょっと、サイトさんにもお手伝いしてほしくて」
「え、何を…?」
才人の質問に、「ナイショです」、とひとさし指を口の前に立ててアンは応え、馬を進める。
「さ、着いてきてくださいサイトさん。急がないと間に合いませんから」
「ちょ、事情くらい説明してくださいよ!」
そう言いながら結局、才人はアンの後をついて馬を走らせるのだった。
二人がやってきたのは、いつぞや宴を開いた、街道沿いの宿屋。
アンは手際よく馬小屋に自分の馬を繋ぐと、才人の馬も同じように繋ぎ、才人を促す。
「さ、急いでください」
「だから説明を」
才人の言葉は無視して、アンは宿屋の入り口を開ける。
「女将さん、連れてきました!」
「あ、ありがとう、助かるよぉ」
アンが元気よくそう言って入り口の扉を潜ると、厨房の奥から、真っ赤な顔をして、丸々と太った中年の女性が出てきた。
アンの言うとおりなら、この女性はどうやらこの宿の女将のようだ。
- 89 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:17:46 ID:PQ8PcHR1
- 「あ、いけません女将さん、熱があるのに無理しては」
「で、でも仕込みくらいはやっとかないと…」
女将は言ってふらつき、厨房の出口にもたれかかる。
「ほら、無理しないでくださいな」
「だ、大丈夫ですか?」
女将の容態に才人も心配になり、近づいて肩を貸そうとする。
女将はそんな才人を振り払うと、言った。
「悪いね。旦那以外の男に担いでもらうつもりはないんだよ、あたしゃ。
騎士様の優しさはありがたいけど、一人で歩けるから」
言ってにっこりと笑い、のしのしと厨房から出て、宿泊する部屋のある二階に続く階段へと歩いていく。
「それじゃあアン、今日一日たのんだよ。
何か困ったことがあったら、すぐあたしを呼ぶんだよ」
階段の手すりに体をもたせかけ、アンにそう言う。
アンはにっこりと手を振って言った。
「おまかせください、いつかのご恩は返させていただきますわ。
女将さんはゆっくり休んでくださいな」
その言葉を聴いて女将はどしどしと階段を登っていった。
アンはそんな女将を見送ると。
「それじゃ、事情を説明しますね」
才人に振り返り、説明を始めたのだった。
アンが言うには、かつて宴で借り切ったこの宿の女将が、体調を崩したと、赤熊からアニエスを通じて連絡があったという。
そこでアンは、一日だけ、宿の切り盛りの手伝いをすると、そう言ったらしいのである。
「…そういうわけかぁ」
才人は納得する。
「でも、私一人じゃ不安で。
サイトさん、手伝っていただけますか?」
確かに。普段やりなれない事をアン一人にやらせるよりは、自分が手伝ったほうがいい。
才人はそう考え、頷いた。
「ありがとうございます。では私は厨房を。サイトさんはフロアの準備をお願いします」
言われるまま、才人はテーブルの上にさかさまに乗せられた背のない丸椅子を、テーブルに合わせて並べ始めた。
朝方は、比較的静かだった。
繁忙期ではないこの時期、しかも泊り客のいない日であったのが幸いしたのか。
しかし、昼からはその様相は一変した。
昼前から振り出した雨をよけるため、入ってきた旅人達によって、食堂が溢れかえったのである。
収容人数40人程度の食堂が、一気に活気付く。
「おにいさーん、こっちエール追加ねー」
「料理まだぁー?」
こっちは二人しか戦力がいないというのに。
しかし、働く側の都合などお構いなしなのが客というもの。
次から次に沸いてくる注文に、才人はてんやわんやになる。
- 90 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:19:16 ID:PQ8PcHR1
- 厨房は大丈夫だろうか?才人はふと不安になる。
皿を下げたついでに覗きに行って見ると、アンはてきぱきと注文を書いた紙を見て、料理を並べている。
どうやら、女将の仕込んでくれた料理のおかげで、アンは大した苦労もせずに注文をさばけているようだ。
しかし才人は、アンが無理をしないよう、声を掛ける。
「アン、きつくなったら言ってね、手伝うから」
アンはそんな才人の言葉ににっこり笑って応える。
「大丈夫ですよ。それよりお料理できました。もっていってくださいな」
これなら大丈夫そうだな、と才人は安心し、フロアに戻った。
嵐のような昼時だった。
雨は昼の時間とともに去り、それと一緒に食堂を埋めていた客もいなくなった。
才人は厨房に入り、アンと一緒にたまった汚れ物を洗っていた。
「お疲れ様でした。サイトさん」
皿についた水を布巾で拭き取りながら、アンは才人を労う。
「アンこそお疲れ様。タイヘンだったでしょ」
水を溜めたシンクに手を突っ込んで、石鹸で泡立たせて食器を洗いながら、才人は応えた。
アンはその言葉に首をふるふるを振る。
「いいえ。女将さんの仕込みのお陰で、大して苦労はしていませんわ。
私のしたことといえば、調理した料理を切ったり、温めたりしただけです」
それでも、以前に比べれば大した進歩だ。
やっぱり、前言っていた夢の為に、頑張っているのだろう。
才人は、アンの成長が、なんだか嬉しくなった。
「それでも、前に比べたらいろいろできるようになったんじゃない?すごいよ」
「…そんな、大したことないんですよ、ホントに」
照れて布巾を胸元で握り締めるアン。
そんなアンに、才人は冗談めかしてこう言った。
「俺はすごいと思うよ。ご褒美あげたいくらい」
その言葉を聴いたアンは、一度何かを言おうとしたが、すぐに口をつぐむと、少し考えて、少し頬を赤らめると、言った。
「じゃ、じゃあ」
…やばい。この顔は。
才人の中のワーニングサインが点灯するが、しかしその警報は手遅れだった。
「じゃあ、ここで、抱いてください…」
真っ赤になって俯いてそう言って、動きを止めた才人の手を取って、きゅっと握ったのだった。
- 91 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:21:22 ID:PQ8PcHR1
- さて今日のところは以上。
こっから先は明日以降になりまーす。
↓んで、勢いで保管庫に上げた『きっとこんな未来』のアナザーエピソードです
http://wikiwiki.jp/zero/?X00-06
お話し的にはアンの夢がかなっちゃった未来、ってとこでしょうかね。
んじゃお風呂いってきまーすノシ
- 92 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/09(木) 23:30:46 ID:ycn41vvs
- >>91
一番槍GJ!
そして続きをwktk
- 93 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 00:13:10 ID:WRRQ+aG1
- 今日はよく眠れそうです。wktkしながらマターリしてます。
- 94 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 04:39:07 ID:ffl+myDq
- >>91
せんたいさんはGJすぎるwきっとこんな未来のアナザーまで・・・・・
- 95 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 05:19:28 ID:T3u2U/DN
- >>91だーからなんで寸止めするかなー?
GJ!!!アナザーもGJ!!
あんまりじらしちゃうと、このスレみんなヤンデルイズになっちまうぜ!
- 96 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 09:05:50 ID:8fWtYwy3
- SSにサイトの家族を出したいと思ってるんだけど
家族についての描写って原作やアニメにあったっけ?
- 97 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 13:25:27 ID:WRRQ+aG1
- 7巻あたりのサイトの夢で、母と会話が少しあったような。あってないようなものだが。
アニメは知らん。誰かまかせた。
- 98 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/10(金) 19:21:37 ID:3//P2P+z
- >>96
11巻218〜
- 99 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 00:58:46 ID:PM8837Gj
- ごめん…また終わらなかった…。
いろいろ用事してたら執筆する時間が…orz
- 100 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:00:29 ID:PM8837Gj
- 「あ、あの、ヒメサマ?」
突然の言葉に、才人の目が点になる。
真昼間から、いきなり『抱いて』とか言われれば、誰でもこういう顔になるだろう。
「い、意地悪しないでください…」
アンは真っ赤になったまま、俯いてそんなことを言う。
い、意地悪ってどういう類の意地悪っすかー!?
煩悩全開になっている才人の手を握ったまま、アンは続ける。
「今は、私はアンリエッタじゃありません…」
な、なんだそういうことか。
アンの言葉に、少し才人は落ち着きを取り戻す。
しかしこの状況、どうすればいいのか。
目の前に、『抱いて』と言う準備万端の女の子。
日はまだ高く、厨房から振り向けば客のはけた食堂が目に入る。客が入ってきたら、すぐばれるだろう。
で、でも、ちょっぱやで済ませれば…!
下半身だけ脱いで2分、そこから適当に前戯で10分、そこで下準備しておけば3分でフィニッシュ、よし、なんとかなるかも!
才人は沸きあがった脳みそでそう結論付け、あらためてアンを見つめる。
すると、アンは潤んだ目で、じっと才人を見上げてきた。
そして言った。
「ちょっとの間だけ、ぎゅっ、てしてください…」
そして胸の前で両手を合わせる。どうやら、純粋に抱き締めて欲しい、そう言いたかったようだ。
なんじゃそらーーーーーー!
そういう紛らわしい言い回しは勘弁願いたい!
ていうか!もう既に準備万端臨戦態勢のこの暴れん坊をどうしてくれる!
しかしアンは才人の顔しか目に入っていないようで、腰から下で展開されているテントは目に入っていないようであった。
そんな才人の事情も知らず、アンは潤んだ目で才人を見つめ続ける。
…ご褒美あげるとか言わなきゃよかった。
後悔しながら、才人はちょっとだけフロアの方を確認すると。
おもむろに、アンを優しく抱き締めた。
「ちょっとの間だけ、な」
言いながら少し腰を引くことも忘れない。ただでさえ臨戦態勢だっていうのに、こんな風に密着したら、ヤバいことになる。
しかしその考えは甘かったのである。
「…サイトさぁん」
アンは甘い声でそう啼いて、才人の腕の間から手を出すと、きゅっと彼の体を抱き締め、上半身を才人に預ける。
するとアンのおっぱいがぶにゅっ、と潰れ、そして不自然な体勢の才人は。
「ちょ、アン、あぶなっ!?」
「え、わ、きゃぁっ!」
どすん!
才人は咄嗟に体をくの字に折り、腰から倒れた。
そのお陰で衝撃は吸収され、背中を厨房の床に叩きつけられるという事態は逃れたのだが。
アンの下腹部が、ちょうど才人の腰の上に乗っかるカタチになってしまった。
むにゅ…。
「あ・・・」
「ご、ごめんっ!いきなり抱きつかれたもんだからっ!」
- 101 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:01:42 ID:PM8837Gj
- アンが気付く前に、即座に立ち上がって誤魔化そうとする才人。
しかし、アンは床にぺたん、と腰を下ろしたまま。
さっきよりも真っ赤な顔で、才人を見上げた。
そしておもむろに立ち上がると。
突然、ズボンを下ろし始めた。
「ちょ、アンなにしてっ」
しかし才人の制止も聞かずに。
アンは、ショーツごと膝のあたりまでズボンを下ろすと、シンクに両手をかけて、才人に向けてお尻を突き出したのだった。
「す、すいません、いきなり抱きついたから…勃っちゃったんですね…。
そ、そのままだとお仕事に差し支えますから…」
そこまで言って、股間から手を差し入れ、自らを割り開く。
その割れ目は、愛撫もしていないのににちゅ…と淫らな水音を立てた。
アンも、抱き締められて、才人の匂いに濡れていたのである。
薄紅色に発情したアンを見て、才人の喉がごくり、と鳴る。
「あの、わ、私のここを好きに使って…。サイトさんを、鎮めてください…」
ここまでされて、理性の吹っ飛ばない才人ではない。
才人はおもむろにアンの腰を両手で掴むと。
「じゃ、じゃあ、遠慮なく使わせてもらうよ」
ジッパーを降ろして、限界まで屹立した自分自身を取り出した。
「は。はい…♪」
ずぶぶ…。
肯定と同時に、アンは後ろから貫かれた。
「あっ…はっ…!」
しかしいくら濡れているとはいえ、いつものように前戯をしているわけではないので、アンのそこはいつもの数倍の抵抗をもって才人を咥える。
「くっ…!」
いつもの滑るような快感とは違う、肉の摩擦ににる抵抗に、才人も思わず呻く。
そのままゆっくりとアンの行き止まりまで進む。
「ふぁ、は…」
アンも、いつものような喘ぎ声ではなく、苦痛と取れるような呻きをもらす。
…辛い、のかな。
才人はそんなアンを案じて、最奥で腰を止める。
最奥で止まって動こうとしない才人に、アンは尋ねる。
「ど、どうしたんですか…?」
「いや、アンがきつそうだから…。このまま、アンがよくなるまで止まってようと思って」
- 102 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:03:05 ID:PM8837Gj
- 才人の優しさに、アンの胸が思わずじん、と疼く。
それと同時に。
きゅ…。
アンの奥が蠢き、動かしてもいないのに才人に快感を送り込んできた。
「うわっ、アン、それっ…!」
「あ・・・私の中…動いてる…」
最初は無意識で膣壁を動かしたアンだったが。
…こう、かしら…。
さっきの感覚を思い出しながら、もう一度腰の辺りに力を入れる。
きゅ、きゅぅ…。
再びアンの中が蠢き、才人に絡みつく。
「す、すげっ…なんだこれっ…」
動いてもいないのに、才人は高められていく。
才人の声に、彼が感じている事を悟ったアンは。
「こ、こうすれば動かなくても…き、キモチイイ、ですよね…」
きゅっ…きゅぅ、ぎゅぅっ。
アンは更に円を描くように腰の動きも加えて、才人を責め立てる。
「うあっっ、スゴいよアン、キモチいいっ…!」
あまりの快感に才人は動くことも忘れ、思わずアンの背中に体を密着させ、何かに耐えるようにアンに抱きつく。
それによって、一番奥まで刺さった才人の先端が、アンの一番奥の扉をノックする。
「あ、奥、きてます・・・。ください、サイトさんを、アンの、中にっ…!」
言いながらも、腰を振って才人を責め続ける。
しかし結局、才人は果てることなく終わる。
才人が果てる直前、客がやってきて、才人が萎えてしまったからである。
- 103 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:04:48 ID:PM8837Gj
- ごめ…オチまでいってない…続きはまた明日…。
お詫びといっちゃあなんだが、最近ゼロ魔書くときテーマにしてる曲↓
http://www.nicovideo.jp/watch/1180706860
やっぱ夏だしね?
じゃーねゆーノシ
- 104 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 01:17:58 ID:81Bp9BC/
- >>103
乙んでれ
続きまってるよん
- 105 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 01:32:17 ID:FB2hoHnH
- こういうのってポリネシアンセックスっていうんでしたっけ?
アンかわいいよアン
- 106 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 13:52:39 ID:xslkDfVX
- 福山雅治「これが今巷で話題のポリセ、ポリオナです」
- 107 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/11(土) 17:21:23 ID:tuaPfJkK
- ポリネシアンセックスってなれると半端ない快感らしい。
さすがせんたいさんだな。アン様大好きな俺はアン分補給できていい!
GJ!
- 108 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:37:22 ID:3mWyeJdn
- また日付を跨いでしまった
ダメダメですなもうorz
- 109 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:38:24 ID:3mWyeJdn
- それから。
ちらほらと客が来て、簡単な食べ物を注文していった。
そして夕方近くになると。
「すまないねえ、迷惑かけちまって」
すっかり元気になった女将さんが、厨房にやってきた。
ちょうど最後の客がはけたところで、才人とアンは厨房で洗い物をしている所だった。
「いえ、それほど大変でもなかったですよ」
最後の皿を拭き終わり、才人は応える。
実際、しんどかったのは昼時の混雑だけで、それ以降はちらほらと散発的に客が来るだけで、忙しくはなかった。
なかったのだが。
さすがに、アンと再戦するような暇はなかった。
来客に驚いて萎えてしまった事を、才人はそれとなくアンに何度か謝ったのだが。
「女将さんこそ、もう大丈夫なんですか?」
心配そうに女将に語りかけるアンは、あえて才人と視線を合わさないようにしている。と才人は感じていた。
アンは、才人の言葉が聞こえていないかのように仕事に没頭していたのだった。
…怒ってんのかな。
ちょっと不安になる才人。
そんななんとなく微妙な空気を他所に、女将は言った。
「あとは私にまかせて、アンタらは上の部屋で休んできな。
ほら、これ鍵。御代はいいから、ゆっくり休みな」
女将はにっこり笑って鍵をアンに手渡したのだった。
二人は女将に言われるまま、二階に上がって部屋へと入った。
そこは簡素なツインルームで、クローゼットが一台と、ベッドが二台、並べて置いてあった。
アンは扉に内側から鍵を掛ける。
才人はベッド脇に腰掛けると、少し俯いて言葉を捜す。
そして、頭の中で文章にすると、声に出して言った。
「あ、あのさ、さっきは途中でゴメ」
しかし最後まで言い切れなかった。
扉の前から一気に駆け寄ったアンが、才人に抱きついて唇を奪ったからだ。
とさっ。
その勢いで才人はベッドに倒れこみ、その上にアンが覆いかぶさる。
アンは才人の顔をしっかりとロックし、唇を貪り続ける。
最初は驚いた才人だったが、やがてアンの求めに応えて、自分からも唇を吸う。
ぴちゃぴちゃとお互いの唾液を攪拌する音が、締め切った部屋に響く。
やがてお互いに息苦しくなり、顔を離す。
はぁはぁと荒い息をつき、上気した頬と潤んだ目で、アンは才人を見つめる。
「ごめん、なさい…」
そして、謝る。
「ガマン、できなくて…。
お仕事中も…。ずっとえっちなことばっかり頭に浮かんでて…。
サイトさん見たらガマンできなくなりそうで…。それで、ずっと、見ないように」
- 110 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:39:15 ID:3mWyeJdn
- そして今度は、アンの唇が塞がれる。
才人はアンの唇を貪るようなことはせず、すぐに唇を離して、アンを見つめた。
「いいよ、もう済んだ事だし」
言って、アンの頭をきゅっと抱える。
「サイトさん…」
アンは嬉しそうにそう呟いて、才人の腕の間から手を差し出し、彼の体をきゅっと抱いた。
前置きはもう十分だな、と思った才人は、言った。
「じゃ、続き…」
それに、アンが続ける。
「しましょ…」
二人は一度離れると、服を脱ぐ。
才人の息子はもう完全に屹立していて、その先端は先走りで滑っていた。
アンがショーツを脱ぎ去ると、そのショーツはまるでお漏らしをしたように愛液で濡れていた。
「サイトさんっ…」
先ほどと同じように、アンは全裸の才人に抱きつき、ベッドに押し倒す。
才人はそれを受け止め、上半身を起こしてアンを抱き締める。
そのまま、欲望の命ずるままにアンの下半身をまさぐる。
ぐちゅ…ぐちゅ…。
長い間溜め込まれたアンの樹液が、才人の指に絡んで卑猥な旋律を奏でる。
「もうこんなになってんだな」
アンはそんな才人に抱きついたまま、腰を動かして直立する才人に自らの割れ目を擦り付ける。
ちゅく…ちゅく…。
腰が上下するたび、先走りと愛液が混じりあい、粘った音がする。
「サイトさんだって…こんなにして…」
言いながらも腰は休めない。
淫らに腰を揺らし、乳房を才人の胸板に擦りつけ、荒い吐息を首筋に吹きかける。
目の前で痴態を晒すアンに、才人の嗜虐心が刺激される。
「アンって…。すごいエッチな女の子なんだな」
耳元でそう囁くと。
アンは腰を止め、真っ赤な顔で否定する。
「ち、違いますっ!」
予想通りの回答に、才人は思わずにやりと笑う。
そして続ける。
- 111 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:40:13 ID:3mWyeJdn
- 「あれ、違うんだ」
「そ、そうですっ」
「俺、エッチな女の子が大好きなんだけど」
「…えっ…」
そう言いきって、アンの反応を待つ。
アンは少しの間考えていたが。
すぐに、その答えを出す。
アンはもう一度秘部を才人に擦りつけ、上下に腰をグラインドしはじめる。
「だ、だったら私…。エッチな女の子に、なります…。
なりますからぁ…」
そう言って、才人を見上げる。
才人は満足そうに微笑むと。
「よくできました」
言って、アンの唇を塞ぐ。
「じゃあ、ご褒美、あげなきゃね」
そしてアンの反応も待たずに、彼女の柔らかいお尻を抱え上げて。
そして、己の剣で一気にアンを貫いた。
ぐちゅうっ!
白く濁った愛液が音を立て、才人の侵入に歓喜の水音をあげる。
「ひぁ!・・・っぁ!」
その衝撃にアンの背筋が仰け反り、膣がひくひくと才人を締め付ける。どうやら軽い絶頂を迎えたようだ。
アンはへたり、と才人の肩に頭を預け、荒い息をつく。
そんなアンの耳元で、才人は囁いた。
「入れただけでいっちゃった?」
「は…は…はぃ…」
応えながらはぁはぁと呼吸を整えるアン。
しかし才人はアンが呼吸を整えるのを待つ気はなかった。
- 112 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:41:17 ID:3mWyeJdn
- 才人はアンを貫いたまま彼女を持ち上げると、ベッドに押し倒す。
そして脚を大きく広げさせ、その間に体を滑り込ませる。
「きゃっ」
突然の事に驚きの声をあげるアン。しかし、すぐにその感覚は打ち消される。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ!
「や、ひぁ、あっぁっ、だめっ、まだっ!」
アンの回復を待たず、才人は激しく腰を使い始める。
アンの豊かな乳房がその暴力的ともいえるピストン運動に激しく揺さぶられ、完全に勃起した乳首が空中に桜色の軌跡を描く。
柔らかく解れたアンの膣は容易く才人の侵入を許し、奥の奥まで才人に削られる。
絶頂の余韻がアンの感覚を敏感にし、奥を叩かれるたびに小さな絶頂をアンに与えた。
「ひぁ!ひぃ!あ!らめ!またっ!らめっ!こわっ、れぅ!やぁっ!」
ぱちゅ!ぱちゅ!ぱちゅん!
卑猥な水音と肉のぶつかる音が、アンの意識を翻弄し、さらなる高みにアンを連れて行く。
そして。
才人は一番奥までアンを貫いて、そこで腰を止めた。
「は……ひぁ………」
アンの胸が上下し、荒い息をつく。
しかし、暴力的な絶頂の波は止んだが。
奥で止まった才人が、そこからさらに奥を削るように円運動を始める。
「ひぁ!…ひぃ!……こん、なのっ…!」
「昼間、みたいに、してみてよ、アンっ!」
それは、昼間の再現であった。
一番奥から抜く動作をせずに、そのまま快感を与える。
アンは昼間の感覚を思い出し、膣に力を入れ、腰を淫らに回す。
「そ、そうっ、それっ…!」
才人はピストン運動したい欲求を抑え、アンの一番奥に先端を押し当てながら、アンに習って腰を動かす。
お互いの接合部から、白く泡立った粘液が溢れ出す。
アンの胸が今度は、円を描くように揺れる。
才人はその片方にむしゃぶりつき、そしてもう片方を手で揉みしだく。
アンの胸を膣道を犯しながら、才人は高められていく。
それは、アンも同じだった。
- 113 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:42:44 ID:3mWyeJdn
- 「ひぁ、いく、いっちゃう私、もうだめぇっ!」
アンの体がびくびくと痙攣し、きつくきつく才人を締め付ける。
お互いの接合部から溢れた愛液が、雫となって飛び散る。
「くぁ、俺ももうだめだぁっ!」
限界まで高められた才人が、アンの最奥で弾ける。
肉の門の入り口に押し当てられた先端から、容赦なくアンの一番奥に才人の欲望が流し込まれる。
「あ、あついの、あついのぉ、またぁ、またいっちゃうのぉっ!」
一度果てたはずのアンの意識が、才人の熱さに再び戻り、そしてまた、灼き切れる。
アンはもう一度痙攣すると。
今度こそ完全に、事切れたのだった。
二人はその後、朝までゆっくりと休んだ。
次の日、女将に見送られ、二人は帰路につく。
「どうする?送っていこうか?」
才人は朝日の中、アンに向かってそう言う。
トリスタニアまでの道中は長い。才人は王都までアンを守ってやりたかった。
アンはにっこり微笑んで。
「それじゃあ、お願いしちゃおうかしら」
いつぞやとは違い、肯定を返した。
そして続ける。
「今日は、なんだかすごく甘えたい気分なんです」
そう言って、頬を染める。
朝日に照らされたその笑顔は、まるであけぼのの妖精だった。
そして、下腹部にそっと手を沿える。
「サイトさんが、奥でいっぱい出しちゃったせいかも♪」
「あはは…」
- 114 名前:真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:44:49 ID:3mWyeJdn
- 「ダレガドコニナニヲダシタッテ」
轟く雷鳴。震える大地。
朝の爽やかな空気は一変し、そこに地獄が顕現する。
畏れよその名を。
其の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
虚無の担い手にして現存する魔王。
そこにいたのは、鞭と脚責めが大好きな、才人の女王様であった。
「イキナリイナクナッタカラヒッシニサガシテタラ。
ナニヲシテイルノカシラコノイヌッテバ」
片言でそう言いながら迫ってくるルイズ。
俯き加減で表情が見えないのが余計に怖い。
「あ、あのルイズさんなんでカタコトなんですかっ!?」
「いいいいい怒りのあまり口がうまく回らなかったわ?
どどどどどどどうしてくれましょうかこの破廉恥犬わ?」
ぷるぷると震え、そして懐から鞭を出し、びしいっ!と鳴らす。
それはいつもの乗馬用のアレではなく。
先端が九つに分かれた、『九尾の猫』と呼ばれる、拷問用の鞭であった。
「犬の躾け用に買っておいた鞭がこんなに早く役に立つ日が来るなんてね?
始祖に感謝しなくちゃだわ」
そしてずし、ずしと間合いを詰める。
才人は腰が抜けて動けない。
その間に、アンが割って入った。
「止めなさいルイズ・フランソワーズ!
私の想い人に手を出すことは許しませ」
しかしやっぱりその言葉は最後まで発されることはなく。
「黙ってろこのわたあめ姫ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
どっかぁん!
一瞬で取り出した杖から放たれた魔法が、アンを、アンリエッタを吹き飛ばした。
「あああれええええええええ?」
吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてアンは気絶してしまう。
「さあてと」
にっこり笑ってルイズは四つんばいになって逃げようとする才人の背中をどん!と踏み潰す。
ぐえ、とカエルの潰れたような声をあげ、才人は見事につぶれる。
ルイズはそんな才人の背中をグリグリとフミグリしながら、恍惚の表情で言った。
「たぁっぷり調教してあげるから覚悟なさい。犬」
「ア、アノ、オテヤワラカニネ?」
さっきのルイズを真似てちょっと片言で言ってみる才人だったが。
「却下」
そして今日も。
ハルケギニアに才人の絶叫がこだまするのだった。〜fin
- 115 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:46:18 ID:3mWyeJdn
- いじょ。えらくのばしのあばしになっちゃってマジゴメソorz
んじゃ、グレンラガンに備えて寝ますーノシ
- 116 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 03:48:46 ID:Y0kgTCGE
- へんたいさんありがとう、すっかり眠れなくなりましたwwwwww
アンかわいいよアン
- 117 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 04:00:15 ID:ZH/wQLFU
- 片言ルイズkoeeeeeeeeeeeeee!!!!
GJ!!!
そしてルイズ、最早忠誠心の欠片もねえwwwww
- 118 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 12:38:41 ID:o1M8aEVy
- それがいい( ̄―+ ̄)ニヤリ
- 119 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 13:04:53 ID:fQmGkq8+
- 女王吹っ飛ばしたwwwww
- 120 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 18:44:22 ID:4MWs29Rm
- 残暑お見舞いつーかアニメスレからの転載
ttp://up.tseb.net/src/up10245.jpg
制服姿のアン様イイヨーw
- 121 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 18:52:23 ID:HbMSrRdA
- >>120
こ、これは・・・・
今更だけどほんとルイズはいつの間にかデレになってしまったな
- 122 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 19:40:18 ID:+cb4gmKB
- なぜ黒のハイソでないのだ。
- 123 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/12(日) 21:46:52 ID:nL5gLHYK
- >>115
GJ!!
のばしのあばしでもいい。たくましく育ってほs(ry
- 124 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 01:05:36 ID:RMVIiB5U
- >>120
シエスタさん履いてないんだぜ?
嘘みたいだろ?
- 125 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 02:09:44 ID:/epkpXE6
- アニメ6話アン様エロ過ぎワロタ
アニエス格好良すぎ燃えた
- 126 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 03:19:51 ID:lVenomwB
- >>125
あんまアニメ話はしたくないがアン様がエロかったのは同意だが燃えたか?
B級アニメだと思ったんだが・・・・アニメはつまらん。やっぱ原作のが良い
- 127 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 06:11:45 ID:3k45qGfv
- 今回のはオリジナル展開と原作トレースのバランスもとれていて
良かったほうだと思うけどなー
戦闘シーンが迫力不足なのはいつものことだが。
- 128 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 13:09:10 ID:nqeYFsV6
- 原作レイプって意見が出ないのに驚き。
- 129 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 13:32:00 ID:jOz0sNCw
- やっぱり動画はズルいよ w
今週の姫様のシーン、ここのエロバロでも何度も描かれた有名なシーンだが
姫様の巨乳が動いてるだけで、なんでもアリになっちゃうもんなぁ (*゚∀゚)=3ハァハァ
濡れ場がないのにこの火力、濡れ場があったら…
SS作家が何人死亡することやら w
- 130 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 13:42:02 ID:X894+hDJ
- ここの住人なら兵士を巻くためのキスと
その後の背中合わせで寝てるシーンの間に
原作通りの問答+2回目の優しく情がこもったキス+むにゅったを
容易に想像できるはず というかした
- 131 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 17:49:57 ID:+EFC3XUe
- >>128
レイプも慣れれば和姦…ってアレ?
- 132 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 17:55:05 ID:bIddGQ8M
- それなんて少女コミック?
- 133 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 18:40:25 ID:oY39evs7
- アン様エロすぎ。
アニエス姐さん可愛すぎ。
アニエス姐さん格好よすぎ。
あとラストのニヤけの止まらなさは異常。EDおあつらえすぎ。
- 134 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 20:11:25 ID:6Ye4Iia6
- >>128
原作レイプとは皆思ってるよ。
でもアニメとしては今回は上手くいったかなぁと・・・
2話3話のしょぼさと酷いレイプに比べれば全然無問題
- 135 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 22:32:31 ID:sV9Q31Yn
- アンビッチえろくてよかた\(^o^)/
- 136 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 22:54:43 ID:woM3rFuV
- ビッチとのキスシーンの後を誰か書いてくれないものか
- 137 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 23:03:08 ID:9H3WtG0f
- アニメの才人には我慢出来なくなってきたわ。お調子者すぎだろ。原作にある
かっこよさが全く感じられない。
- 138 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 23:15:17 ID:6Ye4Iia6
- >>137
主人公の性格の改変は紅優さん十八番の原作レイプ術だから・・・
- 139 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/13(月) 23:19:13 ID:i11HMCt3
- >>136
すぐ上にあるじゃん
押し倒すあたりから変換しようぜ
- 140 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 01:09:10 ID:uW25SCiB
- ttp://up.tseb.net/src/up10743.jpg
アン様エロいよアン様
- 141 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 04:09:43 ID:jmQU1r8X
- あの格好で(犬)70000の軍勢に突っ込んだらお前等どうする?
- 142 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 05:39:26 ID:ISxtcLSt
- そんなこと、言わずもがなだろう?
70000人の兵士の相手をしてもらうさ
- 143 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 10:33:33 ID:jUPw70/0
- >>140
原作と髪型が違うけど、何故だろう?
- 144 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 10:44:37 ID:hKY2ptPb
- ミディアムボブからUpって、実はかなりムリがある。
アニメの長さのほうが、むしろ自然かも
- 145 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 11:06:39 ID:OimFCFZV
- 昔のウェールズの王女のように城壁の上でスカートをまくりマンマンを晒し
「世継ぎなどわたしのここでいくらでも産める!」と啖呵を切り、軍勢を退けるアン様
- 146 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 17:04:35 ID:W0VSK+8o
- >>145
イタリアのカテリーナ・スフォルツァにも同じエピソードがあったなあ
- 147 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 20:31:16 ID:j7gNACdZ
- >>137
サイトのキャラもそうだけど、原作の国家間の軍事バランスと言ったそんな話が
戦闘シーンもろとも一切端折られてるのがいただけない。一体アニメスタッフはゼロ魔を何だと思ってるんだ
- 148 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 20:34:23 ID:zonD1aoK
- ニヤニヤ作品じゃね。
というか別に原作の内容を正確に再現しろとは言わない
だったら原作楽しめばいいじゃんという話だし
- 149 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 20:51:13 ID:WGVKEETG
- 一番大事なのはラブコメ
作者もそう言ってるじゃん
- 150 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21:00:05 ID:hKY2ptPb
- >>147
原作のその部分はオレも好きだが
(というか、ああいうのなくて純粋なラノベだったらハマらないし)
「アニメは別物」ってことで。
放送を1クールに抑え込んで、早めにDVD化 → 二次利用 というのが定石の戦術なので
あそこまで広げちゃうと、尺がおさまらない。おとなの事情ってやつ?
ならばいっそ、アニメでしか動いてる絵でしかできないこと、してほしい。
とりあえずアンリエッタ脱いでくれたし www
アニエスがコルベールに到達するフラグも立った
→コルベールのバトルシーンも見れそうので、これでよし
- 151 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 21:42:50 ID:SR8925Ij
- >>150
戦闘はそっこう終わりそうだけどな。しかも居ないはずのルイズと才人も
救出に加わるらしいし
- 152 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 21:57:59 ID:vT6zg7G/
- いやあ、アン様エロかった。
というわけで>>33-39の続き。
http://wikiwiki.jp/zero/?11-361
「チクトンネ街の女王」
の続きの投下、行きます。
- 153 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 21:59:41 ID:vT6zg7G/
- トリステインの清貧女王として国民の敬愛を一身に受けているアンリエッタ女王。
その女王陛下は、今、チクトンネ街の路地裏で才人の男根を受け入れようとしている。
謁見のときの純白のドレスの胸元を内側から突き上げているバストは今はセーラー服の上衣から
こぼれてそのたわわな実りをすっかりさらけだしてしまっている。
花の咲くような可憐な唇からは、こらえきれない甘い喘ぎをもらしている。
薄紫の髪の毛が汗ばんだ頬に張り付き、南の海の色の瞳は歓喜の涙をこぼしながら恋人であり
ご主人様でもある才人の顔に満足げな視線を送る。
アンリエッタはいまや、胸元にたくし上げられたセーラー服の上衣と、
黒いストラップの革靴以外なにも身につけていない。
こんな、裏通りの隅っことはいえ街中で、全裸に近い姿を晒している。
そのことも、アンリエッタの呆けた頭ではうまく意識できていない。
アンリエッタは木箱の上に腰掛けながら、片足を箱の上に付く。
内股をさらけだすような格好のまま、才人のモノを待ちわびる。
上品にうっすらとしか生えていない恥毛はびしょびしょに溢れる愛液でべったりと肌に張り付き、
その内側のベビーピンクの粘膜をすっかりさらけ出してしまっている。
ただでさえ白いアンリエッタの肌の一番白い部分である下腹と内股の中に、そこだけ
ほんのりと薄紅色に色づいた性器がもう我慢できない、といったようにとろとろに蕩けている。
才人はその裂け目に指を這わせる。
才人の指によって広げられているアンリエッタ女王陛下の陰唇。
とく、とく、と収縮するその可愛らしい肉の孔は内側から薄く白濁した本気汁をこぼしている。
「サ、イト、さん……」
アンリエッタはかすれた声で愛しい人に懇願する。
小陰唇を押し広げるように、才人の亀頭がアンリエッタの肉襞に浅く入り込む。
男性を受け入れる準備ができているアンリエッタの媚粘膜はひくん、ひくん、とその先端に
吸い付くように蠢動し、興奮で赤く染まった顔をさらに紅潮させる。
「サイト、さんが、は…いって…」
ゆっくりと才人の剛直がアンリエッタの姫肉をかき分けながら突き入ってくる。
アンリエッタはズキズキという熱が体の中心から生まれてくるのを感じていた。
甘い、ここちいい熱。全身の細胞がうれしさで悲鳴を上げてしまう。
興奮の波が、腰から駆け上ってくる。
体の中に入ってきた熱い熱い塊が、アンリエッタの全身を溶かしてしまいそうだった。
恋しい人をこんな風に感じることができて、アンリエッタはただただ幸福の波に呑まれていた。
ここがどこかとか、自分が今どんな格好をさせられているか、なんてことはもうどうでもいい。
自分が女王で、国家に責任のある立場だとかなんてことも、そんなことはもう頭にはなかった。
自分の体で愛する男の人に奉仕できるという喜び。
恋人が、自分をこんなにも欲してくれているという歓喜。
心も体も、一部の隙もなくアンリエッタは才人のモノになっていた。
――サイトさん。ああ、サイトさんっ
「き、きもちいいですっ」
アンリエッタは思わず内心を叫んでしまっていた。
「…アンはえっちなんだね」
才人が微笑を浮かべながらそう言うと、アンリエッタは涙を流しながら答えた。
「…え、えっちですっ。サイトさん、ごめんなさい。アンは、こんなに、こんなにえっちなんですっ」
才人のゆっくりとした抽送が始まると、アンリエッタはもう我慢ができない。
はぁ、ふう、と切なげな悲鳴をあげながら才人に懇願する。
「ごめんなさい、サイト、さんっ、こ、こんな、エッチな、えっちなアンのことを、どうか、
どうか、お嫌いに、ならないでっ…ください…」
そう言いながら、アンリエッタは才人の体を抱きしめる。
立位にちかい体勢で才人を受け入れながら、その身体に腕を廻して抱きついていた。
恐怖。アンリエッタは才人に嫌われることに対して純粋な恐怖を感じていた。
そんな悲痛な声を聞いてしまった才人の顔がアンリエッタに迫る。
- 154 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 22:00:15 ID:vT6zg7G/
- そんな悲痛な声を聞いてしまった才人の顔がアンリエッタに迫る。
ちゅ
蕩けるような甘い口付けがアンリエッタに降ってきた。
「俺はエッチなアンのこと、大好きだよ?」
耳元でそうささやかれる。
膣肉を逞しい肉槍で突かれながら、耳たぶに熱い吐息を感じてしまう。
アンリエッタのおおきな胸は才人の胸板に押し付けられてつぶれるように変形しながら
その内側を熱くたぎらせている。
アンリエッタは幸せだった。
大好きな男の人とこんなことができて。
抱きしめられて、キスされて、熱い男根を打ち込まれている。
そんな人が、自分のことを好きだと言ってくれた。
甘い熱い波が胸の奥から生まれてくる。
腰からミニスカートを抜き取られ、ほとんど全裸の状態のアンリエッタ。
今日は街中を裸同然の格好で歩かされ、道行く庶民たちに恥ずかしい格好を視姦され。
そしていやらしい男たちに襲われ、犯されそうになった女王陛下は、ジリジリと炙られ続けてきた
性感を一気に開放してしまっていた。
才人のモノを付きこまれるたびに、アンリエッタの媚粘膜は才人を柔らかくきつく受け止め、
それが引き抜かれるときには吸い付いて離さないかのように締め上げる。
「サイトさんのぉっ…は、入ってます……は、入って……入ってぇっっ!!!」
熱く滾っているアンリエッタの粘膜が、ひくっ、ひくっ、と収縮する。
才人の肉棒を深く突きこまれただけでアンリエッタは軽い絶頂に達してしまった。
顔をのけぞらせて空に向け、白いのどを晒しながらアンリエッタは意味のない声を
漏らしてしまう。
「ふぅーーーーっ、ううぅーーーっ……」
わからない。なにがどうなっているのか、アンリエッタにはわからない。
ただ、才人の固いモノが身体の芯を串刺しにしている、ということだけがアンリエッタには
理解できていた。
才人に何度貫かれても、そのきつさを減じさせはしないアンリエッタの女の子の器官。
その媚粘膜は内側で才人の剛直をぷっくりと柔らかく受け止め、締め上げている。
アンリエッタは腰が勝手に動いてしまうのを止められないでいる。
木箱の上に腰掛けたまま、ただひたすらに才人のモノを迎え入れ、名残惜しげに
喰い締める。
ドク、ドク、と才人の男根が膣の中で脈動しているのがアンリエッタにはわかってしまう。
大好きな男の人。自分が「女の子のはじめて」を奉げた人。その才人の男性器を自分の中に
感じることができる、ということにアンリエッタは改めて感動を覚えていた。
「アン、痛くない?」
「……」
無言のまま首を振るアンリエッタ。
才人が何を言っているのかも理解していないのかもしれない。
才人の腰がアンリエッタの身体を突き上げる。
すると無意識のうちに迎え腰を使ってしまうアンリエッタの真っ白なお尻が
木箱の荒い表面に擦れてしまっていた。
- 155 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 22:00:48 ID:vT6zg7G/
- 「アン、お尻痛いでしょ」
このまま続けたらアンのお尻が傷ついちゃうかも、と心配になった才人は自らをアンリエッタの中から
引き抜いた。
才人がアンリエッタの肉壷から男根をゆっくりと引き抜くと「じゅぷっ」という水音がする。
腰が抜けてしまっているアンリエッタは、それだけで木箱の上に仰向けに倒れてしまいそうになる。
才人は木箱に腰をおろすと、ふにゃふにゃになっているアンリエッタを捕まえる。
そして身体ごと抱き上げ、自分のひざの上に座らせ――男根の上にアンリエッタの腰を導き、
そのまま内側に突き込んだ。
「――!!!!」
アンリエッタは南国の海の色の瞳をひときわ大きく見開かせると、もはや声にならない
悲鳴をあげた。
深く。奥深くまで、アンリエッタは才人に貫かれてしまっていた。
熱く蕩けた膣の一番奥。そこを、才人の亀頭で刺激されている。
自分の中に、大好きな男のモノを受け入れることができて。
自分の中で、愛しい男の人を包み込むことができて。
その大好きなご主人様のモノが自分の弱いところを突いてきてくれて。
アンリエッタは快楽に真っ白に染まってしまいそうだった。
「サイトさんさいとさんさいとさんだめだめそこつかないでつかないでくださいあんは」
呂律の回らない声で必死に懇願するが、才人はアンリエッタの腰を掴むと強制的に上下動を
加えてくる。
才人の肉の槍が抜けかかり、また深々と刺さる。
そのたびに、アンリエッタの膣の中の襞は才人の男根を食い締め、亀頭の雁首で
押し広げられえぐられてしまう。
後ろから才人が胸を掴み、その手のひらの中で乳房を思いのままに揉む。
豊満なバストに埋まりこむ指が、アンリエッタの乳房を歪ませ、変形させていく。
アンリエッタはその荒々しい揉みこみに痛みなど感じない。
才人が与えてくるどんな刺激も快感になってしまっている。
白くて細い首筋に後ろからキスされることも。
耳たぶを甘噛みされることも。
アンリエッタにとってはそれらすべては快感を倍増させる魔法だった。
才人とアンリエッタは背面座位の形で繋がっている。
「だめです! さいとさんっ…そ、そこ、そんなに、つ、ついちゃ、だめ」
アンリエッタは自ら腰を動かしてしまっているということに気づいていない。
後背座位で貫かれているアンリエッタは、上半身は才人に抱えられたままだが、
下半身だけは膝で上下動を繰り返してしまっている。
さっきから才人の腰は止まっている。
「アン、あまり大きな声は出さないほうがいいよ?」
才人が辺りを見回す。
いくらここが倉庫だからといってあんまり大きな声を出しちゃったりなんかしたら――
「お前さん、アレ聞こえたかい? まただよ! どっかのバカがウチの裏でヤってるんだよ」
- 156 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 22:01:40 ID:vT6zg7G/
- 「お前さん、アレ聞こえたかい? まただよ! どっかのバカがウチの裏でヤってるんだよ」
オバチャンの声が聞こえてきました。
倉庫だと思ってたけど、じつは家だったんですねコレ。
才人は頭の中が真っ白になっていた。
才人は才人なりに、アンリエッタを安全に、でも意地悪くいぢめてあげようと
思っていたわけであり、だからちゃんとエッチな格好で街を歩いているアンリエッタを
こっそり尾行していたり、襲われそうになる寸前で助けたりしていたわけで。
どうしようどうしよう、とあせる一方だけどそんな家の中の声に気づいていない
アンリエッタは腰を上下させてえっちすぎる悲鳴をあげてます。
火照った胎内がチンコをぎゅーっと絞るように…ってアン!
「アン、声! 声! 聞かれてる!」
耳元ではっきりとささやく。
瞬時に、理性を取り戻してしまうアンリエッタ。
心臓を氷の手でつかまれたような恐怖を覚えた。
「え、わ、わ、わたくし、なんて…なんて…」
「アンタ、追っ払ってきておくれよ」
「わかったわかった。見てくればいいんだろ?」
オバチャンとオッチャンの声がします。ヤバい。ヤバイです。
才人がどうしようかと思っているうちに、目の前の大きなドアが開いてしまうわけで。
――見られて…見られてしまいます……
――こんな、恥ずかしい格好を…
ギギイ、と音を立てて目の前のドアが開く。
中年男性の頭がそこから飛び出している。
アンとサイトが腰掛けたまま繋がっている木箱はドアの蝶番側なので、
屋内からは死角になっているが、でも、こちら側を振り向かれたら…
――見られて……みられ、みられ――
アンリエッタの脳が真っ白にスパークする。
痴態を晒してしまうことに対する恐怖。
そして、その恐怖の後ろ側にあるゾクゾクするような快感。
腰の裏が熱くなる。
高いところから落下しているときのような浮遊感が全身を包んだ。
――みられ…ちゃ…
アンリエッタの股間が燃えるような熱を帯びる。
大きな乳房の内側で、後ろ暗い快感が吹き荒れる。
そして中年男性が扉の裏側を見ようとした瞬間。
「ギニャアアアァァァーーー!!」
そんな声を上げながら、空から猫が降ってきた。
- 157 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 22:02:38 ID:vT6zg7G/
- 「にゃあ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーー、フウウウーーー!!!」
たぱぱぱぱっ、というような足音を残して猫はおっさんの前を走り抜ける。
「なんだ、猫かよ」
その中年男性はそう言うと、ドアの裏側を見ることなく扉を閉めた。
見られる、見られる、と全身をフルフルと震わせていたアンリエッタは、
目を大きく見開いたまま才人の腕の中でくったりと脱力する。
才人の男根で縫われたままの陰部から、潮吹きとも尿ともとれる液体をしゃあっ、と
漏らしながらぐったりと才人に体重を預ける。
「サイト……さん……サイト……さ……ん」
バレるんじゃないか、と恐れていた事態が去ったのに安心したのか、
才人は猛りきった男根によるピストンを再開させる。
じぶんはばかになってしまった、とアンリエッタはおもう。
――きもちいい。
――さいとさんにぎゅうってされて、きゅうきゅうってされて、すごく、すごくきもちいい・・・
――からだに、ちからがはいらない。
――キモチイイ……なにもかもが、きもちいい。さいとさんの暖かい肌も。ぎゅうぎゅうっと
だきしめてくれてるうでも。アンのなかで、ずこずこしてくれてるおちんちんも……
才人の猛りきった男根がアンリエッタの粘膜を内側から広げ、こそぐように出入りしている。
もう絶頂の一番上に登りきったアンリエッタは、呆けた頭でその快楽を受け入れている。
――きもちよすぎます
――サイトさんは……
――おっぱいを、きゅうってしてくれて
――あそこを、お、おちんちん、で……いっぱいにしてくれて。
サイトの掌がアンリエッタの唇を覆っている。
アンリエッタはもう歓喜の悲鳴を止められない。その声が響き渡るのを防ごうと
才人が必死に掌でアンリエッタの唇をふさぐ。
その手のひらの感覚ですら、アンリエッタには快感の種になってしまう。
――まるで、サイトさんに、むりやり、されちゃってるみたいです……
――わたくしをどれいにして、らんぼうしてくださっているみたい…
「アンリエッタ…アン…大好きだよ」
アンリエッタはその才人の言葉を聞いただけでびくびくっ、と背筋を震わせる。
もう限界だった。
アンリエッタ女王陛下の発情しきった身体は、頂点のすぐ際まで追い詰められていた。
アンリエッタは今日は街中を破廉恥な格好で歩かされて、男たちにレイプされそうになり、
そして今、痴態を見られるかもしれないというシチュエーションに晒され、
極度の興奮状態に陥っている。
- 158 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/14(火) 22:03:36 ID:vT6zg7G/
- そんな臨界状態の女の子の耳元で、再び才人が囁く。
「アン……可愛いよ…アン」
ひときわ強く突きこまれる男根。
その衝撃に、アンリエッタはたやすく限界を超えてしまった。
「ひやぁっ……ふぅ……はふぅっ」
びくびくっ、と全身を快感に痙攣させながらアンリエッタは絶頂の快楽に全身を浸していた。
快感で全身を弛緩させながらも、アンリエッタの媚粘膜だけはきゅう、きゅう、と才人の
肉の槍を締め上げている。
根元から先端まで、蠕動するように吸い付いてくるアンリエッタの内側の感覚に才人も
限界に達してしまう。
アンリエッタの女の子の一番奥で、才人の白い爆発が起きている。
――熱い……サイトさんの…あつ、あついぃっ!
その白い熱に染め上げられるように、アンリエッタは足の裏から突きあがってくる新たな
快楽に身をゆだねる。
内股にしたままの長い足をピンを伸ばして。
革靴の内側で、足指はその快楽に耐え切れずにきゅっと握られている。
頭を逸らして白い首を空に向ける。
アンリエッタの視界に映る薄暮の星空は、快感で失神する寸前の濃い紫色だった。
汗ばんだ頬に髪を一条貼り付けさせながら、アンリエッタは幸福な失神をした。
―――――――――――――――――――――――――――――――
今日はここまでー
夏コミでアンリエッタ陛下のエロイ同人が見つかるといいなと思いつつ
続きもなるべく早く書けるようガンガル
- 159 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:06:28 ID:m1vnvd4o
- ビッチえろいよビッチ
GJJJJJJJ
- 160 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:41:01 ID:hKY2ptPb
- GJ
「ここまで」って…!?
つづきが???
- 161 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:42:20 ID:jUPw70/0
- チクトンネさんのHぃ〜w
- 162 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/14(火) 22:58:01 ID:KjV8/8q/
- なんというエロ濃度
アニメといいチクトンネといい、これはアン様好き一派を片っ端から悶死させる誰かの陰謀に違いない
そんな俺は既に3回ほど臨死点突破
- 163 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 01:31:15 ID:7/HxbKp/
- ルイズ「ライナーはときどき女の子の部屋に忍び込んでいました。」
ルイズ「彼は女性に対する性犯罪者なんです。」
サイト「見るな。見てると精子が出ねえ。」
ルイズ「メイドへの中出しはさておき、女王陛下には指姦、ちぃ姉さまには精子ををかけて、私には・・・その・・・」
サイト「はは、どんどん言えよ。」
ルイズ「もうお分かりでしょ?」
- 164 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 03:23:26 ID:cswB84x3
- 王女とルイズが手をつなぎながら同時輪姦されているSSがあれば・・・
- 165 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 03:42:18 ID:WmpKcpk+
- >>164
それみたい。。
- 166 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 04:08:59 ID:JUk1Wyxa
- オスマンとコルベールが手をつなぎながら同時輪姦されているSSがあれば・・・
- 167 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 06:44:32 ID:ovi4PG6b
- >>166
それみたい。。
- 168 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 07:46:10 ID:PQV9A9kW
- メンヌヴィル×ジャン(コルベール)
ジャン(ワルド)×メンヌヴィル
ジャン(ワルド)×ジャン(コルベール)
じゃあ、俺はどれを書こうかな。
- 169 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 10:18:43 ID:3bh1DuES
- >>166>>167>>168
やめてくれ、そういうのは・・・
- 170 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 11:16:14 ID:i16kmFta
- >>158
貴殿を他のスレでも見かけた。カr
- 171 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 13:29:39 ID:WmpKcpk+
- >>166-168
スレ違い。
- 172 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 16:07:06 ID:U7TxrLJe
- >>170
何故分かるんだw、で何処?ヒントプリーズ。
- 173 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/15(水) 23:55:44 ID:mnh4Xkzt
- アン様好きな自分にとって最近の投下は最高すぎる
- 174 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 00:04:03 ID:mti2Bywa
- 暑中見舞いその2。>>40で言ってたアン様のプリケツ画像(*´д`*)
ttp://moe2.homelinux.net/src/200708/20070803793242.jpg
ttp://yui.cynthia.bne.jp/newanime/img/1182968909_0118.jpg
- 175 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 00:41:00 ID:2mh30JUw
- >>174
GJ!
