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【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合4

1 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:24:47 ID:umUlBFsI
おう、ここは「ゼロの使い魔」「グリーングリーン」に代表される、
ヤマグチノボル氏の作品のエロパロを書くスレだ。
荒らし、それに反応するやつは俺様が叩き切ってやる!
お前らの心の震えで、SSを書き起こせ!
あと、次スレは470KBか、970レスを過ぎたら立ててくれ。

前スレ
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157554499/

過去スレ
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156100259/
【グリグリ】ヤマグチノボル総合【ゼロの使い魔】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141803280/

まとめサイト ゼロの保管庫
ttp://ja001.sukiwikiweb.com/zero

2 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:25:37 ID:umUlBFsI
スレ立てついでに投下します。

3 名前:2-193(1/8):2006/09/17(日) 23:26:41 ID:umUlBFsI
日が落ちる寸前まで抱き合っていたサイトとシエスタ。
帰れなくなった二人は近くの山小屋で一泊することになりました。

「まったく酷い目にあったぜ……」
「本当ですね、山の天気は変わりやすいとは聞いていましたが……」
何があったのか、それはちょっと時間をさかのぼらなければならない。

「まずいな、日が落ちたら帰れなくなるな」
「大丈夫ですよ、サイトさん」
「だけど夜道は危ないし、野宿するわけにも」
「近くに変わった山小屋があるって聞きました。そこに行きましょう」
と、山小屋目指して向かった二人。
が、急に雨が降ってきて土砂降りになってしまったのだ。
もちろん二人は思いっきり濡れてしまったわけで、なんとか山小屋にたどりついたというわけだ。

4 名前:2-193(2/8):2006/09/17(日) 23:27:23 ID:umUlBFsI
「大丈夫か? シエスタ」
「大丈夫ですよ、ちょっと濡れちゃいましたけど」
「それなら…って!」
彼女のメイド服は濡れてぴったりと身体に張り付き、ボディーラインがはっきりと見える。
服越しにはわからないが、私脱ぐとすごいんです、な胸。
やはり服越しにはわからないが、くびれた腰、すらりと伸びた足。
裸でいるよりもむしろ危ない格好をしているシエスタを見て、サイトは思わず顔を赤くし
目をそむけてしまった。
「サイトさん、顔が赤いですけど大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だよ、シエスタ」
そのとき空が光り、轟音が響く。
「きゃあっ!」
サイトの背中にシエスタの胸が押し付けられる。
「ちょっと、シエスタ?」
また、当ててるんですよ、かと思ったサイトだが今回は違った。
身体を震わせ、しっかりとサイトに抱きついている。
「もしかして、雷、苦手?」
無言でうなづくシエスタ。
なんとか身体を回転させシエスタを正面から抱きとめるサイト。
「大丈夫だって、すぐに止まるから」
しかし、言い終わると同時に雷が落ちる。
「うぅ、本当に駄目なんです、かみなり……」
うるうるした目で上目遣いで見つめてくるシエスタの姿にサイトは理性崩壊寸前だった。
据え膳食わぬは男の恥と申しますが、この場合はどうしたらいいんでしょうか?
デルフリンガーなら、押し倒せって言うだろうか?
でも今は我慢だ。雷が鳴っている間は無理だろう。それにまずこの濡れた服をどうにかしないと。

5 名前:2-193(3/8):2006/09/17(日) 23:27:59 ID:umUlBFsI
暖炉に薪をくべ、火をつけ身体を温める。
外はいまだに雷雨のままで時折、閃光と轟音が外の闇を切り裂いていた。
いまだにシエスタはサイトに抱きつき身体を震わせている。
正直この状態はやばい。雷が鳴るたびに力いっぱい抱きつきその豊かな胸をくっつけてくる。
そのたびに理性の堤防にひびが入り今にも彼女を押し倒しそうになる。
サイトは必死に考えをめぐらせ、名案が出るのを待った。
その間にもシエスタの体温やら匂いやらが五感を侵食してくる。
そして思いついた結論は―――

「シエスタ」
「はいぃ……」
サイトは小さく切った布をシエスタの耳の中にいれ、耳栓代わりにし、
彼女の顔が自身の胸に来るように強く抱きしめた。
「サイトさん!?」
「これなら眩しくないし、音も楽になるでしょ?」
「ありがとう、サイトさん」
サイトのぬくもりを感じ、雷の音も小さくなったことでシエスタは徐々に落ち着きを取り戻していた。
そのうち、雨も小降りになり、雷も遠くのほうまで去ったようだ。
「サイトさんの心臓の音が聞こえます……」
「もう大丈夫だよ、シエスタ」
「サイトさん……」
そういってシエスタはサイトに身体を預けたまま眠ってしまった。
サイトにしてみれば、シエスタがおとなしくなって眠ってくれたことで安心したと同時に、
興奮した状態のままお預けを食らってしまったことで残念な状況になってしまったのが半分。
複雑な感情が渦巻いたが、
「まあ、仕方ないかな……」
彼女の安心しきった寝顔を見るとそう思えた。
彼女をベッドに運んだ後、手を握ってやりながら自身も眠りにつくのだった。

朝、先に目が覚めたのはサイトのほうだった。
隣を見ると手をしっかりと握ったままのシエスタがいる。
サイトは何かを思いついたのかある準備を始めた。

6 名前:2-193(4/8):2006/09/17(日) 23:28:35 ID:umUlBFsI
シエスタが目を覚ますと暗闇が広がっていた。
そして何か重いものが上に乗っている、と思われる。
「あ、シエスタ、起きた?」
「サイトさん、いったい
サイトはシエスタの口を自らの口でふさいだ。
舌が絡み合い、吐息の熱さを感じ、唾液が混ざり合った。
「目覚めのキスはいかがでしたか?」
「変なこと言ってないでどいてください!」
と、腕を動かそうとしたがベッドがきしむ音がしただけでほとんど動かなかった。
「せっかくだからたまには趣向を凝らさないとね」
再び口付けを交わし、口を離すと舌でつうっと唇をなめる。
そして少しずつ舌を首のほうにずらしていった。
「あっ、はあっ…やめてください……」
はかなげに懇願するシエスタの姿に逆に興奮したサイトは何も言わずに首をなめる。
「ん…あっ……」
人間は五感のうち何かが封じられると他の感覚を過敏にする。
視覚を封じられたシエスタは非常に敏感な状態になっていた。
鎖骨、首に口付けを交わし、優しく身体をなでる。
ここにきて初めてシエスタは自らが裸であることに気づいた。
「サイトさん!? 何で私、裸なんですか!?」
「いやー、結構大変だったよ」
悪びれもせずに答える。すぐに胸にキスの雨を降らせ、突起を口に含んだ。
「ひゃあっ? サ、サイトさぁん」
口に含んで転がしている間に秘部を軽く指でなぞってやると、わずかに湿り気を帯び始めていた。
「こんなにして…もっとして欲しいんだろ?」
思わず足を閉じようとしたがやはり動かない。さらにここで股を開かされていることに気づいた。
「え…あ…やあっ!」
「何度もしたんだから今さらだろ?」
「でもぉ……」
「そんなこという女の子にはお仕置きが必要かな」

7 名前:2-193(5/8):2006/09/17(日) 23:29:10 ID:umUlBFsI
サイトは指を差し込むと激しく出し入れし、彼女の身体に舌を縦横無尽に這わせていった。
「あっ…サイトさん…やめてぇ……」
「本当にやめて欲しいの?」
「えっ……?」
サイトが愛撫をやめると、逆に今まで昂った熱がシエスタ自身を襲い始めた。
もうすぐ、というところでじらされ、身体の熱が治まらない。
「どっちなの? やめて欲しいならすぐやめるよ」
答えがわかっている質問を意地悪く投げかける。
しかしすぐに答えられても面白くないので唇をふさぎ、達しないように細心の注意を払いながら、
指であちこちを弄繰り回す。胸をもんだり、乳首をはじいたり、撫で回したり。
秘所をなで上げ、じらし、確実に彼女を追い詰めていった。
「ちゃんと、最後まで、してぇ……」
「よく言えました。シエスタはいい子だね。ちゃんといえた子にはご褒美を上げないと」
サイトは下の口にキスをし、音を立てながら彼女の愛液を吸い取る。
「んっ…ひゃあっ…もっとぉ……!」
さらに強い快感を求めて懇願するシエスタ。
サイトはニヤリと笑うと、吸引を強め、陰核を甘噛みしてやる。
「ああっ、あっ、サイトさん……!!」
愛しい人の名を呼び、背中をのけぞらせながら絶頂に達したシエスタ。
身体を震わせ、肩で息をし、そっと涙を流すのだった。

8 名前:2-193(6/8):2006/09/17(日) 23:29:45 ID:umUlBFsI
目隠しをとってやるとシエスタが泣いていたことにサイトは驚いた。
「ふえっ、サイトさん、酷いです……」
何も言い返せないサイト、はっきり言ってレイプである。
「こんなことしなくたって、サイトさんが望むことなら何だってしてあげるのに……」
逆だった。苦笑しつつもサイトは
「男ってのは好きな娘にちょっかい出したくなるんだよ」
シエスタはまた泣き出してしまった。どこか変なことを言ってないかサイトはうろたえ、
「ごめんなさい」
とりあえず謝った。
「違うんです、初めてサイトさんに好きって言ってもらえてうれしいんです」
何気なく言った一言。おそらくは自分の本心。無意識のうちに決めた自分自身の結論。
「(そうか……俺は無意識のうちにシエスタに魅かれてたのか)
 シエスタ、こんな悪いことしてる俺でも好きって言ってくれるのか?」
「私にはサイトさんしかいません」
「シエスタ……」
「サイトさん……」

9 名前:2-193(7/8):2006/09/17(日) 23:30:20 ID:umUlBFsI
「シエスタ、俺、本気でシエスタのことを抱きたい」
「サイトさん、私をめちゃくちゃにしてください」
二人が口付けを交わす。それは今までした中で一番甘く、一番心地よいものだった。
キスだけでも達してしまいそうなほど二人は夢中になり激しく求め合った。
「シエスタ……」
「サイトさん……」
サイトは男根をシエスタの女陰に押し当てるとゆっくりと貫いていった。
痛みはなく、えもいわれぬ快感と幸福感が二人に広がっていく。
少しでも気を抜けば一瞬にして達してしまいそうな快感に耐えながら二人は腰を振り続ける。
サイトのものが無数の襞に愛撫され、搾り取ろうとうごめく。
シエスタの中がえぐられ、最奥に到達するたびに全身に電流が走る。
自ら高まって、お互いに高めあって、快楽の螺旋階段を絶頂に向かって上り詰めていく。
言葉にしなくてもわかる。お互いに限界の近いことが。
シエスタの達する寸前の強烈な腰振りにサイトは屈し、一気に熱いたぎりを爆発させた。
今までの行為の中でもっとも甘美な絶頂。何度も何度も彼女の中に注ぎ込んでいく。
シエスタの中に入りきらないそれは、腿をつたいベッドにしみを作っていく。
二人は行為の余韻を感じながら強く優しく抱きしめあった。

10 名前:2-193(8/8):2006/09/17(日) 23:30:54 ID:umUlBFsI
「サイトさん、ずっとそばにいてくれますか?」
「絶対にもう離さない、約束する」
「うれしい……」
もうしばらく抱きしめあい、触れ合わせるだけのキスを交わした。

「それより、どうするか……」
ベッドのシーツは汗やらの体液でぐちゃぐちゃ、互いの身体もびしょびしょ。
「大丈夫です、この山小屋にはサイトさんが前入ってた『湯船』があるそうですよ」
「そっか、じゃあ先にどうぞ」
「一緒に入りましょう、サイトさん」
「え……?」

こうしてお風呂に二人ではいることになってしまいました。

続く?

11 名前:2-193(あとがき):2006/09/17(日) 23:31:50 ID:umUlBFsI
だいぶ路線変更しちゃいました。
しかも、なんかこっちのほうが前回よりお仕置きっぽい……

なんというご都合主義……
自分で書いていて恥ずかしくなった
行き当たりばったりでしか書いてない
       
   / ̄\
  | ^o^ |  
   \_/

ごめん石投げないで

12 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:44:54 ID:gqDoDK+Y
えーと、乙と、GJ。

鬼畜路線は俺に任せな!……って正直スマン。
何か調教とか、鬼畜専用書きになってるby承者

13 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/17(日) 23:51:39 ID:aTYYKbIy
>>1乙エスタ
とりあえずシャルロット陵辱に参加した貴族Bは俺でヨr(ry

>>11
また、当ててるんですよ、かと思った で茶吹いたw
シエスタ率高くて幸せーGJ!

14 名前:261:2006/09/18(月) 03:00:52 ID:pocecTU4
昨日には出来てましたけど、残り容量の関係で投下を見合わせていた、
コルベール・キュルケ投下します。
……需要少なそう、単に書きたいから書いただけですが……コルベール好き。
色々試すのに、書き方変更、ムズイ。たぶん元に戻します。

スレ立った直後に投下しようと思ったけど、思いつきでエロ追加してたので遅く……

15 名前:1/25:2006/09/18(月) 03:01:26 ID:pocecTU4
あたしは静かに泣き続けていた、あれほど馬鹿にしていたのに、あれほど軽蔑していたのに、
何も言わずにあたしを守り、自分を馬鹿にした、別の女を守って死んだ。
ミスタ・コルベール。
手の中で段々冷たくなっていくような気がする、末期のその時に、自分を仇と狙う相手に会ったというのに……どこか落ち着いた死に顔だった。
「ミスタ……。」
致命の傷の他は、僅かにローブが焦げている程度。
あたしとタバサ、二人がかりでも勝てなかった相手に、傷一つ……
「強かったんですね……ミスタ。」
そっと、頬に触れる。
生きていたら、生きていてくれたら喜ぶかもしれないと、その唇に口付ける。
「邪魔。」
えぇ?
いきなりタバサが声をかける、幾らなんでもそりゃないんじゃない?親友。
振り返ると、タバサが杖を構えている。なぜ?
「………。」
無言のまま魔法を開放するタバサ。
ミスタの身体が震えだす。
「タバサっ、なにをっ?」
「キュルケ、モンモランシーの部屋。急いで。」
タバサは黙ったままあたしを見てる。
モンモランシーの部屋?
あ、やっと繋がった、タバサは風をミスタの肺に送り込んで、同時にミスタの心臓も押している。血が噴き出さないのも、傷口の圧迫止血……
なら、後要るのは……
「秘薬、若しくはその代用品!!」
そして、あたしとタバサは知っている。
『フライ』を詠唱、魔法を解き放つ。
全速でモンモランシーの部屋を目指す。
自分でも驚くほどのスピードが出ているが……もどかしい……
部屋の前まで着く、『アンロック』部屋に飛び込むと同時に机の周りをあさる。
無い。
クローゼット。
無い。
手当たり次第に、辺りを掻き回す。
有ったっ、化粧品と一緒に鏡台の前……
掻き回しといてなんだけど、モンモランシー、薬ビンの置き場所としてここはどうよ?
取り合えず、望みの物……惚れ薬の解除薬の残り素材を掴むとタバサを目指して窓を叩き割る。
こっちの方が近いっ。
落ちるようなスピードでタバサの元に、そして、『水の精霊の涙』の薬ビンをタバサに見せる。
「お願い。」
魔力の微妙なコントロールのために、流石のこの子も冷や汗をかいてる。
火の方が得意なんだけどね。
急いで魔法を唱える、まずは傷ついた臓器の修復……、完了。止血、微妙。
……できれば、失った血液と体力の……無理だ……
手の中の薬瓶はあっという間にからになる。
………流石にちょっと怖い……
「どう?」
タバサに恐る恐る尋ねる。
「成功。」
タバサが笑ったような気がする。
緊張の連続から開放されたあたしは、そのまま力尽きた。
「ごっめ〜〜んタバサ、後お願い。」
満足感と共に、意識を手放した。

16 名前:2/25:2006/09/18(月) 03:02:07 ID:pocecTU4
あたしが目を覚ましたのは自分の部屋、タバサがこっちを見てる。
「どれくらい寝てた?」
「ほんのしばらく。」
ミスタ助けるのもそうだけど、その前も緊張の連続だった。
あの傭兵の見えない目を思い出しゾっとする。
起き上がる、煤まみれの服のまま。
そのまま脱ぐ、下着まで代えてタバサのほうを見る。
無言、無感動……男の子なら襲い掛かってきそうなシュチュエーションだけど、タバサにとったらいつものことだ。
「ミスタは?」
「空いてる部屋。」
……確かに、ミスタのあの研究室に、本人とはいえ病人は寝かせられない。
「おつかれさま、……ありがとう。」
無言でタバサが首を振る。
「キュルケを助けた。」
……ミスタ助けたのって、その前に私を助けたから?
うわータバサ可愛い。
「キュルケ……痛い。」
思わず頭をぐりぐりと撫でてしまう。
「みんなは?」
「あのあと、点呼、各自解散。」
無事を確認した後はひとまず解散か。
「生徒に死者なし。」
よかった……
「教師、少なくとも死者一名。」
え?あの後誰かなくなったの?
「炎蛇のコルベール。」
……ミスタ?
「タバサ、あんたさっき……」
「生きてる。」
……は?
「生きてるけど、死んでることにしたの?」
「見つからない所に隠しただけ。」
……?
「なんで?」
「銃士隊、隊長。」
……あの女が居たからか……でも大丈夫そうな気が……
「私なら……復讐は止めない。」
……この子も復讐したい相手がいるから……気を使って隠してくれたのね。
「ありがと、タバサ。」
「先生、隣」
……隣?ヴァリエールの部屋……確かに空いてるし、大公家令嬢の部屋ならそうそう捜索もされないでしょうけど……
「ヴァリエールが知ったら怒るわよ。」
ベットを男に勝手に使わせたなんて聞いたら、絶対怒り狂う。
「内緒。」
タバサがちょっと笑ってるのを見て、あたしはやっと一息ついた。


17 名前:3/25:2006/09/18(月) 03:02:39 ID:pocecTU4
ヴァリエールのベットで眠るミスタ。
部屋の主が見たらなんて言うかしらね。
意味のないことを考えながら、ミスタの側による。
浅い呼吸、ぐったりとした体。
傷は取り合えずふさがっているようだけど、要安静って所かしら?
文字通り、死んだように眠っている。
少なくとも彼は一度死んだ、それでも致命傷を負った彼が気にしたのは。
「……大丈夫か?」
……人の事だった。
馬鹿じゃやなかろうか?
少なくとも、ほんの少し前まで、あたしのこの男に対する評価はとても低かった。
……そう、低かった。過去形。
「……おや、お早う御座います、ミス・ツェルプストー。」
気配を殺していた私に気付いて目が覚めた?
つくづく見かけ通りではないこの教師にまた驚かされる。
「おはようございます、ミスタ。」
「……起き抜けに、こんな美人が見えると言うことは、此処は地獄ではないようですね。」
ミスタにお世辞言われるとは思わなかった。
「えぇ、ヴァリエールの部屋ですわ、ミスタ。」
「……死に損ないましたね、私は。」
溜息と共に呟く。
「……助けなければ良かったですか?」
声が堅くなっているのがわかる、いっちゃあなんだが、苦労した。
「いいえ……貴方が?」
「あたしとタバサが、です。次は見捨てることにしますわ。」
本気で言う。
助けた命を粗末にするような人は、助けた人間を軽視している。
「いえ……ありがとう御座います。……感謝していますよ、ミス・ツェルプストー。」
ほんとかしら?
「今日の授業はどうなっておりますかな?」
この男、あんな騒ぎの後で、普通に授業をする気らしい。
肝が座っているのか……単に浮世離れしてるだけか?
たぶん後者だ。
「聞いて来ますから、ここで寝てなさい、ミスタ。」
ここまで世話しているのだから、切の良い所までは面倒見るとしよう。
「あと、彼女の居場所を聞いてきていただけますかな?」
彼女?
「銃士隊の?」
「えぇ……会わないとなりませんからな。」
「……会ってどうするつもり?」
生きてると知れば、復讐に来るかもしれない。
「彼女の望みどおりに。」
………死ぬ気かしら?
「私はそれに見合うだけの事をして来たのですよ、それが望みなら、抵抗しませぬよ。」
にこやかに、だが強い意思がこもっていた。。
「私には夢がある、先に進むべき道も見えた。」
いきなりミスタが語りだした。
「20年かけた研究も、進むべき道がやっと見え始めた、手がかりも掴んだ。成し得る可能性は今や数え切れぬ。」
うれしそうに、夢を語る。こんな男は嫌いじゃない。
「だがね……、だがね、君。私は昔、そんな夢を大量に摘んだのだよ。」
ダングルテール?だったかしら?
「だから彼女が望むなら、私の夢を摘まれるのも、私に相応しい物なのだろう。」
……この男、強いのか弱いのか分らない……
「聞いとくわ。」
それだけ言って部屋を出る。
これ以上聞くと、自分の足元の何か、が崩れそうだった。

18 名前:4/25:2006/09/18(月) 03:03:10 ID:pocecTU4
食堂は水を打ったように静まり返っている。
初めて間近に触れた殺意達、傭兵の集団によってもたらされたショックが、未だ消えていなかった。
ま、しょーがないわよねー皆お坊ちゃん、お嬢さんだし。
席に着くと、モンモランシーが静かに泣いていた。
「おはよ、モンモランシー。」
「……おはよう、キュルケ。」
く、暗い。
「………コルベール先生……助けられなかったわ。」
いきなりモンモランシーが語りだす。
いや、死んでないし。
「私が……私がもっと水の扱いに長けていたらっ……。」
……ヤバイ、早く言い出さないと言えなくなりそうだ。
「あの傭兵達、私の部屋まで引っ掻き回して秘薬を漁ってたみたいだったわ。」
あ、ごめん、それあたし。
「自分達は助かろうとしたのね……許せない。」
……傭兵達が水の魔法使いのあんたの部屋、正確に知ってるわけないじゃなーい。
言えない。
「決めた、キュルケ。」
「え?何を?」
「私もっと勉強する。」
……そりゃよかったわね。
「私の周りに悲しみがあるのを許さない、そう決めたの。」
決意を込めた目で、あたしを見つめるモンモランシー。
……しまった、もう言えない。
「そ、そういえば、銃士隊は?あの人たちも怪我しなかった?」
話を逸らす、……折を見て話そう、ミスタのことは。
「え?えぇ、彼女達のうち重傷者は治療中だけど、もうすぐ補充が来るらしいわ。」
「補充?」
「アルビオンがここも狙う以上、警備を固めるってことらしいけど、……あ、あの人がその取りまとめの隊長らしいわよ。」
……イヤな予感がする。
モンモランシーの指差す方向には、矢張りあの女がいた。
「彼女はここに泊り込みですって。安心よね。」
……どうしましょう?

19 名前:5/25:2006/09/18(月) 03:03:41 ID:pocecTU4
黙々と食事をするタバサに、こそこそと話しかける。
「ミスタを動かすわよ。」
無言で頷く。
目は銃士隊の女を追ってる。
それだけじゃないんだけどね。
「火の塔、シルフィード。」
「了解。」
そのままあたしはヴァリエールの部屋に向かう。
何故か廊下でミスタに会った。
「……ミスタ?」
「おや、ミス・ツェルプストーごきげんよう。」
すっとぼけた男。
「寝てなさいって言いませんでしたっけ?ミスタ。」
「いや、まぁ、もう動けますし……。」
呆れた男、血が足りないのかふらふらしてるくせに。
「で?どちらにいかれるんですか?ミスタ・コルベール。」
頭痛がする気がした。
「いえ、彼女の所に……どちらですかな?」
学院中をうろうろしてます、ともいえないわねー。
「まだ探している途中ですけどミスタ・コルベール。」
ずいっと近寄る。
「病人は大人しく、安静に!」
「いや、しかしですね。」
おろおろと答える……これがさっきと同じ人間だろうか?
「大体、会ってどうするつもりです?」
「けじめをつけるつもりですよ、ミス・ツェルプストー。」
「……まぁ、まぁまぁまぁ、男が女に会ってけじめをつける?」
「え、えぇまぁ……なにか?ミス・ツェルプストー。」
「ミスタ、プロポーズでもなさるのかしら?」
「は?」
「だってぇ、ミスタ独身ですしねぇ、浮いた話の一つも無いし。」
全力で誤魔化そう。
「彼女、美人でしたしねぇ、ミスタああいうタイプがお好み?」
「いえ、そうではなくっ。」
「あら?彼女、美人じゃありませんこと?」
「いえ、確かに綺麗に育っておりましたが。」
「ほら。」
「ですからっ、ミス・ツェルプストーほら、では有りませんぞ。」
ちょろい。
「まぁ、考える所は有るのでしょうけどミスタ。」
「ですからミス・ツェルプストー貴方は何か誤解を……。」
何とかなるかしら?
「まぁまぁ、ミスタ重要なことですし、ここはちょっと落ち着いて。」
「おぉぉぉ、落ち着くのはミス・ツェルプストーですぞ、私は決して……。」
「まずはちょっと距離を置いて考えを纏めませんこと?外にタバサのシルフィードを待たせてありますの。」
「で、ですから落ち着くことなぞ何もないのですよミス・ツェルプストー。」
あたしは黙って、ミスタの腕に絡みつく、もちろん胸は押し付ける。
「ミミミミミミス・ツェルプストーーー。」
吠えてる、ふっ、これで冷静だった男は居ない。
「さぁさ、ミスタ、こちらですわ。」
「ででででですからっ、ミス・ツェルプストーあぁぁぁぁなたはぁぁ。」
とかいいながら、視線が谷間ねミスタ。
もうちょっとおしつける、あ黙った。
抵抗しなくなったミスタをそのまま外に連れ出す、楽勝。

20 名前:6/25:2006/09/18(月) 03:04:13 ID:pocecTU4
タバサがシルフィードに荷物を括り付けていた。
「な、ウィンドドラゴン?いったいどこまで行くつもりなんですか?」
あ、決めてなかった。
「城下で良いかしらね?」
「却下。」
「なんで?」
「戦時中、構成が怪しい。」
……美女に美少女にさえない親父………確かに怪しすぎる。
「き、君達、何故どこかに行くことが前提なのかね?」
ミスタが何か喚いてるけど、無視。
「トリスティンの中はみんなそんな感じか……、国外…ゲルマニアか、ガリアか……ってどこも同じじゃない。」
「うち。」
あぁ、実家とかなら大丈夫か。
「いいの?」
「シルフィードなら一日。」
まぁ、馬車でも2,3日の距離だしウィンドドラゴンなら早いだろう。
「……いや、時間の問題じゃなくて。」
「説明、任せる。」
いや、でも……
「私も助かった、一つ借り。」
義理堅い子、いいか、良い機会だから全部説明しちゃって味方を増やそう。
「あの、ミス・ツェルプストー話が見えないのですが?」
ミスタがおろおろしてる。
「まぁまぁ、ミスタ、こちらですわ。」
シルフィードの方に押す。
「お二人とも私の話を聞いておりますか?」
シルフィード浮上
「あぁぁぁぁ、そもそも先ほどの彼女は。」
「まぁ、ミスタ彼女だなんて、焼けますわね。」
「ちがっ、ミス・ツェルプストーまだその話引っ張りますかー。」
ばたばた暴れている、なんにしろ距離さえとればこっちの物だ。
「あらー、おちてしまいますわ。」
ぴったりとミスタに身体を寄せる。
「ミミミミミス・ツェルプストー。」
初なミスタ。
「いや、私は、ともかく、戻って、話が。」
「あら、お話ならここでも出来ますわよ。」
「ですから、貴方にではなく、彼女に。」
「まぁ、あたくしではご不満かしら、ミスタ・コルベール。」
更に密着する。
「でででで、ですからっ、そのようなお話ではなくですね。」
しっかり抱きしめていると、いきなりミスタが脱力する。
「あら?」
「怪我、直ってない。」
…………無理してたのね。
「ま、丁度いいわよね、静かになったし。」
無言でタバサは本を読んでる。
シルフィード勝手に飛ぶからいいけど、器用だ。
「ま、近づいたら起こして貴方の実家の説明でもしましょ。」
「まかせる。」
どう説明しようかしら?
悩むあたしの腕なのかで、ミスタの体温が下がってる気がする。
うーとか、あーとか言ってる、体力本気でギリギリでしたのねミスタ。

21 名前:7/25:2006/09/18(月) 03:04:44 ID:pocecTU4
「うぉぉぉぉん、そんなっ、そんなことがあったのですなっ。」
ミスタが号泣してる。
「つらかったですな、タバサさん、いやミス・オルレアン。」
「こっ、これからは私を、父と思っても……。」
「いや。」タバサはにべもない。
「もーすぐつくわよー。」
空から見るのは始めてとはいえ、一度は通った道だし。
もう夕方だけど、見通しはなかなか良い。
「ど、どこにですかな?」
「ですから、元オルレアン公邸ですわ。」
銃士隊の女が学園から居なくなるまで、ミスタにはここで大人しくしてもらおう。
「な、ななな何故いきなりそんなことに?」
理由決めてなかったわね……
「疎開?」
「何故疑問系?いえ、そもそも授業がありますゆえ。」
「看病?」
「オルレアン夫人のですかな?誰も看病する者はいないのですかな?」
「……だめ?」
おっ、ナイス助け舟タバサ。
「い、いえ駄目ではありませんが。」
「……だめ?」
「………わかりました。」
……甘いわねーミスタ。
「んじゃ、そゆことで。」
「ミス・ツェルプストー、ですから何故そんなに行き当たりばったりなのですかな?」
タバサの指示でシルフィードが、降下に入る。
「きゃあぁぁぁぁぁ、ミスタァァァ落ちますわ。」
問答無用で抱きつく。
「ミミミミミス・ツェルプストーーーー。」
おほほほほ、ミスタが私に口答えなんて、10年早い、
若しくは20年遅い、若い頃は格好良かったのかもしれませんもの。
でも今は赤くなってるハゲ親父、タコの様。
追及をかわすため、ぐいぐいと身体を押し付ける。
ミスタは既に真っ赤になって声もない。
「降りる。」
まもなくシルフィードが着地するようだ。
しっかりと抱きつく、衝撃。
「ぐえ。」
あら?今の泣き声何かしら?
「キュルケ、傷口。」
「あら?」
抱きついた所が傷口だったみたいね。
「血が出てる。」
「……着地の衝撃で傷口が開いたようね。」
うん、きっとそう。
タバサも何も言わないし、そうに決まってる。
「何事ですかな?」
わたわたとミスタ・ペルスランが出てくる。
まぁ、いきなりドラゴンが着地したら慌てるだろう。
「私」
タバサがひょいっと、目の前に着地した。
「お、お嬢様、お帰りなさいませ。」
とりあえず挨拶、驚いてても礼を忘れない、良い執事ね。
「お客。」
私を手で示すタバサ。
「はぁ〜い。」
ひらひらと手を振るあたし。
ミスタ・ペルスランは驚いたようにこちらを見た後、
「ではお部屋の用意をいたしますゆえ、これにて。」
引っ込んでいった。

22 名前:8/25:2006/09/18(月) 03:05:17 ID:pocecTU4
通された応接間で、ミスタが泣いてる。
「うぅぅぅ、流石にちょっとひどいですぞ、ミス・ツェルプストー。」
確かにちょっとひどかったかも。
「ごめんなさい、ミスタ。」
こういう時はしおらしく、上目遣いに相手を見る。
もちろん目は潤ませる。
「あたしったらつい……、ごめんなさいミスタ。」
ここで目を伏せる。
「い、いいえミス・ツェルプストー分っていただければよろしいのですよ。
ちょろっ。
ガチャリとドアが開いて、ミスタ・ペルスランが入ってくる。
「皆様、お部屋の準備が出来ました。」
ミスタが、すっと立ち上がって一礼した。
「始めまして、私トリスティンで教師を務めております、
炎蛇のコルベールと申す者でございます。
本日は急な来訪に部屋まで用意していただいて、感謝の念に絶えませぬ。」
ミスタ、馬鹿丁寧ね。
「これはご丁寧に、私こちらで執事を勤めさせていただいております、ペルスランと申す者です、いつもお嬢様がお世話になっております、今後ともよろしくお願いいたします。」
挨拶しに来たわけじゃないのに……、
「タバサ……シャルロットは?」
ほっとくと、いつまでも続きそうなので、遮った。
「……お嬢様は……奥様の所です。」
「私もご挨拶に伺いたいのですが?」
……ミスタにもタバサの母親が会話できる状態じゃないのは言ったはずだけど?
「申し訳ありませんが……」
「いや、少々思う所ありまして、ミス・オルレアンとミセス・オルレアンがいらっしゃる所にぜひ立ち会いたいのですが。」
……どういうつもりかしら?
「分りました……こちらです。」
ミスタ・ペルスランが案外素直に頷いた。
案外彼もずっと何とかしたかったのかしら?
廊下を進んでいくと、物音が聞こえ始める。
何かが割れる音や、壁に物がぶつかる音、慌ててあたしは駆け出した。

23 名前:9/25:2006/09/18(月) 03:05:55 ID:pocecTU4
「下がりなさい、私のシャルロットは渡しません。」
細身の女性が、タバサに……自分の娘のシャルロットに物を投げつけている。
タバサは避けもせずにじっと耐えていた。
「……っ」
私が踏み込もうとする所を、ミスタ・コルベールが片手で制した。
「失礼いたします、ミセス・オルレアン。」
驚いた夫人が、一瞬止まった隙にミスタは言葉を滑り込ませる。
「私、トリスティンで教師を務めておりました、コルベールと申す者です。」
「きょう…し……?」
「はい奥様、魔法の名手と名高い、オルレアン公のご息女がこちらにいらっしゃると伺いまして、家庭教師などいかがかと?」
「か……てい……きょうし?」
「はい、お嬢様もそろそろ、学園に来られる頃かと思いまして、僭越ながら足を運んだ次第。」
「……シャルロットはどこにもやりませんっ。」
夫人が怒鳴った、
「えぇ、ですから家庭教師に参ったのですよ、この屋敷から出ずに、大公家令嬢として相応しい教育を身に着けるため……ですな。」
「あのひとの……むすめに……ふさわしい?」
「えぇ、オルレアン公の英名は遠くトリスティンまで届いておりますからな。」
「……まぁ、トリスティンまで?」
驚いた、会話してる、もっと混乱してると思ってた。
「えぇ……今すぐにお返事をいただこうとは思っておりませぬ、また後日お返事いただけますかな?」
「……。」
ミスタが少し間をおいて、
「ところで。」
タバサの背中をそっと押す。
「こちらは、お嬢様がお気に入りだという、タバサちゃんではありませんかな?」
驚いたように、自分の手の中のタバサと……、ミスタの示すタバサを比べる。
「ミス・オルレアンは片時も、貴方のプレゼントしたお人形を離さないとか。」
「え、えぇ……そうね……シャルロットはアレが……おきにいりで……。」
「ここにあるのは、おかしいですな、そちらにお持ちしますゆえ、シャルロット様にお渡し下さい。」
ミスタはなにをするつもりなんだろう?
タバサを、夫人の手が届かない所に、そっと押しやった。
そしてミスタが十分下がると、夫人は慌てて……
タバサを抱き取った。
…あ、
タバサの顔が泣きそうに崩れている。
……母親に抱きしめられるの……あの子何年ぶりなのかしら?
「ではこれにて、お返事の方はまた後ほどうかがいに参りますので。」
タバサを置いたまま……ミスタが部屋から立ち去った。
「行きますよ、ミス・ツェルプストー。」
部屋を聞いて、そちらに向かうミスタ・コルベールにミスタ・ペルスランはいつまでも頭を下げていた。

24 名前:10/25:2006/09/18(月) 03:06:26 ID:pocecTU4
あたしのために開けられた部屋で、ミスタのことを考える。
正直ここまでつかみ所がないとは思わなかった。
ここに着いた直後くらいまでは、今朝のことが夢だって言われても、信じたと思う。
でも……さっきのミスタはちょっと格好良かった。
さて、興味があったら取る行動は決まってる。
今は人も減っているとはいえ、大公家、客室に備え付けの浴槽が有った。
水を張って、杖を一振り。
あっという間に、お風呂完成。
手早く服を脱いで、旅の埃を落とす。
お湯を浴びる。
ゆっくり温まってから、
髪を洗う。
念入りに肌を磨く。
ミスタの好みのシュチュエーションが分らないけど……
まぁ、大丈夫でしょう。
だって、あたくし魅力的ですもの。
隅々まで綺麗になる、ばたばたして着替えも持ってきていないので、部屋付きのバスローブを羽織って、姿見に向かう。
うん、問題なしっ、魅力的ね。
さあ〜って、ミスタの部屋に向かいますか。
もちろん、髪は適度に濡れて、身体は十分火照ってる。
ふっふっふ、これに抵抗できたら男じゃないわよ、ミスタ・コルベール。

25 名前:11/25:2006/09/18(月) 03:06:58 ID:pocecTU4
気配を殺して音もなく、窓からミスタの部屋に滑り込む。
「誰ですかな?」
あら、ばれた?
「あたしですわ、ミスタ・コルベール。」
言いながら、ベットの方ににじり寄る。
「今日はありがとうございました、お礼がまだでしたので。」
「いいえ、ミス・ツェルプストー私も助けていただきましたし、おあいこですよ、何より私は学園の生徒諸君の役に立つことがうれしいのですよ。」
ニコニコと言葉を続けるミスタの方にそのまま近づく。
「こういった、お礼はお嫌かしら?」
ミスタの視界に入ってるのを確認にて、そっとローブをずらしていく。
「ミミミ、ミス・ツェルプストー!」
そのまま、脱ぎ捨てて、ベットの上のミスタににじり寄る。
「ミスタ、あたしをはしたない女だと……」
いきなり布団が被せられた。あら?
「いいいいい、いけませんぞ、ミス・ツェルプストー、まずですな、私と貴方は20以上も離れておりますしですな、なによりも教師と生徒、このような不埒な行いは成りませぬ。」
「いいえ、ミスタ全ての障害は情熱の前には無力ですわ。」
「じょじょじょじょ情熱ですと。」
「ええ、ミスタ、私の二つ名は『微熱』つまり情熱、全ての問題を押し流して、運命に身を投じるのですわ。」
布団をかぶったままにじり寄る。
「しっ、しかしですな、ミス・ツェルプストー貴方は毎週、運命の恋とやらで授業を休んでおりませんでしたかな?」
案外手ごわい。
「キュルケ……と、呼んでは下さらないのかしら?」
「しかしですな、ミス・ツェルプストー。」
「それとも……ミスタあたしに興味ございませんの?」
「興味ですと?」
「えぇ、興味、あたしはミスタのことが知りたいですわ。」
布団をかぶったまま、にじり寄るあたしをミスタは手で制した。
「ミス・ツェルプストーは興味でこちらに?」
「あたし、貴方に恋してますの、それを興味と呼ぶのなら、確かにそうですわ。」
もっとガツガツしてると思ったら、思いのほか手ごわくて楽しい。
「ミス……たしかに貴方は『微熱』のキュルケですな。」
静かにミスタが呟く。
「ミス・ツェルプストー、今日は帰りなさい。」
驚いた、拒否されるとは思わなかった。
「貴方のそれは、情熱では有りませんよ、ミス・ツェルプストー。」
どういう意味かしら?
「男は独占欲が強い、ミス、いつか貴方の見出す男が、そうであったとき、貴方を傷つける。貴方が言うほどの情熱に身を焦がしたとき、後悔しないとも限りません。」
……
「あたしの情熱を否定なさるの?」
あたしは怒りを覚えていた、生まれて初めてかもしれない強い怒りを。
「貴方か御自分で仰ったのですよ、『微熱』とね。」
私が誇りとする二つ名を軽んじられてまで、ここに居る理由はない。
かぶっていた布団をミスタ・コルベールにぶつける。
「うわっ、」
もがいてるが、知ったことか。
脱ぎ捨てたバスローブを拾い、そのまま部屋を出る。
「おやすみなさい、ミス・ツェルプストー。」
ミスタの声が聞こえたけど、無視してあたしは自室に駆け込んだ。

26 名前:12/25:2006/09/18(月) 03:07:30 ID:pocecTU4
ひたすら夢見が悪かった。
瞳のない目が、あたしを焼き尽くそうとじっと睨んでる。
そんな夢だった。
「あぁ、もうっ……。」
イライラする、昨日はなかなか寝付けなかった。
髪を纏めながらベットを出る。
折角なので気分転換に入浴。
着替えがいつの間にか用意されている辺り、恐るべしミスタ・ペルスラン。
やっと人心地付いて、部屋を出る。
廊下でミスタ・ペルスランと会った。
「お早うございます。ミス・ツェルプストー。」
朗らかに笑う、ミスタ・ペルスラン…始めてみたかも。
昨日のことで機嫌が良いんだろう。
「タバサ……シャルロットは?」
「奥様とご一緒です、先ほどミスタ・コルベールが一度奥様にお会いして、お嬢様を引き離し、食事を召し上がっていただきました。」
……そうか、タバサのままじゃ食事も出来ない。
「……元気?シャルロット。」
「えぇ、えぇ、それはもう、嬉しそうで。」
自分のことのようにミスタ・ペルスランは笑み崩れる。
……邪魔もしにくいわね。
「食事は部屋に運んでいただけるかしら?」
「承知いたしました。」
昨日の効果かしら?前に来たときよりずっと腰が低い。
シャルロットがその調子だと、シルフィードも使えない。
あたしも暫くここに足止めか……
様子を見に夫人の部屋に行って見る。
意外なことに笑い声が聞こえる。
「えぇ、そうですのよ、主人は人望も厚くって。」
「そうでしょうなぁ、シャルロットさんを見ていれば分りますよ。」
げ、ミスタ。
こっそり覗くと、タバサ……シャルロットを抱いた夫人とミスタが談笑してる。
タバサは人形のようにじっとしているが……
あーあれは、にやけてるわね。
あたしはあの子の表情が読める。
そのまま暫く廊下で聞き耳を立てる……
…よく相手できるわね、ミスタ。
ずっと聞いていると、話は破綻しているし、同じ話も繰り返している。
ミスタは我慢強く相手しているけど……
あたしには無理ねー。
もう一度こっそり覗くと、今度はタバサがあたしに気付く。
そっと手を振って、合図する。
…おぉ笑ってる。
身動きできないタバサが、表情だけで返事してくれた。
………そんなに急ぐ理由もないし、ここで邪魔するのも野暮よね。
しばらくここでのんびりすることに決めて、あたしは部屋に引き上げた。

27 名前:13/25:2006/09/18(月) 03:08:00 ID:pocecTU4
何もないまま、2,3日が過ぎた。
相変わらず寝つきは悪いし、ろくでもない夢を見る。
タバサとはたまに折を見て話す、段々明るくなるあの子が嬉しい。
ミスタとはあれから一度も話していない。
話しかけては来るけど、無視。
こんな美人に言い寄られて、断る馬鹿にかける言葉なんかない。
とはいえ……
「退屈ねー。」
はっきり言ってやることがない、出会いを求めて外に出ようとも思ったけど…
「タバサの実家の客人が、……ってのは外聞悪いわよね。」
そういうわけで、自主的に軟禁状態だ……。
日に日に元気になっていくタバサを見ていると、立ち去るのも気が引けた。
最近の日課は、屋敷内の散策。
これくらいしかやることがない。
向こうにミスタとタバサが居る……
あら?タバサが頭を下げている。
驚いて、そっと忍び寄る。
「お願いします、先生。」
「しかしですな、ミス・オルレアン……。」
タバサまで告白してるのかしら?
「でも、母さまこの二、三日でずっと元気になりました。」
タバサがこんなに喋ってるの見るの始めてかも。
「お願いです、母さまにずっと付いていてくれませんか?」
え?
「話をする相手もいないので、老け込んでいただけですよ。」
ミスタが答える。
「毎日、誰かと話したりすれば、少しはましに成るのではありませんかな。」
「でも、そんなの先生しか……。」
タバサがミスタにすがり付いてる。
「お願いです、先生。なんでもしますから、ずっとここに居てください。」
タバサが必死だ。
「いや、しかし………。」
ミスタが悩んでる……私の誘いには乗らなかったのに…ムカムカする。
「どうすれば……いいですか?」
タバサの目が涙で濡れていた……かわいー
あたしが男なら、既に美味しくいただいてるに違いない。
「ミス・オルレアン、女性が軽々しくなんでもする、等と言うものではありませぬよ。」
このヘタレハゲがっ。
「ミセス・オルレアンについては、おいおい考えましょう。」
「でも……」
「大丈夫ですよ、急に出て行ったりはしませぬよ。」
タバサが黙って頷いた
「さ、ミセスがお待ちでしょう、行きますよ。」
ミスタがタバサを連れ出していたらしい、食事か何かだったんだろう…
でも…
自然に伸ばされた手を、おずおずと取るタバサが可愛くて……
胸の奥がなぜか痛かった。

28 名前:14/25:2006/09/18(月) 03:08:33 ID:pocecTU4
今日もまた寝付けない、ここに付いてから何故か深く眠れなかった。
窓の外を眺める……
あら?
何か動いた、寝巻きのままそっと窓に近寄ると、ミスタだった。
濃い灰色のローブを着たミスタが、庭を走っていた……
こんな夜中にどこへ?
興味がわいたあたしは、こっそり後を付け始める。
十分に距離をとって……ばれない様に、ミスタがかなり鋭いのは実証済みだ。
……こんな夜中に、どこに行くのかしら?
………まさか、昼の告白聞いて、逃げる?
それとも……タバサが抵抗できないのをいいことに……いや、それはないか。
暫く走っていたミスタが唐突に立ち止まって、庭木の陰に隠れた。
なにかしら?
あたしも物陰に隠れる。
暫くすると、数人の人影が庭を屋敷の方に向かって歩いていく。
走らない、足音を立てないように。
何より暗闇では早く動く方が目立つ……プロかしら?
目的は……帰省しているタバサ?
いきなり、最後尾を歩いていた人影の片手が、炎に包まれる。
「こんな夜分に何用か知れませんが、引いていただけませんかな?」
ミスタの声……内容も、どこまでのんきな……
侵入者たちが散開する、メイジ相手に密集しない……やはり手馴れている。
ミスタのほうが聞こえたであろう方向に、バラバラの方向から二つの人影が殺到する。
……あぶないっ、声が出そうになる。
が、それらしい茂みには誰も居ない。
確かに声はそこから……風の魔法!
まったく違う所に居た、人影がまた炎に包まれる。
……利き手だけ、この上ミスタはまだ手加減をしているのね。
片手を焼かれた男が、何か指示を出した……
雑魚を無視して指揮官だけ狙ったのねミスタ……
だがそれが裏目に出た、指揮官が示したのは魔法が飛んできた方向……
ミスタはそこに立っていた。
「引いていただけないのですかな?」
喋った、幻でもなく確かにミスタはそこに居る。
無傷の侵入者がいっせいにミスタに向かう。
詠唱する暇がないっ。
「残念です。」
それだけ呟くと、杖を小さく振った。
呪文なし?
違った、単にさっきの魔法が終了していなかった。
指揮官の腕を包んでいた炎が伸び上がり、踊るように次々と侵入者の腕を焼いて行く。
まるで、闇夜に炎蛇が踊るようだった。
「……人を殺したくありません……引いていただけますね?」
無言で、よろよろと侵入者達は去っていた。
格の違い……とでも言うのだろうか?
幾らやっても無駄なのは、傍から見ててもよく分った。
全員立ち去るのを見守ってから、ミスタが屋敷の方に向かう……
その、無表情な目を見たあたしは……
あの恐怖を……自分に向けられた杖を思い出し……
後ろも見ずに駆け出した。

29 名前:15/25:2006/09/18(月) 03:09:15 ID:pocecTU4
ここ数日見続けていた夢を思い出した。
メンヌヴィルと呼ばれた男が、あたしに杖を向ける所で目が覚める……。
ここ数日ずっとそうだった、自覚してしまった今、迂闊に寝ることも出来ない。
身体がじっとり汗ばんでいる。
部屋はまだ暗い、……闇の向こうにあいつが潜んでいる気がする。
あわててあたしは、ランプに火を灯す。
あんな恐怖は初めてだった……
落ち着いてしまった今、思い出すだけで身がすくんだ。

結局眠れず、朝になった。
ミスタが廊下を歩いていた、こちらに気付くと、
「おはようございます、ミス・ツェルプストー。」
「昨日はご活躍でしたわね、ミスタ・コルベール。」
……多分気付かれているから、見ていたことは隠さない。
「……暴力は嫌いなのですがね。」
見ていたことを知っているから、否定もしない。
「あれはなんですの?」
「……ミスタ・ペルスランによると、帰省中にはたまに有ったようですな……」
「どうしてですの?」
「ミス・オルレアンが応戦していたらしいのですがね……
目的は、ミセス・オルレアンです。」
?どういう事?
「ミス・オルレアンが夜中に魔法で暴れるのが、彼らの目的です。」
「なぜ?撃退されるのが目的なの?」
「それなりに魔法を使って、ミセスが目撃したら引くのですよ、後の残るのは破壊された跡と、魔法を使ったミス・オルレアンです。」
「……じゃあ……刺客扱いされてるのって…。」
「彼らの努力の賜物ですな。」
吐き捨てる様に言った。
「ミスタ・ペルスランから話を伺っていたので、先制させて頂きました、これで暫くはこないでしょうな。」
こともなげに……タバサ相手に、誰も脱落せずに引ける集団だったのだ、それを…
やはり、底が読めない男だ。
「しかし、ミス・ツェルプストー、レディが夜中に出歩くのは感心しませんな。」
「あら?この屋敷で何か危険が有りまして?」
「そういう問題ではありませんよ、嗜みとしての……」
何か続いてるけど、無視。
昨夜とは打って変わった様子のミスタをじっくり観察する。
確かに、ぱっと見は冴えない親父のまま……
でも、タバサのために一生懸命動き回ってる……
ちょっと悲しくなった……あれ?なぜ?
「聞いていますかな?ミス・ツェルプストー。」
「えぇ、もちろんですわ、ミスタ。以後気をつけますので……。」
内容分りませんけどね。
「よろしい、では私はミセス・オルレアンの所へ……。」
「まあ、こんな朝早くから……ミスタ、未亡人好きですの?」
「ミミミミス・ツェルプストー。」
茶化す
「まぁ、タバサの母親だけ有って、磨けば光りそうですものね。」
「いえ、決してそのような……」
「タバサも可愛いし……親子丼ねらいかしら?」
「なぁっっっっ、ちがっ、」
「あらぁぁぁ、ミスタ意味分るんですのねー。」
パクパクと口を開閉、喋れなくなった。
ここ暫くの鬱憤を晴らすように、あたしはミスタをたっぷりからかった。

30 名前:16/25:2006/09/18(月) 03:09:47 ID:pocecTU4
「キュルケ、大丈夫?」
タバサがあたしに問いかける。
「んー、ちょっと寝付けなくてね。」
夢を自覚してから数日、あたしは一回も熟睡してない。
「そんなことより、あんたの方は?母さまに甘えてる?」
最近この話を振ると、嬉しそうに笑うタバサが見れてうれしい。
「そんなこと、じゃないっ。」
あら?いつもと反応が違う。
「自分ばっかり嬉しくて……キュルケの様子が変なの、先生に言われるまで気付かなかった……」
え?
「言われて見たら、キュルケ……疲れてる。」
「ミスタが?」
無言でタバサが頷いた。
「大丈夫よ、あたしは。」
「……学園に……帰る?」
おずおずと、タバサが聞く。あたしの答えは決まっている。
「いやーよ、あなた置いていくのも、あなたを母さまから引き離すのもね。」
じっとタバサがあたしを見てる。
「大丈夫よ、本当に寝付けないだけだから。」
この子はあたしのためだと判断したら、久々の幸せを捨てかねない。
そっと、タバサを抱きしめる。
「今は自分のことだけ考えなさい。」
タバサが困っている。
「ね?」
ぎゅっと抱きしめる。
「あなたが私を心配してくれるみたいに、あなたが幸せだとあたしも嬉しいの。」
「……気付けなかった……。」
「……ほら、きっとあのスケベ親父、私の事うかがってたから、気付いたのよ、ね?」
…………タバサが悩んでる。
でも……私の不調をミスタが気付いてくれててたって事に、胸の奥がじんわり暖かくなってるような気がした。
「……何か有ったら……相談。」
タバサが私を見つめる。
「OK、タバサ、相談するわ。」
タバサの頭をグリグリ撫でた。
「キュルケ……痛い。」
ひとしきりじゃれてから、タバサと別れた。

31 名前:17/25:2006/09/18(月) 03:10:18 ID:pocecTU4
ここ数日ろくに寝てないので、流石にそろそろ限界だ。
部屋を暗くする、ベットに潜り込んで、目を閉じる……
睡魔は訪れるけど、心のどこかが眠ろうとしない、つらい。
それでもじっと耐える、眠らないと……タバサが心配する。
…………眠る……
…………………
……………

ぬっと、白い目が現れる、にやりと頬を上げて笑うと詠唱を始める……
闇の中から炎が迫る。
「やだぁぁぁぁぁぁ。」
飛び起きる、身体の震えが止まらない、あたしこんなに臆病だったのかな?
いきなりドアが開いた、あたしの身体が恐怖にすくむのが分った。
「ひっ……」
「ミス・ツェルプストー」
ミスタだった。力が抜ける。
まだ震えてるあたしを見たミスタが、そっと抱き寄せてくれた……
……しんぞうのおとがきこえる
「すまない、ミス・ツェルプストー……私が気付くべきでしたな。」
おちつく……
「あんな男と、戦って……平気だと思っていたなぞ……教育者失格ですな。」
ミスタ……心配して側で待っててくれたのね。
「ミス・ツェルプストーがしっかりしていると思って、安心しすぎました。」
うれしい
「あなたも、他の生徒と同じ、女の子だということを、つい忘れてしまいますな。」
ここは……きっとあんぜん
「体調不良でなく、眠れなくなっていたとは、ミスに言われるまで気付きませなんだ。」
温かい身体を、そっと抱き寄せる。
「ミ、ミス・ツェ……」
身体の力がゆっくり抜けていくのが分る。
「落ち着きましたかな?」
ミスタが立ち上がろうとするのが分った、やだ。
「いやっ。」
「ミス・ツェルプストー?」
ミスタの服を掴む…
「行かないで……」
何も言わずに座りなおしてくれた。
「眠るまでここに居りますよ、ミス・ツェルプストー。」
「……やだ。」
「?」
「朝まで。」
ミスタが背中を撫でてくれる。
きもちいい
もそもそと首が落ち着くポイントを探る。
逃がさないようにしっかり抱きしめる。

あたしは、どうやら久々に熟睡できそうだ。

32 名前:18/25:2006/09/18(月) 03:10:49 ID:pocecTU4
意識がゆっくり覚醒する、頭がすっきりしている。
……目を開く
………ミスタが居た、横にならずに、ベットに座ったままだ。
背中に当たる手が気持ち良い。
…………だんだん昨夜のことを思い出す……
顔に血が昇る……しまった……幾ら眠かったとはいえ……
ハズカシイ
思い出す一言一言が、人生の恥のような気がする。
「起きましたかな?ミス・ツェルプストー。」
「はっはいっ。」
うぁ、はいってなにかしら……つい返事してしまう。
「よかった、大丈夫そうですな。」
そのまま、すっと立ち上がった。
「あっ。」
え?
何か凄い喪失感に、声が勝手に出た。
「なんですかな?ミス・ツェルプストー。」
「なんでもありませんわ、ミスタ。」
そう、なんでもないはず。
「では、しつれいいたしますぞ、ミス・ツェルプストー。」
ミスタが部屋を出て行くのを見つめる……
お礼を……言おうと思った……でも…声がかけられなかった。

33 名前:19/25:2006/09/18(月) 03:11:23 ID:pocecTU4
そわそわと落ち着かない気分。
何故かミスタの姿を探す。
「キュルケ。」
いつの間にかタバサが居た、声をかけられるまで気付かなかった。
「……タバサ、あなたミスタに何か言った?」
「……キュルケ寝不足。」
……おかげでよく寝れた、一応感謝
「ミスタは?」
「母さまと一緒。」
何故か……寂しいと思った。
「そう……」
タバサが黙ってあたしの横に座り込んだ。
「タバサ?」
「母さまに先生が必要。」
タバサが私を見つめながら続けた。
「キュルケ……先生好き?」
……息が詰まる……
「ここに来た日に、ミスタの寝室に忍び込んで断られたわよ。」
「……キュルケ、返事してない。」
「……タバサ………」
「?」
「もしそうでも……先生、多分あたしが嫌いよ。」
きっとそう、だって断られたし。
「でも、キュルケしかもう止められない。」
なにをかしら?
「先生、学園に帰るって。」

「母さまの治療法探してくれるって。」
「……良かったじゃない。」
タバサは喜ぶはずだった……でも、首を横に振っている。
「一緒に……居たい、母さまも先生もキュルケも。」
………この子…
「先生が居たら、母さま笑う……私も……嬉しい。」
「……それだけ?」
「………。」
「タ〜バ〜サ〜、へんじしてなぁーい。」
ちょっと復讐、おぉ赤くなってる、貴重な瞬間だ。
「でも……学園に戻ったら、たぶん先生……もう……。」
確かに、教師とか授業に、あれだけ拘っていたミスタがまたここに来るかは怪しい。
「私じゃ、止められなかった。」
多分あたしでも無理だろう。
でも……
「話だけはね。」
きっと、きっかけがないと素直になれない自分のために、ミスタと話しをする事にした。

34 名前:20/25:2006/09/18(月) 03:11:54 ID:pocecTU4
夜、ミスタの部屋を訪ねた、ベットの上で旅支度をしている……
「ミスタ。」
「おや、ミス・ツェルプストー、なんですかな?」
この前みたいな格好はしない……多分怖くて出来なくなった。
「学園に帰られるのですか?」
「……えぇ、水魔法の影響を除去するか……いっそ全て消す方法を探すつもりです。」
「全てって……タバサ…シャルロットの事もですか?」
話がそれてるのは分っていたけど、聞かずには、いれなかった。
「えぇ、もちろん施術はミス・オルレアンの許可を得ないとしませぬが。」
……何故?
「忘れた方が、幸せな過去というものもあるとは思わないかね?」
「それは、ご自分のお話ですか?ミスタ・コルベール。」
「どうでしょうね、ミス・ツェルプストー。」
「……もし、あたしが……行かないで下さいと言ったら?」
身体が震える、怖い。つい先日まで軽蔑していたこの人に、たくさんの恋人達のことで軽蔑されていたら……、それがとても怖かった。
「何故?ミス・ツェルプストーが、私を止めるのですかな?」
不思議そうに……聞かれた。
………はっきり言わないと分らないようだ。
「好きだからです、ミスタ・コルベール。貴方と過ごしたここでの時間が、
守ってもらった学園での記憶が、あたしにとってとても大事に成ったからですわ。」
ミスタが驚いている。
「………今回は『微熱』では無いようですね。」
……鋭いのか鈍いのか、まったく分らない変な男。
「では、私も真面目に答えましょう……ミス・ツェルプストー。」
「はい。」
「私は幸せに成ってはいけないのですよ。」
「何故?」
断られているのは分る、でも理由を聞きたかった。
「人殺しだからです、たくさんの、幼い命も、男も、女も等しく殺した人でなしだからです。」
「でも、それはっ。」
「騙されていたとか、任務だったとかは、自分に対する言い訳にしかならないのですぞ、ミス・ツェルプストー。」
どこか遠くを見る視線のまま、ミスタは続けた。
「私はたくさんの幸せをこの手で絶った、だから私も幸せには成れない、それだけのことですな、ミス・ツェルプストー。」
ずるい……そんな言い方されて、なんと答えればいいのかしら……
「ミス・ツェルプストー貴方なら、これから幾らでも良い相手が居るでしょう、その相手を大切になさるのが良い選択ですぞ。」
……悲しかった
「ミスタ、結局今回も、本気だとは思っていただけなかったようね。」
視界がぼやけていた、でもそんなことどうでも良かった。
「ミスタはあたしが幸せかどうかなんて、どうでもよろしいのね。」
「ミス・ツェルプストー……」
「貴方が好きです、ミスタ・コルベール真面目な所も、強い所も、優しい所も見ました、こんなに真面目に人を見たのはきっと初めてです。」
「…………」
「いっそ、学園に恋人が何人も居るような女は嫌いだと、はっきりおっしゃって下さいなミスタ……。」
きっとそれで諦めが付く。
「ミス、嫌いならそう告げるだけで良いのですよ、私とて傭兵に勇敢に立ち向かう所も、怖くて泣き崩れる所も、友達の境遇に怒る所も、全て魅力的に見えましたぞ。」
…………ミスタ…
「だからこそ、私などではなく、きちんと幸せに成って欲しいのですよミス・ツェルプストー。」

35 名前:21/25:2006/09/18(月) 03:12:26 ID:pocecTU4
「あたしは、貴方が良い、ミスタ。」
貴方以外は要らない。
「……どうしてですかな、我ながら冴えない親父ですぞ。」
「……貴方が魅力的だといって下さったところを、褒めてくれる男はめったに居ませんもの。」
「………どうも私は、他の人と感性がずれとるようでしてな……。」
「身体で誘って、見向きもされませんでした。」
随分プライドが傷ついた。
「……我慢してただけですぞ。」
「我慢できるの、きっとミスタだけですわ……だからあたしは貴方が良い。」
「私は……。」
「ミスタ、貴方が幸せに成ってはいけないのは、貴方の都合ですわね?」
「そうですな、たしかにそうです。」
「では、あたしは、あたしの都合で、貴方のそばで幸せに成りますわ。」
「ミス……それは……。」
「キュルケ……です、ミスタ。」
「キュルケさん、貴方は美しいし、まだまだ若い、こんな親父につりあう物では有りませんぞ。」
「いいえ、ミスタ全ての障害は情熱の前には無力ですわ。」
つい先日と同じセリフ……でも、意味はきっと違う。
あの時のあたしでは、込められなかった思いの結晶。
「ミスタ、あたしでは貴方を救えませんか?」
「救う……ですと?」
「えぇ、貴方が止まっている20前の不幸、はっきり言って、どんな事かあたしには分りません。
でも、貴方が幸せに成らないことでは無く、あたしを幸せにすることで埋め合わせてもらえませんか?」
「……私には……そのような事……。」
「出来るかどうか……あたしと試してほしいですわ……」
怖い……今までの男の子達も、こんな思いで告白してきたのだろうか?
彼らをいっせいにちょっと見直した。
「………あたしでは……駄目ですか?」
ミスタに一歩近寄る。
「……キュルケさん…。」
さっきから名前で呼んでくれている……嬉しい、でも。
「キュルケ、です、ミスタ。」
「……キュルケ私の罪は重い、決して許されない類の物だ、私はいつか一人で地獄に落ちるべきなのだよ。」
「…ご一緒させてはいただけませんこと?ミスタ。」
息を呑むミスタ
「どこまでも一緒に行きたい、今のあたしはそう思っていますわ。」
「貴方と幸せに成るのが罪なのなら、その罪を背負いたいのですミスタ。」
ずっと、一人を選び、一人で居たミスタをそっと抱き寄せる。
「ここに居ていただけませんこと?ミスタ。」
「……キュルケ………私は………」
「ミスタ、お願いがあります。」
「……なにかね?」
「どうすべきか、ではなく、どうしたいかで答えて下さいな……あたしはそれに従いますわ。」
「………しかし………」
「貴方が私を側に置きたくないのなら、私は貴方の居ない所に行きましょう。」
「……学園はどうするつもりですかな?」
「………失恋した相手を見ながら通えるほど、図太くありませんわミスタ。」
「………………」
「でも、ミスタ、貴方があたしを側におきたいのなら、あたしの全力を持って、あたしは貴方の側に居場所を作ります……だめ……ですか?」

36 名前:22/25:2006/09/18(月) 03:12:57 ID:pocecTU4
ミスタがそっとあたしの身体に手を回す。
「キュルケ、聞きなさい。」
………腕に込める力を増す、聞いてる事を示す為に。
「私に付いてきてくれるのだね。」
「……はい。」
もう決めた。
「なら、今更罪の事は言うまい、覚悟の上のようだから。」
「随分年上だが良いのかね?」
「知らなかったんですけど……そっちの方が好みみたいですわ。」
「教師と生徒だがね。」
「……黙ってましたけど、教師に告白されたこともありましてよ……」
「……それはけしからんね、誰のことかね?」
「聞いてどうしますの?」
「決闘でも申し込むかね?」
「……幾らなんでもそれは……、それに。」
「それに?」
「告白した相手全てと決闘するのだとしたら、ミスタ大忙しですわ。」
「……私の妻は随分もてるのだね……」
身体が震えた。
「…………妻……ですか?」
「……私はそのつもりだったが……やめるかね?」
直ぐには言葉が出ない、
「いいえ、私は貴方の妻になりますわ、ミスタ。」
「帰ったら、オールド・オスマンに妬き殺されそうだね。」
「………では、帰る前に……。」
そっと、ミスタに口付ける。
「妬かれる理由を作りませんと、理不尽ですわね。」
「……その理屈はどうかと思うが……理性はともかく本能が賛成しておるね。」
ふわりとあたしを持ち上げるミスタ。
「きゃっ」
ベットの上に投げ出される。
「ミスタ……」
心臓が高鳴っている。
優しいキス。
身体が熱くなる……そして……胸の奥が甘くなる。
……こんなに幸せなキスは初めて。
「ミスタ……」
今度はあたしから貪る。
ミスタがあたしの舌を吸い上げる。
「んっ、あぁっ。」
今度はミスタの舌が、あたしの唇を愛撫する……上手い。
「ミ、ミスタ……なんで……そんなに……」
「教師になる前は、それなりに有名な軍人でしたのでね……相手には困りませんでしたな。」
…………若い頃のミスタの相手が妬ましかった……
「腕が落ちて無い様でよかったですな、キュルケ。」
………身体が熱くなっているのをミスタは感付いてる。
そっとあたしの身体を触りながら、ゆっくりと服を脱がせてゆく。
……ただそれだけなのに、あたしの身体はどんどん高まっていった。

37 名前:23/25:2006/09/18(月) 03:13:31 ID:pocecTU4
ミスタがあっという間にあたしの服を脱がしていく、
いや、正確に言うと気が付いたらあたしは全裸だった。
「ミ、ミスタ?」
まったく主導権が握れない
「キュルケ、本当に私にはもったいない、綺麗な身体ですな。」
ミスタがあたしの身体をゆっくり見ていた、一瞬で頭に血が上る。
「ミ、ミスタ、明かりっ、明かり消してください。」
明かりを消しに行く機会がなかったため、今も部屋はランプの明かりで煌々と照らされている。……私の身体も…
身体がどんどん熱くなる、いつもならまったく気にしない、自慢の身体……
「綺麗ですな、キュルケ。」
またキス。
あ………、…ズルイ、ミスタはそれだけであたしが抵抗できなくなるのを分っている。
慌てて跳ね起きる、こんなのあたしらしくない。
が、ミスタは起きたあたしの身体を、そっと手で触った。
「ひゃぁっ。」
胸を触りながら、もう片方の手を背中に回す。
「ミ、ミスタ……あ……たし……も…」
ぞわぞわと全身を這い回る快感に耐えながら、ミスタに触ろうとする。
「くぁんっっっ。」
ミスタが両手で乳首をつまみあげる、力が抜けた一瞬の隙に、またベットに押し倒される。
両手で胸を苛めながら、ミスタが胸の谷間に顔を埋める。
次の瞬間身体が跳ねた、両手で胸を揉み上げながら、ミスタが舌で心臓の上を舐め上げる。
日頃自慢のおっぱいの奥で、刺激の受けない所を舐められて、訳が分らなくなった。
もちろんその間にも両手は止まらない、痛くない範囲で、乱暴に揉み拉だかれる。
一瞬でも反撃しようとするたび、ミスタは乳首を摘み上げた。
「ミ、ミスタァ……。」
あたしはだんだん快感に流される、気持ち良い事しか考えられなくなってきた…
胸だけで十分感じさせられたあたしを、そっとミスタは抱き起こす。
ぐったりとしたあたしに、キスを……舌を貪る。
「ん、んっっんっっっ。」
ミスタの手が、今度はお尻にあった、ゾクゾクと期待が背中を這い上がる。
でも……ゆっくりとミスタの手は太ももを這い回っていた……
気持ち良い……けど……
「ミ……ス…タ……」
おねだりしようとする口を、無理やり唇で塞がれる。
どんどん高まっていく身体……でも、ミスタは中途半端な刺激しかくれない。
自分で触ろうと、そっと手を伸ばす。
「いけませんな、キュルケ私を感じて欲しいのですがね。」
しっかりと押さえられる。
ぽろぽろと……、涙が出てきた……
「ミスタァ……もっと……もっと……下さい。」
あたしの哀願を無視して、ミスタは両手を押さえたまま、舌だけであたしを高める。
唇を、胸を、陰核を、ゆっくり舐め上げ、吸い上げる。
でも………
「ミスタ……あとちょっとぉぉぉ、お願いです……ミスタァァ。」
決して逝かせてくれない。

38 名前:24/25:2006/09/18(月) 03:14:02 ID:pocecTU4
頭の奥が、胸の奥が、子宮の奥がそれぞれ熱い塊になったようだった。
あたしは鳴きっぱなしだった。
「うあぁぁぁぁ、んぁぁ、くあぁぁぁ。」
既に意味のあることを考えられない、逝く事だけが頭を占めている。
ミスタは楽しそうに、あたしをいたぶっている。
もう何をされても逝く……そんな状態でミスタが急に動き出した。
手を押さえたまま、強くキス、唇に気をとられている間に、ミスタがあたしの奥までいきなり突き込んできた。
「ひあぁぁぁぁぁ。」
軽く逝った。
でも……ミスタは休まなかった。
腰をゆっくり動かしながら、私の手を開放して開いた両手で胸を絞る。
「やゃぁぁぁぁぁっ」
まったく落ちることのない官能が、知らなかった高みへ押し上げられる。
頭の中が真っ白になった……でも……
ミスタはまだ止まってなかった。
「だめぇぇぇぇ、ミスタ……もう……」
「ねぇキュルケ……」
「?」
「私はまだ逝ってませんのでね。」
一瞬止まったミスタは、刺したまま私をひっくり返した。
「きゃっ。」
中を強く擦られる感触と共に、あたしは後ろから貫かれる形になっていた。
「ミ、ミスタ……」
「こちらの方が動きやすいので……ちょっと本気で行きますね。」
……本気って………今までのは?
疑問を纏める暇もなく、激しい快感があたしを襲った。
「きゃぁぁぁぁぁぁ」
悲鳴を上げるしか出来なかった。
後ろから、胸を強く握りながら、狂ったようにミスタが動いている。
結合部が、ぐちゅぐちゅと激しく音を立てている。
ベットとミスタの手でしっかり固定されたあたしの身体は、動くことも出来ず、ただミスタが送ってくる快感に、溺れていた。
中でミスタのが一回り膨らんだ気がした。
「いやぁぁっぁぁ」
快感が増す、壊れる……そう思った。
何かが身体の奥にぶつかる感触と共に、あたしは今までで最も深く逝った。

ミスタがゆっくりと、あたしの身体を撫でている。
「……ミスタ……」
「おや、キュルケ起きたようですな。」
「………ひどい……」
「…………おや?」
「休ませてくれなかった……」
心地よい余韻に包まれながら、ミスタに苦情を言う。
「……ふむ、次は気をつけましょう。」
「…ん、お願いね。」
ぐったりと身体を伸ばしたあたしの胸を、ミスタが触る。
あれ?
「では、もう一度…」
え?

