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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第30話☆

1 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 16:20:39 ID:XPOczEXs
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレです。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をしたほうが無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」…「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶことが出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけてください。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントすることが多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。


リンクは>>2

2 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 16:20:50 ID:XPOczEXs
『リンク』

【前スレ】
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第29話☆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1189866413/

【クロスものはこちらに】
リリカルなのはクロスSSその17
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190209861/

【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【参考資料】
・Nanoha Wiki
 http://nanoha.julynet.jp/
・アリサだもんっ!
 ttp://homepage3.nifty.com/damenahito2000/
(キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)

☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/  (wiki)

3 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 16:29:24 ID:1NT0RNWu
夜天の1乙

4 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 16:39:57 ID:sKe9a0C2
1さん乙

5 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 16:53:47 ID:WJJmBsf2
乙っさー

6 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 17:16:35 ID:SO3jWY6k
乙なの!

7 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 17:22:22 ID:Q+GVVl7p
>>1

8 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 17:44:20 ID:uIioooqp
オレは【GJ】が嫌いなんだ


乙してやる!
乙してやるぞ!!

9 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 18:20:08 ID:E+K9g2tB
>>1
乙である。

10 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 18:42:11 ID:UG2WMnDl
>>1
   lヽ  ,、,、./    ,-、),-、   , '´ ⌒、ヽ
   <)' ~´ハバ    Y ;' A`) .  l(((!((("メi .    /゙Y /^ヘヘYヘ
   | イノリノハ)) : : : :`ヽ/´ ̄ ̄ 从^ヮ^ メij .刀.、/,ィjミノレハ从リヾ   .,'`》'´⌒`彡
  ノ.人l|゚ -゚ノl| .  : : : : : : : : : : : : : : :、:\/: : : く+ハ(!`Д´ノハ+>/ ,ィ∝ノノ)))))
     /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\: : : : : : : ∪: :∪ : : : : ( ( ゝ(l!゚ -゚ノ|l
    l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ , ミ ´.⌒.^ 、: : : : : : ,(_: :_:<(^!!つつ
      /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l. ⌒(((从从〉*⌒`7>f^⌒ヾY⌒>
.      l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:|    |l゚ヮ ゚ノ|l ! xくけ从ハル=ト<
.      |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ    V;;リ 'j.:.,' |    ⊂!卯(⊃t/: : : :.リ、∀`*リハヽ
....    j:ハ.:.:..・ト :.ゝ   '    /.:/レ| _ . 〈_|_ヽ.> /: : : : セ二/  ,-' ̄ ̄ ヽ
         '´.r===ミ彡  V 7   彡'.:.∠ =。= ヘ. し'ノ /: : : : /      ( ((ハル ヽ/ ̄ ̄⌒ヽ
       ノ !リノノ))))|ヽ.   ´ , イ! .:./i !!ノリノ))》.  ,': : : : /.       `ゝ^o ^ノ√i (《レノリノハ) )
.       (  |.|゚ ヮ゚,l|ゝ . ト≧≦ュ| リ/ ノi゚リ.゚ ヮ゚从  i: : : : {    、 _☆ミつ介》ヽ :: ヾ #`‐´ノ
..      ∪ ̄ ̄∪ /|, '´⌒"vヽ、_.(つ)Ψ(^つ  {:, -===、アヘヘ `ヘ___ノ: : : <( つ[!;つ
       /ヽ::::::::::::::::/⌒(从从-;*⌒:::::::::::::::: ̄ヽ    {7/^ー^ヘ.ノ八从ハ : : : :∠† _(†ヽ彡
       |:::: ヘ ̄ ̄ {___ ル-_-*リ|(_j ̄ ̄"メ:::::::::|    ∨ifノハヽhリ・ヮ・ノn : : : 又 !从从))))
       |::::{ \   /' ∪⌒∪ \   ./ l::::::::|     ルl| ゚ヮ゚ノル!弁{ ン ̄.〈y.リ(l|゚ -゚ノ|l!
     /ll::::}\ ∨ \  ,VCV  ∠ _∨ |::::/ハ      / ,_厂})){ヒつつ   〈y ⊂^)!†i(^つ
     { }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖  l ::{{ }    / /_j_j>j       ¥ 《/、,、,、,ヘ¥
     V__/   / /   /:/`\r'〃ニフ   }::V/.    ん'(_ノノ、ノ         .`~じフ~
     {´ /了 ̄|l   /:/      ̄ ̄`ヽ ヽ:/


11 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:35:00 ID:zX1bws3d
>>1
さて、新スレになってフェイトさんのアホの子な呪いは解けたかな?

12 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:36:46 ID:1NT0RNWu
>>11
弱まることはあっても『永遠に』解けないと思うよ

13 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:44:10 ID:qng9kDFb
すでになのは=悪魔と同じぐらいのとこまで来かかってるしな、フェイト=頭弱い子

14 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:48:53 ID:HsZvhVVC
前スレ676>
>ゆのはとかナーノとか安直な名前自重wwwwwwwww
>そこで噴いてしまうwwwww

エリザベス・タカマチ・スクライア
ヴォルフガング・タカマチ・スクライア

は?!


15 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:49:20 ID:WJJmBsf2
ゆのはか、どこかの温泉郷で神様やってそうだな

16 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 21:56:20 ID:oUqjb/NR
ゆうは=夕葉、とか
どっちにしろ安直だがw

17 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:10:52 ID:TOuBubW6
なのはが誘拐されクローンが作られて、
オリジナルは賞金稼ぎをしていて、管
理局から追われている…みたいなSS
が載っているサイト知りませんか?

18 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:12:59 ID:R3Kfft/Z
>>1

>>8
スティンガー自重。いくら主人公機のAI&オペレーターがなのはさんだからと言ってもな!

19 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:20:25 ID:whhkVyQU
>>1乙じゃないか・・・
>>18
ちょっくら亡霊計画やってくる!!

20 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:24:29 ID:8k2/hYHh
PPのオペレーター(というかパートナー)のCVは長沢美樹だぜ?
たしかになのはさんヘッドはあるけど

21 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:25:33 ID:5M6Fm9bJ
>>20
なのはさんヘッドと聞いてターンXの如く分列するなのはさんを思い浮かべた

22 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:28:53 ID:zRrNRM+l
>>1乙だね、コーウェン君。

23 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 22:39:49 ID:ZJCdYUSK
DISHとライフルマンヘッドは俺の青春だった。


ある程度行動制御されてるっぽいナンバーズ姉妹に愛憎劇はありえるんだろうか?

ウェンディがグズ呼ばわりされてるのはノーヴェを「守る」ことを
優先しているために(無意識に)攻撃面がおろそかになっているから、みたいな
俺設定からハッテンさせて反転暴走気味なウェンディ×ノーヴェを
書こうとしてみたんだがギブアップ。
ノーヴェは上げ底ローラー外すと思いっきり小柄だったり、
上半身に着てるジャケットは脱がすためとしか思えなかったり
特徴がことごとく受けに回ったときに映えそうなキャラなのに、
技量が追い付かない……。

24 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:11:15 ID:FlhxRFGO
>>前スレ613
乙、是非続編を作ってなのは死亡の未来を改変してくれたまへ。

25 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:12:30 ID:H8qK9N8x
>>21
いいデバイスだね・・・でも、私のレイジングハートのほうが格段に上ッ!!

26 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:13:14 ID:Snmp/zl4
>>21
「すごい、すごいなの、このパワー!流石機動六課のお姉さん」

こうですか わかりry

27 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:29:59 ID:H8qK9N8x
オールレンジスターライトブレイカぁー?試してみるのぉ!!

28 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:36:48 ID:Snmp/zl4
ギンガ南無である、なの

29 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:43:00 ID:zX1bws3d
とりあえず、腕や足からの攻撃全てがSLBクラスだとする
それが全方位オールレンジで襲い来るとなると・・・
魔王どころの騒ぎじゃなくなるなw

30 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:50:22 ID:WdQ4m/rs
でも25話のレイハさん、其れに近かったぞ?
ビットから砲撃したり多重バインドしたり、5重SLBやったりwww

31 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:53:36 ID:X4hZxqQw
初めて自分も何か書いてみようと悪戦苦闘中
エロい描写書ける人が羨ましいわぁ…脳内ではゆりかご戦バットエンドで
ヴィヴィオ攻めなのは受けで妄想できるんだが文章は難しいね

32 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/21(金) 23:58:57 ID:wNSnnHLY
このスレ新しい書き手の誕生率高いよね

33 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:06:22 ID:rZNeKa0b
\               ,. ‐,ニ=- 
 \  ,. - ' ´ ̄ ̄ ``ヽ. / /.‐¬=- 、
 Y |/              ' ´ ̄``ヽ、    /   |  | _|_   ――┐     _|_  | |   フ土  | |
>/ニ                   ‐ 、 、 ヽ   |   | |   |  ─   /  ヽ./   /  | |   .)羊  | |
イ ヽ /     / / /   、 ヽ.  \ヽ}.      /  |  .ノ      /  ア/   /|\  |  |/ ── .・ ・
.|   /  / / / 〃 //1 l  ヽ  \.  i ,ィ-‐'´'" ̄´'‐- 、_ 
.|  ./  / / ̄/_Z_フ〃 ト!j1 l l l  ヽ ヽ } '´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`~ヽ、
   /  / /,ィ´,ィぅ、ヽ ′/lムトj l l l   いV.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
   | l イ ヽ{ トッ::リ    ,fi }〃/ l   l:!:.:.:.:.:.:.:.、:/{ム<_{:人:.:.j:.、:.:.ヽ!
ヘ. ヽ| :l  |   `ー'′    トリ1 }} l  jゞ.:.:.:.:.:.:.:.:ト' r't:dミッ ,ソ_)ィ、:.:.N
 ヽ ヽl  l       __  ' ゙' j 〃/l / 〉:.:/ニ}:.:,'´,..:`ー'   ftテァ'}:.:.:!'  ,. ‐'"´ ̄ ̄ ̄三≧=-  
   \l  l    i´  ノ  ,.イイ/イ /イ '、:.l '(j、:.:} "     _`)゙´/:.ノ' , ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、        __
- 、_,.ヘ. ト、_  `ー‐' _,. '´/ /      ヾ`ーz`′  , ―-、   l:.ノ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト,、_Nト、:.:.:.:.:.:ヽゝ、/l |ヾィ′: : : : ` ‐- 、
ヽ  `マ ヽヽ._7ー‐ '  / /       /`ヾン     '、二)ノ  /´ イ:.:.:.ィt:.:.:.:.:.y‐rミメiVjL:l:.:.:ヽ 丶v' : : : : : : : : : : : : : ` ‐ 、
l l   ',  ヽ ^1 ` ーrく /      ,/   \   、  ‐ ,. ´  'ノ}:.{f'リ:.:.:.:.卞‐゙'   ゙ti'リ,、:.:、:',/ : : : :/l: : 、: : : : : : : : : : : : ` 、
l l   ヽ===l    ll Y丁ヽ  ´ ̄::\   `丶-`干[´     ,」ノ:`ーf{:.:.:トl、  _ イ:.ト、ヾ!゙' |: : : : /__ヾ: : \: : : : : : : : : : : : \
l l    ヽ-- l    lj l l l い ヽ::::::::::::\ <二>/ //ハ`ヽ、   「::(レヘ:jヾト::'、 〈ヽソ/fi|    i: : :__ll`<ゞン\r;ュr:、: : : : : : : : : : :ヽ
l l___,...._! リ    〃//j ! い | 、 ',:::::::::::::::`'‐-、.L.Llノ::::ヽ l lヽ ノ::::::`丶、_`ヾト、__`ア`ヾl   | :/ヘl:!     〉 l)  ̄ `ー-、: : : : :.|
└─ '"¨¨><ヽ、_ / // / l  い!|ト----、:::::::::::|  |:::::, -| l l |´、`丶、:::::::::`7三彡)`丶、   ,' `-| ト、 -‐_- /l       \: : /
     ,.ィ7ハヽ \_// 〃 |  l/||    ヾ:::::::|  |:::/  lノノノ、::::\::::ヽ::::::::/   /L:::::::::ト、 /: : :.i | | \   /l |           }:/
    ゝク/ |ヽ〉、,、,{  l  / /  |l     l:::::::|  |:/  !ノノ ヾ:/:::::::><___ゝ、二二ノ/ : : :.! | |-― ゛-< i |__ _     /


34 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:16:45 ID:sKYavPxm
ユーノって真面目に権力争いに参加すれば時空管理局のトップまでいけると言うssみたんだがこれはマジだと思う?

35 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:21:45 ID:cbtHZahw
(´゚ω゚):;*.':;ブッ
何か流れそのもに加え、

>>33で止めを刺されたwwwwwwwwww

インスタントコーヒー返せッッ!!

36 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:22:11 ID:v6jNGe2d
世の中には「情報を制す者は世界を制す」なんて言われる名言があるからなぁ…ユーノさんが頑張れる描写がアニメじゃなぁ…

37 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:22:28 ID:k77YS4J4
>>33
ちょwww
ファンネル使える奴一人だけじゃwwww

38 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:23:47 ID:19+QhNFM
ユーノの能力は無限書庫でこそ最大限に発揮されるだろうしなぁ。
書庫から出たらただの総合Aランク魔導師でしかないし。
情報を司る部署、つっても既出の情報の溜まり場だから、諜報やら何やらとは畑違いだし。権力を得るために活用できるものかと問われると答えは否だしな。

結論。かなり難しいんでないか?

39 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:26:58 ID:c7aM+Lti
>>21
なの「純粋に闘いを楽しむ者こそー!」

・・・・・・アレ、違和感無い?

>>34
結局のところ、無限書庫の影響力次第だよね。
書庫の資料による作戦の効率うpを上手く上層部に売り込んで、ある程度食い込んだところで
今度はコネやら情報戦を駆使してライバルや目の上のたんこぶを落としていけば・・・・・・
でもそんなの僕らの司書長じゃないやい!

40 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:30:27 ID:k77YS4J4
例えて考えるなら国立図書館の司書長が国のトップになれるか。無理じゃないけどかなり難しいだろうなあ

加えて権力闘争に必須の「運」も無いし

41 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:33:04 ID:0OF0sXO2
>>40
もっと必要な「権力欲」も無さそうだしな。
考古学者としての仕事も順調そうだし、権力とかどうでもよさそうだよな>ユーノ

42 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:36:01 ID:+MSfI8UX
管理局全体のトップになれるかどうかはわからんが、高い地位ってだけなら
ハラオウンともコネがあるし、ほかにもちょこちょこあるからある程度までなら
一気につっぱしってけるんじゃないかな。重要な部門の長でもあることに変わりはないしな。

二次創作なら無限書庫内にはいろんなお偉いさんの過去も詰まってるって設定もありなんだぜ?

43 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:40:16 ID:+MSfI8UX
でもまあ、権力欲に取り付かれた司書長様なんか見たくないけどな。
ユーノの場合
『いつの間にかお給料増えてたよ・・・・・・でも使う暇ないから意味ないよ。ハハハ・・・・・・』
とか言って枯れてそうだ。給料を使うような暇もない青春・・・・・・カワイソス。

44 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:45:48 ID:EZEPlyQ+
権力? お金? そんなものより休みをくれっ!

ってのが無限書庫で働く人達の共通認識w

45 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:48:24 ID:m5Zz1/9F
そこで書庫職員が共同出資でウーノ以下12機購入ですよ

46 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:51:08 ID:LqcsbYmz
いつかユーノが自身の扱いの悪さにキレて謎の敵キャラ補正付きで管理局とドンパチやってほしいと思うのは俺だけ('A`:)

47 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:51:36 ID:TrwNhrYd
>>45
実際問題、ウーノとクアットロは保護観察中に無限書庫手伝いそうなんですけどね、イメージ的に

48 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:54:28 ID:r/n7RqEL
もし本当に最終話で12機が無限書庫にいたらどうしよう。
・・・それはそれでおもしろいか。

49 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:54:44 ID:RjFxVNE9
役に立つの1と4くらいじゃんw
他は、なのはさんに>>「純粋に闘いを楽しむ者こそー!」って教導されてるよ。


50 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:58:39 ID:G1IKp1v5
>>44
年がら年中銀英伝の回廊の戦いのあとのヤン艦隊みたいな状態なんだなw

51 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 00:59:03 ID:1t5WWl8f
>>39
「インテリデバイスを見つけただけで、小学生は魔法少女になったのだからな!我が世の春が来たのぉぉぉ!」
「おおぉ…辛かろう…さぞ苦しかろう…これは!あってはならんことであるの!私がリーンの翼で粛清するの!」

国立図書館なんかとは情報の量も質も違うし、活用してけば悪いことにも使えるだろうね
「都合が悪いから破棄しよう」みたいな意図も働いてないだろうから
…つまりえちぃな事にも持ってけるってことですよあなた

52 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:01:19 ID:N0YWLMS5
>>49
ギンガナム隊ならぬ『地獄のタカマチ隊』の完成ですね?わかります!

53 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:02:30 ID:0OF0sXO2
>>49
2も管理局員として仕事してたわけだからそれなりに出来るだろう。
あと、8も一応情報処理とか出来たんじゃなかったっけ?

54 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:21:42 ID:JPM1GPsK
ついさっき桃色のアリサが召喚するスレ見てきたら、ユーノが呼ばれてた。
ルール違反かもしれんが、アリサ熱が再発しそう…。

無印前のユーノの過去関係の話持ち上げるにはどうしたらいいのか…。
俺的にベタな奴ではロケットに知らない少女の写真いれてたりする…辺りか
それがなのは以外の誰かに瓜二つてな

55 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:33:32 ID:RjFxVNE9
>>54
見たいです。後できればそのスレの名前を教えていただきたい。


56 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:36:34 ID:XQFvzxZb
今までROMだったけど新スレ立ったから二十分後くらいに御祝儀に一本投下するね。

57 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:44:59 ID:N0YWLMS5
>>56
バッチコーイ

58 名前:5:2007/09/22(土) 01:48:10 ID:XQFvzxZb
 



 女の顔にはこれから行われるあろうことに対する期待と興奮が渦巻いており、絹のような白い顔に僅かに朱が差していた。
 女は軽く息を呑むと、驚く程熱くなった熱くその中に有無を言わさぬ強引さで一本の棒を捩じ込んだ。
 艶かしい光沢を放つプラスティックで出来たその棒は十分な長さと硬さを備えている。
 事実、それに満足したかのように響くぴちゃりと言う水音。
 くらくらとしそうになるほど濃厚な臭いを思いっきり吸い込むと、女は微笑んだ。
 聖母の如き笑みであった。
 だがコレほどまでに凌辱を重ねておきながらそのような笑みが出来る時点で、女は最早尋常な人間ではなかった。

「あ、はぁぁ……」

 女は絶頂を覚えたかのごとく吐息を吐くと、そのたおやかな右手で白濁した液体に満たされた容器を持ち上げる。
 事前に他の雌から無理やりに搾り取っておいたそれを、最早抵抗すら出来ない相手をさらに嬲るように上からとろとろと垂らしていく。
 鬼畜の所業であった。
 だがこの場にいる数人の人間は誰も女の行いを咎めようとしない、いやむしろその目線に微熱に犯されたような胡乱さを湛えてあまりにも美しい女が憐れな贄を甚振る様を眺めていた。
 
「ああ、本当においしそう……」

 女は抜き取った棒の表面に濡れ光る泡だった液体を震える舌で舐め取り、その極上の甘露に打ち震えた。
 至高の一滴はあまりにも容易く女の最後の箍を外してしまったのだ、はしたないと思いつつも女はもう自分が抑えきれなくなってしまったのだ。
 
「いただきます」

 にこりと微笑むと、女はゆっくりと妖しく濡れ光るその白い陶器の肌に優しく口付けた。


 ――コクリコクリと凌辱され尽くした抹茶を啜るリンディを眺めながら、クロノ=ハラオウンをはじめとするアースラのクルー一同は何故彼女が抹茶を飲むと無駄にエロいのかと言う哲学的な問題について今日も考えるのであった。

 



59 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:50:12 ID:+MSfI8UX
ちょwwwwテラ抹茶レイパーwwwwwwGJwwwwww

60 名前:56:2007/09/22(土) 01:50:33 ID:XQFvzxZb
ぎゃー、名前欄弄ってたら間違ってそのまま投稿になってしまたー。
文章の頭に『凌辱ものです注意』って書き加えようと思ってたのに……

61 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:51:05 ID:m5Zz1/9F
抹茶レイプktkr
ふむ……あの表情、エロイかも知れんな

62 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:51:51 ID:+MSfI8UX
しかし、それにしてもクロノめ、母親に欲情しおってからに

63 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 01:56:11 ID:RbLazU9h
ああ、ザフシャマの続きはまだなのかな・・・(´・ω・`)
オレは少なくとも待ってますよ。

64 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 02:16:45 ID:OjEMNm4n
小説投稿したいのだが、一回の投稿で何文字くらいが妥当だろう?
あと、ゲンヤ×ギンガ中心のエロ有りなんだがOK?

65 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 02:22:12 ID:bSNtAmp1
最大文字数で良いんじゃね?
見やすいように句読点と改行さえしてくれれば

エロの有り無しとかカップリングは何でもおk
でも、グロとか好みがはっきり分かれそうなもの(鬱とか)なんかはは本編投下前に告知よろ

66 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 02:22:23 ID:m5Zz1/9F
1レス60行までおk。文字数(改行?)は常識的な見やすい範囲でいいかと。
あとsage忘れないでね

ゲン×ギン?ばっちこーい

67 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 02:22:47 ID:r/n7RqEL
文字って言うより、40〜50行ぐらいにしといたほうがいいかも。
(限界ってたしか60行だったよね)

注意書きに

ゲンヤ×ギンガ中心のエロ有り

と書けばよい

68 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 02:46:57 ID:JPM1GPsK
>>55
あの作品のキャラが○イズに召喚されました
         ↑はすぐ判ると思うが一応
これで出る多分

69 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 02:56:24 ID:+MSfI8UX
とりあえずsageてみないか

70 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:03:37 ID:q5uT2DOP
ユーノは実は人間じゃなくて古代の生体兵器でめっちゃ強いのだけど
まだ覚醒してないから弱いのであって、覚醒するにはRHが必要っていう
設定はどうYO?


71 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:07:35 ID:5q0NhZaY
なあ、sageようぜ………

72 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:14:04 ID:+MSfI8UX
>>70
DOP様、ここはROの板でなくなのはの板です。
なのはスキーということはセイレン様ですね。貴方が最強の生体兵器なのは理解しています。

とりあえずsageようか。

73 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:23:15 ID:nSbcNeI0
もう新スレかw早過ぎだろw

74 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:24:06 ID:+MSfI8UX
はやて「もう出てもうたん?早すぎやろ・・・・・・」
ユーノ「orz」

こんなssが読みたいです大佐。

75 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 03:32:37 ID:KhHfkzA0
ただいま…ってなんで日曜から2スレも使ってんだ…w
25話やっとみれた。うん、特に電波もなく…まあ今書いてるの仕上げるかな。
しばらくお待ち下さい…

76 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 04:00:39 ID:NlAgZXQJ
26-111氏のフェイエリの続きを待ち望んでいる俺

77 名前:どっかのゲリラ兵:2007/09/22(土) 05:38:46 ID:KhHfkzA0
あれはシグエリじゃなかったっけ…
さて全く脈絡もなくダレモイナイトウカスルナライマノウチ|∀・)
エリはエリだがキャロエリやねん。堪忍なw

78 名前:Pray (1/7):2007/09/22(土) 05:41:33 ID:KhHfkzA0
 昼の太陽の光が燦々と降り注ぐ機動六課の医療室。
がらんとした部屋に簡易なベッドと、窓際にいくつかのぬいぐるみとコーヒーメーカーが置かれた小さな白い棚があった。
保健室よろしく、コーヒーメーカーから立ち上る湯気がゆらゆらと揺れている。
城の主である自称金髪碧眼の女医、シャマルは、いつも通りに白衣でコーヒーを嗜んでいたが、今日は珍しく客人があった。
小さな椅子に座った小さな客人。
雑っぽい桜色の髪だが、幼さと相まってかえって顔立ちを引き立てていた。
陸士制服姿の彼女――キャロがいつまでも口を開かないので、先生もそっと椅子を引いて隣に座る。
「――で、キャロちゃん、どうしたの?」
「……」
返答に困るのか、返事を持たないのかわからない沈黙。
反応のしようがなく、コーヒーを微かに陽に揺らす。
「ん〜、いくらシャマル先生でもぉー喋ってくれないとーわかんないわよ」
「あ、あの…」
「ん?」
ようやく口を開いた彼女の頬は、髪の色に負けないぐらい真っ赤になっていた。
「えっち、したいんです」

〜おしながき〜
とにかくエリキャロが書きたくてやった、反省はしてる(ちょ
属性[エリ×キャロ][ひたすらエロ][過激かも]
vはハートマークと思ってください〜では続きっ

「――――はい?」
チュンチュンとかワンワンとかニャオーとかいくつ擬音が入ってもいいぐらいたっぷり間があってから、
何事?と首を傾げた。
「あ、あの、その」
「ん〜、エリオ君と?」
「は、はい…」
恥ずかしさを押し隠すように俯いてしまう彼女を、優しくなだめてみようと試みる。
「ん〜、気持ちはわからなくもないけどーまだちょっと早いかな?」
「はい、私もそうは思うんですけど…正直、怖いんです…」
「出動が?」
「はい…いえ、あの、隊長さんたちが信用できないとかそういうことではないんですけど」
「うん、うん。まあわかるけどね」
スカリエッティ一味の一連の事件はつい最近のことだが、確かにあんな経験をしてはそんな発想に至っても無理はない。
当のシャマルも軽症とはいえ傷を負っているのだ。
「その、いつ怪我してしまうとか、死んでしまうとか、そんなことばっかり考えてしまって…」
「そっかあ…確かにそんな薬もなくはないんだけどねー…」
「えっ」
「んー、でもーそうねえ、はやてちゃ…八神部隊長に聞いてみるわね。いい?」
「は、はい…お願いします」
目を閉じて、おそらく念話を始めたであろうシャマルを不安そうに見つめる二つの瞳。
もちろん、はやての名前を出したのは穏当に事を済ませようとした配慮だったのだが――
「ええっ!?」
念話のはずが、思わず外に声が出る。
「は、はい…」
最後の会話を終えて、ゆっくりと開かれる瞼。
「ふぅ…びっくりだわ」
「え?えっと?」
「胸が大きくなるんやったら、なんでもばんばんやらしたりー、だって」
意外な結果に小さく喜ぶ。
「ほんとですか?!」
「ただし、本気やったらなーって、言ってた」
「……」
「どうする?」
優しく問いかけるシャマル。少なくともそこに作為や悪意はない。
僅かに逡巡する瞳。だがすぐに強い意志に取って代わった。
拳を胸の前に作って、はっきりと答える。
「お願いします!」

79 名前:Pray (2/7):2007/09/22(土) 05:42:17 ID:KhHfkzA0
 首尾よく先生から薬を奪取することに成功したキャロは、午後の訓練後には、
風呂あがりのエリオを見事に自室に引っ張ってきてしまっていた。
無論、真っ赤になりながら、であるが。
普段絶対見せない短パンTシャツも兎も角であるが、今からやろうとしていることがそれ以上に羞恥心を煽っていた。
ベッドに両隣で仲良く座ったものの、うん、うんとしか生返事をしないキャロにさすがに相方も怪訝そうにしている。
もちろんエリオはここまできても何をする気なのか、想像できようはずもない。
ついに意を決したのか、がばりと隣りのくだけた赤髪の少年に抱きついた。
「きゃ、キャロ?!」
無言でぎゅーっと抱きつかれる。
最初は驚きと恥ずかしさで赤くなっていたエリオだが、切なげに体を寄せられて、何かを感じ取ったのかそっと頭に手を置いた。
「…大丈夫?キャロ」
何か嫌なことでもあったのかな、訓練がきつかったのかな、とか彼は考えてみるがここまでさせる何かに思い当たる節はない。
「あのね、エリオ君」
「?」
「エリオ君と繋がりたいの」
「え、え?繋がりたいって、あれ?…え?」
彼はついこの間はやてとシャマルにノリノリで教えてもらった性教育を思い出す。
実際は、主に喋っていたのは部隊長の方であったが、というかマシンガントークで嬉々としてほとんど一人で喋っていたのであるが。
挙句性交まで許すとは。
セクハラ部隊長ここに極まれり。
「でも、僕達じゃまだ無理なんじゃ」
「だから…これ」
手の平に載せられた小さな錠剤。
「私が飲んでキスすれば、エリオ君もできるようになるって…言ってた」
正確には服用した側の唾液を嚥下させる必要があるのだが、一応オブラートに包む辺りはシャマルらしい。
「んー、嫌じゃないけど…慌てなくていいんじゃないかな。えと、そのキャロのことずっと大切にするから」
何気に凄いことを言いながら、本気で彼女の為を想って感情を押し止めようと試みたたしなめは、
むしろキャロにとっては火に油、ガソリンスタンドにタンクローリー、なのはさんにレイジングハートであった。
簡単にいうと、あどけないを欲情をくすぐったのである。
感情の波に任せてつたない仕草で、そっと唇を押し付ける。
「きゃ、キャロ」
「お願い…」
めいいっぱい潤んだ瞳と切ない声で、愛しい人に懇願されて断れる奴がいたら教えて欲しい、とエリオでも感じずにはいられなかった。
「うーん…しょうがないかなあ…」
やった、と歳相応に小さく喜ぶと、ぱくっ、っと何の躊躇いもなく薬を飲み込む。
飲み込んだ後は、抱きついたまま彼の体に顔を押し付けていたが、すぐに効果が出始めたのか頬ずりを始めた。

80 名前:Pray (3/7):2007/09/22(土) 05:43:33 ID:KhHfkzA0
あまりのくすぐったさに、他にできることはないかと問いかける。
「どうしたらいいかな?」
「ほっぺに触って欲しいかも…」
真っ赤になってそんなことを言われてする方まで真っ赤になりながら、そっと手を伸ばす。
「ふあっ!」
びくびくっ、と抱きついた人が驚くぐらいの勢いで震えるキャロ。
「きゃ、キャロ?」
「ううん、平気だから…そのまま…」
「う、うん…」
小さな体を震わせて、大好きな人の掌の感触に浸りきる。
「あぅ…壊れそうだよ…」
何度も頬ずりを繰り返しながら、開いた瞼は、差し出される唇と共に閉じた。
キスで応えると、ぎゅっと抱きつかれる。
「んんっ」
お互いを感じるように、ゆっくりと温もりをなぞっていく。
(なんでこんな甘いのかな…)
思念通話という魔導師常備のスキルも、恋人達にとっては、キスをしながら会話できちゃう便利な道具に成り果てるしかなかった。
(そう…?確かに気持ちいいけど)
(うん、甘いよ)
口付けを繰り返し、求め合う。
ちゅ、ちゅと小さな音をたてるたびに、お互いの小さな手に力が篭る。
(エリオ君…好きだよ)
(キャロ…)
ふっと離れると、薬の配下にありながらも、儚げに照れて微笑む可愛らしい少女の笑顔があった。
その笑顔に、今度はエリオが幼い情欲をくすぐられたのも無理はない。
応えるようにしっかりと唇を塞ぐ。
自発的に求められて、自然に欲求が加速していく。
(ちょっと舌を入れて)
(こ、こう?)
そっと舌先を含ませる。
「んー、んー♪」
それはすごく気持ちよさそうに身を振るわせる。
(すごいいい…)
キャロも舌を差し出して絡ませ合うと想像以上の快感に止まらなくなる。
ぐちゃぐちゃと音をたてながら貪るようにエリオを吸い始めた。
「んー、んー」
(きゃ、キャロ)
(ごめん、とまんない)
唾液をも吸い尽くす勢いの深いキスに戸惑いながらも、キャロのなら――としっかり抱き止め続ける。
息が続かなくなってやっと離れてくれたが、余裕で絡み合った液体が糸を引いた。
終わりかと思ったら再突撃される。

81 名前:Pray (4/7):2007/09/22(土) 05:45:12 ID:KhHfkzA0
「んー、んー♪」
(もう)
(きもちいいよぅ…とけるよぅ…)
初々しい恋人らしく、粘膜の交わりにどっぷり浸かり欲求が底なしになっていく。
気づけば歯の裏からのどの奥まで押し付け合い、舐めあい、遠慮なく溶け合っていく。
「んーvんーv」
(私、変かな)
(大丈夫だよ。キャロは全部可愛いから)
(うん…ありがと)
お互いの口の中がざらざらする頃には、否が応でも溶け込んだキャロの口の粘液のせいか、
エリオの下半身もそれなりに出来上がっていた。
小さい手がそこに伸びると、一瞬びくっと体が震えたが、あっさりと受け入れられる。
「おっきくなってるね…脱いじゃおっか」
「う、うん」
本当に裸になってしまうのは一瞬で、何もまとわぬ動物としての姿でそっと寄り添う二人。
子供である上に、一緒にお風呂まで突撃する仲のこの子達は傍目から見てもごく自然で違和感がなかった。
勿論、当人達にも抵抗がないのは言うまでもない。
「エリオ君、あったかーい」
きゅ、っと遠慮なく抱きつく。
「そ、そかな…?」
「うん…えへへ」
お腹とか背中とかさすられて、正直エリオには快感とかいう次元に辿り着けるわけもなく、くすぐったいだけだった。
「くすぐったいよ、キャロ」
「あはは」
苦笑いにつられて、一緒に微笑む。
そして、結構じゃれあってからようやく、少しだけ大きくなったエリオの男根に触れた。
ふわりと柔らかく、少しだけ冷たい指先を片目だけ閉じて受け入れる。
「う…」
「これなら…できるかな…」
裸体の小さな少女が、座ったままのエリオに向かい合って跨った。
自然と口付けをかわし、互いの背に腕が回る。
(ちょっと指で触ってみて…私の中入れると思うんだけど)
(…うん)
そっと真っ白であどけない太ももの内側に指先が滑り込む。
「あふっ」
幼い襞に触れられて、離れた口から甘い声が漏れた。
じゅく、じゅく、と知ってか知らずか小さく濡れた音と共にかきまぜられる。
「あっ、あぅ…いい…きもちいい…」
「これなら…平気かな?」
「…うん、しちゃうね」
目で先端を追いながら自分の中心へと導きつつ、ゆっくりと腰を下ろしていく。

82 名前:Pray (5/7):2007/09/22(土) 05:46:38 ID:KhHfkzA0
キャロは途中まで繋がった段階ですでに小刻みに体を震わせながらも、大好きな人の瞳の奥をじっと見つめる。
「いくよ」
「うん」
何も考えずに、一気に根元まで中に入れた。
「ぃいっ!?」
増大途中であったのが幸いしたのか、さほど太くもなかった為にその行為自体は上手く行ったが、痛みがないわけもない。
少なくとも涙目になるぐらいには抵抗があったらしく、こらえるようにしっかりと首に抱きつく。
「…大丈夫?」
「な、なんとか…」
薬のおかげか痛みの引きは早く、うっとりと彼の胸に堕ちていく。
「嬉しい…」
「そう?」
「うん…動いてみるね」
「う、うん…」
跨られている側の方が正直不安がっているにも関わらず、
痛がっていたはずの人の方が積極的に先に進むのは性別の為せる業であろうか。
少しずつ、腰を上下させ始めるキャロ。
「やふ、や…これいい…」
「キャロ…」
ほんの少しの赤い液体と混じりあった愛液が、徐々に大きくなっていく男根を濡らして淫靡なてかりを増していく。
「はうぅ、や、あっ!」
じゅ、じゅ、じゅっと鳴る自分の行為の音にすら酔いしれながら、快感の階段を登る。
「い、いい、きもちいい」
享楽の声をはばかりなくあげながら、速くなっていく腰の動き。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、や、や、や、や」
そして情動が飽和するまでは、さほど時間はかからなかった。
「や、いぁっ…………!!」
びくびくびく、とひときわ大きく振るえ、体の力を抜きしなだれかかる。
された側はそれなりに気持ちよかったはずだが達するまでには至らず、果てた恋人を優しく抱きとめた。
「はぁ…はぁ…」
「大丈夫?」
「うん…」
全身を預けたままお互いの鼓動を感じて静かに動かずにいたが、薬の効果か否か繋がって中に入ったモノは
衰えるどころか本格な大きさになり始めていた。
感情も体も、当然キャロの方はまだまだ物足りない。
「まだ…してもらっていい?」
「うん…」
いいのかな…と内心思いつつも、応えたい気持ちは裏切れない。
あろうことかキャロは、濡れた秘部を見せるように膝を立てベッドにうつぶせになり、首だけで後ろを向いて彼を誘った。
「触って…」
「う、うん」
小さく可愛らしい花びらが濡れた液体と共に息づく様子は、少し肉体的過ぎるリアルさを持っていたが、
嫌悪を抱くほどでもなく優しく指を這わせた。
「ああ…いい…」
まるで積年の恋人としているかのような、うっとりとした声を漏らす。
容姿とのアンバランス差は、さすがのエリオでもぞくぞくとした情動に目覚めざるをえなかった。
ちゅく、ちゅく、とゆったりと指を動かしていく。
「やふ、あーvあーv」

83 名前:Pray (6/7):2007/09/22(土) 05:47:53 ID:KhHfkzA0
指にあわせてなだらかに動く白く小さなお尻。
快感に任せてさらに要求は信じられない程加速する。
「こっちも…触ってみて」
白い手で指し示されたのは、小さく黒い菊門。
促されるまま開いた手の指をずぶっ、と差し込んだ。
「あはゃぁっ!?」
動かせばいいのかな、と何も考えずに造作もなく指を動かすエリオ。
だがそれは激しい刺激となり、脳髄に嫌というほど響いていく。
「はぁvいいっ、すごいっv」
そのまま行為を続け、愛液も塗りつけ両方の穴までしっかりと濡れきってベッドに染みが出来る頃には、
息も絶え絶えと言わんばかりのキャロは肩で息をしていた。
空気にさらされて、待ちぼうけをくった膨れ上がったモノはその少女の様子すら無視して、後ろから遠慮なく貫く。
「はあっう!?」
そして、簡単に2、3度動いただけで、蓄えられた精は初めて道を通って、中へと注ぎ込まれた。
「あ…あ」
びくびくと震える中に入ったたくましいそれと、内部を満たしていく熱い液体に酔いしれながらシーツをぎゅーっと握りこんだ。
「はぁ…はぁ」
「エリオ君のいっぱいはいってきたよ」
「う、うん」
そうは言われても、なんと反応してよいやらわかるはずもない。
引き抜かれると、残念そうに体を返して今まで自分の中に入っていたものを愛おしそうに見つめると、小さくキスをした。
「まだおっきいね」
「うん…まだできるのかな」
「もうちょっとして欲しいな…あ、そうだ」
「?」
「錬鉄…召還」
「え?」
部屋の天井に展開される魔法陣。
ちゃら…と伸びた2本の鎖が、キャロの上げた両の手首を拘束した。
膝を軽くついた姿勢で、切ない瞳で占有欲を刺激する。
「エリオ君の、好きにしていいんだよ」
「キャロ…」
キスをしながら抱きしめると、じゃりっと耳障りなほど鎖の鳴る音が耳につく。
(フェイトさんの真似っこ)
(あはは…)
こんなこと真似していいのかなと素直に疑問を抱きつつも、自分だけのものになりたいという感情は、
年齢を問わず嬉しいものには違いなかった。
(入れるね)
(うん)
彼からの申し出に心から喜びながら、繋がりやすいように脚を開いて、そしてゆっくりと繋がっていく。
「はぁ…」
ベッドの支えがなくなり腰が宙に浮くと、小さい手は鎖を鳴らしながらぎゅっと握った。
ずり、ずりっ、と動かされる度にぎち、ぎちっ、と鎖の軋む音が響く。
「いい、いいよ…」
ずっ、ずっ、ずっ、ずっ、っとテンポよく体を突き上げられる。
「はぁ、あ、あ、あ」
ある瞬間に集中力が途切れ、鎖が消えるとどさりとベッドに落ちた。
エリオは驚くこともなく、そのまま覆いかぶさって行為を続けていく。
振られる腰は、キャロの意識を少しずつ白く犯していく。

84 名前:Pray (7/7):2007/09/22(土) 05:49:22 ID:KhHfkzA0
「あっ、あっ、あんっ、あっ、あっ」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ
「えりおくん、えりおくん」
「キャロ…」
「は、あ、い、好き、好きだよ!」
「うん」
浅く深く、しっかりと抱き合ったまま続けられた繋がりは、終焉へと向かっていく。
ずっ、ずっ、ずっ、ずっ…
「あ、も、もう、だめ…や、あっ」
「くっ」
「えりおくぅううううううううううううううううううううううん!」
「うあっ」
ほとんど同時に身を震わせて、吐き出す感触と中を満たされる感触にどこまでも堕ちていく。
「はぁ…」
「はー…」
ようやく薬の効果も切れたのか、自然と入っていたモノも小さくなり、抜けた。
それでもまだ惜しむように、お互いに体の前面をぴったりとくっつけたまま離れない。
「はぁ…よかった…」
「よかったのかな…これで」
「うん、あのね、シャマルさんも言ってた」
「え?なんて?」

「キャロちゃんと同じぐらいの頃にね、はやてちゃん、死ぬような思いしてるの。
そして…実際死にかけたのね。だから、キャロちゃんの想いを叶えてあげたいんじゃないかな、って思うの」

「そっか…」
「だから、本当に良かった」
「うん。キャロが望むことなら…なんでも叶えてあげたいしね」
「ありがとう」
小さい口付けで応える。
しかし、無理矢理繋がった反動からか、キャロの瞳が闇に落ちた。
「…エリオ君」
「うん?」
「私もう、いつ死んでもいいし…エリオ君に殺されたって構わないよ」
寂しい言の葉に対して、真っ直ぐな眼差しを返す。
「あのね、キャロ」
「うん」
お互いの瞳の奥を見つめ合う。
「ほんの少しでいい、キャロが笑ってくれれば」
そっと手で頬に触れる。
「この世の全てが敵だって、君だけの盾になる」
「エリオ君…」
「100年の時をループしても君を迎えに行くよ」
「うん」
「愛してる」

そっと触れ合ったとても優しく静かな口付けは、誓いへと変わり、そして想いへと溶けていった。

85 名前:以上であります:2007/09/22(土) 05:50:39 ID:KhHfkzA0
ゆったりめに書くのもいいね?自分的にはト書き脚本好きだけど…w

86 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 06:13:48 ID:KhHfkzA0
ほいではリアで旅に出ます〜またどこかで

87 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 06:20:55 ID:bSNtAmp1
さすらいの職人……

読んでるこっちがとろけそうになるほど濃厚な甘甘ッぷりがいい
おなかいっぱいです 

88 名前:224  ◆Nw9Ad1NFAI :2007/09/22(土) 06:32:58 ID:cbtHZahw
>>85
な、なんという甘々でエロエロなキャロエリッッ!!!
まるでリンディさんの入れたお茶のごとく、極上の緑茶にハチミツをぶちまけるが如き甘さッッッッ!!!



さっそく『実用化』させて貰ったw

89 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 06:48:33 ID:04fgrRnE
>>85
ア、甘すぎるぜ・・・
しかし俺はこんなエリキャロを待っていたんだ!!
超GJ!!
気をつけていってらっしゃい。帰ったらまた極甘茶をぶちまけてくれ!

90 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 07:42:32 ID:AztIgoaD
>>85
GJ!極上の甘さに虫歯ができそうです。

本格的なエリキャロのエロは久々だ。
最近のキャロはネタキャラ気味だったし。

91 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 07:50:57 ID:04fgrRnE
前スレ>>663
GJ!!
エリフェイお待ちしておりました!
エリオに翻弄されるフェイトさんイイ!
これは三角関係フラグですな。
そして数年後両親に改めてフェイトを紹介しにいく時の状況が楽しみだ。

92 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 08:22:57 ID:TNbbqrdV
>>85氏GJ!
角砂糖をおやつにしていた、俺は甘々大好きです!
糖分補充させてもらいました!
貴方の旅に幸あれ。

93 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 09:04:05 ID:hhcBQ5wX
>>85
うは糖分ばっち補給ww
つーか隊長、お前キャロの乳揉みたいだけちゃうんかwww

94 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 09:21:54 ID:NqpU+6I0
昨日は串規制に巻き込まれて言えなかったが
前スレ、マージネーターのひとGJ!
犯罪者たちが打倒なのはに執念を燃やし、葬式にまで出席するとこのくだりは面白かった

95 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 09:39:32 ID:NLEQuenE
>>85
GJ! なんと言う甘ったるさ。
それにしても、なのはさんにレイジングハートは「火に油」ではなく
「鬼に金棒」だと思うんだぜ。

96 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 10:19:28 ID:k77YS4J4
>>95
なのはさんは鬼と申したか

ん?なんだこの轟音h

97 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 10:38:53 ID:rv2Spzhu
1期とA'sの頃に比べてU-1的なSSばっかだな・・・
18歳以下が書いてそうな文章とかネタだし、エロパロでやってる意味あるのかよ

98 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 10:42:07 ID:02EJ7lvm
>>97
オプティックハイドを使うんだ。
自分はレズとギャグと変なCP以外に興味は無いが何も言わんぞ

99 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 11:02:09 ID:9e0EAcHd
>>97
つ「読まない自由」

>>85
甘っ、これは奇麗なよいキャロ

100 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 12:16:21 ID:hhcBQ5wX
>>99
いや、綺麗な10歳児はHしないからwww

101 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 12:21:22 ID:+MSfI8UX
>>85
地味にフェイトさんがどんな教育してるのか気になった今日この頃。
というかまねっこってアータ。

102 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 12:53:26 ID:nFKib5z+
>>33
右から2番目って誰だ?

103 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 12:55:11 ID:hQbQ22Uw
>>102
やめてよね

104 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 12:59:16 ID:xn2t1OSD
>>33
右端って誰だ?

105 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 13:01:19 ID:jCZ8uQOO
なのは、アムロ、ヤマト、サンドの順でしょ

106 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 13:25:03 ID:ptCbjVIk
ジョルジュのことかーーーーー!

107 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 13:46:35 ID:HznzSgxE
>>85
意外と珍しいエリキャロ甘甘H…GJでした!!
>>102
世界を守るためならなんだろうと徹底的に破壊する攻撃自由

108 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:13:43 ID:rv2Spzhu
読まなければいいっていうかさ
エロパロで書いてていいのかっていうのが多すぎなんだよ
そりゃどこのスレでも多少はそういうのあるけど

109 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:18:05 ID:4GoPqz/6
そういうのはスレによってケースバイケース。
どこまで許容されるかは各々のスレの空気次第。

110 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:20:29 ID:OjEMNm4n
すいません、手直ししてたらこんな時間に…。
それでは9:55ごろに投稿させていただきます。
・タイトルは『STRIKERS外伝―まだ見えぬ未来の先に―(仮)』あえてリリカルなのはを付けなかったのは
なのはさんがほとんど出て来ない予定だからですw
・ゲンヤ×ギンガ中心のエロ有り
・私の知識不足や話の展開上、原作設定が歪曲されている事が多々あります。

111 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:21:51 ID:OjEMNm4n
間違えました、14:25分頃投稿予定ですm(_ _)m

112 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:25:44 ID:OjEMNm4n
『STRIKERS外伝―まだ見えぬ未来(よる)の先に―(仮)』
第一話「過ち」

新暦0071年1月某日、ゲンヤ・ナカジマは本局近くの酒場で一人きりで飲んだくれていた。
あの日からそれが日課のようになっていたが今日はまた一段と酒量が増えていた。
全てが狂い始めたのは二年前のあの日、『ゼスト隊全滅事件』によって妻のクイントを亡くしてからであった。
それまでは順調に地上本部の出世街道を進んでいたゲンヤだったが、クイントが死んでからというもの仕事が手に付かなかった。
いや、仕事だけではない、気力自体が無くなっていた。
そのような仕事に対する姿勢が上官の目に付かない筈もなく、ついに今日、ノースミッド基地所属の部隊長に任命するとの辞令を言い渡されたのであった。事実上の左遷である。
家に帰って来たときには12時を過ぎていた。
「おかえりなさい、父さん」
エプロンをつけた少女が台所からお盆に水を入れたグラスを載せて出てきて言った。
「何だ、ギンガ…。まだ起きていたのか…。」
ゲンヤには二人の娘がいた。
姉のギンガは今年で13歳になる。彼女は一昨年前から第四陸士訓練校に通っていた。訓練校は全寮制であったが、今は冬季休校中で家に帰って来ていた。
妹のスバルは今年で11歳、こちらは訓練校ではなく、近くの普通の学校に通っていた。
二人とも娘と言っても、本当の親子ではなく、妻のクイントが不法研究施設から助け出した実験体だった。クイントが自分に似ているからという理由で引き取り、クイントの死後はゲンヤが男手一本で育ててきたのであった。
「父さんが帰ってくるのを待ってたの。スバルはもう寝ちゃったけど…」
そう言って微笑むギンガの笑顔にゲンヤは思わずハッとしてしまった。

113 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:26:22 ID:OjEMNm4n
今までもずっと自分の娘の様に接しようと思ってきたが、時折ギンガがクイントそのものの様に感じてハッとしてしまうことがよくあった。
「クイント…」
思わずそう呟いてしまった。
「えっ?」
その日はいつもより酒を飲みすぎていたためか理性が働かず、ギンガを抱きしめてしまうゲンヤであった。
「あ、あの…、父さん…」
顔を赤くさせながら動揺した声でそう言ったギンガを見て、とっさにゲンヤは我に帰った。
「す、すまん、ギンガ…。俺は…情けない男だな。クイントの死を未だに受け入れられず、お前にクイントの面影を求めちまう…」
うつむくゲンヤを不意にギンガの小さな腕がゲンヤを抱きしめた。
「…いいんです、今だけ私をクイント母さんだと思ってくれれば…」
そう言って、ゲンヤの顔を見上げて微笑むギンガがまたクイントの様に見えた。
「ギンガ…」
不意に下半身に血液がみなぎってきた。
性欲などクイントの死とともに亡くしたと思っていた。
いつも以上の酒で理性が鈍っていたことも重なり、ゲンヤは二年ぶりに覚醒した性欲を抑えることが出来ず、ついにギンガをベッドに押し倒した。
ギンガの衣服を一枚ずつ脱がせていく。ギンガは若干の恐れるような表情を浮かべ全身を震えさせながらも、ゲンヤになされるまま、ジッと耐えていた。
やがて、まだまだ成長途上ながらも艶かしいギンガの裸体が目の前に現れた。
二本の指をギンガの女陰に差し込み、いつもクイントにしていたのと同じ様にその指を動かした。
同時に唇を合わせ、舌をギンガの口の中に入れ、ギンガの舌と絡め合わせる。
「んっ…んふぅっ…!」
ギンガもクイントと性感帯が似ているのか、すぐに彼女の女陰は濡れ始めた。
しばらくそうした後、性欲で硬くなった男根を濡れたギンガの女陰へと押し込んだ。
亀頭の先が処女膜を突き破り、徐々にギンガの膣内に入って行く。
「ひっ…いっ…」
ギンガは必死に声を抑えていた。女陰から血が滲み出ている。
完全に入り切った時、ギンガはクイントになった。ゲンヤにはそのようにしか見えなかった。
「クイント…」
ゲンヤが呼びかける。
「は…い…」
痛みに耐えながら、ギンガはそう答えた。
もはや理性など残っていなかった。ゲンヤは持てる性欲の全てをギンガへと注ぎ込んだ。

114 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:30:47 ID:OjEMNm4n
2
全身から汗が噴き出ていた。それが暑さから来る汗ではないことは分かっていた、今は冬である。
スバルは夜中にトイレに行きたくなり、起きだした。その途中、父の部屋から微かな音を聞こえたので扉の間から覗き込んで見たのだった。
扉の隙間から見える向こう側には母のように慕っている姉、ギンガの姿があった。
それに覆い被さる様にして獣がうごめいている。…いや、その獣はいつもは姉と同じ位、慕っていた人物であった。
しかし今、スバルの目にはそれが獣の様にしか見えなかった。
獣が体を上下させる度にギン姉は押し殺したような喘ぎ声を上げた。
それはまるで獣がギンガを喰らっている様にも見え、スバルは言葉に出来ない恐怖を感じた。
逃げるように後退りし、自分のベッドへと潜り込んだが、その光景は目に焼き付いて消えなかった。
その光景が瞼の裏をよぎる度に涙が溢れてきた…。


115 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:33:04 ID:OjEMNm4n
3
夢中で体を重ね続けた。何度、精を膣内に注ぎ込んだか分からなかった。ふと気が付くとギンガが荒い呼吸をしながらぐったりとしていた。
ゲンヤは慌てて女陰から男根を引き抜き、濡らしたタオルを持って来てギンガの熱った肌を拭いてやった。
酒気も抜け、我に戻るとどうしようもない程の罪悪感が襲ってきた。
酔いと性欲に任せて取り返しのつかない事をしてしまった。
「俺は、俺は…何ということをしちまったんだ。すまねえ、ギンガ…」
謝って済む事ではなかった。それでも謝ることしか出来なかった。
「…謝ら…ないで…父さん…」
ギンガはまだ落ち着かない息使いでそう答えた。
「私ね…クイント母さんが亡くなってからずっと…父さんは心の奥に深い傷を隠して生きてきたんだと思うの。
だけど…私にはどうすることも出来なかった。でも…やっと、ほんの少しだけかもしれないけど…、その傷を癒してあげることが出来たかもしれない…。
そう思うだけで私は十分嬉しいから…。だから、そんな顔して謝らないで…。」
「ギンガ…」
娘達の前では出来るだけ普通に振舞っていたつもりだったが、ギンガには見透かされていた。
「俺は…、何をやってたんだ…。」
情けない自分に対する涙が溢れて来る。クイントの死後、気力を失って酒に逃避ばかりしていた弱い自分を、ギンガはずっと何とかしてあげたいと思い続けていてくれたのか。
若干この歳で、ここまでして自分の傷を癒そうと懸命になってくれた。本当は泣き叫びたい程怖かったであろう。そんなギンガの気持ちなど気にもせず、ただ性欲をぶつけるだけだった情けない自分…。
そしてそんな自分が今、ギンガに対して出来ることは…。
全身から失くしていた気力が漲って来る。それはまさにギンガが己の身を犠牲にして取り戻させてくれたものだった。
「ありがとう、ギンガ…。俺はもう二度と気力を失ったりしないと誓う!」
ゲンヤは大粒の涙を流しながら、まだ僅かに熱っているギンガの小さな体を抱き締めた。
「父さん…」
ギンガの目にも涙が光っていた…。

116 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:34:51 ID:OjEMNm4n

翌日、朝食の場に家族全員が揃っていた。
ギンガは、いつも通りに振舞っていた。ただ、昨日のダメージも残っているのであろう、歩き方が僅かにぎこちない気がしたが…。
逆にスバルの方は何か元気が無い様子だった。また怖い夢でも見たのだろうとゲンヤは思っていた。
二人が朝食を食べ終えた時にゲンヤは話を切り出した。
「ギンガ、スバル、実はな…。今回、父さんは遠い所に赴任することになった。そこでだ、お前達も父さんの新しい職場の近くに引っ越すか、それともこのまま、この家で暮らすかを決めて欲しい。」
 当然、スバルは驚いたような顔をしていたが、ギンガは昨日のゲンヤの荒れ様からある程度の事を覚悟はしていたようで、あまり驚いた様子も無かった。
「私はどっちにしろ、日頃は訓練校の寮に入ってますから、あまり関係無いですけど問題は…。」
そう言ってギンガはスバルの方に視線をやった。
「スバルはどっちの方がいい?」
「え、わ、私は…」
 一人は寂しい、本当は一緒に行きたいと言いたかった。しかし、そう言おうとすると頭の中に昨日の光景が甦ってきた。
「私…、この家が好き…、お母さんとの思い出がいっぱいあるこの家が…。」
 本当の気持ちを最もらしい理由で誤魔化し、スバルはそう答えていた。
「そうか…。」
そういってゲンヤは深く溜め息をついた。
「スバル、普段は一人で暮らす事になっちゃうけど本当にそれでいいのね?」
「うん…」
ギンガの問いかけに俯きがちにスバルは答えた。
「そう、なら仕方ないわね。私も休みの日は出来るだけ帰るようにするから…。」
「こっちも局からお手伝いさんを派遣して貰えるよう、頼んでみるよ。片親の単身赴任の場合は確かそういう制度があったはずだ。」
「助かります、父さん」
二人がそのようなやり取りをしている間もスバルはずっと俯いていた。
 このスバルの選択がナカジマ家全体をあの空港大火災に巻き込む結果になろうとは誰も知る由が無かった。
 のちにゲンヤはこの時の事をこう振り返っている
「確かにスバルがこの時、一緒に来ると言っていれば、空港大火災には巻き込まれずに済んだかもしれない。
だが、あの事故に巻き込まれなければ、スバルが陸士訓練校に入る事も無かっただろう。それがいい事だったのか悪い事だったのか、俺にも未だに分からんが…。」


第二話に続く


117 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:37:28 ID:+MSfI8UX
うん、内容は兎も角だ、とりあえずsageてみないか青年。

118 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:38:47 ID:kIgJMZNs
いきなりエロシーンでちょいと面食らったが、とりあえず sage ようぜ青年。

119 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:39:30 ID:OjEMNm4n
今回は以上です。
前々から下衆と言われようが何と言われようが、ゲンヤ×ギンガ派だったので
書けて満足しております(^-^)
続きも考えてますが、しばらくエロいシーンは無いかも…w


120 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:42:06 ID:Hs6uw6UC
うんsageような少年

121 名前:ドビリエ:2007/09/22(土) 14:43:25 ID:OjEMNm4n
sageってEメール欄にsageと書き込めばいいんでしょうか?

122 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:43:28 ID:5q0NhZaY
>>119
sageしような。話はそれからだ

123 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 14:56:17 ID:vE/JRKub
ここではゲンパパ×ギン姉人気だね
ネットではゲンパパははやてと絡ませてるの多いけど

>>106
間違ってはいないなw

>>107
× 世界を守るためならなんだろうと
○ ラクスに刃向かうものはなんだろうと

124 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 15:51:50 ID:Gu6V6Zo6
>>108
だよな。ここエロパロなんだからエロ以外スレ違い。
ただのSS書きたいんだったら理想郷でも何でも場所あるだろうが。
保管SSとか戦闘SS書いてるやつって何考えてるんだろうな。

125 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:04:28 ID:+MSfI8UX
餌の種類もつけ方もなってねぇなんちゃって釣師がいるな。

126 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:08:13 ID:5ZRkxaLC
>>123
> ネットではゲンパパははやてと絡ませてるの多いけど
ゲン×はやはなぜか定着しちまったなw


127 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:09:44 ID:hgWp6l1D
>>121
よし、エロくて乙!
次回も、もっとエロエロしいのを期待する。
それこそ受精するぐらいに……

あと、>>2の【書き手さん向け:マナー】 はイロイロと役に立ちますよ。


>>108
>>124
( ゚Д゚)y─~~

128 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:09:48 ID:4ZaRo8XD
>>124
ここじゃお前がパパの玉袋に居た頃から
エロ以外も大丈夫ってローカルルールで定められてるぜ!