しかし…シエスタさん 老けすぎじゃあ…(´・ω・`)
- 176 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 01:43:09 ID:Jaj6E0ON
- プリケツもだが、画像の大きさに驚いたんだぜw
- 177 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/16(木) 02:07:57 ID:gWP1sLXk
- さて、また途中なんだけど『ヴァリエール三姉妹編』続きいくよん。
事前に
http://wikiwiki.jp/zero/?9-487
http://wikiwiki.jp/zero/?10-502
http://wikiwiki.jp/zero/?12-683
http://wikiwiki.jp/zero/?15-16
http://wikiwiki.jp/zero/?16-607
http://wikiwiki.jp/zero/?17-548
を読んでおくと幸せになれるんだぜ。
- 178 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/16(木) 02:08:37 ID:gWP1sLXk
- ヴァリエール別邸の朝は早い。
寝室に差し込む朝日でこの屋敷の主人が、日の出とほぼ同じ時間に起き出すからだ。
もちろん使用人たちはそれより早く起き出し、主の為に朝の準備を整えねばならない。
それは、才人の隣で眠る黒髪のメイドも例外ではないわけで。
シエスタはまだ日も差し込まないうちからもぞもぞと起き出し、全裸のままベッドから降りる。
ベッドの上では、シエスタの愛しい主人と、その婚約者がすやすやと眠る。
シエスタはすやすやと眠る才人の頬に口付けして。
そしてなんと、隣で眠るルイズの頬にも口付けした。
「頑張りましょうね、お互い」
言ってベッド脇に置いてあった下着を着こんで、メイド服に袖を通す。
メイド服を調え、そして音を立てないようにそっと扉を開け、寝室を後にする。
シエスタは才人のメイドである。だから、どれだけ昨晩激しく抱かれたとしても、主人の朝の準備は彼女がしなくてはならない。
「さ、急がないとサイトさん起きちゃう」
ぱたぱたとシエスタは厨房へと駆けていく。
そして厨房に向かうまでのほんの少しの間、彼女は昨晩の出来事を思い出していたのだった…。
- 179 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/16(木) 02:09:23 ID:gWP1sLXk
- 時は一日ほど遡る。
朝からルイズは不機嫌だった。
それはもちろん、朝食の場で才人をかいがいしく世話する黒髪のメイドが気に食わないからである。
「ちょっと、サイトにあんまりひっつかないでくれる」
貴族の食卓というのはこういう時不便だ。
ルイズと才人は、長いテーブルを挟んで、対面に掛けている。
その間には、朝を彩る花が飾られ、朝食に彩りを添えている。
シエスタはルイズの反対側にいる才人に、厨房から届いた焼きたてのパンを供していた。
もちろん、必要以上に接近しながら、いつでも『あーん』できる体勢で。
「あら、主人の世話を焼くのはメイドの務めですもの。
ミス・ヴァリエールに文句を言われる筋合いはありませんわ」
言って今度はパンを手にとって一口大に千切ると、今度こそ才人に向かって『あーん』をする。
それを見たルイズの手に力がこもり、紅茶の入ったカップの取っ手がぱきん!と音を立てて割れた。
「し、シエスタ、俺自分で食べれるからさ」
ルイズの殺気と形相に、才人は思わず逃げ腰になる。
シエスタから逃げるように手を振り、彼女の『あーん』を拒絶する。
「あら、そうですか?」
シエスタは残念そうに引き下がると、「お代わりお持ちしますね」と言って、広間から出て行った。
ちなみにこの広間で朝食の世話をしている者はシエスタだけ。他の小間使いは、シエスタが二人の身の回りの世話をしているので、他の仕事をしている。
ルイズはシエスタが出て行ったのを確認すると、才人を問い詰める。
「ねえ」
机の対面からそう語りかけてくるルイズに、才人は食事の手を止め、ルイズに聞き返す。
「何?」
「いつになったらあのメイドを追い出すワケ」
言いながらもおかずのベーコンを切るナイフを休めないのがちょっと怖い。
才人はちょっとの間、あー、とかうー、とか唸っていたが、
「だ、だって追い出したりしたらシエスタ行くとこないじゃん」
そう結論付けた。
- 180 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/16(木) 02:10:28 ID:gWP1sLXk
- 実際、もし才人がシエスタを追い出したとすれば、彼女は生まれ故郷のタルブに帰るしかない。
しかも彼女は既に才人のお手つきである。帰ってもなかなか嫁の貰い手はないだろう。
しかしルイズは納得しない。
「アンタ、そんな事言いながら、あの娘の身体が目的なんでしょ」
言いながら、ルイズの脳裏にぽよよんと揺れるシエスタのおっぱいが浮かぶ。
「あ、あああの、あのイヤラシイおっぱいが目的なんでしょ」
「ちょ、ルイズ」
「おち、おちちがいいのね、アンタ結局おちちの大きい女がいいのね」
「違うって、話聞けよルイズ!」
才人は話を聞こうとしないルイズに思わず声を荒げてしまう。
才人がシエスタを手元に置くのは、彼なりの責任感の表れだった。
彼女が納得するまで、自分の傍にいさせてやりたい。
それは結局彼女が死ぬまで彼の傍にいると言うことなのだが、それでも。
才人は、身を捧げてくれたシエスタの望みを、できるだけ叶えてあげようと思っていた。
しかし。
「何よ、何の話を聞けってのよ!」
「あのなあ、そんな喧嘩腰じゃ話すこともできないだろうが!」
「だ、だってしょうがないでしょ!アンタが悪いのよアンタが!」
「だから頭ごなしに決め付けんなって…」
言い合いの様相を呈してきた二人だったが、才人は深いため息をひとつハァ、とつくと。
おもむろに席を立つ。
「何、やろうっての?」
ルイズもそれに合わせて席を立つ。
もうすでに頭の中はすっかり沸きあがっていて、どうやってこの生意気な使い魔を躾けてやろうか、とかそんな事しか考えられなかった。
才人はそんなルイズに取り合わず、背中を向け、広間の外へと歩き出す。
ルイズはそんな才人の背中に問いかけた。
「ちょ、どこ行くのよサイト!」
「…ちょっと外出て頭冷やしてくる。
このままじゃ俺、お前と思いっきり喧嘩しそうだ」
応えた才人の声は、いつにも増して低く、冷たかった。
それゆえ彼の本気を感じさせ、ルイズの怒りを完全に静めてしまうのに十分だった。
そしてルイズは出て行く才人を黙ったまま見送り。
ぱたん、とあまりに軽い音を立てて、広間の扉は閉じてしまう。
- 181 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/16(木) 02:11:01 ID:gWP1sLXk
- そしてしばらくして。
「あ、あああああによ!」
突然ルイズは怒ったように声をあげて、もう一度席に着く。
「あ、あんなに怒る事ないじゃない!わ、悪いのは節操のない犬なんだし…」
そう言って食べかけの朝食に目を落とすルイズの頬に、一筋の雫が走る。
ルイズの目尻から、涙が零れ落ちていた。
「…どうしたんですか?ミス・ヴァリエール。サイトさんは?」
シエスタがいつの間にか戻ってきていた。
手には、焼きたてのロールパンを乗せた籠を下げている。
どうやら厨房でお代わりのパンをもらってきたらしい。
シエスタは泣いているルイズが心配になって、ルイズの傍に歩み寄る。
なんのかんの言っても、シエスタはこの生意気な貴族の娘が嫌いではなかった。
そりゃあ、普段は一人の男を取り合う恋敵ではあるものの、同じ男を好きになった者どうしである。気の合う部分はたくさんあった。
ルイズはそんなシエスタに、涙をぬぐおうともせず顔を向ける。
「どうしよう…」
シエスタはこんな弱気なルイズを見るのは二度目だった。
以前に見たのは、才人がアルビオンの七万の軍と戦い、戦死したと聞かされたとき。
彼女は見る影もなく弱りきり、全てを投げ出していた。
それは、ルイズが何よりも心の拠り所を才人に求めているからで。
「サイトと、喧嘩しちゃったよぉ…」
そこまで言うと、堰を切ったようにルイズの目尻から涙が流れ始めた。
サイトに嫌われた。
ルイズにとって、才人の心が自分から離れる事は、それこそ彼が死ぬのと同じくらい悲しい事だった。
そして、シエスタは。
泣き出したルイズを、かつて彼女の友人がそうしたように、優しく抱き締めたのだった。
- 182 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/16(木) 02:12:14 ID:gWP1sLXk
- ちょっと今回はギャグ抜きっぽく行ってみようかと思いましてー。
でも無事ラスまでネタいれずにすむんだろうか?
体質的に無理な希ガス
さて、明日病院いかなならんのでこの辺でノシ
- 183 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 02:17:49 ID:6JWjaBmd
- >>182
うわあ
ルイズもシエス子もかわええのう
この二人のからみはなんかイイな
大好き
あとお大事に。健康にしてないとあンたの最高のSSが読めないジャナイカ!!
- 184 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 09:39:29 ID:dMlsgGQR
- >>182
GJ、そしてwktk。
サイトが他の女の子を見ることを怒るというか怖がるのは原作でもアニメでもSSでも
変わらない根本的なルイズの性質だな。
- 185 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 13:13:15 ID:rXQgpCQv
- せんたいさん、GJ!
つれなくされちゃうと泣いちゃうルイズが可愛いな
みんな仲良くハッピーエンドがいいです
続きに期待してます。身体に気をつけてガンガッテください。
- 186 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/16(木) 22:57:26 ID:unfWN6t+
- >>182 せんたいさんGJ!!
いやぁ俺の文章力なんかと比べるとデルフ的に
ハエとフェニックスだね
- 187 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 00:30:53 ID:6Ucnj/KX
- >>186
なんでかわかんないけど噴出した
許せ
- 188 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 00:31:42 ID:6Ucnj/KX
- >>186
なんでかわかんないけど噴出した
許せ
- 189 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 00:38:53 ID:6Ucnj/KX
- 二重投稿になってしまったことを含め、
侮蔑しているわけではないことをここに記すと共に、
正式に謝罪する
正直すまんかったでござ候
- 190 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 01:13:18 ID:XIAZVTUT
- これにていっけんらくちゃ〜く!
- 191 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 11:16:45 ID:oKCbWZtH
- 「それでは、今日の講義はここまでです」
コルベールの授業終了の合図とともに生徒の大半は自室や広場など思い思いの場所へと散っていく。
ギーシュは女子生徒の方へと足を運び、タバサは読書のために自室へと帰っていった。
一方ルイズはといえば、このあと何をするかについて思案していた。
(この前失敗したセーターのリベンジでもしようかしら)
「はぁ」
後方から、ため息が聞こえたような気がしたが、ルイズは無視する。
(でもまだ夏だし、いらないわよね)
「ふぅ」
(今頃サイトは何をしてるんだろ?)
「ううぅぅぅぅ」
(メイドとイチャイチャしてたら、ただじゃおかないんだから)
「あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「うるさいわねっ! 何なのよ、いったい!」
ルイズは後ろの席へと振りかえる。そこにいたのは、朝から妙に元気のないモンモランシーであった。
「ル、ルイズ。どうしよう?お腹が、お腹が……」
そう言いながらモンモランシーはしきりに自らの腹部をさすっている。
「な、何があったのよ」
「この前ね……ギーシュがいきなり私の部屋に入ってくるなり『モンモン、お願いがある』って」
彼女が言うには、ギーシュの頼みというのは付き合っている男女なら当然やっていることらしい。
(それって、やっぱり)
ルイズは、日頃サイトと行なっている夜の営みを思い出し、頬を染めた。それを気にせずにモンモランシーは聞こえないような小さな、暗い声で続けた。
「それで……やったのよ」
「え……?」
ただごとではない。そう考えたルイズは、モンモランシーの隣に座り直して話を聞いた。
「も、もちろん私は、嫌だって……のよ? ……ギーシュがどうしてもって言うから、仕方なく……」
泣きそうな声で語るモンモランシー。
この状況において、ルイズがいかに桃髪脳天気といえども、聞きなおすなんていう愚かなことはしない。
むしろ親友なら察してしかるべきであろう。
(そんな……モンモランシーと、ギーシュが)
「な、なんでいきなり?」
「それがサイトに聞いたらしいのよ。ギーシュが言うには『サイトの国では普通にあるらしい』んだって……」
(ヘエ、アノ犬ガ、ソンナコトヲ!!)
ルイズはとりあえずサイトのお仕置きを決めつつ話を促した。
- 192 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 11:17:47 ID:oKCbWZtH
- 「何で断らなかったのよ」
「わ、わたしもその、ね? 嫌ではなかったっていうか」
ルイズがふとモンモランシーの腹部に目をやると、確かに心なしか膨らんでいるような気がした。
「まぁ、ギーシュも美味いって言ってくれたし」
(う、上手いってモンモランシーまさか)
実は相当なテクニックをもっている人物がこんな身近にいるなんて。とルイズは驚きを隠せない。
「ちょっと私も調子にのっちゃって……それから毎日のように」
気付けばモンモランシーの頬も微かに赤みがさしていた。
(アノ犬ヤッパ殺〜ス!!)
「それでね……」
「それで?」
「太っちゃったみたいで」
「……ふぇ?」
「なんていうか、あんなにクッキー作るんじゃなかったなぁ。おかげでお腹がたるんできちゃって、ほら見てよルイズ。ここなんかこんなに……あれ? ルイズどうしたの? ルイズ!?」
今日もトリステインは平和である。
- 193 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 11:20:56 ID:oKCbWZtH
- 鬱展開かと思った方すいません。全然違いますw
ルイズが胸ぺたぺたしながら悩むSS書こうとしたら、何が起こったんだろ?
- 194 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 11:57:56 ID:4Q2YSqwG
- >>193
乙。
サイトがどういうことをギーシュに吹き込んだのか分かりにくいです。
サイトだともっと変態的なものを吹き込みそうな気がしないでもないしw
>ルイズが胸ぺたぺたしながら悩むSS
次はそれでお願いします。
- 195 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 17:39:15 ID:ugHmTuab
- ・モンモンお腹をさすってる
・サイトの国では普通
・ギーシュの美味しい発言
これらの情報から黄金水系かと思いましたwww
- 196 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 19:14:58 ID:Ky3m4Q9C
- それは日本で普通ではなくて特殊といいますw
195はどこの国の人間だよwwww
- 197 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 19:25:57 ID:cx+HLzrX
- >>196
つインド
- 198 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 20:09:15 ID:dgqMUpu/
- あと一週間で12巻発売か。またこのスレもピンク色の嵐が吹き荒れそうだw
シエスタ、テファ関連のSSがドカドカ増えそうな気がする。
- 199 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/17(金) 22:00:49 ID:22737+N1
- 最近勢いがないのはコミケのせいか?
- 200 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 18:05:53 ID:p4y6BzoH
- >>198
ほう。
シエスタみたいなリアルにいて(二次が云々は抜きにした場合)ウザくないやつが良い俺には吉報だ。
ゼロ使はアニメを一度見ただけだから漫画がどういうものかは知らんが。
一応言い訳として、二次にリアルを求めているわけではない。
- 201 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 19:03:49 ID:EIx39Hkl
- >>200
12巻ってのは小説(原作)のことな。
漫画版ゼロ魔は黒歴史だそうで。
- 202 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 20:18:31 ID:qXqjbW+a
- 望月奈々の漫画の方向性はむしろアニメゼロ魔向きだな。
本編のシリアスな要素は一切廃されて、純粋にラブ米のみに特化した内容になってる。
- 203 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 21:27:49 ID:Ew47ETMs
- まぁ漫画は漫画でやってもらえばいいや。
原作は色んな事をやってくれればいいしね。
膝枕とか膝枕とかあと膝枕
- 204 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 21:40:21 ID:o9hOA8dV
- このスレでのキャラのまんべんなく愛されてるっぷりは異常
バランスが良い
- 205 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:20:00 ID:U7bMo6BP
- >>204
俺もよくそれは思う
大抵どこのスレにも○○は嫌いってのを見るが、
このスレだとほとんど見ない ていうか見ない
どのキャラも愛されてる
アニメだけを見た人には、アンリエッタは嫌いって人が多いみたいだがなぁ・・
ただ、ニコニコ見ての感想でしかないから、実際はシラン
アン様可愛いよアン様
- 206 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:31:27 ID:ynPfWp1R
- ちゃんと2話?でウェールズのこととかやってたんだけどなー
まああんま分からんのかもしれないね、そういうのは
- 207 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/18(土) 22:33:49 ID:ozVR8uz6
- ビッチは誉め言葉さ 特にここではな…
- 208 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 05:50:45 ID:ovtv4jdx
- >>207
まったくそのとおり、チクトンネのビッチさ加減もいいし
アニメ版のビッチさ加減もよかった。
アンかわいいよアン。
- 209 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 06:45:25 ID:qDeBnKqv
- さて、ティファの胸が本物か【俺が】確かめてきますね。
- 210 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 12:59:26 ID:UgIO2eyr
- じゃあ、タバサに胸があるか【僕が】確かめてきますね。
- 211 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 15:12:39 ID:pJEmlbZ8
- では、アンが本当に処女かどうか【我】が確かめておこう。
- 212 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 16:41:23 ID:wVdfJVlj
- サイト「全部俺が確かめた」
- 213 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 16:48:23 ID:PAIQwBLu
- >>212
お前なら許す
- 214 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 16:48:49 ID:CC8lwSSP
- この馬鹿犬っ、阿呆犬っ、色魔犬〜〜!
- 215 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:37:41 ID:KjoXQRrD
-
何 育成の天才 ヒソヒソ・・・ 「ここまで育てるとは…」
て やるがなコイツ さすがわしの育てた子だ…
育 化物か…コイツ… 「こやつ…ここまで…」 大した育だ…
て 本当に大した育成者だよ…お前は
方 コソコソ・・・ 「こいつ…かなりの育て者」
だ 「まさか…これ程とは…」 逸 流石お前だ…
材 「大した奴だ…」
何て育ちじゃ… さすがですね… ザワ・・・
「何てヤツだ…」 ____
大した育成力だ /__.))ノヽ さすがお前だ…
「…コイツ…ただものじゃない」 |ミ.l _ ._ i.) なんて育成法…
認めてやろう 大した監督だ… (^'ミ/.´・ .〈・ リ
ザワザワ・・・・ ガヤガヤ・・・ .しi r、_) | < みんな「わしが育てた」
写輪眼でも見切れない… | `ニニ' /
.ノ `ー―i´ こいつ…育てる…
- 216 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 18:54:56 ID:wVdfJVlj
- だがルイズの胸だけは育てられないサイト
- 217 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 19:21:10 ID:ywW1/ljC
- >>216
母乳が出れば問題ないかと
原作だと大きければ大きいほど母乳は出るもんだと思ってるようだし
- 218 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 19:22:43 ID:ZFn9MJHJ
- そういえばこのスレも暫く見るのやめないとあぶないんだなー
- 219 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 20:20:15 ID:J0fgv61Z
- >>218
なんで?ネタバレが落ち始めるから?
- 220 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 20:35:44 ID:Pt6biR5h
- 水曜まではたぶん大丈夫でしょう
- 221 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 20:43:41 ID:vL/LaOim
- 自分でいいことしてると思ってフライングネタバレする奴はホント最悪だよな
- 222 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 20:47:31 ID:jDSBKrSd
- そういえば12巻の発売日は25日だったな
そんなことより12巻発売後のここのSSが楽しみだ
- 223 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 21:18:04 ID:nJ6ewTsH
- >>220
バレスレにはネタバレらしきものが来ているが、ちと早いよな
普通は三日ほど前
- 224 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/19(日) 21:29:59 ID:Pt6biR5h
- >>223
明日神保町で発売のようですね
今日行ったのにorz
- 225 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 03:55:49 ID:S5yhwcVR
- さてすっかり間が空いたけど。
>>178 の続きいくぜい
事前に>>177のリンク先を読んでおくと幸せになれるんだぜ
- 226 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 03:57:10 ID:S5yhwcVR
- しばらくシエスタは、黙ってルイズを抱き締めていたが。
少しルイズが落ち着いて、嗚咽が止まったのを確認すると、ルイズの肩を掴んで身体を離す。
最初ルイズは驚いた顔をしていたが、自分の置かれている状況を思い出すと、真っ赤になって顔を逸らす。
「な、なにやってんのよシエスタ!」
ついさっきまで慰めてくれていた相手に随分な物言いである。
シエスタはそんなルイズを見てくすりと笑う。
「あ、あに笑ってんのよ!」
「いーえー。さっきまで『サイトに嫌われたー』ってベソかいてたひとが、随分元気になったなー、って」
「いいいいいいいい今のは気の迷いよ!なんかおかしかったのよ!」
言ってルイズは食べかけの朝食に向き直る。
そんなルイズに、シエスタはぽそりと言い放つ。
「それじゃあいいんですね?サイトさんと仲直りしなくても」
その言葉に、ルイズの身体がぎしっ!と音を立てて硬直する。
それでも気丈にルイズは、振り絞ったような声で応える。
「い、いいいいのよあんな犬!放って置けばお腹すかして帰ってくるわよ!」
何故かスクランブルエッグをナイフで切り分けながら。
シエスタはふーん、と呟くと、広間の扉を眺めて言った。
「あんなに怒ったサイトさん初めて見たかも」
再び、ルイズの身体がぎししっ!と音を立てて固まる。
シエスタはそれを確認して続ける。
「ひょっとするとこのままお屋敷出ていっちゃうかもー」
ぎしししっ!
「サイトさんあれで結構なんでもできますからねえ、ほっといたら自分で元の世界帰っちゃうかもー」
ぎしししししっ!!
「追いかけるなら早めがいいかもしれませんねー。あ、でも仲直りしなくてもいいんでしたっけ?」
そこまで俯いて黙っていたルイズが顔を上げる。
また泣きそうな顔をしていた。
- 227 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 03:58:04 ID:S5yhwcVR
- ぷるぷると震えながら、何か言おうともごもご口を動かしているが、下唇を噛み締めているせいで上手く言葉にならないらしい。
シエスタはうーん、と考え、ルイズが何を言おうとしているのか推察する。
「えっと?『どうしようシエスタ』?」
こくこく。
「えと、『とりあえずサイト捜してきて』?」
こくこくこく!
「なるほどなるほど。『見つけたらその場で押し倒してもいいからね』?」
ぶんぶんぶん!
…ちっ。
最後の捏造をしっかり否定され、シエスタはルイズに見えないように舌打ちする。
でも、とりあえず急ぐ必要はありそうですね。
シエスタはそのままルイズに背を向けると、ルイズに言った。
「じゃあ、捜して連れ戻してきます。とりあえずミス・ヴァリエールはお食事を片付けてくださいな」
シエスタはにっこり笑うと、主人を連れ戻すために広間を出て行った。
才人は、湖畔でぼーっと朝日を反射する湖面を眺めていた。
そしてちょっと後悔していた。
…ずいぶんきつい事言っちゃったなあ…。
ルイズが一方的に突っかかってくるので、ついカッとなって出てきてしまった。
もうちょっと、言い返す隙でもあれば、あそこまで頭に血は上らなかっただろう。
…今から戻るのも、なんだかなあ。
才人は戻った場合を脳内でシミュレートしてみる。
ケース1。戻ったとたんにルイズにぼこられる。俺半死。
ケース2。戻った後は大丈夫だけどしばらくしてルイズにぼこられる。俺瀕死。
ケース3。そもそも屋敷に入れてももらえない。俺オワタ。
…悲惨な結果しか待っていないのは気のせいだろうか。
あの時は頭に血が上って、状況をよく考えていなかったが、実際この状態はよろしくない。
どうしたもんかな、と才人が湖面を眺めてボーっとしていると。
「あ、こんなとこにいたんですね」
背後から、聞きなれた声がした。
振り向くとそこに、シエスタがいた。
シエスタはすたすたと才人の隣まで来ると、すとん、と腰を下ろした。
才人は彼女になんと声を掛けていいのか分からず、一緒に湖面を見下ろす。
シエスタは、ちらりと才人の顔色を伺う。
その横顔が、いつもの優しい才人のそれだった。
シエスタは、まるで独り言を言うように、才人の方は見ずに、朝日の爆ぜる湖面を見ながら言った。
「…ミス・ヴァリエールなんですけども」
隣で才人がびくん、と震える。
シエスタにはその様子は見えていなかったが、なんとなく雰囲気で才人の挙動を察知していた。
…結局二人とも、お互い気になってしょうがないのね。
ちょっとジェラシーなど感じながら、シエスタは才人に真実を告げる。
「サイトに嫌われたー、って、泣いてましたよ」
言って隣を見ると。
口を『い』のカタチにした才人が固まっていた。
- 228 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 03:58:54 ID:S5yhwcVR
- 才人はその姿勢のままシエスタに尋ねる。
「マジで?」
「マジです」
嘘マジなんでルイズそんなんで泣くの、とか口の中でもごもご言っていた才人だったが。
彼のモグラ頭脳は、すぐに考え直した。
いやまて泣いてたって言ってもそれは怒りのあまりの可能性が。泣くほど怒るってどんなのですか。俺死ぬ。死んだ俺。
そして再度シエスタに尋ねる。
「い、いやでも怒ってたでしょ?」
「んー、ちょっとは怒ってましたけどー。
どうなんでしょ。たぶん今行けば涙ぼろぼろ流しながら『さいとぉ〜』って抱きついてくるんじゃないですか?」
しかしシエスタの説明にも、才人は『冗談だろ』という顔を崩さない。
…どこまで疑り深いんだか。
「サイトさんは、もっと自信持っていいと思いますよ」
シエスタは、そんな才人に笑顔を向けながらそう言う。
「へ?」
唐突な台詞に、才人は思わず間抜けな顔でそう応えてしまう。
シエスタは続ける。
「ミス・ヴァリエール、サイトさんにメロメロなんですから。
サイトさんがいなきゃ生きていけないってくらい」
「そ、そうかな」
言いながら才人は照れたように頬を掻く。
「そうですよ。それにサイトさんも好きでしょ?ミス・ヴァリエールの事」
「い、いやまあたしかに」
むか。
自分で振っておいて、目の前でニヤつく才人に軽くムカっ腹が立つシエスタ。
まあ、振ったの私ですけどー。
そこではたと思いつく。
シエスタはそれを実行するべく、才人に気付かれないようににじりよって彼我の距離を狭める。
「それに、私も」
そして膝がくっつくほど密着した状態まで近寄ると。
そう言って、才人の腕を絡め取った。
シエスタの胸の谷間に、容赦なく才人の腕が埋められる。
「私もサイトさんがいないと生きていけません。
サイトさん、私の事好きですか?」
いきなりの行動と言葉に、才人は再び固まる。
そして、煮えたぎった頭で応えた。
「い、いやシエスタも確かに好きだけど!でもそれは二股とかそういう意味でじゃなくて、えっとだな」
ホントにもう、この人はー。
シエスタはしどろもどろの才人の腕をさらにぎゅっと抱き締め、その肩に頭を預ける。
- 229 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 03:59:45 ID:S5yhwcVR
- 「いいですよ、二股で」
「え」
「二股でもいいです。私、サイトさんがお傍に置いてくれるなら、二股でもなんでも許しちゃいます」
言ってにっこり才人に微笑みかける。
「し、シエスタ…」
そんなシエスタに、才人は言いようのない愛しさと、申し訳なさの入り混じった妙な感情を抱く。
シエスタはそんな才人を見上げると、言った。
「だから、何も言わずにここで抱いてください…」
「し、シエスタ…」
「『押し倒される分には問題ないですよね〜』とか考えてるでしょシエスタ」
突然。
背後から二人のよく知った声が聞こえた。
その声に、才人はぎこちなく。シエスタは慌てた様子もなく、振り向く。
そこには、桃色の髪の、才人の婚約者がいた。
「わわっ!?ルイズっ!?いやあのこれはだなっ!?」
「あら、結局ご自分で探しに来たんですねミス・ヴァリエール」
二人はそれぞれにそう答え、才人は両手をぶんぶん振りながら、シエスタは冷静にスカートについた草を払いながら、立ち上がる。
「…全くもう、シエスタ一人にまかせるとこれだから油断ならないのよ」
さっきまで才人に嫌われたとか言って泣いていたルイズはどこへやら。
二人のいちゃつく所を見て、急にもとの調子を取り戻したルイズだった。
しかし、その中身は、朝食前とは違っていた。
ルイズは、才人につかみかかるようなこともせず、かといってシエスタに難癖つけるわけでもなく、頬を掻きながら二人から視線を逸らして思案している。
そして考えを纏めると、言った。
「…いいわよ。シエスタとなら」
「え」「はい?」
信じられない何かが、目の前で起こっている。二人はそう感じた。
ルイズはそんな二人に構わず、続ける。
「…し、シエスタとならシてもいいって言ってんの!
ほ、ほら大貴族になると第二夫人とかいるじゃないの!そういうのよ!」
それはルイズなりの結論だった。
ルイズだって、シエスタが嫌いなわけじゃない。できることなら仲良くしたい。
だったら、才人を取り合って喧嘩するよりは。
「ま、毎日顔合わせるメイドと取り合いするのもタルいから、きょ、共有した方がいいってことよ!」
そこまで言い切って真っ赤になって顔を逸らす。
才人はあまりの展開に開いた口が塞がらなかったが。
シエスタは突然ルイズに駆け寄って、ぎゅうっとルイズを抱き締める。
「ちょ、何すんのよシエスタっ!」
「あーもう、ありがとうございますミス・ヴァリエールっ」
べ、別にアンタのためじゃないんだから、いいんですよぉ隠さなくてもぉ、なんて言いながらじゃれあう二人。
そんな二人を才人はぼーっと見つめる。
- 230 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 04:00:48 ID:S5yhwcVR
- …ん?デジャヴ?
才人はそういえばこんな光景を前に見た覚えがある気がした。
そういえば、以前二人が半分和解したときは…。
しかし気づいた時は既に遅かった。
ぼーっとしている才人の腕を、二人が仲良く両脇から抱え込む。
それはまるで、捕まった犯人が連行されていく姿のようにも見えた。
「ま、まあそういうわけだから」
「頑張ってくださいね、旦那様♪」
2倍はカンベンしてください…。
二人に連行されながら、そう思う才人だった。
そんなわけで、その夜は。
「それじゃあ、たっぷりご奉仕しちゃいますね、サイトさん」
「はは…お手柔らかに…」
早々に夕食を済ませた三人は、速攻でコトに及んだわけで。
全裸のシエスタは同じく全裸で横たわる才人の股間に陣取り、既に臨戦態勢の才人をしごいていた。
部屋に着くやシエスタはさっさと全裸になり、才人も脱がせてベッドに押し倒したのである。
ルイズも、既に服を脱いで才人のとなりにいる。
そして。
「ちょ、ちょっとシエスタずるい!私も!」
言って才人の下半身に回ろうとするルイズだったが、シエスタがそれを手で止める。
「ミス・ヴァリエールは、サイトさん『に』シてもらってください」
え、と一瞬ルイズは考えてしまう。しかしすぐに気付くと。
淫靡な笑顔を才人に向けると、おもむろに横たわる才人の顔を跨いだ。
「ちょ、ルイズっ!?」
驚く才人にルイズは。
「だ、黙って舐めなさい!ちゃ、ちゃんとイくまでするのよ!」
言って、そのまま才人の顔の上に腰を下ろした。
才人の鼻がルイズの真っ白な臀部の谷間に埋まり、丁度口の部分にルイズの裂け目が当たる。
しょうがねえなあ、と才人がルイズの腰を腕でロックし、舌を伸ばすと、ルイズの薄く茂る陰毛が舌に触れるのが分かった。
才人はそこから肛門の手前まで、丹念にルイズの溝を嘗め回す。
「ひぁ!そ、そうっ、サイト、じょうず…!」
ルイズは才人の下腹部に手を置いて、才人の愛撫に耐える。
その下では、シエスタが才人の一物を咥えこんで、頭を上下にスライドさせていた。
己が高められる感覚に、才人はさらに激しい行為でルイズを刺激する。
手でルイズを広げ、広がった奥に舌を差し込む。
広げた谷間の上で、自己主張を始めた小さな肉芽を、指の腹で押しつぶす。
「あ、だめ、そこだめぇっ!」
弱点を責められ、ルイズの背中が丸くなる。
- 231 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 04:01:46 ID:S5yhwcVR
- そして、かくかくと震えて。
ぷしっ…!
ルイズの股間から、透明な液体が才人の顔に飛び散る。
「や…はぁ…」
ルイズはそのままくたん、と才人の上に潰れる。
そして、その下では。
どくどくどくっ…!
「んんんーーー!」
シエスタの口に咥えられた才人が、爆発している最中だった。
ルイズの下で、かくかくと才人の腰が震えているのがわかった。
…あ…サイトも逝ってるんだ…。
なんだか、自分と才人が一緒に逝けたみたいで、少し嬉しくなるルイズ。
しかし、んく、と才人の精液を飲み干したシエスタを見て。
「…やっぱ、ずるい」
半眼でシエスタを睨む。
「なんで?ミス・ヴァリエールはちゃんと逝けたじゃないですか」
シエスタはこくん、と首をかしげてルイズに尋ねる。
「だって…私も欲しいもん」
言ってルイズはシエスタに抱きついて。
シエスタの口の端から零れた、一筋の才人の精液を舐める。
「サイトの…精液」
「大丈夫ですよ。ね、サイトさん」
言ってシエスタは、そのままルイズを抱き締め、こてん、と横になる。
器用に脚をルイズの脚に絡めると、ルイズの脚を開かせた。
すると、牝の粘液に滑る桜色の肉の花が二つ、上下に並んだ。
才人の喉がごくりと鳴る。その股間では、放出を追えたばかりの彼の分身が、再び天に向かってそそり立ち始めていた。
そんな才人を、ルイズは身体を起こして、シエスタはそのまま首だけを起こして、じっと見つめる。
「じゃ、サイト」
艶を含んだルイズの声に、シエスタの声が続く。
「両方の穴、使って、いーっぱい」
そして二人で。
「「出してね?」」
にっこりと、淫靡に微笑んだのだった。
- 232 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 04:02:56 ID:S5yhwcVR
- ぷっつん。
才人の中で何かがキレた。
「やぁってやるぜっ!」
才人はそのまま、上になっているルイズの腰を抱え、一気に奥まで貫く。
「はぁっ…!きたぁっ…!サイトのっ…!」
ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!
そしてそのまま、既にぬかるんでいたルイズの中を数合、掻きまわす。
「ずるいです…ミス・ヴァリエールだけぇ…」
下から感じているルイズを見上げていたシエスタから、不満の声が上がる。
「大丈夫…っ!」
才人はそれだけ言ってルイズから一物を引き抜くと、今度はシエスタの腰を抱え、一気に貫いた。
「やっ!いきなりそんなぁっ!」
ぶちゅちゅちゅ!
シエスタも一気に奥まで貫き、そして掻き回す。
知らず知らずのうちに、ルイズとシエスタはいつの間にかお互いに指を絡ませあっていた。
「ふぁ!いい!いいのぉ!」
自分の下で悶える黒髪の少女を見て、ルイズの中にふと疑問がわく。
そしてルイズは、その疑問を、黒髪の少女を犯す己の婚約者にぶつけた。
「ね、サイト。
私の中とシエスタの中、どっちがいい?」
才人はいきなり何聞いてんだコイツ、とシエスタの中を往復しながら思ったが。
すぐ思い直すと、シエスタの中を数合楽しんだあと、またルイズに突き刺す。
「あはぁっ!」
質問の答えではなく、才人の牡の器官が帰ってきた事に一瞬驚いたルイズだったが、中を削られる快感にそんなものはすぐに打ち消されてしまう。
しかし、才人はルイズの耳元に口を寄せると、応えたのだった。
「ルイズの中は、ぎちぎち狭くてキモチイイよ」
そして一番奥まで貫き、そして引き抜く。
「あっ、なんでぇっ」
たった一度の往復で抜き出された才人を追うように、ルイズの腰が動く。
しかし才人はそのまま、シエスタの中に己を埋めてしまう。
「ひゃぁっ!」
急に襲ってきた快楽に、シエスタの喉が踊る。
- 233 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 04:03:38 ID:S5yhwcVR
- 才人はそんなシエスタの中をさっきルイズにしたように一番奥まで犯すと、ルイズに言った。
「シエスタの中は、柔らかいけど奥まで行くと締まって、キモチイイんだ」
ぬぽん!
「やぁっ!」
また才人は分身を引き抜き、言った。
「どっちがいいか、なんて俺には決められれないや…でも」
言ってまた、ルイズの中に戻る。
「あんっ!」
喘ぐルイズに、才人は応える。
「どっちも、最高の女の子だよ」
言って、激しく腰を使い始めた。
ぐぷ!ぐぷ!ぐぷ!
粘液に塗れた肉の擦れあう音が容赦なく響き、それと同時に女の啼き声が響く。
ルイズの次はシエスタ。シエスタの後はルイズ。
交互に数合ずつ繰り返し、才人は二人を犯す。
犯され、引き抜かれ、そしてまた犯され、それを繰り返すうち、お互いの喘ぎ声を聞くうち、ルイズとシエスタはどちらが今されているのか、だんだんわからなくなってくる。
お互いに絡めあった指が、だんだんきつくきつく結ばれ始める。絶頂の前触れであった。
最初に絶頂を迎えたのはルイズ。
「ひぁ、だめ、いくのぉ、いっちゃうのぉ!」
かくかくと震え、シエスタの上で声を上げる。
そして引き抜かれた愛液塗れの才人が、今度はシエスタを絶頂に導く。
「うぁ!きちゃう、きちゃうのっ!」
ぎゅうぎゅうと最後の力で才人を締め上げ、シエスタは絶頂する。
そしてその中で、才人が弾けた。
どくどく!
しかしいつもよりずっと早いタイミングで、それは引き抜かれる。
才人の一物は精液を零しながら、今度はなんと、絶頂で緩んだルイズの割れ目に突き立てられた。
「や!だめ!まだだめぇ!」
絶頂の余韻で敏感になっているルイズの中を奥まで削って、才人はその奥で放出の続きをする。
「やぁ!せーえきでいっちゃう!またいっちゃうぅ!」
熱い迸りに意識までも焼かれ、ルイズはシエスタの上で果てたのだった。
- 234 名前:月は東に日は西に ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 04:04:09 ID:S5yhwcVR
- シエスタの左隣では、才人が気持ちよさそうに寝息を立てている。
さらにその向こうでは、ルイズが安らかな寝顔を見せている。その身体は半分ほどシーツからはみ出ていた。
シエスタははだけたシーツをルイズにかけ直し、そして自分もシーツの中に戻る。
「これからは、ずっと一緒ですよ、サイトさん」
言いながら、彼の胸板を枕に決め込む。
そして、その向こうで眠る、優しい友人に語りかけた。
「ルイズも…ずっと、一緒ですよ♪」
そして、シエスタもまどろむ。
三人一緒の、楽しい未来を夢見ながら。〜fin
- 235 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/20(月) 04:05:15 ID:S5yhwcVR
- ゴメン、いろいろあって随分間が空いてしまったorz
ゆるしてちょ
んじゃ新刊でたらまた投下しまっす
でわでっわノシ
- 236 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 04:28:19 ID:SVn5XxH6
- こんな時間なのにGJ!!
- 237 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 13:06:33 ID:Fr5XLZPV
- 純愛だね!うん!
- 238 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 14:12:46 ID:uvO9Hzvh
- >「やぁってやるぜっ!」
カレーパン噴いたwwwwww
GJ
- 239 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 16:20:03 ID:KmX4Mvdc
- お茶吹いたらケータイ壊れたorz
せんたいさんGJ
- 240 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 16:40:53 ID:E4Ufcqix
- 478 名前:名も無き冒険者 :2007/08/20(月) 16:30:29 ID:GkfAL3h8
ピアカスで配信してた奴がBANされたのは
ゲハのしょぼん太ってコテが通報しまくったかららしいな
全く度し難い・・・
- 241 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 18:28:08 ID:Eo0Gxbp9
- >>235
夏風邪ですっかり意気消沈してたのに、なんつー神展開。
せんたいさん・・・おそろしい子。
- 242 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23:17:17 ID:bqTATmmw
- 「ルイズ、少しは楽になったか?」
「ダメ……頭がクラクラして死にそう……」
俺の質問にルイズは弱々しく返事をかえした。
「うーっ、苦しい……もうヤダ……」
ルイズが風邪をひいて今日で2日目。
俺は今日もルイズの看病を続けていた。
「はぁ……冷たくて気持ちいい」
俺が額のタオルを水でぬらしてやると気持ちよさそうに呟く。
「ねぇ、サイト……」
「なんだルイズ?」
洗面器の水を交換しようと立ち上がった俺は、ルイズに呼び止められて振り返る。
そこには顔の下半分を毛布で隠したルイズが、こちらを見つめていた。
「わたし風邪ひてるの」
「知ってるよ」
「うん、だから……お風呂はいってないの……」
「そうだな、風邪ひいてるときは風呂はやめといたほうがいいな」
「うん、だから……」
俺はルイズが何を言いたいのか分からずに困惑する。
だが次の「サイトが身体を拭いて」といわれた時、俺は顔を真っ赤にして驚いた。
「る、ルイズ……」
「だ、だって……たくさん汗かいて気持ち悪いし……」
俺はルイズに聴こえるのではないかというくらい大きく唾を飲み込んだ。
「い、今……シエスタ呼んでくるから、シエスタにしてもらえよ」
俺の中にある最後の理性がなんとか正しい(と思う)対応を行った。
だがその理性はルイズの次の言葉であっさりと打ちのめされる。
「サイトがいい……」
これはいけない。
欲望という名の騎士が理性と言う名の騎士を倒すのがハッキリと感じられた。
だが理性は満身創痍ながらまだ息はあった。
そう、この瞬間までは――
「お願いサイト……」
甘えるような目で俺を見つめるルイズ。
理性は死んだ。
あっさりと絶命した。
俺の中で欲望の騎士が勝利の雄叫びをあげているのが聴こえてくる。
「わ、わかった……」
俺は自分自身を納得させるように言葉をかける。
ルイズは俺のご主人様だ。
そのお世話は、使い魔である俺の義務さ。
そうさ、これは別に普通のことだし、大丈夫さ大丈夫。
何が大丈夫なのか実際はわからない。
そうさ、汗かいたから身体を拭いてやるだけさ。
「じ、じゃあ……水替えてくるから、そしたら身体ふこうな」
「うん……」
俺は心臓がドキドキするのを感じながら手にした洗面器をもって歩き出した。
- 243 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23:24:04 ID:uvO9Hzvh
- wktk
- 244 名前:とおりすがりの犬:2007/08/20(月) 23:48:16 ID:OYDiUb/q
- たった今書いたものがあるんだけども投下していい?
それともちょっと待った方がいいかな?
- 245 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/20(月) 23:54:25 ID:csZUtt/v
- どんとこい
- 246 名前:とおりすがりの犬:2007/08/21(火) 00:00:10 ID:OYDiUb/q
- うし、なら投下します。設定としてはルイズはサイトと結婚、屋敷に住む。
シエスタはメイドとして付いてきているという設定で。
- 247 名前:とおりすがりの犬:2007/08/21(火) 00:01:26 ID:OYDiUb/q
- 静かな夜の日の事、とある寝室のベッドにて絡み合う影が二つ。
「はぁ、あ…あぁ……ん……」
「じゅるっ、じゅるる、ん、可愛いですよ。ルイズ、すごいひくひくしてる」
「あん、やめ……やめなさいよ……」
コロンと首輪につけてある鈴がなる。ルイズに圧し掛かるシエスタ、珍しい組み合わせである。
シエスタはルイズの脚を開くとすっかり熟れた蜜肉を啜り上げ、そして自身も空いている手で
自らの蜜壷を掻き回す。シエスタがルイズの淫核を軽く甘噛みすると、火照ったルイズの体が
ビクンと跳ねる。
「はぅぅっ」
二度目の絶頂−蜜壷からは愛液という蜜が溢れ、シエスタはルイズのイク様子を見た後。唇を
奪った。一方的にシエスタの舌がルイズの口内を蹂躙する、やがてルイズも自ら舌を絡めシエ
スタの舌と厭らしく絡み合う。ちゅっじゅる、っとお互いの唾液の啜る音が響き、二人は唇を
離す。するとつーと一本、綺麗な銀の橋が出来た。
事の発端はつい2時間ほど前、シエスタが田舎から葡萄のジュースが送られてきたという事で
三人はこの葡萄のジュースに舌鼓をうとうとジュースを飲もうとした。しかし、一杯目を飲み
終えた頃、急な眠気がルイズとサイトを襲い二人はそのまま睡魔に負け寝入ってしまった。
その様子を見てほくそ笑んだのはシエスタ、あらかじめ二人のコップに薬を盛ったのである。
二人が寝静まったのを確認したシエスタはルイズを寝室へと運んだ、そして手早く服を脱がし
自らも一部服を残し生まれたままの姿になった。そして自らの首とルイズの首に首輪を付けた
それからは……ルイズが起きるまでルイズの体を丹念に愛撫しルイズの性感を高めていった。
薬自体は即効性ではあるものの、効き目が短い物を使用した為1時間程でルイズは起きた。
が、目を覚ます頃には感じやすくなっている自分の体とそれを貪っているシエスタの姿で頭が
混乱し流されるまま流されてしまった。結局、シエスタのねちっこい愛撫により一度絶頂、
そして今もまた絶頂へと達した。
「はぁ、はぁ、なん……なのよ……」
「私も幸せになるにはこれしかないんです。」
と微笑むと再びシエスタはルイズの唇を奪った。
- 248 名前:とおりすがりの犬:2007/08/21(火) 00:02:40 ID:OYDiUb/q
- 「うー、まだ頭がぼーっとする。それになんだか熱いし、シエスタとルイズはどこいったんだろう」
サイトもまた、眠りから覚めた。まだ意識が完全にもどってないらしく、頭がぼぅっとする。周り
にはルイズもいなければシエスタもいない。サイトは二人を探す事にした、しばらく探していると
寝室が半開きになっている事に気がついた。
(寝てんのか?)
そう思ったサイトは寝室へ入っていくと、そこには。
「はぁ、ん、ちゅっ」
「ちゅ、ちゅ、んん、あぁん…」
お互いの蜜壷を擦り付けあい、キスし合う愛する妻とメイドの姿が。
(な、何やってんだ?あの二人)
普段、サイトの取り合いでいがみ合っているはずの二人が仲良く睦みあっている光景を見て、しばし
絶句するサイト。
(いや、しかし……)
二人の体をよく見てみる。お互い少しパッツンパッツンのニーソを履き、首には鈴付きの首輪をしている。
二人の体が動く度、ヌチュヌチュと蜜と蜜が絡み合う音と小さい鈴の音が寝室に響き渡る。
(エ、エロイ)
思わずゴクリとツバを飲み込む、息子が熱を持ち始め次第に怒張していく。この異常な光景の為かサイトの
息子はいつもより固く、大きくなっていた。不意にシエスタがこちらを向き、目があった。
「あ、サイトさん。起きましたか。」
口元から一筋の涎をこぼし、淫猥な目でサイトを見つめるシエスタ。
- 249 名前:とおりすがりの犬:2007/08/21(火) 00:03:15 ID:OYDiUb/q
- 「サイトさん、来てください。サイトさんも混ざりたいでしょう?」
「だ、だめ。きちゃダメェ…」
力弱く呟くルイズの声を無視してサイトはシエスタの言われるがままズボンを脱ぎながらベットへと向かう。
するとシエスタはルイズの上半身を起こすとそのまま後に回りこんだ。自身の脚を上手くルイズの脚に絡ませ
M字に開脚させる。
「ば、馬鹿メイド。やめなさいよ。」
「ほら、サイトさん。ルイズのここ、凄いでしょう?2回イッてるのにまだまだ溢れてくる。」
シエスタは手をルイズの蜜壷に伸ばすと一指し指と中指でくぱぁっと押し開いた、とろとろの蜜が溢れ熟れた
蜜肉がひくひくと動く。そこにもう片方の手で伸ばし2本指を突きいれ掻き回す、すると中に溜まっていた蜜
が溢れ、溢れおちていった愛液はシーツを汚していった。
「あ、いやはぁ、見ないで、サイト…」
「ほら、ルイズのここってばサイトさんが欲しくて欲しくてたまらないって叫んでる。サイトさんはどう?」
目の前の淫猥過ぎる光景を見たサイトの息子は天を裂かんばかりにぴくぴくと動いている。
「ルイズ……」
「あは、サイトさんもルイズのが欲しいって」
「いやぁ、やめてよ、サイト」
サイトの手がルイズの両足に伸びる、シエスタもその動きに合わせ体を後に倒しルイズを仰向けに近い形にさせ
ルイズの蜜壷がサイトの肉棒を受け入れ易い体勢にとらした。
「ひぃ、あ、あ、あ」
「ルイズ、いくよ」
サイトは息子をルイズの蜜壷に照準を定めると一気にルイズを貫いた。
「ひぃやぁぁぁぁ!」
思わず、ルイズは破瓜の時にあげた声と同じような声をあげた。
「くぉ、し、締まる。」
サイトは思わず出してしまいそうになるのを必死に堪える。
「すごい…ルイズのがサイトさんのを咥え込んでる。」
うっとりとした声でシエスタが呟く、確かにルイズの蜜壷はサイトの肉棒に吸い付くよう収縮し締め付けていた。
「あ、サ、サイトォ」
一瞬白くなりかけた頭を必死に立て直し、愛する夫の名前を呟くとサイトは急にグラインドを開始した。
「ちょっと、あん、だめ、そんな強くしちゃ」
ちりん、ちりんとサイトが一突きする度ルイズとシエスタの鈴がぱちゅんぱちゅんという肉を打つ音と共に響く。
「はぁ、はぁ…ルイズ、ルイズ……」
サイトはルイズの名前を呟きながら一心腐乱に腰を振る。
「サイトさんはルイズの事が大好き、でも私の事も大好き。」
シエスタはやわやわとルイズの胸を揉みながらルイズの耳元で囁く。
「ルイズはサイトさんを取られたくない、でもそれは私も同じ。」
「ひぃ、や、お、おっぱいつねんないでぇ」
シエスタは乳首を指で転がし、きゅっと軽く摘んだ。
「うぉ、ルイズのが、一層絡み付いてくる。」
「だから……お互い幸せになるんなら、いっそ二人一緒にサイトさんの『モノ』になればいい。」
「はぁぁ、もうダメだ!出る!」
「やぁ、サイトぉ、サイトぉ…」
「サイトさん、一杯出してください。ルイズの中に一杯、赤ちゃんできちゃうくらいに」
「うぉっ」
「あぁ、…熱いよ、出てる、出てる…」
ちりん!と鈴が大きくなりゴプリっとサイトはルイズの中で己の欲を吐き出した。サイトがルイズの中から肉棒を
抜くとゴプっと膣内で受け止めきれなかった精液が溢れ出てきる。ルイズはハァハァと息をしながら放心したまま
空を見つめる。シエスタはそんなルイズから体を離すと、ルイズの上になるように四つんばいになり尻を突き出した。
「サイトさん、次は……次は私にお願いします」
と両手で蜜壁を押し開ろげると、サイトにおねだりをした……。
- 250 名前:とおりすがりの犬:2007/08/21(火) 00:05:29 ID:OYDiUb/q
- 以上っす、ちょっと黒くてエロイシエスタが書きたくなったので書いた。
エロクなかったらすまん。
後書いてから思った、地味にせんたいさんとかぶってるolz
- 251 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 00:18:26 ID:0ZEl6Imw
- >>250
乙なんだよ〜。
シエスタからルイズへの呼び方と、急すぎる展開が気になったが、よかったよ。
- 252 名前:Soft-M ◆hjATC4NMLY :2007/08/21(火) 02:34:41 ID:UjFlcgMX
- だってもうルイズはミス・ヴァリエールじゃないから…って事かと
シエスタがベッドでルイズって呼ぶようになる過程も想像すると二度美味しいw
GJです
ゼロの飼い犬の10回目、また長くなってしまったので
直接投稿しました。読んで下さる方はこちらからお願いします。
http://wikiwiki.jp/zero/?Soft-M
次回は『雪風タバサの溜息』 続きます。
- 253 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 02:48:57 ID:28BTl5Wk
- >>252
すげーエロイ!
サイトもルイズも可愛いなあ
行為に至ってないのにここまでエロ可愛く書けるってすげー上手いと思ったですよ。
続きに今からwktk
つかタバサもエロ可愛くされちゃうのかw
期待大
- 254 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 03:19:47 ID:97ERubRm
- アニメでついにコッパゲのターンが
- 255 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 03:32:49 ID:HLS0MQm7
- >>252
乙でございます。
以前から書く書く言ってましたが、帰省して実家で書こうと思ったら
本を忘れてしまってどう書けばいいか分からなくなったというお馬鹿な事態にorz
実際、私みたいな人間が消えても問題は無いですが・・・
期待してる方はいらっしゃらないと思いますがそれでも一作品くらい上げてみようかと思います。
- 256 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 15:51:16 ID:Pck5NeeU
- >>252
GJ!
その雰囲気でルイズとの本番にwktkしながらまってまs・・とコメントしようと思ったら
次はタバサですか!
タバサスキーなので期待して待ってます!
- 257 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 18:26:42 ID:3NIFqceK
- ラノベ板のネタバレスレに12巻のバレきてるな。
つか、今回もまたSSのネタになりそうな燃料がwww
- 258 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 21:00:19 ID:ziAa7kdZ
- >>242
続きマダー?
AA略
- 259 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/21(火) 21:54:35 ID:/tST/ifa
- サイトが去った後、わたしは自分で言ったセリフにドキドキしていた。
(どうしようどうしよう……)
すでに口に出してしまった後なので、なかったことにはできない。
(これもデルフリンガーが全部悪い!)