結局日が昇るまで寝れなかった。

39 名前:25/25:2006/09/18(月) 03:14:34 ID:pocecTU4
「こ、腰が……」
足が立たないなんて、本当に成るとは思わなかった。
「キュルケ、大丈夫ですかな?」
……こ、この男……ばけものかしら?
「……ミスタ……手加減って知ってます?」
「ふむ……確か失礼に当たる行為でしたな。」
……ちょっと違う。
ドアがノックされる、え、あぁぁぁぁあたし今全裸。
布団を引き寄せようにも……激しかった行為の名残で……ベットの下だ。
「先生……」
しかもタバサっ。
………無表情にあたしを眺めている………恥ずかしい。
「あー、ミス・オルレイン、その……用件は?」
「………」
「私にかね?キュルケにかね?」
「……キュルケ?」
あぁぁぁ、ミスタの馬鹿……まぁ言い訳の効く状況でもない…か
「呼び方変わってる。」
「あ、いえ……それは……。」
「……親友、泣かさないで。」
「………はい。」
……昼間はなんてしおらしい……
「学院へは?」
「……暫くここに滞在ずるわね?ミスタ。」
言いながら、ミスタを見る、タバサも見つめていた。
視線に押されるように、ミスタは頷いた。
「は、はいキュルケが納得するまで……お邪魔します」
……極力昼のうちに主導権を握ろう……次から。

タバサが拾った布団をあたしに掛けてくれた。
「ありがと、タバサ。」
「……キュルケずるい。」
ぼそっと呟く。え?

ミスタに向き直ったタバサが
「シャルロット」
と自分を指し示す。
「はぁ?」
不思議そうなミスタ
「いつか呼んで。」
それだけ言うと、部屋を出て行った……
理解していないミスタはともかく……
結構前途は多難かもしれない。

40 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 03:18:27 ID:pocecTU4
長文失礼しました。
今回ぽつぽつ書いたのですが、まとめて書かないと全体的に纏まらない気がしました。
文章書くの難しいですね……。
コルベール好きで、新刊出てはっきりする前に書きたいから書いた、そんな作品ですが。
読んで貰ったら嬉しいです。 ではっ

41 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 05:13:57 ID:lEPzFWVQ
なにこの素晴らしい作品。
最高。
キャラクターが全く壊れてないところが良い!

42 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 11:31:05 ID:FGZajHbh
GJ!
ときめきました。
意外と女子率高そうですね、ここ

43 名前:空気の読める才人:2006/09/18(月) 12:47:40 ID:XHxmIKKh
8巻、P286末尾より派生

才人はそのまま、ルイズの唇を割り開き、舌を入れる。

「んっ…」

ルイズの口の端から、可愛い声が漏れる。
薄布の上から沿えた手から、ルイズの身体が硬直するのが判る。
ルイズかわええー。
そのまま、沿えた手を、何かをまさぐるように動かす。
ほんの少し女性を主張するその膨らみが心地よい。

「んんっ」

ルイズの舌が、進入してきた才人の舌を押し返そうと動く。
目を開くと、何かを訴える目で才人を見ていた。
才人は舌を引っ込め、唇を離す。
はぁはぁと息をついたあと、ルイズは涙目で言った。

「ゴメンね才人。今日は、ここまでにして」

そう言うと、ルイズは背を向け、才人の胸元に身体を預けた。
エエエエエエエ。ここまでっすかあああああ。

「こ、これ以上したら、止まらなくなっちゃう…」

ルイズは真っ赤になって言った。
だ、だって、すごいキモチイイんだもん。隣に皆いるし、たぶんこれ以上したら…。
これ以上されたら、私…。声出ちゃう。
しかし、肝心な部分でお預けを食った才人は、それどころではない。
ああああルイズいい匂いだ髪やーらかいなーこの腰の辺りに当たってるふにゅふにゅはお尻ディスカー?
もう大混乱である。
しかし、奇跡に近い理性を持って、才人は次の言葉をひねり出した。

「続きは今度、な」

そして、ルイズを優しく抱きしめた。
その台詞に、さらに赤くなって抱きしめる才人の腕に真っ赤になった顔を埋めるルイズであった。

二つの月だけが、その約束を見ていた…。


8巻の感想;才人空気嫁。な俺様の妄想でした

44 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 13:15:10 ID:FqbuWzBo
> 腰の辺りに当たってるふにゅふにゅはお尻ディスカー?
二人はどうやってくっついてるの?

45 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 15:11:37 ID:g8/3QuER
普通にサイトに寄りかかってるって感じじゃないのか

46 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 15:34:12 ID:N0zE0siz
ルイズの尻の穴に銃剣突き刺して喘がせたい。

47 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/18(月) 17:00:46 ID:XHxmIKKh
「やった!久しぶりの休みだ!
 嗚呼、自由って素晴らしい」

才人は久しぶりの、本当の意味での「自由」を満喫していた。
「あの夜」以来、彼には週6回の「夜の相手」が義務付けられた。
正しくは、メイドで3回、ご主人様で3回。週1日、虚無の曜日だけはお休みがいただける。
いかな精力絶倫の十台半ばといえど、週6回のご奉仕は身が持たない。
立たなければいい訳もできよう。
だが二人は困ったことに、毎回趣向を凝らして才人の相手をしようとしてくれる。
競争原理ってヤツだろうか。
シエスタの前回はドコから手に入れたのか「ミニ浴衣ではいてない」だったし、ルイズの前回は「ひたすら舌でご奉仕」だった。
これで立たなきゃ男じゃない。
そんなわけで、才人は最近とてもお疲れ気味であった。

ところが今週の頭のことである。

「あの、サイトさん」
「どしたのシエスタ?」
「私今週いっぱい、魅惑の妖精亭にお手伝いをしにいくことになったんです。それで、だから、今週は、その…」
「ああ、できない、って言うの?いいよいいよ、俺は大丈夫だからさ!がんばってきなよ!」
「だから、今夜は少し濃い目に…」
「あ、ちょ、シエスタ、わっ」

正直「濃い目」っていうか「濃縮400%果汁生絞り」ってカンジでしたが。
そして、次の日。

「あのね、サイト、あのね?」
「なんだよルイズ?」
「女王陛下からね、お呼び出しがあったの。大事なお話があるんだって。それで私一人で王都にいかなくちゃいけなくって」
「そうなのか?一人で大丈夫か、ルイズ?」
「バカにしないでよ。私だって一人でできるわよ。
 …でもね、しばらくここを離れなきゃいけないの。だからね」
「大丈夫、待っててやるよ。行って来いよ」
「どっかいっちゃヤだよ?必ずいてね?私が帰ってきたら最初に迎えにこなきゃダメなんだからね?」
「心配性だなあルイズは」
「心配だから、いろんなとこに印つけちゃお。えい」
「ふあ、だめだってルイズ!ちょ、やめ、わっ」

上半身で、服から覗く部分以外ほぼ全てにキスマークつけられました…。
しかぁし!

「今週いっぱいは女の子の相手しなくてすむ!やった!」

才人の体重はここ一ヶ月で確かに減っていた。しかも、軽い女性恐怖症まで植えつけられていた。
才人はとりあえず、アレ以外で汗流さなきゃな、と思い立ち、デルフリンガーを手に取る。

「おー、久しぶりだな相棒。
 …やつれたかお前?」
「わかるかお前も」
「二人相手にすんのは剣でもなんでも辛いやーね」
「だよなあ」
「で、オレっちになんか用事かい?」
「いや、久しぶりに素振りでもして汗を流そうかなって」
「…それ以上やつれたら原型なくなるぞ相棒」
「…そんなやばいか?」

48 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/18(月) 17:02:01 ID:XHxmIKKh
なんて話をしていると、ドアがコンコンとノックされた。

「はーい」

ノックをしたのはタバサだった。
タバサは無言で手に持った封書を突き出し、才人に手渡すと、すたすたと無言で去ってしまった。
なんだアレ。
才人がドアを閉めて戻ると、すかさずデルフリンガーが冷やかす。

「よーよー相棒。3人目かい?やっぱり恋文かいそりゃ?」
「なわけねーだろ!タバサにフラグ立つようなことしてねえよオレ」
「ふらぐ?なんだそりゃ」
「なんでもねーよ」

封を開けて中身を見る。二枚の便箋が入っており、最初の一枚の、短い数行の文章が目に入る。
…読めるわけがない。

「デルフ読んで」
「そーいや相棒字が読めないんだっけね。えっとだな。
『修行をサボってないか、確かめてやる。ウチにこい、ファイト。 アニエス』だってよ」
「アニエスさんっ!?」

ていうかオレサイトですって、とか思いながら慌てて2枚目を繰る。そこには地図が認めてあり、アニエスの屋敷の場所が書いてあった。
その下にもやはり、短い文章。

「これは?」
「えっとだな。
『手紙が着いてから1日で来い。遅れたら殺す』だってよ相棒」
「ムチャゆーなーーーーー!」

そこはトリステイン学院から馬で丸1日かかる場所にある屋敷だった。今から身支度を整えないと殺される。
あの人だったらマジでやりかねん…。
才人はデルフリンガーをひっつかみ、身支度を始めた。

「いやあ、とことん女運が悪いねえ相棒は」


馬で飛ばして、なんとか夕刻にはついた。

「やるじゃないか。見直したぞ」

屋敷の正門で出迎えたのは、いつぞやウエストウッドの村で見た、軽装のアニエス。

「ムチャクチャ言うんだもんなあ、アニエスさん」

馬の上でへばりながら、才人は言う。

「一休みする間はやろう。飯の準備がしてある。喰ったらすぐに中庭に来い」

そう言ったアニエスの背中は、なんだか嬉しそうに見えた。

49 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/18(月) 17:02:31 ID:XHxmIKKh
食事を済ませるとすぐに、中庭で手合わせが始まった。
以前のように、才人が一方的に打ち込まれるだけ、という状況にはならない。
防戦にはなるが、アニエスになかなか決定打を打たせない。
上手く間合いを計り、隙をうかがい、隙を作ろうと打って出てくる。
いい剣士になってきたな。
アニエスは嬉しかった。
まるで、出来のいい素直な弟ができたようで。
才人の成長が、自分のことのように嬉しかった。
そんな考え事をしていると。

「隙あり!もらったぁ!」
「隙を相手に教えてどーする」

才人の打ち込みをするりとかわし、したたかに才人の肩を木剣で打つ。

「うわたっ!」

そのままどう、と地面に倒れこむ才人。なぜかそのまま起きてこない。

「どうした?もうへばったかサイト」
「ご、ごめんアニエスさん、もう限界…」
「どうした。持久力が落ちてるぞ?修行をサボっていたのか?」
「いや、違って…」
「相棒はお疲れなのさ、銃士隊のねーちゃん」

中庭のベンチに立てかけてあったデルフリンガーが言う。

「ん?何故だ」
「わーダメだってデルフ!」

このお堅そうなアニエスのことだ。今の才人の状況を知ったら、
『そのふしだらなチンポを膾にしてくれるわ!』
とかって怒りかねない。
しかしデルフリンガーは続ける。

「虚無の嬢ちゃんと、メイドの二人の夜の相手で、お疲れなんだよ」

ああああ言っちゃったああああああああ。

「なんだお前、二股かけてるのか?」
「いやあのですねそうじゃなくてっ」
「いやこれがもう笑える話でね」

結局デルフリンガーは全部バラしてしまった。

50 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 17:03:39 ID:XHxmIKKh
すいません夜勤明けで眠い…続きは夜にでもノシ
あ、あと学園モノはまとめで更新することに決めました。
なんていうかここに載せていい類のものじゃないと自分で判断したので。ではノシ

51 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 17:43:17 ID:numMaNxe
所々意味がわからない
だがGJ

52 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 18:15:23 ID:sAfKOEeX
>>40
SUGEEEEEEE!!GJ!
先生格好いいよ先生(;´Д`)ハァハァ
キュルケの初恋に萌え、コルベールの罪への苦悩にしんみりさせられました
シエスタ×サイトの時といい、登場人物の心理描写がすごく丁寧に描かれていて
読んでて胸が一杯になります
思わずコルベールになら抱かれたいと思うくらいn(ry

>>50
GJ!
続き楽しみにしてます

53 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 18:45:30 ID:mos4w4Yj
>>49
19時からが夜だと俺は信じてる

54 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 19:48:18 ID:lfHA3Dtf
>>53
つーかもう真夜中じゃね?

55 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:04:12 ID:mos4w4Yj
やべっ!もう良い子は寝る時間だよ!!



ってかアニエス萌えー

56 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:10:32 ID:C9IwOesY
>>47
を見て思ったんだがあっちの世界の一週間って7日間なのか?
風、水、火、土、虚無の5日間だとずっと思ってたんだが

57 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 21:45:09 ID:YYXEKBVl
そこでRPGお約束の光、闇ですよ

58 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 22:38:03 ID:TiVnaVSA
>>57
ハルケギニアなら、太陽とか二つの月じゃね?

59 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:06:35 ID:Duu6iYG/
ルイズって、アンリエッタのことなんて呼んでましたっけ

60 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:15:15 ID:zs84KsC4
ルイズフランソワーズ・・・だっけ?

61 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:27:04 ID:k8jxMwit
>>59
陛下とかじゃなかったかな
アンリエッタとは言ってなかった気がする

62 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:37:47 ID:Duu6iYG/
ありがとうございます。
エロなしですが、才人×アンリエッタの前座を投下します。
思ったより長くなってしまったので、ヌきどころをお求めの方は
後日の本番のみご覧ください。

63 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:40:35 ID:FqbuWzBo
呼び方は姫様だろ?
アンリエッタが昔の呼び方で呼んでほしいってルイズに言ったシーンがあるじゃないか。
周りに他人がいるときは陛下だけど。

64 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:41:30 ID:Duu6iYG/
ルイズはアンリエッタの自室で、虫食いだらけの古書をいくつも広げ、
くっついたページ同士を丁寧に引き剥がしては、遅々として進まない
読解に興じていた。
アンリエッタは安楽椅子に掛けていて、当代流行りのラブロマンス小説に
耽っている。
 唐突にアンリエッタは、その小説を閉じた。
 その様子がどこかただごとではない雰囲気であるのに気づいて、
ルイズは何気なくを装って、声をかけた。
「陛下?」
 そっと肩を叩いても、茫然自失でいるばかり。やがてだいぶ遅れて、
「あ、ああ、ルイズ、ご苦労様。そんなものは祐筆に任せて
おけばいいのに」
 あたりさわりのないコメントをすると、アンリエッタはその本を
ルイズに渡してきた。
「もうお読みですの?」
「ええ、いいえ、……そうね。私はもういいから、お前にあげるわ」
 なかば火に怯える獣のような態度に、怪訝に思いながらも、
ルイズはそれを紐解いてみる。
 それは高貴な方々の、悲しくも美しい恋の物語。貞淑な姫君と、
奔放でハンサムな王子様との、たわいないといってしまえばそれまでの、
恋にもならない幼いやりとりを綴った小説だ。
 しおりから数ページ先を辿ると、まさに両家との対立の果てに、
若く激しやすい王子が、思いを貫いて討ち死になさる場面が
描写されている。
 ルイズは心臓を掴まれたような痛みに逸りながら、その先を
繰っていく。
 そこは、王子を愛するあまりに幼い姫殿下が、後追いの毒を
お飲みになる場面だった。
 もとが歌劇の脚本だといううわさどおり、それはたいへんに
詩的で読みにくく、また意味もとりづらい。メロディに乗せて
しまえばそうでもないのだろうが、あまりに不出来だ。
「わたくしとこの世界はあまりにも近すぎるのです――
空と海とのように――水と油とのように――
死者と生きとし生けるものすべての世界のように――
永遠に交わらぬもの同士であらばこそ
共に寄り添うていられるのです――
おお――わたくしと世界は、似通っていました――
ともに同じ天を戴けぬほどに――
いまのわたくしは混ざり子――
世界がわたくしに猛威を奮い――
わたくしは世界に怒りを撒く――
復讐はもっともよく耐えた無力なるものの手にのみ許され――
無力なればこそわたくしは無念を晴らすこともなく――
 おお――この苦痛多き世界よ――
わたくしは遠くに行く――
近しきものよ――
お前を傷つけぬために、わたくしは自分を消してしまおう――」


65 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:42:10 ID:FqbuWzBo
×姫様
○姫さま
だった。

66 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:44:06 ID:Duu6iYG/
 そこまで読むのに、時間がかかった。
あまり図書に親しみのないルイズには、よく意味も判じ取れない。
 それでもどうにか、姫君の嘆きは、兎に角とても悲しかったの
だろうな、と、思うほどには、ルイズの心にせまってきた。
 アンリエッタはルイズが本の中身を斜めに読み飛ばしている間、
そっとご自分の薬指を撫でていらした。
 いつからだろう。
 ルイズは思う。
 大粒のエメラルドにも似た、しかし脆いエメラルドでは
成し得ない見事なカッティングの指輪が、その指に嵌められ
なくなったのは。姫さまが何より大切になさっていた指輪で
あったはずなのに、ルイズの不徳のなすところだ。気づいて
差し上げることができなかった――
せめて胸のうちを、お軽くする手助けも、できないなんて。
 アンリエッタが、そっと、一節を諳んじる。
「復讐はもっともよく耐えた無力なるものの手にのみ許され――
無力なればこそ私は無念を晴らすこともなく――」
ルイズがぶしつけなほど注視していることにお気づきになったのか、
そこでアンリエッタはにっこりと微笑み、
「なんて顔をしているの」
 とおからかいになった。
「お茶をくれない」
「陛下」
 ……気づくとルイズは、アンリエッタの名前を呼んでいた。
「……なあに?」
 アンリエッタの、ことさらに年上ぶるような、笑顔。
 呼んだからには何かを言わねばならない。が、ルイズは何を
どう言うべきか、その糸口すらつかめない。
「い、いえ、あの、」
 あせった。言いながら、今一度姫君の悲痛なる述懐に目を落とす。
「このお話、なんだかとても――」
 陛下に似ておいでですね。
 そういいかけて、また言葉がつかえる。
 軽々しい言い方は避けねばなるまい――きっとこれは、
陛下だって触れてほしくはないことなのだ。そのくらいは、
貴族の末娘で甘ったれの、人の痛みに斟酌しないようなところが
あるルイズにだって分かる。
 アンリエッタを励ますつもりで、逆に励まされるのがオチだろう。
私は気にしていないわ、と、言わざるを得ないのが女王の冠だ。


67 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:45:24 ID:Duu6iYG/
あら。
しょうがない。修正はまとめのえらい人にでもお願いします

68 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:50:29 ID:Duu6iYG/
「――悲しいですね」
 結局ルイズは、そう言った。
 それを受けて、アンリエッタが苦笑する。
「そうかしら。私はあまり、好きじゃないわ。特にその姫、
自分だけ可哀想だという顔をしてるところが、特に嫌いよ」
「そうでしょうか」
「そうよ。おのれの身勝手な幼い恋で、何人の罪もない民草を
苦しめれば気が済むの」
「そんな言い方って。それだけ姫は、王子のことを好きだった
のでしょう」
「どれほど好きだったというの。それは、騒動で失われた
大勢の人の命と、引き換えにできるほどの重さだったとでも? 
とんだ思い上がりだわ」
 ルイズはもはや何を言うべくもない。
「ほんとうに――とんだ勘違い。どうせ死ぬなら、もっと早くに
世を儚んでいればよかったのだわ。そうすれば、自分ひとつの
身の犠牲だけで、済んだのだわ」

 いつの間にか話がすりかわっていると、ルイズは感じた。
アンリエッタは、小説の批判をしているのではない。
姫君に思い上がっているとくさしているわけでもない。
 アンリエッタは、小説ではなくて、それに重ねておのれのことを
言っているのだ。

「陛下は、お力がおありでした」
 ほとんど祈るような思いだった。
「……? 何を言っているの、お前」
「陛下、あれは必要な戦でした。放っておけばおのおの各個撃破
されていたでしょう。陛下は、救国の聖女であらせられます。
死んでいったものらも名誉を胸に――」
「わたしの話など、していないわよ」
 陛下は微笑とも苦笑ともつかぬ笑顔で、
「それに、そのせいで大勢を殺したのよ。耐え忍ぶことを知らずに
凶器を振り回す、臆病な子供の癇癪で」
「悔いていらっしゃるのですか。身に過ぎた力だと」
「そう思わない王はいないと聞くわ」
「でしたら陛下、陛下のお取りになった行動は、民の意思にも
等しいのだとご理解くださいませ」
「分かっているわ、そんなこと」
 アンリエッタは無表情に言う。
「だから悩んでいらっしゃるのも分かります。ご自分の意志と
民の願いに齟齬がなかったかと、私心で群集を扇動するような節が
なかったかとお思いなのは、とてもよく」


69 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:52:16 ID:FqbuWzBo
おまえほんとにノベル読んだのか?

> 「ええ、いいえ、……そうね。私はもういいから、お前にあげるわ」
> 「……? 何を言っているの、お前」
> 「わたしの話など、していないわよ」

誰?別人か?
こんな言い方しないぞ、アンリエッタは。
口調が一番特徴的なのが姫さまだからな、
サイトも丁寧な言葉遣いを言及してただろ。

迷惑だからもう投下しなくていいよ。

70 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:52:36 ID:Duu6iYG/
 陛下は笑みをこわばらせて、必死に取り繕っている。
 ルイズは話すのをやめない。どうにか自分の思いを伝えたいと、
そうすればこの気持ちが分かってもらえるのではないかと、
そのことで頭がいっぱいだ。
「無力で、世を儚んでしまう以外に道のなかった姫君と違い――
陛下には、思いを実現するだけの財も、人も、剣もおありです。
陛下は世界を従えるだけのお力をお持ちなのです。だからどうか、
遠くお隠れになるようなことだけは」
「永遠に、苦しめというの」
 アンリエッタは、ぽつりと告げる。
「お苦しみを和らげるために、陛下にはいかなることをも
許されておいでです。陛下がご命令くだされば、どんなこと
だって叶いましょう。それでは、それだけでは、だめですか」
「どんなことでも叶うなんて!」
 アンリエッタはとうとう、奇妙に言葉を震わせた。

 病的に笑顔ばかりを見せていた女王の、仮面がはがれた瞬間だった。

「だとしたら、ウェールズを返してちょうだい」
「……わ、私としても、ウェールズさまを蘇らせたい気持ちでいっぱいです。
そのための可能性も、不肖この私にもございます」
「ええそうね、虚無の使い手、私のいとしい友人――それで? 
ウェールズそっくりのモノができたからといって、その不出来な
でく人形を私に愛せとでも?」
 アンリエッタは猛然と食ってかかる。
「そんなの、ひとりぼっちより、つらいじゃない! 
生身の男ともう一度恋をしたほうがまだしもよ!」
「陛下であれば、国中のどんな男だって」
「だったらあなたの使い魔をちょうだい!」
 ルイズは言葉を失った。


71 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:53:16 ID:Duu6iYG/
「あなたも貴族と呼ばれる身なら、知らないわけがないでしょう? 
結婚はすなわち政治だわ! このお仕着せの女王に、まんがいちにも
国政上、外交上の不利となるようなスキャンダルが許されると思うてか! 
いいえ、このなにもないわたくしを、女王という色眼鏡抜きで扱う男が、
ただの一人でもいるというのなら、連れてきてちょうだい!
それができぬのなら、せめてあの使い魔さんを、わたくしに下すっても
かまわないでしょう!?」
 ルイズはこのときはじめて、視線をさまよわせた。
「できないというの! あなたが言ったのよ、どんな男でも私の
意のままだと! どんなことも許されると!」
「ええ、言いました!」
 ルイズはほとんど意地で言い返す。それでも視線は戻せないままだ。
「そ、それが、陛下のお望みであれば……そして、あの愚かなる
使い魔が、いいというのであれば、……い、いいえ、否という
権利など、私が認めないわ。そんな失礼な話があるものですか。
そうよ、そうしましょう。分かりました! それではそのように
手配致しましょう!」
 今度はアンリエッタは視線をとまどわせる番だった。
「うそ、うそよ……ごめんなさい」
 それから一気に風船から空気が抜け出すように、よるべない表情で、
今日何度目かの自嘲をした。
「私ったら、嫌な女ね」

「……いっそ、冠など、いただかねばよかった」
 言葉のしまいが、涙で濡れた。
 涙は波紋となり、陛下の表情を泣き顔へと変えてしまう。
 アンリエッタはそれすらも笑顔で耐え忍ぼうとする。
「無力な姫君ならばよかった。悲嘆にくれているだけの世間知らずで
いられれば、どんなにか、マシだった。なまじ権力など持たされた
せいで遂げてしまった復讐の、いまなお残る悪意を、怒りを、
わたくしはどうすることもできず――せめてこの猛る思いが治世に
及ばぬように耐えるわたくしの、なにが王者に相応しいというのでしょう。
民に迷惑をかける前に、世界を傷つける前に」
 ふふ、と陛下は、ご自分を嘲弄なさるようにお笑いになりました。
「救国の聖女――ね」
「え、ええ、さようにございます、陛下は英雄なのです」
「英雄は平安の世の狂人、とも言うわ」
「陛下!」
 ルイズはもう言葉も尽きてしまい。
「わたくしが遠く離れるべきだったのかしらね――この世界から」



72 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:55:47 ID:Duu6iYG/
「わ、私がいます」
 ルイズは耐え切れずに涙ぐみながら、決死の思いで言う。
「私はあなたの杖となり、槍ぶすまから、散弾の驟雨から、
……とにかく、なんでも! 私だけは、姫さまの味方だもん! 
どぉして分かってくれないの! い、いったじゃない、友達だって、
身分なんか関係ないって、姫さまには私が必要だって!
わ、私、私だって、もう、何もできない、無力な子供じゃないんだもん!
 ふ、ふぇえ……」
 それからルイズは、泣いた。
こどものように、赤ん坊のように、癇癪を起こすように、
全身と肺を震わせて、泣いた。

「どうしてお前が泣くの」
 アンリエッタはルイズが落ち着くのを待って、その頬をとがめるように
両手でこすってやった。
「でも――ありがとう。お前にだけでも、話せてよかったわ」
「いいえ。いいえ、陛下」
 アンリエッタは見るものに安堵感を与える、独特の優しさを
取戻したようだった。
「嬉しかった」
 ふいに垣間見せる、小さなころの、隔てない、心を開いた
安堵の表情。
 その顔を見て、ルイズは聞かねばならないことを聞いた。
そのときの自分の顔色ほど面白いものはなかったんじゃないかと思う。
「姫さまは――才人のことが、す、好きなの」
 女王のペルソナのアンリエッタなら、そんなことないわ、
と即座に切り返しただろう。
 いまはただ、純粋に、むかしのころに戻った気持ちだった。
「……わからない。……女王気取りで接している男には、男を
感じたことがないから。だから、錯覚しているだけなのかも。
気になっているような気に、なっているだけ?」
「……それでも、気になってはいる?」
「そうね。……そうなのかも、しれない」

 ルイズは不自然にたっぷり二拍は長い間を置いて、こう呟いた。
「だとしたら」


73 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/18(月) 23:56:33 ID:Duu6iYG/
以上です

74 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:07:59 ID:nhy+5Fyo
アンリエッタはルイズのことを「お前」とは呼ばない

75 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:08:34 ID:xbzCMIVt
>>69
すみません。次の投下では気をつけます

76 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:10:56 ID:E94ifFUH
ほんとに別人だな。
キャラが違うのどうのじゃなくて基本的な口調が違う。
想像上の姫でも創ったのか?

77 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:19:13 ID:ZS6MxyKE
とにかく書きたかったんだろうよ。

ちゃんねら慣れもしてないみたいだし、取り敢えずROMったら?SS書くにしてもそっちの方がいい。

78 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:37:13 ID:cWxs5r37
そうですね。
荒らしちゃってすみません。
ほとぼり冷めた頃にでも修正してまたきます。
失礼しました

79 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:43:36 ID:97HaZvqN
安心しろ、華麗にスルーしといた

80 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 00:58:23 ID:E7W/Brm3
>>67さん
修正、基本放置ですので、乗せた後、作者、若しくは気に成る人の任意でお願いしますね。

81 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/19(火) 01:14:32 ID:C7O3uuAO
「なるほどそういうことか」

あああああ死ぬ。俺殺される。
ていうか恥ずか死ぬ。

「お前もタイヘンだな、サイト。ま、死なない程度に頑張れ」

はい?
この節操ナシめ、刀の錆にしてくれるわ!くらいは覚悟していた才人だったが、アニエスの反応は淡白だった。

「あ、あのー?」
「『この節操ナシめ、剣の錆にしてくれるわ!』とでも言うと思ったか?
 たしかにお前の節操のなさには呆れたが、お前はその責を感じ、二人の相手をしているのだろう?」
「ま、まあそうですけど」

流れに流されただけとも言う。

「最終的にどちらかを選ぶにせよ、それはお前の選んだ道だ。私にどうこう言う権利はない」

言って、アニエスは木剣をかつぐと、背を向けた。

「今日のところはここまでにしておこう。私は風呂で汗を流してくる」


そうか、まだまだ子供だと思っていたのだがなあ…。
アニエスは湯船に浸かりながらサイトの事を想う。
弟のような、弟子のような、素直な少年。
それが、夜は二人の少女を相手に立ち回るような男だというのだ。
正直信じられない。
だが、あの伝説の剣が嘘を言うようにも思えない。

「そうか、サイトがなあ…」

そう呟き、風呂場の天井を眺める。
まあ「伝説の使い魔」なのだから、アッチのほうも伝説級なのだろう、と勝手に結論付ける。
アニエスだって伊達に才人より年はとっていない。そういうことをしたことだってある。
だが、「女」を捨ててずいぶん経つ。こういううわついた話を聞くのはずいぶん久しぶりな気がする。
もし、私が普通の女として生きていたら。才人にどう接しただろう。
そんなことをつい考えてしまう。

「いかんいかん、どうもあいつが相手だと調子が狂う」

そう言って風呂から上がろうとすると、湯気の向こうに人影が見えた。

82 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/19(火) 01:16:06 ID:C7O3uuAO
「サーイートー」

湯気の向こうから何故か全裸のアニエスが現れた。
コマンド?
  たたかう
  にげる
にア あやまる
  しんだふり

「わわわすんませんアニエスさん!入ってるって知らなくてっ!」

才人は背を向けて慌てて出て行こうとするが、アニエスの言葉がそれを止める。

「かまわん。背中でも流してやろう、来い」

はい?一瞬動きを止めた才人だったが、すぐに気を取り直して入り口に戻ろうとした。

「いやすぐ出て行きますからっ」

しかし才人の目論見はもろくも崩れ去る。
アニエスが才人の手を掴み、無理やり湯気の充満する洗い場へ引きずり込んだのだ。

「私では不満か?サイト」
「いや不満とかそういう問題じゃなくてっ」

才人は必死にもがくが、アニエスは一向気にも留めず、才人を洗い場の椅子に座らせた。

「観念しろ。男らしくないぞ」
「男らしいとかそういうもんなんだろうか…」

すでに観念したのか、才人は大人しく椅子に座っている。
アニエスは才人が観念しやのを確認すると、植物を乾かして作ったスポンジを手に取り、石鹸を泡立てる。
その泡立てたスポンジで、才人の背中を流し始める。

「加減はどうだ?サイト」
「あ、ちょうどいいです」

恐縮しながら、才人は言う。
剣の師匠とでも言うべきアニエスが、自分の背中を流している。
この状況で才人が緊張しないはずもなかった。

「緊張しているのか」

アニエスが語りかける。どうやら見透かされていたらしい。

「え、ええまあ」

声が少し震えている。
ぷ、とアニエスが噴出した。

「女の裸など見慣れているのだろう?今更純情ぶってどうする」

どうやら違う意味に取られていたらしい。
いやまあ確かに見慣れてますけど。

「そうじゃなくて。アニエスさんだから緊張してるんですよ」

83 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/19(火) 01:17:21 ID:C7O3uuAO

何。
今サイトなんて言った。
思わずアニエスの手が止まる。

「そういう冗談も言えるんだな」
「冗談じゃないですよ」

ちょっとまて。
まずい。何かドキドキしてきた。

「冗談でこんなこと言いませんって。アニエスさん俺の剣の師匠みたいなもんだし」

…なんだそういうことか。
ホっとした反面、即座に期待していた台詞の180度反対の言葉を吐き出した才人に何故か腹が立つ。

「…お前にはまだ、修行が必要なようだな」

こういう輩には、自分の立場をわからせてやる必要がある。

「そりゃ、確かにアニエスさんから見りゃ未熟者でしょうけど」

そこまで言って才人の動きが止まる。
ナンダコレ。背中に当たってるこのぷにぷにしたものはナンダコレ。
押し当てあられているそれは、シエスタのものより小ぶりであったが、シエスタのそれよりも遥かに弾力があり、まるでゴム鞠を押し当てられているようだった。

「…お前はだな、まず空気を読めるようにならないと話にならん」
「ななななななななななにしてんすかアニエスさん!」
「背中を流している」
「どどどどどどどどどどこで流してるんすか!」
「胸だが」
「むむむむむむむむねって!まずいですってソレ!」
「お前が悪い」
「ななななな何がデスカ!?」
「期待させるような台詞を吐くからだ。空気を読まずにそういう台詞ばかり吐いているから、周囲の女が誤解する」

怒ったようにそう言って、胸を上下にグラインドさせて才人の背中に泡をこすり付ける。

「今日はみっちり『稽古』をつけてやる。覚悟しろ」

言って、背中から才人を抱きしめ、身体を密着させた。
稽古って何の稽古ディスカーーーーーーーー!!??
才人が混乱していると、背中から回された手が勃起した才人自身を軽く握った。

「ちょ、ちょっとアニエスさん!ダメですって!」
「こんなにしておいて、ダメも何もないだろう?覚悟を決めるんだなサイト」

そして、くにくにと軽く曲げるようにしごく。
ぎりぎり強すぎない絶妙な刺激に、才人は思わず達してしまう。

「うああっ」

びゅびゅっ

「な、なんだ?もう出たのか。
 …早すぎるぞ」

呆れたようにそう言いながらも、手は才人に刺激を送るのを止めない。
才人のそこはみるみる元気を取り戻し、元の硬さを取り戻し始めた。

84 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/19(火) 01:17:59 ID:C7O3uuAO

「ちょ、もうやめてくださいよ…」

横から覗き見る才人のその顔は、手合わせした時とはまるで別人で、アニエスの嗜虐心をそそった。

「私が「いい」って言うまでガマンできたら、あと1回で許してやる」

そう耳元で囁き、しごく指に力を加える。

「って、そんな、一方的にしといてっ、ずるいっ」

一応反論はしてみるが、その声はあまりにも弱々しい。

「ほう、なら反撃してみるか?」

きっと今自分は、とんでもなく淫らな笑い方をしているんだろう…。
鏡がなくてよかった、と心の中で安堵し、アニエスは才人の前に回りこんだ。

「好きにしてみろ。私を先にイかせれば…お前の勝ちだ」

才人の喉がごくりと鳴る。
普段は、鎧の下に隠されている肢体が、そこで輝いていた。
程よく実った双球は、葡萄の実を連想させる。
そこから続くなだらかなカーブは、鎧の上からではわからない女性的なラインを描き、くびれた腰をたどって足へと続く。
引き締まった足はカモシカを連想させ、その二本の脚の間にある茂みに彩られたクレヴァスからは、汗以外の粘液が滴っていた。

「私を満足させてみろ…サイト」

湯気の温度と目の前の光景に、才人の理性は瓦解した。
…流されやすいよな俺の理性。
才人の本能は、迷うことなくその双球の先に実った小さな果実に目標を定めた。
両手で掬うように胸を持ち上げ、指の関節でその果実を挟み込む。

「んあっ…」

アニエスの唇から漏れる、切ない声。
久しぶりの感覚に、アニエスの雌が目覚め始める。
その間にも、才人の指は淫らに蠢き、アニエスの胸を刺激する。

「は、あ、ふぅっ…」

立っていられない。
アニエスはぺたん、と膝をつく。

85 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/19(火) 01:19:10 ID:C7O3uuAO
それに気をよくしたのか、才人は今度はアニエスの腰に手を回し、アニエスの身体を引き寄せる。
そして左胸の先端に噛み付いた。
甘噛みを通り越し、痛みすら感じる強さだった。だが、千切れるほどではない。ぎりぎりの強さを、才人は知っていた。

「くぅっ…」

痛みを伴う快感に、アニエスの脳髄が揺さぶられる。
久しぶりの行為に火照ったアニエスの脳髄は、その痛みですら刺激と感じ、快感を分泌する。
知らず知らずのうちに、アニエスは才人の頭を抱きかかえていた。
才人はそのまま、歯と歯の間で、アニエスの乳首を磨り潰すようにして刺激を与える。

「くぁっ…つぅっ…」

痛みと快感の入り混じる刺激に、アニエスの身体が震える。
そして才人は、空いた左手で侵攻を開始する。
ぐちゅりっ
淫らな水音をたて、才人の左手がアニエスの割れ目に侵入した。
それも一本ではない。一度に二本。中指と薬指を一度にねじ込んだ。
既に十分以上の粘液を溢れさせていた秘裂は、才人の指を容易く飲み込んだ。

「感じてますね」

ぐちゅぐちゅとわざと音を響かせ、勝ち誇ったように才人はアニエスに言う。
確かにその通りなのだが、このナマイキな弟に屈するわけにはいかない。

「だがっ…まだイってないぞ、サイト…?油断しすぎだ、お前」

言って抜けている風を装っていた膝を立ち上げると、アニエスは才人を抱きすくめ、そのまま腰を落とした。
先走りで滑る才人の一物が股間に当たると、器用に腰を動かし、あっという間に濡れそぼった秘裂で才人を飲み込んでしまった。

「うあっ」
「油断っ…するからだっ…甘いんだよお前っ…」

しかし、そう言うアニエスも限界が近い。
才人の胸虐によって高まった身体は、膣内の奥の奥にまで届いた灼熱の怒張で、限界ぎりぎりまで押し上げられていた。
それを悟られたら、負ける。
アニエスは才人から刺激を受けぬよう、逆に才人にだけ刺激を与えるよう、最奥まで導いた状態で、膣に力を込め、そして緩める。それと同時に腰で捻りを加え、刺激する。
かつて幾多の男を葬ってきた、アニエスの奥義だ。

「あうっ…なんだこれ、中が動いてっ…」
「ふふ…小娘どもにはこういう芸当はできないだろ…?どうだサイト…?」
「と、溶けそうだっ、うあっ、だ、だめだっ」

86 名前:「師」と呼べるひと:2006/09/19(火) 01:20:22 ID:C7O3uuAO
ダメだ。可愛い。
感じて惚けている才人の唇を、アニエスが奪う。
それと同時に、アニエスの中で才人が弾けた。

「んんー!んんんーーーー!!」
「んふっ…」

その迸りを膣奥に受け、アニエスは久方ぶりの絶頂を感じていた。


学院に帰った才人は半分抜け殻だった。
ルイズの部屋で才人は半分死んでいた。

「おーい相棒ー。生きてるかー?」
「半分以上死んでるよ…」

せっかくの休みだったというのに、昼間は剣の稽古、そして夜はアッチの稽古と、さんざんな3日間だった。

「これじゃあいつもと変わんないよ…」
「相棒もタイヘンだぁね」

そうやってデルフリンガーと話していると、ドアがノックされた。

「誰ー?あいてるよー」

もう出迎える気力も体力もない。
扉を勝手に開けて入ってきたのは、またタバサだった。
タバサはつかつかと机の上ニ身体を投げ出して死んでいる才人のところに来ると、手紙を才人の頭の上において、無言で出て行った。

「よーよー相棒以下略」
「なわけねーだろ以下略」

どこかで見た封書だ。これは3日前に見たことが…。
まさか…。
封を切ると、さすがに今度は便箋が一枚だけだった。
字は読めないが、文末に、なんとルージュのキスマーク がついている。

「よ、読んで…」
「えっとだな。
『お前が正直あそこまでやるとは思わなかった。たいしたものだ。
 私も久々にいい汗をかいた。感謝しているぞ、サイト。
 ps,休みの日にはお前のところに『稽古』つけにいってやる。連絡したら一日開けておけ。師匠からの命令だぞ♪ちゅ♪』だってよ」
「…最後の『ちゅ♪』はなんだよ」
「キスマークのぶん」

もはや疲れて反論もできない。
とりあえず、この便箋は二人が帰ってくる前に封印しなきゃ…。
イノチに関わる。
とりあえず今は寝よう。そう思う才人であった。〜fin

87 名前:あとがぬ:2006/09/19(火) 01:22:43 ID:C7O3uuAO
すいません続編モノなんですごめんなさい
http://ja001.sukiwikiweb.com/zero/pg/%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%93.html
まとめの「せんたいさん」の「ある日、森の中」「あなたのいないアサ」「ルイズとシエスタ」に続いて読めばおいしくいただけるはず(何
単品で仕上げる努力を放棄したとも言う(何
しかもまた日付またぐし。ダメダメですな自分orz
駄文失礼しましたノシ

88 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 01:51:36 ID:ZS6MxyKE
今はGJって言うより…ご馳走様?

89 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 02:00:28 ID:/BnS5u7p
>>87
GJ!
サイトマジ絶倫だなw

90 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 03:00:52 ID:xbzCMIVt
>>67

あんた上手いな
続きを読みたいと思った人間もいるってことで

91 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 06:41:31 ID:1qRVqXEb
>>67
GJ!アン様可愛いよアン様
こういう危うい部分が好きさ(;´Д`)ハァハァ

>>87
朝からおっきした(;´Д`)ノ
胸を押し付けてきた時にまた「あててるんですよ」かと思ry

92 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 08:04:04 ID:bJNg/HZa
最早あててるのよはデフォか。
きっと今は亡きかの作者も浮かばれることでしょう(死んでません――作家としてはおわったっぽいけど)

93 名前:for584:2006/09/19(火) 09:59:46 ID:ZS6MxyKE
前スレ>>592より
小さなホール状のその部屋には、幾つかベンチ状の椅子が置かれていた。
二人は並んで座る。
「じゃ、確かめさせて?」
シエスタはこちらの方を向き直り、椅子に脚を載せて開脚した。世に言うM字開脚だろう。
膝まで掛かったスカートが影になり、肝心の場所が見えない。
「自分でめくるんだ」
「ハイ…」
その裾を持ち上げ、腰を突き出す。

下腹部の膨らみ。
手入れされ、剃毛により露わになった割れ目。
彼に何度も突かれた結果、開いている桜色の粘膜。そこからは既にヨダレが垂れていた。

「どう…ぞ…」
「うん」
彼は躊躇なく、本来なら「男」を差し込む穴に二本指を差し込んだ。
彼女の体温と、潤滑油がサイトの指にまとわりついていく。
グチュグチュと音を立てているのは、本当は「男」が欲しい証拠。
「ひっ…あぁ…」
「シエスタ?ここは誰のもの?」
「は…いぃ…サイトさんのものですぅ…」
彼の指が与えてくれる快感。同時に切なくもなってくる。
「ほら?もっとキツく締めないと飽きちゃうよ?」
「いやぁっ!飽きちゃダメです!私…頑張りますからぁ…おまんこいっぱい使いますから…飽きないで下さい!」
「…可愛い…」

94 名前:for584:2006/09/19(火) 10:01:03 ID:ZS6MxyKE
懸命にシエスタはサイトの指を締め付けた。今まで以上に涎を垂らし、自らクリトリスを弄ってまで、サイトの指を楽しませようとした。
「こんなに濡れてる…」
「サイトさん…もう…私…」


「おいで。シエスタ」
椅子に座ったサイトはチャックから一物をそそり立たせている。シエスタがサイトの上に座ればソレが深々と突き刺さる仕組みだ。
「は…い…」
サイトの首に腕を回しつつ、慎重に腰を落としていく。
「ん…んん」
ヂュプッ
「「俺」はどうだ?」
「はぁ…サイトさん…熱い…」
何もせずともシエスタは腰を打ち付けていく。まるでサイトを貪るように。
「ひっ…あん…」
「締まり方が前より良くなった…いいよシエスタ…」
「あ…りがと…ございます…」
「もっ…キツ…」
シエスタは交わる度にサイトとの体の相性を合わせていく。自らをサイト専用に作り替えるように。
サイトの我慢できる時間の方が削られる程だ。
「…出るっ!」
「今日も…沢山下さいますかぁ…」
「ああ…」
急に中の収縮が激しくなり、シエスタの腰使いも激しくなった。もうサイトは限界だ。
彼女の中に、容赦なく白い液体をぶちまけた。

「ハァ…ハァ…」
繋がったまま、シエスタは呼吸を整えている。
これ以上は彼女も限界だ。そっと脚に力を入れて立とうとした。しかし。
グッ
「ふぇっ?」
太ももを押さえつけた手は彼の手。
「こうしてる間は抜けないんだよな…」
太ももを押さえられている以上、引き抜く事は出来ない。
中で硬直する存在に、彼女は気付いた。
「あの…サイトさん?…」
「俺が満足するまで…引き抜かせねぇよ…」
「…また、沢山下さい…」
「こないだみたいに、下っ腹が膨れるまで…注いでやる」

彼女がサイトの子を身ごもるのは、近い日だろう。


ー完ー


とりあえず従順シエスタ完っス。何か希望のシチュあったら言って下さい。
…つっても基本調教とかそんな感じだろーけど。俺と趣味が合う人、お願いしまーすorz

95 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 15:54:03 ID:mHobXKEN
>>94
いい趣味してるなww変態野郎。
いや、同志よ。
一万と二千年からgj


ちょっと変わったシチュだが、書いてほしいものがある。


エレオノール×サイトで基本はエレオノールがサイトに「お姉さんが教えてあげる路線」

学院からルイズをつねりあげてサイトを拉致して魔法研究所につくまではツンツンしてて、
研究所についたらエレオノールは魔法を使い狐っ娘に変身できちゃう事を告白し、
発情期がきたので拉致したことを説明し、その後デレデレ+調教。

獣人病(ライカンスロープ)はファンタジーによくある魔法の病気だし、ネコ耳ルイズに悶える変態(同志)さんには たみゃらんシチュだと思う。

>>94の変態っぷりに感動したから、ここまで書いた。後悔も反省もしない。
>>94よ、電波の波長があうなら書いてほしい。

96 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 16:40:26 ID:C7O3uuAO
>>95
兄貴!
魔法研究所で研究してたウイルスが流れ出して
女性キャラ複数が感染してエラいことになるとかダメっすか!

感染候補
ルイズ(もちろんネコ)
シエスタ(犬、もしくはウサギ)
タバサ(犬。絶対犬)
アンリエッタ(ライオンとか(トリビア:ライオンは七日間セックルし続けるといいます)
エレオノール(>>95の変態ぶりに敬意を表し狐)
カトレア(ラスボス(ぁ 狼とか)

ダメっすかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

97 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 17:31:43 ID:StwMzDnr
いきなり投下、
テファ物ではじめてのエロ物
はっきり言ってかなり変なのであまりたたかなでほしい。


98 名前:月と彼女:2006/09/19(火) 17:32:34 ID:StwMzDnr
美しい、ただそれだけだった。
月明かりに照らされた部屋、一人の少女が裸でベットに腰掛けている。
誰でもいい、ここに絵を書く人を連れてくれば涙を流しながら喜んで書きはじめるだろう、でも俺に絵を描く力は無い。
この光景をできることなら永遠に見ていたいと、そう思い俺は身動きひとつ取れずにいた。
だから彼女から俺に近づいてきた、彼女が俺の肩を掴みゆっくりと顔を近づける、その光景を俺は瞬きひとつすることなく見つめいていた。
ゆっくりと唇が触れ合う、彼女は目を瞑っているのに俺は目をひらいたままただずっと見つめていた。
俺の肩を掴んでいる手に加わっている力がますます強くなる、こういうとき彼女を抱きしめことができるほど俺はこういう状況になれていない。というか初めてだ。
彼女の顔がゆっくりと離れ悲しそうに微笑む。ああ、そうか。
「テファ……」
俺はテファの肩を掴みキスをする。今彼女はどんな顔をしているだろう、俺と同じように目を瞑ってるのだろうか。
唇から、塗れた感触、口の中に入ってきたそれは俺の口の中を暴れまわる。
俺のものと絡めあい、音をたて始める。
死ねる、そう思った。
彼女の口の中へと舌をいれ、彼女を感じる

99 名前:月と彼女:2006/09/19(火) 17:36:54 ID:StwMzDnr
もっと、もっとこの感覚に酔いしれていたい。
ゆっくり離れ彼女の顔をみる、潤んだ瞳と塗れた唇、さらさらと音が聞こえるように長いかみ、それに隠れたピンと張った人間の物ではない耳。
でも、そんなことはどうでもよくて。
「……ふぁ…キス……すごい」
肩に置いた手を頭へと回し、もっと強く。もっと近くに彼女を感じる。
彼女の手が俺の頭に回りおれと同じように力強く抱きしめてくれる。
俺と彼女の間に唾液が落ち、小さな水溜りを作り始める。
すぐ後ろにあるベットに彼女を寝かせる、片時も離れずに、抱きしめたまま。
キスをしながら片手を彼女の頭から顔をなぞり、首筋をなでゆっくりとふくよかな部分へとたどりつく。
一瞬彼女が固まったが俺をもっと強く抱きしめた。
胸を触り、先端へとゆっくり手を伸ばす。
触れた彼女のそれはすでに突起となっていた。
それに触れ、まだ知らない女性を感じる、彼女の息が荒くなる。
もうどれだけキスしているのだろう。いまさらながらそんなことを考える。
突起を指で掴んだりふくよかな感触を手に平で感じ、時に強く握り閉めるように触れていく、でもそのどれもが彼女をやさしくいたわるように。

100 名前:月と彼女:2006/09/19(火) 17:37:33 ID:StwMzDnr
顔を離し、ゆっくりと顔を下げていく、初めてみる女性という部分。
そこに触れることができない、触れてはいけない。そう思い、思わず動きを止めてしまう、だが。
彼女の顔をみる、俺を少し見つめた後微笑んでくれた、もちろんこれからすることの意味が彼女にもわかっているはずだ、でも。微笑んでくれた。
ゆっくり、手を伸ばす。
少し近づくごとに鼓動が早くなるのを感じる、本当に、本当にいいのだろうか?
でも触れてしまった。
暖かく、やわらかい。
指を立て、侵食しはじめる。
彼女が顔を真っ赤にしているのが暗い部屋でもよくわかる。でも一度そうしてしまえば最初の戸惑いももう無くて。
彼女の息遣いがどんどん荒くなっていく、そんなことにももう構えなくて。
彼女を一番感じれる部分を俺を一番感じる部分で感じでほしくて。
腰を上げ、ゆっくり取り出す、正直、なぜまだ自分が冷静でいられるのかが不思議でならない。
俺のを見た彼女が息を呑む音が聞こえる、やはり、嫌だろうか。
彼女の顔は真っ赤だった、両手で顔を隠して見ないようにしているが指の隙間からはばっちりと見えている。
彼女はそんな状態でも気丈にうなずいてくれた、いや。もしかしたら俺がそういう風にみたかっただけなのかもしれないが。
でもこうなることは彼女も最初からわかっていたはずだ。

101 名前:月と彼女:2006/09/19(火) 17:39:28 ID:StwMzDnr
彼女へと、ゆっくり俺は入った。
先端が入っただけで彼女の吐息が荒くなる、もっとその声が聞きたくて俺はどんどん侵食を進める。
彼女の中で、地震が起こる。
それは誰もが経験する振動で、そしてとても強くて、
彼女が苦しそうにうめく、その声すら俺を興奮させる要素で、
俺のすべてを感じてほしくて、すべてを受け止めてほしくて、
壁までたどりついた頃には彼女は涙を流しながら。吐息を荒くさせていた。
彼女の涙をみて、俺はやっと冷静さを取り戻した。
呆然とし、彼女の顔を恐る恐るみる、彼女は
泣きながらも、涙を流しながらも、うれしそうな笑顔で俺を見つめてくれていた。
その顔をみたら取り戻した冷静さがゆっくと頭を回転させてくれる。
彼女にキスをしたい、そう思い近づく、繋がったままの部分が一緒についてくるが気にしない、それにこっちのほうがやりやすいかもしれない。
彼女にキスをする、今度は舌を入れないやさしいキス。
離れ、彼女の顔を見つめながた動く、
近くで彼女の吐息を感じながら快感に身を任せる。彼女は感じてくれているだろうか?
キスをしたい、どこでもいいからキスをしたい。

102 名前:月と彼女:2006/09/19(火) 17:40:43 ID:StwMzDnr
彼女ならどこでもよかった、キスをしたい。
顔、首、顔の届く範囲ならどこでもキスをした、ああそうだ。まだしてないところがあった。
顔を近づける、彼女が少し苦しそうにうめくがしたかった。
彼女の耳に甘く噛み付く、ひときわ大きな声がする。どうやらここが好きなようだ、
彼女の耳に噛み付きながら腰を振り、そして俺の中で大きな波を感じる。
顔を離し、ゆっくりと体制を整える。どうやら気づいてくれたようだ、
なのに。
俺を抱きしめる手をますます強くし、俺を離さない、
ああ、駄目だ。このままいくと、いくと………
この波は、俺を出て行ってしまった。
力がどんと抜けて彼女の上に倒れこむ、
胸がクッションになってくれたので気持ちよかった。
荒い息遣いだけが部屋に響く、とても気持ちがよかったのでこのまま眠りたい。
彼女から離れ、引き抜くと、彼女のそばに倒れる。
愛しい人の顔を見つめながら。眠るとしよう、今日は最高の夢を見れるだろう。
目を瞑り、彼女の吐息を子守唄にしながら、
「あの……私まだ………なんだけど」
今宵は長い夜になりそうだ。
とりあえず、愛しい人は大変強いよいうことだけを覚えておくことにしよう。

103 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 17:42:19 ID:StwMzDnr
うん、ごめん。
そういう単語を使わないとか、声を出さないとか
音を使わないとかそんなことばかりやっていたさ。
それでこんな感じで、スマソ

104 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 18:29:45 ID:PpVokP2w
>>103
良。
描写が丁寧でエロかたです。

105 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 18:44:55 ID:sY+lxWXX
GJ!
ソレ系の単語や擬音無しでここまで出来るとは・・・おぬしやるな(←何様

106 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 19:51:18 ID:98pfeNqH
GJ!
丁寧な描写に感激しまスタ。
いつまでも此処にいてくれ。

107 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 20:16:15 ID:mHobXKEN
>>103
いいねエロテファ

>>96
だめじゃない。けど、>>94が発情期の獣化ヒロインに愛を感じるかはわからない。
確かに>>94の文体でシャルロットが匂いを振りまきながら「あおぉーん」とか叫び、腰を振りまくる、
とか、シエスタが「お前も飲め」とか くだをまいてサイトの口の中にマーキングしたら最高だけどな。

俺はエレオノールの境遇が他人ごとにはみえないと思う時があってな、なんとなく同情してるんだ。
だから、エレオノールにはSSの中だけでも素の自分をさらした、優しい気分のままでデレデレしてほしいんだ。

>>94の変態を見たい。すごく見たい。

108 名前:for95 ◆zVamjCRJxk :2006/09/19(火) 21:36:49 ID:ZS6MxyKE
「何で私がこんな目に…」
魔法研究所の一角に、隔離された部分があった。
簡単に言えば檻である。本来なら入れられるのは無論、動物だ。
しかし。
鉄格子の間から覗くのは、壁から伸ばされた二つの腕輪に両手首を拘束され、バタバタともがく金髪の女性。
妹とより更にキツい顔立ちと、十人並みに膨らんだ胸。そしてスレンダーな長身の体。それが全て全裸だ。
バランスのとれた美人だが、今彼女の表情は屈辱に歪んでいる。

鉄格子の向こう側からこちらにやって来た少年。
キイ
「ちょっとあなた!?早くこれを外しなさい!」
「まだそんな口聞けるんですね?」
答えたのは妹の使い魔である。ただその表情には余裕があった。
「ちゃんと動物らしくお願いすれば…あげるのに…」
そう言いながらチャックを下ろし、一物を取り出す。
「ほら雌狐さん?」
「そ…ん…な…モノ」
一応反抗的な言葉を口にしているが、彼女の目は「男」に釘付けである。
彼女は自然に「動物」の本能が反応した。
金髪からひょこっと覗く耳はピクピクと動き、
山吹色の毛に包まれた尾が彼女の白いお尻から伸び、少しだけパタパタと動いている。


109 名前:for95 ◆zVamjCRJxk :2006/09/19(火) 21:37:59 ID:ZS6MxyKE
彼女には特殊な魔法があった。動物に変身できる事だ。
諜報に、気分転換にと彼女はソレを楽しんでいた。
唯一の誤算。それは。
発情期を迎えてしまう事。

幾ら高い身分の女性とはいっても、体の火照りだけはどうしようもない。
とはいえまさか本当に狐と交わる訳にはいかないだろう。
かつてその相手となった男とは今、その仲を解消している。
なぜこのような状況になったかについては長くなるので留めておくが、兎に角、
彼女は今、妹の使い魔に捕らわれている。

これだけわかってもらえればよい。

既に拘束して三日が過ぎた。今の彼女は自慰すら認められておらず、頭の中に浮かぶのは男のモノを受け入れる事だけだ。
ただ、プライドが人間としての彼女を踏ん張らせる。
サイトは屈みこんで、物欲しそうな下の穴に指をいれた。
チュプ
「ああん!」
「こんなに濡らして…そんなに甘い声出してるのによく我慢できますね…」
ぱっくりと開ききった彼女のソコは余り使われなかったのか、まだ白みを帯びている。
ただし、垂れ流しとなった愛液の量は尋常じゃなく、指さえ離さない。
「水たまりにまでなってるのに…」
「…は…あ…」
自慰は許されなかったのだ。

110 名前:for95 ◆zVamjCRJxk :2006/09/19(火) 21:39:10 ID:ZS6MxyKE
彼女はサイトの指にひたすら快感を求めて行く。
グチュグチュ
「ひ…ん…」

ヌポッ
「あ…」
「今日はこれ位にしようかな…」
サイトは自らの指に絡みついた液体を舐めとり、意地悪く彼女に視線をおくりながら言う。
「…」
エレオノールは俯いたまま黙り込んでいた。前髪に表情を隠して。

キイ
「待って!」
檻から出ようとしたサイトに背中からかけられる声。
彼女は立ち上がり、壁に手をついた。後ろ側をサイトに向けて。

突き出されたお尻。上部に取り付いている尻尾はこれ以上ないほどよく振られていた。
割れ目から覗くのは収縮した肛門と、
もう壊れているのではないかと思える程液体を滴り落とさせる粘膜。
ヒクヒクと動く穴は、求愛のサイン。

「もう…我慢できないのぉ…」
震える声で言う。若干お尻を振っているのか、いやらしく白尻が上下した。
「私…発情してるの…だから…」
ゆっくりとサイトは歩み寄った。
ブロンドの髪から覗く、ピクピクと動いている耳が可愛らしい。
「あなたは今、獣なんです。もっと良い言葉があるんじゃないですか?」
そっと、タテスジをなぞる。
「ひゃっ!」
「もう指は嫌なんでしょ?」
「…」

111 名前:for95 ◆zVamjCRJxk :2006/09/19(火) 21:41:20 ID:ZS6MxyKE
「…エレオノールはぁ…今…オスのおちんちんがほしいんですぅ…」
自らの言葉に興奮しているのか、一段と水気が強くなる。
「…使い魔の…人間のおちんちんがいいんです…だから…ぶち込んでくれませんか…」
今の彼女は獣そのものとなった。心おきなく、快楽を望んで。
「最初からそう言えば良かったのに…」
エレオノールの求愛のポーズが刺激的だったのか、サイトは準備万端だ。すでにそそり立つ肉棒は準備されている。

グチュ
「あ…♪」
「じゃ、行きます」
垂れ流しとなっていた潤滑油が、やっと意味を成した。
久しぶりの男根にエレオノールの表情はだらしなくなっている。
「ずっと…コレが欲しかったのぉ…」
「俺のはどうですか…?」
「最高よ…気持ち良くって…ルイズが羨ましいわぁ…」
「お姉さんも…イイ…」
突く度に新たな液が溢れ出す。流石に経験があるだけあって、絡みつき方が良い。
「寂しかったのぉ…バーガンディ様までいなくなっちゃったから…」
サイトはパタパタと振られている尻尾を引き寄せた。
「あ…深いぃ…」
「尻尾、感じやすいんですね」
フサフサとした手触りと体温。強く引き寄せればサイトのモノは強く突き刺さる。

112 名前:for95 ◆zVamjCRJxk :2006/09/19(火) 21:42:40 ID:ZS6MxyKE
「ルイズを宜しくねぇ…あの子あれでも…優しいの…」
「分かってますよ…」
「あの子を…あなただけのモノにしたいなら言って…手を貸してあげる…奴隷にしたって…」
「それは…どうもっ!」
サイトの限界は近い。存分にかけられている愛液と、体温がサイトの精を欲しがっていた。
「ああっ、イクっ!」
「なんてキツっ…お姉さん!」
欲望が、やっと満たされた。


「私で…よく練習してね…ルイズを喜ばせて…」
「は…はい…」
結局、最後に主導を取ったのはエレオノールの方らしい。
ただ同時に感じたのは、妹への愛である。
「もう一回…」
「え?」
自らエレオノールは繋がりを解くと、サイトに向き直った。
そのままコロンと横になる。ただし、犬の降参のようなポーズだ。
胸の突起が、徐々に尖っていく。
パックリと開いた割れ目からは再び愛液が溢れ出していた。
そして、振られる尻尾。
「もっと…私を虐めて!…まだ胸も、お口も残ってるのぉ…」
その体勢にサイトは再び興奮した。
「…たまんねぇ…」


この後、ルイズを二人がかりで…


と言う話は、もし続けば語られるだろう。


ー完ー


作品の投下で返事をする!

ってカッコつけすぎorz
>95お前の電波は受け取った!でも!少し違う形になったかも!…ゴメン
エロ中心に考えると前置きそんなに要らんかなと…そんな俺はダメデスカ?
最後に>>95>>96>>107。俺を仲間に入れてくれ!他の方にも、次のシチュ希望待ってる!(大概俺の頭でねじ曲がるが)orz

113 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 21:50:02 ID:Eu6IcHJd
>>112
ルイズ調教も書いて下さい。
同じ変態としての頼みだ。

114 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:10:43 ID:mHobXKEN
>>112
変態めwww
感動して布団の上でゴロゴロしてしまったぞい。
俺の予想よりも変態だったし、何よりもうれしかった。
ありがとう。

115 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:28:48 ID:E94ifFUH
「お、俺こういうの、ぜ、全然わかんないんだけど、こんな感じか?」

「やん、もっとやさしく触って…」

「(こいつこんな声出すんだ…)も、もう我慢できない、ごめ、」

「あ、あぁっ、凄く気持ちいい…」

「もう入れていいよな、パンツ脱がすぞ」

「うん…」

「ってことは、その、なんだ、い、入れていいんだよな?」

恥ずかしそうにうなずいた。

「あぁ、んと…こう?こうか?」

「あぁ…溶けちゃいそう…ずっとこおしていたいよぉ…」

「俺もだよ、コルベールさん」

116 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 22:40:34 ID:t4a/IC9Q
>>115
ちょwwwおまwwwwwww

117 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:30:27 ID:P6RD0aR5
>>115
それはないわwwwww

118 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/19(火) 23:55:07 ID:8bLA+O7n
>>115
全米が萎えたw

119 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:12:04 ID:UGeRtn9j
>>115
やめてくれええええorz

120 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:20:56 ID:Vnr9F3/Q
「んぁっ!ぃや、らめぇ!らめなのぉ!!コルベールおかしくなっちゃうよぉ」

121 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:22:38 ID:nLjzhyVG
もう十分おかしいよw

122 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:24:20 ID:LYtb4jDv
冴えない親父コルベールは世を忍ぶ仮の姿で、
実は変身魔法で姿を変えているロリっ娘だと脳内補完して心の平穏を守る事にした

123 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:27:53 ID:P8okFMh+
コルベール幼女化決定

124 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:35:34 ID:o1hax/kH
>>122
だめだwww
ロリ体型にオヤジ顔の男しか思い浮かばねーwww

125 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:39:53 ID:Tp/8NlbL
普段は極道一直線な男なのに、魔法を唱える時だけ
なぜか魔法少女のコスチュームになってしまうという漫画があってな・・・

126 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:53:32 ID:FUGbudjr
今日は二人が初めてキスをしてから一年記念。
夜中にこっそりとドラム缶風呂に入り、
幻想的な月夜を眺めながらのシキンシップを楽しむ。

「すべすべだな、うぶ毛すらないぞ。 もしかして手入れとかしてるのか?」

まるで空気をよまないサイトのセリフ、しかし二人の間ではいつものこと。
これがいつもの二人…。

「ば、ばかぁ……そんなこと、聞かないでよ。 恥ずかしいんだもん。 生えてこないんだもん!」

頬が上気しているが、お風呂のせいなのか羞恥のせいなのか。

「こ、こらっ。 暴れるなよ、ワインがこぼれるじゃねえか」

狭いドラム缶の中で二人は窮屈に寄り添っていたが、
少し不安定であった。
ワインがこぼれてしまい、顔にかかってしまう。

「きゃっ、冷たい……う〜〜」

「わりっ、今拭うよ!」

上気した頬、ワインで濡れた顔に、淫靡なものを感じたサイトは
そこでイタズラ心に火が点いてしまった。
顔に口付けし、頬に垂れる雫をペロペロと舐め、あまつさえ舌を奪う。

「ふぃぁ! ふぃあいと! なにするの。 ん…ちゅ、ふあ」

「ごめん、胸がドキドキしちまったんだよ!」

「も、もう。 だめなんだからね。 ここは外なんだから」

そうだ、そうだった。
ここは人通りが少ないとはいえ外であった。
恥ずかしい姿を、淫靡な顔を誰にも見せたくない、それは俺だけが見ていいものなんだ。
誰にも見せたくはない。
先ほどまでの気持ちが波が引くようにすぅっと引き、
サイトを穏やかにさせた。

「まじでごめん。 よし、しきりなおしでもう一度乾杯しような」

「ぅん…サイト」

ワインを注ぎなおし、月夜に掲げる。


「乾杯、コルベールさん」

127 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:55:44 ID:kIWosiky
>>126
これはねーよwwwww変態野郎がwwwwwwww

128 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 00:58:06 ID:i3H41gzK
>>126
ちょwww精子吹いたwww

129 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:00:26 ID:/jXbu5tc
お前ら最後にコルベールさんってつければ何でもアリかwwwwwwww

130 名前:まとめの中の人:2006/09/20(水) 01:10:11 ID:ne1MxQWp
コルベールさんたちのタイトルをどうしようか途方にくれてたり……。
なんで、いきなり…増えたの…コルベールさん好きだから……

うれしい?かな

131 名前:126:2006/09/20(水) 01:13:31 ID:FUGbudjr
>>130
ファーストキスから始まる二人の恋のヒストリー

132 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:15:58 ID:p3n1k/2n
ゼロのコルベール

133 名前:まとめの中の人:2006/09/20(水) 01:19:34 ID:ne1MxQWp
感謝、ではそれでっ。

134 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 01:25:44 ID:vFU5jln1
そういや、本スレでこんな区分けがあったけど…
<ゼロスレとゆかいな仲間たち>
●ルイズ裏腹教徒

●アンリエッタ暗黒真理教徒

●シエスタ恋愛狂徒

●テファクラブ

●カトレア自然狂

●アニエス怒S教徒

●コルベール自然発火狂

●タバサ大きなお友達組合

●キュルケ恋微熱信者

●モンモン違法薬屋

●ジェシカ誰も知らないよ教

ここに来て、ネタだったコルベールが大攻勢をかけて来た感じだ。



135 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 02:14:47 ID:B1CX7Esp
>>126
確かに生えてこんわな・・・
改めて読んでワロタ

136 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 02:56:02 ID:E/Md6Nx5
今しがた六巻読み終えてコルベール先生の漢っぷりと想いに泣いた。
そしてここにきて笑ってしまった。
コルベール先生、ごめんなさい。

137 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 02:58:37 ID:R/134OEh
もうどんなSS読んでもコルベールが浮かんできて俺の愚息がTATANAKUなっちまった!!
お前らどうしてくれるんだ!!