てか、前にもこんな議論あったが、結論は↑の方向だった


129 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:11:23 ID:+oSts8zD
>>1読んで出直せ。でいいじゃん
ここは元々エロなんか無くともかまわないスレだ

130 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:13:51 ID:9e0EAcHd
>>124
エロだけ書きたいなら別のとこ作ればいいのに
エロだけ読みたいなら別のとこ行けばいいのに

>>123
ラクス+負債

131 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:17:36 ID:9e0EAcHd
しまった。勝手に124が書き手だと仮定してしまった
それとも何か、連中に釣られちゃったのか自分orz

132 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:19:52 ID:+MSfI8UX
>>131
どんまいだ。何、そんな日もある。焼肉でも食って気を取り直そうぜ。

133 名前:102:2007/09/22(土) 16:27:04 ID:nFKib5z+
>>103
サンクス
消去法でそうかなとも思ったが自信なかったんで。
そして何故にアムロ1st仕様なのかw

>>108,123
まぁどちらも間違ってはないなw

134 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 16:28:53 ID:9e0EAcHd
>>132
よし、じゃあ取ってくる。今夜は竜肉定食だー。なあに外がピンク色に光っているが何ともn

135 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:11:08 ID:FX9T0b7j
>>124その他
ここは創世期間もない頃からエロパロスレではなく(エロ)パロスレということになってるんだ。
勘違いな輩がStS開始くらいの頃から雑談おっ始めて、それに同調するバカが最近増殖してるだけ。
そういう輩は注意を受けてもそれが自分に言われた事だとは夢にも思わず、荒らしとして叩くかスルーしてる。
これがこのスレの悲しい現状。


136 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:19:39 ID:v6jNGe2d
で?お前らは何が言いたいんだ?

137 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:23:14 ID:h8BJfo4s
つまり貴方達はこう言いたいのですね
「医者はどこだ」

138 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:28:20 ID:+MSfI8UX
俺が言いたいのは熟女って最高じゃね?ってことくらいだ

139 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:33:52 ID:6n11LVU7
空気読まずに
投下OK?

140 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:34:23 ID:02EJ7lvm
>>139
どうぞどうぞ

141 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:35:56 ID:wGGkWlWP
>>139
無論

142 名前:名無し?少し頭冷やそうか……:2007/09/22(土) 17:39:03 ID:tEFwzTV0
>>85これはいいエリ×キャロwww
ところでエリ×ルーとかの話って今まであったっけ?

143 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:39:37 ID:h8BJfo4s
>>139
まってた

144 名前:CRR:2007/09/22(土) 17:43:21 ID:6n11LVU7
ども。
では、蒼きダッチワイフ神話の集大成、行きます。

確認 
・ネタ作品  
・スバル×エリオ(エリオ×スバル?)
・エロあり  
・戦闘機人という設定でかなりふざけて遊んでいますので不快になったらスルーで   

ではドゾー  

145 名前:スバル02式:2007/09/22(土) 17:45:51 ID:6n11LVU7
ごく普通でない二人は、
ごく普通でない恋をし、
ごく普通に結婚しました。

でもただ一つ、違っていたのは……


【スバル02式マニュアル スバル02式はダッチワイフなの!】





スバル02式
最終話 奥様はスバル02式





「ぷぁ―――――!!!慣れない事すると疲れるぅ―――!!」

大きく伸びをしたスバルが、ベッドに倒れこむ。
流石高級ホテルのスイートルームのベッドといったところか。勢いを付けて飛び込んだスバルを柔らかいクッションが包み込んだ。

「あんまり暴れないでくださいよ、せっかくレンタルじゃなくてきっちり一式買ったんですからね」

丈の長い、漆黒のタキシードをソファの背にかけながら、エリオがスバルを諭す。

「………えへへー♪」
「どうしたんですか?そんな顔して」
「だってさ、これでニマニマしない女の子なんていないよ?」

ベッドでごろごろしているスバルは、普段の活発な彼女の印象からは想像できない、純白のドレスに包まれていた。
豊かな胸が強調される、肩の開いたデザインの上半身。人魚のようなシルエットを描くスカート。
蒼い髪とのコントラストが美しい、薄手のヴェール。
グローブを取った左手の薬指に光るアクセサリー。

「なーんかさー、指を見てるだけで実感できるもん」
「……それは、僕も同じですよ」

スバルの物と同じデザインの物が、エリオの左手の薬指にも光る。

「ふふ、今日から『スバル・モンディアル』だもんね」




146 名前:スバル02式:2007/09/22(土) 17:48:22 ID:6n11LVU7
――――――――――『ゆりかご』陥落からすぐ後の話。
インプリンティングされた記憶を消そうと本局へ向かうスバル。
そのスバルの制服の袖をエリオが力いっぱい掴んだ。

【スバル02式マニュアル スバル02式はインプリンティング機能搭載のため クーリングオフの対象外品なの!】 

「……スバルさんは、ずるいですよ」
「エリオ………?」
「僕の気持ちは無視ですか?マスターの記憶をリセットして……どうするつもりなんですか?」

スバルを見上げるエリオの目は、濡れていた。
オトコノコとしては失格かもしれないが、それほどエリオは必死だった。

「僕は……マスターとして……失格ですか?」
「………エリオ……自分の気持ちに嘘ついたらダメだよ。好きでもないような娘と」
「好きですっ!!!!!」

エリオの口から出た、スバルからしてみれば予想外の台詞。
しかし、その言葉はスバルが最もエリオから聞きたかった言葉でもあった。

「好きですよ……スバルさんのこと……そりゃあ、つい最近になって意識しだしましたけど……」
「……………………」

スバルは何も言い返せない。
代わりに、目から涙が溢れ出す。

「……僕がマスターじゃ……ダメですか?」

エリオをぎゅっと抱きしめ、スバルが呟く。

「私は……エリオ専用ダッチワイフだよ。私のマスターは、貴方だけ……」

【スバル02式マニュアル スバル02式の無断でレンタル及び中古販売は一切禁止されているの!】――――――――――




「どうしたんですか?スバルさん」
「え!?あ、いや、なんか昔の事思い出しちゃってさ。告白された時の事」

【スバル02式マニュアル スバル02式は過去に行われたプレイの内容を生々しく記憶する事が出来るの!】

ネクタイを外しながら、スバルに尋ねたエリオの顔が赤くなる。

「なっ……もう何年も前の事じゃないですか!」



時は流れ、機動六課は当の昔に解散。メンバーは新天地でそれぞれ躍進していた。
エリオとスバルは異なった道こそ歩んでいたが、二人の関係はあの時から続いていた。

今日はその集大成。
親しい間柄の者から、上司、お偉いさんまで呼んだ盛大な披露宴が行われた。
途中、新郎の親族代表であるフェイトのスピーチが、フェイトの感極まった大泣きで一時中断された以外は、
大きなトラブルも無く終了。
夜も更け、やっと二人だけの時間が訪れたばかりである。




147 名前:スバル02式:2007/09/22(土) 17:51:24 ID:6n11LVU7
「それにしても……別に『今日』じゃ無くてもよかったと思うけどな、『これ』」

ばふっと両腕をスカートに振り下ろしたスバルが、エリオに尋ねた。

「……確かにドレスは買えますし、スイートを取るのもそんなに難しくは無いですよ。でも……」

シャツをはだけたエリオが、スバルの待つキングサイズのベッドに膝立ちで乗る。

「『新婚初夜プレイ』じゃなくて、正真正銘の『新婚初夜』は今日しかないんですよ」

すっかりスバルより背丈が大きくなったエリオが、スバルの唇に自分のそれを重ねた。

【スバル02式マニュアル スバル02式はコスプレプレイにも対応しているの!】



「あ………」
「んぅ………」

唇だけの交わりは、やがて舌を伴った物になる。
舌を絡ませ、体を寄せ合い、気分を高めていく。
どちらともなく唇が離れた後、エリオはスバルの首筋にキスマークを付けていく。

「……何年、待ったっけ?んっ……ぁ……」
「……ちゅ、ん……2年、くらいですかね?」
「……真っ白いドレスを思いっきり汚してみたい、だっけ?……ヘンタイ……っう、あん……」
「……いいじゃないですか。僕だって男ですから」

首筋から鎖骨へと下を這わせながら、エリオはスバルに話しかけていく。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は言葉による攻めにも敏感に反応するの!】

やがてドレスの上から、ゆっくり、しかしがっしりとスバルの胸を揉んでゆく。

「ん……っ、う……」

やや柔らかめの素材で出来ているからなのか。
ドレスの上からでも、ボリュームのある双丘の柔らかさを感じる事ができた。

「……ねぇエリオ、早く……んぁ、あっ!」
「待ってください、せっかくの機会なんですから……」

そのままエリオはスバルの下半身へと移動する。
目指すのは、純白のスカートの中。

「あっ!!ちょ!!エリオくすぐったいってばっ!!」

もぞもぞと、シルクのスカートの中を体ごと突っ込んで探っていく。
体をよじって抵抗するスバルと、スカートの中のパニエが少々邪魔だが、そんなのはお構いなし。
当然太腿をゆっくりと撫でながら、スバルのテンションを下げないようにする。

【スバル02式マニュアル スバル02式は感覚機能がかなり敏感に設定されているの!】

「…………ん………」

もう待てないとばかりに、スバルのパンツをずらしたエリオは直接スバルの秘部へと口づけする。
火照っていたスバルの体がビクンと跳ねる。


148 名前:スバル02式:2007/09/22(土) 17:53:33 ID:6n11LVU7
「っあ!?あんっ!!あぅっ!!」

初めてインプリンティングしてから約6年。すっかりスバルの体を知り尽くしていたエリオだったが、それでも未だに飽きない。
人ならざる存在だから成せる技なのか。肌の張りも当時と遜色なく、感度も年々上がりっぱなしだ。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式の性能および品質は定期点検により保たれているの!】

「……スバルさん、これ好きですよね」
「ひぁっ!?」

秘部をついばみながら、指を2本、その中へ突っ込む。
スバルの体の事なら、それこそ黒子の数から簡易メンテナンスの仕方まで知っているエリオ。
最も感じる箇所もちょっと探っただけですぐに当ててしまう。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は数ヶ月に一度定期することをお勧めするの!】

「あぁぁああんっ!!!くぅぅぁっ!!あっ!!んぅん!!」

中と外の同時攻め。
これに弱いスバルが、早すぎるほど一気に上り詰める。

「あっ!!」

大きくビクンと体が跳ね、股を閉じエリオを軽く締める。
股を閉じたのに合わせ、膣も2本の指をきゅっと締め上げていた。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は大変濡れやすく設定されているの!】

「はっ、あ……スバルさん、じゃあ、もう………」
「はーっ……はー……うん……っぁ、大丈夫っ………来て……」

ドレスを掻き分けて這い出したエリオが、スラックスのジッパーを下ろすと、
もう待ちきれんとばかりにモノは膨張していた。

「んっ……は、ぁぁぁ……」

エリオがスバルの上に覆いかぶさる。
ドレスから覗く足をぐいっと引き寄せ、ゆっくりとスバルと体を重ね合わせた。

「……あ、スバルさん……」

エリオが、挿入したままスバルに話しかける。

「……ん、何?エリオ……」

エリオの瞳に、潤んだ瞳を見せるスバルが映る。
艶やかな肌を包む、真っ白なシルク地がベッドの上に広がる。
点けたままの部屋の明かりが、シルクの上に影の抑揚を付けてくれる。
その光景は薄いレースのヴェールも相まって、エリオにこんな感想をもたらした。

「あの、なんか……その……天使みたい、ですね」
「え………」

汚れの無い白一色の羽が舞い散っているかのような大きなベッドの上で、
エリオは、その天使の全てを自分のものとしていた。


149 名前:スバル02式:2007/09/22(土) 17:56:05 ID:6n11LVU7
「はは、なに言ってんのっ!!!エリオらしくもない」
「え!?いや、その……僕だって恥ずかしかったですよ!!でも、事実ですから……」
「う……あ、の……ありがと」

歯の浮くような台詞に照れながら、繋がったままで二人は見つめあう。
二人は繋がっている感触のみをしばし味わった後、ゆっくりと動きをスタートさせた。

【スバル02式マニュアル スバル02式は感覚機能がかなり敏感に設定されているの!】

「んっ……!!くう……スバルさん……」
「はぁ、っ!あ……んっ!エリオ、ぉ!……っ」

激しい腰使いとは決して言えないが、2人にとってはそれで十分。
お互いにお互いを味わいつくす。

「エリオ……っ!んんぁん!いいよっ、いいよぉ!!」
「はっ、あ、まずい、もう……」

よほどスバルの膣内がいいのか、それともここ数日ガマンしていたからなのか。
エリオに早くも射精の衝動が沸き起こる。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は人間工学に基づいた起伏とカズノコ天井を備えているの!】

「はっ、あ、もう……?いいよ、中、でっ!!あぅっ!!」

絶頂が近づき、自然とピッチが上がってきた。
スバルが膣内での絶頂をエリオに促す。スバルの体を考えれば当然の誘導だ。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は中出しし放題なの(但し注意書きあり)!】

しかし、エリオはなぜか首を横に振る。

「いえ……今回は、っ!!あぁあっ!!くっ!」

うめき声と共に、エリオはスバルから自分自身を引き抜く。
引き抜いたと同時に、スバルの体の上に……正確にはウエディングドレスの上に、白濁とした液体が降り注いだ。
純白のシルク地の上に、アイボリー色のシミが点々と散乱した。

「っは、あ……ふ……」

まさに新雪に足を踏み入れたかのような心境。
軽く肩で息をしながら、エリオはその光景を見下ろす。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式はぶっかけプレイに対応するため完全防水なの!】

「……はぁ……はぁ……はぁ……」

スバルは何も言わず、じっと、やや乱れた息のままでエリオのその光景を見つめる。

「………エリオ……」
「……はい……?」

スバルがぷーっ、と膨れながらエリオに話しかける。
その口調は、明らかに欲求不満な心境を露骨に反映していた。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は多彩な萌えポーズをプログラムしているの!】

「満足、したの?」
「え!?あぁあ、あの、はい……満足です……」


150 名前:スバル02式:2007/09/22(土) 17:58:37 ID:6n11LVU7
エリオは何となく空気を察知し、段々と縮こまる。
萎縮したまま膝立ちをしているエリオを、体を起こしたスバルが逆に押し倒した。

「……じゃあ、次は私の番でいいよね?返事は解ってるよね?」
「あ、の……その……よろしくお願いします……」

【スバル02式マニュアル スバル02式を長持ちさせる秘訣は『定期的に使用する』なの!】

肩をがっしりつかまれて押し倒されたエリオに反論は許されない。
エリオの返事を聞いた途端、スバルの表情が緩む。

「うん♪それじゃあ……」

所々精液の付いたままのウエディングドレスを翻し、スバルがエリオの上にまたがる。
右手にはさっき出したばかりでいったん休憩中のエリオのモノ。

「あぅ!?ちょ、ちょっ!!スバルさん!?」

軽くミルクを絞るような手つきで刺激を与えてやると、すぐに硬さを取り戻す。
ここまでくれば挿入可能だろう。

【スバル02式マニュアル スバル02式の手コキはバリエーションに富んだ動きを見せるの!】

エリオを見下ろすスバルの目は、獲物を狙う肉食獣のそれのごとく光っていた。

【スバル02式マニュアル ダッチワイフであるスバル02式は狙ったペ○スは逃さないの!】

「ふふ……いーっぱい私で気持ちよくなってね……マスター」

『ゆりかご』内でのインプリンティングの時と同じ騎乗位で、スバルは自らエリオのモノを受け入れていった。

【スバル02式マニュアル スバル02式は最初に挿入されたペ○スをインプリンティングし その男の一生の性の奴隷になるの!】




【―――――――――さて、ダッチワイフであるスバル02式は同時に戦闘機人だけど、基はあくまで人間なの。
 生体改造の末、排卵期を年2回まで減らす事に成功してはいるものの、
 スカリエッティとナンバーズの例を出すまでも無く子供は出来るの。
 で、何が言いたいかというと……

 数ヵ月後、家族が増える事になるけれどそれはまた別の話、って事なの!】




最終話 奥様はスバル02式
おわり。

151 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 17:58:44 ID:+MSfI8UX
支援していいかな?

152 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:00:53 ID:xdvYejyv
リアルタイムktkr

スバルの次はギンガだといいなぁ……wkwk

153 名前:CRR:2007/09/22(土) 18:01:06 ID:6n11LVU7
以上です。ミッドの民法?シラネ……エリオ18歳にしとけばよかったかも。
解説邪魔じゃね?とも思ったけど元ネタが元ネタだから入れる。それが俺のジャスティス。

長々とこのようなおバカネタに付き合っていただいた皆さん、ありがとうございます。
次作品の投下でお会いしましょう。では!

154 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:02:55 ID:+MSfI8UX
お憑かれ様っしたぁ!超GJ!
スバルとエリオもいいなぁ。あと、解説は解説で楽しかったっす。
というか、なのはさん?おつかれさまですw
次作も愉しみにしてますw

155 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:09:35 ID:+MSfI8UX
ところで、もうちょっとしたら俺もネタ投稿していいかな・・・・・・
焼肉ってのでちょろっとネタが出たんだ

156 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:28:37 ID:+MSfI8UX
んじゃ、ぼちぼち俺も投下させてもらおうかな・・・・・・

焼肉で何故かこんな電波を受信
ユーノ×リンディ
エロは・・・・・・エロなのかな。
ユーノがえろい妄想をします。別名、淫獣は思春期。
これはまだユーノが無限書庫司書長に就任してまもなくの頃のお話です。
ショタ×熟女最高だとおもうんだ

157 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:29:50 ID:+MSfI8UX
肉の焼ける香ばしい匂いが店内に充満している。でもそんなに煙たくはない。
無限書庫新司書長であるユーノ・スクライアを、提督位であるリンディ・ハラオウンが連れて来た店である。
当然ながらかなり高級な肉を出してくれる店なわけであるのだが・・・・・・
「リンディさん、甘い物以外も食べたんですね、やっぱり・・・・・・」
「もう、ユーノ君てば。私を何だと思ってるのかな?」
無限書庫関係のことで話している間に、ユーノとリンディはいつの間にか一緒に食事をしたり
冗談を言い合えるような仲になっていた。
「分かってます。この間誘ってくれた夕食、美味しかったですし。」
「ふふ、そういってくれると嬉しいわ。」
実は、ユーノはかなり頻繁にハラオウン家に訪れている。
クロノなどは何か複雑そうな顔をしているが、フェイトやアルフはかなり歓迎してくれている。
そういっている間に肉も運ばれてくる。
程よい厚さの肉を網に載せ、炭火でじゅうじゅうと焼き上げる。食欲を刺激するいいにおいが漂ってくる。
肉が焼けるまでの間に交わされる何気ない会話は不思議と楽しいものである。

そうこうしている間に肉が焼ける。
ユーノが焼けた肉を口に含む。肉汁があふれる。流石にいい肉である。
リンディも肉を口に運ぶ。大きめの肉の為に一口では食べられないので息を吹きかけながら噛み切る。
しかし、美人は何をしても絵になるというが肉を食べる姿ですらもこんなになまめかしいのか。
肉汁のせいで、その血色のいい艶かしい唇がさらに淫靡な輝きを持つ。
13歳の、思春期真っ盛りの少年にとって、その破壊力は凄まじいものであった。
普段はその年齢不相応というか、若々しいというのすら通り越し、可愛らしさすら感じる女性。
しかし、店内の熱気のせいか肉の熱さのせいか、頬を染め、唇をぬらす様は凄まじいまでの色香を持っている。

ユーノの箸は思わず箸を止め、リンディのその艶姿に目を釘付けにされていた。
と、ユーノの箸が止まっているのに気づいたリンディが首をかしげる。
「どうしたの?ユーノ君。お肉嫌いだった?」
「い、いえ。凄く美味しいです・・・・・・」
貴女に見とれてました、などといえるはずもない。ユーノは首を振りリンディの言葉を否定する。
「遠慮しなくてもいいのよ?」
「いえ、そういうわけじゃないんです。」
遠慮しなくていいのよ。その言葉に思わずリンディさんが食べたいです等といいそうになったのは秘密である。
なんというユーノ。流石淫獣である。
「あ、このお肉が丁度食べごろみたいよ。」
食べごろなのは寧ろ貴女です。などといえるわけも以下略
「ユーノ君、食べさせてあげようか?」
リンディの箸が肉をつかみ、ユーノのほうに差し出す。
「あ、お、お願いします・・・・・・」
「ふふ、はい、お口あけて・・・・・・あーん。」
リンディさん、狙ってやっているのか本気で天然なのか。純というか思春期の少年には酷な仕打ちである。
ただ差し出すだけでなく、左手もちゃんと添えてあるのがポイントが高い。
と、そこでユーノはとんでもないことに気づく。
リンディは右手で箸を持ち左手をそれに添えている。両の手が丁度体の中心線に来ているのだ。
さらに言えば、テーブルを挟んでいるために前傾姿勢になっているのだ。


158 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:31:25 ID:+MSfI8UX
要するに、腕でその豊満な胸の谷間が強調され、前傾姿勢の為にそれがさらに強調されているのだ。
ユーノの精神にDBレベルの砲撃が直撃した。しかし、そこは最強の結界術師ユーノの理性(ラウドシールド)
これ以上の醜態はさらすまいと何気ない風を装い肉を食べる。
「どう?美味しい?」
「は、はい。凄く美味しい(シチュエーション)です。」
「じゃあ、こっちのお肉もどうぞ。」
再びリンディの攻撃。しかし、二度目の為に、来るとわかっていたために先ほどよりも余裕を持って耐えられた。
「ん?不思議な触感ですね。これ何でしょうか。」
「えと、このお肉は・・・・・・コブクロね。」
コブクロ、即ち子宮。普通であれば『ああ、なるほど。これ美味しいですね。』ですむところである。
しかし目の前にいるのは淫獣・・・・・・もとい、思春期真っ盛りの性少年。
この年代の性少年など英語の授業で6や靴下ですらもいかがわしい妄想できるような年代である。
どんな妄想になっているかは読者の想像にお任せさせてもらうが、健全でないようで
ある意味とても健全な妄想になっていることだけは補償しておく。

意識しているのか天然なのかよくわからないリンディの攻撃で意識がすっとんでいたユーノ。
いつの間にか腹も満たされ食事も終わっていた。
ユーノは、リンディに向けて万感の思いをこめてこの言葉を送った。

『リンディさん、今日は本当にご馳走様でした。』

オチなどない。そしてお目汚し失礼しやした。

でもさ、綺麗なお姉さんと一緒に焼肉ってとても素敵なシチュだと思うんだ。
もうちょっとリンディさんとの付き合いが長くなれば
この後リンディさんも食べられるかもしれないぜとかそんなお話。

159 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 18:39:41 ID:RbLazU9h
>>158
よくやった。GJ。

>もうちょっとリンディさんとの付き合いが長くなれば
>この後リンディさんも食べられるかもしれないぜとかそんなお話。

さあ、分かっているとは思うが・・・続編頼んだ。

160 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19:20:43 ID:nSbcNeI0
んじゃあ俺も投下
策略どころか悪質フェイトさんになっちゃった

 汚名返上フェイトさん

161 名前:汚名返上:2007/09/22(土) 19:23:02 ID:nSbcNeI0
「おっと、美人の姉さんがこんなところにおいでなすった。汚いところですが、どうぞ」
ゲンヤはニカッと笑ってスバルとギンガに着いてきたフェイトを歓迎した。
「お父さん、それ、セクハラ」
「お、おっと悪ぃ悪ぃ」
そう言って、睨み付けるギンガの迫力に、顔を背けてゲンヤは謝る。

「一体、どうしたってんだい?こんなところにわざわざ来るなんて」
一緒にお風呂に入ると言って、洗面所に行ったスバルとギンガを見送ったゲンヤは、
フェイトにお茶を出しながら聞いた。
「部下ですからね。どういう家庭なのか知りたいと思いまして」
愛想笑いをするフェイトに、配属前ならまだしも、今更そんなこと必要か?と思ったが
まぁ、上司がそう言うならそうなんだろ、と納得した。
「で、どうだい?あの娘達は」
「真面目で何に対しても一生懸命で2人と「お父さーん、私の下着知らなーい?お姉ちゃんのもー」
ゲンヤの質問に答えようとしたフェイトの言葉を、スバルの声が掻き消した。
「んなもん知るか!…全く恥じらいというものを知らない娘で…」
頬を掻きながら、謝るゲンヤに再び、スバルの声が届いた。
「お姉ちゃんの黒のブラ、おきにいムグッ「何言ってるのよ!」
焦ったギンガがスバルの口を塞ぐ。
「お父さん、取ってないー?」
懲りないスバルは、まだ馬鹿な発言を続ける。
「取るわけねーだろ!!」
その発言にゲンヤは声を荒げて反論する。
「焦ってるとこがあやしー」とかなんとか聞こえるが、ゲンヤは無視した。
「あれ?それは?」
フェイトが何かに気付いたように、ゲンヤのバックに視線を移す。
「ん?」
それに釣られてゲンヤもバックを見る。
「これって…」
バッグに視線を移した原因であるバッグからはみ出た布をフェイトが引っ張りだす。
「黒の…下着…」
「な!?」
そう、それは、ギンガが今探している下着。
「なんでこんなとこに…お、俺じゃねぇぞ!」
冷たい目のフェイトに気付いたゲンヤは焦って弁解する。

162 名前:汚名返上:2007/09/22(土) 19:25:00 ID:nSbcNeI0
が…
「こっちにも…」
今度は、棚から布が飛び出ている。
フェイトが棚を開ける。
明らかに男物と思われる下着の中に混ざった女物の下着。
「な、ななな…!!」
何がどうなっているのか分からないゲンヤは、ただ混乱するばかり。
落ち込んだような、失望したような背中をゲンヤに見せながら
フェイトの顔は笑っていた。
もうすぐチェックメイト。
一度、息を吐き落ち着く。。
「はやて、…ゲンヤさんは大人の渋味があって、ユーノやお兄ちゃ…クロノには
無い漢ってものを感じるって自慢げに言ってました。」
ちび狸め、そんなことを言い回ってるのか…、そんなことを考えたゲンヤだったが、
今はそんな状況ではない。
「はやても…スバルもギンガも悲しむだろうな…」
「いっ!?」
フェイトの暗い声にゲンヤの焦りは募る。
「ま、待ってくれねぇか!何かの間違いだ!しょ、証明するから言わないでくれ!!」
だが、そんなゲンヤの言葉もフェイトは受け付けない。
「…親友と部下を間違った方向に進ませるわけには行きませんから…」
大袈裟なことを言うフェイトだったが、ゲンヤに突っ込む余裕は存在などしない。
笑いそうになるのを堪え、フェイトは、次に来るであろう言葉を待つ。
「な、なんでもすらからよぉ!!」
ミッションコンプリート。
ゲンヤの言葉にフェイトはクルっと振り返って笑顔を向けた。

近付いている。
なのはと私の楽園が…

「うぅ〜」
資料を前に唸っているのは、今度はなのは。
「ユーノ君とデートなのにぃ」
愚痴りながらも進めていくが、どうにもこうにも終わりそうにない。
「なのは、手伝おうか?」
うなだれるなのはにフェイトが声をかける。
「フェイトちゃん…でも、悪いよ」
「困った時はお互い様だよ」
フェイトは、資料を取って目を通す。
勿論、フェイトは、手伝っても間に合わないと分かった上での行動である。
「フェイトちゃん、ありがとう」
なのはの言葉に少々心が痛んだが、自分、そしてなのはの幸福の為なのだ
と納得した。

163 名前:汚名返上:2007/09/22(土) 19:26:51 ID:nSbcNeI0
そんななのはを見る瞳があった。
「ごめんな、なのはちゃん…でも、ゲンヤさんのあの、渋く輝いている瞳で
言われたら、ウチ言うこと聞かないわけにはいかないんや…ホンマにごめんな」
はやては、呟くように謝ってその場を去って行った。

「うん、ごめんね…」
電話でユーノに謝るなのはの落ち込んだ声に、表面状は悲しい顔をして、
内心では、ほくそ笑んでいた。
「ごめんね、フェイトちゃん…手伝ってもらっちゃったのに…」
落ち込んで謝るなのはにフェイトは微笑んだ。
「次は大丈夫だよ」
次は、あえてデートさせる。
そして、裏から邪魔をする。
そんなことをフェイトは考えていた。

「ヴィヴィオ、ユーノと私、どっちが好き?」
なのはがいない時にヴィヴィオに問い掛けた。
なのはを通してユーノを知っているヴィヴィオは、子供ならではの戸惑いを見せる。
うーん、と唸りながら考えるヴィヴィオを微笑んで見守る。
「…どっちも好きー!フェイトママもユーノパパも好きー!」
「そっか…」
予想通りの返答。
しばしの沈黙。
「…パパ!?」
必死の形相で詰め寄るフェイトにヴィヴィオは怯える。
いけない、いけない、落ち着かないと。
ヴィヴィオの顔を見て、一度深呼吸をする。
「ごめんね、ヴィヴィオ」
あの陰獣、私となのはの邪魔をしたって無駄なのに!
心の中で舌打ちしながら、ヴィヴィオに謝る。
「なんで、ユーノ“パパ”なの?」
気に触ったのか、パパの部分を強調して問う。
「なのはママがパパって呼んだ方がいいって」
まだ少し怯えながら、それでもいつものフェイトママの顔に少し落ち着いてヴィヴィオは答えた。

あの陰獣がきっとなのはにそう言えって言ったんだ…
私がなのはを救わないと!
私しかなのはを救えない!
ユーノを憎んではいけない、という重要なポイントをすっかり忘れたフェイトは、
拳を強く握って、そう心に誓った。

「ユーノくぅん!」
なのはは、駆け足でユーノの元へ行く。
「なのは」
なのはに声に反応したユーノが、笑顔を浮かべる。
最近、仕事に邪魔をされ、久し振りとなったデートに心が踊る。

164 名前:汚名返上:2007/09/22(土) 19:28:42 ID:nSbcNeI0
「待った?」
ユーノの元へ着くと、上目遣いでユーノを見る。
「さっき着いたばっかりだよ」
エース・オブ・エースと無限書庫司書長とは、とても思えない、
どこにでもいる、ありきたりなカップルの会話。
慣れた様子でなのはがユーノの腕に自分の腕を絡め、2人並んで歩き出した。

「え?」
「大変申し訳ありません」
2人でやって来た美術館だったが、入口で女性にしばしの間の閉鎖を告げられた。
「当美術館の展示品の中に、危険物、そして贋作等が紛れている可能性があると、
管理局の方から指摘がありまして…」
女性はそう言うと、頭を下げる。
「仕方ないね…」
ユーノはなのはの手を握って元来た道へと歩き出した。
女性は2人を見送った後、「あの執務官のわけの分からない指摘のせいで…」
と、なのはとユーノの大型カップルを案内出来なかったを1人愚痴た。

「真っ暗だけど…」
あの後、予定外だったがお揃いのネックレスなど買い物をした2人は、
予約したレストランで食事をし、ワインで頬を赤くして、
ユーノが予約を取っていたホテルへ向かった2人だったが、そのホテルは
真っ暗で、どうにもこうにも営業してるように思えない。
だが、入口の扉が開いていたのに気付き、近付くと、同じようにこのホテルに
泊まる予定だったようなカップルとホテルの人間と思わしき人物が話をしていた。
「誠に申し訳ありません」
店員の言葉に嫌な予感がしながら、ユーノは声をかけた。
「あのー…」
ユーノの声に店員とカップルは、振り向く。
「た、たたた、高町なのはさん!??」
女性は、管理局の人間なのか、なのはの顔を見て大変驚く。
どうもまだ自分が有名で憧れの的だということをいまいち理解していないらしい。
その様子に苦笑するユーノの手を男が握った。
「スクライア先生ですよね!?」
目を輝かせる男性にユーノは、思わず一歩退いてしまった。
少し年上か同い年くらいだろうか。
自分の立場は分かっているが、その位の人に先生と呼ばれ、敬語を使われるのは、未だに慣れていない。
「先生の論文、いつも読ませていただいてます!」
どうやらそっち方面の人物らしく、あれやこれやユーノが答える暇も無く、質問していく。

165 名前:汚名返上:2007/09/22(土) 19:31:16 ID:nSbcNeI0
「あ、あの…」
すっかり取り残されたホテルマンが、声を上げる。
「実は、つい先ほど、当ホテルの電気系統が全てショート致しまして…」

「いいか!明日は、あの!高町なのはと、あの!ユーノ・スクライアの2人が
御宿泊になられる。くれぐれも無礼の無いように!」
声を荒げるオーナーに、自分みたいな末端の人間には、関係ないだろうな、
と呆けていた男だったが、まさか自分が相手をするとは、思ってみなかった。
先に上の人間を呼ぶべきだったのだろうが、取り残されたことでつい声を出してしまった。

「原因は?」
「原因不明となっておりまして…外部からの電圧負荷の可能性も視野に入れて調査中でして…」

勿論、フェイトの仕業である。

「どうしようか…」
結局、ホテルのお偉方が出て来て、平謝りを受け、系列ホテルを紹介され、
格安の値段で宿泊出来るということだったが、泊まる気にならず外を歩いていた。
なのはの言葉に、何も思い付かないユーノは、溜息を漏らす。
久し振りのデートなのに、何故こうにもグダグダなのか。
次は、いつデート出来るか分からないのに。
プルルル
なのはを呼び出す端末の音が沈黙を破る。
フェイトの仕上の音。
「まーーまーー「ヴィ、ヴィヴィオ!なのはは、デート中だから!」
響くのは、泣き叫ぶヴィヴィオの声とそれをあやそうとするフェイトの声。
「ごめんね、なのは。気にしないで楽しんで」
「フェイト?どうしたの?」
そう言われても困ると、通信の先ではフェイトがほくそ笑んでいるとも
知らずになのはは、状況を問う。

「実は、私ちょっと用事があって出掛けたんだけど、その間、ザフィーラに見ててもらって…
私が帰って来た時、ちょうどザフィーラの上に乗ってたヴィヴィオが落っこちちゃって」
隊舎の外では、六課メンバーに間抜け、馬鹿、犬、影薄い、パンツ覗くな、と詰られ
木に鎖で繋がれたザフィーラが腹の音を鳴らしている。

「なのは、帰ってあげなよ」
なんとなくだが、状況を把握したユーノがそう告げる。
デートは、グダグダになったが、夜は激しく満足させてやろう!と
心の中で意気込んでいたユーノだったが、神様は自分達を認めないのか、と下を向く。

166 名前:汚名返上:2007/09/22(土) 19:33:09 ID:nSbcNeI0
「でも…」
ヴィヴィオの涙を止めてあげたいけど、久々のデートを半端なままで終わらせるのも嫌だった。
私も…溜まってるのに…
前回、交わった時を、考えなあと思い出せないほどになってしまっていることに、落胆し、
ユーノが欲求不満で風俗になんて行かないか心配でもあった。
「大丈夫だから、楽しんできて」
なのはが思考に沈む間もフェイトが弱々しく声をかける間も、
ヴィヴィオの泣き声が耳に届いていた。
「なのはマーマーー!ユーノパーパーー!!」
ついには、ユーノの名前まで叫び出し、大ボリュームのその声は、
ユーノにも届いた。
何故、自分がパパと呼ばれるのか分からないが、なのはがママで、
自分がパパという状態に頬が緩むのを禁じ得ない。
「僕も一緒に行くから」
パパと呼ばれちゃしょうがない、とユーノ。
「ユーノ君…ありがとう。…フェイトちゃん、2人で行くから」
「…ごめんね、なのは、ユーノ」
なのはだけが帰ってくるのがベストであったが、こういう事態も予測していたフェイトは、
通信を切ってとりあえずヴィヴィオをあやすことにした。
落ちた時に出来たらしいたんこぶに「やりすぎた」と素直に反省し、
ユーノにも届いた。
何故、自分がパパと呼ばれるのか分からないが、なのはがママで、
自分がパパという状態に頬が緩むのを禁じ得ない。
「僕も一緒に行くから」
パパと呼ばれちゃしょうがない、とユーノ。
「ユーノ君…ありがとう。…フェイトちゃん、2人で行くから」
「…ごめんね、なのは、ユーノ」
なのはだけが帰ってくるのがベストであったが、こういう事態も予測していたフェイトは、
通信を切ってとりあえずヴィヴィオをあやすことにした。
落ちた時に出来たらしいたんこぶに「やりすぎた」と素直に反省し、
心の中でヴィヴィオに謝り、頭を撫でる。
外でうなだれている、フェイトがこっそり後ろ足にバインドをかけ、
ヴィヴィオを落とすことになってしまったザフィーラのことは、もう忘れてしまった。

続く

167 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19:43:51 ID:bSNtAmp1
ザフィーラ哀れw
やっぱりフェイトは頭に血が上ると感情が理性を軽く超えるなw
ここから、どうフェイトが墓穴を掘って頭を冷やされるのかが見物ですね(ぇ

168 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19:48:29 ID:+MSfI8UX
GJ!
これはお馬鹿フェイトではない、黒フェイトだ!

そしてフェイトは黒下着。ギン姉も黒下着。これはギンガがフェイト狙いの証拠!
つまりオチはギン姉に食われるフェイt(ry

169 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19:50:56 ID:1t5WWl8f
>>166
GJ!冷静っちゃ冷静だが、これはあれか、回を重ねるごとに最初の「破っちゃいけないルール」を喪失していきそうだなフェイトさん
ザフィー…哀れな…元気だせほら、ギンガさんの下着やるかr(ry

170 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 19:58:24 ID:+oSts8zD
>>166
GJですー
ホテルにいたカップルもフェイトの仕込みなんかなw
けど、やっぱりフェイトの企みが成功する気がしねぇw
続き楽しみにしてますー

171 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20:03:10 ID:H2uhGGuU
完全勝利確定したら最初から読もうかな。

172 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20:35:12 ID:WycOAj5m
完全死亡確定してザンバー持ったまま突っ伏してるフェイトさんの姿が浮かんだが…

173 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20:42:49 ID:3jDjsh57
なんかひとつ成功するごとにひとつ記憶を失っていくフェイトさんが見えたような気がする
あと無理やりバルディッシュを起動して不幸になるとか
白い竜の背中に乗って飛ぶとか

174 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 20:55:49 ID:+MSfI8UX
>>173
何故かフリードに跨りつつ
フェイト「ぎーんのりゅーのせにーのぉってー」

キャロ「フリードは白です、フェイトさん!」
そんなフェイトさんが出てきたじゃないか

175 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:04:34 ID:I2vA29bb
完全勝利ってなんのこっちゃ?

176 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:18:15 ID:NlAgZXQJ
フェイエリの甘々エッチが見たいぜ!

177 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:28:27 ID:v6jNGe2d
クロノ×ユーノの甘甘エッチが見たいぜ!

178 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:30:02 ID:6nf7m4Gc
>>176に便乗してカプ希望出してみる
なのスバが見たいです。スバル×なのはでも可。
それに嫉妬するフェイトとティアナが描かれてればなおGood

179 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:32:02 ID:wGGkWlWP
おらは前スレのクアットロがユーノに引き取られる話の続きを読みたいべ

180 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:33:48 ID:+MSfI8UX
まずは自分で書いて見るものなんだぜ?と言ってみる。

181 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:37:35 ID:6nf7m4Gc
>>180
自分でも何回か書いて投下したけど俺にはエロは無理ぽ
なぜかGJもらうのは非エロばかり…orz

182 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:43:25 ID:+MSfI8UX
>>181
エロパロなのに直接的エロ展開書いたことのない男だっているぜ・・・・・・。
スバル×なのは、それに嫉妬するフェイトとティアナ・・・・・・
多分この展開だとフェイトにつづきティアナまでお馬鹿さんになっちゃうかもな。

183 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 21:44:42 ID:3xPUZpVI
一日ぶりに来てみたらかなり投下されてますね。
じゃあじっくり読む前に自分も投下させてください。

・なのは×ユーノの関係にフェイトだけじゃなくはやてまで病む(?)
・仲良しトリオもついに破局か? と思われたが…
・それでも最終的には二人がなのは×ユーノの仲を認めて
・めでたしめでたし(?)
・病みネタ(?)だけど非鬱
・エロ有り
・オリキャラ有り
・私の作品としては初のフェイトの勝利(色んな意味で)

例によって今回は前半をと言う事で…

184 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:47:39 ID:8anL5Q2r
エロパロの極意とは、詰まるところ描写なのか台詞なのか、未だにその黄金比を量り兼ねていますぜ
ただの官能小説なら描写ばっかりでOKなのかもしれないけど
“パロ”という要素がある以上、台詞でキャラクター性を打ち出すのも重要
しかも、そのキャラクター性とエロいシチュエーションとの融合となると、ホントにエロパロスレは地獄だぜ?

切磋琢磨し合うには良い地獄ですがなぁ!

185 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 1 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 21:47:50 ID:3xPUZpVI
時空管理局に勤める名も無い女性局員が結婚した。
普通の部署で、役職も普通で、能力も普通で、容姿も普通。
相手の男も何処にでもいそうな普通の男で、結婚式も至って普通な内容だったと言う。
普段ならああ誰か結婚したか程度で済む話なのだが…それを普通に受け止めぬ者がいたのである。

「○○課の○○が結婚したらしいって話や…。」
「それ私も聞いた…。」
「へ〜そうなんだ。」
機動六課の隊長室に暗い顔をしたはやてとフェイト、そして何時も通りのなのはの三人の姿があった。
「また…先を越されてしもうたな…。」
「そうだね…。」
やはりはやてとフェイトの顔は暗い。
「まったく羨ましい話やな…こっちは結婚どころか浮いた話もあらへんのに…。」
「まったくもってそうだね…。」
どうやらはやてとフェイトの二人は名も無い女性局員の結婚が相当羨ましく、
かつ誰もが認める美貌と実力を持ちながら浮いた話の無い自分達が相当悔しかった様子である。
「今年でうちらも19のおばはんになってもうた…でも未だに浮いた話一つあらへんやないか。」
「うんうん…。」
「ちょっと待ってよ…19ってまだ十分若い方なんじゃ…。」
妙な方向に自分を責めるはやてとフェイトになのはは呆れていたが、二人とも
なのはの話をまともに聞いてはいなかった。
「世間じゃ処女のが需要があるみたいやけど…いくら処女でもおばはんは相手にしてくれへん。」
「そうだね…本当にそうだね…。」
「だから19ってまだ十分若いってば!」
やはりなのはの話をまともに聞かないはやてとフェイトになのはは戸惑っていたが、
今度ははやてとフェイトの方から話しかけられた。
「と言う事でなのはちゃん! うちら三人は彼氏おらんもん同士! 仕事に生きような!」
「はやての言う通りだよ! 私達に男はいらない! 仕事が恋人さ!! なのはもそう思うでしょ!?」
「う…………うん……………。」
はやてとフェイトの有無を言わせぬ迫力になのはは苦笑いしながら首を縦に振るしか無かった…

「………って事があってね…どうしようユーノ君……。」
「どうしようって言われても…………。」
なのはは仰向けになったユーノの上に跨り、腰を動かしながら相談していた。
本当に浮いた話の一切無かったはやて&フェイトと違い、なのはは既に
何年も前からユーノと一緒に浮いていた。故にこうしてなのははユーノと
何度も何度も交わっていたのであるが、これが二人に知れればどれだけ怒るだろうか…
なのははそこが少々怖かった。そうしている間にもなのははユーノの上で腰を振っているのであるが…
「私が処女じゃないって知ったら…殺されちゃうかも…。」
「ははは…そりゃいくらなんでもオーバーだと思うよ。」
悲観的ななのはにユーノはちと困った顔になっていたが、なのはは真剣だった。
「でもあの時の二人はそれがあり得そうだから怖いの! かと言って今更
ユーノ君と別れる様な事はしたくない! けど二人に知れたら何されるか分からないし…。
どうしよう…私…どうしたら良いか分からないよ…。」
なのははユーノと繋がったままユーノの体に強く抱き付き、ユーノはそれを優しく抱き返していた。
普段皆の前では見せない弱々しい姿。ユーノの前でしか見せない本当のなのは。
そんな彼女がユーノは好きで、とても大切にしなければならないと常に感じさせていた。
「とりあえず……僕達がこうしてる事は秘密にした方が良さそうだね。お互いにとって…。」
「うん……。」
「じゃ…話も纏まった所でそろそろイクよ。」
「う…うん…私もそろそろ…イクッ!」
直後になのははさらに激しく腰を動かし始め、ユーノもまたなのはの身体をガッチリ掴んだ。
「あ! ああああああ…あああ!!」
自身の体内に沈み込んだユーノのモノから白い液体が発射されると共になのはの腰の振りは
止まり、顔を真っ赤にさせながらかすかに全身をピクビク痙攣させながら喘いでいた。
そしてなのはの中にユーノのソレが全て満たされた時、二人は全身の力が抜けた様に
崩れ落ち、抱き合っていた。
「ユーノ君…好きだよ…。」
「うん…僕もなのはを愛してる…。」
そう互いに言うと共に二人は一時の眠りに付いた…繋がったまま…。

186 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 2 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 21:49:57 ID:3xPUZpVI
一時して、なのはが自室に戻って来た時にそこにはフェイトの姿があった。
「なのはお帰り。」
「ただいまフェイトちゃん。」
フェイトは何時もの様に笑顔で出迎えていたが、そこでフェイトは時計を見ながら言った。
「今日はちょっと帰りが遅かったみたいだけど…何処に行ってたのかな?」
「え? まあちょっと散歩に…。」
「へ〜…この時間まで散歩……。」
フェイトはなのはが何か隠しているんじゃないかと言わんばかりの目でなのはを見ていたが、
直ぐに元の顔になって風呂場を指差していた。
「ま、そんな事よりお風呂沸いてるから早く入ったら?」
「ありがとうフェイトちゃん。」
その後、なのはは風呂に入った後で眠りに付いていた。

翌日、なのはよりかなり早く起きたフェイトは親切心を起こしてなのはが脱衣所に置いた
先日着ていた服などを洗濯しようとしていたのだが、そこでなのはが先日まで穿いていた
パンティーを洗濯機に入れようとした時に彼女はある事に気付いた。
「え? 何これ…。」
なのはのパンティーの丁度性器を覆い隠す部分に白いシミが付着していた。しかもイカ臭い。
勿論これはユーノとエッチした後で漏れ出したユーノの精液が付着した物なのだが
それを物の見事にフェイトに目撃されてしまったのである。
「そ…そんな…。」
その時のフェイトは大切な仲間に裏切られた…そんな顔になっていた。

それからなのはは何時もの様に機動六課に出勤して、スバルやティアナに訓練を付けていたのだが、
そこで突然隊長室へと呼ばれた。故に訓練を中止して隊長室へ赴くのだが、そこには
とてつもないくらいに真剣な顔になったフェイトとはやての姿があったのである。
「どうしたの? 突然呼び出して。」
「実はな…機動六課に裏切り者が出たんよ…。」
「裏切り者!?」
突然その様な事を言われたなのはは焦った。いきなり裏切り者が出たと言われても唐突過ぎると…
「裏切り者って一体誰なの!? と言うか全員きちんと出勤して来てるし…。」
「その裏切り者の名は…高町なのは…。」
「え!?」
何故自分がいきなり裏切り者扱いされるのかなのははワケが分からなかった。
「どうして!? どうして私が裏切り者扱いされるの!?」
「なのはちゃん昨日…ユーノ君とエッチしとったやろ?」
「/////////」
はやてに真剣な顔で問い詰められ、なのはの顔は真っ赤に染まった。
「やっぱり図星やな…。」
「そしてこれが証拠ね。」
そう言ってフェイトがなのはの前に取り出したのはなのはが先日穿いていたパンティーだった。
「これに付着していた白いシミを解析してみたら…ユーノの精子と言う事が分かった。
全く酷い裏切り行為だよね…。私達三人は男はいらずに仕事に生きようって…
仕事を恋人にして生涯処女を通そうって約束したのに…なのはだけ言った側から
あんなフェレット男とズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「本当…女の約束を破るなんて人として最低やなのはちゃん…。こういうのを世間ではビッチ言うんよ。」
フェイトもはやてもなのはを恨めしそうに睨み付け、なのはも気まずくなる。
「で…でもこんな事で裏切り者扱いされたらたまったもんじゃないよ…。」
「これが裏切り者じゃ無くて何て言うの!?」
「そうや! 男はいらんって約束した側から男とズコバコやるなんて人間のクズや!」
「でもそれ二人が勝手に言った事であって別に私は…。」
「黙らっしゃい!!」
はやてとフェイトの有無を言わせ無い迫力になのはは思わず縮こまってしまう。

187 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 3 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 21:51:49 ID:3xPUZpVI
「裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…。」
「裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…裏切り者…。」
縮こまったなのはにはやてとフェイトは情け容赦なく裏切り者を連呼して浴びせる。
「やめて! やめてよ! だって二人が言った事って昨日の事でしょ!?
私はもう何年も前からユーノ君と何度もエッチしてるんだよ! だから今更そんな事言われたって
裏切り者扱いされる筋合いは無いよ!」
「な…なんやてぇぇぇぇぇ!?」
「す…既に何年も前から…………。」
苦し紛れに言ったなのはのセリフにはやてとフェイトの二人は驚愕し、思わず
ホラー漫画の驚く顔みたいな感じになっていた。
「も…もう既になのはちゃんは…何年も前から……。」
「あのフェレット男と毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「べっ別に毎日やってるわけじゃないよ/////////」
なのはは顔を赤くしながら反論するが、はやてとフェイトの驚愕した顔が凄すぎて
完全に霞んでしまっていた。
「なのはちゃんとユーノ君が毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「雨の日も風の日もズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥ まったく酷い淫乱女だね…。」
「だから違うってば///////////」
よっぽど悔しかったのだろう。はやてとフェイトはなのはを恨めしそうな目で連呼するのである。
「毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」
「だから違うんだってば!! 毎日なんてやってないよ!!」
なのははやはり顔を真っ赤にしながら反論していたが、はやてとフェイトはまともに聞いてくれない。
「あ〜!? 何か言ったかいな!? 非処女のなのはさ〜ん?」
「私達耳が遠くて良く聞こえないの〜! もっと大きな声で言ってよ淫乱のなのはさ〜ん!」
「もういい加減にしてよ//////////////////」
なのはを馬鹿にしまくるはやてとフェイトになのはもいい加減怒りたくなっていたのだが…
「うっ! うげ! うげ!」
「え?」
「どうしたのなのは!」
突然なのはは吐き気を感じたのか口を抑えて跪き、それにははやてとフェイトも焦った。
そしてなんとか吐き気も治まった時…なのはは言った。
「私…ユーノ君の赤ちゃん…妊娠しちゃったかも…。」
「うわああああああああああああああ!!」
「ああああああああああああああああ!!」

188 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 4 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 21:52:41 ID:3xPUZpVI
はやてとフェイトは頭を抱え、まるで恐怖漫画の驚く顔の様になって悶え始めたでは無いか。
と言うか、昨日ユーノとエッチしてたのに妊娠するの早すぎとか思う者もいるだろうが、
一応前述の通りなのはとユーノは何年も前からちょくちょくやっていたので、
以前やった分が今来たと言う事で考えてもらいたい。また、そういうのって生理が無くなる
とかの前兆があるはずなのに…と思う者もあんまり細かい事は考えないで欲しい。
ちなみに、数年前から中出ししまくりなのにどうして今の今まで妊娠しなかったのかと言うと、
事前にユーノが避妊魔法を行っていたのであり、今回なのはが妊娠してしまったのは
その避妊魔法が甘かったと考えるしか無いだろう。
「なのはちゃんが遠い所へ行ってもうたー!!」
「なのはが子供を産む機械に成り下がってしまったー!!」
はやてとフェイトはなおも頭を抱えながら部屋中を走り回り、はやては電話を手に取っていた。
「そうや! シャマルに連絡や! 堕胎してもらおか!」
「そうそう! 堕胎堕胎!!」
「わー! やめて! やめてよー!」
よっぽどなのはがユーノの子を身篭ったのが悔しいのか、はやてとフェイトは
なのはを堕胎させようと考えていたが、なのはは必死に電話を押さえていた。
「こうなったらなのはのお腹を蹴り上げるんや!」
「分かったよはやて!」
「わー!! ダメダメ!!」
今度はなのはのお腹を強く蹴り上げて体内の卵子を潰そうとする作戦に出た
はやてとフェイトに対し、なのはは必死にお腹を押さえ、防御魔法も展開して自身の子供を守っていた。
「もういい加減にしてよ二人とも!! そんなに仕事に生きたいのなら勝手に
そうすれば良いじゃない! 私まで巻き込まないでよ!! そっちが何を言おうと
私はユーノ君の赤ちゃん産むから!!」
「あ! やめて! それだけはやめて! おねがい!」
フェイトは突然弱気になってなのはの説得を始めていたが、対照的にはやては激怒した。
「ああ分かったよ!! もう勝手に産めばええやん!! その後もずっとずっと
ユーノ君と毎日毎日ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥ やって
子供もボコボコ産みまくればええやん!! もうこんな淫乱女は仲間でも何でもあらへんわ!!」
「そんな言い方するの!? それならこっちだって願い下げだよ!!」
なのはとはやては真剣に睨みあい、互いにそっぽを向くと共になのはは隊長室を去って行った。

189 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 21:55:11 ID:3xPUZpVI
とりあえず前半はここまでです。

病みネタと書いても本当に病んでるのか微妙ですかね?

>>24
スマソセン
「なのはとユーノとその子供が三人で幸せに暮らしてる未来」と言うお話は出来ても、
マージネーターの世界観でそういう風に歴史改変を行うのは
それはそれで犯罪行為みたいになってしまうので…出来ないと言う事で…スマソ

190 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 21:59:51 ID:bSNtAmp1
ちょww産む機械自重wwww
てか、なんだこのお馬鹿二人はwwww

ワロタGJw

191 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:03:08 ID:8anL5Q2r
>>189

GJでした。何という鬼畜・・・鬼畜?
それと、投下直前に割り込みしちまいました。お許しあれ・・・

192 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:03:19 ID:6nf7m4Gc
>>189
フェイトだけでなく、はやてまで病んどるw
どうしちまったんだこの二人w ちょっと怖いけど続き待ってるでー

193 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:05:20 ID:3jDjsh57
「ふんどし」とか言い出しそうなくらい混乱してるなwww

194 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:16:19 ID:bSNtAmp1
てか、なんかこのフェイトとはやてはつぶあんの漫画に出てきそうだw

195 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:19:47 ID:urw653Sc
>>189
GJ!!!
鬼畜というかヤンデレというか……たんに壊れ?
まっ、あの二人に限って言えば何時もの事ですがwwww

196 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:39:12 ID:0gRUjHQq
>>189
お二人さんが怖いね。GJ

197 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:49:24 ID:SIlJztAY
なのはさんテラビッチ

198 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 22:51:01 ID:+MSfI8UX
>>189
フェイトさんだけじゃなくはやてまでwwwwww
というか妊婦蹴るな。

まてよ、フェイトが勝利してもはやてはどうn(ry


199 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:05:28 ID:7zN+7nvl
>ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥

ちょww
自重www

200 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:09:25 ID:RbLazU9h
>「これに付着していた白いシミを解析してみたら…ユーノの精子と言う事が分かった。
>全く酷い裏切り行為だよね…。私達三人は男はいらずに仕事に生きようって…

どこに解析を依頼したんだYO(藁
はやてさんのやさぐれ具合が酷すぎます><


>>189 もしかすると初エロパロSSGJ。


201 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:13:30 ID:lgePGyAi
>>189
腹いたいwwwww

腰動かしながら相談するなのはさん自重www

202 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:15:58 ID:1t5WWl8f
>>189
GJ。なんというか頭カラッポのほうが夢詰め込めたり大笑いできたり、そんな感じだった。
あと擬音とか腰を振りつつとか面白すぐる

>>200
きっと舐めて味をみたんだよ。

203 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 23:16:24 ID:3xPUZpVI
>>189 もしかすると初エロパロSSGJ。

いえ、以前からちょくちょく書いてましたが…

204 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:17:45 ID:RbLazU9h
>>203
ホント? ユーノ君の葬式で南無阿弥陀仏の印象が強すぎて・・・

205 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/22(土) 23:23:43 ID:3xPUZpVI
>>204
非エロ多いですけど、一応エロものも書いてます。

現時点までにまとめに上がってる分を確認してみたのですが…
確かに非エロのが圧倒的に多いですね…そう思ってしまうのも仕方ないと思いました。
でも一応エロものも書いてるんですよ…
ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/d/%a2%a16BmcNJgox2

あと、皆様沢山の感想ありがとうございます。

206 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/22(土) 23:44:10 ID:+MSfI8UX
>>202
はやて『ペロッ・・・・・・これは、ザー汁!』

こうですか、わかりm(ry

207 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:11:10 ID:cbzWLckH
>>206
舐めて確認とかどこまで変態なんだよwww

208 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:14:34 ID:yuGwXX3q
>>206
そしてなのはさんが適当な事を言ってごまかしてたら
「ぺロッ・・・この味は嘘をついている味やな!」と言うはやて

209 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:19:28 ID:olnIielu
>>208
それを見てフェイトがエリオの頬を舐めてその台詞を言う図が見えてしまった…

210 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:25:26 ID:bCyl1GqL
>>177
ハッキリ言ってBLにしろ友情にしろランクとか関係なしに、
ユーノの相手としてはクロノはキャラ的に役不足だつー感がずっと前からしてるんだ。
殺傷対象になるのは覚悟の上だ・・・。

>>179
あ、俺がいる

211 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:36:37 ID:Ib0urQfv
>>207
はやて「飢えとるんや、ええ男の味に飢えとるんや・・・・・・」

でもこの方法だとなぜはやてがユーノのアレの味を知ってるのかをなのはさんに問い詰められる。

212 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:41:24 ID:EyjTIPt0
はやてはゲンヤおじちゃんのを舐め舐めだろ?

213 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 00:41:38 ID:ECbGK/1w
>>209
某Fさん「美味しそうな雄の味がする・・・」

214 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:05:33 ID:GlTjAs2D
さんざんなのはさんを淫乱だビッチだと罵りながら
自分がエリオきゅんやゲンヤおじさまとデキてしまって掌を返したように惚気まくる二人に
ブチ切れたなのはさんが「少し頭(ry

215 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:08:31 ID:wHIFxNdn
フェイトちゃんもハヤテちゃんも少し頭冷やそうか。
ってなるわけですね。
ttp://www106.sakura.ne.jp/~votecode/upma07/src/upm4817.jpg

216 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:23:57 ID:4OqLNO4x
しかし最近のこのスレのユーなのの多さには
本編で影へと追いやられたユーノの妄執を感じるな。

217 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:32:33 ID:Ib0urQfv
ユーノスレではとうとう『本編に出たら負けかなと思ってる』とまで言ってるぞw

あのスレの住人逞しすぎだろ・・・・・・妄想力はんぱねぇよ・・・・・・

218 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:38:43 ID:9X2pvInC
あんまり否定できない所が辛いな>本編に出たら負け

実際、ユーノは優秀なキャラのままでいられたし

219 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:41:03 ID:AqBgwgGc
>>217
エリオスレと同じとこまで堕ちたのか…
二期まではなのユーが一番好きだったんで、残念だ

220 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:42:14 ID:f/3IOi9Q
ネガティブが裏返ってるからなあw>ユーノスレ
某地獄兄弟になってる

221 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:44:14 ID:+PA+Gnkd
・・・・・・笑えよ。

222 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:46:14 ID:KfT/AE1E
最終話には出番あるだろうかね?

223 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:47:12 ID:d71DDToi
>>219
あそこのは前向きなネガティブさだからエリオスレとは少し違う気がする。
出番ないね→二次創作で補おうという姿勢が基本。

224 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 01:59:20 ID:adbSteBT
>>222
……ユーノだからね…

225 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:07:54 ID:8AO4PRLb
>>222
大丈夫だ。犬にだって出番あったんだから。

226 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:11:03 ID:cbzWLckH
出番なんか、なくてもよかとです…('A`)

227 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:12:19 ID:AiG/qfkd
というかエリオスレはどんだけひどいことになってるんだよw
男キャラのスレは地獄だな

228 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:29:19 ID:Ib0urQfv
ユーノスレの場合、例えば
本編での女キャラとの絡みなし→じゃあどのキャラとくっつけてもおkじゃね?
うはwwwww二次創作の妄想広がりまくりんぐwwwとかそんな感じなんだよ。

というか今のユーノメインのサイトは本編に出番が無いのを活かしすぎなSS多いぜ

229 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:32:17 ID:Mu6zjEVn
>>226
出番などなくていい…そんな言葉を、そんな悲しい顔で言ったって……誰が信じるもんか!