わたしは昨日の出来事を思い出す。
「サイトが優しいの」
わたしはデルフリンガーに話しかけた。
サイトは今、洗濯物を洗いに外へでているので、部屋にはわたしとデルフリンガーだけである。
「そりゃ、病気で弱ってる娘っこ相手に、イジワルするほど相棒は性格悪くないさね」
「ねぇ、デルフリンガー」
「どうしたね?」
「ずっと病気のままだったら、ずっとサイト優しくしてくれるかな?」
「そいつはおすすめできねーな」
デルフリンガーが即答でかえしてくる。
「どうして?」
「このまま娘っこが病気のままだったら――」
「だったら?」
わたしは次の言葉を待った。
「相棒はきっと娘っこの病気を治す薬探しにでてっちまうぜ」
「そ、それはダメ! だってサイトは使い魔なんだから、わたしのそばにいないとダメなの!」
慌てて言い返すわたしを見て、デルフリンガーは笑っていた。
「娘っこを置いて相棒がどっかいくわけねーだろ」
「こ、この馬鹿剣……」
「それより風呂はどうしたね」
「こんなに辛いのに、お風呂なんてはいってられないわよ」
「人間は不便だねー」
するとデルフリンガーは何かを思いつく。
「なら、相棒に身体拭いてもらえばよくね?」
「ななな、なんでわたしがそんな恥ずかしいことっ!」
「さよか」
足音が近づいてくるのを感じ、わたしはデルフリンガーを藁へ投げると毛布をかぶった。
「いてて、もっと優しく扱ってほしいねぇ」
(あー、もう……つい言っちゃったけど、ホントどうしようかしら)
貴重な時間を回想などに消費してしまったため、あっさりと時間切れとなってしまう。
サイトが戻ってきた。
「水……取り替えてきたぜ」
サイトは少し照れた表情でわたしに言った。
「う、うん……」
そんな態度に、わたしも一緒になって照れてしまうのであった。
- 260 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:11:32 ID:8aYS6RKi
- ワクワク
- 261 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:35:03 ID:96mu10O3
- >>242 >>259
続きwktk
>>250
黒いのが嫌いなおれには限界ぎりぎりな黒さだな・・・w
でもGJ!続き待ってる
>>252
これから読むけど、いつも楽しみにしてる
続きに期待してる
>>255
一作品なんて言わず、3つでも4つでも・・・
- 262 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 00:58:41 ID:z7BGQpfa
- >>261
まさか反応があるとは思いませんで・・・w
一応書き上げている最中ですので、上手く筆が進めば近日中にはこちらに投下できます。
しかし、せんたいさんのを見ると書く意欲と書きたくない意欲が同時に沸きますw
しっかり書けてかつ数をこなせるように精進します。
- 263 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 01:17:32 ID:96mu10O3
- >>252
読んだ。
相変わらずSoft-Mさんのデレルイズは最高ですな
ルイズスキーな俺にはたまらなかったよ
続きwktk
>>262
待ってる。書けたら遠慮しないでとっとと投下してくれ
- 264 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:19:44 ID:kDbFJffz
- >>262
へんたいさんのSS読んでるともう自分の書いてるのがレベル低すぎで恥ずかしくなっちゃうんだぜ
・・・でも書いたからには投下する
それが俺のジャスティス
ところでグーグルで「チクトンネ」で検索すると・・・・・・・
わはは。
まあそんなわけで>>158の続きー
または
ttp://wikiwiki.jp/zero/?11-361
の続きー
- 265 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:20:10 ID:kDbFJffz
- ――温かい。
――広くて、ちょっと固いけど、いい匂いがして、とても温かい。
アンリエッタは揺れる暖かいものの上で目を覚ました。
すっかり日も暮れたトリスタニアの町。アンリエッタをおんぶしている
才人は街中を歩いている。夜店や料理屋なんかの並ぶ、健全なほうの街路だ。
アンリエッタは急速に意識を取り戻した。
セーラー服の上下に乱れはない。ちゃんと下着も履かされている上に、
背負われたアンリエッタの腰の周りには才人のマントが巻かれていて、
超ミニスカートから下着が覗いてしまうのを防いでいる。
長い髪のカツラも元通りに着けられているので万が一にでも
正体がバレることもなさそうだ。
背負われたまま、アンリエッタは才人の身体の暖かさと筋肉の固さを感じる。
さっきまで、繋がりあっていた想い人。
誰よりも大好きで、大切な、ご主人様。
自分のことを、ふつうの女の子として扱ってくれるただ一人のひと。
――サイトさん……
アンリエッタは、腰の奥深くに浴びた熱の名残を感じてしまう。
「あ。アン、起きた?」
「はい…あの、もう歩けますから…」
「え? 大丈夫?」
「……はい」
本当はもう少し、恋人でご主人様である才人の背中にもたれていたかったのだが、
二人で街を歩く、それも腕を組みながら、という乙女の夢が実現できるという想いが
アンリエッタに決断をさせる。
まだ力のうまく入らない足で地面に降り立つと、ちょっとふらついてしまう。
「大丈夫? やっぱりおんぶしようか?」
「いえ。大丈夫です」
といいつつも少し足元が定まらないアンリエッタ。
「いや、でもふらついてるよ」
そう言ってくれる才人のことをアンリエッタは嬉しく思う。
――サイトさんは……えっちしてくださるだけじゃなくて、とても優しいです……
泣きたくなるほどの暖かさがアンリエッタの胸の中から生まれてくる。
「こうして下されば大丈夫です」
そう言いながらアンリエッタは想い人の腕に抱きつくと、セーラー服の胸当ての中から
ステキな谷間を才人に見せ付ける。
才人の肘あたりに豊満なおっぱいがもにゅ、と押し付けられるのが
とても心地よくて才人はどぎまぎしてしまう。あんなことまでしておきながら。
とても親密な二人は、ゆっくりと街路を歩いていく。
――街の人たちには、わたくしたちはどう見えるのでしょうか?
――やはり……こ、恋人どうしに見えるのでしょうか?
アンリエッタはそんなことを思いながら、好きな人の腕をしっかりと抱きながら
歩みを進める。
「あ、あの、今日はごめんね。アンリエッタ」
「アン、と呼んでくださいまし」
「あ、ごめん。アン」
「謝らないで下さい……サイトさん……今日のわたくしは、どうでしたか?」
親にすがりつく幼子のような目でアンは下からサイトの顔を覗き込む。
- 266 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:20:30 ID:kDbFJffz
- 「あ、その、すげー、すげーエロかった」
「…エロ? かった?」
首をかしげるアンリエッタに才人は慌てて説明する。
「あ、いや、その、すごく色っぽかったって意味で!」
「……」
「セーラー服からおへそとかせなかとかチラっと見えるのがすげー可愛いっていうか!
アンのおっぱいの大きさが服の上からでもわかるとこがエロ可愛いっていうか!」
「街の男たちがみんなアンリエッタのこと見ててさ、なんかもう、たまんなくなっちゃって……
あ――、で、でもゴメンね。すぐ助けようとしてたんだけど、手間取っちゃって」
アンリエッタはそのときのことを思い出したのか、悲しげに目を伏せる。
「――アンは怖かったんです。とっても、怖かったんですよ?」
恨みがましい声色でアンリエッタは甘えるようにさらに才人の腕に胸を押し付けてくる。
「アン、おっぱい、当たってる」
「うふふふ……当ててるんです」
胸の中にあふれる幸福感に包まれながら、アンリエッタは心の片隅で思っていた。
――ああルイズ。ルイズ・フランソワーズ。
――ごめんなさい、わたくしの大切な……わたくしを、ただのおともだちだと思ってくださる…
だれより大切なわたくしの唯一の親友。
――サイトさんが、ルイズ・フランソワーズの恋人であるということはわかっています。
――でも、わたくしは、サイトさんがいないとダメなのです。
――でも、わたくしにはサイトさんしかいないのです……ルイズ。どうかわかってくださいますね?
「アン? どっか痛いの?」
ほんの少しだけ翳ったアンリエッタの表情に、才人は敏感に反応する。
普段ご主人様であるルイズにそれだけの注意を払っていたらあんなに折檻されたりしないはずなのに、
というツッコミは無用である。
「サイトさん……」
憂いのある、しっとりとした表情でアンリエッタは最愛のひとを見つめる。
その潤んだ瞳が才人の心を打ち抜いた。
真ん丸い、大きな瞳が才人の目の前にある。
透き通った、純粋なキレイな色の瞳。その瞳の中に、才人は自分の顔が写っているのが見える。
その瞳がゆっくりと閉じられる。
才人はアンリエッタのあごの先を摘むと、そのまま唇を近づけさせていく。
そして、ふっくらとしたアンリエッタの唇の感触を味わった。
食むように触れてくる、才人の唇。
高貴な唇を割って入り込んでくる才人の舌。
アンリエッタは、その感触に酔っていた。
どんなアルコールよりも、その熱さと柔らかさと唾液の味は、アンリエッタを
昂ぶらせてしまう。
――サイトさん……
快楽に呆けた頭で、アンリエッタは必死に想っていた。
――サイトさん……サイトさん…愛しています…
街角の街路樹の下。
公衆の面前で、こんなキスをされてしまったアンリエッタは上手く力の入らない手のひらで、才人の
背中につかまるようにしながら幸福の只中を漂っていた。
- 267 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:20:51 ID:kDbFJffz
- 王宮の高い城壁の側まで、アンリエッタ女王陛下は才人の腕に抱きつきながら歩いてきた。
その間他愛もない話をしながら、アンリエッタはつかの間の安らぎと幸福を感じていた。
最近王宮に住み着いた猫の親子の話。子猫がカラスを捕まえようと飛び掛ったら大きすぎて逆に子猫が
追い掛け回された、という話をアンリエッタが表情豊かに語ると、才人は面白そうに聞いてくれる。
才人は自分の故郷の、アンリエッタにとっては奇妙に思える風習の話をする。
「ユカタ」というものを着て、「ハナビ」を見に行くという夏の夜のイベント。
アンリエッタはその姿を想像してみる。
「ゾウリ」を履いて、「ユカタ」を着ながらすこし内股気味に歩く自分が、サイトさんと
待ち合わせをしている夕暮れ。
遠くから笛の音が聞こえてきて、「ワタアメ」や「キンギョスクイ」の屋台の中を
二人で腕を組んで歩く。
――「ハナビ」を見ながら、その光に照らされたサイトさんとわたくしは……
想像の中で、才人とキスシーンを妄想してしまい赤面するアンリエッタ。
どうしたの?という顔で覗き込んでくる才人にドキドキしてしまう。
「オマツリ、というのはいいですね……そういう催しができないか今度マザリーニ枢機卿たちと
相談してみます……。
サイトさん? そのときは、…一緒にオマツリを見て回ってくださいます?」
潤んだ上目遣いの瞳に問われてしまったら才人には「もちろん!」という答え以外にはない。
二人のおしゃべりは尽きないが、じきに王宮の通用門に着いてしまう。
「ごめんね。朝までいられるといいんだけど、明日は朝から学園で用事があるもんだから」
「…いいんです。サイトさんが、わたくしに会いに来てくださるだけでアンは幸せなのですから」
「ごめん」
「…謝らないでくださいまし。……次は、いついらして下さいますの?」
憂いを含んだ顔で、それでも必死に明るく振舞おうとしているアンリエッタが
才人には堪らなく嬉しい。
「あー、騎士団の集まりとかで近々また来れるとおもうよ」
「……お待ちしています」
才人を潤んだ瞳で見つめながら、熱い吐息をこぼすアンリエッタ。
「ねえ、アンはそのとき、またデートしてくれる?」
「でえと?とはどういう意味でしょうか?」
「えっとね、コッチの言葉で言うとなんていうのかな。恋人同士でいっしょにどこかに行ったり、
いろんなとこを見て回ったり、公園や野原でお弁当一緒に食べたり。そういうの」
芝生の上でミニスカートで女の子座りしているアンリエッタを妄想して思わず頬が緩んでしまう才人。
才人はアンの耳元で囁く。
「それで、いい子にしてたら、またお外でえっちしてあげる」
「……ッ!!!」
瞬時に顔を真っ赤にするアンリエッタ。
「それまではちゃんといい子にしてないとダメだよ? マザリーニさんや、他の人の言うことをよく聞いて。
アニエスさんにもあんまり心配かけちゃダメだからね。アンはこの国の女王さまなんだから、
明るく元気にしてないとみんなが心配になっちゃう」
そう言いながらも、才人は自分がアンリエッタに無理をさせているような気がしてならない。
とても繊細で、人の心がわかりすぎて苦しんでいるこの女の子に無理難題を押し付けているような
感覚に襲われてしまう。
だからせめて、自分といるときだけは安らかな気持ちにさせてあげたい。そう思っていた。
- 268 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:21:24 ID:kDbFJffz
- 無言のまま、アンリエッタはこくんと首を縦に振る。
「うん。アンはいい子だね」
そう言って頭を撫でると、アンリエッタは幼児のように頬を蕩けさせて微笑む。
「サイトさん……サイトさん……アンは……サイトさんのことを…心から、お慕い申し上げています…
サイトさん……あ、愛して……います……」
そう呟く麗しい唇に、才人は唇を寄せていく。
つやつやしていながらもふっくらとしたその薄桜色をした唇は、びっくりするくらい柔らかく
才人の唇を受け止めていた。
その唇粘膜を才人の舌がこじ開けていく。
一瞬だけ驚いたアンリエッタだが、素直にその下を導きいれるように唇から力を抜いた。
真っ白で形のよい歯列の上を、才人の舌先がなぞっていく。
唇の裏にまで舌を這わせられると、ゾクゾクという背筋の震えがアンリエッタを襲った。
口の中に溜まった唾液を才人はアンリエッタの口中に流し込む。
それは天上の甘露のようにアンには感じられ、さっき出された下腹の中の熱が
再び疼きだしてしまう。
染められていく、とアンリエッタは感じていた。
――サイトさんの匂い。サイトさんの味。サイトさんの体液……
閉じられた瞳の中に恍惚とした光がいっぱいになっていく。
二人はぷはあ、と荒い息をつく。
長いキスの後で、唾液の糸を唇の間に掛けながら
アンリエッタは才人を、才人はアンリエッタを見つめる。
「じゃあね。アン。おやすみ」
「……お、おやすみなさい」
「また、来るから。そのときまでいい子にしてるんだよ? アニエスさんにちゃんと聞くからね」
「は、はい……アンは……いい子にしています」
稚い、あまりに素直な言葉に才人は胸の中にかすかな痛みを感じてしまう。
その痛みに突き動かされるように、才人はアンリエッタを抱きしめた。
再び、全てを吸い尽くすような激しいキス。
アンリエッタがあまりの激しさに目の焦点が合わなくなるくらいの熱い熱いキスを交わした。
「ほら、早く帰らないとアニエスさんが心配するよ?」
アンリエッタは才人に背中をとん、と押される。
ひらひらと手を振りながらよろける足で通用門へと歩いていくアンリエッタ。
何度も何度も振り返りながら、細く開けられた扉の中に消えていく。
とろけたような、恍惚の微笑みを浮かべながら門の木の扉の向こうに消えていった
アンリエッタの顔にすっかりデレデレになってしまっていた才人は、
寸前までその足音に気づかなかった。
- 269 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:21:52 ID:kDbFJffz
- コツ、コツ、と石畳を叩いていた靴音が才人の背後で静止する。
ただならぬ気配に才人が振り向くと――
「ヒラガサイト」
氷のような声が、才人の心臓に突き刺さった。
振り返った才人は、銃士隊の隊長様の殺意のこもった視線を浴びてしまう。
柳眉を吊り上げて、明らかに殺意のこもった視線で睨んでいる。
冷たいオーラを纏いながら、氷点下の燃える視線で才人の顔面を突き刺している。
才人はとても聞き辛そうに、尋ねた。
「あの……もしかしなくても、見てました?」
「当たり前だ。陛下の護衛が私の仕事なのだからな」
「い、いつから?」
「陛下がご自分の部屋を出られた時からだ」
才人の顔から血の気が引く。
「あの…も、もしかして」
「ああ。お前が陛下にあんな格好をさせて一人でチクトンネ街を歩かせたのも、
男たちに陛下が穢されそうになったことも、それをお前が助けたのも、
全部見ていた」
細い眉毛を吊り上げて、誰がどう見ても激怒してます。
「あ、いや、その、アレは、その、なんていうかちょっとアンリエッタが可愛くてその
なんていうかついっていうか……」
弁解しながらも才人はあることに思いが至る。
倉庫に住んでいたオッサンに見つかりそうになったときの―――
「あ! あの……もしかして、あの猫は?」
「……」
「ア、アニエスさんが……?」
「そ、そうだ」
よく見ると、アニエスさんのほっぺたにまるで猫に引っかかれたような四本の爪あとが走っている。
「……」
「……」
「あ、あの…」
「……」
「……ス、スミマセン」
なぜだかいつの間にかアニエスのまえで正座してしまっている才人はそう謝るしかない。
「…あの男たちの腕は両方とも折っておいた。畏れ多くも、陛下のお肌に触れ
あまつさえそのおん乳を揉むなどとは、平民風情にはとても許されたことではないからだ」
「……」
「ほ、本来ならば……シュヴァリエとはいえ貴様も平民。同じことを貴様にも施してやりたいのだがな」
「……スミマセン」
「お前は、陛下がお選びになった男だ。……不埒な行いをしたとはいえ、お前の腕を折っては
陛下が悲しまれる」
才人は王宮の城壁の前でアニエスに叱られつつ正座しながら、いつかのあの雨の安宿での夜のことを
思い出していた。
- 270 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:22:18 ID:kDbFJffz
- 忘れもしない、あれはアンリエッタが女王陛下失踪事件を偽装した夜のこと。
二人で泊まった安宿のベッドの上で、アンリエッタは上半身を裸にして才人に抱きついてきた。
それは見回りの兵をたばかるためのお芝居。
そのはずだった。そう思っていた。アンリエッタも。才人も。
でも、押し付けた才人の唇の暖かさに、腕の中に飛び込んできたアンリエッタの胸の柔らかさに、
若い二人の理性は一瞬で蒸発してしまっていた。
押し付けるだけの唇が、互いの舌を吸い取りあった。
唇を割り、舌と舌が絡み合い、体を抱きしめあう。
互いの体温を心地よいと感じ、お互いの息のにおいに甘美な刺激を覚えてしまう。
「はふっ……んむっ……んくっ…」
才人とディープキスをしあっているアンリエッタの鼻からは可愛らしい喘ぎが漏れてしまう。
その声が、才人の興奮をさらに昂ぶらせていってしまう。
柔らかい感触が、暖かくてすべすべの肌が、才人のいろんな意味で溜まりきった男の情熱に
油を注いでしまう。
「ひ、姫さま! 俺、も、もう、その、なんていうか!」
むさぼりあうようなキスの息も荒く、才人が熱に浮かされるような激しい声で、アンリエッタに叫ぶ。
押し倒されていたはずが、いつの間にかアンリエッタをシーツの上に組み敷いている。
「ア、アンリエッタのことが、すげー、すげー、好きだ。可愛いし! やらかいし! キレイだし!」
その言葉だけで、アンリエッタは体の芯が震えてしまった。
安宿のベッドの上で、身体に覆いかぶさられながらの告白。
顔を真っ赤にしながら、まっすぐにそんな言葉を浴びせられてアンリエッタは感極まってしまう。
アンリエッタの乙女心は甘く痺れていた。
――サイトさん……ああ、サイトさん…!!
――わたくしのことを、ただの女の子だと思ってくれる、たった一人のひと。
――お姫様でも、女王陛下でもなく、ただのアンとして扱ってくれる、優しい使い魔さん。
平賀才人の熱のこもったうめくような声に、アンリエッタはズキズキと女の子の芯を感じはじめてしまっていた。
アンリエッタは不思議と、怖くはなかった。
はしたないと思われるかも、という恐れもなかった。
ただ、才人の望むまま、自らの望むままに唇を重ね合わせ、才人の望むままに下着を脱ぎ去った。
生まれたままの姿になって、同じく一糸まとわぬ姿になった才人と深く深く抱き合う。
両足の間に、生まれて初めて男性を受け入れた。
才人はそのピンク色の媚粘膜の感触に息すらできない。
突き入れた男根は、ぬるりと粘液に導かれるように肉孔のなかに入り込んでいく。
かすかな抵抗を感じた次の瞬間にはその狭隘部を貫いてしまっていた。
清貧女王の処女膜を才人の亀頭が突き破った瞬間だった。
- 271 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:23:12 ID:kDbFJffz
- アンリエッタにとっては、その初めて受け入れた男性自身には痛みよりも喜びのほうが大きかった。
破瓜の血は流れたものの、好きな人と繋がりあえたという歓喜がアンリエッタを昂ぶらせる。
自分を一人の女の子として扱ってくれる、世界中でただ一人の男の人。
そんな愛しい男の子を、女性として愛してあげることができる。気持ちよくしてあげることができる。
それがなによりアンリエッタには嬉しかった。
その想いが膣をきゅっと締め上げ、入り込んだ才人の男根を優しくきつく圧迫していく。
才人は腰を止めることができなかった。
アンリエッタの内側に男根を突き入れると、きゅっと締め上げながら優しく受け止めてくれる。
引き抜くときには、離したくないみたいに握り締めるように吸い付きながら。
力いっぱい抱きしめてしまうと折れそうなほど細い体。そのアンリエッタのスレンダーな身体には
不釣合いなほど大きな乳房がサイトの突き込みに合わせてふるふると揺れている。
才人は手のひらに余るくらい巨きいその乳房を鷲づかみにすると、ぎゅうっ、と指が埋まるほど強く
揉みこんだ。優しさのかけらもない、ただ貪るような手指の動き。
そんな動きにすらアンリエッタは快楽を覚えてしまう。
「サイトさんっ……」
掠れたあえぎ声を漏らしながら、その耐え難い快感に背筋を弓なりに反らす。
くなくなと首を振りながら、才人の腰の突きこみに唇から発情しきった湿った声を漏らす。
小さいポニーテールの髪を振り乱しながら、南国の海の色の瞳から歓喜の涙をこぼす。
「う…あ、アンリエッタ、うああああっ」
陰茎を別の生き物のように締め上げてくる媚粘膜の感覚で底知れない射精で果ててしまった才人。
そして自分の体の奥底に熱いほとばしりを受けてしまったアンリエッタは、女の本能のような
恍惚感に包まれながら、アンリエッタは生まれてはじめての絶頂に達した。
「サイトさん……お願いがあります」
「…な、なんすか?」
「わたくしと二人きりのときは、どうか『アン』と呼んでくださいますか?」
「あ、ああ……アン」
「…うふふ……サイトさん」
そう言って抱きついてくるアンリエッタの裸の肩を抱きながら、才人はその背中
に腕を回してぎゅっと力いっぱい抱きしめていた。
「節度というものがあるだろう。聞いているのかヒラガサイト?!」
才人を正座させながら、王宮の城壁の前でのアニエスの説教は続く。
「は、ハイ!」
「いいか、そもそも平民風情がだな…」
アニエスのお説教を聴きながら、才人はアンリエッタとあまり普通じゃないえっちをするようになった
きっかけのあの日のことを思い出していた。
- 272 名前:チクトンネ街の女王:2007/08/22(水) 01:24:40 ID:kDbFJffz
- 今日はここまでー
次回投下で完結予定ー
>>170 そういうのはわかっても黙ってるもんだってばっちゃが言ってた
- 273 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 01:39:00 ID:z7BGQpfa
- >>272
執筆中に乙です。
レベルでいったら私は投下していいか疑うレベルなのですが
そんな事を気にする前に投下することにしました。
皆さんが書くように、会話が一杯にならず説明文が多くなるのが困りの種ですが
このようなSSがあってもいいかな、とちょっと開き直り始めました。
と、チラシの裏はここらで切り上げましょう。スレ汚しにorz
>>263
了解しました。
書き上げるまでしばしお待ちください。
- 274 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 03:50:18 ID:OLggOsH7
- >>272
だめだ、アンに夢中だ!
アンかわいいよアン
- 275 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 04:29:00 ID:LSLAsdDb
- >>272アン分が究極に濃密なチクトンネ街もいよいよ最終話か・・・
GJ・・・は次の時に喉が潰れるまで叫ばしてもらいます。
と・・・投下しなかったら、きゅいきゅいに頼んで7万の軍の中に放り出しちゃうんだからね!!!
>>273待ってるぜ
- 276 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 04:30:36 ID:LSLAsdDb
- 聞き忘れたんだが、よくアン様がSSで長髪のカツラしてるだろ?
あれってどんなイメージ?
- 277 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 06:43:57 ID:YUd9V88v
- 新刊読んだ、こことかわらんかった。
さすが本家というか、どんだけ〜
おまいら、がんばろうぜ!
- 278 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 08:04:29 ID:nk4LcCaY
- 新刊効果でタバサ分が増えることを切に願うぜ
- 279 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 08:48:33 ID:ofzUGSe8
- >>277
ちょw
ここと変わらなかったって・・・激しくwktkしてきたじゃないか
そういえば最近テファ分が足りなくなってきたな・・・
補充する意味で新刊買ってくる
- 280 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 14:52:54 ID:vy25LpHh
- なぁもしかしてブリミルの最後の使い魔って恋人とか
だったりして。今のサイトとルイズみたいに
だから照れて「記すことさえはばかれる」と書いたとか・・・
んなわけないかorz
- 281 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 15:22:53 ID:r6uX7nyU
- もう新刊出てんのか?
ちょっと見てくる
- 282 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 17:58:01 ID:svM/MErR
- >>280
マジスレすると、死霊使いとかそんなんでないか?最後のやつ。ニブルヘイムヘルとか言って。
新刊は神保町でしか出てないんで無い?
- 283 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 18:49:28 ID:4mAAhzU6
- テファの使い魔になるんだよな、そいつ
- 284 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 19:44:34 ID:OV4lB3uw
- アンビッチかわいいよアンビッチ
- 285 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 19:51:52 ID:Q8P/+uCk
- 新刊、昨日秋葉で普通に売っていたぞ。
FG組は月曜日には入手していたらしい。
今日は普通に手に入る予感
- 286 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 20:13:15 ID:tkStAc/J
- 今日は多分普通に手に入る。漏れ東北だけど今日売ってたので入手。
ここと大して変わらないのは同意。行為の寸前まで行ってるしな。
ところで、テファってルイズと同じで魔法は全て爆発するのだろうか・・・?
そうなら萌え要素が増えるな。
次巻ではテファ使い魔(胸ルーン?)召喚かな?サイトだと予想するのは俺だけか?
- 287 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 20:20:59 ID:kZn9Fsan
- だから・・・新刊話は自重しろって・・・
- 288 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 20:47:47 ID:Ab/6IfmW
- 新刊を欲しいッス
- 289 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 21:33:35 ID:tkStAc/J
- >>287
スマソ
早速SS書いてくれる猛者はいないかな・・・?
- 290 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 22:06:52 ID:qbloC1jZ
- 基本的に新刊の内容についての話題は公式発売日の翌日からだろ。
まだ見れない人も居るんだからちょっと位我慢しようぜ。
- 291 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 22:18:53 ID:j27Uhq4U
- ID:tkStAc/J
こいつ、会話になっていない……!
- 292 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 22:34:19 ID:tq5s/bUw
- 餓鬼だからでしょ、考えて行動出来ないw
- 293 名前:私のご先祖様:2007/08/22(水) 22:38:45 ID:YHF6P99I
- 私のご先祖様は、どうやら凄い人だったらしい。
活気的な発明によって「異世界旅行」が可能になったのはたったの数ヶ月ほど前の話なのだが、ご
先祖様はなんと三百年ほども前に既に異世界に旅立ち、数年ほど後に自力で帰還したらしいのだ。
もっとも、その当時「異世界」の存在なんて信じる人は誰もいなかったから、ご先祖様は数年も連
絡なしに放浪した挙句に、失踪の理由にとんでもない妄想をでっち上げる、いい加減な大法螺吹きと
いった扱いだったそうだが。
しかし、ご先祖様がそんな不名誉な扱いを受けていたのも、今となっては遠い昔の話である。
「異世界旅行機」を発明したのは、私の親戚でもある平賀才華博士だ。彼女は荒唐無稽な法螺話を
吹聴したご先祖様に何やら非常に心惹かれたらしく、「異世界は必ずある」と信じ続けて、ついに異
世界に移動できる装置を発明した。だからこそ、ご先祖様が話していたことは全て真実だったと証明
され、「大法螺吹き」という蔑称も撤回されることになったのだ。
そして私は今、発明者である平賀才華博士と共に、「異世界旅行機」のそばに立っている。
大昔の映画の中で見たような、六角形のグリットで構成された亜球形の機体である。今や全世界中
の人々が注目しているこの機体に、ただの凡人に過ぎない私が、世界一の天才と共に乗り込もうとし
ている訳だ。
「どうして私のような凡人を連れて行くことにしたんだい」
「ご先祖様の言ってたことを本当だって信じてたのは、わたしの他には君だけだったからね」
平賀才華博士は悪戯っぽくニカッと笑い、わたしを装置の中へと誘った。
無論私は凡人であるので、この装置の仕組みも起動方法も全く分からない。
そんな訳だから、状況も分からず座っている内に、いつの間にやら異世界に到着してしまったらしい。
装置を出ると、そこは異世界だった。
と言っても、装置が出現したのは森の中だったので、「異世界に来た」といわれてもすぐには実感
が湧かなかったのだが。
「これが見つかるとヤバイからね。人のいなさそうなところを事前にチェックして、そこに転移したのさ」
才華博士はそう言い、周辺から草などを引っこ抜いてきて機体をカムフラージュした後に、迷いな
く森の中を歩き出した。
今の地球ではまずお目にかかれないであろう、深い深い森の中である。日光も届かないぐらい鬱蒼
と木々が茂っており、正直非常に怖い。だが、才華博士の足取りには心細さなど全く感じられない。
むしろ浮かれているように見えるほど、彼女の足取りは軽い。
「ずいぶん嬉しそうだね」
「そりゃそうだよ。ようやく、愛しのご先祖様の足跡が辿れるって言うんだからさ」
頭のてっぺんで結ばれた彼女の髪の房が楽しげに揺れるのを眺めながら、しばらく歩いた。
ようやく森を抜け出した先には、どこまでも草原が広がっていた。遮るもののない青空からは日光
が降り注ぎ、とても眩しい。
「さて、早速どっかで人を捕まえて、ご先祖様のこと聞かなくちゃ」
草原の中を通る道をひたすら歩き、私達は何とか真夜中になるより前に、一つの村にたどり着くこ
とができた。
その頃には、夜空に二つの月が浮かんでいた。ご先祖様の証言どおりである。どうやらここは本当
に異世界らしい、という実感が湧いた。
しかし、その実感は、今夜の寝床にと選んだ宿の中に入った瞬間、吹き飛んでしまった。
こじんまりとした宿の中にいた人間が、皆どう見ても日本人にしか見えなかったからである。宿の
主人も給仕の娘も、泊まっている客まで皆黒髪だ。目鼻立ちも明らかに東洋人、というか日本人のそ
れで、話に聞いていた西洋人のようなイメージとは大きくかけ離れている。格好こそ中世ヨーロッパ
の雰囲気が漂っているが、髪の色から目鼻立ちまで、どう見ても日本人にしか見えない。
「あららん、こりゃまるでコスプレ会場だね」
興味深げに呟きながら、才華博士が主人に泊まる旨を告げる。私たちも日本人なので、周囲の人々
との間に外見の違いはほとんどない。また、翻訳機も良好に作動していたので、私達は特に怪しまれ
ることもなく、滞りなくチェックインできた。
その夜、「遠いところからきて、この辺りの民話などを調べている」と言った私たちに、人のいい
主人と給仕の娘が、代わる代わる様々な昔話を教えてくれた。
彼らの話は、どれもこれも地球でも耳にするような、他愛無い御伽噺ばかりであった。
だが、その中に一つだけ、妙に年代が新しく、その割に内容が荒唐無稽な物語が混じっていた。
その話は、大体このような感じである。
- 294 名前:私のご先祖様:2007/08/22(水) 22:39:48 ID:YHF6P99I
- 「太陽と月が十万回も巡るぐらいの昔、この地に一人の英雄が現れた。
七万の軍隊にも負けなかったその英雄は、数々の冒険譚を残した後、消え去るようにいなくなって
しまった。
英雄が残したものは数多い。様々な財宝や長い平和や心躍る冒険譚。
そして何より、この地に広く根付くことになる聖なる血である」
最後の一説がよく分からなかったので詳しく聞こうとすると、給仕の娘は顔を赤らめた。
宿の主人が笑いながら話してくれたところによると、どうやらその英雄とやらはかなりの女好き
だったらしい。
百、いや千、下手をすれば万の女と寝所を共にしたそうだ。さらに凄いことに、交わった全ての女
の腹に自分の種子を根付かせたのだそうだ。
「百発百中か。凄まじい話ですね」
私が素直な感想を口にしたとき、隣に座っていた才華博士はテーブルにうつ伏せになって肩を震わ
せていた。どうしたんだろうと私が怪訝に思うのとは関係なく、宿の主人が話の続きを口にする。
「しかも、さすがに英雄だけあって血の力も凄かったらしいですな。彼の子供は皆彼に似た、黒い髪
と黒い瞳の持ち主に成長したそうですよ」
「なるほど。だから皆さんも黒髪に黒目なのですね」
私が納得したように言った途端、才華博士が唐突に笑い声を弾けさせた。顔を真っ赤にしてテーブ
ルをばしんばしんと叩く様は、まるで気が狂ってしまったかのようである。
「一体どうしたんだい、そんなに笑って」
「これが笑わずにいられますかって。いやー、さすがだね、やるもんだよ」
才華博士は何度も「さすがだねえ」と呟き、そのたび満足げに頷いていた。そして彼女は、何がな
んだか分からずに首を傾げるしかない私に対し、ニヤニヤ笑いで聞くのだった。
「君はこのことについてどう思う?」
「どう、と言われてもね」
「率直な感想を述べてくれたまえよ」
「率直な感想ねえ。まあ、凄いと思うよ。精力絶倫なんてレベルじゃないよ、一万人なんて。それと」
「それと?」
「いや、そんなにたくさんの女を相手にして、病気にならなかったのかね、その人」
才華博士の爆笑が、大爆笑に変わった。
私達は数日ほどの時間を異世界で過ごした後、無事地球へと帰還した。
とは言っても、私の方にはあまり異世界で過ごしたという感慨はない。
ご先祖様の話というのも全く聞けなかったし、歩いている人々がほとんど日本人のような外見ばか
りだったせいで、異世界に来ているという実感が少しも湧かなかったのだ。
一応写真は何枚か撮ったが、どれもこれも、コスプレしている日本人が、中世ヨーロッパのセット
の中を歩いている、という感じになってしまっている。これでは異世界に行ったという証拠にはなら
ないだろう。
そんな訳で、私としては未だに何か騙されたような気分が拭えずにいるのだが、才華博士の方は旅
行中も旅行後も、終始ご機嫌な様子であった。
「いやー、やっぱり頑張ってたんだねー、わたしらのご先祖様はさあ」
彼女は何度もそう言うが、一体今回の旅のどこにご先祖様の影があったのか、私にはさっぱり分か
らないのである。
- 295 名前:205:2007/08/22(水) 22:42:02 ID:YHF6P99I
- 新刊? エロ? 萌え? シラネ。
- 296 名前:余所でSS書き:2007/08/22(水) 22:55:46 ID:2frDeVPO
- >>205氏
いやっほう!
めちゃ良かったっす!
>「いや、そんなにたくさんの女を相手にして、病気にならなかったのかね、その人」
> 才華博士の爆笑が、大爆笑に変わった。
おれには書けねえ…
- 297 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/22(水) 23:46:55 ID:JvZSoguH
- 新刊は
┏┓ ┏━━┓┏━┓┏┓┏━━┓┏━━┓ //.i:.:.:i:.:.:.:.:i,|:.i/iハ:.:./ リ\|、;イ:.:.:.:.i、:.:i.... ┏┓┏┓┏┓
┏┛┗┓┗━┓┃┗━┛┃┃┃┏┓┃┃┏┓┃ .| i.|:.:.;イ:.:.i:.:| |i ィ ∨ ゝ リ|/`イ:.:.:ト:.Y、. ┃┃┃┃┃┃
┗┓┏┛ ┃┃┏━┓┃┃┃┗┛┃┗┛┃┃┏━| i,|:.:.| i:.:.|i:.:|ィェェク イミェュャ.レ:.:.i;,:.:) ヽ..━━┓┃┃┃┃┃┃
┏┛┗┓┏┓┃┃┗━┛┃┃┃┏┓┃ ┃┃┃ .i|.´i:.| i:.:.iヽi /// ヽ /// /:.:./、) \ ┃┃┃┃┃┃┃
┗┓┏┛┃┗┛┃ ┏┛┃┗┛┃┃ ┃┃┗ /リ i:.i .ト:.:i:.ゝ マ⌒ 、 /イ:.:.ifj´\ i. ヘ....┛┗┛┗┛┗┛
┃┃ ┗┓┏┛┏━┛┏┛ ┃┃ ┏┛┃ `ー <i\|\ヽ ヽ_ノ /:.:.:/Y ヽ. \ ,/.. ┏┓┏┓┏┓
┗┛ ┗┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛ ∨.|:.:.:`|`ゝ、 ,./i:.:.:/ .i| \ /.... ┗┛┗┛┗┛
すぎてtvk民の俺はもう・・・
- 298 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:17:33 ID:et3Mm3rp
- どうでもいいしいまさらだが・・・
ノボル神は絶対ここ見てるor書いてるよなww
- 299 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:19:47 ID:xQzk8A4X
- 12巻は特にこのスレノボルいるんじゃね?な展開が多かった気がする
というか、ジェシカとシエスタが会話するシーンって…
- 300 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:27:17 ID:aQll+B7r
- 新刊ネタバレやめろって何度言われたら分かるんだこのボケナス
- 301 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:47:55 ID:sGC9gd4b
- アニメも見れない、発売日(前はもとより)購入も出来ない僻地人の俺はどうすれば…orz
- 302 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:50:49 ID:NA/LBmlc
- サイト「なあ」
アニエス「何だ?」
サイト「竹槍訓練なんてさせて従軍慰安婦にでもするのか?」
アニエス「まあそれも悪くないな」
===========
ルイズ「ち…ちょっと胸触らないでよ!」
負傷兵「うへへ…慰安婦だろ?………って胸がないな」
ルイズ「な ん で す っ て ぇ ー っ ! !」
負傷兵「ぎゃあああああああああああ!」
===========
サイト「………ルイズには無理だな」
アニエス「はははっ!確かにな」
↑こんなの書き込む専用スレってない?
- 303 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:51:32 ID:gWBb/ZkZ
- >>301
ニコ動とアマゾンではダメなのですかね?
それと出来ればここでの新刊ネタバレは勘弁していただきたいと思います・・・orz
ここのスレの書き手さんと被っててテンション上がるのは分かります。
まだ見れずに楽しみにしてる私みたいなのもいるので・・・お願いしますorz
- 304 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 00:59:32 ID:hy8F+lRz
- チクトンネはやはりwww
まあ俺はお前に対して物凄く友好的に対処してきたから鼻なつかねーわ。
是非ともあちらのスレにも投下してほしいものだ。
ともかく、アンリエッタ好きとしては果てしなくGJ!!
- 305 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 01:28:50 ID:oJYeuarb
- >>293-294
コーヒー吹いたwww
このスレではサイトが手当たり次第に女を孕ませるのがデフォなんだと新ためて
- 306 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 08:22:42 ID:VQbSHo7g
- だれかがネタバレを振ろうが振るまいが、このスレの存在自体がネタバレのような気がしてきた
- 307 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 09:15:11 ID:S42WyfPI
- >>293-294
サイトの遺伝子強すぎだな。
ある意味、ハルケギニアの民族浄化。
- 308 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 15:21:13 ID:odKaCIzC
- >>303
Amazon組ももう新刊届いたのか?
- 309 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 19:38:00 ID:xW2eG3IM
- ラ板終わってんな。
いくら夏とはいえアレは酷い。
- 310 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 20:03:14 ID:NjPYtkbh
- アンチも工作員も入り込めないほどカオスだなw
- 311 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 20:12:12 ID:2ZrnZ9QX
- >>308
アマゾンで買うほうがおかしい(´・ω・`)
- 312 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 20:55:31 ID:KUDFO/LR
- >>307
ハルケギニアのドルジ……じゃなくて、チンギス・ハーンだな。
いや、チンギシ・アーンか。
世界史上、最も己の遺伝子を残したオスってのは伊達じゃない。
- 313 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 20:59:43 ID:5+aCeR5E
- >>312
誰がうまいことを言えとw
- 314 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 21:24:57 ID:N4QzANN2
- ねんがんの新刊をてにいれたぞ!
・
・
・
やっぱり本家がSS書くとすごいっすね!(違
ここにも合体ありと合体なしのSSがあるけど、
ここの合体なしよりエロい!! www
これはきっとあれだな、
ここはエロバロだからもちろんエロいんだけど w いろんな肉欲のカタチがあったけど、
それでもそれぞれのキャラをみんなが愛しているでしょ?
書く人も読むひとも、ヤマグチ氏の創ったキャラをたいせつにしてる
そんなみんなへの、これはご褒美なんだと思った
「見たいもの/見せましょう」じゃないけど(古
オレがやるとこうなるよ、って、見せてもらった気がした
- 315 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 21:29:09 ID:X/G6/C2m
- ノボルはプロフェッショナルな変態だかんな
- 316 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:37:03 ID:NdwVzQMI
- 最新刊読んだ。本文のみならず、後書きにも魂を感じた。
- 317 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:56:18 ID:oCd5INFi
- >>314
だからそう言うことは余所で言ってきた方が良いと思うのだが。
ネタバレスレとかあるだろ?
ここはみんなでSS書いたり読んで楽しませて貰ったりするところなんだよ?
スレ違い。
- 318 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/23(木) 23:59:55 ID:MeJ6S8uo
- どうしても
なにがなんでも
とにかく
「新刊」の「ネタバレ話」を「エロパロスレ」で「フライング」でしたいんだろう
こだわりを感じるね
- 319 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:33:23 ID:5usgtReV
- 子供は新しい玩具を手に入れたら見せびらかしたいからなぁw
- 320 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 00:34:50 ID:xadT/bwr
- つか今日だぞ今日本屋駆け込まないと
- 321 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 01:55:43 ID:SAItrLDf
- ルイズ×アニエス
- 322 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/24(金) 03:24:35 ID:c1JU0hql
- 新刊を読んだ。
公式でエロやられるとは思わなかった。
さすがノボル!そこにシビレルアコガレルゥゥゥゥ
さてと、アニメスタッフ以上に原作レイパーな私の新作を読むがいい!(ぁ
- 323 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/24(金) 03:25:13 ID:c1JU0hql
- 「あれ?」
それは夜が明ける本の少し前。
虫すらも眠りに着き、曙を告げる鳥たちが起き出す少し前。
才人が目を醒ますと、隣に寝ているはずのティファニアがいなかった。
ローパーに腸内を犯され、産み付けられた卵巣を取り除き、その後才人と行為に及んだため、昨夜は二人とも早々とドロのように眠った。
そのため才人は随分早く目が醒めてしまった。
てっきりティファニアは疲れ切っていて、自分が起こすまでは隣で寝ているだろうと思ったのだが。
「…テファ?」
まだ沈んでいない双つの月明かりが、部屋の中を青白く照らす。
才人の呼びかけに応えたのは、風によって揺れたカーテンの衣擦れの音だけだった。
才人は全裸のままベッドから起き出し、ベッド脇の椅子に掛けてあったズボンを履く。
辺りを見回すが、ティファニアの姿はない。
同じように椅子に掛けてあったはずのティファニアの服も、なかった。
それはつまり、彼女が服を着てどこかへ出かけたという事。
才人はティファニアの用意してくれた上着を羽織ると、部屋の外に出る。
「…どこ行ったんだろ」
朝食の準備だろうか?にしては早すぎる。
才人はティファニアを探して、家の外へ出る。
周囲を見渡すが辺りに人影はない。
才人は探すのをあきらめ、家の入り口の階段に腰を下ろす。
すると、どこからか美しい笛の音が聞こえてきた。
それは低めの音と高めの音が交互に鳴り、そして時折その音色が重なる。
旋律のようなものはなかったが、その音色は澄み切って美しく、聞く者の心を捉えた。
「…テファかな?」
しかしティファニアが笛を吹いている所を才人は見たことはない。
さらにこの笛の音から察するに、奏者は二人。
低い音を奏でる笛と、高い音を奏でる笛。
二人の奏者が交互に奏で、そして重なる。それを何度も、繰り返している。
ひょっとすると、テファがそこにいるのかも。
才人は、笛の音のする方へ、ティファニアを捜しに行った。
しばらく行くと、仄暗い森の中から、その笛の音が聞こえていることが分かった。
まだ暗い森の中に、ティファニアは入っていったのだろうか。
笛の音を頼りに、才人は森を奥へと進む。
ものの五分も進んだだろうか。
森が途切れているのか、少しずつ周囲が明るくなっていく。
…そういえば、この先には小さな泉があったっけ。
才人はウエストウッドの生活で詳しくなった、この辺りの地形を思い出していた。
才人はその泉へと歩を進める。
すると。
木陰から泉を覗き見ている、ハーフエルフの姿が見えた。
「なにしてんの?」
才人が尋ねると、一瞬ティファニアはびくっ!と震えたが、すぐに、
「しーっ」
と唇の前に指を立てて、才人に静かにするように合図を送る。
才人はそれに従い、なんじゃらほい、とティファニアと同じように木陰から泉の方を覗く。
- 324 名前:続・禁断の果実 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/24(金) 03:26:07 ID:c1JU0hql
- すると、そこには、一つがいの、美しい鳥がいた。
片方は、薄い青みがかった羽の、大きな鳥。目の前にいるもう一匹をまるで包むように大きな翼を広げ、美しい声で鳴く。
もう片方は、赤みがかった羽の、一回り小さな鳥。こちらは翼をたたみ、長い風切り羽を水面と平行にぴんと伸ばし、青いほうに続くように鳴く。
交互に鳴いた後、二匹は声を合わせて歌う。
先ほどの、笛の音と同じ音だった。
そうか、さっきの音の正体はこれか。
でも、テファはどうして…?
才人の疑問を感じたのか、ティファニアは小声で説明した。
「あの鳥ね、『月鳥』って言うのよ。
雄と雌がつがいになるこの時期だけ、つがいを求めて鳴くの。
すごくきれいな声でしょ?つがいが見つかった朝にしか、月鳥は揃って鳴かないの」
言ってティファニアは再び、美しいその声に聞き入る。
そっか。それでか。
きっとティファニアはこの鳥の声で目覚め、つがいが揃ったのを聞いて、近くで聞きたくなってここに来たのだ。
これだけ美しい声だ。間近で聞きたくなるのも無理はない。
ティファニアは木立に上半身を預け、長い耳でその鳴き声を受け止めるように、聞き入っていた。
まあ、キレイっちゃキレイだけどもさ。
才人は思った。
その丈のクソ短い衣装で、下着もはかずにお尻突き出してるってのはどうなのよ。
才人の観察しているのは鳥ではなかった。
いつもの服で、でも昨日のアレで下着は使い物にならなくなったから、ティファニアは下着もはかずに出てきたのだろう。
そのせいで、つんと突き出されたティファニアのお尻は、扇情的な丸みで才人を誘惑する。
才人の脳裏に、昨日の行為が思い出される。
『そ、それに、お尻って、ちょっと、キモチいいかも、だし…』
『やぁんっ、いいよぉっ、おしりキモチいいよぉっ!』
…正直たまりません。
お陰で才人の息子は臨戦態勢、あとは進軍の伝令を待つだけだ。
敵本陣は目の前!何を躊躇うことがあろう!
あいや待たれよ!これは罠かもしれぬ!彼奴の狡猾なる罠かもしれぬぞ!
敵を目の前にして怖気づいたか!歴戦の勇士の名が泣くぞ!
今の我らに罠など効かぬ!存ぜぬ!顧みぬ!我が人生に一遍の悔いなぁぁぁぁぁし!
そして才人は。
緑色の布で半分隠れた、ティファニアの白い臀部を両手で包み込んだ。
「や!…ちょっ!サイトなにしてっ…!」
「なにってー?エロいことー」
もう既に理性のぶっとんだ才人は、ティファニアの抗議も聞かずに、緑の布を捲り上げ、露になったティファニアの柔肉を揉みしだく。
ティファニアのそこは、革命的な胸なみに、けしからん物体だった。
すべすべとした肌が手に張り付き、そして胸よりは少し弾力に富んだ柔らかさが、掌から伝わってくる。
才人はそのぷにぷにとしたすべすべの桃を、揉み、こねまわし、撫で回す。
「だめぇっ…声っ…でるぅっ…鳥…にげちゃっ…」
必死にそう訴えるティファニアだったが。
「あー、アイツらも始めたみたいだよー?」
「…え…?」
才人が指摘したとおり。
月鳥は、鳴くのをやめ、赤い小さなほうがくるりと青いほうに背を向けていた。
その後ろに密着するように、青い鳥がかぶさっている。その体が小刻みに揺れていた。
まさに交尾の真っ最中であった。
- 325 名前:続・禁断の果実 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/24(金) 03:26:49 ID:c1JU0hql
- 「やっ…そんなのっ…!」
「俺達もがんばっちゃおうかー?」
言いながら、才人は今度は臀部を割り開き、薄い桃色の襞を露にする。
そこは牽く引くと蠢き、今か今かと才人を待ち受ける。
「や…サイト…!そこ、ちがっ…!」
「違わないよー?
ここはテファのもうひとつの感じるト・コ・ロ」
ティファニアの抗議をあっさり無視して。
才人は、開かれた肉の谷間に、舌を這わせる。
「ひゃぅぅんっ!」
ティファニアの啼く声が、森に響く。
しかし月鳥達は行為に夢中で、飛び立つ気配もない。
「ほーら、あちらさんも出来上がってるみたいだし」
それだけ言って、才人はティファニアの肛門を責めにかかる。
「やぁっ…!そんなトコ…っ!なめないでぇ…!」
ティファニアは胸に実ったたわわな果実を樹に押さえつけて歪ませ、落ちそうになる腰を必死に支える。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。
「あぁんっ!だめぇっ、こんなのだめぇっ!」
必死に声では否定するが、大きく開かれた脚の間からは、ティファニアの牝の滴りが、容赦なく零れ落ちていた。
才人は、より一層強い快感を送り込もうと、舌をすぼめてティファニアの肛門につきたてた。
「ひゃあ!だめぇっ!」
ティファニアの腰がかくかくと痙攣し。
ぷしゃぁぁっ!
ティファニアの女陰から、勢いよく潮が噴出す。
足の力が抜け、落ちそうになるティファニアの腰を、才人が抱えた。
「お尻で逝っちゃったね、テファ」
そう言って語りかける才人だったが、ティファニアは絶頂の余韻で応えられない。
「は…はぁっ…はぁ…」
そして才人は、滾った己をこのまま放って置けるほど、人間が出来ていなかった。
ていうか華の十代である。このままで収まりがつくはずもない。
「それじゃテファ、続き行こうか」
「…え…?」
才人はティファニアの返事も待たず、前の割れ目よりもずっと小さなそこに、限界まで膨張した己を突きたてた。
- 326 名前:続・禁断の果実 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/24(金) 03:27:27 ID:c1JU0hql
- ずぶ…ずぶぶぶ…!
膣よりもずっと激しい肉の抵抗が、才人を襲う。そして。
「やぁっ!はいってるぅ!おしりにサイトがはいってるぅ!」
ティファニアはその美しい金髪を揺らし、才人の行為を否定するかのごとく首を振る。
才人はそんなティファニアを己を全部使って抉ると、体を密着させてティファニアの長い耳元で囁いた。
「テファは、お尻もキモチイイエッチな子でしょ?」
「…え…」
「俺、エッチなテファ、大好きなんだけどな」
「さい、と…」
「もっとエッチになってよ、テファ」
そこまで言って、才人は今度は一気に一物を引き上げる。
ティファニアの肛門が肉棒に吸い付き、まとわりつく。
そして。
「いいのぉ、おしりいいのぉ…」
「そうそう、それでこそ俺の好きなエッチなテファだ」
「わたし、エッチになるのぉ…サイト、だいすきだからぁ…!」
言いながら、ティファニアはお返しとばかりに腰をうねらせ、括約筋を緩めてすぼめて、才人を責める。
「テファ…っ!なんてっ、エロいんだっ…!大好きだよっ・・・!テファっ…!」
ずぷ!ずぷ!ずぷ!
「もっとっ、もっとしてっ!もっとエッチな子になるからぁ!もっと愛してぇ!」
ぐにゅ!ぐにゅぅ!
「くっ、この、けしからんおしりめっ!…中に、中に出してやるっ!」
「…っだしてぇ!サイトのぉ、熱いの、わたしの、エッチな、おしりの中にぃ、…っだしてぇ!」
二人の声が重なって。
どくどくどくどく!
昨日アレだけ出したというのに、才人は大量の精液をティファニアの直腸に吐き出した。
既に日は昇りきり、泉で交尾をしていた月鳥のつがいはどこかに飛び去ってしまっていた。
その日の、ウエストウッドの朝食は、結局タニアが作ったそうな。
「いっぺん死ね、あのバカップル。
氏ねじゃなくて死ね」
呪いの言葉を吐きながら、ブルネットの少女は鍋をかき回していたという。〜fin
- 327 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/24(金) 03:29:18 ID:c1JU0hql
- テファがけしからんのは胸だけじゃないというオチでしたまる
ていうかなー、あの新刊の表紙はそう取れと言ってるとしか(何
しかし、終わったはずのお話に何後付で話し継ぎ足してんだか自分orz
まあいいよね(何
んじゃ寝ますーノシ
- 328 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 03:34:54 ID:yR6BFwqn
- >>327
一番槍GJ! タニアまたかw
>表紙
線が浮かび上がっていないってのがポイントですな。
- 329 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 04:06:31 ID:jP1ZM9Rf
- >>327
GJ!
>ブルネットの少女は鍋をかき回していたという。
まさか空鍋……
- 330 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 08:50:29 ID:eJR3Sb9l
- >>329おまwwwそれだとタニアがサイトのこと好(ry
- 331 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 10:31:05 ID:xadT/bwr
- テファとタニアの義姉妹丼……………………………………………………………………………!
l∀・*)
- 332 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 14:41:00 ID:PXCmtmAr
- ヽ(・∀・*)人(・∀・*)ノ
- 333 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 15:25:23 ID:SlQVtSNY
- 新刊はサイトが報われなさすぎて不満気だぜ
- 334 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 15:44:19 ID:Qb32WfAM
- 俺は報われたと思ってるぜ。おっぱい的な意味で。
シエスタとかルイズ関係は流石にかわいそうと思ったけど。
- 335 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 15:51:08 ID:AaakNr4r
- だからネタバレっぽいのは(ry
そろそろ買い求めますかね。
- 336 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 15:55:51 ID:yR6BFwqn
- >>335
今日が公式発売日だし、もう普通に並んでるんじゃないか?
- 337 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 16:16:18 ID:AaakNr4r
- >>336
近くのツタヤには置いてなかったんですよね。
なんで持ってなかった外伝を買うだけでした。
って、よくよく考えたら今日公式発売日なんですか。25だと勘違いしてましたわ。
んじゃ、335は撤回ということでここは一つ・・・
- 338 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 16:40:52 ID:chppGYWE
- ネタバレ解禁は公式発売日の24時じゃないのか?
と言うとそんなルール明文化もされてないしシラネってのが沸くんだよな…
- 339 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 16:52:49 ID:xYqtTurK
- 結論:シエスタはけしからん
- 340 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 19:21:31 ID:CvzO/aeC
- 新刊の内容は明日の午前零時(今日の24時)まで待ちな。
なあなあでやってるとラ板みたいになっちまうぞ。
- 341 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 21:48:20 ID:CKa+peyo
- >>336
キチガイに触っちゃいけません
- 342 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 22:41:04 ID:tV00iVbY
- まぁ確かにラストの押絵を本編読まずにみるとサイトが報われなさ過ぎてカワイソーだしなw
最後が百合なんてすごくインパクトあったがな。
- 343 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 22:48:22 ID:1n23l0jg
- ここの燃料には十分な挿絵がww
- 344 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:31:10 ID:t0mZ3Nij
- さて明日まで我慢できるようにSSのネタを考えよう
もうすぐ秋だが秋といえば何だろう?