138 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 05:34:06 ID:ca8hvojl
オスマンxフーケきぼん

139 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 10:00:48 ID:qjqcf9Nd
ホモエロパロスレはここでつか?

140 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 10:51:29 ID:7ajL9vOq
そうだ!

141 名前:for113:2006/09/20(水) 11:09:40 ID:lmk9SPEc
ルイズは姉(エレオノール)に呼び出され、魔法研究所へ来ていた。
久しぶりに使い魔に会える。高鳴る胸を出来るだけ抑えながら、指示された部屋へ向かっていた。
「ここね…」
予備研究室とかかれた札がかけてある部屋。かなりこの研究所でも奥まった場所だ。
キ…
そっと扉を開ける。
トスッ
後ろから衝撃。その瞬間、ルイズの意識は闇に落ちた。

「ん…うう」
目を開けると見えたのは小さな、殺風景な一部屋。
ふと自分の体に違和感を覚え、周りを見渡す。
拘束されていた。後ろ手に両手首が繋がれている。
それより驚くべき事は、横に立てかけられた鏡を見ての事だ。
桃色のブロンドから覗く、黒耳が二つ。スカートの端からは細長い尻尾が生えていた。
自分の意志で動く。まるで、黒猫。
「な…なんなの…?」
「むーっ!」
後ろから声がした。その方向を向く。
「サイト!」
猿ぐつわを噛まされ、あぐらをかかせられたまま拘束された、彼の姿があった。
「どうして…」
「ルイズ」
いつの間にか傍らに立っていたのは、姉。
「姉様!これは一体なんなのです!?」
「なにって…そこにいる平民から全部聞いたわ。アナタ大層仲がいいのね。彼と」

142 名前:for113:2006/09/20(水) 11:10:59 ID:lmk9SPEc
「!」
「もう毎晩サカッてるそうじゃない?だから…お仕置き…」
「そんな…私もサイトも、悪行は何もしていません!」
「そう怖い顔しないの。アナタを満足させてあげるんだから…」
「え?」



「ハァ…ハァ…」
この魔法はね…動物に変身できる代わりに…発情しちゃうの…
姉の言葉が蘇る。
下半身は今、底無しに快感を求めている。飽きる事なく、つながり目からは潤滑油が流れ出し続け彼を何度も受け入れていた。
動物の性感はルイズには少々刺激がつよすぎたようだ。既に彼女は獣になった。
「何…コレ…腰が止まらない…」
現状はこうだ。
サイトのそそり立つモノの上にルイズは向かい合うように座らされた。動物化によって濡れきったアソコで、ルイズはサイトを簡単に飲み込む。
そのあと。
二人の両手首をそれぞれ一つの腕輪で繋ぎ、
重ねられたふとももを一つのベルトで纏めて縛る。
つまり、誰かが解くまでずっと、二人の繋がりが解けない。
体は確かに、サイトを欲し続けている。
「サイト…」
本当なら腕を首に回し抱きつきたいのだが、拘束具がそれを許さない。
「ルイズ…」
「私…またいっちゃうかも…」
キュッキュッとルイズはサイトを締める。
「ごめん…俺…また…」
「いいの…全部中でいいわ…」
愛液の量と変わらない程、ルイズの中にはサイトの欲望が注がれている。
薬か魔法か知らないが、サイトの勃ちは収まらなかった。
「ああ…」
「また…イク…」

更に数時間が経つ。
ルイズの下っ腹はサイトのそれで膨れ上がっていた。
「あ…サイト…また出てるぅ…」
「もう…とまんねぇ…」
「もっと私の中に頂戴…」
サイトが射精する度に逆流する程、ルイズの中はサイトのソレで一杯だった。
しかし、ルイズの欲望は止まらない。
「中が…気持ちいいのぉ…お腹全部犯されてるみたい…」
「そんなに…いいのか…」
「サイトがずっと犯してくれてるのぉ…ずっと…熱いの入ってきてるのぉ…」
ルイズの締め付け方は段々変わりはじめ、徐々に締め付けより絡み付きが強くなる。
サイトが出せば、ルイズは余す事なく飲み込もうと膣を動かした。
「また…イク…」

遂に十時間を超えた。


ー続くー


相変わらず変態…しかも今一つ猫ルイズ生かせてないし…
これでも同志は賛同してくれるだろうか?
一応猫ルイズ。続くかな?

143 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:14:19 ID:7ajL9vOq
続いてくれ! 
俺はまってるぞ。

144 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 12:38:13 ID:wZWi36O8
エロ分が続くかぎり続けてほしい。
エレオノール姉さんの出番はないのかな。

145 名前:142:2006/09/20(水) 14:28:22 ID:lmk9SPEc
む…エル姉さんを話にいれる予定は今回無かったんだが…俺のエロ分が足りないのか…orz

146 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 14:53:57 ID:P8okFMh+
「じらさないで、お願い、挿れてください。サイトさん……」
 熱い囁きが才人を昂奮させる。
 まだセックスを知り快感に目覚めたばかりなのに、桃のような尻は、すっかり貪欲に男を誘う。
 そのすべらかな桃尻の手触りを堪能しながら、才人は思う。いや、覚えたてだからこそ、激しい快感を求めているのかもしれないと。
「あん……」
 そっと撫ぜるだけで、びくん、体を揺らしながら声を漏らす。挿入する頃合いだ。
 しかし才人は、ここで密かに企んでいることがあった。
 才人は自分のペニスを、熱く濡れた性器ではなく、下のツボミに先端を押し当てた。
「え……そこは……」
 怪訪そうな声に答えず。才人はそのまま、思いきって股間を突き出した。
「あうッ! な、何を」
 亀頭は、一気に肛門を丸く押し広げて、ヌルッと潜り込んでしまった。
 いつも才人を慕うそのまなざしが、今は驚きの色に塗りつぶされる。目を見開き、全身を硬直させていた。
 しかしタイミングが良かったのだろう、いちばん太く張り出したカリ首が入ってしまったので、あとはズブズブと難なく押し込むことができた。
「い、いやっ、どうして……」
 肛門を塞がれて、まるで呼吸まで詰まってしまったかのように苦しげな声が押し出される。
「ごめん、でも君のもう一つの処女も頂きたかったから」
 才人は囁いたが、妖しい感触に、少しでも気を抜いたら漏らしてしまいそうだった。
 ピンクの襞はピンと伸び切って血の気を失い、張り詰めて光沢を放った。いまにもパチンと弾けてしまいそうで、それでも深々とペニスを呑み込んだ。
 入り口は狭いが、内部は案外楽な感じがした。
 温もりはあまり感じられないし、ヌメりも入り口周辺だけで、中の方はむしろベタつく感じの腸内だったが、
 しかし処女の部分を征服した、という精神的な悦びと快感は大きい。

 才人は股間を押しつけて、奥でペニスをヒクつかせて実感した。
 そして様子を見ながら小刻みに腰を前後させ、初めての直腸感覚を味わった。
「く……、ううっ……、サイトさん、お願い、優しくしてください……」
 裂けそうな痛みの中で、しかし何らかの興奮と悦びを感じ取っているような声だった。
 頭でっかちなセックスの知識の中に、当然アナルセックスのこともあった。
 それを唐突に経験してしまい、まだ気持ちは追い付いていないが、熟れた肌が徐々に反応しはじめていたのだ。
 前の性器から溢れる液が、ヌラヌラと大量に流れて二人の接点をヌメらせてきた。
 引く時は、ペニスが引っ張られるような感じがあり、キュッと締め付ける肛門が一緒についてきそうに突き出てきた。ヌルヌルッと押し込むときは、どこまでも底のない穴に呑み込まれていくようだ。
 才人は、次第に要領を得てリズミカルに動けるようになってきた。
 そしてアナルを貫かれている側も、徐々に呼吸や括約筋の緩急のつけかたが巧くなってきたようだった。
「ああっ……、い、いくよ……」
 とうとう才人も快感が高まり、短く口走って激しく動いてしまった。
 もう絶頂快感の最中は、デリケートな肛門が傷つくことすら何も考えず、ズンズンと乱暴に律動した。
「ダメ、痛い! 裂けちゃいます……っ」
 そんな声も才人の興奮を煽るだけ。たちまち才人の全身を大きな快感が走り抜け、狭い穴の奥でドクンドクンとザーメンが脈打った。
 内部に満ちる大量のザーメンにより、ピストン運動がクチュクチュと少し滑らかになってきた。そして問から粘液が滲み出てくる頃、ようやく才人は最後まで出しきって動きを止めた。
 ジックリと余韻を味わい、呼吸を整えてから、才人はゆっくりと腰を引いた。

「う……んん……」
 眉をひそめた呻きが才人の耳に届いた。目を落とすと、まるで排泄でもするように肛門がヒクヒクと収縮している。
 やがてザーメンにまみれたペニスが押し出され、後半は内圧によってヌルッと押し出されてしまった。
 ペニスに汚れはなく、肛門からは逆流するザーメンが滲んだ。
 肛門はレモンの先のように突き出て粘膜を覗かせていたが、ゆっくりと元の可憐なツボミに戻っていった。
 多少痛々しく色づいているが、それでも揃った襞に裂傷はなく、何とか無事に後ろの処女を失ったようだった。
 まあ、汚れが見えなくても、早く洗った方が良いだろう―――
 

「ひどい人です、サイトさん。まだ痛みますよ。治るまで何日もかかるかもしれない……」
 シャワーを浴び、ようやく喋る気力が甦ってきたか、それでも力なくかすれた声でなじるように言った。

147 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 14:54:35 ID:P8okFMh+
「明日、授業中にでもお尻の痛みで思い出すといい。いくら今の女の子が進んでいても、お尻の処女を失っている子は、そういないでしょう」
 才人は気楽に言いながら、シャワーとシャボンで念入りに尿道口を洗った。
 そして中も洗い流すように、ゆるゆると放尿し、その流れを股間に当てた。
「あん……、いじわる……」
 コルベールはビクッと反応しながら言い、それでも避けようとせず、むしろ才人の勢いのよい流れを性器に受けて息を弾ませてきた。
 昇りつめていないため、まだまだコルベールの欲望はくすぶっているようだ。
 やがてコルベールは狭いシャワールームの中で膝を突き、才人の流れを口に受けた。
 湧き上がる激しい欲望がコルベールを操り、アブノーマルな行為をすればするほど燃え上がるようだった。
 間もなく放尿は終わり、コルベールは温かなシズクを宿す尿道口をペロペロと貪るように舐めて清めた。
 そして丸く口を開き、スッポリと亀頭を含んで、チュッチュッと強く吸った。
 たちまちペニスは、熟年教師の口の中で、温かい唾液にまみれてムクムクと巨大化していった。
 コルベールは嬉しそうに息を弾ませ、さらに喉の奥まで呑み込み、舌の表面で裏側全体を愛撫してきた。
 ペニスが充分な大きさを取り戻すと、コルベールはスポンと口を離し、身を起こした。
「ねえ、サイトさん、ソファーへ戻りましょう……」
「もう疲れちゃったよ、コルベールさん」
「嘘、こんなに立っているくせに。意地悪言わないで、さあ、今度はちゃんと私を喜ばせて……」
 熱っぽく艶かしい眼差しで囁き、才人は甘い息を感じてゾクリと身体の芯を震わせた。
 もちろん才人もすっかりその気になり、やがて二人はバスルームを出た。

148 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 15:05:52 ID:E/Md6Nx5
いい加減飽きてきた。

149 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 15:35:57 ID:Bhcc3K7F
>>130
無理にってか、勝手にタイトルなんて付ける必要ないんじゃないの?

150 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 17:31:59 ID:HiTnvxqS
エロパロ板SS保管庫
ttp://sslibrary.gozaru.jp/

ここだと無題のSSは単純に○○×△△で済ませてるな。
保管庫は変にこだわったりしないで、これくらい淡々とやってくれたほうがいいと思う。

151 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 17:36:02 ID:XxJ7BjX2
>>95
お姉さんが教えてあげる路線はどっちかってとカトレアな気が・・・・・
エレオノールはルイズの発展型だから根はツンデレのような・・・・

>>108-112 >>141-142
エレオノールお姉さまモノ、GJ。でもエレオノールは絵がないからいまいち
想像しにくいんだよなぁ。原作でも続ヴァリエール家の人々キボンヌ。

>>134
エロゲー作品板のサマイズスレのテンプレだな。たぶん・・・・

152 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:02:36 ID:i9LSrKX7
えーとあれだ
最初数行にヒロインの名前が無ければ後ろの文章にコルベールとか出てこないか警戒してる俺がいる

153 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:10:09 ID:t0ievLbZ
ホモは専用スレにしてくれ

154 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:21:55 ID:RLZWAuQj
原作が妙にエロイと思って著者を調べてみたらアキバ学園の人じゃねーか

155 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:34:08 ID:7xaWz25G
グリーンダヨ!

156 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:41:40 ID:xPDi6aqn
ワロタw

157 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:49:17 ID:RLZWAuQj
グリーングリーン
魔界天使ジブリール
そらうた

なんかザクザク出てきた

158 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:52:28 ID:YJJO0NSA
>>141,142
GJ!
挿れっぱなし!挿れっぱなし!(;´Д`)ノハァハァ

159 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 18:52:39 ID:UWq/NdWB
サイトはデルフリンガーを力強く握った。
その手に篭められた力は、目の前に無防備な姿で寝ているルイズに対するものである。
両手でしっかりと剣を握り締め大きく振りかぶると、それを思い切りルイズの腹部に突き刺した。
咄嗟にルイズは意識を取り戻す。
なぜかお腹が物凄く痛い。動けない。
シーツには赤い鮮血が広がっている。
咳き込むと口からは血が吹き出た。
ルイズは震える手で目の前にいるサイトに助けを請うように手を差し伸べた。
「サ…イト・・・」
しかしそれは軽く跳ね除けられてしまった。
「どうして…」
サイトは憎悪に満ちた表情で
「もううんざりなんだよ!そのまま苦しみながら死ね!」
そういい残すと、サイトはデルフリンガーを引き抜いて部屋を出て行ってしまった。
ルイズは自らが好意を寄せる人間に裏切られたことを激しく後悔しながら死んでいった。

160 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:00:02 ID:Oghy5VlG
裏切られたことを後悔するのか?

161 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:00:09 ID:Oghy5VlG
裏切られたことを後悔するのか?

162 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:05:30 ID:ca8hvojl
つうか殺すなよ。

163 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:24:07 ID:0WU8B7hu
スルー推奨

164 名前:虹のむこうに:2006/09/20(水) 20:45:56 ID:UVCMrjg4
時間がない。
タバサは焦っていた。
この少女にしては珍しく、本を読みながら人にぶつかってしまうほどに。

「お、おい、大丈夫か?」

手を差し出したのは、確かルイズの使い魔。
素直に手を取り、起き上がらせてもらう。

「ありがとう」

一言だけ礼を言い、もう一度本に没入しながら歩き出す。
本のタイトルは、『天候を操るには』。今、彼女が欲している情報はこの本の中にあった。


「…足りない」

何度計算しても、必要な量に足りない。
風向きのコントロール、空気中の水分の調整、一つ一つの技術はそれこそドットクラスで、大したことはない。
しかし、その範囲・精度が問題だった。
一度に行うには、息の合ったトライアングルクラスのメイジが3人以上必要と、その本の著者は認めていた。
実際にタバサは何度か計算してみたが、何度計算しても本の通りだった。
…一人で行うのは、不可能。
彼女の頭脳はそう結論を下した。
では、どうすれば可能なのか。彼女は可能性を模索する。
彼女の知る、『気の合う』トライアングルクラスと言えば…。キュルケ。
しかし、彼女の属性は『火』。この魔法に必要な『水』とは真逆である。
だめもとで聞いてみよう。
タバサは彼女の身体には不釣合いな大きな杖を手に取り、親友の部屋に歩き出した。


「ムリね」

にべもなく断られた。
まあ予想していた結果だけに、落胆はなかった。
タバサはキュルケの部屋に、計画の打診に来ていた。のだが、結果はこの通り。

「ゴメンね?私どうも『水』とは相性悪くって」
「キュルケは悪くない」

元々私自身の我侭のようなものだし。
心の中で足りない部分を補い、タバサは席を立つ。

「どうするの?タバサ」

165 名前:虹のむこうに:2006/09/20(水) 20:46:37 ID:UVCMrjg4
「他の方法を探す」

するとキュルケは、ちょっと待って、と、本棚を漁りはじめた。

「確か、ウチから持ってきた本に魔力の増幅に関する書籍が…あった」

キュルケの取り出したのは、『キミにもできる!カンタン魔力の増幅法!』というタイトルの本。
何も言わないが、タバサの目は雄弁に「…なにこれ」と物語っている。

「な、なによ信じないの?こう見えてもゲルマニアの有名な魔法学者の著書なのよ!
 …タイトルが胡散臭いのはしょうがないと思うけど」

とりあえず、親友の厚意だ、無碍には出来ない。

「ありがとう」

タバサはその本を受け取り、キュルケの部屋から出て行った。


キュルケの貸してくれた本には、確かにいくつかの魔力の増幅法が載っていた。
しかしそのどれも、下準備に必要な期間が膨大だったり、とんでもなく高価な秘薬を必要としたりしていた。
しかし、一つだけ。たった一つだけ、短時間で魔力を3倍以上にできるものが載っていた。
ところがそれは、ある意味とんでもなく手間のかかかる、問題のあるものではあった。
だが、今のタバサには時間がなく、また可能性としてはこれが最も確実なものであった。
タバサはきゅ、と唇を噛み締めると、その身体には不釣合いな、大きな杖を手に取った。

「…負けない」


コンコン、と扉をノックする音に、才人は机に突っ伏していた顔を上げる。どうやら居眠りの時間は終わりらしい。

「はいはーい」

扉を開けると、そこにはタバサがいた。なぜか、俯いている。
今日は手紙を持ってない。何の用事だろう、と才人が不思議に思っていると。
タバサが才人の左の袖をきゅ、と掴んだ。

「な、何?」
「一緒に来て」

そう言ってタバサはくいくい、と才人の袖を引っ張る。

166 名前:虹のむこうに:2006/09/20(水) 20:47:39 ID:UVCMrjg4
しかし何の用件かも告げられずに、一緒に行くほど才人もお人好しではない。

「な、何の用事だよ」
「大事な用事。とてもとても大事な」

そこでタバサは初めて、顔を上げた。
その白磁のような頬に、軽く朱が指している。才人を見上げる瞳は潤み、熱い何かを宿していた。
まずいフラグ立ってるーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
おおおおおお俺タバサとなんか絡んだっけ?そういえば何回か一緒に戦ったような。
才人が混乱していると、タバサは先ほどよりも強く、才人の袖を引っ張る。

「一緒に来て」

今度は両腕でぐいぐいと引っ張り出す。
一体、この無口な少女のどこに、こんな大胆さが隠されていたのだろう。
恋する力の成せる技ってやつディスカーーーーーーーーーー!!!???
いよいよ才人の頭はオーバーフローし始める。

「母さまの事。あなたの力が必要」
「母さん?」

才人の頭を、故郷の母の姿がよぎる。
『才人、ご飯よー』『こらこら、襟曲がってる』『エロ本はベッドの下以外に隠しなさい』
…最後は置いといて。
才人は一度、話を聞いてみよう、という気になった。

「分かった、一緒に行くよ。でも事情は話してくれるんだろうな?」

タバサの腕の力が弱まり、タバサは首をコクン、と縦に振った。

空を飛ぶシルフィードの上で、タバサは才人に事情を説明した。
明日は、タバサの母の誕生日。しかし、タバサの母は心を病んでおり、自分からのプレゼントは受け取ろうとしないだろう。
そこで彼女が考えたのが、『虹を作る』事。美しい虹を見せ、それをプレゼントの代わりにしようというのだ。
しかしそれには大きな魔力が必要で、それにはガンダールヴである才人の手助けがいる、というのだ。

「そっか、それでか」

自分の能力が戦闘以外にも発揮されるなんて意外だな、と思いながら才人は納得していた。
必要な説明が終わると前を向いてしまったタバサの背中を見ながら、才人は感心する。
こんなに小さいのに、お母さん孝行だよなあ…。
自分は母親に何かしてやれただろうか。もし帰れたとして、何がしてやれるだろうか。才人は考えてしまう。
でも、この親孝行な少女の手助けはしてやれる。才人はそう考えていた。

167 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 20:52:39 ID:wZWi36O8
>>151
三人兄弟の長男、長女の人だけはエレオノールの気持ちが理解できる。

一番下のヤツがメールの返事がないから心配して電話かけたら「便りがないのが無事な知らせ」とかいいやがる。
一昨日、ジャイアントスイングの計で教育指導してやったが、ヤツは同じこと繰り返すと思う。
とにかく親の事、墓の事、将来の事、兄弟の事 俺は心配なんじゃぁぁ

>>151が次に生まれかわる時は長男でありますように・・・
呪マース

168 名前:虹のむこうに:2006/09/20(水) 20:53:50 ID:UVCMrjg4

タバサの実家に着くと才人は全裸に剥かれ、体中に紋様を描かれ、大きな魔法陣の中心で四肢をロープで地面に固定されていた。
全部タバサがやっていったのである。
何で全裸。何で魔法陣。
才人の頭によぎったのは、『生贄』の二文字。
いやしかしまさか。タバサに限ってそんな。いやでも俺とタバサの関係って。
使い魔=どーぶつ=生贄OK。

「ちょっとまてええええええええええ!」

慌てて暴れるが、武器のない才人にしっかり固定されたロープを千切る力はない。
その声に反応するように、魔法陣の描かれた部屋の扉が開く。
そこから現れたのは、ローブをすっぽり被った、おそらくタバサ。頭からローブを被っているせいで、顔がよく見えない。

「おいこらタバサ!いくら使い魔だからって生贄はねーんじゃねーの!」
「…生贄になんかしない」

言ってタバサは歩み寄ってくるが、この状況でそんなことを言っても説得力などない。

「嘘こけ!俺を生贄にして魔力を増やすつもりなんだろ!」
「大丈夫、死にはしない」

そう言ってタバサは、被っていたローブを脱ぎ捨てた。
部屋の中に満ちる薄闇が、そこだけ切り取られたようだった。まるで、白磁の彫像が、そこに立っている様だった。
ローブの下のタバサは、全裸だった。その手に、小さな香炉を持っている。

「な、なんでハダカなんだよ!」
「こうする必要があるから」

そう言ってタバサは才人の頭の横に香炉を置いた。甘い匂いの煙が、そこから立ち込めている。

「嗅いで」

ぱたぱたと、タバサは手で才人のほうに煙を送る。

「えほっ、えほっ!なんだこりゃ!」

煙を大量に吸い込んでしまい、思わず才人は咽込む。

「精力と、快感を倍加させる香」

そう言ったタバサの顔が、みるみる赤くなる。
ちょっと待て。この展開はまさか。

「アナタの精が欲しいの。サイト」

169 名前:なかがぬ:2006/09/20(水) 20:55:02 ID:UVCMrjg4
ハイ嫁嫁の展開でしたすいませんorz
続きはまた後ほど。飯喰ってきますノシ

170 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 21:21:46 ID:3idSzyS5
幸せの園のお兄さんGJ!
サイト母が地味にツボったw

171 名前:まとめの中の人:2006/09/20(水) 21:56:20 ID:ne1MxQWp
>>149-150 さん
そうゆうものですか、そのうち切り替え頑張るかもですが……
ちょっと暫くは、今のままで……やり直すのも手間なので。
ごめんなさい

タイトルいつも適当なんですけど、眠い時間だった所為か、つい聞いちゃいました。
すいませんでした。


172 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 22:07:28 ID:jZeFIrX2
>>170

幸せの園?

173 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/20(水) 23:20:24 ID:qjqcf9Nd
糞スレ乙
ティファSSが投下されてた頃が懐かしい…

174 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:02:56 ID:NPhgdVWK
テファじゃなかったけ?

175 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:03:30 ID:/VN7Cr+J
俺なんて隠さずに堂々と本棚に入れてたから、「あの気持ち悪いの捨てなさい」ってよくいわれたよ。

176 名前:for113 ◆zVamjCRJxk :2006/09/21(木) 00:46:27 ID:2SOx43wk
>>142より
外の様子はわからないが昼夜が変わるほど、繋がりは続いていた。

キ…
再びエレオノールが現れる。部屋の中に充満する、二人の臭い。
気付いていないのか、ルイズは姉に背を向けたまま腰を打ち付けていた。
「は…ひ…」
「ルイズ?」
無我夢中の妹に、存在を気づかせる。
「あ…姉様…」
振り向いたルイズは一応冷静な顔をしているものの、上気した頬と、僅かに垂れた涎が未だ、性欲を貪っている事が見て取れた。
何より、腰が止まっていない。
サイトの方も恍惚の表情だ。虚ろな目のまま、性器は未だにルイズに突き刺さっていた。
エレオノールに飲まされた薬によって、彼のソコは未だエネルギーを持っている。何より、ルイズ公認で、好きなだけ中に出せているのだ。それが嬉しい。

そっとエレオノールは妹の耳元で囁く。
「まだ、続けたいんでしょ?」
「…」
ルイズは感じていた。性感ではない。
未だ姉による魔法で動物の、メス猫としての本能が増大するのを。
発情期はそれ程までに強烈な刺激を与えている。
「動物って大変なのよ?人みたいに話せないから、行動で示すしかないの」
ルイズには姉が何故、今そんな事を言っているのか意味がわからない。


177 名前:for113:2006/09/21(木) 00:47:26 ID:2SOx43wk
「もう少ししたら魔法が発展して…素敵な事になるの…?」
「あね…さま…」
「サイト君には一回気を失ってもらいましょうか?」
「な…何だって…」
「はい!」
エレオノールはどこからともなく杖を取り出し、振りかざす。
程なく、サイトの意識は消えた。

部屋の外の廊下、そこでサイトは目を覚ました。
「やっと起きたわね…」
見下ろすように、傍らにエレオノールが立っている。
「ん…」
頭を振り、サイトは立ち上がった。
「酷いですよ。いくら何でもあんな風に…」
「あの子はあれ位でいいの。それより…」
扉に目をやる。
「あの子…早くしないと狂っちゃうかも…」
「どういう事です?」
「簡単な事よ。魔法が強くなったの」
「と、いうと?」
「ま、性欲が強くなって…後は…」
「後は?」
「人の言葉が喋れない」
「え!?」
クスリと口に手をやり、楽しそうに笑う。
「あの子、きっとやって欲しい事を態度であらわしてくれるわよ。あなたの思い通りね」
「…」
少しやりすぎか。と言うのがサイトの思いだったが共謀したのは事実。今のルイズは「にゃ」としか喋れないらしい。
「あの子あなたが好きで仕方ないから…きっと何でもするわよ?」
「はぁ…」
「じゃ、いってらっしゃい!」
たじろぎながらサイトは扉を開けた。

178 名前:for113:2006/09/21(木) 00:49:17 ID:2SOx43wk
部屋の中心に居た少女。

内股で座り込み、切なそうな瞳で彼を見ている。
虚ろな瞳。
桃色のブロンドとヒョコリと覗く、黒耳のコントラスト。
クネクネと動く長い尻尾。
サイトはその姿だけで体が熱くなった。

「ふ…ふにゃ…」
指で唇をなぞり、ねだる瞳をこちらに向ける。よく見れば手も猫の手になっていた。肉球を口に当てたと言う方が正しいだろう。
「ル…ルイズ?」
サイトはゆっくりと近付いて行く。
「にゃ…にゃあ…」
なかなか意志の疎通ができない。ただ尻尾を振っているだけである。
「にゃ!」
ポフ、と近付いたサイトのズボンに肉球を当てた。丁度チャックの辺り。
「ん?どうすりゃいいんだ?」
実は何を望んでいるかは解っているのだが、ここぞとばかりにじらして行く。
「にゃ…」
ルイズは背を向け、床に手を突き、腰を高く突き上げた。
サイトの位置からは、小さな白尻と、揺らされている尻尾、肛門が丸見えである。
何よりわかりやすいのは、その桃色の粘膜。
ルイズの髪に劣らない程の鮮やかな色のその場所はエレオノール同様、止めどなく液体が流れ落ち、既に雫が水たまりを作っている。
サイトが何度も交わった穴は、今まで以上に入り口をヒクつかせていた。

179 名前:for113:2006/09/21(木) 00:50:07 ID:2SOx43wk
「にゃあ!」
「そっか。弄ってほしいんだな!」
サイトは、白肉二つの間を指でなぞり始めた。滴る愛液が、指に絡む。
「にゃ…にゃあ!」
ルイズは首でイヤイヤを表した。
「ん?違うのか…じゃあ…」
チュウプ
「にゃ…」
「こうか?」
今までに幾度と無く愛を交わした穴に、指を突っ込んだ。
サイトを何度も受け入れた割には指一本でも絡みつきがよく、ルイズの体温がサイトの指を温める。
当然、望みとは違うのだが。
「にゃ…」
これでは埒が開かない。ルイズは体勢を変えた。

コロンと上を向き、腕と脚を折り曲げ、サイトにまた、一番可愛がって欲しい場所を晒す。
「にゃ…」
これならわかる筈と思い、期待していた。
が、サイトは別の場所に目をやる。

小さな胸が、その突起が勃起していた。メス猫の性か、小さな胸が懸命とも言えるほど、興奮の証を見せている。
ツン、と尖ったその場所も発情の証には間違いない。
「ん?ここか?」
サイトは軽くその場所を弄んだ。指で挟み、先を指の腹でこすりつけて行く。
「にゃ!にゃ!」
ルイズの拒否(の筈)の声を置いてサイトはそれを口に含んだ。
「にゃ…」
ルイズの声が小さくなる。

180 名前:for113:2006/09/21(木) 00:51:23 ID:2SOx43wk
コリコリとした乳首はサイトの舌になぶられて、ルイズを更に切なくした。

「ん?」
ルイズの声が聞こえない。サイトは彼女の顔をのぞき込む。
「ふみぃ…ふみぃ…」

やりすぎた。

ルイズは瞳を涙で一杯にし、ずっとサイトの顔を覗いていた。
哀願の目は、サイトに罪悪感すらもたらしている。
「あっちゃ〜…」
「ふみゅぅ…」
涎だらけの下の口はずっとサイトを待っていたのだ。ルイズが可哀想に思えてくる。

「…よっと」
「ふみゅう!」
サイトは軽々とルイズを持ち上げ、自らの肉棒に串刺しにした。
世に言う、駅弁の体位。
「みゃあ!みゃあ!」
漸く与えられた快感に、ルイズは狂っていく。
だらしなく開ききった上下の口からは両方から涎が垂れ、下の口などはサイトを一瞬たりとも絡みつきから離さない。
「にゃ…にゃあぁ」
首に腕を回したルイズが、何かを求める。
サイトはすぐに意をくみ取った。
「愛してるよ…ルイズ」
唇を塞ぐ。お互いの貪り方は激しく、ルイズの舌の絡め方は獣そのものだ。
「みゃあぁぁ!」
「くっ…出るっ!」
彼女の鳴き声が合図となり、二人の意識は真っ白となっていった。

「みぃ…みぃぃ…」
何度も頭を擦り寄せてくる。

181 名前:for113 ◆zVamjCRJxk :2006/09/21(木) 00:53:37 ID:2SOx43wk
彼女の欲望が漸く満足したのか、そのまま寝息を立て始めた。
「くー…くー…」

「どうだった?」
「死ぬかと思いました…」
エレオノールは楽しそうに尋ねる。
サイトの顔には疲労の色が見えていた。
しかし、胸元のルイズを撫でる手は止めていない。
「やっぱり相思相愛なのね。羨ましいわ」
「はは…は…」
少しだけうらやんだ顔をしたエレオノールは、ブロンドからまた、耳を生やした。
「ルイズはあげちゃうけど…たまには私の相手もしてくれるかしら?」
詮無しと思い、サイトは答えた。
「ええ…また…」
疲れは限界だった。ルイズに重なるように眠りに落ちる。
「あら…ま」
そっと手近な毛布をかけてやった。二人の顔には幸せが溢れている。
「明日には魔法溶けちゃうから…大変ね…」
そう一人呟くと、エレオノールは部屋を後にした。


「何で…焦らしたのよ!…」
「いや…あの…」
ルイズの殺気はサイトを震えあがらせた。平常に戻るとルイズは怖い。
しかし、それ以上ルイズは殺気を出さなかった。
「今度そんなことしたら…二度とさせてあげないんだから…」
腕組みし、プイっと向こうを向いてしまった。
少し恥ずかしそうに言う。要するに彼女が言いたいのは、「ちゃんと満足させて欲しい」と言う事だ。
「わかったよ…」
せんなそうでも、やはりサイトはルイズに惚れている。

何だかんだで、バカップルである。

ー完ー


長すぎと自分で思う。でも仲間が増えたら嬉しい。
同志は認めてくれるだろうか…こんな俺を解ってくれるだろうか?こんな俺で良ければ次のシチュ…プリーズorz

あ、因みに>>167。俺長男。色々辛い。


182 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 00:57:19 ID:NPhgdVWK
>>181
堪能させてもらいました
弟だってけっこう辛いです

183 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:06:32 ID:hU67VvHs
またこれかああああああああ!
最近こーゆーのばっかしだ。
無駄だと知りつつも、一応抵抗はしてみる。

「あ、あのー。本気ですかタバサさん。っていうか意味分かって言ってます?」
「馬鹿にしないで」

あ、怒った。
子供扱いされた、とでも思ったか。
タバサはすたすたと才人の足の間に移動すると、なんと足の指で、才人の一物をなぞり始めた。

「ちょっと待て足コキなんてどこで覚えたーーーーー!!!!!」
「本に書いてあった。こうすると男の人は反応するって」

言ってタバサは足の指でくにくにと絶妙な刺激を送り始める。
悲しいかな、才人の男性自身はその刺激に敏感に反応し、天に向かって屹立し始める。
思わず才人は突っ込む。

「どんな本読んでんだーーーーっ!!??」

その言葉に、タバサの顔が赤くなり、顔を背ける。
同時に足の動きも止まる。

「…な本」

よく聞こえない。
なんとなく、意地悪したくなって、才人は聞いてみた。

「あん?よく聞こえないな?もっと大きな声で言ってごらん?」
「ええ、えっちな本っ!何言わせるのよっ!」

真っ赤な顔で叫んだタバサは、いつもの仏頂面の少女ではなかった。

「え?タバサ?」

タバサの豹変に、才人の目が点になる。

「どれだけ私が覚悟したと思ってるの!母さまのためじゃなきゃ、こんな、こんなっ…」

タバサの顔が歪み、その頬に涙が零れ落ちる。

「1人以上の魔力を得るためには、儀式によって男の精を得るのが一番手っ取り早いの!
 この方法しか母さまの誕生日に間に合わないの!
 だからえっちな本も読んで勉強したんじゃない!」

一気にまくし立てるタバサ。
そうか。そうだったのか。

「嫌なら、止めればいいじゃないか」

才人は言った。
そして続ける。

「お前がして嫌なことを、お前の母さんが喜ぶと思うか?例え心を病んでいても、娘が好きでもない男と結ばれるなんて、望んでないと思うぞ」

だからコレ解いて。
さっきから妙だと思っていたのだが、香の効果のせいか、こんなシリアスな話をしていても、才人のアレはビンビンのままだ。
…早くここから脱出しないと、自由になっても俺ガマンできるかどうかわからん。
しかし、タバサの反応は、才人の予想の真逆だった。

184 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:07:12 ID:hU67VvHs
「…違うの」
「へ?」
「そんなの、建前なの。確かに最初は母さまのためだった。
 でも、キュルケの貸してくれた本でこの方法見つけたとき、最初に思い浮かんだのが貴方の顔だった。
 自分でも不思議だった。数回しか話したことのない男の子の事を、そういう相手に見るなんて。
 でも、私はこの現象を説明する語彙を知っていた。
 『一目惚れ』」

まてーーーーーーーーーー!!そんな強引なフラグはアリなのかーーーーーーーーーーー!!??

「だから、付け焼刃でえっちな本で勉強もした。
 サイトの相手をするとき、何もできないと恥ずかしいと思ったから」
「どどどどどど、どーしてでしょーか…?」
「知らないと思ってるの?貴方がルイズとメイドの二股かけてる事位、知ってるのよ。
 …毎晩、夜の相手をしてることも」
「知っててなんで!?」
「貴方がいいの」

言ってタバサは、才人の上に馬乗りになる。
そして、才人の顔を覗き込むように、上半身を倒し、才人の顔の横に手を着く。

「二股かけてたっていい。他の女の人のものでもいい。
 ただ、初めては、好きなひとに捧げたい。
 それじゃ、ダメ…?」

眼鏡ごしに、潤んだ瞳で才人を見つめる。
その紺碧の瞳は、まるで海のように才人の視線を吸い込む。
自重しろ才人。ここで折れたら思う壺だぞ。
才人の理性がそう語りかけるが、タバサの台詞がそんな才人の理性をすっとばした。

「私を女にして…」

言ってタバサは、才人の顔を手で挟むと、強引に唇を奪った。
や、やーらけー。
軽いキスだけで才人の頭がぐらぐらする。きっと香のせいだ。
タバサは唇を離すと、もう一度才人に問いかけた。

「貴方が私を憎むほど嫌いなら、私は諦める。
 でも、少しでも、ほんの少しでも私が好きなら…私の初めてを、サイトに貰って欲しい。
 いいよね、サイト…?」

言ってタバサは、自分の割れ目を、才人の怒張の上に晒す。
香の効果のせいか、そこからは処女とは思えないほどの粘液が滴っていた。

「後悔、しないか…?」

否定を含む、しかしそれは肯定の、才人の言葉。

「うん。何度も言うけど…初めては貴方がいいの。
 貴方じゃなきゃ、イヤなの…」

そして徐々に腰を落としていく。
数秒のうちに、くちゅり、と才人の先端が粘液に塗れたタバサに触れる。

「私の初めて、サイトにあげる」

そして、一気に腰を落とした。

185 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:07:55 ID:hU67VvHs
ぶつっ、とタバサの中で何かが裂ける音がした。

「っあっ…」

身を裂かれる痛み、とでも表現すればいいのだろうか。タバサの視界が赤く染まり、体中を痛みが駆け抜ける。
失った。私は今、女になった。
好きな人に貫かれ、女になった…。
痛みと、それと同等の陶酔に、タバサは酔う。
でも、動けない。痛くて動けない。普通の場合だと、初めては痛みだけだと、どの本にも書いてあった。
しかし、才人は違うらしい。
香の効果と、ルイズより狭いタバサの膣内に、才人はあっという間に限界を迎えていた。

「ご、ごめんタバサ…っ!!」

謝罪の言葉と同時に、タバサの中に熱い精が放たれる。
それと同時に。
床に描かれた魔法陣と、才人の身体の紋様が光り輝き、その光がタバサに吸い込まれていく。

「うあっ……!!」

精の迸りを穢れのない膣内に受け、タバサの中で何かが弾ける。
入ってくる。何かが私の中に入ってくる…!!
タバサの身体が光り輝き、背を逸らせてガクガクと震える。

「お、おいタバサ!大丈夫か!?」

タバサを貫いたまま、下から才人が言う。自由の身なら、抱きしめて震えを止めてやりたい。しかし、四肢の自由を奪われたこの状態では、何も出来ない。
光が収まり、震えが引くと、タバサの身体に変化が起きていた。
髪が伸びている。
先ほどまでのショートカットとは違い、肩口まで切りそろえられた髪が伸びていた。
それに、背も少し伸びていた。
ルイズより小さかったその背が、シエスタと同じくらいまで伸びていた。
そして、胸。
平原、と呼ぶに相応しかったその胸が、寄せれば谷間の一つも創れそうなくらい、膨らんでいた。
ありていに言うと、タバサは成長していた。

「お、おいタバサ!」

才人の声に、タバサが目覚める。

「あ、大丈夫。これは術の副作用。ちゃんとできてたみたい」

安堵に、タバサは胸をなでおろす。もし失敗していたら…母さまへのプレゼントは、台無しになってしまう。
この術の副作用として、魔力を得ると同時に、一回につき、吸収した魔力を放出するまで3歳ほど年を取る。したがって、無限に魔力を得ることは出来ない。
必要な回数は、あと2回。
でも…耐えられるだろうか。あんな痛み、今まで味わったことはない。
しかし、タバサの心配は、才人の動きで解消された。
タバサの膣内で刺激を与えられ続ける才人が、腰を動かしたのだ。

「ふぁんっ!」

タバサの背筋を、電流が駆け抜ける。

「あ、ごめんタバサ!気持ちよくてつい…」

才人が申し訳なさそうに謝る。
どうして謝るんだろう。

186 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:08:40 ID:hU67VvHs
「今の…して」
「へ?」

キモチイイ。

「もっとして。たくさんして。キモチいいの」

そして、今度は自分から腰を動かす。
香の効果と、魔力を受けて成長した体が、破瓜の痛みを完全に打ち消していた。
残ったのは、雌の本能と、快楽のみ。
タバサは淫らに腰をグラインドさせ、才人から快楽を搾り取る。

「ああんっ!いいっ!キモチいいのっ!」

タバサの激しい腰の動きに、才人の腰も自然と動きはじめる。

「タバサっ!俺も気持ちいいよ、タバサっ!」
「あ、あ、あ、あ、なんか来る、来るのっ!」

そして、タバサは初めての性交で、初めての絶頂を迎えた。
タバサの中が才人をきつく絞り上げる。その快感に、才人は二度目の限界を迎えた。

「うぁっ!タバサっ!また出るっ!」

再び紋様と魔法陣が光り輝き、タバサの中に吸い込まれる。
絶頂を迎えたタバサを、その迸りがさらに高みに突き上げる。

「ふぁっ、ふぁぁぁぁっ!!」

イきながら、タバサの身体は二度目の成長を迎えた。
髪が肩甲骨の辺りまで伸る。背は余り伸びていないが、その胸は、先ほどより一回りほど大きくなっていた。

「ふう、ふう、はあ…」

荒い息をつき、タバサは才人の胸に手を置く。
あと…1回。
今度は違う懸念が、タバサの中を駆け巡る。
私…耐えられるだろうか。こんな…キモチイイの。
未だ硬さを失わない才人のそこが与えてくる快感に、タバサの背筋が震える。

「はあっ、はぁっ、はぁっ」

重くなったタバサの身体の下で、才人が大きく息をついている。
例え香の力を得ているとはいえ、もう抜かずに2回も射精しているのだ。彼の体力も限界に近い。
そうか…サイト、辛いんだ…。
肩で息をしている才人を見て、タバサの胸の奥が熱くなった。
タバサは身体を才人の上に密着させると、才人の耳元で囁いた。

「ゴメンね…サイト。あと一回だから…ゴメンね」

そう言って、その体勢のまま、身体全体をグラインドさせて才人に刺激を与える。
柔らかい胸で才人の胸板を擦り、粘液と成長によって柔らかくなった膣道で才人を絞り上げる。

「くぁっ…」

才人の顔が、快感に染まる。
しかしそれは、才人の望んだものではない。
そう思うと、タバサの心は激しく痛んだ。

「ゴメンね…サイト、ゴメンね…」

187 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:09:21 ID:hU67VvHs
優しく才人の頭を抱え、唇を奪う。
才人は惚けたように、タバサの唇を吸い返してくる。
これもきっと、彼の意思じゃない。快楽に、踊らされているだけ…。
いつか、いつか、本当の彼の意思で、私を抱いて欲しい。

「うぁっ!うあぁぁぁっ!」

最後の才人の迸りを感じ、タバサは涙を流していた。


「ちょ、もうちょっと離れろよタバサ」
「何で」

儀式を終えた才人とタバサは、シルフィードで魔法を実行する地点に向かっていた。
シルフィードの上で、タバサは才人にくっついていた。
成長したタバサは、母のお下がりの白いシャツに、黒いスカートを着ていた。
見ようよっては、トリステイン学院の先生に見えなくもない。
儀式を終えたその姿は、大きく成長していた。
水色の腰まで届く、美しく長い髪。
白磁の彫像のような、整った顔立ち。
たわわに実った、メロンのような胸。
その上半身を支えるにはやや細い腰。
やわらかい曲線を描き、軽く張り出した腰。
細く絞られ、すらりと伸びた脚。
あの小さな、眼鏡の少女が、今は美しい大人の女性に変化していた。
そのタバサが、才人に密着している。
主に右ひじの辺りに、その豊かな胸を押し付けながら。

「あ、あたってんだよ!胸!」
「もちろんあててる」

行為の後、タバサはいつもの仏頂面に戻ってしまった。口調もいつものソレだ。
しかし、そのそこかしこに、確固たる才人への好意が見て取れた。

「あててるってお前なあ!」
「ヤらしいこと考えてる」

ニヤっと笑い、才人をぎゅっと抱きしめるタバサ。

「サイトのえっち」
「あのなーーーーー!!」

目的地に着くまではこうしていよう、と思ったタバサだった。

188 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:10:03 ID:hU67VvHs
目的地に着くと、早速タバサは詠唱に入った。
そこは、オルレアンの屋敷から少し離れた、森の中の小さな湖だった。
空は薄く曇ってはいたが、雨が降る、というほどではない。
しかし、タバサの呪文に反応し、空は黒く淀み始める。
やがてほどなく、細かい雨が降り出した。
見ると、タバサの背が縮んでいた。メロンのようだった胸も萎み、谷間が出来るか出来ないか、といった大きさまで戻っている。
最初の魔力を使い果たしたのだ。

「くっ…」

これだけの魔力を使ったのだ。当然体力も消耗する。
しかし、今負けるわけにはいかない。
タバサは詠唱を続ける。
やがて、風が舞い、辺りの空気をかき回し始める。
辺りといっても、この湖の周囲だけではない。
この森全体よりもっと広く、その効果は目で見える範囲を越えていた。
不意に詠唱が止まり、タバサは膝をつく。

「タバサ!」

才人は駆け寄ろうとするが、タバサの声がそれを止める。

「来ちゃダメ」

そして杖を支えに立ち上がり、もう一度詠唱を始める。
その姿は、さらに元に戻っていた。しかし、髪の長さだけは戻らない。
続く詠唱で、タバサは大きく腕を広げる。
それと同時に、天を覆っていた雲が一斉に開いた。
美しかった。
一瞬で世界が金色の日の光に包まれ、闇が払われていく。
そして…七色の橋が、天空に輝いた。
その橋を架けたのは、その中心にいる、小さな女神。
女神は、いつもの顔で満足そうに笑うと、気を失って倒れた。

「タバサ!」

大好きな人の声を、聞きながら。

オルレアンの屋敷では、心を病んだシャルロットの母が、いつものように窓の外を眺めていた。
外は、降りしきる霧雨だった。

「おお、おお。雨って嫌ね。お散歩に出かけることも出来やしない。
 ねえ、私の可愛いシャルロット?」

そう腕の中の人形に問いかける。
もちろん返事はない。
そして、次の瞬間、そこから見える全ての雲が掻き消え、その空に大きな虹の橋がかかった。

「まあまあまあ!見た!?シャルロット!なんて綺麗な虹なんでしょう!これはきっと神様からの贈り物だわ!」

まるで少女のように喜び、腕の中の人形とその喜びを分かち合う。

『はい、とても綺麗です…母さま』

189 名前:虹のむこうに:2006/09/21(木) 01:10:34 ID:hU67VvHs
タバサが目を覚ますと、才人に抱きかかえられていた。

「お、起きたか」

タバサは慌てて立ち上がると、自分のやったことの成果を確かめるため、空を仰いだ。
そこには、もう虹はなかった。
やっぱり、自分で見れなかったのが悔しいのか…。
呆然と立ちすくむタバサに、才人が語りかける。

「大丈夫!すっごい綺麗だったぜ!タバサの虹!」

その声に、タバサが振り向く。
その顔は、半分泣きそうで、半分笑顔だった。

「きっと、お前の母さんも見てたよ!すげえ大きい虹だったもん!」

興奮したように続ける才人に、タバサは歩み寄る。
そして、才人の左の袖をくいくいっ、っと引っ張ると、自分を指差した。

「シャルロット」
「え?」
「ホントの名前。二人きりのときはそう呼んで」

そして、軽く背伸びをして、才人の頬に口付けた。

「お礼」

あんなことまでしといてこんなのがお礼かあ、とか才人が思っていると。

「続きは学院で、ね」

赤くなって才人の左腕を捕まえる。
続きってナニーーーーーーーー!!!とか才人が心の中で絶叫すると、

「しないとバラす」

にっこり笑顔でとんでもないことを言うタバサだった。 〜fin

190 名前:あとがが:2006/09/21(木) 01:13:32 ID:hU67VvHs
どこのエロゲのシナリオだよコノヤロー!<自分感想
はいすいませんタバサルートENDですごめんなさいもうしません。
たぶんきっと続編のはずなんですけど外伝っぽい作りにしてみましたどうでしょう。
次はたぶんアン様のはず。どこのエロ(ry
駄文失礼しましたノシ

191 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:14:02 ID:v9sZv4PZ
>>190
この変態め!
GJ!!

192 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:47:06 ID:VLlbThNR
アンが終わったら是非キュルケもッ・・・!

193 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 03:51:33 ID:I43EkQB4
>>190
凄くよかったよ変態さん!!
タバサの話をもっと続けてほしいっす…

194 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 08:44:19 ID:raXCtc4X
>>181
>>190

すごくエロくて燃えた。GJ。

今、電車の中で読んでるのだが・・・その・・・ズボンが膨らんでしまってな、
前にいるオネエチャンにぶつかってしまったのよ、いや、ワザとじゃないのよ。まじで。
すっごい睨まれてるんですけど、どうしましょ?


195 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 09:20:46 ID:2SOx43wk
>>194
生きて帰ってくるんだ!
その性欲はお前の妄想に変えて俺に調教や鬼畜の新たなシチュを与え…orz

196 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 11:11:20 ID:MTqv34va
>>190
おまえのタバサはキモいんだよ!

197 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 11:41:47 ID:pxIM4Kaw
>>190
おまえのSSを読んでも俺の愚息はピクリとも反応しない、
話がつまらん。

198 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 11:48:31 ID:AVPPoNhI
>>190
GJなんだからねっ!

199 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 13:07:26 ID:Uea9ZV8+
エロ過ぎ女子高生
http://gotodmc.ath.cx/uploader/src/up0017.jpg
http://gotodmc.ath.cx/uploader/src/up0018.jpg


200 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 17:58:33 ID:urKfx2dr
なんだこれは?

201 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 18:08:17 ID:YCyNEO1Y
まさかコルベール×キュルケが公式になるなんて・・・

202 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 18:17:51 ID:HApxILUd
>>196-197
何故お前らがおっきしないのか、俺なりに>>190を確認してみた。
そしておっきしない原因を考えてみた。

・言葉遣いがおかしい。
タバサは基本的に淡々と、そして長々と喋ったりしない。
たまに長く喋るが、黙々と説明する場合か、家族…つまり母親が関わっている場合だけ。
そして一番変なのは、
「あ、大丈夫。これは術の副作用。ちゃんとできてたみたい」
とかいう喋り言葉だと思う。タバサならこの場合、
「……大丈夫、術の副作用」
でいいと思う。「〜なの」とか女の子っぽい喋り方は、タバサはしない。

・笑いすぎ
っていうか、表情が変わりすぎだろーとか思う。
やはり淡々とした無表情を、タバサには維持して欲しいと思う。何と言うかキャラ的に。
ヤってる時も、表情は無表情のまま……でも、我慢してるのが一発で分かる。
内心を悟られまいと無表情を取り繕って、「ん……っ」とか言われた日には……ゴメン、俺がおっきした。

この二点が気になったが、どうだろう。
190の話自体は面白いので、次の機会があればキャラに気をつけて頑張って欲しい。

203 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 18:21:06 ID:HApxILUd
連続カキコですまんが、>>201が余計なこと言ったついでに聞く。
このスレでのネタバレって、いつから?

204 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 18:37:09 ID:TPUjhfK3
>>203
公式発売日の翌日(0:00)から

205 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 18:50:16 ID:HApxILUd
>>204
多謝。
しかし、そうか……ならば何も言うまい。

206 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:01:12 ID:Nve/lKWp
テファは長期退場になりそうだなぁ

207 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 21:08:16 ID:urKfx2dr
そうだな。妄想でもしなきゃやってらんねぇよ。

208 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 22:00:49 ID:ikbpb3GP
妄想スレでいまさら何を

209 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/21(木) 23:44:31 ID:JCmCM/Fy
もう、そういう事言わないの。

210 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 00:57:02 ID:VL+dQ6va
おいィ?25日発売じゃなかったのかよっ

211 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 03:54:20 ID:ptBeZVY2
9巻の中身がここの妄想と大して差がなかった件…

212 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 04:21:18 ID:Xs0w9C2I
>>211
!?
まぁ…妄想片っ端から文になってたし…
逆にこれだけ妄想出尽くしてるのにそれ以外を書く方が難しいんじゃないか?


213 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 04:34:38 ID:txJ1nJdS
実は作者本人が投下していr)
あの作者ならやりかねん。

214 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 05:49:18 ID:49K4a5dP
一個だけ本当に9巻の内容にかなり近いのがあったなw
ビックリだw

215 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 07:22:07 ID:Oau0O7dr
>>214
え、どれだ?

216 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 08:12:07 ID:yOCjEj29
くっそー!
今日こそは本屋に積まれてますように…

217 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 08:27:42 ID:oYDxFBOV
たしかに9巻の内容はここのSS混ぜたみたいな内容だったな
ここのレベルの高さがわかるぜ

218 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 11:04:07 ID:KD+UD/A4
ああ、コルベールね。

219 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 11:18:33 ID:Xs0w9C2I
テファが欠場っぽいのでテファを書こうと思ったんだが、何かいいネタとかシチュないかねぇ?

220 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 11:23:54 ID:Ydqjqzlc
思い出してオナヌー……とか?

221 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 11:27:50 ID:Y9lHxTqo
というか俺は本編とここの区別がつかねぇ
あのシーンどっちだったかねぇ

222 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 13:08:59 ID:b5BxiC5g
>>210
多分、今日からは何処でもあると思うよ
今日無いような店は普段から遅い所。

223 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 13:39:13 ID:Klyry8Fs
店にあったラスト一冊は俺が貰ったあぁあああああぁぁあぁー!!

224 名前:乙女だから… ◆zVamjCRJxk :2006/09/22(金) 13:44:35 ID:Xs0w9C2I
「男の子ってなんなの?…男の子って…」
ベッドに、うつぶせでもがいている少女。彼女の瞳が雫を落とし、シーツに幾つものシミを作る。
サイトと交流が始まって数日が経つ。
彼女は。ティファニアは、その日からどうしようも無い思いに悩まされていた。
今までに無い感情。今までに無い人。
彼女にとっては全てが衝撃だった。
今まで初対面で、警戒なしに接してくれた人はいただろうか?
今まで同年代で、私に優しい言葉をかけてくれた人はいただろうか?

一番辛いのは、彼が、異性だと言うこと。

惚れてしまったのは解っている。
同時に、彼の心の中には既に誰かが居るのも解った。
だから、辛い。
「何であんな人が…いるの?」
あんな人とはサイトの事だ。
私の心に衝撃を与えた人。
叶わないのは解っている。

ワタシハスベテワカッテイル

彼女の心の奥には全てを理解しようとする優しさがあった。
皮肉な事に、今その優しさが自らを苦しめられている。

彼女の数少ない鬱の発散は、コレだった。
左手の白く細長い指が、豊かな膨らみを掴む。指の何本かはその膨らみに沈み込み、人差し指だけが、彼女の寂しい場所の相手となった。
「ハァ…ハァ…」

225 名前:乙女だから… ◆zVamjCRJxk :2006/09/22(金) 13:45:50 ID:Xs0w9C2I
たとえ自らの指でも快感を与え、その内に小さな乳首は反応する。
コリ…コリ…
右手が動き出した。少々小さめの下着の中にそっと差し込み、水気を帯びた粘膜にタッチしていく。
チュ…チュ…
控えめな音は外に聞こえないようにする為。何年もそうしてきた。
「ふぅ…んん…」
割れ目から液がこぼれ落ちるようになれば、まだ男を知らない穴にそっと中指を入れていく。
例え男の人のソレでは無くてもその粘膜は指に絡みついた。

自らの体温を、中を自らで楽しむ。

いつかこの温かさを受け取ってくれる人はいるのだろうか?

そう思うとまた切なくなって、指の動きを激しくしていく。
「ひん…」
気持ちいい場所は知っている。ソコを中でつつく。
この快感に浸っている時だけ、他の事を忘れることが出来た。
頭の中を真っ白にできるからだ。

「はぁ…ぁんんっ!」
気を飛ばせる瞬間が近い。

自慰だけが今の私の楽しみ。
嫌悪感を感じてもそれも仕方無い事として自らを納得させた。

今日の彼女の果ては違った。
真っ白になる筈の頭なのに。
全部忘れられる筈なのに。
ピュクピュクと吹き出す愛液を感じながら、
イッて(言って)しまった。


「サイト…サイトぉ!」


「…」
寂しくなる。あの余韻など長くは持たない。
また、涙が零れた。
「私は…幸せになれない…望みなんて…叶わないんだから…」
仰向けになり、袖で何度も目をこする。
止まらない涙なのに。

「いつか…誰か…私に希望を下さい…」


孤独に、光を。


ー完ー

俺は変態…の筈何だが柄にもない文を書いてるな。この続きでサイト×ティファニアの純愛が書けそうに…
変態の筈なのにぃぃっ!自分で混乱したorz

226 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 14:05:07 ID:KD+UD/A4
はいはい
乳首コリコリ愛液ピュクピュクで気持ちよかったね。

227 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 14:09:35 ID:lcGGdBfF
きっと文庫には入れることが出来ないモノが
ヤマグチ氏の家のどこかにあると妄想保守。

228 名前:せんたいさん:2006/09/22(金) 15:07:14 ID:d/9e1u42
わーにんわーにん!
以下のネタは9巻のネタバレを含みます!
ネタバレされたくない人は読まないでネ!

229 名前:発売予告「ゼロの三国志」:2006/09/22(金) 15:08:51 ID:d/9e1u42
「あなたに対する、相応の覚悟を持って望みますわ」
アンリエッタの言葉から、全ては始まった。

光輝満る国の女王、女王アンリエッタが率いるは、トリステイン王国アンリエッタ親衛隊!
アン「見てらっしゃいルイズ・フランソワーズ!
 誰に喧嘩売ったか教えてあげるわ!」
アニエス「殿下、キャラが壊れてます」
アン「をーーっほっほっほっほっほ!
 ラ・ヴァリエールがなんなのよ!こっちは王族よおーぞく!」
アニエス「あのー殿下ー?」

愛するご主人様のためなら戦もなんの!シエスタ率いる魅惑の妖精メイド隊!
シエスタ「待っててくださいサイトさん!
 悪のぺったんこの魔の手から、必ず救い出して見せます!」
ジェシカ「それいけシエシエー!」
シエスタ「頬を染めろ!上目遣いになれ!
 貴様らが口からクソ垂れる前と後ろに、『ご主人様』とつけろ!
 わかったか蛆虫どもっ!」
ジェシカ「はいっ♪ご主人様っ♪」

東の果ての第三勢力!おっぱい帝国からの侵略者!エルフ爆乳同盟!
テファ「あのー、私は別にー…」
キュルケ「恋は奪い合ってこそ燃え上がるもの!司令官がそんなんでどーするの!」
テファ「ていうかアナタエルフじゃな」
キュルケ「おっぱいつながりでいいじゃないの!それー、おっぱい!おっぱい!」
テファ「お、おっぱい、おっぱい…」

それを迎え撃つは、その名も知られた、大貴族!ラ・ヴァリエール『サイトは渡さないんだもん』軍!
ルイズ「どっからでもかかってらっしゃい!
 どこの誰だろーが、攻撃呪文でみぃな殺しよっ!」
カトレア「あらあらまあまあ。頑張ってねルイズちゃん♪」
ルイズ「言ってないでちいねえさまも戦うのっ!」
カトレア「それじゃあ、軽く塵といきましょうか♪」
ルイ&カト「をほほほほほほほほほほほほほほ」

サイト「あのー。この場合俺の立場はー?」
デルフ「決まってんじゃねえか。『賞品』」




それを見ていたガリア無能王。
ジョゼフ「言っていいか?余も言っていいか?

 サイトきゅん萌えーーーーーーーーーッ!!」
シェフィールド「ああっ、ジョゼフ様が壊れたっ!」
タバサ「…萌え」

かくして、才人をめぐる血で血を争う戦いが、今、始まった!
ニャンテンドーNii対応ソフト、「ゼロの三国志」、2007年上旬、発売っ!

230 名前:せんたいさん:2006/09/22(金) 15:09:51 ID:d/9e1u42
ごめんなさいもうしませんorz

231 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 15:10:34 ID:Ydqjqzlc
………で? 続きは?

232 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 16:34:57 ID:FQ4sGrES
>>225
グジョオォォォォブ

233 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:30:53 ID:51AD2lBd
>>230
いや、誰も責めんから是非続きを書いてくれ!

234 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 17:51:50 ID:8m/+aXN2
同意

235 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 18:49:22 ID:5+Y3qQCI
>>217
果たしてここのレベルが高いのか、
原作者が読者の要望に応えすぎなのか、
それとも原作者のレベルが低(ry

236 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 19:01:12 ID:UW0AqwUT
作者がココをROMってるという案はないのか?

237 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 19:33:32 ID:Xs0w9C2I
なんか…このスレの神の筈だろ?ノボル氏。その割には扱いが低いよーな…
ゼロ1発行開始からずっと読んでる俺としてはもう少しリスペクトしてもいいと思うんだが…?

238 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 19:48:19 ID:soxJ38Ki
地の文がとんでもなく上手いとか特徴的だとかいう訳じゃないし、
書いてる内容も実に俗っぽいから、こういう風になめられるのは仕方のないことといえば仕方のないことだ。
だからって>>235-236辺りはちょっとナメすぎだと思う。
大体素人のSSからネタ拾うようなプライドの低い人じゃないっしょ、ノボルは。
ここのSSに面白いのが多いのは否定しないが、それも原作と作者あればこそだってことを忘れちゃならん。

239 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 20:39:24 ID:oYDxFBOV
むしろノボルは読者がやって欲しいと思ってることを狙って書いてるような気がする
そうだったら読者が読みたい物を自分で書いてるここと被る部分があるのも必然
まぁ文章力は違うんだろうけど

240 名前:せんたいさん:2006/09/22(金) 21:37:30 ID:d/9e1u42
俺はゼロ魔が好きでパロ書いてる。
原作があるからパロが書ける。
だから原作者の腕がどうこうとかパロ側の腕がどーこー言うのはお門違いだと思う。

ぶっちゃけた話おもしろけりゃいーじゃんかw
楽しくいこうぜブラザー!

241 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 21:51:19 ID:y+qDvPz/
アン様が嫉妬の余りルイズを陵辱する話が見たいです先生
私にはもうウェールズ様がいないのに、何であの子だけ・・・みたいな

242 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:39:29 ID:iZ9J0M55
伏線から想像して書いたネタとかが原作と被るのは仕方ないと思う。

っていうか、ノボルだってここを覗いてるほど暇じゃあるまい。

243 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 22:52:01 ID:Zu3HLUb5
ソウダヨ、イソガシインダヨ。

「ゼロ」
「の使い魔」
「ルイズちゃん」


244 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:02:02 ID:FQ4sGrES
何だかここの読み手は偉そうで書き手は謙虚だな

245 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:10:07 ID:Fd5pGliD
最近思ったんだがよ.....




ノボルは絶対ランスやってるだろ

246 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/22(金) 23:54:13 ID:iZ9J0M55
9巻出たけど、原作スレの空気は辛いわー…

247 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:07:04 ID:9UuD/8e9
>>245

エロゲライターだし。
鬼畜王の尋常じゃない売り上げ、および彼自身の年齢考えるとやってないってのは無理があるくらいだ。

しかしゼロの世界にランスがいたらサイトなんていいカモだよな。
バードみたいにランスのために女を釣ってくるルアーみたいなもんになるだろう。

248 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 00:08:05 ID:P7lZgNQ9
>>243
俺等がそれやってノボルの負担を減らしてやろうぜ!
もちろん犯罪はすんなよ?

249 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:20:29 ID:/AfO8lCs
なんか微妙に荒れてるな…。
どっちもつまらんこと言ってないでスルーしろよw

俺達はただルイズとシエスタとアンリエッタとティファニアとコルベールに
ハ ア ハ ア し て れ ば そ れ で 満 足
なハズだ。違うか?