230 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 02:36:21 ID:+ts6UJnR
>>CRR氏
GJ!!
完結乙かれさまでした!
ラブラブはいいです。エリスバを堪能させていただきました。
本当に第一回からよくここまで説明を思いつくものだと感心してしまいました
ふう、すっかりエリスバに染まっちまったっぜ・・・
最後の別の話をぜひ・・・・

231 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:40:53 ID:H/vP6FMn
予告通り来た396です。投下の前に前スレ224氏の質問に答えると
別世界からの銃火器の密輸入はその世界への次元間転移が規制されてたり、(盗まない場合は)通貨を手に入れなければならなかったりで
色々障害が多いので質量兵器の全ては自主制作って設定です。
ミッドの人たちから見て異世界の住人のいる世界への転移が手軽なものであるならそれこそやりたい放題になりかねませんし、
規制されているってのはこの作品の設定というよりは本編にあってしかるべきものだと思ってましたのであえて説明は加えませんでした。
ちなみにサイオン達がよく次元間転移で逃げたりするのは規制がゆるい(またはない)空間への転移ってことになってます。
そもそも例えば地球へ簡単に行けるなら(使えるか否かは別として)大量破壊兵器でも盗んでおどしに使った方が効率的、
となってしまいます。1期でユーノが単独で地球にこれたのはそれだけすごいってことだと自分では認識してます。
ユーノが罪に問われないのはロストロギア発掘における管理者責任との折衷、とかここらへんこそご都合主義でなんとでも
なりそうな気がします。A'sでリンディがマンション借りたりしてるのは管理局ほどの力があればこそってことで。

自分の世界観考察を当然のように使ってしまったのは力量不足でした。すいません。
そして作品の構想の初期段階で思いついた設定にぶつかってくれた辺りちゃんと読んでくれていることがわかって非常にうれしいです。
では続きを投下します。

注意
・ユーノ主役長編
・オリキャラあり
・エロなし

魔法少女リリカルなのはA's++

第二十四話 「憎しみの炎」


232 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:41:53 ID:H/vP6FMn

広葉樹が生い茂り様々な昆虫が飛び交う中、息を潜めた夜行性の動物達が地を這い木々を渡り歩く。
ミッドチルダの辺境にあるこの森の周りには人は住んでいない。
ただ、森のとある場所に、現在解放されたスクライア一族が今現在暮らしていた。
解放したとは言え、サイオン達はまだ十数人の人質を捕えている。
全ての計画が終わるまで解放済みのスクライア一族には大人しくしていてもらうために、サイオンはいくつかの条件を出していた。
それは、指定された場所で残り数週間暮らすことと、他の人間と接触しないことの2つ。
監視はつける必要はなかった。人の命がかかっている状態でもし万が一という危険を冒す人間は少ない。今さら管理局に伝えたところで、
人質解放がうまくいくとも限らない。ユーノという希望を信じる方が賢明という判断を一族が取ることは明らかだった。
そして案の定、一族は指定した場所で静かに暮らしていた。彼らはテントも食べ物も購入できない状況で、
洞穴で原始の人間さながらの生活を余儀なくされていた。しかし流浪の旅を続けるスクライア一族にとってさして苦に感じる生活でもなかった。
その洞穴から数十メートルの木の陰に、覆面の男達が銃を手に息を潜めていた。
暗視スコープが草葉の合間から獣のように不気味に光りを放っていた。任務は一族の暗殺。
そもそも今回の計画は、関わった者を皆殺しにすることで達成される。
人質を利用しユーノを操りつつ、管理局にダメージを与える。年端もいかない子供ばかりを起用する脳なし達のメンツを潰す。
無限書庫司書長の裏切りと若手ホープ揃いのアースラの失態。それを実現するためにも事件の全貌を語り継ぐ人間がいてはならない。
サイオン達に都合の良い事実だけが流れる必要がある。裏切り者ユーノの失踪と何者かによる一族の殺戮。その事実さえ残ればよいのだ。
覆面達のリーダーが仲間に合図を送る。男達が洞穴入り口の側面に張り付くように待機した。
すでに時計は合わせてある。今頃グランディアではユーノが転送魔法を発動する頃だ。もちろん実行前に殺される計画になっている。
リーダーの男が時計を確認する。部下達も息を殺し合図を待つ。
男達はぐっと持っている武器を強く握った。もちろん彼らは魔法を使えないわけではないが、この隊は不得手な人間が多い。
その代わり魔法よりも確かな慣れ親しんだ力、銃火器を装備している。魔法という生易しいものより、
この重量感と安定感の方が自分たちに自信と安心をもたらした。男達の家系は代々質量兵器製造を生業としていた。
厳しい規制の中でも祖父の代まではわずかながら需要が存在した。しかし、ついに親の代で全面禁止となった。
魔法文化による統制。援助金なども支払われたが、結果親ともども職を失った。
祖父達がよく口にしていたことがある。職業は生き様だ、と。ただ金を得て、飯を食うだけの人生に何の意味があろうか。
例え人を殺す道具であろうと、道具には人の知恵と魂が込められていると男達は信じている。
倫理や道徳よりも優先される誇りがそこに存在した。
5…4…3…2…1…
パッと時計のバックライトが光ると同時に、リーダーの男が指で突入の合図を送った。

233 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:42:47 ID:H/vP6FMn
相手に魔法を使わせる隙を与えなためにもすばやく突入する。2人を入り口に残し、8人が低姿勢で一斉に洞穴内部で銃を構えた。
「!?」
一斉射撃の合図をする前にリーダーの男の目が見開いた。洞穴には誰もいない。生活の形跡はあるものの、人一人いないのである。
つい数十分前に洞穴内に入る一族を確認したばかりだ。転移の形跡もない。すぐに気がつく。この明らかに異常な状況に。
「罠かっ!!」
男が叫ぶと同時にすぐさま全員が入口に走った。
星の光が淡く照らす入口に着くと、どさっと2人の男が倒れこんだのが目に入った。
「くっ!!」
全員で銃を構える。光を背に巨大な影を作る何者かが、男たちの前に立ちはだかっていた。
屈強な肉体と、褐色の肌を持つヴォルケンリッターの騎士の一人、ザフィーラだった。
「…投降しろ」
静かに、しかし力強く言い放ったザフィーラにリーダーの男が叫んだ。
「馬鹿が!!一人で八人に勝てると思ってるのか!?」
男達の一人が威嚇するように言った。こちらの武器の方が魔法よりもはるかに連射力がある。
物量で攻めればバリアも突破できるはずだ。
「一人?」
その声のする方向にぎょっとして男達は振り返った。洞穴の奥、暗闇に炎が一直線に伸びる。
炎は下から上にゆっくりと移動し、ぼんやりとその持ち主を映し出した。
「二人の間違いだ」
岩陰から姿を現したのは炎の剣を持った烈火の将、シグナムだった。
予想外の挟撃にリーダーの男に嫌な汗が流れた。

                 *

「まだシールドは解除できないのかしら…」
治癒魔法を施しながらシャマルは呟いた。かれこれグランディア突入から30分程が経過していた。
一番の目的である人質の解放が成功した以上、後は犯人一味の確保だけだ。乗組員の規模から考えてそろそろ全てが終わっても良い頃だ。
しかし入ってくる念話は負傷や援助要請が多い。シャマルは本来後方支援がその役目であるが、今はユーノにかかりっきりになっている。
一応シャマル達が狙われることも考えて2名の護衛があたりを見回っているが、やはり不安もある。
肝心な艦の制御室の制圧が滞っているのが問題だろうか。艦を覆うシールドを解除しなければ怪我人や人質を艦外へ転移することができない。

234 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:43:29 ID:H/vP6FMn
まさかとは思うが、負けてしまうということもありえるのではないか、という疑念がシャマルによぎった。
いや、これは疑念ではなく予感だ、と思い直す。確証のない、ぼんやりとした予感。
すぐにそんなことはないと自分に言い聞かせるようにシャマルは首を振った。
ただ、流れがいつもと違うような違和感があった。今回は本来指揮官でいるべきはずのクロノまで出動している。
アースラにいた武装局員を総動員しての完全制圧が目的だった。しかし、それにしては時間がかかりすぎている。
今のシャマルには無事に事件が終わるのをただ祈ることしかできなかった。
すると突然ユーノの体がわずかに動いた。
「う…くっ……」
「ユーノ君気がついのたのね!?」
ユーノの声にシャマルが治癒を続けながら問いかけた。するとゆっくりとユーノの瞳が開いた。
「ここ……は?あぐっ!?」
「まだ体を起こしちゃ駄目よ!!」
ユーノは上半身を起こすと同時に激痛で背中を丸めた。シャマルはユーノの肩を押さえつけ寝かせようとする。
しかし、ユーノは肩をゆすって振り払い、痛みに脂汗を流しながら顔を少し上げて言った。
「み、みんな……人質は…?」
ここにシャマルがいることや自分の状況よりも、ユーノはまず人質の安否を尋ねた。
それほどユーノにとっては優先すべきこと、いや、全てだと言えた。
「大丈夫、全員首輪からは解放されたわ。まだ艦内にいるけど、じきに脱出できる」
シャマルは少し早口にユーノの耳元で言った。
それを聞いてユーノは俯いて体を震わせた。
「……よかった、本当に…」
ユーノの瞳から涙が溢れた。シャマルはそれを見てユーノの背中をさすった。
今回の事件で一番つらかったのはまぎれもなくユーノだ。家族を人質に取られ、心と体を削られながら、それでも諦めずに進み続けた。
仲間の解放というただそれだけのために。今のユーノの心境はシャマルには計り知れない。
それでも、安堵し涙する少年を見て、自然と微笑みが生まれた。
「あ…!!どうしてシャマルがここに…?」
ようやく自分の存在に気づいたことに吹き出しそうになったシャマルだが、作戦遂行中ということもあり的確にその質問に答えた。


「じゃあ…クロノが直接ここに来てるのか…」

235 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:44:46 ID:H/vP6FMn
「ええ、全体の指揮はリンディ提督がしてるわ。クロノ艦長は直接サイオンと闘ってるみたい」
「なんだって…!?」
ユーノが驚きの声を上げた。確かにクロノは暫定の艦長でありアースラそのものの権限はリンディが所持していた。
しかし、わざわざリンディを召喚してまでクロノが直接戦闘に加わる必要があるのだろうかという疑問が生まれた。
そしてなにより、あのサイオンとクロノが闘っているという。戦闘からどれくらい経ったかはわからないが、決着はまだついていないようだ。
ユーノは顔をしかめながら膝を曲げた。
「それじゃあ…こうしてもいられないな……」
「えっ!?ちょ、ちょっとユーノ君!!?」
急に起き上がり始めるユーノにシャマルが驚いて治癒魔法を止めた。
「うぐっ…!!」
立ち上がったユーノはすぐに激痛で倒れそうになったが、コンテナを背に踏みとどまった。
「何してるの!!動けるような体じゃないのよ!?」
シャマルが叫んだ。鎮痛剤はすでに打ったが戦場であまり強い薬を打つわけにもいかず、それほど効果は期待できない。
荒い息を吐きながらもユーノは顔を背けて言った。
「クロノがサイオンと闘ってるんだ…。僕も、行かなきゃ…」
「な、何言ってるの!?そんな体で…あなたは怪我人なのよ!?」
苛立だしげ言ったユーノにシャマルは怒鳴った。ユーノは本来早く病院に連れていかなければならない重症なのだ。
おそらく意識の覚醒により右腕の感覚は戻り始め、気を失いかねない激痛が走っているに違いない。
例えクロノの所に行ったところで魔法はおろか、まともに動けるはずもなかった。
「寝ぼけたこと言わないで!!戦闘への参加は医務官として、いえ、身内として絶対に許しません!!」
そう言ったシャマルの言葉にユーノがぴくりと体を震わせた。シャマルにとって、ユーノは家族に近い存在になっていた。
ユーノだけじゃない。なのはも、フェイトも、闇の書事件以降知り合ったみんなが大切な存在だった。
ユーノもはやての家で過ごした数日間が脳裏をよぎった。
本当に楽しかった。はやてとの読んだ本の話や、リインフォースとの魔法の勉強、ヴィータのちょっかいや、
シグナムのまっすぐな言葉、シャマルとの気楽なおしゃべり、それを暖かく見守るザフィーラ。
はやて達は、仕事に擦り切れ、精神的に疲弊したユーノに家族のぬくもり、そしてその大切さを思い出させてくれた。
いくら言葉を連ねても感謝を伝えきれない。


―――――それでも



236 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:45:29 ID:H/vP6FMn
「わかったよ……」
ユーノが肩の力を抜いてシャマルに背を向けた。
「なら、早く横になって。まだ治療は終わってないのよ」
シャマルがホッと胸を撫で下ろした瞬間、真下に魔法陣が出現する。
「えっ…!?」
3本のチェーンバインドが現れシャマルを一瞬で拘束した。敵の攻撃なのかどうか考える間もなく、バインドはシャマルの口を覆ってしまった。
瞬時に気づく。この魔法の発動者がユーノであることに。声を上げたが、鎖に覆われ発声できない。
無駄とわかるとすぐさまシャマルは念話で付近にいるだろう護衛の局員を呼んだ。
なぜ、どうして、という疑問がぐるぐるとシャマルの頭を駆け巡った。
「ごめん、シャマル…」
そう一言だけ言って、ユーノはその場を飛び去った。振り向きもしなかった。
シャマルはどうすることも出来ず、困惑の目でその後ろ姿を追い続けた。


シャマルへのバインドは30秒もすれば解けるし、先ほど念話で局員が来ることもわかった。まず大丈夫だろう、とユーノは思った。
戦場へ行ったところで足手まといになるのはユーノも十分理解していた。右腕は使い物にならないし、麻酔を打たれたのか感覚も鈍い。
若干熱もあるようだ。まさに満身創痍。相手が本気でこちらを殺そうとしてきているのはユーノが一番わかっている。
フェイトがいなかったら今ごろ頭が真っ二つになっていたところだ。このままサイオンの所に向かっても、
たどり着く前に他の魔導師からの攻撃をうければあっけなく死んでしまう可能性さえあった。
それでも、この気持ちは抑えられない。抑えることができなかった。
一族の首に爆弾を取り付け、殺されるかもしれないという恐怖の中一ヶ月も拘束し、犯罪を犯させ、
自分に大切な人を撃たせた。これほどの仕打ち、屈辱があるだろうか。自分のことはまだよかった。
しかし、家族を、なのはを危険に晒した。絶対に許しておけなかった。
この胸の内から湧き起こる感情は、怒り。一心不乱の怒りが、気を失いそうな痛みさえ忘れさせていた。
「この戦いは……この戦いだけは、譲れない。絶対に」
ユーノは小さく、しかし力強く呟き憎き相手を探した。

                 *

『3番6番隊はヴィータを支援!!医療班は戦闘不能の敵も回収するのを忘れたらあかんで!』

237 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:46:08 ID:H/vP6FMn
ヴィータの乱入で場が一瞬止まったが、はやての指示に一斉に局員達が動いた。
「どけええぇぇーー!!!!」
ヴィータの鉄球が次々と敵の魔導師を撃墜していく。たとえ三対一になろうと、ヴィータの突撃力を止めることができる魔導師はいなかった。
何より、ヴィータの参戦によって隊全体の士気が一気に上がっていた。
古強者の多い相手の魔導師達はその戦況の変化にすぐさま気がついていた。切り札である兵器の破壊もあり戦況はひっくり返ったと言っていい。
それでも、諦める者など一人もいなかった。全ては、サイオンを信じるがゆえ。
職を失い絶望の淵にいた彼らを拾い、復讐のチャンスを与え、道を指し示し続けたサイオンに絶対の信頼を持っていた。
負傷し、撃墜されたと思われる魔導師達が死者が蘇るかのように局員達の前に再び姿を現す。
その形相と勢いに局員達は息をのんだ。これが復讐者。怒りと憎しみの炎をその身に宿し、その炎で他者を焼こうとする者達。
「ちっ!なんなんだよこいつら…!!」
攻撃を当てても怯まずに向かってくる魔導師達にヴィータは叫んだ。
再び拮抗し始める戦況の中、はやては指示を出しながらも人質達を移動させていた。質量兵器という脅威はなくなったものの
少しでも安全な場所を確保する必要がある。倉庫内では戦いが起こっている場所にばらつきがあるものの安全圏というものは存在する。
全体の戦況を見ながらはやてはそこを目指して人質達や怪我人を移動させていた。
「1番隊の方はまだなんか!」
『まだ制御室に到達できてないみたいです…』
苛立たしげに言ったはやてにリィンフォースがばつが悪そうに返した。突入部隊は医療班も含め10に分かれた分隊で構成されており、
1番隊は優秀なものをそろえ、制御室の制圧という独自行動をとらせてある。しかし、突破力がないためか手間取っているようだ。
はやては唇をかみ人質の移動に専念していると、先ほどヴィータが入ってきた大穴から白い影が入ってくるのが目に入った。
向こうもこちらに気づいたようで一直線に飛んでくる。
「な、なのはちゃんっ!?」
バリアジャケットを身に纏い目の前に降り立ったなのはを見て、はやてが目を丸くして言った。
「どうしてここに!?」
はやては当然の疑問を口にした。グランディアへの突入はつい先ほど急遽決まったことで、もちろんヴィータにはその命令が知らされたが、
魔力のないなのはがここに来るはずがないと思っていたからだ。
「ヴィータちゃんに無理言っちゃった」
少し悪びれて言うなのはの言葉を聞いて、はやてはあまりに早かったヴィータの到着に納得がいった。
どうやらヴィータはなのはをミッドチルダの病院に送ることなく、直接ここに来たらしい。それもなのはの意志を酌(く)んで、とのことだ。
「何言うとるんや!?なのはちゃん、今魔力ほとんどないんやろ?」
「全力の5分の1…ううん、たぶん6分の1くらいかな…」

238 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:47:16 ID:H/vP6FMn
それを聞いてはやてはあちゃーっと額に手を当てた。なのはの全ての魔力はユーノに移譲されたはずで、一晩空けたとしても魔力は
すぐに回復するものではない。おそらく今現場にいるどの魔導師よりもなのはの魔力は低いだろう。
突入命令を聞いていてもたってもいられなくなったんやな、とはやてが思った時なのはがそれを読んだかのように言った。
「ヴィータちゃんが突入命令を聞かされる前から、私はここにくるつもりだったんだよ。ユーノ君が場所を言わなくても、
きっと自分で探してた」
「そやかて魔力の少ないなのはちゃんじゃ、ここで出来ることなんてあらへんやないか」
俯いてそう話すなのはにはやてが少し怒り気味に言った。
「出来ることは少ない…と思う。でもゼロじゃない。シールドだって張れるし、空だって飛べる。我侭だってこともわかってる。
私ってやっぱりまだ子供なんだって、思った」
弱々しくそう言い終えると、なのはは俯いていた顔を上げて力強く言った。
「それでも…!それでもユーノ君が守りたい人達を守ってあげたい!!ユーノ君が私を守ってくれたみたいに、
私も何かしてあげたい!!」
叫ぶように言ったなのはにはやては何も言えなかった。その気持ちは自分も同じだったから。
そして先ほど自分が言ったことが失言だったことに気づく。魔力のない人間に出来ないことはない。それは間違いだ。
たとえ出来ないことがあっても出来ることを探せばいい。自分が無力だと思ったとき、人は無力になるのだ。
「わかっとる…わかっとるけど…」
眉を八の字にしてはやてが言った。気持ちは理解できるが、やはりなのはの言い分は正しいというわけではない。
組織の一員として、個人で行動するのはご法度だ。なのはに命令が降りていない以上、戦闘はさせられないし現状から見てしてほしくない。
もちろん猫の手も借りたい状況だが、我侭が通せるほど任務が甘くないのはなのは自身が誰よりもよくわかっているはずだ。
そんなはやての心の内を察してか、なのはが言った。
「大丈夫。リンディ提督の許可はもらったから」
「んなっ!?」
嘘やろ、とはやてが続けた。今この場は戦場であり死ぬ危険性さえある。リンディが身内を死地に送るとは到底思えなかった。
「はやてちゃんは制御室の方をお願い。人質の警護は私がするから」
「そりゃ私もそうしたいとこやけど…」
確かに今はここの指揮権を一時的に分隊の隊長にゆずり、制御室制圧に合流したい所だ。
指揮の他に警護という重荷まで背負わせることにはやてはためらいを持っていたが、なのはがその重荷を受け持ってくれるというなら話は変わる。
敵に集束型の質量兵器がない今人質を守るだけのシールドなら今のなのはの魔力でも十分だ。
しかし、それでも万が一ということはある。いざという時の後方支援もエースの役目だ。
「そもそもなんで許可が降りたんや?」
リンディの決定に疑問を口にしたはやてになのはが答えるように言った。
「うん。最初はね、そんな魔力で行くなんてやめなさいってリンディさんに怒られたんだけど…」
少し恥ずかしそうに言いながらなのははポケットからあるものを取り出す。
「でも、これで許してもらったの」
「それは……!!!」
なのはが手に持つ物を見てはやてが驚きの声を上げた。


239 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:48:20 ID:H/vP6FMn
次回へ続く

次回 第二十五話 「秩序の破壊者」


240 名前:396 ◆SIKU8mZxms :2007/09/23(日) 03:49:31 ID:H/vP6FMn
男キャラが活躍する小説を書く396がユーノを眠らせておくわけもなく、どんなにボロボロだろうが動かします。
ついに次回はなのはvsユーノの次に書きたかったクロノとユーノの○○です。(ホモではない)
ぶっちゃけ前作の時にやるつもりだったものを持ち越した形なんですがある意味396の燃えの集大成だと思います。
ただもうずっとシリアスやら戦闘やらを書き続けて、いい加減ラブコメが書きたい。
シリアスがあるからこそラブコメ・ギャグが映えるというのが個人的な信条なので我慢しますが。それでは。

241 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:00:49 ID:QwPIoOGA
>>189
南無阿弥陀乙

242 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:10:51 ID:ozQleKIk
>>231-240
396氏乙です。相も変わらず、目の離せない展開で大満足です!

243 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:15:45 ID:HfoN05YH
>>189
相変わらず妙に笑える話を書きますね…GJです

>>240
GJですー
人の歩みを止めるのは「絶望」ではなく「諦め」
そして歩ませるのは「希望」ではなく「意志」ってことですな

御二方とも、続きを楽しみにしてますー

244 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:32:45 ID:1ukUJmnq
不人気キャラ救済&ゼスト追悼SS投下します
・アギト×ゼストでリバ・エロ有・設定捏造有です

245 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:33:44 ID:1ukUJmnq
 それは、いつもの様に適当な寝所を野宿をしている時に起こった出来事。
 ただいつもと違ったのは、疲労のためか、いつもは周囲の警戒のため僅かに残しておく意識の部分も完全に寝入ってしまったことだ。

 意識が戻った時は慌てた。自分自身知らないうちに深い眠りに落ちていたのは勿論、その間に警戒網の中、それも座っている俺のすぐ近くまで侵入することを許してしまったからだ。
 一緒にいたはずアギトの安否も気になったが、とりあえず今は目の前の敵に意識を集中させる。
 覚醒してからは目を閉じたまま周囲の状況を探っていたが、敵は目の前の一人だけ。その敵はすぐに俺を殺そうとはせず、先程から座りこんで俺の衣服をまさぐっている。
 金品が目的の夜盗のたぐいか?
 兎も角、敵の姿を確認しようと俺はうっすらと目を開けた。




246 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:36:53 ID:1ukUJmnq
 初めに見えたの肌色だった。
 目の前にいる敵は、大体十四・五歳の少女で、何故か裸で作業を続けている。
 そのアメジストの瞳や腰まである紅の髪など、アギトとよく似ていたが大きさが違い過ぎる。アギトは手の平に乗れる程の大きさなのに対して、今目の前にいるのは少女とはいえ、ちゃんとした人の大きさだ。

 そんな思考をしている間に動きがあった。少女が俺のズボンから肉茎を取り出したのだ。
 少女は肉茎を手で包み込みゆっくりと擦りだし、続けて亀頭に口付ける。
 あまりに予想外の出来事に、俺は思考が停止した。
 少女の手は次第に強弱をつけるようになり、亀頭への刺激は口付けから舌による愛撫に変わっていく。そして、肉茎もその刺激に応えるように段々とその体積を増していった。
 すぐ目の前に起こっているはず事なのに、俺はまるで他人事の様に眺めているしか出来なかった。
 しかし、少女はそんな俺に気付かず、肉茎の反応に頬を染めて喜び、さらに大胆な行為に及んでいく。
「ンゥブ…チュプ……ヲ…チュヂュウ…」
 少女は亀頭を口に含めると口全体を使って吸い上げ始める。手はいつの間にか肉茎を扱くだけでなく、睾丸を揉んで快感を与えていた。
 しばらく行為を続けた後、肉茎の反応から最後の時が近いとみたのか、肉茎をより深く加え込み頭を上下させることで喉まで使って絶頂へと導く。
 ずっと続けていた奉仕によって少女の顔も赤く染まっていたのだが、少女はそんな事は意に介さず行為を続ける。
 およそ考えられる口を使った奉仕の全てをされては堪える事は不可能だとばかりに、肉茎は少女の口内に溜まりに溜まったほとばしりをこれでもかと注ぎ込む。
 ただ、そんな反応を示す自分の体さえ、俺にとっては他人事だったのだが……
「…ンフ!…ン…ン…ン…」
 少女は突然注ぎ込まれた液体に一瞬驚いたものの、肉茎の脈動と合わせてコクコクと飲下していく。



247 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:38:12 ID:1ukUJmnq
 と、少女が不意に顔を上げ、少女に見入っていた俺と目が合った。
 その時、それまで惚けていた俺の頭がやっと働き出した。
 しかし、俺が何か言う前に少女は顔が今まで以上に赤く染まり、弾かれた様にに俺から離れた。
「ダ、ダンナ!? …いった・ゲホッゲホッ」
 慌てたせいでそれまで飲んでいた液体をむせてしまい、少女は息を整えるのに精一杯になる。
「大丈夫か?」
 俺は少女の傍に寄り背中をさすってやる。


248 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:41:14 ID:1ukUJmnq
「ェホ…ケホ… ハァありがとう。ダンナ」
 先程も聞いたが、この声、そして俺の呼び方、まず間違いないが確認を取る事にした。「お前はアギトなのか?」
 俺の質問で今の状況を思い出したのか、少女は恥ずかしそうに俺から身を隠しながら、コクンと頷いた。


「色々と訊きたいことはあるが、まずはその姿だ。どうやってそんな姿になった?」
 裸のままではまずいだろうと、俺のコートを掛けてやったアギトに問掛ける。
「魔法なのかな?大きくなろうと思ったら自然とこの姿になるんだけど…… は、裸なのはアタシの意志じゃどうしようないだけで……」
 責めるつもりはなかったが、少し怯えさせてしまった。
 しかし、アギトは古代ベルカの魔法を使うとはいえ、なんともデタラメな魔法が存在したものだ。
「では、もう一つ何故あのようなことをした?」
 それこそ、惚けていたとはいえその行為に身を任せた俺に言えた義理ではないのだろうが、訊かないわけにはいかなかった。
「あの…ダンナが辛そうだったから……」
 アギトが恥ずかそうにしながらも視線を行為を終えてもまだ静まり切らない俺の下腹部に向ける。
 つまり、そういうことなのだろう。
 たしかに、ずっと目的のためだけに行動していて、その手のことは気を払ってなかったが、変な気を使わせてしまったようだ。
 仕方なく、二度とそういう事をしないよう諭そうとすると、それを遮りアギトが喋りだした。
「アタシはダンナの役に立ちたいんだ。でも、いつも上手く出来なくて、逆に迷惑ばかりかけて……だから……せめて、こういう事くらいしてあげたくて……」
 アギトの悪いところだ。自分を過小評価して、必要以上に頑張ろうとする。
 本当は、お前がいるおかげでどれだけ助かっているか……
 アギトはこちらの気持ちも知らず、喋り続ける。
「ダンナ、ちゃんと上手くやるから、続きをさせてくれないか?」
 俺の肩を掴み、悲壮感を込むた瞳で訴えてくる。
 短くない付き合いでこうなったアギトが簡単には止まらないと知っている。しかし、だからといって、またあんな行為をさせるわけにはいかない。そう思った俺は、話を反らすことにした。
「ところで、ああいうことは何処で知ったんだ?」
 言った瞬間、内容のまずさに後悔し、曇ったアギトを表情を見て二度後悔した。
「あれ…は…さ……研究所の中で……そういう事する奴らがいて、いつの間にか覚えさせられて……」


249 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:43:11 ID:1ukUJmnq
 研究所。つまりアギトが捕まり実験対象にされていた場所。
 実験対象にするだけでは飽きたらず、そのような下劣な行為に及んだことに純粋に怒りを感じた。
「済まん。嫌なことを思い出させてしまった。しかし、それならば、なおさらお前はあのような行為はするべきではない」
「違う!」
 強い意志を込めて俺の言葉をアギトは否定する。
「さっきのはアタシがしたかったからしたんだ!あいつらにされたことと全然違う!」
「しかし……」
 それでも、否定の言葉ばかり口にする俺に、痺れを切らしたのかアギトは俺に抱きつき唇を重ねてきた。
 唇を触れさせるだけのものだったが、アギトの想いが伝わってくるようだった。
 なんでもいい、少しでも役に立ちたい、焦りと愛情がない混ぜになった想いが。



 やがて、唇を離したアギトは俺を見つめて言った。
「ダンナがダメだって言ったってアタシはヤルから」
 俺はズボンにかけようと伸ばされた手を押し止めた。
 悲しそうな顔をして抵抗するアギト。
 此処まで来たら覚悟を決めるしかない。
「無理にやっても辛いだけだ。コートを脱いで、その上に横になれ」


 頬を染めあげて俺を見つめるアギトに覆い被さり、俺はその額にそっと口付ける。
「ダンナ……」
 そのまま鼻、頬、顎、首筋へと口付けを続ける。
「ちょっと違うって、ダンナ」
 鎖骨、胸元、乳首、少しずつ口付ける強さを強めていく。
「こんなこと必要ないから……」
 脇腹、臍と口付けたところでさすがに止められた。
「アタシのことはいいから……もっとダンナの好きなようにしていいから……」
 頭の両側から手を添えて自分の気持ちをアギトは訴える。
 その手に自分の手を重ね俺も気持ちを伝える。
「アギト、俺は既に俺の好きなようにしている。お前があのような事をしたのがお前の意志だと言うように、こうする事も俺の意志だ」
 暫しの沈黙、そして……
「う…うん、分かった」
 気持ちが伝わったのか手を離してくれるアギト。
 しかし、離された手は愛撫を再開しようと顔を女陰に移動させるとすぐに頭に添えられた。
「やっぱりダメ」
「まだ納得いかないか?」
「ううん、そうじゃなくて、その場所は汚いから、そこにキスしたらダンナまで……」


250 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:45:02 ID:1ukUJmnq
 『汚い』が物理的な意味ではないことは台詞から分かるが、なら、どういう……
 そこで思い出す、アギト自身が告白した研究所の話を。
 本人は吹切れたつもりなのだろうが、やはり、そんなに簡単にはいくまい。
 兎も角、その記憶を思い出させたのが、俺の馬鹿な質問のせいなら、その責任は俺が取るべきだろう。
「自分を卑下する言葉は口にするもんじゃない」
 俺はそう言うとアギトと女陰に口付ける。「!! なっ何やってるんだよ!汚いって言っただろ」
 アギトは俺から逃れるように体を揺すりだす。しかし、ここで逃がすわけにはいかない。
「アギト。お前のここは汚くなんかない」
「ウソだ!」
「なら、証明するまでだ」
 俺はもう一度、口付けをする。
 実際アギトのそこは汚れてなどおらず、アギトが言ったことが嘘に思える程だった。しかし、それはデバイスとしての機能が働いて癒えた姿に過ぎず、『アギト』には傷がまだ残っているのだろう。
 だから、俺は口付ける。少しでも傷が癒えるように…… 少しでも自分が汚くないと思えるように……


「ァア……ハァ…ン…ダンナ…分かったから……信じるから…もう…ヤメ…」
 女陰に何十回目かの口付け終えた時、強引な手段とはいえ、やっとアギトに俺の言葉を認めさせた。
「…ハァ…ハァ…いくらなんでも、ここまですることないだろ」
 荒く息を吐きながら文句を言うアギトの顔には、先程のような自分を卑下する様子は見られない。
 気休め程度だろうが少しは傷を癒せたのかもしれない。


 アギトが腕を広げ俺を見つめる。
 そうだな、さすがにこれ以上我慢するのは俺も難しい。
 俺は服を脱ぎ捨て再びアギトに覆い被さった。

「最初に言っておくが、お前が辛そうだと判断したら、すぐに止めるからな」
 アギトもいくら反論しても俺が譲らないだろうと考えたのか、すんなりと承諾する。

 アギトがいくら人と同じ大きさになったとはいえ体格の差はかなりある。だから、挿入は自然と慎重になる。
 傷付けないよう、痛くしないよう、ゆっくりゆっくりと腰を進める。
「…ン…ダンナのが…入ってくる」


251 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:46:32 ID:1ukUJmnq
 腰を進めるごとに快感を感じる場所は増え、このまま一気に貫きたい衝動にかられる。しかし、俺を信頼しきった瞳で見つめるアギトを見ると、それらの衝動を抑えるなど大したことではなかった。

 俺の肉茎がアギトの膣を全て埋めたことで一段落した俺はアギトの顔を覗きこんだ。
「ネェ、ダンナ、今…ダンナのがアタシの膣に入ってるん…だよな?」
「ああ」
「そっか。あのさ……ダンナ…アタシの膣……気持ちいい?」
 瞳を潤ませ質問しながら、膣で肉茎をきゅっきゅっと締めつける。そんな俺のことばかり気にする姿が愛しくて思わず抱きしめる。
「ダッダンナ!」
「そんなに俺に気を使うな」
 髪を撫でながら、耳元で呟く。
「気を使ってるわけじゃないよ。それにダンナだって他人のこと言えないだろ」
「俺は気を使うのは苦手だ」
 互いの似た考え方に、二人には自然と笑みが浮かんでいた。


 小さな膣を貫く。傷つける程速くなく、気を使わせる程遅くない速さで。
「…ダンナァ……アァ…ャン……アン…」
 あえぎながらもアギトは腕を首に絡めて、胸板全体に御返しとばかりに口付けをする。
 結局、自分より俺を優先するのかと、嘆息しながらアギトにさらなる快感を送る事にした。
 胸を優しく摩り、時折、意識的に摩らないでいた乳首を弾く。
 こちらの抜き差しに合わせて、膣を丁度良い強さに締めつけていたのが、乳首を弾く度にただただ強くぎゅうと締め付ける。
 その締め付けが俺を興奮させ、更にアギトの産声が聞こえるような腰使いをさせる。
 貫くと口付けが返され、それに応え乳首を弾けば膣の締め付けで応える。そして、それが貫きを激しくさせる。
 貫く、口付ける、弾く、締め付ける、その快感の永久機関は俺達を一気に高ぶらせ、やがて絶頂を迎えさせる。
 俺は僅かに残っていた理性で肉茎を引き抜こうとする。
「…ヤァ……ダ…メ…」
 しかし、まるで離れて欲しくないと言うように、アギトが必死にしがみついた事で俺の残っていた理性は焼ききれ、膣に精液を出すことを躊躇わなくなった俺は、最後の一滴まで膣内に出しきってしまった。




252 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:47:51 ID:h/8165RH
>>173,174
それ元ネタ何?

253 名前:想い合い:2007/09/23(日) 04:50:08 ID:1ukUJmnq
 絶頂後の気だるさに身を委ねながら、先程の行為を反省する。
 いくらなんでもやり過ぎだ。自分もいい歳だろうに……
 自分のとんでもない暴走に呆れながら隣で息を整えているアギトに目を向ける。
 声を掛けるのを躊躇う。
 アギトを抱く覚悟をした時、最低でもアギトを欲望の赴くまま抱く事は無いようにするつもりだった。しかし最後の最後、俺はそんな事は忘れ、ただ己の欲望を満たす事だけを考える獣になっていた。
 その事をアギトに謝ったとしても、それは単なる自己満足に過ぎないのかもしれない。
 しかし、何らかの形での謝罪は必要だろう。ただ、今すぐ出来る形となると言葉という形しかないだけだ。

「済まない」
「ゴメン」
 俺が謝ると同時にアギトも謝ってくる。
「何の事だ?」
 こっちは謝られる事は無いので、当然俺はそう返した。
「…あの………アタシ…ダンナが抱いてくれるって言った時、どんな事でもダンナのしたい様にさせようって思ってたんだ。
でも、最後の最後、ダンナが引き抜こうとした時、離れたくなくて、もっと繋がってたくて、ダンナの気持ちよりアタシの気持ちを優先させたんだ。だから、その事を謝りたくて……ダンナの気持ち、無視してゴメン」
 そんな先程の俺の思考を読んだのかと言いたくなる謝罪をするアギトは、俺を不安そうに見つめている。
 全く、こうも似たような考え方をするとはな。
 俺はアギトを抱きしめる。
 一瞬、体を振るわせるが今は構わない。
 そして、俺はアギトに話すことにする。自己満足に過ぎない謝罪の内容を――


end

254 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 04:52:31 ID:1ukUJmnq
以上です

書いてる途中うかんだ
ゼスト妻帯者?やアギトの魔力源は?などの疑問は全て無視しました

255 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 08:29:05 ID:qa6xZ0XM
>>252
173は果てしない物語(アウリン・シカンダ・幸いの竜フッフール)
174は中島みゆきの歌でそういうのがある

256 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 08:34:03 ID:qa6xZ0XM
>>254
GJ
ちょっと切ないな

257 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:34:12 ID:MbRQVouY
>>254
乙!
健気なアギトが可愛いすぎるぞ

258 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 10:43:38 ID:TwfVFBeB
>>254
GOOD JOB!!
俺、ゲンヤ×ギンガが一番好きだけどゼス×アギも同じくらい好きなんだ!
書いてくれてありがとう、エロくて乙です!
しかもそこにアギトの過去のトラウマまで絡めて来るとは…、あなたは神ですか!?w

259 名前:26-111:2007/09/23(日) 15:52:59 ID:yITg5pJL
ダレモイナイ、トウカスルナライマノウチ・・・

というわけで投下させていただきます

6課全員の話
タイムテーブルは本編終了後。以前投下した"nowhere”以降の設定を持ち越しています・・・があまり絡んでいません
シャッハとロッサの関係については「香水の話」を参照、と言いたいところですが、ナンバーズにはノータッチな為矛盾があります

だが、気にするな

今回は非エロ。使用レス数13レス
タイトルは、機動6課の、それから

では、投下

260 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:53:31 ID:yITg5pJL
“ゆりかご事件”から一月
クラナガンの治安は未だに不安定な状態だが、それも徐々に改善されつつある
機動6課隊員達の不休の働きと、時空管理局本局から増派された人員によって、はぐれガジェットや一山幾らの犯罪者の姿はナリを顰めつつある
この一ヶ月間は毎日のようにどこかで事件が起こっていたが、最近は少し落ち着いてきた
市民によって結成された自警団の働きもあり、市街地に大きな混乱は起こることなく、クラナガンは復旧への道を歩んでいる

そんな中、機動6課隊員達に、降って湧いたような話が舞い込んできた



○機動6課の、それから



「休暇、ですか?」
「そやで、休暇や。みんな今日まで一日も休まずに働いてくれとったやろ?交替部隊が明日からこっちにも回ってくれるそうやし、
いきなり休暇や!って言われても困るやろけど・・・4人は今日から二日間、あ、明日の夜は警邏があるけど、まぁ、じっくり休んでな」

朝一番の警邏が始まる直前に呼び出された4人、スバル、ティアナ、エリオ、キャロの四人は降って湧いた休暇に思わず顔を見合わせた
にっこりと笑うはやてだが、その顔には薄く隈まで浮かんでいる
連日連夜、忙しいのは誰もが同じなのだろうが、今一番休養が必要なのははやてのように思えるのだが・・・

「あの、部隊長。今回お休みをいただけるのって・・・私達4人だけなんですか?隊長達は?」
「フェイト隊長やヴィータ副隊長もお休みやよ。完全にオフ、っちゅうわけや無いけどね・・・まぁ、空いた時間の使い方はみんな次第や。
実際の所、6課の解散もそう遠くは無いし・・・今の内に、将来の為にできること、色々やっとくのも良ぇんやないか?」

6課の解散

あっさりとはやては語ったが、それは厳然たる事実として迫りつつある
元々機動6課は、レリック事件専任として立ち上げられた古代遺物対策部隊なのである
スカリエッティが逮捕され、大量のレリックが押収された時点で、レリックの総数は不明だが目下脅威とは言えないのではないか。そんな意見も出てきた為だ


261 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:54:03 ID:yITg5pJL
「将来の為・・・ですか」

うーん、と考え込む顔付きになる一同である。それぞれに夢や目標を抱いている身ではあるが、その夢の実現、目標の達成の為になることって・・・何なんだろうか?

「そやな、参考までに、アルトはヘリパイロットのA級ライセンス取得の勉強してるよ。将来は整備だけや無うて、パイロットとしても一線級になりたいって。
ルキノは、アースラの操舵をしてくれとったやろ?元々あの子はこの艦のブリッジクルーやったし・・・ゆくゆくは、XV級の操舵師資格取るんやて」

アルトのパイロットと腕前は4人も良く知っていた。輸送隊のジャケットを颯爽と羽織り、凛々しい顔で操縦桿を握る“先輩”は、素直に格好良いと思ったものである
ルキノに関しては、失礼だが意外に思ってしまった。万事控えめで少々内気な彼女が、次元航行艦の操舵師というのは、予想外だったのである
元々アースラのブリッジクルーだったという話を聞いてはいたが、まさか、たった一人でアースラの操艦を受け持っていたとは思ってもいなかったものである

「あと、グリフィス君はT種キャリアの試験勉強してるし、ゆくゆくは陸なら戦隊司令官。もしか海なら次元航行艦艦長。難しい試験やから、今から猛勉強中なんよ。
シャーリーは、ちらっと聞いたんやけどマリエル技術主任に本局技術部への転属を誘われてるらしいよ。デバイスマイスターの上の資格、メカニックマイスターを取るとか何とか」

6課の副官、グリフィスは内勤キャリアとしての道を歩んでいくつもりのようだ。思慮深い、気配りのできる青年である。少々融通がきかない面もあるが良い上司になるだろう
シャーリーに関してはまだ未定な部分が多い。元々彼女はフェイトの執務官補佐であり、6課への出向が終わればもとの補佐官業務に戻る
だが、本局の技術部から出向してきたマリエル技術主任にスカウトを受けているようだ。補佐官に選んでくれたフェイトへの義理は勿論ある
しかし、本局の技術部と言えばメカニックにとっての“聖地”と言っても良い。彼女としては、悩ましいところのようだ

「へぇー・・・皆さん、色々考えてたんですね」
「当たり前でしょ。普段お気楽な私達に合わせてくれてたけど、みんな立派な先輩なんだから」

感心したように呟いたスバルの後ろ頭を軽く叩きながら、ティアナがそう言った
立派な先輩、という言葉に苦笑を浮かべつつも、はやてはごほんと咳払いをして4人の顔を順に眺める
配属されたばかりの頃は、ガチガチに緊張した顔をしていた新人4人も、今ではすっかり一端の顔になりつつある
その成長に、はやてはあまり協力できなかったけれど・・・それでも、立派に育った部下の姿というのはとても嬉しいものである

この部隊、機動6課が解散してしまうと言うのが本当に惜しいと思ってしまうくらいに

一瞬浮かんだ暗い考えを頭の隅に追いやって、はやては笑顔を浮かべて口を開いた


262 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:54:37 ID:yITg5pJL
「スバルは、将来救助隊入りが目標なんやろ?今の内に、ヴィータにしっかり鍛えてもらうのも良ぇと思うよ。あそこはとにかく体力勝負やからね。
ティアナは、航空隊をステップにして執務官志望やろ?飛行魔法の練習、見て貰ったらどないや?現役執務官殿に色々、試験の事とか教わってみるのも良ぇと思うよ。
それと・・・これはまだ先の話になると思うけど・・・推薦状とか要ったら、私が何枚でも書いたげる。なのは隊長にフェイト隊長、ヴィータとシグナムのお墨付きの推薦状やで」
「きょ、恐縮です・・・」

苦笑を浮かべてしまうスバルとティアナである
果たして、オーバーSランクの上司達が、自分達をどの様に評価し、推薦してくれるのか。想像すると少し怖い

「エリオとキャロは・・・6課が解散した後の身の振り方。相談せなあかんよ。
二人とも素質は十分なんやから、色々進む道はある・・・勿論、管理局から抜けるっていう選択もできるんやからね。その場合、退職金は少ないかもしれへんけど・・・
そこは任せてな、目一杯色つけたげるから!」
「あ、ありがとうございます・・・」
「うん。まぁ、フェイト隊長も今日は一日艦にいるし、しっかり相談するんやよ」
「「はいっ!」」
「まぁ、実際の所、解散のタイミングはまだ未定や。一月先かもしれんし、一年先かもしれへん。今日の所は、のんびり過ごしてな」
「「「「はいっ!」」」」

それでは、失礼します!と4人は元気良く挨拶をして、部隊長室を後にした
4人が去って、がらんと静かになった部隊長室で一人、はやてはぼんやりと呟く

「ほんまに・・・惜しいんやけどなぁ・・・」



喫茶室にやって来た4人は、席に座ると一様に考え込む顔になった

「将来、かぁ・・・何か、あんまり考えてなかったなぁ・・・」

スバルのぼやきに、ティアナはツッコミを入れようかと思ったが、思い直して深々と溜息を吐く

「正直、同感・・・6課に配属されてからは毎日訓練漬けだったし、事件だってレリックだの戦闘機人だのが絡んできたらずっと駆けずり回ってたもんねぇ・・・」


263 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:55:11 ID:yITg5pJL
「でも、その分充実してましたよね。訓練は厳しかったですけど、それだけ強くなれましたし。僕は・・・6課がずっと続いてたら良いのになって、思っちゃいました・・・」
「私も・・・折角、ここで会えた皆さんと仲良くなれたのに・・・お別れするの、寂しいです・・・」
「色々あったもんねー・・・普通に考えたら、なのはさん達みたいなオーバーSの先輩に個人指導して貰える機会なんて絶対有り得ないんだし。恵まれてたわよね。私達」

はぁ、と溜息を吐く一同である
とは言え、溜息ばかりを重ねていても仕方がない。スバルがエリオとキャロに尋ねた

「ところでさ、エリオとキャロは、6課が解散したらどうするの?」
「まだ、決めてませんけど・・・」
「それはわかってるよ。もし、自分達が何かやりたいとすれば、どんなことがやりたい?」

スバルの問い掛けに、エリオとキャロは一度顔を見合わせた
自分達がやりたいこと・・・それは、自分の保護責任者であり上司でもある、フェイトの傍に居ることだ。自分達を見つけて、助けてくれた彼女の為に、もっと頑張りたい

「もし・・・シャーリーさんがフェイトさんの執務官補佐を降りるのなら・・・フェイトさんの補佐官に就きたい、です」
「その、実は、執務官の補佐になるには、色々法務関係の勉強が必要なんですけど・・・少しずつ、エリオ君と二人で勉強してたんです」

照れ笑いを浮かべながら答える二人に、スバルとティアナは感心しつつもその深謀遠慮に恐々としていた

「でも、さ。その事をフェイトさんとシャーリーさんは知ってるの?」
「はい、実は、シャーリーさんがマリーさんにスカウトの話を持ち掛けられてた時に、僕達の通り掛かって・・・」
「それで、フェイトさんの補佐官をどうしようかって悩んでた時に、相談されたんです。“誰か代役が居れば良いのに”って」

きっと、シャーリーは期待していたのだろう。普段の姿は冷静沈着、刃物の様に鋭い己の上司である執務官殿の、意外なほどに脆い内面を支えてくれる人物の登場を
彼女ではフェイトの心の支えにはなりきれなかったかもしれない。だけど、エリオとキャロならば、自分の代わりに、いや、自分以上にフェイトを支えることができる
もっとも、シャーリーがフェイトの補佐官を降りるかどうかはまだ未定なのだが

それに、と前置きをして、はにかんだ笑みを浮かべたキャロが言った

「約束したんです。もしも、辛い事があっても一緒います、困ったことがあったら助けに行きます、進む道を間違えたら、叱って連れ戻しに行きます。って」


264 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:55:44 ID:yITg5pJL
「フェイトさん、本当はすごく泣き虫なんですよ。だから、誰かが傍にいて上げないと・・・」

頷き合うチビッココンビ・・・この呼び方もそろそろ卒業だろうか。エリオとキャロの姿に、スバルとティアナは呆然としていた

「・・・あんた達ってさ・・・その、凄いわね」

ティアナは、眩しい物でも見るように、目を細めてそう呟いた
単純、褒められたことを照れるような笑顔を浮かべる二人である。その決意の重さを一番わかってないのは、もしかして当人達なのだろうか

「でも、10歳の身で法務関係の勉強かぁ・・・あたしには想像もできないなぁー」
「そりゃスバルなんだからそうでしょ・・・でも、フェイトさんも12歳の時には執務官試験に合格したって言うんだし・・・ホントに、親子みたいよね」
「あ、でも、僕達じゃ執務官にはなれないんです」
「執務官になるには、Aランク以上の魔導師ランクが必要ですから・・・」
「そうなのよねー」

キャロの言葉に、ティアナはまた溜息を吐いた
ティアナも将来は執務官を目指している。その受験資格の中にはAランク以上の魔導師しでなくてはならない。という前提条件があるのだ
理想的な順序としては、6課在籍中にAランク試験を合格し、飛行魔法を習得して航空隊で更に経験を積み、法務関係の試験をパスして、ようやく晴れて執務官・・・と考えている
15歳、というまだまだ若輩の身ではあるのだが、身近にいる人物が規格外過ぎる為に、何だかすっかり出遅れているような気がしているティアナであった
実際の所、執務官試験を受ける局員の年齢は20代前半〜30代半ばというところである。40代後半にして執務官一年生という局員もいるのだ
10代で執務官になったフェイトやクロノは、高ランク魔導師と言うことである程度は優遇があったのだが、それにしても特殊過ぎるのである

「私の当面の目標は、陸戦Aランクの合格。飛行魔法は早めに憶えたいけどね。私も、飛べるようになりたいから」

空に散っていった兄の笑顔を忘れたことは片時も無い
だけど、昔のようにただがむしゃらに突き進むよりも、一歩一歩、着実に自分の技を磨きながら歩んでいきたい。そんな心境の変化に、ティアナの成長振りは良く顕れていた
兄はきっと、空で待っていてくれる。そんな気がしていた


「うーん、そうなると・・・一番単純なのはあたしだねー」

265 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:56:18 ID:yITg5pJL
ぽりぽりと頬を掻きながら、少しだけ情けない笑顔を浮かべたスバルがそう言った

「救助隊は、きっと八神部隊長達の推薦状があれば配属自体は一発だと思うんだ。とんでもなく忙しいところだから人手はいつでも足りないって言うくらいだし」
「猫の手も借りたい。って奴ね」
「む、あたしは猫よりは役に立つよ」
「はいはい。どっちかって言うと犬だもんね。スバルは」
「そうそう、わんっ!・・・って違うよっ!」

日常のやりとりなのだが、エリオとキャロはいつも困ったような笑みを浮かべるばかりである

「でも、救助隊の仕事は、一番あたし向きだと思うんだ。とにかく体力勝負。フィジカル一番だからね。マッハキャリバーのお陰で、屋内戦にも向いてるし」
「屋内戦って・・・救助隊が戦うことがあるんですか?」
「いっつも戦ってるよ。例えば火の手水の手とかね。いつだって時間との勝負だもん。一秒でも早く被災者の所に辿り着けるにはどうすればいいか。
入り組んだ建物だったら、頑丈なバリアを張って壁を抜きながら進むとかね。中には広域魔法で消火する部署もあるみたいだけど、広域魔法の使い手は少ないから。
結局、頑丈で素早い突入要員が一番求められるって、聞いたんだ」
「あんたの場合、馬鹿で頑丈なのが取り柄だもんね」
「うぅ、さっきからティア酷いよー」

はいはい、と投げやりな相槌を返しながらも、ふとティアナは優しい笑顔を見せてスバルを評した

「でも、あんたの紙一重なくらいの単純さは、武器だと思うわ。少々のことで動じないし、怖じ気づいて時間を無駄にしない。
道が無くなっても、ウイングロードで道でも橋でも作っちゃうし。少々の壁は殴って壊しちゃうし・・・精々、要救助者に怪我させないように気を付けるだけじゃない」
「えへへー褒められ・・・あれ・・・褒められてる・・・?あれ?」
「褒めてる褒めてる」
「えへへ、ありがと。ティア」

褒められたのは嬉しいのか、溶け崩れるような笑みを浮かべるスバルに、ちょっと引いているティアナである
しかし、身軽な装備で高火力且つ頑丈。道が造れて壁は壊せるというスバルの資質は、救助隊としては理想型とも言えるのでは無いだろうか

「すごいですね、スバルさん。何だか、手に職を付けてるって感じがします」
「や、やだなーエリオ。褒めたって何にも出ないよー。でも、将来はもっと強くなりたいんだ。体も魔力も、鍛えないとね」


266 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:56:49 ID:yITg5pJL
「具体的に、強くなった上での何か目標があるんですか?」

疑問符を頭上に浮かべたキャロの問い掛けに、スバルは大きく頷き、

「うん、フィジカルは勿論だけど、魔力面なら、いつか救急車が走れるくらいの広くて頑丈なウイングロードを作れるようになりたいな。
ほら、防災ヘリって便利だけど運用するのは色々難しいでしょ?その点、“どこにでも救急車が直行”できるようになれば、随分話は違ってくるじゃない」

奇抜すぎるスバルのアイデアに、一同は呆れながらも頷いた。確かに、話は随分と違ってくる。というか、発想の転換にも程がある

「すごいです、スバルさん!本当に、人命救助を第一に考えてるんですね!」
「そ、それほどでも無いよー。エリオ、キャロ、喉渇いてない?ジュース奢ったげるね」

るったらー、と鼻歌交じりに席を立つスバルであった。ここまでわかりやすいといっそ拍手の一つも送りたくなってくる

「さてと、それじゃ、私は飛行魔法関係の論文でも漁ってみるかな・・・スバルにもそう言っておいてくれる?あと、邪魔しないように。って」
「はい、わかりました」

苦笑を浮かべながら頷くエリオとキャロに、ウインクを一つ残してティアナは喫茶室から出て行った

「ねぇ、キャロ」
「何?エリオ君」

静かになった喫茶室の中で、エリオは不意にキャロに呼び掛けた

「・・・その、僕達は、結構良いコンビだったよね。だから、その、もしも、フェイトさんの補佐官になれなかった時は・・・」
「なれなかった時は?」
「・・・二人で、どこか同じ部隊に志願しようか。スバルさんとティアナさんみたいに、ツーマンセルで」
「・・・うん、そうだね・・・でも、できれば3人一緒が一番良いな」
「それは僕もだよ・・・まだまだ“見習い”が取れない騎士だけど、これからも、よろしくね。キャロ」
「うん・・・一緒に頑張ろうね。エリオ君」

267 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:57:24 ID:yITg5pJL
ところ変わってアースラのオフィス
書類仕事をしているフェイトの隣には、同じく書類に目を通しているシグナムの姿があった
しばらく無言のままに書類との対決を演じていた二人だが、不意にシグナムがフェイトに尋ねた

「この一年・・・短いようでも、長かったな」
「そうですね。本当に、激動の一年間でした」
「テスタロッサ。お前は、6課が解散した後は、どうするんだ?」

シグナムの問い掛けに、フェイトは少しだけ寂しそうな笑顔を浮かべて答えた

「本局に戻ることになりますね。執務官として、また忙しい毎日を送ることになると思います」
「そうか・・・気軽に模擬戦を頼める機会も、もうそうそう無くなるのか・・・残念だ」
「そういうシグナムは?」
「航空隊に戻る・・・と言いたいところだが、この一年間のお陰で教官職にも興味が湧いた。主はやての許しがいただけるのなら、ヴィータのように教官資格を取るのも悪くないな」
「シグナムだったら、きっと良い先生になれますよ」
「人に物を教える様なガラではない・・・そんなことばかりを言っていた私が、教官職を目指すとは・・・わからないものだな」
「“人”が変わる切っ掛けなんて、本当に些細な事だと思います・・・私も、そうでしたから」

あの時、母の後を追って虚数空間に身を投げたとしても、別段不思議ではなかった。とフェイトはふと考える
それでも、今こうして生きていて、時空管理局の局員、執務官として在籍し、二人の子供の保護責任者となっている・・・それらの切っ掛けになったのは、とある少女の存在だった
“ゆりかご事件”の最中、最後の最後でスカリエッティと戦う勇気を振り絞ることができたのは、二人の被保護者がいてくれたからだった

色んな人に支えられていたからこそ、今の自分がある

「・・・あなたも、その一人なんですよ。シグナム・・・」
「?何か言ったか?テスタロッサ」
「いえ、何でもありません・・・さ、早く書類仕事済ませちゃいましょう。早く終わったら、お茶でも飲んで・・・少し体を動かしたくありませんか?」
「む、それは良いな。最近、警邏ばかりでレヴァンティンも黄昏れていたところだ・・・さっさとこんな仕事は済ませてしまおう」

急に、いそいそと手を動かし始める副隊長の姿に、クスクスと笑いながらフェイトは残りの書類を片付けるべく手を早める
こんな風に話して、お互いを高めるための訓練に励む機会も、それほど多くは無いだろう・・・そんな予感に、少しだけ寂しさを感じながら、フェイトは書類にペンを走らせた


268 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:57:56 ID:yITg5pJL
場面を更に移してアースラ内の医務室
シャマルに診察を受けているヴィータと、部屋の隅に蹲っているザフィーラの姿があった

「・・・うん、コアも完全に修復してる。もう万全ね」
「ったりめーだ。一月もベッドに縛り付けられてたんだぞ。これでまだ寝てろなんて言われたら暴れるてるところだからな」
「はいはい」

威勢良く啖呵を切るヴィータだが、そんな彼女に、顔を上げぬまま視線だけを向けて、ザフィーラはぽつりと言葉を投げ掛けた

「主はやてに手ずから剥いていただいたリンゴを頬張っていた姿からは、想像も付かない程に勇猛な言葉だな。ヴィータ」
「あ、こら!ザフィーラてめぇ!!」
「あら、そうだったの?入院中に私がお見舞いに行ったときには退屈だ退屈だってずっとぼやいてたけど、はやてちゃんのお見舞いはそんなに嬉しかったのかしら?」
「う、うるせーよ」
「・・・とにかく、病み上がりであることに変わりはない。ヴィータ、あまり主を心配させぬようにな」
「・・・わかってるよ」

入院直後の、まだ腕を上げることさえできなかった頃、見舞いに来てくれたはやての泣き顔は、今もヴィータの目には焼き付いている
あんなにも悲しそうな涙顔は、リィンが、10年前にリィンフォースが空に還った時以来のことだった