- 345 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:34:34 ID:tr70CM+b
- 秋といえば栗。
- 346 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:34:52 ID:l3QQyhdO
- 俗に「○欲の秋」という言葉があるね
- 347 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:36:14 ID:uEv1e9Y+
- 芸術の秋…ということで、ヌードデッサンだな
才人とテファがお互いを描きあっているうちに、服が面倒だからって裸に
- 348 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:37:47 ID:YXQ4WK18
- 支配欲の秋・・・ということでヤンデレ(ry
- 349 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:42:05 ID:ENIHqyQP
- 秋……山
とゆうことでルイズとヌルヌルローションプレイを(ry
- 350 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:43:09 ID:yR6BFwqn
- 学校行事だと体育祭、学園祭といったところか。
- 351 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:44:23 ID:YXQ4WK18
- じゃハロウィンとか・・・
- 352 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:46:02 ID:lptnHJKd
- お菓子かいたずらか
- 353 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:50:01 ID:03l2/gCo
- さて、12巻読んでタバサの株が更に上昇した俺はタバサのエロ書く為に全力を注ぐぜ。
- 354 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/24(金) 23:54:21 ID:6M1fsz83
- 期待してるぜ!
- 355 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:04:06 ID:ZkHuH73u
- とんだエロ小説になったもんだ!
けしからん!
ノボル&エイジ、GJ
- 356 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:15:13 ID:47+Wlo11
- >>327
GJです。
なんかテファ連作でタニアに萌えてる漏れは変人なんでしょうか?
- 357 名前: ◆CSTs7hoBww :2007/08/25(土) 00:42:41 ID:fDycswp5
- 何か、>>341にキチガイ扱いされてしまったのでようやっと書き溜めたSSを投下いたしますよ。
2日前に弱音吐いてましたが何とか書けました。
また、今回もあまあまルイズ・サイトで、会話少な目なのでそういうのが嫌いな方
もしくはキチガイがイヤな方は鳥であぼ〜んかIDであぼ〜んしてください・・・w
- 358 名前:夢の中で ◆CSTs7hoBww :2007/08/25(土) 00:43:48 ID:fDycswp5
- アニメ双月の騎士第一話の描写とか色々と逆だったら。if物?かどうかは…不明です。
バロロロロ……
辺り一帯に轟音と砂埃が巻き上がり零戦はゆっくりと確実に速度を上げていった。
零戦の乗り手、平賀才人の視線はただ真っ直ぐに空に浮かぶ双月を見つめていた。
少しずつ、轟音とスピードが上がっていく。
その轟音はルイズの耳に届いていたが、心の中はどんな音も光も寄せ付けなかった。
目の前で起こりつつある「現実」から逃避するように。
零戦のスピードは飛び立つ速度にするためどんどん上がっていく。
その姿が小さくなる度、ルイズの胸は締め付けられていく。
比喩などではなく、立つのもやっとなくらいだ。
つまり、今回の零戦の出発は敵艦を攻撃するためでも、村を守るためでもない。
使い魔を乗せ、彼が元いた世界であろう場所に帰るために飛んだのだ。
ゆっくり…ゆっくり…零戦の姿は小さくなっていく。
先ほどとは比較にならないほど、その姿は米粒のようになり
もはやその物体が飛竜なのかどうかすら分からないほどだ。
心を閉ざしていた彼女であったが、聞こえていた轟音、目を開けるのも困難な砂塵。
それらが全て無くなり、静かに、優しくそよ風が彼女を撫ぜた。
空に浮かぶ双月は零戦を待ち受けていたかのようにゆっくりと侵食を始めていった。
空中にあった姿はもう米粒ほども無いだろうか。それでもまだこの世界にいるであろう使い魔を…
いや、今まで認めなかった「好きな」使い魔を見続けていた。
双月の侵食は進み、辺りは大分薄暗くなってきた。
この侵食の規模なら才人はもう行ってしまったのだろう。
そう思った瞬間、自分の意図に反して喉が声を絞り出した。
「サイトッ!!」
「んなっ!?ど、どうした!?」
二人とも、ベッド上でのしばしの呆然。
そりゃそうである。片方はいなくなったと思った相手が目の前にいる。
片方は寝ている最中にいきなり大声で名前を呼ばれる。
これで普通に返事をするってほうが無理だろう。
ルイズは才人を見つめている。口をあけたまま。
才人はルイズを見つめている。おろおろしながら。
こ、こここここの犬は!この犬は私の夢の中で何してくれてんのよっ!?
しかも私に恥をかかすとはいいいいい、良い度胸してるじゃない!!
いつものような、才人への責任転嫁。
一気に頭に血が上ったルイズだったが、その熱は一気に頬へと伝った。
自分でも何が起きたのか分からない。才人はただおろおろしているばかり。
流石にこういった時にガンダールヴとしての力は発揮されない訳で…
一呼吸置いて、自分が泣いているのだと自覚した。
自覚したところで止められる訳も無い。
才人に責任転嫁したまま……その矛先をぶつける。
「ばかぁ…えぐっ…ばかばかばか……ぐずっ…どこにもいかないでよぉ……」
ぽすぽすと力なく才人の胸が叩かれた。
自分がほんの少し力を入れてしまえば折れてしまいそうなくらい華奢な、そして愛おしい手。
その手をぎゅっと握り、優しく自分の胸へ招いた。
親にあやされる子供のように、ゆっくりと背中に手を廻し顔を胸に埋めた。
才人はぼんやりと、柔らかな桃色の髪の上をどこまでも優しく撫でていると
落ち着いたのだろう、先ほどとは違い肩の上下が穏やかになっていた。
- 359 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:44:43 ID:fDycswp5
- 「…大丈夫、か?」
「……ん」
「もう寝れるか?」
「……もうちょっと、このままでいて」
しかし、現状の才人の体勢はかなり腰に来るのである。
何せ、ルイズをあやすためになるべく最初の状態を保持しようとしたからである。
日本にいた時分ではこんなシチュエーションがまさか時分に訪れる等とは思っておらず
ぶっちゃけ、腰が痛いからまだかなーと読者諸君からすればぶん殴りたい動機から寝させようとしたのだ。
と、まぁいくらこんなシチュエーションを想像していなかったとはいえ
一度はしてみたい、そんな体勢を思い浮かんだのだ。
「なぁ…ルイズ」
「…何よ」
「ちょっといいかな?」
先ほどとは打って変わってやや怪訝な表情をしたルイズだったが、すぐに才人が何をするのかを理解した。
ルイズだってちょっとした恋愛小説を読んでいつかは…と思った行為。
そう、腕まくらである。
ルイズは片方の手を才人の背中に廻し、才人の左手は首の下へ。
もう片方の腕は頭を包み込み、撫でれるように…
この体勢だと、二人とも向かい合うように寝ているのでルイズは右手が窮屈だった。
しかし、そんな事が気にならないくらい心は満ち足りていた。
以前感じた、「好き【かもしれない】男の子にぎゅっとされるのはとてもキモチイイ」を今再び感じている。
しかし実際には【かもしれない】はもう消えてしまっていることに気づいている。
だが、プライドという薄く脆い、しかしルイズにとっては壊す事は容易ではない殻のおかげで
その気持ちを才人に伝えようとすることが出来ずにいたし、今も躊躇している。
一方、隣の幸せ者はお隣さんのそんな心情の一部でも理解できるはずもなく
自分の好きな女の子の頭を撫でるという行為にふけっていた。
左腕から伝わってくる規則正しい心拍、体温、肌の柔らかさ。
右手から伝わってくる柔らかい髪の毛の感触。
いくら一線を越えた仲とは言え、このような場面は今回が初めてなので舞い上がってしまっている。
ひとしきりその感触を堪能させた右腕を元あるべき場所へ戻すと、そこにあったのは小さな手だった。
しっかりと握り合う事は右手と右手なため出来なかったが二人の距離を近づけるには十分すぎる接触だった。
少しだけ、ほんの少しだけ自分より大きな手を強く握り返し、それを皮切りにルイズは口を開いた。
「…私ね、さっき凄い怖い夢を見たの。大切な人がどこか手の届かないとこに行っちゃう…そんな夢。
これは夢なのよ、って自分に言い聞かせられないくらい…違うわ、いつか来る本当の事かもしれないの。
それなのに私ってば、見てるだけ。もう二度と会えないかもしれないっていうのにね…
本当に、そこで最後だと思ったら…」
- 360 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:45:13 ID:fDycswp5
- しっかしまー…なんて目で見てくれるんですか…この子…
潤んでる、上目遣い、声が震えてる。
あぁ、ちくしょう。これ麻雀なら何だ?役満か?ハネ満か?流れマンガンか?
完全に思考が止まった頭が捕らえたのは少しだけ突き出たルイズの唇。
その瞬間本能が理性を上回り、気づいたらその可憐な唇を自らので覆っていた。
ルイズは嫌がる素振りを見せる所か、むしろハムハムしてくる。
ハムハムですよ!奥さん!と誰も居ない空間に一人突っ込むほどのテンション具合。
少しずつ、少しずつ大胆になっていく二人。
最初は息遣いしか聞こえなかったが、今ではその息遣いの中に水音が混じる。
啄ばむ様なキスから貪る様なキスへ。
先ほどのプライドなど、自分ではその強度が分からないがきっかけさえあれば硝子より脆い。
最もその「きっかけ」さえも自分でさえ気づかなかったか、見逃していたのだが……
双月の柔らかな光が見届ける中、その真逆を行くかのように行為の激しさは止まることを知らない。
才人は物足りなくなり、より密着を求めるようにルイズを抱きかかえた。
それでも飽き足らず、横向きの自分の体を仰向けにし己の胸に彼女を乗せた。
こうすることにより重力が二人をより引き合わせ、決して重い訳ではないが
心配なほど軽すぎる訳でもない重さが今こうして繋がっている事を才人に認識させた。
ちゅっ…んむっ………はぁ…
「…ね、ねぇサイト」
「ん、どうした?」
「い、今…私、上に乗ってるけど…その…」
「もしかして…イヤ…だったか?ゴ、ゴメン!」
「そ、そそうじゃないの!その…だから……」
恋愛感情で生まれた頬の上気とはまた…別の、才人には判別出来なかったが羞恥の上気だった。
お、重くないか…しら…と、顔を真っ赤にしながらようやく口から出てきた言葉の可愛らしさに
返事を返す代わりに唇を塞いだ。ルイズは一瞬目を見開いたがすぐにまどろみ目を瞑った。
ここで、一つだけ確認しておこう。
平賀才人、彼…と呼ぶくらいなのだから男だ。
皆さんに問いたい。この状況下で場所は伏せるが荒れ狂わない男はいないのだろうか?
もちろん100人いたら100人がそうではないだろう、だが彼は…マジョリティに分類された。
ゴリッ。
んむっ…?はむっ、何かしら…これ…?
かったい…硬い……わね…
あら?…ぅむっ…もっとしてほしいんだけど……なんか動き悪い…わね。
ピンクの靄がかかったルイズの頭と経験不足では「硬い何か」としか認識出来なかった訳で。
当然、人間の体に「硬い何か」が生えていれば確認したくなる訳で。
瞼を開けると、当然目の前には使い魔が居るわけなのだが…
その顔は…とても複雑だった。なぜかしら?と少しだけ靄が晴れた頭で考えた。
考えると同時に、手を硬い何かがあった場所へ持っていく事を思い出した。
思い出し、手を動かそうと思い視線を動かし…テントに目が止まった。
- 361 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:45:46 ID:fDycswp5
- いくら鈍感なルイズでも分かるソレ。
既にする事はしてしまっている。さっきのが何を意味するのかも今更だがようやく分かった。
「コホンッ…ね、ねぇサイト?」
「は、はいでしゅ」
声が裏返りそうになりつつモグラに変化。
いくら初めてを済ませたからといって、今のルイズの顔を見れば怒られると勘違いするのも無理はない。
顔の全てが見れる訳ではないが、輪郭まで真っ赤になっているように見える。
本能は本能でも防衛本能が働いてしまうのは…今までのルイズの行動からして無理も無い。
尚、今のルイズは才人のソレに触れたから限界まで真っ赤になっているのではない。
今頭の中でリフレインしているのはシエスタからの贈り物。そう、第二章がすごいらしいアイツ。
「バタフライ伯爵夫人の優雅な一日」 第二章248ページ8行目から251ページの3行目まで。
ええと、夫人様はわわわざと騎士のそのその下半身に飲み物をかけちゃちゃ、ちゃって
お詫びにとかいいいいい言いくるめて、服を脱がしちゃって……そんでそんでそんでそんでぇぇぇ…
わわわわわわわ私がするの?その…ここここれを?
どうも、あまりの緊張具合に口を完全に閉じて頭の中で自問するということが出来ず
所々の会話が聞かれてしまった様子だが…才人は気が気ではない。
何せブツブツ言い始めたと思ったら「かけちゃう」だの「言いくるめる」だの
どう幸せ回路を発動させても悪い方向へしか進まない単語しか聞き取れなかったのだ。
一体全体何をどう調理されるのか…才人のモグラ化は依然進行中であった。
実際に経過した時間は、こちらの言い方で言えば1分も経っていない。
しかし二人にとっての時間の感じ方はどうだっただろう。
一方は、オーバーヒート気味の頭での脳内会議。
片や、いつ処刑されるか分からない恐怖と共に。
……片方のそれは単なる杞憂にしか過ぎないのだが。
また、男の性とは悲しい物で30秒程度何の刺激も与えられなかったが
それ以前に与えられた刺激が強すぎたため、それは萎える事の無かった。
「……ぃ」
「…へ?」
「ここここここれを脱ぎなさいっていってんの!」
一体?何のために?モグラ化した頭では、というより普段のルイズを考えれば何をするか分からなかった。
だが、逆らったら何をされるか分からない。
羞恥と恐怖を天秤にかければ……恐怖の方が重い。
しぶしぶと、ベッドに寝ながら脱ぐが下では愚息が大暴れしてるため脱ぐのに手間取ってしまった。
脱げば当然…それが天を向くわけで。
それを見てルイズはまた脳内会議を繰り広げてしまう。
ここ、こんなのが私の中に…入ったの…?
そそそんで、こここここれを…私が…?
何のためにか、始祖ブリミルよ…と一言。
エロの為にまでブリミルの名を使うとは何とも……
一体全体、使われた当人はどう思うのだろうか?
意を決して、目を瞑りそそり立つそれを咥える。
いや、咥えると表現するのは優しすぎた。つまり、噛んだ。
絶叫。
「ぎゃあああああああああああああ、ストップストップストップ!!!!」
想像して…頂かなくて結構だろう、本気ではないにしろアレが噛まれた時の事なぞ…
噛まれた本人はしてもらった行為よりも痛さにビックリしている。
噛んだ本人は何が何やら…怒るのも忘れてうずくまった才人をぽかんと見つめている。
- 362 名前:夢の中で ◆CSTs7hoBww :2007/08/25(土) 00:46:42 ID:fDycswp5
- しまった、タイトルと鳥が外れてました・・・
「あのさ……ルイズ」
「あ、あによ」
「その……してくれる事に対しては嬉しいんだけど…その…噛まないでくれないか?」
「??噛んだら痛いの?」
あぁ、一体この可愛いルイズに誰がこんな行為を教え込んだんだろう。
教えるのは結構だが、扱い方についても仕込んでおいて欲しいものだ…と思いながらもその誰かに感謝した。
とりあえず、噛む事はやめてくれ。とだけ痛みに耐えながら切に訴えた背中が悲しさに満ちていた。
「じゃ、じゃあどうすればいいのよ?」
「う、うーん……何言っても怒らない…よな?」
「お、怒るわけないじゃない!私がいつも怒ってるみたいに言わないで!」
それはどうなんですか?ルイズさんと自問しつつも口には出さず
舐めて欲しい、とだけ簡単にリクエスト。
「じゃ、じゃあ行くわよ…」
ぺろっ
…しょっぱい味…かしら?
ぺろっ
…分かんない。けどイヤな感じはしないから…大丈夫かしらね。
でもまどろっこしいわね。夫人様は…咥えてた訳だし…でもどうしようかしら。
まぁいいわね、どうにかなるわよ。
ぱくっ。
一瞬、才人に先ほどの激痛が浮かんだが、それは無かった。
変わりに襲ったのはほんのりとした温もり…だったが
次の瞬間にはぺろぺろとルイズの舌攻め。
もちろん、今回が初めてな為上手い人と比べたら稚拙な物であったが
同様に才人も初めてであるが故、今までとは違う快感に戸惑っている。
稚拙なりにも、懸命に舌を動かしそれがたまに良い具合の所に当たって…良い。
あっという間に上り詰めてしまう。
そんな事は露知らずこちらは一心不乱に舐め続ける。
夫人様は大胆に〜とか言ってたけど…勝手が分からないものね。
上下だとか内壁だとか回転殺しとか…また勉強しなおしかしら。
こんな時に持ち前の集中力を発揮してしまっては才人の呼びかけにすぐさま反応出来るわけも無く…
口内に放たれてからもすぐにはそれが何だか理解できずに舐めていたが…
気づいた時にもそれを一向に嫌悪しなかったためとりあえず飲んでみた。
意外と…おいし…いや、にがっ。飲めない事は無いけど…
想像していた味とは違ったがこれが癖になる味なのかしら、と一人納得する。
- 363 名前:夢の中で ◆CSTs7hoBww :2007/08/25(土) 00:47:13 ID:fDycswp5
- 「お、お前…飲んじゃった…の?まずくなかったのか?」
「うーん…わかんないわ。でも…」
「でも?」
「なんかこう…身体が熱い…のかしら。何か暑いわ。」
「………じゃあ、冷まさないとなぁ…そうだよなぁ…」
才人は半ば朦朧とした意識で、ルイズの服を脱がす。
服と言っても、普段寝るためのネグリジェ一枚。下着なんて着けていない。
あまりの早業に抵抗すら忘れてしまいされるがままのルイズ。
流石に、これからの行為については抵抗の色を見せる。
というのも、下腹部の方へ頭を持っていこうとしている訳で。
「ああああああんた!!何してんのよっ!!」
「いや……その暑いっていうからさ…そのね…」
「暑いのは暑いけど…だから何で裸にされてそっちに行くのよっ!」
返答は快感。
この間の行為も最後のほうは気持ち良かったが、これも気持ち良い。
ぶっ飛ぶ程の刺激ではなかったが、抗う気を削ぐには十分すぎる快感だった。
最も、抗った所で男の腕力に勝てる訳は無いのだが。
ぺろっ
「っ…!」
れろれろ
「んふっ…」
我慢できたのはここまで。
ここから先の攻めには我慢なぞ出来る訳も無く。
「あっ…良い…」
「ひっ…ダメッ…そこ…いぃ…」
「あぁぁっ!ダメッ!何かっダメっ!」
「ひぐっ!ダメだってぇ!サイトぉっ!やぁっ!」
シーツがルイズに本日最大のしわを残した後、ぐったりと果ててしまった。
しかし…片方は既に臨戦態勢、というより限界がもう目の前にある状態。
呼びかけても、恍惚とした表情を浮かべたまま視線をこちらに向けるのみ。
「そのー…るいずさーん…」
「なによぅ……」
「しません…か?こんな状況なんですけど…」
「………痛くしなかったら…いいわよ」
最後の方は蚊が飛ぶような声と真っ赤なお顔。だけども見逃す才人さんじゃございませんで。
それじゃあ…と優しく才人のそれをルイズにあてがい、ゆっくりゆっくり…
「っ…」
「い、痛いか?」
「前ほどじゃないわ…もうちょっと大丈夫よ」
「その、痛かったら言ってくれ」
才人の優しさに心打たれかけたが、それは快感に打ち消されかけてしまった。
挿れはじめの最初こそ、ちょっとした鋭痛で顔をやや歪めたがすぐに快感で更に歪まされることとなった。
ずっ……ずっ……ずっ……
これってこんなにキモチよかったかしら…
前の時はあんなに痛かったのに…
どうしよう…これちょっとイイかも…
- 364 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:47:49 ID:fDycswp5
- 「っとぉ…」
「ゴメン!痛かったか?」
「ううん、もっとぉ…動いても…」
こんな事を囁かれた日には、世の男性方は一発でKOだろう。
事、種馬の二つ名を持つ才人にとっては目の前にぶら下げられたニンジンのようなものだ。
先ほどよりはリズミカルに腰を打ち付け始める。
明らかに痛みとは違う感覚で顔を歪ませるルイズ、それに才人もだ。
ずちゅっ…ずっ…ずちゅっ…
先ほどより大分大きい水音と二人の荒い吐息が部屋を埋め尽くす。
どれほどこうしていただろうか。
目が合えば唇を重ねあい、背中に腕を廻し、吐息と唾液を交わらせる。
どうしよう…これ…すっごいイイかも……
ふふっ、才人ったらあんな真剣な顔しちゃって…
ん……またキスかぁ…でもこれもイイ…かも…
どこか冷静な頭で考えられるルイズ。
才人の頭の中は…まぁ皆さんでも想像がつきやすいと思う。
おそらく、才人の必死さが逆にルイズに冷静さを与える事になったのだろう。
その冷静さも、時が経つにつれてどんどん崩れていく。
徐々に腰の動きが早まると才人の表情を見る余裕がぶっ飛んでいく。
「ね、ねっ、サイトっ、早っ、早いっ」
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
「サイトっ、あんっ、聞いてるっの?んぅっ!」
「ルイズっ!ルイズっ!」
「んあっ!人の話を、はぁっ、聞き、あんっ!」
最後の声を発する前に、更に腰の動きが激しくなった。
ルイズは快感に流されぬようにしっかりと目を瞑り、更に強く才人に抱きついた。
もう、才人はルイズを穢す事しか頭にはないのだろう。
最初の優しかった才人はもうここにはいない。
だが、ルイズはそれを嫌だとは思わない。むしろ、喜びさえ感じる。
- 365 名前:夢の中で ◆CSTs7hoBww :2007/08/25(土) 00:48:19 ID:fDycswp5
-
「サイ…トっ!もう、だめぇっ!」
その声は果たして才人に届いたのだろうか?
水音は激しくなるばかり、才人の限界も近いのだろう。
「んあぁぁぁぁぁぁっ!」
「……っ!」
ほぼ同時に果ててしまったルイズと才人。
才人はそのまま疲れ果ててしまったのか、己を抜き、ルイズを抱きかかえると
すやすやと眠り始めてしまった。ヤるだけヤったら放置か、お前は。
ルイズは、ぼんやりと下腹部の違和感と温もりを感じ一人悦に入っていた。
…ふふっ、また中に出されちゃった…
私、中で出していいなんて言ってないんだけどなぁ…
これは犬に責任とって貰うべき…よね?
才人とのいつになるか分からない結婚式の想像をしながら勝手に盛り上がったが
先ほどの疲れか、すぐにまどろみ始め才人の胸を枕に夢の中の結婚式へと誘われた…
チュンチュン…
なんだ?下のほうが…変だな。
いつも見たく…朝立ち…か?いや、でも何かおかしいぞ。
普段の朝とは別の違和感を覚え目を覚ますと
隣で寝ていたルイズは既に起きていて…こっちをニヤニヤ見ている。
ルイズの左手は自分のその…朝立ち部分へと伸びている。
ええっと、るいずサンっ!?アナタ、その手は一体どこニギってらっしゃるンデスカ?
「ね〜ぇ…さいとぉ?」
「は、はひっ!?」
「今日…虚無の曜日なんだけどぉ…どうするぅ…?」
どうするもこうするもないじゃないですかっ、と言わんばかりに朝っぱらから…
尚、キュルケに言われるまで自分がサイレントの魔法をかけるのを忘れていたルイズだった 〜end〜
- 366 名前:夢の中で ◆CSTs7hoBww :2007/08/25(土) 00:51:49 ID:fDycswp5
- 一番最初に書き忘れましたが
この2人の初体験はhttp://wikiwiki.jp/zero/?17-736 で終えてます。
あくまで、終えたという事実だけでプレイ内容とかは全く関係ないです。
また、保管庫への登録ありがとうございました。
最後のコメントにタイトルと鳥が入れてあって
SSの部分についてなかったりしちゃいましたが・・・すんませorz
とりあえず、書いていて思ったんですけど初体験とソックリで・・・w
マンネリ化は避けたいと思っていたのにこれですからねぇ・・・
せんたいさんは偉大です。
- 367 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:57:01 ID:aaOHLmU2
- >>366
GJ
新刊は良い燃料だったな
ここと大して変わらない雰囲気でワロタw
- 368 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:59:32 ID:sXqGoJVQ
- 「いやー、タバサが付いてきてくれて助かるよ」
サイトは隣を歩くタバサに向かって話しかける。
「役に立てるなら、それでいい」
タバサはそう言うと笑みを返してくる。
そんなタバサをみて、サイトは「ガリアの一件から俺の評価スゲーかわったよな」と思った。
話しかければ返事を返してくれるし、困っていればそれを察して助けてくれる。
そして今回は魔法学院からの依頼で、近くの廃墟の調査を頼まれてタバサときていた。
実は、これはルイズが引き受けた仕事なのだが、直前に大喧嘩してしまい
その結果「アンタひとりでいってきなさいッ!」と言われてしまっていた。
そしてひとりで準備を整えて出発しようとした時
タバサと出会い同行してくれることになったのである。
「今回の仕事は、なに?」
「ああ、この先にある廃屋に何か棲みついてるらしくて、
その調査と危険な奴だったら退治もってこと。
ああ、退治のほうが相手がヤバかったら、そのまま魔法学院に戻っていいってさ」
「そう」
そしてサイトは何気なく言ってはならない言葉を言ってしまう。
「まあ、目撃者の話じゃ、その屋敷に住んでた人の幽霊じゃないかってさ」
タバサの足がピタッっと止まる。
サイトは振り返る。
「た、タバサ……」
そこには身体を硬直して立つタバサがいた。
サイトは心配になりタバサに学院に戻るように言う。
「だめ、手伝うって約束した」
「そ、そうか。まあ、昼間のうちに調べて帰っちまえばいいさ。
幽霊だって昼間っからでてきたりしないさ」
「うん」
そして歩き出すが、タバサの足取りは明らかに重かった。
サイトはタバサに向かって右手を差し出す。
「手、つないで行こうぜ。そしたら怖くないだろ」
「うん」
二人は手をつないで目的地へと歩きだす。
そして、その姿を少し離れた木陰から見つめる人影があった。
- 369 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:09:30 ID:sXqGoJVQ
- 実はこの廃墟へ向かう前にまだまだ長い話あったんですが、ほとんどエロなしだったので無理矢理省略w
俺エロ書くの向いてねーな。
何故か無駄な文章が増える増える。
この先書いてみて廃墟でもタバサとのエロまで長々と書いてしまったら、また頑張って省略してエロから話すすめるぜw
とりあえず無駄な文章書きすぎて今夜はここまでだ。
おやすみ。
- 370 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:14:53 ID:XTmH+PmZ
- >>366
前作よりずっと描写が丁寧でよかった。光景が目に浮かんだ。
>>369
なんでそんなにエロシーンだけ書きたがるの?
- 371 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 01:20:03 ID:r4Lf/rY+
- >>369
今日から君は桃色紳士だ
- 372 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 02:29:33 ID:5KN2xeyz
- >>366
ねっとりしっぽりな二人がイイなあ
上手いですよ
>>369
あンたの潔さに惚れたッ
いろいろ省略していいからしっかりエロシーン書いてくれ
- 373 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 05:42:52 ID:WArtGMco
- >>366GJ!!綺麗な文だな。
>>369寧ろエロに向いてるじゃまいか。
続き期待!
12巻でツンデレギーシュに一番萌えた俺は既に異端者。
ところでシャルロットがサイトの使い魔になるSSが急に見たくなったんだが保管されてないんだ(携帯から)
もしかして更新滞りがち?
- 374 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 06:39:41 ID:nrmHQASu
- せんたいさんの作品に置いてあったような気がする。
- 375 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 08:42:28 ID:4RkQpUhz
- >>373
これ?
ttp://mai-net.ath.cx/bbs/ss_t_bbs/tree.php?all=7920&bbs=etc
- 376 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 09:53:22 ID:pWpA1/L6
- >373
保管庫にあるよ?
せんたいさんの17−853ですな
finと書いてるけど、続きも読みたいな
- 377 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:40:23 ID:sXqGoJVQ
- 不思議な部屋だった。
長い間使われていないはずなのに、ホコリは溜まっておらず
この部屋だけはキレイな状態を維持していた。
「ん…」
気を失っているタバサをベットに寝かせる。
そこでタバサが気がつく。
「ここは……?」
「俺達が調べてた屋敷の地下」
「そう」
サイトとタバサは、屋敷を調べている中で
不慮の事故で地下に閉じ込められることとなっていた。
不慮の事故と言っても、実際は人災なのだが……。
二人で調査していると、背後から恐ろしい形相のルイズが「サ〜イ〜ト〜」と
これまた恐ろしい声をいきなり掛けてきた。
タバサは声に驚いたが勇気を出してそれを確認した。それがいけなかった。
ルイズの鬼の形相をみて、限界を超えたタバサは気を失いサイトへと倒れこむ。
サイトがタバサを抱きかかえると、それをみたルイズがキレた。
そこでエクスプロージョンを発動させてしまい屋敷は半壊。
サイトとタバサは足元が崩れ落ち今にいたる。
「しかし、地下があったんだな、ここ」
「地下への入り口は見つからなかったから、ここは隠し部屋の可能性が高い」
「そっか」
「それより…」
タバサはさきほどの幽霊(ルイズ)はどうなったかときいてくる。
「あ、アレは大丈夫。俺が退治しといた」
流石にルイズだとは言えずごまかす。
「そう」
タバサは安堵したのか小さくため息をついた。
サイトは一度部屋をでて出口を探してくることにしたが、そこで異変に気づく。
「あれ? ドアが開かねー!」
「どいて」
タバサが扉に触れて何かを調べている。
「魔法が掛けられている」
「解除できないのか?」
「だめ」
解除は不可能、その上無理に破壊すると何が起こるか予想も出来ないと言うことらしい。
「扉を開ける方法が書いてある…あっ……」
「どうした…タバサ…げっ……」
扉に赤い文字で“汝等の愛の証を示せ”と記されていた。
- 378 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:42:34 ID:sXqGoJVQ
- 「愛の証って……」
サイトがどのように解釈していいのか悩んでいる中
タバサは部屋を調べて一冊の本をみつける。
『私はこの部屋を作らせたのは、お前の愛が欲しかったからだ。
この部屋の扉はお前が私を心から愛し、その身を捧げたときに開かれる。
もしも扉を無理に開けようとすれば、二人には永遠の安らぎが訪れるだろう』
この屋敷の主らしき人物の日記だった。
あとはこの部屋で男を頑なに拒絶する女のことばかりかかれている。
どうやら最後は女が我慢できなくなって扉を無理に開けようとしたらしい。
そして二人は死んだ。
「なにかみつけたのか?」
「扉の開け方がわかった」
「そうか、よかった…て、なに引っ張るんだよ、タバサ?」
サイトはタバサに連れられてベットの前まで来る。
「大丈夫、きっと扉は開く」
「えーと、話がみえないんですが…」
「サイトは、ただ、このベットでわたしを愛してくれればいい」
「えっ……えええええええええッ!!!???」
サイトはいきなりの展開に思考が停止していた。
「大丈夫、わたしの条件はきっとクリアされているから開く」
「いや、でも……」
迷うサイトの前で、タバサはローブ外す。
続いて制服にもゆっくりと手をかけはじめる。
「大丈夫…わたしもはじめてだから……」
「お…お願いします……」
今のサイトには、そう返事をするのが精一杯だった。
- 379 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:44:38 ID:sXqGoJVQ
- 「ん…」
サイトはタバサへとキスをする。
最初は触れるだけ、次に舌を絡めて。
そして両手は胸を優しく愛撫する。
「……っ、あっ……」
タバサの口から甘い吐息が漏れる。
「サイト…なんか…手馴れてる……」
「そんなことないよ、俺初めてだよ」
本当に初めての経験なのだが、サイトは予備知識は豊富だった。
地球にいた頃はエロ本などで知識を蓄えている。
まさか、その経験がこんな形で報われるとは思いもしなかったが……。
「タバサ、起きて」
サイトに言われるままに身を起こす。
すると、タバサを背後から抱きしめてきた。
左手は胸を、右手は秘部へと向かう。
「……う、あ…ああっ……!」
サイトは無我夢中で胸と秘部を己の手で蹂躙した。
くちゅ…くぷっ……
秘部はサイトの右手の動きですっかり濡れてきていた。
「……ッ! ……んんっ、あ…ああっ……!?」
タバサは息遣いが荒くなり、その顔は赤みをおびていた。
「もう…大丈夫だから」
それが何を意味するのかサイトは知っていた。
タバサを仰向け寝かすとその上に四つんばいに覆いかぶさる。
サイトはタバサを見つめて確認するように言った。
「本当にいいの?」
「うん…きて……」
- 380 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:46:07 ID:sXqGoJVQ
- それ以上の質問は意味がないことを悟り
サイトはゆっくりタバサの中へ己のモノを沈めていく。
「んっ、んくうっ!?」
二人がつながれた部分からは処女の証だったことを示す血が流れ落ちる。
タバサはその痛みに耐えるようにサイトに抱きつくと、その背中に爪を立てた。
だがその痛みを顔に出さずにサイトは我慢した。
これ以上の痛みを、きっとタバサは我慢してるだろうから。
その証拠にタバサの瞳には涙が光っていた。
サイトはその後、動かずにしばらくタバサを抱きしめ続ける。
「もう大丈夫…動いて」
「でも…まだ……」
タバサが優しくキスをしてくる。
「まだ痛む…けど、それと同時にアナタを感じられてるって思えるから」
「わかった」
サイトはゆっくりと腰を動かし始める。
「んっ! あっ! あっ……ああっ!!」
最初は痛みを我慢する感じだったが、それはすぐに甘い吐息へと変わっていく。
タバサのそこはサイトのモノをきつく締め付ける。
サイトの限界は近かった。
「俺…いきそうだ……」
「サイト…一緒に……」
サイトは絶頂へ向けて腰を激しく動かす。
「あっ、ふあっ…んくっ……!」
「で、でる……」
「あああああああああっ!」
タバサの絶叫と同時に、サイトはタバサの中に己の欲望を吐き出した。
「タバサ…」
「サイト…」
二人は繋がったままお互いを求めるようにキスをする。
このまま永遠にこの時間が続けばいい、そうサイトは思った。
その時、背後で『ガチャ』と音がして二人は音のした方向、扉へと視線を向ける。
「扉が開い…いいいいいいッ!?」
扉はゆっくりと開いていく。
その先には、いまだかつて見たこともない怒りの表情のルイズが立っていた。
「ゆ、幽霊……」
「タバサ! おい、しっかりしろ!」
ルイズをみて幽霊と勘違いしたタバサは、またも気を失う。
「サイト〜、覚悟はいいかしら〜」
サイトの絶叫が響き渡った。
- 381 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:54:53 ID:sXqGoJVQ
- エロには初挑戦でしたが、やはり難しいですね。
次書くときにはもっとエロく書けるように勉強しとく。
今回の話全部ここにのせるとスレが恐ろしく消費されるのでこれで終了です。
まあ、他の部分は非エロがほとんどなのそれほど気にならんから。
- 382 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 20:54:57 ID:47+Wlo11
- >>381
乙です。
非エロで書いてくれるとどうだったのだろうか・・・?と思いました。
続きありそうですが・・・?あったら投下希望です。
ところで、保管庫にある「ルイズのMaria」ってあのあと更新されてないんだよね?
承者さんどうしたのだろう?
- 383 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 21:53:37 ID:JVA+3S2B
- 1週間近く旅行出てて今、最新刊読んだんだが・・・・・・・
エ ロ す ぎ だ ろ レズプレイSS激しくキボン。
- 384 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 21:56:57 ID:mc1H43oy
- ・・・・
- 385 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:02:46 ID:sql3gpwi
- >>383
本家のあれ見て百合SSをうpできるやつがいたら、勇者 w
しばらくはムリかも
- 386 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:18:09 ID:47+Wlo11
- >>385
百合んとこじゃなくてルイズの誘いのとこでもいいけど、
誰かかいてくれる勇者はいないのだろうか?
- 387 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:21:33 ID:Nij8WgF3
- 船の中は駄目だから屋外で青姦。
このルイズの狂った感覚はもうどうしようもないねw
- 388 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:52:23 ID:0iJ0FlPF
- 負けたベアトリスが水精霊騎士隊にレイプ…
- 389 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 22:53:48 ID:0iJ0FlPF
- 負けたベアトリスが水精霊騎士隊にレイプ
をされる。
- 390 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:13:16 ID:mc1H43oy
- とりあえずsageよう、な?
- 391 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:19:17 ID:pHpYUIOG
- マル子「兵器というのは、つまり性的な意味において?」
ギーシュ「もちろん、性的な意味においてだ」
某月某日発売
『ティファニア戦記〜破壊のダブルメロン〜』
通常版580円
限定版1980円(フィギュア付)
R指定版9890円(発売禁止となる可能性があります)
…おっぱい星人ですが何か?
- 392 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:37:22 ID:p80i1xPF
- ダブルメロンというよりはダブルピーチアップルだろ
まぁそんなわけでSS投下
- 393 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:39:48 ID:p80i1xPF
- ルイズはアルヴィーズの食堂で生まれたままのタバサを目撃しサイトをボロ雑巾のようにボコボコにして自分の部屋に戻り、シエスタにありのままに伝え
サイトが気絶から冷める頃には聖キリストのごとく十字架にロープ縛られてるサイトと悪魔が右前方(ルイズ)と左前方(シエスタ)がいる構図が見事に出来上がっていた。
「誤解だって!」
ルイズたちに食堂で起こったことを正直に話しているサイト。
しかし
「アアアンタ、わたしよりぃいいちぃさな女のこぉおおおおおにぃいいいいいいいいい!!」
しかしごらんのとーりまったく聞いていない。
「ほんとだって!第一おまえさっき俺の話は信用するって言ったばっかじゃんか!!」
「うるさい!裸のタバサと一緒にいた犬の話なんて信用しようにも信用できるはずないじゃない!
あんたなんて五十回ぐらい死んで生まれ変わる必要があるわ!アンタは犬だけど尻尾を振るにもほどがあるわよ!」
といい新しく買った鞭でサイトを痛めつけていた。
- 394 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:41:04 ID:p80i1xPF
- こんな拷問が約一時間・・・
「あんたね、この前のテファの時のように反省文を書きなさい。も・ち・ろ・ん、わたしが採用するまで永遠にね」
「はぁ!?ふざけんじゃねーよ!この前アレだけ反省文書いたにまたやれっていうのかよ!いてぇ!」
サイトの言葉にルイズの鞭が飛ぶ。
「犬には拒否する権利はないわ。シエスタ、ありったけの原稿用紙をもってきて」
「わかりました。ミス・ヴァリエール」
シエスタが部屋を出て行く。
「信じろよこのバカ!俺はタバサとは何にもしてねーっての!」
「信じたくても信じるにあたいする行動をアンタ何一つとってないじゃない。そんなエロバカ犬は徹底的に躾けなくちゃならないの」
なんやかんやで最終的には反省文を書くことになったサイト。
それから事件は虚無の曜日の前夜におきた・・・
- 395 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:41:59 ID:p80i1xPF
- サイトが358の反省文を読み上げている時だった。
ルイズはタバサとサイトが成り行きでああなってしまっていることはタバサがルイズに自分から言っているためわかっていた。
しかしどうにも許せないのである。
好きだといっておきながら、自分も遠まわしだったけど応えたのにあっちへこっちへふらふらしているサイトを見ていると本当に許せないのだ。
「ルイズ・・・もういいだろ?」
「私は没だと思うけど。シエスタはどう思う?」
「没ですね」
もうサイトは精神的に限界だった。
さすがに堪忍袋が切れたのである。
「ふざけんなよ・・・ルイズもシエスタも。俺がいったい何をした!
何度も言うけど別に何にもしてねーんだよ俺は!それなのに飯はスープと硬いパン一個!反省文はもう359枚目!!
文句言ったら鞭がとぶ!!躾にもほどがあるだろうが!!俺はお前らの奴隷じゃねぇ!!」
「なによなによなによ!あんたば悪いんでしょ!
わたしに好きっていっておきながら誰にでも尻尾を振っちゃうあんたが悪いんでしょーが!!!」
とうとうルイズのエクスプロージョンが飛んでしまった。いつもの何倍にも強い威力と爆発音に混じったサイトの頭が壁にぶつかる音が響いた。
「ミス・ヴァリエール!いくらなんでもやりすぎですよ!」
シエスタがサイトのそばに駆け寄って叫んだ。
ルイズは涙目になっていてもうしゃべることができなかった。
「もう、躾はやめにしましょう」
そういいながらシエスタはサイトを医務室に運ぶためおんぶした。
「私もやりすぎました。もうサイトさんも十分反省してるでしょうし、明日はもう仲直りで良いじゃないですか」
ルイズはただ涙を流しながらうなずくだけだった。
- 396 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:42:32 ID:p80i1xPF
- 次の日、ルイズたちはサイトに謝ろうと思い医務室を訪れた。
しかしベットにサイトはいなかった。置き手紙を残して。
置き手紙にはこう書かれていた。
「家出します。サイト」
「「・・・・・・ええええぇぇぇぇぇぇ!!」」
魔法学院に二人の絶叫が響く。
- 397 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:43:39 ID:p80i1xPF
- 一方サイトはというと馬に乗って町に出ていた。
「しっかしおでれーたぜ相棒、お前さんあんだけ痛めつけられたのにプレゼントを買ってあげようなんて凄いねー。おいら感動しちまうよ。」
「まぁ俺が原因だしな。俺があっちへこっちへふらふらしたり、いくらテファがお願いされたからって、あの胸もんじまったらルイズはキレる事はわかりきってることだったしなー。
シエスタも俺がはっきりしてないからルイズと一緒に俺を痛めつける事もわかるし、ルイズも俺が好きだって言ってからこの前やっとこたえてくれたもんな、好きって言葉で言ったわけじゃないけど」
「うん」
「だからやっぱルイズのその気持ちに自分も応えなくちゃなーと思うんだ」
「相棒は女に優しいね。それはそうと勝手に出てきてよかったんかい?娘っこたちきっと心配してるぞ?」
「あー大丈夫ダイジョーブ、ちゃんと置き手紙書いといたから」
しかしサイトはルイズたちが叫んでいることを知らない。
サイトは置き手紙に「町に行く」と書きたかったのだが、町という単語がわからなかったのである。
しょうがなく意味が伝わるようにどう書けば良いかを悩んでいると低レベルのサイトのノーミソは「家を出てる」と書いたのだ。
しかしまだサイトは読めてもまだ書くということがままならない。文法を間違え書いたのである。
よって「家出します」なんて書いてしまったのだ。それで大パニックになっていることも知らずに。
- 398 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:44:25 ID:p80i1xPF
- ギーシュたちの溜まり場であるゼロ戦格納庫ではどうにかみんなの信頼を取り戻すことに成功したサイトを除く水精霊騎士隊がケティたち親衛隊と一緒にお酒を飲んでいた。
「いやーこの前の戦いはホントつらかったな。まだ少し関節が痛いよ」
ぼやきながらギーシュは肩をまわしながら言った。
「ぼくはこのすばらしいおなかと脂肪があるからね。あんなのへっちゃらさ!」
マリコルヌが誇らしげにギーシュのぼやきに応えながら女子たちに胸を張っている。
「確かにあの戦いは凄かったですわねー」
親衛隊の女の子たちがあいづちをうっていた。
「ギーシュ様ったらとっても勇敢でかっこよかったです。それにくらべてサイト様ったら情けなかったわ!」
その言葉を言った瞬間ギーシュとマリコルヌはいつものちょっと間の抜けた顔から真面目な顔になった。
「君たち、そんなことを言うもんじゃあない。
サイトはあのハーフエルフのためだけではなく僕たちのためにも頭を下げてくれたんだ。
僕たちや僕たち一族が異端になってしまわないように土下座までしたんだ。
もうそんなことは彼の名誉のためにも二度と口にしないでくれ」
「そうだよ。僕たちもサイトが土下座をしたからこそ戦ったんだ。
もしサイトが土下座してくれなかったら杖を握ることさえしなかったと思う。
それに僕たちが戦い始めてからサイトは素手で戦ってた。自分の剣も使わずにね。
彼は本当は戦うことは大嫌いだと思うんだ。だけど誰かを守るために戦ってる。
あの戦いで本当に祝ってあげなきゃならないのは僕たちじゃなくてサイトだよ」
ギーシュたちは戦いの後モテモテで良い気分になっていたが見つめ返してみるとやっぱりサイトが一番報われるべきなのだ。
二人の言葉で親衛隊の女の子たちは黙ってしまった。
- 399 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:45:49 ID:p80i1xPF
- そんな溜まり場の沈黙をやぶる者がやってきた。サイトを懸命に探しているルイズである。置き手紙を見た瞬間からシエスタと二手に分かれて学院の中を探し続けているのだった。
「ねぇサイト見なかった!?」
とても急いだ口調でルイズが聞いてきた。
「サイトかい?飲まないかって誘ったら断っていったのは覚えてるけど」
「サイト様でしたら馬に乗って学院を出て行きましたけど」
その言葉を聞いたルイズは
「え?」
としかいえずヘナヘナと床に座ってしまった。
自分のせいで本当に家出したんだ。もう戻ってくることはないかもしれない。そんな罪悪感がルイズの心を重たくしていった。
- 400 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:47:07 ID:p80i1xPF
-
「だけど相棒。プレゼントって何を買うんだい?」
「いやープレゼントを買うという目的できたは良いけど何買うかはまったく決めてないんだよね」
相棒はやっぱり馬鹿だねと心の中で思うデルフリンガーだが相棒のためにそんなことは口にしない。
「まぁいろいろ見ていってから決めるさ。だけどなー何が良いんだろうな。デルフー、なんか良い案ねーか?」
「何でそんなことを剣に聞くんだい?相棒のことだろうが」
「だって俺こうゆーのわっかんねーもん。六千年も生きてきた人生経験豊富な相棒に聞いてるんだ。頼むよ〜」
「やっぱ思いを伝えるくらいならアクセサリーがいいんじゃねーか。指輪とか」
「ゆ、指輪!?そそそそんなの俺恥ずかしくて渡せねーよ!」
顔を真っ赤にして叫ぶサイト。しかもその声で周りの人たちもサイトのほうを見ることによってもっと真っ赤になった。
「何いまさら指輪ごときで恥ずかしがってんだよ。結婚式もアルビオンでしただろ?」
「いや、そーだけどさ。やっぱ指輪はちょっとカンベンだ。ほかになんかないの」
「そーだねー。腕輪ならどうだ?指輪と違って腕輪なら純粋な意味でプレゼントになる」
「腕輪か。確かルイズは腕輪・・・ブレスレットはもってなかったよな、うん。よしブレスレットにするか!」
そういってちょうど良い店を見つけた。ルイズにペンダントを買ってやったあの店である。
- 401 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:47:59 ID:p80i1xPF
-
部屋に戻ったルイズはベットの上で体操座りをして泣いていた。いつか見たことのあるような光景である。
ルイズはいまさらになって後悔と自分自身に対し怒りを向けていた。
サイトは本当に何にも悪くないのだ。生まれたままのタバサと共にいただけで何にもやっていなかったこと。
いままでもそうじゃなかったか?サイトが悪かった時もあったが大抵は自分のはやとちりみたいなものだ。
それによって毎回自分は鞭でたたきエクスプロージョンを撃ってボロ雑巾のごとくサイトを痛めつける。
そんな自分をサイトは好きだといってくれた。だけど家出してしまったということはもう自分は嫌われてしまったのかもしてない。もしサイトが帰ってきたら・・・
「ミス・ヴァリエール!サイトさんが、サイトさんが帰ってきました!」
・・・素直になろう。
- 402 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:49:36 ID:p80i1xPF
-
「サイト!」「サイトさん!」
ルイズとシエスタが走ってサイトのところにやってくる。
ルイズがサイトに抱きついた。走って抱きついてきたのでサイトは倒れそうになる。
「ど、どうしたんだよ。いきなり抱きついてきて」
「もう、会えないかと思ったんだから!心配したんだから!」
「置き手紙に家出するって書いてあってわたしたち本当に心配したんですよ!」
「へ?」
サイトは置き手紙のことを話した。
町という単語がかけなかったので家を出てると書いたつもりだったがまさか『家出する』なんて意味になるとは思いもよらなかったのである。
- 403 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:51:17 ID:p80i1xPF
- 「だけどサイト。アンタどうして町に行ってたの?」
ルイズのその言葉を聴いたときサイトは少し顔が赤くなりながら、しかし笑顔で
「俺はお前が好きだ。ルイズ」
その言葉を聞いたときルイズは歓喜で心が満たされ、シエスタは悲しさで心が一杯になった。
「俺さ、お前に好きって言ったくせに誰にでも尻尾を振ったりしてお前をいつも困らせていた。
だから俺はもう断ち切ろうと思う。お前に船の中で曖昧だったけど俺に好意を示してくれた。そのときすんごく嬉しかった。
俺が好きだ好きだっていってるのに全然応えてくれなかったお前がだぜ?だからルイズお前が好きだ」
「サイト・・・わたしね、あなたがいつもいつも守ってくれていたのに、
あなたは何にも悪いことをしていないのにわたしはあなたを傷つけていた。それなのにそんなわたしを好きって言ってくれた。
毎回あなたを痛めつけているわたしをよ?嬉しくてしょうがなかった。だからサイト。わたしはあなたが好き」
お互いの意思が通じ合ったとき二人は本当に嬉しかった。
シエスタは二人を見ていて涙をみせていた。
そう、わたしはフラれたのだ。サイトさんはわたしではなくミス・ヴァリエールを選んだのだ。
だからわたしは使用人として接するしかない。わたしは身を引くしかないのだ、と思い学院のほうへ歩いていった。
シエスタが泣きながら歩いていくとタバサが立っていた。そしてシエスタを抱きしめてくれた。
シエスタは声を押し殺すように泣きタバサも涙を流しながらシエスタが泣き止むまで頭をなでてやった。
- 404 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:52:11 ID:p80i1xPF
-
「ルイズにさ、プレゼントがあるんだ」
「プレゼント?」
手に収まりそうな白い箱を送られた。
「あけていい?」
「もちろん、いいよ」
ルイズがあけると銀色のリングに桃色の宝石が散りばめられていたきれいなブレスレットだった。
サイトのことだからとんでもなく高いものではないと思うがそれでもそれなりの額がするだろう。
「きれい・・・」
「ルイズみたいだな、と思ってさ」
「ありがとう、大切にするわ」
そうしてルイズがブレスレットをはめる。
甘い空気が二人を包んでいる。熱く、そして長いキスをした。
赤い夕焼けが眼にしみた。夕焼けに照らされるルイズは本当にきれいだな、とサイトは思った。
この少女を絶対に守ろう。そう心に固く誓った。
「さぁ、部屋に戻ろうぜ。冷える」
顔が赤いままサイトが言った。
「そうね」
顔が赤くサイトに視線を合わせられないルイズが応えた。
- 405 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:52:54 ID:p80i1xPF
-
そして学院の方で歩くこと数分。
親衛隊の女の子たちがサイトに詰め掛けてきた。
「「ごめんなさい!サイト様」」
「え?な、何が?」
何について謝られたのかいまいちわからないサイト。
「わたしたちサイト様があのハーフエルフを守るためだけじゃなく、
ギーシュ様たちまで守るために土下座をしたというのに、
それなのにわたしたちったら、そんなサイト様を情けないなんていってしまったのです。本当にごめんなさい!」
「いや別に良いよ。かっこ悪かったの事実だし」
「いいえ、そんなことありません!だからわたしたちお礼をするためにここにきました。」
「お礼?」
そうサイトが言った瞬間、何人もいる女の子たちから頬にキスされた。
「へ?」
「それでは!」
親衛隊は一目散に逃げていく。サイトは頬を押さえ呆然としていた。
サイトは顔中キスマークだらけだ。
しかし5秒後自分は今とんでもない状況に犯されていることを知った。
「さぁぁぁぁいぃぃぃぃとぉぉぉぉぉ」
「は、はい!」
「あぁぁぁぁんたぁぁぁぁはぁぁぁねぇぇぇ」
「いやどうみても俺は悪くないだろ!」
「わぁぁかってるんだけどねぇぇぇぇ、こぉぉこぉぉろぉぉがどうしてもぉぉぉ
ゆぅぅぅるぅぅぅせぇぇぇぇなぁぁぁぁいぃぃぃぃっていってんのよぉぉぉぉ」
「ご、ごめんなさい!」
「サイトのバカぁぁぁぁーーー!!!!」
- 406 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:53:54 ID:p80i1xPF
-
シエスタが泣き止んだところいきなり爆発音が響いた。
「ミス・ヴァリエールでしょうか?」
「きっとそう」
「やっぱりサイトさんは相変わらずですね」
タバサは頷いた。
シエスタは思った。きっとサイトさんは明日もいつものように接してくれるのだろう、と
サイトが気絶しぶっ倒れているのをみて、
ルイズはやっちゃたっと後悔は少ししたが後でたくさん相手をしてあげようと思う。
ルイズはサイトがくれたブレスレットをはずして観察し始めた。
それにしてもサイトって結構良いセンスしてるのねーと思い始めていたとき、
ブレスレットの裏側の文字に気が付いた。
自分たちが使ってる文字によく似ているが少し、いやかなり違う。
あとでサイトに聞いてみようと思った。
その文字はサイトの世界の文字だった。
お店の人にブレスレットの裏側に文字が彫れると聞いたときにどうしようかとサイトが二時間も悩み続けようやく決めた言葉。
ベタすぎにもほどがあるとサイトは何度も思ったが最終的にそれにした。
- 407 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:54:54 ID:p80i1xPF
-
『 I Love You 』
- 408 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:58:01 ID:p80i1xPF
- ああもう、エロもないベタ過ぎる・・・
こんなおそまつなSSで、すみません。
それではノシ
P.S.保管庫の使い方わかんないのでだれか編集お願いします
- 409 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 23:58:51 ID:Nij8WgF3
- >>408
一番槍GJ!