250 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:20:40 ID:eWy9IyLO
>>246
よう、俺。
まあ一月もすれば落ち着くさ。

251 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:24:06 ID:OFgPD+dO
>>249
サイトきゅんが抜けてますよ

252 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:27:17 ID:eWy9IyLO
ここのホモベールを読んでると9巻はちょっと辛いな、感動するのが。

253 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:48:01 ID:tGgAvP89
コルベール関連のサイトは泣けたよなぁ〜。
「褒めて欲しかった」ってセリフで(´;ω;`)ブワッしちゃったよ。

ところで9巻ラス付近の傷心ルイズが黒化して駆けつけたサイトをぶっ刺す。
一命を取り留めたサイトが目を覚ますと、縛られて身動きの取れないアン様に
見せ付けながらルイズが騎乗位でサイトを調教するってシチュが浮かんだぜ。

ここの職人様がた頼みます。

254 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 02:54:29 ID:mhizVUTy
>>253のシチュを想像してみたら、何故かルイズとアン様の役割が逆になってry

255 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 03:27:22 ID:0By8pIqd
縛られて愕然としてるテファに見せ付ける
サイト調教中のルイズシェスタコンビ

が浮かんだ俺はry

256 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 04:03:05 ID:bkBUoXlU
とゆーかもうアン様×ルイズ×才人の3Pキボンヌ

257 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 05:49:16 ID:jWeUJdfu
っていうか9巻でアン様転んだのはきっと俺だけじゃないはずだ

258 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 07:16:18 ID:32arslOx
>>229
亀レスだがあえてつっこませて頂くと
勢力が四つある時点で三国志じゃねぇと言う気が。
だが面白かったので是非続きを。

しかし
>カトレア「それじゃあ、軽く塵といきましょうか♪」
>ルイ&カト「をほほほほほほほほほほほほほほ」
ヴァリエール姉妹怖いよ

259 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 08:51:11 ID:O42zsw1x
「をーほっほっほ」


元ネタのラノベなんだっけ?
思い出せなくて気持ち悪い。

260 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 09:30:23 ID:ztqTEgCF
「どういう事です!?姫様!」
「私の趣味ですわ」
とある一室。同じ部屋の中に三人はいた。
後ろ手に縛られ、床に座らされた少女、ルイズ。
その見据える先には悠々とした表情で立ち、右手に持った鞭の先を左手で弄ぶ女王、アンリエッタの姿があった。
そして、その女王の隣に転がっているのは…
「う…」
「サイト!」
床に転がされ、後ろ手に縛られた少年。全裸にされ、付けられた首輪には謎の宝石が鈍く光り、取り付いている。

「なんのご趣味ですか!?冗談にしては程が過ぎますわ!」
「ふふ…私はね」
口元に軽い笑みを浮かべる。
「あなた達を見ているとイライラして仕方ないの…」
その表情に暖かさは微塵も感じられない。
「え…」
「私のイライラを発散するのも臣下の努めでしょう?」
ルイズには意味がわからなかった。

「今二匹もペットが出来たことだし…遊んであげないとね」
よく見れば確かにこの部屋は、檻のようだ。外は鉄格子。中は殆ど石造りの床で、空気が冷たい。
全裸にされたサイトには相当キツいだろう。ルイズは学生服、アンリエッタはドレスを身に纏っているのだ。体感温度は相当違う。
「あ、ルイズ」

261 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 09:32:06 ID:ztqTEgCF
付け加えてアンリエッタが言う。
「虚無の魔法なんか使わないことね。彼の首輪」
鞭で軽くそちらを指す。
「あなたの魔法に反応して締まるようになってるの。当然私が調整する事も出来るわ」
どうやらサイトを人質にして言うことを聞かせるらしい。
ルイズは諫める事も考えたがアンリエッタがこの様子では望み薄と思い、言いなりになる事にした。
何より、サイトの命が危うい。
「じゃ、まずご挨拶しないとね?」
「挨拶?」
サイトとルイズの事を言っているのだろうか。ならもう必要ない筈だが。
「あなた達はこれから長い付き合いなんだから、お互いをよく知らないといけないわ」


「そ…そんな事出来ません…」
「使い魔の命がどうなってもいいの?」
アンリエッタはルイズに強要した。

一番恥ずかしい場所を見せて挨拶しろ、

と。
「で、でも私とサイトは何でもないんです…」
「嘘言わないで。あなたいつもしてるじゃない…」
わざと離れた位置にいるサイトに聞こえるように言う。
「ずっと使い魔の事を思って自慰してたのに!」
「ひ、姫様!」
「ル…ルイズ?」
サイトは目が点になった。実際に今までサイトとルイズは男女の契りを結んではいなかったからだ。
「彼の服の匂いを嗅いだり、寝てる間の彼に魔法を使って何してたのかしら!?」
「…」
「…」
ルイズは赤面した。何故それをアンリエッタが知っているかなど二の次で、サイトに知られた事。それがショックだった。
消沈するルイズを気に掛けず、アンリエッタは再び問いかけた。
「さあルイズ。それを考えたら簡単よね?」
優しい声だが、逆らいづらい声だ。
「…」
ポウ
「うっ!」
「サイト!」
じれったくなったのか、アンリエッタは魔法を発動した。躾は最初が肝心らしい。
「言うことは聞かなきゃ駄目よ?」
「わかりました!だから!サイトは…」
「そうね。時間をかけた分、罰もつけるわ」
「罰?」
「使い魔の前で自慰しなさい。ルイズ」


こんなの駄目?

262 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 10:07:50 ID:Y0iPArvY
黒アン様最高だ。
ぜひ続きを書いて欲しい。
ところで黒テファってありなのか?
どことなく言葉様を思い出させるんだが。

263 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 10:13:53 ID:ahmLIucz
>>261
とてもおっきした(;´Д`)ハァハァ

264 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 10:13:56 ID:ulp8SQ7i
>>262
書いてみればいいじゃないか。
ところで公式発売日って一応25日になるのか?

265 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:17:31 ID:KxsZn4A8
>>237
ヤマグチノボルが神? ( ´,_ゝ`)プッ
ツンデレとかいうキモオタネタ使う原作者が神だって?w

馬 鹿 も 休 み 休 み 言 え

266 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:26:49 ID:L4eDK325
わざわざこのスレに来ている>>265こそ最強のツンデレ


267 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 12:30:23 ID:JlTK1iUy
>>265君に萌えた

268 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 17:01:31 ID:elgcsr+C
      _   (⌒Y´ ̄ヽ  ∧_/( ̄)) ∧_∧
    γ´  `ヽ_`と.__   )( ・ ∩( 《 ( ・∀・)  ゴロン
     )) ,、 , ) <、_,.ノ  ヽ、.__,ノ  l  つ つ
    ((_/し∪V              .ヽ.__ノ!__)) ゴロン
  ∧__∧       ∧_∧          ∧_∧
 (    )       ( ;´Д`)        (・∀・ ) もう帰さないぞ〜。
 (    つ     (U_U )つ       (つ  と)
 .ヽ___ノj       >>265         (⌒Y⌒)
    ∧__∧                . / ̄ヽ ̄
   (・    )           __    ( __  ) (  ゴロン
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    (__ト、__丿 〉 》∩ _) (   .__つ´
          ヽ、.__,ノ   ヽ、__,.>

269 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:04:04 ID:wGThdFKs
9巻読んだ・・・言うことはただ一つ



ルイズ死ね

270 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:31:15 ID:HulNge8i
アン様落ち着いて!

271 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:44:44 ID:ztqTEgCF
>>261より
サイトには信じられない状況だ。目の前で女王様が、自分の主人を虐めている。
しかも、その要求。
「サイト殿?目を反らすような事をすれば主人の命は無いと思いなさい」
アンリエッタは釘を刺す。問題は今のサイトの状態である。
全裸で縛られているのだ。
つまり勃ってしまった場合、それは誤魔化せない。幾らルイズに日頃から攻撃を受けていたとはいえ、男としての機能に何の影響もないのだ。

アンリエッタはまずルイズの後ろ手の拘束を解き、続けてサイトを正座させた。
更に魔法を唱える。
周りに幾つもの光球が現れ、部屋を真昼の如く明るく照らした。
「これで良く見えるわね…ふふ」
アンリエッタはサイトの背中に回り、肩に手をのせた。
「ルイズ?貴女もヴァリエール家の令嬢。言葉使いは心配無いと思うけど…」
「…」
「女王陛下や殿方の希望には応えるのよ…」
「はい…アンリエッタ女王陛下…」
唇を噛み締めて答える。その表情は既に羞恥で真っ赤になっていた。
「サイト殿もよくご覧になってね?」
「あ…はい…」
困惑しながら答えた。当然素直には喜べないからだ。

プツプツとルイズはブラウスのボタンを外していく。

272 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:45:42 ID:ztqTEgCF
「サイト殿?」
「はい?」
「あの娘の胸には興味があって?」
「え…と」
「正直に」
「はい…」
ブラウスのボタンを全て外すと、白い下着が露わになった。
あまり隆起のない上半身と言えどルイズの体は十分サイトを誘惑していく。
この状況に興奮しているのか?
サイトは頭を振った。そうであれば自分は変態に外ならない。
下着を脱ぎ終え、上半身裸となったルイズを凝視する。
やはり白い肌が眩しい。二つの隆起(?)の間は谷間と言うよりかは溝だが、ポツリと付いた突起は、その膨らみに比例してか、可愛らしい程小さかった。
優しい桃色。
正に少女のソレはロリコンでは無いがサイトを興奮させた。
「ルイズ?」
「は、はい!」
「彼がもっと近くで見たいそうよ?」
「え…」
「殿方には?」
「わかっております!」
ルイズはその場を立ち、歩いてサイトに近づいて行く。
アンリエッタは何度も更に近づく様に告げ、今の距離は、
膝が当たる距離までになった。
息遣いも聞こえてしまい、サイトのまだ抑えている一物も見えてしまう。
アンリエッタはその距離で続きをさせた。
「ルイズは可愛い?」
「あ…はい」
当然ルイズの耳にも入る。それでルイズは少し動きが鈍ってしまった。

273 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:48:19 ID:ztqTEgCF
「良かったわねルイズ。彼、貴女が可愛いですって」
サイトの口からは「可愛い」とは余り語られない言葉だ。少し動揺するも今は支度をせねばならない。
ルイズは立ち上がり、スカートに手を掛けた。
ストン。と、ルイズを円形に囲むように地に落ちる。これで最後の一枚になった。
下着一枚残して、サイトの股間は既に反応していた。
アンリエッタがそれに気付く。
「あら?サイト殿。もうそんなになさって…」
「あ…」
サイトは赤面した。ルイズはそれに目を背けている。
「ルイズ?治めて差し上げなさい」
「…は?」
「「つがい」の相手なのですよ?」
「私は…その様な事は…」
「私が教えて差し上げます」

「ん…むぅ」
「ちゅ…ん」
「はぁ…はぁ…」
サイトには信じられない光景だ。
膝の方を見れば、左にドレスを来た女王が、
右に半裸のご主人様が、
間に自分のモノを挟み、舌を出し合い、唇を当てていく。
ルイズが聞く。
「姫…いや陛下…どこでこんな…」
「外交の一つですわ…私を調教なさった方がいましたの…」
アンリエッタが以前調教されていた頃。その話は、機会があれば。
ルイズの方は怯えもあってか舌がおぼつかない。しかし、サイトのモノのラインを伝うように舌を這わせて行く。

274 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 18:50:40 ID:ztqTEgCF
アンリエッタの方は違った。吸い込んでいい場所を吸い込み、唾液でベトベトに湿らせまた、限界の瞬間を心得ている。
サイトの表情を頃合いと見て、アンリエッタは顔を放した。
「ルイズ!今です!」
「は?」
「彼のモノを口に含みなさい!」
髪をかきあげて、サイトのモノを口に含んだ。小さな口には負担が大きく、口の中の粘膜を自然にサイトのソレは触れていく。
「あ…やばいっ…」
「?」
「出るっ!」
ルイズの口の中が、犯された。サイトの体温と同じ熱さの液体が、口の中に放たれる。
「むぅ!」
「口を離してはなりません。舌に絡ませた後、飲み込みなさい!」
コク
取りあえず言うとおりにし、ルイズは口の中に若干残した状態で飲み込んだ。
苦味が口に広がり、吐き気を催す。
「彼にも飲ませて差し上げて」
そのままルイズは目をつむり、サイトに口づけた。
唾液と一緒に送り込む。
「むぅ…!」
「あ…む…」
舌を絡ませ、サイトの舌にしっかりと渡した後、ルイズは口を離した。
「はぁ…はぁ…」

「サイト殿。自分のお味はどう?」
「…苦いです」
「舌にだけは残して起きなさい。今から彼女に再び贈ります」
「…?」
ルイズとサイトには意味がわからない。もう一度キスをさせる気なのだろうか?
「またキスをして貰いますわ」

予想通りである。サイトは再びキスの心構えをした。

「ただし、今度はサイト殿が下のお口に」
二人は目が点になった。


一応、3P…許してくれorz
9巻読んで呼び方とかも変わったかも(ゴメン

275 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:12:40 ID:eWy9IyLO
今までで一番エロい、うまいな。

276 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:13:09 ID:wGThdFKs
別にかまわないよ3P

277 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 19:26:11 ID:HulNge8i
>>274
うおおおおおお(;´Д`)ハァハァ
GJ過ぎて性欲をもてあます(*´Д`)
続き、続きはまだですか先生

278 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:11:02 ID:LXcqoPOZ
ゲーリー・シェフィールド

279 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 20:30:01 ID:Mk44rNqO
>>269
禿同
(・∀・)人(・∀・) ナカーマ
ルイズウザ杉だよな。

280 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:07:52 ID:kFSmtQEi
GJだけどアンはサイトのことさんづけだったような

281 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:14:06 ID:KxsZn4A8
>>271-275
アンリエッタを勝手にSキャラにするな!

 消 え ろ

282 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:24:54 ID:A3Wu+qHI
エロければなんでもいいから続けてくれ!

283 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:27:41 ID:ZQXMk9sF
アン様はどう見てもドSです本当にry

>>274
GJ
姫様とルイズのダブルフェラ(;´Д`)ハァハァ

284 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 22:38:55 ID:/w9hElGF
本日の最萌ID ID:KxsZn4A8

285 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:03:25 ID:hg0lRZ+9
ご無沙汰してました。
前スレ>>638-642の続きです……読んでない人多そうですが。

あと、書きかけ一本、続きどうしようか悩み中なので反応見ます。

286 名前:1/9:2006/09/23(土) 23:03:56 ID:hg0lRZ+9
サイトは何も言わずに出て行った……
私の持っていたデルフリンガーを、大慌てで取り上げた後、
ベットのシエスタを見て、泣きそうな顔を伏せたサイト。
顔を上げたあとは、私の事を見ようともしなかった。
ただ、淡々と部屋を出て行った。

……今は一人………もうサイトも帰ってこない。
シエスタも来ない、デルフリンガーにも相談できない。

ずっと………これから続くのね。
広くなったベットの上で、私は今日だけ一人で泣いた。

ひとしきり泣いた後、天井を見上げる……
明日からは忙しい予定だ……頑張って……サイトを学園から……追い出し……て…
それに……私も。
多分サイトはモンモランシーの所に行くだろう……彼女は友達が多い。
私がシエスタを殺しかけたことは、多分直ぐ広がる。
……そうなれば、私はひとりで学園で生活していける。
誰も側に来なくなるから。

当然の……報いよね……
サイトとシエスタと……一緒に眠った布団を抱きしめる……
……身体に何かが当たった、鞭だった。

シエスタの傷だらけの身体を思い出す……

モンモランシーのことは信用しているけど……居ても立っても居られなくなる。
でも……見にいけない、後で聞くことも出来ない。
それが私の選んだ立ち位置。

そっと鞭を取り上げる。
……そのまま振り上げて、自分の左手に打ち下ろす。
ビシッ
と言う鋭い音共に、私の左手に激痛が走る……
私はこんな物をシエスタに打ち続けたんだ…………

シエスタにとって、もう私はきっと悪い思い出……

でも……でもいいの、私は友達だと思っているから。

耳の奥にシエスタの悲鳴が残っている……打ち消すように自分を鞭打つ。
腕が裂けて血が出てきた………

獣の様にそれを舐め取る。

……そうね………私はもうきっとケダモノ。
愛する人のために、愛する友達を打ちのめした。

左手の痛みと血が私を落ち着かせる。
きっと怖い物なんてもう何もない。

自分の心が死んでいくのを感じながら、ケダモノが眠りに付いた。

287 名前:2/9:2006/09/23(土) 23:04:27 ID:hg0lRZ+9
日が昇る前に目が覚めた。
笑いがこみ上げる、流石にケダモノよね。

顔を洗う、サイトはもう居ない。
食堂に行く支度をする。
着替えるときに傷口が、袖に擦れて痛い。

そろそろ食堂に行く時間だ。

深呼吸する。

さあ、戦いの始まりだ。

食堂に行っても誰も昨日の話しをしていない。
サイトが立ち去った時間が早かったから、昨日のうちに噂になっていると思ったけど……
まだみたいね。
そんなことを考えていると、モンモランシーが食堂に入ってきて、真っ直ぐ私に向かってくる。
「おはよう、ルイズ。」
「おはよう、モンモランシーいい朝ね。」
にっこり笑って私は切り返す。
後悔なんて感じさせない。
…………モンモランシーが黙りこむ……
出来ればシエスタの事を喋って欲しい……お願い。
「……私はあまり眠れなかったわよ、ルイズ。」
私の所為ね……
「怪我の治療に大忙しでね。」
え?うそ……うそ、だって外傷くらいモンモランシーなら直ぐに……
「貴方の使い魔が大怪我でね。」
私は立ち上がっていた。
「……な………な……んで?」
声が震える。
「『俺の所為だ』だそうよ、そんな事言いながら暴れてたわ。」
ちがう……ちがうよ、サイト私の所為だ……
「壁を素手で殴って骨折したり、ガラス握り締めたり……」
だめ………サイト……違うの、私を憎めば楽に成るの。
泣きそうになりながら、私はモンモランシーの言葉を聞いた。
「今はギーシュの所に居るわ、ゴーレムで取り押さえてもらったの。」
……ありがとうギーシュ。
「……で、使い魔とメイドの手当ては私がしたわ。
………モンモランシーの糾弾を待つ。
「使い魔と剣が何か言ってたけど……」
……うん、それで良いの。
「私もギーシュも信じてないわ。」
「なっ、何でっ!?」
つい大声を上げて、食堂中の注目を浴びる……

288 名前:3/9:2006/09/23(土) 23:04:58 ID:hg0lRZ+9
「……単純な話よ。」
モンモランシーが周りの視線をものともせずに続けた。
「私もギーシュも貴方とメイドが手を取り合って笑うのを見た……それだけよ。」
確かにあの時二人とも居た……でも……
「……なんで?」
声が震える。
「ちなみに、ギーシュは使い魔と話してるから朝食は抜きね。」
「…なんで?」
答えてくれないモンモランシーにもう一度問いをぶつける。
「貴方がそんな事する子じゃないからよ、ルイズ。」
………嬉しかった…そして…もう怖いもなんてないと思ってたのに……怖かった。
「でも……現にシエスタは傷だらけだったでしょう?ならっ」
「……私なら、メイドって言うわよ。」
「?」
「あの娘をちゃんと名前で呼ぶ貴方が、理由も無く苛めたりしない……そう思ってるだけよ。」
嬉しかった……嬉しかった……でも……
「わ、私がっシエスタを……」
「黙りなさい、ルイズ。」
モンモランシーが一睨みで私を黙らせる。
「貴方が何に傷ついてるのか……悲しんでいるのか知らない。でも……私の周りに悲しみがあるのは許せないの……ルイズ。」
私の手を取って、椅子に座らせてくれるモンモランシー。
「貴方が私を頼ってくれるなら、私は貴方を癒すわ、ルイズ。」
それだけ言うと、モンモランシーは自分の席に行った……涙が出そうだった。
左腕を握り締める……痛みだけが涙を止めてくれた。

今日の授業が始まる。
ギーシュは休みだ……モンモランシーは……隣の子を説得して私の隣に座ってる。
たまに私を見つめながら、普通に授業を受けている……

私が……相談するのを待っているんだ……

「モンモランシー。」
授業を聞いたまま、そっと話しかける。
「ん?」
「……シエスタの容態は?」
「2,3日安静ってとこね。」
「……そう、ありがと。」
お互い黙り込む

「ルイズ。」
「なに?」
「相談は……要らないのね?」
「……ありがとう、でも頑張るわ。」
「そ」

次の授業の開始前に、モンモランシーは席に帰った。

289 名前:4/9:2006/09/23(土) 23:05:29 ID:hg0lRZ+9
授業が終わった。
……サイトが自分から出て行くように、何か手を考えよう……。
急いで部屋に戻って……いきなり押し倒された。
口を封じられ、呪文が唱えられない。
あっという間に腕を捻り上げられ杖を取り上げられる。
腕の痛みに耐えながら、もがいていた。
「……なぁ……なんでだ?ルイズ。」
……サイトだった。
「な………なにがよ?」
「何で、シエスタに………あんなことを?」
「……泥棒猫に罰をくれてやったのよ。」
サイトが辛そうに黙り込む。
ごめんね……サイトの所為じゃないよ。
「おかえりなさい、サイト私のところに帰ってきてくれたのね。」
そんなはず無いの分ってる。
「……デルフが………町に出ろって言ったんだ………」
そうなると思ってた。
「でも………止められた。」
……誰が……余計なことをっ
「シエスタが……ミス・ヴァリエールは訳も無くこんな事しないって。」
……え…………
「私は、ミス・ヴァリエールを信じますって………なのに……」
……シエスタ……バカ……サイトを独り占めできるのに……
「なのに……なんでおまえはぁぁぁぁ。」
サイトの手に掛かる力が強くなる……悲鳴を必死で押し殺す。
「サ……イト……なんで怒るの?」
「な、なんでって……おまえっ……」
「たかが平民の一人や二人……いいじゃない。」
サイトが黙り込んだ………これで………
ビシィッッッ
鋭い音共に私の制服が裂けた……一瞬遅れて痛みが来た。
「きゃぁぁっ」
腕を極められたままなので、逃げられない……
部屋に置いてあった、乗馬用の鞭がサイトの手の中にあった……
打ち付ける先は……私のお尻。
「本当に……そう思ってるんだな……ルイズ。」
また来た………男の子の力で打たれる鞭は、私が打ったときより何倍も痛かった……
「見損なった……ルイズ」
サイトの声がひたすら平坦だった。
「きっと理由があるって……信じてたのに……」
狂ったように私のお尻を打ち据える。
「ぎゃぁぁぁっぁぁぁぁ」
私は悲鳴をあげることしか出来ない……
私の頭の中にシエスタの悲鳴が蘇る。
ごめんね……シエスタ……痛かったね……
その間にもサイトの手は止まらなかった

290 名前:5/9:2006/09/23(土) 23:06:01 ID:hg0lRZ+9
私の喉が悲鳴で嗄れた。
制服がズタズタに成った。
お尻が血まみれだ………

サイトがやっと止まった……
ヒューヒューと喉が鳴る……
……終わった?
「何で……?」
なに……サイト……声は出なかった。
「何で抵抗しない……振りほどこうともしない……」
……しまった……抵抗するべきだったかしら……
「本当に……何か理由があったの……か?」
サイトの顔が後悔で歪んでいる……
違うよ……サイト私は嫌な娘なの……嫌って……部屋から出て行って。
サイトの体温を感じる……こんな状態なのに幸せ………だって多分これが最後だし。
サイトは優しい……理由があっても、もう私の前に顔が出せない……
サイトが部屋を出たら……それがもう最後だから……
今だけ……少しだけ幸せを感じる。
「…………なんで……だよぉ……」
サイトが泣いてる………泣かないで……サイト……
何かを振り捨てるように、よろよろと部屋を出ようとするサイト……
さようなら……サイト……幸せにね

扉を開けたサイトが止まる………
きっと後一歩でお別れ……

パン
乾いた音が響いた……あれ?

部屋に誰かが駆け込んでくる……
……シエスタ?

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……ミス・ヴァリエール……」
シエスタ……だ……顔がほころぶのが分る……また会えた……嬉しい

「私、ミス・ヴァリエールが喋ったことちょっとだけ覚えてます……」
……だめね……私……もっと徹底しないと駄目だったのね……

「ミス・モンモランシが、秘薬で手当てしてあるって……お薬どこですか?」
……モンモランシーのバカ……黙っててくれてもいいじゃない……

「………私はミス・ヴァリエールを信じるって決めましたから……どこにも行きませんよ」
涙が……出てきた………

291 名前:6/9:2006/09/23(土) 23:06:34 ID:hg0lRZ+9
ミス・ヴァリエールが机の方を指差す……
そちらに向かおうとすると、サイトさんに止められた。
「ちょっと、シエスタ……いったいどうゆうことだよ。」
無言でサイトさんの頬を張る。
乾いた音がまた響いた。
「ミス・ヴァリエールを信じてあげなかった、サイトさんは後回しです。」
なんだかサイトさんがこの世の終わりみたいな顔でへたり込んでる。
ミス・ヴァリエールが示した辺りの引き出しを……薬瓶が一つだけあった。
慌てて取り出して、ミス・ヴァリエールに見せる。
ゆっくりと頷く。
ミス・ヴァリエールのお尻のほうに向かう……皮膚が裂けて……酷い……
そっと薬を塗りこむ。
ミス・ヴァリエールの身体がビクビク跳ねる……そっと触るだけでも痛いんだ…
出来るだけ優しく塗りこんだ後、ミス・ヴァリエールの顔の前に戻った。
「……痛みますか?」
「………ごめ……ん……な……さい……シエ……ス……タ……」
ミス・ヴァリエールがかすれた声で詫びる……
自分の方がボロボロなのに……この人は……
そっと抱き締めると、腕の中でひっそり泣いていた……
「……シエスタ……いったい?」
サイトさんがこっちを見てる……
「ミス・ヴァリエールが訳も無く酷いことなんて、するはず無いじゃないですか……」
「で、でも…」
「でもじゃありませんっ!!」
「ひゃい」
サイトさんの返事が変だ。
私の声に驚いたミス・ヴァリエールの髪をそっと撫でる……落ち着いた?
「私の説明も聞かずに……こんなことするなんて……」
「あの……シエスタさん?」
「見損ないました、サイトさん」
サイトさんが白い灰になる、
「こんなサイトさん、嫌いです。」
あ、崩れ去った。

「……ダメ……」
腕の中から小さな声が聞こえる……
「喧嘩しちゃ…だめ」
ミス・ヴァリエールだ……
「なかよく……して」
か、可愛いぃぃぃぃ
弱ってるミス・ヴァリエールはひたすら可愛い。
「どうしてあんな事したんですか?」
「………」
黙り込む……
「答えてくれないんなら……答える気に成ってもらいます。」
私はミス・ヴァリエールの服を脱がし始めた。

292 名前:7/9:2006/09/23(土) 23:07:05 ID:hg0lRZ+9
ミス・ヴァリエールの肌は滑らかで、とても白かった。
……隣でサイトさんが息を呑んでた……この、天然浮気者め。
私も服を脱ぐ、手当てのために簡単に羽織ってただけなので、直ぐ脱ぎ終わる。
サイトさんが血走った目で見てる……
「ミス・ヴァリエール……」
そっとキス
「ん………」
「お返しですよ、ミス・ヴァリエール」
ぐったりしたままのミス・ヴァリエールの身体を触る……
お尻を庇ってひっくり返せないし……
私が下になって、下からミス・ヴァリエールを触る。
抵抗できないミス・ヴァリエールが少しづつ良い反応を示す。
胸をそっと触るのが良く効くみたい。
痛みからの逃避もあるのか、どんどんミス・ヴァリエールは快感にのめりこんでいく。
………私も……ミス・ヴァリエールに酔っていた。
私より一回りも小さい身体が、私の手で官能に酔いしれる……
ゾクゾクした……手が止まらない。
つぶれた喉の奥で、ミス・ヴァリエールの声が跳ねているのを当たっている肌から感じる。
わざと手を掠らせながら、ゆっくり下に降ろして行く……
熱くなった柔らかい……そして濡れた感触
「ミス・ヴァリエール」
ビクリと震える。
「濡れてますね」
ベットサイドのサイトさんが鼻血吹いて倒れた。
ミス・ヴァリエールは目を逸らした。
私は昨日のお返しを始める。
まずはキス。
「ん〜〜」
そして……ゆっくりソコえお捏ね上げる。
ミス・ヴァリエールが上だから逃げようとするけど……
もう片方の手を、お尻に回す。
痛みで腰が戻ってくる。
「あら、ミス・ヴァリエール押し付けてくるなんて……そんなに良かったですか?」
楽しい……何かスイッチが入ったみたいに意地悪になれる。
人差し指を中に差し込む、そしてそのまま親指で捏ね上げた。
「…………ヵ……ハ……」
音を出せなくなった喉が、掠れた声を上げさせる。
どんどんミス・ヴァリエールを高めていく……そして、手を止める。
「……ミス・ヴァリエール。」
泣きそうな目でこっちを見てる……
「あとでちゃんと説明してくれないなら、ここで止めますよ。」
泣きそうな目で、イヤイヤをする……か、可愛い……サイトさんより良いかも。
舌を絡める……昨日と違ってオズオズとした反応。
「……絶対聞きますからね?」
私が止まらなかった。

293 名前:8/9:2006/09/23(土) 23:07:37 ID:hg0lRZ+9
目の前でルイズとシエスタが絡んでる……
荒い息のまま、本能に従って一番良い位置を探す……
あった……脚の側から見ると、二つの穴がイレテイレテって言ってる……
ゴクリ
生唾を飲み込む。
ルイズの小さい身体を鞭で叩いてたときから、股間はパンパンだった……
シエスタが準備を済ませてくれてる……
しっかり濡れている、ソコに俺を突き込んだ。
「………っ……ガ……」
ルイズの身体が震える……
「な、サイトさんなにしてるんですかぁぁぁぁ。」
「……ナニ……」
気持ちよくて止まらなかった………
「や、止めなさい、ミス・ヴァリエール今っんっ………」
ルイズがキスで、シエスタを黙らせている。
快感にまかせて動くと、ルイズの中が締まった。
「うおっ」
思わず目の前の腫れ上がった尻を掴む。
ルイズが頭を振って暴れだす……が、
「うあぁぁぁぁ、締まるっ。」
あまりの快感に、腫れた尻を揉みながら腰を動かす。
ずっと見ているだけで、限界近かった……
「サイトさん、サイトさん、止めて下さい、ミス・ヴァリエールが……」
シエスタで一度覚えてしまった女の味……多分これからも簡単には止まらない。
ルイズがもがいているのすら、良い刺激だった
シエスタがルイズの下から這い出そうとしている………足を押さえる。
「ちょっ、サイトさん」
ルイズからいったん出して、ルイズので十分に濡れたソレをシエスタに入れなおす。
「きゃぁぁぁ、いきなりっっっっ………」
落ち着いたルイズがまたシエスタにキスしている。
GJ、ルイズ。
アルビオンからの帰りのときよりも、シエスタの中が締まった。
シエスタの中で限界が近づくと、ルイズに。
ルイズの中で限界が近づくと、シエスタに。
二人の身体をゆっくり堪能する。
先にルイズが脱力する……痛みで気絶したのか、快感で逝ったのか……
シエスタに集中する。
「サ、サイトさん……だめ……こんな……」
赤くなりながらも、シエスタはこの間よりずっと感じてる。

熱くなったシエスタの中で、ラストスパートを開始した。

294 名前:9/9:2006/09/23(土) 23:08:08 ID:hg0lRZ+9
「すごいぞ……副隊長!!」
……俺は一人では動けないから、ギーシュとかって小僧に運んでもらったんだが……
「おぃ……」
「………なんだ?今僕は忙しいのだ。」
「……覗きにか?」
「男の浪漫にだ。」
………人選をミスった………
まぁ………まとまりそうだから良いけどよ……
「蚊帳の外だなんて……デルフ、泣いちゃうからぁ」
ちょっと、寂しい。
「…あ」
「なんだね?剣、おぉぉぉサイト、そんな事までっっっ」
「いいのか?」
「いいのだ、と言うより、剣、邪魔しないでくれたまえ、今僕は忙しい。」

こっちはこっちで、てーへんそうだなぁ……
俺は水の魔法使いの娘っ子を見ながら……

「まぁ、皆が皆幸せに成れば、それが一番良いやぁねー」
呟いた。

295 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:10:32 ID:hg0lRZ+9
待たせたわりに……ですがっ、特に後半唐突すぎですが。

こうゆうの書くための自分のスキル不足を実感したので、纏める方向で動きました。
デルフは出さなきゃだなーと、最後だけ……
難しいです、こうゆう展開。




9巻読んで、打ちたくなって始めたのがもうひとつですっ。ではっ

296 名前:1/4:2006/09/23(土) 23:11:03 ID:hg0lRZ+9
「やっぱり、わたしっておかしいのよね……」
ルイズさんに”胸っぽい何か”って言われた……
「きっと、凄く変なんだ………」
お友達が居なかったから、わたしには独り言の癖があった……
「サイトさんも……いやだよ……ね……」
悲しかった……
「トリステインだったら……死刑……だって……」
…わたし……いろいろな所を見て回りたかったけど……
こんな変な身体じゃ、死刑になっちゃうみたい……
「お、押したら……へこまないかなぁ……」
ぎゅーって押してみる。
苦しい、でも……
「死刑も……サイトさんに嫌われるのも……いやだよぉ……」
ぷよぷよと押し返してくる胸を、一生懸命押し潰そうとする……
サイトさん達は多分もう直ぐ出発する……見送りに行きたいけど……
「へこまないよぉ……」
なんだか涙が出てきた。
最後くらいサイトさんに、みっともない所を見せたくなかった……
初めてのお友だち……私を怖がらない……多分、大切な人。
ルイズさんも、シエスタさんも、サイトさんのお陰で私を怖がらない……
「きっと、サイトさんも不愉快だったんだ……」
わたしの胸、いつも気にしてたけど、ちゃんと見ようとしなかったし、正面からだと目を逸らした。
「はしゃぎすぎよ」
ルイズさんの声が耳の奥に残ってる。
胸が……痛かった……胸の奥も……切なかった。
「縮んで……縮んでよぉ……」
一生懸命押していると……
「テファ、入るよ。」
いきなりドアが開いて、サイトさんが入って来た。
「いままで……って、なにやってるの?」
胸を押し込もうと、一生懸命押したままだった……
「……その……ごめんなさい……サイトさん……」
「へ?」
「わたし……お友だち居なかったから……よく分らなくて……」
「はぁ?」
「胸……変……よね?」
「え?えぇぇぇぇぇぇ」
「そ、そんなに変だと思わなくって……、ま、まさか死刑になるほどだなんて……」
「え?いや、それはルイズの……」
「一生懸命、押し込もうとしたんだけど……それも駄目で……」
「それはだめだぁぁぁぁぁぁ」
?サイトさんが叫んでる。
「そ、そのすんばらぁしぃぃぃ、胸を……人類の損失だ。」
「そ、そうなの?」
「そうだとも、テファ、ルイズの戯言になんか、耳を貸しちゃいけない。」
サイトさんが熱く語ってる。
「で、でも……」
「でも?」
「あっても……良いことないし……」
「有る事が、素晴らしいんじゃないか!!」
「うれしい……の?」
「おうっ!」
「……どううれしいの?」
サイトさんを見つめて、わたしは聞いた。

297 名前:2/4:2006/09/23(土) 23:11:34 ID:hg0lRZ+9
テファの部屋に入った途端、胸に手を当てたテファを見て焦ったけど……
「……どううれしいの?」
もっと焦っていた。
「………それは……そのっ………」
いいのか?この純真な女の子を……汚すような事を言って…
駄目、却下、不許可、
理性が駄目出しをする……そりゃそうだ。
「……うそ……なのね……」
え?
「サイトさん……優しいから………嘘ついてくれたんだ……」
「ち、ちがうぞぉぉぉぉ」
「ううん、いいの、ありがとう、サイトさん。」
だ、駄目だ、このままではテファが誤解したまま、変なコンプレックスを持ってしまう。
「違うっ、おっきなおっぱいは、男の夢だ!!浪漫だ!!」
「……そ、そうなの?」
「揉んだり、吸ったり、挟んだり、色んなことがしたいんだぁぁぁ」
「……サイトさん……も?」
……ぎゃぁぁぁぁぁ、はしゃぎ過ぎですサイトさん。
折角、友好的な別れの寸前で、お友だちのサイトさんから、変態のサイトさんにジョブチェンジ。
喋れなくなった俺の手を……
「テファさぁぁぁぁぁん」
テファが自分で、胸に当てる。
「揉みたい……の?」
ガクガクと首を縦に振る……
テファがもう片方の手も取って、胸に……
両手いっぱいのおっぱい!!
いや、両手に収まりきらないおっぱい……
あぁ…………幸せだ……
「あ……」
手が勝手に動き出す……柔らかい感触が、俺の手を……包む。
そう、前から揉んでいるのに、包まれている。
谷間に差し込んでいるわけではない……
胸の弾力で、押し返された手が埋まる。
胸革命はサイズだけではなかった!!
夢中で手を動かした。

298 名前:3/3:2006/09/23(土) 23:12:05 ID:hg0lRZ+9
サイトさんが一生懸命手を動かしてる。
息が荒くて……でも、凄く嬉しそう……わたしも嬉しい。
「う、うれしい?」
聞いてみた。
ガクガク頷いてくれる。
「ちょ、直接………」
サイトさんが耳まで真っ赤だ……え?
「ちょ、直接って……えぇぇぇぇぇ」
あ、サイトさん泣きそう……
「……いいよ」
「いいの?」
「……うん、いいの。お友だちだから……いいの」
いきなり力任せに服を捲り上げられる……
一枚物だから、ほとんど全身を見られてる……
「あ、あうあう。あう」
顔から火が出そう。
でもサイトさんはお構いなしに胸に……手を……
力いっぱい触られて、痛かった。
でも……
サイトさん……嬉しそう……我慢する。
「テ、テファ……」
「は、はいっ」
そ、そういえば……さっき……
「す、吸っても良いでしゅか?」
サイトさんがなんだか変……って…え?
「す、吸う……の?」
ガクガクと頷くサイトさん。
わ、わたし……キスもしたこと無いのに……いきなり胸にキスされるの?
悩んでいると、段々サイトさんが泣きそうに……あ、泣いた。
「だ、だめでしゅか?」
「………い、いい……よ……」
恥ずかしかったから……それだけをやっといえた……
サイトさんがこの上なく幸せそうだった。
でも、顔が見えたのは一瞬。
胸に埋まるみたいに吸い上げる。
「きゃっ……」
サイトさんが胸の谷間に顔を挟み込んで、そこらじゅうを吸い上げる。
手もずっと動いてる……
あ、サイトさんが吸い上げた所に赤い痕が付いてる……
サイトさんの印みたいで嬉しい。
可愛いサイトさんの頭をそっと撫でてみる。
「むふぉぉぉぉ、むふぁ、むほほほほほほ」
胸から顔を上げないから、何を言ってるか、分らないけど……幸せそうだから……いいの
ちょっと立ってるのがつらくなってきたから、サイトさんごとベットに腰を下ろした。
「む、むふぉぉぉぉぉ」
サイトさんの温度が上がった気がする。
「ど、どうしたの?サイトさん。」
「テ、テファ……い、良いの?」
「なに……が?」
なんだか、サイトさんが落ち込んだ………
「サイトさん、何かしたいの?」
「ひゃ、ひゃい。」
目をキラキラさせて、サイトさんが頷く……
ちょっと悩む……何か分らないけど……
「サイトさんのしたいこと?」
「したいでしゅ、すごく、したいでしゅ」
………なら……
「いいよ……サイトさん。」

299 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:16:16 ID:hg0lRZ+9
ごめんなさい、番号打ちそこない……昔もやったな……

ルイズのアレ、ティファニア傷つくだろーなぁと思ったので・・・
ベクトル違うだけで、胸にコンプレックスあるのは一緒なのにねー。

因みに、自分は原作大好きです(じゃなきゃ書こうと思わんですし)
9巻の各々の行動も…微妙な所はありますが、基本皆良い子なので好き。

300 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:22:55 ID:KFJlQ+VU
>>299
凄いそれっぽいw
GJ!

301 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:23:24 ID:p6iuR/hN
続きを全裸で待ってる

302 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:45:04 ID:k5r/o+6h
誰か、カトレアの作品を作って下さい!!

303 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:47:32 ID:VyLxX7PC
ここは良いな。他のキャラとのからみもあるけど
9巻でルイズが不憫で悲しくなったけど
ここのルイズ×サイトSS見ると元気出るよ。

304 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/23(土) 23:51:49 ID:ZQXMk9sF
>>295,299
続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
前半のルイズの心理描写や、サイトに暴行されて必死に耐えてる姿がたまらんです(*´Д`)ハァハァ
最後はハッピーエンドに収まってくれたのもよかったですよ
三人はその後どうなったんだろう・・・ルイズはシエスタにべったり、
サイトと二人はしばらく気まずそうな悪寒w

テファの方は正反対にギャグ調で、こっちも堪能させて貰いました
サイトがすっかり変態オヤジと化しててナイスw
続き楽しみにしてますー

305 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:42:07 ID:+oFm/P7j
>>274から
(こんなに明るい所で…サイトの目の前なのに…)

アンリエッタに促され、ルイズはその場に立ち、最後の一枚に取り掛かった。
下着の両横に手を掛けて、前屈するようにスルリと下ろす。
いたたまれなくなって、右腕で胸を多い、左手の甲で親指を隠した。

「明るすぎます…陛下…」
スポットライトに照らされているような、その光の中にルイズは居る。
「何が恥ずかしいのかしら?」
「…」
「乙女としてもでしょうが…一番は…」
サイトを目で指す。
「彼が見ている事でしょう?」
図星だ。もう反論する気も起きなかった。
「…」
サイトは目を逸らしていた。ルイズのプライドを少しでも気遣いたいからだ。
「サイトさん?」
「はい…」
「仕える主人は美しいですか?」
目を逸らしているのを承知で言う。
「はい…」
「ならば…何でも出来ますわね?」

「ひっ…ひっく…」
屈辱ではない。羞恥。それがルイズの頭を占めていた。しかしサイトの命の方が大事だった。
まだ産毛しか生えていないソコの、敏感な柔肉に手を充て、そっと開く。
中に存在する桃色の秘部を二人の前に晒した。粘膜の場所はまだ水気が少ない。
二人の視線は確かに、ソコに注がれていた。

306 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:43:15 ID:+oFm/P7j
「どうですか?愛しい主人の女性は?」
「あ…あの…」
座っているサイトの目の前に来るようにルイズは腰を突き出した。眼前に「ルイズ」を捉える事が出来る。
「これが女性ですよ?」
「は…はい…」
アンリエッタはシルクの手袋を外し指で器官を指していく。
「ここが尿道口、ここが小陰唇…」
鼻血が出てきそうな程頭がのぼせていく。アンリエッタの説明など、頭に入っていなかった。
「この皮を被った所がクリトリス。それと…」
始めてアンリエッタはその粘膜に触れた。ルイズはピクリと反応する。
「ここが…膣。男の人を受け入れて、命が生まれてくる所」
少しだけアンリエッタは指で広げた。中に見える、鮮やかな色の膜。
「ふふ…どうやらルイズは純潔を守って来たようね…」
指を離して、サイトに囁く。
「敏感な所ですから、丁寧に…」

「あっ…ひぁ…ん…」
先程とは立場を変えて、サイトとアンリエッタがルイズのソコに舌を這わせた。サイトの舌に残した精は、ルイズのソコに塗り付けられていく。
「ルイズ、どう?彼の精が貴女のココに当てられて…」
「あ…ああ…」
ルイズの思考は真っ白になった。
「あの…姫様?」
「何でしょう?」
「俺の舌、何かビショビショに…」

307 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:44:01 ID:+oFm/P7j
(ふふ…ルイズ、感じているのね…)
心の中でクスリと笑うと、アンリエッタは積極的に舌を這わせて行く。

(姫様と…サイトが…私のアソコを…)
暗闇から襲ってくるような快感に体が反応してしまう。
(サイトが…サイトが…)
その感情が二人の舌に蜜を浴びせてしまうのを、ルイズは気づかなかった。

チュプ
サイトは漸くルイズのソコから口を離す許可を得られた。
ある意味でルイズを汚してしまったと思い、自らを恥じる。
「あ…ルイズ…俺…」
上目遣いにルイズを見た。息が荒く、頬を赤らめてぼーっとした表情。上の空のようだ。
「は…は…」
「今日はこれ位にします。楽しみは後にとっておきましょう」
魔法の明かりが消えた。ルイズの学生服と下着は返されず、アンリエッタは部屋を後にする。

「心の準備…しておいて下さいね…」

捨て台詞は二人の耳に届いていた。しかし二人は憔悴しきり、返す余裕も無い。

暗闇の部屋。漸く慣れてきた夜目で二人はお互いの姿を確認した。
ルイズは壁際で体育座りし、サイトは縄を解かれ胡座をかいている。
「姫様…どうしちゃったんだろうな?」
「…」
「ルイズ?」
「…」
顔を伏せたまま返事をしない。この部屋には、粗末なベッドが一つ。

308 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:45:05 ID:+oFm/P7j
「なぁ?」
「…」
「おい!」
「聞こえてるわよ!」
久しぶりに怒気の籠もった声。サイトは逆に安心した。
「…なんで怒ってんだ?」
「当たり前じゃない!?姫様はおかしくなるし、私は…」
そこで口をつぐんだ。まだショックは大きいようだ。
サイトが近づくとルイズが震えているのが解った。但し、寒さで。
何ないかとサイトはベッドを調べた。シーツは清潔で、眠る分には越したことはないが少々生地が薄く、充分な保温の期待はできなかった。
ルイズの震えは止まらない。
「寒いんだろ?」
「…」
「…ふぅ」
サイトは近寄って屈み込み、ルイズの折り曲げられた膝の下と、背中の後ろに手を差し込んだ。
「え?」
「よっと」
そのままルイズを持ち上げる。俗に言う、お姫様抱っこ。
「ちょっと…!」
「風邪引くぜ?」
全裸であることも恥ずかしいが、この体勢も恥ずかしい。
サイトの逞しい胸が、ルイズには見えた。
「こんな時に何考えてんのよ!」
「お前の事だよ」
両手を口の前に起き、モジモジする姿はサイトに取って可愛くてしょうがない。何より、ルイズをこのように抱ける事などあり得ないのだ。
ポス、とベッドの上に起き、掛け布団を掛けてやる。

309 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 00:46:48 ID:+oFm/P7j
「少し寒いかも知れないけど、我慢しな」
目の前、上にいるサイトを見てルイズは安心した。まるで幼い頃、姉に寝所まで運ばれて来たように。
サイトは床に座る。
「アンタはどうするの?」
「さあ?その辺で寝てる」
気遣いなのだろうか。確かに全裸の男女がベッドの上にいるのは問題だ。だが。
「サイト?」
「ん?」
「…ご主人様と一緒に寝るのは…あなたの日課じゃなかったの…?」
ここぞとばかりにルイズも気遣った。こういう時がルイズは一番素直である。
「い、いいのか?」
「な、何度も言わせないで!…寝てる間に変な事しないでよ…」
既に相当な部分まで行っているのだが自らの名誉の為、釘を刺す。

サイトも布団に潜り込み、上を向いた。
ルイズはサイトに背中を向けている。
「姫様…か…」
「本当はあんな人じゃないのに…」
「俺達じゃどうしようもないのか?」
「今はわからない。姫様の変化次第かしら」
「…」
「…」
サイトは大あくびすると、すぐに寝息を立てた。それを確認するとルイズは、サイトの胸に頭を乗せる。
ルイズは少しだけ気にしていた。

「心の準備」

(明日…アンタに…)

疲れと睡魔。ルイズは深く考えられず、眠りに落ちた。


あとがきも短いし、言葉使いに違和感を感じても許してくれorz
黒アンは…難しい。

310 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 01:27:52 ID:o08mlDm1
GJ!
黒アン様素敵だよ黒アン様
だがそれ以上にルイズのツンに萌えてしまったw

311 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:11:24 ID:QcGc/9vM
少女の苦悩、少年の怒り ってどうなったんだろうか?





312 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 03:19:13 ID:QxUl0ycI
>>285
続き楽しみに待ってました!!
GJです!!

313 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 07:40:15 ID:8S9+h/1i
>>311さん

自分も続き待ってますけど、
パーティ2分
しかも片方、スキルバラバラのパーティー
居残り組みは集団戦闘
サイトに通用するような新マジックアイテムかゴーレムの運用
ジョゼフ側の全体戦略

時間掛かりそうな要素は山のように有りますし、
纏まってから文章投下する人ですから、もうちょっと掛かるのでは?

自分じゃかけない点並べたけど……すごいですよね
…205さんだったらあっさり書ききっちゃいそうな気もする。

314 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 07:55:41 ID:eiZjyZpO
まあ急いで穴ができるよりはゆっくりでいいから書き手本人が納得したものが見たいし
いつまでも待つぜよ

315 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 08:03:38 ID:/HGBaBSY
9巻、9巻ってまだ発売されてない地域もあるってこと忘れないでほしいね。

316 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:28:27 ID:+oFm/P7j
>>309より
「何であの子達ばっかり…」
自室に帰った後、アンリエッタは机に伏せていた。右手を胸に、左手を下着の中に入れて。
「ウェールズ様…」


数年前の事。
ウェールズと秘密の逢い引きを重ねていた頃。その時まで遡る。
今よりまだ少女だったアンリエッタはその分純粋で、加減を知らなかった所があった。だから、逆らわなかった。それを「愛」と感じていたから。
「恥ずかしいのかい?アンリエッタ」
湖と月、両方の光を背に受けて、ウェールズは彼女を、アンリエッタを見ていた。
アンリエッタの方は手をモジモジさせ、悩む素振りを見せる。
「いえ…ウェールズ様の為でしたら…」
チュッ
頬を掠めるようなキス。唐突な一撃にアンリエッタの心が揺れ動く。
「見せてくれるかい?」
「…はい」
誰も見ていない。いるのはウェールズだけ。そう考えるとアンリエッタは、草の上に、服を落としていった。

「綺麗だ。アンリエッタ」
「そんな…恥ずかしいですわ」
夜とは言え外で、風が当たる場所で全裸になるとは思わなかった。
少女と言う割にはしっかりと育った胸の膨らみ。後の女王は発育も良かったようだ。

317 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:29:07 ID:+oFm/P7j
身長差があるため、ウェールズは中腰になって左手でアンリエッタを引き寄せ、深い口づけをした。
「む…」
「ん…」
ウェールズの右手がアンリエッタの乳房を掴む。アンリエッタは望むかのように、自らの手をウェールズの手に重ねた。

形の良い乳房の中にウェールズの指が沈み込んでいく。
優しくそのまま、揉みしだく。
「あ…」
「敏感なんだね…」
唇を離すとウェールズはフルフルと震える突起を口に含んだ。アンリエッタは堪らない。
「あっ…ひぁ…」
幼い乳輪を、まだ発育する可能性のある桃色の突起を舌で転がす。
そこが硬さを帯びたのを確認するとウェールズは唇を離した。その突起は軽く尖り、主張が強くなっている。
ウェールズはアンリエッタの乳房を持ち上げた。
「ほら。興奮しているんだよ」
「…恥ずかしい…」
「女の子だったら当たり前なんだ。恥ずかしがる事は無い」
自らの突起をいやらしいと思ったのか、アンリエッタは顔を真っ赤にし、手で顔を覆った。
ウェールズはその手を払いのけ、再びキスをする。
「僕でも駄目なのかい?」
「いえ…」
「じゃあ、恥ずかしがらないでおくれ」
「はい…」
ウェールズは屈み込み、アンリエッタの薄い茂みに手を掛けた。

318 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:30:01 ID:+oFm/P7j
水音を起てて開けられたそこから、アンリエッタの体温が流れ出る。
「い、いやですわ、私ったら」
「構わないよ。君の蜜を沢山僕にくれ」
ウェールズは何の躊躇いもなくそこに口づけ、時折啜りながら舌を這わせていく。
「あ…あ」
アンリエッタの視点からは、自分の最も大事な所に口づける最も愛しい人の姿が見えた。
羞恥と喜び。これらが微妙に混ざりあう。
「美味しいよ…」
時折ピクリと動くアンリエッタを尻目に、ウェールズは敏感な穴にまで舌を伸ばした。
「ああっ!」
その反応を見てウェールズは口を離す。
「い、今のは…」
「あそこに男の人を受け入れるんだよ」
諭すようにウェールズは話す。アンリエッタは少し怯えてしまった。
「では…男女の嗜みと言うのは…」
「あそこに男の人を受け入れる事かな」
「…」
「一番好きな人を、最初に受け入れるんだ」


アンリエッタは悩んだ。今、
この場で、
ウェールズに捧げたい。
そう言いたかった。しかし、はしたない女だとは思われたくない。

でもいつか、誰かに捧げるのであれば。
「ウェールズ…様…」
「うん?」
「私の…私と…」
「私と?なんだい?」
「私と…一つになって頂けませんか?」

319 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:31:19 ID:+oFm/P7j
「私!ウェールズ様が満足される為なら何でもして見せます!ですから!…」
「アンリエッタ」
ウェールズは首を振った。肩に手を置き、諭すように言う。
「今日は、ただ知識を教えるだけと言う話だったろう?」
「…ですが…」
「君はまだ幼い。将来どうなるかもわからない。そんな君を抱くことなんて出来ないよ…」
ウェールズは背を向けた。
拒否された。
その衝撃で、アンリエッタは突発的に動いた。

タッ
「アンリエッタ!」
全裸のまま森へ駆け出した。乳房が揺れ、風が彼女を撫でていく。
「バカな!ココには野犬や狼だっているんだぞ!」
ウェールズも追って駆け出していく。

白い素肌は森の中でよく目立つ。彼女の姿は森のけだものに捉えられていく。
「え?」
目の前にある、眼光。茂みの奥から幾つもの視線がこちらを覗いていた。
囲まれている。
メスのフェロモンを嗅ぎつけた獣の動きは早かった。今は発情期でもあるらしい。
ササッ
後ろの茂みが動く。同時に飛び出す、黒い影。幼い少女など簡単に抑えつけられてしまった。
幾つもの獣がのそり、と茂みから出てくる。
アンリエッタは後ろから飛びかかられた為、丁度お尻を突き出す格好となっていた。手足は獣に抑えられている。
「ガルル…」
獣の荒い息が髪にかかり、おそらく肉棒であろう、熱源体が柔らかな尻の肉を押していた。
「や…やぁぁ…」
「ガル…」
「動物となんて嫌!ウェールズ様ぁ!」
悲鳴が森にこだました。


続く…かな…

回想編と言うか、黒アン誕生編?どうだろ?

320 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 10:59:19 ID:rO8rIdpx
GJ!
初めてが獣・・・そら黒くもなるわ(;´Д`)ハァハァ
冒頭の、机に突っ伏していじけるアン様に萌えたw

321 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:00:51 ID:eiZjyZpO
出来れば白アンも・・・
アン様の普通にサイトとラブラブものもみたい・・・

322 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:33:47 ID:3Dqz93No
>>+oFm/P7j
まだわからねえようだな
消 え ろ
って言ってんだよクズ!

323 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:44:47 ID:qztWzI3W
>>322は最強のツンデレだな。構って欲しくて仕方ないようだ。 >>319続きキボン

324 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 11:53:58 ID:E4sDisdK
>>319
GJだけどさ、陵辱や獣姦が混じるなら名前欄にその旨の注意事項いれようぜ。
そういうの読みたくない人もいるんだからさ、回避できるようにな。
スレが荒れないためのマナーって感じに思ってくれ。

325 名前:319:2006/09/24(日) 13:49:33 ID:+oFm/P7j
あの…>>320が悪いとは言わないんだが…
ネタバレすると
アン様危機→ウェールズ登場→ラブラブへ
の予定で、俺獣やるとは一言も…言ってない…

326 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 14:35:41 ID:VB3IuRUZ
いいけどそれだとどうやって黒餡になるのか予想つかないな
その辺は期待

327 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 14:48:48 ID:oP4F65u3
>>325
むしろ獣のほうがいいんじゃね?

328 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 14:49:48 ID:BQf91Fsj
>>325
両方書きゃいいんじゃね?

329 名前:320:2006/09/24(日) 15:50:46 ID:/wmt17vR
>>325
ごめん、完璧早とちりでしたorz
どうも脳が常に鬼畜の方を向いてるらしい・・・スマンカッタ

330 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 16:12:51 ID:lyU70okE
心せよ、深淵をのぞき込む者はまた深淵に見つめられているものであり、
鬼畜を忌避する者はまた鬼畜シチュに心囚われかけている者である。

331 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:32:34 ID:B4kXxnpa
その日、才人はトリステイン魔法学院の中庭で素振りをしていた。

「せっかくの休みだってのによくやるねえ相棒」

振られているデルフリンガーが呆れたように言う。

「身体動かさないとなまるしなー」
「だから原型なくなるって…」
「なくなるまではしないよ、さすがに」

でも前ほど回数できなくなってるのはやっぱり…。
夜の回数多すぎるんだよ実際!
叫びたくなる喉を押さえ、才人はデルフリンガーを振り続ける。
すると、中庭から見える門の方で、門衛がなにやらもめているのが見えた。
気になって見に行ってみると、門の前で門衛とフードを目深に被った女性がもめていた。

「だから、私はこの学院の知り合いに会いに来ただけなのです!」
「だから何度も言っているだろう?確固たる身分の証のない者を、通すわけにはいかないんだよ」
「ヒラガサイトさんを呼んでいただければわかると、何度も申し上げているでしょう!」
「だから、個人の名前を出しても証がないことには」
「どーしたの?」

自分の名前が出たことが気になって、才人は門衛に話しかけた。

「ああ、サイト殿。この娘が、あなたを呼べとしつこいのです。証がなければ入る事はできないと言っているのに」

その娘は、才人の顔を見ると、嬉しそうに口元を綻ばせ、被っていたローブを脱ぎ、顔を見せた。
黒い髪を後ろでポニーテールにあとめた、その整った顔立ちの少女は…。
髪の色と髪型こそ違っていたが、その顔は、まぎれもなく…。

「アン!…り、げふげふ」

思わず『アンリエッタ陛下!』と叫びそうになるのを、才人はなんとかこらえた。
また、やんごとない理由でもあるのだろうと、とりあえず黙っている事にした。

「知り合いですか?サイト殿」
「あ、ああ、王都で知り合った子で、名前はアン」
「『魅惑の妖精亭』で働いていた者です。通していただけますか?門衛さん」
「は、はあ。サイト殿の知り合いだというなら…」

しぶしぶ、門衛は彼女を中に通した。

「ちょっと、何考えてんすか!一人でこんなとこ来て!」
「ふふふ、驚いた?」

言ってアンリエッタは口元に指を当てて笑う。それは、普段の女王としての風格のギャップを感じさせ、分かりやすく言うと。
うわ。めっさかわええ。
思わず才人は見入ってしまう。
そんな才人に、今度は小首をかしげて「ん?」と顔を覗き込んでくる。
こ、これが世に言う『萌え死ぬ』ってヤツっすか!
じゃなくて!

「あなた女王陛下でしょ!王室の仕事とかどーしたんすか!」
「実は、ルイズを呼び出したのはこのためだったんです」

332 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:33:18 ID:B4kXxnpa
アンリエッタは、ルイズを単独で呼び出した経緯を語り始めた。
アンリエッタは、どうしても王宮から抜け出したかった。そこで、ルイズに相談を持ちかけた。
この2日間、アンリエッタの仕事はといえば、各種会食と書類の押印のみ。そこでアンリエッタは、ルイズに「姿写しの指輪」という、使用者の姿を変化させるマジック・アイテムを使わせ、自分の代役としたのである。
当然ルイズは断ったのだが。

「油断した隙にちょっと魔法で…ね」

言って舌の先をぺろりと出す。
アンリエッタは水魔法でもってルイズに催眠術をかけ、2日間強制的にルイズを「アンリエッタ」としたというのだ。

「ちょ、そりゃいくらなんでも」

それなりの覚悟を持って臨む、と申しましたわ、ルイズ・フランソワーズ。油断するアナタが悪いのようふふふふふふふと心の中だけで笑い、アンリエッタは才人に悲しみに満ちた顔を向けた。

「私とて人の子。神ではありません。たまには自由も欲しいのです。分かっていただけるかしら」

言って、才人の腕を取り、遠慮なくそのやわらかい肉球を押し付ける。

「い、いやまあわからんわけでもないですけども」

一気に才人の頭の中身はアンリエッタ肯定に傾く。
アンリエッタはその言葉を聞いて、にっこり微笑んだ。

「では、今日一日付き合っていただけますか?サイト殿」


「今日一日は、私を『アン』として扱ってください」

普段の喋り方では人目につくので、喋り方は街娘っぽく。
当然、名前は『アン』で通す。
『魅惑の妖精亭』で給仕として働いていた経験がある、ということにしておく。
以上が、アンリエッタが『アン』に化けるのに必要としたものであった。

「確かに、バレてないみたいだなあ」
「でしょう?これでも一生懸命勉強したのよ」

言って才人の横でにっこり笑う。その笑顔はいつもの儚さを含んだそれとは違い、こぼれるような明るさを宿していた。
服も、当然いつものドレス姿ではなかった。
白い薄手のブラウスに、なんと、足のラインにぴったり合った黒いズボンを履いている。確かに服装だけを見れば平民のようだ…が。
トリステインでズボンを履く女性は珍しいらく、通りすがる学院の主に男子生徒の注目の的になっている。
そんな生徒たちの視線に、アンリエッタはにこやかに手など振っている。
あきらかに数名の男子生徒が、顔を赤らめて視線を逸らす。
確かに、これなら彼女がアンリエッタだと思うものはいないだろう。
『アンリエッタ女王』が持っている、壊れそうな美しさと違い、『アン』のそれは、日向に咲く花のような、健康的な美しさを持っていた。
確かにバレないけど、思いっきり目だってんなあ…。
男子生徒たちは遠巻きに、「誰だ、あの美しい女性は」「平民じゃないのか」と噂しあっている。
このままじゃまずい、そう思った才人は、最も平民の多い場所…厨房へアンリエッタを連れて行った。

333 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:33:52 ID:B4kXxnpa
当然といえば当然だが。
昼前の厨房は地獄だった。

「はい鳥あがったよー」「サラダ、ニンジンたんないよ!なにやってんの!」「スープストック、出ます!」
「はいどいてどいてー」「茶がない!茶がない!」「塩、まだ足りんというのか!」

「っはー…」

『魅惑の妖精亭』で慣れているとはいえ、この光景は圧倒される。
隣のアンリエッタを見てみると、目を輝かせていた。厨房の活気が珍しいらしい。

「おう!我らの剣!どーした?シエスタはどーして」

やってきた才人に目を留めたマルトー親父の目が点になる。そして、才人に向かって手招きをする。

「おい。ちょっとこいサイト」

目がマジである。
才人がアンリエッタに「ちょっと待ってて」と言ってマルトー親父の所にいくと、マルトー親父はそのごっつい腕で才人の首にヘッドロックをかけた。

「なななななな、なんだよあの綺麗な人!」

アンリエッタに目がいっていたらしい。
才人は説明用の台詞を持ち出す。

「『魅惑の妖精亭』で働いていたときに知り合った人で、名前はアン。今日はこの学院を見学に来たんだって」
「そそそそそそそうか!そうなのか!お前の彼女とかそーいうんじゃないんだな!」
「いやまあ確かに違うけど」

それを聞いたマルトー親父は、才人を思いっきり突き飛ばすと、アンリエッタの前に立った。
顔がユデダコのようである。

「わわわわわわ私、ここの総料理長を勤めさせていただいております、マルトーと申します!
 聞けばアンさんは、この学院を見学に来たとのこと!よよよよろしければ僭越ながら、私がご案内を」
「結構ですわ」

にっこり即答。
そして、立ち上がってきた才人の右腕に自分の腕を絡ませる。

「私にはサイトさんがいますので。サイトさんに案内して頂きますわ」

マルトー親父は完全に固まる。

「あ、そこの方、なにかお手伝いできることはありませんか?見ていたら、身体を動かしたくなってきました」

アンリエッタは、固まったマルトー親父を放置して、忙しそうに剥いたジャガイモを運ぶ青年に声をかけた。

「あ、あの、じゃあお皿を並べるのを手伝っていただけますか?」
「じゃあ、お手伝いいたしますわ。ほら、サイトさんも!」
「え?お、オレも?」

アンリエッタは才人の手を取り、皿の満載されたワゴンを引いて食堂に出て行った。
残されたのは、厨房の喧騒と、一人固まるマルトー親父。

「あの、親父さん…」

若い料理人が、棒立ちになっているマルトー親父に声をかけた。
マルトー親父は、立ったまま、漢泣きに泣いていた。
世の中は不公平なものなんである。

334 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:34:38 ID:B4kXxnpa
まだ誰も生徒の来ていない食堂で、才人とアンリエッタは、机に皿を並べていた。

「楽しいですわね」

皿を並べながら、アンリエッタは言う。

「はい?」

才人には、皿を並べるこの仕事のドコが楽しいのか、全く持って分からない。
才人が不思議そうな顔をして皿を眺めていると、

「身体を動かして働くのは楽しい、そう言っているのです」

アンリエッタは言う。

「机の上で書類とにらめっこしたり、謁見室やダンスホールで愛想を振りまくより、ずっと楽しいですわ」

考えてみれば当然のことだ。アンリエッタは王女として生まれ、若くして女王となった。
身体を動かして働くことなど、あるわけがない。
そんなアンリエッタを見て、才人はやっぱりこの人は女王なんだと、改めて認識した。
そして、アンリエッタは不慣れな手つきながらも、皿を一枚一枚並べていく。

「あっ」

不意に、アンリエッタの手がすべり、皿が彼女の手の中からずり落ちた。
その瞬間、隣で皿を並べていた才人が咄嗟に手を差し出し、その皿を空中で受け止めた。

「おっと危ない。はい、気をつけてくださいね」

才人はその皿を、アンリエッタに手渡す。
そんな才人を見て、アンリエッタはため息をつく。

「やっぱりダメね、私」
「?どーしたんですか?」
「一人じゃ、お皿を並べることも出来やしない。これじゃ、働くことなんてできないわね」

そう言って悲しげに笑う。
一回くらいの失敗で何言ってんだか、と才人は思い、フォローを入れる。

「最初から上手くできる人なんていませんよ。それに、アンは一人じゃない。オレがいるじゃないですか」

才人の言葉に、アンリエッタの動きが止まる。
才人は、アンリエッタが手にしたままの皿を、彼女の手に自分の手を重ね、皿を並べさせる。

「ほら、なんだって協力すればうまくいくものなんです」

そう言ってアンリエッタを励ます。
アンリエッタは、そんな才人に、満面の笑顔を返して見せた。

「そうですわね。一緒にやれば、上手くいきますわよね」

そして、彼女は皿を並べ始めた。

335 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:35:14 ID:B4kXxnpa
仕事が終わると、先ほどジャガイモを運んでいた青年が、「お礼です」と、昼食に出た鳥のシチューを二人に振舞ってくれた。
ちょうどお腹もすいたので、二人は中庭の芝生に腰掛けて、昼食を採ることにした。

「おいしい!」

シチューを飲んだアンリエッタの最初の言葉がそれだった。

「いつもお…、じゃないや、いつももっといいもの食べてるんじゃ?」

思わず『王宮』と言ってしまいそうになり、慌てて才人は言いなおす。
周囲に人影はないが、用心に越したことはない。

「いいえ。家の私財を売り払いましたから、今私にはこのような料理でもご馳走なのですよ」

言ってにっこりと笑う。
そういえば、この間の戦の戦没者の慰問金に、王家は私財を売り払ってお金に換えたんだっけ。

「でも確かに、晩餐会などには頻繁に呼ばれますから、豪勢な料理は目にします。…でも」

アンリエッタは、手にした木の皿の中のシチューを眺め、微笑んだ。

「このシチューは、本当に美味しい。こんな暖かい味の料理は、どこの晩餐会でも味わったことはありません」

そう言って、また一口、シチューを頬張る。

「本当に、おいしい」


学院の案内が一通り済むと、才人たちはルイズの部屋に戻ってきた。

「疲れたーっ!」

才人は、アンリエッタがいることも忘れ、主人のベッドにどう、と倒れる。
確かに、才人にとって今日の一日は疲れるものだった。
アンリエッタの正体はばれなかったものの、『アン』に一目惚れした男子生徒たちに、さんざん追い回されたのだ。
そのほとんどは、私のメイドにならないか、今度王都に観劇にいくのだが案内を頼みたい、などの、貴族らしい平民を見下したものだったが、なんと一部には、身分の違いなどどうでもいい、妻になってくれ、という者までいたのだ。
求婚したものの眼は、まさに慧眼と言えよう。一国の女王に求婚できる機会など、一介の貴族にはないのだから。
その悉くを、『アン』は断り、才人は断られた貴族にガンを飛ばされ、足を踏まれ、決闘を申し込まれ、大変な目にあっていた。

「お疲れですね、サイトさん」

言ってアンリエッタはくすくすと笑い、才人の倒れたベッドに腰掛けた。

「疲れたよホントに…」

言ってはふう、とため息をつくと、肩にアンリエッタの手が触れた。
その手は、弱々しい力でくにくにと動き、才人の肩を揉む。

「お疲れ様でした」

どうやら、マッサージのつもりらしい。しかしアンリエッタの上品な手つきでは、マッサージになっていない。

「あ、ありがとう」
「どういたしまして」

もどかしいマッサージもどきの感触に、才人の身体は硬くなる。

「あらあら。ずいぶんと硬いんですのね」
「つ、疲れてるからね」

336 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:35:55 ID:B4kXxnpa
力加減が足りないからだよ、と言いそうになる才人を、衝撃が襲った。
むにゅ。
な に か あ た っ て る 。
昼間さんざん肘に当てられた感触が、今度は背中を直撃する。
別の場所が硬くなってまいりましたァーーーーーーーーー!!!
才人の頭脳が、混乱して炭坑節を踊り始める。

「サイトさん」
「はひ」

耳元で囁かれるアンリエッタの声に、才人は思わず返事をしてしまう。
アンリエッタは、そんな才人の状況を知ってか知らずか、語り始めた。

「『アン』には、今日一日で夢が出来ました」
「はい?」
「街道筋の、小さな旅籠。そこで、疲れた旅人たちに暖かい寝床と、おいしいシチューを出してあげる夢です」
「そ、そうなんだ」
「それを手伝うのは子供たち。そうね、3人がいいわ。男の子が二人、女の子が一人。
 もちろん、一緒に働くのは愛しい旦那様…」

言って、才人の背中につつつ、と指を這わせる。
旦那様って。旦那様って。もしかしてオレの事っすかーーーーーーー!?