「でも、とりあえずこの一件は落着、ってことになったんだ・・・いずれ、6課が解散ってことになると、シャマルはまた本局勤めになるのか?」
「そうね・・・まだ本局の医務官業務に戻ることになるかな・・・ヴィータちゃんも本局航空隊に?」
「あぁ、そうなるだろうな。はやてとリィンもロストロギア関係の捜査に戻るのかな・・・ザフィーラ、はやてのこと、きっちり守るんだぞ」
「心得ている」

ジャケットを羽織り直し、タイを締めながらヴィータは立ち上がり、大きく伸びをして診察に凝った体をほぐした

「新人共のお守りももうすぐお役御免かぁ・・・もう少し、ガッチリ鍛えてやりたかったな」
「あらあら?ヴィータちゃんのことだから、清々するとでも言うかと思ってたけど」
「ば、ばーか。そんなに子供じゃねーんだ。“教官”っつう肩書きは伊達じゃねーんだよ。ま、あいつらが将来どんな道を進むかは、あいつら次第だけどな」

肩の調子を確かめるように、腕を振り回しながら退室してゆく鉄槌の騎士を、湖の騎士と盾の守護獣は苦笑を浮かべて見送った


269 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:58:28 ID:yITg5pJL
場所を最初の一室、部隊長室に戻すと、すっかりだらけた格好のはやてが居た
先程までは居なかったリィンも、今は自室(カバン)で眠っているようだ
通信モニターの向こうにいるカリムは、少しだけ呆れたような顔を作っている

『はやて、部隊長さんがそんな風にだらけてて良いの?』
「えぇんやよー。今は一人やし、最近ずーっとデスクワークばっかりやったから、ぼさっとしたいんやよー」
『はぁ・・・まったく、ロッサの怠け癖が伝染ったのかしら』
「む、私はちゃんと仕事してから休んでる。ロッサのサボりとは違うんよ?」
『はいはい・・・そういうことにしておくわ。さっきも話した通り、教会側としても特に混乱はないわ。
“聖王”の御名は尊い物だけど・・・今は、あくまで信仰の対象だからね。“聖王のゆりかご”の浮上には、一時期取り乱した人も居たけど。今は落ち着いてる』
「神様聖王様ヴィヴィオさまーっちゅう感じで、五体投地とか?」
『まぁ・・・そうね、そんな感じの人もいたわ』
「ホンマかいな・・・ロッサと、シスターシャッハは?シスターの怪我はもう大丈夫なん?」
『ロッサは、本局とこっちを行ったり来たりね。スカリエッティ一味の尋問に参加したりしてるし、その報告にも来てくれる。
シャッハは、ちょっと、色々大変だったけど・・・うん、今は元気になってるわ』
「そっかぁ・・・それじゃ、またこっちも暇になったら顔見せに行くな。カリム」
『えぇ、美味しいお茶を用意して待っているわね』

通信を切って、はやては一つ伸びをすると、そのまま長椅子の背もたれに体を預けた

「はぁ・・・私もこの先、どうするかなぁ・・・何か、この一年は十年分くらいに感じたし・・・」
「むにゃ・・・どうかしたですか?はやてちゃん」

カバンの蓋を持ち上げて、寝ぼけ眼のリィンフォースUが顔を覗かせた

「あ、ごめんな。起こしてもうた・・・ちょっと、考え事や。私の将来について。な」
「はやてちゃんの将来?」
「そや、6課が解散したらどないしようかなーってな。私としては・・・ちっちゃい艦船の艦長さんになって辺境探索とか良ぇかもしれへんね。
クルーはうちの子達。シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ。リィンは副長さんや。ロッサあたりも、誘ったらひょっこりついて来そうやな」
「それは楽しそうですー!」「せやろ?色んな星を見て回って、色んな人に会いに行くんや」「冒険ですね、冒険ですよはやてちゃん!く〜っ、ワクワクしてきたですよーっ!」
「宇宙戦艦リィンフォースV!発進やー!」「発進なのですよーっ!!」「おーっ!」


270 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:59:02 ID:yITg5pJL
はやてとリィンが、アースラの部隊長室でハイテンションに盛り上がっていた頃、
ミッドチルダの軌道上に停泊しているXV級次元航行艦:クラウディアの中で、クロノとヴェロッサとユーノは揃って溜息を吐いていた

「全く・・・一月が経っても未だに修理が終わらないとはな・・・」
「ゆりかごを破壊した時の余波を、最前線で受けたからね・・・それで沈まなかったのは、流石新造艦クラウディアだよ。クロノ君が提督を務める船だけのことはある」
「ありがとう。だが、ヴェロッサにそんな風に褒められるのは、何だか気持ち悪いな」
「今更こんな事を言うのは不謹慎だけど・・・できれば、あのゆりかごについて、僕は色々調べてみたかったな」
「スクライア司書長殿は時々とんでもない無茶を言うな。学者馬鹿もほどほどにしろよ」
「むっ、クロノに言われたくはないな」

コーヒーカップに口を付けながら、苦笑を作る3人である
クラウディアは現在、航行不能につき修理中・・・その原因は、聖王を欠いたものの衛星軌道まで到達したゆりかごを破壊するために、主砲:アウロラを放った
それだけではない、同時にアルカンシェル級魔力砲撃を艦隊一斉射撃で撃ち込んだのである
結果として、ゆりかごは完膚無きまでに消滅し、その余波を受けたクラウディアの駆動炉には障害が発生、軌道上に立ち往生。現在に至るという状況である

「あの時、クラウディアを前に出して他の艦船の盾にするように指示したのは何処の誰だよ。ディストーションが間に合わなかったら、この艦でも判らなかったぞ」
「・・・僕だが、それとこれとは話が別だ。艦隊の被害は最小限に食い止めることができただろう。この修理期間は予想外だったが・・・」
「はいはい、クロノ君はエイミィさん達に早く会いたいだけなんだよね」
「ロ、ロッサ!僕は別に、た、確かに妻子の事は大切に思っているが、今は提督としての立場という物があって」
「全く、そういうところは子供の頃からちっとも変わっていないんだな。クロノは」
「ユ、ユーノこそどうなんだ!なのはとの関係は?エイミィの奴も気にしてるんだぞ」
「ぼ、僕となのはは・・・その、何というか」
「進展無しか」
「やれやれ・・・蔵書の中に女性の口説き方全集でもあれば良かったのにね。でも、人間腹を括れば何でもできるものだよ」

そう言って、ヴェロッサは指先で何かを弾いた。キンッ、という硬質の音と共に親指に弾かれ、また彼の掌の中に落ちたのは・・・

「指輪、か?ロッサ」
「あぁ、シャッハへのプレゼントだよ」
「シスターシャッハにっ!!?ロッサ、一体どういう風の吹き回しだ!?お前、あのシスター苦手だって言って憚らなかったじゃないか」
「いや何、あの暴力シスターにも可愛いところがあるんだと、最近再認識させられてね・・・さ、残り一人になったよ。スクライア司書長。どうするんだい?」


271 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 15:59:34 ID:yITg5pJL
クロノとヴェロッサに挟まれて、ユーノはしどろもどろに言葉を詰まらせた。半ば猥談じみた助言(?)が飛び交うクラウディアの一室から更に場面を移そう

時空管理局本局内にある訓練フィールドの一角に、彼女の姿はあった

「それじゃ、今日はシュートコントロールの訓練をするよ」

はいっ!と大勢の声が返ってきた
居並ぶ訓練生・・・訓練生とは言え航空武装隊の候補生であり、その点ではエリートと言える集団である

「以前やったシュートイベィションは動きながら戦う訓練だったけど、今回は逆、動かないように戦うこと。
常に周囲の状況に気を配って、素早く考えて、素早く行動する。シューター30発を魔力弾で迎撃できればクリアー。あんまり動くとペナルティ入れるからね。準備は良い!?」

はいっ!と気合いの入った返答が返ってくる
先の事件で多くの魔導師が加療を余儀なくされ、後進の指導が教導隊の急務となった
一ヶ月間という短期の集中訓練で、この候補生達がどれほど使い物になるのか。どれほどの魔導師に仕上げることができるのか。それは教官に全て懸かっている

「射撃がメインのミッドチルダ式魔導師なら、このくらいは平然とこなせなきゃ、航空武装隊は名乗れないからね・・・頑張っていこう!それじゃ、一番から!」
「はいっ!よろしくお願いします!」

20代絡みの青年が魔術杖を手に一礼し、フィールドに走ってきた
周囲を取り囲むシューターを見回して、緊張の面持ちでデバイスを握り締めた。順番を待っている他の訓練生達も、固唾を呑んで見守っている

「レディ・・・スタート!!」

片手を振り上げ・・・そして、振り下ろした
30発のシューターが旋風に巻き込まれた落ち葉のように激しく動き出し、一発目は前方斜め上から襲い掛かった
必死の形相で魔力弾を放つ。だが、4発目で斜め後方から飛んできたシューターに肩口を直撃された。撃墜だ

「何やってるの!6課の若手の方がまだ見所があったわよ!次!!」

高町なのは戦技教導官の厳しい指導に、訓練生達は震え上がりながらもフィールドに駆けて行った


272 名前:機動6課の、それから:2007/09/23(日) 16:00:14 ID:yITg5pJL
機動6課の訓練場
訓練服姿のスバルとティアナが居る。スバルが以前使っていた自作ローラーを履いたティアナが、おっかなびっくりアスファルトの上を滑っていた
ダンスでも教えるように、スバルはティアナと向かい合う格好で彼女の両手を取り、ゆっくりと滑りながら基本の姿勢を教えている

「ほら、膝に力入れすぎ。もう少し腰は伸ばして・・・そうそう」
「う、うっさいわね。初めてなんだから仕方無いでしょ。っていうか何でこんな事してるのよ」
「これも練習。あとで、ウイングロードの上も走ってみよう。飛行魔法のイメトレくらいにはなるかも。空を走るのは気持ち良いよー」
「わ、わぁっ!ちょっとスバル離すんじゃないわよ!!危ないでしょ!」
「わっと、止まろうとするから危ないんだよ、ティア。バイクと一緒だよ。走ってる方が安定するの」
「バ、バイクとは勝手が違うのよっ!それに、勉強の邪魔するなって言ったでしょーっ!!!」
「あっははー、聞こえなーい!!そーれ、ウイングロード!」
「ぎゃああああ!!こら、馬鹿スバル!!と、とまっ!!きゃああーーーー!!!!」
「ティアはいつか航空隊に入るんでしょー!こんなの怖がってちゃ、飛行魔法なんて憶えらんないよー!!」
「い、い、言ってくれんじゃない!わーったわよやってやるわぎゃああ!!スバル、スバルの馬鹿ー!!お願いだからもう少しスピード落として!!」
「馬鹿だから何言われてるのかわかんないよーだ。そーれ、トリプルループ!」

ジェットコースターのコースのようにも見える、起伏に富んだウイングロードの軌跡を駆け抜ける二人である

「ティアー!いつかまた遊園地行こー!!ギン姉と3人で行ったとき楽しかったよねー!」
「行く!行くから取りあえず止まれ止まってスバルー!!!」
「ぃやっほー!約束だからね!必殺錐揉み垂直降下ー!!!」

必殺、という言葉に嘘は無かった。一際大きなティアナの悲鳴が訓練場に細く響いている



ミッドチルダを救った英雄とも言える二人の少女は、ただ無邪気に笑って空を駆けている

「こらー!!いい加減にしないと怒るわよスバル!!っていうかぎゃあああ!!!!」

・・・笑っているのは一人だけだったか


273 名前:26-111:2007/09/23(日) 16:02:51 ID:yITg5pJL
以上です、スレ汚し失礼しました
次は少しエロい話を投下するつもりです。早ければ今晩にでも

前回のフェイトとエリオの話が大変好評なようで嬉しい限りです、続編希望の声ありがとうございます
今回は、全然関係のない話ですが・・・

それでは、失礼をば

274 名前:26-111:2007/09/23(日) 16:08:25 ID:yITg5pJL
書き忘れ、クラウディアの主砲:アウロラ、とかの名称は妄想設定です
ちなみに、アウロラ=オーロラの語源になった神様の名前です

275 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:27:22 ID:Xsv0dZnj
>>273
GJ
>「神様聖王様ヴィヴィオさまーっちゅう感じで、五体投地とか?」
ってこたあ、なのはさんは「聖母様」ってことに…全く似合わな…オヤ窓から何k

276 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:31:59 ID:cbzWLckH
もうね、魔王VS聖王で良いじゃない
あれ?周りがピンk

277 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:34:32 ID:Bga6iZKq
GJ!エリキャロの決意に感動。
男三人組の会話や、ロングアーチ組のその後の話も
自然でよかった、愛が伝わってきたよ。続きにwktk 

278 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 16:38:55 ID:adbSteBT
冥王対聖王
見てみたいかも、ゴクr

279 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 17:06:40 ID:Ib0urQfv
>>278
本編であったじゃないか。
バインドで動きとめたあと全力全開ででっかいクレーターできるほどに。

280 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 17:19:05 ID:adbSteBT
すまん、発言追加 性的な意味で

281 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:13:31 ID:Ib0urQfv
>>280
それはつまりなのはさんの股間のレイハ様のSLBが、聖王様の貞操の鎧をぶち破ると
そう考えていいのかな。

冥王『私のSLBは淫獣の盾(ケ○)だろうが聖王の鎧(膜)だろうがぶち貫くの。覚悟しやがれなの。』
こうですか、かわりまs(ry

282 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:17:04 ID:gwthbzKG
つか、本編は魔王さんが本気出しすぎて困る。
いくら聖王でも勝てるわけないじゃないか・・・。

283 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:24:50 ID:cbzWLckH
真性炉ユーノをなのはとヴィヴィオが取り合う
…なのはさん、勝ち目無いじゃん

284 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:27:31 ID:yITg5pJL
ユーノは何だかんだで「優しいお兄さん」キャラが定着してそうだし、子供にはもてそう・・・かな
普通に考えれば保父の様に、父性に目覚めるユーノがいるかもしれないけど、
生憎ここはエロパロ板です、本当にあり(ry



285 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:28:42 ID:1ttkQTie
>>283
アルフのことも忘れないでください……

286 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:29:12 ID:Ib0urQfv
むしろ、ヴィヴィオに襲われてしぼりとられるほうじゃ(ry

287 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:31:12 ID:TDiIs8/0
>>283
ここは大半の二次創作が許される場所のはず
つまり! なのはさんがなんか不思議パワーで幼児化しても誰も不思議に思わないはずだ!

288 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:33:45 ID:zQc8UKMN
所で、なんでなのはがユーノ争奪戦に参加するのかな。
常識的に考えて、なのはが好きなのはフェイトでしょ。

289 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:36:49 ID:Ib0urQfv
>>2888
執務官殿。ばればれでございます。早くお仕事にお戻りください。

290 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:38:05 ID:Xsv0dZnj
>>288
こんな情に流されざるを得んのは、私が未熟だからなの。本当の魔王には、愛など要らぬ。

291 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:40:33 ID:1ttkQTie
>>290
でも、ホントなのはさんは

みんな→好き→なのは→守る→みんな

って感じで絶対に重なることは無い関係何じゃないかと思う

292 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:44:19 ID:d71DDToi
「大きくなったらユーノパパのお嫁さんになるー」
といっていたヴィヴィオが本当に大きくなってしまってなのはとユーノを巡って修羅場るSSはまだですか?

293 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 18:53:11 ID:adbSteBT
あの家庭の状況だったら百合分が育ってなのはさんを
ヴィヴィオとフェイトさんが取り合うって状況になるだろ常考

294 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:00:25 ID:Ib0urQfv
まあまて。もしかするとザフィーラとずっと一緒にいたせいでヴィヴィオが獣か(ry

295 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:34:00 ID:Ib0urQfv
ところで、百合派の人にとって女装少年ってのはどうなんかな。
おと僕系統のあれ。

296 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:40:24 ID:zQc8UKMN
百合とは認めないが、女装少年が攻めなきゃ好物

297 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 19:45:45 ID:Ib0urQfv
女装少年がヒロインにペニバ○で掘られるとかか?

298 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:22:28 ID:QSaNmQRz
つか百合派の人って異性単体とか異性同士は駄目なん?
いや、二次元の話じゃなくて三次元的に。

299 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:31:15 ID:DW2yOn+W
>>284
ユーノ×ヴィヴィオとか
ユーノ×キャロとか
ユーノ×ルーとか

ユーノ×エリオとか
ユーノ×ちびクロノとか
のことですね?

・・・なんという淫獣!

300 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:38:16 ID:Ib0urQfv
>>299
再三言うようだがちびアルフを忘れてるぜ・・・・・・。

301 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:40:56 ID:gwPXe0V3
ユーノ×ヴィータとユーノ×フェイト考えたがどっちを書くべきか悩む…
元にしたお題一緒なんで内容結構被ってるから両方書くのはアレだし…
>>290
同室ネタもアレがはやてだろうがヴィータだろうがひょっとしたらユーノ(無論フェレット形態ではない)だろうが同じように一緒のベッドで寝かねないからなあの子
多少好感度の差異はあっても多分愛って意味での好きはなさそうな子よね…

302 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:43:42 ID:zQc8UKMN
>>301
どっちも接点がわかんねーCPだな

303 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:52:47 ID:3DFjFIg8
ユノフェイは相手不在のフェイトさんには昔からよくある、某提督が子持ちになってから特に

304 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:53:04 ID:bvj5xyQ6
ユーノスレ在住の俺から言わせると接点なんていくらでもできる。
むしろそこに痺れる憧れる。

てかユーノとフェイトは作中で表記がないだけでそれなりのお付き合いしてるだろ。

個人的にはユノフェだがどっちも描いてくれると起き上がった愚息が静まらない。

305 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:56:23 ID:nYIQQFoa
ところで提督の子供ってなんだ?
切りながらだからわかんねぇんだよ

306 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 20:59:40 ID:zQc8UKMN
結局具体的なのは示してくれないのな

>>305
クロノの双子じゃねーの。

307 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:07:30 ID:DW2yOn+W
>>299
すまん
後この辺もあるな
一応ユーノはパパンの一人だし

ユーノ×リィン

308 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:15:11 ID:gwPXe0V3
>>302
接点:いちおーなのは看病仲間ってことで(漫画1巻参照)。丸っきりの妄想設定省けば他のキャラ出すよりはまだ納得いきそうだなあと
>>304
「異性の友人」としては互いが互いのトップ3に入ってるのではと思っている。無論二人の総合一位はなのはだろうと思うけど。
あと上で言ったように同じネタを違うカプで書いた感じだから両方書くと二番煎じになるのが問題点

309 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:21:16 ID:zQc8UKMN
終着点から逆算してそうなった訳ですね。分かりました。

310 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:24:01 ID:TmxSnzRT
>>308
後は裁判のときに協力したこと(A'sコミック)くらいかな。
自分としてはユーノ×フェイトを推したい。

311 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:26:31 ID:nYIQQFoa
>>306
d

>>299
みたらネタ書きたくなった

エイミィ「という訳でユーノくんよろしく!」
ユーノ「はぁ…」
エイミィさんからの頼まれごと…それは…
クロノ(注:5歳)「なにしてるの?…」
この5歳のクロノを預かってほしいと言うのである…ロストロギアにより5歳に退化してしまった彼は父であるクライドさんがまだ生きていると思っているのである。だが、今はもうクライドさんは亡くなっている…そして何故か僕に白羽の矢が立った訳で…
クロノ(注(ry)「父…さん?」
ユーノ「ん?なんでもないよ…」
はぁ…クライドさんの変わりをしろだなんて…つらいよ…





シャマル「よし新刊のネタはこれよ!…あら?窓から金の光?おかしいはねいつもならピンクなはずなのに…」

こうで(ry

312 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 21:51:23 ID:nMBfRXcy
その発想GJ


313 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:01:22 ID:bvj5xyQ6
具体例っつーことで最近俺が妄想してんのはユノフェで
若い年齢で無限書庫の仕事をこなすようになって家族関係の薄いユーノ、
それとは真逆で家族を手に入れて学校にも行けるようになって少女らしい生活も送れるようになったフェイトが
リンディだかクロノにいわれてユーノの私生活を気にかけるようになるとか色々妄想してた。

はやてでもいけそうだな

314 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:04:44 ID:32zeEHK1
>>273
GJです!最終回前なので6課メンバーのその後がどうなるか
SS読んで想像するのは楽しいです。それと27スレ目で読んだ
26-111氏のロッサ×シャッハSSが好きなので、自分も今このカプでSS書いてます

315 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 22:36:23 ID:tPBmvesZ
>313
 その系統で、ハラオウン家に引き取られるユーノ、なんてのを妄想してた時期があった。
 ちなみにユーノが末っ子な。

フェイトの場合
「ユーノ、お風呂入ろう」
「えぇっ? そりゃマズイって!」
「なのはたちとは入ったのに?」
「あ、あのときは複雑な事情があったからで……」
「嫌なの?」
「嫌って言うか倫理的に問題があるって言うか」
「お姉ちゃんの言うことが聞けないの?」
「うぅ……わ、わかりました……」
「よろしい♪」


クロノの場合
「ユーノ、風呂に入るぞ!」
「うん、行ってらっしゃい」
「なにをしている。一緒に入るんだ」
「はぁ?」
「男同士で、なにより兄弟だ。なにも問題あるまい」
「問題はないんだけど、なんかこう、身の危険を感じると言うか、出来れば遠慮したいんだけど」
「却下だ。いくぞ!」
「あっー!」


 お兄ちゃんだけでなく弟もできて幸せいっぱいなフェイトさんだ。
 ユーノを盗られたような気がして複雑ななのはさんだ。


316 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:03:02 ID:ozQleKIk
>>301
ユーノ×ヴィータに一票。まったく見かけないCPなので興味あるな〜。

317 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:06:56 ID:3fJ0bicC
>>316
ターンA氏が書いてなかったっけ?
っても、アレは恋愛感情一歩手前だった様な気もするが

318 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:26:49 ID:bHXMtSHG
>315 アーッフイタwww
しかしユーノは本当ひどい扱いね、都築さん恋愛嫌いだからしょうがないのだろうけど…

319 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:40:52 ID:l8ClOag/
先日書いた分の後半行きます。

・なのは×ユーノの関係にフェイトだけじゃなくはやてまで病む(?)
・仲良しトリオもついに破局か? と思われたが…
・それでも最終的には二人がなのは×ユーノの仲を認めて
・めでたしめでたし(?)
・病みネタ(?)だけど非鬱
・エロ有り
・オリキャラ有り
・私の作品としては初のフェイトの勝利(色んな意味で)

320 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 5 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:42:09 ID:l8ClOag/
なのはとユーノは結婚する事になった。出来ちゃった婚と言う形に
なってしまったとはいえ、なのはもユーノもいずれは
結婚する事を前提に付き合っていた為にそこまで騒ぎにはならなかった。
現になのはがユーノに素直に告白した時など…

「あのね? ユーノ君…実は…出来ちゃったみたいなの…ユーノ君の赤ちゃん…。
ユーノ君の避妊魔法が効いてなかったみたい。」
下腹を優しく摩りながらユーノに告白するなのはだが、ユーノは至って冷静だった。
「そっか…じゃ…いい加減結婚しようか? 実はこんな事もあろうかと…。」
ユーノはそう冷静に言いながらポケットの中から結婚指輪を取り出していた。
「ユーノ君…それ…。」
「そう…結婚指輪。かなり奮発して飛びきり上等なのを買って来たつもりだよ。」
余りの用意の良さに一瞬避妊魔法が失敗してなのはが妊娠してしまったのは
もしや作為的な物があったのでは? なんて思う者もいるのかもしれないが…
今は素直に二人を祝福してあげて欲しい。

「大変だー! 高町一等空尉とスクライア司書長が結婚するらいしぞ!」
「おおー! あの二人もついにそこまで来たか! いつかはやると思ってたんだよな!」
なのはとユーノが結婚すると言う事実は機動六課のみならず管理局全体を良い意味で震撼させていた。
元々なのはは戦技教導隊・エース・オブ・エースとして、そしてユーノは無限書庫司書長として
管理局の中でも実力と知名度を兼ね備えた者同士でもあるし、二人が付き合ってて
結婚も時間の問題と言う噂は機動六課の皆が思っている以上に有名であったからだ。

当然これに関してはやてとフェイトを除く機動六課の皆も祝福してくれた。
「いやーついに結婚する決意をしたんですね? いつかはやると思ってました。」
「うん…でも…実はさっき実家の方にその事の報告をしに行ったらね…
お父さんが凄く怒っちゃって…ちょっとユーノ君が大変な目に…。」
「え!? まさか結婚の許可が貰えなかったとかですか!?」
心配そうに言うスバルだが、なのはは苦笑いしながら手を左右に振った。
「いや、そういう事じゃなくて、ちゃんとOKは貰ったよ。でも…ユーノ君が…。」
「まあまあこの程度の傷でなのはと結婚出来るなら安い物だよ。」
「ってええ!? なのはさんの隣に座ってるミイラ男ってユーノさんだったんですか!?」
実はさり気なくなのはの隣にはミイラ男の様に包帯でグルグル巻きにされたユーノが
座っており、相当に痛々しいはずなのだが何故かユーノは笑っていた。

321 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 6 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:46:39 ID:l8ClOag/
なのはとユーノが海鳴市の高町家に行って結婚すると報告しに行った時、
なのはの父、士郎が激怒するのは当然の事だった。なのはが他の男に取られるだけでも
嫌なのに、既になのはのお腹の中にユーノの子がいると言う出来ちゃった婚な事実が
士郎の怒りに業火を燃え上がらせたのであった。
「貴様よくもうちのなのはに!! 今すぐ道場にこい!! その腐った根性叩き直してやる!!」
ユーノは無理矢理道場に連れて行かれ、竹刀で滅多打ちにされてしまった。
確かに昔の大怪我が原因で現役を離れた士郎に全盛期の様な力は無いが、
フェレット男(士郎にとって)になのはを奪われた怒りと気迫が壮絶な破壊力を
生み出していたが、ユーノのなのはと共に生きると言う決意も固く耐えて行く。
「お父さんやめて! ユーノ君が死んじゃうよ!!」
「なのはは黙っていろ! こんな事で死ぬ様な男がお前を幸せに出来るはずがあるまい!」
「そうだよなのは…これは僕にとって避けては通れない試練なんだ…。」
なのははやめるように叫ぶが、ユーノは逃げようとはしなかった。
ユーノは分かっていたのである。士郎がただユーノを憎しみだけで責めているのでは無く、
本当になのはを任せるに値する男なのか? と言う事をテストしているのだと。
そしてユーノは士郎の責めに耐え続けるのだが…そこで士郎が自分から竹刀を落とし…
号泣を始めたのである。
「最近の若い者は軟弱な奴ばかりかと思っていたが…お前は一見軟弱そうに見えて…
これが中々やるじゃないか! お前にならなのはを任せられる…なのはを…頼んだぞ…。」
「士郎さん…。」
「士郎さんでは無い!! 今日から私の事を義父さんと言うのだ!!」
「義父さん!!」
「うおおおおおおおおおおおおお!!」
この日、新たな男の友情が誕生し、ユーノと士郎は号泣しながら抱き合った。
士郎はついに認めたのだ。士郎の痛烈な責めにも弱音を吐かずに耐えるユーノにこそ
なのはを任せられる気骨を持った男であると…。しかし…
「あの…二人とも…お願いだから…ウホッな関係になるのはやめてね…。」
男の友情が理解出来ないなのはは空気を読まずにそんな事を言っていた。

とりあえず、ユーノがミイラ男ばりに全身包帯だらけなのはその時の怪我が原因だったりするのだが、
まあとにかくなのはとユーノの結婚がOKになって良かった良かった。

322 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 7 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:48:47 ID:l8ClOag/
一方なのはとユーノの結婚に否定的なはやてとフェイトの二人は聖王教会にまで来ていた。
しかもその時の二人は何時もと明らかに様子が違う。二人の手には数珠や十字架が握られていたり、
頭にニンニクやらロウソクやらが結び付けられていたりと異様としか言い様が無い有様だった。
「神様仏様キリスト様ブッダ様アラーの神様…その他モロモロの八百万の神様お願いや!!
なのはちゃんを流産させてくれへんかなほんま!!」
「お願いしますお願いします!! 何としても流産させてくださいお願いします!!」
お堂に向かって両手を合わせながら必死に祈り倒すはやてとフェイトの姿は
本当に異様としか言い様が無く、聖王教会に勤める者達は誰もが唖然としていた。

「もう良い加減にして下さい!! ここを何処だと思っているんですか!?」
流石にこの惨状は見ておれぬと、激怒して出動してきたカリムによって
はやてとフェイトは外に叩き出されてしまい、あろう事か出入り禁止まで申し渡されてしまった。
「まったく…貴女達にとって親しい相手が結婚すると言うのにどうして素直に祝福出来ずに
逆にこの様な罰当たりな事をするんですか!? 二人には天罰が下りますよ!」
確かにカリムが怒るのは仕方が無い。なのはとユーノが結婚するとなれば
その式は聖王教会で行われるだろう。そうなれば聖王教会に結婚式費用と言うのが
お布施と言う名目で舞い込んでくるのである。ぶっちゃけ地獄の沙汰も金次第。
聖王教会であろうとも結局は金が無きゃやってけないのである。故にはやてとフェイトに
そんな変な真似をされるワケにはいかず、罰当たりと言う名目で追い出していたのである。

聖王教会からも追い出され、やさぐれたはやてとフェイトはとある飲み屋にまで
流れ着いていた。そしてまだ19歳だと言うのに自棄酒をやっていたのだ。
「全く男が何だってぇんだぁ〜!! ってぇのになのははぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うちら仕事を恋人にして仕事に生きよう約束したっちゅぅに何でなのはちゃんはぁぁぁ!!」
「勝手に一人男作ってズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥ ってぇ!!」
「私ら嘗め取るんとちゃうかおらぁぁぁぁ!!」
はやてとフェイトはもうすっかり出来上がっており、その飲みっぷりに他の客も呆然としていた。
「お二人さん…相当嫌な事があったようだな…。」
「なんやてぇ!? 何か文句あるんかぁ!?」
「文句あるんならバルディッシュで真っ二つだぞぉ!!」
突然はやてとフェイトに話しかけて来たのは飲み屋の主人だった。
早速はやてとフェイトに喧嘩吹っかけられそうになるが、飲み屋の主人は至って冷静だった。
「まあまあ、そう怒りなさんな。何なら俺が酒を注いでやるよ。」
「お、ありがとな。」
「ありがと…。」
飲み屋の主人は一升瓶を取り出し、すっかり空になったコップに酒を注いでいく。
それにはやてとフェイトも怒りを収めた様だった。
「だがそれにしても何があったんだい? 何ならおじさんが相談に乗るぜ?」
「ああ…それは…。」

はやてとフェイトは事細かに全てを話した。浮いた話が無いのでもう男は諦めて
仕事を恋人にして仕事に生きようと約束したのになのはだけ数年前の時点で
既にユーノとやってて、挙句の果てには妊娠…そのまま出来ちゃった婚までやらかす事を…

323 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 8 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:54:07 ID:l8ClOag/
はやてとフェイトの話を聞いた飲み屋の主人は腕組みしながらうんうんと頷いていた。
「なるほどな。お嬢ちゃん達の気持ちは痛い程分かるぜ。俺もよ、
自分の娘が他所の男ん所に嫁ぐ時は相当悔しかったもんだ。確かに状況は違うけど…
思わず嫉妬してしまう所は同じだろ?」
「そ…そうやな…。」
はやては飲み屋の主人の話に頷いていたが…
「でもな、やっぱ仕方が無いだろ。俺の娘だって人間なんだ。好きな男とパンパンやりたいんろうよ。」
何か堂々と下品な事言う飲み屋の主人だったが見るからに大雑把そうなタイプと分かる
感じの男であったが故に不思議と気にならなかった。
「それにお嬢ちゃん達だって俺だって皆父ちゃんと母ちゃんがパンパンやらなきゃ
この世に生まれてくる事さえ出来なかったんだぜ?」
やっぱり言い方が下品だ。ちなみにフェイトは正確には飲み屋の主人流の言い方で
父ちゃんと母ちゃんがパンパンやって生まれた人間では無いのだが、細かい突っ込みはやめといた。
「だからよ、結局俺は娘が嫁に行くのを認めたわけよ。それにな、これはこれで楽しみはあるんだぜ?
なんたって初孫がそれはもう可愛くてよ。」
何故かいつの間にかに飲み屋の主人の自慢話に摩り替わっていたが、何故かその話を聞いていると
はやてとフェイトの荒んだ心も不思議と心洗われて行く感じがしていた。
「そりゃあ親友だからこそ自分達二人を残して一人嫁に行っちまったのが悔しいし、
憎みたい気持ちもあるだろうが…それを祝福してやるのが本当の親友って奴なんじゃないか?
それでも許せないなら自分も見付けてやれよ。自分の運命の相手って奴をよ…。」
「そうやな…。」
「う…うん…。」
はやてとフェイトは自分が恥かしくなった。本当なら祝福しなければならない相手に嫉妬した事を…
「何ならこのおじさんがお嬢ちゃん二人とも相手にしてやろうかな?」
とか、どさくさに紛れて下心を露にする飲み屋の主人だったが、突如に耳を引っ張られてしまった。
「こらあんた! あたしの前で堂々と浮気しようなんて良い根性してるねぇ!」
「ひぃ! 母ちゃんごめんよー!」
どうやら飲み屋の主人の耳を引っ張ったのは彼の奥さんらしく、そのまま何処かへ連行されてしまった。
「おひょ―――――――!!」
そのまま飲み屋の主人の絶叫が響き渡るが、不思議とはやてとフェイトの二人の心は晴れやかだった。

数日後、聖王教会でなのはとユーノの結婚式が行われていた。
真っ白なウェディングドレスに身を包んだなのはと同じく純白のスーツに身を包んだ
ユーノが並んで神父の前に立ち、誓いの儀とか色々やっていた時だった…
「ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!!」
突然教会中にその様な叫び声が響き渡り、入り口から何者かが現れた。
「式の最中に一体誰だ!?」
誰もが入り口に注目するが…そこにはバリアジャケットに身を包み、デバイスを構えた
フェイトとはやての姿があった。
「フェイトちゃん! はやてちゃん!」
「まさか結婚式をぶち壊すつもりなんじゃ…。」
これには誰もが慌てた。確かにその時のフェイトとはやての二人は鬼気迫る物があり、
本当になのはとユーノの結婚式を台無しにしようとしても不思議では無かった。
そして皆が緊張する中で二人は真ん中の道を堂々と進み、なのはとユーノへ歩み寄った。
「なのはは僕の後ろへ下がって。」
ユーノは自身を盾にする様になのはの前に立ち、それを見守る士郎はうんうんこれこそ
なのはの夫よと言わんばかりの顔で頷いていたのだが…やはりフェイトとはやてからは
嘗められているのだろうか、二人とも臆する事無くどんどん近付き…
「二人とも…ご結婚おめでとう…。」
「幸せになるんよ。」
「え…?」
突然祝福の声を掛けられたなのはとユーノの目は点になった。確かにこの状況じゃ
明らかにフェイトとはやてが結婚式をテロで破壊すると誰だって思うのだろうが
それがこんな事になるとはお釈迦様だって予想出来なかっただろう。

324 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 9 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:56:25 ID:l8ClOag/
「ユーノ…なのはを幸せに出来なかったら私が殺すからね。」
「ほんまや。冗談やあらへんよ。」
「そ…そりゃどうも…。」
やはり襲わずに祝福の声をかける二人になのはとユーノは目を点にして
頷くしか無かったが、さらに二人は言った。
「でもこのままじゃ済まないよ! 覚悟しときなさい! もしそのお腹の子供が
生まれたら…私が直々に鍛えてあげるから! もう生まれて来た事を後悔するくらいに
厳しく鍛えて…なのは以上の魔導師にしてあげる!」
「そ…それはどうも…。」
と、何か祝福してるのか脅してるのか微妙な事をフェイトはなのはの下腹を摩りながら言っていた。
「フェイトちゃんも言ったけどほんまこのままじゃ済まさへんよ! うちだって
きっとええ男見付けて! その人と一緒になのはちゃん達が泣いて羨む様な
ほんま素晴らしい家庭を築いてみせるわ! その時を首を洗って待ってるんよ!」
「は…はあ…そ…それは…頑張ってね…。」
はやては負け惜しみなのかなのはとユーノを祝福してるのか微妙な捨て台詞を吐き、
そのままフェイトと共に結婚式上から走り去ってしまった。
「で…結局…何だったの…?」
「さあ…。」
何かするかと思わせてながら何もしなかったフェイトとはやてに
式場に参列していた皆は唖然とするしか無かった。

式場から走り去ったはやてとフェイトの二人は街から離れた草原で夜月を眺めながら
寝転び、それでいて大笑いしていた。
「あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」
「はははははははははははははははは!!」
二人は笑って笑って笑った。胸の痞えが取れた様な快い笑い方であった。
「うちもやったるよー!! 何が何でも素敵な相手を見付けて幸せになったるんやー!!」
「うん! 私も新しい恋に生きる!」
「え…。」
フェイトの言葉にはやては一瞬硬直した。

325 名前:行き遅れた者達の挽歌(笑) 完 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:57:18 ID:l8ClOag/
「あの…フェイトちゃん? 新しい恋ってどゆ事や? フェイトちゃんも浮いた話無かったんやろ?」
「男ならね? でも私が本当の好きだったのは…。」
「まさか…。」
はやては嫌な予感を感じた。そしてその予感は当たった。」
「私が本当に好きだったのは…なのはだから…。」
「ヒィィィィィ!! ガチレズや!! ガチレズがここにおる!!」
はやては頭を抱えて叫んだ。しかし、フェイトはそれに慌てた様子であった。
「違うよ! そんなんじゃないよ! 私はただなのはにアイラビューなだけだよ!」
「それが世間じゃガチレズ言うんや!!」
何かもう何が何だか…ってな事になっていたが…その時…フェイトがはやてに近寄った。
「と言う事ではやて…一緒に幸せになろう?」
「え…。この状況でそのセリフは…まさか…。」
はやては青ざめた。まさかフェイトがガチレズ対象をなのはからはやてに移行させたのでは無いかと…
そしてやはりその予感も正しく、次の瞬間はやてはフェイトに押し倒されていた。
「はやて! 私がはやてを幸せにしてあげる!」
「うわぁぁ! やめやー!! うちはノーマルなんや! フェイトちゃんみたいなアブノーマルやない!!」
はやては必死にもがいて抗うがフェイトははやてを力一杯抱きしめ…
「んんんんんんん!!」
はやての唇を奪っていた…。
「ん! ん! んんんん!!」
フェイトに唇を奪われたはやての目には涙が浮かんだ。
「(嫌や…こんなん嫌や…何でこんな事になんねん…。)」
はやての脳裏にはある光景が浮かんでいた。それはフェイトの為にガチレズに堕ちてしまった自分が
なのはと、成長したなのはとユーノの子供から白い目で見られていると言う恐ろしい光景。
「(そ…そんなの嫌やぁぁ!! ウチは素敵な旦那さん貰ってごっつ良い子も沢山産んで
老後は子や孫に囲まれながら悔いも残さずに天寿を全うするんや! それがこんな事で…
こんな所でダメにされるなんて嫌やぁぁぁぁ!!)」
はやては心の中で必死にそう叫んだが…しかし…その時には既にもう何もかもが遅かった。

              「アッ―――――――――――!!」

               はやての…精神が…崩壊した…

「フフフフ…安心してはやて…はやてを幸せにしてあげるのは…このわ・た・し…。」

                 HAPPY END

326 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/23(日) 23:58:06 ID:l8ClOag/
先に予告した通り私の作品としては初のフェイト大勝利ENDです。

327 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/23(日) 23:59:44 ID:1eaNAkPN
GJ!

328 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:01:34 ID:YoT4DsE1
>326
フェイトそんwwwやりやがったw

次はヴォルケンズが壊れるんじゃなかろうな。

329 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:02:07 ID:1tTvkA10
>>326
はやてぇ−
より、フェイト自重wwwwww

とりあえずGJです。

330 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:03:37 ID:RBdYm2IS
ちょwwwwやっぱりダメなフェイトさんだこれwwwww

はやてさんがえらい目にwwwGJwwwwww

331 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:05:35 ID:2jJnHhme
>・病みネタ(?)だけど非鬱
開き直ったwww

>確かにカリムが怒るのは仕方が無い。なのはとユーノが結婚するとなれば
>その式は聖王教会で行われるだろう。そうなれば聖王教会に結婚式費用と言うのが
>お布施と言う名目で舞い込んでくるのである。ぶっちゃけ地獄の沙汰も金次第。

ああ、騎士カリムを汚さないで(´;ω;`)

>オチ
なんてこったww
まあ、その。フェイトさんは幸せでよかったんじゃないのかな。

作者GJ超GJ

332 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:10:35 ID:107LEnkP
義父さんワロスwwww熱すぎwwwww
>326GJ! そしてはやて南無w

333 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:15:12 ID:na2Y8aZL
ここ最近のユーノプッシュには心底うんざりさせられる

何に絡めるにしてもやれユーノやれ司書長…鬱陶しい


334 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:16:22 ID:2jJnHhme
>>333
クロノ乙

335 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:19:20 ID:mjwF//v4
仕方ないよ。ここはユーノスレの出張所なんだから。

336 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:23:07 ID:fpsLMyar
>>326
乙です!珍しくまともに終わるか!?・・・と思いきや
やはり、フェイトさんがラストを持っていっちゃいましたかw


337 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:23:37 ID:lvwGuej1
ていうかね、各キャラスレの出張所でもあるよ。スレの性格的に

>>326
はやてが喰われたーwwww
この後日談が是非見てみたいwwww

338 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:25:08 ID:c6fgtrD+
>>326
GJ
フェイトさん、八神家全員ゲットしよう。(犬除く)

>>333
クロノ乙

339 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:29:16 ID:RBdYm2IS
>>333
艦長殿、任務に御戻りください

340 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:29:55 ID:AXRhAL3H
でも必要以上のプッシュは確かにちょっとね…とマジレス

>>326
フェイトそん自重…しなくていいかw
はやてと幸せになってくださいww

341 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:32:01 ID:0YPLJeF8
とりあえず俺は時々来るクロなの、クロフェ待ち。

342 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:36:27 ID:Q3LnKRDU
俺は自分の以外のヴェロッサ×はやてを待ってる。

343 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:36:29 ID:na2Y8aZL
>>334>>338
ああ来た何も考えていないようなレス
司書長に絡むような書き込みすればすぐクロノ
エリオやヴァイス、ロッサ果てはスカリやレジアスまでいるにもかかわらず


特定の奴のSSだけならキャラスレに帰ってやってりゃいいものを

344 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:44:55 ID:TMvxPO4L
>>343
エリオやヴァイス、ロッサ果てはスカリやレジアス乙

345 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:45:40 ID:2jJnHhme
>>344
触んない方がいいよ。

346 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:46:54 ID:bMzi+j9D
>>343
で、何が言いたいんだ?
それぞれが書きたいもん書いてるだけだろうに
誰か一人がユーノネタ書いたら他の人間は遠慮すれとでも?

347 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:48:53 ID:RBdYm2IS
すくなくとも喧嘩腰の人間にゃ態々思考してまで返答してやる必要はないんだぜ?

348 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:49:08 ID:csGXeZyv
別にそんなに真剣に考えなくてもいいんじゃない?楽しめれば。

349 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:51:46 ID:ohonQ0iq
>>343
ユーノってネタに一番しやすいんじゃないかな?
クロノはもう結婚してるから他の女性キャラとは絡ませづらいって言うのはあると思う。

350 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:52:07 ID:4UGt6ZkA
>>326
飲み屋の親父キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と一瞬喜んでしまったw
(酔いどれバカップルSSの続きマダー?)
いやあGJです職人!

さあて、なのはが受精する瞬間のパンパンの詳細を待つか


>>337
>スレの性格的に

「スレの性的に」と読めた……
幸せだった……
ε=(゚∀゚*)ムハー

351 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 00:58:08 ID:0YPLJeF8
>>349
てか、このスレはもともとクロノ率はそんなに高くない。

352 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:03:31 ID:/EmUxrHq
他の男の話、自分で書けばいいじゃん。

353 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:08:26 ID:LK6eFmUw
>>326
GJです。流産とかはアレだったけどハイテンションな
ギャグの嵐に笑わせてもらいました。

いやあ、フェイト×はやてってホントいいものですね!(エ

354 名前:sage:2007/09/24(月) 01:08:30 ID:csGXeZyv
ここはクロユーで・・・はっ・・・ピンクの光が・・

355 名前:sage:2007/09/24(月) 01:14:59 ID:csGXeZyv
いろいろと間違えた。

356 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:15:31 ID:6x8aEF3C
エリオとユーノの二柱が基本だよな、男キャラでは
クロノは結婚しちゃったしロッサはなんか印象薄いしおっさん達は言わずもがな

これでもし万が一奇跡的に有り得ないけど運命が狂ってなのユー成立しちゃったら
エリオ独壇場になるんだぜ?

357 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:18:15 ID:Q3LnKRDU
ロッサはシッバーレとかで活躍した……よな?
あれは活躍したって言っていいよな?

358 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:19:27 ID:EoZA/LR6
>>333
ユーノが嫌いならスルーすればいいじゃないか

俺はユーノ×○○関係はスルーしてるから、最近このスレ過疎ってるなあって認識だぜ

359 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:28:15 ID:csGXeZyv
そろそろニコニコにアップされる時間だ

360 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:33:17 ID:0YPLJeF8
クロノ方面は大御所さんらが休止中なのがちょっと痛いとこだな。
エロい人は最近復帰したけど…
まあクロノ書きの半数はゲーム経験してるから結婚なんざ何のそのだし。

361 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:35:51 ID:PLVAq/lc
既に213KB回ってるけど、
スレ立て乙。

362 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 01:43:23 ID:hlig4ja7
ちょっと書きあぐねてる間にここまで進むかw

現在連載中の「舞い踊る、恋歌」なんですが……、
多分本編9話(8話の可能性もあり)までで終わると思います。
ネタは結構あるんだが……ネタとネタの間が繋がらないorz

これだけで終わるのも何なので、そのネタの1つを投下。
直打ちなので結構かかるかと。

(『その日、機動六課』スカリエッティ演説シーン)
『ほう……放送用ガジェットからハッキングを仕掛けるとはね』

感心したような溜息を吐くスカリエッティに、鋭い目をしたままでフィレスが言い放つ。

「そういうのはどうだっていい。……僕が言いたいのは、まだ機動六課は終わっていない、それだけだ」
『ほう……』
『あら〜ん、強気ねぇ』

と、スカリエッティ以外の声がして、フィレスは一瞬怪訝そうな表情をするが、すぐに表情を元に戻す。

「戦闘機人の一人……か」
『ああ、そうだよ。彼女の名はクワットロ』
「そう言う事を簡単に教える……随分と気前が良いな?」
『どうせ、我々が勝つのだからね、気前も良くなるさ』

そう自分の勝ちを確信しているかのように言うスカリエッティに、フィレスは怒鳴り付ける。

「そう言う事を考えられるのも今のうちだ! 僕が、僕達が、機動六課が! あなたたちの企みを全て潰す!
 あなたのそのご自慢の戦闘機人も、全て叩き壊す! 命をかけてでもな!」

そう啖呵を切ったフィレスに、思わずスカリエッティは僅かに気圧され、

『あはははは♪』

……とても楽しそうなクワットロの笑い声に、フィレスは切れた。

「何がおかしい!」
『おかしいわよ、決まってるでしょ? だって……』

そうクワットロが言った瞬間に映像が切り替わり、

「スバル……さん?」

スバルが映し出されて、それがズームしていく。
そして、

「―――っ!?」
『……判った? どこがおかしいか。
 だって、この子も戦闘機人よ? ……あなたの仲間も、戦闘機人よ?
 さて、あなたに仲間を壊す事が、殺す事が出来るかしら〜♪』

ここまでです。

363 名前:26-111:2007/09/24(月) 01:52:05 ID:e+CAf8r/
今日はいよいよ一部地域で最終回を迎えるからか、人が多いですねぇ
ちょっとスレの空気も変な雰囲気ですぞ

だけどそんなことは気にしないぜ!

昼間予告していました、ちょっとエロい話、投下します

・前回投下した「機動6課の、それから」に続く話です
・メインはティアナ、エロ有り・・・正直、グダグダです・・・
・使用レス数20レス
・タイトル:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました

それでは、お付き合いの程、よろしくお願いします

364 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:52:49 ID:e+CAf8r/
「・・・はぁ」

彼女、ティアナ・ランスター二等陸士は盛大な溜息を吐いた
落ち込んでいても何も始まらないのは重々承知だが、偶には地の底に届くくらいに落ち込みたい時もある

「ねぇ、ティア・・・元気出してよ」
「うっさいわね。大丈夫って言ってるでしょ」

後ろから掛けられたスバルの慰めにも、ティアナは邪険に扱ってしまう
普段から勝ち気で少々口の悪い場面もある少女だが、今日の彼女はその悪い部分が前面に出ていた。エリオとキャロの年少コンビが声を掛けることができないくらいに

「あと少し・・・あと少しだって言うのに・・・」

ティアナには、夢があった
首都航空部隊に所属し、8年前に殉職した兄:ティーダ・ランスターが目指していた、本局執務官になることである
その第一ステップとして、航空部隊への配属を目指していた彼女だが、能力不足を理由に陸隊に配属された過去があった
悔しさをバネに、今日まで成長してきた彼女は、一年前と比べれば一回りも二回りも成長したと言えるのだが・・・

「やっぱり、私はここ止まりなのかな・・・」
「そんなこと!自分で言っちゃ駄目ですよ!」
「ティアさん、ずっと頑張ってきたのに・・・諦めちゃうなんて、ティアさんらしくないです!」

そんな、諦めの言葉さえ口に上るほどに彼女は落ち込んでいた。エリオとキャロが掛けた言葉も耳に入っているのかどうか



成長したリンカーコアは、十分な魔力は内包している
明晰な頭脳には、魔術式は完璧に叩き込まれている


だけど、彼女は飛ぶことができないのだ

365 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:53:22 ID:e+CAf8r/
○ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました



「あー・・・何か、もう・・・どうすれば良いのかなー・・・」

テーブルにべったりと突っ伏したスバルの言葉である。休暇二日目の自主訓練が終わり、シャワーを済ませるとティアナは食事も断って自室に戻った
飛行魔法の術式をおさらいするのだと言っていたが・・・
いつもなら4人で囲む食卓を盛り上げる役のスバルがこの有様では、チビッココンビは困惑するばかりである

「あの、スバルさん。僕達まで落ち込んでても仕方がないですよ」
「そうです!私達は万全の状態で、ティアさんを支えてあげないとっ!」
「んー・・・わかってるんだけどさー。ティアがあんなに落ち込んでるのは・・・正直、あたしとしてもきついよ」

パートナーだ、っていうのに何にもしてあげられないしさー。と、テーブルに額をぐりぐりと押しつけながらぼやくスバルである

「あの、スバルさん。ご飯食べたら、隊長達に相談に行きませんか?初めて飛行魔法を憶えた時のコツとか、教わるのはどうでしょう?」
「あ、それだよ!エリオ君!」
「んがー・・・隊長達にはもう聞いたんだよー・・・でも、隊長達は魔力資質が段違いだからねー・・・慣れるまでは苦労したけど、飛ぶこと自体はそんなに苦労しなかった。って」

何のアドバイスにもならなかったようだ
無理も無い
フェイトは幼少の頃の教師役だった使い魔:リニスからの個人指導をみっちりと受けた為に魔法の初歩・基本は「気が付いたらできてた」というレベルである
はやては、その膨大な魔力量の為に、飛行魔法自体は難なく発動に成功したのである。体力的に劣っていたために長時間飛行は辛かったようだが、それも成長と共に克服していった

「ヴィータ副隊長やシグナム副隊長に至ってはさー、そんな昔のことは憶えてない。って言うんだよー・・・」

スバルが凹むのも当然と言えた

「はぁ・・・教え方が悪いのかなぁ・・・」
「へぇ誰の教え方が悪いって?」


366 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:53:56 ID:e+CAf8r/
後ろ、少し低い位置から聞こえてきたおっかない声音に、スバルはがばっと顔を上げて振り返った
そこには、昼食を乗せたトレイを持ったヴィータ副隊長がいる。明らかに剣呑な目つきでスバルを睨み上げていた

「ヴィ、ヴィ、ヴィータ副隊長!?」
「うっせぇなぁ。静かに喋れよ・・・んで、3人でこそこそ何の相談だ?大方、ティアナの事だろ」
「はい・・・ティアナさん、飛行魔法がうまく行かないみたいで、随分悩んでますから・・・」
「私達も、何か力になりたいんですけど・・・」

己の悩みであるかのように、渋面でそう言うエリオとキャロに、ヴィータはでっかい溜息を吐いた
二人の気持ちは尊いものだが、こればっかりは他人にはどうにもできないことなのである

「あたしの目から見てもよ、ティアナは器用に魔力を扱ってる。コアの魔力量も十分だし、運用理論も好成績だしな。発動自体は成功してんだし・・・何か心的要因かもな」

心的要因
その言葉にまず思い浮かぶのは、彼女の過去。兄の死のことだ
ティアナは兄の居た空に憧れてはいるが、同時に兄が散った空を心のどこかで怖れているのだろうか

「・・・何とかすることって、できないんでしょうか」
「ねーな」

スバルの問いかけを即座に撃墜し、ヴィータはフォークを片手に昼食の制圧に掛かった

「あいつ自身の問題だろ。アタシ達にしてやれることなんか無ぇよ」

結局それきり、昼食は無言のまま終わってしまい、ティアナは食堂には姿を見せなかった



「はぁ・・・ホントに何とかできないのかなー」

とぼとぼと廊下を歩くスバルである

367 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:54:30 ID:e+CAf8r/
大切なパートナーの為にできることが何か無いか
執務官というでっかい夢を追って生きているあの少女が、夢の第一歩で躓くような理不尽が許されて堪るものか

「はぁ〜」

とはいえ、スバルの口からは溜息が出るばかりだ。今、顔を合わせても気の利いた言葉は言えないだろうし
ティアナがいるであろう自室に帰るのは何だか躊躇われたので、休憩室で少し休もうと思い、ドアをくぐると・・・

「それでね、ヴァイス陸曹ったら意外に照れちゃって、似合わないのにも〜」
「へぇ、そうだったの・・・そう言う姿、あんまり想像できないね」
「でしょ?シャーリーさんは、グリフィスさんとは?」
「わ、私は・・・その、たまに・・・してもらったりとか・・・」
「おおおおおお、やりますなぁお姉様っ!!」

男の話かよ
一瞬、やさぐれた顔になったスバルである
普段だったら、嬉嬉として乱入したかもしれないが、生憎今はそんなテンションではない。少なくとも悩みを解決する糸口になるとは思えない
隅っこの方の席に座り、頬杖を付いてコーヒーを啜る。何だか溜息まで苦い
入室してきたスバルの姿にはまだ気付いていないらしい。アルトとシャーリーの猥談は更に盛り上がりを見せる。スバルの耳にも入ってくるがそれは最早雑音と同じレベルだ

「でもすごいわよね。キスだけでもあんなに気持ち良いのに・・・何だか、体が飛んじゃうんじゃないかって思ったもの」



スバル、再起動



「す、すみません!!その話、もう少し詳しく教えてくださいっ!!!」

昼下がり、休憩室には猥談に花を咲かせている3人の少女が居たそうな


368 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:55:02 ID:e+CAf8r/
「八神部隊長!!折り入って相談がっ!!」

ドアをぶち破るような勢いで入室してきたスバルに、はやては思わず口に含んでいた緑茶を噴き出しそうになるほど驚いた
そう言う真似は救助隊に入ってから思う存分やって欲しい

「な、何やの?スバル。そんな慌てて」
「え、えぇ、実は、部隊長にお願いしたいことがあるんです・・・ティアの、飛行魔法修得のために、特訓のメニューを考えたので。少し、お耳を拝借・・・」

はやての耳元へ口を寄せて、スバルは何やらぼそぼそと耳打ちをした
果たして、二人以外にはカバンの中で寝ているリィンしかいないこの部屋で、耳打ちをする必要があるのかどうか

「成る程・・・つまり、ティアナの飛行魔法修得の為、一種のイメージトレーニングやね」
「はい、その為に、是非部隊長にお声掛けを願いたいと思いまして・・・」
「しかし、ナカジマ・・・そちも悪よのう・・・」
「いえいえ、部隊長ほどでは・・・」
「よっしゃ、私に任せとき!心当たりにはこっちで声掛けるし、場所もバッチリ用意する!!しかし斬新な事考えるなぁ。うまくいったら勲章物やで、スバル!!」
「え、えへへへへー。それじゃ、私はティアナに声掛けておきますね。あ、今晩の警邏シフトは・・・」
「ヴィータとティアナやったね・・・んー、よし、エリオに代われるかどうか相談してみるわ。ヴィータは出掛けさせとく方が良ぇやろ」

ぐふふふふ、と唇の端から涎を垂らさんばかりの緩みきった顔で、何やら両手をわきわきさせているはやてである

『あー、シグナム、シャマル。それにフェイトちゃん。ちょぉ部隊長室まで来てくれる?』

突然の念話だが、シグナムとシャマルからは了解の返答が返ってきた。フェイトはというと・・・

『はやて、どうかしたの?実は今、ルーテシアの保護責任者登録の書類を書いてて、すぐに手が離せないんだ。今一緒にいるし、急ぎの用件?』
『あー、そういうわけやないよ。ティアナの事でちょぉ相談があるんよ。後で来てな』

数分後、部隊長室にやって来たシグナムとシャマルに、はやては良からぬ事を企んでいる笑顔で、こう切り出した

「実はな、ティアナの飛行魔法修得の為に、一肌脱いで欲しいんよ」


369 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:55:36 ID:e+CAf8r/
スバルとティアナの自室。ティアナは数冊の本を机の上に広げているが、今はベッドに横になっている
どんな論文に目を通しても、術式の組み立てを見直してみても、特に穴は見当たらない。ヴィータの台詞を聞いていたわけではないが、心のどこかで空を怖れている・・・
その事は、悔しいことだが少しだけ自覚があった

とにかく、今は眠りたい。夜間警邏の前まで休みたい。そう思って、ティアナは目を閉じ・・・

「ティアっ!!」

どかん、とドアを開けて駆け込んできたスバルにあっさりと安眠は妨害された

「・・・うっさいわよスバル。どうしたの?」
「え、えっとね。実は、部隊長達に飛行魔法の特訓をお願いしたんだ。そしたら、今日晩で良ければ付き合えるって言ってくれたから、それでその・・・」
「はぁっ!?八神部隊長がそう言ったの!?」
「うん、後、フェイト隊長とシグナム副隊長と、シャマル先生も出てきてくれるって」
「ちょ、ちょっと!何でそんな大事にしたのよ!!」
「そ、それは、ティアに飛べるようになって欲しいから・・・」

このお節介焼きが、とティアナは少しだけ思ったが、スバルの目尻に涙が浮かんでいるのを見て、怒声を叩きつけるのだけは自制した
訓練生時代からの付き合いである。彼女が自分の為に本気になってくれるのは、素直に嬉しかった

「だから、夕飯が終わったら、部隊長の部屋に来て欲しいって」
「え、でも、私は夜間警邏の当番だから・・・」
「それは大丈夫!今日の当直はエリオに代わって貰ったから。だから、ティアナは特訓だけに集中して。ね」

そう言われた瞬間、ティアナのお腹がぐーと鳴った。よく考えれば、昼食を抜いたままだったのである
自分の役割は自分でこなさなければ・・・そんな風にも思ったが、部隊長達まで付き合ってくれるという機会を逃したくはない
警邏もエリオが交替してくれるというのなら悩む理由はない