こういうベタな甘SS好きだぜ。
- 410 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:01:02 ID:Ecd/WgTS
- >>408
いいなこれ。あったかい気分になった。GJ
保管庫はハンドルネーム教えてくれたらアップしておきますよ。
- 411 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 00:04:16 ID:p80i1xPF
- >>410ハンドルネームは虹山でお願いします。
- 412 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/26(日) 01:41:41 ID:+MLV39lt
- >>408
大丈夫、十分以上に萌えたからw
さてと、寝る前に選択肢もの投下いきまーす
準備はいいですかぽまえら
- 413 名前:涼しい夏のすごし方 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/26(日) 01:42:31 ID:+MLV39lt
- 「うぁち〜」
うだるような暑さに、机の上で突っ伏しながら才人はそう呻く。
ここは水精霊騎士団のたまり場と化している、ゼロ戦の格納庫。
才人は一時涼を求め、この場所にやってきたのだが。
たしかにそこは日陰になっているせいで外よりは涼しかったが、まだ『涼しい』には程遠かった。
「だらしないぞサイト。この程度の暑さで音を上げていては水精霊騎士団副隊長の名が泣くぞ」
涼しげにそう言うギーシュだったが。
「…ギーシュも暑いんだろ?ガマンすんなよ」
才人の指摘するとおり、ギーシュは読んで字の如く滝のような汗を流していた。
流れた汗で上着はぐっしょりと濡れ、服のあちこちが汗を吸ってへたれている。
それでもギーシュはなお構わずに続ける。
「はっはっは。なんのこれしき」
流れる汗をぬぐおうともせずに、ギーシュは笑う。
大したもんだよ、と思いながら才人ははたと気付く。
「んなに暑いなら魔法でなんとかすればいいじゃん」
しかしギーシュは才人の指摘に笑いながら答えた。
「はっはっは。この僕に土系統以外の魔法が扱えるとでも!?」
「…自信まんまん言うなよ…」
まあほっとけば脱水症状でぶったおれて、モンモンが介抱してくれるだろう。
才人はそんなギーシュに背を向け、席を立つ。
「あれ?どこへ行くんだいサイト?」
「…野郎とこんなとこでダベってても暑くなるだけだからな。ちょっと外の空気吸ってくる」
言って才人は『外』へと向かう。
ギーシュはそんな才人を笑顔で見送り。
そして才人の予想通り、脱水症状を起こしてぶっ倒れたのだった。
- 414 名前:涼しい夏のすごし方 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/26(日) 01:43:31 ID:+MLV39lt
- 才人が馬に乗って向かったのは、学院から馬で小一時間ほど行った場所にある、小さな洞窟だった。
とは言っても、その入り口は茂みに隠されていて、茂みを掻き分けないと入れない。
才人は馬を手近な樹に繋ぐと、その洞窟の中に入る。
その狭い穴ぐらを進んでいくと、不意に視界が開ける。
そこには、幻想的な光景が広がっていた。
どういう原理かはわからないが、壁が青い光を放ち、周囲を照らす。
その足元の岩室は、ひどく透き通った水で満たされていた。その広さは、魔法学院の共同浴場くらいあった。
その水の中には、わずかな藻と、それを食べて生きているらしい小魚しかいなかった。
そしてこの岩室の中は、外に較べて、ずっと涼しかった。
「さーて、涼むかなー」
言って才人は服を脱ぎ、手近な岩の上に置いた。
そしていつものように、ざぶざぶと水を掻き分けて天然のプールへと入っていく。
「うひゃっ、ひゃっけえー」
笑顔でそう言いながら、すっかり肩まで水に浸かってしまう。
そしてそのまま、ざぶざぶと泳ぎ始める。
この場所は、才人が偶然見つけた、お気に入りの場所だった。
ちょっと馬で遠出をしようかな、と思い立ったはいいものの、このへんの地理に詳しくない才人はどこに行っていいかわからなくなった。
そこで偶然入った森の中で、この洞窟を見つけたのだ。
ほんとに、いい場所だよなあ、と才人はまるで風呂に浸かるように岩にもたれながら思う。
ここには、洞窟にイメージされるような、気味の悪い生き物の類もいなかった。
ここに住んでいたのは、足元を泳ぐ小さな魚と、細い藻くらい。
まさに、涼を取るのにうってつけのプールと言えた。
しかし。
「俺一人だけ使うのはもったいないよなあ」
誰に言うとでもなく、才人はそうひとりごちる。
確かにここは、一人で利用するには広すぎる。しかし、そう何人も誘っては、すぐに満員になってしまう。
そうだなあ。とりあえず、女の子一人誘ってみるかあ。
才人はそう考え、帰ったら誰かを誘おうと心に決めたのだった。
- 415 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/26(日) 01:45:41 ID:+MLV39lt
- さて今回選んでもらうのは
「才人が誰を誘ったか」
です。先に五票集めたキャラから、順番に3人ぶんくらい?書こうかと思ってます。
NGワードはもちろん男。あ、あとオリキャラもカンベンな。
それじゃあよーい、どん。
- 416 名前:284 ◆yJjGBLHXE6 :2007/08/26(日) 01:50:10 ID:mfINr0rQ
- テファとタバサとルイズ
三人まとめてっぇええっぇ!!
- 417 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:53:22 ID:R93r6DI5
- ルイズに一票!
- 418 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:53:45 ID:T0FkexeB
- ここはテファで
- 419 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:55:06 ID:j4QxXGUv
- モンモン寝取られうわぎーしゅうらぎられるのはようへいにつねくぁwせdrftgyふじこlp
- 420 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:55:52 ID:VF0ONdJ2
- せっかくなので新キャラのベアトリスで
- 421 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:57:53 ID:DyJMT8LU
- 姉
誰のどの「姉」かは一任します。
- 422 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 01:59:28 ID:2gRjfaAc
- 全力で桃りんごを支援しろ!!
- 423 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:02:12 ID:foHuAfwX
- エレオノール姉さんでお願いしたい
- 424 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:08:17 ID:ivsA//x+
- テファに一票!
- 425 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:13:22 ID:3u/CJq6r
- ルイズ!
- 426 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:16:18 ID:QF/E+l5R
- テファかタバサか……
ここはテファでいこうか
- 427 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:17:00 ID:BqcriruO
- テファで頼んだ!
- 428 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:28:00 ID:xUBDisSV
- ルイズで
- 429 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:28:12 ID:9fjmHBTn
- コッパゲで
- 430 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 02:35:48 ID:EZtvm1ms
- タバサに決まってんだろぉぉぉ
- 431 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 03:23:59 ID:bXQtF2+O
- 貴様ら姫様はどうしたぁぁぁ
あと二人はテファタニアに決まってんだろぉぉぉ
- 432 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 03:54:53 ID:j32x08rA
- タバサとマリコヌル!!
どちらを選ぶかはへんたいさんに任せます
- 433 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 03:56:22 ID:0PfBbcBS
- 新キャラのベアトリス
なぜか学院にいるらしい姉2人
- 434 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 03:57:55 ID:QEJqEl9e
- シルフィード
- 435 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 03:59:00 ID:udcMslGx
- ティファ〜
- 436 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 05:14:35 ID:MxDuMUH5
- タバサ
- 437 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 05:31:26 ID:KOZyi5CL
- アン様、ルイズ、タバサで
- 438 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 05:57:13 ID:Q2zhf2zD
- ここはタバサだろ
- 439 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 07:22:36 ID:w8LlrzDq
- タバサ当確
- 440 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 07:57:00 ID:LDaS8Kyu
- タバサ一票
- 441 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 08:17:32 ID:J4rcZL6d
- ティファニアだろ常考
- 442 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 08:32:18 ID:P5bR3dMT
- アニエスさん
- 443 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 08:35:33 ID:2/474uwi
- ええい全部やれば良いじゃないか
もちろん全員ではいry
- 444 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 08:48:13 ID:b+iz3ALa
- シエスタ
って、誰も言ってないのね…ちょっとショック
- 445 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:32:58 ID:hKwXvWbq
- シエスタ
- 446 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:37:00 ID:5bT2OCaF
- 僕は、アニエスちゃん!
- 447 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:45:38 ID:+4f0arIt
- タバサしかいない!!
- 448 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:52:29 ID:WrmShKzV
- タバサで!と言いたいけど、もう5票あるのでシルフィード
- 449 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 09:57:12 ID:hKwXvWbq
- >>444
同じくショックだったので入れときました
連投は駄目だよね・・・
- 450 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:16:34 ID:GIxUNJUC
- カトレアお姉ちゃん!
- 451 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:28:31 ID:oTjfaatI
- 当然ルイズ
- 452 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:36:43 ID:/NdAZ94V
- ヴァリエール婦人
- 453 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:45:35 ID:Qm79572h
- やっぱりルイズ
- 454 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:45:55 ID:DMa2K/9b
- タバサとシルフィード
- 455 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:46:59 ID:NCvQ8dmw
- アン、テファ、アニエス
>>443
同意だけどせんたいさん壊れちゃうよ!
- 456 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 10:51:30 ID:sKvo2mr1
- カトレアお姉さん見たいなぁ、イロイロと
- 457 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 11:01:32 ID:PCaCXyBw
- 現在状況(TOP3)
ティファニア:10票
タバサ:10票
ルイズ:7票
とりあえず、迷って結局一人にしたというのを除いて、複数人挙げて
いるのも含めた。これが新刊効果か…俺もテファの読みたいから、
>>415ガンガレ
- 458 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 11:06:51 ID:2gRjfaAc
- てっか5票で早抜けだからもう決まったんではないか
- 459 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 12:09:10 ID:4MJ26OgR
- うん、今さっき数えたけどその3人が早抜け(複数投票は除外する場合)
間違ってたらスマソ
- 460 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/26(日) 12:35:10 ID:+MLV39lt
- ハヤテ見てご飯食ってから見たらこんなにwww
五票つったじゃん君らww
んじゃテファでさくっと書いてきまーす
あ、11巻依存のお話し行く予定なのでヨロピコ
- 461 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 13:11:37 ID:12hbrNcv
- つーかノボルと同等LVのSS書けるSS職人が豊富にいるスレってそうそうないよなw
スゲー恵まれてるぜw
なんか本編のアナザーストリーくらい書けるんじゃね?w
- 462 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 13:27:43 ID:oTjfaatI
- >>461
本来ならプロと同等なんて言ってると、プロに失礼とかなんとか言いそうな感じだが
否定できないんだよなw
みんな描写が上手い
本当恵まれてるぜ
- 463 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 14:08:25 ID:qsnRsPFS
- >>461
原作とアニメの設定を生かしたアナザーストーリーを書いてた職人もいたな
今じゃ書いていないみたいだけど、wikiは最近更新したみたいだから
また続きを書いてくれないかと密かに期待してる
未完の長編の続きが気になって仕方が無いw
- 464 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:03:44 ID:WrmShKzV
- >>460
一番手はテファですか
楽しみにしております!
SSとは関係ないですけど、テファがスク水着たらどんな事態になるんでしょうかね?w
- 465 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 15:21:51 ID:Y0jmdPC4
- しんかんをかってきた。
よんでるこっちがはずかしくなるないようだった。
きづいたらかはんしんがたいへんなことになっていた。
しにたい。
- 466 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 16:00:22 ID:m4j49tt7
- >>464
破れ始めます
- 467 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 18:10:40 ID:J4rcZL6d
- …テファが裸エプロンだったらどうなるんだろう?
- 468 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 18:13:09 ID:EYLQ89cM
- もちません
見てるこっちが
- 469 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 18:34:23 ID:JWoaI8z7
- …スカロンが裸エプロンだったらどうなるんだろう?
- 470 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 18:55:21 ID:/R7AZ16X
- もちません
尻の穴が
- 471 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 19:04:23 ID:gD4ljMyp
- 阿部がすぐさま頭に浮かんだ俺アッー!
- 472 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 19:46:19 ID:gOAeeqFU
- >>467
想像してごらん……
ベッドに身を起こすと、艶やかなレースのついた高雅な白いエプロンを身に着けてティファニアが立っていた。
彼女との間に隔たるただ一枚の布は、豊かな胸を覆って大きく膨らみ、けだるそうに膝元に伸びている。
その顔をじっと見つめると頬には恥じらいの混ざる、しかし高貴な紅がほんのりとさし、
わずかに潤む瞳は視線を合わせることすらもはばかられるようだ。
さりとて視線をはずせば、目に映るのはただ圧倒するばかりの二つの丘。
穏やかな息遣いにあわせるように、ゆっくりと動静を繰り返している。
どのくらいそうしていたのだろうか。
擽るような甘いにおいを感じてふと我に返れば、永遠にも思える一瞬が過ぎていた。
浜木綿にも似た、海を連想させる強い香り。どこから流れてくるのだろう。幻惑に酔ったのかもしれない。
夢か、あるいは朧か。そんなことはもはやどうでもいい。彼女の小さな躯は、まぎれもない現実だ。
――暑い。
汗が顎を伝う感触が不快だ。彼女もどこか熱気にのぼせたような様子をしていた。
二つの白い点が見える。
丸くて、白い。いや、むしろ花のように薄く淡い桜色か。やがて新たな隆起は桜桃となる。
上気した彼女の汗に吸い寄せられるようにして、布は身体を求めていた。
胸から腹へ、そして更にその下へ。張りを、輝く色を失いながら、半透明の拘束具のように纏わりつく。
もはや彼女の前に壁はなく、その輪郭が顕になっていた。
道は双子の丘から瓶の頸のような地峡へ、でこぼこした皺を作りながら再び膨らみ岐点へと向かう。
穏やかな、女神の微笑がそこに見える。強い芳香が理性を奪う。
吐息は魅惑の妖精となって囁き続けている。
不意に彼女が動き、もはや用をなさない白布もそれに合わせて形を変えた。
ずっと避けていたらしいその場所へ、突然襲いかかる。
ぼんやりと禁忌の彼方が映し出され、小さな臍を頂点とする緩やかな坂が見えた。
それは二本の線に狭められながら丸い先端を作っている。優しく両脇から支える柔らかい太腿を伴って。
硬く閉じた小さな唇は、茂みに隠されているからなのだろうか、未だ何も言わない。
床に雫の音がする。それが合図だった。
何もかもをかなぐり捨て、いままさに一線を越える。
会話なしでエロパロ……は無理かw サイトでも自分自身でもお好きなように。
- 473 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 19:53:53 ID:mIRKqUQw
- これぞまさに
奇才あらわる!
- 474 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 19:54:31 ID:gOAeeqFU
- おまけ
夢中で飛び込んだその先は固い岸壁だった。
スカロン「あ〜らぁ、ダ・イ・タ・ンねっ。でもぉ、私はノンケなのよ? ぅふふふふ……」
- 475 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 19:56:10 ID:GIxUNJUC
- >>474
才能の無駄遣い!ww
- 476 名前:女王様調教録・一:2007/08/26(日) 20:05:38 ID:drn30Jvn
- 陵辱系。こんなもんを五時間ついやして書いていた自分に引きますた。
まあとりあえずどうぞ。↓
「わが使い魔のマジック・アイテム拘束椅子はご堪能いただけたかね、女王陛下?」
ガリア王ジョゼフは赤いワインのグラスをかたむけて、ほがらかに言った。
「ぅ・・・ぁ・・・」
トリステイン女王アンリエッタは蕩けた体をひくん、と震わせたが、
懸命に沈黙をたもった。彼女は朝から、ミョズニトニルンの用意した椅子のうえに座って
いた。この魔法の拘束椅子はやわらかく、得体の知れない生きた肉でできており、
ミョズニトニルンの意思にあわせて自在に形を変える。また触手をのばして獲物を拘束し、
いかようにも責めさいなむことができた。
アンリエッタは手首を頭の上で縛られ、椅子のひじかけには持ち上げた足をM字に
拘束され、局部を見せつけるような羞恥の体勢をとらされている。
白いドレスは着せられていた。ただし、美しい巨きな乳房をまったく隠せないような
胸部をむき出しにするデザイン。下着の着用などは許されず、大きく開かれた脚の
あいだは完全に丸見えだった。
そして、その股間は粘性の強い液体でびちゃびちゃになっており、うっすら赤く色づいた
白い尻の下にたまっている。
トリステイン女王の証であるティアラはちゃんと頭に乗っていた。
無論ジョゼフの悪意である。白いドレスとティアラを身につけさせて、女王はかれこれ
一週間嬲られていた。
「おやおや、女の部分どころか、下の穴まではしたなく息づきおるではないか。
くぷくぷと、物ほしそうにヒクつきおって」
ジョゼフは楽しそうに批評したが、アンリエッタは真っ赤な美貌をうつむかせて
荒い呼吸の音をもらすのみである。
すっとジョゼフの表情が消えた。
「ミューズ」
椅子のそばにたたずんでいたミョズニトニルンは、「はい」とうなずくと、
アンリエッタの股間に手をのばし、クリトリスをつまんでにゅるりと包皮をむき、
むき出しになった赤い豆をつまんで指の腹でくにくにと揉みほぐした。
アンリエッタの体がびくんとはね、薄桃色に染まった白い肌からは汗が、
こねられる部分の下の秘穴からは白濁した子宮頚管粘液が噴いた。
「ひいいいっ!」
「ジョゼフ様に話しかけられたら、ちゃんと返事しなくちゃね。
ほら、長い間感じすぎてやわらかくなったお豆を、ちょっと時間を置いてから
いじめられるとたまらないでしょう? 女王様?」
- 477 名前:女王様調教録・二:2007/08/26(日) 20:07:44 ID:drn30Jvn
- 「わ、わかりましたっ、わかりまひたあっ! お願いです、手をはなしてっ!
あ、ああ、あひっ、イクううぅっ!」
白いニーソックスに包まれた足の指をきゅっと握りこみ、アンリエッタは神経の塊を
揉みしごかれてたまらず絶頂させられた。血の霧を噴きそうなほど赤くはれあがった
クリトリスは、全身のけいれんに合わせておののいている。犬のように舌をだして、
よだれをふきこぼし、アンリエッタは焦点の合わない瞳を虚空にさまよわせた。
「あ・・・あぁ・・・うあぁ・・・」
「ほう・・・気をやるのが早いのだな」
「ええ、クリトリスだけで朝から十回はいかせましたもの。ほかの場所と組み合わせた
責めは除いて、ですわ」
「ほう? トリステインの女王陛下は、そこが特に好きなのか?」
「いえ・・・ほかの部分でもたっぷり反応して泣き叫んでくれますわ。よほど天性、
淫らに生まれついたのでしょうね。女としては幸せなことかもしれませんが」
ガリア王とその使い魔の言葉に、もはや抗議の声をあげる余裕もなく、
アンリエッタは「ひっく」と涙をこぼして屈辱に震えた。
と、ジョゼフがアンリエッタを向き、「そう泣くな」と笑って彼女の頬をなでた。
「美しいアンリエッタ姫、いや女王だったな・・・そんなにも可憐に泣くところを見ると
一応は同格の国王ということを忘れてしまう、許せ」
「こ・・・このぉ・・・何を白々しい、賓客として来たはずのわたくしたちを捕らえて
有無をいわさずこのような・・・辱めをしておいて、ひぃっ!?」
「まだご自分の立場がわかってらっしゃらないのですか? 馬鹿な女王陛下」
ミョズニトニルンが背後にまわりこみ、手を頭上で縛られているために空いている
わきの横から、アンリエッタの豊かな乳をにぎりしめた。むにゅりと擬音をたてそうな
ほど指を食いこませ、アンリエッタの心臓の鼓動がはね上がるのをたしかめて微笑む。
- 478 名前:女王様調教録・三:2007/08/26(日) 20:10:32 ID:drn30Jvn
- やべえ、人多杉で入れなくなりかけたw いそぐべ俺。続き↓
「ねえ、この一週間で、ご自分の本質をまだ悟れなかったのですか?
お浣腸してさし上げたときは笑いましたわ、今みたいにこの椅子で拘束されて
お尻を高々と突き上げさせられ、
はじめはあんなに気丈にふるまっていたのにしっかり感じて、
牛乳とワイン酢を混ぜたものを何度も注入させられてはこらえ性もなく吐き出し、
十回目のお浣腸で、お尻に栓をしてそのまま半日放置しただけで
『出させてください、お願いです』と泣いて懇願し、
出させてやる代わりにどう言えばいいのかちょっと教えてあげれば、
さんざんもったいぶりはしたものの、ついには
『わたくしは最低の淫売です、どうかお尻で殿方の肉棒をしゃぶらせてください』
と絶叫したでしょう? 最後は宣言どおり、尻を突き上げさせたまま
アヌスを王宮の男性諸氏に解放したんでしたっけね。
あの馬丁とか、調子にのって三度も出していましたが、
よほどいい味のお尻だったんでしょうね。でもあなた、お尻で殿方のものをしごきながら、
涙とよだれをこぼしてよがり狂って腰を振り、白濁まみれでイキ果てていましたわね?
牝犬でさえもう少しつつしみがあるものを・・・
おわかりですか。あなたは自分で言ったとおり、淫売にすぎないのですよ。
わが主はあなたの本性を暴いたのですわ。恨むなら、ご自分の淫らな肉を恨みなさい」
「ぅ・・・うぅ・・・っ、んっ、くぅ」
「ほら、泣きながらもなんでそんな声をもらすんです? いやらしいおっぱいを
揉んであげているだけですよ。乳首さえ触れていないのに、股間からねばり落ちる汁を
止められないんですか?」
「まあ、そういじめてやるな、ミューズ」
ガリア王は手の中でくるくるとワイングラスを回し、もう一方の手でアンリエッタの
あごをつまんで顔をうつむかせながらミョズニトニルンをのほほんとたしなめた。
「彼女はまだほんの少女なのだ、女王などと呼ばれていてもな。
それに朝から五時間もさいなまれていれば、肉体が過敏になるのも無理はなかろう。
わがガリア歴代王の秘蔵のコレクションは、この拘束椅子だけに限らずなかなかアレ
なものが満載だし、そこにきてまた余のミューズの手際がまったく偏執的だからな・・・
よほど女王が気に入ったとみえる。ここまで丹念に手をかけるとは」
- 479 名前:女王様調教録・四:2007/08/26(日) 20:11:20 ID:drn30Jvn
- ミョズニトニルンは不服そうに唇をとがらせた。
「いやですわ。この女に入れこんでいるのは、ジョゼフ様ではございませんか」
「なんと、余が?」
小首をかしげてうっすら笑ったジョゼフは、あえぐアンリエッタを見下ろした。
「まあ、そうかもしれん」
「・・・ッ!」
「あう!」
反射的にミョズニトニルンは爪をたててアンリエッタの乳房を握りしめ、
アンリエッタはかすれた苦痛の声を上げた。
「こらこら、妬くでない、ミューズ。それにしても、この胸のなんと軟らかなことか。
ミューズの指が埋もれそうだ」
ジョゼフは見下ろしたまま感嘆の声を上げた。
そのとおり、アンリエッタの胸にある双つの巨きな丘は、その大きさや肌の滑らかさ、
色の白さもさることながら、その繊細な軟らかさがひときわ目をひきつけていた。
「・・・少し中断させてしまいましたわね。女王陛下、失礼いたしました。
おわびに今から快楽を与えてさしあげます。その間、あなたにはジョゼフ様に
ご奉仕していただきましょうか」
その言葉を聞いて、二人の王が対極の反応を見せた。アンリエッタはおびえて
ほてった顔をわずかに青ざめさせ、ジョゼフは口笛をふいて卓にグラスを置いた。
そして、ガリア王はトリステイン女王の前に自分の一物を引きだしてみせた。
「い・・・いやです、嫌ぁ・・・」
脈打つ凶悪な男性器を前にして、完全に少女の顔になったアンリエッタは
首をふって拒否した。ミョズニトニルンがぷっと吹きだして、舌をアンリエッタの
むき出された白い腋下にはわせた。
「嫌? うそおっしゃい」
「あひっ!? だ、だだだめっ、わきを舐めないで、む、胸も揉まないでくださいっ!」
えりぐりに鳥肌がぞわっと立ち、甘い匂いがたちのぼる。
アンリエッタは両の胸と腋の下から与えられる性感に腰をくねらせた。
ぞわぞわと魔法の拘束椅子が波打ち、触手がのびてアンリエッタの内ももをなでた。
そのまま、ミョズニトニルンの愛撫にも劣らない繊細さで、開かれた内ももを
やさしくくすぐる。
「んんっ、やっ、あんっ」
ふかふかの胸脂肪が緩急をつけてこねられ、ときに震わされる。
腋の下をちろちろと舌先で刷かれ、舌の腹をぺとっと当てられてから舐めあげられる。
力が入りっぱなしになった内ももには筋が浮き、そこをなぞるように触手がするすると
愛撫を走らせる。
- 480 名前:女王様調教録・五:2007/08/26(日) 20:12:39 ID:drn30Jvn
- アンリエッタは甘くもおぞましい快感にことことと自らが煮詰められていくのを
感じながら、体液とあえぎ声を搾りだされていた。わずかに年相応の幼さが残る
美しい顔は紅潮し、無理やりにとろかされている。白いドレスはとっくに汗で悩ましい
体にはりつき、へその形まで浮かせていた。股間の惨状にいたっては言うまでもない。
金魚のようにぱくぱくとあえぐ口もとに、ジョゼフが醜悪な肉棒をおしつけた。
強烈な男臭をかいだとき、一瞬だけアンリエッタは口を開きかけた。
だが、われにかえり、口をとじて顔をそむける。
まったく、とミョズニトニルンがため息をつき、痛々しくつんと尖っていた
アンリエッタの乳首をきゅっとつねった。そのまま、クリトリスをなぶった
ときのように絶妙の力加減で揉みつぶしていく。
「んんんっ――!」
アンリエッタは両胸の先端で炸裂した悦感に、真っ赤な顔を泣く寸前にゆがめた。
開くまいと食いしばった歯の間から、よだれがふきこぼれる。
だが、攻撃は上だけではなかった。
アンリエッタの全身に力が入り、我知らずぐぐっと腰が浮いていた。
その下にずるりと一本の触手がすべりこんだとき、アンリエッタは最初
何が起こったかわからなかった。
「・・・ひ・・・ぃ?」
ずるずると肛門をこすりながら触手が進入しているのだと気づく前に、
ミョズニトニルンが黒い布でアンリエッタを目隠しした。
直後にずるん、と一気に触手がすべりこみ、アンリエッタは絶叫する。
「あああああっ!」
「お尻は好きでしょう? 女王陛下。今日はサービスしてあげますね」
目隠しで視界を奪われながら、黒い快楽にアンリエッタは可憐なピンクの舌をつきだして
震えた。あまりのことに緩んだぷっくりした桜色のくちびるを、ジョゼフの肉棒が
割って入った。
男の味を舌だけでなく口腔全体で味わわされ、臭いが鼻腔を内側からのぼってくる。
(い・・・いやぁ、苦しいのにぃ・・・)
苦しいのに、アンリエッタはどこかで興奮している自分に気づき、絶望を感じた。
視界がふさがれた分、他の感覚がどうしようもなく鋭敏になっている。
とくに肛門をずるずるとこすりあげているおぞましい感覚が、アンリエッタの
脳に灼けるような波動を送りこみ、淫欲をあおっている。
こすりつぶすようにほぐされる乳首も、じんじんと疼いてたまらなかった。
切れ切れの理性が、浅ましい自分を呪っていた。
- 481 名前:女王様調教録・六:2007/08/26(日) 20:14:12 ID:drn30Jvn
- 「言っておきますが女王様? 歯を立てたりしたら、牢に入れてあるトリステイン
人の首を、何人かみせしめにはねることになりますよ」
むしろ安心させるような口調で、ミョズニトニルンが耳元でささやいた。
「ああ、だから存分に味わうといい。これは人質のためだからな」
ジョゼフもアンリエッタの口をゆっくりした抽挿で犯しながら言い、薄く笑った。
アンリエッタの目隠しの下から、幾筋もの涙が流れ、赤く染まった頬をつたう。
(ごめんなさい、わたくし、もう・・・他にどうしようもないもの・・・)
「お?」
「どうしました、ジョゼフ様?」
「舌をからめてきた」
嬉しそうにジョゼフが言い、ぎこちなく男のものを吸っているアンリエッタの髪を撫でた。
「まあ、どうも物足りないが。そのうち上達させればよい」
「奉仕はろくに覚えさせてませんでしたから。今日から仕込むつもりです。
でもとりあえず、やる気になったご褒美をあげなくてはね」
ミョズニトニルンがぱちんと指をならした。アンリエッタの肛門で抽挿していた
触手が、ずぐっと奥に入って動きを止め・・・そしてアンリエッタの体がびくんと
はね上がった。
「ん゛ん゛ん゛んーっ!」
がくがくと痙攣して全身から汗をいっそう搾り出し、宙に浮いた腰をびくびくと
はねあげさえしている。
「お、何だ?」
「この触手は振動します。お尻の中に詰めこんでから、子宮の裏側のポイントに
ぴったりつけてブルブルしてあげました。
女ならこれをされると狂ったように反応しますが、女王様の反応はとくに激しいですわね」
「それは面白いことをする」
ジョゼフはびくびく震えるアンリエッタの頭を両手でつかみ、その喉に突き入れるように
激しく口を犯しはじめた。
拘束されながら全身をくねらせ、アンリエッタは声なき絶叫を喉の奥で放った。
(ひぃいーっ! いやぁっ! ひっ、お腹がぁ溶けるっ、っ、・・・! おねがいぃ、
だれかとめっ、イクのとめてぇっ!)
- 482 名前:女王様調教録・七:2007/08/26(日) 20:15:25 ID:drn30Jvn
- 「あら? 何かおっしゃりたいの?」
ミョズニトニルンの合図でジョゼフが口から肉棒を抜くと、アンリエッタは
痙攣したまま泡をふきながら懇願した。
「ゆ、ゆるしっ、ゆるひてください、これ駄目です、ずっとイってる、
わたくひ狂う、溶けるっ、おなかと頭の中からとけちゃうぅ・・・!」
「あら? それなら簡単よ。別のところにそれ以上の刺激を与えればいいんだもの」
ぐぼっと再びアンリエッタの口腔に、ジョゼフの肉棒が突きこまれる。
同時に、狂ったように粘液を吐淫している秘裂の上端、クリトリスにまたしても
ミョズニトニルンの手がかかり、戻っていた包皮を剥きあげる。
アンリエッタがびくんとひときわ大きく痙攣する。
アンリエッタにミョズニトニルンの言った意味を考えるゆとりは、
あらゆる意味でなかった。子宮を裏側からこねられて、まともな思考が全くできない。
その全身から噴いた汗は女王の細くきゃしゃな首筋を、豊満なやわらかい乳房を、
きゅっとくびれた腹を、白桃のような蠱惑的な美尻を、
すらりと伸びた手足をヌメヌメと輝かせていた。
植物の実からとった油を全身に塗られたようなありさま。
「いやらしいアンリエッタ陛下、お豆も小さくないけど、包皮がそれ以上に長いから
何度剥いてさしあげても戻っちゃうんですね。この包茎の牝おちんちん、
ブラシで磨いてさしあげますわ」
何を言っているのか認識する間もなく、激感がはじけた。
「ひい゛い゛い゛っ!? 〜〜ッ!? 〜〜ッ!」
「豚の体毛でもっとも硬い毛を短くそろえたブラシです。感じすぎてフニャチンになった
肉芽をグシュグシュ磨かれるのはどうですか? 普通なら激痛しかないでしょうけど、
ここまで肉体を狂わされた後だと、イキすぎてこのまま死にそうなほど
感じちゃうでしょう? ジョゼフ様もラストスパートに入りましたわね。
後は一気にいきましょうね」
ミョズニトニルンはそう言うとアンリエッタの胸元に顔を近づけ、
ふるふると揺れている汗まみれの軟らかい乳をついばみ、
きつく勃ちあがった乳首を可愛がるように口にふくんで、男性器に対するような
繊細かつバリエーション豊富な舌使いをほどこした。
ただし、手は男の手淫のように激しくブラシを動かし、アンリエッタのクリトリスを
苛烈にこすりあげて責めさいなんでいる。
- 483 名前:女王様調教録・八:2007/08/26(日) 20:16:09 ID:drn30Jvn
- ひっきりなしに子宮を裏からふるわせる触手の振動も激しさをまし、女王の淫蜜を
子宮から強制的にしぼりだしていた。発狂しそうな二種類のドス黒い快楽を
尻の前後から与えられて、アンリエッタは無我夢中でのがれようとするように
口の中の脈打つ男肉を吸いあげた。
ジョゼフがわずかにうめき、動きを止める。
次の瞬間、びくんびくんとアンリエッタの舌の上で、生臭い精がほとばしった。
「――ん゛ん゛ん゛ん゛っ!」
必死で舌をからめ、本能的にこくこくと飲み下す。射精の途中でジョゼフが口から抜き、
追いかけるように突き出されて震えるアンリエッタの舌、顔にぶっかけていく。
イキすぎて蕩けた脳裏で、ようやく子宮裏からの振動が止まったことを認識した。
クリトリスのブラシも、離れていっている。
それなのに、ゆるやかに引っかかった感じで絶頂感がとまらない。
「んんんんっ、んんんぅ……」
目隠しをはずされて、快楽に濁った瞳でアンリエッタは下半身に目を向けた。
目の焦点が合わないまま、自分の股間を見る。びゅっぴゅっと液体が飛び、
そのたびに自分の腰がかくかくとはね上がっていた。
「恥ずかしいアンリエッタ様。お尻と牝ちんちんをいじめられただけで、こんなに
濁ったお潮を噴けるんですね。男の子の射精みたいに空腰までつかって、
これがトリステインの女王様ですか?」
「ぃ・・・いわなひで・・・ぇ・・・」
ジョゼフがそれを見てあっはははと笑ってから、慈愛のこもった微笑に変わった。
「まあいいだろう。そろそろ狂わないように調節して休ませろ。夜も遊ぶとしようか」
とりあえず完。
- 484 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:24:47 ID:tBiBis66
- なんかグチャグチャなエロイのキター!
>>482が見られなかったときは一瞬焦ったぜ。
姫様はなんでもいけるオールマイティなタイプだな。
- 485 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:28:20 ID:drn30Jvn
- >>484
はっはっは、エロ女王は動かしやすいですな。
- 486 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 20:43:26 ID:2YQEwvfv
- >483
エロイイイイイイ!!!
アンタは神の一種だなホント
この調子でガンガンエロ調教ネタ書いてくれよ!
- 487 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:39:56 ID:in6HQ7Uy
- 原作12巻惚れ薬話のパロ誰か書いてくれ(´・ω・`)
- 488 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:43:42 ID:T1/AFU37
- 小説最新刊を読んだせいで激しく百合SSが読みたくて仕方ありませんわ。
誰か、小説で省かれている描写を書いてくださらないかしら?
- 489 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:49:01 ID:drn30Jvn
- >>486
ありがとー。初めて書いたけど、自分の性癖のゆがみっぷりにビックリだ。
次は純愛系にするかも。でもたぶん、グチャエロを目指す方針は変えないと思う。
>>487
あの百合は難しくない? 許容範囲じゃないって人多かったから。
こういうのって好きで書くもんだしね。ノれない人が多いってことは、
書く気になる人が少ないってことになるかと。
いっそ自分で書いてみたら?
駄文スマソ。また書いたらUPします。では。
- 490 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 22:55:58 ID:tBiBis66
- あの百合は12巻の流れを無理やりぶった切った感が強い。
- 491 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/26(日) 23:51:17 ID:rZLHqPDd
- 百合は難しいね
直接的な描写以前に、憧れに近い感情すら駄目だって人もいるし
- 492 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 00:53:59 ID:BScB4U9R
- まじか…基本的に原作才人が苦手なので初めて読めたntr感有りの話だったもんでね…
これは寝取り寝取られ行ったほうが良さそうだ。thx
- 493 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 01:05:12 ID:k9xTD+zq
- まぁみんな百合が嫌いって訳じゃないんだ。
ただノボルがルイズ並みに空気を読まなかったせいでみんなが怒ってるんだ。
じゃあ次はサイトとギーシュ、もしくはジュリオで。
サイト「アナルだけは!アナルだけはーー!アーーーーーーー!」
- 494 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 02:05:49 ID:M/20cLkW
- どうにもあの書き方だと双方純潔を失ってると思うんだ>12巻ラスト
いじけたサイトがテファに慰められる話キボン
- 495 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 03:46:15 ID:39gep1N6
- >>494
>双方純潔を失ってると思うんだ
それはねーよ
と否定できないノボルの限界への挑戦が恐ろしい・・・。
それにしても今巻はネタの宝庫だな。特にIFもの
百合は言わずもがなで、他に思いつくのはルイズ*サイト(夜のね)とかテファ*サイト(胸触らせるとこ)とかタバサ*サイト(風呂騒動救出後)とシエスタ*サイト(裸エプロン)
とか・・・
ほかにもあるのかな?
漏れエロは書けないので誰か・・・
- 496 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 04:33:33 ID:1wN/ff7I
- ノボル、ラブコメを力説してる割に百合ってどうなんだ?今回、才人は蚊帳の外で
存在感なかったしな。
てかアニメのgdgd感なんとかしてくれ。もう見たくねーぞwwww
SSのネタとしては・・・・続・惚れ薬とか?
- 497 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 06:26:44 ID:WiXTk0A3
- 百合に慣れてしまうと、男が出てくる作品に萎えてしまう。
自分は…
男女H→妹→触手→ふたなり→NTR→ツンデレ→姉→悪堕ち→ヤンデレ→キモウト、キモ姉→百合
…てな感じで属性変化していった者だが百合にハマってなかなか抜け出せないでいる。
個人的にもこの中で百合はお勧め。
百合を嫌う人間は少なくないと思うが、理解できないよりは理解できた方が楽しいに違いない。
嫌うのは、一遍試してからでも遅くはないのではないか?
百合作品にもいろいろあるが先ずは次のものからが入り易いと思う。
つマリみて、カタハネ
- 498 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 06:46:37 ID:EtxJnL88
- 百合というか男の絡まないエロが好きじゃないんだよな
お友達感覚でキャッキャしてるのは構わないんだが、エロまで行くと萎える
百合とのファーストコンタクトが百合NTRだったのも影響してるかもしれんが
- 499 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 07:31:35 ID:QzSXmyX4
- いい意味で天然というかまっすぐなテファが見れたので大満足
裸エプロンもマリコルヌの春もタバサもルイズも拝めたのでもう満腹とです
- 500 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 08:01:08 ID:HUHEbeBT
- マルコリヌは今頃壺を買わされているに違いない
- 501 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 08:04:04 ID:Dt9Yyy+N
- 指輪じゃね?
- 502 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 08:11:20 ID:subNv56l
- >>501は勘違いしてると見た
- 503 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 08:20:53 ID:Dt9Yyy+N
- してないよ
- 504 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 10:09:43 ID:H0ZEBC1S
- マルコリヌに汚される女子が哀れ
- 505 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 10:50:48 ID:3I4Y7mtD
- >>497
百合メインが前提の話に出てくる百合とと
基本ノーマルな話に出てくる百合は全然違うと思うんだ
というかゼロ魔12巻のレズネタはギャグ+サービスに過ぎないものだぞ
- 506 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 11:16:03 ID:vBNkeR+F
- 一日使用権がギャグ+サービスで潰れたのもよろしくない。
才人とシエスタの絡みなのに半分が百合ってなんの冗談よ。
- 507 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 11:26:02 ID:piIi6aw9
- 基本的にお兄さんが受け付けないのは、ガチ同性愛、強姦、獣姦、痛いの。
まあキャラが幸せにならない展開がニガテだってのは作品読んでもらえればお察しとは思うけど。
…はっ!?俺のオチじゃサイトあんまり幸せじゃない希ガス(ぁ
まあ男の幸せなんぞ二の次で十分よね(外道
てなわけで涼しい夏のすごし方、テファ編いっきまーす
- 508 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 11:26:51 ID:piIi6aw9
- 「…はぁ」
朝の食堂で、ティファニアは食後の紅茶のカップを両手で抱え、ため息をついていた。
その周囲には、かつてのような男子生徒の取り巻きはいなかった。
その周囲を固めていたのは、ごつい鎧に身を固めた騎士達。空中装甲騎士団の面々であった。
騎士達は周囲に目を光らせ、男子生徒がティファニアに近寄ろうものなら、容赦のない視線を飛ばす。
「…ふぅ」
ティファニアはもう一度ため息をつく。
そのため息に反応した影がひとつ、騎士団の囲いを割ってティファニアの隣に立つ。
騎士団はそれを止めなかった。
何故ならば、ティファニアの隣に立ったのは、ティファニアを命を賭して守れと命令した彼らの主人。
ベアトリス・イヴォンヌ・フォン・クルデンホルフその人であった。
「おはようございます、ティファニアお姉さま」
ベアトリスは金色のツインテールを揺らし、優雅にティファニアの隣に腰を降ろすと、持ってきていた朝食のトレイを机の上に置く。
「…あの、その『お姉さま』っていうの、なんとかならないかしら…」
ティファニアは辟易したように困った笑顔をベアトリスに向け、そう言う。
「あら。お姉さまはお姉さまですわ。女王陛下を女王陛下と呼ぶのと同じ事です」
ベアトリスはしれっとそう言い放ち、朝食に取り掛かる。
ベアトリスはあの異端審問の件以来、ティファニアに心酔して、『お姉さま』と呼んでなにかと彼女の世話を焼きたがるのだ。
あまりといえばあまりの変わりようだったが、それも仕方のないことだった。
母親の包容力と強さを持ち、なおかつ美貌を兼ね備え、自身の罪を赦し、さらに友と呼んでくれたティファニアに、ベアトリスが心酔してしまうのは自然な事だろう。
騎士団もあの件以来、ティファニアをベアトリスの友人として扱い、彼女の身辺警護を進んで行うようになった。
正直ティファニアにとっては男子生徒の取り巻きと同じくらい迷惑だったが。
そいてティファニアは、先ほどと同じように、ため息を繰り返す。
「…はぁ」
今度のため息は、ちょっと二重の意味がこめられていたが。
「お悩み事ですか?お姉さま?」
そんなティファニアに、ベアトリスは朝食の手を止め、ティファニアの顔を覗き込む。
ティファニアは騎士団のこととお姉さまの件は言っても無駄だから、と今朝からの悩み事をベアトリスに話し始める。
「あのね、クンデンホルフさん」
しかしベアトリスは即座に否定する。
「あらイヤだ!わたしの事は愛着を込めて『ヴィヴィ♪』とお呼びくださいとあれほど!」
…この娘は、もー。
ここで否定すると何度もこの会話が繰り返されるので、ティファニアはあえてベアトリスの提案に乗る。
実際幾度となく否定したのだが、そのたびに不毛な会話が繰り返されていた。
「じゃあ、ヴィヴィ」
「はい、なんでしょうお姉さま!」
目をきらきらと光らせて、ベアトリスはティファニアの言葉を待ち受ける。
- 509 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 11:27:24 ID:piIi6aw9
- 「…あのね。私昨日ね。サイトに、水浴びに誘われたの」
「ああ、シュヴァリエ・サイトにですか!それはよかったですわ!もちろんお受けになったのでしょうお姉さま?」
ベアトリスは、ティファニアから才人の話を聞いていた。
ティファニアはやたら『友達』を強調していたが、ベアトリスにはぴんときた。
ティファニアは才人に友達以上の感情を抱いている。これは間違いない。
だったら、お姉さまの恋路はわたしが成就させてみせる!
ベアトリスは無駄な使命感に燃えていた。
しかしティファニアは。
「…ううん」
「え?なぜ?どうして?どうして断ってしまわれたのです?」
ティファニアの言葉に、信じられない物を見るような視線をベアトリスに返す。
「あ、ううん、断ったんじゃないの。
ただ、ちょっと待ってほしいって…」
「なぜ!どうして?夏は待ってはくれませんよ?」
ベアトリスの言葉に、ティファニアは顔を伏せる。
「あのね、私…」
「なんです?」
そしてティファニアは、才人の誘いを保留している理由を答えた。
「私、水着持ってないの…」
「はい?」
ベアトリスは思わず聞き返してしまう。
それは当然だろう。貴族であるはずのティファニアが、水着の一着も持っていないとは。
ちなみに、ベアトリスはまだ彼女が森の中で平民暮らしをしていたことを知らない。
しかし、ならば。
わたしにできる事は一つだけ…!
ベアトリスは即座に決心し立ち上がると、手をぱんぱん!と叩いて脇に控える空中装甲騎士団の団長を呼ぶ。
「ご用でしょうか、お嬢様」
「今すぐトリスタニアのミルドレッドに使いを出しなさい!
最高の水着を作る準備をして魔法学院に来なさい、と!」
「え」
ベアトリスの言葉を聴いてティファニアは慌てた。
まさか、彼女が水着一着のために、トリステイン魔法学院に人を呼ぶなどとは思いもしなかったのだ。
「い、いいよヴィヴィ、水着くらい自分で用意…」
「いーえなりません、お姉さまには世界最高の水着を着ていただきます!
そしてあのへっぽこ騎士をメロメロにするのです!」
「え、でも私とサイトはそんな」
「なーにを今更!いいですかっ、男が女を水浴びに誘うというのはですねぇ!」
そしてそこから。
小一時間の間、ベアトリスによる『夏の水浴びにおける男女の機微』講義が始まったのだった。
- 510 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 11:28:11 ID:piIi6aw9
- というわけで前編は以上!(ぁ
続きはまたのちほど。ではお出かけしてきまーすノシ
- 511 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 11:32:11 ID:iPlVY6Xg
- こら!寸止めどころか尺止めじゃないか!
でもGJ
- 512 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 11:39:38 ID:vBNkeR+F
- >>510
季節に合わせた最新のネタですな。
ベアトリスは挿絵の子どもっぽさは今までで一番かも。
- 513 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 14:21:50 ID:dEe+Nc2T
- >>510
ひとまずGJ! 出かけちゃうから後半は読めないんだ
で、水着(たしかにオーダーじゃないムリそうだが w)って、どんなん??
せんたいさん、もうわかってますよね? www
- 514 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 14:36:22 ID:HUHEbeBT
- 当然スクみz(ry
- 515 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 14:36:39 ID:BScB4U9R
- 12巻でようやくテファのキャラが出てきたよな。
今まではただの田舎っ娘で常識ないだけにしか見えなくて比較対照が存在せず違和感無くて
何の魅力も感じなかった…だが、胸を自分から触らせるシーンとかもうね。挿絵も絵柄関係なく好みな構図だし最高でした
- 516 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 14:46:20 ID:x1Wx0xU0
- 早くアニメでテファやシルフィード(人化)を見たいのは、俺だけか…?
- 517 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 14:54:37 ID:J38zTrmQ
-
つ紐な水着
つニップル+前張り
つ囚人水着
つお好みでどーぞ。
- 518 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 15:14:25 ID:8bQ2GZy7
- オーソドックスにビキニでどうよ
- 519 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 15:20:47 ID:g9v+wNvn
- >つニップル+前張り
これは露骨過ぎるから貝殻3枚で!
- 520 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 15:40:11 ID:ToNMW2NQ
- ここは凡打、白のワンピース
- 521 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 15:45:47 ID:RLBZT6z6
- こういう話になるとどこからこんなに沸いて来るんだw
パレオが無いのは許さん
- 522 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 16:21:44 ID:gg5n7xTU
- 普通のサイズだと紐同然なんだろうな、きっと
- 523 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 16:45:36 ID:QQ/3luxL
- >>476-483ですが、もう一本書いて持ってきました〜
と思ったら別の人が前半書いてるのがありますね。後半がUPされないうちに
俺のSSがはさまれるのもあれだし、待機しときます。
- 524 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 16:54:45 ID:7g5Qk9fb
- もうサイトは全員手籠めにして大陸を統一しちゃえよ。
- 525 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 17:53:48 ID:+jasPFrf
- 最高のアイデアを思いついた。
つビニールビキニ
なにが最高かは・・・・おまえらならわかるな?
- 526 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 17:56:24 ID:Dt9Yyy+N
- いい石油使ってますね
- 527 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:07:30 ID:piIi6aw9
- >>523
俺の事なんか気にせず投下したほうが、ここの住人も喜びます。
もちろん俺も。
なので今度からはきにせんとってください。
俺の後半なんかいつ投下するかわかったもんじゃないんだからさ…。
ていうか君ら、選択肢に水着は入ってないと何度言えば(何
じゃあ後半投下いっくよー。
- 528 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:08:22 ID:piIi6aw9
- こんこん。
扉をノックする音が聞こえる。
部屋の主人は留守。普段ならいの一番に飛んでいくメイドも、今は夕食の準備の手伝いに行っていていない。
従って、ノックに応じるのは、留守を預かる番犬の仕事なわけで。
「はーい。誰ー?」
才人はノックにそう応えて扉を開ける。
そこにいたのは。
このクソ暑いのに、フードを目深にかぶって、黒いマントの前をぴっちりと閉じた。
ティファニアだった。
「あれ?テファどしたの?」
才人の言葉に、ティファニアはもじもじとしながら、応えた。
「あ、あの、入っていい?」
まあ、女の子を部屋の外に立たせておくのもアレなので。
才人はティファニアを部屋に招き入れる。
ティファニアは部屋に招き入れられながらフードを外し、頭の中で、先ほどの出来事を思い出していた。
『…ステキ』
『え、あの、その、こ、この格好なんか大胆すぎじゃ』
『いいえ、いいえ!女性はどれだけ美しくても、それが過ぎることはありませんわ!
その水着なら、あのすかたん騎士を魅了して余りあります!』
『え、でも、あの、サイトと私はそんな』
『まだこの期に及んでそんな事を!だったらなぜ!どうして!
お姉さまはあのおっぺけ騎士の誘いを断らなかったのですか!?』
『え、えっと、うんと、あの』
『友達だからはナシです!そうです!お姉さまはあのぷっぷく騎士に気があります!
それならば!それを恋にしなくてどうしますか!命短し恋せよ乙女!
そしてその恋は実るべきです!ドゥユゥアンダスタンっ!?』
『い、いえっさー』
『わかればよろしいのです!
…それでは早速。その水着をあのちんちろ騎士にお披露目に行ってきてくださいまし、お姉さま』
『え、ええええええええーっ!?』
『なぁにを驚いているんですか!水浴びに誘われた所から戦いは始まっているのですよ!
復唱ッ!『彼に水浴びに誘われた意味』はッ?』
『え、ええと、『もっと親密になりたい』…?』
『そう!なればこそ!不意を打ってこちらから攻めに出るのです!女が受身の時代は終わりました!
さあ出陣です!お姉さまの初陣ですッ!』
などと強引に、エリザベスはティファニアに、事前の水着お披露目を強要したのだった。
ちなみに当のエリザベスといえば、廊下の角でティファニアが部屋に入っていくのをガツポーズで見送っていた。
ティファニアは部屋の中に入ると、所在なげに周囲を見渡し、きょときょととしている。
「そしたのテファ?椅子にでも掛けたら?」
言って才人は手近な椅子をティファニアに勧める。
しかしティファニアは椅子には掛けず、さらにマントの前をぴっちり閉じたまま、動こうともしない。
…どうしたんだろ。とりあえず…。
才人は続ける。
「それに、そんな格好してたら暑いだろ?脱いだら?」
しかし、その言葉にも、ティファニアはふるふると首を振る。
…何があるんだ?
さすがの鈍感な才人も、そのマントの下が気になってきた。
- 529 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:09:11 ID:piIi6aw9
- そして、才人の足りない脳みそがティファニアのマントの下を想像する前に、ティファニアは口を開いた。
「あ、あのね!」
「は、はいっ!」
その声があまりに強かったので、才人は思わず背を伸ばし、そう応えてしまう。
「あのね!ベアトリスがね、私のために水着を仕立ててくれたの!」
「へ、へえ」
あの生意気なツインテールの娘か。いいとこあるじゃん。
などと思う才人に、ティファニアは続ける。
「で、でね、そ、それが似合ってるかどうか、サイトに確かめてほ、ほしくっ…てぇ…」
言いながらどんどん真っ赤になり、俯いてしまうティファニア。
…ど、どんな水着なんすかティファニアさん。
思わず頭の中で色々な水着をティファニアに合わせてしまう才人。
そのどれもがティファニアのはちきれそうな胸で胸の部分がはちきれていた。
いやまて才人。オチツケ。
ここは中世ファンタジーな世界だぞ?その辺から察するに、ツナギの水着の可能性もあるじゃないか…!
しかし才人の想像の中でしましまのつなぎの水着は、やっぱり胸の部分がはちきれそうになって、しまの直線が見事に曲線になっていた。
そして、妄想で動けなくなっている才人を尻目に、ティファニアはついに行動に出た。
「あ、あのね、サイトはお友達だから、大事なお友達だから、見てほしいの。
お、おかしいところがあったら、正直に、言ってほしいの…」
言いながら、マントをぱさり、と脱ぎ去った。
それは、水着と呼ぶには小さすぎた
小さく薄くそして細かすぎた
それはまさに、唯の布切れだった
まず、こぼれんばかりの桃りんごを覆う小さな薄い緑色の布は。
いや、覆うという言葉はこの場合適切ではない。
最も適切な表現は。
さきっちょに貼りついている薄い緑色の布。
それは、双つの山頂を細い黒い紐で繋ぎ、さらに背中と首に黒い紐を伸ばしている。
そして、最大の問題は、その小さな布切れではなかった。
股間をかろうじて覆っている同じく薄い緑色の布。
それはかろうじて女性器だけを覆い隠し、後ろにいたってはその柔らかい肉の球を隠してもいなかった。
ティファニアの聖域だけを覆い隠す布からは、これまた紐が三方に伸び、腰の横で綺麗なちょうちょ結びにされていた。
だがしかし。問題はココからだ。
その、女性器だけを隠す役割しか持たない布切れの上からは。
わずかに、金色の草原が覗いていたのだった。
才人は思わず。
前かがみになって、鼻血をぼたぼたと零したのだった。
- 530 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:09:59 ID:piIi6aw9
- 「だ、大丈夫っ!?サイトっ!?
や、やっぱりこの水着ヘンかなっ!?」
才人を心配しながら駆け寄り、やっぱりこの水着ヘンなんだ、と軽く落ち込むティファニア。
しかし、才人は不屈の精神で右腕をびっ!と伸ばし、さらに親指を天に向かって勢いよく突き立てた。
「いや…最高だよ、テファ。
グッジョブ…!!いや、まさにゴッドジョブ…!神の所業…!