「で、でもアンリエッタ様は」

そう言った才人の唇を、アンリエッタは横から回した指でつっと撫ぜ、言葉を止めさせる。

「今日一日は『アン』として扱ってくださいと、言ったはず」

その言葉はまるで魔法のように才人の言葉を封じた。
その言葉を発している彼女の手には、主人の魔力を受けて輝く、杖が握られていた。
たしかにその言葉は、魔法のそれだったのだ。

「私は『アン』ですわ、サイトさん」
「ああ、アンだ。でもどうして、そんな夢なんか」
「言わなきゃわからない?ホント、鈍感な人…」

言ってアンリエッタ…アンは、才人を仰向けにさせると、その上に馬乗りになり、才人の唇を奪った。

「愛しているから。貴方を。サイトさんを愛しているから」

そして、アンの指が自分のブラウスのボタンにかかり、それを外していく。


全裸になったアンは、同じように才人の服も脱がせ、裸にする。

「アン…綺麗だ」

魔法で暗示に掛けられた才人は、アンを優しく抱きしめる。
彼の中で今や目の前の女性はアンであり、愛すべき人である。
抱きしめられたアンは、そっと才人の背中に手を回し、首筋へと手を伸ばす。
そのままそっと顎を上げ、才人の唇を塞いだ。
才人はそのままアンに体重をかけ、ベッドの上に横たわらせる。
アンの真っ白な肢体が、ベッドの白いシーツの上で尚も白く輝く。

337 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 17:36:24 ID:ykU48c9u
保管庫205の方。GJすぎてびっくりしました。
あなたがHP作っていたらぜひリピーターになりたいところです。
こういうところから新たなラノベ作者が生まれるものだなぁって思いました。
ノボル神もそうやってこの地位までのぼったと聞いております。

続きがきになってきになって仕方ありません。
とりあえずプリントアウトして自分のゼロの使い魔の隣に並べましたが、
サイズが合いません。なんとか縦書き&文庫本サイズに納めるよう努力している
次第であります。

今まで二次創作ものに興味なかったのですが、人生観が変わりました。
これからもがんばってください。

338 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:36:39 ID:B4kXxnpa
才人は、その膨らんだ右の双丘の、桜色の突起を吸い上げた。

「ふぁ」

アンの唇から吐息が漏れる。
空いたもう一つの丘を、才人の右手が蹂躙する。
形が変わるほどもみしだき、先端を強くつまむ。
逆に唇は優しく肌を吸い、舌で先端を柔らかく舐めあげる。

「ふ、あ、んっ…」

指を噛み、左右それぞれから送られてくる異なる刺激に、アンは必死で声を抑える。
やがて才人の右手が、茂みに覆われた秘所へと伸びる。
くちゅ。
確かな水音とともに、アンの背筋が跳ね上がった。
思わず、足で才人の手を挟み込む。

「あ、サイトさっ…」
「見せて。アンのここ」

そして才人は両手でアンの膝を抱え、軽い抵抗を見せるアンの両膝を割り開いた。
覚悟していた事とはいえ、アンの顔が真っ赤に染まる。

「み、見ないで…」
「綺麗だ」

言って才人はアンの秘所に口付けた。

「ひゃんっ」

羞恥と快感に、再びアンの背筋が踊る。
アンは足を閉じようと力を込めるが、才人の手が膝をしっかり固定しており、抵抗できない。
そうする間にも、才人は遠慮なくその割れ目を舐め上げ、柔肉を食み、蜜を啜る。

「ふあ、あ、サイト、さ…」

才人は十分に柔らかくなったその割れ目に指をかけると、縦に閉じられたそこをこじ開け、その入り口に舌を差し込んだ。

「やあ、あ、ずかしっ…ふぁ…」

とめどなく溢れる蜜を舐め、丹念に唾液とそれの混合物で周囲を汚していく。
流れ出た雌の証が、シーツを汚していく。
そして才人は、顔をあげ、アンに言った。

「もう大丈夫?」

快楽の階段の途中で放り出され、アンの中に種火が燻っていた。
アンは覚悟を決めると、才人に言った。

「下さい。サイトさんを、ください…」

その言葉に、才人は腰を進め、アンの秘裂に己が先端を押し当てる。
濡れそぼったそこを、才人は一気に貫いた。
ぶつっ…。
アンの身体の奥で、何かが裂けた。二人の繋がり目から、鮮血が滲む。
自分の耳にだけ聞こえたその音に、アンの顔が一瞬苦痛に歪む。

339 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:37:13 ID:B4kXxnpa
「痛くない?アン」

抱きしめてそう言う才人に、アンは涙目で訴えた。

「大丈夫です。貴方の好きなように動いてください。貴方の、好きなように…」

言って、いつの間にか手にしていた杖を振る。
すると才人は、少しずつ腰を動かし始めた。
熱された剣に身体を引き裂かれるような痛みに、アンの目尻から涙が零れ落ちる。
でも、耐える。耐えてみせる。この契りを嘘にしないために…。
快楽に浮かされたように、才人はアンの中を削り取る。
絶叫しそうな痛みのみがアンを襲う。前戯のときのような甘い快感は、もうない。

「…っつ、ひっ、ぁぐっ…」

思わず腰を打ち付けている才人の背中に、爪を立ててしまう。鮮やかな赤い筋が、才人の背中に走る。
一瞬才人は痛みに顔を歪めるが、快楽に操られた身体は動きを止めない。

「ふぐ、ぁぐ、ぃ、ぃあっ…」

快楽などない、ただひたすら削り取られるだけの責め苦に、アンの心が折れそうになったとき。

「あ、アン、出すよっ!」

どくどくどくっ。
解けた鉄のような熱い迸りを膣奥で感じ、アンは契りが終わったことを知った。


「おはようございます」

目を覚ますと全裸のアンリエッタが隣で微笑んでいた。
才人の頭から一瞬で血が引く。オレ姫様と。
ヤっちまったぁああああああああああああああああ!

「あ、あの、オレ、オレっ!」

慌てて立ち上がると、被っていたシーツがめくれ、ベッドの上の惨状を露にした。
こびりついた鮮血。牡と雌の体液によってついた滲み。

「…痛かったですわ」

拗ねたように顎に曲げた指を当て、アンリエッタは言う。
その仕草がこれまたもう、なんていうか。
可愛いぞコンチクショー!!

「なのにサイトさんったら、止まってくれなくて…」
「ていうかアンタ魔法で操ったじゃないですか人のことーーーー!!」
「あらやだバレてた」

言って、ぺろりと舌を出す。
その仕草がこれまたなんだかもう。
ていうか騙されるかーーーーーー!!

340 名前:君の名は:2006/09/24(日) 17:37:55 ID:B4kXxnpa
「サイトさんは、嫌いですか。こんな私」

突然真剣な目で、アンリエッタは尋ねる。
思わず呑まれる才人。

「今の私はただの女、『アン』です。
 愛する人を想い、嫉妬に狂い、見果てぬ夢を追う、ただの女です。
 女王でもなんでもない、ただの女です。
 女を使うことでしか、貴方を繋ぎとめられない、卑怯者です」

そして今度は、いつもの…儚げな、壊れそうな笑顔で、続ける。

「もしあなたが嫌いというなら、『アン』は死にましょう。
 ここに残るのは、『女王アンリエッタ』だけ。
 女の身体に、王という黄金を注いだ、ただの器」

そして、もう一度才人に問う。

「サイトさんは、アンが、嫌いですか」

嫌いと言えれば、どれだけ楽か。
彼女は、その言葉で、自分の心を殺そうとしているのだ。
そんなこと、優しい才人にできるわけがなく。

「嫌いじゃないですよ」

そう言って、アンを、抱きしめた。
アンの、瞳から、涙が零れ落ちる。

「お願いがあります」

涙に濡れて、アンは、言った。

「今日という日が終わるまで…抱きしめていて。
 アンを…離さないで」


朝靄に煙る門の前で、才人はアンを見送っていた。
門から少し出たあたりで、二人は別れを惜しんでいた。

「なにも、こんなに早く出なくても」

そう言う才人に、アンは応える。

「なるべく早く帰って、ルイズを開放してやりたいのです。また頬を張られてはかいんませんもの」

そう言って、才人に手招きをする。
誘われるままに才人はアンリエッタに近寄る。
アンリエッタはその才人の耳元で、こう呟いた。

「もし、『女王アンリエッタ』が必要なくなったとき、貴方の許へ『アン』が夢を叶えにくると思います。
 その時は…『アン』の夢を、叶えてやってくださいましね」

そして、才人の頬に軽く口付けした。

「それでは、また会う日まで。サイト殿」

そう言った彼女の顔は…壊れそうな美しさを宿した、アンリエッタ女王に戻っていた。 〜fin

341 名前:あとがえ byせんたいさん:2006/09/24(日) 17:40:41 ID:B4kXxnpa
わーい初1発投稿<ダメ人間
とうわけで白アンお待ち!
でも少し黒入ってるからうぐいすア(黙れ
すいませんキャラ壊れてるかもですゴメンなさいorz
今回書きたいことを優先したためにかなり実用性が犠牲になってしまいましたorz
エロパロ失格でつね
お目汚し失礼しやしたノシ

342 名前:337:2006/09/24(日) 17:44:16 ID:ykU48c9u
本当に邪魔して申し訳ない!
削除依頼が通るなら削除してほしいほどです。
どうか皆様、
「ID:ykU48c9u」
を透明あぼーんしてください。

まさか自分が感想書いている間に作品が投下されるとは
思っていなかったのです。
ID:B4kXxnpaさま、本当に邪魔をしてしまい申し訳ございません。

みなさま、どうか
ID:ykU48c9u
を透明あぼーんにしてID:B4kXxnpa様の作品をお楽しみください。

343 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:02:40 ID:x9Iw2Ww1
>>341GJ!
ええもん読ましてもらいました。
>>342その必死さに哀れm(ry

344 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 18:26:04 ID:/wmt17vR
>>341
GJ! うぐいすいいようぐいすw
・・・どっちかというと少しだけ白い栗アn(粛清されました

345 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 19:23:17 ID:VeliMd1Z
飽きた

346 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 19:50:07 ID:Md2vCCwm
もう最高です。
純粋にアン様にもえました。

>>341
ほんとうにGJです。
ルイズとは違ったアン様の魅力を引き出しました。
今までずっとROMってましたけど、これからもずっと応援しています。


347 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 20:08:50 ID:NCBwBppf
騙しリンクや広告の少ない優良アダルトサイトリンク集
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/frontire1017


348 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 21:27:27 ID:eiZjyZpO
>>341
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
死んだ、萌え死んだ!
9巻でアン様に落とされた俺には最高でした!
GJ!超GJ!

349 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:31:06 ID:3Dqz93No
>>331-340
誤字発見

>遠慮なくそのやわらかい肉球を押し付ける。
肉球!?

>また頬を張られてはかいんませんもの
かないません

350 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 22:39:19 ID:7jAk/NKt
「少女の苦悩〜」の続きプリーズッ!!!!!!!!!!

351 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:15:57 ID:T14seq2E
「少女の苦悩〜」人気ありますなw
>>350 書くのは大変だろうし、マッタリ待ちましょう

352 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:18:16 ID:U0MRefr2
じゃ俺は待ってる間、シャルロットが貴族達にどんな陵辱を受けていたのか妄想を逞しくしてよう

353 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:24:01 ID:qeY7NOjy
陵辱を受けたってよりは本人が「わたしを犯して」と懇願したんでねーの、設定的に。
あ、そういうのも「陵辱を受けた」って言うのか。

354 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/24(日) 23:33:54 ID:fETAFjxu
                   _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
        デケデケ      |                        |
           ドコドコ   <   女王の恋人 マダーーーーーーー!!? >
      ☆      ドムドム |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
           ☆   ダダダダ!∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
     ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
            =≡= ∧_∧     ☆
         ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
       ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
            ||  γ ⌒ヽヽコ ノ   ||
            || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
           ./|\人 _.ノノ _||_. /|\
            ドチドチ!

355 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:33:04 ID:h9ih0/xB
ID:3Dqz93Noみたいなやつがムニョムニョ・・・・・・・・・

356 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:47:36 ID:rQCKUiv9
姫殿下の鎧姿はエロイなぁ

357 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:49:54 ID:iDy1m2wZ
鎧萌えの同志がこんなところにもいたとは
時代は違うけどフランスだしラ・ピュセルがいてもいいじゃない

358 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:54:26 ID:rQCKUiv9
>357
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ

エロ鎧姿の姫殿下が敵の雑魚兵士に陵辱される話キボン!

359 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 00:59:39 ID:bopt6QF8
姫様の鎧萌え、というと
バスタードのシーラ姫を思い出すぜ
あーアン様にDS並みのセクハラを働きてぇ

360 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:00:36 ID:ylaiIL1c
・・・アニメ始まってんの・・・?

361 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:07:22 ID:+volb9f2
終わった

362 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:07:36 ID:QvWyms8H
いや、終わったんだ

363 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:22:51 ID:4UwJRjYY
>>319より
「ちっ!」
背中に温かいものを感じた。体温に近い、温かな…液体。
その液体が獣の血であることに気づく。
アンリエッタの視界に背を向けて立ったのはウェールズ。
右手に魔法の光を構えて。
「君たちには悪いけど、彼女を汚させる気はない。退くんだ」
一段と光が強くなる。動物の本能か、獣達は散り散りになっていった。
「ウェールズ様…」
「大丈夫かい?アン…」
安心感からか意識が朦朧とする。アンリエッタの意識はそこで途絶えた。

チャプ…
体に冷たい物を感じ、アンリエッタは目を覚ました。目の前には愛しい人の顔。
「え…あれ?」
「気が付いたかい?」
背中と膝の下に手を回され、抱えられていた。体の半分が水に沈む。どうやら湖に入っているようだ。
「血で汚れていたから、洗い落として上げようと思ったんだ」
確かに全身に水が浴びせられた跡がある。
困惑の目でアンリエッタはウェールズを見上げた。
「君に何かあったら僕はどうしようと…」
「何故です?」
「うん?」
「何故私を追って来られたのですか!」
元はと言えばウェールズの返答が原因なのだ。
「何故って…」
「私では駄目なのでしょう!?」


364 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:23:38 ID:4UwJRjYY
「いや、それは…」
「ウェールズ様の為なら何だって出来ますわ!なのに!」
「アンリエッタ」
優しい声でその名を言う。魔法の様にアンリエッタは黙ってしまった。
「アンリエッタ。君は勘違いしているよ」
「勘違い?」
「まだ幼いと言っただけだ。それに…」
一呼吸つく。
「未来は誰にもわからないだろう?」
そう言ってウェールズは微笑んだ。
彼の背中からは月光が漏れ、その表情を幻想的にしていく。
アンリエッタは大人しくなった。
「もう上がろう。冷えてしまう」
「はい…」

抱きかかえられながらアンリエッタは水辺に着いた。
(やはり好きです…ウェールズ様…)
水滴の滴る彼の金髪が美しく見える。
アンリエッタは、何か出来ないかを考えた。
寝所での嗜みや奉仕はウェールズの方が知っている。
「ウェールズ様?」
「なんだい?」
「私だから出来る事はないでしょうか?」
「出来る事とは?」
「例えば…ソコを使わず殿方を満足させる方法です…」
「ふむ…」
その手段の一つを、
ウェールズは伝えた。

(コレが…ウェールズ様の…)
目の前に下がっているのは彼のモノ。アンリエッタはそれをじっと眺めていた。
「ここをしごかれると男は堪らないんだ」

365 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:24:38 ID:4UwJRjYY
ウェールズの前に跪き、ソレに魅入っている。
「出来るかい?」
「出来ますわ…」
目の前にあるのは、端正な彼の顔からは想像が出来ないほどの異物。しかし、それにアンリエッタは愛しさを感じた。
身長差があるため少々苦しいが、アンリエッタは懸命に自らの乳房を持ち上げる。

白く、柔らかな肉。
それにウェールズのモノを挟み込んだ。堅い彼のモノを自らの乳房に埋めていく。
「な…なんて…」
「ウェールズ様?」
ウェールズの表情が歪む。
それ程衝撃的にアンリエッタの胸は柔らかかったのだ。
吸い付き、離さない。その綺麗な椀型を変形させ、包み込んでいく。
(驚いたな…もう一つ穴があるみたいだ…)
信じられない柔らかみにウェールズは動揺した。
一国の姫君が、こんなに女性として素晴らしい武器を持っているのだ。
アンリエッタは胸の状態まで王族クラスらしい。
「どうなされたのですか?」
「いや…何でもない。続けてくれ」
怪訝な顔をしているアンリエッタに、ウェールズは出来るだけ余裕の表情を見せた。

アンリエッタは乳房を変形させ、ウェールズのソレを乳房越しにしごいていく。
ウェールズは横を見たまま黙っていた。


366 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:26:28 ID:4UwJRjYY
「…駄目なのですか…」
「いや…最高だ…」
ウェールズの沈黙をアンリエッタは自らの未熟と思ったらしい。
実際はその逆だ。
上目使いのアンリエッタにウェールズは心を射られそうになっている。
いつしかアンリエッタはウェールズのモノの先から何か、液体が漏れているのに気付いた。
「これは?」
「ああ…最高に気持ちよくなる時が近づくと…出てくるんだ…」
ウェールズの苦しげな声に刺激されたかアンリエッタは、
その、汚れのない唇を落とした。
「ああっ!」
(ウェールズ様?気持ちよいですか?)
アンリエッタが口付けていると考えただけでウェールズは刺激された。
トリステイン王女のキスが、そんな所にあてられているのだ。

今度は舌先でつつく。チョンチョンと赤く可愛い舌が何度も亀頭をつついた。
(凄すぎる…)
ウェールズの正気が消えていく。
次にアンリエッタは口の先でくわえ、上目使いにウェールズを見た。口の形が崩れるのを気にせず、舌で転がしていく。
アンリエッタの舌使いは、キス、フェラ、両方素晴らしい腕前となっていた。教えてしまったのは何度もキスを交わしたウェールズであるが。
ここで役立っている。
ウェールズは限界を悟り、アンリエッタから距離を取った。
「え?」
「くっ!」
白濁した液体が、飛び出した。
その大部分はアンリエッタの顔、そして乳房に飛び散っていた。

(胸を犯してしまった…)
ウェールズは少しだけ後悔すると、アンリエッタの方を見る。
チュプ…チュプ…
「あ…アンリエッタ?」
「あ…ウェールズ様…」
アンリエッタは何度も胸に落ちた精液を指ですくい、口にくわえていた。
「…美味しい…」
唇にその白い液を塗る。
「これで…唇もウェールズ様に汚されましたわね…」

彼女はまだ、これ以上の事を望んでいる。



陵辱の風潮?関係なく…続くかな?

367 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:29:49 ID:bopt6QF8
GJ!
何気にウェールズ×アンのSSって初めて?

368 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:30:51 ID:+volb9f2
>>4UwJRjYY
汚すな
失 せ ろ

369 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 01:50:55 ID:YG3GzPo9
姫さまの鎧にキュルケのパンチラといい…
アニメはいいできですね。

370 名前:261:2006/09/25(月) 01:56:04 ID:gAr63lQx
>>296-298 の続きです
時間無いじゃんって突込みが入ったら、寸止めで9巻の『またな』に繋げるつもりでしたが……
気にする人居なさそうなので、時系列無視で。

あと、>>315さん ごめんなさい。本スレOKっぽかったので投下しちゃいました。
んで、今更ながら25の0:00待ちしてたら寝坊でこの時間……

グダグダですね……自分。では、御目汚しを

371 名前:4/9:2006/09/25(月) 01:56:46 ID:gAr63lQx
テファの身体から力が抜けていく。
「その……何がしたいかわからないから……」
……それは好きにしてよいということでしゅか?
生唾を飲み込んで、身体に引っかかっている服を剥いでいく。
「あ……」
テファが目を逸らす……頬が赤い。
無言でベットに押し倒す
「きゃ、サ、サイトさん……」
テファの胸が太陽に晒される、肌はどこまでも白い。
「あ、あうあうあうあう。」
恥ずかしさのあまりテファが止まってる。
大きいのに、仰向けになっても崩れない……革命的なテファの胸……
ずっと揉んでいたのに、まだまだ揉み足りない。
「ひう」
両手に力を込めた途端に、テファが呻いた
「ご、ごめんなしゃい」
この偉大な胸の前に、俺は原生生物になる。
「ううん……いいの、ちょっと……痛かったから……」
「ご、ごめんなしゃいっ」
「……いいの、サイトさんが嬉しかったら、それでいいの」
……いいんでしゅかっ。
さっきよりそっと力を加える。
「あ」
「どれくらいが丁度良いでしゅか?」
テファが真っ赤になる……あれ?
「……言わないと……ダメ?」
うあぁぁぁぁしまった、恥ずかしいでしゅねっ……
「ご、ごめん……」
なしゃい、は最後まで言えなかった。
胸に顔を押し付けられる……いや、気付くとテファの腕の中に居た。
「謝らないで……サイトさん……貴方の好きにして……」
首に回された手、目の前にはおっぱい。
『好きにして』…………死んでも良いでしゅ。
「それに……いつもみたいに喋って……ね」
「はい」
あれ?頭がモグラ以下状態から、人に戻る。
テファがそっと頭を抱き寄せる。
「最後のときみたいに……そっとね……」
囁き。
緩む腕。
「こ、こう?」
ボリュームと弾力に手に力が入りそうになるけど、出来るだけそっと胸を揉む。
テファが目を逸らして、頷く……
……声が聞きたい………わざと強めに揉む。
「ひっ」
「……テファ、言ってくれないと分らないよ、どれくらいが良いの?」
「……あう、あうあうあうあう」
赤くなって混乱している。
さっきと同じ強さで……
「ひうっ」
テファが身をすくめる。
「……どれくらいが良いの?テファ」

372 名前:5/9:2006/09/25(月) 01:57:23 ID:gAr63lQx
サイトさんが聞いてくる……
あうー、はずかしぃよぉ……
ギュ
「ひうっっっっ!」
段々強くなってくるよぉ……
「その……もうちょっと……」
「強く?」
「ち、ちがうのぉ………優しく……」
「それで……そうすると……どうなるの?」
え?
サイトさんの手が、優しく胸で遊んでる……あ……
「テファ?」
……頭に血が上る……はずかしぃよぅ……
答えられない…………キモチイイ……
サイトさんが黙ったまま胸を触り始める……
嬉しそう……わたしも嬉しい。
「ひっ!」
サイトさんがいきなり乳首に噛み付いたように見えた。
でも……歯を立てずに、口の中で……
「ひゃぁぁぁうっ」
く、くちのなかでっ、乳首を舐めてるっ。
噛み付かれたと思って緊張した身体が、送り込まれる快感に震える。
「ふわっ、ふぁんっっっ」
もう一つの乳首はサイトさんがそーっと摘んでる……
「……サ、サイトさん」
こわいよぅ………こんなの初めてだ……
サイトさんは返事してくれない……怖い……
それに……手も舌も止まる様子がない。
「サ、サイト……さぁん……」
返事もしてくれない……わたしの胸の所為で顔も見えない……
こわい………よ
そんな間にも、ゆっくりと快感が送り込まれる……
「テファ」
サイトさんがやっと話しかけてくれた……幸せ…
「どう?」
え?
わたしが戸惑っている間に、サイトさんがまた胸を舐め始める……
「ひゃああぁぁっ」
さっきよりもちょっとだけ強い……でも……どうしてだろう……
痛くない……それどころか……
「気持ち良い?テファ」
「え?、ひあっ、あ、あのあのあのっ」
サイトさんがわたしをじっと見てる……いえなぃ……よぅ……
「……答えてくれないんだ……」
え?
それだけ言うと、また胸に……
「ひううぅぅぅぅ」
急に吸い上げられる、舐めるのとまた違った……快感……
キモチイイ……きもちいいよぅ……
「テファ……」
またサイトさんがこっち見てる………
ドキドキする………あれ?
今度はそのまま何もしない………え?
「あ……の……サイト……さん?」
「……ん〜テファが嫌ならしょうがないね」
え?
「ごめんね、痛かったんだろ?俺加減分らないしさ。」
え、え?え?
「もう止めるね」
……え

373 名前:6/9:2006/09/25(月) 01:57:55 ID:gAr63lQx
止める気なんてまったく無かった、ただ……この無垢な身体を、自分の色に染めたかった。
自分の手で引き出した官能を、テファの口で告白して欲しかった。
「痛かっただろ……ごめんな」
そう言いながら、胸を撫でる。
「……っ………」
労わってるわけじゃなく……最後の一押し。
テファが声を一生懸命殺してる……
「ごめんな、もう行くな……テファ」
ゆっくり立ち上がろうとすると、テファが俺の袖をそっと掴む。
「あの………」
「なに?テファ」
あえて何も言わない……
「その……サイトさん……」
「うん」
にこやかに。
「…………で」
わざと聞き返す。
「なに?テファ?聞こえないよ」
「………」
返答が無い……あれ?
「ふえぇぇぇぇぇ」
げ、泣いた?
慌てて抱き締める。
「テファごめん……」
「……ごめんなさい……サイトさん……」
へ?
「もっと……して欲しいの……気持ち良いのぉ……」
泣き濡れた目で俺を見上げながらテファが続けた。
「こんなの初めてで……どうして良いか分らないよぉ……」
喉が鳴る……テファは思っていたより……ずっと無垢だった。
「じ、自分でしたこととかって?」
「……するって?なに……を……?」
不思議そうに俺を見つめる……ヤバイ綺麗過ぎる。
「だ、だから……」
テファの身体に手を伸ばす。
「こことか………」
乳首を軽く捻る。
「ひゃん」
「ここを………」
さっきまで触らなかった茂みの奥に手を伸ばして……すっと撫で上げる。
「やあぁぁぁぁ」
「自分で触ったこと……無いんだ……」
初めての刺激に混乱してるテファをそのまま溺れさせる。
さっきもどかしげだった胸を、更に強めに。
そして、堅くなっている所を探す為に、ゆっくり淡い茂みの中を捜索する。
「サ、サイトさぁん、だめぇ………」
もちろん止めない。
「そこ……そのっ……だめだよぉっ……」
まだ否定しようとする口を、唇で塞いだ。

374 名前:7/9:2006/09/25(月) 01:58:26 ID:gAr63lQx
小さいときに母から言われたことがあった……
大切な人としかキスしちゃダメよ、って
わたしの唇が今塞がれていた……いいよね……サイトさんなら
サイトさんの舌が、そのままわたしの唇を舐めている……
くすぐったい様な不思議な感触……それに……
胸も……アソコも……初めての快感がわたしの頭を焼いている。
「はぁぁぁっっんっ」
声が洩れた途端に、サイトさんの舌がわたしの口の中に入ってきた。
えっえぇぇぇぇ。
そのままわたしの舌を、唇を、口の中を思うように蹂躙していく。
「んっんっっっんんんっ」
アソコを探っていたサイトさんの手が……いきなり強い快感を送り込んできた。
「あんっっ」
え……サイトさんが嬉しそうに笑っていた……
「見つけたよ、テファ」
?な……に…を……
聞く暇も無かった、急にサイトさんの手が細かく振動を始めて……
「きゃっ、きゃぁぁぁぁああああ」
胸や……唇や……今までとは違う快感が、わたしを襲った。
怖かった……
「サ、サイトさぁぁぁん」
何処か分らない所に落ちるような感覚に、必死でサイトさんにしがみついた。
「テファ………」
サイトさんの唇が優しくキス……
でも……サイトさんの手はどんどん私を追い詰めていた……
「だめぇ……サイトさん……止めて……」
「……やだ」
逃げようとするわたしに覆いかぶさるようにして、動きを封じてきた。
「………サ、サイトさぁぁぁん」
また……返事してくれない……
今度は空いてる手と、口で乳首を責め始めた………
「や、止めてよぉぉぉサイトさぁぁん」
胸だけだったときは、心地良い位だったキモチイイが、全身からわたしを追い詰めていく。
もう苦しいくらいだった……息をするのもつらい………
今わたしの上に居るサイトさんが怖くなってくる……
まるでサイトさんじゃないみたい……
止まっていた涙がまた溢れ出した。
「こわいよぅ……サイトさん……サイトさぁぁん」
一瞬手が止まる………
あ……良かった……ちゃんとサイトさんだ……
わたしの涙を、唇でふき取ってくれた。
「テファ……こわい?」
「……うん……こわいよ………サイトさん」
「もうちょっとだけ……俺を信用して我慢して。」
「……はい……」
にっこり笑ったサイトさんは、いつものサイトさんに見えた。
「うん、良い子だねテファ、良い子は好きだな」
え?
サイトさんに好きって言われた……
体中のキモチイイが自然にしみこんでくる感じがして心地よかった。
………その瞬間にまたサイトさんの手が、口が動き出した。

375 名前:8/9:2006/09/25(月) 01:58:58 ID:gAr63lQx
「やぁぁぁぁっぁ」
テファの全身が仰け反って跳ねる……
逝った……かな?
ぐったりしたテファの茂みを覗き見る。
薄い茂みの奥で、ヒクヒク誘っているのが見えた。
さっきまで指で転がしていた所に吸い付く。
「ひぁん」
ゆるく吸い上げながら、舌で責める。
「……サ…イ……トさぁん……?」
テファが俺を探してる、でもそのまま口を休めない。
「え、あぁぁ、だめ、そこ……口付けちゃだめぇぇぇ」
一生懸命抵抗するテファの足に手を回して、しっかり口を固定。
「やぁぁぁぁん、だめぇぇぇ」
モジモジと逃げようとするテファをどんどんと追い詰める。
ほっそりとした足で、頭を締め付けるときは、気持ち良い位だった。
「ひっっっっっあ………」
またぐったりと力が抜けた。
…ここまで感じるのって、相当敏感なんじゃ……?
舐めながら確認していた、テファの入り口に俺をあてがう。
ぐったりしたテファはなにが起きているのか分ってない。
ドキドキしながら差し込んでいく……狭い。
「え……?」
強めの抵抗を破って、どんどん奥に……
「え、あ、う……な、なに?いたっ、痛いよぉぉぉ」
根元まで埋め込む。
「いたいいたいいたいいたいいたいぃぃぃぃ」
テファが覆いかぶさった俺を、押しのけようと暴れていた。
「テファ……気持ちいいよ……」
「え……?」
「テファの中……すごくいいよ」
涙目のテファが抵抗を止める。
「……きもち……いい……の?」
「うん……最高だよ、テファ」
……………
テファの抵抗が止まった。
「……いいの?」
「……うん……痛いけど………サイトさんだから……いいの」
ゾクゾクした、今腕の下に居る芸術品みたいな綺麗な少女が、完全に身をゆだねてくれている。
ゆっくり動き出す……
「ひうぅぅぅぅっ」
テファが呻いているけど……止まらない。
テファが俺を抱き締める……俺達の間で胸が押しつぶされる……
「ご、ごめんなさい……こう……してて……こわいの……」
体中がテファを感じていた……締め付けが強くて、強く動けないのがもどかしかった。
「テファ…………」
動ける範囲で、ゆっくり動き出す。
テファが何か言いたげに俺を見てた……
「んっ」
唇を重ねる……テファの身体の力が抜けて、今までより更に柔らかくなった……
キスしたまま腰を押し込む、捻って、引き出した。
テファがもがいていた……痛そうだった……
今更止まれない俺は急いで逝く事にした。
抱き締めてくるテファの反応を全身で感じながら、テファの中をかき回す……
限界は直ぐに来た……

376 名前:9/9:2006/09/25(月) 01:59:30 ID:gAr63lQx
わたしの中に何かが広がる感じがした……
サイトさんがとても気持ちよさそうにぐったりしてた。
……そのままわたしに圧し掛かってくる。
そっと抱きとめる……
まだ痛かったけど……サイトさんが気持ちよかったんなら……嬉しい……な
「サイト……さん?」
「ん?」
「その………きもち……よかったです……か?」
………あれ?
返事が無い………
「や、やっぱり、何処か変でしたか?」
……怖い
「ち、違うって……そーゆー事は……普通言わない……」
「そ、そうなんです……か」
……
「わ、わたしお友達とか居なくて……分らなくて……ごめ……」
「まって、テファ」
「?」
「お友達とこういう事したらダメ!」
「え?えぇぇぇぇぇぇそうなんですか?」
ど、どうしよう……わたし……もうサイトさんのお友達になれないのかな……
「あう、あうあうあうあうあう」
混乱して質問も出来なかった……
「……こういうのは……俺とだけ……ね、テファ」
「え?サイトさんなら良いんですか?」
「うん」
「良かった……嫌われたらどうしようかと……」
サイトさんが何かモジモジしてる……
「?」
「テファ」
「はい?」
「こういうのは………」
「????」
「好きな人とだけすることだから……俺以外とは禁止ね」
……え
「返事は?」
えぇぇぇぇぇぇ
「さっさいとさん」
緊張で声が裏返っちゃう
「なっなんでしょう」
サイトさんも変だ
「……わたしで……いいの?」
黙って頷くサイトさんに……わたしは黙ってしがみ付いた。

377 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 02:01:20 ID:iDy1m2wZ
おいこらてめぇ何書いてんだ!

GJ! ヴェルダンデあげるからこっち来てファックしていいぞ!

378 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 02:01:38 ID:gAr63lQx
テファ好き〜
エロ抜きの方が話ししっかり作れる気がしますけど、
なんだか脳がエロい人になりつつある自分は、
エロしかかけなくなりつつ有る気がします。

改めるべきか……ではっまたっ

379 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 02:15:58 ID:bopt6QF8
>>378
ナイステファ(;´Д`)ハァハァ
じゃ俺はワルドあげるからこっち来てファックしt(ry

脳がエロい人おおいに結構!(ぇ
本番に至るまでの心理描写がいつもすごく丁寧で、毎回楽しみに読ませて貰ってますよー
「ルイズの決意」の、ルイズが鞭で打たれるシーンとその前後が最高にツボでした
鬼畜の才能もおありですな(・∀・)ニヤニヤ

380 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 03:22:02 ID:YG3GzPo9
>>378
こ、こここここのド変態っ!!!!
GJ!!!

381 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 09:29:20 ID:OJUGkXx6
こんなに身近にGJな読破対象が多数あったとは…
いや〜何たる僥倖!

382 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 13:03:30 ID:+volb9f2
>>371-376
テファ萌え〜♪
サイトの口調がおかしなところ意外はGJ!

383 名前:ゼロの三国志 販促CM:2006/09/25(月) 19:28:11 ID:vV01kKiA
〜アンリエッタ親衛隊ハイライトシーン〜

アニエス「機関最大!最大戦速!第一次ガンダールヴ奪還艦隊、旗艦『ヒラガ』、発進!」
部下「イエッサー!」
トリステイン王城がせり上がり、その下から巨大な飛空艇が現れる。

アンリエッタ「総員、対衝撃対閃光防御。機関最大、艦首トリステイン砲、発射!」
旗艦『ヒラガ』から発射される極太の光。
着弾地点で湧き上がるキノコ雲。雲が晴れると、そこには巨大なクレーターが。
そしてその中心には…無傷のルイズ。
マザリーニ「馬鹿な!全力のトリステイン砲の直撃を受けて無傷だと!ラ・ヴァリエールは化け物か!」

〜魅惑の妖精メイド隊ハイライトシーン〜

シエスタ「皆さん、私はサイトさんが好きです。 皆さん、私はサイトさんが大好きです。
 厨房で、中庭で、廊下で、お部屋で、トイレで、お風呂で、ベッドの上で。
 ありとあらゆるところで出会うサイトさんが大好きです。 (中略)
 皆さん!私はサイトさんを。サイトさんの奪還を望みます! あのぺったんこの魔の手から、愛する人を救おうと思います!
 協力していただけますか!?」
メイドたち「はいっ、ご主人様っ♪」
シエスタ「よろしい!ならば戦争です!一心不乱の大戦争です!奴らに思い知らせてやりましょう、本当のメイドの恐ろしさというものを!」
メイドたち「はいっ、ご主人様っ♪」

ヴァリエール軍指揮テント内にて。

ヴェリエール軍将校「馬鹿な!女一人に一個中隊が全滅だと!?」
ジェシカ「あらお言葉ね。『女』じゃないわよ」
す、っと突然将校の背後にどこからともなく現るジェシカ。
ジェシカ「私たちはメイド。ご主人様の危機とあらば、どこへでも駆けつける」
将校「な、ならばお前の主人とやらは…」
ジェシカ「我らの主人の名は、ヒラガサイト。さようなら、お馬鹿さん」
ドシュッ

〜爆乳エルフ同盟(以下略

コルベール「故人曰く。
 『メカとおっぱいは大きいほうがいい』!
 その通り!まさにその通り!そこで私は開発したのです、この『オストラント』号を!」
キュルケ「きゃー、ジャン素敵ー♪」
ギ−シュ「あの、コルベール先生の首筋についてるキスマークは」
モンモン「…先生も男だったってことかしら」

炸裂するルイズの『エクスプロージョン』。吹き飛ばされるエルフの戦士たち。
ルイズ「おーっほっほっほっほ!エルフといってもこの程度!?雑魚ね雑魚!」
そして、もう一度放たれる『エクスプロ−ジョン』。しかし、その爆発を、同じ『エクスプロージョン』が打ち消す。
その煙の向こうから現れるティファニア。
ルイズ「あんたはっ…!」
テファ「忘れてた?私も『虚無』なのよ!」

〜ラ(ry

カトレア「いますぐ戦闘を止めてください!」
そう言いながら攻撃魔法をどっかんばっかん撃ちまくるカトレア。
カトレア「…無駄な抵抗ですから♪うふふふふふふふふふふふふふふ」

シエスタ「そんな!質量を持った残像ですって!?」
ルイズ「残像じゃないわ!これが、これこそが『イリュージョン』の真の姿!
 避けられるかしら?全方位からの『エクスプロージョン』!」
シエスタ「当たらなければどうと言うことはない!」

384 名前:せんたいさん:2006/09/25(月) 19:29:22 ID:vV01kKiA
ほら、やらないほうがよかったorz

〜おまけ 裏ルート「サイト脱出」

サイト「今すぐ戦闘を止め、この地域から脱出してください!」
アン「サイトさん!?」
サイト「聞こえますか、トリステイン軍!今すぐ退艦して、この地域から脱出してください!
 まもなくここは、全力の『エクスプロージョン』で地上から消え去ります!」
アン「なんですって!?」

サイト「あなたは、あなただけはッ!」
ワルド「何を叫ぼうが今更!
 人は滅ぶ、自らの生み出した虚無に呑まれてな!」
サイト「それでも、それでもっ…!
 俺には、守りたい世界があるんだぁーーーーーーーーー!!」

ガノタでスマソ

385 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 19:39:55 ID:YG3GzPo9
新刊買いに行ったら秋葉のアニメイト、九巻売り切れてた…orz
都内メイトでまだ限定版残ってるかな…?

386 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 19:47:03 ID:vkawVPMJ
なんで此処で聞くんだ?
限定版は土日で殆ど完売してる

387 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 20:10:30 ID:97IQjaUE
>>385
貴公はもやは手遅れでおじゃる

388 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:01:14 ID:TZ2yb2ei
俺なんか限定版3冊も買ってしまったよw
読む用と保存用に。
今日まだ売ってたよ、場所は教えな〜い。あばばっばばぁぁぁww

389 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 21:15:23 ID:OmmIJLQ5
>>363-366 アン様のパイズリハァハァ! このスレには双璧が!女と男の職人がいるようですね!?

390 名前:378:2006/09/25(月) 22:29:31 ID:gAr63lQx
へんたい、言われた……

それはそうと、>>370でちらっと言った分岐、なんとなく書き上げたので投下。

あと言い訳っサイトの口調を変にしたのは、気圧されたサイトってこうなるかなと……
そのまま書ききれなくて、途中で戻しました……ならいっそ書き直せよって話ですね……
でも、モグラサイトも嫌いじゃないのでー

では>>296-297 の続きです
298はスルーで……

391 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:30:37 ID:gAr63lQx
サイトさん……ちょっと痛いの……
でも凄く嬉しそう……興味が出てくる。
「あの……」
「な、なんでしょう?」
「どうして揉みたいの?」
…………サイトさんが暫く固まって悩んでる……手は止まってないけど。
「男とはそういう生き物なんだよ……テファ……」
「そ、そうなの?」
「おうっ、男の子はおおきぃむねが大好きですっ」
「ほー」
あれ……アニエスさんだ
サイトさんが固まった。
「サイト……お前の挨拶は変わっているな……挨拶に来たんだったな?」
サイトさんが冷や汗かきながら固まってる……なんで?
「あ、アニエスさんお構いも無く……」
「いや、こちらこそ世話になった……仇で返してるのも居るし」
「?」
「ア、アニエスさん……」
「なんだ?」
「今の事はルイズには内密に……」
どうしてかしら?
「……胸から手を離してから言わんと説得力が無い。」
サイトさんが慌てて気をつけの姿勢をとる……ちょっと残念。
「あと……手遅れだ」
アニエスさんが部屋に入ってくる……
後ろからは……ルイズさんとシエスタさん……お…怒ってる?
「犬……逃がさないわよ……」
「サイトさん……よかったですねぇ」
………シエスタさんのほうが怖いの……どうして?
ルイズさんが魔法を唱えだす……
アニエスさんが杖を取り上げてくれた。
「他人の家を壊すような真似は止めたほうがいい」
「ア、アニエスさんっ」
サイトさんが喜んでる……いったいこの一幕はなんなのかしら?
「これを使え」
アニエスさんが、ルイズさんとシエスタさんに……サイトさんが練習で使っていた木刀を渡してる……???
「ひぃっ……」
サイトさんが怯えてる……
「ど、どうし……」
「ティファニア、君はこっちに……」
アニエスさんに手を引かれて部屋から連れ出された……

サイトさんの悲鳴がとても長く続いた……

「あの……」
「……ま、良い薬だ……あと…相手は選んだ方が良いぞ」
「?」


サイトさんとのお別れ……悲しい……な
「……何かあったら知らせてくれ。直ぐに飛んでくるからさ」
「あは、ありがとう。わたし、あなたに会えてよかった。じゃ、元気でね」
「テファも元気で。またな」
……あ……ちょっとだけ胸を見てたのに気付いた……目を見ると逸らされた……
「うん。また……、またね」
ちょっと笑いながら交わした最後の挨拶に、サイトさんは真っ赤になって去っていった

392 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:33:48 ID:gAr63lQx
木刀じゃなくて木剣だったです……投下したの見てから違和感が……
ごめんなさい。

393 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:40:23 ID:gO7FOsJ9
>>385
マジで?
オレが3時ぐらいに行った時は3Fは全滅だったけど
2Fにはまだ十数冊あったのに。

394 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 22:55:01 ID:rGoi5sVB
>>392
失敗ルートGJw
この場合「木刀」のが怖さが増すので無問題かと・・・などと言ってみる
シエスタ普段と変わらない表情してるんだろうなー(((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
あと例によってサイトの「ひぃっ……」に萌えましたw

395 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/25(月) 23:18:08 ID:+volb9f2
>>383
>『ヒラガ』から発射される極太の
まで、読んだ

396 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 02:06:37 ID:ewvruGzq
テファ最高

397 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 08:14:08 ID:eZrVnKbh
テファのサイトの呼び方はさん付けじゃなかったような。

398 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 12:22:00 ID:yQkvR/ff
荻窪の某駅ビル内の本屋でゼロの使い魔8巻を9巻の表紙と代えたヤシ、怒らないから名乗り出なさい。

399 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 13:00:40 ID:uKwYrCXz
>>398
俺は悪くない。全部あいつが悪いんだ
買わなかったあいつが

400 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 16:17:57 ID:fGmf0IYB
アニメは終わった
単行本など、もはやどうでもいい

401 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:31:44 ID:FO4e1faB
「もはやどうでもいい」のに
アニメと関係ないこんな所にいらっしゃるなんて…
あなたはものすごい○○○○です。

402 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:44:25 ID:8OSR2BVA
あなたはものすごい 才人さん です。

403 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 17:59:38 ID:2CXZbDts
マイケル

404 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 18:59:25 ID:ZAZSj2pW
「才人様、この愚かな女王にお仕置きしてください」

そんな電波を送ってみた。

405 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 19:04:06 ID:1Ek0kNT7
エロいけど
サイト微妙

406 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 19:15:45 ID:gfO3hIx2
負けず嫌いの才人はやはりオフェンスか。

407 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 19:22:34 ID:8OSR2BVA
>>404
>お仕置き

アン様の見てる前でルイズといちゃいちゃちゅっちゅべたべた
泣いても止めてあげない

408 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 19:25:00 ID:ZV9knCom
>>398
吹いたw気の毒だがイキロ。ってかどんないたずらだよwwwwwwwwwwwwww

409 名前:虹のあとで:2006/09/26(火) 19:44:45 ID:NT2Y1rVz
「なんだかなあ」

才人は拍子抜けしていた。
オルレアンの屋敷から帰ってから丸二日。
『続きは学院で』とか言っていたタバサは、帰ってすぐに疲れのためか、部屋に帰って寝てしまった。
開放された才人は、特にすることもなく中庭で素振りなんかしていた。

「最近こればっかだね相棒」
「相手のいない戦闘ってなんて素敵なんだろう!」
「…ものすごい隠喩だなソレ」

そうやってしばらく汗を流していると、さすがに疲れてきた。

「今日はこの辺で上がるかー」
「あんまりヤりすぎるとやつれるしねえ」
「…どういう隠喩だよソレ」

水場で髪にまとわりついた汗を流し、寮の入り口の階段を上がる。
すると。

どんっ

入り口から飛び出てきた、何かにぶつかった。
その何かは才人に弾き飛ばされ、床に転がる。

「お、おい、大丈夫かタバサ!」

それは、あれから姿を見せない、タバサだった。
タバサは数秒床に仰向けにすっころんでいたが、いつもの鉄面皮で上半身を起こした。
そして周りをきょろきょろと確認すると、眉を軽くへの字に曲げて、不機嫌そうな声で、

「シャルロット」

自分を指差し、そう言う。
そういや、二人きりの時はそう呼べって言ってたっけ。

「ごめん、シャルロット」

才人に名を呼ばれ、タバサの頬に朱が指す。
そして視線をつい、と外すと、何やら懐から小さな冊子を出し、ページを繰って確認する。
…よし。

「どーした?」

タバサの行動に何か不振なものを感じ、才人はタバサに語りかける。
タバサは一度おほん、と咳払いすると、才人に向けて両手を広げて見せた。

「…抱っこして」

空気が固まった。

410 名前:虹のあとで:2006/09/26(火) 19:45:47 ID:NT2Y1rVz


タバサの読んでいた小冊子は、『年上を落とす48手』。開いていたページは、『出会い頭にぶつかった場合』のコーナー。

「…何読んでんだよお前」

そう呆れた才人の腕の中で、タバサは真っ赤になりながらも物凄く嬉しそうだ。
タバサは今、才人に『抱っこ』されて、タバサの部屋に向かっている。
才人はあの直後、完全に固まったが、トマトより真っ赤になって泣きそうになっているタバサを見て、思わず抱き上げてしまったのである。

「ったく、しょーがねーなーもう」

タバサの腕は才人の首に回され、才人の右手はタバサのお尻の下に、左手は背中に回され、タバサの大きな杖を抱えている。
鍛えられた才人の腕は、タバサ程度の体重ではビクともしない。
っていうか、軽いなこいつ…。
たぶん、ルイズより軽い。ひょっとすると、デルフリンガーとこの杖を合わせたより軽いんじゃなかろうか。

「シャルロット、ちゃんと飯食ってるか?」

余りに軽いので、才人はひょっとするとこいつ栄養失調なんじゃないか、と心配になる。
タバサは、才人の耳元で応える。真っ赤になった顔を見られたくないので、顔は合わさない。

「…ちゃんと食べてる。一日二回」

朝と昼だけ。夜は本を読むので忙しいし、普段から動くほうではないのでお腹もすかない。
…軽いはずだよ。

「ちゃんと三回食え。じゃないと大きくなれないぞ」

タバサは才人の胸板と密着している自分の胸を見て言う。

「サイトは大きいほうが好き?」

意味が違う。
違うけど。

「好きって言ったら夜も喰うか?」

才人は質問に質問で返す。
タバサは少し考えた後、

「うん」

と頷いた。
サイトが大きいのが好きなら、頑張って大きくなる。
こないだのアレで、成長したら大きくなるのは証明された。
…がんばる。
そんな話をしていると、いつの間にかタバサの部屋の前についていた。
才人はタバサを床に降ろそうとしたが、タバサは才人の首に手を回したまま、イヤイヤをする。
どうやらまだ降りたくないらしい。

「あのなシャルロット。降りてくれないとドア開けらんないんだけど」

するとタバサは、手を離して床に下りると、ドアを開けてまた才人の前までとてて、と戻ってきた。
そして赤い顔で両手を広げて、

「…部屋の中まで抱っこして」

どうやら抱っこが気に入ったらしい。
やれやれ、と思いながらも、仕方なく才人はタバサを抱き上げ、部屋の中まで運んだ。

411 名前:虹のあとで:2006/09/26(火) 19:47:03 ID:NT2Y1rVz


タバサは部屋の真ん中にきてようやく、才人の腕から下りた。

「…ありがと」

タバサは才人から目を逸らしながら礼を言う。頬がまだ少し赤い。
少しからかってみる。

「まさか、抱っこが好きなんてな。甘えんぼさんだなシャルロットは」

みるみるうちにタバサは赤くなり、ついっ、と背中を向けてしまう。
かなり久しぶりの『抱っこ』が気持ちよかったのは本当。だけど…。

「…だから」

必死に搾り出したような小さな声で、タバサがそれだけ言う。
よく聞こえなくて、才人は聞き返す。

「何?」

その言葉に、タバサは振り返って言い切った。

「甘えんぼうなのは、サイトにだけだから…」

眼鏡の下の目が潤んでいる。才人の中のワーニングサインが点灯する。
そ、そういえば、『お礼』の件がまだ終わってなかった…。
ゆ、油断したぁー!
もう手遅れである。
タバサは才人に歩み寄ると、きゅ、と才人を抱きしめた。

「お礼、受け取ってくれる…?」

そして、甘えるような瞳で、下から才人を見上げる。
い、いかん、タバサに手出したらマジで俺犯罪者だって!
…前のアレはタバサが無理やり、だったので不問とします。

「お、落ち着けって!」
「落ち着いてる」

言ってタバサは才人から身体を離す。
ぱさっ
衣擦れの音とともに、下がったタバサの足元に、紺色の布が落ちる。
いつの間にスカート脱ぎやがったコイツ!
その白いブラウスの下からは、半透明のキャミソールが覗いている。
その下には、白い肌に映える、白いレースのショーツ。
上目遣いに才人を見上げ、恥ずかしそうに言葉を繰り出す。

「が、頑張る…」

何を頑張る気だーーーー!
心の中で突っ込んでいる隙に、タバサはぺたん、と才人の足元にひざまづき、ぱんぱんに張り詰めた才人の股間に手を伸ばす。
ちょいまちちょっと待ていきなりそーくるか!
慌てて腰を下げようとするが、ソレより前に、タバサの白い指がジッパーを降ろしていた。
その隙間から、才人がぽろん、と飛び出す。

「ちょ、ちょっと待て!」
「待たない」

そう言ってタバサは、その小さな唇を才人の先端に押し当てた。

412 名前:虹のあとで:2006/09/26(火) 19:48:50 ID:NT2Y1rVz
「うぁっ」

突然の感触に、才人の口から思わず声が漏れる。
才人自身へのキスの反応で気をよくしたタバサは、竿や裏筋にもキスをする。
しかしそれはおずおずと唇を押し付けるだけのもので、シエスタの奉仕やアニエスのしごきに慣れた才人のモノには通用しない。
キスが効いていないと悟ったタバサは、いよいよ次の行動に出ようとする。
…これを、咥えるの…?
タバサは恐る恐る口を開き、その先端を呑み込もうとする。
しかし、才人はその頭を掴み、タバサを引き剥がす。

「さ、サイト…?」

唇の端から透明な粘液を垂らしながら、タバサは才人を見上げる。
そのタバサの唇を、才人が強引に奪う。

「んむぅ…」

そのままタバサの唇を割り開き、舌でタバサの口内を犯す。

「ん、んん…」

突然のディープキスに、タバサの思考が白く染まる。
才人はタバサの身体から力が抜けたのを確認すると、唇を離した。

「ふぁ…」
「ホントにいけない子だな、シャルロットは」

才人はそう言って、脱力したタバサを抱き上げ、ベッドに腰掛けさせる。

「いけない子には…お仕置きが必要だな」

言って、あっという間にタバサのショーツを剥ぎ取る。

「あ、ダメっ」

慌てて秘所を押さえようとするタバサだが、一瞬早く才人の右手がそこを覆った。
そこには産毛すら生えておらず、つるつるとした感触が陶器のようだ。
才人は右手でタバサの秘所を覆い、中指を割れ目に沿ってくにくにと動かす。
そこは、にじみ出た粘液で湿っていた。

「…ゃっ…」

思わず出そうになる声を、右の袖を噛むことで必死に堪える。
左手は倒れそうになる身体を支えるのに使う。
タバサの秘所は、今や才人の手に完全に支配されていた。

「お仕置きだからね?優しくなんかしないよ」

そう言って、一気に中指を折り曲げ、指でタバサを犯す。

「…んくっ…」

タバサの顔が羞恥と快感と、軽い痛みに歪む。
僅かに湿っている程度のタバサの中に、才人の指が無理やり割り込む。
処女を失っているとはいえ、まだ回数の浅いタバサの中は、中指だけでもきつい。
才人は中指を入れたまま動かさず、代わりに人差し指と薬指でタバサの恥丘を柔らかくもみしだく。

413 名前:虹のあとで:2006/09/26(火) 19:49:34 ID:NT2Y1rVz
「…っふ!…」

袖を必死に噛み締め、タバサはその快感に耐える。
才人は柔らかなそこの感触を楽しみ、徐々に溢れてくる雌の証を指に絡ませる。
くち…くち…
やがてタバサのそこが、明らかな水音をたてはじめる。

「お仕置きなのに感じてるのか?本当にいけない子だな」

耳元でそう呟く才人に、タバサは袖を咥えたままイヤイヤをするだけだ。
恥ずかしさと快感に、その頬を上気しきり、口から溢れた唾液で袖はすでにずぶ濡れだ。
その目が一瞬見開かれ、背筋がビクン!と跳ねる。袖口から口が離れ、唾液のアーチが宙に舞う。
才人の親指が、充血した肉の真珠を柔らかく押し潰したのだ。

「…は…うあ…」

タバサの身体が脱力し、才人の肩に身体を預けてしまう。
そしてすぐに、その口から声が漏れ出す。

「…や…止め…も…」

絶頂に達した後も才人の指は止まらず、タバサの秘所を責め続けていた。

「お仕置きだからね。シャルロットの言うことは聞いてあげない」

才人は言って、今度はさっとタバサの前から身体を退かす。
才人の肩に寄りかかっていたタバサは、思わず前かがみになって両手をベッドサイドについてしまう。
ふと、股間から送られてくる快感が止んだ。
見ると、才人の顔がタバサの太股の間にあった。
気づいた時には、才人はタバサを啜り上げていた。
すでにその桃色の花弁からは、蜜が滴るほどに溢れ出ていた。
ぢゅるるるっ!
才人は、出来るかぎり淫らな音をたて、タバサの花弁を吸い上げた。

「ふぁぁぁぁぁぁっ!」

口を塞ぐことすらできなかった。
背筋が跳ね、羞恥と快楽に意識が飛ぶ。
才人は花弁を啜るだけでは飽き足らず、小さなタバサの膣道を、舌で犯し始めた。
溢れ出る蜜を掬い出し、できるだけ音をたてて啜る。
ちゅる、ちゅるるっ
その音にタバサの脳が揺さぶられ、快感が高まっていく。

「らめ、らめぇっ!」

水色の髪を揺さ振り、飛んでいきそうな意識を必死に繋ぎとめる。
しかし、才人は非情だった。
膨らみ、包皮から頭を出したタバサの中心を、唇で甘噛みしたのだ。

「−−−−−−−−−−−−−っ!!」

声を出すことも許されず、タバサの意識は白濁した。

414 名前:虹のあとで:2006/09/26(火) 19:52:34 ID:NT2Y1rVz
目を覚ますと、才人の胸を枕にしていた。
自分の身体を確認すると、逝った時のままだった。
どうやら才人はあの後、逝った自分を抱くことはせず、そのまま抱きしめて添い寝してくれていたらしい。

「…意地悪」

すやすやと眠るその寝顔に、タバサは抗議する。
もちろん反応はない。

「…ばか」

タバサの心の中に、だんだん悔しさがこみ上げて来る。
本当は、本で学んだテクニックで才人をめろめろにし、そのまま事に及ぶつもりだったのだ。
ところが才人は予想より遥かに手ごわく、軽く手玉に取られてしまった。

「…すけべ」

しかし、すやすやと眠るその顔を眺めていると、そんな事はどうでもよくなってくる。
いつもルイズは、こんな気分で才人といるんだろうか。
少し羨ましい。

「…頑張るから」

そう言って、タバサは眠っている才人に口付けた。



股間から感じる妙な感触に目を覚ますと。
タバサがおフェラの真っ最中だった。

「何やってんだタバサー!」

思わず突っ込むと、タバサは才人の一物から口を離し、怒ったような顔で言った。

「シャルロット」

忘れてた。

「い、いやそうじゃなくてだなシャルロット!なにやってんだって!」
「…頑張る」
「何をだーーーーーーーーー!!」

サイトが気持ちよくなるまで、とりあえず今は修行。
タバサは才人の抗議を無視し、起きぬけで元気いっぱいな才人を再び口に含んだ。
タバサの『お礼』はまだ終わらないらしい。〜fin

415 名前:あとがふ byせんたいさん:2006/09/26(火) 19:55:48 ID:NT2Y1rVz
あらかじめ断っておきます。

お兄さんは断じてロリコンではありません<説得力皆無
某絵師様のサイト見てて、タバサのイラストにナイス電波受けたもんで<言い訳
まあ、タバサ外伝も出るしってことでっ(逃げ

ttp://ja001.sukiwikiweb.com/zero/pg/%E8%99%B9%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%AB.html
の、続きです一応。読む前に読んでおくと幸せになれるかもです?

416 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 20:08:23 ID:58lZwhZV
シャルロットに保護の必要を感じるのは無理からぬことだと思います。
>>415にはトリステイン王国より「精霊GJ」が叙GJされました。


417 名前:202:2006/09/26(火) 20:28:53 ID:w+CbgP8L
>>415
まさにネ申。
偉そうなことを書いた手前、気になっていました。
ううむ、前回の「虹のむこうに」から比べてタバサがらしくなってました。
せんたいさんの成長に乾杯。GJ。これからも頑張って下さい!
……微妙にエロの感想じゃないな。簡潔に言うと、おっきしました。ww

418 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:00:11 ID:QkIZzNDX
すばらしい変態ロリキングがいるときいてとんできますた。
GJ。
エマとサマンサが才人のキノコを食べる話を・・・







(事情によりポアされますた)

419 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:55:01 ID:VOm67kp7
アン様分キボンヌ

420 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 21:58:22 ID:LlzYsHYn
サイトが銃士隊に入って隊員のみなさんとイチャイチャするようなのキボンヌ。

421 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:00:09 ID:9ftcAh/f
ルイズの一人芝居(リハーサル)をもし
変なタイミングでみつからなかったら
ってのをキボン

サイトがこっそりルイズの一人芝居をみてしまった上で、
終わったあとにそしらぬ顔で部屋に入っていくとか
一人芝居では「くくく靴を舐めなさい」とか強気なこといってたのに
いざ本番になると全然そのとおりできないとか

422 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:04:10 ID:2CXZbDts
アンがアンアン言うのきぼん

423 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:31:59 ID:BkPuTa15
ドレス姿のアンリエッタをひざまずかせ、
「女王様?早くして下さいよ?」
と見下ろすサイト。
アンリエッタは上半身の部分だけ脱ぎ、露わになった乳房でサイトのソレを挟む。
アンリエッタは申し訳なさそうに自分の胸ごしにサイトのソレをしごき、
その谷間からでている男根の先を舌先でつつきながら、
「ああ…すみません…貴方を死地に追いやろうとした私にご奉仕させて下さい…」
と、俯き加減に舌をあてていく。
その内、サイトのソレが一回目を発射すると、
「俺のモノなんですから、粗末にしないで下さいね?」
とサイトは冷ややかに言い、アンリエッタは自らの乳房に付いたものすら舐めとっていく。

場所はベランダになり、アンリエッタはその手すりに手を着いた。
サイトはドレスを捲り上げて、ガーターベルトを外し、レースの下着を下ろす。
「女王様はドコで俺の頑張りに報いてくれるんですか?」
と意地悪く既に水気を持ったその穴を人差し指でつつき、アンリエッタは甘い声をあげつつ、
「私にはソコしかありません…ですからサイトさんは遠慮なく使って下さい…」
とサイトに身を委ねる。
敢えて女王のドレス姿のまま、後ろから突かれて快感を覚えていくアンリエッタ。(ドレスセックルと言う特殊なジャンル)

その行為を繰り返す内に何故かウェールズ(虚無蘇生版)と裏サイトの二人係りで昼は公務、夜は調教の生活になっていく…


なんて想像をした俺がうわー何をsmdajwp〜ムヂャガキサクボキコリコリコリ
(弾痕と剣でグチャグチャです)

424 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 22:57:07 ID:Ah6ZiFfH
>>423
戦争の責任と称してアン様を屈服させるシチュはたまらんですな
虚無蘇生ってことは、ルイズも一枚噛んでるわけで・・・
二人がかりでアン様を調教(;´Д`)ハァハァ
よし俺も混z(消し炭になりました

425 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/26(火) 23:26:02 ID:fGmf0IYB
死姦はちょっとorz

426 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 01:35:54 ID:HFnwz0FO
あ。アン様とハーフエルフと眼鏡ばっかで一応のヒロイン最近見てねぇ。

ちょっと考えてみた。
アン様→無限の可能性。SとM、黒と白両方の可能性アリ。ついでに女王様。姫様。程よいサイズ。

ハーフエルフ→M、多分。ちょっと天然。健気。「最強のボディ」保持者。本作では今一つ出させて貰えないので需要拡大。色々な意味で貴重。

眼鏡→謎。重い過去。謎デレ。自分が主役の特別編が出るほど玄人向け。可哀想で守ってやりたい少女。サイズはヒロイン以上にペタン。だがそれがいあ〜HsbOdBFO。

斜陽?のヒロイン→出過ぎ?ペタンだが上記に上には上が、下には下がいるため中途半端に。
ツンデレのツンが弱くなる。徐々に壊れて来た?でも実は一番す(ピー)

という事でヒロイン厳しいか?何か書きたいのに良さげなネタも閃かない(思いついたのはちいねぇ様とレズる)。
何かないか…ダメなら調教ネうわー何をRMGPga(ハルゲキニアの捜索に出かけました)

427 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 04:42:12 ID:MwPQ7mBu
そしてシカトされるシエスタ

428 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 05:07:24 ID:QfbrxW7k
>>426
アン様 →>>423に期待。
シャル(ry →キャラCD3巻とかネタに出来ねーかな?
ヒロイン →最近書き手も減ってきたな。ネタとしては趣味の一人芝居とかが
あるがどうも弱い。よって鬼畜路線突入?

俺はアン様、キボン。スレ1の「女王の〜」には期待してたんだがなぁ。

429 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 05:31:11 ID:8oz4+zuD
じゃあ俺はティファニアの森のおもてなしルートでも書くかな

430 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 07:02:08 ID:S1JM5FC1
ルイズは、あのちっちゃい身体で困難や悲しみに一生懸命立ち向かっていく健気さが
保護欲と嗜虐心をいっぺんにそそるというか、鬼畜なことをしたくなるというか
最近、鬼女ルイズの後三人がどうなったのか気になってそのことばっかり考えてる俺ヤバス

431 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 08:24:47 ID:+J30uc1s
>>430 続きこのスレに無かったっけ?

432 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 08:27:19 ID:DXHdhEl/
ルイズ(16)やシャルロット(15)を苛めるのは可哀想すぎる
軽く苛めるならシエスタ(17)、ティファニア(17?)

433 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 09:17:40 ID:YkcvsmlJ
アン様を堕としきってから救うSSがみたい
鬼畜じゃなしに

434 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 09:50:55 ID:FO5jQ7A7
ってかアン様って16歳?