「・・・わかった。ありがと、スバル」
「ううん、私は何にも・・・うまくモノにできるかどうかは、ティア次第だから・・・だから、頑張ってね、ティア!」
「・・・うん!」


370 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:56:08 ID:e+CAf8r/
涙を拭いながら頷くティアナを伴って、二人は食堂に向かった
夕食にはまだ少々早い時間だったが、テーブルには見たこともない料理が湯気を立てて配膳されている
美味しそうな匂いに目を丸くしていると、厨房からエプロン姿のキャロとエリオが出てきた

「ティアナさん!お待ちしてました!」
「え、キャロ、エリオ・・・このお料理は?」
「ル・ルシエの部族秘伝のスタミナ料理ですっ!部隊長達に特訓してもらうんですよね、しっかりお腹を繕って、頑張ってくださいね!」
「あ、ありがとキャロ。やだな、私の方がお姉さんなのに、何だか助けられちゃって。エリオも、料理を手伝ってたの?」
「はい、少しだけですけど・・・この地鶏のソテーなんか、キャロの自信作なんです。香味野菜と薬味の味が絶妙で、一緒に食べると美味しいんですよ」
「見てるだけで、お腹空いてきちゃうねー・・・じゅるり」
「ティアさん、お昼抜きだったんですし、たくさん食べてくださいね」
「おかわりありますから。遠慮無くどうぞ」

にっこりと笑うエリオとキャロに、ティアナは二人の頭をわしわしと撫でて、席に着いた
見るからに待ちきれない、という風体のスバルも席に着き、ぱしっと両手を合わせて元気よく「いただきまーす!」と宣言した

美味しい!と、歓声を上げながらがっつくように食べる二人の姿を見守りながら、食堂の隅の方でこちらの様子を伺っているはやてに、キャロはぐっと親指を立てて見せた
はやても同じように、ぐっと親指を立てて、そのまま足早に食堂を去ってゆく
エリオは、疑問符を頭上に浮かべながらも、塞ぎ込んでいたティアナに明るい笑顔が戻ったことを喜んでいた

「じゃあ、僕はこれから警邏なんだ。準備もあるから、エプロンをおばさん達に返しておいてもらえるかな?」
「うん、夜の警邏はちょっと怖いけど・・・気を付けてね、エリオ君」
「大丈夫だよ。ヴィータ副隊長と一緒なんだし。キャロも明日からは通常勤務に戻るんだから、早く休むんだよ」

借りていたエプロンを丸めて、心配顔のキャロの手に渡しながらエリオは笑顔を作って見せた

「あ、エリオ君。出発前に食堂に寄って貰えないかな。今日のお料理、夜食にして持って行けるようにしておくから。忘れずに寄ってねー!」

顔を輝かせて厨房に駆け戻ってゆくキャロの姿を見送りながら、こういう楽しみがあるなら警邏も楽しいな。とエリオは、そんな事を考えていた
視線を巡らせれば、年頃の娘にしては少々旺盛すぎる食欲で、食卓に並んだ皿を制圧している二人の少女の姿がある
自分には手伝えないけど、飛行魔法の特訓がうまく行くことを祈るエリオであった


371 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 01:56:16 ID:m+QSy1xS
自分ユーノ好きだけどここ最近のここの流れはちょっと目に余る気がするのでこのレスもスレ違いだろうけど言っておきたい
別に好きなキャラを推すのは一向に構わないとおもうけどそういう妄想はキャラスレにでも書き込んでおくにとどめておくべきじゃないかな
雑談からネタが生まれることがあるといっても別の場所でも雑談はできると思うし
それで投下するときはここに書き込むって感じでいいじゃないか
それにここでユーノの話題をしてる人たちは他の人が他の好きなキャラの話題を余りださないことの意味を勘違いしてると思う
別に雑談や妄想のネタがないわけじゃなくてスレ違いだから自重してるんだと思うよ
ここは小説を投下したり感想を書いたりする場所であって過疎ってもいないのにあんまり雑談や特定キャラ推しばっかりだとおかしいよ

372 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:56:43 ID:e+CAf8r/
空腹に任せて貪るように食事を終え、食後のお茶を飲みながらスバルとティアナが談笑していた頃、はやての部屋ではとある準備が行われていた

「・・・よっしゃ、機材は万端やね。シャーリー、カメラや小道具はどうなってる?」
「照明器具3台に、静止画用カメラ2台、動画撮影カメラ1台。記録は最高画質で保存されます。小道具は、色々揃えてありますよ。マリーさん制作のちょっと過激なのとか・・・」
「うっわエゲツ無っ!マリーさん、実は相当な好きモンなんやね・・・でも、これはアカンなぁ、ティアナの初めてをこんなモンに捧げさせるのは可哀想やん」

そんな会話が“特訓会場”で交わされているとは露知らず、ティアナはスバルに案内されて廊下を歩いていた

「あ、あれ?」

不意に、ティアナがそんな言葉と共にバランスを崩した。平坦な廊下、何かに躓く筈もないというのに
だが、壁に手を付いてしゃがみ込んだティアナは、耐え難い睡魔に襲われているかのように、瞼が落ちつつある

「お、おかしいわね・・・何だか、急に、眠・・・スバ・・・ル・・・」

物の数秒で、ティアなの体はくたっと弛緩した
スバルは、安らかな寝息を立てているティアナの耳元で一言謝り、彼女の体を担いで特訓会場へと向かった



数十分後 ――――



「・・・で、これは一体どういうつもりなんですか」

不機嫌極まるティアナの台詞である
部屋着に着替えていた衣服は脱がされて、どういうわけか下着姿だ
何故か自分はライトアップされているし、周りには数台のカメラが設置されていた。周りには、にやにやと不気味な笑みを浮かべている女性達・・・
否、そんな風に笑っているのははやてだけだ。他の、シグナムやフェイト達は少し困惑混じりの顔だった


373 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:57:17 ID:e+CAf8r/
「スバル、あんた飛行魔法の特訓って言ったわよね。コレはどういうわけよ」

“人”の字を描く様に拘束された格好で、ティアナは相棒である少女を睨み付けた
だが、睨み付けられたスバルの方は、至って真剣な顔で真っ直ぐにティアナを見返し、決意を込めた口調で言い放った

「うん・・・飛行魔法の、特訓のつもりだよ」
「こ、これのどこが魔法の特訓なのよ!!」

どう考えてもAVの撮影現場です。本当にありがとうございました

「良い、良く聞いてティア。あたしは、ずっと悩んでたんだ。魔力も十分あって、術式も理論も完璧な筈のティアがどうして飛べないのか・・・
ティア、本当は、飛ぶ事が怖いんじゃないかって・・・」
「・・・正直に言えば、ちょっとは怖いって思ってるわよ・・・でもね、それとコレに何の関係があるってのよ!」
「聞いて、ティア。シャーリーさんとアルトに教えて貰ったんだけど、その、女の人は、オルガ・・・あれ?オル、オル・・・」
「オルガズム、って言いたいの?」
「そうそれ!その、オルガズムっていうの瞬間の気持ち良さは、体が飛んじゃうんじゃないかって思えるくらいなんだって」
「・・・それで?」
「つまり!オル・・・オルガズムの瞬間を何度も経験すれば体が飛ぶって言う感覚を実体験として得られるわけで、飛行魔法の修得にも役に立つ。って考えたの!!」

・・・何の冗談でもなく、彼女が骨の髄まで本気であることを明記しておきたい

パン、と手を叩き、はやてが進み出て来て口を挟んだ

「まぁ、そういうわけなんよ。題して、“ティアナの体を飛ばしたれ大作戦”や!!みんな、遠慮無しにいわしたってな」
「ぶ、部隊長!!色々言いたいことは山程あるんですけど、取りあえずこのカメラはどういうつもりなんですかーっ!!」
「あぁ、気にせんといてな。個人の範囲で楽しむための事やから」

最早開いた口が塞がらないティアナである

「ほんなら、ルールを説明するよー。簡単や、ティアナをそれぞれ得意な手段でイかせるだけやで。
但し、ティアナはまだ初めてさんやから、突っ込むのはアウトや。後輩の飛行魔法修得の為に、目一杯頑張るんやよー!」


374 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:57:49 ID:e+CAf8r/
#1番手、八神はやて

お堅い制服を脱ぎ散らかしながら、ティアナと同じく下着姿になったはやてが歩み出た

「ほんなら、まぁ、部隊長と言うことでまずは私からやらせてもらおか・・・ぐへへへへ」
「そ、その親父臭い下卑た笑いが怖いッ!!」

必死に逃れようと身を捩るティアナだが、彼女程度の実力ではシャマルのバインドから逃れることはできない。踊るように体をくねらせるのが精々だ
はやての掌が、むにっとティアナの胸を鷲掴みに掴んだ

「むむ・・・なかなかけしからんボリューム感やね・・・この張りの強さ、っちゅうか、弾むような感覚は良ぇモンやなぁ・・・」
「ん、や、やだっ!やめて、くださいっ!!」

暖かい掌が撫でさする様な動きで胸の膨らみを包み込む。その触り方は優しいとさえ言っても良く、口調や態度の強引さに反してとても柔らかい触り方である

「ん〜、前々から揉んだろと思うとったけど・・・ん、想像以上やんか♪」
「な、何の想像を、んっ・・・や、やぁっ!!」

ブラを捲り上げて、露わになった乳房にキスを降らせ、はやては固く勃ち上がりつつある乳首を親指と人差し指で挟みながら乳房全体を捏ねるように揉みしだいた
そうしながらも、熱くなりつつあるショーツの股間に自分の腿を押し当てて、擦るように刺激してやる

「どや?乳首もコリコリになってきたで?」
「そ、そんなの・・・んあぁぅっ!!」

ティアナの体とぺったりくっつくような格好になったはやては、首筋に顔を埋めるようにして鎖骨や顎に舌を這わせていった
火照る体を抱きかかえるようにしながら、乳房同士を擦り合わせるように動かし、空いた両手は柔らかい尻に回された

「お尻も良ぇ感じやね。流石やよ。ティアナ」
「な、何がどう流石なんで、ふあぁぁぁっ!!」

鷲掴みに掴まれた尻を持ち上げるように動かし、熱く潤いつつある股間を白い腿で強く擦り上げてやる。そうした瞬間、ティアナは大きくおとがいを逸らした


375 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:58:22 ID:e+CAf8r/
「何やの?ティアナは、おっぱいよりもお尻の方が感じるんか?ほな、こうや♪」
「や、やめっ・・・んっ、んーっ!!」

べったり体を密着させ、胸を擦り合わせながら尻を掴んで股間を腿に当て擦らせ、更に舌を絡め合わせる
段々と汗をかいてきた肌が滑るような光沢を帯び、何とも艶やかな姿を演出していた

「あはっ、ええ感じに濡れてきてるで・・・さて、ほんなら、こっちの味はどないかな?」

腿に感じる湿り気ににやりと笑みを見せ、はやてはティアナの固くしこった乳首に唇を寄せた
舌先で転がすように弄び、乳輪ごと強く吸い立て、時には軽く歯を立てて囓ったりもした。その度にティアナはあられもない嬌声を上げて体を痙攣させ、
自ら快感を求めるように腰をはやての腿に擦り付ける様になった

「んふふ・・・気持ち良ぇのんか?ティアナ」
「いやぁっ、こんなのっ・・・んはぁっ、くぅっ、あ、あぁんっ!!」

快感を否定するように、ティアナは涙を浮かべて首を振るが、体の動きは止まらない
胸元に顔を寄せているはやてに胸を突き出すように体を押し出しているし、腰は先程からはやての白い腿が赤くなるくらいに強く強く擦り付けられている

「ほんなら、そろそろ一回イこか・・・ちゃんと体が飛ぶっちゅう感覚を、憶え込むんやよ・・・っ!!」
「んあぁぁぁぁぁっ!!!!ふあぁっ!!や、やぁぁぁっ!!!」

ショーツの上から、はやては熱く濡れそぼった秘裂に手を添えてゴシゴシと擦るように動かした
膣口を刺激しつつ、ショーツの上からでもわかるくらいにぷっくりと膨らんだクリトリスを親指の腹で撫でてやる
溢れ出す愛液にショーツのシミが大きくなり・・・

「あっ、駄目、駄目ぇっ!!ふ、あ、あ、あぁぁぁっ!!!!」

一際大きな嬌声と共に大きく体が痙攣し、くったりとその体から力が抜けた
荒い息を吐く唇と深い口付けを交わして、はやては後ろで見守っている一同にガッツポーズを作って見せた

「うし、一番手はここまで。お次は誰や?」


376 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:58:55 ID:e+CAf8r/
#2番手、フェイト・T・ハラオウン

「そ、それじゃ・・・次は私がやらせてもらうね」
「ふぇ、フェイト隊長・・・?」
「あの・・・こんなやり方で、飛行魔法が憶えられるかどうか良くわからないけど・・・やってみる価値があるかどうか証明するためにも、本気で行くね」

はやてと同じく制服を脱ぎ捨て、下着姿になったフェイトはティアナの体から汗やら愛液やらで汚れた下着を脱がせ、全裸にした
そして、その体にシャーリーから手渡されたボトルの中身をそっと垂らし始めた

「んっ!?な、何なんですかっ!?」
「あ、冷たかった?でも、すぐ暖かくなるそうだから・・・少し我慢してね」
「いや、そうじゃなく!」

強い粘性の液体、透明なローションを塗り付けるフェイトである。最初は少し冷たかったが、彼女の言葉通り、塗り広げられたローションは体温に暖められたのか、
すぐにぽかぽかと暖かく感じるくらいになった
拘束されているティアナの体にローションを塗り付け終えると、フェイトも少し恥ずかしそうにしながら下着を脱いで全裸になった
そして、ティアナにしたように、自分の体にもとろとろとローションを垂らしてゆく

「おおおおおおお!見てみぃなみんな!あれが美乳っちゅうもんやで!いやぁ、眼福やなぁ」
「は、はやて、そんな風に言わないでよ」

何故か異常に興奮しているはやての言葉に、頬を染めながらもフェイトはティアナの体に手を伸ばした
少し体温の低い掌が、ローションで滑る腹部の上を滑ってゆく

「ん・・・はぁ」
「それじゃ、ティアナ・・・」

真正面からティアナの瞳を覗き込み、フェイトはにっこりと笑みを浮かべて彼女に告げた

「気持ち良く、してあげるね」
「え、ま、待ってください、フェイト隊ちょ、んっ」


377 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 01:59:28 ID:e+CAf8r/
フェイトの口付けはなかなかに巧みだった。とティアナは後に思い出すことになる

「んっ・・・んっ、はぁっ・・・」

甘い吐息が唇に掛かる。重ね合わされた唇から熱くぬめった舌が侵入してきた瞬間、電源が落ちたように全身から力が抜けた
口の中を隅まで嘗め回され、舌は絡め取られてフェイトの口中に呑み込まれ、ぐちゅぐちゅと唾液が泡を作るくらいに激しくしゃぶり尽くされた
ひとしきり、唇を蹂躙すると、フェイトはそっとティアナの乳房に触れて、説明口調で言った

「ティアナ、このローションはね、ちょっと特別な物なんだ。通電性がとても良いんだって」
「?・・・え?それって、どういう意味があるんですか・・・?」
「・・・こういう事、だよ」

ぴりっ、と乳首に走った衝撃に、ティアナは悲鳴を上げてのけぞった

「い、今のは!?」
「私とエリオは、魔力を電気に変換できる資質があるんだ・・・こんな刺激は、初めてでしょ?いっぱい、感じてね」
「ま、待ってください、フェイト隊長!こんなの、無理です!」
「無理じゃないよ。大丈夫・・・」

何の根拠もない言葉を呟きながら、フェイトはそっとティアナに抱きついた
柔らかくて温かい体だが、それがどれほどの責め具になるのか。想像したティアナはその抱擁から何とか逃れようともがくが、拘束されている身では適うはずもない

「ぃ、ぃやぁぁぁあああああぁぁっ!!!!!」

ローションに滑る体が一瞬発光したように見えたのは気のせいだったのか。ティアナは全身を駆け巡る電気刺激に絶叫を上げた
全身にぺったりと絡みつくフェイトの肢体がそのまま凶器となってティアナを襲ったのだ。秘部からはローションとは粘性の違う液体が滴り落ちるほどに溢れ出した

「あああああ!!や、やぁぁぁ!!だめ、また、あああっ!!やだ、止まらな、いぃぃっ!!!ああああぁぁぁっっ!!!!!!」

壊れた機械のように四肢をバタつかせて、ひたすらに悲鳴を上げるティアナである。股間からは失禁なのかと思えるほどの愛液が垂れ落ちている
数十秒間の抱擁の間に、何回絶頂に達したのか、彼女自身も判らないほどだった


378 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:00:02 ID:e+CAf8r/
#インターバル

「フェイトちゃーん。ちょぉ、これはやり過ぎとちゃうの?」
「え?あ、ごめん・・・体が飛ぶくらい、って言う話だったから、その、つい・・・全力全開で・・・」
「はぁ、なのはちゃんとそっくりやね・・・でも、まぁまだまだいけるやろ。その為に、キャロにあの料理拵えて貰ったんやし」
「キャロの、お料理?」
「そや、何でも、キャロのおった部族、ル・ルシエの部族にはな、精力絶倫になるメニューがあるんやて。キャロはただのスタミナメニューと思ってたみたいやけどなー」



一方、警邏に出ていたエリオ達は・・・

「よぉ、エリオ・・・何か良い匂いがずっとしてるのが気になってんだけど・・・」
「あ、実はキャロが夜食を用意してくれたんです。巡回ルートもそろそろ半分ですし、食べますか?」
「おぅっ!キャロの奴は気が利くなぁ・・・へぇ、ロールサンドイッチって言うんだっけか。こういうの」
「中身は、地鶏のソテーと白身魚のフライの二種類。ポットには眠気覚ましのハーブティーだそうです・・・あと、気を付けてって言うメッセージが」
「んじゃ、少し腹拵えすっかな!っただっきまーす!」



「でも、まぁ・・・流石にちょっときつそうやな・・・ちょぉ、趣向を変えて行こか」

はやては手中に夜天の魔導書を呼び出して、ページをぱらぱらと捲った

「はやて、趣向を変えるって、何か良い魔法があるの?」
「んー、ちょっと面ろい魔法があんねんよ・・・あったあった、これやこれ。ほな、ティアナ。いくでー」

呆然とした顔を上げてこちらを見るティアナに、はやてはシュベルトクロイツを向けて呪文の詠唱を始めた
どこかおどろおどろしい言葉の連なりは、禍々しい響きを伴って部屋中に響き渡る

「えーと・・・ざーざすざざーす、ざーざすなだざーざす・・・?違ったっけ?まぁ良ぇやろ・・・ざーざすざざーす、ざーざすなだざーざす」


379 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:00:36 ID:e+CAf8r/
異変は、突如として起こった
禍々しい呪文が響くと共に、ティアナの秘部に変化が見られ始めたのだ

「ん・・・や、やだっ、あそこが、熱いっ・・・部隊長、何なんですか、これ・・・!?ん、あぁぁっ!!」
「ん、成功やね・・・なかなか立派やんか」

ずるり、とティアナの股間から、どう見ても男性器にしか見えない物が生えていた
正しくは魔力でクリトリスを肥大化させた物であり、性器としての機能は無いのだが・・・

「えっと、な、さっきの魔法は、対象者の性的欲求の強さに応じて、ち○○んを生やす魔法なんや!なかなか面ろいやろ?しかもそれ、ちゃんと射精(で)るモン出るんやで」
「こ、こんな・・・」

戦慄くティアナである。普通はいきなりこんなもんが生えたら気が狂いそうになるだろうけど

「でも、意外にでっかいなぁ・・・ウチの子達で一番でっかかったんは意外にシャマルやったけど・・・」
「はやてちゃん、恥ずかしいですよ」

頬に手を当てて、いやんいやんと身を捩って恥ずかしがるシャマルだが、そんな可愛らしい恥ずかしがり方など似合わぬ逸物だったのである
馬の如き剛直をその身に宿したシャマルは問答無用でシグナムに襲い掛かり、足腰が立たなくなるまで突きに突いた挙げ句、放った精液は天井まで届いたとか(天井高2m30cm)

「安心してな。満足行くまで出すモン出したら消えるから。ほんなら、第3ラウンドいこか!」



その頃、エリオ達は・・・

「・・・なぁ、エリオ・・・何か、その、体が熱くねぇか・・・?」
「ヴィータ副隊長も、ですか?・・・僕も、少し体が変で・・・何者かの、罠でしょうか?」
「くっ・・・とにかく、この状態で人通りの多い場所に居るのはまずいな・・・襲われたら巻き込まれる奴が出ちまう・・・路地に入るぞ」
「は、はいっ」
「くぅっ・・・何なんだよ、これ・・・・」


380 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:01:13 ID:e+CAf8r/
#3番手、シグナム、シャマル

「よっしゃぁ3番手は襲い受けの将シグナム!君に決めたーっ!!」
「お、襲い受けとはどういう・・・?」
「こういう状況の事じゃないかしら?ほら、脱いで脱いで」

シャマルはシグナムにそう促しながら、ティアナのバインドを一度解除して体勢を変えさせた。直立の姿勢から、半臥の姿勢に拘束し直してやる

「よっしゃシグナムいわしたれー!ティアナのレバ剣をシグナムの鞘に納めてカートリッジロードでエクスプロージョンな飛竜一閃やー!!!」

レバ剣だの鞘だののくだりは暗喩であることをご了承ください

「では、ティアナ・・・行くぞ」
「ん、あぁっ・・・う、あぁっ!!!」
「ん、くぅっ・・・ふ、太いな・・・それに、奥まで・・・んっ!」

ティアナの腰にまたがるような格好で、シグナムは己の鞘の中にティアナのレヴァンティンを納刀した。予想外の刀身の長さに、鞘が足りないくらいである

「ふふ・・・どうだ、ティアナ。私の中は・・・?」
「うあぁっ・・・あ、熱い、です・・・それに、うねうねしてて・・・んんっ!!」
「じゃぁ、私はこっちの方を可愛がってあげるわねー」

ティアナの背後に回り込んだシャマルが、細い指先で乳首をくりくりと摘み、転がすように弄り始めた

「あっ、駄目、シャマル先生!シグナム副隊長も、そんな風に、動かないで・・・っ!!んあぁぁ!!!」
「んっ、膣中で少し膨らんだぞ・・・ティアナ、もう出そうなのか?まだまだ私は、んっ、これからなのだがな・・・っ!」

意地悪な笑いを浮かべながら、シグナムは己の乳房を鷲掴みに掴んでそうティアナを挑発した
だが、擬似的な物とはいえ、男性器で感じる快感には当然耐性など持っていないティアナである

「あっ、やだっ・・・駄目です、もう、出る・・・あ、何!?熱い・・・熱い、何かが・・・ん、あぁっ!!」


381 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:01:46 ID:e+CAf8r/
ドクリ、と大きな脈動を、シグナムは己の膣中で感じた。その直後には、体の中を灼くような熱い液体が膣中に溢れるほどに注ぎ込まれる

「う、あぁっ・・・ま、まだ出るのか・・・!?」

苦悶の表情さえ浮かべるシグナムを、更に追い打ちが襲った
射精したばかりだというのに、未だに硬さを維持したティアナの剛直が、シグナムの膣を突き上げ、襞を抉ったのだ

「なっ、あぁぁっ!!?ティ、ティアナ!?お前、まだ、こんな、ふあぁっ!!」
「ち、違うんです!腰が、勝手に!!ひゃぁん、駄目ぇっ!!でも、止まらないっ・・・ん。あぁぁっ!!」

いつの間にか、ティアナはシグナムの腰を掴んで腰を激しく突き上げていた
シグナムは先程までの余裕の表情はどこへやら、突き上げられる快感に嬌声を上げるばかりになっていた

「シグナムも、すっかり気持ちよさそうですね・・・じゃぁ、こんなのはどうでしょう?」

シャマルはそんな独り言を呟いて、ティアナのお尻に指を這わせ・・・肛門に中指を埋め込んだ
その瞬間、ティアナの剛直は更に太さを増し、シグナムは悲鳴を上げて仰け反った。軽く絶頂に達したらしい

「シャ、シャマル先生!そこは、お尻の穴は・・・ッ!!」
「おっきくなったでしょう?前立腺を刺激されると、男の人のモノはそうなっちゃうの・・・二人とも気持ち良いでしょう?」
「うあっ、も、もうよせ・・・ティアナ、もう、私は・・・ん、あぁぁっ!!!!」
「だ、だったら、そんなに締めないでください、シグナム副隊長・・・あぁぁ、ダメッ!また、来る、熱いのが、あ、あ、あぁぁぁっ!!!!」

射精(で)る。その瞬間、シャマルはティアナの剛直の根本をぎゅっと握り締めた

「え、えっ!?やぁっ、シャマル先生放して!せめて、出させてください・・・く、苦しい・・・っ!!」
「駄目よ。もう少し我慢して・・・ほら、シグナムももっと動いてあげて。特訓にならないでしょう?」
「くぅっ・・・だ、だが、私ももう限界だ・・・シャマル・・・ん、あぁぁっ!!」

もう少し、二人の痴態を楽しみたかったのだが・・・シャマルは溜息と共にティアナの剛直を解放し、逆に射精を促しように扱き上げた
その瞬間、大量の精液がシグナムの膣に炸裂し、ぐったりと脱力したシグナムの体が崩れ落ちた。ナイス飛竜一閃や!というはやての言葉は二人の耳には届かなかったようだ


382 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 02:01:49 ID:Hd/Pq+u1
「インドのパンですか?」
「それはナンだ」




383 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:02:19 ID:e+CAf8r/
#4番手、スバル・ナカジマ

「や、やぁっ・・・まだ、消えてない・・・」

シグナムの膣中に、コップ一杯分はあるのではと思えるほどの精液をぶちまけたにも関わらず、ティアナの剛直は未だに硬さを失っていなかった
その事実に絶望するように戦慄くティアナを、スバルはそっと抱き締めた

「大丈夫、ティア・・・私が、絶対消してあげるから・・・シャマル先生、バインド、解いてくれませんか?」

スバルの言葉に、シャマルはティアナの拘束していたバインドを解除し、ゆっくりとその身を床に横たえてやった
スバルは衣服を脱いで全裸になると、覆い被さるようにティアナの体に肌を重ね合わせ・・・そっと唇にキスを落とした

「ごめんね、ティア・・・酷いことするつもりは無かったんだけど・・・ティア、怖かったよね。だから・・・私の体、好きにして良いよ」
「スバル・・・あんた・・・」
「正直に言うと・・・何か間違ってるような気もしてきたし・・・謝っても謝りきれないのはわかってる・・・だから、コレだけは、私がどうにかするね」

そう言って、スバルは体の位置をずらすと、ティアナの股間に顔を埋めるような格好になって、その逸物に唇を付けた
そして、丸い亀頭を、好物のアイスであるかのようにぱくっと口に頬張った

「ば、馬鹿っ!スバル、そんなの、汚いからっ!!」
「ん、ぷはっ。汚くなんか無いよ・・・ティアナこと大好きだから・・・私は平気だよ・・・」

スバルの舌が触れた。その瞬間背筋を駆け抜けた悪寒のような快感に、ティアナは思わず我を忘れてスバルの頭を掴んだ
驚き、目を白黒させるスバルに構わず、容赦無く、スバルの頭を振って快感を貪る
イマラチオにしても乱暴すぎるが、スバルは喉の奥まで亀頭がねじ込まれようが泣き言一つ言わずに耐えた

「ん、んーっむーっ!!!」
「スバル、スバル・・・スバルっ!!く、う、あぁぁあっ!!!」

びくびくと腰が震える度に、どこからこれほどまでに大量の精液が出て来るのか。そんな疑問を抱かずにはいられないくらいの、大量の精液が口内に溢れた
生臭い味が口一杯に満ち、それでも射精は収まらず、スバルは嚥下することもできずに口から精液を吐き出した


384 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:02:56 ID:e+CAf8r/
「あ・・・消えた・・・?」

股間の違和感が無くなったティアナの独り言に、スバルも噎せながら視線を向ければ、確かにティアナの剛直は消え失せていた
精液で股は汚れているが、元の大きさに戻ったクリトリスがぷっくりと膨らんで自己主張をしている・・・それも、可愛いモノだ

「えっへへー、やっぱり、こっちの方が可愛いね」

笑いながら秘部に口付けをするスバルを、ティアナは慌てて押しのけようと手を伸ばしたが、腰を抱えるようにしがみつくスバルはそう簡単に離れてくれない

「ん、あっ!こら、やめなさいスバル!」
「やだ。ティアの特訓はまだ終わってないんだよ」
「と、特訓って、それはもうあんたも間違ってたって、ん、あぁっ!!」

話には聞く耳を持たず、ぴちゃぴちゃと音を立てて秘部を舐めるスバルに、ティアナは抵抗しきれなかった
散々弄ばれた体だが、それでも快感には敏感に反応し、スバルの熱い舌に秘部を舐め上げられる度に、ティアナの体は打ち震えた

「あっ、駄目っ!スバル、私、もう・・・イ、くっ・・・あぁっ!!」

快感に白く染まる意識の中で、彼女は確かに感じた

舞い散る羽毛のように体が軽くなり、意識が空に浮かんでゆくような、浮遊感にも似た感覚を、確かに感じていた



その頃、エリオ達は・・・

「んっ・・はぁっ・・・」
「だ、駄目です、ヴィータ副隊長・・・こんな所で、こんな・・・」
「でも、我慢できねーんだ・・・エリオ・・・悪い、けどさっさと済ませちまうから・・・」

大変なことになっていた


385 名前:ティアナは大変な特訓メニューを組まれてしまいました:2007/09/24(月) 02:03:28 ID:e+CAf8r/
後日談である
件の“特訓”の翌日、ティアナは再び飛行魔法の練習を行ったが、あまり芳しい結果では無かったようだ
スバルとしては意外すぎる結果に、特訓が足りなかったんだよ!と声高に主張したが、ティアナは問答無用でんなわけあるか。と一喝した
はやて達も、やれやれと溜息を吐いた物だったが、異変は3日後に訪れた

何か切っ掛けがあったわけでも無かったのに、ティアナは飛行魔法の発動に成功したのだ

勿論、いきなり空戦ができるほどの飛行能力があったわけではない
その場に浮かんで、少し移動できた。それだけだが、彼女は自力で飛ぶことができたのである
特訓の成果だよ!とスバルは主張したが、んなわけあるか。とティアナは一喝した

(言えない、あの“特訓”以来、欲求不満なのか、空を飛ぶ夢ばっかり見てて、それがイメトレになったなんて言えないっ!!)

或る意味、“特訓”の成果であるとも言えたようだ



「ティアさん、すごいですね。あんなに飛べるようになったんだ・・・」
「うん、大したものだよ。短期間であれほどの飛行ができる魔導師は、そんなにいないね」
「すごいなぁ・・・僕はフリードに乗せてもらえば空を飛べるけど・・・あんな風に自由に飛べるのには、憧れちゃいます」
「そうか」
「以前の、“特訓”の成果ですか?フェイトさん、シグナム副隊長。僕も、その“特訓”を受ければ、飛行魔法を使えるようになるでしょうか?」
「と、特訓!?お前をか!?」
「はい!・・・その、僕には耐えきれないほどの厳しい特訓なんでしょうか?」
「うん・・・或る意味、すごく厳しいよ」
「そうなんですか・・・」
「そうだな。もう少しお前が成長したら、その時は考えても良いかもしれないな」
「はい、頑張ります!」

『エリオの体を飛ばしたれ大作戦』が開催されるかどうか、それは誰にもわからない


386 名前:26-111:2007/09/24(月) 02:05:44 ID:e+CAf8r/
以上です

とりあえず、これで頭の中にあったプロットは非エロもエロも全部吐き出しました
お付き合いありがとうございました・・・

今後どうするかは、結末の形によりけりですなぁ・・・もし、また姿を現したときは、よろしくお願いいたします

それでは、最後までスレ汚し失礼しました


387 名前:371:2007/09/24(月) 02:10:40 ID:m+QSy1xS
>>386
26-111さん
割り込んでしまって申し訳ありませんでした
こんなことしてる自分に
>>371のようなことをいう資格はありませんorz

388 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 02:55:24 ID:dfRCeIZU
最終話を観たけど、チンク姉が生きててよかったです。

だがヴァイス×ティアナやグリフィス×シャーリーの芽は消えたかなぁ・・・残念。

389 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:14:47 ID:x6rSjdyZ
ゲンヤさんが最後の最後でプラグたてやがりました。



390 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:14:47 ID:csGXeZyv
最終話見てこりゃユーなのどう見ても娘に甘甘のバカ親じゃん

391 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:23:33 ID:HhtexVX9
最後の親バカ描写を見るにユーなのは半ば公認と認識していいのかな?
しかしあそこでアルフがいる意味がわからんな
あれじゃアルフがユーノの使い魔みたいだ

392 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:28:03 ID:dfRCeIZU
>>391
一応、フェイトもヴィヴィオの後見だから彼女に様子見を頼まれたのでは?>アルフ
にしても、三人で学校に忍び込んでなにやってんだか。まったく>>390状態だぜww

393 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:28:58 ID:csGXeZyv
いちお良い友人となってるけど子供には父親の存在は欠かせないからだぶん結婚
すると思う。

394 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:34:02 ID:GzVD9D/y
テロップにあった通りユーノはただの友人だろ。
っていうか公認されてんのはどう考えてもなのフェ。
中の人とかメガマガ的に。
……最終回はなのフェ分少なかったけどな。
まぁサウンドステージと四期に期待。

395 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:35:15 ID:KHntJ8uP
おわったぁぁぁぁぁぁあああああああぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁ!!!!!!
10月から何を見ればいいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

あ、戦闘時に紅くなるツンデレの炎のは見るや。

396 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:35:42 ID:3jusFf2M
>>386
GJっす!
フェイエリの続きも『エリオの体を飛ばしたれ大作戦』も期待して待っております
お疲れ様でした

397 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:37:40 ID:XMz+arjL
一緒にいなかったことを逆に考えたい
ヴァイス×ティアナを燃料にしてた俺にこれからどうしろと

398 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:39:08 ID:RBdYm2IS
ヴァイスはアルト、もしくはしぐなむさんって感じぽ?

399 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:41:55 ID:csGXeZyv
普通良き友人っというだけで友人の娘見に来るか。あの多忙の司書長は

400 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:46:16 ID:6x8aEF3C
自宅警備員のアルフはまだしも、ユーノが田代しに行く理由なんて、ねぇ?
これは妄想4期を書けという天からのお告げだろうか

401 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:48:11 ID:4u6fQfGE
ユーノとルーテシアで一本書いていたんだが……
はてさて、あの最終回では全面改訂しないといけないなぁ
つーか、機動六課なくなっちゃうと、接点が完全に消滅するから書きづらいな……

402 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:49:05 ID:NK4kJnQj
>>431
捏造設定でいいじゃまいか

403 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:49:36 ID:NK4kJnQj
あ、安価ミス
>>401
×>>431

404 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:51:19 ID:GzVD9D/y
ID:csGXeZyv
あんたがなのユー大好きなのは分かったが、くどい。

405 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:54:03 ID:4u6fQfGE
>>402
いや、俺個人としては本編の隙間にありえたかもしれない話を書くのが好きだから。
大筋の流れを変えちゃうような捏造設定で書きたくはないなぁ……
あ、コレはあくまで俺個人のやり方なんで、捏造設定を否定するわけじゃないよ?

406 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:56:50 ID:tcQH+0wl
>>405
両方書けばいいぢゃないかw

407 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:56:59 ID:I5WpDIHD
ID:GzVD9D/y
あんたがなのフェ大好きなのは分かったが、人の好みに口を挟むのはいかがなものか。

408 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:59:00 ID:I89U+LsS
ナンバーズ好きの誰か、ドゥーエにせめて二次創作の中でだけでも救済を……。

409 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 03:59:43 ID:RBdYm2IS
ID:csGXeZyvとID:GzVD9D/yの仲のよさに嫉妬

410 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:00:39 ID:gGXIqe1J
雰囲気悪いな。なのユー好き 、 なのフェ好きが睨み合ってるようだが、
最後のシーンはどっちにも配慮した玉虫色の状態ってことでよくね?ここで議論は勘弁

411 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:03:36 ID:cRldyE8G
そうそう、投下作品の話はともかく本編の話は当該スレに行きなよ

ttp://ex21.2ch.net/test/read.cgi/anime/1190571814/

412 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:04:14 ID:P6tDQ4C+
一年後のエリオ成長説で書いてたら全く変わってなくて俺ピンチ
ギリギリか?

413 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:04:15 ID:csGXeZyv
ID:GzVD9D/y
サーセンあのシーン見て興奮しすぎてました。

414 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:05:04 ID:xRjjmB6R
>>386
GJ。なんというかティアはやっぱり弄られ役がよく似合うなw
というか、警邏中のヴィータとエリオの状況をもっと詳しく!!!

415 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:06:40 ID:0GpR1/nH
>>273
すげぇ・・・なんか端々が本編見たあとの執筆じゃね?って感じだ・・・w

416 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:10:32 ID:GzVD9D/y
>>413
俺もちょっと興奮してキツく言っちまった。すまない。



417 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:23:16 ID:L71iO+js
みんななかよし

418 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:28:39 ID:csGXeZyv
ちなみにヴァイスが写ってる写真になぜシグ姉が?アルトはわかるけどってティアナは?

419 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:34:11 ID:0YPLJeF8
まあ俺は我関せずエリキャロ読みつつクロなのを待つ。

420 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:49:20 ID:uiv4wei7
ティアナがクラウディア乗艦ENDにここはひとつクロノ×ティアナをあげてみる
なにげにありそうでないんだよなクロティア・・・・(設定的においしいとおもうんだけど)

421 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 04:55:06 ID:csGXeZyv
ゲンヤ×ノーヴァフラグがたちそう

422 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 05:02:23 ID:0YPLJeF8
>>420
まあ正確にクラウディアかどうかはブックレット待ちだと思うけどな。
同型艦多数だし。

ただ、身内人事がよく行われてるってのを考慮すればクラウディアな可能性も高そうだけど。

423 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 05:08:20 ID:CApQUPn8
>>421
ノーヴェ、な。

424 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 05:29:53 ID:pH27nSft
パパジマと円盤生物がどうしたって?


425 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 06:01:45 ID:/42x7/Hn
新しいお母さんフラグか

426 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 06:08:49 ID:pKdhCWVV
>>386
GJ!だけど、やはりエリフェイの続きをどうしても期待してしまう俺

427 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 07:03:13 ID:107LEnkP
ただいまですよ〜…やっぱり>84にPrayの歌詞仕込んだのバレテナイニヤニヤ|∀・)
…華麗にスルーされてるだけかw

(チラシの裏 >97 仰る事はわかる。自分はそもそも短文単発ネタ屋だし、器用にも上手にも書けん。
頭悪そうな文章なのも認めるが、けどな、今の世の中に溢れてる文章、粗製乱造もいいとこじゃないか。
ここの子らの半分も魂篭ってないラノベとかぱらっとめくって読んだだけで正直吐き気がする…
いいものなら3冊買って布教までするわー、姉ちゃんの詩集とかなー
あ、っつっても勿論精神年齢高くて、技巧的にも綺麗な文章の方がいいと思う。
いいとこエロゲシナリオな私の文章真似とかしちゃだめよ?
大体面白い本が満ち溢れてたら下手な文章書かんちゅーのw読む方が好きだよwww
ココマデ レスフヨウ)

って言ってる先から単発ネタ投下。もうだめかもわからんねwww
[はやての性教育][>78エリキャロの関連ネタ][1レスで終わり]

428 名前:どっかのゲリラ兵:2007/09/24(月) 07:06:23 ID:107LEnkP
ごめん入らなかった許してwww2レスいきます・゚・(ノ∀`)・゚・。

 機動六課の医療室。曇ってはいるが十分採光に恵まれた日和で昼下がりの部屋の中には照明も不要であった。
さてボードに貼られた裸の男女の絵――特に生殖器の部分についてわかりやすく描かれた1枚の絵の前に立っているのはシャマル先生。
生徒は、普通校で一般的な教育過程を過ごしてきていない、エリオ、キャロの両名である。
小さな椅子に座らされて、陸士制服姿の赤とピンクの髪は何事かとやや緊張した面持ちであった。
そして、ボードの隣りにこれまた小さな椅子に座っているスペシャルゲスト――機動六課部隊長こと
八神はやてが何故か居たのであるが、これが白昼悪夢の始まりになろうとは誰が知る由があろうか。
もちろんお題は性教育、ということもあり、わざわざ真摯な表情まで作って短い金髪と碧眼の白衣の先生が淡々と説明を始めた。
「えーっとそれではまず…今日のお話はね、男女のお話――簡単にいうと赤ちゃんの普通の作り方のお話です」
はいっ、とそれは綺麗に揃った返事に微笑みながら先生は話を続けようとする。
「で、ですねーこの絵を順番に説明するね。とりあえずなんで裸かっていうと、
それだけお互いを信頼してる、というより好きな相手とってことなんだけど」
「あーもうぅぅぅかったるいなあシャマル!」
「は、はいっ?」
行為の是非から説明しようとする湖の騎士の進行に耐え切れず立ち上がった部隊長は、指示棒を徐に奪い取った。
「ええか?エリオ、キャロ!」
「は、はい!」
びしっ、っとボードを指し示す部隊長の剣幕に、自然と背筋が伸びた。
…とここまではよかったのだが。

429 名前:どっかのゲリラ兵:2007/09/24(月) 07:07:10 ID:107LEnkP
「ええか、ふたりとも。ぶっちゃけな、赤ちゃんの作り方。これはな、愛し合った2人がくっつくことからはじまるんや。
ほいでな、裸はどうでもいいんや、大事なのはハート。ハートや!ええか?…うん、いい返事や。
してな、これ!ひらたくいうとおちんちん!まずはこれがおっきならんと話にならん。
でな、まあ最初は難しいからとりあえずキスしとき?わかるか?そんな顔見合わせへんでもできるよな?
うん、まあそれはええわ。でな、とりあえず最初は脱いでキス!これや!もうあとは勢いでいける!
といいたいところやけど、そうもいかへんからな。ちゅーもな、ぺたぺたくっつけときゃいいってもんちゃうで?
舌、そうつまりベロ!これを使わんとあかん!これをな、相手の口に入れてまうとあとはどんどんノリがようなるからな?
あ、やりすぎには注意や。ほっぺの内側のたんぱく質がはがれてざらざらになってまう。何か残ってたら食べてもかまへんけど…
ってちゃうわ!そうやなくてな、まあキスしたりいちゃついとったらおちんちんおっきなって、これがこのおまんこにずぶっとー!
ああ、いきなりはあかんで?女の子濡れてへんかったら痛いだけやからな。
まあ愛し合っとる2人がいちゃついとったらまずできるはずやー、エリオとキャロぐらい仲がよかったら余裕で平気やね。
…何赤くなっとるん?ほんまかわええなあ2人とも。ああ、あとな、穴間違えたらあかんで?
ケツの穴に手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたる芸風もわるかないけど、素人にはお勧めできへん。
て、今のはスルーしてな。まあ簡単にいうとー、後ろの穴には突っ込まん方がいいで?
あー、指ぐらいなら気持ちいいかもわからんけどなー。あと口にいれるんはー、まぁアリかなあ。
好きあってる恋人同士が気持ちよくなる分にはええからなー。あーでも、いくら精子飲んでも赤ちゃんはでけへんで?
あくまでこっちの下の穴から入れへんとあかん。
で、このたまたまで出来た赤ちゃんの種が、こっちの膣の中にある子供の素と出会って、晴れておめでたー、妊娠っちゅうわけや。
ま、ようわ、絵だとわかりにくいけど、ベッドで男の子がずっこんばっこん腰振って女の子に突き入れてやれば、きもちようなって
射精して子供作れるっちゅー話や。あ、もちろんどっちが上でもかまへんで?
エリオ受けっぽいし、キャロは上が好きそうやねー、あー女の子ががんがん腰ふってもかまへんで?
キャロはすぐ床上手になりそうやなー。すぐぐっちゃぐっちゃあんあんいいそうでいいわー。
ああまあそんなんは好きにしたらええけど、フェイトちゃんの真似して鞭とか鎖とか使うんはやめとき。
大人になったらそれもええかもわからんけどー。とあかんわ、肝心なこと忘れとった。
下手に妊娠すると母体、お母さんが危険やから、SEX、つまりエッチは16になるまで禁止や。
これ部隊長命令な?なのフェユーノみたいに10代もそこそこから3Pなんてあかんよ?
うん、まだなんや、すまへんな。リンディの顔も三度っていうけど、頼み込んで許してーと言っても許すつもりはあらへん。
でもこの話を聞いたら、きっと2人ともどきどきしてくれたと思うんや。
節操ない機動六課の中でそういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思ってこの話をしてるんやからな?
じゃあ、えっちの規制解除以外で質問・要望はあらへんか?」
にっこりと微笑で締めるはやて。
ショックを通り越して唖然とする幼い2人。
シャマルは目が点になって完全に固まっていた。

430 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 07:08:16 ID:107LEnkP
インチキ京都風関西弁失礼。それでは二度寝しますおやすみなさいもう起きないかもわかりまs(ターン

431 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 08:28:09 ID:uZysDdnN
>>430
俺はPrayの歌詞混ざってたの気づいたぜ、てか題名からしてヒントだし
ただ、うまい事内容とリンクさせてたから別にツッコム必要がないかと思っただけで
あああああああ、引っ込まないでまた甘いやつ書いてください
本編がエリキャロendで終わったのでまた、エリキャロ糖分が足りません

>>412
投下してください。最終話エリオかっこよかったよエリオ一年後のエリオも見たい・・・



432 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 09:18:06 ID:DPrOPegB
亀レスですが、
>>273 26-111氏

GJです。
暖かい気持ちになれました。
久々に心が洗われました。
ありがとう。

433 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 09:34:24 ID:1dq5wYQZ
>>427
SS以外の事をべらべらくっちゃべるSS書きは大成しないって、死んだばっちゃが言ってた

434 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 09:53:16 ID:TMvxPO4L
>>427
なんか偉そうなこと言ってる割にもの凄い読みにくいんだが

435 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 09:55:58 ID:MatUDGin
>>429
まるで某湾岸に出てくるVIPカーに乗ってるオヤジのような弾幕台詞に吹いた。

436 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 10:05:16 ID:DPrOPegB
アニメ本編の感想を言うのはどうかと思うのだが…
個人によるけどネタバレはしないだろ
常識として。

437 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 11:31:53 ID:uIXZ69oX
ある意味ここは本編の負け組みリベンジの場と言えなくもない。

438 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 11:37:43 ID:laBNyWbZ
まぁ常識的に考えればネタバレしないのは当然だけど、2chだしな…。
地域によって放送日が全然違うアニメってネタバレ云々がやっかいな部分だよな。

439 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 12:34:26 ID:0UQt/oUb
EDの時のなのはxユーノでユーノスレ驚喜乱舞w

440 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 12:38:29 ID:1kIfW1iF
エリオとキャロあんな場所で毎日パコパコやってんだろうなあ

441 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 12:51:59 ID:RBdYm2IS
いかん、パコパコとか聞くと「ズッコンバッコン♥ ズッコンバッコン♥」を思い出してしまう


442 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 12:53:45 ID:lvwGuej1
とりあえず、ヴィヴィオはある程度大きくなったら聖王教会で仕事するようになると踏んだ

まだ最終回は見てないから、結末は知らん

443 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 12:54:08 ID:zOjvbf3n
あえてフェイトとの遠距離恋愛で…
キャロは色々な手でエリオの興味を引こうとするが拒絶されて……

444 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:11:55 ID:RBdYm2IS
エリオ、最後の最後でちゃっかりフェイトとのフラグも立てちまったしな。

445 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:13:25 ID:Qp2xAF67
いま起きて、実況スレがいまだに落ちてないのに驚いた。

>>430
投下乙。フェイトは鞭とか鎖とか使用していると…?当然縛られるほうだよな?

446 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:15:22 ID:coG3/nXz
フェイトさんならリアルで自縄自縛なんてものをやってくれるに違いない

447 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:35:38 ID:pQzsY9vl
>>439
どちらかといえば友達認定されてガッカリしてる気がする

448 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:51:53 ID:KxYlQmsp
なのユーの親バカ日記とか・・・

ヴィヴィオの成長記録で埋まってゆく無限書庫の本棚w

449 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 13:54:43 ID:RBdYm2IS
>>446
自縄自縛で亡くなられるお馬鹿フェイトさんを妄想したのは俺だけでいい。
現実に自縄自縛で亡くなられる方だっているんだぜ?

450 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:12:07 ID:fpMfoJfF
最終回、ユーノ×アルフだと思ってよろこんだの俺だけ?
まあ、俺が好きなだけだがw

451 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:24:29 ID:bMzi+j9D
>>449
>現実に自縄自縛で亡くなられる方だっているんだぜ
それって調べてみると重要な事件の参考人とかだったりするけどなw

452 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:31:59 ID:RBdYm2IS
>>450
少数派だが皆無なわけじゃないと思う。俺もそのカプは好きだ。

はたからみると限りなく犯罪臭がするがな。

453 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:33:59 ID:bMzi+j9D
>>452
人目につく場所ではアルフが元のサイズに戻ればいい
まあその場合もノマカプなのに見ようによっては百合カプに見えてしまうという
ユーノ絡みカプの抱える根本的なアレは直せはしないがw

454 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:41:26 ID:RBdYm2IS
ここで前に出てたガンダムネタ
ユーノ『ユーノが男の名前で何が悪い!僕は男だよ!』

なのヤザン、ユーノのアレをわしづかみ

455 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 14:45:37 ID:cRldyE8G
>>454
なのヤザン自重ww

456 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 15:13:05 ID:uJsSD1c9
>>454
意外と大きかったらどーするwww

待機形態でもそこそこの大きさ…
戦闘形態でかなりのアレwwwwww

457 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 16:16:12 ID:NNECkLfv
前スレか前々スレのSSにあったお姫様抱っこのカッコいいエリオをアニメで見れるとは
作者は予言者か

458 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 16:21:48 ID:KxYlQmsp
するとエリオはキャロと一緒に暮らしながらもフェイルー両者からの遠距離アプローチを受けるんですね。
うらやましいヤツ。

459 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 16:22:35 ID:OXMPSpwa
>>454
「縮んどるの!」

こう言うわけですか

460 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 16:23:52 ID:UKVA9gCG
>>459
吹いたわバカヤロウw

461 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:15:05 ID:/CoszK3E
今なおヴァイティアを待ち望む俺は異端か

462 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:18:23 ID:bMzi+j9D
>>461
クロノが所帯もってもクロフェが投下され続けるこのスレで配属が別になったくらいで
何を躊躇するのかね

463 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:19:11 ID:eIddNarx
>>458
ルーテシアの花が届いたのを考えると
実はエリオ達が自然保護観察してる世界と
ルーテシアが隔離されてる無人世界が同じ世界なんてオチだったりw

本当はキャロに付いていったんじゃなくルーテシアの傍に行ったエリオ
と、ルーエリを待ってる俺

464 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:42:23 ID:AteA6xZj
>>463
無人世界→法律ない→重婚OK
こうじゃないのか?

465 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:45:18 ID:U6+QABaX
>>461
好意的に考えろ
前半のアレでティアと、EDで改めてシグナム、アルトとフラグ立ったと思えばいい
やっぱ勝ち組か奴は

466 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:45:25 ID:NK4kJnQj
>>464
!!!!!

467 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:45:42 ID:HYNJ4igk
>>461
ここにもいるぞー
てか、最終回序盤を見る限りだと、まだ消えたとは言い難いだろ

468 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 17:47:17 ID:zpu7X1Kv
>>386
やっぱティアは弄られてこそですなw
飛行関連とか本編の補完的な意味でも面白かったです。
最近ティア分が足りてなかったので個人的に超GJ。

469 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 18:49:42 ID:TQTYMIgL
>>464
その発想は無かったwwwww

470 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:15:33 ID:csGXeZyv
ミッドチルダが重婚OK=誰も病まない。みんな幸せ=男共毎夜大変=赤玉でちゃう!

471 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:20:09 ID:RBdYm2IS
こんな妄想しちまったんだ・・・・・・
ルーテシアの為とはいえ何もない惑星にいったはいいが、体が回復するにつれ
その程よく熟した体をもてあましはじめたメガーヌさん
同じ星にいてちょくちょく顔を出してくれるエリオの青い性におぼれ始めるとか・・・・・・。

472 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:37:59 ID:LCnxWUCI
無人世界の定義がどうなんだろな。人が住んでいない世界ってことなのか、国や町という人の集まりがないってことなのか。

473 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:40:31 ID:fxRHwmDO
無人島でも、嵐でそこに流れ着いた人がいても無人島というぐらいだから気にしないほうがいい。

474 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:41:27 ID:AteA6xZj
>>472
多分そのまんま人(知性体)の住んでいない世界なんじゃないかと。
その分自然とかが豊かなんでその調査にキャロたちが呼ばれたとかそんな感じで。

475 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:49:23 ID:e+CAf8r/
文明が無い。ってとこじゃね?もしかしたら人っ子一人いないかもしれないけど・・・
無人惑星とは言え、管理局の管理下にある以上。駐留人員は居るだろうし、南極昭和基地みたいなベースキャンプが唯一の街とか
未開の地であるが故に、植生や進化系が独自で、自然保護隊のによる調査が求められて、同時に密猟者を警戒している

ルーテシア親子の場合。もしも、文字通りの意味の無人で未開の星に、車椅子の女性と子供が置き去りにされたら絶対生きていけないだろうし・・・
エリオとキャロの所属する保護隊が活動している星にルーテシア親子が居るのは、情状酌量っていう側面もあるのかね?

書いてる間に、ほとんど>>474氏に書かれてしまったぜorz



476 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:51:21 ID:oH26iwKk
それにしてもティアスレの兄貴の認めなさを見てて笑えるw
そこまで肯定する材料も無いが、あそこまで否定する材料も無いだろうにw

477 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 20:57:05 ID:0kSVuP5L
はやて「考えてみいや。周りには何も無くて、ロマンチックで、好きあってるモンどおしが一緒にいる。これでHヤらんかったら嘘やで。ところでどや?この僻地任務、エリオと行ってくれへんか」
キャロ「行きます(即答)」


478 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:01:16 ID:2UJb9BaB
>>476
なのはスレの余裕の無さとかな、どっちかと言うとカップリングから外された形のフェイトスレのが前向きだったり訳分からんw

479 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:17:25 ID:RBdYm2IS
>>477
ふと気づいたんだ。
あの時期くらいのエリオってもう1年2年したらお猿さんな時期にはいる年齢だって。
そうなったときが愉しみでたまらない俺はだめだ。

480 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:21:23 ID:3jusFf2M
別れの前日の夜、再会を誓ってフェイトとエリオは交わりあう…
なんて妄想をした俺

481 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:23:21 ID:F2GgJQmk
>>479
同僚とはいえ可愛い女の子と四六時中一緒にいて、
辛い戦いを乗り越えて築いた確固とした絆があって、
お互い憎からず思っている相手ともなれば・・・

開放的な自然の雰囲気にあてられてスゴいことになるのは目に見えているな
大人の目を盗んで、胸の高鳴りの赴くままに唇とかそれ以外を重ね合う思春期の少年少女・・・
うむ、モエだ

482 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:25:01 ID:7m+9owbX
>>479
エリオがフェイトをいやらしい目で見るようになってしまい
そういう自分を抑える方法を提督に聞きに入った
そして…アッー!
まで予測した!

483 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:25:59 ID:LCnxWUCI
>>479
10歳+2でも小学生の域を出ないからな……もう2年ほど足せば間違いなくうっきーになると思うが。その頃には白いのも出るだろうしなw

484 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:32:33 ID:RBdYm2IS
>>482
エリオ『僕はフェイトさんを見ていやらしいことを考えてしまうようになった。どうすればいいだろう』
相談にいく
ニア クロノ →アッー!
ユーノ →飲み込んで僕のストラーダ
  ヴァイス→アッー!

>>483
ちょっと速いやつだと12〜13くらいからそっちに目覚める。
そっちってのは男色じゃないぞ?

485 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:34:35 ID:e+CAf8r/
>>481

人工の照明に汚されぬ満天の星空の下で、少年と少女は肩をくっつけるように座っていた
肩から伝わる温もりに胸の高鳴りを憶えながらも、星空について語り合う二人。不意に少女の頭が少年の肩に乗せられ、少年は恐る恐る、そっとその肩を抱く
視線を落とせば、そこには目を伏せた可憐な少女の唇が、何かを期待するように小さく突き出されていて・・・

「はっはっは、今日のフリードとガリューはすごいとっくみあいだねぇ。まるで喧嘩みたいだけど、大丈夫なのかい?」

ガリュー「!!・・・!!!!(あの少年はルーテシアお嬢様の騎士だ!それが何故判らん!!))」
フリード「くきゅるー!!(うるせぇ俺が背中を許したエリオとキャロの間を邪魔する輩は許さねぇ!!!)」


こうですか!?わかりません!!少女役はどっち!!?

486 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:37:13 ID:AteA6xZj
>>482
ごめん、思わずリンディ提督に手ほどきを、とか思ってしまった。

487 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:43:37 ID:yA4AoOk3
スレぶっとんでるのにSS来てない時のがっかり感と言ったらそらあーたね…

488 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:46:09 ID:NK4kJnQj
公式でドゥーエ姉が更新されとる

489 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:46:57 ID:RBdYm2IS
>>486
リンディ『ええ、エリオから相談を受けたときは驚きました。でも、何年か前に
ユーノ君からも相談を受けたんです。その時と同じ方法で手ほどきしてあげました。
若い子って素敵ですよね。』
レティ『同上』

こうですか、わかりm(ry

490 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:52:28 ID:lvwGuej1
>>485
実はヴィヴィオがうとうとしてるだけだったというオチだったり
>>488
テンポって見れません

491 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:55:14 ID:NK4kJnQj
>>490
一部抜粋
>聖王教会での聖骸布入手から最高評議会潜入という長期作業を終え、
>「ゆりかご」にてスカリエッティや懐かしい1〜5、まだ見ぬ6〜12の妹たちと出会うのを楽しみにしていたが…

ちなみにISはやはり変身系だった
二つ名は『姿偽る諜報者』

492 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:59:06 ID:jvJCLRjP
>>491
泣いた
それで本編であの扱いとは・・・

493 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 21:59:59 ID:lvwGuej1
そう、死んだのか…



494 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:02:28 ID:9vT/xvCE
ttp://img.2chan.net/b/src/1190637759369.jpg

495 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:05:23 ID:k2n40Ih8
>>491
え、いや、え……楽しみにしてたの?
そ、そんなハートフルな裏事情があったの?
「子供には言えないが実は賞金稼ぎをしててたまに帰る家で子供と遊ぶのが楽しみ」みたいな設定だったの?(違
なんじゃそりゃー!