ぜひ言わせてくれ、生まれてきてくれてありがとう、俺に出会ってくれてありがとう、と…!」
才人の妙なオーラに気圧されながら、思わずティファニアは応える。
「い、いえ…ど、どういたしまして…」
しかし、と才人は思った。
…この状態だと、下に目がいっちゃうなぁ、どうしても。
こういう時、日本の女の子なら…。
そして、次の瞬間。
才人に、天啓が舞い降りたのだった。
「テファっ、その格好は大丈夫、最高だけど…一個だけ、ヘンなところがあるんだ…!」
才人はがしっ!とティファニアの両手を掴んで、にじり寄る。
その妙な迫力に、ティファニアは思わず気圧されてしまう。
「え、えっと、なにかな…?」
そして、才人は思ったことをそのまま包み隠さず、ティファニアに伝えたのだった。
ティファニアはベッドの上で横になっていた。
「あ、あの、サイト、本当に大丈夫…?」
「大丈夫大丈夫、まかせときなって」
才人は言いながら、ルイズの箪笥から無駄毛処理用のカミソリと、同じく無駄毛処理用のクリームを発見した。
やっぱり。
古今東西、女性の美しさの妨げになるのが、無駄毛。
それはこのハルケギニアでも変わらないらしい。
実際ルイズの肌はつるつるで、無駄毛のかけらもない。
それは、ルイズが自分で自分の毛を処理しているからに他ならない。
才人はそれを見越して、ティファニアの無駄毛を処理するためにルイズの無駄毛処理セットを捜していたのだ。
そして。
ティファニアは今、ベッドの上にいる。
それは、才人の話術の賜物だった。
『あのね、テファ。言い難いんだけど、それ、下の毛出ちゃってるでしょ』
『あ…うん…』
『それが、どうしようもなくヘンなんだ。だからって、新しく水着を用意するのも面倒だろ?
だから、俺が全部剃ってあげるよ。トモダチだからね』
『え、でも、あの、恥ずかしい…』
『大丈夫大丈夫、目隠ししてやるから』
そしてティファニアは渋々承諾してしまったのだ。
才人はベッドに上がると、ティファニアに指示を出す。
- 531 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:10:51 ID:piIi6aw9
- 「じゃ、膝たてて。腰浮かせて、このタオルの上に腰下ろしてくれる?」
「う、うん」
ティファニアはいわれるまま、脚をM字に広げ、腰を浮かせて才人の敷いたタオルの上に腰を下ろす。
そして才人はいよいよ、持ってきたもう一つのタオルで、目隠しをする。
「これで、見えないから。ね、テファ」
「あ、うん…」
そして才人はクリームの壷とカミソリを手に持ち、ティファニアを促す。
才人がもしこの時、目隠しをしていなかったら…とんでもないことになっていただろう。
「じゃあ、水着、脱いで…」
「う、うん…」
ティファニアは、何を勘違いしたのか。
上の水着の紐まで解いて、全裸になってしまったのだった。
拘束を解かれた大きな桃りんごが、ベッドの上でぽよんぽよんと揺れる。
「い、いいよ…」
ティファニアの言葉に、才人はクリームの壷に指を突っ込むと、適量と思われるクリームを指先に盛る。
「じゃ、いくよ」
そしてティファニアの膝に手を掛け、徐々にその中心へ手を滑らせていく。
「んふぅっ…!」
その刺激に思わず、ティファニアの喉から声が漏れる。
…やだ・・・っ!はずかしっ・・・!
ティファニアは思わず漏れたその声にたまらない羞恥を感じ、辺りを見渡す。
ここにあるもので自分の口を塞げそうな物は…。
今、頭の下に敷いている大きな枕くらい。
ティファニアはその枕を抱きかかえて、声が漏れないように口を封じる。
「えっと…ここかな」
そうしている間にも、才人はいよいよティファニアの茂みに到達する。
才人はそのまま手探りで、ティファニアの茂みにクリームを塗りこむ。
「─────!─────ッ!」
枕のおかげで声は漏れなかったが、ティファニアの中を今まで感じたことのない、奇妙な電流が駆け巡る。
…なにこれっ…なにこれぇっ…!
脚が勝手にぴくぴくと震え、腰の奥をまるで痺れたような感覚が襲う。
才人はクリームを塗りきると、いよいよカミソリを手にする。
そしてここで。
才人の罠が発動した。
「じゃあ今から剃るよ?
あ、でも目隠ししたまま刃物使っちゃ危ないよねー」
そう、これこそ彼の計略。
これなら合法的に目隠しを外せるってもんです!
- 532 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:11:36 ID:piIi6aw9
- しかし。
ティファニアの反応はない。
才人はもう一度尋ねる。
「テファー?目隠し外していーい?」
しかし、返事はなかった。
才人はちょっと気になったが、目隠しを外す。
すると。
ティファニアは、普段自分達三人がが使っている大きな枕を抱えて上半身を隠し、下半身だけを露出した格好になっていた。
…なんつー格好してるんすか。
しかし、返事がないという事は肯定と取ってもいいこと。
勝手に才人はそう結論付け、カミソリを手にティファニアの脚に手を掛ける。
すると、ティファニアの脚がぴくん!と動いた。
「じゃ、剃るよ?テファ?」
言葉は返ってこなかったが、ティファニアの脚が心なしか開いたような気がした。
これはGOサインってことでよろしゅござんすね?
沸きあがった頭でそう考えた才人は、いよいよティファニアの毛を剃りにかかる。
まずは、誤って身を切ってしまわぬよう、左手の中指と人差し指で、すこしぷっくりと膨らんだティファニアの小さな肉の真珠から、裂け目の下までを覆い隠す。
「─────ッ!!───ッぁ!」
すると、枕の中からティファニアの声が微かに漏れ、膝がひくひくと細かく震える。
しかし才人はそれに気付かず、そのまま冷たいカミソリの刃をティファニアの真っ白な肌に這わせる。
「────ッ!」
それすらも今のティファニアには微細な電流となって流れる。
才人はそのまま刃を滑らせ、慎重にティファニアの金髪を剃っていく。
しょり…しょり…。
鋭利な刃が金の草を刈る音が、静かな部屋に響く。
それと同時に。
「─────っぁ!──ぁ、ひ!」
ティファニアの中を、微弱な電流が暴れ周り、彼女の奥で眠る牝が、痺れに似た感覚で獣欲を吐き出す。
それに抗うティファニアは、声を漏らさぬように枕を抱き締めるのが精一杯だった。
…しょりっ
「終わったよーテファー」
最後の産毛を剃りきり、才人はカミソリを仕舞う。
しかし、ティファニアは応えない。
脚をM字に開いて枕を抱えたまま動かない。
才人は、そのままそれまでティファニアの割れ目を覆っていた指を引き上げた。
すると。
- 533 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:12:15 ID:piIi6aw9
- ぬちゅ…。
あきらかにクリームとは別の粘り気のある液体が、才人の指とティファニアの間で糸を引いた。
そして、ようやく空気に触れたティファニアのそこでは。
真っ赤に充血しきった肉の真珠が、皮を押し広げて勃起しきり、割れ目からは白く濁った愛液がとろとろと零れてきていた。
ぶは。
その光景に思わず才人の理性が吹っ飛ぶ。
「て、テファっ、お、俺もうっ!」
才人は思わず、ティファニアの抱えていた枕を奪い取り。
そして再度硬直する。
そこでは。
乱れた金髪に彩られた、上気した頬を涙と涎でべとべとにしたティファニアが。
完全に勃起しきった硬いピンク色の乳首が苦しそうにぷるぷると震える桃りんごが。
すっかり出来上がった才人を待ち受けていた。
才人の理性は、完全に身体の外へ撤退する。
そして才人は、ティファニアの力なく開いた膝を両手で掴み。
もどかしくズボンのジッパーを下ろして自らを取り出すと。
「…なにをやっているのかしらあの犬は?」
「…どう見てもティファニアさんを襲っていますね?」
撤退した理性が恐怖で才人の身体に戻り、そして先走りまで流して臨戦態勢になっていた才人の一物は一気に萎む。
部屋の入り口にいたのは。
桃色の髪の魔王と。
黒い髪の鬼神だった。
「いやあの!これは!違って!」
何が違うというのだろうか。
才人は必死になって両手を振り、最期の抵抗を始める。
しかしやはりそれは無駄な抵抗に終わったのだった。
「…少し、頭冷やそうか…」
「…ついでに、少し血の気も抜いておきましょうかミス・ヴァリエール?」
ルイズはどこからともなく拷問用の『九尾の猫』を取り出し。
シエスタは、どこからともなく荒縄を取り出すと。
二人で手早く才人を縛り、どこかに消えていったのだった…。
- 534 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 18:12:37 ID:HUHEbeBT
- ベ「ほらお姉さま、どう?まさに最高の逸品ね!」
テ「えぇ?別になにもないじゃない」
ベ「なっ!何をおっしゃっているのお姉さま!これは特別な素材を使った『愚か者には見えない』水着なのですわ!」
テ「(そ、そんなこといわれても見えないものは見えないし…)そ、そうね!着るのがもったいないくらいね!」
ベ「そうですわ!これを着たお姉さまを見たらあんなヘタレ騎士…もといサイト様なんてイチコロ!イチコロですわ!」
省略されました。続きが読みたい方は「せんたいさんは世界一。全てはせんたいさんのために」と書き込んでワクテカしてると吉
- 535 名前:涼しい夏のすごし方/ティファニアのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:13:58 ID:piIi6aw9
- 「で、どうでした?反応は?」
「あ、えと、うんとね、よく覚えてないの」
「は?どういうことですか?」
「と、途中まではそのね、うんとね、サイトがちゃんとおかしい所直してくれたの」
「へえ。なかなかやりますねあのぼこぼこ騎士」
「でもね、その先よく覚えてないの。なんだか寝ちゃったみたいで」
「そうですか。緊張してたんですね。で、いつ水浴びにいくんですかお姉さま?」
「で、でもね、結局水浴びは行けないことになっちゃって…」
「あ、そうか…あのおたんちん騎士、昨日落馬で大怪我したんでしたっけ」
「うん。でもね、お見舞いには行こうと思うの」
「そうですか。頑張ってくださいね、今度こそ」
「う、うん…」
そして、ティファニアの『お見舞い』で更に才人の怪我は悪化するのだが。
それはまた、別の話。〜fin
- 536 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 18:15:34 ID:piIi6aw9
- はい終わり。
次はタバサルートの予定。
しっかし、ホントに俺原作レイパーデスネ。
ベアトリスの設定とか思い切り無視こいてるしw
まあ、叩きたい人は叩いてくだせいorz
んじゃまたねーノシ
- 537 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 18:18:34 ID:HUHEbeBT
- ごめんなさい、全力でごめんなさい。
割り込みとかする気は全然なかったんです本当すいませんでした。
- 538 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 18:20:24 ID:8bQ2GZy7
- このへんたいさんめ!そこで裸の○様をもってくるとは予想外だぜ!!
gjとここにメモしておく
- 539 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:02:11 ID:dDe/sLzr
- せんたいさん、GJです!!
ここで剃りプレイとは… 意表をつく展開でしたよ、ほんと
あ、結局水浴びに行ってないしw
次回はタバサですか〜
次回こそは洞窟での水浴びシーンを!w
- 540 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:10:44 ID:QQ/3luxL
- >>536
面白いじゃないですかGJ。
楽しく読ませてもらいやした。シエスタ完璧にルイズと共闘態勢w
さて、俺もUPするお↓
- 541 名前:女王様調教録・ラブエロ版・一:2007/08/27(月) 19:11:48 ID:QQ/3luxL
- 町娘が着るようなコットンのシャツを身につける。髪をたばねて後ろでまとめる。
簡易な変装を終えると、鏡の前でそっと唇に指を当て、ごく薄くひいた口紅の具合を確かめる。
(こんなところね)
ほう、と押さえていた桜色の唇から、自分でもおどろくほど熱い息がもれた。
逢い引きに行くわけではない、と浮かれる自分をたしなめる。
それすらも嘘だと自分でわかっているけれど。
(逢い引き以外のなんだというの? 最初は細かく国内外の情報を交換するために
会うという口実だったけど、最近はもう……部屋に入ったら、触れあって、キスして、それから……)
かっと燃えた頬をおさえて、アンリエッタは部屋の中で立ち尽くし、あれこれを思いかえした。
あまりにも恥ずかしすぎて、ほとんど飛ばし飛ばしでしか回想できない記憶だったが。
(あの方ったら、なんだかだんだん要求が、その、エスカレートしていくし……)
この前会ったときには、スカートとパンツだけを脱がされ、
延々と自らの手で慰めることを命じられた。彼に向けて開いた脚のあいだを
自分の指でかきまわし、半泣きで何度のぼりつめても許してもらえなかった。
その彼はアンリエッタの目の前で一物をしごき、何度も年若い女王の顔と
全身に熱い精液をあびせた。アンリエッタは精臭にもうろうと酔ったように
なってしまい、最後のほうでは彼に劣らないほど激しい手淫に没頭し、
顔にぶっかけられると同時に、彼の名を呼びながら潮を吹いてしまった。
そのまま快楽の余韻にぼんやりしていると、
『き、きれいにしてくれると嬉しいかなーと思いますがその』
と彼の手の中でまだびくびくはねているものを口にふくまされ、
ねとねとの粘液にまみれた亀頭に自分からうっとりと舌をからめた。
とろけた頭でちゅうと残り汁まで吸いあげてから、我にかえった。
それと同時に彼に言われた。あの憎たらしいひとはこう言った。
『っく……うわー…ほんとえっちになりましたよね、姫様。あ、女王様か』
- 542 名前:女王様調教録・ラブエロ版・二:2007/08/27(月) 19:13:51 ID:QQ/3luxL
- (あ、あなたがそんな風にしたんでしょう!? それにアンって呼んでと言ってあったのに、それもしょっちゅう忘れるんだから!)
いじいじとシャツの襟をいじりながら、羞恥八、怒り二の割合で思い出し赤面する。
唐突に親友であるところのルイズの言葉が頭に思いうかんだ。
『あの犬ったら調子に乗りますからね! 使い魔の躾(しつけ)はキッチリやらないと。
えー、ぶつくらいは基本です。生ぬるいです』
その親友の使い魔に、躾とよべる苛烈な行為を受けているのは自分だ。
(い……言えない)
おろおろと室内を歩き回る。
この前のときはとくにひどかった。アンリエッタに自慰をやめさせて床にすわりこんだ彼に新たに命じられるまま、口を使って奉仕したとき、軽くだがお尻まで叩かれている。
痛みは軽かったが皮膚への衝撃と、屈辱感を感じた。なのに甘い声が出てしまった。
『アンって叩かれるのも好きなんだな?』
とさんざんからかわれながら、リズムと緩急をつけて、真っ赤に染まって
感覚が痺れるまで尻をスパンキングされた。
彼が彼女の口内から肉棒をひきだしてそれをしごき、彼女の頭から背中にかけてぶっ掛けた後、
堰が切れたようにアンリエッタは泣き出してしまった。
彼はあわてて『うおごめんなさいマジ調子のりました!』と必死に謝ってきた。
(でもあのとき、わたくし……叩かれたとき自分から、お尻をかかげて……
そのあとに愛されたときも、いつもより強引なのがすごくよくて……
わ、わたくしいったい何を!?)
どう言おうとも、叩かれて濡れていたのは彼にも一目瞭然だったはずだ。そのせいか、
謝りはしたものの彼はやはり興奮していた。
その日はベッドに横たえられてキスされた後、
脚を頭の横につくまで上げられ、体を曲げさせられて股間が上を向くような
恥ずかしすぎる体勢にされた。
そのまま真上から、一気に奥までずるん! と貫かれたとき、甘く叫んでしまった。
- 543 名前:女王様調教録・ラブエロ版・三:2007/08/27(月) 19:15:15 ID:QQ/3luxL
- (あのときは声出さないようにしていたのに……ど、どうして食いしばってた口が緩むの、わたくしの根性なし!)
それからグチュグチュと恥ずかしすぎる水音をたてながら、力強く抽送されだすと
もう駄目だった。無理矢理に犯されるような錯覚を覚えてしまい、
甘い泣き声をもらしつつ、組みしかれた肢体から、汗を一気に噴かせた。
意思とは関係なくきゅーっと秘肉が絞られ、子宮口がぐぐっと下がって、
〈殿方のお情けをくださいまし〉とばかりにぶつかってくる男性器に媚びる。
子宮口をぐりぐりとこじられたとき、アンリエッタは暴力的な快感にあっさりと
屈服した。
「イクぅ……」
そう言うように教えこまれた台詞が、まったく自然にあえぐ唇から滑りでた。
でも、深い絶頂の後で全身が過敏になって、びくびくと震わせていたのに、
彼はまったく容赦してくれなかった。もっと深く体を折りまげさせると、自分も体を密着させてきて、
――さっき以上のペースで激しく腰を打ちつけはじめた。
アンリエッタはその後自分が何を言ったか半分以下しか覚えていないが、
支離滅裂な泣き言(『またいくっ、死にますっ、もうゆるひてくだひゃいましっ』)、
破廉恥な卑語(『言いますっ、オマ○コって言いますっ、オマ○コもう助けてっ』、
恥辱の告白(『そうです好きです、あなたとコレするの好きれすっ! 言った、いいまひたからぁっ! ひぃイクぅ、休ませて、もぉグチュグチュしないでっ、奥叩かないでっ』)、
(ぜ……ぜんぶ言いました……)
かかえた頭を部屋の壁に押し当てて、死にそうな羞恥に身もだえする。
あの少年と関係ができてから、ときおりどこかに消えたい時間がやってくる。今とか。
いやほんと自分自身と彼を、呪わしく思わないでもない。
- 544 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:15:36 ID:ZksbC/Yh
- とりあえずせんたいさんは、サイトと一緒にルイズ達にボコされるべきだと思うんだがw
- 545 名前:女王様調教録・ラブエロ版・四:2007/08/27(月) 19:17:58 ID:QQ/3luxL
- (さ……最後はあんな声だしました……あれ絶対、宿中の人に聞かれました……でも
無理! あんなの我慢なんて無理ですっ、サイト殿のばかぁ!)
アンリエッタにさんざん許しを乞わせたり、吹きこんだことを言わせたりしておきながら、
彼はまったく抽送を止めずに、絶頂を重ねてびくびくと絞ってくる肉壺をえぐり続けた。
下のシーツが何度も吹いた潮や愛液でぐしょぐしょになり、
アンリエッタの頭上までかかげられた脚の指がきゅっと丸まりっぱなしになり、
彼女の叫びがほとんど意味をなさず、『ころしてっ、ころひてぇ』と哀願するまでになったころ、
ようやく彼は放出して終わらせた。深く一物をアンリエッタの胎内にしずめて先端を
物欲しげにすすりつく子宮口に埋め、自分も汗まみれで苦しそうにうめきながら
ぐりぐりとこじり、そのまま熱い粘液をびゅるびゅるとほとばしらせた。
声帯からいやおうなしに声がしぼりだされた。
『ああああああああああーっ!!』
ずっと男の精を待ちわびていた子宮が、たっぷり注ぎこまれてきゅうきゅうと収縮した。
アンリエッタはシーツを握りしめて硬直し、うす桃色の舌を突きだして震わせた。
子宮がビクビクととびはねるのを感じるような激しい達し方だった。
『あああっ、あああああああっ、あー! あーっ! ぅぅ、もう充分にイキましたぁ……』
度重なる絶頂の涙と汗、よだれにまみれたその顔は、男にとっては最高に美しかった。
『……あの、ヤリスギマシタ?』
『は……ひぃ……はーっ、はーっ、はー…あぁ…ぁ……ひどいぃ……』
そのまま意識が消えたのだと思う。われに返ったらしく、一転して青ざめた顔で
こちらをのぞきこんでくる彼の憎らしい台詞を最後に、あとを覚えてないから。
- 546 名前:女王様調教録・ラブエロ版・五:2007/08/27(月) 19:20:12 ID:QQ/3luxL
- (れ、冷静に考えてみると、あの人はいつも無茶をして突っ走るんですっ!
それにその、普段は優しいのにああいうことでは度を越して意地悪が好きのような……
ルイズにいつも手荒く扱われているから、てっきり逆の性癖だと……
で、でもいじめられるのが好きなのは、もしかしてわたくしなの?
あんな抱かれ方で、はしたなくその、み、乱れますし……
た、確かにそういう人だっていると宮廷の噂話にはありますけど、
自分がそういう性癖の持ち主だとは……ち、違います! ……違わないかしら……?)
耳まで赤くなった顔を両手でおおってしゃがみこんだり、ぶるぶると首をふったり。
トリステインの女王様、それなりに感情表現は豊かなのだった。
ついでに言えば、部屋の隅でアニエスがやさぐれたオーラを出して待機していることを
きれいさっぱり忘れている。
そんなアニエスは、女王陛下の年相応? な煩悶を鉄の無表情で見やりつつ、
どのタイミングで馬車の用意ができたとうながす声をかけるべきか、とか、
今日こそいっぺんあの小僧を、死なない程度に刺しておくべきか、とか熟考を重ねていた。
とりあえず完。
- 547 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:23:16 ID:QQ/3luxL
- はい、宣言どおりグチャエロ主義です。でも次はエロ薄くして書いてみるかなぁ。
とりあえずお目汚しスマソ。
- 548 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:28:48 ID:x54+H8az
- いいぞいいぞこのスレはいい!
新巻のエロスに即対応する職人たちが素晴らしい
本編で何か姫様は一時の気の迷いって流れになりそうで萎えてた俺が救われたw
- 549 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 19:53:24 ID:qlrJ0hTY
- >547
エロっ!
アン陛下がエロ可愛すぎ!!
すっかりアンタのファンになったよ
陵辱もラブエロも両方書けるなんてすげえ
次回もアン様希望♪
- 550 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 20:15:04 ID:gBuSREIU
- 各々方見事なお手前にござりまする
ところで>>528のエリザベスというのはベアトリスに脳内変換すればよろしいのでござるな?
- 551 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/27(月) 20:22:15 ID:piIi6aw9
- >>550
す、すまぬ今読んでる本とごっちゃになった
その通り
×=エリザベス
○=ベアトリス
ですorz
なんつーイージーミスorz
- 552 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 20:41:58 ID:o7P6Wm/5
- さすがせんたいさん、エリザベス一世時代の風俗について研究していた訳ですな。
- 553 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:11:30 ID:ZksbC/Yh
- >>547
今見たら割り込んでるな俺orz
スマン。
アン様がいいよねやっぱり。GJなのですよ。
- 554 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:29:26 ID:bdFzWWjp
- 「さて、そろそろ白状したらどうかね?」
薄暗い部屋の中、男は目の前の女に向かって話しかける。
「この微熱のキュルケも安く見られたものね。
その程度で仲間を売る女じゃなくってよ」
彼女は天井からつるされた鎖に両手を繋がれていた。
「わたしは本当に暴力は嫌いなのだよ」
その言葉とは逆に男の手から鞭が一閃する。
「…っ!」
キュルケは身体に走る痛みに耐え、悲鳴をあげなかった。
「ほう、まだ悲鳴をあげずに頑張るか」
よく見ればキュルケの身体中には鞭でつくられた傷が多数刻まれていた。
制服はすでボロボロになり、その身は裸に近い状態である。
「ふふふ…この程度、なんともないわ」
「そうかね、しかし痛そうだね」
そういうと男は杖を一振りする。
すると隅においてあったバケツが浮いてキュルケの頭上で停止する。
「わたしがこの水でキレイにしてあげよう」
「うっ…あ、ああっ……」
頭上から降り注いだ水は針で刺されるように凍てついた水であった。
身体に刻まれた傷にしみたし、その冷水はキュルケの全身から体温を急激に奪い始める。
「おや? ふるえてるようにみえるが
まさか『微熱のキュルケ』が寒くてふるえているのかね?」
「まさか…このわたしが? ありえないわ」
寒さで身体をふるえさせながら、キュルケは男を睨みながら言い放つ。
「そうでなくては困る。さて朗報だよ」
「…?」
次の言葉はキュルケにとって、とても衝撃的な事実であった。
「眼鏡を掛けた小柄なメイジを一人捕まえた」
「なんですって!」
「その子への尋問もわたしの担当になってね」
キュルケは殺意をむき出しにして男へ言い放つ。
「もしタバサに何かしてみなさい。あなたを焼き尽くしてあげる!」
「安心したまえ。何もしていない」
その後に「今のところはね」とつなげる。
「ここに来る前に彼女にあってきたのだが
『自分はどんな目にでもあいますから、彼女には手を出さないで』だそうだ」
その言葉に、うれしくなりキュルケは泣きそうになる。
「わたしも君の相手をこれ以上続けるのも飽きたので
そろそろあちらの相手に移ろうかと思うしだいだよ」
「はっ、つまりわたしから情報を手に入れられないって認めるってことね!
なら早くいったらどうかしら。この負け犬さん♪」
男はキュルケのその言葉に腹を立てることもなく静かに言い返す。
「よほどその娘が大事なようだね。
そんな状態でわたしを挑発するとは思わなかったよ」
男はキュルケに背中を向けると扉へと歩き出す。
「まって!」
男の足が止まる。
「知ってることを話す気になりましたかな?」
「それは…」
キュルケは迷った。
すると男は戻ってきて彼女の前に立つ。
「まあ、時間がもったいないし今夜は君を相手にするとしよう」
吊るされている鎖が少し伸びた。
キュルケは自分で立つ気力がなかったのでそのまま膝をつく。
- 555 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:31:21 ID:bdFzWWjp
- 「最近、ご無沙汰でね。是非君に処理を頼みたいんだが」
キュルケの眼前に男の股間が近づく。
「手はつながれて使えないだろう。だから全て口でしてもらおうかな」
キュルケは男を睨む。
「ああ、嫌だと言うならかまわんよ。あちらの娘へ……」
「やるわ」
キュルケは男のズボンを口でおろす。続いて下着も。
そして男の性器が目の前に出現する。
「さあ、くわえたまえ」
キュルケは命じられるままにそれをくわえ込む。
「ん…んんっ…」
この男のペニスは大きかった。
それを何とか飲み干す。
「動きたまえ」
「うっ…うむっ…むぅ…」
命令されるままに頭を前後に動かしはじめる。
「ちゅ…んー…ん、んんっ……」
キュルケは一心不乱に頭を動かす。
まるでそうしていればタバサがこの男に傷つけられないと言わんばかりに。
「ん…あうっ…んん……」
「くっ、でるぞ!」
「おぶぅっ!?」
男はキュルケの頭を掴むと奥までペニスを押し込んだ。
「おぅ…ぶぁあ…うぐっ…ごくっ」
喉の奥に精液が当たる。
むせ返る中、行き場のない精液を仕方なくキュルケは飲み込む。
「ふぅ、なかなかでしたね」
「だ、だれ…が…」
キュルケは自由になった口から弱々しく反抗する。
「さて」
「うっ…」
男が杖を振るうと鎖が前の位置まで戻る。
それのよってキュルケは無理矢理立たされることとなった。
「メインディッシュをいただくとしよう」
「やっ…」
キュルケは男が次に何をしようとしているのかすぐに察知した。
「無理にとは言わんよ。そこまでわたしは非情ではない」
「この…」
拒否すれば、それは男がタバサへいく口実となる。
「好きに…しなさい…」
「そうさせてもらうよ」
男はなんの躊躇もなくいっきに奥まで貫く。
「はっ…ああっ…」
「思ったとおりだ。先ほどのフェラチオですでに準備は整っていたようだね」
たしかにキュルケのそこは濡れていた。
「さて、どんな歌をその口から奏でてくれるのかな?」
「ひぃう…はっ、あ…あああっ!?」
男はただ自分の快楽の為だけに動く。
「目の前にこんなに立派なモノがあるのに見過ごすのも悪いか」
「はぁっ、ううっ!?」
男はキュルケの胸を両手で力の限り揉みだした。
一度果てている男は、すでに第二波が近づいてきているのを感じていた。
「ゆくぞ! 君も一緒にいきなさいっ!」
「はっ…あっ、ああ…あ、ああああああっ!」
「うっ」
二人は繋がったまま何度かビクンビクンと身体をふるわせた。
- 556 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:32:46 ID:bdFzWWjp
- それがやむとキュルケを捕らえていた鎖はほどけ
彼女は力なくその場に倒れこむ。
「ふふふ…」
キュルケの笑い声が部屋に響きわたる。
そこへ男が近づいてきた。
「ふふっ…とっても良かったわ、ジャン」
「わたしはあまりこういうのは好きではないのだが…」
ジャンと呼ばれた男、コルベールは優しくキュルケを抱き起こす。
今回のこれは全てはキュルケが考えた芝居だった。
しかし、芝居といっても使われる鞭は本物で、痛かった。
「しかしミス・チェルプストー。
君はどちらかといえば、他人よりも優位に立つことが好きだと思っていたのだが」
「あら、よく分かってるわね、ジャン。そのとおりよ」
それをきいて「ならばなぜ、このようなことを?」と尋ねる。
キュルケは火照った顔でコルベールを見つめていった。
「でもね、愛した男には全てを征服されたくなるの。
きっと、チェルプストー家の宿命なんじゃないかしら」
「しかし…制服がこれだけボロボロになってしまって…」
「いいのよ、この制服は古くなったから近いうちに処分しようと思ってたの。
有効利用できて、とてもラッキーだったわ」
コルベールは近くから薬を手にした。
「とりあえずその鞭の傷を治療しておこ…」
「いらない」
「しかし、傷が痛んで辛いことになる」
心配そうにコルベールが治療するようにすすめる。
「いいの。だって、傷が痛むたび、ジャンのことを思い出せるもの」
「あ…そ、そいうものなのかね…」
「そいういうものなの」
キュルケはコルベールの唇に濃厚なキスをお見舞いした。
- 557 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:34:06 ID:bdFzWWjp
- コルベールの研究室の窓に、ひとつの人影があった。
「な、なんということだ…」
人影の主であるアニエスが絶句する。
「まさか生徒相手にあのようなことを強要しているとは」
アニエスはその場から立ち去る。
「どうやら魔法によって外部へ音が漏れないようにしているようだな」
アニエスはどうしようか悩んだ。
コルベールが無理矢理学園の生徒を犯していた。
これは由々しき事態だ。
捕まえるのは簡単だが、そんなことはしたくない。
なんとか改心させ、あのようなことをやめさせる手がないか思案をめぐらす。
すると一人の少女の姿が浮かんだ。
「そういえばサイトの躾でずいぶん苦労していそうだな。
なら、なにかよい案がもらえるかもしれない」
アニエスは、これから起こる更なる事態を知るよしもなく
虚無の使い手、ルイズの元へと歩き出した。
- 558 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:37:07 ID:bdFzWWjp
- 読めばわかるかもしれませんが
サイト→コルベール
シエスタ→キュルケ
ルイズ→アニエス
という立場にさせてみました。
この後、当然ルイズに間違った対処法を教わったアニエスがコルベールを折檻する流れに。
それも書こうと思ってますが、明日から仕事が忙しいので、もしかしたら完成は週末にズレ込むかも。
まあ、期待しないで待ってて欲しいです、はい。
- 559 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 21:49:10 ID:nXt1lDS9
- GJ!
コルキュル好きです。というかコルベールが好きです。(禿げてなきゃ主人公張れる逸材……いやいや、彼は禿げていてこそ……)
キュルケとアニエスの三角関係とか今までなかったたと思うので楽しみにしています。
- 560 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 22:32:51 ID:E1ZCkI0M
- 最近、スレが活気付いてますな。
私も頑張りますかね・・・
- 561 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:17:06 ID:x1Wx0xU0
- かなり新しい雰囲気にGJ! 続き期待してます
- 562 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/27(月) 23:40:58 ID:vJnEU39Z
- >>558を見て、サイトがコルベールに惚れてるのかと思った。
ちょっと吊ってくる orz
- 563 名前:261のひと:2007/08/28(火) 00:40:29 ID:+ElMf6q6
- ご無沙汰でーす
短いですが新刊ネタをお一つ。
- 564 名前:1/10:2007/08/28(火) 00:41:01 ID:+ElMf6q6
- 『それにみんな、なかなか気持ち良さそうな……』
二度とサイトに杖を向けるつもりは無かったのに。
サイトの言葉を聞いた時、あっさりと自分に課した誓いを破ってしまう。
薬に操られただけなのに、サイトにはそう見えたんだ。
わたしが気持ち良さそうに見えたんだ。
気が付くと、タバサは部屋から逃げ出していた。
薬が聞いていた間の事を思い出させる場所に、少しでも居たくなかったから。
それに……これ以上サイトの側に居るのが辛かったから。
真っ直ぐに自分の部屋に逃げ込んだタバサは、鍵を掛けた部屋の中で一人で泣いていた。
- 565 名前:2/10:2007/08/28(火) 00:41:39 ID:+ElMf6q6
- 「お姉さま、どうしたの?」
「なんでもない」
わたしが泣いている事に気付いたシルフィードは、何もいわずに側に居てくれる。
誰かが側に居てくれるのは幸せ、この子やキュルケはそれを教えてくれたけど、
「……あれはちょっと近すぎる」
「ご、ごめんなのね、お姉さま」
……シルフィードが何か勘違いして、わたしから離れる。
ちょっと寂しい。
シルフィードが側に居てくれる間に、気が付くと涙の止まっていた顔を上げ、
涙のお陰で、いつもより少し鮮やかな世界を眺める。
「ここに」
「はいなの、お姉さま」
シルフィードを抱きしめていると、少しづつ胸の中が整理されてくる。
サイトに悪気はなかったんだし、許して……あげなきゃ。
どんな時でも味方するつもりだったのに、ルイズやキュルケと一緒になって魔法を使ってしまったし。
そう思うと、消え去りたいような恥ずかしさが……あ!
「そう……だ」
「? どーしたの? お姉さま」
シルフィードを置いたまま、わたしは部屋の外に駆け出した。
- 566 名前:3/10:2007/08/28(火) 00:42:13 ID:+ElMf6q6
- 「記憶を?」
「お願い」
すっかり忘れていた。
今の学院には記憶を消すことの出来るメイジが居る事を。
「でも、どうして? 理由も無く記憶を消したりできないよ?」
「……っ」
説明……しないと、ダメみたい……
恥ずかしいけど、背に腹は変えられない。
ほんの少し前に有った事を、極力簡単に説明する。
「サイトの記憶を消せばいいの?」
「お願い」
何か問題があっただろうか?
ティファニアは不思議そうに、わたしを見つめていた。
「サイトだけ?」
「?」
「わたしは皆の記憶を全部消せるよ?」
あ!
「じゃ、じゃあ皆……」
良かった……これで、
「……一つ……聞いても良い? タバサさん」
ティファニアの質問は、鋭くわたしの胸に刺さった。
- 567 名前:4/10:2007/08/28(火) 00:42:50 ID:+ElMf6q6
- 『どうして、サイトの事を最初に気にしたの?』
たったそれだけの質問。
だって仕方ない。
気に成ってしまったから。
―― 一人だけ居た男の子
『女の子なら覚えていても良い訳じゃないよね? どうしてサイトだけ?』
―― ひ、一人だけ被害受けてなくて、部外者だからっ
『シエスタさんも飲んでないんだよね?』
―― だって……でもっ……
『明日、記憶を消す前に、理由を聞かせてね』
ティファニアは、そう言って微笑んでいた。
年上の相手なんて、学院では珍しくないのに……
『お姉さん』なティファニアに、どうしても勝てる気がしない。
(シルフィードも、こんな感じなんだろうか?)
でも……
『ちゃんと理由教えてくれないと、サイトの記憶は消さないからね』
テファ姉さんはスパルタみたい。
- 568 名前:5/10:2007/08/28(火) 00:43:22 ID:+ElMf6q6
- 一睡も出来なかった。
一晩眠らずに考えたけれど、宿題の答えは出ない。
「お姉さま、寝ないの? 身体に悪いの。きゅいきゅい」
「まだ……考える」
空が薄明るくなっていた。
後数時間もしたら教室に行かないと……
――――ルイズもキュルケもモンモランシーも居る教室に。
ちょっとお腹が痛くなる。
ベットの中で丸くなっていると、ドアがトントンと鳴り出した。
「だれ?」
こんな時間に誰だろう?
「おはようタバサさん、開けてもらえる?」
っ!
ティファニア!
「い、今開ける」
ど、どうしよう……どうしよう……答えは……まだ出てないのに。
- 569 名前:6/10:2007/08/28(火) 00:43:54 ID:+ElMf6q6
- 「うわぁ……本が沢山……」
「ど、どうして?」
声が震える。
どうしよう? サイトの記憶が消えなかったら。
あんな事されて悦ぶ娘だって、ずっとずーっと覚えられたら……
「皆の記憶授業が始まる前に消したほうが良いかなって」
あ……そう……か……早く消したほうが良いんだ……
で、でも……
「それでね、タバサさんにお願いがあるの」
「何?」
お願いを聞いたら、サイトの記憶を消してくれるのかな?
そしたら、答えが出て無くても……
「サイトをここに連れてきて欲しいの」
「え?」
「あのね、サイトは多分記憶を消されたくないと思うから」
……うん、そう思う。
すごーく、幸せそうに見てたもの。
「女の子の記憶を消して回っている間、サイトをここに引き止めておいてくれる?」
「分かった」
それくらいならと……部屋を出ようとするわたしの背中に、ぽそりとティファニアの声が聞こえた。
「質問の答えはわたしが部屋に帰ってからね?」
……覚えてたんだ……
- 570 名前:7/10:2007/08/28(火) 00:44:29 ID:+ElMf6q6
- 不思議な事にサイトは起きてた。
それにルイズとメイドも起きていて、微妙な空気が部屋に流れている。
なんで?
「サイト、こっちに」
「あ……あぁ」
この空気の中から逃げ出せるのならと、サイトが喜んで着いて来るのを見ると、
ルイズが慌ててサイトを引き止めようとした。
「ちょ、ちょっと待ちなさいっ!」
手間の掛かる……
ルイズの手を引いて、部屋の隅まで連れて行く。
――手を掴むだけで青ざめるのは、いくらなんでも失礼だと思う。
そこでサイトに聞こえないように、
「ティファニアが昨日の関係者の記憶を全部消してくれる」
「ほほほほほ、本当っ!!」
無言でわたしが頷くと、もの凄く喜んでいた。
無理も無いと思う。
サイトを連れて部屋を出るとき、ルイズはメイドと抱き合って喜んでいた。
……メイドは薬飲んでないのに。変なの。
- 571 名前:8/10:2007/08/28(火) 00:45:02 ID:+ElMf6q6
- 「なー、何の用なんだよ」
「待って」
ルイズ以外の女の子の部屋に、サイトが落ち着かない様子で周りを見回している。
って、そっちみちゃだめっ。
……ごめんなさいキュルケ。
今度からもうちょっと言う事聞いて、男の子を呼べる部屋にしておく。
「う、動かないで」
「はあ?」
サイトは優しい。
こんなに訳の分からない状況でも、女の子の言う事はとりあえず聞いてくれる。
「じっとしてれば良いのか?」
「そう」
小さく溜息を吐くと、サイトは目を閉じてじっとしていた。
寝ているのかもしれない、まだまだ朝早いし。
手を伸ばせば届く距離に、サイトの顔が有った。
胸が……ドキドキする。
ルイズは、毎日にこんなにドキドキしているの?
……それとも、わたしがおかしいのかな?
静かに目を閉じているサイトを見ると、手が勝手に動いてサイトの頬に触れそうになる。
(お、起きちゃうっ)
慌てて手を引っ込めて、もう一度……サイトを見つめた。
ルイズは……毎日こんなサイトを見ているのかな?
――少し、胸が痛くなった。
- 572 名前:9/10:2007/08/28(火) 00:45:43 ID:+ElMf6q6
- トントンっと小さくドアが鳴ると同時に、ティファニアが部屋に滑り込んでくる。
ノックの意味があまり無い。
「サイト、タバサさん、居る?」
「居る」
「ぐー」
サイトはやっぱり寝ているみたい。
今からティファニアとする話を考えて、ちょっと安心する。
「答えは出たの?」
「出た」
サイトを見つめていたから自覚できた。
認めると、多分今よりずっと辛くなる答え。
「わたしがサイトの事を気にしたのは……」
「ちょっとまってね――サイト、起きて」
わわわっ、ちょっと待って。
ティファニアを止めようとしたけれど、優しく抱きとめられてしまった。
「忘れちゃうんだから、本人に聞かせてあげたほうが良いよ?」
……そうか……な?
そうだね……ありがとう、ティファニア。
「ん……あ、ごめん、寝てたや、タバサ……あれ? テファまで?」
眠そうに目を擦るサイトを見ると、今から自分が何を言おうとしているのか、
凄く意識して、息が出来ない位緊張する。
「ほら、タバサさん……深呼吸……」
「う、うん」
「?」
テファニアに励ましてもらって、ゆっくりサイトのほうを向く。
――そして……
「わたし、サイトの事が好き」
ティファニアの呪文を聞きながら、サイトの驚く顔を見る。
――嫌がっていないのが分かっただけで、わたしは……
- 573 名前:10/10:2007/08/28(火) 00:46:22 ID:+ElMf6q6
- ティファニアはまだ誰も来ていない教室で、一人座っていた。
「あら? 早いわね」
部屋に入った途端、一瞬息を呑んだ生徒が、ティファニアの姿を確認すると話しかけてきた。
ティファニアのお友達――相手はどう思っているのか分からないけれど。
ベアトリスが、いつもは人目を気にしてゆっくり来るティファニアが一番に教室に居るのを見て驚いた。
「ちょっと朝用事があったから」
ティファニアは嬉々としてベアトリスに話しかける。
本音でぶつかれた分だけ、他の生徒より話しやすいらしく、
事有るごとにベアトリスに話しかけた。
ベアトリスの方も先の一軒のお陰で友人が減ったため、ティファニアを邪険にする事も無かった。
「しっかし……嫌味な女」
「?」
「朝日に映えて、まるで妖精みたいに綺麗よ」
ベアトリスの例えを聞いて、ティファニアは笑いながら言った。
「あら、妖精ってイタズラが大好きだから、そっちで例えられるのかと思ったわ」
――――その頃、サイトは困っていた。
タバサは混乱しながら泣いていた。
何で?
昨日一晩悩んだのは覚えてる、朝サイトを呼びに行ったのも……
しかも……
『わたし、サイトの事が好き』
告白まで……した……
間違いなく全部自分の行動なのに、何を思ってそんな事したのか、さっぱり思い出せない。
赤くなったサイトが、困ったように頭をかいている。
返事が無いのは怖いけど、返事が返ってくるのはもっと怖い。
――タバサは追い詰められて……
「ふ、ふぇ……」
「わぁっ……ちょっ……」
「っ……く……ふぇぇぇぇぇっ……」
いつかの様に感情に歯止めの効かなくなったタバサは泣き出してしまう。
サイトが助けてくれた時のように。
今回の涙は、サイトが抱きしめてくれるまで止まらなかった。
- 574 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:47:43 ID:+ElMf6q6
- ではっ、またそのうちに
- 575 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:49:55 ID:XEkbUFP5
- 261さんのタバサ可愛すぎるw
12巻で確立したっぽい、妙に報われないタバサは
昔からの261さん版タバサと重なって見えますね。
GJ!
- 576 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:51:11 ID:BsDDrT0+
- >>574
うほっ! これはいいタバサだ
読んでてなんかむずがゆくなっちゃいましたよw
テファもいいお姉さんぶり出してますね
- 577 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 00:57:11 ID:eD5Jf/Vb
- 意味が分からない俺は負け組。
- 578 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 01:29:57 ID:246dzQFa
- 261氏GJです。261氏のタバサ可愛いすぎる!!
そして告白の記憶を消してないテファww
- 579 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 01:44:27 ID:bgeZs4M4
- いい流れだー。
納得いく新刊が出たおかげかな。
- 580 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 04:40:19 ID:HqRIDxID
- 12巻は良い起爆剤になったみたいだな。13巻は予定通りだと11月か?
それにしてもノボルはここの予想とは斜めに行くのが好きだな。まさかここで百合とはね・・・。
ルイズが両刀使いになりそうだし。”才人が”皆を手篭めするのではなく”ルイズ”が才人も含め
皆を手篭めにしそうだ。無論、ギーシュからモンモンもntr。モンモンは今回、媚薬のせいとはいえ
微妙にmっ気発動してたからな。ペチャって
- 581 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 05:45:53 ID:dwEFwKLx
- そんな展開はさすがにないわ
- 582 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 08:43:17 ID:3cPQK8BY
- 魔王はサイトなのか?ルイズなのか?
今後の展開に期待。
- 583 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 09:35:55 ID:qSGFDX5G
- >547
アン様スキーの俺には最高のご馳走ですた!
エロ薄くなんて考えないでこのままガンガン書いちゃってください!
で、次はシエシエなんてどーすかw
>558
キュル子かわいいよキュル子
つか、コルベール先生ステキ
このカップリングもラブラブでいいですなあ。GJ!
- 584 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 14:34:42 ID:rMrn59ZN
- 「あの…アニエス殿…これは…?」
研究室で正座をさせられているコルベールが目の前の女性に尋ねる。
「実は、とある友人に躾のコツを教わってな」
何故自分が正座をさせられているのかの答えとは言えない。
「いや、意味が分からないのだが」
「先日、貴様はこともあろうに学園の生徒を強姦したな」
コルベールはギクッっとした。
それをみたアニエスは鋭い目つきで睨みつける。
「よって、これからお前が二度とそのようなことをしないよう、躾けることにした」
「あれは違うんだ」
あれはキュルケが望んだことで、自分が望んでやったわけではない。
「言い訳は見苦しいぞ、炎蛇のコルベール」
アニエスは手にした鞭を一振りする。
コルベールの目の前の床にピシッっと鞭が打ちつけられた。
「と、ところで…友人というのはミス・ヴァリエールではないかね?」
アニエスの眉がわずかにピクリと動く。
コルベールはサイトからルイズが行ってきた暴力の数々をきかされていた。
つまり、相談者がルイズだとするなら、これから自分に行われる行為は
およそサイトが体験した仕打ちが行われていくのではないだろうか。
(サイトくん…この状況で、はじめてきみの苦労を真に理解できたよ)
遠い目をしながらコルベールはそう思った。
「服を脱げ」
「な、なぜ!?」
唐突な命令にコルベールは反射的に質問を返していた。
「どうやら、躾けの前に服を脱がせるのは礼儀らしい。
そうすることで、服を傷つける心配がないそうだ。
どこかの男は服を着させたままのほうが趣味のようだがな」
力ずくで目の前の女性を黙らせる選択肢もあった。
自分ならやれるだろうが、ここで抵抗すれば更に泥沼になりかねない。
(ああ、サイトくん…きみは、いつもこのような仕打ちを受けていたんだね…)
そんな風に同情を念をサイトにこめつつ、パンツ一枚となっていく。
「さて、次は…次…そう、次だ!」
「?」
パンツ一枚となったコルベールはまた正座を命じられてすわる。
すると、何故かアニエスは次の言葉を言うことに詰まりだす。
何を言おうとしているのか考えていると、意を決したのかアニエスは口を開いた。
「こ、こここ、これからお前は、わたしのことをご主人様と言うのだ!」
言い終えたアニエスは顔が真っ赤になる。
そこまで恥ずかしいのなら、言わなければいいのに。
しかし、おそらくこれもルイズのアドバイスなのだろう。
それを忠実に実行する彼女の生真面目さにコルベールは感心すらした。
- 585 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 14:35:51 ID:rMrn59ZN
- 「それでご主人様はこれからどうするのですかな?」
ご主人様と呼ばれた本人は、どんな表情をしていいのかわからず
結局怒りの表情で対応した。
「無論、お前が二度とあのようなことをしないように躾けるのだ!」
鞭がコルベールの身体に打ちつけられた。
「ぐっ」
苦痛にゆがむコルベールの表情をみたアニエスのなかに
不思議な高揚感がうまれる。
(なんだこの気持ちは…)
鞭を振るうたびにコルベールは苦痛の表情をつくる。
そのたびにアニエスはなにかとても抗いようのない快楽が襲ってきた。
「はぁはぁ…す、少しは相手が、どのような痛みを受けていたか理解できたか」
「そ、そうだね…これは流石にキツイ…」
コルベールは自分がキツイと言ったわけではない。
この痛みをキュルケが受けていたことに対してのものだ。
よくも自分から鞭で打たれたいとおもったものだと感心さえした。
「うっ…アニエス殿…なに…を…」
ふいに近づいてきたアニエスが、コルベールの鞭の傷を舐めだした。
「違う、ご主人様だ」
アニエスの目がどこかおかしい。
そう思いながら、されるがままに身をゆだねる。
「さて…」
アニエスが突如服を脱ぎだす。
「ま、待ちたまえ」
「黙れ、犬!」
ああ、自分は犬になっていたのか。女性は怖い生き物だ。
コルベールは目の前の暴君を見つめるしかなかった。
「その…ミス・ヴァリエールの部屋でなにか飲まなかったかね?」
「そんなところに寄った覚えはない。
が、立ち寄った場所で喉が渇いたので、近くにおいてあったコップの水を一杯飲んだ。
それの持ち主はえらく慌てていたな、水ごときで心の狭い奴だ」
ただの水で慌てるはずはない。
つまりそれはなんらかの魔法薬だったのだ。
「ここも躾けねばならんな」
「や、やめたまえ…」
一糸まとわぬすがたのアニエスが、コルベールの制止を無視してペニスを握った。
その後、顔を近づけていき、丹念になめ始める。
「ぺちゃ…あむっ、んむっ…」
「ぐっ」
まるでご馳走を味わっているかのようにアニエスはソレをむさぼり続ける。
「うっ」
コルベールは射精した。
精液がアニエスの顔を汚す。
「ダメな犬だ」
「あ、アニエス殿…」
アニエスは自分の割れ目を両手で開いてコルベールのペニスへとその身を沈めていく。
「待つんだ! いまのきみは魔法薬でおかしく…」
「この犬がっ、ご主人様に逆らうとは無礼な!」
そして更なる事態が扉からやってくる。
- 586 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 14:37:09 ID:rMrn59ZN
- 「ジャン、今夜もきちゃった♪」
扉を豪快にあけたキュルケは笑顔のままのその光景をみて凍りつく。
ちょうどコルベールとアニエスが繋がる一歩手前のシーンである。
アニエスも動きを止めて声のするほうへと振り返った。
「ミス・ツェルプストー。
これはだね、アニエス殿が魔法薬でおかしくなってしまってだね…」
「あら、なにも言い訳しなくてもいいのよ、ジャン。
あなたが魅力的な男性だって知ってるもの。
女性にもてるのだって、そりゃ当然よ」
キュルケは笑顔を崩さず、とてもとても優しい声で話しかける。
「いま、この犬に大事な躾けの最中だ。部外者は出て行ってもらおうか」
キュルケの眉がピクンっとはねた。
「ほんと、ミス・ヴァリエールが
なんであんなにサイトに嫉妬するのか理解できなかったのよね」
「さあ、扉を閉めて消えろ。邪魔をするな」
「でも、自分が同じ立場に立つと、ふーん、なるほどコレは我慢できないわね」
「このご主人様が、犬が二度と悪さをしないように躾けているのだ」
「へぇー、ご主人様なの…」
キュルケの顔から笑顔が消えた。
「わたしの…」
杖をかざず。
「やめたまえ、ミス・ツェルプストー…」
その目は微熱と呼ぶには相応しくないほど燃えたぎっていた。
「わたしのジャンに、なにしてんのよっ!」
研究所の壁が吹っ飛んだ。
「貴様、わたしの大事な任務を邪魔するのか!」
アニエスがキュルケに飛び掛る。
「任務ですって! 人の男を奪うのが任務なんて笑わせるわ」
そのまま取っ組み合いの喧嘩がはじまった。
「サイトくん…女性は怖い生き物だね」
コルベールは服を着ると、ため息をつきながら二人の仲裁に向かった。
- 587 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 14:38:19 ID:rMrn59ZN
- 「なあ、機嫌なおせよルイズ」
「アニエスが…アニエスがサイトの水を飲んじゃったんだもん!」
「たかがそんかことで、そんなに落ち込まなくても…」
というわけでアニエスが去ってから、ずっと毛布の中に入って機嫌が悪いルイズだった。
「なあ、シエスタもなんとか」
「くぅーくぅー」
「ありゃ、寝ちまってる」
いつの間にかシエスタはイスに座ったままテーブルを枕に眠りについていた。
サイトはシエスタを起こそうとしたが、なかなか起きない。
それは当然だった。
彼女は先ほどルイズが一服もった睡眠薬入りの水を飲んだのである。
そしてサイトに飲ませるはずであった媚薬入りの水は、アニエスが飲んでいってしまった。
「今夜は、いっぱいいっぱいする予定だったんだもん」
サイトは何かに気づいたのかルイズの前にやってくる。
「いやー、実にいさまらだけど気づいたことがあるんですよ、ご主人様」
「な、なにかしら」
内心ドキドキしながら返事をする。
「この犬、数日に一度欲望にまかせてご主人さまを襲っておりますです、はい」
「そうね、いい迷惑だわ」
ルイズの心臓が更に加速する。
「なぜかそのときに限って、シエスタは深い眠りに入って朝まで起きないのであります」
「へぇー、そうなんだ」
しばらく言葉をためてサイトが言った。
「お前、あの水になにか入れてたな」
「入れてないわ」
サイトは続ける。
「最近のお前さ、水を俺やシエスタのために用意するのおかしいだろ」
「別におかしくない」
サイトはため息をつく。
「そろそろ白状したらどうだ?」
「白状することなんてないもん! なら、身体にきいてみなさいよ!」
ルイズは毛布からガバッっとでて、サイトを睨みつける。
「では、ご主人様のご命令どおりにいたしますか」
「あむっ…」
サイトはキスをすると、そのままルイズをベットに押し倒す。
「言っとくけど、わたし貴族の誇りにかけても白状しないんだから。
絶対絶対、白状しないんだから。
だから…その…どんなことされたって、無駄なんだから…」
「じゃあ、朝までずっと身体に聞き続けないといけないよな」
「や、やれるものならやってみなさいよ」
そして二人は、一睡もせずに朝まで行為を続けたのであった。
- 588 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 14:41:58 ID:rMrn59ZN
- 昨日の宣言どおり仕事忙しいです。
ただし全体としては忙しかったんですが、わたし個人の仕事はなぜか逆に減ってしまい
その暇になった時間に書いてしまいました。
まあ、他の人に気づかれないように隠れながらすすめたので誤字脱字あったらすみません。
あと、その…エロくなくてすまん!
- 589 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 16:57:42 ID:cOfnbteS
- a
- 590 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 16:57:42 ID:j/NVD0uV
- >>588
書いてる職人にこういうのもなんだが
投下前に注意書きとタイトルくらいつけてくれないか?
- 591 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 17:10:51 ID:6E16nLiq
- >>588
GJ!
ルイズの可愛さに脱帽です><
- 592 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 17:14:26 ID:hi3sUDqm
- >>588
これはGJ!