435 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 10:56:58 ID:M/EFML+c
アン様はルイズより1コ上だったかと

436 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 11:44:15 ID:MVaUmeTe
陛下はルイズより1つ年上。
それにも関わらず幼少の砌はルイズにやられ続けるとは一体…

437 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 14:58:39 ID:mTqdE/Zo
かあちゃんおれおれ、おれだよ
うんとさあ三輪車でジャングルジムに突っ込んじゃって
示談に必要だからハーレムで鬼畜で嗜虐で序列がサイト>>>ルイズ≧眼鏡>>>>>>アン様なSSをry

438 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 20:38:08 ID:25RDECsE
>>431
あ、スマンそれの続きってこと
サイト何気にルイズの処女まで奪ってるし、でもまだルイズの目的には気づいてなさそうだし
あの後で三人がどんな風に動いて、どんな結末を迎えたのか、想像しだすと止まらないorz

439 名前:423:2006/09/27(水) 21:03:44 ID:HFnwz0FO
「ふぅ…」
自室でアンリエッタは一息つく。今日は公務として国民に顔を見せてきた。
ドレス姿とクラウン。肌の露出は女王である以上避け、殆ど年中この服だ。
民草はどの様に自分を見ているのだろう。
手の届かない?
象徴?
実際は…

「うまくなったね。アンリエッタ…」
「ウェールズ様…」
椅子に座ったウェールズの前に跪いて彼のモノを口に含む。今日は彼の番だ。
上目遣いにウェールズを見上げつつ、虜になったようにアンリエッタはそれを舌で転がす。
自らの唾液でウェールズのそれを濡らすとアンリエッタは胸で挟み、しごいていく。
「アンリエッタ、君はどうされたいんだい?」
胸を止めずアンリエッタは答えた。
「はい…お仕置きされたいです…」
「君は「女王陛下」何だよ?」
「構いません…こうして殿方に奉仕する事が私の喜びです…」
アンリエッタはそのまま夢中になって胸を使っていく。

「今日も私に贖罪をさせて下さい…」
敢えてドレスは脱がず、クラウンだけ外す。
女性のシンボルだけは見て貰える様に胸だけははだけさせ、自ら下着を下ろしていく。
シルクの下着は部屋の端に投げ出され、長いスカートの中は裸となった。椅子に座ったウェールズに近づく。
「自分で償わないとな…」
「はい…」
アンリエッタはそのままウェールズの膝の上に乗り、腰を落とそうとする。
ウェールズが制した。
「ただそうするだけじゃダメだよ。ちゃんと言葉にしなきゃ」
アンリエッタは寸前の所で自らを戒めた。
「ああ…私は戦争と言う大罪を犯し、何千何万という民草を死に追いやりましたが、無能な女王には体を使って罪を償う事しかできません」

自らを戒める程アンリエッタのソコは涎を垂らしていった。
「淫らな場所を使うしかこの私には出来ません。どうか皆様、これで満足して下さい…」
「良く言えたね」
ウェールズの許しを貰うと、アンリエッタは腰を落とされた。ソコに女王の威厳は無い。
「あ…あ…」
「君だけが楽しんじゃダメだよ」
「申し訳ありません…」
ウェールズは目の前のアンリエッタの乳房を揉み、その勃起した乳首も摘んでいく。
「これはなんだい?」
「と、殿方の為に用意しておりました…」
アンリエッタの興奮は高まっていき、今日も彼女は「贖罪」をしていく。

我ながら何でこんなのを書いたのか…ってまた何をsuruvnecioxuB(ムー大陸の探検に行かれました)

440 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:14:30 ID:7n41QQHq
GJ。エロいな。
しかしこのスレの鬼畜スキーはなぜ自分で書かないんだ?叩いたりクレクレするほどのこだわりがあるなら自分で書けばいいのに

441 名前:261のひと:2006/09/27(水) 21:28:13 ID:jk1zLLGV
>>397さん
確認しました……
指摘に感謝を……書く前に気付いてたらもう一エピソード盛り込めたのにっ……未熟っ
9巻の書く女性キャラに対するさん付けのイメージと普段の口調のイメージで書いちゃった…

サイトだけ呼び捨てなんだ……うあー美味しい所を……

>>438さん
続き書くとひたすら甘くなるんですが……ご期待の形にはならないかもですけど、OK?
(そもそも前スレで終わるつもりで書いたので……それもちょっと酷いですが)

442 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/27(水) 21:57:48 ID:25RDECsE
>>439
GJ!姫様の贖罪(;´Д`)ハァハァ
偽ウェールズの台詞はルイズが言わせてるのか、それとも姫の願望なのか・・・深いですな

>441
ドンマイです
ルイズはテファがサイトだけを呼び捨てにするのを聞く度に、
何よあの乳女、人の男に馴れ馴れしい!とか思ってるんだろうなーと妄想w

>続き
ひたすら甘い展開(・∀・)イイ!wktkしながら待ってます
何か無理言ってしまったみたいで申し訳ない(;´Д`)

443 名前:205:2006/09/28(木) 00:05:15 ID:z9XCxUzz
感想下さった皆さんありがとうございます。
9巻の内容から考えると、やっぱり原作とはだいぶ設定が違っちゃってますがこっちはこっちでこのまま続けたいと思います。
それでは久方ぶりに続き投下です。相変わらず1シーンずつのろのろペースですがご容赦をば。

444 名前:少女の苦悩、少年の怒り:2006/09/28(木) 00:06:50 ID:z9XCxUzz

「ほう。では、アルヴィーの配置は完了したのだな」
「はい、ジョゼフさま。あのお人形とガンダールヴがこちらに向かって出発したのも確認しております。
 ジョゼフさまのご命令あらば、今すぐにでも魔法学院を包囲し、一息で攻め落としてごらんにいれましょう」
 王座の正面、少し離れた場所に跪くミョズニトニルンの報告に、ジョゼフは上機嫌な表情で頷いた。
 まだ深夜と表現してもいい時刻である。昼は多くの貴族や使用人が行き来するヴェルサルテイル宮殿も、今はひっそりと静まり返っている。
 そんな中、宮殿の最奥である王座の間にだけは明かりが灯されていた。
 繊細な意匠が施された王座の間の壁際には、鈍く光る鋼の鎧で全身を固めた兵士たちがずらりと並んでいる。
 一見しただけでは分からないが、彼らは皆人間ではない。兵士の形をしたアルヴィーである。
 必要ないと言って笑うジョゼフを説得し、ミョズニトニルンが常に周辺を警護させている近衛兵である。
 ジョセフを王位につけて傀儡にしようとした貴族たちはともかく、
 今は亡き王弟オルレアン公を信奉している反ジョゼフ派の貴族たちが放った刺客が、どこに紛れ込んでいるとも限らないからだ。
 本当ならそんな連中は今すぐにでも無力化したいし、ミョズニトニルンの力を使えばそれはさほど難しいことではない。
 だが、そういうミョズニトニルンの進言を、ジョゼフはどうしても受け入れようとしない。そんなことをしても退屈なだけだ、と言って。
 この夜もそうであった。ジョゼフは、今すぐ魔法学院を落とそうというミョズニトニルンの提案に、王座にもたれかかったまま首を横に振ったのだ。
「それはならん」
「何故ですか」
 驚きに目を見開きながら、ミョズニトニルンは顔を上げる。ジョゼフは使い魔の驚愕を楽しむように目を細める。
「トリステインにも何やら動きがあるのであろう」
 美髯をしごきながら、ジョゼフが問う。ミョズニトニルンは頷きながら答えを返した。
「銃士隊や一部の部隊に召集がかかっているようです。戦争で使い損ねた銃をかき集めているという情報もございます」
「ということは、こちらが魔法学院を包囲しようとしていることは既に把握されているということではないかな、余のミューズよ」
「はい。魔法学院に軍を集結させ、防衛に当たらせるものと推測されます。ですから、今すぐにでもアルヴィーを」
 息巻くミョズニトニルンに、ジョゼフは首を振ってみせる。
「それはならんと言っておるのだ、余のミューズよ」
「しかし」
「それではつまらん」
 ジョゼフは子供のように唇を尖らせた。
「温室育ちのひよっこメイジと所詮は戦を知らぬ教師、魔法どころか戦う術すら知らぬ平民ども。
 こんな連中に万を超えるアルヴィーを差し向けたとて、結果は目に見えておる。
 どうせなら徹底的に抵抗してもらって、派手な戦を見物したいのだよ、余のミューズよ」
「つまり、相手の体制が整うまでは手を出すなと仰るのですか」

445 名前:少女の苦悩、少年の怒り:2006/09/28(木) 00:07:24 ID:z9XCxUzz

「そうだ。怯える兎などを狩ったところでつまらぬだけだ。奴等を犬とするのだ、余のミューズ。牙を与えてやるのだよ。そして」
 不意に、ジョゼフの口角が大きく吊りあげられた。面立ちが端正なだけに、その微笑はより酷薄で、残忍なものに見える。
「ありったけの力を持って、その牙をへし折ってやるのだ。健気にも万を超えるアルヴィーに立ち向かってくるか弱い犬どもを、
 徹底的に追いたて、嬲り、一片の慈悲すら与えずに叩き潰す。想像しただけで背筋が震えるというものではないか、余のミューズ」
 ミョズニトニルンは一応頷いてから、しかしなおも食い下がった。
「ですが、ジョゼフさま。学院には虚無の担い手がいるのです」
「それがどうした。使い魔と引き離された虚無にどれだけのことができようか。
 おおそうだ、いいことを思いついたぞ余のミューズ。この宮殿まで辿りついたガンダールヴに、
 己の主が陵辱されるところを見せ付けてやるというのはどうだ。うむ、それがいい、そうしよう」
 自分の思いつきに手を叩いて喜ぶジョゼフに、ミョズニトニルンは内心焦りを感じた。
 ジョゼフには、オルレアン公の娘とガンダールヴが、この宮殿にたどり着くのを阻止するつもりは毛頭にないらしい。
 あちらの行動は常時監視しているのだ。どんなに人目を避けて移動しようとも、無駄なことだ。
 だから、ミョズニトニルンとしてはこの宮殿にたどり着く前に何としてでも排除しておきたい。
 無論、武器しか扱えぬガンダールヴと、優秀ではあるが所詮は普通のメイジに過ぎないオルレアン公の娘相手に、自分が負けるなどとは考えていない。
 だが、万一の可能性を考慮すれば、ジョゼフと敵を直接対峙させるのは愚行というものである。
 ほぼ無制限に魔法具を扱えるとは言っても、ミョズニトニルン自身には戦闘能力はほとんどないのだ。
 ガンダールヴが捨て身でジョゼフを狙ったりすれば、果たして止められるかどうかは分からない。
「恐れながら、ジョゼフさま」
「ミューズ」
 なおも食い下がろうとするミョズニトニルンを、ジョゼフは一声で黙らせた。
 その顔には、今も先程と変わらぬ微笑が浮かんでいる。だが、細められた瞳は冷たく底光りしていた。
 主の機嫌を損ねてしまったと気付き、ミョズニトニルンは慌てて頭を垂れた。捨てられるかもしれないという恐怖に、体が芯から震え出す。
「どうかお許しください、ジョゼフさま」
 震える声で懇願するミョズニトニルンに、ジョゼフは薄ら笑いを浮かべたまま首を振ってみせた。
「ならぬ。お前は主である余に口答えしたのだ。罰を与えねばならぬ」
 ジョゼフは軽く顎を上げて言った。
「服を脱げ」
 ミョズニトニルンは肺の奥から熱っぽい息を吐き出した。ローブが波打つのではないかと心配になるほどに、激しく心臓が高鳴り出す。
 わずかに顔を上げてそっと上目遣いに見上げると、ジョゼフは王座の肘掛に頬杖を突いてじっとこちらを見下ろしていた。

446 名前:少女の苦悩、少年の怒り:2006/09/28(木) 00:08:02 ID:z9XCxUzz
「どうした、早くせぬか」
 ミョズニトニルンは大きく息を吸いながら立ち上がり、震える手をローブにかけた。
 目を瞑ったまま、一枚一枚服を剥ぎ取っていく。
 そうして靴まで脱ぎ捨てて裸になったミョズニトニルンだったが、やはり羞恥心が勝って胸と股を手で覆い隠してしまう。
「手を下げろ」
 容赦のない声で、ジョセフが端的に言う。ミョズニトニルンは観念して手を下げた。
 白い肌が夜気に晒され、形のいい乳房が小さく震える。
 ミョズニトニルンの他にこの場にいるのは、彼女の主と命持たぬ魔法人形だけである。
 それでも、広い王座の間に隠すものもなく裸で立たされては、羞恥心を感じるなという方が無理な話だった。
「来い」
 ジョゼフの命令に従って、ミョズニトニルンはゆっくりと歩き出した。
 一歩一歩と足を進めるたび、冷たい夜気が周囲を流れていく。しかし、体は芯から熱を発しているかのように火照っている。
 そうして王座のすぐ手前まで辿りついたミョズニトニルンを、ジョゼフは座ったまま丹念に眺め回した。
 ただ見られているだけだというのに、まるで撫で回されているように感じるようなねっとりとした視線だった。
 体の表面をジョゼフの視線がなぞるにつれて、ミョズニトニルンの体の奥から発する熱はますます昂ぶっていく。
 あまりの熱に頭がとろけたようにぼんやりしはじめたとき、ようやくジョゼフは次の指示を出した。
「座れ」
 素直に頷いて、ミョズニトニルンはジョゼフの体にしなだれかかる。服越しとは言え主の体温を感じたことで、体が大きく戦慄いた。
「ジョゼフさま、ジョゼフさま」
 体を包む熱狂に任せて主の名を呼びながら、彼のたくましい首筋に唇を寄せる。
 そのまま幾度か口付けすると、ジョゼフは呆れた口調で言ってきた。
「これ、はしたないではないか余のミューズよ。これでは盛りのついた牝犬の方がまだ慎みがあるというものだ」
 ジョゼフは自分の膝の上に収まっているミョズニトニルンの尻を軽く叩く。ミョズニトニルンは嬌声で喉を震わせた。
「ああ、申し訳ありませんジョゼフさま。どうか淫乱な私にお慈悲を下さいませ」
「おお情けない。そんな様で神の頭脳などと名乗ろうとはな。まあよい、そう言うならば慈悲をくれてやろうではないか」
 ジョゼフはゆっくりとミョズニトニルンの股に手を滑り込ませてくる。そして、わずかに眉をひそめた。
「おおミューズよ、心底まで淫らなのだな余の使い魔よ。この様はどうだ、大雨で氾濫した大河の方がまだ大人しいぞ」
 大げさな形容で言葉を飾り立てながら、ジョゼフはミョズニトニルンの体を愛撫し始める。
 彼の手は実に的確にミョズニトニルンの弱い部分を刺激し、焦らすようにゆっくりと快感を昂ぶらせていく。
 空を飛ぶような高揚感に身を委ねるミョズニトニルンの耳元で、ジョゼフがそっと囁いた。
「余のミューズよ、お前は以前言っていたな。自分こそが四の使い魔の中で一番強い能力を持っていると」
 混濁する意識を懸命に繋ぎとめながら、ミョズニトニルンは何とか頷く。すると、額に暖かい何かが触れた。
 ジョゼフが、ミョズニトニルンの額に刻まれたルーンに口づけしたらしかった。
「それを証明してみせよ、余のミューズよ。それほどの力でなければ、余を満足させることなどできぬ」
 主の声を遠くに聞きながら、ミョズニトニルンは幾度も大きく頷いた。


447 名前:205:2006/09/28(木) 00:10:37 ID:z9XCxUzz

シーンによってここまで分量が違っちゃっていいんだろうかと悩みつつ今回はここまで。
ジョゼフってエロいですよね。あの野郎使い魔とか不倫相手とか妾とか相手に毎晩毎晩宮殿で痴態を繰り広げてるんですよ。
しかも周りに精神異常者みたいに見られてるのをいいことに幼児プレイとかでもやりたい放題ですよ。
正直俺も混ぜろと(ry

ではまた次回。

448 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 00:14:37 ID:hMLlDrKe
>>447
アンタを待ってた。誰よりも!アンタを!
アンタの前じゃあ俺のSSなんてSSじゃねぇ!また顔を見せてくれ!GJ!

449 名前:261のひと:2006/09/28(木) 00:18:00 ID:3rMZFeNi
楽しみにしてます、とはいえ気長に待ちますので、続き頑張ってください。

205さんの長いときの半分以下の量でのたうってる……
もっとかけるようになりたいなぁ……

450 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 01:01:26 ID:R16dmt3U
>447のお陰でタバサの冒険が出るまで頑張れるようになりました。

451 名前:261のひと:2006/09/28(木) 02:19:13 ID:3rMZFeNi
>>285-294 のつづき
非エロ? >>442さん こんなんなりました……
でも、多分ここまでで話展開させた所為で、各キャラがそれぞれ変化してるので、
ゼロのエロパロとしてどうかなーって思うのです。

他のことしてから書いたらこんな時間に……手が遅い。

452 名前:1/3:2006/09/28(木) 02:19:51 ID:3rMZFeNi
「シエスタぁ〜」
授業が終わると真っ直ぐ部屋まで戻る。
最近の日課だ。
「お帰りなさいませ、ミス・ヴァリエール」
……ちょっと不満
「……ルイズ…って呼んでって何度も…」
「ミス・ヴァリエール……仕事中ですので……」
シエスタは時々意地悪だ。
「……シエスタはわたしより仕事が大事なのね……」
「……ルーイズ……夜まで待ってくださいね……」
小さく囁いて耳にキス。それだけで幸せ、随分安上がりに成ったものね。
「サイトは?」
「先ほどまで訓練の準備をなさっていましたけど……授業が終わられたのなら、騎士隊の皆様の所じゃないでしょうか」
……ま、いいか
「シエスタ………怪我は?」
「もう大丈夫ですって……毎日それですね、ミス・ヴァリエール……それに……昨日だって見たじゃないですか」
……わたしのつけた傷跡が、シエスタの綺麗な肌に残ったら……
「見せて……」
シエスタはちょっと笑って、わたしの前で上着を脱ぐ。
わたしと違って大きい……白い胸が明かりに晒される。
………じっと観察……大丈夫。
満足したわたしは、ふかふかの胸に甘える。
「もぅ……ルイズったら毎日それなんですから……」
そのまま髪を撫でてくれる……幸せ。
「ルイズ?」
「……こんな格好で、仕事できませんもの」
「いいなぁ……シエスタ……」
「……これ、ですか?」
無言で頷く
「ルイズの胸も好きですよ、サイトさん」
「……でもシエスタの触ってるときの方が、嬉しそう」
「ルイズさんを見てるときの方が目が優しいですよ?」
………そうかな……だといいな。
「サイト……今日も遅いのかなぁ?」
「どうでしょうね、……あんまり寂しがらせないで欲しいですよね?」
「ねー」
シエスタもサイトも両方大事。
………その両方を傷つけたわたしを、二人とも許してくれた……
シエスタなんて、あんなにボロボロに成ったのに……
そっと頭が動かされる、む、もっと甘えたいのに。
「シーエースーター」
「ダメです、昨日の続きはどうするんです?」
そうだった……こっそに机の中に隠してある編み棒と毛糸を取り出す。
「これからどうするんだったかしら?」
「そこはですねー」
前と違って、ちゃんと人が着れる様な形になってる、シエスタのお陰ね。
「ミス・ヴァリエール?」
「あ、ごめんなさいシエスタ、それで……」
サイトのことを思いながら、ちょっとづつ編み進める……
「よろこんで……くれるかな?」
「もちろんですよ、ミス・ヴァリエール」
だといいな……
「寒い間に渡せると良いですね」
うん………
「そうね……」
もう一つ……授業中に編んでるのも有るんだよ、シエスタ……
二人に渡す大切な贈り物を作りながら、切り捨てるつもりだった幸せに浸っていた。

453 名前:1/3:2006/09/28(木) 02:21:07 ID:3rMZFeNi
ルイズが眠っている……サイトさんも居る……
そろそろお二人の朝の支度をしなくちゃ……そ〜っと起き出す。
起こさない様に動くのにも慣れてきた……
最初のうちは居なくなったことに気が付いたルイズが、真っ青になって飛び出してきたりしたけど……
今は先に起きても大丈夫に成った。
大好きなサイトさんと、わたしとサイトさんの幸せのために自分を切り捨てたルイズ……
わたしはどちらが大事なんだろう……
きっとどっちも大事ね……
昨日二人に脱がされた服を、静かに身に着ける。
……さて、着替えも、朝の用意も出来た、起こしますか。
「サイトさん、ミス・ヴァリエール、朝ですよ〜」
サイトさんがもそもそと起き出す
「おはよーシエスタ」
……ルイズは……あら?
「……ルイズって呼んでくれないと起きない」
起きてるじゃない……しょうがない……
「あ、じゃ俺も、キスしてくんないとおきないー」
……サイトさんまで……
「あ、じゃあ胸を……」
「二人ともおきなさぁぁぁぁい」
……もぅ……ほっとくと直ぐに調子に乗る。
サイトさんは飛び起きたけど……
ルイズはじーっとわたしを見てる……
「………」
「……ルイズ……朝ですよ…」
「うん、おはようシエスタ」
……天使の笑顔……サイトさんよりルイズの方が良いかも。
ついそのまま口付ける。
「あ、ずっりーシエスタ、俺も俺もー」
「あーもう、サイトさん子供ですか……」
……違うのは毎晩ルイズと一緒に良く知ってますけどね。
側まで寄って、頬に口を寄せる。
「えー俺も唇、唇」
………二人とも、なんだかわたしと居るときは幼児退行してる気がします。
ルイズの魔法の成績は最近段々良くなってきたらしいし、
サイトさんも副隊長として、しっかり訓練しているのに……
「何でお二人とも、ここではこうなのかしら……」
ふにょ、ふにょにょ
「きゃっ」
ルイズが後ろから胸を揉み上げる。
「なっ、ルイズっ……」
「だってぇ…シエスタに甘えるの……大好きなんだもん」
「だもんー」
……ルイズはともかく……サイトさん……それはちょっと……
サイトさんも前から胸を揉む……
「あの……二人とも……あっ……」
「まだちょっと時間あるわよね?サイト」
「まぁ無くても俺授業無いしな、ルイズ」
「……ふたりともー、何でこんなときばっかり息ピッタリー」
昨日の夜のまま……下着しかつけていない
わたしも着々と同じ格好に………
「ま、まってくださいっ、二人とも……朝、今っ朝ですよっ」
「……3日ぶりか?ルイズ?」
「4日よ……ね?」
あぁぁぁ…何時もながら…そんな頻繁に朝からこんな真似……
「ま、ゆーっくり可愛がろうな、ルイズ」
「そうよねー、夜はわたしが苛められたしねー」
ね、根に持ってるー……抵抗は無駄だと悟りながら、
早めに起こした自分の判断の正しさを……
それとも……期待してたのかしら?

454 名前:3/3:2006/09/28(木) 02:21:50 ID:3rMZFeNi
授業が終わって、隊員がパラパラと集まり始める……
「ギーシュ、遅いぞ」
「隊長と呼びたまえ、サイト」
「……隊長が最後のに来るなよ………」
「ふっ、甘いなサイトっ」
「?」
「真打は最後に……」
「良いから、並べっ!」
こいつは……まぁ、ルイズ経由でモンモンにビシッと言ってもらってから、訓練自体は堅く進むようになった……
救護要員として隅に居るモンモンの視線も、ギーシュの真面目さに繋がっている。
アニエスさんに教わった剣を、今度は俺が皆に教える。
不満そうな奴も多かったけど、俺が教えた奴が、それなりの成果を上げると皆付いてくるようになった。
俺は魔法が使えないし、剣は……握るとレベルが違いすぎて練習にならない……
暫く眺めると、いつも通り馬の訓練や一般常識を習う。
今日は馬だ……ギーシュに任せて元ルイズを走らせる……
俺達の部屋の窓から、ルイズとシエスタが見える……
お、手を振ってる。
二人が並んで笑っているのは胸が温かくなる……
本当は……俺にそんな資格無いのかもしれないけれど。
ルイズを最後まで信じきれなかった俺。シエスタの話を聞かなかった俺。
「相棒、なやんでんのか?」
「……いや……しあわせだなーって思ってたのさ」
デルフが後から話してくれたことは、俺を激しく打ちのめした。
「女ってこえーよなぁ……」
「……こないだのアレか?大変そうだったな、相棒」
……姫さまにキスされて……ルイズが泣いたって……シエスタに折檻された…
一週間ルイズとシエスタに触るの禁止……あれはつらかった……一週間位大丈夫だろうと思ってたら、寝るときから朝まで拘束されて……
ルイズとシエスタは朝まで………3日くらいで泣いて頼んだけど……
きっちり一週間経つまで参加させてくれなかった……
「いや……そーじゃなくてな、……それも怖いけどな」
「相棒が、これから気をつければ良いじゃねーか……」
「……そーか?」
「……正直あんなのは二度とゴメンだ……次は相棒に相談するよ」
「…最初からそうしてくれ……」
「……まったくだった、わりーな」
デルフはデルフで気を使っているようだ……
「んで、結局どっちがいーんだ?」
……前言撤回
「……なにが?」
「娘っ子とメイド」
「………」
「んー?きこえねーよ?相棒」
「………両方だってんだろーがっ!」
「はっはー、相棒あいっかわらず、てーしたもんだ」
「ふたりとも、かわいいんだからしょーがねーだろーがぁぁぁ」
周りに誰も居ない所まで馬を走らせたおかげで、思う存分俺は叫んだ。
「ルイズもシエスタもだいすきだぁぁぁぁぁぁぁ」
「おー相棒、もう一声」
「ふたりとも、きもちいーぞー」
「具体的にっ!」
「XXXIXXIIXXIIIXXXXIII」
「ちなみに、あそこで、誰か聞いてんぞー」
「かまうかぁぁぁ、って、えぇぇぇぇぇ」
同じく遠乗りに来たらしい学園の生徒の一団が居た。耳まで真っ赤になったまま、無言で立ち去っていった……
「なぁ………」
「なんだー相棒」
「オレ、ルイズトシエスタニ、コロサレナイカ?」
「………ま、なるよーにならぁな」
このまま旅立ちたかったが……俺は……帰るべきところに向かうとした。

455 名前:261のひと:2006/09/28(木) 02:24:28 ID:3rMZFeNi
三者三様のラストです、痛いの書くの苦手なので、練習に〜と前スレの埋めに書いたのですが……
結局こうなる……自分にはここの上手い人みたいに、えちぃのが上手にかけません……

もっと練習する……それはそれとして、読んでやってください。ではっ。

456 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 02:25:30 ID:U0kUaGG8
>455
えちく無くても俺は全然支持するぜッ!!!


シエスタもルイズも可愛いよかわいいよ


原作もこんな終わり方ならいいなーとオモタ

457 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 03:01:46 ID:R16dmt3U
甘々なルイズとシエスタがたまりません。10巻が出るまで頑張れるよ

458 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 06:32:45 ID:eQb0yIYy
>>455
GJJJJJ
期待してた通りのラストですよありがとう!
罪の意識を感じながらも、皆それ以上にお互いが大事って感じで胸があったかくなりました
やっぱ最後はハッピーエンドでないと、うん(*´∀`)
きっちり原作9巻ネタを織り込んでるところもナイスw
最後まで楽しく読ませて頂きました。乙彼さまです

459 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 08:31:13 ID:VipeRvld
だ、誰かー一習慣禁欲サイト×シエスタ×ルイズ書いてくれえぇぇぇぇ
本人書く気無さそうだが、妄想がとまらねぇぇぇぇ

460 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 09:53:14 ID:ZnmEKJl3
非エロか?
妙にエロい気がするぞ

461 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 10:25:00 ID:yP1160Zm
参考までにおまいらに聞きたい。
ゼロ魔のSSで、いままででいちばんおっきしたのはどれ?
なるべくなら保管庫にあるのでタノム

462 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 12:03:39 ID:vjGdadh9
>>461
原作4巻w

>>447
少年の・・・ キター少年でてないけどな
このためだけにこのスレに来てる気がするぞ。

463 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 13:11:59 ID:UHE78Wh7
>>461
原作8巻に決まっているだろう!w

SSならドラム缶風呂かなぁ?


464 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 13:36:58 ID:w7FS6xVW
「ゼロ魔のSSで」という問いなのに原作が回答される不思議さwww
原作は偉大だなww

465 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 13:49:19 ID:5ve8jfFx
原作でおっきしない人などいない!!

466 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 14:22:29 ID:6AmbzLO+
さすがエロライター原作…じゃなかったエロゲライター原作。

467 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 15:09:22 ID:QPLqUN1E
原作7巻シエスタw

前か前前のみさくら風シェフィールド

468 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 15:49:56 ID:1v6Cbl0r
みさくらで思い出したがラ・ラメーという奴がいたな

469 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 17:17:51 ID:eM/IBR9o
膝枕をして才人の耳掻きをしてあげるテファ
そのまま才人が寝てしまい足が痺れてしまうテファ
才人が起き、立たせてもらおうとしたら足がもつれて押し倒してしまう
という夢を(ry

470 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 17:31:12 ID:GyG7OmZv
>>469
エオルー・スーヌ・フィル・ヤルンサクサ……

471 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:31:10 ID:eM/IBR9o
それから、
またサイトさんの世界のお風呂に入りたいというシエスタ
成り行きでまた一緒に入ることになった才人とシエスタ
シエスタのいろんな誘惑に抗えなくなった才人は襲い掛かる
という夢も(ry

472 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 18:48:07 ID:vjGdadh9
私には許せない男がいる・・・ラ・ラメーその人である。
諸君らは怒りを覚えないのか?
彼がいま少し戦争で目立った働きをすれば、
アンリエッタの唇はこう奏でたであろう「ら、らめぇ」
いや、彼女に話し掛けるだけでもよい、
ルイズはこう囁いたであろう「ら、らめぇ」
学園に来訪するだけでもよい、そうすれば
シエスタの吐息は「ら、らめぇ」と漏れ聞こえたはずだ。

私は彼が許せない、彼の怠慢が、彼の運命が。

彼は生きているだけで、有る特権をもつのだ。
貴族などという小さな権益ではない。

身近な例で例えてみよう。
少し働けば彼はこうなる
「ら、らめぇ主任」
出世していくだけで、「ら、らめぇ部長」
あまつさえ、「ら、らめぇ社長」と、

私は彼が許せない。繰り返そう、私は彼が許せない、許すわけにはいかない。

諸君らは平気なのか?彼の怠慢が、権利を持ちながら行使しない態度が、許せるのか?
私は決して彼を許さない・・・・いつまでも、いつまでもだ。

さて、最後にこのスレを去る前に、一つだけ君たちに聞いておきたい事がある。

それは、


改名手続は役所でよかったかね?

473 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:05:45 ID:BHZTfXlx
君が手続きにかかる前に一つだけ聞いておこう。

お前さんの名を呼ぶのは貴婦人方だけなのかね?

474 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 19:51:51 ID:35jGUVrV
>>459
そりゃもう絶倫なんだろうな(;´Д`)ハァハァ

俺はルイズとサイトが、しばらく気まずーいふいんき(何故かry)で
再びセックルする程の仲になるまでのあんなことやこんなことが脳内で延々再生されてて困るw
ルイズはシエスタに譲ると決めた手前、もうサイトと親しくするわけにはいかないけど、でも処女奪われちゃったし
サイトはサイトでルイズに顔向けできないけど、ルイズの気持ちを知ったらもう放っとけないし、しかも処女奪っちゃったし
二人がどんなすったもんだを繰り広げてああなったのか考えると、仕事中もニヤニヤしっぱなしですよ先生w

475 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:20:12 ID:yPc6FEph
むにゅり過ぎです。

476 名前:帰宅中472:2006/09/28(木) 20:27:44 ID:PmQGWcUz
敢えて言おう>>473よなんでもこいと、
ただ、今の問題は、役所五時までだ。
私の熱意をもって、警備員を召喚、口論の末彼が今正に係の者を呼んでいる。

携帯に見えるが内線電話の様だ。
番号三桁だったからな!

では諸君さらぱだ

さようなら、昨日までの私
明日からの私は違う者だ

さあ、来たまえよ明るい日
はーはっはあー

477 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 20:36:37 ID:PmQGWcUz
ぐはぁ

478 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 21:53:31 ID:rlo6GSsC
ファビョリ過ぎです

479 名前:あなたのあかし:2006/09/28(木) 22:41:00 ID:yP1160Zm
なんだかずいぶん久しぶりな気がする。
ほんの数日、留守にしていただけなのに。
ルイズの目に映るトリステイン魔法学院の正門は、なんだかひどく郷愁を誘った。
馬車はやがて正門前に到着する。
正門から教室のある本塔を眺めながら少しアンニュイになっていたルイズだったが、中庭にある人影を認めると、弾けた様に馬車から飛び出した。

「あ、ミス・ヴェリエール!荷物!」

荷台からルイズの荷物を降ろしていた御者がルイズを呼び止めるが、ルイズは止まらない。
人影に向かって、一直線に中庭を駆ける。

「サイト!」

十分運動エネルギーを蓄えたルイズの突進を、それでも才人はしっかりと受け止める。

「お帰り、ルイズ」

言って才人はルイズを優しく抱き締める。

「ただいま、サイト」

ルイズはそのまま、才人の胸に顔を埋める。

「あのー、荷物…」

取り残された御者が、あとから荷物を運んできた。


アンリエッタから単身呼び出しを受けてから一週間余り、ルイズは学院を留守にしていた。
その間当然才人とは離れ離れで、寂しい想いをしていたのだが。
才人の胸に顔を埋めていると、その寂しさも埋まっていく気がする。

「ほ、ほらルイズ、御者さん困ってるだろ?荷物受け取って部屋に戻ろうぜ」

さすがに気まずいのか、才人は御者を気遣ってルイズにそう言う。
しかしルイズは才人から離れない。

「ちゃんとー。最初に迎えに来たからー。ご褒美ー」

ていうか人の話を全く聞いていない。
そう言って才人の胸から顔を上げて、んー、と目を閉じて唇を軽く突き出す。
どうやらあんまり長時間離れすぎてて壊れたらしい。
仕方無しに才人はそんなルイズを無理やりどけて、御者から荷物を受け取る。
当然ご主人様は不快になるわけで。
去っていく御者にお疲れ様でした、とねぎらいの言葉をかける才人の背中に、頬を膨らませながらガンを飛ばす。

「ちょっと」

先ほどまでの甘い空気はどこへやら。才人はギギギギ、とぎこちなくルイズの方を向く。
今回は回し蹴りか?跳び膝蹴りか?延髄切りか?はたまた胴回し蹴りか?
覚悟を決めて振り返った才人を襲ったのは、蹴り技ではなかった。

480 名前:あなたのあかし:2006/09/28(木) 22:42:27 ID:yP1160Zm

「ご褒美、いらないの…?」

ルイズは拗ねたように上目遣いで才人を見つめ、その桜の花びらのような唇に、薬指なんか添えてみせる。
桃色の鏑鋼弾が、才人のハートを撃ち抜いた。
こ、こんちくしょう、どこでそんなテクニック覚えてきやがった。
荷物を地面に置いて、才人はぎくしゃくとルイズに歩み寄ると、がばっとルイズを抱きしめた。
ルイズの腕が才人の首筋に絡みつき、二人の唇が重なる。
何度か唇を重ねたあと、ルイズが言った。

「何も変わったこと、なかった?」

あったといえばあった。
ていうか全部話したら殺される。

「な、なかったよ」

ヤベ。噛んじゃったヤッベ。
とりあえずごまかす為にルイズの頭をきゅっと抱きしめ、自分の胸板に押し付ける。
んー、なんか誤魔化されてる気がするけど。まいっかー。
でも一応、釘は刺しておかないと。躾は大事だと思うし。
ルイズは才人の胸板から顔を離して、才人に言った。

「で、でも、きょ、今日はダメなんだからね?」
「へ?」

今日は、ルイズの『シテいい日』ではない。
虚無の曜日を皮切りに、ルイズルイズシエスタルイズシエスタシエスタ、と日は決まっており、今日は3日目なのでルイズの日ではない。

「あ、ああ、いいよ別に。ルイズも疲れてるだろ?」

正直その方がありがたい。

「で、でも、もう一回ぎゅっ、てして…」

でも部屋に戻ってもこのモードだと正直ガマンきくかどうか分かりません。
才人は言われたとおりにルイズを抱きしめる。
ルイズは才人の胸に身体を預け、すはー、と才人の匂いを吸い込む。
すると次の瞬間、ルイズに変化が起こった。
不意にがば、っと才人を引き剥がすと、真っ赤になって俯く。
不振に思い、才人が尋ねる。

「どうしたんだルイズ?」

ルイズは真っ赤になって、応えた。

「ととととと、トイレ行って来るっ!」

そして、猛ダッシュで女子寮に走っていってしまった。
…せめて女の子なんだから、『お化粧直してくる』くらい言えよ。
長い馬車での移動で、ガマンできなくなったんだろう、と才人は結論付け、ルイズの荷物を持って部屋に向かった。

481 名前:せんたいさん:2006/09/28(木) 22:44:01 ID:yP1160Zm
すいません夜勤明けなんでこれ以上ムリポ…orz
寝るマス
明日も勤務てどーゆーことだー…orz

482 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:46:05 ID:y1Ycb85G
リアルタイム乙!!!

483 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/28(木) 22:47:27 ID:5s6/cvAy
乙です!

484 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 08:42:48 ID:y1kQCYYs
乙EROの使い魔

485 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 10:35:45 ID:THS9sk0L
>>484
誰がうまい事言えと(r

486 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 14:55:15 ID:D7xI5LQ3
今日は息が苦しくない。
そんな日は少し幸せな気分で、末の妹を思い出す。
魔法は下手だけど、いつも元気な私のルイズ。
トリステインの空も此処と同じ色なのかしら?
私は通えなかった学園、壊れかかった私の体と、厳格な父は、そんな自由も私にくれない。
私は何時まで行きていないといけないのかしら?
昔々……ルイズが産まれる前の、私の疑問。
今は……何時まであの子を見て居られるか、それが願い。

たくさんたくさん、動物達を拾う。
皆に少しでも生きていて欲しい。
先に逝った子達は、待っていてくれるかしら?

でも、もう少しだけ待っててね。
ルイズ……貴方が幸せに成る所を見てから眠りたいから……

頑張ってね 使い魔さん

487 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 14:58:44 ID:D7xI5LQ3
携帯からって……
大変だね…

多分もうしない、

488 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:01:53 ID:UflQemJg
これはルイズたちが才人を迎えにくる少し前の話。
ティファニアは子供たちの耳掃除をしていた。
「はい、これでおしまい」
「はーい」
最後の一人がやっと終わったらしくティファニアはため息をついた。
「お疲れ? 肩でも揉もうか?」
振り返るとそこには才人が立っていた。
治療のお礼にいろいろと手伝ってもらっているのである。
「サイト、あなたも掃除する?」
冗談めかして軽く言ってみただけのつもりだった。しかし、
「えっ? いいの?」
本気にとられてしまった。
(えええええっ!? ど、どうしよう?)
とはいえ言った以上、するしかないわけで、
「じ、じゃあここに頭を乗せて」
と、軽く太ももの辺りをたたく。
ミニスカートに近い草色のワンピース、そこはばっちりと白い太ももが見えるわけで、
才人はそこに頭を乗せると考えただけで鼻血を吹き出しそうになった。
「お、お邪魔します」
と、頭を乗せるとそこはまるで桃源郷のようだった。
太ももは柔らかく頭がほんの少し沈み込むようなふわふわとした感触。
ティファニアの甘い香りが鼻いっぱいに広がり、
上には通称『桃りんご』が二つ。
どうにも緊張してしまう。
それはティファニアも同じで同年代の男の子に耳掃除をしてあげることなど初めてで、
心臓が高鳴ってしまうのを感じていた。
(うう、恥ずかしいよ……)
最初は左耳から、左耳のうちは良かったのだ。
才人がティファニアのほうを向かないですんでいたから。
しかし、左耳の次は右耳、それにはティファニアのほうを向かないといけない。
才人は心臓が爆発しそうなほどのドキドキに耐えながら掃除をしてもらっていた。
だが、緊張は徐々にほぐれ、心地よい睡魔に襲われていきそのまま眠りについてしまった。
「サイト、終わったよ。サイト?」
スヤスヤと寝息を立てる才人。
「寝ちゃったの?」
幸せそうに寝ている才人の顔を見ていると起こしたくても起こせなくなり
膝枕をしたまましばらく時が流れた。

「ん……」
「起きた?」
目を覚まして最初に目に入ったのは『桃りんご』。
「ご、ごめん! 俺、寝ちゃってた!?」
慌てふためき、声が裏返ってしまう才人。
「別にいいよ、……その、寝顔、かわいかったし……」
「ん? 何?」
「何でも……それより足が痺れちゃったの、立たせて?」
おねだり?をするティファニアに才人は一瞬くらっときたが
なんとか気を強く持ち、ティファニアの手をつかみ引き上げようとしたそのとき、
「きゃあっ!?」
強く引きすぎたのか才人の体にティファニアが覆いかぶさってしまった。
「!! え…あ…う……」
しかも唇までぶつかって、ティファニアは涙を浮かべた。
思わず才人はティファニアを抱きしめ、

(省略されました・・全てを読むには桃りんご桃りんごと書き込んでください)

489 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:07:07 ID:bWgkdtJ7
桃りんご桃りんご

490 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:10:42 ID:bWgkdtJ7
桃林檎桃林檎

491 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:11:28 ID:l8xl7yGm
桃林檎桃林檎

492 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:12:37 ID:l8xl7yGm
桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご桃りんご

493 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:18:12 ID:5/YARkiZ
桃りんご桃りんご

494 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:24:46 ID:lRH4VX23
桃りんご桃りんご

495 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:25:15 ID:ytOmHYh6
桃りんご桃りんご

496 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:29:33 ID:XWm5k6le
>>486
GJ、泣けたorz
姉様生きて姉様(つД`)

497 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:30:56 ID:I9QgiVUr
焼りんご焼りんご

498 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:36:03 ID:F01PWOiO
桃りんご桃りんご

499 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 18:36:19 ID:Iir8z2sA
りんご飴りんご飴

500 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 19:22:48 ID:inaMk/nr
媽檬麟齬麼糢躪寤

501 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 20:35:39 ID:OAQH5z2U
↓台詞だけ考えた。

ア「実はサイトさんについて困った事がありまして。協力してもらえませんか?」
シ「はい、サイトさんのた…いえ陛下のご命令とあれば」
ア「実は、ある公爵家が彼の能力や(平民への)人気を利用するため、婿養子にしようと画策しています」
シ「そんな!ずる…いえ、ひどいです(ルイズさんの仕業ね!)」
ア「ええ、ひどい話です、サイトさまを利用したいが為に、愛の無い政略結婚を企むなんて…」
シ「(なんか目が危ない…"さん"から"さま"に変わってるし…)」
ア「そこで、先手を打って、サイトさまに相応しい人/幸せに出来る人と結婚してもらうのがよい、と私は考えました」
シ「え!(もしかして、それって私とサイトさんを…)」
ア「つまり、私とサイトさまが結婚すればよいのと思うのです!」
シ「えええ!(なんでそんな結論になんのよ!このタレチチ!)」
ア「しかし、元平民との結婚は反対意見が大きく、断念せざるをえませんでした」
シ「(よかった。焦らせないでよね)」
ア「そこで、代案として、平民の中から協力者を選び【形式上】の結婚をしてもらう事を考えました」
シ「え?もしかして…」
ア「そうです、あなたには、とりあえずサイトさまと【形式上】の結婚をしてもらいたいのです」
シ「私とサイトさんが結婚…(やった!シエスタ大逆転!)」
ア「住居については、城内に用意したいと思います。もちろん、あくまで【形式上】の結婚ですから、寝室は別々に用意しますのでご安心なさい」
シ「あ、でも…サイトさんも男ですし、その、したくなったり…(とゆうか私がしたいです)」
ア「まあ、サイトさまに限って(地味な平民に)そのような事は無いとおもいますが…」
シ「でも、その(きっと有ります。いや無くてもやります!)」
ア「そうですね。そのような事が起きないように、わたくしがお相手します。全力で!」
シ「ええええええ!(なに考えてるの、このクイーン・オブ・ヤリマン!)」
ア「いえ、よいのです、女王たるもの民草のため、この身を犠牲にするのは当然のこと。感謝など」
シ「はぁ(なに言ってんのよ自己陶酔バカ!)」
ア「どうでしょう、引き受けてもらえませんか?」
シ「(まあいいわ結婚さえしてしまえば)…わかりました。お受けいたします」
ア「そう、ありがとう。分かってくれて嬉しいわ…」

502 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 20:40:47 ID:G6t8eeph
>>501

503 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 21:51:23 ID:UflQemJg
お前ら本当に桃りんごが好きですね。
私も大好きです。

思わず才人はティファニアを抱きしめ、ブロンドの髪をなでながら唇を奪った。
「!?」
押し付けられた唇に驚き、甘美な味に酔いしれるティファニア。
(どうしよう…キス、されてる…でもサイトなら……)
押し付けられるキスから恋人がするような優しいキスへと変わっていった。
唇を軽く触れ合わせるだけ、そこから舌先を軽く触れ合わせ、互いの吐息を感じる。
(ふあ…気持ちいいよ……)
唇を割って才人の舌が侵入してくる。
(そんな…まだ心の準備が……)
抵抗しようとはしたものの、才人の舌使いの前に骨抜きにされてしまった。
抵抗しなくなったのをいいことに才人は体を入れ替え、片手をお尻にまわす。
初めて与えられる気持ちよさに恍惚となったティファニアはなすがままになっていた。
唇が離されるとティファニアは捨てられた子犬のようなうるんだ目で才人を見つめ、
「ねぇ…もう終わり……? もっと…してぇ……」
才人はここでやめるつもりだった。しかし、このおねだりの効果は抜群だった。
魅入られたように再び唇を近づける。ティファニアのうれしそうな顔が脳裏に焼きついた。
「んっ……」
今度は積極的にティファニアのほうから舌を入れた。
さらに腕を才人の背中に回し、足を絡ませて逃げられないようにした。
舌が触れ合うたびに心地よい痺れが脳髄に広がる。
それは思考能力を奪い快感を貪る獣へと二人を変えていった。

(省略されました・・続きはまた明日)

504 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:02:13 ID:f9FX6KgU
>>501
向うで頼んだものだが地の文は無しか〜(そういうの含んだ意味での清書)
少しいじらせてもらってもいいかな?(要は台本らしさを消すだけだけど)

505 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:17:04 ID:G6t8eeph
誰か将来の夢想像して赤くなったルイズをネタに書いてくれていいよ。
俺には出来なかったorz

>>503
ゼロエロパロスレは貴君の努力と義務に期待する!
桃りんごマジ乙です。


506 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 22:20:46 ID:5/YARkiZ
>>503
あと2時間だな、起きとく

507 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:27:36 ID:inaMk/nr
501を元にSSを作ってるが何せ作るのが初めてだし携帯だから異常に疲れた。
まだ前半ってか入りまでしか出来てないけど投下したほうがよかろうか?
続きは反応を見て書くって事で…

508 名前:504:2006/09/29(金) 23:37:16 ID:f9FX6KgU
>>507
おっもう取り掛かってる職人さんがいたんだね。
書いてくれてるんなら全部あがってから一挙投下でも私は無問題。

(跳び跳びよりは作品ごとに読みたいし)


509 名前:507:2006/09/29(金) 23:43:49 ID:inaMk/nr
じゃあ明日の今頃にでも

510 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/29(金) 23:49:04 ID:f9FX6KgU
期待してる、が無理せず仕上げてくれ

511 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 00:07:57 ID:a4Fxq2gj
>>506
そういわれたら書くしかねーじゃねえか

>>503
二人はお互いを強く抱き締めあった。
(サイトの心臓ドキドキいってる。私で興奮してくれてるんだ。
 ちょっと、ううん、すごくうれしい……
 でも私の音も聞こえてるよね…少し恥ずかしいかな……)
自然と顔が赤くなってしまうティファニア。
「テファ」
「何? サイト」
「俺、テファのこと、もっとよく知りたい」
(えええええっ!? それってつまり、Hしたいってこと!?
 どどど、どうしよう……サイトのことは嫌いじゃない、むしろ好きだけど、まだ早いような、
 でもここにずっといてくれるなら遅かれ早かれそういう関係になるだろうし……)
そんな迷いを吹き飛ばすかのように才人の手がティファニアに近づいていく。
「だ、駄目……」
才人が残念そうな顔をする。
「恥ずかしいからこっち見ないで……」
自分の服に手を掛けながらお願いする。
「わかったよ、テファ」
何も音のしない部屋で衣擦れの音だけが響く。
才人はその音に心踊らせながら自らも準備をするのだった。

(省略されました・・続きは起きたら書きます)

512 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 00:21:00 ID:IMlLxoG4
乙、続き待ってます

513 名前:501:2006/09/30(土) 00:42:33 ID:lnbZ/Rw2
>>504>>507
台詞考えるのだけで燃え尽きました。SS化よろしくです。

514 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:06:42 ID:YWysdUQB
>>511
このいきり立ったものをどうしてくれるんだね

桃りんご!桃りんご!

515 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 01:18:52 ID:mTt0H0aB
>>514
ふっかつのじゅもんがちがいます

516 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:07:30 ID:aqUZJ7Hu
「う、嘘でしょ…」

トイレの個室で、ルイズは愕然としていた。
今、ルイズは便器の前で、ショーツを膝までずり下ろした状態で立っている。
そのショーツは、透明な粘液でぐっしょりと濡れていた。
その白い内太股も、溢れ出た粘液で光を反射している。
サイトの匂いとキスだけで、濡れちゃった…。
今も、ルイズの下腹の奥で、何かが熱く脈打っている。
それは、才人に愛撫された時のソレと同じもので。
才人の匂いだけで火がついた自分の身体に、ルイズは激しく戸惑う。

「ど、どうしよう」

これではまるで、盛りのついた雌犬ではないか。
このまま才人に会えば、間違いなく自分から求めてしまう。

「きょ、今日はダメって言ったのに…」

今は、自分がしたい。
なんとか、この火を消さないと…。
ルイズは、そのまま便座にぺたん、と腰を下ろすと、プリーツスカートの中に手を伸ばす。
白く細い指が蜜を滴らせる裂け目を割り開き、柔肉をかき回す。
もれそうになる声を、左手を噛むことで抑える。

「ふっ…!」

才人とするようになってから、ついぞ忘れていた自慰を、ルイズは自らを収める方法として選んだのだった。
その想像の中で、ルイズは全裸の才人に視姦されながら、四つん這いで自慰を行っていた。
恥ずかしい場所を才人に晒し、さらにその場所を自らの指でかき回す。

『はしたない子だな、ルイズは』

「…んふ…」

自分でやれって言ったくせにぃ…。
想像の中で、どうやらルイズは才人に自慰を強要されているらしい。

『何が欲しいのか、言ってごらん?』

「んンッ…」

言えないもん、そんな恥ずかしいこと…。
すると、想像の闇の中から、シエスタが現れた。そのシエスタはあの夜の裸エプロンの姿で、才人の足元に跪く。

『旦那様…シエスタはいやらしいメイドでございます…。
 旦那様を想うだけで、シエスタのここはこんなに…』

「…ふぅッ…」

あの夜と同じ台詞を言いながら、想像の中のシエスタは、全裸の才人の屹立した男性自身を舌で舐め始めた。
だめぇっ…それ、私のっ…。
想像の中のルイズは、自分を慰めながら這いずり、才人の足元にたどり着く。
そして、シエスタに習い、自らも才人のソレに舌を這わせる。
しかし想像の中の才人は全く意に介さず、自らを慰めながら奉仕する二人を見下ろす。

517 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:08:36 ID:aqUZJ7Hu
『そんなにコレが欲しいのか?
 しょうがないな、ちゃんとおねだりしてごらん?』

「…んっ、んふんっ…!」

欲しいの、サイトのおちんちん、欲しいのぉ…!
想像の中でルイズは、犬のように形のいいその尻を振り、才人の牡を誘う。

『旦那様、シエスタのいやらしいココに、お情けを下さいまし』

同じようにシエスタも、ベトベトに汚れた秘裂を才人めがけて突き出し、両手の指を添えて自らを割り開く。

『よくできました』

そして、才人が突き貫いたのは、シエスタ。
シエスタは才人に貫かれ、歓喜の喘ぎを上げている。

「ふっ、んふぅっ…!!」」

やぁ、私も欲しいのぉ、サイトのおちんちんっ…!
想像の中で必死にルイズは尻を振り、才人を誘う。

『はしたない雌猫には、これで十分だ』

「んふぅぅぅぅぅぅっ!!」

想像の中の才人はルイズに冷笑を浴びせると、右手の中指と薬指でルイズの秘所を掻き回す。
溢れ出たルイズの淫汁が淫らな水音をたてる。
ゆび、ゆびじゃやぁっ…!

『人のことさんざん犬扱いしといてそれか?ほんとにいやらしい雌猫だなルイズは』

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ…。
だから、ちゃんとして、お願い、お願いぃっ。
しかし想像の中の才人は、指を引き抜くことなく、ルイズを無理矢理高みに追いやる。

「んふぁっ、ふぁっ、ふぁぁっ」

左手から口が離れ、抑えた嬌声がトイレに響く。
細いルイズの中指と薬指を、ルイズ自身が締め上げる。

「ふっ…んーーーーーー!」

かろうじて左手が間に合い、もれそうになる声を押さえ込んだ。
ルイズの全身から力が抜け、トイレのカベにくたっ、ともたれかかる。
秘所から抜き放たれたその右手は、おびただしい量の愛液で濡れていた。


部屋に戻ると才人はいなかった。
代わりにデルフリンガーが置いてあって、

「相棒は食事に行くってよ。先に休んどいてくれってさ」

と伝言を伝えてきた。
ルイズは思わずほっとする。

518 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:09:15 ID:aqUZJ7Hu
トイレで自慰をしたのはよかったのだが、それでルイズの中の火種が消えることはなく、むしろその身体はさらに火照っていた。
ていうかサイトが悪いのよ。想像の中だからって、あんな、あんなっ…!
思い出した瞬間、股間から粘液が分泌されるのが分かった。

「…どうしよ」

赤い顔で、ルイズは考える。
こんな状態で才人に会ったら、間違いなく自分は、想像の中でやったことに近いことをしてしまう。
そうなったら、才人に屈服することになるわけで。
それだけはルイズのプライドが許さないわけで。
そうだ。

「サイトが襲ってくるように仕向ければいいのよ!」

そうすれば、『シテいい日』の約束を破ったのは才人ということになり、結果的にルイズの優位は変わらない。
そう結論付けるとルイズの行動は早かった。
クローゼットから衣装をいくつも取り出し、ベッドに並べる。

「さあボロ剣」

「サイトが襲ってくるように〜」のくだりからイヤな予感のしていたデルフリンガーだったが、どうやらその予感は的中したようだ。

「あんたも協力するのよ」


まずは、黒猫ルイズ。

「不許可だわ」

とりあえず着てみてから、ルイズは半眼でダメ出しをする。

「なんでだね?その格好なら相棒、間違いなく襲ってくるぜ」
「自分から誘ってるのミエミエじゃないの。それに、猫は…」

『ほんとにいやらしい雌猫だなルイズは』

じゅんっ…

「ふふふふふふ、不許可ったら不許可なのっ!」


次は、セーラー服。

「悪くはないんだけど」

鏡の前でくる、っと回ってみてルイズは言う。

「いいんじゃねーのか?それで迫ってみろよ一発だぜ」
「自分から迫るのは却下って言ってるでしょ!
 …そうよね、コレには攻めの姿勢が足りないわ」
「なんだよ攻めの姿勢って」
「これだと、私の可憐さだけが強調されちゃうじゃない?
 なんかこー、襲ってもいいよー、みたいなモノが足りない気がするの」
「さよか」

519 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:10:01 ID:aqUZJ7Hu
次、ネグリジェ。

「…いつもの格好ね」
「…いつもの格好だーね」
「いつもサイトは可愛いって言ってくれるけど」
「だーね、相棒その格好のお前さんにメロメロなんだろ」
「そーね、これでいこうかしら」
「でも見慣れてるよな。今の相棒だとムリかも」

あ、まずい、デルフ口滑っちゃった。
さようなら、相棒…。楽しかった、ぜ…。

「そうね、マンネリだわ。違うのいきましょ」

あ、バレてなかった。


ドレス。
「露出ゼロじゃな」
下着。
「直球すぎ。却下よ却下」
メイド服。
「胸余ってんぞ」「溶かすわよ」


結局、幾つもの衣装を経由した末に。

「コレでいきましょう」

制服のブラウスだけ。
かつて媚薬を飲んだルイズが、才人に迫る際に使った手だ。
これを着てベッドの上で待ち、ちょっと足を組み替えたりしてガマンきかなくさせる、というのがルイズの作戦だ。

「ちょっと予行演習してみましょう」
「ハィ?」

デルフリンガーの呆れた声も届かず、ルイズは一人芝居を始める。
まず、ベッドの端にちょこん、と腰掛けたルイズは、ぎこちなく足を組みかえる。
そしてルイズはベッドを降り、何かイケナイものを見たような顔の「サイト」になる。

「るるるルイズ、見えてるって!」

そしてすぐさまベッドに戻り、今度は「ルイズ」になって見下した態度になる。

「あら、何が見えたのかしら?犬?言ってごらんなさい」

デルフリンガーが呆れて見守る中、ルイズの芝居は続く。

「ななな何って!言えるわけないだろ!見えてるんだよ!」
「勝手に見てるんじゃないの!もう、バカ犬ね!」
「うー、そんな事言うと襲っちゃうぞ!」
「あ、ダメよ犬!今日はシテいい日じゃないでしょ!ダメったら!」
「もうしんぼうたまらーん!」

そしてルイズは、「ルイズ」に見立てたシーツの塊を抱えてベッドの上を転げ回る。
どすん。

520 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:10:42 ID:aqUZJ7Hu
「あ、落ちた」

ベッドの反対側から、頭をさすりながらルイズが立ち上がる。

「コレで行きましょ」

本気か。
デルフリンガーは本気で呆れた。


才人が帰ってくると。
ベッドの上で大の字になって、ルイズがブラウス一丁で寝ていた。

「…あのー?」

すやすや寝息を立てているルイズに、才人は恐る恐る近寄る。
完全に熟睡中だ。
才人は脇に立てかけてあるデルフリンガーに、どしたのコレ?と目配せする。

「いやあ、相棒を待ち疲れて寝ちまったらしいね」

その前の事情はバレると溶かされそうなので黙っておく。
ったく、風邪引くぞ、と思いながら、才人はルイズにシーツをかけてやる。
すると、ルイズの腕がすっと伸び、才人の首筋に絡みついた。

「え」

才人の動きが止まる。
しかしルイズは、くーくーと寝息を立てている。
なんだ寝ぼけてんのか、と才人はルイズの腕を外そうとする。
しかし、その耳元でルイズはとんでもない寝言を囁いた。

「サイトぉ…」

夢の中でルイズは、さっきの想像の続きをしていた。
夢の中の才人はひたすらルイズをけなし、指だけでルイズを犯していた。

『やあ、ゆびじゃやぁっ』
『おねだりもちゃんとできない雌猫にはこれで十分だ』
『ちゃんとするからっ。今度からちゃんとするからっ。お願いぃ』
『ダメ。雌猫は指でイかされるんだよ』
『やあぁっ。だめ、だめええええ』
『じゃあ、何が欲しいのか、言ってごらん』
「サイトのおちんちん、欲しいのぉ…」

「ルイズっ!」
「ふぇっ!?」

衝撃に目が覚めると、才人が自分の唇を奪っていた。
状況が飲み込めず、一瞬混乱するルイズ。
唇を離すと、才人が半分呆れたような目で見つめていた。

「…どんな夢見てんだよ」

え、まさか、私寝てた?
で、夢の中のを、そのまま寝言で…。
ルイズの顔が一気に赤く染まる。

521 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:11:21 ID:aqUZJ7Hu
「…お前の寝言のせいでガマンきかなくなっちまったじゃねーか」

そう言って、才人はもう一度ルイズの唇を奪う。
今度は舌を差込み、才人の唾液を送り込んでくる。
ルイズはそれを嚥下し、お返しとばかりに自分の舌を絡みつかせ、自らの唾液を才人の舌に絡ませる。
しばらくそんなキスを続け、唇を離す。
お互いの唇の間に、唾液のアーチが渡された。

「ば、ばか犬、今日はシテいい日じゃ」

予行演習の台詞を言おうとしたルイズを、才人はひっくり返し、うつ伏せにさせる。

「ちゃんと準備しないとな。ルイズ欲しいみたいだし」

そう言ってルイズの腰を抱え、お尻を上に向けさせる。

「やっ、ダメっ!」

見るとルイズのそこは、すでに溢れ出た愛液でべとべとになっていた。

「…ホントに、どんな夢見てたんだよ」

言って、もう十分以上に濡れきったそこに、中指と薬指を一度に差し込む。
ぐちゅっ
淫靡な音をたて、ルイズのそこは才人の指を飲み込んだ。
夢と同じ仕打ちに、ルイズの背筋に悪寒が走る。

「や、やだぁっ!」

思わず腰を引き、才人の指から逃げ出す。
濡れそぼったそこはあっさり才人を吐き出し、ルイズは起き上がって才人を睨む。

「…え?」

ルイズはそのまま手近にあった枕を抱えると、それを抱えて泣き出した。

「ふぇ、ふぇ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇ」

そのまま子供のように泣きじゃくる。
怖かった。
現実の才人が、想像の中の才人のように、自分を扱うのではないかと。
そう思うと、涙が止まらなかった。


才人はそんなルイズを見て、傷つけてしまった、と思った。
きっと、寝ている自分を無理矢理襲おうとした自分に、恐怖を感じたのだろう。

「ごめんルイズ」

才人は泣きじゃくるルイズを枕ごと優しく抱きしめる。

「ルイズがイヤならもうしないよ。
 金輪際、シテいい日じゃない日に、ルイズとしようなんて考えない」

そして、あくまで優しく、腕に力を込める。

「ごめんな、ルイズ」

才人の謝罪を聞いて、ルイズはようやく泣き止む。

522 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:12:02 ID:aqUZJ7Hu
だがしかし、彼女の中には安堵と同時に、後悔の念が渦巻いていた。
『シテいい日』にしたくなったのは自分だし、誘おうとしたのも自分。なのに…。

「ごめんサイト」

ルイズは優しく抱きしめる才人の腕の中で、才人に謝る。

「イヤじゃないの。ホントはシテほしいの。
 ずっと離れてて、久しぶりに会って。
 サイトの匂い嗅いでたら、ガマンできなくなって。
 でも、自分から誘うのは恥ずかしくて…」

言って、耳まで赤くなって枕に顔を埋める。

「ホントは欲しいの。サイトの、サイトのおちんちん、欲しいの…」

ルイズは言って枕を放り出し、才人の体を抱きしめる。

「ル、ルイズ…」

二人の視線が絡み合い、やがて、二人は唇を重ねた。


ルイズはブラウスを脱ぎ、ベッドに横たわる。
そこに、全裸になった才人が覆いかぶさる。
二人は、軽く口付けした。

「ルイズ」
「サイト…いいよ、サイトの好きなようにして」

才人はコクンと頷くと、ルイズの首筋に口付けした。

「ぁんっ」

柔らかい刺激に、ルイズの身体に甘い痺れが走る。
才人はそのまま下半身に手を伸ばすと、蜜の溢れた花弁に指を這わせる。

「すごいな。もうこんなだ」

大した愛撫もしていないのに、ルイズのそこはもう十分以上に濡れていた。

「恥ずかしいこと、言わないでよ…」

目を逸らし、ルイズは拗ねたような声で言う。

「なあ」

才人の呼びかけに、ルイズは応える。

「なに?」
「後ろからしていい?」

普段は、キスが好きなルイズのために、前からキスしながらするのが基本だった。
後ろからしたことは、実は一度もなかったりする。

523 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:12:49 ID:aqUZJ7Hu
ルイズは少し考えたが、好きにしていいと言った手前、後には引けない。

「い、いいよ…でも、優しくしてね…?」

怯えた仔猫の目で、ルイズは言った。
才人はそんなルイズをうつ伏せにさせると、ルイズの腰を抱える。
ルイズは枕に顔を埋め、後ろから襲ってくるであろう快感に備える。
才人はゆっくり己自身をルイズにあてがうと、少しずつルイズに怒張を埋めていく。

「はぁっ…」

ルイズの喉から切なげなため息が漏れる。

「ふぁ、ぁ、ぁ、ぁ、あぁ、ぁ…」

後ろから中を擦られる快感に、背筋を電流が走る。
いつもと違う場所を擦られる膣道は、いつもより優しい運動にもかかわらず、いつもより鋭い刺激を受けていた。
やがて才人が最奥に行き当たる。
そこはいつもとは違う感触で、才人を迎え入れた。

「ふぁ…当たってる…ちがうとこ…」

そして才人は、行きと同じような優しさで、ルイズの中から己を引き抜く。

「ひんっ!ふぁ、ふぁ、ふぁぁっ…」

いつもはあたらない場所を才人の返しで削られ、ルイズは嬌声を上げる。

「強くしていい?」

一物をほとんど抜ききった状態で、才人はルイズに尋ねる。

「サイトの好きなようにして」

はっきりと、ルイズは応えた。
その言葉に反応し、才人の腰が加速する。
一時に最奥まで貫き、抜ききるぎりぎりまで腰を引く。
その衝撃と快感に、ルイズの小さな身体が揺さ振られる。

「あ、あ、あ、あ、あ、いあ、ふぁ、ふぁ」

快感にルイズは惚けたようになり、口の端から涎を垂らし、枕を抱える。

「ルイズ、ルイズっ!」

いつもと違う締め付けに、才人も限界が近い。

「あ、や、め、く、あく、いっちゃ、う、だめっ」

絶頂に登りつめはじめたルイズの内部が、才人を優しく締め上げる。

524 名前:あなたのあかし:2006/09/30(土) 02:13:26 ID:aqUZJ7Hu
その刺激に、才人はルイズの最奥で果てた。

「ルイズっ、だ、出すよっ!」

どくどくどくどくっ…。

「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

いつもより熱い才人の精を流し込まれ、ルイズは果てた。


目を覚ますと、一足先に起きていた才人と目が合った。

「あ、あの」
「え、えと」

二人同時に口を開き、そして口をつぐむ。

「ごめん」
「ごめんね」

同時に謝りあい、ぷっ、と吹き出す。

「えっと、うんとね?今度から、したくなったら、してって言うから」

赤くなりながら、ルイズは言う。
うはー、かわえええええええ。

「うん」
「『シテいい日』じゃなくても、シてくれる…?」
「…ま、まあ、体力と相談、かなあ…」
「ムリになんて言わないわよ!…で、でも、な、なるべく頑張って欲しいかも…」

ルイズは言って、枕にしている才人の胸板に、ののじを書き始める。
カハ、殺す気ですかルイズ・フランソワーズ!

「ルイズーっ!」
「きゃー、けだものーっ♪」

才人がルイズに覆いかぶさった瞬間、ドアが無遠慮にバタンっ、と開いた。

「サイトさんっ!ただいま帰りましたっ!さーしましょう今すぐしましょう!」

ドアを開けたのはシエスタだった。
そして目の前の光景を見て。

「あー!協約違反ーーーーーーーーーーっ!!」
「な、なによ!協約は破るためにあんのよ!!」

どうやら修羅場は終わらないらしい。  〜fin

525 名前:あとがぽ byせんたいさん:2006/09/30(土) 02:17:00 ID:aqUZJ7Hu
ttp://ja001.sukiwikiweb.com/zero/pg/%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%93.html
上の方を読んでから読むと意味の分からない部分が埋まります。たぶん。
濡れ場2箇所入れたら長くなりすぎたorz
しかもオチ中途半端orz
精進して出直してきます…そして明日も夜勤〜ル〜ルル〜λ.....
次はたぶんシエスタでしゅ
…どんどんエロゲのシナリオみたくなってくるな…どうしよう…。

526 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 03:25:20 ID:YYTvKmMj
GJ!
次はアン様キボンヌ

527 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 03:26:29 ID:MODHM87e
>>525
本当に貴方という人は変態ですね。
とてもGJっ!!。
何も恐れる事はない…エロければそれでいい!


528 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 08:05:36 ID:appve6Aa
おはようのGJ!

529 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 08:30:46 ID:KILwgJAR
>>525
グッジョブ! グッジョブ! グッジョブ! グッジョブ!




・・・ところで、ここへの書き込みって、誰でもできるんですか?
今度、シエスタで書いてみようかと考えているんですけど・・・OKでつか?

530 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 08:34:32 ID:e5JOIQW6
>>525
うひょーー GJ!!

531 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 09:12:28 ID:31CGML80
>>529
書けばいいじゃないか。
何をためらうことがある!

532 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 10:02:37 ID:U91h/VHQ
>>525

何か問題でも?