496 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:14:42 ID:RBdYm2IS
ドゥーエさんもレジアス中将を殺すなんて余計な真似しなけりゃ生きてられたかもなのに。
オーリスさん、中将をついでみたいに殺されてマジカワイソス

497 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 22:27:55 ID:hlig4ja7
この流れをぶったぎって投下しますよ。
……てかこのペースだと久し振りに1000で次スレに移行出来そうだなw
後、「舞い踊る、恋歌」が普通に保管庫でエロ無しに分類されててリアルにorzした。
……4話のユノなのじゃエロに値しないんですかそうですかorz
でも今回と次回もエロ無しな罠orz
10話でSS01露天風呂エリキャロエロ行く予定ですがw

498 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 22:30:03 ID:hlig4ja7
8th session〜新たな力、隠された想い〜

「これが、みんなの新しいデバイスだよ」

そうなのはに言われ、フィレス達は机の上に浮かぶ5つのデバイスを見て、声にならない歓声を上げる。

「これがスバルのマッハキャリバーで、こっちがティアナのクロスミラージュ。
 スとラーダとケリュケイオンは外見上の変化は無いですけど、性能は段違いですよ!」

そうデバイスマイスターのシャーリーが言うが、フィレスを見た瞬間に一転してその表情が落ち込んだ物に変わる。

「フィレス君……ごめんなさい!」
「え!?」

今日はやたら謝られる日だなと思いながら、フィレスは完全に落ち込んでいるシャーリーをなだめる。
と、落ち込んだ表情のまま、シャーリーが口を開いた。

「フィレスさんのアマテラスなんですけど……、魔力効率化にキャパシティ取られすぎちゃって、
 射撃精度が目標の8割ぐらいしか行かなくて……」

すいません……と完全にしょげているシャーリーに、フィレスは右手を突き出す。
そこには、いつもフィレスが使っているストレージデバイスが握られていた。

「……え?」

きょとん、とするシャーリーに、フィレスは言った。

「……僕はデバイスの事は良く判らないんですけど……、射撃精度が低下してるだけなんですよね?
 だったら、射撃処理専門のサブデバイスでフォローすれば、何とかなりませんか?」

そう言ったフィレスにシャーリーは考え込み、一言一言、考えながら言った。

「……出来る……かもしれません。そういうデバイス作った事無いからはっきりとは言えないけれど……」
「かも、で充分です。……こいつも、入学当時からの付き合いですからね」

このまま処分したり払い下げするのは、何だか惜しくなっちゃって、と苦笑するフィレスに、シャーリーも笑顔を取り戻す。

「じゃあ……預かりますね。……絶対に、形にしてみせます!」

がんばるぞー! と腕をぶんぶん振るシャーリーに、その場の全員が笑った。

499 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 22:31:40 ID:hlig4ja7
「ねえ、フィレス。さっきシャーリーさんが言ってた『魔力の効率化』って何?」

デバイスルームからの帰り道、ふと思い出したようにスバルが言う。
と、それにティアナも続けて聞いた。

「……私としては、通常射撃でガジェットポンポン落としてた理由が知りたいわよ」
「……スバルさんの疑問もティアナさんの疑問も、同じ答えなんですけどね」

そう苦笑しながら答えたフィレスに、4人は首を傾げた。

「……どう言う、事ですか?」
「この中に魔力付加能力持ってる人いる?」
「あ、僕、変換資質『電気』です」

そう手を上げたエリオを横目に、フィレスはほっとしたような溜息を吐く。

「……僕も、持ってるんだ、付加能力を。『多重弾殻射撃』って名前のね」

そう一息で言い切ったフィレスに4人とも一瞬きょとんとし……、ティアナが口を開いた。

「間違ってたらゴメン。……もしかしてその能力って……、『魔力弾が自動的に多重弾殻になる』って事?」
「その通りだよ。ティアナさん」
「……成る程ね……、道理でポンポン落とせるし、あれだけカートリッジ使う訳だ」

フィレスの答えを聞いて納得したように頷くティアナ。
それを見て、いまだにちんぷんかんぷんなスバルが首を傾げる。

「どう言う事? ティア」
「……ガジェットって、AMFはあるけど、本体強度自体は対した事無いでしょ?」

そう言われ、スバルは頷く。

「うん。そんなに硬くはなかったかな」
「……で、フィレスは多重弾殻射撃を自然に出来る。
 ……フィレスだけ、AMF発動してないガジェットに攻撃してたに等しいのよ。
 ……でもね、体験したから判るんだけど、多重弾殻射撃って魔力やたら食うのよ」

そう言ったティアナに、フィレスは付け加える。

「だから、出来るだけ威力落として、使う魔力の半分をカートリッジに押し付けてたんだ。
 ……もっとも、それでも戦闘可能時間は短いんだけどね」

500 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 22:32:34 ID:hlig4ja7
そう言ったフィレスに、スバルは意外そうに目を見開く。
そんなスバルに、フィレスは苦笑した。

「……そんなに強くないよ? 僕。クロスレンジからっきしだし、加速系全般苦手だし……」
「で、でも、フィレスって私達二人一人で倒したし……」

そのスバルの言葉に、エリオとキャロはびっくりしたように目を見開く。

「スバルさんとティアナさん、一人で倒しちゃったんですか!?」
「凄いです、フィレスさん!」

目をキラキラさせて詰め寄るちびっ子2人に、フィレスは冷汗を流して後退り、……話題を逸らして、

「……あ、模擬戦と言えば、なのは隊長とやった事あるな……」
「なのはさんと!?」

……キラキラが一人増えた。
フィレスはやっと自分が話題を決定的に間違えた事に気付くが、時既に遅し。
心の底から溜息を吐くと、フィレスはその時の事を話し始めた。

「……まだ訓練生だった頃、なのは隊長が臨時講師で来た事があったんだ。
 ……その時に、成績上位5組となのは隊長が模擬戦をしたんだよ」
「じ、10対1で!?」

度肝を抜かれたような表情をするスバルに、フィレスは苦笑する。

「ううん。2対1の5連戦だったよ。……でも、僕達は最後だったんだけど……回ってくるまでに10分……は経ってなかったかな。
 最初は僕達にも主席の意地があったからね。倒すつもりで行ったんだけど……、
 始まって1分すぎに相方がやられちゃってね。そこから1対1になっちゃったんだ」
「それで、どうなったんですか?」

そう聞いてきたキャロに、フィレスはあっけらかん、と答えた。

「何とか一撃は入れたんだけどね。
 ……結局はアクセルシューターにぼろぼろにされて、バレルショット付きのエクセリオンバスターとどめに貰っちゃって……」

3日ぐらいは寝込んだかなー、と言うフィレスに、4人は呆気に取られた。

501 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 22:33:26 ID:hlig4ja7
その後。

「ねーねー、フィレスはさー……」
「ああ、それは……」

楽しそうに喋るフィレスとスバル。
その2人から置いてけぼりにされて、ティアナはそれでも面白そうにくすくす笑う。
と、そんなティアナに、エリオとキャロが小声で囁きかけた。

「あの……ティアナさん」
「ん?」
「フィレスさんとスバルさんって、その……」

言葉に詰まるエリオに、ティアナはエリオが何を言おうとしているかに気付き、笑みを深めた。

「付き合ってるんならあの単純馬鹿が私に隠し通せる訳が無いし、まだ、だと思うけど。
 ……ま、スバルがフィレスの事好きなのはまず間違い無いと思うんだけど……、変、なのよね」

そう言ったティアナに、キャロは首を傾げる。

「……変……ですか……?」
「うん。スバルとは陸士校からの腐れ縁だからね。性格も大体読めてるのよ。
 スバルはね、本当に後先考えずに突貫したがるんだけど……」

突貫してるようには見えないでしょ? とティアナに言われ、エリオとキャロはスバルの方を見る。

「それで、この時父さんが……」
「そうなんですか。それは……」

……そして、揃って首を傾げた。

「……あの、十分積極的に見えるんですけど……」
「あれでもまだ突貫してないんですか?」

至極もっともなエリオとキャロの突っ込みに、ティアナは首を横に振る。

「……スバルの性格なら、好きになった瞬間に告白したって不思議じゃないわよ。
 ……何で告白しないのかは」

判らないけど、とティアナが言おうとした瞬間、けたたましいブザーの音が鳴り響いた。

502 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/24(月) 22:34:55 ID:hlig4ja7
これで終わりです。

503 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:51:05 ID:IoV/xqPT
してみると、ドゥーエだけはやはり仕込まれてなかったのだろうか?
それとも小包かなんかで「簡易妊娠キット」でも送られてきていたのかw

504 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 22:52:04 ID:IoV/xqPT
む。誰かの投稿に割り込んだようだな。申し訳ない。

505 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:03:33 ID:CdYgOUm7
…………無粋なこと言うようだけど、さすがに「多重弾殻」なんて変換資質はないと
思うよ。

変換資質ってのは、魔力を特定のエネルギー属性に変換する能力のことだからね。
光、熱(炎)、電気、冷気(氷結)というエネルギーはあるけど、「多重弾殻」なんていうエネルギー
はないんじゃね?

ちなみに、シグナムは炎、フェイトとエリオは電気。

506 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:04:05 ID:Bn6m9c/8
>>502
GJ!本当、フィレスがいい感じにフォワード陣となじんできてる。
9話で終わるのは惜しいなあ。

507 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/24(月) 23:20:41 ID:CuaMoI7S
>>505
変換資質って銘打たずに
弾殻射撃に資質が特化していて
ランク関わらず弾殻射撃ができるって
設定の方がいいってことかな?

508 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:01:22 ID:Q43zTC3X
日付が変わったので一本投下させてもらいます

・なのはとユーノが一緒にお風呂に入るお話
・エロ有り
・今回はあんまギャグ要素の無い普通にラブラブ系の話って事で

ではでは…

509 名前:風呂場の二人 1 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:03:22 ID:+g2iCS8x
ユーノの無限書庫での仕事は徹夜になる事も珍しい話では無い。
無限書庫には無限と名が付く程に恐ろしい数の書が網羅されている。
本当に無限と思えて来る程広大な中から一冊の書を見付ける作業がどれだけ大変か…
故に徹夜をこなす為に携帯栄養食や栄養ドリンクの類は必要不可欠。
その日もまたユーノは数日も徹夜しており、相当にきつそうだった。

「ハァ…ハァ…やっと終わった…皆お疲れ様…。」
「は〜い…。」
それでも何とか仕事を終わらせたユーノ達だが、彼の部下である司書達は
終了と同時にパタパタと倒れてしまっていた。それがどれだけ苦しい物かと思わせてくれる。
ユーノはまだ徹夜作業に慣れている様子で倒れる様な事は無かったが、目の下にはクマが出来ており
かなり眠そうだった。だが、そんな時にユーノのもとにある来訪者が現れるのである。

「ユーノ君! 差し入れ持って来たよ! ってうわっ臭い!!」
ユーノの所に来たのはなのはだった。が、ユーノと出会って速攻で鼻を摘んでしまっていた。
これには少々ショックを受けるユーノだったが、まあ仕方ないのかもしれない。
先程まで数日間もずっと徹夜していたのである。当然風呂など入れるワケがない。
現にユーノの髪なんかもフケだらけで不潔極まりなかった。
「ユーノ君…差し入れより先に…お風呂に入ろうよ…。」
「う…うん…。」
鼻を摘んだままのなのはにそう言われてユーノは気まずい顔で頷くしか無かった。

一口に風呂と言っても大きく分けて二種類の風呂がある。一つ目は一度に大人数が
使用出来る様な大浴場であるが、二つ目は一般家庭に置いてある様な普通のサイズの風呂である。
今回ユーノが使用するのは後者の個人用の小さな風呂であった。

「は〜…やっぱり数日ぶりの風呂は格別だな〜。」
脱衣所で服を脱いで裸になり、湯船に浸かったユーノは一息付いていた。
「でも途中で寝ないように気を付けないといけないな。」
既に何日も徹夜していただけに今この瞬間さえユーノはとても眠い。そして湯船の中で
寝てしまえば風邪を引くのは必至。故に寝てしまわない様に常に意識しなければならなかったのだが…

510 名前:風呂場の二人 2 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:06:41 ID:Q43zTC3X
「ユーノ君、私も一緒に入って良いかな?」
「え!? なのは! ええ!?」
突然なのはが浴室に入って来たでは無いか。しかもバスタオルさえ巻いていない全裸体である。
これにはユーノは滅茶苦茶に焦った。もう眠気が全部吹っ飛ぶ程である。
「なのは! ハ…ハダカ…ハダカ!」
「何言ってるの? お風呂場で裸になるのは当然でしょ?」
右手で顔を覆い隠しながら狼狽するユーノだが、なのはは何故そこまで狼狽するのか理解出来ない様子だった。
「実は私も訓練でたっぷり汗かいちゃってね、それで汗臭くて本当はユーノ君の事言えなかったの。
だから私もユーノ君と一緒にお風呂入っちゃうから。」
「な…な…何で…何で!?」
やはりユーノは焦っていた。風呂場にいきなりなのはが入ってくるのもそうなのだが、
バスタオルで身体を隠す様な事をせずに全裸のまま堂々と入って来た所がユーノにとって衝撃的だった。
「ユーノ君何恥かしがってるの? お風呂なんて昔は良く一緒に入ったじゃない!」
「で…ででででも…今はその時とは違うし…。」
確かにユーノがなのはと一緒に入浴する事自体は初めてでは無い。しかしその時はお互いにまだ子供だったし、
何よりユーノはフェレットの状態だった。だが今は違う。あれから10年も経過し、お互い大人になった。
特になのはの身体は本当に美しいとしか言い様の無い程にまで素晴らしく成長している。
凹凸の乏しい幼児体型だった10年前と違い、今のなのはの身体は実に女性的。
胸も尻も大きすぎず小さすぎずと実にバランスも良いし、腰の括れ方も最高だった。少なくともユーノにとって…
それがバスタオルで一切を隠そうとせずに堂々とユーノに見せ付けるのだからたまった物では無かった。
「もう! ユーノ君そんな顔を隠さないでこっちを見てよ!」
「うわぁぁ!! なのははそんな裸見られて恥かしくないの!?」
「無いよ。そりゃ他の男の人に見られるのは恥かしいけど…ユーノ君は別。だってユーノ君大好きだもの。」
それが当たり前であるかの様に凄い事をあっさり言ってのけるなのはであったが、やはりユーノは
なのはの裸を見れなかった。と言うか、なのはに対して申し訳ないと言う気持ちがあったのである。
しかし身体は正直だ。既にユーノの股間のモノは充血し、固く高々と勃起していたのである。
これも数日間の徹夜の影響であると言えるだろう。何しろオナニーさえ出来ずにユーノの睾丸の
中には精子が溜まりに溜まっており、それがなのはの裸を見たショックで爆ぜてしまいそうになったのである。
「(あ、自分の馬鹿! こんなのなのはに見られたら…。)」
ユーノは自分を湯船により深く沈ませ、手でモノを力一杯抑えていた。
もしこんな物をなのはに見られたら嫌われるかもしれない…と、ユーノは被害妄想を膨らませて
いたのだが、その感情に反してユーノのモノはまるでなのはの股間のソレの中に
挿りたい! そして一気に孕ませたいと叫んでいるかのようにビクビクと痙攣し続けていた。
「じゃあ私が先に洗うね?」
とりあえずユーノが湯船に浸かっている事もあって、なのはは身体を洗う事にしていた。
そしてゆっくり風呂場の奥に置いてあった風呂用椅子へ歩み寄るなのはなのだが、
その際に一歩一歩歩く度になのはの乳房がかすかに揺れるのである。これが
さらにユーノの性欲をくすぐり、股間のモノは暴れていく。
「(ダメだ! 耐えろ! 耐えるんだ!)」
なのはが石鹸を付けたスポンジで身体を擦って行く間、ユーノは必死に己の性欲と戦っていた。
確かにユーノは今すぐにでもなのはを押し倒してそのままSEXに持ち込みたいだろう。
しかしそれは確実にレイプであり、なのはに嫌われるのは必至。下手をすれば強姦罪で
逮捕されるだろう。その場の気の迷いの為に人生そのものを棒に振るワケにはいかない。
故にユーノは必死になって耐え続けていた。そしてそうこうしているウチになのはは
髪の毛にシャンプーをたっぷり付けて掻き回していた。その際の腕の動作が体中に伝って
それもやはりなのはの乳房をかすかに揺らしていたのだが…これもやはりユーノにとって凄まじい破壊力だった。

511 名前:風呂場の二人 3 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:08:21 ID:Q43zTC3X
「(まさかこれは…誘ってるのか? どっちなんだ?)」
なのはとしては特に意識していないのだろうが、ユーノにとっては明らかに
誘っているとしか思えない程にまで追い詰められていた。
しかしそれでもユーノは耐えて耐えて耐え続けたのである。
「次はユーノ君の番だよ。ほらこっちに来て? 私がお背中流してあげる。」
「ええ!?」
なのは本人は普通にユーノに対する親切心でその様な事を言っているのだが、
これもまたユーノにとって破壊力は凄まじい。しかしここで拒否すればなのはに嫌われるかもしれない。
そう思ったユーノは仕方なく股間を押さえながら湯船から出た。とりあえずなのはが
先に背中を流すと言った事もあってユーノはなのはに背を向けていたのだが、
今この時がユーノにとってささやかな安らぎだったのかもしれない。背を向けていればなのはの
姿を見て性欲を掻き立てずに済むのだから…だが…
「どう? ユーノ君気持ち良い?」
ユーノの背中を流すなのはの手付きが実に上手であり、しかもなのはの柔らかくスベスベな手が
ユーノの背中に触れる度に物凄い刺激を与えていくのである。これは余りにも気持ち良すぎて
安らげるワケが無いじゃないか。
「はい、背中は終わり。それじゃあ次は前を流してあげるからこっち向いて?」
「ええ!? 良いよ! 後は自分でやるよ!!」
背中でさえこれ程の破壊力があったと言うのに前までやられたら本当にユーノは暴走して
なのはを押し倒してしまうかもしれない。それを何としても防ぎたいユーノは
今度ばかりは必死に拒否していたのだが…
「もう! なら私がそっちに行っちゃうよ〜。」
「うわ! やめて!」
なのはの方からユーノの前に回りこんでしまった。これにはユーノは思わず焦るのだが、
そこで突然なのはが足を滑らせて転んでしまったのである。
「痛い!」
「なのは大丈夫ってうああ!!」
なのは本人は幸い尻餅を付いた程度で済んでいたが、ユーノにとってはもうそれ所では無かった。
何しろ尻餅を付いたなのはの脚は思い切りM字開脚状態になっており、その中心部に存在する
股間のソレと尻の菊の両方がモロにユーノの目に入ってしまったでは無いか。
「………………………!!」
この瞬間、ユーノの中で何かが爆発した。

512 名前:風呂場の二人 4 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:09:20 ID:Q43zTC3X
「キャァァァァァァァァ!!」
浴室中になのはの悲鳴が響き渡った。我慢が限界に達したユーノはなのはを押し倒していたのである。
「何をするのユーノ君!」
「なのはが悪いんだよ…なのはがそんなに美しくて綺麗だから…僕の息子がこんなになっちゃったじゃないか!」
ユーノは仰向けに倒したなのはを押さえつけながら自身のモノを見せ付けた。忽ちなのはの顔は赤くなる。
「ユ…ユーノ君のオチンチン大きい/////////////」
「そうだよ…。でも僕の息子がこんなに大きくなったのはなのはが余りにも美しいからなんだよ。
今この時でも僕の息子は言ってるよ…なのはの中に挿りたいって…。」
もはやユーノは冷静な判断が出来なくなっていた。もう捕まっても良いからとにかくなのはとエッチしたい。
その気持ちだけが今のユーノを突き動かしていた。だが…自分がレイプされそうになっている状況で
あるにも関わらずなのはは抵抗もせず、かつ恐れもしていなかった。
「良いよ…ユーノ君…。ユーノ君のオチンチン…私のオマ○コの中に挿れても…。」
「え…?」
あっさり答えるなのはにユーノは一瞬焦った。しかしなのはは至って冷静だった。
「私…しても良いよ…。ユーノ君とならエッチしても良いよ…。」
「ほ…本当に良いのかい?」
「うん…。本当なら正式に結婚した後が良かったけど…ユーノ君がやりたいって言うんなら良いよ。」
なのはは顔を若干赤くさせながらも真っ直ぐにユーノの目を見つめていた。
これは本気の目。なのはは本気の本気にユーノとSEXする決意を固めていた様子であった。
「ほ…本当に? 僕はなのはを押し倒して…このままレイプしてしまいそうになったんだよ…。」
「それは仕方ないよ…。私だってユーノ君が一人入浴してた所を無理矢理押しかけて来たんだし…。
それに私…ユーノ君に処女を上げて…ユーノ君の赤ちゃん産むって決めてるもん。」
「なのは…。」
ならこれ以上言うまいとユーノはなのはの両脚の太股を掴んでM字に大きく開き、
股間のソレに己のモノを押し付けた。
「なのは…恥かしいかい?」
「大丈夫だよ…他の男の人に無理矢理こんな事されてたらきっと泣き叫んでたと思うけど…
ユーノ君となら平気。でも…優しくしてね? って言うのは無理な相談かな?
初めてのエッチって凄く痛いらしいし…。」
「うん…努力してみる…。」
ユーノはなのはを労わる意味も込め、自身のモノに石鹸をたっぷりと塗りつけた。
こうやる事で滑りを良くしようと言う思惑だったのである。
「なのはの方にも…する?」
「うん…おねがい…。」
なのはが顔を赤くしながら頷くのを確認するなり、ユーノは石鹸をタップリと塗り付けた
指をなのはの股間のソレへ向けてゆっくりと差し込んだ。
「アッ!」
思わずなのははビクッと痙攣し、それにはユーノも驚いた。
「なのはごめん…。」
「ユーノ君大丈夫だよ…。指くらいで音を上げてたら…ユーノ君のオチンチン挿れられないよ。」
なのはは笑いながらユーノに続行を指示し、ユーノは改めて石鹸を塗り付けた己の
指でなのはの股間のソレをかき回して行った。

513 名前:風呂場の二人 5 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:10:34 ID:Q43zTC3X
「ア…アッ…。」
「そろそろ良い頃だね…。」
なのはの股間のソレの中はすっかり石鹸まみれになり、それでいて愛液も流れ出ていた為、
今こそ挿入の時だとばかりに再度己のモノをゆっくりと押し付けた。
「行くよ…。」
「うん…。」
なのはは顔を赤くしながら軽く頷くと共にユーノの手をがっちり掴んだ。
何だかんだでやっぱり初めては怖いのだろう。しかし、こうやってユーノの手を
掴んでいたのはユーノと一緒ならその恐怖にも耐えられると言う意思表示に違いない。
そしてゆっくりとユーノのモノがなのはのソレの中に潜り込み…
「痛ぁ!」
「あ! なのはごめん!」
処女膜を貫かれた痛みになのはは目から涙を飛び散らせながら叫び、ユーノは思わず慌てて
引き抜こうとするが、なのははユーノの身体を抱いて止めていた。
「大丈夫だよユーノ君…痛いけど…ユーノ君のなら我慢出来るから…。」
「本当に? なら行くよ…。」
「うん…。」
なのはの目から涙は流れて本当に痛そうだったが、真剣だった。
それだけユーノとのSEXに賭けている証拠であり、言いだしっぺであるユーノは
何としてもそれに裏切ってはならないとますます実感させた。
「ん! あぁ!」
ユーノがより深くモノを押し込める度になのはが喘ぎ声を上げながら耐え、
ついには一番奥にまでモノを沈み込ませていた。
「全部入ったよ…なのはは大丈夫?」
「う…うん…やっぱりまだ痛いけど…大丈夫だよ…。」
なのはは涙目になりながら微笑んでいた。ユーノと一つになれる事が痛みを補って余りある程嬉しいのだろう。
「じゃ…じゃあ動かすよ…。」
「う…うん…。」
ユーノは一度奥まで押し込んだソレをゆっくりと引き抜くと共に再び押し込む。
お互い初めてであるからなのはを痛ませない様にと慎重に優しく行っていたが…
「あ! んん!」
やっぱりそれでも初めての時は痛いだろうからその様に喘ぐのは仕方なかった。
そうこうしながら最初の頃はその様にお互いにゆっくりと行っていたが…
「はっ! はっ! はっ! はっ!」
「あ! ユーノ君! はっ激しすぎ…アア!」
やっている内にどんどんとユーノの突きが激しくなり、それに合わせてなのはの
身体の大きく突き動かされ、乳房もブルンブルンと大きく揺れまくっていた。

514 名前:風呂場の二人 6 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:12:19 ID:Q43zTC3X
「はっ! はっ! はっ! はっ!」
「あ! んん! あああ! んああ!」
浴室中にユーノの激しい息づかいとなのはの喘ぎ声が響き渡る。
「それじゃあちょっと休憩…。」
「え? ユーノ君…? まだダメだよ〜!」
ハイペースで腰を動かしていた分疲れたのか、ユーノは一時休憩に入っていたが
今度はなのは激しく腰を動かしてユーノの全身を揺さぶっていた。
最初の頃はユーノにリードされていたなのはだが、やっとエンジンが掛かって来たらしく
今度は逆にユーノをリードしていたのである。
「はっ! はっ! はっ! はっ!」
「あ! んん! あああ! んああ!」
こうしてなのはとユーノの二人は互いにリードする立場を交代しながら交わりあった。
ユーノが腰を振るのに疲れれば今度はなのはが代わりに腰を動かし、
逆になのはが疲れれば逆にユーノが腰を振り返した。
「はっ! はっ! はっ! なのは…愛してる…。」
「あ! 私もユーノ君…大好き…あっ!」
二人は腰を激しく動かしながら唇を触れ合い、舌を絡ませあった。
「それじゃあ…イクよ。」
「うん…。」
なのはは自身と繋がっているユーノのモノがビクビク震えているのに気付いた。
これは射精が誓い証拠なのである。そして…
「あああああああああああああ♥」
「んああああああああああああ♥」
二人は同時に果てた…

それから二人は一緒に湯船に浸かり、なのははユーノに寄り添っていた。
「私とユーノ君が結婚したら…私はなのは=スクライアになっちゃうのかな?
それともユーノ君の方が高町ユーノになるの?」
何気無くなのははユーノにそう訪ねていたが、ユーノからの返事は無かった。
「ユーノ君答えてよって…。」
なのはがユーノの顔を見るとそこにはすやすやと眠りに付いているユーノの姿があった。
「ユーノ君こんな所で寝ちゃ風邪引いちゃうよ。もう仕方ないな〜。」

すっかり深い眠りに付いていたユーノはなのはが揺すっても起きなかった。
仕方ないのでなのははユーノをそのまま風呂場から出して身体を拭き、
下着とパジャマを着せてベッドに寝かし付けていた。
「ふぅ…これでよしと。」
ユーノに布団を被せてからなのはは一息付いていたが、そこで自分の眠くなって来た。
「ふぁ〜…何か私も眠いよ…ねぇユーノ君…今夜はユーノ君の所でお泊りしても良いかな?
どうせ明日も休みだし…良いよね…。」
なのはは眠気眼でユーノに訪ねるが、既に寝てしまっているユーノからの返事は無い。
しかしそんな事はなのはにとってはどうでも良く、構わずにベッドに潜り込んでいた。
「私もユーノ君と一緒に寝ちゃうからね…おやすみなさい…。」
なのはがユーノと一緒に寝る事自体はもう子供の頃からあった。(当時のユーノはフェレットだったけど)
それだけじゃない。なのははユーノと一緒にいると不思議と心が落ち着くのである。
「ユーノ君…あったかい…。」
なのははベッドの上でもユーノに寄り添って…二人一緒に眠りに付いた。

                  おしまい

515 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 00:14:09 ID:Q43zTC3X
これにてお終いです。

次書く時はヴィヴィオネタをと考えております。
あと、地味に要望のあった酔っ払い編の続編とかも…

516 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:15:41 ID:lRi1p0oO
リアルタイム GJ!!
ヴィヴィオネタに期待してます。

517 名前:38 ◆KHEtQ2j5Nc :2007/09/25(火) 00:19:05 ID:1zQP5tnT
>>505
いえ、フィレスは変換資質では無いんです。
言うならば「魔力弾生成の魔術式の中にデフォルトで多重弾殻形成式が組み込まれている」状態ですね。
だから俺はフィレスのは一貫して「付加能力」と言ってますし。
簡単に言うなら>>507氏の設定で、最後の「ランクに関わらず弾殻射撃ができる」が「どうしても弾殻射撃になってしまう」ですね。

>>514
GJ!
やっぱりユノなのはいいw

518 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:20:26 ID:BCTytWJ1
フィレス(笑)

519 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:26:23 ID:Gd9llYqS
>517
下らん言い訳は見苦しいから自キャラ語りはチラシの裏でやれ

520 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:35:03 ID:nP0QELzx
>>502
乙ですー。
最後まで突っ走ってくだされ!

>>514
エロス!
なのはさん、積極的すぎてステキです

521 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:36:15 ID:vSjoXBuV
GJやべぇ体の一部が硬くなった。


522 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:40:07 ID:OJQuVH6M
>>517
なんでHPもってる奴がわざわざここに投下してるんだよ。どっちつかずな野郎だな。
そんなんだからHPに人が来ねぇんだよ。
あと519も言ってるが、SS書きの言い訳ほど見苦しいものはないぞ。
自分で自分のことをSS書きだ、と思ってるなら自覚しろよそのくらいの事。

523 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:42:18 ID:6skyUP38
俺のは(笑)
フィレスのは(笑)
どうしてもなってしまう(笑)

>>514
GJ!!!いやあエロい。というか淫獣、そこは気持ちは分かるが我慢しろ。無理だとは思うが

524 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:51:20 ID:KvH6HjyP
本編キャラならまだしもオリキャラでU1やるんなら自サイトでやった方がいいぞ

525 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 00:51:37 ID:52KMSHdz
>>514
ちょ、なのはさんテラ積極的スwwwwwww
そりゃ溜まりに溜まってるところになのはさんのおっぴろげ見せられたらもう
我慢なんざ出来ないだろうなwというか実はなのはさん狙ってやってねーかw
というか、これできちゃったんじゃねーのかw

それはさておきGJ!

526 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:20:32 ID:Ejv+m9Q7
>>515
GJ。
朝起きたときのユーノ君の驚きが浮かぶ。

次も期待しております。

527 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:32:43 ID:At/WGcFl
今だ、ちょいと投下
やはり俺には駄目だったよ…

 汚名返上フェイトさん

528 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:34:55 ID:At/WGcFl
なんなの…これは…
目の前で起きたことにフェイトは、焦りの汗を流す。

泣き叫ぶヴィヴィオ、帰ってきたなのは、後、変なの。
「久し振り、ヴィヴィオ」
「パーパー」
抱き着いてきたヴィヴィオを持ち上げ、抱きしめる。
「痛かったんだって?」
左手で体を支え、右手で頭を撫でる。
「もうだいじょうぶー」
泣き止み、ユーノに笑顔を向ける。
何これ…
あれほど泣き叫んでいたヴィヴィオにほお擦りをしている。
「ヴィヴィオは、強いねー」
「ユーノ君に甘え過ぎだよー」
拗ねたような表情でなのはが近付き、ヴィヴィオを撫でる。
「パパ、大好きだもん」
そう言ってユーノに強く抱き着く。
「僕も好きだよー」
そう答えて抱きしめるユーノと微笑んでいるなのは。
それは、見紛うことのない、正に夫婦、家族の光景。
若い両親と元気な娘。
そして、近所のお姉さんが1人。
「ユーノ…明日も仕事じゃないの?早く帰った方がいいんじゃない」
心の中で苦虫を噛み潰し、憎しみを堪えてなんとか声を出す。
「うーん…ヴィヴィオも泣き止んだしね。そろそろ「やーだー」
帰ろうかな、と言おうとしたユーノをヴィヴィオが止める。
「パパと一緒に寝るー」
そんな状況でフェイトは、なんとか気持ちを落ち着かせ、策略を寝る。
足が臭い、イビキが五月蝿い、寝相が悪い…
どうにかして魔法を駆使して、このように仕組めないものか…
しかし、自分の知る魔法にそんなものは無かった。
自分が知らなくてもあそこなら!
「ユーノ、無限書庫が調べたいことがあるんだけど」
そして、言ってから気付く。
これで引き離せるなら調べる必要は無く、状況的にこんなことを言うのは、
引き離そうとしていると思われかねない。
微妙な空気が部屋を包む。
こっのっ淫獣めぇ〜!仕組みやがったなぁ〜!
自分の失敗もユーノのせいである。
「それじゃあ、仕方ないね。…ごめんね、ヴィヴィオ」
良く言えば優しく、悪く言えばお人よしなユーノは、ヴィヴィオを降ろす。
不満げなヴィヴィオは、頬を膨らませ、下を見る。
「次は、一緒に寝ようね…いや、今度、3人で遊びに行こうね」

529 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:36:34 ID:At/WGcFl
お人よしなユーノにひそかに感謝しつつ、フェイトは、口を歪めた。
馬鹿な淫獣。
これで妨害すれば、ヴィヴィオの中でユーノの信用が落ちる。

「パパ、約束したのに!」
「ごめん、ヴィヴィオ。次は必ず守るから」
「パパなんて大嫌い!」

完璧!
フェイトは、一度深呼吸をして、この場で自分が取るべき態度を考える。
「ごめんね、ヴィヴィオ、ユーノ…」
仲の良い親子を引き離してしまい、残念、といった顔を表面上だけ作る。
「ヴィヴィオ、パパを困らちゃ駄目だよ」
諭すようになのはは、ヴィヴィオの顔を覗く。
パパを困らせたくない、とヴィヴィオは小指を立てて、手を出す。
何を求めているか気付いたユーノは、その小指に自分の小指を絡める。
「「ゆーびきり、げんまんうそついたら」ぜんりょくぜんかいスターライトブレイカー、ゆびきった」
針1000本じゃないのか、スターライトブレイカーなのか…しかも全力全開…
誰が教えたのか、恐ろしいことを言うヴィヴィオに冷や汗をかきながら
ユーノは、指を離した。

「何を調べるの?」
並んで歩くフェイトにユーノは、尋ねる。
「キャロの…ライトニング、召喚師なんだけど…」
「あぁ、あの桃色の髪の女の子だね。フェイトが保護したっていう」
僅かの間に嘘の説明を全て考え出していたフェイトに、ユーノはまともに返す。
「うん、そのキャロの召喚魔法陣のことで調べたいことがあってね」
動揺や焦りなど微塵も見せず、当たり前のようにフェイトは、嘘を並べていった。

「竜召喚関係ならこれかな…一応、レアスキルって言ってもいい位置にあるから、
持ち出しは不可能だけど、こっちの召喚関連の書籍なら大丈夫だよ」
フェイトの腹が真っ黒になっているとも知らずにユーノは、
真面目にフェイトに話し掛ける。
「じゃあ、これ借りていくね」
この淫獣と一緒になどいたくない。
本当なら今、この場で首を刈ってしまいたいが、それは駄目である。
「あ、うん。分かった」
「ごめんね、ありがとう」
あの状況で言ったからには、もっと深く調べていくかと思っていたが、
あっさりと引き返すフェイトの背中を、ユーノは首を傾げながら見送った。

530 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:38:35 ID:At/WGcFl
「ヴィヴィオ、次は大丈夫だから…ね」
「パパ、グスッ、2回もや、グスッ、約束破った、グスッ」
鼻を啜りながら、部屋の端で体操座りをしているヴィヴィオは、
なのはの言葉に耳を貸さない。

「これ以上は、いくらなんでも怪しまれるよ…。わ、分かったよ…」
無理が来ていると告げるクロノに、例の写真を見せ、無理矢理に命令を行わせた。

「パパなんて嫌いー」
「ヴィヴィオ…」
自分も最近、会えていない。
悲しい気持ちのまま、なのははヴィヴィオに声をかける。
いっそ、一緒でなければ悲しい想いをしなくても済むのではないか、
なのはは、しばし目を閉じて考えた。
「フェイトちゃん、ヴィヴィオのこと、ちょっといいかな?」
ほくそ笑んで見ていたフェイトは、なのはの強い気持ちの篭った言葉と瞳に思わず頷いた。

なのはの背中を見送った後、フェイトは笑いながらヴィヴィオに近付いた。
「ヴィヴィオ、泣いちゃ駄目だよ…もうすぐ3人の幸せが来るからね」
意味は良く分からなかったが、妙に嬉しそうに言うフェイトにヴィヴィオは
釣られて涙を止めて笑った。

そう…なのはとユーノが別れ、私達3人の幸せな暮らしが始まる。
ふふふ、はははははは、ははははははははは、…だから!

「おかえり、なの…は…?」
帰って来たなのはの顔は、どこか悲しそうな憂いを帯びた、
それでいて新しい明日に進むことを決心した顔。
のはずだったのだが、振り返ったフェイトが見たなのはの顔は、満面の笑みであった。
見ているだけで、幸せが移ってしまいそうな笑顔に、萌え死にそうになりながら
フェイトは何があったのかをなのはに尋ねた。
「凄く嬉しそうだけど、どうしたの?」
なんとか平静を装ったが、何処かぎごちない。
しかし、なのはは、そんなことに気付かず答える。
「ユーノ君と…一緒に暮らすの」
あっのっ糞淫獣がぁっ!ふっざっけった真似をぉっ!!
もはや感情を隠せなくなったフェイトだったが、最大級の笑顔を浮かべているなのはは、
そんなことお構いなしに少し機嫌の直っていたヴィヴィオの元へ行く。
「ヴィヴィオ」
笑顔のママに何かいいことがあるのかと、期待する。
「これからは、パパと一緒に暮らせるんだよ」
「ホント!?」
「うん、本当だよ」
抱き合う2人をフェイトは、感情の無い目で見ている。

531 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:40:13 ID:At/WGcFl
残念…そのパターンも予測済みだよ。
「そっか、何処に住むかは決めたの?」
「それは、まだなんだけど、六課と無限書庫の中間が理想的かなって」
フェイトに答えるなのはの顔は未だに幸せそのもの。
嬉しそうに体を動かすヴィヴィオとそれを見て笑うなのはから離れ、
フェイトは電話をかける。
「はい、契約します」
こそこそと気付かれないように同じ内容の電話を数件にかけていく。

「フェイトママも遊びに来てね」
「うん、必ず行くからね」残念だけど、それは出来ない。
フェイトは、笑いながら答えた。

「見付からないな〜」
コンピューターを弄くって3人で住める場所を探していたなのはだったが
上手く空部屋が見付からないことにうなだれていた。予備の為、空いた部屋を契約予定の約束をし、結果その部屋全てと契約し、
3人の動きを封じたフェイトは、なのはを後ろから見守っていた。
「ママ、まだ〜」
「うーん、今探してるから待っててね」
3人で暮らすのを今か今かと待っているヴィヴィオ。
何時でも会えるようになる嬉しさに、調子に乗ってキングサイズのベッドやら
なんやらを注文していたなのはは、若干、焦っていた。
「今日中にお金、振り込まないと…」
ベッドの契約を思い出し、振り込みに行こうとなのはは、立ち上がる。
「じゃあ、私が探してるね」
絶対に見付からないけど。
心の中で付け加えて、なのはのかわりにコンピューターの前に座る。
なのはは、棚から通帳を取り出すと、部屋を出ていった。

フェイトは知るよしもない。
今、崩壊の足音が鳴り出したことを…

「なのは、遅いね」
強引に離れた場所でもいいから、と住むことにされた場合は困る、
とある程度の距離にある空物件全てに目を通していたフェイトは、
そう言ってヴィヴィオを見たが、待ち疲れたのかヴィヴィオは、夢の中だった。
あくまで、なのはとユーノを離すのが第一段階であったが、
既にフェイトの頭の中では、自分となのはがカップルとして成立していた。

あー、あのなのはの綺麗な肌と触れ合って、なのはの指が私の中に…
考えるだけで体が熱くなってきたフェイトは、ヴィヴィオが寝ているのを再確認すると、
胸元に手を伸ばす。

532 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:41:51 ID:At/WGcFl
「なのは、なのは〜」
名前を呼びながら、自ら胸の形を変えていく。

その時、プシューっと扉の開く音が聞こえ、フェイトは手を離した。

「お、お帰りなの…は?」
再び、フェイトは、迎えの言葉に詰まる。
「ただいま、フェイトちゃん」
見たことのないような満面な笑み。
部屋が見付かったの?いや、周辺に空き部屋が出来たら、真っ先に自分に
知らせるように伝えてある。
自分の疑問を自分で否定する。
「住むところ…決めたんだ…」
「え?」
やられた!あの淫獣めぇ!
都合の悪いことは、全てユーノのせいである。
「それで、何処に住むの?」
その新居を破壊しようか…いや、そんなまどろっこしい手は使ってられない!
あの淫獣をボコボコにしてやる!
その考えを止めさせたのは、なのはの不可思議な返答だった。
「ここ」
「?」
笑いながら下を指差すなのにに、フェイトは疑問符を浮かべる。
「ここ?」
まさか六課隊舎に?
だが、なのはの答えは上を行く。
「うん、この部屋」
何を言っているのか、フェイトには全く理解出来ていない。
「そんなの、いいの?」
隊舎で同棲?
そんな話聞いたこともなく、許可されると思えない。
だが、なのはの答えは上を行く。
「はやてちゃん、許可してくれたよ」

「カンニンシテヤ、カンニンシテヤ、カンニンシテヤ、カンニンシテヤ」
意識を現実から離しながらも、ぶつぶつと呟きながら、ベッドで横になっている
はやてに、ヴォルケン一同は首を傾げていた。

「ここからじゃ遠いよ」
いくらなんでも六課から無限書庫への通勤は大変だ。
だが、なのはの答えは上を行く。
「ヴァイス陸曹に毎朝ヘリで送ってもらうから」

「あむ、むご」
盗撮した六課女性陣の写真を週刊誌に送って、得たお金をなのはに
全て奪われたヴァイスは、木に縛られていた。

もう崩壊の足音は、フェイトのすぐ後ろから聞こえていた。

「順を追って話すね…」
目覚めたヴィヴィオだったが、あまりの空気の重たさに指一本動かせずにいた。
「私、自分の通帳を持っていったつもりだったんだけど…フェイトちゃんのを
持っていっててね…
中身見ちゃったんだ…何件も不動産に頭金として引かれててね」

533 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:43:31 ID:At/WGcFl
歯と歯が噛み合わずカチカチと音がなる。
「調べたら、私とユーノ君が住みたいなって思ってた場所が
沢山、フェイトちゃん名義で契約されててね」
まだまだ終わらない。
「はやてちゃんのお話し聞いて、ゲンヤさんのところに行って…
クロノ君のお話し聞いて、クロノ君の部下の人にもお話し聞いて」
逃げたい。
逃げたいのに、体が動かない。
「結局、全てが繋がって…3人でここに住むことにしたの…」
「さ、さささ、3人って、わ、わわわ、私となのはとい、いいい、淫獣?」
もうフェイトに思考する余裕など存在しない。
「そんなわけないじゃない。私とユーノ君とヴィヴィオに決まってるじゃない…」
ふふふ、と笑うなのはにフェイトも、ふふふ、と笑うしかなかったが…
「何がおかしいの?」
急に唇を閉めるなのは。
「な、ななな、何もお、おおお、おかしくないよね…」
いっそスターライトブレイカーに焼かれた方が楽だ。
今のなのはが発しているものは、魔法なんてちゃちなものに思わせるようなオーラ。
「フェイトちゃんは、家が沢山あるから大丈夫だよね…」
「そ、そそそ、そうだよね…じ、じじじ、じゃあ、行くね」
逃げようとしたが、やはり体は動かない。
だが、それは空気のせいではなく体に巻かれたバインドのせいだと、ようやく気付いた。
「ここじゃあ、私達の部屋が壊れちゃうからね…」
なのはが手を伸ばすと、フェイトの体が浮く。
「行くよ、ヴィヴィオ」
バリアジャケットを纏ったなのはが名前を呼ぶと、ヴィヴィオが立ち上がる。
2人は歩きながら、フェイトは宙に浮きながら廊下を進んでいく。
廊下の端では、掌を合わせて、頭を下げている。
「それじゃあ、行くよ、ヴィヴィオ」
2人でレイジングハートを握る。
魔法陣が展開される。
そして、天空から星の輝きがなのはとヴィヴィオへと、集まっていく。
小さな流星は、やがて煌めく星へと変貌を遂げる。
「全力!」
「全開!」
「スター!」
「ライト!」
フェイトには、見えた。
あれが…死兆星…
「「ブレイカー!!」

534 名前:汚名返上:2007/09/25(火) 01:44:55 ID:At/WGcFl
エピローグ

「ただいま」
退院したてのフェイトは、仕事と帰りの運転の疲れを流そうとシャワー室へ向かう。
少し低めの水が麗しく実った体を滑っていく。
疲れが抜けていくのを感じると、少しずつ温度が上げる。
艶やかな金髪を優しく洗って外へ出た。
タオルで髪を拭きながら、部屋を見渡すが、何も無い。
窓から隣のマンションの一室を覗く。
この部屋と同様、何も無く、誰もいない。
「今日は、あっちの部屋で寝ようかな…」
美術館とホテルへの慰謝料で擦り減った貯金と、回されたクロノ、ゲンヤ、はやての仕事を
思い出して、溜め息を吐きながらフェイトは部屋から出た。


結局、なのはさんが最強ってお話。

終わり

535 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:45:42 ID:At/WGcFl
いやぁ、フェイトさん敗北しちゃったよ…しかたないよな…

536 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:47:47 ID:TbgbLaWD
>>535
GJ
つーか、フェイトさん。最初の計画をすっかり忘れてるじゃないですか。失敗して当然。
もう、腹が攀じきれるかと思いました。

537 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:52:20 ID:IS07khXA
>>514
GJ!甘ユーなの久々な感じがするのは何故だろかー!ナイスでした

>>535
GJ!
敗北っつーか、あーた、そのね
途中まではいい線行ったけど……うん。やはり悪いことは成立しないよフェイトママ!

538 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 01:55:18 ID:p0QQm3ct
>>535
GJw
フェイト…物件の家賃で給料全部吹っ飛びそうだなw
てか、ヴィヴィオまで怒らせて…・魔王と聖王のWブレイカーフイタw
てか、関係者全員に『話を聞かせて』して回ったのかw

539 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:04:16 ID:dPDkfDnj
>>535 GJ!今日はそれを夢に見たいんだが、許可してくれww

540 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:04:44 ID:52KMSHdz
>>535
ちょwwwwフェイトさんwwwww
最初に自分でいってた敗北フラグを見事におったててやがるじゃねーかw

そんなお馬鹿なフェイトを見て可愛いと思う俺ちょいS

541 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:05:37 ID:52KMSHdz
しまった、俺としたことがGJを忘れていた。
>>535
超GJ!すげー面白かったです!

542 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:06:29 ID:CGvYkKF2
>>535 GJです!

嗚呼 ・ ・ ・ ・ どこまで堕ちていくのか、フェイトさんよ

543 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:09:33 ID:NL0shwc5
>>535
 gj

ああ、近い将来。
無限書庫にフェイトさんのなのはさん奪還計画の失敗例がうずたかく収録される可能性が。

544 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:14:54 ID:hHW4xgiT
26-111氏のフェイエリを期待して待機

545 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:16:02 ID:vSjoXBuV
結局なのは様と淫獣の仲を妨害するものSLBってことだね

546 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:24:11 ID:OznRWRxH
アルフにもSLBぶっ放すんだろうか魔王様。
ある意味無限書庫の中で最も淫獣に近い存在だが。

547 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:30:32 ID:n8lrtzfS
これだけは言わせてくれ!

>>514
超GJ!!
甘過ぎます!

548 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:47:33 ID:52KMSHdz
>>546
普通なのはさん〜ちょっと嫉妬深いなのはさん、えちぃなのはさんくらいなら手を出さずに
むしろユーノの助けになってくれてることを感謝する。
下手すればユーノと一緒に3P展開に(ry

黒なのは、病みなのはさん
SLBで蒸発させる

549 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:48:19 ID:DaUUMf7W
…………フェイトをお姫様だっこなエリオとか、これなんて予言?

と思った最終話でした……。

>>514
GJ! 甘くてよろしい。
おかげで糖尿病にw

>>534
あはははは、ほんとにフェイトさんはアホの子だなぁ(笑)
ところで、最終話のエピローグ見るとマジでユーノパパ&なのはママ&ヴィヴィオ
で家族じゃねーかこんちくしょう、と思ったのはおいらだけ?(w

550 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:50:04 ID:VFPCanve
ナンバーズ監獄組ネタはどうでしょ
牢名主に徹底的に嬲られたり、逆に脱獄企てたり…

551 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 02:57:28 ID:9jMZb+Fr
>>535
GJ!やっぱりフェイトさんは欲を出すと素晴らしいまでのオチキャラになるなw
近所のお姉さんに一番吹いたのはナイショだ
まあ、親子SLB喰らって生きている時点でギャグキャラ確定とwww

後、私はスルーしてるがオリキャラマンセーSSは自分のHPででもやってくれ

552 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:03:29 ID:Ejv+m9Q7
>>535
GJ
やはりユーノ君ラブななのは様と一緒になるには、
フェイトさんが2号になって3Pしかないようだwww

>>550
脱獄企てるのは読んでみたい。期待してますよ。

553 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:13:32 ID:NYnni9E9
初登校いっちゃってもいいですか?

554 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:14:01 ID:9jMZb+Fr
>>553
ばっちこーい

555 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:16:42 ID:vSjoXBuV
数年後、ヴィヴィオには七人の兄弟ができましたとさ

556 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:18:41 ID:ZnBVExDI
>>555
12人の男の子の兄弟です

557 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 03:24:40 ID:NYnni9E9
いきます!!
かなり駄文ですが、このまま見てるだけでは上手くならないと思い投稿します。

エロあり。あんまりエロくなりませんでしたが……
アルフ×エリオで、アルフがエリオを襲ってます。
Stまだ途中までしか見てないので、設定なんかにおかしな所があるかも知れませんが、その辺はスルーでお願いします。

以上の事をご承知の上でお読み下さい。

558 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 03:26:53 ID:NYnni9E9
「それで……私に相談ってのはなんなんだい?エリオ?」

ゆりかご事件から数カ月。事件直後から比べれば、幾分落ち着いたものの、まだまだ、傷痕と混乱が残る……アルフはエリオに呼び出され、エリオの部屋へと来ていた。
「ごめんね。アルフも忙しいのに……でも、こんな事、誰にも…フェイトさんにも相談出来なくて……」
「まぁ、いいって事さね。私から見れば、エリオもキャロも、実の子供同然なんだから。あんた達の為なら、私は世界の果てにだって飛んでいくよ」
エリオの暗い表情から、彼がどれだけ苦しんでいるかを感じ取ることはできた。しかし、フェイトにも相談出来ない程の事とはいったい……
「最近……キャロや、フェイトさん達を見てると…その……身体がムズムズするんだ」
「……………え?」
あまりの事に言葉を失うアルフ。その様子に焦ったのか、慌ててエリオは続ける。
「前はこんな事無かったんだ!!最近になってからなんだ。……フェイトさんや、キャロ。スバルさんやティアさん達と一緒に訓練や、仕事をしてると身体がムズムズして……最近は酷くなってきて、夜も眠れない時もあるぐらいで!!……やっぱり、僕何か変な病気なのかな?」


559 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:29:54 ID:KmDly+6K
ふと思ったんだが少し前にあったなのは×スカリエッティのSSでなのはさんスカと結婚したわけたが、そうなるとナンバーズはなのはの義理の娘ってことにならないか?いや下らない電波だがw

560 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 03:32:44 ID:NYnni9E9
うわ;;
すいません;;
どこかおかしいらしくて、投稿できない;;
もう一度、確かめてから新たに投稿します;;
荒らしてしまってすいません;;;

561 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:37:46 ID:9jMZb+Fr
>>560
いきなり予想外な組み合わせでwktkしたわw
落ち着いて、また投稿できるようになるのを待ってるZE

562 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:37:48 ID:52KMSHdz
>>560
ちょ、おまwwwww寸止めとか鬼畜かこのwwwwww

とりあえず、連続投稿規程か行数のオーバーをしてないかを確かめてみたらどうすか?

563 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:38:08 ID:KmDly+6K
荒らしなどととんでもない!自分こそ割り込みレスしてしまい申し訳無いorz

564 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 03:43:18 ID:NYnni9E9
>>561>>562
ほんっとにスイマセン;;&ありがとうございます。
明日までにちゃんと見直して投稿……出来たらいいなぁ……

565 名前:一階の名無し:2007/09/25(火) 05:36:02 ID:Kgg0uK9h
久しぶりのだれもいませんかいませんね!

皆様の言いたい事は解ってます。えぇ、エロ書こうと思ってたんです。

だがなぁ……書かねばならんだろう!本編であそこまでされては!