次はコルキュルアニで3Pをだな
- 593 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 17:22:00 ID:DqVNcsZu
- >588
キュルコルにアニコル、いいですね。
直接エロがなくてもGJ!!
このあとはまさか三角関係?
続きに期待大!!
- 594 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/28(火) 22:00:02 ID:lCKvTwss
- さて、途中なんですがタバサ編いきますねー。
続きはまた後日っと
- 595 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/28(火) 22:01:17 ID:lCKvTwss
- シルフィードは、その日、森の中でお昼寝をしていた。
最近、学院の外の森で人間の姿で昼寝するのが、彼女のお気に入りだった。
この人の来ない森の中なら、ハダカでいても誰も文句はいわない。
竜の姿で昼寝してもいいのだが、なにせ竜の姿は場所をとる。
さらに、人の姿はいいこともあった。
丁度人の姿で寝転ぶと、ベッドになる大きさの岩があったのだ。
この上にハダカで寝ると、とっても涼しいのだ。
「ひゃっこいのね、キモチイイのね」
その日も、近くでかき集めた果物を手に、シルフィードはご満悦だった。
シルフィードが、とっておきのりんごにかぶりつこうとしたその時。
ぴゅいーっ。
シルフィードの耳に、聞き慣れた口笛の音が届いた。
それは、彼女の主人の呼び出し。シルフィードはこれに、応えねばならない。
「…なんなのねもう」
不機嫌にそう言い放ち、竜の姿に戻る。
ついでに、岩の脇に積んでおいた果物を一口で食べてしまう。
…やっぱり、竜の姿だと味気ないのね…。
最近は、人間の姿も悪くない、なんて思い始めていたシルフィードだった。
シルフィードが主人の下へ馳せ参じると、主人はたった一言だけ、こう言った。
「水着を買いに行く」
言ってひらり、とシルフィードの上に乗る。
お洒落なんて気にしないタバサがなんで水着なんか、とシルフィードは疑問に思ったが、背中の上で本を読み始めた主人に反論は無駄だと悟り、大人しく翼を羽ばたかせた。
タバサは、その背中の上で、本を読みながら、先ほどの才人との会話を反芻していた。
『な、シャルロット。一緒に泳ぎに行かない?』
『…どうして』
『いやさ、泳ぐのにいい場所があるんだよ。どう?』
『…二人で?』
『そ。二人で。どうする?』
『…………………いく』
二つ返事で了承したものの、一つ問題があった。
- 596 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/28(火) 22:02:31 ID:lCKvTwss
- タバサは、子供っぽい水着しか持っていなかったのだ。
ちなみに彼女は例の『誘惑の肌着』は水着として認識していない。そもそもあれはマジック・アイテムの一種だと彼女は認識していた。
そして彼女が水着購入に踏み切った決定的な理由が、今彼女が熟読している小説。
『素直になれない女主人・番外編〜夏だ祭りだ水着でワッショイ・愛は世界に巣食う〜』
女主人が執事に水浴びに誘われ、浮かれあがっていたところ、実は恋敵のメイドと女貴族の奸計によるものだったと判明。
急な水浴びで水着の用意できなかった女主人は、子供っぽい水着で恥をさらすハメになってしまう。
タバサは読みかけのその本をぱたん、と閉じて思う。
私は、こんな失敗はしない。
できるだけ大人っぽい、魅力的な水着を着て、サイトを誘惑するんだ。
そして。
『キレイだよ。シャルロット』
脳内補正200%の才人が、タバサの脳内で何故か満開のバラの花をバックに微笑んでいた。
タバサの顔が、その妄想にふにゃふにゃと崩れる。
「…おねーさまその顔キモイのね」
下から入った使い魔の突っ込みも聞こえないほど、タバサは頭の中の妄想劇に没頭していたのだった。
…ちなみに『素直になれない女主人・番外編』のそのあとの展開では、執事が女主人から視線を外していたのは、直視すると劣情に襲われそうになるのを自制していただけで、あとでそれを聞いた女主人はこれでもかというほどデレるのだが。
不幸にも、タバサはまだ、この物語をそこまで読んではいなかったのである。
そして、タバサは納得のいく水着を手に入れ。
次の日、才人とともに水浴びに出かけたのだった。
森の中を、才人の馬が進む。
その鞍の上には、才人の前にタバサがちょこん、と座っていた。
いつもの杖と、そして、小さな紙袋を持っている。中にはもちろん、昨日町で買ってきた水着が入っている。
才人は、シルフィードで行こうと提案したのだが、当然の如くその案は却下された。
シルフィードが一緒だと雰囲気がぶち壊しになるし。それに。
タバサは手綱を持つ才人の胸に頬を寄せる。
「お、おいシャルロット」
こうして、馬に揺られながらくっついていると。
まるで物語の中のお姫様と王子様のようで、タバサはなんだか嬉しくなるのだ。
なんだか迷惑そうな才人を見上げ、タバサは尋ねる。
「…イヤならやめる」
「い、イヤってわけじゃないけどさ」
才人の返答を聞くと、タバサはもう一度、才人の胸元に頬を寄せたのだった。
そして、馬は一時間もすると、目的地に着いた。
そこは、学院から少し離れた場所にある、森の奥。
丘の影の崖の、茂みを掻き分けると、ぽっかりと暗い洞窟が口を開ける。
才人が先導し、二人はその中に入っていく。
しばらく、真っ暗な洞穴を、ランプの明かりで照らしながら進んでいくと。
不意に視界が開け、青い光が目に飛び込んでくる。
- 597 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/28(火) 22:03:06 ID:lCKvTwss
- そこには、幻想的な光景が広がっていた。
青く光る岩肌に照らされ、透明な水面に反射する。
タバサはこの世の物とは思えない光景に思わず見入ってしまう。
「どう?キレイだろ」
才人にそう語りかけられるまで、タバサは青い洞窟の美しさに魅入っていた。
才人に語りかけられると、タバサはこくこくと頷き、そして、才人に笑顔を向ける。
「ありがとう…サイト」
嬉しそうに微笑むタバサを見て、才人はなんだかちょっと照れくさくなる。
才人はぽりぽりと頭を掻いて、応えた。
「いや、大したことはしてないよ。
ここだってたまたま見つけただけだし。
…んじゃ、早速泳ごうか」
言って才人はさっさと服を脱いで、トランクス一丁になる。
帰りはこのトランクスを脱いで、素肌の上にズボンを履いて帰るのだ。こういう時、男は便利だ。
しかしタバサは、それを見て少し赤くなり、言った。
「…向こう向いてて」
何度か裸を見られている間柄とはいえ、着替えを生で見られるのはなんだか恥ずかしい。
才人は言われるまま、タバサに背を向けた。
どんな水着をお披露目してくれるのか、わくわくしながら。
- 598 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/28(火) 22:04:04 ID:lCKvTwss
- 注目のタバサの水着は、CMのあと!
チャンネルはそのまま!(何
んじゃまた明日以降にーノシ
- 599 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 22:08:32 ID:1z3nARKo
- 一番槍で、GJ!
- 600 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 22:23:15 ID:rPq2CnIi
- >>せんたいさん
あああぁぁぁ続きが気になる!!!
他の人のも可愛いけど、やっぱりせんたいさんのシャルロットがいい!!いっそ本にして出してくれないかとつくづく思うわけです…
- 601 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:04:47 ID:eD5Jf/Vb
- 何故シエスタは少ないんだ。
いや、せんたいもかなりGJなんだがな。
- 602 名前:調教録の人:2007/08/28(火) 23:30:33 ID:lnD6SN0q
- どうも、前回は調教録なんぞを書いた者です。
新しいの書いたのでUPしにきました。
見てみると他の人のがいっぱいあるのでまとめて読みました。
やっぱり皆さん面白いですね。GJです。
>>549>>553>>583、声援ありがとー。
ただ・・・その・・・すみません、今回のUPはエロ薄どころかエロ抜きです。
というか、なんだかカオスなことになりました。↓
- 603 名前:調教録の人:2007/08/28(火) 23:31:18 ID:lnD6SN0q
- 「姫さまから呼ばれてるのよ。なぜかあんたも必ず同行するようにとわざわざ言われたわ」
朝食の席でルイズが言った。パンを豆のスープにひたしつつ、無表情でじーっと才人を見ながらである。
「ソウデスカ、ナンノ用ナンダロウネ」
才人はとりあえず心を仮死状態にして、肉切りナイフをキコキコと動かす。
「あんた、それで平静をたもってるつもり? とっくに肉は切れてるじゃない。
いつまで皿を切ってるのよ」
蛇ににらまれるガマよろしく、才人はだらだらと脂汗を流した。
そんな使い魔を見やって、ルイズは石化作用でもありそうな眼光をギラリと放った。
「あんたと姫さまが、ゆ、ゆ、許しがたくもその、なんというか、あろうことか、
いやもうほんと絞めたいというか、デ、デデデ、デキてるのは知ってるわよ。
まあ覚悟はしてたわ。この犬ときたら、ご主人さま兼恋人(まあそれはそのー仕方なくだかんね!)
がいるのに、あっちこっちへフラフラと落ちつき無いんだから……
メイドに手を出したのが皮切りだったわね? たしか」
「ま、待ってご主人さま! シエスタと姫さまだけです! 二人だけです!」
「一人でも浮気としては充分だろがァァァッ!
ふ、ふふふ、いけない、朝食は静かにがモットーなのに、
立ち上がってこの熱いスープパンを犬の喉に押しこむところだったわ……というかそれ、
わたしの許した(許してないけど我慢した)範囲では二人ってことよね?」
才人はすばやく「朝食ごちそうさまでした」と手を合わせた。
「待ちなさい、逃げなければ殺さないとは保証できないけど、いま逃げたら確実に殺すわよ。
さあ吐け全部吐け、隠すことがあればハラワタまで吐かせるわよ!
今度は誰!? どこかのハーフエルフ!? どこかの小さな王女!?」
「お願いルイズ待って! 話が当初から大きくずれていると思うノデス!
姫さまがボクタチに何の用なのでしょう!?」
「さあ何かしら。急に間男に会いたくなったのかしら。姫さまもあんがい物好きな性質だと
わたし知ったわ、ここしばらくで存分に」
(それだったら町に呼ぶんじゃねえかな)
サイトはそう思ったが、もちろん口には出さない。今、彼は生死の綱わたりをしているのである。自分から谷底にダイブしてどうする。
ルイズははぁはぁと肩で呼吸していたが、少し落ち着いたのか不機嫌そうに言った。
「今回はわたしよりあんたを呼んでるのよ、本当に。見せたいものがあるんだってさ」
- 604 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:32:17 ID:lnD6SN0q
- 王宮の執務室で待っていたアンリエッタは、ルイズと抱き合って親愛を示した後、
才人を見てうっすらと微笑んだ。
才人もなんとなく照れてニヤケた笑みを返すが、隣のルイズの体から
ドス黒い瘴気が噴出するのを感じて顔面を硬直させ、まじめ顔を作る。
アンリエッタは軽く会釈すると、説明した。
「急にお呼びたてしてすみません。見せたいものとは、実は東方の品なのです。
持ってきた商人がそう言ったのみで、実際はまだ確認しておりませんが、
たしかにハルキゲニアでは見ない意匠ですし、非常に珍しい魔法が感じられます」
「東方? それってロバ・アル・カリイエでしょうか?」
「いえ、はっきりはしないのです。ただエルフの地を通ってきたということは確かです。
サイト殿なら何かわかるかもと。異世界人とはいえ、ロバ・アル・カリイエ産の『緑茶』
というものを見知っておられましたし」
「なるほど、そういうことでしたら」
「こちらの箱です」
アンリエッタが差し出したぼろい木箱。
受けとって開けて一目見て、才人は考えこむ。ルイズが横から覗きこんできて、彼をつついた。
「どうなの? 何かわかった?」
「いや……その、そこはかとなく確かに慣れ親しんだ感じがあるというか、
なぜかこのまま閉めて捨てたほうがいいような予感がするというか……」
「? 言ってることがぜんぜんわかんないわよ」
アンリエッタが才人のそばにきて、ルイズと反対側の隣にならび、木箱の中のものを
のぞきこんだ。
「見てのとおり、なんだか見たことも無い材質で、犬のような形ですわ。顔が独特ですけど。
それに、背中にねじ巻きがついています」
女王陛下の発言を受け、ルイズがうなずいた。
「とりあえず巻いてみましょう。サイト」
「ああ、なぜか気がすすまねえんだけどな……」
巻いてみた。
- 605 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:33:26 ID:lnD6SN0q
- 突然、それはギギギィときしみながら動き出した。
「う、動……!? あ、この犬型アイテム、なんかしゃべりだしたわ!」
「まあ本当。サイト殿の剣デルフリンガーと似たような原理なのかしら」
(・∀・) < テラワロwwwww毛唐ドモwwwwwゴキゲンヨウwwwwwwwwwwww
「変な鳴き声ね。ww(ウェッウェッ)て下品な声が多いわ」
「意味のある言葉もあるみたいだけど、異国の言葉ね。なんて言ってるのかしら?」
ルイズとアンリエッタが首をかしげた。才人は蒼白な顔で首をふった。
「い、いえ知らなくて別にいいというか……」
「え、サイトにはわかるの? なら翻訳しなさいよね」
(・∀・) < wwww問題ナイwwww今翻訳機能ヲONニシタwwwwwww
「あ、聞こえるようになりましたわ」
「すごいわ! これが東方の魔法?」
「誰だ!? 余計な機能をつけた奴は!」
(・∀・) < www魔法ノ犬型カラクリ人形『愛慕・びっぱ型』トイウwww開発者ノ名ハ祖煮井ダwwwwww
「捨てよう! こいつ色々と危ない!」
「そんな乱暴な。なにが問題なの?」
(・∀・) < wwwソコノ小僧www頭ノ悪ソウナ顔シテルナwwwww
「んだとテメェ!」
才人は渾身の力でその物体の首を絞めにかかった。
(・∀・) < ウェッウェッウエッ無駄無駄無駄www衝撃吸収機能、耐水機能、耐火機能、ソノ他完備ww煮テモ焼イテモ叩イテモ壊セナイwwwコレゾ東洋ノ叡智ノ粋ww開発費ハ占メテ五十三万両ナリwwwww払ッテミルカ貧乏人wwww
「くっ、本当に余計な機能と無駄な金をつぎこみやがって! 開発者の深刻な悪意を感じる!」
(・∀・) < wwwソコノ小僧www頭ノ悪イ顔ダナwwww
「くおおおおおおおッ!」
「落ち着きなさいよサイト。心配しなくても最初から、誰もあんたの顔に知性を期待してたわけじゃないから」
「そ、そうだよなすまんルイズ。ちょっと取り乱したっつーか……え? 待って?
今の微塵もフォローになってなくない!? 姫さま! なんか言って!」
「あ、あの、ええと……サイト殿は、騎士として求められる高潔な魂と勇気を持っていると思います」
「ありがとうございます、でも知性には言及しないんですね!?」
- 606 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:34:24 ID:lnD6SN0q
- と、その物体が矛先を変えた。
(・∀・) < wwwソコノ桃色髪www女ダヨナ?
「あによ。見てわかんないの? わたしはレディよ」
(・∀・) < プゲラwww胸無イノデ見テモワカラナカッタヨwwwwwwwウェッウェッ
物も言わず突進しようとするルイズを、サイトが抑える。
「無駄だって! 相手するだけ無駄だって! 蹴っても殴っても壊せないんだから!」
「そそそそれが本当かどうか確かめてやろうじゃないぃぃッ! うわぁぁん放せ!」
「胸の大きさにこだわらなくたっていいだろ!?」
「それはアレ!? さっきのお返し!? 『大きな胸なんて今さらお前に期待してねーよ、へっ』てこと!?」
「曲解だ!」
(・∀・) < ソウトモ桃髪娘、他人ノ言葉ヲ曲解シテハイクナイwww我ガ生誕ノ地デハ、小サナ胸ハ〈ひんぬー〉ト言ワレテ女性ノ〈究極ノ美シサ〉ノしんぼるダッタ……自信ヲ持テ
「え? ……ほ、ほんと?」
( ゚д゚)、 < ペッ 簡単ニ釣レヤガッテ面白クネェ 信ジンナBAァァァァKA りりーすシテヤッカラ消エナ雑魚wwwww大キク育テヨwwウェッウェッ
ルイズは杖をふりかざして詠唱を始めた。
「ルイズ落ち着いてルイズ! ここは王宮よ!」
「放してください姫さま! たとえ王宮半壊の罪に問われようとも、こいつだけは爆殺せずにおれません!
虚無にも耐えられるかどうか見てやろうじゃないのおおぉォッ!」
「過激なことはやめて、お願い! お願いだから!」
- 607 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:37:12 ID:lnD6SN0q
- (・∀・) < オイソコノ胸ガチャントアル女wwチョット来イww
「え、わたくし? ちょっと待って。ル、ルイズ、お願いだからくれぐれも
過激な行為は慎んで、ね?」
暴れるルイズを受けとめた才人が、渋い顔でアンリエッタに声をかけた。
「姫さま、あれ多分、おちょくることに特化した悪質な存在ですよ。まともに相手したら駄目です」
「心配ないわ、わたくしとて悪意に打たれ弱い女ではありませんもの」
え? そうなの? という才人とルイズの意外そうな視線を受けて、女王陛下はすっと
背筋をのばし、胸をはって言った。
「宮廷の社交界という場所は、けっして善意に満ちたところではありません。
品位というオブラートに包んで、他者の失敗、欠点をあざ笑う者たちには事欠きません。
陰湿な陰口や誹謗のたぐいをわたくしは恐れません。心配は無用です」
そういうとアンリエッタはしずしずと妙な物体の前に出ていき、優雅に一礼した。
ルイズが感嘆をこめて、「やっぱり姫さまは立派よねぇ」とため息をついた。
才人のほうは「……まあ、見とこうか」と慎重である。
「遠いところからよくぞわが国に参られました。わたくしはこの国の女王です。
あなたは東方の生まれなのですね? 差し支えなければ、どのようにして
遠い故国からこの国に至ったのか聞かせていただけないでしょうか?」
(・∀・) < 最初ハ、生マレタ島国カラ隣ノ大陸国ニ、親善ノ証トシテ送ラレタンダガ、ソコノ皇帝トキタラ『上ル国ノ王カラ、没ナ国ノ王ニ挨拶シテヤル。チャオ☆元気?』ッテ伝言ノ大意ヲ伝エタダケデ激怒シヤガッテサア……売リ払ワレタノヨwwwwwかるしうむガ足リテネエ奴ダッタwwww
アンリエッタは「まあ、やはり数奇な運命だったんですね」と述べるに留めた。
- 608 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:40:02 ID:lnD6SN0q
- フムフムとその物体は考えるように頭をぐるりと回してから、
(・∀・) < アンタ男イル?
「え? え、えぇっと……ちょっと唐突な質問ですね……」
もじもじして顔を赤らめるアンリエッタ。
ちなみに後ろではなぜかルイズが才人の足をぐりぐりと踏みにじっている。
(・∀・) < 東方デ『傾国』ッテ言葉ガアッテサァ、一国ノ王ガ女ニ溺レテ国ヲ傾ケル……ソンナ美貌ノ女ノコトヲ指ス単語ダwwwトコロデ、アンタ見ルトコロ傾国ノ相ダナ
アンリエッタは頬に手を当てて穏やかに微笑んだ。美貌を褒められることは多いので、儀礼上の返しには慣れている。
「まあ、褒めてくださってありがとうございます」
( ゚д゚)、 < ペッ ナニ先走ッテンノ? コノ場合ハ、アンタガ『異性デ国ヲ傾ケル』たいぷノ女王ッポイ顔ダトイウツモリダッタンデスガ……自意識過剰ハケーンwwwwwwww
さすがに絶句するアンリエッタ。
その後ろで、二人がささやいている。
(あー……まぁ、姫さまが男で国を傾けるタイプってのはそうかもしれないわ)
(ルイズお前、前より姫さまに容赦なくなったなぁ……ところで、いくら姫さまのよく知る
社交界が、陰湿な悪意に満ちた場所だからって、最低限、オブラートでも『品位』があるんだろ?
アレにそういうのを期待すると泣きを見ると思うんだが……)
- 609 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:40:55 ID:lnD6SN0q
- 十分経過。
あげ足取りとこじつけから生まれる嘲笑と罵倒の嵐が止まない。
(……気丈だわ姫さま、まだかろうじて笑顔よ)
(ばか、もっとよく見ろ、肩が震えているし手はドレスのスカート握りしめて白くなってるし、
顔色が極端に悪くなっている。今にも『かはっ』て感じで血を吐きそうだ)
ついにアンリエッタは青ざめた表情でぷるぷる震えつつ、つぶやいた。
「……この物体は東方からの手のこんだ宣戦布告なのかしら?」
(・∀・) < プハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ涙目涙目wwwwwwwウェッウェッウェッ
「ひ、姫さまどうか落ち着いてください! 一番過激な方向に話が飛んでいます!」
「待った待ったマジに! 大遠征とかやったら今度こそトリステインやばいと思うから!」
即刻その物体は箱に詰めもどされ、厳重に封印された。
ゼンマイが切れていないのでがこがこ木箱の中で暴れている。
それを横目で見ながら、ようやく落ちついたアンリエッタがため息をついた。
「砂漠の商人が、エルフから二束三文で買ったそうですが、
そのエルフが厄介払いしたのは間違いありません。わたくしのところに持ってきた商人もね。
……われわれはどうやってこれを厄介払いするか、今となってはそれだけが問題です」
完。反省はしている。色々と。
- 610 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:43:49 ID:lnD6SN0q
- いやどうも、アホな話のっけてすみません。
次はまたエロエロ路線に戻るか、ちょっとラブコメな話にします。
だから許して。
- 611 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:51:46 ID:qSGFDX5G
- アホだwwwwwww
かなり笑った。
エロでもラブでもいいから待ってるぜー
- 612 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:55:54 ID:NB/5Oii9
- >>610
笑わせてもらったww
プハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
涙目涙目wwwwwwwウェッウェッウェッ
∩___∩ ∩___∩
♪ | ノ ⌒ ⌒ヽヨヨ __ _,, -ー ,, ヨヨ / ⌒ ⌒ 丶|
/ (●) (●) ヨヨ (/ "つ`..,: ヨヨ (●) (●) 丶 自意識過剰ハケーン
| ( _●_) ミ :/ :::::i:. ミ (_●_ ) | wwwwwwww
___ 彡 |∪| ミ :i ─::!,, ミ、 |∪| 、彡____
ヽ___ ヽノ、`\ ヽ.....::::::::: ::::ij(_::● / ヽノ ___/
/ /ヽ < r " .r ミノ~. 〉 /\ 丶
/ /  ̄ :|::| アン リ ::| :::i ゚。  ̄♪ \ 丶
/ / ♪ :|::| エッタ :::::| :::|: \ 丶
(_ ⌒丶... :` | :::::| :::|: /⌒ ._)
| /ヽ }. :.,' :::( ::} } ヘ /
し )). ::i `.-‐" J´((
ソ ヨヨヨヨ ソ ヨヨヨヨ
- 613 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/28(火) 23:57:32 ID:0c4Uj3qz
- 『熊ー・びっぱ型』か
- 614 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 00:08:08 ID:ZMS6Lhxh
- これはムカツクww
GJ。
- 615 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 00:47:28 ID:XjodY2CT
- >>590
すみません、不慣れなもので。
これからは気をつけます。
- 616 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 00:48:33 ID:dv+EEB6u
- うぜええええwwww これは新しいw
- 617 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 03:37:08 ID:Lm7s0tKI
- GJwwwwww
これはシャルやテファやアニverも見てみたいwwwwww
とりあえずアニエスはブチ切れ確定
- 618 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 07:20:31 ID:WJT7cIy7
- >>610
朝から、笑かすなwww.こんなんも良いなぁ。
- 619 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 07:56:25 ID:RonAzk9C
- きっと鳥骨が間違えて箱空けてブチギレ、怒りのあまり城の外に投げ捨てて被害が広がって行くに違いない
なんにせよGJ!
- 620 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 11:00:09 ID:EWra14SL
- >>610
GJ!
ひと笑いさせていただきました。たまにならこういうのも、ね
- 621 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 16:00:10 ID:lYYx2woq
- なんか妙な夢をみた
ゲーム版の現代編みたいな設定でアニエスとデートしてるんだよ
買い物に付き合うついでかなんかで
でもアニエス、ハルケギニアから連れてきたみたいにいろんなもんを珍しがってるんだよな
で、屋台みたいなところで飯食ってんだけど、隣に座らずにイス一個あけて座ってるんだ
なんでそんな離れてるんだって聞くと
「そこにはルイズがいるんじゃないか」
なんて言うんだよ、だから
「でもせめてデザートくらいは隣で食べようよ」
って言ったら、観念して隣に座ってきたところで目が覚めた
……書いてて俺キメェって思ってしまった
続きを見てしまいそうだからがんばって起きてよう……
- 622 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 16:10:22 ID:/sAt7YzF
- >>621
ちょっとその設定を使わせてもらいたいような・・・
- 623 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 16:44:40 ID:yMDfRGq6
- >>622
さあ、早く書くんだ。
できればシエスタのも。
- 624 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 22:50:22 ID:/sAt7YzF
- >>623
途中まで書いたのがフリーズしておじゃんに('A`)ノ
もうしばしお待ちを。
といっても、出来は全くよくないですorz
ゲーム版やったことも見た事もないですしw
- 625 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:05:06 ID:xHdrf3YV
- 10巻まで読んでみたんだが・・・
コルベールに惚れた
- 626 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:13:03 ID:e+7mYokI
- さて、タバサ編の残り、いくよー。
>>595 からの続きですー。
- 627 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:14:09 ID:e+7mYokI
- 「…終わった」
タバサの声に才人は期待を胸に振り向く。
やっぱアレっすか!すくぅる水着っすか!びば夏!びばお子様体型!
しかし振り向いた才人の目に映ったタバサの水着は、彼の予想していたモノとは違っていた。
それは、真っ白なセパレート。
薄い胸をぴっちりと覆う飾り気のない白いチューブトップに、腰ギリギリに紐のかかった小さな白いローライズ。
待て!待て待て待て!貧乳っ子はワンピースだろう!フリルいっぱいかもしくはモノトーンのシンプルな!
しかし心の中で王道を叫んだ才人の煩悩を、タバサの次の行動が打ち砕いた。
「…似合ってない…?」
眉をしかめて見つめる才人の前で。
タバサは。
くるり、と半分回って見せた。
顔だけを才人に向け、背中を晒して軽く脚と手を広げて立つ。
すると。
上のチューブトップの布は背中まで回っておらず、細い白い紐を何度かクロスさせて留めているものだとわかった。
そして。
前から見るとただ前を隠すだけだった白いローライズは。
タバサの可愛いお尻を半分だけ覆い隠し、その谷間を半分以上露出させていた。
……なんという……っ!なんという小悪魔チックな……っ!
イイネ!セパレートもイイネ!流行のエロカワってやつっすか!
「…一言だけ言わせてくれ」
才人はふるふると震え、俯きながら、そう言った。
「…何?」
タバサは何を言うつもりなんだろう、と才人の言葉に耳を傾ける。
才人は満面の笑顔をタバサに向け、親指をびっ、と立てて言った。
「シャルロット、最高!」
その言葉に、思わず耳まで真っ赤になり、俯いてしまうタバサ。
…い、いきなり最高だなんて。さ、サイトってば…!
「あ、ありがとう…」
俯きながらそう応えるのが精一杯だった。
意思に反して崩落を起こすみっともない顔を見せないように、タバサは俯いたままになってしまう。
結局タバサが才人の方を向いたのは、そのどうしようもないニヤニヤが納まってからだった。
- 628 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:14:59 ID:e+7mYokI
- 「じゃ、早速泳ごうぜ」
そう言って才人は、ざばざばとクロールで豪快に泳ぎだす。
少し奥まで行ったところで、才人が岸を振り返ると。
タバサは、腰まで浸かる程度の場所で、足を止めていた。
「どしたの?」
才人はタバサが泳ぎに来ないのを不審に思い、彼女の傍へ戻ってくる。
タバサは言おうかいうまいか少し悩んだが、正直に話すことにした。
「私…上手に泳げない」
少しの距離なら泳ぐことはできたが、今の才人のように、速く長い距離を泳ぐことはできなかった。
水浴びの経験はあるものの、内陸で育ったタバサは、泳いだ経験は少なかったのだった。
だったら、と才人は考える。
「じゃ、俺が泳ぎ教えてあげるよ。ほら」
言って差し出される才人の手。
水浴びを嫌がっているわけではないので、水が苦手と言うわけではなさそうだ。
タバサは少し考えたが、すぐにその手を握った。
「…じゃあ、教えて」
「うん」
才人はそのままタバサの手を引き、タバサの足がギリギリつく深さの場所まで、タバサを誘導する。
そこまで来ると、才人は改めてタバサの両手を握り、そして言った。
「じゃ、足離して。浮いてみて」
タバサは言われるまま湖の底から足を離し、体を浮かせる。
才人はそのまま浮いたタバサに指示を出す。
「そのまま、足をバタバタさせてみて」
タバサは言われたとおりにするが、変に力が入って、腰から下が沈んでしまう。
なるほど、と才人は思った。
「力が入りすぎ。もっと力抜いて。こういうふうに」
言いながら、左手だけでタバサの両腕を支えると、右手をタバサのおなかに当てて、腰を浮かせた。
才人の手の感覚に、思わずタバサの喉から声が滑り出る。
「ひゃんっ」
「身体浮かせるカンジで。そのまま足をぶらぶらさせるカンジでやってみて」
しかし才人には聞こえていなかったらしい。
タバサは軽く赤くなって頷くと、バタ足を始めた。
今度は綺麗に身体が浮き、才人の腕にタバサの推進力が伝わってきた。
「上手上手。じゃ、今度は手を使ってみようか。さっき俺がやってたみたいに、力抜いてしてみて」
才人はタバサの腕を開放し、今度は両手でタバサを支える。
さっきの、サイトみたいに…。
タバサは先ほど才人がしていたように、軽く脱力させた腕を交互に回転させる。
綺麗なクロールの形だった。
さすがシャルロット、しっかり観察してんな。
才人は次のステップに進むことにした。
- 629 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:15:54 ID:e+7mYokI
- 「んじゃ、あとは息継ぎかな。やり方、見てた?」
「…腕を回すタイミングに合わせて、顔を上げる…」
「そうそう。やってみて」
タバサは先ほどの才人を思い出しながら、腕を回し、そして息を継ぐ。
うん、もう大丈夫かな。
才人はタバサの身体を支えていた手をそっと放す。
すると、タバサは綺麗なフォームのクロールで、水面を進み始めた。
しばらく進んだ後、タバサは自分で進んでいる事に気付き、背のつきそうなところまで泳いで、一度そこに立つ。
そして、離れた場所にいる才人に言った。
「…ありがとう」
その顔は嬉しそうに綻び、歳相応の少女の顔をしていた。
泳げるようになった事が嬉しかったのか、それからしばらく、タバサは夢中になって泳いでいた。
しかし、そんな彼女の身体に、異変が訪れる。
急に、身体が重くなったのだ。足がつったとか、そういう感覚ではない。
すぐに才人が異変に気付き、タバサを抱えて岸に戻る。
その身体は、氷のように冷え切っていた。
地底湖の水は思いのほか冷たく、身体の小さなタバサは、一時間もしないうちに身体の芯まで冷え切ってしまったのだ。
才人の方は、それなりの身体をしているので、タバサほど冷え切ってはいない。
かたかたと肩を震わせるタバサを、才人は水際で優しく抱き締める。
「大丈夫か?シャルロット」
「うん…へいき」
そう応えるタバサだったが、その唇は青ざめていて、とても平気には見えない。
才人はすぐさま、タバサを暖めるべく行動に移る。
タバサの細い顎を指でつまむと、その唇を奪ったのだ。
そして、舌で唇を割り開き、タバサの口内を犯す。
いきなりな行動に思わず面食らったタバサだったが、唇から伝わってくる温かさに、才人の意図を汲み取る。
…あっためて、くれるんだ…。
そしてタバサは、もっと才人の温もりを得るために、才人の首に手を回し、凹凸の少ない身体を密着させ、そして温かい才人の口内に舌を差し込む。
お互いの唾液を嚥下しあい、唇の温もりを交換し、二人はしばらく、抱き合った。
タバサの唇が元の桜色を取り戻し始めた頃、ようやく二人は唇を離した。
二人の唇の間に、白く濁った唾液の糸が走る。それは、岩肌から零れる青い光を反射して、薄青く光っていた。
「…もう、平気?」
才人はそう尋ねるが、タバサは応えない。
タバサは黙ったまま、才人の首筋に顔を埋め、彼の首にぎゅう、っと抱きつく。
そして、耳元で囁いた。
- 630 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:16:32 ID:e+7mYokI
- 「まだ、寒いから…。
…いっぱい、あっためて…」
そしてそのまま、才人の耳を甘噛みする。
しょ、しょーがねえなあ…。
などと心の中では言ってみるものの、才人の方もかなり出来上がっていた。
才人は空いた右手で、タバサの半分露出したお尻を撫で回す。
「あんっ…」
その刺激に、タバサの喉から牝の鳴き声が漏れる。
才人はその隙に、もう一度タバサの唇を奪う。
声も漏れぬほど唇を密着させ、二人の舌がもう一度絡み合い、お互いの体温を交換する。
タバサは淫らに身体を才人に擦り付け、才人から体温を奪っていく。
才人はタバサの半分はみ出たお尻を撫で回し、その小さな布の隙間に指を滑り込ませる。
ぬる…。
その股間は、湖の水ではない、粘液質の液体で溢れていた。
才人は準備はできてるな、と判断すると。
指でタバサの水着をずらし、既に完全に屹立している己の雄をそこに押し当てる。
タバサの身体がぴくん!と震え、そして。
タバサは押し当てられる才人のそれを、自ら腰を動かして、ずぶずぶと飲み込んでゆく。
才人は、その感覚に違和感を覚えた。
タバサの中は、異常なほど冷たかった。
「こんなに…冷えてたんだな」
言って才人は、もう一度優しく、タバサを抱き締める。
タバサはそんな才人をじっと見つめて、言った。
「…うん。だから。
温めて。アナタの、熱いので、いっぱい…」
言って、身体中で、才人をぎゅっと抱き締めた。
- 631 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:17:17 ID:e+7mYokI
- 「悪かったなシャルロット。涼むつもりだったのに、身体冷やしちまって」
岸近くの水辺で重なって、二人は暖をとっていた。
洞窟の中とはいえ、空気は暖かく、こうして身体を重ねて水から身体を出していれば、先ほどのように冷えてしまうことはない。
タバサは、すまなさそうに謝る才人の首筋に頭を預けながら、応える。
「気にしてない。それより」
言いながら、才人の首筋につつつ、と指を這わせ、熱い視線を才人に送る。
「暑かったら、私に言って欲しい」
「なんで?」
魔法で涼しくしてくれんのかな、と思った才人だったが、タバサの回答はそれの斜め上を行っていた。
「身体冷やして、冷ましてあげるから…」
ぶは、と才人は噴出す。
たしかに、さっきの冷えたタバサの身体は、ひんやりとして気持ちよかった。
でも。
「そ、そんなのしたら、シャルロットがつらいだろ?」
しかし、タバサの反撃はさらに続く。
「サイトが、暖めてくれるから平気」
言って、ごろにゃんと言いそうな勢いで才人に抱きつく。
そんな言葉と態度に才人は、再び元気になってしまう。
「…あ」
「わ、悪ぃ、また立っちまった」
慌ててソレを収めようとする才人の手を、タバサが遮る。
そして、悩ましい声で、続けた。
「もう一回、温めて欲しい…」
「しゃ、シャルロット…」
- 632 名前:涼しい夏のすごし方/タバサのばあい ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:17:52 ID:e+7mYokI
- 「あー、サイトにおねえさま!こんなとこでなにしてるの?」
そこに人間の姿のシルフィードが現れた。
実はシルフィードが昼寝に使っている岩場はこのすぐ近くで、才人の馬を見つけたシルフィードは、二人の匂いをたどってこの洞窟を見つけたのだ。
そして、突然の闖入者に、才人の一物は一気にしぼむ。
タバサは水から上がると、畳んであった服の上に乗せてある眼鏡を着け、杖を手に取る。
「あれ?あれれ?どしたのおねえさま?」
タバサはゆぅらりゆらりと幽鬼のようにシルフィードに近寄ると、ドスの効いた声で言った。
「ねえシルフィ」
呑気なシルフィードは、タバサの変化に気付いていない。
主人の問いかけに、間抜けに答える。
「なぁにおねえさま?」
「三枚に卸されるのと、細切れになるの、どっちがいい?」
言ってタバサは杖を振りかざす。
その先端から、エア・カッターの魔法が飛ぶ。
「ちょ、おねえさま冗談になってないのねー!」
エア・カッターを避けながら、シルフィードは逃げ出す。
結局。
ぼっこぼこにされたシルフィードは、三日間ゴハン抜きの罰を食らったそうな。
「理不尽なのねー!シルフィ無実なのねー!」〜fin
- 633 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/29(水) 23:19:46 ID:e+7mYokI
- いじょ。泳ぎの描写ウザいですね。
タバサが泳げるかどうかの描写が本編にないんでまた捏造。
どんだけー。
んじゃルイズ編はマタ後日ノシ
- 634 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:20:53 ID:/sAt7YzF
- >>633
GJです。
今日中のうpが微妙に・・・('A`)rz申し訳ない
- 635 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:29:46 ID:mP8J/AwL
- まったくへんたいさんはなんてものを投下するんだ
それにしてもシルフィかわいそす
- 636 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/29(水) 23:33:26 ID:rGqpvIJ3
- GJ!!シルフィが可哀想すぎるww
泳ぎの描写も気にならなかったし。あえていうなら平泳ぎの方が実用的、かつエロk(ry
- 637 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:14:42 ID:rJDK5Hl+
- 以前に みんなで日本に帰って珍道中 みたいな話を読んだんだけど
作品名が分らなくて困ってる
途中までしか読んでいなかったから探してるんだが
- 638 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:26:42 ID:S9SglSQW
- >>633
GJ!!!やっぱりせんたいさんのシャルロット…カワイイッ!!そしてシルフィww
ところで質問なんですが、せんたいさんのシャルロットってどれも8巻以前の内容ですよね?9巻以降の内容では書かないんですか?
- 639 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:30:49 ID:S9SglSQW
- >>638追記
すみませんorz今確認してきたら寧ろ9巻以降でしたね
スカロンに掘られてきますorz
- 640 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:38:49 ID:rIl6vd06
- >>624
>>623
良いぜ。
基本的に書く奴に対してはマンセーしてるから。
- 641 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:40:04 ID:rIl6vd06
- >>624
>>623だ。
良いぜ。
基本的に書く奴に対してはマンセーしてるから。
- 642 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 00:48:57 ID:Rr5sLiG6
- >>633
水中で「身体冷えちゃった」シチュならば、当然にお腹冷やしちゃっての水中放尿プレイが
あるかと思ってましたが。
- 643 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 04:55:28 ID:AbRc0aju
- >>633GJ!!!エロ過ぎ!このへんたい!
そしてそんなへんたいさんが大好きでつ。
>>642シャルは昔へんたいさんにお漏らしさせられたから、そこら辺は注意してるんだよwww
(いや寧ろ放尿プレイか)
- 644 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 06:01:27 ID:t+oK2pg2
- >>633 GJ!
せんさいさんのシャルロットが好きだぁ
ルイズにwktkして待ってます!
- 645 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 14:44:36 ID:hl/VIAAH
- >>637
その質問には答えられない
という答えで解ってもらえると助かる
- 646 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 17:43:21 ID:+ZP6Z3ej
- ところで誰か保管庫に前スレの過去ログを……。
- 647 名前:ボルボX:2007/08/30(木) 20:10:21 ID:ZfJ4iefm
- 調教録の人です。ハンドル名乗ってみることにしました。名前欄のとおり。
それはともかく、ガチエロ書いてきたよーん。
・・・ええと、まあ、とりあえずUP。↓
- 648 名前:女王様調教録・陵辱版二章・1:2007/08/30(木) 20:11:47 ID:ZfJ4iefm
- 真夜中。
城の一室。レンガ造りの炉に火が入れられ、それが唯一の室内の明かり。
どろりと濃厚に、淫靡な甘い香りがたちこめた部屋。
温度と湿度が高く、熱帯花でも咲いているのかと思うその空気は、吸いこんだだけでくらくらとする。
切れ切れに聞こえるかすかな声は、熱病に冒された患者のような。
ミョズニトニルンことシェフィールドは、部屋に入ると後ろ手に扉をしめ、声をかけた。
「アンリエッタ様、素直になっていただけましたか?」
応えたのは、情欲の猛毒に浸されたような、甘く苦しげなかすかなあえぎ声だった。
「……ぅ……ぁ……」
「あーあ、辛そうですねぇ。いったい何時間ですか――昼からですから、
ああ、もうかれこれ十二時間もいけないまま、とろとろと子宮を煮こまれ続けているわけですね。
でも、あなたが悪いのですよ? いつものように我が主と可愛がってあげたら、イった後で
『このようなことはもう嫌です』と寝言を言いだすから、
わざわざ絶頂できないようにしてあげましたのよ。
あの魔法の拘束椅子……形を変えて今は肉ベッドでしょうか? が、このような使い方もできるとは思っておりませんでしたか?」
アンリエッタは、全裸に首輪しかつけられておらず、背中の後ろにまわされた腕を、
茶色の革紐で縛られている。
その革紐は、汗を吸って黒く変色していた。
炉の火の赤い光に照らされる少女の美しい肢体は、茹だったように桃色に染められ、
おぞましい官能で汗まみれになって息たえだえに喘いでいる。
- 649 名前:女王様調教録・陵辱版二章・2:2007/08/30(木) 20:12:27 ID:ZfJ4iefm
- 姿勢としては、後ろ手に拘束され、うつぶせに肉ベッドの上に這わされて、
交尾するメス犬のように尻を高く上げるような形。
唯一、首から先だけは自由に動かせた。
ただしベッドはアンリエッタの体勢にあわせて部分的に盛り上がっており、体重を支えてうまく分散させ、
その姿勢を長時間とること自体には肉体的苦痛がないようにはからってある。
その脚は付け根から、魔法の椅子のぐねぐねと形を変える生きた肉の中にのみこまれており、
否応なしに椅子と密着する体の前面とともに、時折ぞわぞわと舐めしゃぶられている。
股間は悲惨だった。恥部全体にべっとりと、肉ベッドから伸びた薄くひらべったい触手が、
舌のように密着している。
アヌスにはボールを何個もつなげたような形の触手が深くまで入っている。
しかも、その二種類の触手は、ごくごくかすかに振動しているようだった。
アンリエッタは、嬌声をしぼりとられる卑猥なオブジェのようになっていた。
「うふふ、いかがです? いかせないように細心の注意を払って責めてくれるでしょう?
子宮責めが好きなアンリエッタ様のために、いままで使わなかったオマ○コのほうまで
みっちりと満たしてあげましたからね。
でも、処女膜は破っておりませんから……安心して堪能してくださいな」
- 650 名前:女王様調教録・陵辱版二章・3:2007/08/30(木) 20:13:10 ID:ZfJ4iefm
- シェフィールドの言うとおり、アンリエッタはこれまでの淫惨な調教の日々にもかかわらず、まだ処女だった。
今となっては、処女膜だけは残されているといったほうが正しい。
まさに今、奥の奥、子宮内部まで触手に侵入されているのだから。
「処女膜には穴が開いているのですよ。その舌のような触手は、クリトリスや膣前庭を愛撫すると同時に、
密着している側からごく細いひものような触手をさらに伸ばして、
その処女膜の穴からあなたの胎内に入り、そこでとぐろを巻いてみっちりあなたの奥、
子宮口までの膣道はもちろん、子宮内部にまで詰まったわけです。
ついでに言うと、もちろん振動しますよ……
お尻に突っこまれて、裏側から赤ちゃんの部屋をブルブルされるのが好きだったでしょう?
今日は直接いじめてさしあげようかと思ったのですよ」
「ぁ……ぁぁ……悪魔ぁ……」
「あら、ずいぶんな言いようですわね? 何度もチャンスをあげたではありませんか。
最初の一時間くらいのときに素直になればよかったのです。
『今日のメニューを受けますからいかせてください』とね。
意地をはるから、さらに二時間放置してさしあげたわけですが、
茹でられるエビのように真っ赤に染まった体をはねさせて泣いていたくせに、あなた土壇場で強がりますから……
今度は三時間、計して六時間放置してさしあげたわけです。
そのときはほとんど理性が飛んでたはずですけどね。やっぱり迷っておられる姿を見ると、
もう少し『下ごしらえ』に時間をかけたほうがよいかと思い直しまして……
まあ、さらに六時間、計十二時間放置したのはちょっとやりすぎたかもしれませんわ」
- 651 名前:女王様調教録・陵辱版二章・4:2007/08/30(木) 20:13:51 ID:ZfJ4iefm
- 「……ぅ……ちがぅぅ……おねがひ、ちゃんとしましたのにぃ……」
「あら、前回のときですか? ごめんなさいね、聞きもらしたようだわ。それで確認するけど、ちゃんとお願いして、当初の予定だった今日のメニューを受けられます? まあ、いやなら今度はさらに十二時間、明日の昼まで放置しますけど」
「……てっ! ……かせてっ、なんでも受けますからぁっ! おねがいだからいかせてぇっ!
もっといつもみたいにはげしくして、ぐちゃぐちゃにひてくださいぃっ!
これ以上こんなのされたら、わたくひ気がくるいまひゅぅぅ……」
「まあ、気は狂うかもしれませんね。体のほうは、その首輪をつけているかぎり大丈夫だと思いますけど。
その首輪もマジック・アイテムですよ。あなたの水系統の魔力を直接、治癒魔法に
勝手に変換するようにしてあります。装着した人の魔力が尽きないかぎり、
半永久に肉体を癒し続けてくれますよ。
だから、こうしてあなたの体力をあまり気にせず長時間なぶってさしあげられるわけです。
それはともかく、ちゃんと受けることに同意しましたね?」
「します……ぅぅ……なんでも……」
「よろしい。今日は……といってももう真夜中ですし、わが主も寝てしまいました。
が、あなたの調教はこの私によろしく任されております。
今夜はお口の技を磨いてもらいますからね。
ドアの外の男ども、入ってきなさい」
城に住む馬丁や召使たちが三十人ほど、大挙して部屋に入ってきた。
以前にアンリエッタのアヌスを犯すという幸運にめぐまれた者たちの一部である。
一様に下卑た興奮の表情を浮かべ、股間をふくらませていた。
- 652 名前:女王様調教録・陵辱版二章・5:2007/08/30(木) 20:14:27 ID:ZfJ4iefm
- 「そのまま、この男たちに口だけで奉仕して、子種を出させてやりなさい。
この者らはあなたのお尻の味が忘れられなくて、前回から自慰もせず、町で女を買うこともなく、
次の手伝える機会を待って溜めていたそうですよ。
たっぷり濃いのを出してくれますからね、うれしいでしょう?
それで、あなたが彼らから、牛の乳を搾るように白いものを搾り出してあげれば、ちゃんとあなたもご褒美にいかせてあげますよ。
一回の射精につき、一回ずつの絶頂をあげます。
いいですか、一回出させるにつき、一回ずつですからね。これは動かせません」
アンリエッタは熱病にかかったような表情であえぎ、うなずいた。
完全に自分の肉体が、自分のものではなくなっている。その手綱は他人に握られていて、
快楽を完全にコントロールされ、絶頂をエサとして走らされている。
その屈辱さえ、今はどうでもよかった。
自分からせがむように、薄桃色の可憐な舌を伸ばして、目の前に突きだされた男の肉棒
を口に含む。
強烈な男の臭いと味に、完全に脳裏が麻痺し、アンリエッタははしたなく
ちゅうちゅうと先走りの汁を吸引した。
と、長く溜めていたことと、アンリエッタの淫らな拘束姿を見たことで
すでに限界だったらしいその男は、うめいていきなり射精した。
プチプチと、噛めるほど濃厚な白濁を舌の上にぶちまけられる。
それはたちまち口内を満たし、アンリエッタは目を白黒させた。
- 653 名前:女王様調教録・陵辱版二章・6:2007/08/30(木) 20:15:08 ID:ZfJ4iefm
- 「あら、いきなりなのね。じゃあ女王様、まず一回目は、膣と子宮を中からブルブル
してあげますからね。この肉椅子はわたしと感覚を共有してますからね、どこを責めているかもわかりますし、わたしの思い通りに動くんですよ」
シェフィールドの言葉とともに突然、強烈な黒い快感の波が下腹部からかけのぼってきた。
「………………?!!! ………………〜〜!! ………………ッ、」
アンリエッタはぷしゃ、と何かが漏れる音をどこかで聞いた。
口の中に溜まった液体を、気がつくとこくんこくんと飲み下していた。
「ああ、いきながらごっくんできたわね。えらいえらい。
あらやだ、そんなに気持ちよかったの? 女王様、あなたおしっこ漏らしてるわよ。
まあ無理ないか、十二時間ごしだからね。
はい、一回目は終わりね」
「はあ…………あ…………ぁ…………」
まだ下腹部がビクビク痙攣していた。犬のようにでろりと口からはみでて
垂れ下がった舌の先から、唾液と精液が混じったものがとろっと垂れた。
「休んでいる暇なんてありませんよ。男たちがみんな満足するまで、射精させ続けなさい。
微弱な振動は続けますからね、すぐに欲しくなりますよ。
はい、さっさと次の男を搾ってください」
シェフィールドにうながされ、アンリエッタはのろのろと頭をもたげて次の男のものを
口にふくんだ。
- 654 名前:女王様調教録・陵辱版二章・7:2007/08/30(木) 20:15:51 ID:ZfJ4iefm
- 夜は更けてゆく。
「四人目ですね。じゃ、今度はお豆ちゃんでイキましょうか。包皮を剥いて隅々まで舐めてさしあげましょう。
ぬるぬるして気持ちいいでしょう? ああ、そんな早くいっちゃって」
「九人目。お尻とオマ○コの間の壁をぐりぐりしてあげますね。
あら、また失禁ですか? こらえ性がないですね。そうだ、そのうちその穴でいかせてあげますよ」
「十四人目。じゃあ、変わったところで、その大きなおっぱいでいってみます?
この三十回、一つもまったく同じ責めで絶頂はさせませんよ。
そこまで煮詰められた体だったら、ちょっと時間かければ大丈夫です。
ほら、おっぱいも肉ベッドの肉で包んであげます。
……時間はかからなさそうですね。
え? いくのはもういい?
何言ってるんですか、ちゃんと一回搾るごとに一回ずつ、これは譲れないといったでしょ?」
「十九人目。さっそくですが、約束どおりおしっこの穴を、非常に細い触手でいじめてあげます。
なんですか、痛みは極力無いように優しくしてあげてるでしょう? 泣かないでくださいよ。
ほら、クリトリスの裏側の部分を丹念に掻かれるとやっぱりそんな声を出すじゃないですか。
あら? 触手抜いたとたん、お潮吹いたわ」
「二十五人目。こらこらそこの男、待ちきれないからって自分でしごいて女王様に
かけたんじゃ、お口特訓の意味がないじゃない。ああ、二人もいっぺんに出しちゃって……
しょうがないですねえ、二人分ということでカウントしてあげます。
お尻をぐぽぐぽしながらお豆を、今度は猫の舌のようなざらざらした触手舌で
擦り切れるほど舐めてあげましょう。
またお潮ですか? 本当にお尻と牝ちんちん一緒に責められると弱いですね。
だめですよ、二人分なんですから、もう一回そのままいっちゃってください」
- 655 名前:女王様調教録・陵辱版二章・8:2007/08/30(木) 20:16:43 ID:ZfJ4iefm
- ついに最後の男が、アンリエッタの弱弱しくからめる舌の上に激しい射精を行う。
男たちの多くはアンリエッタに自分のものを飲下すことを要求したが、
途中からはもうアンリエッタは飲み干せなくなっていた。
結果として、だらしなく舌のはみでた口からどろどろと白い液体が床にこぼれおちていく。
数人かはぶっかけるほうを好んだため、アンリエッタの全身は、汗と白い液体で薄闇の中、淫靡にぬめり光っている。
アンリエッタは青臭い精臭に包まれ、へたりこんでいた。猛烈な絶頂を二十九回経験したのである。
とっくに腰は抜けていた。肉ベッドに支えられているため、姿勢の維持にはあまり関係ないが。
げほげほと精液でむせこんだ瞬間、お尻と膣の両方から子宮を振動させられ、
「ひぃっ」と歯を食いしばり、三十回目の絶頂に脳裏をすりつぶされる。
それがようやく止むと、アンリエッタは息たえだえに哀願した。
「……ぁひ……ぁ……おわりまひ、たぁ……」
「どう? いやってほど絶頂を堪能したでしょ?」
「…………しまひたぁ……もぉ、いくのはいりまひぇんから……わたくひを、ここからおろしへぇ………」
「何言ってるの? 今ので一巡目よ」
その言葉に蒼白になり、アンリエッタは顔を上げて周囲を見た。
三十人の男たちの全員が、肉棒をそそり立たせている。
「そりゃそうでしょ? 一人一回ずつしか出してないんだもの。まだまだできるに決まってるじゃない」
「ぃ、いやれす、いやぁ! もうムリ、もうできないからぁ!」
- 656 名前:女王様調教録・陵辱版二章・9:2007/08/30(木) 20:17:40 ID:ZfJ4iefm
- 「でも、『彼らが満足するまで』とわたしは言わなかった? あなた、もう口で出来ないっていうの?」
「おねがひっ、むりなんです……うっ……えっく、ひっ……く……」
童女のように泣き出したアンリエッタに、シェフィールドはやれやれ降参とばかりに
手をあげてほほえんだ。
「わかったわよ、お口もそろそろ慣れたと思うし、今夜『覚えること』はこれでおしまいってことにしてあげるわ。
お礼がききたいわねぇ」
「……あ、ありがとうございまひ………………ひぁああああああぁぁっっ!!!!?」
アンリエッタの気息奄々の礼の途中で、そのアヌスに付きこまれていた数珠形の触手を、
シェフィールドが一気にずるりっとひきぬいた。
そして、剥いた桃のように水気に満ちてぬめる尻の双丘をぴしゃぴしゃと叩いて、男たちに言い放つ。
「あとは前みたいに、この子のお尻の穴を存分に利用していいわ。
時間をかけてやわらかくほぐした、極上の肉よ」
アンリエッタは口をぱくぱくと開けて呆けていた。
「な……なにを………言って………?」
「だって、この者たちがかわいそうでしょう? たった一回だけで終わりなんて、ねえ。
あなた、お口は使いたくないんでしょう?