533 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 11:18:29 ID:31CGML80
>>511

「サイトの大きい……」
異性として始めて見た才人の男根にティファニアは驚きを隠せなかった。
才人も驚きを隠せなかった。
何より目が行ってしまうのがティファニアの『桃りんご』。
だがそれだけではなく、窓から差し込む月明かりに照らされた彼女は
まるで幼いころ見た絵か何かの女神のようで、見るものすべてを
魅了してしまいそうなほど美しかった。
(こんなことするの、やっぱり恥ずかしいよ……)
才人が『桃りんご』に手を当てる。
(サイトのばかぁ…もう少し心の準備させてよ……)
『桃りんご』が形をかえる。才人の手の動きにあわせ自由自在に形を変える。
一方才人もあまりの気持ちよさに虜となっていた。
柔らかく、指を押し当てただけで指が沈み込みそうで、
それでいながら、しっかりとした弾力があって指を押し返してきて、
感触はまるで上質の絹のようにすべすべで、一度手を触れたら手を離せなくなる。
「サイト、胸、好きなの……?」
「う、うん」
こんな胸を触ったらおそらく嫌いな人でも好きに変えてしまう胸を触りながら答えた。
「よかった…私、こんな大きくておかしいんじゃないかと……」
「そんなことないって! その身体とのギャップがたまらないっていうか」
「やっぱりおかしいの……?」
泣きそうになるティファニア。
「えっと、お父さんやお母さんがくれた身体をそんな風に言っちゃ駄目だから!
 テファはテファのままが一番だから!」
才人は自分の言った台詞に苦笑しながらもティファニアを慰める。
「うん…ありがとう…やっぱりサイトは優しいね」
「そ、そんなんじゃねーって」
「お礼…しなくちゃ……」
お礼ってどういうことですかー! と才人は心の中で叫んだ。

534 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 11:19:40 ID:31CGML80
「そこに横になって……」
言われるがままに才人は仰向けになる。
これってまさか、といけないストーリーが才人の脳内で展開される。
自分の想像に思わず鼻血を噴出しそうになったが何とか歯を食いしばって耐えた。
「えっと、やっぱり怖いから今日はこれで勘弁して……」
才人の男根を握ると自らの女陰に押し当て、才人の身体と自分の女陰で挟み込み、
自分の身体を前後に動かし始めた。
(たしか本当は入れるはずだけど…サイトは優しいからこれで我慢してくれるよね……)
両手を肩に置き、ゆっくりと前後に動かし始める。
(これで気持ちよくなれるのかな? 私はなんだか頭がぼーっとしてきたけど……)
感じている証拠の液体が才人の男根を濡らしていく。それに伴い腰の動きが加速されていく。
(はあ…気持ちいいよぉ……腰が…止まらないよぉ……)
才人の男根の感触にのぼせ上がったティファニア。一心不乱に腰を動かす。
(あぁ…もう駄目…イっちゃう……)
ゆれる『桃りんご』に才人の手が伸びる。『桃りんご』の突起が軽くつままれる。
「ひゃっ!? あっ、あっ、ああああぁん!!」
頭が真っ白になる快感。今まで経験したことのない気持ちよさにほんの少し気を失い、
ティファニアは才人に倒れこんだ。
「ご、ごめんなさい、勝手に一人だけ気持ちよくなって……」
「うっ、ああっ!」
白濁とした粘度の高い液体が才人の男根から放出される。
「え、えっと、才人も気持ちよかったの?」
「う、うん、すごすぎて大変だった」
「よかった…私だけ勝手に気持ちよくなっちゃったのかと思って……」
「泣かないで、ね?」
そっと涙を手でぬぐう才人。ティファニアに笑みが戻る。
「そうそう、テファは笑ったほうがかわいいから」
ぼんっ、と顔が赤くなるティファニア。
「え、あ、う」

それからちょっとだけ抱きしめあって余韻を味わって。
「サイト、汚れちゃったね。お風呂はいろうか?」
お風呂という単語に反応し今まで我慢してきた鼻血を盛大に吹き上げる才人。
「サイト!? サイト!?」

気絶してしまった才人は結局この日のことをすべて忘れてしまいましたとさ。

535 名前:2-193(あとがき):2006/09/30(土) 11:22:02 ID:31CGML80
えー、みなさん、『桃りんご』は堪能いただけましたか?
パイズリもしてないし、本番まで言ってないことに不満を持った人、ごめんなさい。

でも『桃りんご』はいいものですよね!
それではまたどこかで。

536 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 13:30:11 ID:YYTvKmMj
帰れ

537 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 14:17:23 ID:GwDHT7Np
ツンデレキター!

538 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 17:57:47 ID:44PKgOx3
だからもっと桃りんごを有効活用しないとダメじゃん(´・ω・`)
揉むだけとかありえないよ

539 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 19:02:20 ID:TvSiBEpm
そろそろ夕飯の準備にかからないといけない時刻だ。
今日は行商人が来てくれたので新鮮な野菜も買えたし
ニワトリ達も良い卵を産んでくれた。それに桃りんごも良く熟れたのが見つけられた。

「ねぇサイト、今夜のデザートなんだけど
 サイトは煮るのと焼くのとどっちがいい?」

それを聞いたサイトが軽く一条の鼻血を噴いてのけぞる
(に、煮るなり焼くなり俺の自由っていうのか!?)

「サ、サイト!大丈夫!?」
思わぬ反応に驚きつつも駆け寄るテファに、内心の動揺を悟られぬようサイトは答える

「だ、だいじょうぶちょっと昼の鍛錬でぶつけたとこが開いただけだから。
 で、で、デザートって?」
「あのね、桃りんごがね、良く熟れてるから痛まないうちに食べてもらいたくて・・・」
再び開きそうになる鼻を必死の思いで抑えつつサイトは先を促す。
「蜜をかけて蒸し焼きにするのと、さっぱりとした味付けで煮込んだのと
 どっちが食べたい?」

その説明を聞いたサイトの高速演算装置がはじき出した結果は
(ろ、ローションで濃厚にか、風呂上りでストレートかだだだ、だって!?)
そしてその選択肢を演算しようとしてサイトはハングアップした。
即ち鼻血の滝に沈んでいたのである。

「「「さ、サイト(さん)、しっかりぃぃ」」」
丁度入ってきたルイズ、シエスタも加わった黄色い三重唱が部屋に響き渡った。


こうですか?わかりません・・・。


540 名前:261のひと:2006/09/30(土) 20:43:19 ID:mXZ15+S3
ティファニアだらけ……自分も参加します……
なんか前にも言った気がするなぁ……

昨日PCの調子が素晴らしい事に成って、書きかけてたアンリエッタが飛んだ……

541 名前:1/8:2006/09/30(土) 20:43:50 ID:mXZ15+S3
「やぁっちまったぁぁぁぁ」
ガンダールヴで無くなった衝撃から立ち直ったあと、最初に感じたのはその事だった。
命の恩人を疑った挙句、ほとんど痴漢の様な暴挙……
「いや、あれどう考えても痴漢だし……」
しかも自分の命を救ったのは、親の形見……
「うぁぁぁ、会わせる顔ねーよ……」
「ほとんど極悪人だな、相棒」
抜身のまま壁にかけてあるデルフが、気軽に言ってくれる。
「そもそも、お前がちゃんと話してたら、あんなに疑うことも無かったのに」
「わすれたんだから、しょーがねーよ、相棒」
そのためにあの子に……テファにした事を思い出すと……
……幸せな気分になった。
「はっ、違うだろっ俺っ。」
「………相棒……オトコノコって切ないねぇ……」
反論できない。
「……まぁ、ガンダールヴで無くても……恩返しはしないとなぁ……」
「そうだなー、相棒今のままじゃただの痴漢だもんな。」
「……黙っててくださいデルフさん」
相棒に止めを刺されそうだ……
小さな足音が部屋に近づいてきてる。
……まだちゃんと顔を会わせる自信がない……
デルフを手振りで黙らせて、あわてて寝たフリをする。
小さなノック
「あの……はいりますね。」
どうぞ、お入りください、寝たふりのまま心の中で答える。
ドアが開いて、ゆっくり足音が近づいてくる。
「………眠って……ます……か?」
「おぅ、寝てるよ。」
ナイスフォロー相棒。
「そうですか……」
あれ?テファがベットに座った……
え?布団がめくられて……
ちょ、ちょちょちょっとまって。ボタンが……
「テ、テファっ」
あわてて飛び起きる。
びっくりした表情で、テファの手が止まった。
「あ、起きましたか。」
「……はい起きました。」
……眠っていると綺麗な女の子が服を脱がしてくれる。
ここはどんな天国ですか?やっぱり俺死んだ?
「あの……テファ?」
「はい?……あ、あの……」
「あ、サイト。ヒラガサイトだよ」
「サイトさん?」
「いや俺もサイトでいいよ、テファ」
一瞬驚いてから、おずおずと
「サイト」
と、呼んでくれた……嬉しい……世の中には見た目は互角でも、人のこと犬って呼ぶ娘もいるのに……
「サイト……それでね」
ちょっと言い難そうにテファが続けた。
「なに?何でもするよ。」
にっこり笑いながらテファは続けた。
「脱いで」
俺の世界は凍りついた。

542 名前:2/8:2006/09/30(土) 20:44:30 ID:mXZ15+S3
聞き間違いだろうか……
「えと……なんて?」
「脱いで、サイト」
………ゴクリ、喉が鳴る。
「えっと……テファさん?」
「……脱いでくれないと……出来ないです」
頭の中がピンク色になった。
「テ、テ、テ、テファっっっ」
「動きづらいなら……わたしが……」
またボタンが外されて行く。
「じ、じじじ自分で出来るです」
やっぱりここは天国か?震える手でボタンをはずし、上着を脱ぎ捨てる。
風に晒された背中に、暖かいナニカが当たった。
「テ、テファ」
「はい、動かないでくださいね、サイト」
気持ちいい感触が背中を……って
「テファ?」
「あ、動いちゃだめですよ、サイト」
テファがお湯を絞ったタオルで俺の体を拭いてくれている。
「………何を期待したんだ……俺のバカバカバカ」
「?」
顔を真っ赤にしながら自責する俺を、テファは丁寧に拭いて言ってくれる。
「サイト、拭いてほしいところとかある?」
………これ以上注文できません。
「ありがとう、テファ。気持ちいいよ。」
ちょっと赤くなったテファが、持って来てた桶でタオルを絞りなおした。
背中、首、顔、胸。時々タオルを絞りながら、指先まで丁寧に綺麗にしてくれる。……えー、このままいきますと……
「あの……サイト……どうする?」
「…………」
色々な期待があいまって、喉がカラカラで喋れなくなる。
「……動ける?」
「はいっ、動けます」
はっ、頭が空っぽの状態だったので、つい返事を……
「じゃぁ、続きは自分で……のほうが良いかな?」
ちょっと惜しかったけど、確かに気がらくだ。
「うん、ごめんねテファ、こんな事までさせて。」
「ううん、いいの」
にっこり笑う……天使?俺やっぱり死んだ?
「お湯、ちょっと熱めだから、もう少ししてから使ってね。」
え?
「じゃあ、お休みなさい、ゆっくりやすんでね。」
「まって、テファ。」
昼のように手をつかむ……今度はそっと。
「……赤くなってる……」
熱めのお湯……自分は普通に使ってた。
「だって……絞ったらちょっと温くなるから、ちょうど良いかなって。」
……熱かったろうに……
「大丈夫よ、気にしないで。」
………胸が熱くなる。
「あの……ありがとう。」
「ううん、いいの。困った人がいたら……助けなきゃ、ね?」
俺の手をそったはずしたテファが、慌てた様に部屋を出る。
「そのまま置いておいてくれたら良いから。」
ドアの隙間から見えたテファの顔は、赤かった気がする。
「いい子だよな」
「だなー」
「流石に下半身はなー」
ズボンを脱ぎながら、デルフに話しかける。
「相棒の意識がないときは、してくれてたけどな。」
え?

543 名前:3/8:2006/09/30(土) 20:45:02 ID:mXZ15+S3
恥ずかしさのあまり、数時間悶絶。
「し、仕方がないことだよ……な。」
やっと立ち直った直後に……
「だよなー相棒。下の世話までさせて、今更だよな」
……2週間で何か色々大切なものを失ってしまった気がします、ママン。
しくしく泣きながら、壁に向かって三角座りする俺に、デルフが一生懸命はなしかけていたが……
切なさのあまり立ち直れなかった。
………
……

あれから、三日(もちろん体は自分で拭いてる)
「やっと少しは動けるようになってきたな……」
「だなー相棒、たくさん相手してくれて嬉しいぜー」
話すくらいしかすることないからなー
「あ、起きてるのねサイト……大丈夫?」
「うん、もう平気。ありがとテファ」
今日も今日とて、お湯と桶。
「テファ、風呂って有る?」
ゆっくりお湯に浸かりたい気分だった。
「……サイトって……貴族?」
「え?」
「暖かくなってきたら、側を通っている川で水浴びするけど……」
そういえば、地球じゃないんだよな……
「冬場は大体こうしてるわ……ごめんね」
「い、いや、いいよ。ごめんこっちこそ。そうだよな、それが普通だよな。」
「ううん、ごめんね。」
……俺、ここに来てからろくでもないな……
黙り込んだ俺を励ますように、テファが続けた。
「もう少し体が治ったら、水場まで案内するね。」
「うん、ありがとう。」
「水浴びにはまだ早いけどね。」
「そんな無茶したら、倒れるって。」
「そうね、もう魔法は使えないし。」
「……ごめんな」
「あ、いいの、気にしないで、私が魔法上手ならもっと治るの早いと思うけど。」
「テファって魔法使えるの?」
「……下手………なの」
しょんぼりと俯くテファ…
あぁぁぁぁだから俺って……
「いや、魔法なんて使えなくても平気だしな」
「……ありがとう」
あー、気を使ってるのばれてる……
ふ、とテファが聞いた。
「………あの……サイト…」
「?」
「どこか汚れてる?」
クルリと回りながら、テファが心配そうに聞いた。
「お風呂……そう言えば入ってないなって……」
………自分が神々しいとまで評した女の子が、不安そうに自分を見上げてる。
「きっ、綺麗だよ。テファは」
緊張する……
緊張が伝わったのか、赤くなったテファが小さくありがとうと呟くのが聞こえた。
「早く暖かくなると良いわね」
テファが優しい目で話しかけてくれる。
ふと思いついたことが有った。
「ちなみに、川ってどの辺り?」

544 名前:4/8:2006/09/30(土) 20:45:33 ID:mXZ15+S3
「さー風呂作るぞー」
「………唐突だな、相棒。」
次の日の朝早くから、早速川の辺りまで行ってみる。
「いや、恩返しになるかなって」
女の子だもんな、風呂嫌いじゃなさそうだし。
「……覗くの?」
「覗かねーよ。」
多分。
デルフと話しながら、川沿いを下流に向かって歩く。
「ん〜、この辺で良いかな?」
「いやー待てよ相棒、ここ掘るの大変そうだぜ」
「この辺は?」
「水はけが良過ぎるかもな、入ってる間に湯が抜けると、悲惨だぜ?」
妙に詳しいデルフに相談しながら、場所を選定する。
村から離れすぎると、かえって危ないし。
「お……ここは?」
「ん〜〜よさそうだね、あの辺なら木がブラインドになって、相棒も覗けないし」
「……そのネタしつこいぞデルフ」
場所が決まる。
シャベルみたいな気の利いたものがなかったので、借りて来た木の板でゴリゴリ掘り始める……しんどい。
「……無理かも……」
「だなー、そんな先の鈍い木の板じゃなかなか掘れねーだろうな。」
「先が鋭いといいの?」
「あと金属で、持つところがしっかりしてて……」
「ほうほう」
「なぁ……相棒」
「なにかね?デルフリンガー君」
「なんで、俺の柄とか刀身の根元にシャツ巻いてるんだ?」
「……先が鋭くて、金属で、持つところがしっかり」
「……むわぁぁぁぁてぇぇぇ、相棒!おりゃあ伝説の武器だぞっ」
「…新たな伝説がまた一ページ」
「風呂桶掘った武器なんて称号いらねぇぇぇぇ」
「……諦めろよ、デルフ」
「い、いやだ、断固として抗議するぞ、相棒」
「………」
「無言で振り上げるなぁぁぁ、む、胸か?あの胸かぁ?」
「なぁ……」
……俺の手が止まったのに安心してデルフが返事をする。
「な、なんだぁ?相棒」
「みょーにルイズの口調の真似が上手くないか?」
「まぁ、貴族の嬢ちゃんとはたまに話すしな」
「どんな?」
「ん〜〜だから、風呂の話とかさ。」
「……あ、」
「?」
「あれはお前のしわざかぁぁぁぁぁ」
そのまま地面に突き立てる。
「しまっ……あっー」
デルフの泣き声を音頭に地面をどんどん掘り進める……
伝説の武器は地面掘るのも優秀だった。

545 名前:5/8:2006/09/30(土) 20:46:05 ID:mXZ15+S3
夕方近くまで掛かって、川から水を引く水路、風呂桶部分、排水用水路を掘りぬいた。
「うぅぅぅぅぅ、汚されちゃった、デルフ汚されちゃった。」
……なんか泣いてる。
「地面掘った武器なんて、きっと俺くらいじゃねーか?」
「いや、結構きっと、まだあるって。」
「本当か?相棒」
「いや、スコップとか、鍬だって武器になるらしいし」
「それ、逆だーーー、慰めになってねーーー」
「いやー流石伝説、結構掘ったのに、歪みひとつない」
「7万の軍勢より、地面掘るほうがつらいぞぉぉぉ相棒!」
武器としたらそうなのか?
「ま、それはさておき」
「いや、頼むから置くな相棒」
「後は……これと……薪かな?」
川原で大きめの石を幾つか拾う。
風呂桶の横に石を準備して、シャベル代わりに持ってきていた板をどけて水を引き込む
「よし」
「……順調だね……相棒……伝説のプライドを汚してまで掘っただけはあるやーね」
……しつこい
「よし、デルフ、一番風呂だ」
風呂桶にデルフを突っ込む
「……相棒、これまだ水じゃねー?」
「薪取って来るなー」
そのまま村に帰る。
「相棒のおにぃぃぃぃぃ」
帰る際の道しるべもばっちりだ。

546 名前:6/8:2006/09/30(土) 20:46:36 ID:mXZ15+S3
「あ、テファ」
「サイト?今までどこにいたの?」
ちょっと息を切らしたテファが問い詰めてくる。
「ちょっと川のほうに、それより……」
「それより、じゃないっ。」
……あれ?テファが泣いてる………
「怪我が治ったところだから……どこかで倒れてたらどうしようって……」
……しまった………驚かそうと思ってたのが裏目に出た。
「ご、ごめん……テファ」
確かに俺が悪い。
「………ど、怒鳴ってごめんなさい……でも……」
「うん、俺が悪い……」
「……ん、わかってくれたら、もうしないでね……サイト」
……俺、着々とこの子に頭が上がらなくなってるな。
「あーそれで……さ、」
「なぁに?」
「薪もらっていい?あと火と」
「?うん、いいよどれくらい?」
「一抱えくらいかな?あと、子供たち集めといて」
「????」
「着替えと、タオルもたくさん用意しといてね」
「え、ええ……」
「んじゃ、後で呼びに来るからー」
「サ、サイトー、どういう事なの〜?」
「あとでねー」
薪の場所は知ってるし、火も手に入れて……デルフの元に戻った。

547 名前:7/8:2006/09/30(土) 20:47:08 ID:mXZ15+S3
十分石が焼けるころを見計らって、村まで戻る。
「今日の相棒はひでーや………」
「悪かったって……相棒なんだから恩返し手伝ってくれよ……」
「もうちょっとやり方ってもんが……」
テファが子供たちをつれて川沿いに歩いてくる。
「あれ?迎えに行くところだったのに」
「……サイト、とりあえず集めたけど?」
小さい子達が……不振げに俺を見上げてる。
「説明してくれる?」
「見たほうが早いよ、ここまで来たらすぐだから、こっち」
来た道を戻る。
………気のせいか小さい子達の視線が痛い……
「……こいつ、テファねーちゃんいきなり襲ったやつだぜ」
「こんな森のほうにテファねーちゃん連れてくるって……」
「ヤツはやる気だ……」
「みんなで、テファねーちゃんを守るぞ」
「わたし、フライパン持ってきたわ」
……信用ねー
「鬼畜にふさわしい扱いだよな」
……相棒も容赦ねー
焚き火が見え始める。
「?あれのこと?サイト?」
「うん、側まで行けばわかるよ」
側に寄ったテファが息を呑む。
自慢げな俺を……
「わかんねーよ」
「なんだよ?これ?」
「自慢げなくせに、わっけわっかんねー」
……子供たちは容赦なかった…
「サイト……これ……」
「うん」
デルフを焚き火に突っ込む
「ま、まて相棒、今度は……」
そのまま焼けた石を風呂釜の中に転がす。
「火箸かぁぁぁぁ」
いくつか転がしたところで、風呂に手を突っ込む。
「で、どう?」
テファの方を見ようと……
「で、どう?じゃねーよ」
「こいつ、なにがしてーの?」
「次に怪しい行動とったら、このフライパンが……」
……が、餓鬼ども………
「……ありがとう……サイト」
うぅ、流石テファだ……分かってくれたみたいだ。
「でも、病み上がりに無茶したのはダメよ?」
……釘は刺された。
テファが子供達に説明をして、何人かづつ入ってみる。
最初は恐る恐るだった子供達だったけど……
「やるじゃん、サイト!」
「見直したぜ!サイト」
……順応は早い
「ただの痴漢じゃなかったのね!」
「そうだな、痴漢グレートとかか?」
…………勘弁してください。

548 名前:8/8:2006/09/30(土) 20:47:40 ID:mXZ15+S3
テファが子供達をお風呂に入れて、俺が村まで送る。
それを何セットか繰り返して、全員終わったころには日が暮れていた。
「おつかれーテファ。」
「ううん、これ作るほうが大変だったでしょう?」
……いや、多分テファの方が大変だったと思う。
小さい子の風呂があんなに大変だとは……
「いや、テファの方が大変そうだったけど?」
「?なにが?」
……分かってらっしゃらない……
「小さい子の相手、大変じゃない?」
「?ううん、全然……あの子達は……怖がらないし」
小さく続いた言葉に、テファにとって、あの子達の大切さが分かった。
「……あ、そうだ」
「?」
「温くない?」
「まだ暖かいわ」
「んー焼いてた石、もうないし……テファ、まだ入ってないよな?」
「……わたしは…今度でも……」
「ん、いや、これ、お礼だし。」
「えぇぇぇぇぇ……これっ、お礼だったの?」
「うん、助けてくれてありがとう。ささやかながら……一つ目のお礼かな?」
「……ありがとう、サイト」
「俺、村に戻ってるから、ゆっくり入ってから戻ってきなよ」
「あの……」
はっ、デルフとのやり取りを思い出す。
「の、覗かないよっ」
「……えっ………あっ」
げ、薮蛇、考えてもいなかったみたいだ。
「いや、本当に覗いたりしないから、あそだ、あの子達見張りに連れて来ようか?」
………デルフ………第二風呂釜設営計画立案中だぞ……
「え、ううんいいの。みんな寝てるだろうし。」
……そういやそうか……
「……じゃあ、村に戻ってるな」
「……まって、サイト」

テファがもじもじと俺を呼び止める。
「なに?テファ」
「……一緒に入らない?」

549 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 20:49:37 ID:mXZ15+S3
とりあえず、ここまでー、エロ無し。
書いててたのしー、テファ、サイト好きだ……
ここで切るのか?って言われそうですが、続きはまた……ではっ、そのうちにー。

あまつさえ、続きにすらエロ無いかもだったり。(書いてみないとどう転ぶか不明ですが)

550 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 21:05:09 ID:uJp3a8uy
>>549
いや、非常に笑えてGJだwwwww
サイトとデルフの掛け合いがもうwwwwww
続き楽しみにしてるよ

551 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/09/30(土) 21:56:15 ID:fTTyy3DP
うは、誘導されて来たけど…こんなスレあったんだ?w

552 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:01:41 ID:uuWt0L4V
>>549
おもしろかった。
俺、おじさんなのに携帯みながらニヤニヤしちまった。
きもくてごめんなしゃい。

553 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:03:29 ID:8moHi3C/
>>551 どこからー?

554 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/09/30(土) 22:05:57 ID:fTTyy3DP
>>553
ゼロの使い魔 ニーソ69足目
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1159118048/

ここからきた。

555 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:13:17 ID:RRFuwtkn
>>549
デルフに萌えたw GJGJ

556 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:16:12 ID:PVtMJDla
ものかき なら何かかいてけー

557 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:16:38 ID:uuWt0L4V
63足目でルイズちゃんに誘導されてきた ものかきさんだね?
保管庫もあるからゆっくりしていきなされ。
あの辻褄合わせは正直、驚いた。
面白いと思う前にすげぇとか感心した。


558 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/09/30(土) 22:19:33 ID:fTTyy3DP
>>556
>>557
いやぁ・・・申し訳ない。
ここ、まさかエロパロだとは思わなくて^^;
普通に書いてたら誘導されたんで来てしまったんですよ。


559 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:22:21 ID:HPsrOl3h
>>558
まとめんとこ見てもらえれば判ると思うけどここの読者層は
読ませてくれるならエロ成分薄かったり見えなくても歓迎してくれると思う

長期連載やってる人もいるんで是非、連なっていただきたいっス。

560 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:34:50 ID:Lrh2dEgW
ちなみに、他の特色として

書き手=腰低い
読み手=偉い

とゆー

あ、エロいだっけ?

561 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 22:45:47 ID:uuWt0L4V
「変態」=最高の賞賛と尊敬を意味する言葉

562 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:03:20 ID:YBDzuSlY
誰か変態って言われてへこんだ様な・・・

563 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/09/30(土) 23:45:35 ID:fTTyy3DP
序章

『一度でいいから私も乗せて下さいね…』
奇しくもシエスタのその願いは実現していた。
コルベールが修理してくれた零戦の試験飛行中…
ひょこっと後部座席から顔を出したシエスタに才人は驚いたが、
今更空に放り出すわけにもいかない。
かくして二人の空のデートは現実のものとなったのである。

シエスタは最初は怖がり目を丸くしていたが…
やがて慣れてくると、凄い!凄い!と大はしゃぎを始めた。
「ひいおじいちゃんも、こんな景色を見ていたんですね!」
眼下に広がる陽の香る草原を見ながらシエスタは感激していた。
「もう少し遠くに行って見よう、燃費を調べたいんだ」
ガソリンの積載量を計器で確認しながら才人は言った。
「良く分かりませんが、才人さんと一緒ならどこまででも♪」
シエスタは才人を独り占めしている事実に酔いしれていた。
才人がふいに「なぁ」と、立てかけてあったデルフ話しかける。
「なんでぇ相棒!」「どうしよう…」「なにが?」
しばらく考えた後デルフは口を開いた!
「ははぁ〜ん、帰った後の事かぁ?!」
才人の顔が一瞬こわばった。
「図星か?!おしおきはキツいもんなぁ〜」とデルフは笑った。
会話の内容から察したシエスタが口を挟んだ。
「わ、私が勝手に乗ってしまったのが悪いんですから…えと、えと」
「ミス・ヴァリエールには、私からちゃんと説明します!」
「だから才人さんはお気になさらないで下さい」
シエスタは両手のこぶしを握り締め、硬い決意を表明して見せた。
「あ、ありがとう…」
一応、礼は言ってみたものの…二人で空の散歩に出掛けていた事を、
あのルイズが許そうはずも無く、おしおきは間違い無いであろう。
面白そうに笑うデルフを鞘に深く押し込み黙らせ、進路を確認した。

564 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/09/30(土) 23:46:24 ID:fTTyy3DP
旅立ち

ルイズはやきもきしていた。
才人の飛行機にシエスタが潜り込んだらしいという噂を小耳に挟んだからだ。
使い魔が飛行機で出かけたことはいい。修理したから試運転というのも、
意味は良くわからないけれど、必要な事らしいから許す。
でも、あのメイドと一緒「かもしれない」とはどういう事?
今更追いかけようにもタバサのシルフィードでは追いつけない…。
今やその怒りは嫉妬となり、頂点に達しようとしていた。
嫉妬の炎は身を焦がし、嫌な想像や妄想ばかりが浮かんでは消えていった。
キスしたくせに、キスしたくせに、キスしたくせに、キスしたくせに〜!
昼食もろくに喉を通らず、不安を打ち消すようにベッドに潜り込んだ。

「見てごらん!綺麗な夕焼けだよ!」
才人が指差す方向には太陽が沈みかけ、真っ赤な姿を見せていた。
「シエスタ?どうしたの?」
見るとシエスタは怪訝な顔でその光景を見つめていた。
「夕焼け…って何ですか?あの真っ赤な色は何ですか?」
「こういうの…見たこと無いの?」
才人は、異世界だからそうなのかな?と気にも留めずに妙に納得した。
「あ、あの才人さん?!」
「なに?俺のいた世界では、こういうのを『夕焼け』って言うんだよ」
「い、いえ、そうじゃなくて…」
改めて夕焼けを見た才人は驚いた!沈みかけた太陽と思っていたが…
太陽は地平線に沈んでいる訳では無かったのである。
「月の影…」
地平線に見える山に見えたのは、まさしく月の影だった…
その影に隠れる太陽…みるみる暗くなる景色…。
「ま、まさか?!」「日蝕?」「ばかな!」
その時デルフが口を開いた!「どうする?相棒!千載一遇の好機だ!」
シエスタを乗せたままだ、ルイズにもまだ何も言ってない。
才人の口から「…ルイズ」の言葉が漏れた瞬間、シエスタが動いた!
背後から操縦桿を握り、日蝕めがけてコースを固定した。
「シ、シエスタ!いったい何を!?」
シエスタは決意に満ちた表情で、搾り出すように言葉を告げた。
「私、平気です!才人さんと一緒ならどこでも。たとえ異世界でも!」
「それに…」「異世界なら…もう、ミス・ヴァリエールも…」
シエスタの決意に、才人は抵抗していた操縦桿の力を緩めた…。
「本当にいいの?」「はい、後悔なんてしません」
「こりゃ、おでれーた」デルフが呆れたように言い放った。
零戦は、やがて日蝕の中へと消えていった…。

565 名前:名無しさん@ピンキー:2006/09/30(土) 23:52:12 ID:ovkjxohl
お子様ばっかりだからな ピュアだがその分自己中なエロしか受けつけん
『自分は手を汚さずに向こうに全部据え膳させる』シチュ以外は叩かれるからそのつもりでいたほうが気が楽だよ


566 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:13:16 ID:mdozcjB7
ここで叩かれた人、そんな居たか?
とりあえず文句言いが居たかな、
あ、問題指摘されて見事方向修正したのが
上に一件あるか。

位じゃね?
書けてたら基本なんでもOKかと

567 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:14:43 ID:GNMYJLXP
>>562
それが今じゃ快感になっておるんじゃよ。

568 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 00:18:38 ID:hzfqaHg4
さぁ続きは才人&シエスタin日本編だ!気が向いたら書いてみよう。

569 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:27:17 ID:Eqtg6EyJ
>>598 GJ アニメ版ですね。

続き待ってます。

>>556 自分が叩かれたんじゃね?

570 名前:569:2006/10/01(日) 00:31:51 ID:Eqtg6EyJ
○568
×598

ミス

571 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:33:56 ID:/47yv/Pz
>>568
これは続きが楽しみな作品がでたもんだーね
まっとるぞー

572 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:35:38 ID:JqfyIal8
>>549
相変わらず良いお仕事GJ!
テファの「それより、じゃないっ」に萌え狂った(;´Д`)ハァハァ
あー俺もテファに怒られてぇ。めっ!てされてぇ

>>568
おお、乙彼です
アニメではルイズがツンのままだったから、
サイトが突然いなくなったらどんな態度取るか気になる
楽しみに待ってますよノシ

573 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 00:41:14 ID:AGDgoDSs
>>568
なんと!シエスタ連れて日本に行くとな!?
この手の作品は未だかつて見た事が無い。
ルイズを日本に連れて行くなんてのはあった気がするが

スゲー楽しみだ! 続きを早よ書いてくれ〜!

574 名前:507:2006/10/01(日) 02:25:35 ID:16Sjn/tu
「此処だ、入れ…」
案内人としてここまで付き添ってきたアニエスにそう言われたがシエスタは未だに戸惑っていた。
「どうした?」アニエスは未だに入ろうともせずぼーっとほうけているシエスタを不信に思い尋ねる。「いえっ、何でもありません」シエスタはビクッと反応し応えた。
何せ入れと促された場所は何と、かのアンリエッタ女王がいる部屋、つまり王室なのだ。(私、ただの平民いやメイドなのにあのアンリエッタ女王が呼び出すなんて……私、何かとんでもないことしてしまったのかしら?)と不安にもなろう。
入るのを戸惑うのもアニエスに少し話しかけられた程度で驚いてしまうのも仕方ない。「どうした?早く入れ。」アニエスはそんなシエスタの心象を知ってか知らずか気にする事なく早く入れと促す。シエスタも陛下を待たすのも失礼だと思い、不安を押し殺し部屋へと入る。
「陛下、連れて参りました」アニエスが部屋の奥にむかって叫ぶ。そこには待ってましたと言わんばかりの顔をしたアンリエッタ女王が居た。
「下がってよろしい」アニエスは「ハッ!陛下」と返事をしたかと思うと自分を置いてさっさと行ってしまった。


575 名前:507:2006/10/01(日) 02:26:56 ID:16Sjn/tu
(え?何?どうしよう…陛下と二人きり、え?何コレ?)シエスタは自分、平民には手の届かない絶対縁がないだろうと思っていた貴族の中の貴族、もう神といっても差し支えない存在、陛下と二人きりされてしまったのだ。混乱しても仕方あるまい。
「今日、あなたに来ていただいた事について何ですが」アンリエッタがとうとつに切り出す。
「ハ、ハイッ」シエスタは自分に話しかけられたのに気付くと混乱してた頭を無理矢理鎮め返事をした。
アンリエッタは少し悩んだ表情を見せたが意を決したのかキリッと表情を引き締めシエスタに告げた。
「実はアナタの主人、サイトさんについて困った事が有りまして。協力してもらえませんか?」
シエスタもサイトの名前が出てしかも自分が好意を持った相手の困った事?これは一大事だと思い気を引き締める。
「はい、サイトさんのた…いえ陛下のご命令とあれば」
愛するサイトさんのためなら何でもするわ!と気持ちを込めて言う、もちろん建前上陛下の為と言うことは忘れずに。


576 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 02:46:30 ID:hzfqaHg4
才人とシエスタは大通りに面した公園で一休みしていた。
飛行機は民間の飛行場に着陸させ、空いている古ぼけた格納庫に隠した。
近所の人の話によると、もうずいぶん前に使われなくなった廃棄飛行場で、
災害などの緊急避難時の集合場所に利用する為に放置された場所らしい。
幸い、こちらの世界に戻ってもガンダールヴの力は残っていたようで、
着陸時も難なく無事に済んだ。左手にはルーンもしっかり残っていた。
シエスタは見るもの全てに興味を示し、不安がる事も、怖がる様子も、
全く無いのは意外だった。
「才人さん、あれは何ですか?」「これって触っても平気でしょうか?」
屈託の無いシエスタの様子に、思わず笑みがこぼれる…。
「才人さんと一緒ですもの、不安なんて何もありません♪」
シエスタは「それに曽祖父の故郷ですから…」とも付け加えた。
「よう、相棒!」こちらの世界に戻ってから初めてデルフが口を開いた。
「これからどうするつもりなんだ?」
才人は正直困っていた…勢いに任せて戻ってきたものの、このまま家に…
しかもシエスタや「話す剣」を連れて帰る訳にも行かないだろう。
(いや、それ以前に銃刀法違反で逮捕されてしまうかもしれない…)
自分は行方不明…もしかしたら既に死んだ事になっているかもしれない。
まずは現状の把握と、えと…その次に…
と、考えていると腹が鳴った。シエスタが満面の笑みで振り返り…
「お腹、空いちゃいましたね♪」
そこで才人は初めて無一文な事を思い出した。コンビニ弁当一つ買えない。
困ったような顔をしている才人の心を見透かしたように…
「心配ありませんよ!ちゃんとお弁当作って来ましたから♪」
とニッコリと微笑んだ。
才人はシエスタの作った弁当を食べながら、今夜の宿を思案していた…。

577 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 02:48:19 ID:hzfqaHg4
ルイズは悶々としていた…。
夜になっても戻ってこない使い魔。例のメイドも帰っていないらしい。
もはや二人が行動を共にしていることは火を見るよりも明らかだった。
キスしたくせに…キスしたくせに…キスしたくせにぃ〜!
何ども心の中で呟きながら、ある場所に向かっていた。
途中ですれ違ったキュルケに「どうしたの?」と聞かれても耳に入らず、
一心不乱に前を見つめ、全く歩みを止めようとはしなかった。
ふ〜ん、何かあったわね…とばかりにキュルケは興味本位で後に続いた。
階段を降りる途中で会ったタバサに「面白そうだから付いてらっしゃい」
と、半ば強引にキュルケは同行させた。
学院の一角にその建物はあった。普段誰も立ち入らないひっそりとした
建物だが…その静寂は一瞬にして破られた。
かくしてドアは開かれた!というよりも蹴破られたのだ、ルイズによって。
「才人はどこ?!」
開口一番、ルイズはコルベールに言い放った。
「な、なんだねいきなり?まぁ来客は珍しいので、歓迎はするが…」
「サイトはどこにいったの?」「いまどこにいるの?」
まくし立てるようにルイズが畳み掛ける。
「ま、まぁ、落ち着いて…」
「いったい今どこで何してるのよ?」
なるほど…そういうこと♪ と、キュルケが鼻で笑う。
コルベールはコホンと一息ついた後、こう続けた。
「実は…私にも分からないんだ」
「ど、どういう意味?」
「計算では、とっくに帰ってきているはずで、がそりんも多く入れてなかった」
「それって…」
「おそらくどこかに降りているか…もしくは…」
「な、何?何よ?」
「落ちた…か」
ルイズの顔色がみるみる変わるのが誰の目にも見て取れた。
何かを思いついたように外に走り出そうとするルイズをキュルケが引き止めた…。
「どこに行くのよ?」
「決まってるでしょ!探しにいくのよ!タバサ、シルフィードをお願い!」
「探すってドコを?落ち着きなさい!」
「だって、だって…才人が…才人が…」
「アンタ…そんなに…」
「それに」
「それに?」
「あのメイドと一緒ってのが、ぜ〜ったいに許せない!」
キュルケは呆れ顔で見つめながら、タバサを見た…
「夜は危険」
「そうね、今夜はもう遅いから…とにかく夜明けまで待ちましょう」
皆に促され…ルイズはしぶしぶ承諾して部屋に戻った。

578 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 04:00:53 ID:/47yv/Pz
>>577
GJ 続きもたのむぜ

579 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 06:03:05 ID:hzfqaHg4
「私、村娘ですし…野宿でも一向に構いませんよ♪」
シエスタはサラリと言ってのけたが、都会の真ん中でそれは無謀だ。
公園で野宿などしようものなら不審者扱いで通報されるか、ヘタすりゃ
逮捕だ。おまけにシエスタはメイド服のままで目立って仕方がない。
とにかく落ち着ける場所が必要だったが…生憎と使える金が無い。
シエスタは笑顔で「少しなら持って来ています♪」
と、大切そうに抱えた鞄の中から、少しばかりの銀貨を渡してくれた。
才人もポケットを探り…ありったけの金貨と銀貨を取り出した。
シエスタは驚いた顔でそれを見て
「才人さん、凄い大金を持ち歩いてるんですね」と言った。
しかしハルケギニアの金は日本では使えない…途方に暮れていた…。
「才人さん…そのお金…この世界では使えないんですか?」
「うん…残念ながら…使えない」
「なぁ相棒!思うんだけどよ!」デルフが口を挟んだ!
「俺ぁ、何度か鉄屑扱いで溶かされそうになった事があるんだが」
デルフが最後まで話し終わらないうちに才人は弾かれた様に歩き出した!
「お前、最高の相棒だよ!」
「おぅ、あたりめぇだぁな!」
シエスタは訳も分からず慌てて才人の後に続いた。

才人は金貨と銀貨を「貨幣」としてでは無く、金塊・銀塊として売った。
グラム当たりの価格、今日の金相場がどうとか色々な面倒はあったが、
なんとか現金を手に入れることが出来た。
その金額は2人でしばらく暮らすには充分すぎる金額で、高校生の持つ
金としては破格だった。正直、こんな大金になるとは思っていなかった。
とにかく安宿をと探す才人にシエスタは、出来れば「風呂」に入りたい
と言い出した。学院の庭で入ったような「風呂」を体験したいと…。
さすがに銭湯の女湯にシエスタ一人を入らせるのは不安だったので、
仕方なく…大きな風呂付のラブホテルを利用することにした。
「ここですか?安宿でいいのに…まるで貴族用の宿じゃないですか!」
豪華な造りの外観に、シエスタは少々気後れしたような様子だったが、
ここなら余計な詮索もされず都合がいいんだ、という才人の言葉を信じ
手を繋いで一緒に派手なアーチをくぐった。
「ごめんくださいまし!お部屋をお願いしたいのですが…」
メイド口調でシエスタは大きな声でフロントに呼びかけた。
貴族の従者としての躾もされているシエスタにはごく普通の行為…
しかし…ここはラブホテル…フロントから手が出て指を刺す。
その方向にはパネルがあり、空室の部屋のランプが点灯している。
状況を飲み込めず呆気に取られるシエスタにシステムの説明をする。
「便利な仕組みなんですね?!魔法みたいですね♪」
目をキラキラ輝かせているシエスタに、気に入った部屋を選ばせた。
やはり選んだのは「お風呂の大きな」部屋だった。
才人はとにかく落ち着けるなら、どんな部屋でも良かったのだ。

部屋に入りデルフをクローゼットに押し込むとソファに身体を投げ出した。
シエスタは終始大騒ぎではしゃいでいた。特にエレベーターに興味津々で、
扉が開くたびに違う世界にいける「どこでもドア」のように解釈していた。
「今日は疲れただろ?ゆっくり休むといいよ、後の事は明日考えよう」
「あ、あの…才人…さん」
「なに?」
「お風呂…一緒に…入りませんか?」
「え?で、でも、それって」
「あの、私、この世界の…お風呂の使い方とか分かりませんし…」
赤面する才人を尻目に…シエスタは何の躊躇も無く既に服を脱ぎ始めていた。

580 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 06:19:55 ID:mOxsuShP
支援カキコ

581 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 06:57:42 ID:hzfqaHg4
部屋に戻ってもルイズは落ち着くどころか、眠る事さえ出来なかった。
どんなに振り払っても、頭の中に才人とメイドの情事が浮かんでは消え、
想像は妄想となり…顔が赤らんでいるのが自分でもハッキリ分かった。
「なに?なに?なんでこんなに気になるのよ?!」
使い魔のくせに!キスしたくせに!メイドのどこがいいっていうの?
そりゃ、まぁ少しは胸が大きいかもしれないけど…
私だって…私だって…もう少しすれば、きっと…きっと…
無意識に自分の胸を触り…改めて大きな溜息…。ばっかじゃないの!?
魅力っていうのはね、胸の大きさだけで決まるもんじゃないんだから!
自分で言って、更に自己嫌悪に陥る…
揉めば少しは大きくなるかしら…前にキュルケがそんな事を言ってたわ。
恐る恐る…ゆっくりと自らの胸をまさぐり、揉みしだいてみた。
その時、ふいにドアが開きキュルケが顔を覗かせた。
「あら〜?お邪魔だったかしら〜?♪」
「キ、キュルケ!あ、あんた…の、覗いてたわね!」
「心配だから様子を見に来ただけよ♪そしたらお楽しみの真っ最中♪」
キュルケは悪びれずケロっと言ってのけた。
「出てってよ!」
「あらん♪ダーリンがいなくて持て余してるモヤモヤした気持ち…」
一呼吸置いた後、ゆっくりと艶のある声で言葉を続ける。
「解消する方法…教えてあげようと思ったのにぃ♪」
一瞬言葉に詰まり、やがてルイズは口を開いた。
「な、なによ?」
「あらん♪知りたいの?」
「き、聞くだけなら聞いてもいいわよ!」
「『教えてください』でしょ?」
「う、う〜…お、おしえてくださいぃ!これでいいでしょ?」
「その一言が聞きたかったのよ!ツェルプストー冥利に尽きるわぁ♪」
「いいから早く教えなさいよ!」
「はいはい、慌てないの♪」
キュルケは後ろ手に杖を振りドアに、かなり強固なロックの呪文を唱えた。
その瞬間ルイズは…あのキュルケに教えを乞うた事を激しく後悔した。

582 名前:ルイズのMaria ◆iBfurshiHM :2006/10/01(日) 08:05:29 ID:ZbHMlxQA
「すみません?」
「はい?」
サイトが毎日の日課、洗濯を学院寮の周辺でしていた時の事である。
腕まくりした袖で額を拭いながら背中から声を掛けて来た女性に返事をした。
身なりからすると結構な身分のようで、悠々としている。しかし、顔は大きな帽子に隠されてよく見えない。
サイトが立ち上がるとその女性は尋ねた。
「学院生は今何をしていらっしゃいますか?」
「え…授業だと思います」
高貴な雰囲気を醸し出している割にはかしこまった物言いにサイトは好感をもった。
白い手をスカートの前でこすりあわせ、遠慮がちに聞く。
「あの…授業はいつ頃終わるのでしょう?」
「そうですね…」
その時、一陣の風が吹き、彼女の帽子を飛ばした。
露わになる、桃色のブロンド。この髪を持つ人間はサイトの記憶の中に二人しかいなかった。
一人はルイズ。もう一人は…
「あー!」
サイトは思わず声を上げた。その女性は帽子を拾いながらサイトに目を合わせた。
「あら…あなたは…」
「ルイズのお姉さん!」
カトレア。
ルイズの憧れの姉。サイトはルイズの帰郷の時を思い出した。
妹思いのお姉さん。
そのイメージは未だに焼き付いていた。


583 名前:ルイズのMaria ◆iBfurshiHM :2006/10/01(日) 08:06:30 ID:ZbHMlxQA
「ごめんなさいね。突然お邪魔しちゃって」
「あ、いえ、お構いなく」
サイトはルイズの部屋に案内し、そこでカトレアを一息つかせた。色々あったせいで紅茶の淹れ方などを覚えたので、それをカトレアに差し出す。
「いきなりだったからびっくりしたでしょ?」
「え?まぁ…」
「手紙なんかも送らなかったし…」
「なんかあったんすか?」
「え?」
「いや、いきなり過ぎるんで…」
「ふふ、悪いけど何もないの。ただ会いたくなっただけ」
「はぁ…」
温和な雰囲気を出している物の、サイトは今一つカトレアが掴めなかった。
姉であるにも関わらずルイズにとっては憧れで、母性すら持っている女性。何よりあのルイズが心酔する相手なのだ。
優しさに加えて、プロポーションも良い。女性らしい滑らかな肩。ルイズに負けない程の美しい白肌。ルイズの体で一番の売りと言えば細い脚なのだが、カトレアの脚も美しい。
何よりルイズが羨むのはその胸だろう。決して小さすぎない隆起。ある意味ではシエスタや姫様、キュルケやティファニアにも負けない。何故なら彼女の胸は「母性」と「優しさ」を感じさせるからだ。

おしとやか
美人
最高のルックス

お嫁さんにしたい人NO.1!
サイトはそう思う。


584 名前:ルイズのMaria ◆iBfurshiHM :2006/10/01(日) 08:13:51 ID:ZbHMlxQA
「ルイズとは仲良くしてる?」
紅茶を一口含み、カトレアは問い掛けた。微笑みが優しい。
「あ、はい…まぁ…」
「また色々あったのね?」
相変わらず鋭かった。戦争が始まって以来、ルイズとは仲良くなったり仲が悪くなったりが続いている。この姉には隠し事は出来ない様だ。
「その…実は」
「大丈夫よ。あなたがルイズの事を思ってる限りルイズは離れないから」
心配事もわかってしまう。本当に第六感があるのではないかと思う。
カトレアは更に踏み込んだ事を言った。

「「そういう事」をしてもいいけど、あんまり早過ぎるのも考え物よ?」

プゥッ!
サイトは口に含んだ紅茶を吹き出した。昼間から、いや、昼間では無くてもルイズの実姉からそんな事を忠告されるとは思っていない。
(「してもいいけど」とは何なんだ?認めてくれるのか?)
まだ体のお許しを貰っていないサイトには衝撃的な一言だ。

「私もルイズの子供は見てみたいけど、ちゃんと学校を卒業するまでは待ってあげてね。あなたも」
ドスッ
盛大にサイトはテーブルに頭を打ち付けた。
(何を待つんだ!何を!)
サイトの予想よりもカトレアの頭では事が進行していた。既にルイズとは「結ばれた」と思っているらしい。いや、望んではいるのだが。
この姉は何を考えているのだろう。
「あの子尽くしちゃうから、多分簡単に子供まで許しちゃって…」
「あの〜」
「何?」
漸くサイトは暴走するカトレアにストップを掛けた。
「まだ、ルイズとは何もありませんよ?」
「え?」
「まだ…キスだけ…」
カトレアは漸く自分の妄想の一人歩きに気が付いた。
「あ、やだ。ごめんなさい。下世話な事ばっかり…」
「いえいえ…」
あのまま言わせていけばカトレアは、最後に何を言い出すだろうと気になったが、サイトはストップを掛けに入った。
「でも」
「え?」
「人を好きになって、そういう事をしてしまうのは仕方がない事なのよ」
諭すように言う。いや、言われてしまった。カトレアだけは最後までルイズの味方だろう。
おそらくルイズが望んだ事は全て容認する。そんな気がした。
「やっぱり、ルイズには優しいんですね?」
「優しいっていうか、甘いって言うのかしら。私に良く懐いてくれて…」
あのルイズが懐くのだ。相当良い形で接したに違いない。
ルイズが帰ってくるまでカトレアは、延々とルイズについて語ってくれた。




最後には何としても姉妹丼に…orz


585 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 08:23:00 ID:AGDgoDSs
姉妹丼…!?(゚д゚;)
は…早く続きを書いてくれ!

586 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 08:47:05 ID:hzfqaHg4
タバサは部屋で静かに本を読んでいた。区切りの良い所でその本を閉じると、
彼女なりにルイズの様子を気遣い…風の魔法で部屋の様子をそっと伺った。
すると風に乗ってルイズの声に混じりキュルケの声が舞い込んできた…。
何事かと耳を澄ます…やがてそれが艶のある夜の宴の声だと分かるまでに、
そう長い時間は掛からなかった。
小さな頃から他人との交わりを避けてきたタバサは一人遊びに長けていた。
それはガリア王家の血筋ゆえなのかもしれない…。また違った意味で、
現ガリア国王ジョゼフも、一人遊びに長けた人物であった。
タバサは聞き耳を立てながら…幼い身体を自らの指で愛撫し、時には…
風の魔法で優しく撫で回し、あらゆる快感をむさぼった。
その指が下半身に至り、無毛の丘に辿り着き…緩やかな渓谷に触れる頃…
そこは既に溢れんばかりの湖と化していた…。
「うっ…」
噛み殺したような声を出し、苦痛にも似た表情…普段なら絶対に見せない、
自分一人だけに許されるこの聖域だけで行われる行為であった。
キュルケには何度か求められた事もあったが、タバサは頑なに拒絶していた。
今は何よりも一人の時間が大切なのだ。
心身ともに…人と交わるにはタバサは、まだまだ幼く未熟なのであった。
そうして2度目の絶頂を迎えた頃…風の声も止んだようだ…。
タバサは気だるそうに下着を代えた後…静かに眠りに落ちていった…。

587 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 09:17:02 ID:DbapIjEa
>>582-584
GJ!天然なカトレア様に萌えました!姉妹丼に期待!
>物書き氏
長編は結構ですが時間をおいての乱発はどうかと。自分の作品を目につける為にわざと乱発してるように見えます…

588 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 09:18:21 ID:8izrDCFK
>>584
なるほど。おねーさんが初な二人に実技指導をしてあげるわけですね!

589 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 09:36:12 ID:hzfqaHg4
確かにその風呂は大きかった!
学院の庭の片隅に大鍋を使い即席に作った風呂とは雲泥の差であった。
ジャグジー付きである、なんと照明まで付いている、泡風呂である!
才人自身こんな場所は初めてなのだが…シエスタの手前頑張ってみた。
そんな事してもシエスタも何も知らないのだから意味の無い事だけど、
何ていうか…男の本能がそうさせたのだ…たぶん。
「才人さん、これってどうすればいいんでしょう?」
「あぁそれはね、こうして捻るとお湯がココから…」
ドシャー!バシャバシャ!!
「あ、あの才人さん?違う場所から違うものが出てるみたいですけど?」
「あ、そうそう、こっちだった!」
ビシャー!ドバドバ!!
「キャ!つ、冷たい!」「あ、ご、ごめん!」
ダメだ…いくらガンダールヴでもラブホテルの装備じゃ全く意味が無ぇ〜。
何とかその場を取り繕い…浴槽にたっぷりのお湯を張り…シエスタを呼んだ。
「やっぱり大きなお風呂って凄いですね〜」
そう言いながらシエスタはバスタオルも巻かず産まれたままの姿で現れた…。
才人は目のやり場に困り、真っ赤になりながら浴室を後にしようとしたが、
シエスタにがっしりと二の腕を捕まれた!ふくよかな胸が直接腕に当たる。
「一緒に入りましょ♪って言ったじゃないですか」
「わ、分かったから…先に入っていて、後から行くから、ね?」
「約束ですよ、待ってますからね♪」
高鳴る胸の鼓動を抑えながら…一度浴室を後にした。
浴室からは「才人さぁ〜ん、まぁだですかぁ〜♪」と、声が…。
ここにはルイズもいない、告げ口する目撃者や覗き魔もいない、問題ない!
意を決した才人は服を脱ぎ…腰にバスタオルを巻きつけると浴槽の扉を開けた。
そこには浴槽に気持ちよさそうに肩まで浸かって幸せ一杯のシエスタがいた。
「才人さん、服を着たまま入るんですか?」
「あ、いや、これはバスタオルといって…服じゃなくて…えと…」
「恥ずかしいなら、私、後ろを向いていますから…どうぞ入って下さい♪」
そう言って後ろを向いたシエスタと背中合わせになる形で、才人は入った。
「久しぶりですね、一緒にお風呂なんて♪」
「また一緒に入れる事になるなんて、とっても嬉しいです♪」
そう言いながらシエスタは、こちらに向き直った。
屈託の無いキラキラした瞳で見つめられると…恥ずかしがっていることが
むしろ恥ずかしいことなんじゃないかとさえ思える程だった。
「あの…才人さん…」「な、なに?」「お願いがあるんですけど…」
「抱きしめて貰って…いいですか?」
「え、で、でも…」
「才人さんの心の中にミス・ヴァリエールがいるのは承知しています」
「私…2番目でもいいんです。妾でもいいんです。」
「平民と貴族との関係なら、そういう事もあるって…ちゃんと知ってます」
階級社会の世界で育ったシエスタには、それはごく当たり前の事らしい。
事実、正妻の他に平民の妾を取る貴族の話は良く聞いていた。
シエスタをエロ貴族の魔手から救い出した事もあった。
なんて健気で一途なんだろうと思うと…とても愛しく思えてたまらなくなった。
気が付くと…唇を合わせ、激しく抱き合い、歯止めが利かなくなっていた。

590 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 10:05:40 ID:hzfqaHg4
>>587
昨日より書き込み始めた新参者ゆえ、不手際があったかもしれません。
どの程度のペースがベストなんでしょうね。
書き溜めて、日々決まった時間帯に・・・
が良いんでしょうか?
元々が一つの小説として展開してるので、
これくらいだと長編扱いになったしまうのかな^^;
すいませんです。
ルールに抵触しているなら改めますし、
他の板に移動致しますので。
決まったペースでずっと書いているわけでもないので、
変に間が空いてしまって申し訳ありません。
決して自分の作品を目につける為にわざと乱発している訳ではありません。
そう見えたのでしたら謝罪し改めます。
ご指摘有難うございました。

591 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:10:48 ID:Gd22Mj1E
ものかき 様には勲章が授与されました。GJ!
つ (7巻2章のルイズの下着)

「【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合4 」スレ(エロパロ板)は
ものかき 様の更なるご活躍を期待しています。


592 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:13:35 ID:0u8eme0o
メモ帳に書いて、ある程度まとまってからまとめてあげろ。
新参だろうが、それぐらいの機転は利かせろ

593 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 10:16:51 ID:hzfqaHg4
>>591
最高の勲章だ!

594 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:22:10 ID:tk3UhbOy
>>590
あくまで読み手の都合だけど
確かにある程度纏っててくれっとありがたいかな

鯖や回線トラブルも無い訳じゃないし
ローカルでメモ帳なりにある程度書き溜めて投下してもいいかもね

でもまあ基本的にツンデレスレなんで漏れらの言うことは気にしないでも。
書きたい様に書いてくれればおk

595 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 10:28:29 ID:hzfqaHg4
一応原稿はローカルで書き上げ、
場面転換、章ごとの区切りで上げていました。
というのも、元々が長編小説形式でしたので、
一気に読まれてしまうと楽しさ半減の部分もあり、
そのあたりのさじ加減が難しい所でした。
ご意見熟慮させて頂きます。

ただ・・・高飛車に
「新参だろうが、それぐらいの機転は利かせろ」
という言われ方には多少の憤慨を禁じえません。

596 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:38:52 ID:Y/0g84Xr
この人もおとなしーな・・・

既にこのスレの伝統なのかね。
平和で良いが。

あと、暫く前から居る口が悪いのは、
頭悪く感じるから、考えてから書けば?
自分の書きこみ見た人の事も考えれば?

『それくらいの機転は利かせる』ものですよ。

597 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:44:21 ID:Gd22Mj1E
>>592
先輩、書き込みの口調が偉過ぎます。非道です。
という俺は新参でもなんでもないが。

書き手=低姿勢
読み手=尊大

の流れは定着したな。

598 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:49:16 ID:tk3UhbOy
後はうまいことデレを表現できれば…

599 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 10:52:12 ID:Y/0g84Xr
どこからですかねー
低姿勢になったの、口が悪いのはこのスレから参加っぽいが。

205が腰低いから皆流されてる?
影響力あるな・・・

600 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 10:57:46 ID:hzfqaHg4
いや別に書かなくてもいいんだけどね、
元々誘導されて試しに書いてみただけだし、
ストーリー重視なんでエロ要素薄いしね。
まだ序盤で先も長いし・・・。

601 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 11:23:45 ID:kUGksaNq
名無し曰くだっけ?そいつが下手なSS投下しておれ絶対偉いみたいな態度とって荒れた時期があったせいだとおもうぜ
>>600
ちょおれむっちゃ楽しみにしてるから最後まで書いてくれえええええええええぇえっぇ
592なんて気にしないでくれ!たぶん偉そうな読み手なんて5人ぐらいしかいないから!!

602 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 11:37:40 ID:8izrDCFK
5人もいたら廃れるのも時間の問題かなあ……

603 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 11:55:53 ID:hsLZz51y
SSスレとしては避けて通れない道なのかね

604 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 12:02:38 ID:Xbvag+zj
コテで雑談されるのはちょっと…

605 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 12:12:44 ID:GNMYJLXP
痴女はイイ。

606 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 12:15:55 ID:eez1Bkmv
>>595
>587のような印象を受ける人もいるのは投稿タイミングがまばら、というよりは
タイトルがコテのままなので一見乱発に見えてしまうからでは、と思ったり。

主題,章名,X/X な感じで投稿回毎に区切りが見やすいようにしてもらえると
時たま投下しようかなとしてる人間としては有難いです。
(投下タイミングとかがつけやすくなるから)

607 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 12:17:44 ID:OjCxaOPK
五人いても、書くの一人二人なら大丈夫かな?

608 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 13:34:39 ID:hzfqaHg4
翌朝、ルイズは学院の誰よりも早く起きた!
実のところ一睡もしていなかっただけなのだが、真っ先に向かった先は…
「キュルケ!起きて!いつまで寝てんのよ!」
壊れんばかりにドアを叩き大声で怒鳴り散らした!
しばらくするとカギの外れる音が聞こえ、ドアが開いた。
そこには大きく胸をはだけたままの姿で寝起きのキュルケが呆けていた…。
「何よぉ、こんな朝っぱらから?」
「こんなに早く起きるなんて…ルイズにしては珍しいじゃない?!」
一向に緊迫感の欠片も見せぬキュルケにルイズは苛立ちを感じた。
「そんなこと、どうでもいいじゃない!」
キュルケはルイズを嘗め回すように見た後、からかうように…
「アンタ、もしかして寝てないの?」
「そ、それが何よ?」
「昨夜の『あれ』じゃ…足りなかった?とか?」
ルイズは昨夜の出来事を思い出して顔を真っ赤に染めた。
「あら、可愛い♪」
「そんな事どうでもいいの!さぁ早く着替えて才人を探しに行くわよ!」
魔法を使いクローゼットから服を取り出し着替えながらキュルケは尋ねた。
「昨夜から探す探すって大騒ぎしてるけど、いったいアテはあるの?」
「な、ないけど…」「とにかく探すの!」「探さなきゃダメなの!」
キュルケは呆れ顔で
「まずタバサの所に行きましょ、シルフィードは必要みたいだから」
二人でタバサの部屋を訪ねると、いつも通り本を読んでいた。
「あのねタバサ…お願いがあるんだけど…」「…虚無の曜日」
「それは分かってるんだけど…」
相変わらずのタバサに頼み込み、シルフィードで王宮に向かう事にした。
国内の情報なら王宮の情報機関の耳に入るはず…というのがタバサの意見だった。
ルイズはアンリエッタ直属の女官という権限により、容易に謁見を許された。
「彼が消えた?」
「ただの外泊、朝帰りですわ…たぶん」と、キュルケがちゃかした。
「まさか…あの日蝕…」アンリエッタが呟くように言った…。
ルイズの顔色が青ざめた。
「日蝕、日蝕って?もうずっと無いはずじゃ?」ルイズの声が上ずる。
アンリエッタの側近が代わって報告書を読み上げた。
「昨日夕刻、タルブの東の空にて皆既日蝕を観測…との報告がありました」
「なにそれ?どういう事?」とキュルケ。
「一部の地域にだけ日蝕が?そんな事ありえないわ!」ルイズは困惑した。
「…虚無の干渉作用」タバサが静かに口を開いた…。
確かにタルブの空で虚無は発動した…その中心には才人もいた…。
同じ場所で…虚無の残り香のような物が作用した…?まさか?
「アルビオンとの戦闘の可能性は?」
「ありません」
メイドを乗せた才人なら、十中八九まず間違いなくタルブに向かうだろう。
そしておそらく…
ルイズは急に目の前が暗くなり…その場に倒れこんでしまっった。

609 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 13:35:11 ID:hzfqaHg4
脱いだら凄いシエスタは健在だった。キスをすれば舌を激しく絡ませてくる。
風呂の中で才人は「胸は水に浮く」という、どうでもいい知識を身に着けた。
激しく抱き合っていた為に少々のぼせた二人は、続きはベッドでと風呂を出た。
私…とうとう才人さんのモノになるんだわ…少し怖いけど…でも…嬉しい。
先にベッドで待つシエスタの元に行くと、なぜかちょこんと正座をしている。
神妙な顔をして才人に向かい深々と頭を下げると…
「この度はお情けを承る事、光栄に存じます。末永く宜しくお願い致します。」
才人は一瞬ひるんだ!こ、これがあの世界での作法ってヤツなのか?
童貞の才人にとっては「この世界」だろうが「あの世界」だろうが初めてだ。
「こ、こちらこそ…よ、よろしく」と、当たり障りの無い返答をすると、
シエスタはいつもの表情に戻りニッコリ微笑みながら一言、
「やさしくして下さいね…初めてなんです…」と、すこし頬を染めた。
やがてベッドに横たわり…優しい口付けを交わし、体中にキスの嵐を…。
ルイズの数倍はあるであろう胸に顔をうずめ、優しく愛撫を始めた時…
ふいにシエスタが聞いた。
「ミス・ヴァリエールとは…その、もう…したんですか?」
ふいに出たルイズの名前に一瞬動きが止まったが、更に愛撫を続けながら、
「いや、ルイズとは…まだしてない…」
「そうですか…『まだ』してなかったですか…」
「どうしてそんな事、今聞くの?」
「え、えと…それなら、私の勝ちかなぁって♪」
勝ち負けの問題なんだろうか?などと思いながら才人は攻め続けていた。
ややストレート気味のアンダーヘアーは柔らかく、まるで羽毛のようだった。
その奥の秘部に指が触れたとき…シエスタの身体がピクンと跳ねた…。
「あ、あぁ…才人さん…」
既にシーツを濡らすほどのシエスタの秘部に、才人はそっと漢の武器で触れた。
と、その時…大切な事を忘れていた事に気づいた。避妊である!
途中で動きを止め何やらゴソゴソ始めた才人に、シエスタが怪訝な顔で尋ねた。
「あ、あん、どうしたんですか?」
「あ、いや…避妊を、子供が出来たら困るでしょ?」
「どうしてですか?私、子供大好きですよ♪」
忘れていた…向こうの世界には「避妊」という概念すら存在していないのかも。
そういえばシエスタも8人兄弟の長女だって言ってたっけ…。
「いいんですよ、そのまま中でお出しになっても♪」
「責任とって下さいなんて言いませんから!」
「あ、でも、こっちの世界で暮らすから…責任とって貰わなくちゃですね♪」
「あ、えと、いや、その…」才人は…一気に萎えてしまった。

610 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/01(日) 13:37:25 ID:hzfqaHg4
「昨夜はゴメンね」
「いえ、いいんです、気にしないで下さい♪」
結局、昨夜は「ルイズ」「責任」の言葉に撃沈、何も出来なかった。
一介の高校生には荷が重過ぎるですハイ!しかも今や身分証明はおろか、
住民票すらあるかどうか怪しいのに…子供抱えて生活なんてムリだよ。
ホテルのチェックアウト前にシエスタと今後の事を話し合ってみた。
まずは現在の平賀家の状況!
これは電話か実際に覗きに行けばなんとかなるだろう・・・たぶんね。
次にシエスタのひいおじいちゃんの子孫探し。
戦争中の行方不明なら戦没者として記録が残っているかもしれないし、
残された家族(いたらの話だが)の子孫もいるかもしれない。
特に目的も無く歩き回っても仕方が無いので、当面の目標と決めた。

しかし…メイド服は思った以上に目立つ!
出掛けにメイド服に着替えようとするシエスタに聞いてみた。
「どうして今日もメイド服なの?もしかして着替え…無い?」
「いいえ、これは昨日とは違ったタイプです♪着替えもありますよ」
「えと…出来れば他の服にして貰えると嬉しいんだけど…」
「メイド服以外で…という事ですか?」
「まぁ、そういう事」
「なら、とっておきのお気に入りがあります♪」
着替える為に奥の部屋に入る後姿が妙に嬉しそうだった…。嫌な予感。
そして…その予感は見事に的中した!
才人の目の前でクルリと一回転!指を立てて「 お ま た せ ♪ 」
それは紛れも無くセーラー服だった。
「ごめんシエスタ…やっぱ、メイド服で行こう」
今日はとりあえず…シエスタに服を買おうと心に決めた才人であった。
------------------------------------------------------------
と、次から才人&シエスタin秋葉原 ルイズご乱心!


611 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 13:39:22 ID:W8jA4wcO
作者さん達もも575-576とか581-582みたいに違う話が
連続すると読み難いからそこら辺考えてくれ。

612 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 13:46:50 ID:DEaJHkw9
どうだろ。今は保管庫があって更新も盛んだから、別にバラバラでも大丈夫でねえの。
読み手がごちゃごちゃ文句言うなとかそういう傲慢なこと言う気はないけど、
多少は作者さんたちの都合も考えてあげた方がいいと思う。

613 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 14:27:51 ID:4dxtUxMd
起きたら大量投下きてル━━━(゚∀゚)━━━ !!!
土日は職人さん達がいっぱい来てくれるから嬉しい(*´∀`)
皆GJ、超GJ

614 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 14:56:00 ID:16zjkwmu
>>612 保管庫のなかのひとが泣きそうな意見だなってか、
あれ 結局一人でしてるの?

615 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 14:56:07 ID:AGDgoDSs
ものかきさんスゲェェェ━━━(゚∀゚)━━━感動しますた!!!
次作をwktkしながら待ってます!

616 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 15:04:36 ID:VFftNRWh
>>541-548
ギガワロスwwwwwwwwwwwww
続き、期待してます

617 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 15:20:48 ID:jny8yCo3
>>614
多分、きっと一人でやってくれてる

618 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 15:33:56 ID:DEaJHkw9
>>617
つまり読み手が率先して手伝えば問題解決ってことだな。
そうすりゃいろいろとバランスも取れてみんなハッピーだ。

619 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 16:17:25 ID:LPjR0YyU
>595
シエスタが可愛いからどんな投下スタイルでもOKさ!!

あー


身体を使って洗ってあげたり?するんですかするんですよね?