FTHとは別時空です。
一応「ある槍騎士とある姫の話」の続きですが
前作読んでなくても全く大丈夫です。
つくづく長編に向いていないなぁ。

ではでは。

566 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:37:10 ID:Kgg0uK9h
フェイト・テスタロッサ・ハラオウン19歳。
少し特殊な生まれ方をした彼女は少し特殊な育ち方をし、
少し特殊な方法で少し特殊な生涯の大親友を作り、
少し特殊な経歴を得て時空管理局執務官という少し特殊な職業についている。
そんな少し特殊な彼女の初恋がまともな筈も無く……



多くの時空を震撼させたスカリエッティ事件から二週間。
機動六課は隊舎が崩壊した挙句、臨時の隊舎として借用したアースラも借用期間が過ぎてしまった。
陸士108部隊等の親しい部隊の隊舎の空き部屋を借りて何とか全員の寝床を確保したが
部隊員は散り散りになってしまい、部隊も開店休業状態である。
かといって彼らが暇なわけではない。
なのはとフォワード陣はAMF下での戦闘経験が豊富な事から
廃棄区画に出現するはぐれガジェットの掃討に忙しい。
機動六課の部隊長であるはやては隊舎の再建設や事件の後処理を一手に引き受け
ヴォルケンリッターと共に日夜奔走している。そして、一番の多忙を極めるのがフェイトだ。

彼女は今、
「今日のゲストは法と平和を守る時空管理局執務官、
 フェイト・テスタロッサ・ハラオウンさんです」
「あ、あの、こ、こんばんわ」
何故かニュース番組にゲストとして出演していた。


ことの顛末はこうである。
執務官であり、逮捕者であるフェイトがスカリエッティ逮捕の記者会見を行う事になった。
当然、それはメディアを通して多くの次元に放映されたのだが、
フェイトの容姿に視聴者が食いついたのだ。
放送後、多くの視聴者からフェイトについて問い合わせがあり、
こんなチャンスを逃すような無能なマスメディアではなく、
つまるところ一夜にしてアイドル並みの扱いを受ける事となったのである。
今では週刊誌、ニュースなどで彼女を目にしない日がない。


「ハイ、オーケーです!休憩入りま〜〜す!」
ADの声でようやくフェイトは一息吐けた。椅子に深く深く沈みこむ。
そんなフェイトの元に飲み物片手にシャーリーが駆け寄ってくる。
執務官補佐でもある彼女は現在フェイトのマネージャー的役割もこなしていた。
「お疲れ様で……ほ、ホントにお疲れ様でした……」
ねぎらいの言葉をかけようとして、フェイトの表情をみてシャーリーの声が沈む。
何故なら普段は華やかなフェイトの容姿が重く沈鬱なものに変わっていたからだ。
元来が引っ込み思案な彼女の事である。こうしてメディアに露出するのは苦痛以外の何者でもない。
「……う〜〜〜〜」
涙目になって呻くフェイトに常日頃の凛々しさは無い。
憔悴しきって儚げな印象の方が強く出ているが、これはこれで保護欲をかきたてられるので
視聴者もまた喜ぶのであろう。
「……あ、そ、それでですね……大規模騒乱罪の前例なんですが
 とりあえず使えそうなのがこれと、これと…このよっつ位だと思います」
執務官としての仕事に、フェイトの表情が引き締まる。
犯人逮捕をしたからといって事件は終わりではない。
むしろ執務官であるフェイトにとってはこれからが本番なのだ。
公正公平な裁判にかけ、しかるべき罪を与える事で償いとし、更生の第一歩とする。
裁く事とは追い詰める事ではなく道を開いてあげる事だと尊敬する兄から教わった。
それは例えどんな罪人が相手でも変わる事は無い彼女の絶対律だ。
相手がスカリエッティでも軽々しく重刑を求刑するのでは執務官失格である。
今も変わらぬ決意とともに資料に目を通そうとして
「2分後にVTRあけますんで〜!」
休憩の終了に心底辛そうな表情をした。


567 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:38:37 ID:Kgg0uK9h

『ではフェイトさんは今回の事件の最大の原因は何だと考えますか?』
『多くの原因が複雑に絡み合っている為断言出来るものではありませんが、個人的意見としては』
「いやはや、頑張ってるねフェイトは」
「あぁ、流石に同情するよ」
モニターに映ったフェイトを眺めつつ優雅に紅茶をたしなむのはヴェロッサ・アコース、
非常に苦い顔でコーヒーを飲むその人はクロノ・ハラオウンである。
勿論クロノが苦い顔をしているのはコーヒーの苦さが原因ではない。
「全く……彼女も自分の責務に集中したいだろうに……」
「でも、必要な事だろう?
 レジアス派の失脚……というよりはレジアス中将を慕っていた地上本部首脳陣の
 相次ぐ自主退職で地上本部はガタガタ。混乱による治安の悪化もある。
 時空管理局に対するマイナスイメージが彼女というアイドルのおかげで
 大分払拭されているのは事実なんだ」
「アイドルね……君のところは偶像崇拝を禁じているんじゃなかったのか?」
「場合によりけり、さ。聖王の遺物なんてのを後生大事に保存しているんだよ?
 これくらいじゃ罪にはならないよ」
天井を見上げ、クロノは重い息を吐いた。しかし顔を下ろしたその時には
目には強い決意を湛えている。
「嘆いていても仕方が無いな。彼女が苦手な事を敢えてやっているんだ。
 僕も出来る事に全力を注ぐしかないか」
『それで、フェイトさんは今お付き合いしている男性はいらっしゃるのでしょうか?』
『ふぇっ!?あの、そ、その、いえ、まだ誰ともお付き合いした事が無いので……』
モニター内では定番の恋愛関係の質問に、アタフタしているフェイトが映っている。
つい先程までは執務官として淀みなく質問に答えていた彼女とはイメージがかけ離れていた。
そのギャップに、彼女を知らないものはまた勝手なイメージを捏造するのだと思うと
コーヒーが苦くて苦くてしょうがない。
「ロッサ、クリームと砂糖を貸してくれ」
「はい。いつもブラックの君が突然どうしたんだい?」
「母さんの気分もたまには味わってみたいんだ」
砂糖とミルクを大量に投下し、カフェオレのように仕立てる。
他のコメンテーターやキャスターからここぞとばかりに質問責めを受けるフェイトを
見ながら一口啜った。
「…………まず」


シャーリーの運転する車の助手席では疲れ果てたフェイトが泥のように沈んでいる。
生真面目な彼女が人の見えないところとは言えネクタイを外している事からも
その疲労度が伺えた。
とはいえ、目の前に表示したウィンドウには大規模騒乱罪の前例がいくつか表示されている。
「目が悪くなりますし、酔いますよ?そんな事してたら」
「でも時間がとれないし……」
開廷までまだ余裕があるとは言え、今を怠れば時間が足らなくなるのは目に見えている。
「駄目ですよ!ただでさえ慣れない仕事に疲れているんですから!
 こんな時くらい息抜きしないと!」
「あはは……駄目かな?」
「駄目です!」
とはいえ、息抜きと言われてもあまり思いつかないのがフェイトである。
彼女の心安らぐ瞬間というのは友人達といる時だったり
彼女の被保護者であるエリオやキャロ、ヴィヴィオと一緒にいる時なのだがそれは叶わない願いだ。
機動六課の隊舎が崩壊している為、六課の面々は余裕のある別の部隊の隊舎にバラバラに分けれられた。
彼女とシャーリーは本局局員の駐屯所である。
エリオやキャロも誘ったのだが生真面目な彼らは六課の部屋分けでもそうであったように拒否した。
深夜に帰る事が多いからなのはとヴィヴィオと一緒にいると迷惑だと思い、彼女達とも部屋を分けた。
そんなワケでナカナカ彼らにも会えない環境が完成してしまったのである。
「ねぇシャーリー、何か息抜きにいいもの無いかな?」
「そうですね……恋愛小説なんてどうですか?
 今日も恋愛関係の質問多かったじゃないですか。参考にもなると思うんですけど」
「恋愛、か……」


568 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:40:34 ID:Kgg0uK9h
そう言われてもピンと来ない。彼女の世界は最初は母親が全てで、そのうち一番大切な友達が出来て、
家族や友人が増えていって、今では大切なものを多く抱え込んでいてそれで一杯一杯だ。
中学や本格的に入局してからは色々と告白される機会もあったが
彼女には他にやるべき事が多くあったから全部断ってきた。
そもそも、異性を好きになるという感覚が理解出来ないのが現状である。
友情と何が違うのだろうか?子供達への愛情とはまた違うものなのか?
(そんなに素敵なのかな?)
想像しようとしても彼女のそれ関連の知識はあまりにも少なく、偏っている。
インタビュー対策だけではなく、純粋な興味も少し湧いてきた。
「ねぇ、シャーリーのおすすめはどんなお話?」



「お、坊主。今日はひとりか?」
「えぇ。キャロは友達との面会に行ってますから」
いつものように訓練服でやって来たエリオに、いつものように古参の陸士が声をかけた。
陸士部隊の訓練施設のひとつである大型体育館。高い天井につけられた照明は今は点灯しておらず、
広い窓から注ぎ込む自然光だけで充分な明るさがあった。
休憩時間という事で多数の陸士隊員がそこに集まってきている。
「オフシフトも訓練ってのは関心しねぇがな。休む事も仕事だぞ?」
「ちゃんと休んでいますよ。それに、デスクワークの合間の息抜きですから」
楽しそうに笑うエリオに、男は苦笑いを返した。
(……こんなガキが仕事の合間に訓練ってのはどうなんだろうな)
色々とエリオに教え込んだのは自分ではあるが、失敗だったのではないかと少し後悔した。
とはいえ、二週間弱の期間は少年を異邦人ではなく日常にするにも充分な時間だ。
いつものように他の隊員が声をかける。
「エリオ!今日もやってくのか?」
「はい!是非お願いします!」
誰かの呼びかけに嬉しそうに返して少年は陸士の輪の間に笑顔で入っていった。
今から始まる事への準備として少年が軽いアップをしている周りで男達が言い合っている。
一応の結論に達したのか、ひとりの男が前に進み出た。
ズボンから紙幣を一枚取り出し、別の男が持っている箱に入れる。
その箱には結構な枚数の紙幣が既に入れられていた。
「さてと……今日こそあれを全部持っていかせてもらうぜ?」
肩や手首を回しながら傲岸不遜に男が一言。
「させませんよ。じゃ、お願いします!」
不適に笑いながら宣戦布告し、その後律儀に礼をするエリオ。
陸士たちがつくる輪の中で二人が軽く拳をぶつけ合った。それを契機に野次や歓声が飛び交う。
それらを遠めに眺めながら、古参の陸士は呆れた声で呟いた。
「あいつらも飽きねぇなぁ。…………まぁ俺が言い出した事なんだけどよ」
「すごい歓声ですね。何をやっているのですか?」
彼が振り向くと、そこには桃色の髪を高い位置でまとめた女性が立っていた。
その凛としたたたずまいに、少し彼が気圧される。

569 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:42:21 ID:Kgg0uK9h
「……おぉ、アレか?いや、最近ここに来る坊主がいてな。そいつとウチのヤツ等がやりあってんのさ」
「やりあってるとは?」
「ただの殴り合いだよ。三分間一本勝負でタップかフォール、KOで負け。時間切れで引き分け
 魔法は禁止で魔力による身体能力強化のみ許可。目突き、金的、魔法の使用その他諸々の反則は即負けな」
陸士達の輪の中心ではエリオが腰を低く落とし、左手を軽く前に出すという変則的な構えを取っている。
対する男の構えはオーソドックスなボクシングスタイルだ。
「それではあの子供の方が不利なのでは?」
体格差は歴然だ。魔力強化によって筋力が同等となろうとリーチの差や体重差はどうしようもない。
適格な女性の言葉に、しかし彼が浮かべるのはニヤニヤとした笑みである。
「そう思うだろ?だけどな、……まぁ見てればわかるさ」
男がまず動いた。軽快なフットワークから繰り出される拳は速い。
次々と打ち下ろされる拳に少年は何も出来ずに逃げ回る事しか出来ないと思われた。
が、少年はもっと速かった。拳をかいくぐり、男が前に出した左脚にタックルをかける。
慌てて男が左足を引き、タックルをかわした。二人の間に距離が出来る。
出力が同じならば軽ければ軽い程初速はあがる。少年の加速力は男を遥かに凌駕していた。
「ほぉ」
女性の口から漏れた感嘆の溜息に彼は笑みを濃くする。
「な?大したもんだろ?あの見切りと速度は中々真似出来ねぇさ。
 今までどんな鍛え方して来たんだか……」
男が繰り出してきた拳をかわしながら手首を掴む。
そのまま身を翻して立ち間接を極めようとしたが男が必死になって解いた。
だが、その挙動でバランスを崩した男にさらに少年が畳み掛ける。
あっという間に転がされ、数秒後には綺麗な腕ひしぎ十字を極められて男がタップした。
歓声が湧き起こる。
「はえぇよ馬鹿!二分もたねぇじゃねぇか!」
「うっせぇ!じゃあてめえがやってみろよ!」
「オラ!負けたんだからさっさと払え!」
腕ひしぎから介抱された男に一斉に野次が降りかかった。
男は悔しそうな表情を浮かべながら渋々ズボンからもう一枚紙幣を取り出し、箱に入れる。
次の挑戦者と思われる男も同様に紙幣を一枚取り出し、箱にいれた。
その様子をいぶかしんで女性が一声かけた。
「あれは?」
「あぁ、あれか。最初にあの坊主が来た時は俺以外誰も相手しなかったんでよぉ。
 坊主に挑戦するのに参加料とって勝ったらあの箱の中身全部持っていっていいって事にしたんだよ
 あ、ちなみに引き分けはそのままで負けたらさらに一枚だ」
その言葉に女性の眼光が鋭くなる。ミッドチルダでは賭け事は飲酒などと同様に15歳以上でなければ
許されていないのである。法と秩序を守る時空管理局員が法を犯していいわけがない。
「……」
「い、いや。ほら、あの坊主は勝っても金貰えねぇから賭け事には参加してねぇって事で……」
厳しい女性の視線に貫かれて、彼がどぎまぎしながら返答している中、
二人目の男がマウントポジションをとられて降参した。それに感心したのか、女性の視線が柔らかくなる。
「しかし、結構な勝率ですね。箱の中身から察するに10連勝は軽く越えてると思うのですが」
「お、おぉ。ちょっと前までは時間切れの引き分けが多かったんだがな。
 慣れてきたのか、あいつの勝率がどんどんあがってるのは確かだよ」
三人目が少年の前に立った。彼は少年のタックルを警戒して低く構えている。
それを認めて、彼はいやらしい笑みを浮かべた。
「そうだ嬢ちゃん。多分、今から面白いものが見れると思うぜ?」
「面白いもの……ですか?」

570 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:45:31 ID:Kgg0uK9h
いぶかしむ彼女を横目に、彼は少年に視線を注ぎ込む。少年なら気付いている筈で狙う筈だ。
輪を囲んでいる陸士の何人かもそれに気付いてニヤニヤとほくそ笑んでいる。
奇妙な緊張感に包まれ、飛び交う野次の中に不思議な静寂が形成される。
男が動いた。ワンツーやローキックを繰り出すがそれは少年に掠りもしない。

少年が男の懐に飛び込み―――――――そして跳ね上がった。

乾いた音が響く。少年の右足が綺麗に男の顎を横から捕らえ、吹き飛ばしていた。
空中で綺麗な弧を描いて繰り出された右のハイキック。
先程とは比較にならない量の歓声が体育館を揺るがした。
崩れ落ちる男を尻目に、賞賛の声や口笛が少年に降り注ぐ。ちなみに少年は急いで男を抱えあげていた。
「いやっほぅ!今日はアイツのおごりだなぁ!」
「ベックの野朗!てめぇも綺麗に失神させられてんじゃねぇか!」
「ざまぁねぇなぁ!」
次々に野次が飛び交う中、少年だけが男を真面目に介抱している。
「だ、大丈夫ですか?大丈夫ですかっ!?」
他の陸士は笑うだけなので彼が助け舟を出してやる。
「ベックも阿呆だがお前等も阿呆か!誰か水もってこい!」
しかしそう叫ぶ彼の顔に刻まれているのもやはり笑顔だ。
陸士の一人が慣れた様子でバケツにいれた水を取ってきて、倒れた男にぶちまけた。
「どうだい嬢ちゃん!大したもんだろあの坊主は!」
「成程……タックルを警戒したり彼に視線を合わせようと頭を下げるとアレが飛んでくるというワケですか」
「そうさ!しっかし空中であれだけ綺麗な回転軸つくれるってのがすげぇよな!
 グラウンドの技術叩き込んだのも、全部アレを活かす為の布石なんだよ!」
まるで自分の事のように、そして子供のようにはしゃぐ彼を女性が柔らかい笑みで見つめた。
その笑みに、妻も子供もいるというのに、彼の心臓が跳ね上がる。
「エリオはいい師に恵まれたようですね」
急上昇した脈拍を彼が押さえつけていると、その女性が上着を脱ぎながら陸士の中心へと進み出た。
財布から紙幣を一枚取り出し、箱に入れる。
「お!姐さん飛び入り参加かい?」
「坊主!俺と代われ!俺の華麗な寝技のテクニックをお前に見せてやるよ!」
下卑た野次が飛び交う中、ただ一人彼女の正体に気付いているエリオの顔がさっと青ざめた。
「シっシグナムさん!来てたんですかっ!?」
その言葉に、今度はそこにいた陸士全員が顔色を一気に悪化させる。
傍観していた彼も慌てて声を張り上げた。
「全員、シグナム空尉殿に敬礼!」
全員が一斉に敬礼をした。ちなみに彼らの背中は冷や汗でビショビショである。
「いえ、私は今日はオフですから気にしないで下さい」
そう彼女は気さくに話しかけているがここにいる大抵の人間にとって尉官など雲の上もいいところだ。
「さて、エリオ。久々に稽古といこうか」
「……はい!お願いします!」
陸士達がつくる輪の中で徒手空拳で構えるシグナムとエリオ。
と、そこでエリオは気付いた。彼の基本戦術はタックルからのグラウンドである。
それはそれで楽しいんじゃ、と思える程彼はまだ年をとっていなかった。
「あの……シグナムさん。デバイスを用いた格闘戦でもいいですか?」
「ふむ、お前がそういうならそうするか」

571 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:48:46 ID:Kgg0uK9h
エリオの微妙な空気には全く気付かずに
彼女は自身の相棒、レヴァンテインを待機モードから開放した。
エリオもストラーダを槍に戻して構える。両者の間は4メートル弱。
少々遠すぎる間合いだが、しかしエリオは一切気を緩めない。
本来なら野次が飛び交う空間に、真の静寂が訪れた。
全員が息を呑む。あのエースオブエースと互角と謳われるシグナムの模擬戦だ。
一挙手一投足を見逃さないようにと各々が全力で何かを学び取ろうとする。
「……あの、シグナムさん……」
「何だ?」
「ネクタイは外さなくていいんですか?」
「ふっ……外したいと思わせてみろ」
エリオが動く。地を這うように駆けた。繰り出されるのは足を狙った突き。
シグナムは半歩歩く事でそれを回避する。
更にエリオが続く。
足を狙った薙ぎ払いを飛び越え、静かに床に降り立ったシグナムは三歩下がって距離を取った。
内心で舌を巻く。
(考えたな)
剣に下段の技は少ないが薙刀や槍では違う。そして身長の低いエリオが狙うにもうってつけだ。
だが、自分ひとりで気付いた結果ではないだろう。
先程の光景を思い出す。エリオの主戦法は足へのタックルからのグラウンド。
身長が低いという事を逆手に取ったいい戦法だと評価する。
きっとエリオが下段の有効性に気付いたのはこの二週間あまりの格闘訓練のおかげだ。
ならば
(―――――――本命は!)
エリオがまた距離を詰めてくる。初撃はやはり加速を活かした下段の突きだ。

―――――そしてそこからストラーダが跳ね上がる!

顎を狙った突き上げる一撃。
速度、死角から跳ね上がる角度、タイミング、全てが申し分ない必殺の具現化だった。

が、しかし。

シグナムはそれをあっさりと回避した。返す刀はエリオの首筋の横4cmでピタリと止まる。
周囲の陸士から勝負の緊張から解放された事への溜息が漏れた。
「……………………参りました」
ざわざわとどよめく周囲の中、静かにエリオは己の敗北を認める。
首筋から刃を放してシグナムは表情を和らげた。
「これでも駄目でしたか」
「狙いは悪くなかったぞ。ただ、それがばればれだ」
がっくりとエリオは肩をおろした。うなだれるエリオの頭に軽く手を乗せ、シグナムは笑う。
「さて、ルール変更だ。三分間もたせるまで、でどうだ?」
少年の顔が跳ね上がる。その表情は期待に溢れていた。
「いいんですかっ!?」
「あぁ。お前との稽古は久しぶりだからな。さぁ、かかって来い!」

572 名前:ある槍騎士とある姫のその後の話1 :2007/09/25(火) 05:52:53 ID:Kgg0uK9h




「―――――その後はみっちり二時間稽古をつけてやったよ」
シグナムの言葉に、フェイトの眉がびきりと強張った。
ここはテレビ局の数ある控え室の一室だ。現在フェイトはテレビ出演に備えてメイクをしてもらっている。
「フェイトさん、動かないで下さい」
「あ、その……すみません」
メイク係からの注意に、慌ててフェイトが表情を取り繕う。
「いや、しかしあの年頃は成長が早いな。目を離した隙にどんどん別人になってしまう」
フェイトの眉がまた跳ね上がった。
「フェイトさん」
「あ、すみません」
好敵手の焦れた姿に、意地の悪い自分がむくむくともたげている事をシグナムは感じた。
「男子三日会わずんば、という諺もある。たまには会いに行ってみたらどうだ?」
フェイトの肩がプルプルと震え出した。
「エ、エリオの事なら私が一番解ってます!だからそんな心配いりませんっ!」
「フェイトさん」
「あ、、その…………すみません」
叱られてしゅんとなる彼女は、縮こまった肩の影響もあっていつもよりも幼く見えた。
シグナムは笑う。
(やれやれ……)

『しかし、休憩中も訓練とは感心しないぞ?休む事もまた訓練の一部だ』
『それは解ってるんですけど……でも、僕じゃ結局守れませんでしたから』
『守れなかったとは……JS事件の事か?お前は充分に自分の役割を果たしたと思うが』
『でも、最後はフェイトさんに助けられましたから。
 僕は多分、フェイトさんを守りたい……それだけなんです。
 だから、それが出来るようになりさえすればいいかな、と』
『随分高い志だな。苦労するぞ?』
『解ってますよ。だから、頑張ります』

(というやりとりがあった事を伝えたらどうなるかな?)
少し涙もろい彼女の事だ。感激の涙で折角塗ったマスカラが流れてしまうだろうか?
それとも変な責任を感じて落ち込んでしまうだろうか?どうも後者の確率が高い。
「もー!シグナム!何を笑ってるんですかっ!」
さて、彼女がまたメイク係に叱られるまで後1秒。

573 名前:一階の名無し:2007/09/25(火) 05:54:30 ID:Kgg0uK9h
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

ドMにしてしまった事への贖罪のかっこいいシグナムさん。
これの続きか逃走失敗後の話で出来るだけ早くまたお会いできるといいな。

574 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 06:17:42 ID:PqiHcOOp
>>535
GJ!なんだけどふと思った
フェイトを勝たせようとするんじゃない、逆に考えるんだ!
ユーノとくっつこうとしているなのはを奪おうとするから失敗するのであって
はじめからなのはがフェイトといちゃいちゃしてる話を書けばいいんだ!
それならユーノなんて初めからなのはは眼中になし!
とここまで書いてて思ったけどなのフェの場合もフェイトはユーノを敵視してる場合がけっこうある?
なんでこういうキャラが微妙に定着してるんだろう……

575 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 06:38:44 ID:SMiv3aT9
>>574
>ユーノを敵視してる
書く人によるんじゃね?
大概いい人or空気ってのが多いような気がするけど
例外で百合萌えハァハァなダメ人間ってのがどっかにあったがw

576 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 06:40:26 ID:NYnni9E9
改めまして投稿です。
連続になっちゃって、申し訳無いんですけど、失敗した時の事を考えると、
どーしても、人の少ない時間にしたくて。

エロあり。あんまりエロくなりませんでしたが……
アルフ×エリオで、アルフがエリオを襲ってます。
Stまだ途中までしか見てないので、設定なんかにおかしな所があるかも知れませんが、
その辺はスルーでお願いします。
以上の事をご承知の上でお読み下さい。



577 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 06:41:34 ID:NYnni9E9
ゆりかご事件から数カ月。
事件直後から比べれば、幾分落ち着いたものの、まだまだ、傷痕と混乱が残る……
そんな時期の1ページ……


「それで……私に相談ってのはなんなんだい?エリオ?」
アルフはエリオに呼び出され、エリオの部屋へと来ていた。
「ごめんね。アルフも忙しいのに……
でも、こんな事、誰にも…フェイトさんにも相談出来なくて……」
「まぁ、いいって事さね。私から見れば、エリオもキャロも、実の子供同然なんだから。
あんた達の為なら、私は世界の果てにだって飛んでいくよ。」

エリオの暗い表情から、彼がどれだけ苦しんでいるかを感じ取ることはできた。
しかし、フェイトにも相談出来ない程の事とはいったい……

「最近……キャロや、フェイトさん達を見てると…その……身体がムズムズするんだ」
「……………え?」
あまりの事に言葉を失うアルフ。その様子に焦ったのか、慌ててエリオは続ける。
「前はこんな事無かったんだ!!最近になってからなんだ。
……フェイトさんや、キャロ。スバルさんやティアさん達と一緒に訓練や、
仕事をしてると身体がムズムズして……最近は酷くなってきて、
夜も眠れない時もあるぐらいで!!
……やっぱり、僕、何か変な病気なのかな?」
「…………………」

これは……いわゆる、一種のあれだ。思春期の少年達が必ず通る……
『猿な時』


普通の少年に比べると随分と早い気もするが、エリオは、ちょっと「普通」ではないし、
廻りの状況も、美少女が揃い踏みの、ハーレム状態なのである。
そーいった要素が絡み合い、エリオを随分早い状態での覚醒へと導いてしまったのだろう。
そして、普通の少年達なら、TV、あるいは、学校等での、
会話で得ていくそれらに関する知識を、エリオは全く得ていない。
後者は、行くことが無かった為に。前者は過保護な保護者の為に。

アルフは、笑いそうになりながらも、可愛い子供の為に説明を始める。
「あー……エリオ?あのなー……それは別におかしな事じゃなくてだな。
身体が大人に近づいて行くと必ず起こる生理現象なんだ……」
「そうなの?」
先程までの暗い雰囲気と変わってキョトンとするエリオ。
手応えを感じアルフは更に続ける。
「あぁ。動物とかで言う所の、発情期って奴だな。
人間は決まった時期で、なる訳じゃないけど、エリオくらいの歳の頃に、
そーいう事をしたくて、したくて仕方なくなる時期があるんだよ。
相手は誰でもいいからー……って感じでね。
エリオも私を見て、またムズムズしてるんじゃないかい?」

それは、軽い冗談だった。ただエリオをからかう為の。
だが、この次に帰って来た言葉によって、事態は大きく変わってしまうことになるのである。
「え……アルフには全然、そんな気分にはならないよ。」

578 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 06:42:46 ID:NYnni9E9
ナンデスト?
エリオには、慌てた様子も恥じらう様子も無いことから、
それが、冗談やごまかしでは無い事が解る。
そして、それがアルフのプライドを痛く傷つけた。
「ふーん……つまり……エリオは私には魅力が無いって言いたい訳だね?」
「え?あの…アルフ??」
突然、黒いオーラを発し始め、何故か大人バージョンに変身した、アルフに戸惑うエリオ。
顔は笑っているが瞳は全く笑っていない。
『なんか……このままアルフに食べられそうだよ……』
冷や汗を掻きながら、エリオの脳裏によぎった想いは、
ある意味において現実のものとなる。
「フェイトより劣ってる……てのは、まぁ……100歩譲って認めてあげるけど、あんな、
小○臭い小娘達より魅力が無いって言われたんじゃ、私のプライドが許さないからね。
今日はエリオに大人の魅力をたっぷりと教えてあげるよ。」
妖しいオーラを放ちながら1歩1歩エリオに近づく、アルフ。
対してエリオは恐れを感じ、1歩1歩後退る…
…が、遂に部屋の隅へと、追い詰められた。
「ちょ!!アルフ落ち着いて!!!」
「まぁ、いいじゃないか。減るもんでもないし。狼に噛まれたとでも思いなよ。」
「死ぬよ!!」
アルフの手が、エリオのズボンへと伸び、ファスナーを下ろし、
エリオのストラーダを取り出し、マジマジと眺める。
「へぇ……結構、大きいじゃないか。
けど……こんな状態でも、待機モードってのは気にいらないね。
こういう、いけないデバイスは頭からガブッといくよ……」
そういいながら、ストラーダを口に入れていく、アルフを見て、エリオは焦る。
「やめてよ!!アル……ッ!!?」
突然、エリオを凄まじい快楽が襲った。
初めての感覚に思考が、真っ白になってしまう。
ふと、アルフを見ると、言葉とは裏腹に、エリオのストラーダを噛まず、
口の中で、舐め、或いは吸っている。
それを見ながら、エリオは、身体中の血液がそこに集まっていく錯覚を覚えた。
「おや?随分大きくなったね。
エリオにも、ようやく私の魅力が解るようになってきたかね?」
大きくなった、エリオのストラーダに満足そうな表情のエリオ。
「アルフ……解ったから……もう……やめて。」
エリオは、あまりの刺激と快楽に、恐怖を覚え、何とか、アルフを止めようとする……が、
「何言ってるんだよ。これからが本番なのに……
それに、そんな立派なモノを見せられて我慢できるわけ無いだろう?」


579 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 06:44:04 ID:NYnni9E9
言いながらアルフは着ていた服を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になる。
健康的で、だが、どこか、男を挑発する様な色気を放つその裸体は、
確かにエリオの同僚達には無い物だった。
「エリオは何もしなくていいからね」
アルフは、エリオをベットへと押し倒し、エリオに跨がると、エリオのソレを、
優しく握り、自分の中へと導き、ゆっくりと腰を下ろしていく。
エリオを犯すと言う、背徳感に酔いしれていた、アルフの中は充分に潤っており、
熱い快楽が、エリオのストラーダを包みこんだ。
「どうだい?エリオ……私の中は……」
息を乱しながら、ゆっくりと上下に動くアルフ。
動きに合わせ、時折、クチャクチャと淫らな水音が響く。
「アル……フの…中……熱くて……きも…ち…よくて……僕……なんか……変に……」
その返事に満足したのか、アルフはニヤリと笑う。
「いいんだよ。もっと、変になっちゃいな。
天国って所に私が連れっていってあげるからね」
言い終わると、アルフは今までゆっくりと動かしていた腰を、
突然激しく早い動きへと変えた。
途端に、エリオを襲い続ける快楽の波も、より激しいものへと変わる。
その快楽に、耐えようとするエリオの耳に、
「ん……いいよ……エリオ……いい………あっ……」
アルフの普段より僅かに高く、切なげな声が聞こえ、
快楽に堪えるために閉じていた瞳を開き、見上げると、美しい裸体と、
快楽に酔いしれる、美女が瞳に映る。
瞬間、エリオの身体に更なる異変が訪れる。
「アルフ!!離れて……何か…何か……出ちゃいそうなんだ!!」
「いいよ!!エリオ!!!そのまま……そのまま私の中に!!!」
エリオは何とか、アルフから離れようと腰をずらすが、アルフが逃がさない。
そして……遂にエリオの限界を越え……
「アルフ!!ダメ!!!」
ドクッドクッとエリオはアルフの中へと、その全てを放つ。
「あ……熱いよ……エリオの………」



580 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 06:45:26 ID:NYnni9E9
全てを終え、ベットの上では、エリオがぐったりとしている。
それを見つめるアルフはご機嫌だ。
「んー……やっぱり、若いと勢いが違うね。エリオ……ご馳走様。」
「…………………」
もう、何も言う気にもなれなかった。
ただ、自分が汚されたような、そんな気がしていて……
それでいて、もう一度、あの感覚を味わいたいと思っている自分に、自己嫌悪していた。
「おや?また大きくなってきたね……もう一回するかい?」
アルフの言葉に自分の下半身に目を向けると、主の苦悩とは裏腹に、
主の願いに応えんと、ストラーダが起動していた。
「アルフ……ちょっと待っ!!」
「いただきま……きゃぁぁぁ!!??」
エリオを再度、押し倒そうとしたアルフを雷が襲い、
直撃を受けたアルフは、黒い煙りをあげながら、その場に突っ伏す。
「フェイトさん!?」
「アルフが急に戦闘体制に入ったから、何事かと思って急いで戻って来たんだけど……
アルフ?何してたの?」
状況を見るに、ナニをしていたかは一目瞭然である……
が、敢えてそれを聞くフェイトの顔は………例えるモノが無い程恐ろしく……
ようやく起き上がり、フェイトの顔を見たアルフは……
「あっ!!私、ユーノに用事頼まれてたんだよ!!!急いで行かなきゃ!!!」
等と白々しい事を言いながら、窓から飛び下り、一目散に逃げていった程だ。
アルフが出て行くと、フェイトは、エリオにいつもの笑顔を向け、
「エリオ……ごめんね?アルフに沢山、変な事されたでしょ?」
と聞く。確かにされたのだが、やはり気恥ずかしく、「いえ……」と答えるエリオ。
だが……
「されたんだよね?」
再度、聞いてくるフェイトの顔を見た時、エリオには、
「はい……」
と、答えるしか選択肢は残されていなかった。
その返事を聞いて、エリオのベットに潜り込み、エリオの衣服を脱がし始めるフェイト。
「ふぇ…フェイトさん!!?何を!??」
慌てるエリオに、笑顔で返すフェイト。
「だって、エリオ……アルフに汚されちゃったんだよね?だったら清めないと……
大丈夫。ちゃんと私が綺麗にしてあげるからね……」
エリオの永い夜はまだまだ終わりそうに無い。


続かない

581 名前:エリオの永い夜:2007/09/25(火) 06:46:44 ID:NYnni9E9
以上です。
上手く投稿出来てよかったー;;
スレ汚し失礼しました。


582 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 07:11:58 ID:ZnBVExDI
>>559
何かそう考えると萌えてきた
なのはさん×数の子とか(ねーよ

583 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 07:42:30 ID:KvH6HjyP
>>573
毎度乙です
海兵隊な陸士部隊ワロタ
師匠にからかわれて一々反応するフェイトさんがかわいいですね
次待ってます

>>581
グッジョブ!
アルフつまみ食いすんなW
ロリアルフに反応しないと言うことはエリオはやはり年上好き…?
物陰で悔し泣きするキャロを幻視した

584 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 07:54:21 ID:1mzhI31I
>>573
フェイトさんの少し特殊な初恋は少し特殊な恋愛を経て少し特殊な結婚へと至るんだな

585 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 08:04:27 ID:7Ccmqu7c
9歳年上の奥様ですか

586 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 08:07:45 ID:1mzhI31I
>>585
その通り
年上の奥様は魔法少女ということさ

587 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 08:37:11 ID:OjCXOkzW
>>573
最終話のエリオはかっこよすぎた!!
フェイエリの需要が欲しかった!GJ!!!
フェイエリ最高だあああ。フェイトさんかあいいよ

続きと逃走失敗後皆に食われるエリオきゅんをwktkしてます

>>581
GJ!!
エリオはやはり受けだな
キャロカワイソス・・・

588 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 09:31:11 ID:1jNEIv0q
一瞬、ルー子ママとルー子とエリオとキャロのエリオハーレムな新小隊が浮かんだ

589 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 10:01:03 ID:G92Ohq1u
>>588
・少し天然気味の幼なじみポジション
・昨日の敵は今日の友、物静かな文学少女(?)ポジション
・年上の女は嫌いですか?近所の優しいお姉さん(?)ポジション

…うわぁ。

590 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 10:59:31 ID:4udGCaBX
最終話のフェイトさんは、普通に避けれたけど、エリオが来ていたので、花を持たせたと妄想。

591 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 13:09:54 ID:hNIzJVcJ
スカ「君は自分で見つけ出した、自分に反抗することが出来ない子供たち
それを自分の思うように作り上げ、自分の目的のために使っている」
フェ「そんなことないっ、わたしはエリオを理想の相手として育てる逆光源氏計画
なんてたくらんでないっ」
スカ「あの、そんなこと言ってないんですけど?」

592 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 13:21:46 ID:9jMZb+Fr
>>581
GJ!夜の投稿からwktkしながら待ってた甲斐があったZE
アルフがご馳走様と言った場面で、泣いてるエリオの横でアルフが煙草ふかしている光景が浮かんだw
そして、結局は同じ事をしようとするフェイトさんもナイスww

>>573
なんとなくあの面子の中でテレビ映えしそうなフェイトの話というのも中々乙でした
激しく続きを読みたくなってしまうような終わり方で、次回作も期待してますZE

593 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 13:46:36 ID:yMHhZ4fo
やはりフェイトには熱したフォークを

594 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 13:50:06 ID:Gh6PltIH
亀レスですが
>>514
ユーなのというより?なのユー御風呂場えっちGJ!
文字通り暖まったZE 次回はヴィヴィオネタとな?
人間デン○ロビウムorHi-νな弟か妹が出来る話を勝手に期待しても宜しいか?

>>535
GJワロタ!!
しかし何故にこのフェイトさんはイタイ執務官になってまうのか…。
どっかで狸に
「ヴィヴィオってフェイトちゃんとユーノ君の子みたいなんやもん。瞳の色とか髪の色とか」
ってな事言われて完熟トマトみたく可愛くなってたフェイトは幻想か…

595 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 16:36:54 ID:fq04kAHz
>>594
その直後なのはさんに「少し……頭冷やそうか……」されるフェイトさんなら見たことあるな
エリオ狂いの駄目フェイトさんだったが

596 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:04:48 ID:eIydoKET
>>587
続きが気になります・・
ああ、でも槍騎士逃亡編の続きも見たいなあ・・・
純愛フェイトさんもいいが、暴走フェイトさんも気になる


597 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:35:53 ID:1jNEIv0q
>>589
暇だから命じる、お前がこの話を作れ!!

598 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 17:47:20 ID:xrqjtT/P
>>597
テロリストNo.1153番「ギアス使いのゼロ」発見!
ただちに六課隊員は目標を確保せよ!

599 名前:お風呂の戦士(1/2):2007/09/25(火) 19:12:16 ID:PWe/wnd9

 急にお風呂ネタが来たので……


「ユーノパパ、早く早く〜」
「はっは、慌てちゃ駄目だよヴィヴィオ」

 脱衣所で汗臭くなったシャツを脱ぎながら我らが淫獣ことユーノ・スクライアは我が世の春を謳歌していた。
 本編での出番も少なさもなんのその、最終話で勝ち取ったフラグの力をフルに生かし今や彼はユーノパパである。
 なのはさんとの婚姻届こそまだ出していないものの、愛娘であるヴィヴィオと一緒にお風呂に入っても何もおかしいところはないのだ、うん。

「早くー、お湯が冷めちゃうよー」
「分かった分かった、今行くよ」

 ぺちんぺちんと言う凶悪な音を立てながらユーノはお風呂場の扉を潜る。
 そこにはシャンプーハットのわっかを頭に載せた天使がいた。
 
「――やっぱり、ヴィヴィオは可愛いね」

 ゴクリと唾を飲み込んで、ユーノは言った。
 一歩間違うと犯罪者スレスレな台詞だが、ユーノには(多分)その意図はない。
 確かに九歳のなのはさん相手にエクセリオンモードな状態になった前歴はあるものの、さしもユーノも自分の娘はストライクゾーン範囲外であったようだ。
 ただし今のユーノの心の中には□リへの欲望がなのはさんへの愛で化学変化物を起こした異常なまでの父性愛が満ちていたりする。
 だから彼が愛しい愛しい娘のぷにっとしたほっぺやぺったんこな胸板に頬ずりしたくなったとしても何もおかしくないのである。

「ユーノパパ、シャンプーおねがいします」
「あ、ああ……」

 ユーノは大切な娘の一言で我に帰った。
 どこか他人行儀なヴィヴィオの言葉に、もっとこの子が心から頼れるような父親になろうと心から決意する。

「それじゃあ、いくよ?」

 

600 名前:お風呂の戦士(2/2):2007/09/25(火) 19:12:50 ID:PWe/wnd9
 なのはが使っているのと同じシャンプーを手に取ると、ゆっくりと金色の美しい髪に泡を馴染ませていく。

「わふっ、くすぐったい」
「ごめんね、少し我慢して」

 シャカシャカと音と立てながらユーノはヴィヴィオの髪を洗っていった。
 
「はいおしまい、しかし本当にヴィヴィオ(の髪)は綺麗だね、いつかなのはママみたいなとびきりの美人になるぞ」
「本当に?」

 心底嬉しそうに答えたヴィヴィオに、ユーノも思わず顔を綻ばせた。

「ああ、本当さ」
「じゃあヴィヴィオが大きくなってなったらなのはママみたいにユーノパパのおよめさんになれるかな?」

 この台詞は娘を持つ父親にとって感無量である。
 だからユーノも一瞬たりとも躊躇うことなく、こう答えた。

「勿論だとも!」

 その言葉に、ヴィヴィオは瞳を輝かせた。

「じゃあヴィヴィオ大きくなる!」
「へ?」

 浴室に満ちる七色の光。
 淫獣が本当に大きくなってしまったヴィヴィオに押し倒されたのは、次の瞬間のことだった。

「ねぇ……どうかな?ユーノパパ?」

 頬を朱色に染めながらヴィヴィオは言う。
 ユーノは何か返事をしようとして……

「ユーノくん、ヴィヴィオー、ただいまー! 仕事遅くなってごめん……二人ともお風呂ー?」

 ――地獄の蓋が開く音を聞いたのだった。

 

601 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:19:02 ID:BzrnVY+C
>>573 >>581
GJ!! これからも投稿頼む。

602 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:47:08 ID:RX04BWen
>>600
GJ!
続きをお願いします。

603 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:54:11 ID:jnoPeXKb
>>600
ラスト、ジョージのテーマが流れたw

604 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:56:10 ID:jnoPeXKb
ジョーズだorz

605 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:58:09 ID:OUmgewye
>>603
俺はダースベイダーのテーマが流れたんだが

606 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 19:59:31 ID:4TrwgErD
おれゴジラの上陸の時のアレ

607 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:02:55 ID:riDIZj9Q
でーでんでーでんでででで・・・・

608 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:09:19 ID:iplBkYqf
おまいら楽しすぎwww>600GJ!してやれよGJ!

609 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:11:42 ID:8xzOr1Qa
>>600
スゥゥゥゥゥゥゥパァァァァァァ

親子丼タァァァァァアァッァァアイム!!!!!!!!!!!!!!

610 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:13:51 ID:X1tP1ba4
>>600
後はなのはも謝る振りしてストラグルバインドで緊縛してしまえば完璧だね。

611 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:15:21 ID:Ylg8Q5G6
>>600
親子丼フラグktkr

612 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:34:48 ID:9kGHT9eX
アホの子フェイトさんが愛おしくなってきた

613 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:36:25 ID:hNIzJVcJ
通りすがりのものですが、さっき金髪の凄い美人がこのスレを覗いて血の涙を流してました
なんか「インジュウコロス」とか呟いてました

614 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:36:56 ID:OUmgewye
>>612
だが俺は純愛ユーフェイ分が欲しいとこなんだぜ

615 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:37:25 ID:vSjoXBuV
親子丼GJ

616 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:44:15 ID:mU09lVBk
THE BEAST2が流れたのは自分だけじゃないはず

617 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:45:25 ID:PWe/wnd9
>613
甘いな!
俺はイベントカード『フェイトさんの来訪』を場に出し、魔法カード『悪魔の取引』を発動。
「フェイトさん、一緒になのはを好きしたくないかい?」の一言でフェイトそんを味方に引きこんでなのはさん緊縛プレイを召喚する!

そしてトラップカード『ヴィヴィオの涙』を場に伏せターンエンド!
フハハ○戯、これで次のターンにはヴィヴィオの涙に説得されたなのはさんとの純愛&ヴィヴィオとの親子丼&嫌がりながらも感じてしまうフェイトそん
と言う、黄金4Pコンボが確定する!
俺の勝利だ、フハハハー!



618 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:53:45 ID:1jNEIv0q
>>617
遊戯王自粛!!

619 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:55:30 ID:9kGHT9eX
>>614
俺は純愛フェイなのスカが欲しい(ねーよ

620 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:55:53 ID:gavzwgiv
>>618
落ち着け、○のなかは遊じゃなくて前かもしれん

621 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:56:25 ID:52KMSHdz
>>619
それは難易度高すぎるだろう。

とりあえず自分で手本を書いて見るべきだと思うんだ。

622 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 20:57:13 ID:mU09lVBk
>>617
社長www

623 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:03:39 ID:wlXQuuZ4
お前ら絶好調だな。

624 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:21:31 ID:6skyUP38
>>617
正直それを受け流せるようなのが
『クロノ』召喚、装備カード『アッー』をつけて『ユーノ』を直通攻撃くらいしか。

他のカード出しても、効果「淫獣」で喰われて粉砕、玉砕、大喝采!!!だからなあ(性的な意味で)
部隊長かナンバーズなら何とかいけるか?


625 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:21:36 ID:IS07khXA
>>600
うはwwwwこの発想はなかったw俺の妄想力もまだまだだな……
GJ!!w

しかしここでヴィヴィオを抱えてどこかに隠れたりすれば密着した身体云々で普通にエロが始まるな。うん
隠れる場所? さあ……

626 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:23:41 ID:52KMSHdz
>>600
しまった、先を越されたか。しかしあえて言おう
超 G J
続きマダー?

>>625
ユーノがフェレット状態になってヴィヴィオの中に隠れると申したか

627 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:25:58 ID:OUmgewye
>>626
その発想は無かったお前天才だろwww

628 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:26:04 ID:hNIzJVcJ
まあヴィヴィオの急激成長能力は都築がガンエ○ンをやりたかっただけとしか思えんから
ついつい忘れがちだな
よく考えたらこのスレ的には実に美味しいネタなんだが

629 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:31:44 ID:IS07khXA
>>626
そ、その手があったか……お前天才だな

630 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:34:46 ID:8osyItqA
>>626には期待せざる得ない


631 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:38:15 ID:vSjoXBuV
ここにいる人たちの発想力に感服


632 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:39:03 ID:G2FtU1Ox
なのユー家断絶




なんとなく思いついた。
とくに意味は無い。

633 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 21:43:12 ID:6skyUP38
「なのはさま、あなたはどうしてなのはなの?」
というセリフが思い浮かんだ

634 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:19:32 ID:p0QQm3ct
そういえば、今日は中秋の名月ですね
「ねー、なのはママ。ちゅうしゅうのめいげつってなに?」
「ん? ああ、十五夜のことね」
「じゅうごや?」
「うん、私の生まれたところではその日にお月見をするんだよ」
「おつきみ?」
「そう、お団子をお供えして、まん丸のお月さんを眺めるの。あ、そうだヴィヴィオ、私たちもここでお月見やっちゃおうか」
「わーいおつきみおつきみー」

はて…ミッドチルダでお月見をしても風流さは出るんだろうか…

635 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:24:57 ID:zm6orVmx
>>634
ミッドは月が複数あるっぽいしなぁ…。ミッド人はあんまりありがたみ感じてないかも。

636 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:29:16 ID:8xX3mPpy
月が二個あったな。満ち欠けとかあるんかね?

637 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:40:14 ID:9dDJG+Af
恒星がある以上満ち欠けはあるだろうが…
軌道が結構違ったから何年(ヘタすりゃ百年単位)かに一度
大きくてきれいな二つの満月が見られる日があったりするかもね

638 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:47:35 ID:LjtfL51V
>>626


(まずい…!)
ほてっていた脳をフル稼動して、ユーノはその先の未来を垣間見る。
(幼女状態のヴィヴィオならまだしも、成長した姿で、しかも全裸で抱き合ってるところを見られたら!!)
ユーノの顔からサッと血の気が引く。
が、次の瞬間不思議な踊りを踊り出す。
(な、なんとか、逃げ、か、隠れ…!)
この間、約一秒。
そんなユーノを、ヴィヴィオは不思議そうに見つめる。
「ユーノパパ、どうしたの?」
その間に脱衣所のドアがスライドする音が聞こえる。
「ヴィ、ヴィヴィオ! ど、どこか、か、隠れるところ……」
うろたえるユーノは、ついヴィヴィオのよく成長身体を見つめてしまった。
その時、ユーノの脳内に隠された淫頭葉(笑)が覚醒した。
「そ、そうだ! 隠れるトコロがあるじゃないか!」
ユーノはフェレット形態へと変身し、あろうことかヴィヴィオの大事な部分に潜り込んでいくではないか!
「や、ゆーのぱぱ、んん……だめだよ…!」
ユーノは手足をばたつかせながら、グイグイとヴィヴィオの中へと進んでいく。
「だめ、ぱぱぁ、ぁん、しっぽが、つめがぁ…」



こうですか、わかりM(ry

639 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:51:58 ID:zm6orVmx
>>638
おまw なんかやたら臨場感がw GJ

640 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 22:56:52 ID:Q43zTC3X
>>600
お風呂ネタGJです。続きかなり気になります。

自分も先に予告したヴィヴィオネタを投下します。

・ヴィヴィオがジュースと勘違いして酒を飲む
・酔った勢いでなのはとユーノを倒す(性的な意味で)
・エロあり
・一応なのはとユーノはまだ結婚していないけど何故か同居はしてるとんでも設定
・ネタバレ要素もあるので最終回見て無い人には注意

では行きます。

641 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 22:57:31 ID:52KMSHdz
>>638
淫頭葉ふいたw
でも隠れきれるものでもあるまいに・・・・・・

642 名前:ヴィヴィオが酒飲んじまった編 1 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 22:58:42 ID:Q43zTC3X
ヴィヴィオは正式になのはの養子となり、高町ヴィヴィオとなった。
それに伴いユーノに対してもパパと呼ぶようになっていたのだが、そんな時にそれは起こった。

あくる日、なのはとユーノは共に用事で出かけ、ヴィヴィオは一人で留守番をしていた。
食事の方はあらかじめ用意されていた物があったから大丈夫だったが、ヴィヴィオは
不安だった。特に既に外はすっかり暗くなってしまっているにも関わらず二人が
帰ってくる様子を見せない状況がヴィヴィオをどれだけ不安にさせるか想像に難くなかろう。
皆も子供の時にはこの様な思いをした事は無いだろうか? 夜の静かな部屋の中に小さな子供が
一人だけいると言う状況で…もし怖い人が上がり込んで来たらどうしよう? とか
お化けが出てきたらどうしよう? などなど。小さい子供故にそういう事を想像して
一人不安になってしまうと言う事がやはりヴィヴィオにも言えたのである。
もしこれがなのはと出会ったばかりのヴィヴィオなら間違い無く泣き叫んでしまっていただろう。
しかし、今のヴィヴィオは逆に泣きそうになりながらも必死に涙を堪えていた。
「寂しくても泣いちゃダメ…泣いたらママとパパに心配されちゃう…。」
ヴィヴィオは顔を歪めながらも涙を堪える。それだけヴィヴィオも成長したと言う事である。
だがそれでもなのはとユーノが帰って来る様子は無く、ますますヴィヴィオを不安にさせた。
「そ…そうだ…ジュースを飲んで気を落ち着かせよう…。」
そう考えたヴィヴィオは冷蔵庫へ向かい、ジュースを探すのだが…残念な事にジュースは無かった。
「そんな…ジュースが無いよ…。」
ヴィヴィオは途方に暮れてしまい、もう本当に泣き出してもおかしく無い状況になっていたが
そこでヴィヴィオは冷蔵庫の奥に置かれていたある物を目にするのである。
「あれ? これ何だろう? ジュースかな?」
ヴィヴィオが発見した物はジュースでは無い。それはなんと酒である。
実はなのはとユーノが晴れて二十歳となり、法的にもお酒を飲んでもOKになったので
二人で初酒をやろうと飛びきり高級な酒を購入して冷蔵庫に入れていたのだが、
それを酒では無くジュースと勘違いしたヴィヴィオは何も疑う事無くフタを開き
飲んでしまった…

643 名前:ヴィヴィオが酒飲んじまった編 2 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 23:00:25 ID:Q43zTC3X
「ヴィヴィオ遅れてごめんなさ〜い! 代わりにヴィヴィオの大好きな
お菓子やジュースを買って来たからこれで許して〜?」
しばらくして申し訳無さそうな顔でなのはとユーノの二人が帰って来たのだが…
「まま〜おかえり〜ヒック!」
「え…ヴィヴィオ…。」
なのはとユーノの二人は愕然とした。そこには酒をかっくらって真っ赤になって
座っているヴィヴィオの姿があったのだから…
「まま〜このじゅーすなんだかへんだよ〜…のむとからだがあつくなっちゃって…ヒック!」
「違うよこれはジュースじゃなくてお酒! 子供はまだ飲んじゃいけないんだよ!」
「あ〜なんて事だ…全部飲んじゃってる…。」
二人は慌てていたが、ヴィヴィオは何故慌てているのか理解できずに
酔っ払った顔でなのはの方に近付いて来ていた。
「まま〜だっこして〜。ヒック!」
「ヴィヴィオ駄目だよってこら! 登ってきちゃ駄目!」
なのははまだ子供でありながら勝手に酒を飲んでしまった事をヴィヴィオに
注意するつもりだったのだが、完全に酔っ払ったヴィヴィオはそんな事構わずに
まるで猿が木登りをする様に素早くなのはの足から胸まで登っていたのであった。
「うわ〜ままのおっぱいやわらかくておっき〜ヒック!」
「ヴィヴィオ駄目! こんな事してる場合じゃないの!」
なのはが何を言ってもヴィヴィオの耳には入っていない。そしてヴィヴィオは
なのはの服の上着のボタンを外し、その乳房を露にしてしまったでは無いか。
「うわ! なのはの生おっぱい!」
「ユーノ君の馬鹿! そんな事言ってる場合なの!? ヴィヴィオもやめなさい!」
なのなの乳房を見てしまったユーノは思わず勃起してしまっており、
そこをなのはに注意されてしまうのだが、ユーノに気を取られている間に
ヴィヴィオはなのはの露出した乳房をがっちり掴んでいた。
「あのね〜? ヴィヴィオはままのおっぱいすいたいの〜ヒック!」
「あっ!」
次の瞬間ヴィヴィオはなのはの乳首に吸い付いており、思わずなのははピクッと震えた。
そしてヴィヴィオは強く吸って行くのである。
「ダメ! ダメだよヴィヴィオ! まだおっぱい出ないよ! アア!」
なのはは顔を赤くしながらヴィヴィオにそう叫ぶが、自身の乳首を唇で挟んで
吸ったり舌で嘗めたりするヴィヴィオの責めになのはは思わず感じてしまっていた。
挙句の果てにはユーノもまたなのはのおっぱい吸いたいと言いたげな顔になってる始末。
「アア! アアアアア! ダメェェ!」
なのはは身体の力が抜けてその場にへたり込んでしまっていたが、ヴィヴィオは
構わずになのはの乳首を吸い続けるのである。
「ままのおっぱいでないよ〜ヒック!」
「だからまだ私のおっぱいは出ないの! お願いだからヴィヴィオやめてって痛ぁ!」
ヴィヴィオが歯を立ててなのはの乳首に軽く噛み付いた。ヴィヴィオとしては
ママのおっぱいが出ないから噛んでもダメなのかな? 感覚でやったのであろうが、
なのはにとっての衝撃は凄まじい。乳首に軽く触れられただけでも敏感に感じてしまうのに
歯で噛まれてしまえばどうなるか…。確かに傷付く程強く噛まれたワケでは無いが、
それでもなのはは相当に感じてしまい、もう涙目になってしまった。
「ダメ…ヴィヴィオやめて…お願いやめて…。」
「ままおっかしいの〜、こどもみたいにないちゃってる〜ヒック!」
これが普段のヴィヴィオなら大好きなママがどういて泣いてしまったのかと
心配になるのだろうが、今の酒の酔ったヴィヴィオは逆に面白がり、
より激しくなのはの乳首を嘗めたり吸ったりし始めたのであった。
「やめて! ヴィヴィオやめて! おねがい! ママの言う事聞いて!? んああ!」
「いやだもん…ままのおっぱいでるまでやめないもん…ヒック!」
酔った勢いと言う事もあるのだろう。ヴィヴィオはなのはのお願いを聞くつもりは無いらしく、
その後も執拗になのはの乳首を吸ったり嘗めたり噛んだりし続けた。
「あ! やめ! やめて! ああ!」
ヴィヴィオの舌が…唇が…歯が…なのはの乳首に触れる度になのはは
ビクビクと痙攣してしまう。そしてついにそれも限界に達し…
「んああああ…………………。」
なのはは悶絶し、気を失ってしまった…

644 名前:ヴィヴィオが酒飲んじまった編 3 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 23:02:18 ID:Q43zTC3X
「まま〜どうしたの〜こんなところでねちゃったらかぜひくよ〜ヒック!」
なのはが気を失うと同時にヴィヴィオはなのはの乳首から口を離していたのだが、
今度はユーノの方を見ていた。
「ぱぱ〜つぎはぱぱがだっこして〜ヒック!」
「わっこら!」
ユーノは思わず慌てるが、次の瞬間にはヴィヴィオはユーノの股間にまで登っていた。
「あれれ? ぱぱのおまたになにかかたいものがあるよ〜ヒック!」
「あ! ダメ! それはダメ!」
ユーノは大急ぎでヴィヴィオを掴み下ろそうとするが、ヴィヴィオはユーノの
ズボンのチャックを下ろしてユーノの勃起したモノを露出させていた。
「わ〜きのこさんだ〜ぱぱのおまたにきのこさんがはえてる〜ヒック!」
「あー! ダメダメ! ってああ!」
ヴィヴィオはユーノのモノを咥え込んでいた。その感触に思わずユーノはその場にへたり込んでしまう。
「ぱぱのおまたのきのこさんぺろぺろしたらぱぱがへんになっちゃってる〜おもしろいの〜ヒック!」
「わぁ! やめて! これはキノコなんかじゃないよ! 嘗めちゃダメだよ!」
ヴィヴィオはへたり込んでしまったユーノを心配する事無く構わずに嘗め回し始めた。
これこそ俗に言うフェラチオなのだが、ヴィヴィオがその様な概念を知っているとは思えない。
と言う以前に先程のきのこ発言からヴィヴィオは男のモノと言う概念自体知らなかったのだろう。
だからこそ、今の完全に酔っ払ったヴィヴィオはキノコを嘗め回していると言う認識しか無いと思われる。
「あはははは! きのこなめなめしたらぱぱがぴくぴくふるえておもしろ〜いヒック!」
「うわぁ! やめ! やめ! おねがいだかららめぇぇぇ!!」
ヴィヴィオがユーノのモノを嘗めればその分ユーノがビクンと振るえ、ヴィヴィオはそれを余計に
面白がってよりユーノのモノを嘗め回す。ヴィヴィオの舌がユーノの玉袋からモノの根元〜先端に至るまで
全ての場所を這い回り、もはやヴィヴィオの唾液だらけにされていた。
「やめてヴィヴィオ! もういい加減に…ってああ!」
ユーノは射精意を感じた。ヴィヴィオがユーノのモノを嘗め回した事でモノが刺激され、
射精しようとしていたのである。
「ヴィヴィオ離れるんだ! じゃないと…。」
「いやだよ〜もっとぱぱのきのこさんなめなめしたいもんヒック!」
このままではユーノの精液が勢い良く発射され、ヴィヴィオに顔射してしまう事になる。
それを防ぎたいユーノはヴィヴィオに離れる様に言うが、それでもヴィヴィオはそんな事が
起こるとも知らずにユーノのモノを嘗め回し続けている。そして…
「あ! 出る! 出る! 出るぅぅぅぅぅ!!」

                ど  び ゅ っ

645 名前:ヴィヴィオが酒飲んじまった編 4 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 23:03:39 ID:Q43zTC3X
ついにユーノは射精し、ヴィヴィオの顔は真っ白に染まった。
そしてなのは同様に悶絶して気を失う形で果ててしまっていたが、
ヴィヴィオは驚いた顔をしながらも笑っていた。
「ぱぱのきのこさんからしろいのがとびでてきた〜おもしろ〜い! でも…
そしたらぱぱのきのこさんがふにゃふにゃになっちゃったよ? ねぇねぇもっとでないの? ヒック!」
射精と共に通常の柔らかい状態に戻ったユーノのモノをヴィヴィオは不思議に思い、
何とか立たせようと手に添えて持ち上げたりするが、やはり立たなかった。
「あれれ? よくみたらままとぱぱがこんなところでねちゃってるよ? こんなところで
ねちゃったらかぜひいちゃうよ? ヒック!」
正確には寝ているのではなく気を失っているのだが、今のヴィヴィオにそんな事が分かるはずが無い。
「まあいいや。ヴィヴィオもままとぱぱといっしょにねる〜! ヒック!」
そう言ってヴィヴィオはなのはとユーノに挟まれる形で横になり…眠りに付いた。

翌日…そこにはなのはに尻を叩かれているヴィヴィオの姿があった。
「ヴィヴィオ! これはお酒って言って、子供はまだ飲んじゃいけない飲み物なんだよ!」
「うわぁぁぁぁん! 何だか良く分からないけどママごめんなさ〜い!!」
ヴィヴィオは先日、酒に口を付けて以降の行動を覚えてはいなかった。
それだけ酔っ払っていたと言う事なのだが、なのはとユーノはしっかり
その歳にヴィヴィオにされた事を覚えている。だからこそもう二度とこんな事をしないようにと
なのはは心を鬼にしてヴィヴィオの頭を冷やさせていたのである。
そしてヴィヴィオもまた、前述している通り先日の事を覚えていない為に
どうして自分が怒られているのか分からなかったのだが、それでもヴィヴィオにとって
優しいママがここまで怒るのは自分がママを怒らせる事をしてしまったからに違いないと考えていた。
「うわぁぁぁぁぁん!! ママごめんなさい! ごめんなさぁぁぁぁい!!」

                 おしまい

646 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/25(火) 23:05:00 ID:Q43zTC3X
ヴィヴィオ+酔っ払いネタで行って見ました。

次書く時もまたヴィヴィオネタをやる予定です。それではお休みなさい。

647 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:05:37 ID:OUmgewye
>>646
リアルタイムキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
GJなのですよ

648 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:13:18 ID:+cLmoTzs
胸を吸われるなのはに「そーだな、なのは大人になったんだよなぁ…」と
何故か感慨深いものを感じてしまったwGJです。

649 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:25:05 ID:mDv8gk0w
>>600,>>638
お二人ともGJ!
さすが淫獣、俺達にはできないことをやってのける、ソコにしびれr(ry
でも、仮に巧く隠れられたとしても素直なヴィヴィオはきっとあっさりばらしちゃうんだぜ?
あと、>>638で巧く隠れられてしまう、ってのは実はヴィヴィオの処女がユーノの
スカルファックで奪われる、って事だよね、よく考えると


魔王様のお怒りがガガggg(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 

650 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:30:46 ID:9jMZb+Fr
なんだか良作と迷作がジャンジャン投下されてるなw
とりあえず、毎回流されるままなユーノワロスwww

651 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:32:21 ID:ORpZP6U9
「うわ! なのはの生おっぱい!」
「ユーノ君の馬鹿! そんな事言ってる場合なの!? ヴィヴィオもやめなさい!」

割と余裕あるなこの二人wwwww

652 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:56:17 ID:i6AFH9+x
こっそり、いかせてくださいな。

報われないフェイトさんが可哀想になって、つい出来てしましました。
フェなので、陵辱後 鬱スタートです。

お馬鹿フェイトさんは可愛いと思うのですよ。

653 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:57:40 ID:9QYcqZ/E
もう鬱は勘弁して〜!!

654 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:58:18 ID:mQH9d07e
お二人ともヴィヴィオネタGJです。

しかし、ようやく高町の姓を得てなのはの娘になったヴィヴィオですが、使う魔法って
やっぱり母親と一緒でディバインバスターとかの砲撃系なんだろうか、ベルカ式だけど。
でもって、ベルカ式だからインファイトもこなせてしかも母親には無いレアスキル持ち
・・・・(レリックが無くても発動はすると思われる。)


・・・・・・あれ・・・もしかしてガチで魔王を超えるリアル聖王の誕生・・・・・・?

655 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:58:49 ID:Gh6PltIH
>>646
酔っ払いヴィヴィオフイタ〜!!
おっぱい吸われるとこで
「ねぇユーノ君…もしまたああなっちゃった時のために、おっぱい出せるようにしたいな…(はぁと)」
と言ってめちゃ危険日に司書長に迫るなのはさんが見えた俺は異端か…

>>600>>638
ヤベ…ユーノとなのはの間に出来た子が男なら
ヴィヴィオとの義姉弟シチュができそうな感じがしてきた…
俺はヤンデレとは違う意味で病んでるようだ…言葉様アンソロ買ったせいか

656 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/25(火) 23:59:50 ID:9kGHT9eX
>>652
カマーンカマーン

657 名前:泣けないわたし 1:2007/09/26(水) 00:01:10 ID:i6AFH9+x
彼女は泣いていた。

両の手を血に染めて、あられもない姿で震えながら、
ごめんなさいごめんなさいと、わたしの上で泣いていた。

血って、あんなに出るもんなんだぁ…

自分の太腿の間に起こっているであろう惨劇を想像して、少し不安になる。
フェイトちゃんは泣きながら謝りつづけていて、とてもうざったい。
ベッドのまわりには、引き千切られた衣服が散乱している。
押し倒された時に切った、口の中が痛い、軽く首を絞めてあげる、抵抗されない。

10年来の親友に奪われたのは、ついさっきの事だった。

「ねえ…なんでこんな事、したの?」

問いかけてみる、わたしはどんな顔をしているのだろうか。
わたしの身体の上で、びくりと、怯えるように震えてから、やっと謝罪の声が止まった。

ああ、やっぱりフェイトちゃんの瞳は綺麗だなぁ

何か場違いな事を考えながら、なんだろう、さっきまでの裏切られた思いとか、
怒りとか、悲しみとか、何もかもが無くなって、なんかもうポッカリと空洞のような

「きっと、泣きたいのはわたしの方だよ…」

とりあえず、抱き寄せてもう一度、聞いてみる。

「ねえ、なんで?」

彼女は、しゃくりあげながら少しづつ語り出した。

昔から好きだった事、一度は諦めようと思った事、ユーノ君に嫉妬していた事、
機動六課に出向になって一緒に居る時間が増えた事、ヴィヴィオに出会った事、
六課の解散が近づいて、また会えなくなる日々に戻ると思った事。

時系列も何もかもがグチャグチャで、普段の彼女からは考えられないほどに支離滅裂で、
それでも、思いのたけだけは伝わってきて、やりきれなくて、何も考えたくなくて、
うん、だから心の中のユーノ君にわかり易く言ってもらおう、つまり


658 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:01:59 ID:coyTlTi9
>>654
ここでママと魔々で子供の教育方針の対立ですよ

659 名前:泣けないわたし 2:2007/09/26(水) 00:02:13 ID:i6AFH9+x
「…とりあえず、あとでSLBね」
「軽すぎ!?」
「じゃあ連射で」
「火力じゃなくて!」

なんかテンポ良くツッコミが入ったので、つい笑ってしまった。
悲しいのだろうし、痛くて苦しいのも事実なんだろうけど

「仕方無いよ、フェイトちゃんが泣いているのを見ていると、わたしも悲しくなるし」

許すとか償うとか、そんなのじゃなくて、ただ単純にわたしは、
すぐに思いつめて泣き出してしまうこの娘が、大好きなんだなぁと。

だから、そっと瞼の上にキスをする。
わたしの腕の中で震えていたフェイトちゃんは、

「なのは…ごめん」

うん、いつものフェイトちゃんだ。

「まあそれはそれとして、乙女の大事なモノを奪った以上、覚悟はできているよね」
「え…バインド……?」
「ミッドチルダの格言に、仇は256倍にして返すべしとあるし」
「それ言ったの、なのはじゃむぐっ」
「じゃー、今からフェイトちゃんはわたしの物って事で」
「全部!?」
「ちゃんとお嫁に貰ってあげるから心配しなくていいのなのー」
「あ、お嫁って、え?ユーノは!?」
「婿にとるから大丈夫なの」
「ちょっと、なのは、待って反省してます!本当にごめん!だから待ってー!!」
「さあ、飲み込んでわたしのレイジングハート」
「寄らず触らず上にも乗せないでー!」
「そう言いつつも、もうフェイトちゃんの恋はビショ濡れでおじゃるなのー」
「アッー!」

彼女は、泣いていた。   

−終−


660 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:09:50 ID:/bz1gOOS
GJ!
なんだかんだで幸せそうじゃないか!