いやらしいそのお尻で下々の欲求を満たしておあげなさい。見ててあげるからがんばってね」
「いや……うそ……うそです…………」
「信じたくなくても、もう遅いわよ。みんな待ってるんだから。
ちゃぁんと一本搾るごとのお礼に、一回いかせてあげるからね……最初に言ったとおり。
あ、お尻の穴で肉棒をしゃぶって、勝手にあなたがいく分とは別よ、コレ。
じゃあ始めて」
- 657 名前:女王様調教録・陵辱版二章・10:2007/08/30(木) 20:18:24 ID:ZfJ4iefm
- 「とめてぇ! おねがいだからぁ! お尻もぉ嫌ぁ、あああああっ、ひんっ、
動かされるとイク、イクから! や、やだっ、中にださないれっ、いくっ、いくっ!
ひぁ? おなかの中ぶるぶるしなひれっ、やぁぁっ! またいくっ!
な、なんで新しひのをっ、やめて、重ねていってるんれすっ、殿方のいりまひぇんっ!
おひりに入ってこないれっ、グチュグチュしないれっ!
やすませてっ! 少しでいいからやすまひぇてくらひゃいましっ!」
血を吐くような声で、アンリエッタが肢体を揉みしぼる。
楽しげにそれを見やりつつ、シェフィールドは水差しを持って部屋を出て行った。
戻ってきたころには、男たちは二順目の半ばだった。
手をあげて、いったん中断させる。
「はーっ! はっ! はーっ! はー……はーっ……」
過呼吸気味のアンリエッタの頭のほうに回ると、水差しを口に当ててやる。
「ほら、いろいろと体液を出しすぎて脱水症状でしょう。いくら治癒作用のある首輪があってもね。
水を用意しましたから、飲んでくださいな」
「はーっ……ぁぁぁ……ん、ごく、ごくっ……
ぁぁ……おねがひぃ……もお、ゆるひてくらさいまし……ほんろぉに……いっそ……ころひてぇ……」
「あら、なんでわたしがあなたを殺さなければならないの? こんな可愛いあなたを。
ほら頑張ってくださいね、まだお尻でしごかなきゃならないモノがいっぱい待ってるから。
ときどきはお水を飲ませてあげますからね」
- 658 名前:女王様調教録・陵辱版二章・11:2007/08/30(木) 20:19:06 ID:ZfJ4iefm
- 「いくぅ、ん、あ、ん゙ん゙ん゙っ! ひっ、ここからおろひてぇ、トリステインに帰らせへぇっ!
だれかたひゅけてぇっ! ひいいい゙い゙っ!!! やだぁまたっ、またぁ!
なんれっ、なんでぇっ、いつもならとっくに気を失えてりゅのにぃ!
ああああああっ、ひ、ぎっ、またでてるっ、おひりの奥で殿方のがびゅくびゅく出ておりますっ、
おなかブルブルくるっ、ひっ、き、きたぁ、ころひてっ、ほんろにころひてぇっ、あああああああああーっ!!!
やだぁ! だからブルブルされひぇるときに入れないれくらさいっ、おかひくなる、わたくひおかひくなるぅぅ!」
突き出した尻をかかえられ、アヌスを延々と犯されて泣き叫んでいるアンリエッタから少しはなれたところで、シェフィールドが水差しをふった。
「まあ、首輪の作用もあるんだろうけどね。この水、芥子とかの植物成分を抽出した興奮剤入りだもの。強烈な覚醒作用があるのよね」
- 659 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 20:19:09 ID:06gypShK
- しえん
- 660 名前:女王様調教録・陵辱版二章・12:2007/08/30(木) 20:19:53 ID:ZfJ4iefm
- 夜が明けた。
シェフィールドは最後の男が部屋から出て行くのを見届けると、あくびを一つして肉ベッドに近寄った。
「若いのに偉いわねぇ女王様、ほんとに全部受け止められましたね。
……うわぁ後ろから見るとすごく卑猥、お尻の穴がぽっかりと開きっぱなしで、精液がどろどろ流れ出していますよ」
アンリエッタの美しい尻は、今や完全に白濁でパックされていた。
「……………………ぁ…………ぁ…………」
「すごい沢山、子種を詰め込まれましたね……ほら、出してあげます」
シェフィールドはその開いた、くすんだピンク色の女肛に触れる。人差し指と中指をそろえて、くちゅくちゅと丹念に愛撫する。
動物の赤子に排泄をうながすような優しさ。
うつろな瞳で頭をたれていたアンリエッタが、びくん、と体をふるわせた。
「…………おねが……もう、やめ…………」
「おや、あれだけ叫んでいたから喉が枯れたかと思いましたよ。
ええ、今回はこれで本当にやめてあげます……その前に白いものを出してしまいなさい。
ぷっ、なんて卑猥なお尻ですか?
白濁を少しずつ噴きだしながらクチャクチャ開いて、
わたしの指をおいしそうにほおばって、咀嚼していますよ。
殿方が夢中になるわけですね……
あ、奥からいっぱい出てきましたよ」
「……………………ィくぅ…………」
「はい、これで終わりですよ。
本物のベッドでゆっくり休ませてあげますから、夢も見ないほどぐっすり寝てくださいね。
でも、起きたらまた遊びましょうね?」
完。 ('A`) ヤリスギタ
- 661 名前:ボルボX:2007/08/30(木) 20:22:49 ID:ZfJ4iefm
- どうも。書いてる最中はノリノリなんですが、書き終えてから罪悪感が……
かなりハードな内容かと思うので、合わない人にはごめんなさい。
すまんアン陛下。次はラブエロでいじめるから(ぉ
- 662 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 20:28:09 ID:a0jkx2tw
- 陵辱系は苦手だのぅ…
ラブエロに期待
- 663 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 21:08:50 ID:xGX+dSA7
- すみません。自分もこういうの苦手でスルーしました…
次のラブエロ楽しみに待ってます。
- 664 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 21:34:45 ID:jp690NsZ
- 乙。俺は逆にこういうの大好きだわ
というかもっとハードでもry
- 665 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 21:43:26 ID:QVb+8/GY
- >661
調教キタコレ
あんたすげえよ
もっとノリノリになってヨシ
俺が許す
鬼畜系大好きなのでまたよろしく
待ってるぜ
- 666 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 21:43:32 ID:FBUzgNSi
- 陵辱には陵辱の、ラブエロにはラブエロの良さがある。
で、何が言いたいかと言うと・・・乙!GJ!
- 667 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:07:38 ID:kbvE2j7o
- つか苦手だからって、わざわざレスすんな。
ちょっとしたマナー位守れよ。
- 668 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:08:54 ID:ZTSW5/Vc
- マナーの問題じゃなくて感想くらい言って良いだろう
- 669 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/30(木) 23:10:26 ID:f4lcb+BH
- なんかアン様もの読んでたら電波きちゃった。
だもんで一気に書けたぶんだけ投下ー。
続きはまた今度でー。
- 670 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:11:06 ID:kbvE2j7o
- 感想じゃ無いし。
- 671 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/30(木) 23:11:23 ID:f4lcb+BH
- この格納庫を作って、本当によかったと思う。
才人は、トリステイン王家の印が入った封蝋のされた封書を手に、そう思った。
不定期にやってくる、王家から自分宛の封書は、この格納庫の自分用に作った箱に入れるよう、門衛に頼んでおいた。
そのお陰で、ルイズに封書を見られる心配もない。
まあ、王家から騎士に宛てた封書を無断で開封することは実際には重罪に値するのだが、彼の主人にそんな理屈は通じない。
実際、彼宛の封書の中身は、彼女の主人が一見しようものなら、鬼神のごとく怒り狂うであろう内容ばかりだった。
その封書を開き、才人は文書を読む。
その文書は決まって、こう始まっていた。
『愛しい我が騎士へ』
これだけでも既に死刑確定だが、その続きは更にとんでもない。
『この間はお世話になりました。貴方の教えはいつもとてもためになります。
殿方はああいうので喜ばれるのですね。今度はもっとしっかり致したいと思います。期待していてくださいましね』
普通に読めば、才人が女王に何かを教授しているのだと思うだけなのだが。
女王と才人の関係を知る者が読めば、才人が女王を調教しているのだとあっさりばれるだろう。
『そういえば、『アン』もあなたに逢いたがっています。また機会があれば、いずれ。
あの子はいたずら好きですから、また不意打ちで逢いに行くかもしれませんけれど』
またか、と才人はため息をつく。
この不意打ちで、何度死にそうな目に逢った事か…。
予定外の自分の失踪はすなわち、ルイズの捜索開始を意味する。
するってえと、コトの現場を押さえられる可能性も高いわけで…。
まさか。
…ひょっとしてアン、わざとやってないか…?
一抹の不安を抱えながら、才人は続きを読む。
『それで、次の『お稽古』の日取りなのですが』
キタ。『お稽古』キタ。
それが、才人と女王の、密会の符牒であった。
『明後日、昼の鐘のあと、王宮の東の塔にいらしてくださいまし。
いつまでも、お待ちいたしております。 あなたのアンリエッタより』
アンリエッタの署名のあとには、押印の代わりにルージュのキスマークが付けられていた。
…こんなもんルイズに見つかったら、マジで俺死ぬな。
才人はそう思いながら、その封書に火をつけ、燃やしてしまった。
- 672 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/30(木) 23:12:10 ID:f4lcb+BH
- そして日は沈み、再び昇る。
いよいよその日がやってきた。
才人はあらかじめ、ルイズに、アニエスに稽古をつけてもらいにいくのだと説明しておいた。
実は場合によってはアニエスも『稽古』に参加する場合もあるのだが。
幸いな事に、アニエスとの関係はまだルイズに感知されていなかった。
才人は手紙のとおりに、王宮へ出向き、東の塔へと向かう。
普段は使われないというその塔の裏へ回る。そして、硬く閉ざされたその扉の前には。
目深にフードを被って、人相がわからないように変装した、アンリエッタ女王がいた。
「あ、お待ちしていましたサイト様♪」
アンリエッタは才人が視界に入るや否や、駆け寄って才人の腕を抱える。
女王の豊満な胸が、これでもかと才人の腕に押し付けられる。
「あの、姫さま、当たってるんですけど…」
「もちろん、わざとしていますわ。サイト様、おっぱいがお好きですものね」
毎度の事だが、アンリエッタはこのやり取りがしたくて仕方ないらしい。
それに毎回付き合う才人も、人がいいと言うかなんというか。
アンリエッタはにこにこしながら、才人を塔の中へ誘う。
普段誰も使わないというその塔の中は埃っぽく、薄暗い。
そんな塔の中を、下へ下へと進んでいく。
その道中、アンリエッタはにこにこ笑顔で才人に言う。
「今日は、一つ試したいことがありますの」
また何か企んでるのか、と才人は思ったが、それは表に出さず、アンリエッタに尋ねる。
「何を試すんですか?」
また新しい媚薬か?それともまたなんかエロいテクニックでも身につけてきたか?
しかし、アンリエッタは。
「それは、お部屋に着くまでヒミツです♪」
そう言ってはぐらかした。
まあ、部屋に着いたら分かるし、そんなタイヘンな事でもないだろ。
そう思って、才人はそれ以上アンリエッタに質問するのをやめた。
そして、すぐに階段は行き止まり、『稽古』に使う地下室に辿り着いた。
才人がその扉を開こうとした瞬間。
きしんだ音をたてて、扉は勝手に開いた。
アンリエッタの魔法ではない。第一、彼女は今杖を手にしていない。
その扉の裏側には。
「いらっしゃいませ、サイトさん♪」
黒い短髪を短いポニーテールにまとめ、白いワイシャツに黒いズボン姿の、『アン』がいた。
「え?」
才人の隣には、確かにアンリエッタがいる。
ということは…。
- 673 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/30(木) 23:13:25 ID:f4lcb+BH
- 「この二人のうち、どちらかが本物で、どちらかがスキルニルですわ、サイト様」
言って、今まで隣にいたアンリエッタがマントを脱ぎ、ドレス姿で『アン』の隣に立つ。
続いて、アンリエッタが言った。
「今日は、貴方の私への忠誠心と」
そしてアンが言葉を継ぐ。
「貴方の、私への愛情を、試したいと思います」
そして二人で同時に言った。
「「どちらが本物か、当ててくださいまし」」
才人は、またムチャな、とか思ったが。
とりあえず、言っておくべき事を言っておく事にした。
「じゃ、ちゃんと本物を見抜いたら、何かご褒美くれます?」
アンとアンリエッタは、その言葉にお互い顔を見合わせて。
才人の方を向くと、にっこり笑って言った。
「忠誠には、報いる所がなくてはなりません」
「サイト様の忠誠と愛が証明されたならば、何でも言う事を聞いて差し上げますわ」
言い切った二人に、才人は言い返す。
「二言は、ありませんね?」
「はい」「はい」
よーし確約は取った。
才人にはもちろん勝算があった。
以前の『お稽古』で分かった事だが。
アンリエッタは、どMである。
特に、焦らしに弱く、焦らされるとすぐ折れる。
この弱点を突けば、どちらが本物か、すぐに分かるだろう。
見とれよこの淫乱女王、必ず化けの皮剥いだるからな!
才人は、妙なヤル気に燃えていた。
- 674 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:13:55 ID:ZS1z5xRN
- >>661
GJ
息子が暴れて仕方ないので、早く次をお願いします
- 675 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/30(木) 23:15:14 ID:f4lcb+BH
- さあ、才人は無事、本物のアンリエッタを見抜く事ができるのか!
それとも見抜けずに、芯まで搾り取られてしまうのか!
次回に乞う、ご期待!
んじゃまたねーノシ
- 676 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:39:46 ID:1ABEm3j+
- せんたいさんGJwwww
しばらくスレを離れてたらしん作がたくさんw
所で今日やっと12巻を読めたんだがタバサの幽霊嫌いって公式であった?
ずっとこのスレオリジナルだと思ってたんだがまさか…ねえ?
- 677 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:44:05 ID:gfWkLgEd
- 原作2巻のキャラ紹介の時からタバサの幽霊苦手設定はあります。
>>675
ほんとこのアン様は良い意味で駄目だな,サイトもだけどw
GJ期待してます
- 678 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:47:09 ID:KN7p2S0L
- >>675
GJ!です。たしかにアン様受け属性
せんたいさんがどんな味付けで料理するのか期待であります
- 679 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:49:27 ID:vt9MWQWy
- GJ!
間違いなくこの国滅ぶwww
しかし純愛と陵辱はどのスレでも共存可能だと思うぜ!とゆうか純愛好きが多数で陵辱は出て行け!って言い始めると
絶対過疎スレになるから仲良く共存しようぜ?おれの好きなスレ2つがこの争いで超過疎ってるからな・・・orz
- 680 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/30(木) 23:52:30 ID:dDdGs8gn
- そんなタイヘンな事でもないかもしれないけど
きっとヘンタイな事になりそうな
へんたいさん……じゃなかった、せんたいさんに期待
- 681 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:51:10 ID:hR7lh2ET
- アン様祭りだなあー。
俺もアン様でなんか書くかな…
>661
調教スキーの俺には最高のご馳走だぜ!
続きも当然あるよね?楽しみに待ってる!
>675
どっちに転んでもサイトおいしすぎw
GJ!
- 682 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 00:56:20 ID:L/C6/YEn
- GJですせんたいさん☆
- 683 名前:588:2007/08/31(金) 01:08:33 ID:FxsN43qS
- みんなすごいエロいのばかりですね。
開き直ってここはあえてエロくないのでいってみることに。
- 684 名前:コインに隠された真実:2007/08/31(金) 01:10:44 ID:FxsN43qS
- 「それで、サイトの従者になりたいから、わたしの許可がほしいと」
ルイズは目の前の自分よりも小さい少女、タバサを睨む。
いきなり部屋にきたタバサは、これまたいきなりそんなことを言いだした。
「だめ?」
「ダメに決まってるでしょ!」
「そう」
何日か前に起こった水精霊騎士隊と空中装甲騎士団との喧嘩で
サイトは女性からの評価が暴落した。
ルイズは密かにそのことをとても喜んでいた。
ライバルが減った、これはとてもよい結果だった。
なのにいま目の前には、最も恐れている相手のひとりがいる。
しかもなんと自らサイトの従者になると言ってきているのだ。
これはまずい! なんといってもタバサは小さい女の子なのだ。
そう、自分の唯一の武器である『小さい女の子』と見事にかぶる。
「そういうことだから早く帰ってちょうだい」
ここでいままで黙っていたサイトが口を出してくる。
「まあ、別にいいじゃないか」
「サイトは黙ってて!」
「タバサの話だと、困ったことがあったら助けるとか
その程度だっていうし、いいんじゃね」
ルイズは「人の気も知らないで…」と、ワナワナと身体をふるわせた。
「それにいまだって、字の勉強教えてもらってるし
従者になってもならなくても、あんまかわんねーしさ」
「いまなんつった!」
「ん、だからかわんねーしって」
「違う」
そこでサイトはハッと自分のミスに気づいた。
「ふ〜ん、そうなんだ。
まだ、タバサに字を教えてもらってたんだ〜」
「あ、いや…図書館にいくと、よくタバサがいるからさ…
それで教えてくれるって言うから、ひとりでするよりも効率いいだろ」
必死に弁解する。
「図書館で毎日…ででで、デートしてたんだ」
すでに妄想が混じり、こちらの話はきこえていない。
サイトは「あー、この前の怪我がやっと完治したのに…」と思いながら
すぐ襲ってくるであろうお仕置きを覚悟した。
ルイズが怒りにまかせて杖を振りかざして叫ぶ。
「なら、いっそタバサの部屋で寝泊りすればいいじゃない!」
ルイズにとっては痛恨のミスであった。
「なら、今日からサイトはわたしの部屋で寝泊りさせる」
「へ?」
「はい?」
ふたりはタバサを注目する。
「いま『なら、いっそタバサの部屋で寝泊りすればいいじゃない!』と
言ったから、そうすることにする」
「ち、違うの。今のは、なんていうか…ほら、その…」
しかしタバサの行動は迅速だった。
ルイズが返答に困っているなか、サイトの手をとってすぐさま部屋をでていく。
「あ、ま…」
右手を扉へと向けるがバタンと閉じる音がして、部屋に自分ひとりだけとり残される。
「あれ…あれ…?」
この急展開に頭が混乱し、ルイズはその場で座り込んで呆然となる。
それは洗濯を終えたシエスタが戻ってくるまで続いた。
- 685 名前:コインに隠された真実:2007/08/31(金) 01:12:09 ID:FxsN43qS
- 「つまり…サイトさんをとられちゃったと」
戻ってきたシエスタは、扉をあけると床で座り込むルイズをみつけ
事情をきくなり彼女を叱りだした。
「だって…だって…」
オロオロするルイズの両肩に手をおいてシエスタは言った。
「かならず今日中にサイトさんをここに連れ戻しますよ」
「ど、どうして今日中なの?」
さすがに今日「やっぱりサイト返してください」と言いにいくのは
どうかと思うルイズだったが、シエスタの次の言葉で事態の深刻さを理解した。
「サイトさんはどこで寝るんですか?」
まさか床で寝かせるなんてことはないだろう。
するとタバサと同じベットで寝るのは必然。
ルイズの顔から血の気がひいていく。
「それだけじゃないんですよ」
「そ、それだけじゃないの…」
これ以上なにがあるのだろう、ルイズには想像もできない。
「ミス・タバサのベットを見たことがありますが…」
「うん…」
「あのベットはシングルなんです」
「だ、だから…?」
まだ気づかないルイズにシエスタが苛立ちながらも答える。
「つまりシングルベットでふたり寝ると、そりゃもう…とっても密着しちゃうんですよ!」
「はうっ…」
ルイズはヨロヨロと後ずさりしてベットへ倒れこむ。
「し、シエスタどうしよう」
それからふたりはサイト奪還作戦に花を咲かせたのであった。
- 686 名前:コインに隠された真実:2007/08/31(金) 01:14:07 ID:FxsN43qS
- 「殺風景な部屋でごめん」
「いや、そんなことないぜ」
タバサの部屋は本棚がある以外は、必要最低限のものしか置かれていない。
「好きな場所に座って」
サイトはとりあえずベットに腰掛ける。
で、サイトは気づく。
「タバサ…この部屋ってベットこれだけだよね…」
「うん」
「それで俺はどこへ寝ることになるのでしょうか?」
「ここ」
タバサはサイトを指差す。正確にはサイトが座っているベットを。
「で、でもふたりで寝るには窮屈じゃないかな?
俺、床で寝ようか? 慣れてるし」
タバサは首を横に振るとサイトにベットへ横になるように促す。
サイトが横になるとタバサもベットに横になった。
「大丈夫、ふたり寝れる」
たしかに大丈夫である。
しかしサイトは「俺は大丈夫なのか?」と別の心配をかかえる。
みごとにタバサと密着している。
(この状態で一晩耐えられるのか俺は…否、無理だ!)
即決で結論を導き出す。
(タバサには悪いけど隙をみてコッソリかえるか)
タバサはティファニアとは対を成す禁断の果実である。
もし彼女に手を出せばルイズがどんなに怒り狂うか。
ティファニアに手を出せば「やっぱり大きい胸がいいんだ」と怒る。
タバサに手を出せば「自分よりも小さい子に!」と怒るだろう。
だが目の前に一緒に横になるタバサをみると、どうしようもない気分になった。
なんか今すぐに襲いたくなってくる。
(俺の理性よ、いまこそ奮いたて!)
「サイト」
(はうっ…無理です…ごめんなさい…)
タバサの純真無垢な瞳で見つめられたサイトはついに彼女を抱きしめてしまう。
「あ…」
「た、タバサ…」
そのとき、サイトの服からコインがひとつ床に落ちてチャリーンとなる。
それは先日買い物をしたときのお釣りのお金であった。
- 687 名前:コインに隠された真実:2007/08/31(金) 01:15:37 ID:FxsN43qS
- ルイズとシエスタはタバサの部屋の前にやってきた。
結局のところ、とにかく現地行ったほうがいいという結論に達したからだ。
ルイズとシエスタはタバサの部屋の扉に聞き耳をたてる。
それを目撃した女生徒たちから不審な目を向けられたが
ふたりは全力で無視して中の様子に集中した。
『へへっ、どうだ? 思ったよりも楽しいだろ』
『うん』
どうやら中ではなにかが行われているようである。
『やっぱりタバサなら素質あると思ったよ。もうこんなに上手くなってさ』
『サイトの教え方が上手だから』
ルイズとシエスタが顔を見合わせる。
「な、なにの素質があると言ってるんでしょうか?」
「し、知らないわよ」
ふたりは顔を赤くする。
『うっ、た、たんま…タバサ許してくれ! そこをせめられたら俺…』
『ダメ、これで終わり』
『はぁ〜』
サイトはなんとも切なげにため息をつく。
『しかし、続けて五回はさすがに疲れたな』
『もう一回』
『げ、元気だなタバサ…そんなに気に入ったのかコレが?』
『うん、大好き』
扉の前のふたりは限界が近づいていた。
「ごごご、五回ですって! なにが五回なのよ!」
「それにミス・タバサはまだまだ元気だそうですよ。
しかもおねだりまでしちゃって…なにがそんなに気に入ったんでしょうね!」
ルイズの目に嫉妬の炎が宿る。
シエスタも突撃体制を整える。
次の瞬間、ふたりは扉を蹴飛ばして中へと突入した。
「サイト! あんたタバサ相手になにをしてるのよ!」
「サイトさん酷いです! わたしというものがありながら、きゃ」
シエスタの言葉が気に入らなかったルイズはシエスタの足を払って転ばす。
「なに…やってんだお前ら」
サイトとタバサがこちらをみている。
ふたりは床に座っていた。もちろん服もきちんと着ている。
「あれ…」
「な、なにもしていませんでしたね…」
床に座るふたりの間には一枚の紙とコインが何枚か置かれているだけだった。
「あんたたちなにしてたの?」
「オセロしてたんだ」
「オセロ?」
「そっ、俺の国のゲームさ」
そういうとサイトはオセロのルールを教えだした。
「ふーん、交互にコインを置いて、両端を挟むことでひっくりかえせるのね」
「わー、なんか面白そうですね」
ルイズとシエスタはオセロにすっかり夢中になる。
「これから早速部屋に戻って勝負よ!」
「お、おい…」
「わたしとも勝負してくださいね、サイトさん♪」
サイトはルイズとシエスタに引っ張られて部屋の出口へと引きずられていく。
「タバサ、また今度な」
「はい」
タバサはサイトに向かって笑顔をつくり手を振る。
結局は一晩どころか数時間しかサイトと一緒にいられなかったが
タバサはとても満足した気分に包まれていた。
- 688 名前:コインに隠された真実:2007/08/31(金) 01:17:02 ID:FxsN43qS
- ひとりとなった部屋でタバサは床に置かれた紙とコインと拾い上げた。
その後ベットの前にやってくると、じっと一点を見つめ続ける。
そこにはタバサが『女』となった証の真っ赤な血のシミが残されていた。
手で首筋に触れる。
そこにはサイトにつけられたキスマークがあった。
「シーツかえなきゃ」
タバサはそうつぶやくとベットに倒れこむ。
「でも…今日だけはこのまま寝よう」
ベットに残ったサイトの温もりに抱かれてタバサは眠りについた。
- 689 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 01:19:33 ID:FxsN43qS
- 月末の忙しい時期を乗り越えて気分がいい状態で文章を書いた。
でも完成したのは非エロだった。
まあ、気にしないで。
- 690 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 01:27:50 ID:29kVdy+c
- GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGJ!!!
- 691 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 02:06:47 ID:E9azDg5b
- >>645
意味わかんねwww
黒歴史か?w
- 692 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 02:15:29 ID:HhxvDU/i
- >>661
興奮しすぎて眠れなくなったので
カップヌードル食って腹を満たして強制的に寝ることにする
こうなったのもおまいのせいだw
謝罪と賠償を(ry
- 693 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 03:41:50 ID:UJZeD4w6
- なんだ最近のこの盛り上がりようはwww皆GJ!
あと最近、投下中の割り込みが多いからレス前のリロードは厳守ね
- 694 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 03:54:30 ID:i27MBjb4
- >>689非エロでも名作になれるって5年前異世界にとばされたお兄たんが言ってた。
つまり名作GJ!!
- 695 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 06:55:33 ID:a/T9obHW
- 誰かアニエス×ルイズ書いて俺を萌え殺してくれませんか
- 696 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 07:19:27 ID:41271oRl
- >>688
GJ!こういうの好きだわぁw
- 697 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 17:27:59 ID:nx/Q5JS4
- アン様が搾り取る展開が見たい
- 698 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/31(金) 23:29:16 ID:lYB5Hs2E
- さて、アン様続き投下いきます。
ちなみにまた終わってませんYO★
- 699 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/31(金) 23:30:34 ID:lYB5Hs2E
- 「それじゃあ…っと」
才人はアンの方を抱き上げると、ベッドの上に横たわらせる。
そして、不満そうに二人を見つめるアンリエッタの方を向く。
「じゃ、脱ぎましょうか姫さま」
「あ、はい…」
才人に促されるまま、アンリエッタは後ろを向く。
才人はドレスの背中の紐を解き、ドレスの拘束を解く。
アンリエッタが腕を抜くと、ドレスはそのまますとん、と落ちて、布の塊になった。
「それじゃ…っと」
「え、サイト様何をっ?」
才人はドレスから抜き取ったリボンでアンリエッタの両腕を後ろ手に縛ると、すぐ近くにあった椅子を引き寄せ、その上にアンリエッタを座らせる。
そのまま、両腕を椅子に縛りつけ、そして両足も椅子の足にしばりつけてしまう。
さらに、それだけでは飽き足らず。
才人は手近にあった布で、アンリエッタに猿轡を噛ましてしまう。
「んっ、ふーっ!」
猿轡の下から抗議するアンリエッタ。しかしその言葉は才人には届かない。
「それじゃ、アン。服脱いで」
「あ、はい…」
才人はまるでアンリエッタがそこにいないように無視して、ベッドの上のアンに声をかける。
アンは、ベッドの上でいそいそと服を脱いでいく。
才人も、ベッド脇で服を脱ぐ。アンが下着に手を掛ける頃には、もう才人は全裸になっていた。
アンが下着に手を掛けようとした瞬間、才人がその手を取る。
「待って、アン」
「え…?」
才人を見上げたアンの唇を、才人は一瞬の早業で塞ぐ。
そのまま、才人はアンの唇を割り開き、彼女の口内を舌で犯す。
ちゅ…ぴちゅ…。
二人の唾液が絡み合う音が、卑猥に室内に響き渡る。
「ンっ…!ふぅっ…!」
きしきしと椅子を軋ませ、アンリエッタは抗議の声を上げようとするが、その声は猿轡にかき消される。
才人はそんなアンリエッタに見せ付けるように、握ったアンの手を高く上げ、そして腰を抱いて自分の体に密着させる。
立てひざで抱き合うような格好になった二人は、より一層深く、お互いの舌を貪りあう。
アンリエッタは耐え切れず、顔を背け、その光景を見ないようにする。
ちゅぱ…。
それをまるで見ていたかのように、才人はアンから唇を離す。
すると、二人の間に白く輝く粘液の橋が渡される。
「は…」
アンは蕩けたような視線で才人を見上げ、くたり、と手をベッドに着く。
そんなアンを、才人はベッドの上で背中から抱き上げ、あぐらをかいた自分の足の上に乗せる。
それはちょうど、アンリエッタに対してアンが身体を開くような位置であった。
- 700 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/31(金) 23:31:49 ID:lYB5Hs2E
- 才人はそのまま、アンの首筋を吸い上げながら、下着の上からアンの乳房を、股間をまさぐる。
「あっ…サイトさぁん…」
アンの蕩けきった甘い甘い啼き声が、部屋に響く。
アンは首筋を吸い上げてくる才人の頭を抱え、送られて来る快感を逃さぬようにする。
乳房をまさぐる才人の左手が器用に動き、アンの胸を覆うネグリジェをたくしあげ、両の乳房を露にし、その硬くなった先端を指で乳房の中に押しもどす。
「ひ…ぃたっ…」
その強すぎる感覚に、アンは悲鳴を上げる。
しかし才人は手を休めずに、今度は右手で、湿ったショーツの中身をかき回し始めた。
「ひぁ!だめぇ!」
才人は無遠慮にアンの滑る割れ目に指を挿しいれ、硬くなった肉芽をこね回す。
ぐちゅ!ぷちゅ!ぶちゅぅ!
「あっあっあっあっ!だめぇ、かき回さないでぇ!」
アンの粘膜と喉が啼く声が、淫らに響き渡る。
「─────っ…!」
目の前で、自分と同じ姿をしたものが、愛する人に抱かれ、悶える。
必死にその光景から目を逸らそうとするアンリエッタだが、その水音と嬌声が、アンリエッタの視線を釘付けにする。
その股間はあからさまに湿り、口に咥えられている布は、すでに吸いきれないほどの唾液でベトベトになっていた。
才人はそんなアンリエッタを横目に、アンの膝を抱え、を抱き上げる。
「…あっ…」
ぽたぽたと愛液を零すアンの割れ目の下に、才人が押し当てられる。
「…いくよ、アン」
「…はい、サイトさんの、お好きなように…」
「──────!」
ずぶぶぶぶ…!
先走りに滑る硬い才人の肉棒が、容赦なくアンの中に埋没していく。
その光景に釘付けになったアンリエッタの牝の器官が、きゅうきゅうと啼いて、涎を零す。
「あっあっあっ……。はいって…きてますっ…!」
再び首筋を吸い上げ始めた才人の頭を、アンはもう一度抱え込む。
その声は肉の悦びに震え、完全に牝の啼き声になっていた。
その嬌声がアンリエッタの耳朶を震わせるたび、彼女の牝が吼え、肉の渇きを訴える。
「───ッ!んーッ!」
必死にアンリエッタは訴えるが、ベッドを軋ませ絡み合う目の前のつがいには、聞こえていない。
「あっぁっあっあっ!サイトさんっ!サイトさぁんっ!」
「アンっ、だすよっ、中に出すよっ!」
「くださいぃ!アンの中、サイトさんで一杯にしてぇ!」
その声と同時に、アンの膝がかくかくと痙攣し、中を貫く才人を容赦なく締め上げる。
- 701 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/31(金) 23:35:20 ID:lYB5Hs2E
- それと同時に。
どくどくどくどくっ!
アンの最奥で才人が弾ける。その衝撃に一足先に絶頂を迎えたアンの身体が、びくんびくんと震える。
「あひ、まら、いっれるぅ…!」
涎を垂らし、だらしなく身体を開き、才人にもたれかかる。
同じ顔の絶頂する光景に、アンリエッタは自分の中に出されている錯覚を覚えた。
その擬似的な感覚ですら、焦らしに焦らされた今のアンリエッタには。
しゃあぁぁぁぁぁぁぁーっ!
「──────────っ!────んんんっ!」
失禁してしまうほどの刺激であった。
アンリエッタは失禁の感覚と恥辱に、顔を伏せ、かくかくと震える。
不意に。
アンリエッタにかけられた、猿轡が外される。
その猿轡は、アンリエッタの唾液でべとべとに濡れそぼっており、外した瞬間に、彼女の頬を大量の唾液が伝う。
猿轡を外したのはもちろん。
才人であった。
「────あ───」
アンリエッタは力のない瞳で才人を見上げる。
その顎をつまみ、才人はアンリエッタの唇を奪った。
不意に襲ってきた肉の快楽を、焦らされたアンリエッタは貪る。
才人の唇を自ら割り開き、舌を差し込む。
雄の口内の暖かさは、おあずけを食っていた牝の本能を、これでもかと刺激する。
少しすると、才人はアンリエッタから身体を離す。
そして、尋ねた。
「…続き、シテ欲しいですか?」
ひたすら焦らされ、牝の欲望に焦がされ続けたアンリエッタに、選択肢はなかった。
上気した顔で、その言葉にこくん、と頷く。
才人はその顎を、再度つまむ。
…ああ、また、唇を犯されるのですね…。
キスを期待して目を瞑ったアンリエッタにやってきたのは、才人のキスではなかった。
才人は目を瞑ったアンリエッタの耳元で、囁いた。
「じゃ、本物の姫さまがどっちか教えてくれたら、続きシテあげますよ」
「…え…」
最初から才人はそのつもりだったのだ。
アンリエッタが折れるであろう事を予測し、椅子に縛って焦らし続けた。
しかし、ここで教えてしまっては。才人の忠誠を量るとか言った、自分の立場がない。
- 702 名前:忠誠の証 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/31(金) 23:36:40 ID:lYB5Hs2E
- そう、頭では理解していた。頭では…。
「私、です…」
結局、アンリエッタは。
「私が、本物です…。
ですから、続きを、お願い、続きをシテくださいまし…」
獣欲に負け、折れたのだった。
- 703 名前:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM :2007/08/31(金) 23:38:08 ID:lYB5Hs2E
- つうわけで今日は以上。
次回まで電波でも聞きながらのんびりしてくれたまへ☆
http://www.nicovideo.jp/watch/1187780900
んじゃ、続きはマタ(ry ノシ
- 704 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23:39:14 ID:ilW8nkba
- リアルタイムきたー
GJ
- 705 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23:40:28 ID:L/C6/YEn
- GJにございまする。
- 706 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23:54:36 ID:Y2hD28CX
- >703
へんたいさんリアルタイムキターーーー!
いいいいですな、アン様。ここ最近スバラシスアン様ネタが多くて嬉しい限り。
これが『ナカダシ・夏のアンまつり』ですな!!!
- 707 名前:名無しさん@ピンキー:2007/08/31(金) 23:55:48 ID:HhxvDU/i
- リアルタイムキター
GJJJJJJJJJ
- 708 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 00:04:18 ID:JSo+ohEt
- せんたいさんGJです!
>>706ワロタww
じゃあ秋Verは誰が祭りになるんだろう?
- 709 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 00:15:36 ID:4Priuf8B
- あいかわらずのお仕事GJです!
そして次スレの季節ももう間近。
- 710 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 04:15:40 ID:4S/KJMLQ
- アンのビッチっぷりに睡眠不足確定w
アンかわいいよアン
- 711 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 13:14:41 ID:8mgonOo0
- ビッチかわいいよビッチ
- 712 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 14:59:59 ID:jobe7dmD
- ちょっと注目!!
ゼロ魔関連のssでバトル系ssを読むチャンス。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9783/1188561710/l50
に行って、
【ゼロの使い魔(シリーズ)】
とコピペしてくれ。
なお単票では怪しまれるので他に、
【Fate/stay night】
【MONSTER】
【School Days】
【うたわれるもの】
【スパイラル〜推理の絆〜】
【美少女戦士セーラームーン(シリーズ)】
【舞-HiME 】
【R.O.D(シリーズ)】
上記八作品から四つ選んで一緒にコピペを出来れば頼む。
一人一回、出来ればでいいのでよろしく頼む。
- 713 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:28:12 ID:h3y5GU4J
- 次スレ立てました
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合19
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1188628049/
- 714 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:29:28 ID:WSi1lqBW
- 下の8つはお前のシュミじゃねーかw
- 715 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:31:24 ID:jTZeIlg6
- >>713乙
700ちょいで480KBオーバーか。
今スレはSSがいっぱいありましたね。良きかな良きかな。
- 716 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:32:58 ID:jobe7dmD
- >>714
いえ、テンプレの他作品に投票ももちろん自由です。当たり前ですが。
ただテンプレ見るのがわずらわしい場合の処置としてです。
一応新スレにも転載しましたが、誠にお願いします。
- 717 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:33:03 ID:UHcxiL+3
- バトルSSなんかに興味ねぇ
- 718 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:35:59 ID:IY6AbFXH
- 戦うよりにゃんにゃんしてた方がこのスレの趣旨に合ってると
- 719 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:38:30 ID:jTZeIlg6
- つまりベッドの上の格闘技と
- 720 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:39:23 ID:q8eNSq0d
- >716
宣伝うざいよ
バトルなんかどーでもいいし
- 721 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 15:45:47 ID:DgFXSfXN
- 宣伝はどっか他の所でしてくれ
- 722 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 20:19:01 ID:66vFVngu
- 次スレもSSが沢山投下されますように
埋め
- 723 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/01(土) 21:43:21 ID:d6RQ+scU
- >クロスオーバーリレーSS
俺の厨二病アンテナがビンビンだぜ
- 724 名前:埋立用:2007/09/01(土) 23:17:24 ID:h3y5GU4J
- / ,/ / / _,..-''
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} } ,〉 //" ,r'´ノ ,r'′//-''"二´‐'''~___ノ
,) Y ノ // ,r''´‐''" -='"―-、彡"r'" ̄´
,イ リ ノ り ,=、、-ニ_~― ~''-=二 ∠"´
ヾ,ヽ 、, , ノノ {.トヾー-~ニ_-二 ― 二ニ==-‐''"
ゝ ミィイィ彡`ユ.|`\ヽ丶、‐ __ヽ'''三二,,,_
〈 `ヾべ_{:::: 'ゥ) `8-、 ヽ‐ 、ヽ`''-_=-
ゝ_ノ⌒ヘ~" _”\ ヽ!\ヽ、'''ー-"ニ.._
〈 (._ |∠ィ ,.ノ / __ハ_j! \
`‐''^ ,. -‐`ヾ__/ヽ. >,、く \
r;>-=<´ 〈 ノ_,. ヽ \
(l》L -―''''"~´ ヽ ` 、
/ `、 `、 lヽ
/ ヽ. l ||
! `、 ! !|
`、 、 | } V,/
ヽ | / / 〃
\ ヘ_,. -''" / ,.イ′
\ ヽ l / /
l | |′,'
- 725 名前:埋め立て用:2007/09/01(土) 23:34:38 ID:ZQle26T7
- ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
ボコボコボコボコ∧_∧ ∧_∧∧_∧ボコボコボコボコ
ボコボコ∧_∧´・ω・)(´・ω・`)・ω・`∧_∧ボコボコ
ホコボコ(´・ω・)∧_,∧lll ∪)∧_∧・ω・`)ボコボコ
ボコボコ∧_∧ ´・ω∧∪∧(・ω・∧_∧⊂)ボコボコ
コボコ(´・ω・)≡つ);;)ω(;;(⊂≡(・ω・`)___\ボコボコ
ボコボ(っ つ=つ ( >>725 )⊂=⊂≡ ⊂) \ )ボコボコ
ボコボコ/∧_∧∧_∧ ∧ ∧_∧∧_∧\ボコボコ
ボコボ( ( ´・ω)( ´・)( )` )(ω・` ) )ボコボコ
コボコ(っ つ/ )( ) \ ⊂)ボコボコ
ボコボ/ )`u-u'. バ∪ ̄∪バ`u-u' \ボコボコ
ボコ( / ̄∪ボコボコボコボコボコボコボコ∪ ̄\ )ボコボコ
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
コボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
- 726 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 02:03:04 ID:oOkfu3XX
- >>712
うせろキャプテン
テメーのせいで一般のゼロ魔ファンが迷惑を被るんだ
- 727 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:49:40 ID:xLGoPgZM
- 埋め用にカオスなやつを。
エロくないしパロディだしもうほんとカオスです。
- 728 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:51:26 ID:xLGoPgZM
- ここはトリステイン高校。
少年少女が勉学に励む場である。
「ふぁ〜、ねむぅ…」
サイトは通学路をあくびをしながら眠そうに歩いていた。
「お兄ちゃん…大丈夫?」
隣で一緒に歩いている小柄な少女が心配そうに声をかける。
彼女はタバサ。
お兄ちゃんと呼んでいるが血のつながりはない。
彼女の両親は仕事の都合で一年の大半を海外で過ごしている。
そのためタバサは小さい頃から隣のサイトの家にあずけられていた。
そのため、いまではすっかり兄妹の関係になってしまっている。
「おはようタバサ、サイト」
「おはよう」
キュルケが挨拶してくる。
彼女はスタイル抜群で男子生徒からの人気が高い。
これは秘密なのだが、担任のコルベール先生と恋人の関係だったりする。
「もう、一緒に住んでるのに学校には別々に登校するのってイヤよねー」
「お前、みんなにバレたら大変なんだからもう少し危機感ってものをだな」
彼女は両親と離れて暮らしている。
なのでコルベール先生との関係は両親にも気づかれていない。
「わかってるわよ。ところでタバサ宿題あとでみせてね〜」
「うん」
「たまには自分でしてきたらどうだ?」
サイトの言葉にキュルケは反撃をかえす。
「どこかの誰かさんは家でうつせるからいいわよね〜」
「うつしてねーよ。
それだとためにならないからって、勉強みてもらいながら自力でやってる」
「あらあら、それはまた…」
キュルケがニヤニヤしてタバサに後ろから抱きつく。
「もしかしてノートうつさせないのは、ソレが目的なのかしら?」
タバサにだけきこえる声で呟く。
彼女はほんのりと頬を染めてうつむいた。
- 729 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:54:07 ID:xLGoPgZM
- 「おはようございます」
教室に入ると学級委員のアンリエッタが挨拶をしてきた。
「おはよう」
サイトたちも挨拶をかえす。
サイトは自分の席に向かう。
彼の席は窓際の後ろから二番目というとてもよい位置だった。
ここなら居眠りしてもそう簡単にはみつからない。
「おはようルイズ」
「あによ」
後ろの席のルイズに挨拶するが、機嫌が悪いのか睨まれる。
「ど、どうしたんだよ」
「ふん…あんたには関係ないでしょ」
「関係ないならいいや――ぐえっ」
前を向きなおした瞬間、ルイズが襟をつかんできたので窒息しそうになる。
「げほっ、げほっ…お前なぁ…」
「この前の小テストの成績が悪くて両親に叱られた」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことって言ってくれるわね!」
ルイズは手に力を込めて殴るポーズになる。
「わ、悪かったって」
サイトはすぐにルイズを落ち着かせる。
彼女には二人の姉が居るが、どちらもかなり優秀なのだ。
なので末娘のルイズにも両親からかなりの期待がされている。
「ちなみに何点だったんだ?」
「91点」
「それで怒られたの?」
「そうよ」
自分がその点数とったら夕飯は焼肉間違いなしだぜ。とサイトは心の中で思った。
ちなみにサイトは51点だった。これでも頑張ったほうである。
「タバサはこの前のテスト100点だったんでしょ」
「そうなんだ」
「あんた、知らなかったの?」
「別に気にしてなかったからなー」
サイトは少し離れたタバサの席をみる。
その視線に気づいたタバサがサイトに微笑んだ。
- 730 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:56:25 ID:xLGoPgZM
- 「さて、今日は転校生を紹介しようと思う」
ホームルームが始まる。
コルベール先生はそういうと廊下に待たせていた少女を中に招き入れた。
「さあ、入ってきたまえ」
「はい」
少女がはいってくると「おおおおおおおおおっ」という男子生徒の叫びが響いた。
男子の視線が一点に集中する。
「あ…あの…」
それに気づいて少女はその分部を隠そうとするが
両手でも隠しきれないそのボリュームに男子は発狂寸前になる。
ちなみにその部分とは胸である。
彼女の胸は非常識なまでに発育していた。
「な、なんて胸なの…」
シエスタは彼女の胸に殺意のこもった視線を向ける。
そして次にサイトの席を覗き込む。
そこには転校生の胸をいやらしい表情で見つめるサイトがいた。
(これは思わぬライバル出現かもしれませんね)
シエスタの隣の席の男子がいきなり立ち上がって叫ぶ。
「おお、君は女神だ。どうか君の名を教えてくれないだろうか」
ギーシュが少女に語りかける。
「て、ティファニアといいます」
「おお、なんと美しい名前なんd…がふっ!?」
背後から頭をバットで殴られてギーシュは倒れる。
「先生、ギーシュが気分が悪いそうなので保健室に連れて行きます」
保険委員のモンモランシーがギーシュの足を掴み引きずりながら部屋をでていく。
『ちょっと可愛い子みるとすぐに色目つかうんだから!』
『だ、だぢげでぇー』
廊下からギーシュの断末魔が響いてきた。
その後、ちゃんとした自己紹介の後ティファニアは席に着いた。
タバサは彼女の胸をみて自分の胸にそっと両手をおいた。
(胸…やっぱり大きいほうが男の人は好きなのかな…)
気づかれないように兄の顔をみてため息をついた。
- 731 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:58:33 ID:xLGoPgZM
- 昼休みとなり教室では仲のよい者達で机を重ねてグループができあがっていた。
サイトはタバサ、キュルケ、ルイズ、シエスタ、アンリエッタといつも食べている。
そして今回は転校生のティファニアも一緒だった。
学級委員のアンリエッタが、ひとりで食べるのは寂しいだろうからと誘ったのだ。
サイトは心の中で「委員長ナイスだぜ」と褒め称えた。
「やあ、これは噂どおりの可愛い転校生だ」
「ワザワザ隣のクラスまで、なにしにきたジュリオ」
「噂の転校生をひとめみてみたくてね」
ジュリオは隣のクラスの男子で、女性から人気が高い。
勉強もできて運動神経も抜群。
隣のクラスのイケメントップツーの一人である。
「すまないね、サイト」
ジュリオの背後から男子生徒が顔をだす。
「う、ウェールズさん…」
アンリエッタの頬が真っ赤に染まる。
ウェールズと呼ばれた彼がイケメントップツーのもう片割れである。
彼はアンリエッタと恋人同士であり
この前の新聞部が行ったアンケートでベストカップルの栄誉を手にしていた。
「どうしてもみにいくと彼がきかなくってね」
「まあ、そのおかげで愛しの彼女と対面できたのだから
こちらとして褒めてほしいくらいなんだけどね」
「では褒めてあげるから教室に戻ろうか」
「いてて、耳を引っ張らないでくれよ」
そのままてジュリオを引っ張って教室を出ていくウェールズ。
「アンリエッタ、放課後にまた」
「はい、ウェールズさん…」
嬉しそうに手を振ってアンリエッタは見送った。
「あいかわらずラブラブね、アンリエッタ」
ルイズがニヤニヤと彼女の顔を覗き込む。
「か、からかわないでよルイズ」
その後は楽しく昼休みの時間は過ぎていった。
- 732 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 05:00:34 ID:xLGoPgZM
- 職員室ではコルベールが弁当を食べ終わって一息ついていた。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうございます、教頭先生」
教頭先生と呼ばれた女性は美しい笑顔でお辞儀をしてその場から離れていく。
「あー、ミス・ロングビルや、わしにもお茶を一杯くれんかのう」
オスマン校長に頼まれてロングビルはお茶を運ぶ。
「すまないのう」
「どうぞ」
しかしオスマン校長の手は差し出されたお茶を通り過ぎて彼女のお尻へと向かった。
「あぢー!?」
ロングビルに頭からお茶をかけられてオスマン校長は転げまわる。
「まったく相変わらずね、あの校長は」
「あらあら、賑やかでいいじゃない」
楽しそうに笑っているカトレアをみてエレオノールはため息をつく。
「今日も保健室は男子生徒で大繁盛だったそうね」
「そうなの、みんな色んな病気でやってきて大変だったわ」
それは仮病というなの病気だとエレオノールは知っていた。
当のカトレア自身も保険の先生なのだからわからないわけがない。
だが、どうやらその状況を楽しんでいるらしい。
「まったく…昼食くらいのんびり食べさせて欲しいものだ」
アニエスが職員室にはいってくる。
「どうしたのですかなアニエス先生?」
「タバコを吸っていた生徒を叱っていました」
コルベールは「それはご苦労様でした」と労いの言葉をかける。
「まあ、生活指導はわたしの管轄ですからね」
「あなたにかかったらどんな不良も形無しですな」
彼女のすぐあとにはいってきたワルドが会話に乱入してきた。
「褒めているように聴こえませんよ? ワルド先生」
「これは失礼した」
ワルドは逃げるように自分の机に向かった。
職員室は今日も賑やかである。
- 733 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 05:02:32 ID:xLGoPgZM
- 放課後となりしだいに学校から人の気配が消えていく。
タバサは図書室で図書委員の仕事をしていた。
「これでおしまい」
その日の仕事を終わらせると外は薄暗くなっていた。
タバサはカバンを手にして下駄箱へ向かう。
「あ…」
「よう」
そこにはサイトが立っていた。
「待っててくれたの?」
「いや、遊んでたらこんな時間なっただけさ。帰ろうぜ」
タバサはサイトと並んで朝歩いた道を今度は逆に進みだした。
「そういえばこの前の小テスト俺51点だったんだぜ」
「そうなんだ」
知っていたが知らないふりをする。
「お前は100点だったんだってな」
「あっ」
サイトがいきなりタバサの頭に手をのせる。
「頑張ったな、タバサ」
頭をポンポンと軽く叩かれてタバサは嬉しくなる。
「なんかご褒美あげないとな、なにがいい?」
「欲しい本があるの…」
「よし、こんどの虚無の曜日に一緒に買いに行こうぜ」
「うん」
次の虚無の曜日に兄とデートの約束ができてタバサは心が踊るようだった。
- 734 名前:588:2007/09/02(日) 05:06:09 ID:xLGoPgZM
- さて、次スレでは心機一転がんばるぞー。
- 735 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 07:04:28 ID:A6pBEKXL
- ルイズのくだりがまんまハルヒのパクリで笑った
他は…読んでないけど学園キノとかからかな
- 736 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 11:33:36 ID:9+OvioIl
- >>734
早く次スレで続きを書くんだ!
- 737 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 14:26:30 ID:cBTjE9K0
- r彳云ヽ、
, -イ。弋ソ__ 二ミヽ/\ 人
_//> ´ ̄  ̄  ̄ ̄¨ヽ、 `Y´
/\// \ ',
/| fV/ ノ\. | _!_
/ |_∨ / / / / ヽ. ! | | | !
| / | /,.⊥L / r十|ト!、| ! | :
|{ !ィ爪 ∨\ ! _」_// / 人リ ;
!ヘ ヽ ヽ| V,ィ≠ト ヽ ! {f イ|∨/ \ +
| \| \__∨|{__,イ}. 弋rリ イ ヽ :
/ ! \弋_rり  ̄::: { } | ;
/ , { \::::: ` 人. //|.| _!_
|/| | ハ ヽ r _ア , イ // リ i
|! | ト、 ト、 > 、 _ ィi | /!/
\! メ::::\!\ }ー-rく{ } | |-- 、__
 ̄ >ー-へ |_::| |:: :||:::!\从::::::::::::ヽ
人 /::::::::::::::::::∨:::r----r‐rr‐<_::::ヽ::::::::\ 人
`Y´ /:::::::::::::::::::::::::::::::rニニ /.// / ハ:::!::::\:::::∧ `Y
- 738 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 15:00:47 ID:S/yS2NYy
-
, -‐ ´ ̄  ̄ ̄`ヽ、
. / 丶
/ / _
. / / /.// " ̄ `ヾ、 ヽ ',
/ / ,' 〃 ヽハ l に
Vl l _斗'´ `ヽ、l从│ l ょ
| ! /リ j N | 、 l ろ
ヽ小l ● ● イ l| } | |
. lハl⊃ ⊂⊃| |ノ | ん
. | 人 r_,、_y | | l |
j| >'う __, r<l ││ ││
/ | レ' /:::_j_ / / ,/、│ l |
. / ,リ / ∧f三ミ/ / //l j | │
. ,' / l/ 〃!l|`¨7 /ル/ V | │
l./ |{ヘ_ノト、|:l|M/// / l_ | |
- 739 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 15:03:23 ID:S/yS2NYy
- , '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ や ら な い か
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
__f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____|
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___`\ __ / _l - ̄ l___ / , / ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄ | _ 二 =〒  ̄ } ̄ / l | ! ̄ ̄|
_______l -ヾ ̄ l/ l| |___|
- 740 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 16:38:29 ID:UuPAI5ZZ
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≡V( )V≡V( )V ≡V( )V≡V( )V≡V( )V
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- 741 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 16:43:11 ID:UuPAI5ZZ
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l 人 / / /::::::::::::::::
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lヽ l |\. \ /⌒〉::::::::::::::::
- 742 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 16:45:52 ID:UuPAI5ZZ
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