>600
そんなこといわないでさー

620 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 17:14:33 ID:7I/++4FU
んだね。
コテハン付けるのは前書きだけにしておいて、
本文名前欄はタイトル名+(レス番目)/(総レス数)みたいにしてくれたほうが読みやすい。

621 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 17:27:09 ID:qzy922lh
(レス番目)/(総レス数)があれば投下経過がわかるから
職人さんも投下タイミングが図りやすくて混在減るだろうしね。

ついてなきゃ単レス投下品と判るし。

622 名前:つづきの蛇足:2006/10/01(日) 18:45:01 ID:15BWmCsY
それは、貴族の結婚式としては余りにも粗末で、簡素なものだった。
呼ばれたのは、気の置ける友人たちと、恩人だけ。
豪華な料理こそ出なかったが、質素ではあるが心のこもった料理が、来賓たちを出迎えた。
久しぶりに会う顔もあれば、ずっと一緒だった者もいる。
彼らは、この宴の主賓を、今か今かと待ち構えていた。

「遅いわねぇ。ない胸に盛り土でもしてるのかしらあの子」
「…言いすぎ」

真紅の髪の貴婦人と、水色の髪の貴婦人が、料理を挟んで新婦の話をしている。

「…ホント、早く終わらせて帰りたいわー。ダーリンが仲人じゃなきゃ出ないわよ、お隣さんの結婚式なんて」
「…私が誘っても?」
「…ガリアの王命じゃ、出ないわけにはいかないけどさあ」

真紅の髪の貴婦人は、困ったように肩を竦める。

「でさ。アンタは公務おっぽってなんでわざわざ来てるワケ」
「…新郎に文句言ってやろうと思って」
「…彼も勇気あるわよねえ。一国の女王の求婚を二件も断るなんて。下手したら戦争もんよ」
「…私がいる限り二度と戦争はさせない」
「冗談よ冗談。あー早くしなさいよもー!」

その隣では、ブロンドの家族連れが、並べられた料理を蹴散らしていた。

「あーこらこら、貴族の子弟がそんな食べ方しちゃダメだろー」
「あなた、こっちも手伝ってよ!身重なんだから少しは気遣いなさいよね!」
「そ、そんなこと言ってもだな、こっちも三人見てるんだぞ」
「そっちの三人はほっときゃ自分で食べてるでしょ!八ヶ月二人はムリだってば!あーこらこらナッツなんかたべないの!詰まっちゃうでしょー」
「で、でも、グラモン家の子弟として最低限のマナーはだな」
「貧乏貴族が見栄はってどーすんのよ!ていうか今日は平民貴族関係なしに呼ばれてんだから気にしても意味ないじゃない」

金髪の夫はやれやれ、と肩を竦めて大きなお腹の金髪巻き毛の妻の下に駆けつける。
離れた席では、物腰の優雅な黒髪の街娘と、眼光の鋭い金髪の街娘が、取り分けた料理の皿にも手を着けず、話をしていた。

「陛下。いかに親友の結婚式とはいえ、ムリに予定をつめる必要はなかったのでは」
「親友?今親友とおっしゃって?あの子は親友などではないわ。トリステインから至宝を奪った仇敵よ。
 頬の七つも張ってやらないと気がすまないわ。ああもう憎い憎い憎い」
「…の、わりには嬉しそうですね」
「それはもう!久方ぶりにあの方と逢えるのですもの!公務なんて馬鹿らしくてやってられないわ!違って?」
「…他人の夫に手を出す気ですか」
「本当ならね?王命で無理矢理奪ってもよかったのよ?でもね、でもね、あの方があの子がいいって…うわぁぁぁぁぁぁ」

そう言って泣きはらす黒髪の街娘の後ろには、ワインの空き瓶の林が。

「…酒でも飲まないとやってられんな、確かに」

そんな来賓たちに、ハーフエルフの女性が声をかける。

「みなさーん!新郎と新婦の準備が出来ましたよー!」

そして開いた小さな家の扉から、新郎と新婦が姿を現す。

『おめでとう!』
『おめでとうルイズ!』
『おめでとうサイト!』

祝福の声が、幸せな二人を出迎えた。

623 名前:つづきの蛇足:2006/10/01(日) 18:46:03 ID:15BWmCsY
会場の隅で給仕の手伝いをしながら、シエスタは二人を見守る。

「綺麗。ミス・ヴァリエール…」

祝福の声に応えるルイズは、ドレスとその輝く笑顔で、いつもの何倍も美しく輝いて見えた。
自分も、あそこに立ちたかった。
でも、自分は選んだ。
死ぬまで、サイトさんのメイドでいます。
2番目でいい。1番でなくても、サイトさんの傍にいられればいいんです。
ルイズと結婚する、と告げられた時、シエスタはそう返した。
それ以来、二人の間に関係はない。
だが、シエスタは幸せだ。

「私はお二人とも大好きですし。それに…」

そっと、自分の下腹部に手を添える。
十月後、このお腹は大きく膨れているだろう。その種は、今ルイズの隣で微笑む、才人が宿したもの。

「一個勝ち、ですよ、ミス・ヴァリエール♪」





かと思ってたら。

「で、なんで若奥様も妊娠してるんですかっ!」
「アンタがサイトの子身篭ってることがおかしいんだけど!」
「それは置いといて。で、なんですかお願いって」
「…置いとくのもアレだと思うけど。
 あのね、お医者様の話だと、私お乳が出ないらしいの」
「そりゃ胸もゼロですからね」
「いいから聞きなさい。だから、あなたに乳母をして欲しいの」
「えー?若奥様の子供にお乳あげるんですかぁー?」
「サイトの子よ」
「喜んで!」
「あなたねえ…」

こうして乳母となったシエスタは、それ以降も虎視眈々と才人を狙っていくのだが…。
それはまた、別の話。

624 名前:せんたいさん:2006/10/01(日) 18:48:12 ID:15BWmCsY
ふと思いついたので補足してみた。
詳細は
ttp://ja001.sukiwikiweb.com/zero/pg/%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%93.html
の下二つよりです。
まー思い付きだけなんでいまいち…アレだなあ…。
他の書いてきますノシ

625 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 18:50:37 ID:smkpzbPr
GJ

626 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:04:53 ID:Xbvag+zj
>>624
神は仰った
「ハーレム展開を書くものに幸いあれ」
マジGJ

627 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:28:30 ID:GNMYJLXP
お婆ちゃんが言っていた…
>>646マジGJ!

628 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 19:47:48 ID:CqlhWeci
ハーレム上等だしマジGJなんだが、
ひとつだけ言わせてくれ
気の置ける友人じゃなくて気が置けない友人な

629 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 20:55:37 ID:GNMYJLXP
>>627
アンカミス。
>>624です…orz

630 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:24:04 ID:2KhDM5Em
森の中で拾った彼の熱はまだ引かない……
「ル……イ…ズ、……にげろ……ルイズ…」
ずっと……うなされている。
(かわいそう……)
指輪の魔力も尽きてしまった……
わたしにこの人を助ける力はもうない……
(ごめんなさい……)
熱を測るために、額に手を当てる。
まだ……熱が高い。
「……ルイズっ」
「きゃっ」
いきなり抱き寄せられる。
小さいときのお父さんやお母さんとは違う、私より逞しい腕。
恥ずかしくって動けなくなる。
彼の腕が、何かを探すように私の胸を探る。
(あっ、あうあうあうあうあうあう)
声にならない悲鳴を上げていると。
「……ち、……がう……ルイズ……じゃない……」

どういうことかしら?
また何かを探すように、腕が虚空を彷徨う。
……私にできること……ないの…かな?
ちょっと寂しくなって立ち去ろうとした。
「あっ」
また捕まる。
「……ル、イズ……良かった……」
今度は何か安心したように、息が静かになる。
(よかったぁ……)
あ、でも……私の服を掴んだままだ……
(もうすこし、このままでいてあげるね)
不思議なことに私の背中を掴んで安心した彼の側に、私は暫く居る事にした。

631 名前:261のひと:2006/10/01(日) 21:26:26 ID:2KhDM5Em
真上のルイズ・シエスタの話見て、推敲もせずに勢いだけで書いてみましたー。
思いついた内容がこれかっ、とか言われそうですがっ。

なんか、目に浮かんだので投下。

632 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:27:36 ID:nhWB285A
シリアスないい話のはずなのに噴いた奴、正直に手ぇ上げろ


ノシ

633 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:31:26 ID:5rFBFIDa
>>632
指摘されて読み直して意味が分かり吹いたので

ノシ

634 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:39:23 ID:jXk2NJct
先生!ボクも吹きました!!


ノシ

635 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 21:40:55 ID:f536+IQA
>>631
GJ!
サイト何気に酷ぇなw
だがそれがry


636 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 22:24:15 ID:2KhDM5Em
「きゃっ、危ないわねーヴァリエール」
部屋を出た途端に、ツェルプストーとぶつかりそうになる。
「っ、そっちこそ気を……って、ツェルプストー……その格好……」
ほとんど……裸……いや、布で覆われてはいるが……スケスケだ……
「あ……んた、そんな格好で……どこに…?」
上手く喋れない位強烈なインパクト。
「夜這いよ、よ・ば・い」
「なぁぁぁぁっ、だめよっ、サイトはっ」
「………そんなわけ無いじゃない、今更……これだから恋に狂った女は」
「だっ、だぁぁぁぁれが、恋ですってぇぇぇ」
「……ま、いいけどね、今からジャンの所に行くのぉ」
「……ミスタ・コルベール?」
「そうよ、愛しのジャン!」
……わたしが戦争に言ってる間にツェルプストーのネジが幾つか飛んだみたい……敵が減っていいけど。
「……淫行教師ね」
「失礼な、ジャンはまだ、手も握ってくれないわよ」
……そなの?
「意外……貴方ってもっと……」
赤くなったツェルプストーが噛み付くように、喋り出す。
「悪い?生徒に手は出せませんとかって、ジャンが言ってるのよ」
「……じゃあ、夜這いって無駄じゃないの?」
「………ちょっとでも……意識してくれるようになるかもしれないじゃない……」
うぁ……真っ赤だ…ツェルプストーも結構かわいい。
「……まぁ……頑張ってね」
「…余裕ね、ヴァリエール」
「何が?」
「貴方だって頑張る相手が居るじゃない?」
「……なっ、何を頑張るのよ。」
「のーんびりしてると、メイドに取られるわよ。」
「……そんなこと……」
あるかも……だけど……
「…押し倒し方………教えようか?」
「………聞いてあげる……」
「……お願いしますは?」
……………………っっっっく
「お・ね……が…い・し・ま…………す」
魂が削れるような思いとともに、お願い……ごめんなさい御先祖様。
「ふっふーん、じゃあ……まず、ベットに忍び込み方…」
「?いらない」
「なんで?」
「一緒に寝てるし」
「………案外、進んでる?」
「?」
「毎日寝る前に…?」
「なぁぁぁ、そんなはず無いじゃないっ」
「………ふつーそこが一番難関だと思うけど?」
「うるさいっ、次よ次っ」
「……実技?」
「何で飛ぶかーーーー」
「だってぇ、やってみりゃわかるじゃない?」
「……さっきのお願いしますをかえせぇぇぇぇ」
逃げ出すツェルプストーを追いかける。……この子この格好であそこまで行く気だったのね……
まっすぐ研究室のほうに走っていく……男子にあっても知らないわよ?
溜息をついて部屋に引き返す……シエスタが赤くなってる。
「や、やっぱり……変なんですかね?」
「……わたしたち……魅力無いのかもね……」
……私はともかくシエスタはあっちこっち触ると気持ちよさそうなのに……
「ミス・ヴァリエール美人なのに……サイトさんって」
「「難しいわよね」」
(2Vs1の方が、色々考えることがあってむずかしーんだよ)部屋の外でサイトが頭を抱えていた。

637 名前:261のひと:2006/10/01(日) 22:25:52 ID:2KhDM5Em
思いつきだけで、第二段。
落ちてない……
さっきのも、一読じゃ分かり難かったようですし、
笑いを取ろうとするのも難しい……頑張ろう。

638 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/01(日) 23:29:38 ID:8izrDCFK
>>630
これはひどいw
いい意味でですよ?

639 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:11:02 ID:ZjBf1UnH
>>636
キュルケ可愛いなーもうw
以前のかっちょええコルベールの話といい、進んでそうな見た目と中身のギャップにモエス

で、サイトとルイズ・シエスタはやっぱ三人セットが一番好きだなーと再確認
原作も三人でラブラブエンドがいいなぁ

640 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:21:28 ID:vgAwHUP4
>>639
俺もサイトとルイズ・シエスタの三人セットが良いと思う。

641 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:48:07 ID:GXAd2xiv
コテ名いらないから名前欄にタイトルとページ入れるってのは賛成だな。
一気に投下とかは別にしなくてもいいと思うけど、アップ中に乱入されると読み手以上にまとめ人さんに負担かかる予感

642 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 00:53:04 ID:9WOQ3A99
三人セット+α(アン陛下)でFA

643 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 01:33:14 ID:0K3EkFM6
アン様マダー?

644 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 02:15:33 ID:CuGw1F1K
アン様は表向きにはルイズ達のなかで強い立場。
使い魔サイトと公爵令嬢の結婚を許可し、さらには何くれとなく便宜を図ってあげてるから。
王女でもあるからして平民のシエスタなぞ何ほどのこともなく。
それでも鼻に掛けることなく扱うその優しい態度に周りの者はかくも懐の深い主君に仕えることの出来た幸運を言祝ぐ。

でも夜はというかベッドではというかスルことするときはというかぶっちゃけアン様みんなのペットだったり。
友情をもって(でも一寸嫉妬混じりに)胸を責められて喘ぐ唇をばれないようにサイトが塞いで、その間もシエスタがかいがいしく敬意を持って準備を進めたりなんかして。
勿論おねだりにははい、アン様で、許しの願いにははい、いいえアン様で返すのです(それ貴族ちゃう)

645 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 04:23:46 ID:lBNDj2lV
漫画が読みたい

646 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 07:09:56 ID:aSJ91QAY
少女の苦悩〜とルイズの決意を漫画で読んでみたい

647 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 08:28:20 ID:ylXFHurb
>>630-631
感動した。

>>644
幼き頃、宮廷で共に戯れあった頃のような仲に戻れれば
アン様はルイズに従属するな。

648 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 08:33:20 ID:PyakSX1Z
>>647〜最後の行最後の行

649 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 12:37:12 ID:iLBMUJ0x


650 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 12:46:33 ID:iLBMUJ0x
ものかき ◆XTitdn3QI6 さんて、実は一般小説とか書く本職の人でしょ
前にもどこかでパロ物を読ませてもらったけどレベルは最上位クラスじゃん 
本来エロパロとか書く人じゃないんで、かなり無理して頑張ってるようにも見えるよ
それなら長編になってるのわかる ラノベ程度なら一冊まるまる書いちゃう人だし
誘導されて来たって書いてあったけど なるほどなぁって思ったよ

651 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 14:02:03 ID:lBNDj2lV
ゼロの原作は小説?

652 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 14:58:13 ID:5Ldv7TUS
ラノベと小説の違いって挿絵だけ?

653 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 16:31:06 ID:lBNDj2lV
漫画化しないかな

654 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 16:46:54 ID:aNLYOjRQ
>>653
ここや保管庫に上がってるシチュで同人化ってことか!?

655 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 16:52:20 ID:lBNDj2lV
>>654
原作を

656 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 16:57:44 ID:aNLYOjRQ
そんなにアライブ連載のはダメなのか
いや見てないけど同じようなやり取りが他でもあるんで・・・。

657 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:18:11 ID:cHS/9Pnz
個人的には駄目ってほど駄目でもない
相違点を挙げるなら、原作に比べてルイズの態度が多少柔らかいのと
サイトがより可愛いくなってて萌えr(ry

658 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:22:10 ID:0Wo7sEB5
>>656
絵力:中の下
漫画力:下の中
アレンジ力:下の下

659 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:25:15 ID:tLDbKM66
>>656
人物はまだ良いとして、背景は壊滅的
あの絵力で艦隊戦なんてやられた日には・・・

660 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:27:02 ID:c1/qaQnI


661 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:32:28 ID:aNLYOjRQ
>>657-659
情報サンクス
寄り道せずにここ用に書いてるのを仕上げるよう頑張ることにする。

662 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:32:43 ID:s/r6oNwg
単行で出してくれると嬉しいよね

663 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:33:59 ID:c1/qaQnI

間違えたwww
久しぶりに来たら凄い職人さんが書いてるね
ものかきさん 他でもアニメ二期の序章設定見ました
正直凄ぇって思った ここでも書き続けて貰えたら嬉しい
エロ関係なしに普通の小説として読んでも遜色ない
最近この手の作品て見てなかったから新鮮だ
エロ抜きで続きがマジ気になるわ



664 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:35:35 ID:s/r6oNwg
http://ja001.sukiwikiweb.com/zero

保管庫これだよね?何故か入れない。

665 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 17:53:13 ID:t76ogUjm
ゼロの者がマンガ化してくれりゃ良かったのにな

666 名前:せんたいさん:2006/10/02(月) 18:03:54 ID:mBRpF8fo
>>665
エロはやめようよエロはw
お兄さんはあさりよしとおがよい。あのすっきりした絵柄でゼロ魔が見たい。
あとはアレだな、私屋カヲルとかwカヲル姐さんはペタもぼいんもいけますぜwww


667 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:08:08 ID:W8rED/kg
漫☆画太郎に漫画化を依頼しようぜ!

668 名前:虚無の曜日:2006/10/02(月) 18:24:13 ID:mBRpF8fo
最近タバサの様子がおかしい。
キュルケはそう感じていた。
本を読んでいるときに話しかけても上の空なのはいつものことなのだが、最近、話しかけた瞬間にその本を閉じてしまうことがままある。
以前なら、誰が話しかけようが読書を中断することなんてなかったのに。
それに最近、タバサの表情が緩くなった。
前は面白い冗談を飛ばしても頬の一つも緩まなかったのに、最近は面白いことを言うと、微笑んだりする。
それがまた可愛かったりするわけで。
まあ、いいことなのだろうが、親友の自分がその変化の原因を知らないことが何か気に喰わない。

「調べちゃおうかしら」

キュルケの中の『微熱』が騒ぎ始めていた。


虚無の曜日。
本来なら、タバサは自室に篭りきり、読書に没頭している日である。
ところがその日は、タバサは朝から自室の扉を開けて外に出てきたのだ。

「ドコ行くのかしら」

廊下の角から顔だけ出し、タバサの動向を見守る。
タバサの手には何冊かの本が抱えられている。図書室に返却にでも行くのだろうか?
タバサはそのまますたすたと階段の方へ歩き出す。
キュルケはタバサに気づかれないように、できるだけ距離を開けて尾行を開始した。


タバサが向かったのは、ヴェストリの広場。
図書室とはぜんぜん方向が違う。
タバサは広場の適当な場所に借りてきた椅子と机を置くと、机の上に持ってきた本を置いて、読書を始めた。

「何?野外で読書するだけ??」

これではいつもと変わらない。
まあ確かに、今までのタバサならわざわざ屋外に出て本を読むようなことはしなかっただろうが。
しかし、しばらくするとキュルケにもその理由が分かった。

『おー、早いなタバサー』

なんと、ルイズの使い魔が現れ、タバサに声をかけたのだ。
しかも、タバサは声をかけられると、本を閉じて、なんと才人に向かって微笑みかけたのだ。

『おはよう』

なるほど!そういうことね!
キュルケの中のセンサーがビンビン反応する。
タバサはサイトに恋してる。
だから、あんな風に変わったのだ。才人に気に入られるために。
んもー、かんわいいじゃないのっ。
今は自分にはジャンという恋愛対象がいるため、ぶっちゃけルイズの使い魔なんて今はどうでもいいのだが、ヴァリエールのものが奪われる様を見るのはこれツェルプストーの伝統であるからして。

「お姉さん、全力で協力してあげるわっ」

とりあえず、現状を把握することが大事だ。
キュルケは観察を続行することにした。

669 名前:虚無の曜日:2006/10/02(月) 18:25:46 ID:mBRpF8fo
少しすると、才人は上着を脱いで剣を手に取り、いきなり素振りを始めた。
どうやら才人の日課らしい。
その傍らでは、タバサは黙々と読書を続けている。

「…なんなのこの煮え切らない雰囲気」

もっとこー、視線を絡ませるとか、会話するとかー、しないと進展ないわよ!
とか植え込みの陰で思っていると、不意にタバサが立てかけてあった杖に手を伸ばす。
すると、風が才人の足元をすくい、すってんころりん、と転ばす。

『こらタバサ、やったなあ!』

才人はすぐにタバサの悪戯だと気づき、タバサに食って掛かる。
…子供かよ!
思わず心の中で突っ込むキュルケ。

『…シャルロット』

不機嫌な声で、タバサがそう言うのがキュルケにははっきり聞こえた。
…なんですと?
タバサは食って掛かってきた才人に、あからさまなむくれ顔でそう言った。

『いやでも』
『今二人きり』
『いちおーオレもいるけどなー』

…待てぃ。
ってことは、サイトとタバサは、『二人きりの時はシャルロット(本名)で呼んでね♪』な仲にまで進展してるってコト?
いつの間に!やるじゃないあの子ってば!
ワクワクしながらキュルケが覗き見していると。

「なにやってんのキュルケ」

背後から聞きなれた声が聞こえた。

「げ。ラ・ヴァリエール」

そこにいたのはルイズ・フランソワーズその人だった。
まずい。親友と使い魔の逢引なんか見たら、この嫉妬魔人は問答無用で暴れかねない。

「なに?なんか面白いものでも」

こういうときに限ってこのオタンチンはー!
言って、ルイズは、キュルケの覗いていた植え込みの向こうを覗こうとする。
自分の使い魔のこととなると妙に鋭いルイズであった。

670 名前:虚無の曜日:2006/10/02(月) 18:26:40 ID:mBRpF8fo
「なななな何もないわよ!ちょっとギーシュが地面に埋まってるだけ!」

ひゅ〜〜〜〜〜、どか。

どこからともなく降ってきたギーシュが、ルイズの背後の地面に頭から突き刺さった。

『地面とキスして頭冷やしなさいっ!』

塔の高みから、モンモランシーの怒声が降ってきた。

「…埋まってるわね」
「…見事に」
「見てないで助けてくれよレディたち〜〜〜〜」

くぐもった声でそう訴えるギーシュだが、それに応える酔狂はここにはいない。

「なに?ギーシュの浮気現場でも覗き見してたってわけ?相変わらず下世話ね」
「そそそそーよ!終わったみたいだし帰ろうかしら〜。ふんふ〜ん」

言ってその場でわざとらしく足踏みなどしてみせる。
ルイズが三白眼でそれを見つめる。

「…怪しいわね」

言って、神速の動作で植え込みの向こうを覗き込んだ。
まーーーずーーーいーーー!!
普段トロくっさいのになんでこういう時だけこの子ってば!!

「?何もないじゃない」
「へ?」

ルイズの言葉に、キュルケが二人のいた場所を見てみると。
見事に誰もいなかった。

671 名前:虚無の曜日:2006/10/02(月) 18:28:27 ID:mBRpF8fo
ヴェストリの広場を出た二人は、女子寮に向かっていた。
もちろん才人がタバサを『抱っこ』して。
『シャルロット』で呼ばなかった罰だそうだ。

「…誰かに見つかったらどうすんだよ」

才人の言葉に、才人の肩の上で今にも雪崩を起こしそうなくらい崩れた笑顔でタバサが応える。

「へいき」
「…いやオレが平気じゃないんだけど…」

こんなとこ見つかったら間違いなく、『ロリコンサイト』だの『お兄ちゃん属性世界一』だのの通り名がついてしまう。

「じゃあこうする」

言ってタバサは杖を軽く振る。
すると二人の身体が浮き、女子寮の屋根に到達する。
そしてもう一度ルーンを唱えると、周囲の景色が青く歪んだ。

「これで、外からは見えない」

どうやら幻術で、周囲から見えなくしたらしい。
そしてタバサは、んー、と才人の身体に全力で密着する。

「お、おいタバサ」
「シャルロット」

怒ったようなタバサの声が、才人の耳を直撃する。

「…2回も間違えた」

完全に拗ねている。

「わ、悪かったよシャルロット」
「…もう許さない」

…声が笑ってるんですけど…。

「いいって言うまでこうしてて」

言ってタバサは、才人の胸に顔を埋める。

「はいはい、しょうがないなあ…」

才人は小さな子供にそうするように、抱きついてきたタバサの髪を優しく撫ぜた。
タバサは、これ以上ないくらい嬉しそうな顔で、その手に頭を預けた。
今回の虚無の曜日は、長くなりそうである。  〜fin

672 名前:せんたいさん:2006/10/02(月) 18:31:07 ID:mBRpF8fo
断じてお兄さんはロリコンでは(ry
…おかしいな、オレルイズ&シエスタ派だったのに最近タバサばっかし書いてるような。
助けてアニえもん!

アニエス「…誰がアニえもんだ」
(以下残酷描写につき省略されました。続きを読むには「ロリコンは士ね」と入力してください)

673 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:34:44 ID:aN3zZcnM
ロリコンは士ね

674 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:39:18 ID:HzXkwwAf
ろりこん端ね

675 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:44:46 ID:PVHp7Cve
ろ離婚は氏ね

676 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 18:49:43 ID:vBbTRVxw
TEST

677 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/02(月) 18:53:19 ID:vBbTRVxw
]
『今までのあらすじ』

アルビオン軍との戦闘後、傷ついた零戦を修理し試験飛行に出た才人であったが、
隠れて乗り込んでいたシエスタと共に、突如発生した日蝕に飛び込んでしまう。
無事に日本に辿り付いたものの状況も判らず真っ直ぐ家に帰る訳にも行かない。
途方に暮れながら…デルフとシエスタを連れての珍道中が始まった。
シエスタと行為の直前まで及ぶが、ルイズの事が頭の片隅から離れずに失敗…。
一方取り残されたルイズは、日蝕の報告・才人が元の世界に帰ったかも…
という知らせに取り乱しその場に崩れ落ちる。
アンリエッタの計らいでトリステイン王国全土を巻き込んでの大捜索!
何やら、まだまだ一波乱二波乱ありそうな予感…
シエスタは覚悟を決めてるぞ!才人と異世界に来てノリノリだぁ♪
果たしてルイズはどう動く?!ていうか…才人はもう戻る気は無いのか?

678 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/02(月) 18:54:48 ID:vBbTRVxw
『溢れる想い』

ルイズが目覚めると、そこは見慣れない部屋だった…。ランプの明かりだけで、
周囲の様子までは窺い知れないが、布団はもふもふふかふかで肌触りが心地良く
上掛けはとても軽い。中身はガリア産の高級羊毛だろうか…羽毛かもしれない。
天蓋付きのベッドはささやかながらもいくつもの美しい装飾品で飾られていた。
枕元に見覚えのある「ぬいぐるみ」があった…
「これは、たしか…」
寝ぼけ眼をこすり我に返ったルイズは、初めて自分が何処にいるかを知った。
アンリエッタ姫殿下の…寝室。
弾かれるように飛び起きたルイズは、服を着ていないことに気が付いた。
姫様のお部屋なら、クローゼットに服の何着かはあるだろうと…開けてみた。
色とりどりの寝巻きに緊急用の指揮服、今のルイズには不必要なものばかり。
指揮服用の下に着るコルセットが、なまめかしいラインをかもしだしている。
「こ、これが姫殿下のスタイル…」特に胸の辺りが…見るだけで虚しい。
試しにちょっとだけ…とも思ったが、ここは王宮、しかも姫殿下の下着だ…
身に着けることなど恐れ多くて出来ようも無い。ムリな相談だった。
しかし「寝るときには下着を着けない習慣」を知ってか知らずか、ご丁寧に
下着まで無いのは困った。冷静になって良く見れば…今来ている寝巻きさえ
私の物では無い。いったい誰が脱がしたの?これ、まさか姫様の寝巻き?
「落ち着けルイズ…落ち着くのよ…」
ここが姫様の寝室なら…扉の外に女官の一人や二人は控えているはず…と、
真横に垂れ下がる「呼び鈴紐」の存在に気付かずに大きな声を張り上げた!
「誰か!誰かいるんでしょ?!お願い!」
その叫びが終わるか終わらないかの内に扉がバタン!と大きな音で開けられ
一人の人物が駆け寄ってきた。逆光で顔は良く見えなかったが、それがいったい
誰なのかはすぐに分かった。アンリエッタ姫、その人だった。
「あぁルイズ、私の唯一無二のお友達!ルイズ・フランソワーズ!」
「よかった、よかった、目が覚めたのですね!」
「あ、あの姫殿下…これは…」
「いやだわルイズ、そんな堅苦しい言い方しないでちょうだい」
ルイズは「恐縮ながら」と付け加えた後、状況の説明をアンリエッタに求めた。

679 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/02(月) 18:55:25 ID:vBbTRVxw
自分が倒れた後、キュルケとタバサが姫殿下の寝室に運んでくれた事。
姫殿下たっての希望により、自らの寝室の使用を周囲に進言した事。
その際「いつも脱いで寝るのよ」とキュルケが手際よく服を脱がせた事。
(姫殿下はルイズが下着を付けず寝る事など百も承知で驚きもしなかった)
二人は既に学院に報告がてら戻っていて、そのまま報告を待つという事。
そして最後に一番重要なこと…。
私が勝手な行動を取らない様に王宮内に留めて置くよう配慮したという事。
「ルイズ…ごめんなさい。今のアナタは…」
「分かっています、御前で取り乱し醜態を晒した事、深くお詫び申し上げます」
ゆっくりひざまづき深々と頭を垂れた。
「いえ、構いません、さぁ昔のように隣に座って、少しお話しましょ」
「そ、そんな」
「ここは私の寝室、他には誰もいません。何の為にここで休ませたと?」
「で、では失礼します」
とにかく頭を冷やして落ち着こう。王宮なら情報の第一報が真っ先に届く。
姫殿下も調査団を組織して現地調査や情報収集の指示を出してくれたらしい。
「国を上げての大騒ぎになっちゃたじゃない…」「ふぅ〜あのバカ犬…」
大きな溜息を一つ付くと…ぱふ!とアンリエッタの隣に腰を下ろした。
「そういえば…」談笑を始めたアンリエッタを尻目に、ルイズの頭の中は
才人の事で一杯になっていた。
「寂しいのですね…?」ふいの言葉に驚いた。
「え?えと…何がでしょう?」
「隠しても分かります…好きなんでしょ?」
何とも姫殿下らしい極めて的確な的を射た物言いである。
「あ、あれはタダの使い魔で、好きとかそういうんじゃなくて…」
「そ、そりゃキスもしたし…その…色々あったけど…別に…」
自分でも顔が赤くなっているのが分かる、余計なことまで口走っている。
「私、使い魔さん…だなんて、一言も言いませんでしたよ♪」
いたずらっぽく笑うアンリエッタに、ルイズはますます恥ずかしくなった。
「大丈夫、心配ありません。だって…彼はルイズ…アナタの使い魔なのでしょ?」
真っ直ぐな瞳に見つめられ…ルイズは硬直した。
「羨ましいわ、でも少し寂しい…まるで大切な人を奪われてしまった様…」
「ひ、姫様は…いつまでも何があっても私のお友達であり理解者で…」
その言葉が終わらない内…ルイズの唇はアンリエッタの唇によってふさがれた。
「ひ、姫さ」「黙って、お願い…今だけ」
アンリエッタのしなやかな指の動きに反応したランプは、その灯を消し去り、
部屋は暗闇に包まれた。

680 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/02(月) 18:56:29 ID:vBbTRVxw
『シエスタin秋葉原』

「才人さん、ここがアキバララという街ですか?」
何を見ても、何をやっても、全てに興味を示すポジティブ・シエスタ!
とにかくどこに連れて行っても目立つ。衣装だけではない…スタイル抜群、
顔も可愛い、声も可愛い…ここまできたら目立たない方がどうかしている。
むしろおかしいとも言える。
昨夜のラブホテルからのチェックアウト、朝っぱらから流石にセーラー服で
街を出歩かせる訳にもいかず…仕方なく標準装備のメイド服にした訳だが、
メイドがいても違和感が無く一番目立たない…という事で、秋葉原に来た。
それでも「挙動」という面では充分すぎる程に目立っているシエスタだった。
「こんなにお店が沢山!城下町でもこんなに大きくないですよ♪」
町の小さな商店街を「お祭りみたい」と称したシエスタである。
秋葉原大通りは想像をはるかに超えた街並みに見えている事だろう。
幸い休日で、大通りは歩行者天国になっていた…一安心。
「あの、才人さん、歩行者天国って何ですか?」
エンジンで走る自動車が道に入れず、人が安心して往来出来る日だ。と、
簡単に説明をすると
「素晴らしい♪貴族の馬車も避けずに自由に道を歩いても良い日なんて♪」
まぁ、解釈としてはそんな感じでOKですハイ。
電脳都市(古)秋葉原…ここならネットから色々と調べる事が出来るだろう。
シエスタを連れていても不審者扱いで通報される事もあるまい…って?
あれ?シエスタ?ど、どこ??
「はい、そこで笑顔お願いしまーす」「振り向きポーズいいですかぁ?」
「こっち視線お願いしまーす」「ちょい胸を強調して貰ってもいいかな?」
シ、シエスタさ〜ん…お〜い、何をしているのかな〜?
「あ、才人さん、この方達がシャシンと言うものをとりたいとかで…」
「あ、すいません、くるっと回転お願いしま〜す!」
「はぁ〜ぃ♪」くるくる〜人差し指を立てて「お、ま、た、せ、♪」
周囲から一斉に 萌え〜♪萌え〜♪ の大合唱…。
「良く分からないんですけど、ポーズをお願いしますと言われたもので…」
「あの…いけなかったでしょうか?」
いや、いけないでしょうか?というより…むしろイイ!なんだけど、いや、
今はそういう事じゃ無くて…。俺と離れて迷子になったら困るでしょ?
「あ、すいませんでした」
ちぇ、もうお終いかよ…と言いながら散っていくカメラ小僧…その中に、
妙にローアングルから撮っていたヤツを見つけ…蹴り一線で取り押さえた。
珍しくデルフが口を開いた…「相棒よ、おめぇ、女絡みだと強ぇなぁ」
そういうとカタカタと震えた、どうやら笑ってるらしい。
気弱そうなカメラ小僧は「ごめんなさい」を繰り返していた。
「今まで撮ったヤツ…」全部消せ!と言いかけて…
「そうだ、シエスタ、一緒に写真を撮ろう!」
カメラ小僧にシエスタとのツーショット写真を撮らせ、近所の写真屋に行き、
その場で今まで撮った写真を全てプリントさせた後、メモリーを消去させた。
ツーショット写真はルイズに見られたら面倒だから、シエスタにあげよう…
シエスタは貴族の肖像画よりも綺麗でそっくりだと感心していた。
しばらくして、二人の写真は家宝にしますと鞄の奥に大切そうに仕舞い込んだ。
残りのパンチラ写真は、もちろんしっかりと才人の所有物となった。しかし…
もう二度と戻らないであろう世界にいる、ルイズの事をまだ考えている…
そんな自分に少し戸惑いを感じていた。

681 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/02(月) 18:57:03 ID:vBbTRVxw
さぁとにかく服を買いに行こう!
「私、この服で何の不自由もありませんよ?無駄遣いは勿体無いです」
「それに…」「皆さんも同じような服装みたいですが?」
しまった秋葉原は逆効果だったか?見渡せばコスプレで溢れかえっている。
「あ、あれはね…個人の趣味嗜好の産物というか…特殊なというか…」
あ、あれ?シエスタ?シエスタさ〜ん?また消えてるしぃ〜。
この世界に警戒心の欠片も無い彼女は、少し目を離すとすぐに消えてしまう。
まぁ幸いな事にシエスタの方からは才人の姿を常にロックオンしているらしく、
そのまま見失い、はぐれてしまう様な事は一度も無いのだが…。
「才人さ〜ん、こっちですぅ〜!こっち〜!」
見ると狭い横道を入った奥で数人のメイド姿の子達と談笑しているではないか。
「へぇ〜アンタ面白いね〜それってサイコーだよw」
「メイドたるもの、そのような言葉遣いは感心できません!」
「いいのいいの、アタシ達…今は休憩中!お昼休みなんだからさ〜」
「そ、それでも、そんな醜態をこんな往来で殿方に晒すなんて!」
「かったいこと言わないの♪アンタドコのお店?そんな厳しいの?」
お世辞にも談笑と呼べる物では無かった。休憩中のメイド喫茶の店員達に、
シエスタが腰に手を当て胸を張り、しっかと睨み説教の真っ最中だったのだ!
え、えと…シエスタさん…いったい何をなさっているので…?
というか、出来るだけ現時点でのトラブルは避けたいところなんですが。
3人組のリーダー格と思われる髪の長い女性がすっくと立ち上がって言った、
「この子アンタの連れ?っていうか店外デート?」
「あ、いやまぁ…そんな感じで」
するとケラケラと腹を抱えて笑ったかと思うと残りの2人に向かって言った、
「少しは見習ったほうがいいかもね!この子ってば最高だよ♪」
そして耳元で…アンタは見る目がある、この子は大当たりだ…と囁かれた。
シエスタはまだ納得し切れていない様子だったが、別れ際に三人に挨拶され、
それがとても丁寧で、シエスタが教えた通りの儀礼だったので上機嫌になった。
後に「まるでメイド長になったみたいでした♪」とその時の感想を述べた。

まずは服だ…目立つのは良くない、派手過ぎず地味すぎず…と思った所で…
あぁ無理だ、万年童貞・出会い系にまで手を出した俺に、女性の服を選ぶ…
そんなセンスがあるわけがないじゃないか。
シエスタはキョロキョロと興味津々で見ている、何の躊躇も無く店内に入る。
え?ま、まさか…こ、ここは?噂のアニオタの聖地と呼ばれる店なのでは?
思った時には時既に遅し…シエスタは店内の巡回コースの流れに乗っていた。
いきなり現れたメイドに店内は騒然としていた!いや、メイド自体は珍しく無い。
ここは秋葉原だ。しかし、このメイドは一癖も二癖も違っていた…。
魔法少女やエロフュギア、果ては着ぐるみ系までも「可愛い、着てみたい」と、
なんとも嬉しい…いや、困った事を言い始めたのである。
どうやら秋葉原のコスプレ系衣装がお気に召された様である。
「ほら才人さん!私にプレゼントしてくれたセーラー服も売っていますよ♪」
一斉に周囲の視線が突き刺さった!い、痛い…。
才人は慌ててシエスタの手を引くと…店を後にした。シエスタの希望を聞き、
結局「ドン・キ・ホーテ」で「セーラー服っぽい」無難な服を購入した。
その足でネットカフェに立ち寄り、戦没者名簿を調べることにした。
大き目のペアシートの個室を取り、今夜はここで一晩を過ごすことに決めた。
「慣れないせいか…なんかスースーしますね♪」
着替えを終えたシエスタが呟いた…あれ?以前にも似たようなセリフを…。
才人はある言葉を…反芻していた
『意地悪だわ…わたし、貴族の方みたいにレースの小さな下着なんて…』
『持ってませんもの…それなのに、こんな、短いスカートをはかせて…』
小さな下着なんて…小さな下着なんて…小さな下着なんて…
持ってませんもの…持ってませんもの…
服のことに夢中で…し、下着…買ってなかった…。
才人の心を見透かしたように…シエスタはスカートを少したくし上げ…
「確認してみますか?」と、頬を赤らめながら囁いた…。

682 名前:ものかき ◆XTitdn3QI6 :2006/10/02(月) 18:57:38 ID:vBbTRVxw
『競艶』

灯りの消えたアンリエッタの寝室…
押し殺すような小さく艶のある声が響いていた…
「ひ、姫様…そんなにされると…こ、声が、声が出てしまいます…」
「構わないわ、私の可愛いルイズ…この部屋には誰も来ませんもの…」
「で、でも扉の外には…女官が控えて…聞こえてしまいます…」
「聞かせてあげたら良いのですわ…黙するのも女官の役目…」
「で、でも…」
「愛しいルイズ…ここでは…案ずることは何も無いのですよ…」
ルイズはアンリエッタのされるがままだった…元より姫殿下に逆らうなど、
抵抗することなど出来ようはずがなかった。
「ルイズは感じやすいのですね…」
「そ、そんなことは…あ、ありません…」
アンリエッタが産毛のような柔らかいピンク色の薄い茂みをかき分けると、
そこは既にシーツに地図を描くほどに潤っていた…。
「あん、姫さま…」「あぁ可愛いわ…ルイズ…とっても…」
ルイズの幼い渓谷に指を滑らすと…中指を軽く中央に差し入れる…
その瞬間ルイズの身体が大きくうねり、そして背中をのけぞらせた。
「もう…こんなに…」
ふいに目の前に差し出された指を、一度摘む様にしてから広げると…
ルイズの体内から分泌されたその体液は…長く糸を引いた。
「姫さま…恥ずかしい…」ルイズは真っ赤になり両手で顔を覆った。
その手を強引に払いのけ…アンリエッタは唇を重ね、下を絡ませた。
無意識にルイズも…アンリエッタの下腹部に手を伸ばしていた…。
既にアンリエッタは下着を着けてはいなかった…
ゆっくり恐る恐る手を伸ばす…その様子に気づいたアンリエッタが、
「構わないのですよ♪さぁ一緒に…」
太股に触れるとそこには溢れる体液が…涙の跡のごとく通り道を作り、
それは既にシーツにまで達して、ルイズと同じ様に地図を描いていた。
「ルイズ…アナタと私は…何も変わらない…ただの…女…」
「さぁ…」
ルイズは促されるままに、黒いふかふかな森をかき分けアンリエッタの
秘部に指を這わせる…。
一瞬ひざをガクンと落とし、そのままルイズに覆いかぶさった…。
「ご、ごめんなさい、初めてだったもので…ケガは無かった?」
「いえ、姫さま…大丈夫です」
「もしかしたら…刺激が強すぎるのかもしれませんね…」
ルイズはおずおずと…言葉を選びながら精一杯の提案をした。
「あ、あの…姫様…お、お互いに…舐める…と言うのは…」
アンリエッタの目が輝いた!
「それ、そうしましょう!舌先なら刺激も弱いし柔らかいし…」
そう決めると2人は身体の向きを入れ替え…互いの股間に顔を埋めた。
アンリエッタは『ディティクト(探知)マジック』と『ロック』の呪文を
改めてもう一度掛け直した…。2人の競艶は明け方まで続いた…。

683 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:42:54 ID:lBNDj2lV
キター

684 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 19:50:46 ID:GMCsRXNU
>>650 本職だったのか、通りで・・
が、上手とはいえ飛び抜けて見えないのは、目が肥えたか?
このスレがなくなったら、生きていけるかなー

>>656 今月のラストあたりで、原作だと飛んでたサイトが意識不明の時の補完が入ってた。
ああいうのが増えるなら、よんでもいかなーって思うよ。

685 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:04:12 ID:cHS/9Pnz
ルイズがサイトを看病してるシーンはよかった。萌えた
サイトがうめき声を上げて、起きたと思って喜んで話しかけるものの、やっぱりまだ意識が戻ってなくて
頭抱えて泣き出すルイズたんがもうね(;´Д`)ハァハァ

>>682
GJ!
何で秋葉原なのかと思ったら、そういうことかw

>>672
このロリコンどもめ!(AAry
だがそれがいい、GJw

686 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:04:57 ID:HzXkwwAf
ものかきさんレベルたけええぇ!
そろそろ次スレの時期だね。
だれか立てて。
携帯じゃ無理……

687 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 20:17:05 ID:vgAwHUP4
グッジョ〜ブ!!!
カメラ小僧の前でのシエスタの振舞にギガワロスwww
想像したら萌えますた(*´Д`*)


688 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 21:54:57 ID:50wuAn+p
次スレ立てますね。少々お待ちを。

689 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:06:54 ID:50wuAn+p
470KB超過に伴い、次スレを立てました。

【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159793943/

次スレへの投稿を参加をお願いします。

690 名前:名無しくん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:16:29 ID:bj6q3/U/
保守

691 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/02(月) 22:19:30 ID:50wuAn+p
× 投稿を参加を
○ 投稿、参加を

692 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 03:22:39 ID:1jLOc2LE
次スレも出来たし、容量も後僅かだからもう埋めるか?

693 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 05:58:14 ID:rn9ka57Z
まだ20KB以上あるじゃねーか。
投下されるのを待ってようぜ

694 名前:ものかき『短編』投下 ◆XTitdn3QI6 :2006/10/03(火) 11:51:21 ID:Sfuo01+Y
カトレアは窓の外を眺めていた…
優しい日差しは庭の木々を照らし…時折り吹く心地良い風がその葉を揺らしていた。
どこからか羽音が聞こえたかと思うと一羽のつぐみが窓枠の隅に舞い降り…
…しなやかな動きで差し出した指先を、そっと優しいキスをする様に啄ばんだ。
「あなた…まだみんなのところに戻っていなかったの?」
カトレアは少し悲しげな顔で尋ねた。
「そう…でも、帰らなくてはいけないわ…きっと…あなたを待ってる…」
「私なら…大丈夫」そう微笑みかけると…
ツグミはクイっと小首を傾げた後…木漏れ日の中へと姿を消した。

午後の日差しはカトレアには強すぎ、散歩は専ら早朝か夕刻に限られていた…
それでも遠出は出来ず、せいぜい庭先が今のカトレアの世界の全てだった。
その日も夕刻になってからの外出だったが…二頭立ての馬車で少し遠出を…
というのがカトレアの思惑だった。夕刻に湖畔に水を求めて集まる動物達…
目的地は領地の外れにある小さな湖。時折りそこで動物達と戯れることを
とても楽しみにしていた。

その日はいつもと様子が違っていた…湖の辺が何やら騒がしい…動物達が…
あの子達の怯えた声が聞こえる…。
馬車を止め、馬達に「いい子で待っていてね」と伝えると湖畔へ向かった。
するとそこには自分の背丈の2倍はあろうかという竜の姿が、夕日を背に
黒いシルエットを描き出していた…。
なるほど…みんなそれで怯えていたのね…。
恐れるそぶりも無く竜に近づくカトレアに、隣にいた男が声を発した!
「いけません!なだめすかしてはいますが、今は危険です!離れて!」
初対面のしかも男性相手で戸惑ってはいたが、動物の事なら話は別である。
それでもカトレアは、おずおずと言葉を紡いだ。
「その子、怯えています…それに、右足に怪我を…」
男は驚いて竜の右足を見た!「あ、いつの間に…なんでお前言わないんだ?!」
「主人に余計な心配を掛けたく無かった…そう言っています」
「言葉が判るのですか?」
少し戸惑いながらもカトレアは正直に話した…動物達と会話が出来るのだと。
男はカトレアの前に膝を付くと、仰々しく言葉を継げた。
「恐れながら私も同じく動物の気持ちがわかるのです」そして…
「しかしながら私はメイジではありませんので治癒の術を持ちません…」
そこまで聞いたカトレアは…メイジでもないのに竜を操る男に興味を持ったが、
治癒が先決とばかりに「わかりました、では私が…」とだけ言った。

竜の足の治癒が終わった頃には、もうすっかり日は落ちていた。
「感謝致します…ミス…」
「カトレア…カトレアです」
「感謝致します、ミス・カトレア」
竜にまたがり飛び立とうとする男に向かい、カトレアは聞いた…
「あの、あなたのお名前は?」
「こんな平民に名前をお聞きになられますか?光栄に存じます」
「急ぎますゆえ竜上より失礼致し…」言葉尻を遮ってカトレアが言う、
「構いません」
「私の名はジュリオ!ジュリオ・チェザーレと申します」
そう告げると一瞬で竜は虚空に舞い上がり見えなくなってしまった。
その男の目は両眼の色が違う、いわゆる月目であった。その月目の様な
二つの月に照らされた小道を馬車に向かって歩きながら呟いた…
「ほんと…竜の心を読んでいるのね…」

カトレアは病弱で学院にも通っていなかった…すなわち学院の授業、
必須科目…サモンサーバント(召喚魔法)を行った事が無かった…。
ルイズは虚無の担い手で才人を召喚した…。
もしかしたらカトレアも…。

全ては二つの月と始祖ブリミルだけが知っている…。       
           -終-

695 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 11:59:15 ID:Yw2XAQYW
一日間これなかったらなんかやばいくらいたくさん
キテタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━!!!

しかも俺が望んでやまなかった異世界の方の誰かを
こっちの世界につれてくる話書いてくれてる人までいるとは!
最高すぎる、どれも上手くてみんな面白かった。

書き手の方々全員GJです!

696 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 13:04:47 ID:HNS4YSnU
test

697 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 13:13:17 ID:HNS4YSnU
>>684
亀レスだが
>上手とはいえ飛び抜けて見えないのは、目が肥えたか?
って、ココの住人用に書き下ろしてくれてるからでは?
読む限りエロ主体じゃなくて情景描写で表現するタイプっぽいし
みんなのために出来るだけエロを入れようと頑張ってくれてるように見えるわ
延々と「」会話でエロ進行する話に比べたら、頭一つは飛び抜けてると思うよ

みなさんGJ!
そろそろ埋まって次スレでいいのかな



698 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 13:27:36 ID:AVj/jQH9
自演はもういいから。

699 名前:名無しさん@ポンキー:2006/10/03(火) 13:37:15 ID:erx3cq6x
GJ!

700 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 18:08:47 ID:nHP79XNh
ume

701 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 19:40:35 ID:dhVp5QTX
埋めじゃないとできないようなふざけたネタを投稿するよ

702 名前::2006/10/03(火) 19:43:57 ID:dhVp5QTX
 注意
 この物語はいろいろな設定がだいぶ壊れていて見る人を選びます。



 ここは日本のどこかの家の中
「あ〜、退屈だな。テレビでも見るか」以下突っ込み担当の才人

 これは異世界に飛ばされた青年の汗と涙の物語である・・・・・・
「おっ、なんかおもしろそうなのやってる」 
 
 気が付けば青年は知らない町にいた
 緊急特番!! 異世界ぶらり途中下車
「どこかで聞いたことあるぞ!」
 どかーーーん!!! (バックの町が破壊された音)
「町破壊すんな!」

 主題歌 first kiss
「全然雰囲気あってねぇよちくしょー! いい歌のなのが逆にやだ!!!」

 歌が終わる
 どかーーーん!!! (さらに町が爆発)
「この町は何をしたんだ!」

 〜この番組は、ごらんの提供でお送りします。〜  ギーシュをふった一年生のケティ
                         デルフリンガー売ってた武器屋のおっさん
                         トリステイン魔法学院影の支配者コルベール
「なんだその微妙なやつらは! しかもコルベール先生が『影の支配者』ってどういうことだよ!」

 第一回 『平民は貴族に逆らうな!』
「いきなり嫌なタイトルきたし!!!」


703 名前::2006/10/03(火) 19:44:33 ID:dhVp5QTX
 証言者 S.Hさん
「俺じゃねぇか! 誰だよ名をかたってるのは!!」

 それはもう意外だったよ。まさかあんな顔してそんなことを考えていたなんて。
 薔薇にも棘があるように彼女にも痛い部分があるのだよ。
「ていうかギーシュだろ! しかも痛いってひどすぎるだろ!!」

 ザーーーー (ノイズが入る)
「なんだ?」
 夏季休暇も中盤に差し掛かった頃の話なんですが・・・
「バレバレだからしゃべる人変わっちゃったよ! あきらかに不自然だから!!!」

『才人』と『ルイズ』、『キュルケ』や『タバサ』、『僕の愛しいモンモランシー』に『ピー』の5人で賭博場に行ったんです。
「隠しても証言者わかる人にはわかるから! 『僕の愛しい』ってなんなんだよ!!!」

 只今、お聞き苦しい表現があったことをおわびいたします。至急台本を見直しております。
「モンモランシーかわいそうだろ! ていうか生放送か!?」

 なんでもルイズが前にぼろ負けしたのでリベンジしたいんだそうです、ギャンブルで身を滅ぼす典型的なダメ人間ですね。
「言いすぎだから!!! はぁ、はぁ」(疲れてきた)

 案の定ダメ人間は負けてました。
「ひどすぎるから!! 殺されるぞ!!!」

 才人もキュルケもモンモランシーも僕も負けてました、まったく使えない人ばかりです。
「人のこといえないし! 自分入っちゃってるから!!」

 でもタバサだけ勝ってたんです。すごいじゃないか、と話しかけたら驚くべき言葉が返ってきたんです。
 無表情の癖に「・・・・・・笑いがとまらない」って言ったんです。
「これまで散々驚いてきたからもう驚かねーよ!!!」
 驚いてるじゃないか
「視聴者いじりはやめろ!!!」

 どがらががしゃーーーーん!!! (番組のセットが壊れる音)
「何が起こったんだ!?」

「このバカ犬!!! 出てきなさーーーい!!!!!」
「原因はルイズかよ! しかも証言者俺だと思ってるし!!!」


704 名前::2006/10/03(火) 19:46:30 ID:dhVp5QTX
 次回予告
「次があるのかよ!」
(中略)
「略すな!!!」
『バカ犬のしつけ方』
「ルイズがなんかの形で関わってるのか!!!」

 晩御飯抜きーーー!!!
「まだ暴れてんのかよ!!!」


「ふぅ、ようやく終わった・・・」
「おもしろかったな、サイト」
「なんでギーシュがここにいるんだよ!!」
「来週も一緒に見ようじゃないか」
「来週もあるのかあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


705 名前:596=684:2006/10/03(火) 21:37:40 ID:/8z4Woms
>>697
同じく今更だか
描写能力=面白い文章て訳でもない。
特にパロのスレだから、基本情報は皆持ってるしね。
確かに上手だが、ここの住人に読ませる文章と見たら、飛び抜けているかな?
って事です。
205氏の『少年…』に見られるストーリー構築能力や、
せんたいさん氏の『メイガス…』の世界設定。
我ながら例が卑怯だけど、それらの例を見た上で、総合能力として抜けてるかな?

例えば、敢えて苦言を呈すると、他の職人に比べて読みにくい。
「」で展開する文章は、描写としては負けるが、流れが掴みやすい。
特にここの場合は、キャラに対する認識が共通だしね。
他の描写も、2chで読む前提で構築されて居ない。
個人的趣味で悪いが、冗長に見えるときがある。

ちなみに、嫌いではないよ、ものかき氏。
一部が妙に熱いが、そこまでか?
って感じ。
多分次スレの11も似た違和感が有るのだろうね。
感じ方の違いってだけかね。
コテハンで書かれているようだし、コテファン(造語)でも付いてきたかな?

あと、感想はそれぞれだけど、各々好きな職人が居る所で、頭一つ飛び抜けてるとかゆーな。
それぞれの職人に長所があり、足りない所がある。(短所って言葉嫌いなんだ失礼)
1番好き、は良いが他を下げるな。

>>698流れから、思われても仕方がないが、疑いは晴れたかな?

さて、職人待ちの皆さん残り少ない所で長文申し訳無い。
年寄りはこれにて、失敬を。

706 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 22:00:16 ID:HxZ2mm53
ID:HxZ2mm53

707 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 22:45:33 ID:AVj/jQH9
>>705
なんかよく分からんが自演っつたのは
物書きって奴がのことだから。
こいつの態度見てると自演ぐらい平気でやるぜ。

708 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 22:55:28 ID:bvCGecsX
今更なんだが、何でものかき氏の本職が割れてるんだ?
誰かがそう思って本人が白状したとかそんなのか?

709 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 22:55:49 ID:NFPt1FsV
創作に自己顕示欲は絶対必要だとは思うんだけどね
2chでやられると違和感感じるし、確かに自演臭がするんだよな

710 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 22:57:28 ID:2zG4KM7R
どうでもいいじゃないか。もし違った場合はものすっげぇ失礼だし。
億が一そのとおりでも変なレスはスルーでおkだし

711 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:01:41 ID:QX6NpIfO
>>650の推測だけでどうして本職と呼べるのか疑問だ。
たぶん勘違いだと思うけど。

712 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:04:48 ID:2zG4KM7R
まあこの話はもうここでやめとこうよ。

713 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:11:49 ID:c7vBHUmz
んだな。折角の良スレをギスギスしたまんまで終わらせることもあるめえ。

次スレでもエロ非エロ問わず面白い話がたくさん読めますようにと祈りつつ、埋め。

714 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:28:51 ID:niZxThnw
ルイズって、サイトを格好いいと思う事はあっても、
シエスタみたいに「可愛い」て思った事はないよね、確か

サイトのふとした仕草に思わずキュンときて、
「わ、私ったらサイト相手にななな何考えてるの!これじゃあの馬鹿メイドと一緒じゃない!」
みたく悶えるルイズたんが見たいと考える俺はきっと変なんだと思う

715 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:48:33 ID:7vHA1aPX
マンセーレスも大変だなw

716 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/03(火) 23:56:39 ID:IkGy9tUK
クロスオーバーの次は声優かい
もう何でもありだな、おっかねえ

717 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:16:01 ID:JpubwnHA
俺はすきだがねぇものかきさんの

まあそんなわけで書き手の意欲を削がない程度にしてほしいぞ

718 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:33:25 ID:IQ6fZlAe
エロパロ板定番の流れですね

719 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/04(水) 00:47:27 ID:JNJC2LJg
>>702-704
テラワロスwwwww
茶をディスプレイに吹きますたwwwww

720 名前:名無しくん@ピンキー:2006/10/04(水) 06:30:23 ID:KsjHa+qD
保守

721 名前:木村あやか命:2006/10/04(水) 19:10:48 ID:wfCMuLu9
そういえば、阪奈役が平野あやってなってるけど
デールに出てた奴と一緒なの?
というか、面倒だから源氏名使うの止めてほしい。・゚・(ノД`)・゚・。

722 名前:721:2006/10/04(水) 19:14:40 ID:wfCMuLu9
スマンかった
誤爆だ・・・

723 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 00:52:10 ID:ZqHkr4bT
>>新スレのID:m2ki1+vO
とりあえず貴方が一番空気読めてない。荒らすのが目的じゃないならこれ以上引っ張るな。せめてこっちに書け。
見下す発言してる奴はどう考えても荒らし。もしそうじゃなくても誰かが注意して終了すればいいだけで引っ張る意味がない。荒れるだけ。

724 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:10:05 ID:yWaHcnFG
2chだってのに繊細すぎる奴がいるのは困り者だな
過剰な擁護してる奴もわざとかと思うくうらい
ただただ貶してる奴よりひどいとは言わないがアレな事に違いは無い

725 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:12:02 ID:m2ki1+vO
確かにその通り。
申し訳無かった。

一度、>>596で庇ってしまって、後悔気味で暴走気味だった。
かさねて、すまない。

726 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:12:11 ID:O1C2pTm6
今回の荒れっぷりで、SS書きでスマートなのは、作品を投下するだけで
どんな批評だろうと気にせず創作&投下を楽しんでる奴だと思った。


727 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:15:49 ID:m2ki1+vO
批評を気にせず、は同意しかねるな。
せんたいさん氏のタバサ物
あの見事な意見反映というか、反省反映があったから。

728 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:20:21 ID:z9GqIRA/
もともとココで書き始めたわけじゃなく,誘われて頼まれて書いていた分,色々とスレ住人に対して気を回しすぎていたんじゃなかろうか,これ以上話をひっぱるつもりはないけど,なんかお気の毒,もっと気楽に投下してくれてよかったのに,とおもた.

729 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:25:49 ID:m2ki1+vO
気を使う方向性が微妙な気がする。
嫌いじゃないんだか・・・
配慮がたりんというか、職人にそんなの求めるなと言われそうだかね。
書くこと以外の、創造力が足りないてか。

730 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:27:43 ID:HtDVYAYu
過つは人の常
許すは神の業


そして神は全てを許される

731 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:30:18 ID:z9GqIRA/
>>729
そんな言い方されるのか,俺だったら.絶対にここじゃ書けないな.

732 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:34:55 ID:ZqHkr4bT
>>729
っていうか他作品罵倒したとかじゃないのになんか過剰反応しすぎじゃないか?
なんかへんなことしても注意すればいいだけだし、注意して逆切れしたとかならともかくさ。
悪いけど貴方が一番配慮が足りてない気がするぞ

733 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:36:19 ID:6K2TRqLl
結局空気読めない奴はどこいっても叩かれる。
>>726が正解。
余計なことは語らず黙々と投下し、自分に利する批評を受け入れる。
そういう奴のSSは面白いし、SSとは関係なくても皆から好意的に歓迎される。

ダメな奴は少し考えれば分かる程度の基本的なマナーがない。
まるで書きながら投下してるんじゃないかというぐらい
"ここまで"と区切りを付けずに投下してくる。
他の職人が投下できないし、保管人にも迷惑。
そしてやたらとコテで発言したがる、後悔したり調子にのったり
とにかく余計なことをベラベラと喋る。

734 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:44:24 ID:m2ki1+vO
確かに言い過ぎたけど、質問前にとか、
書き込み前にログを読むのは、最低限のマナーじゃないかと思うんだ。

そのへんの事を考えないって言うのが気になる。
作品みたら、思考力無いわけじゃないから、余計にね。

735 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:45:38 ID:ZqHkr4bT
いや、だからさ、一回注意してしばらく様子見てからでいいじゃないかっての。
はじめてきたみたいだったし。

736 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:45:50 ID:z9GqIRA/
>>729の発言を読んだら,もうここを見てたとして,投下したくてもできないだろうね


737 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:47:29 ID:yWaHcnFG
規模が大きいから色んな人がいて
匿名掲示板だから皆が礼儀正しいわけじゃない
そういうことをわかってやってるならいいんだけどね
全て肯定的な反応ばかりになる訳がない

ま、向いてない人だったんだろな
仕方ない

738 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:51:46 ID:zkUylMbL
ID:m2ki1+vOは荒らし

739 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:53:01 ID:m2ki1+vO
何人か注意してたし、よそで書いてた人なら、
知ってるマナーかと、ローカルルールじゃないんだし。

740 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:54:06 ID:z9GqIRA/
一見様お断り,の高級料亭みたいだなw,だから余計に気を使って質問も多かったんだと,俺はおもてたんけどね,まあ仕方ない

741 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:57:06 ID:m2ki1+vO
荒しか、本スレ書いたの言い訳しようがないな。
黙るとしよう。

742 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 01:58:20 ID:ZqHkr4bT
とりあえず貴方が文句言ってる相手以上にあなた自身が
明らかにマナーがなってないようにしか見えない、申し訳ないが。

743 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:07:51 ID:OkXVBiRg
今回の件でそれぞれ皆分かったと思うが、書き手は「書くこと」に忙しいので
読み手はいろいろと注文を並べる前に、それをフォローしないといけない。

特に、他から誘導されて来たんだから、生暖かく見守ってあげないと。

744 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 02:14:48 ID:z9GqIRA/
>>739

普通の話を書いてた人を誘導して,頼み込んでいきなりエロを書いてもらっただけでも凄いとおもたよ,
マナーやルールなんて後から教えてあげれば慣れてくるし,他では違ったルールで書いてたかも,
腰が低いおとなしい人だっただけで,誰にも文句や愚痴は言ってなかったよ.

745 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 04:09:20 ID:mp6FtXBW
エロを書いてもらうために誘導したんじゃなくて、本スレでスレ違いのSSを書き込んで、
それに対して「SS書くんならこっちいけ」と誘導されたんじゃないのか?
だから始めの方で、ここが18禁系のスレだと初めて知った口振りになったんだろうし。

746 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 05:00:57 ID:ZzegDQ7o
ジェシカーっ!お前の乳を、おれは凄く愛しているぞー!!

747 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 05:13:47 ID:6o1vcqHS
>>746
あの乳でサイトやシエスタより年下ってのは反則的!

748 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 05:17:53 ID:6o1vcqHS
>>745
そうだったけか?どこかのスレから誰かが呼んで来て頼んだんではなかったか?
18禁系だと知らなかったって言ったら、エロ無しでも良いから何か書いていけ〜とか
そんなんじゃなかった?


749 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 05:53:41 ID:96p6omWq
信じる信じないは別として彼の参加時に居合わせた俺の証言

1.(誘導を受けて)こんなスレあったのかと来訪
2.どこから?との質問に「アニメ2から」との回答
3.該当スレ見たところ、アニメ2期に繋げる為のオリ設兼プロット書いて
  ここへの誘導受けた模様
4.エロパロスレとは知らなかったとの事だが別にエロに拘らない、
  気が向いたら書いてみてくれとの要請をした
5.以下現状に至る

根源は俺だね。雰囲気悪くなる結果を招いてほんとうに申し訳無いです。
元のスレで書き物業とかしてる事匂わせてたし過去ログから作品投下の
流れつかんでもらえると思ったんだけど元スレとの隔たりで混乱されて
しまったのかも、とは思う。返す返すも残念です。

750 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 07:24:01 ID:8rIJeT3O
何故、スレが荒れるのか

751 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 07:53:14 ID:XwDWiJPU
ジェシカとシエスタの親戚丼?じゃあジェシカは巨乳炉…か?


752 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 08:21:39 ID:F/7Z93h3
>>根源は俺だね。雰囲気悪くなる結果を招いてほんとうに申し訳無いです。

それは無い

753 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 08:33:01 ID:z4kwNR04
一応言っておくけど
この話題を次スレまで引っ張ったりしないでくれよ?

こんな状態じゃ常連の人はまだいいかもしれないけど
新規の人にとってはかなり書き込みづらいだろうし

754 名前:名無しさん@ピンキー:2006/10/05(木) 08:33:26 ID:F/7Z93h3
誰のせいでもなく、自分がルール、マナーに抵触したのが悪い。
投下タイミング、指摘を見逃したり、その日に投下する分割表示を、
最終的な分割表示と勘違いしたり、非があることは明らか。
書き物業とは言ってもデフォで2Chに書いている訳でもなく、
こういうスレでの作品投下の基本を本当に知らずに
空気が読めていなかった事も否めない。申し分けない。
先述の件ですが、新スレでは無く…あえてこちらに投下させて頂きます。
容量的に収まるとは思うのですが…。
「ものかき」


755 名前:『シエスタ&才人の小旅行』プロット1/3:2006/10/05(木) 08:35:56 ID:F/7Z93h3
最初に考えたプロットに読み易いよう、多少の肉付けをしたモノです。
大体のオチまでの流れは判って頂けるかと思います。
当初の設定なので実際に書いた内容と違っていたり、
てをにはの間違い等はご容赦ください。

『シエスタ&才人の小旅行』(仮)

突発的に起こった日蝕により日本に迷い込むシエスタ&才人。
才人は行方不明or死亡扱いで実家も引越し済み!行くアテ無し。
残されたルイズは取り乱し、最終的にアンリエッタの元に。
アンリエッタの前では本音が出る&嘘を吐けないのでデレ全開!
日本ではシエスタの大ボケ&才人の突っ込み!のんびりムード。
(才人さん、あそこに学院長さんがいます!)
(以前才人さんが学院の庭の隅に立てた様な小さな家に入って…)
(あ、あの人は違うから…目を合わせちゃダメ!)
とかのネタは危ないか?
トリステインでは国を挙げての大捜索&真相究明劇。
零戦の持ち主の子孫探し…行って見るとジェシカと瓜二つの子。

設定1
零戦のパイロットは国に家族を残したまま戦死扱いという事で処理。
残された家族の子孫がジェシカ似の子という設定。
帰還したパイロットはキ●ガイ扱いされたが「異世界に行った」と
残された家族に語って聞かせていた。「とても綺麗な広い草原を見た」と。

話を聞かされていたジェシカ(仮)はシエスタ&才人の話を信じる。
ちょうど従姉妹が来ていると紹介されると、アンリエッタと瓜二つ。
(江田杏里…という名は狙いすぎか?吉田一美でも面白いかも)

設定2
零戦のパイロット…トリステインに着てから一人の貴族と恋に落ちる。
身分の違いから身を引き、シエスタのひいおばあさんと結婚するが、
その時貴族が身ごもった子供がアンリエッタのおじいさんorおばあさん。
アンリエッタの「平民も貴族も分け隔てなく…」の考え方はそれ故。

トリステイン王宮へ集まる情報とコルベールの研究成果によって、
擬似的に日蝕(のような状態)を作り出すことは可能だと判明。
ただし、条件とタイミングが難しく、必ずしも才人が異世界に行った
という保障もどこにも無い。が、ルイズは行く気まんまん!
才人に逢いたい、心配だとアンリエッタには本音を漏らすが…
表向きは「使い魔の癖に主人をほったらかしにするなんて!」
「とにかく、あのメイドと一緒というのが許せない!」系で。

設定3
擬似的に日蝕を作り出すためには「虚無」の発動が必須。
日蝕に飛び込むには並みのスピードでは無理&絶妙のタイミング必須。
風竜が一番速いが、それを絶妙にコントロール出来る乗り手がいない。
(タバサでもいいが、今回は見送り。次回作で活躍宜しく)



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