661 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:21:21 ID:mpKI17t9
GJです
全然鬱っぽくなくて安心しましたよ(;´д`)

662 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:21:29 ID:Uar4NZb9
ちょw 鬱じゃねぇw これはこれで好きだが!

最中もキボンしてみる

663 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 00:29:55 ID:KfVk1vxs
GJ!!!
最近お馬鹿なフェイトさんが最後に痛い目にあうって
ワンパターンな落ちにはちと飽きてきたからとても新鮮で笑えたwww

なのはさんが攻めに回ったらおばかなフェイトさんも幸せな終わりを迎えられそう。

664 名前:26-111:2007/09/26(水) 01:02:15 ID:jW+CMV1b
投下予告します
多くのリクエストを頂いたフェイトとエリオ+キャロの話です

ただ、少し悲しい話が書きたくなったんだぜ
鬱展開、という程ではない・・・と思う、多分

・メインはフェイトとエリオ
・使用レス数19レス
・前半はフェイト視点、中盤はエリオ視点での描写となっています
 一人称視点を描く実験のつもり・・・読みにくいのは私の技術不足スンマソン
・タイトルは、絆がくれた光

では、投下

665 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:02:47 ID:jW+CMV1b
“夜明けの無い、世界なんてないから”

いつか聴いた歌の、そんな詞を口ずさんだ

・・・良い言葉だと思う

どんなに昏い時代でも、いつかは光に満ちた時が訪れる
重く苦しい闇の中にも、いつかはきっと光が差し込む

かつて、とある少女が自分の心の闇を払ってくれた様に、きっと世界はそんな風にできている



そう、信じていた

だからこそ、信じられなかった



世界が、光を失い、闇に閉ざされてしまったということが



○絆がくれた光



「・・・ィトさ・・・フェ・ト・ん・・・フ・イトさん!フェイトさん!!」

誰かが自分を揺さぶっている・・・この声は、エリオだろうか
私は重い瞼をこじ開けようと必死で努力したけど、力の抜けきった体はどれだけ叱咤しても、指一本動いてはくれなかった


666 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:03:21 ID:jW+CMV1b
ソニックフォームの薄いジャケット越しに、エリオの温もりが伝わってくる。頬に落ちてくる雫は、エリオの涙?
だけど、私が知覚できたのはそこまでだった。眠り込むように、私の意識は闇に沈んでいったんだ。エリオの、涙に濡れた蒼い目だけ、最後に見えた気がしてた・・・



そして、次に目を覚ました時、私は目を開けて・・・

「・・・あれ?」

そんな、少し間の抜けた声を出してしまった・・・目を開けようとしても、開かなかったから
ぺたぺたと顔を触ると原因はすぐに判った。理由はその時は全く判らなかったけど・・・私の顔の上半分には、瞼を押さえるようにきつく包帯が巻かれていたんだ
包帯を解こうかと思ったけど、もし怪我をしていて包帯を巻いているのだったら、それは駄目だと思い直して、その時はまた横になった
そうして、真っ暗な瞼の裏を眺めていると、不意にドアが開く音が耳に入ってきて、そして幾つかの足音が響いた

「あ、フェイトさん!意識が戻ったんですね!」
「・・・その声、シャーリー?私は、意識を失ってたの?今は、あの事件からどのくらい時間が?」
「あ、落ち着いてください、起きちゃ駄目です・・・スカリエッティ以下、戦闘機人は全員捕縛。ゆりかごも軌道上で消滅しました。それから、今日で丸2日間経過しています」
「えっ!?2日間も、私はずっと寝ていたんだ・・・」
「・・・はい・・・」
「・・・それで、シャーリー。この包帯なんだけど・・・」
「あ、それについては、シャマル先生から説明があるそうです。すぐに呼んできますから!」

慌てて走り去る足音を聞きながら、彼女の言葉の中に少し湿った響きがあったことを、私は聞き逃さなかった
心の中が寒くなるような、そんな不安が忍び込んでくるみたいだったっけ・・・

「・・・フェイトさん」

シャーリーの他に、何人かの足音を聞き取っていたけど、その足音の主がエリオとは思っていなかった
顔は見えないけど、きっと心配掛けちゃったんだろうな・・・そう思って、私は口元だけ笑顔を見せた

「エリオ・・・キャロも一緒?」


667 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:03:55 ID:jW+CMV1b
「はい・・・私もここに居ます」

涙に震える声は、間違いなくキャロの声だった

「ごめんね、心配させちゃった・・・二人とも、怪我とかはしていない?大丈夫?」
「は、はい!」
「大丈夫です・・・私達は、みんな無事です」
「そうだったんだ、良かった・・・本当に、良かった」

本当に、心から安堵して、私は息を吐いた。体から空気が抜けるように、ぐったりと背中をベッドに預けて・・・
キャロの涙声に混じって、エリオのしゃくり上げるような声が聞こえてきたんだ

「キャロ、エリオ・・・どうしたの?」
「ごめんなさい、フェイトさん・・・僕が、もっと早く追いつけていたら・・・こんな・・・」
「うっ・・・う、うわぁぁぁっ・・・!!」
「わっ、キャロ!?エリオも、何で、そんな・・・」

突然、抱き付いてきて泣きじゃくるキャロと、泣きながら謝り続けるエリオに、私は頭が混乱してどうすることもできなかった
泣いている原因は私にあったみたいだし・・・
困惑していると、またドアの開く音と複数人数の足音が聞こえて、

「フェイトちゃん!良かった・・・気が付いたのね・・・」
「その声は、シャマルさん・・・あの、私は、どうにかなったんですか?」

我ながら、馬鹿な台詞だったと思う
だけど、本当にあの時は自分の身に何が起こったのか理解できていなくて、とにかくエリオとキャロに泣きやんで貰いたかったんだ

「・・・説明するわ。エリオ君、キャロちゃん・・・少し、席を外して貰えないかしら」
「は、はい」
「グスッ・・・わかり、ました・・・」


668 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:04:27 ID:jW+CMV1b
二人が誰かに伴われて出て行って、ドアが閉まる音が耳に残った
恐らくそれほど広くない病室の中、ベッドに半身を起こした姿勢の私と、恐らく目の前に立っているシャマルさんの二人っきり

「・・・フェイトちゃん、落ち着いて聞いてね」
「はい」

良い話じゃないんだな。って確信を持った

「ここは、ミッド北部の聖王医療院。あなたはスカリエッティの逮捕のために乗り込んだ研究所で戦闘機人達と戦って・・・昨日までここの集中治療室に居たの」
「・・・はい」
「自分で、自分の身に何が起こったのか、憶えていないのなら推測しかできないけど・・・高濃度AMF下で、ライオットフォームとソニックフォームの併用。
そして戦闘機人との戦闘・・・エリオ君が助け出した時のあなたのリンカーコアの極端な消耗から、魔力が暴走したと考えられるわ」
「魔力の暴走・・・それって、8年前に、なのはが事故をしたみたいな・・・!?」
「・・・その通り、よ」
「でも、私は怪我をしている様子も無いし、今はリンカーコアが正常に機能しているのが自分でも分かる・・・なのに、何でエリオとキャロはあんなに・・・?」

くっ、とシャマルさんが息を呑んだのが判った。きっと、痛いくらいに拳も握り締めていたと思う

そして、私に告げられた事実は・・・



「フェイトちゃん、あなたの両目は・・・もう、見えるようになる見込みがないわ」



命があるだけでも奇跡だ、って言う言葉を、最初は信じられなかった
何一つ“見る”事ができない世界に放り落とされた私は、しばらくずっと塞ぎ込んでいた
お見舞いに来てくれたなのはやはやてには、本当に申し訳ない事をしたと思う。辛いのはきっと私だけじゃ無かったのに、当たり散らしたりした時もあった
八つ当たりだ、って言うのは私自身が一番わかってたつもりだったんだけど・・・やっぱり、怖かったんだ。何も見えない世界が


669 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:05:00 ID:jW+CMV1b
でも、悪い条件ばかりじゃなかった
以前のように体は動くし、魔力も正常に働いてる。何より大きかったのは、バルディッシュが居てくれるお陰で、いつでも周囲の状況を確認して貰えたこと
普段は無口で必要なことしか喋ってくれないバルディッシュだったけど、私が一人で杖を持って歩くようになると、信じられないくらいに多弁になってくれたっけ

『現在地、聖王医療院3階廊下、道幅3m。前方右側12m先より歩行者2名。後方20mより車椅子が接近中です』
「うん、わかった」
『目的地は前方に5m、左に曲がり3歩進んだ地点がエレベーターです。足下にお気を付けて』
「ありがとう、バルディッシュ」
『it's my pleasure sir』

日常生活には、あまり支障が無く過ごせるようになって・・・私は、機動6課に戻ることにした
勿論、お医者の先生や、はやて達は大反対だったけど・・・多分、私はもう執務官として働くことはできない。その事を誰よりも理解していたから、
だから、もう体術の先生にはなれないけど、魔法を教えるだけでも、みんなの役に立ちたかったから・・・

あ、日常生活を支障なく過ごせるようになった、とは言ったけど、実は困ってたことが二つあったんだ
一つは着替え。二つめはお風呂
バルディッシュがそれだけ高性能なインテリジェントデバイスでも、介護機能までは備えている筈が無いし、その点だけはみんなに迷惑を掛けてた
なのはは、以前の様に同室で過ごそうと言ってくれたんだけど、私はヴィヴィオが心配ばかりするといけないから。って断ったんだよね
きっと、寂しそうな顔をしてたと思う・・・見えなくたって、そのくらいは判るよ

そういうわけで、個室に引っ越しをしようと思っていた私だったんだけど・・・その話を聞きつけたエリオとキャロが物凄い勢いで奔走して、
はやてに頼み込んで大きめの部屋を一部屋確保して、引っ越しまで強引に済ませちゃって・・・あの時は本当に吃驚した

「フェイトさんの身の回りのお世話は、私達にさせてくださいっ!」

部隊長室の外まで聞こえるくらいの大声で、キャロははやてに直談判してたんだよね

「フェイトさんが、あんなことになってしまったのは、僕の責任でもあるんです・・・だから、何か償いをしたいんです、お願いします!!」

エリオの、そんな考えは少しだけ良くないと思ったよ
私の怪我は、私の責任・・・だから、あの二人に背負い込んで欲しくはなかったな・・・


670 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:05:33 ID:jW+CMV1b
そういう経緯も経て、私は機動6課に復帰した
書類仕事はできないけど、法務関係のアドバイザーとして、オフィスのよろず相談事に耳を傾け、口を挟む様になった
その頃になって、訓練にも参加するようになったんだっけ・・・

「それじゃ、エリオ。キャロ。今日の訓練を始めようか」
「は、はい」
「はいっ・・・でも、フェイトさん・・・」
「大丈夫、心配いらないよ・・・さて、今日は儀式魔法の練習をしよう。座学で少し習ったよね」

儀式魔法、って言った瞬間、二人が吃驚した顔を浮かべた・・・様な気がしたなぁ・・・

「ぎ、儀式魔法ですか!?」
「あの、フェイトさん、それは、流石に・・・発動さえできないんじゃないでしょうか?」
「うん、普通に考えればそうだろうね・・・でもね、一つだけアテがあるんだ。まだ4人が6課に編入されたばかりの頃の話なんだけどね。
なのはは、エリオに“突破と殲滅型の素質”があるって言ってたんだ」
「殲滅って広域攻撃ですよね・・・でも僕は、射撃魔法もロクに使えないんですよ!?」
「でも、エリオの魔力量と、キャロのブースト能力を合わせれば、見込みはあると思うから、試してみよう。バルディッシュ、セットアップ」
『Get set』

昔、リニスが私に教えてくれた時のことを思い出しながら、まずはゆっくりと深呼吸をして、呼吸を落ち着けた

「それじゃあ、詠唱文を私が言うから、エリオは続けて言うんだよ。キャロはエリオの魔力をブーストしてあげて、できれば、目一杯」
「は、はいっ!ケリュケイオン!」
『Enchant energy boost』

ケリュケイオンからのエリオの体に魔力が流れ込んでいるのが判った
私は、一度強く、バルディッシュの柄で地面を突いて、その長柄を両手で握り締めた。エリオの居る方から地面を穿つ音が聞こえてきたところ、きっと同じようにしていたんだろうね

「それじゃ、行くよ。エリオ。
儀式魔法:サンダーフォール。高位魔法ではあるけど、儀式魔法は使い手の魔力以外にも他者のサポートを受けて発動させることができる魔法だから、
今回はキャロのブーストもあるし、私は魔力供給までしないけど、制御には少し力を貸すからね」


671 名前:休日 その一:2007/09/26(水) 01:06:04 ID:7kKPpvaA
「んっ・・・こんなのだめだよ・・・ヴィヴィオが起きちゃう」
「大丈夫、フェイトちゃんと私が静かにしていればいいんだよ」

今日は機動六課の週に一度の休暇日であった。

「なんだかんだ言って、フェイトちゃんも一度始めたら乗り気だしね〜」
なのはがいじめっ子のような笑みで私を見る。
「な、なのは、それはそのっ!違うのっ!」
「どうかな〜、さーて、今日も二人でいっぱいいーっぱい頑張ろうねっ!」
私はこの後起こるであろうことのためにそっと目をつぶって言った。
「もう、しょうがないなぁ・・・んっ、しても・・・いいよ・・・・・」

五分後

「やっぱりこの掃除機はすごいのなのっ!」
「もう、一日に何度も掃除機をかけるのは
 ヴィヴィオの体にも良くないんだから・・・」
「でも、やっぱりこの掃除機はすごいのなのっ!」
なのはの悪い癖はまだまだ続く・・・らしい。 END

カッとなってやった。反省はしていない。

672 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:06:06 ID:jW+CMV1b
「はいっ!」
「・・・それじゃあ、続けてね・・・アルカス・クルタス・エイギアス」
「・・・アルカス・クルタス・エイギアス」

詠唱に、魔法陣が展開される。初めてにしては上出来な陣だ

「煌めきたる天神よ。今導きのもと降りきたれ」
「煌めきたる天神よ。今導きのもと降りきたれ」

早くも、頭上から風を巻く音と圧迫感。魔力に引かれて集まった黒雲だがそれ自体は魔力を帯びてはいない
私にはそれを知覚することはできなかったけど、見えなくても分かる。きっと凄い勢いで黒雲が集まってきてる

「バルエル・ザルエル・ブラウゼル」
「バルエル・ザルエル・ブラウゼル」

ゴロリ、という雷の音が耳に響いた。電気を魔力に変換できる私には、黒雲の中で雷が湧きつつあるのが感じられた
ここからが肝心だ。黒雲を呼ぶこと自体はそう難しくはない。肝心なのは落雷をどれほど制御できるかなのだから

「撃つは雷、響くは轟雷」
「撃つは雷、響くは轟雷」

私は、この魔法を憶えたばかりの頃、どうしても雷の音に怯えてうまく制御できなかったけど、
エリオは、違う。しっかりと安定した魔法陣を維持して、魔術式もうまくコントロールできている
キャロのブーストがあるお陰とは言え、射撃魔法のからっきしっぷりからは考えられないほどに、堂に入った儀式の姿だった

「アルカス・クルタス・エイギアス」
「アルカス・クルタス・エイギアス」

稲光が閃いた。だけどまだそれだけだ

「エリオ、後はわかるね。術式を維持しながら落雷を落としたい場所を決めて、詠唱でトリガーを引く」


673 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:06:40 ID:jW+CMV1b
「・・・アルカス・クルタス・エイギアス!」

エリオは、抱えきれないほどの膨大な魔力によって編み出される陣と術式を、歯を食いしばって維持しながら、詠唱を繰り返した
黒雲の周りを、纏い付くような細い雷光が走っている。あと一息だ

「もっと強く!」
「撃つは雷、響くは轟雷!」
「イメージ!黒雲の渦、光の雨、竜の顎より下り落ちる雷光の柱!」
「今、導きのもと、降りきたれ!!」

次の瞬間、幾重にも撒かれた包帯と瞼を貫いて、黒一色に染まっている私の視界さえ白く漂白するほどの光が炸裂し、体中を揺さぶるような轟音が衝撃となって襲ってきた
バルディッシュが自動的にバリアを展開して、私達を衝撃と飛来物から身を守ってくれてたね

「・・・バルディッシュ、結果は?」
『200m先の仮想構築物:鉄塔に直撃しました。鉄塔は崩壊、観測された電圧はおよそ8500万ボルト。魔力に誘発された落雷としてはかなりの規模です。
通常、貴女の呼ぶ落雷と比較すれば1.12倍程上回る出力でした』
「成る程・・・想像以上だ」
『しかし、儀式の開始から魔術式の完成までの所要時間が47秒。完成から落雷までに15秒。この所要時間は論外と言えます』
「あはは・・・バルディッシュは厳しいね」
『貴女と私ならば3秒で発動できる魔術です。妥当な評価かと』

バルディッシュはそう言ったけど、エリオと私じゃ条件が違いすぎる
インテリジェントデバイスやストレージデバイスは、魔術の行使に必要な詠唱を肩代わりしてくれるし、術式の制御も受け持ってくれる
だけど、エリオの持っているデバイスはストラーダ。近代ベルカ式のアームドデバイス。接近戦向けに調整されたデバイスでミッド式の儀式魔法の発動に成功したんだから、
それ自体は、本当に凄いという他無かった

「・・・エリオ、キャロ。やればできるものでしょう?」
「は・・・はい」
「どうしたの?驚きすぎて、二人とも腰が抜けた?」

私はバルディッシュを待機状態に戻すと、二人の気配がする方向に手を伸ばしてやった

674 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:07:14 ID:jW+CMV1b
右手と左手、それぞれに掌が乗せられ、私はその手をしっかり握って立ち上がらせてあげた

「耳とか大丈夫?ちゃんと私の声聞こえてる?」
「大丈夫です、ちょっとクラクラしてますけど・・・」
「私も大丈夫です。でも、頭がキーンって鳴ってます・・・」
「あはは・・・二人とも上出来だよ。エリオの落雷も、キャロのブーストも、想像以上だった」
「「あ、ありがとうございますっ!」」

慌てて気を付けの姿勢を取ったんだろうね。そんな風にしなくても良いのに
クスクス笑っていると、不意に頭上から怒鳴り声が降ってきた

「くぉらライトニング!!あんなデカイ魔法使うんだったら事前に言っとけよな!!・・・あー畜生、頭痛ぇ・・・」
「す、すみません!」
「あの、ヴィータ副隊長。大丈夫ですか!?」
「平気だけどよ・・・今度からは言ってからにしてくれよ。危ないから」

じゃーな。と言い残して、ヴィータちゃんは訓練に戻ったみたいだった

「ちょっと、失敗でしたね。フェイトさん」
「そうだね・・・でも、うまく行って私は嬉しいよ」

そう言って、私は二人の頭に掌を乗せて、ゆっくりと撫でて・・・あれ?って思ったんだ

「二人とも・・・少し、背が伸びた?」
「えっ?そう言われてみれば、最近平服が少しきつくて・・・?」
「私も・・・少しずつだけど、成長してる・・・んでしょうか?」
「成長期だもんね。本格的に背が伸び出すのはエリオはもう少し先だけど、これからキャロはどんどん伸びてくるよ」
「えへへ・・・エリオ君よりもおっきくなれちゃいますか?」
「うん、好き嫌い無くしっかり食べて、良く動いて、たっぷり睡眠も摂って・・・そうすれば、立派な体になるよ」
「だったら、キャロはまず好き嫌いを無くさないとだね」
「エ、エリオ君!それは秘密にしてって言ったのに!」

675 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:07:48 ID:jW+CMV1b
笑いながら追いかけっこを始めた二人の声を聞きながら、私は笑顔だったけど・・・本当は泣きたいくらい寂しかった

だって、私は、あの子達の成長した姿を見ることができないから ――――



最近、不安だったんだ
人と話すのに“顔”が見れない生活が始まって、もう半年になるけれど・・・私は段々自分の顔がどんな風に表情を浮かべているのか、わからなくなってきたから
だから、“顔”が見えないっていうのは、本当に怖いことだって思い始めたのはこの頃だったかな
段々、19年間見てきた自分の顔さえ、頭の中からなくなってきてるような気がして、笑顔ってどんなだっけ?悲しい顔ってどんなだっけ?って、心配になって眠れなかったりもした
エリオとキャロ相手に取り乱しちゃったこともあった・・・本当に、申し訳なかったと思ってる
あの頃は、どうにかしてたとしか言いようが無いくらい、自分で自分が信じられなくて、不安定だった・・・

でも、それも今日までのことにできるかもしれないんだ



「そっか、そんなに大変だったのに・・・アタシが傍に居られたら良かったんだけどな・・・」
「アルフは、ハラオウン家で家事全般のお手伝いがあったんでしょう?私だけの為に、みんなの大事なアルフを独占したら、カレルとディエラに怒られちゃうよ」
「むぅ、それはそうかもしれない・・・」

病室のベッドに寝そべったフェイトは、そう言って見舞いに来たアルフに笑いかけた
日常業務が終わって、自室に帰って横になったところ、はやてからの念話に慌てて入院準備を整えて聖王医療院に入ったのが昨日のこと

片目だけだが、移植手術が可能になった

そんな降って湧いたような話を聞かされ、フェイトは喜ぶよりも先に驚きに目を丸くして、ただ呆然とするばかりだった
手術室に入る道中、大勢の人が応援の言葉を掛けてくれたのを彼女は憶えている
機動6課の主要メンバー全員と、仕事を放り出して駆け付けたクロノとリンディ、エイミィとアルフはカレルとディエラを引き連れての登場だった

そんなこんなで眼球の移植手術が終わって、意識が戻ってから半日。一週間くらい経過を見て、包帯を外してみようというシャマルの言葉を聞いて、胸に歓喜が満ちていた


676 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:08:00 ID:7kKPpvaA
あら・・・。被った。ちょっと吊ってくる。
>>664氏、ごめんよ。

677 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:08:22 ID:jW+CMV1b
「一週間・・・それで、また目が見えるようになるのかな・・・?」
「大丈夫だよ、絶対見えるようになるって・・・視力が戻ったら、一番に何をしたい?」
「うん・・・エリオとキャロを見て、背が伸びたんだね。って言ってあげたいな。それに、なのはにヴィヴィオも随分心配してくれてたし」
「みんな心配してたよ・・・リンディ母さんなんて倒れたくらいだ。心配させるから言うな。ってクロノとエイミィに口止めされてたけど」
「そうだったんだ・・・いっぱい、謝らないとね」
「ん、じゃあ、私はそろそろ行くからな。後でなのは達がお見舞いに行くって言ってたから」
「うん、楽しみにしてる。じゃあね、アルフ」


聖王医療院創設以来、最も大勢の見舞客が訪れた一週間は、フェイトにとっても病院関係者にとっても嵐の様に過ぎ去り、
経過が良好と判断されたフェイトの目は、とうとう包帯を外す日を迎えた


「・・・はい、フェイトちゃん。包帯外したわよ」

シャマルの指先に、半年間、顔の半分を覆っていた包帯が取られ、見舞いに来ていた一同は半年ぶりにフェイトの素顔を見ることができた
だが、その瞼は未だに閉ざされたままだ
本当に、瞼を開けたら目が見えるようになっているのか。もしも見えなかったら・・・それこそ、自分は絶望の底に落ちてしまうのではないか

「頑張って、フェイトちゃん!」
「絶対、大丈夫やから、ほら、目ぇ開けて!」
「テスタロッサ。お前はこの程度の事に怯えるような騎士ではないだろう!」「いや、シグナム。騎士じゃねーから」「む、むぅ」

そんな応援の言葉に、フェイトはぎゅっと指を握り締めて、そっと瞼を開けた

最初に見えたのは、ぼんやりと揺らめく“赤”だった

それが、目の前にかざされている蝋燭の炎であることがわかり、カーテンが閉め切られた薄暗い病室に、見知った顔がすしづめに詰め込まれていた
寝起きのようにぼやけた視界が段々クリアになっていき・・・そして、フェイトは心配そうに見守る友人達の顔を一人一人見回して・・・

「・・・見えます。はっきりと」

678 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:08:56 ID:jW+CMV1b
病室に歓声が満ちた。フェイトは涙を浮かべて抱き付いてきたなのはの背中をそっと撫でて、改めて室内を見回した
なのはは自分の胸に泣きながら喜んで抱き付いている。はやてはリィンと一緒に大泣きだった
スバルもはやてに負けないくらいの大泣きで、ティアナはスバルの顔をハンカチで、窓拭きでもしているのかというような手付きで涙を拭っていた
リンディはエイミィと抱き合って、涙を浮かべて飛び跳ねるようにして喜びを表現している。アルフは少し離れた場所でそんな一同を笑って見守っていた

「あれ?エリオとキャロは?」
「あ・・・うん、病院には来てるんだ。もうすぐ、来ると思うよ」
「そ、そうなの?あの、それじゃ、鏡無いかな?私、顔に包帯を巻いてた跡とか残ってない?自分の顔を見るのも半年ぶりだし、少し綺麗にしないと」

はやてに手渡された手鏡を覗き込む

長い金色の髪。記憶にあるよりも少しだけ白くなった肌、艶やかな唇。そして、光を失ったままの紅い左目



そして、その移植された右目の色は、何故か見慣れた蒼色だった



フェイトの移植手術から一週間、時間を遡ろう



僕、エリオ・モンディアルは本局の無限書庫を訪れていた
完全に失った視力を取り戻すことは、医術でも魔術でも不可能だ・・・ヴァイス陸曹からそう聞かされていたけど、どうしても僕は信じたくなかったから、
だから、本局の無限書庫・・・あらゆる世界の叡智が収められたこの場所なら、何か、フェイトさんの目を治す手段が見つかるんじゃないかって、思ったから

「エリオ君。久しぶりだね」
「あ、スクライア司書長!お久しぶりです!」
「うん、オークションの時に会って以来になるかな・・・あの時よりも、少し背が伸びたみたいだね。それと、僕のことはユーノで良いよ」
「は、はい。スクラ・・・ユーノさん」

679 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:09:30 ID:jW+CMV1b
「そうそう、それで良いよ」

そう言って笑うスクライア司書長・・・ユーノさんに、僕は思いきって相談した

「あの、ユーノさん。相談したいことがあるんです。この、無限書庫の中には、医療の知識や治療魔法の本があるんですよね」
「あぁ、勿論・・・だけど、きっと君が探している本はここにも無いよ」
「えっ?」
「フェイトの事で、来たんだよね。だったら最初に言っておくよ。
魔法は、そんなに万能じゃない。失った体を再生させることもできないし、消えた命の炎に再び火を灯すこともできはしない・・・魔法の力じゃ、フェイトの目は治せない」
「そんな・・・!」
「悔しいけど・・・僕も調べてはみたんだ。だけど、やはりそんな魔法は存在しない。
出所の怪しい、禁呪と呼ばれる魔法の中には、命を蘇らせ不老不死の命を手に入れることができる、なんて眉唾臭い儀式魔法の記述もあったけどね」

そんな魔法が実在するなら苦労は無い。そう溜息を吐いたユーノさんの顔は、油断の穏やかな顔とは違って、とても鋭い物だった
だけど、僕はどうしても諦めきれなかった。なのはさんの知り合いでもある方を困らせたくは無かったけど、僕はフェイトさんの事も諦めきれなかったんだ

「本当に・・・本当に、何にもできないんですか!?」
「あぁ、魔導で彼女を救う術はない。“司書長”の名に誓い、正しい知識以外を君に教えることはできない・・・君だって怪しげな呪法でフェイトを救えるとは思っていないだろう」

悔しくて、悔しくて、ただ僕は立ちすくんで拳を握り締めるだけだった
ユーノさんの言うことは正しかったんだと思う。多くの大魔導師が“老い”という人間の宿命から逃れようとして破滅していった禁呪の世界には足を踏み入れちゃ行けない
その目はそう言っていた

かつて、フェイトさんのお母さんが辿った道を歩んではいけない。そう、言っていた

「ごめん、僕じゃ君の力にはなれない・・・あ、そうだ。クロノが今日は局に出てきている筈だから、あいつにも相談してみたらどうかな?
視力を補うことができるデバイスとか、実験してるかもしれないし、もしかしたら望みがあるかもしれない」
「はい、わかりました。あの、ユーノさん。ありがとうございました。ご無理を言って、ごめんなさい」
「良いんだよ。僕にとっても、フェイトは大切な友人だからね・・・本当に、力になれなくて、申し訳なく思ってる」

そう言って、僕なんかに頭を下げるユーノさんを慌てて押し止めて、僕は無限書庫を後にした
クロノ提督に相談しよう。そう決めていたが、僕は重大な事実を忘れていた・・・普通に考えて、一介の局員が提督と呼ばれる立場にある人間に、いきなり会える筈無いという事を


680 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:10:05 ID:jW+CMV1b
その事に思い至って、どうしようかと悩んでいると・・・正面の曲がり角から姿を見せた白いスーツの男性に呼び掛けられたんだ

「おや、君は・・・機動6課のフォワードの一人の・・・確か、エリオ、君じゃなかったかな?」
「え?あ、はい。そうです。機動6課所属、エリオ・モンディアル二等陸士であります」
「あぁ、やっぱりそうだ。はやてからも6課のフォワード4人の話は良く聞いているよ。今日はどうして本局に?6課の仕事かな?」
「あ、その、個人的な用件なんです。八神部隊長をご存じなのですか?・・・その、あなたは・・・?」
「おっと、これは失礼。僕のことはロッサって呼んでくれ。仕事は・・・そうだね、まぁ探偵みたいなものさ」

明らかに不審な自己紹介だったんだけど、これが僕と、本局の敏腕査察官:ヴェロッサ・アコースさんとの出会いだった
僕は、藁にも縋る思いでクロノ提督に会いたいっていう事を相談したら、ロッサさんは、

「うん、僕もこれからクロノ君に用があるんだよ。じゃぁ行こうか」

と、あんまりにもあっさりそう誘われて、僕は逆に訝しく思ったんだっけ
だけど、ロッサさんはどうどうと左官以下は入れない区画の扉に鼻歌交じりにIDカードをかざして、あっさりと扉をくぐり抜けたんだ

「やぁ、クロノ君。今日は珍しいお客さんだよ」
「ロッサ・・・いきなりどういう事だこれは・・・」

困り顔のクロノ提督・・・僕がもっと小さかった時に、ハラオウン家で何度か顔を合わせたことがある人の前に案内されていた

「お、お久しぶりです。クロノ提督」
「あぁ、久しぶりだな。エリオ。まぁ座ると良い」

座って良いのか悩むくらいに上等なソファに腰を下ろして、僕は思い切って切り出した

「あの、フェイトさんの事で相談に来たんです・・・視力を戻す手段って、何か無いんでしょうか?」
「そういう相談はユーノの領分だが・・・あいつの所にはもう行ったらしいな・・・だったら、僕に言えるのも同じだ。管理局の技術を全て結集しても、フェイトの目は治らない」
「そんなっ!!」

あっさりと切り捨てられて、僕は何もできない自分が悔しくて、フェイトさんのことが悲しくて、ただ泣くばかりだった


681 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:10:38 ID:jW+CMV1b
「どうにも、ならないんですか・・・魔法の力でも、医療の力でも、フェイトさんの目を治せないって・・・そんなの無いですよ・・・」
「・・・世の中は、いつだってこんな筈じゃないことばっかりだよ・・・フェイトの目に関しては、僕も八方手は尽くした。
唯一希望があるとすれば、眼球の移植手術なんだが・・・これは、フェイトの場合は駄目なんだ」
「ど、どうしてですか?」
「あの子が、人造魔導師だからだよ」

クロノ提督の言葉に、僕は息を呑んだ

「あの子はプロジェクトFで生み出された人工魔導師・・・だから、普通の人間の臓器は移植することができないんだ。
臓器の機能こそ同じだが、その“質”の全てが普通とは違うんだ。だから、移植の適合者も見つからない・・・打つ手無しなんだ」



沈んだ顔のエリオが退室していって、部屋にはクロノとロッサが残された
二人は、無言のままカップを持ち上げ、コーヒーを一口啜った

「・・・クロノ君」
「何だ?」
「一つ、嘘を吐いたね。フェイトさんの目を治す可能性は“一つだけある”こと、隠したのは何故なんだい?」
「・・・」
「やれやれ・・・クロノ君は優しいお兄さんだけど・・・その優しさは少し残酷だね」
「・・・きっと、フェイトもそんな事は望まない・・・それだけだ」



隊舎に帰ると、疲れ切った顔をしたキャロとシャーリーさんがちょうど戻ってきた所だった
市街地にあるアイバンク・・・移植用の眼球を専門に保管している機関を、一日訪ねて回っていたんだけど・・・やっぱり、結果は空振りだったみたいだ
フェイトさんの身の上を考えれば当然だったんだけど・・・もっと早く、その事に気付くべきだった

「キャロ、シャーリーさん。お疲れ様」
「エリオ君・・・エリオ君も、お疲れ様。そっちはどうだった?」


682 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:11:12 ID:jW+CMV1b
僕は、黙って首を横に振る。無限書庫でも、クロノ提督に相談しても、希望は叶わなかった
一瞬だけ、キャロの顔が涙に歪んだけど、顔を上げた時にはいつもの顔で元気に笑っている

「こっちも空振りだったけど、今度は一度本局を訪ねてデータベースを当たってみようと思ってるの」
「うん、何にもできないなんて悔しいもんね。二人とも一緒に頑張ってくれて、私も助かってるわ」

そう言ってシャーリーさんが頭を撫でてくれた・・・嬉しいけど、少し複雑
疲れ切った足取りの僕達は隊舎のロビーで別れて、僕は自室に帰ろうと思った

だけど、クロノ提督と話していて、一つだけ思いついた可能性に、僕は医務室を訪ねていた

「あら、エリオ君。随分疲れた顔してるわね・・・滋養強壮剤でも飲む?新作なんだけど誰も試してくれなくて」
「い、いえ、シャマル先生のお手製ドリンクはもう勘弁です・・・あの、シャマル先生」

僕は、自分のしようとしている考えを全否定される覚悟で、シャマル先生に頼んだんだ

「調べて欲しいんです・・・僕の、体のこと」



そう、推論が正しければ・・・・・僕の目は、フェイトさんの目と“同じ”な筈だったから



場面を、聖王医療院に戻そう



「これは・・・どういうこと・・・?ねぇ、エリオは?キャロはどこに居るの!?」

悲鳴の様なその詰問には、最初誰も答えようとはしなかった


683 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:11:45 ID:jW+CMV1b
「二人なら・・・3階の、西病棟にいるよ。21番病室」

なのはのその言葉にフェイトはベッドから跳ね起きて廊下を駆け出した
半年ぶりの景色を楽しむことなど忘れて、彼女は走った。半年ぶりに走る自分の体が、思うように動いてくれないのがもどかしい
息が上がり、視界が涙で歪む。そして、その病室の前に立った


扉を開けると、そこには驚いた顔のキャロと、クロノ。そして、ベッドに腰掛けているのは、


「・・・フェイトさん」

白い眼帯で右目を隠しているエリオだった
その姿に、フェイトは予感が確信に変わりつつあることを確かに感じ、唇を震わせながらエリオに尋ねた

「エリオ、その目・・・やっぱり、この、私の右目は・・・」
「・・・そうです」

はっきりとエリオは頷いた・・・彼女にとっては、認めたくないことに

「キャロと、シャーリーさんと、色々解決策を探して走り回ってたんですが・・・これ以外の手段は、やっぱり無かったんです」
「だからって・・・エリオの目を・・・こんな、私なんかの為にっ!!」
「フェイトさん!」

移植されたばかりのエリオの右目を抉り出そうとでもしたのか、自分の顔に指を当てるフェイトに、キャロは抱き付いてその動きを制止した

「フェイトさん、やめてください!私達は一生懸命考えたんです!フェイトさんに笑ってて欲しいから、背が伸びて成長した姿を見て欲しいから、だからエリオ君は決めたんです!
その気持ちは、フェイトさんにとって全部無駄な気持ちなんですか!もし、少しでも私達の気持ちを汲んでくれるのなら・・・胸を張って生きてください!!」
「・・・キャロ・・・」
「フェイト、二人の気持ちは本物だ。保護者でありながら、自分を思ってくれるこの子達の気持ちを踏みにじるのか?」
「クロノ・・・お兄ちゃん・・・」

684 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:12:19 ID:jW+CMV1b
「・・・フェイトさん」

ベッドから立ち上がったエリオが、泣き崩れるフェイトの正面に立って、笑顔を浮かべてキャロと並んで立った

「半年ぶりです・・・見てください。背、伸びたでしょう?」

窓から差し込む夕日の中で笑顔を浮かべる隻眼のエリオと、涙顔で小さくしゃくり上げているキャロは、確かに彼女が最後に見た二人の姿よりも少しだけ大きくなっている

「フェイトさんに、ずっと見守っててもらいたいんです・・・僕達が成長していく姿を」
「いつか、もっとずっと大きくなって、フェイトさんの傍でお役に立てるように頑張りたいんです。だから・・・見ててください。エリオ君が託してくれた、その目で」
「エリオ、キャロ・・・うん、うんっ・・・大きくなったんだね・・・二人とも・・・うっ・・・う、あぁぁぁっ!!!」

フェイトは跪いたまま、慟哭を上げながらエリオとキャロを抱き締めた
少しだけ成長した小さな体を、強く、強く、抱き締めた



涙は目に障ります、キャロにそう宥められながらフェイトが退室し、病室はクロノとエリオの二人だけになる
独り言を語るように、クロノは呟いた

「・・・兄と名乗りながらも、妹の為にしてやれることは何も無かった・・・つくづく、自分の無力さが嫌になるよ」
「クロノ提督・・・」
「世界は、いつだってこんな筈じゃなかったことばっかりだ・・・だけど、僕は心のどこかで諦めていたのかもしれないな・・・君のように、足掻くことを忘れてたよ」
「僕は・・・いつだって、やれるだけの事をやりたいだけなんです。その所為で、失敗もするし、人を傷付けることもあるけど・・・
だけど、想いを最後まで貫くことは、フェイトさんが教えてくれたんです。だから・・・自分の選択を後悔はしていないし、今すごく嬉しいんです」

片目を躊躇いなく差し出して、その選択に後悔を抱かず、ただ、恩人の目に光が戻った事を喜ぶ・・・その決断はどれほどの勇気と決意があれが下せるのだろうか
いきなりクロノは、がばっとエリオに頭を下げた
お辞儀ではない。病室の床に手を付いて、管理局の礼服を纏ったクロノは、ベッドに座っている少年に深々と額ずいて見せた

「済まない、エリオ・・・ハラオウンの一族は、君がしてくれたことは決して忘れない。君の勇気と決意に、心から敬意を払う・・・ありがとう・・・エリオ」


685 名前:絆がくれた光:2007/09/26(水) 01:12:53 ID:jW+CMV1b
“夜明けの無い、世界なんてないから”

いつか聴いた歌の、そんな詞を口ずさんだ

・・・良い言葉だと思う

どんなに昏い時代でも、いつかは光に満ちた時が訪れる
重く苦しい闇の中にも、いつかはきっと光が差し込む

かつて、とある少女が自分の心の闇を払ってくれた様に、きっと世界はそんな風にできている



そう、信じている

とある少年が、また闇に囚われた自分に光を分けてくれたように

とある少女が、絶望の淵に溺れる自分の心を救い上げてくれたように



きっと、世界はそんな風に、優しくできている







「それじゃ、行くよ。エリオ、キャロ」
「「はい!フェイトさん!!」」

686 名前:26-111:2007/09/26(水) 01:15:59 ID:jW+CMV1b
以上です

現実的に考えて眼球の移植ってどうなのよ?と思うかもしれませんが、角膜移植は行われているようです
ただ、水晶体は人工物に代わるので、“眼球”の移植では無いですね
ちなみに、現代人の眼球の大きさは平均25mm、この大きさは殆ど変わらないそうです

えーっと、まぁ、こんな話を描いて何が言いたいかって言うと、
取りあえず、点字ブロックの上に自転車を駐めるのはやめてくれってとこです

では、スレ汚し失礼しました


>>676
こちらこそ申し訳ないです。生きてくれ

687 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:17:57 ID:CI2IX9vB
全俺が泣いた

688 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:18:00 ID:VpQWtUiK
>>686
乙!GJ!いい話だ……

水を差すようだけど、接近戦主体の奴が隻眼ってのは結構きつくないか?

689 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:19:13 ID:4hW8VwVs
>>686
GJ
ドカベソの不知火親子思い出して二度泣き

>>688
のちの柳生フェイト三厳である

690 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 01:45:05 ID:SMbZ7w3t
――――――――轟音。
 
 けたたましい音と共にかつての管理者が褒め称えるほど類の無い強固さを持っていた隔壁が打ち破られ、
吹き飛ばされ、粉砕される。
 隔壁を塵微塵にしただけでは飽き足らず、その元凶たる一撃は最前列で防御陣を張っていた一陣を喰らい
尽くし、飲み込み、蹂躙する。

 目の前で光の中に消えていった同胞のことを惜しむ瞬間もなく、その後方に居た者全てが先の一撃で出来
た穴目掛け、持てる限りの力を籠めた光を打ち放っていく。

――――例えどんな魔導師であっても高出力の砲撃魔法を放った場合、その直後から次の行動へ移るまでに
に隙が生じる。どれ程莫大な魔力を持っていようとも、それを実行するのが生身の人間であり、精密機械で
あるデバイスである限り、完全な防御呪文が完成するまでにタイムラグが生じる。それはかの魔王とて同じこと。
 仮に防御が出来たとしても今その場で放たれているのは十分チャージを終えたもの。さらにその場に居る
もの全てが推定Aランク以上の管理局のお縄から逃げ続けている悪名高い次元犯罪者達である。放たれてい
る光の一つ一つ全てが生半可な防御陣では砕かれてしまう程の出力のある魔法である。
 
 即ち砲撃魔法に対する完璧なまでの対処、戦術による布陣。例え相手は多数であってもこの前では成す術も無
く、ただただ撃破されていくことしか許されない。


――――――――そう、許されない。
――――――――筈なのに――――――――


――――――――それは現れた。
 過剰なまでに続く光の放射によって巻き起こる煙の中から、ゆっくりと。

 さらに必死さがます光の放射をものともせず、先頭へ向かってただただ一直線に進むその影。
 露になるのは単なるフィールド系魔法とは違う何か特殊な魔ものであろう虹色の光に包まれたその姿。
 引っ切り無しに降り注ぐ光を全てその鎧で弾き飛ばすその威勢。

――――――――曰く、それは今は神と崇められる聖王の再臨。

――――――――曰く、それは管理世界に強力な平和をもたらしたといわれる存在(その2)。

――――――――曰く、管理世界を膨大な畏怖と恐怖と精神的外傷によって治めた『かの魔王』との天地開闢
という名の終末戦争(ルビ:おやこげんか)により首都を破壊と混乱の渦に陥れ、止めに入った雷神(母親
その2)や愛犬やその飼い主や守護騎士や魔王の弟子一号を再起不能と成し、新人執務官を精神崩壊四分の一
歩手前まで追い込んだ(後に半分は向こうの所為だと互いが述べる)モノ・・・・・・

 『ソレ』は恐怖に竦み、怯え、震える者達の前まで進み、右手に握っているデバイスを掲げ、
某真っ白いツンデレ猫そっくりの声で・・・

     「さぁ・・・お話、聞かせてもらおうかな・・・?」

――――――――そして、世界は光に包まれた――――――――

691 名前:補足:2007/09/26(水) 01:50:01 ID:SMbZ7w3t
>>654で書いたネタの続きです。
イメージとしては10年後以降。エースオブエースを超えるとも噂されるその娘の話。

とりあえず言って置く。後悔はしてない。繰り返す、後悔はしてない。

続きかける人とかいるかなぁ・・・・・いたら見てみたいな・・・・・

692 名前:補足:2007/09/26(水) 01:53:14 ID:SMbZ7w3t
ああああ・・・・誤字発見・・・・

>露になるのは単なるフィールド系魔法とは違う何か特殊な魔ものであろう虹色の光に包まれたその姿。

>露になるのは単なるフィールド系魔法とは違う何か特殊なものであろう虹色の光に包まれたその姿。

一度確認したのに・・・・・レス汚し済みません・・・・・・orz

693 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:04:49 ID:wMbiL+vt
>>688
某烙印の騎士も隻眼だ!気にするな!

694 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:15:41 ID:mXwtZHBM
>>686
激しくGJ!
隻眼か……きっとこの後エリオは死角だと見えないから手加減出来ない
「イナズマ」の異名を持つ騎士に成長していくんだろうなぁ……

695 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:21:10 ID:0SvD1QUo
>>686
お美事!お美事にございまする!!

696 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:22:10 ID:tmLSfGkG
>>686

感想を文章にできんぜ…

697 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:25:17 ID:MT4mrTeO
>>686
凄まじく乙だぜ!
・・・こういうのこそスカっちが役立ちそうだ、なんて水を挿すのは無粋だよな。

698 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:30:54 ID:OkCy0dky
>>686
いい話だけれども、スカ一味を捕らえたんだから次元世界の刑務所に収監しているクワットロあたりからry


699 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:35:11 ID:vxvb6/Jb
むしろフェイトの細胞から再生成すれb

700 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 02:37:48 ID:OTGriRks
>>686
ええ話や……GJ!
隻眼の武人なら某三国志のd兄がいるし大丈夫!

>>692
ああ!ヴィヴィオが汚れちゃった!こえ〜
GJです

701 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03:02:04 ID:OCxhKHR6
ノーヴェがあの人とフラグ立ってて吹いた

702 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03:14:05 ID:WaDqoNKa
>>690
>愛犬やその飼い主
って誰だ?

703 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03:34:23 ID:OkCy0dky
>>702
犬と二佐だろ

704 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03:47:04 ID:auS4T8tg
>>698
スカの場合司法取引持ち掛けなくても話聞かせて煽てたら嬉々として予備眼球作りそうだな
典型的な頭のいいおバカだからw

705 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 03:57:16 ID:WaDqoNKa
>>703
いやザフィーラは守護騎士に含まれてんじゃないのか?
最初はアルフかとも思ったんだが違うっぽいし…

706 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 04:00:03 ID:OkCy0dky
>>705
いや、ヴィヴィオ視点から考えるとザフィーラは愛犬だしその飼い主ははやてだろ。

707 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 04:04:19 ID:7E5eJ7HO
>>704
スカが作ったら余計な機能てんこ盛りになりそうだけどなw
目からビーム出たり未来が見えたり死の線が見えたりw
人を支配する能力だけは付けないだろうけど

708 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 04:59:29 ID:x4IhHcYd
>>686
これは
「これからは私がエリオの右目になるね」
フラグだな

709 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 05:10:53 ID:auS4T8tg
>>707
>死の線が見えたり
フェイトそんが似非眼鏡っ子になると申したかw

710 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 06:57:20 ID:2sJ34fPi
>>646
GJ
ユーノ君もなのはが吸われてる間に止めようよw

711 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 07:02:55 ID:rTjvG+HA
こんな感じだろうか?w>690

 30の風格――というものに恵まれないのを良しとするか悪しとするかは、人それぞれであろうが、
相変わらず少年臭さの抜けない戦闘服兼業務服姿のクロノ提督はクラウディアのブリッジで淡々と報告を受ける。
「――第38管理外世界での戦闘、終了しました。
高町ヴィヴィオ三等空尉、幻灯旅団パニッシュ以下二百数十名、確保完了。後続部隊、連行任務に移行します」
「了解、救護班も同伴して至急治療に当たるように」
「えっ、高町空尉に怪我はない模様ですが…」
「ヴィヴィオではない…相手の話だ」
「あっ、し、失礼しました!急ぎ指示を出します」
「うむ」
――やれやれ、なんでこんな馬鹿げた指示を出さなきゃならんのか、と肘をついた腕に頬を乗せた。
オーバーキルは遺伝してるわけもなかろうに、どうしてこうそっくりに育ってしまったのかと、疑わざるを得ない。
幻灯旅団は第38管理外世界で、ミッドチルダで言えば細々と集会をやっているような魔術師集団に過ぎなかったのだが、
現当主にリーダーが変わった直後から、滅びと破壊を標榜し複数の異世界に渡ってロストロギアを探索し始めた為、
元来より観察指定の集団だったが今回正式に捕縛対象へと本局が決定を下したのである。
相手は魔術師集団とはいえ基本的に単純砲しか持たず、厄介な性質を持たなかった為に、ちょうど手ごろかなと判断し、
産休しているなのはに変わって、本局配置となったばかりのヴィヴィオを含む一個大隊に初陣を任せたのだが――これが失敗だった。
敵が発砲してくるや否や、打ち合わせを無視し敵中のど真ん中に突撃し、大立ち回りをおっぱじめたのである。
現場の他の隊員も、見守っていたクラウディアの面々も、唖然呆然、これがいっぱしの魔導師であれば瞬殺されて終わりなのであるが、
――ところがそうはならないのが、魔王に続くエースオブエースといわれる聖王の二つ名を持つ彼女の強靭さであった。
一度は忘れた通称「聖王の鎧」を自身の魔力で体得し、生半可な(常人であれば重症を負っても全く不思議のない次元でも)
魔力砲など意も解さず吹き飛ばしながら、挙句過激すぎるほどの英才教育を受けた冷酷無比で正確無比な多弾数射撃で、
これでもかといわんばかりに徹底的に相手を叩きのめしたのである。
「高町三等空尉帰還しました」
「ああ、ちょっと俺の部屋に呼んでおいてくれ」
「は、はあ…」

712 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 07:04:15 ID:rTjvG+HA
 果たしてクロノが自室に戻ると、褒めて!といわんばかりのにこにこした彼女の姿があった。
すっかり大きくなって、管理局制服にツインテールは育ての親を彷彿とさせるが、
だが果たしてクロノの一言目は勿論、おしかりタイムの始まりである。
「この、ばかちょんがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「ひ、ひぃぃぃぃ!?」
派手にたじろいて壁際までずさささささと後ずさりした。
「確かにある程度好きにしてはいいと言ったが、いきなり突っ込む奴があるか!」
「は、はぅ…ご、ごめんなさい…」
管理局本局は子供の頃から慣れ親しんだ彼女にとっては庭のようなものであるが故の甘えがあるのは、
誰の目にも明らかであったが周囲の余りにも凶悪的な布陣の為に怒るものはなかった。
ただ、クロノだけは前々から一言言わねば、と危惧を抱いていたのである。
「全く、相手は一応生身の人間なんだぞ?――いや、ヴィヴィオも立派に人間だが、少しは考えろ」
「は、はい…」
ヴィヴィオにとってクロノは優秀な大人な達の一人であるが、その中で唯一怒ってくれる貴重な存在である。
ただし、大好きなお兄ちゃんであり、愛情を受けて育った素直さの故に、クロノに怒られてしゅん、
と小さくなるのは可愛らしいところであろう。
「全く、そんなところまで似なくていいのに」
「え、えとでもママが悪い人には加減しなくていいって――」
「だからといって殺して言い訳ではない。あの人たちにも母親がいるんだぞ?」
「は、はぅ…ごめんなさい…」
「以後、注意するように。魔力が強いのはみんな知っているのだからあせる必要はないんだぞ」
「う、うん…ごめんね。クロノおにいちゃ…提督」
片目を閉じてほんの少し咎めつつ、しかし顔は苦笑程度に収まった。
お叱りが終わったのを敏感に察知して、途端甘えモードに変わる。
「あ、あのね、ママにメールしてもいい?」
「ああ…」
配属されたばかりで、当然クラウディアの勝手もわかろうはずもない。
「そこにあるのを好きに使え」
「うん!ありがとう!」
とっとっと、とデスクに歩み寄って椅子に座ると、かたかたとキーボードを叩き始める。
「しかしいい加減言葉遣いは直しなさい。なのはが影口叩かれるのは本意ではなかろう?」
「あ、うん、ごめんなさい」
「申し訳ありません、クロノ提督、だろうが」
「あ、は…申し訳ありません、クロノ提督!」
「メールの許可を頂き、ありがとうございます。感謝致します、な」
「メールの許可を頂き、ありがとうございます。感謝致します!」
「うむ…まあよろしい」
「えへへ」
振り返って無邪気に微笑む彼女に、やれやれこの子らはいつまでも手かがかかるなと、クロノは内心苦笑しながら缶コーヒーに口をつけた。

713 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 07:05:24 ID:rTjvG+HA
勝手に設定作った。ごめんw続きはもうない ぉ

714 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 07:24:42 ID:B0SMLIMN
産休って、フェイトさん、とうとう悲願達成ですか。

715 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 07:30:06 ID:2TxQwdxi
そろそろ次スレ

716 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 07:32:33 ID:wyyERT8Y
>>686
これは下手な血縁以上に親子の絆でした。
GJです!


>>700
おれの脳内にエリオ・惇ディアルが爆誕しますた!

「気炎万丈、機動六課の精鋭に告ぐ!
 我が隊の力を推し量りに雑魚(ガジェットの大軍団)が来る!
 皆殺しにするぞッッ!!」

漢度タッケェーーー!!!

717 名前:続・お風呂の戦士3/4:2007/09/26(水) 07:45:08 ID:wtRgsVC2
 まだ俺は諦めないぜ○馬!
 ドロー『続お風呂の戦士』を場に出し、カードを一枚伏せてターン終了だ!


 なのはが目の前に仁王立ちしている。
 随分を成長してしまったヴィヴィオに抱き付かれている。
 しかもなのはの裸を見たせいなのか、それとも死を前にした生存本能のせいなのか下半身の淫獣臍まで反り返っていたりする。 
 ――くそ、なんでこんな時にも勃っちまうんだお前は!

「どうしたの、パパァ?」
「ユーノくん……お話聞かせてくれるかな?」

 ユーノ背筋に冷たいものが駆け上る。
 しかしそんなユーノの心情に反しますます硬さを増すフェレット状のアレ。
 魔王の婿、常人には務まらず。
 ユーノ・スクライア生粋のマゾヒストになりもうした。

「なのは、急に(ヴィヴィオが)大きくなって……」
「ふーん、ユーノくんは自分の娘に欲情しちゃうような変態さんだったんだ」

 ああ、死んだなとユーノは思った。
 普段ならここでファイアリングロックを解除したスターライトブレイカーでひぎぃな場面である。
 だからユーノは眼を閉じて自分を焼き滅ぼす桃色の光を待ったが、しかし何時まで経ってもそれはやってこなかった。
 おずおずと瞼を開いたユーノは、そこで信じられないものを見た。



718 名前:続・お風呂の戦士4/4:2007/09/26(水) 07:46:27 ID:wtRgsVC2
「酷いよ、ユーノくん。信じてたのに……」

 なのはが泣いていた。
 はらはらと涙を零していた。
 そんなのは反則だ、そんな風に泣かれてしまってはユーノはもうどうすることもできはしない。

「なのは……」

 せめて事情を説明して平身低頭謝ろう、そう決意したユーノから逃げるようになのはは浴室から駆け出していく。

「あっ」

 行ってしまう。
 最愛の人を失ってしまうと言う恐怖から思わずユーノは叫んでいた。

「バインド!」

 壁から伸びた蒼い光がなのはを縛る。
 何故か亀甲縛りだった。

「なのは、話を聞いて……」
「ユーノくん……」
「本当に僕は変なことは何一つやってないんだよ!」
「嘘だっ!じゃあなんで下半身のユーノくんはそんなおっきくなってるの!?」

 放たれる怒声、その剣幕に気圧されそうになりそうになりながらもなのはを失いたくないと一念でユーノは必死に言い返す。

「それは、それはなのはがそんなに綺麗なのが悪いんじゃないか!」

 確かに嘘は言っていない。
 なのはの裸を前にすれば一秒と掛からずエクセリオンモードでフルドライブにする自信がユーノにはあった。

「なのはが好きだから、なのはを堪らなくなっちゃうからじゃないか!」
「ユーノ、くぅ」

 それ以上何か言おうとするなのはを唇を自分のもので無理やり塞ぎながら、ユーノは全力でなのはを抱きしめた。
 けして離してしまわないよう、強く、強く。
 
「なのはママ、凄く綺麗……」

 ふと耳に届いたヴィヴィオの呟きに、ユーノは狂おしいほどに同意する。
 本当になのはは綺麗だ。

「好きだ、なのは」
「ユーノ、くん……」

 さてなんとか持ち直したらしい雰囲気だが、エロパロ板で淫獣がそう簡単にハッピーエンドに終われる筈もなく……

「なのは、さっきの叫び声は一体!?」

 心配したオチ担当のフェイトさんが飛び込んできたのは、次の瞬間のことである。


719 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:15:28 ID:OFSXylCd
支援したほうがいいのかな

720 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:18:04 ID:WaWlkEV2
>心配したオチ担当のフェイトさんが飛び込んできたのは

フェイトそんはやっぱりそんな扱いか

721 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:18:48 ID:OFSXylCd
>>718
ってここまでか。GJ!
続きが楽しみだぜぇ・・・・・・。

というかフェレット自重w

722 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:31:25 ID:9K6syLC6
淫獣\(^o^)/

723 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:34:01 ID:WaWlkEV2
>>722
それでも淫獣なら淫獣ならフェイトそんも食べてくれる

724 名前:600:2007/09/26(水) 08:35:19 ID:wtRgsVC2
やあ (´・ω・`)
一発ネタのつもりだったんだけど続きキボンヌされたから書いたんだ。
本当はガチエロ書こうと思ったんだが恥ずかしくて書けなかったんだ。

うん、つまりは「また」寸止めなんだすまない。
謝って許して貰おうととも思っていない。

でも好評なら恥辱に悶えながら頑張って書くかもしれないし、我こそはって戦士は勝手に続きを考えてくれても構わない。
あとヴィヴィオネタ書いた方々GJ





725 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:44:38 ID:OFSXylCd
>>723
つまりなにか。娘の前で母親2人を喰うわけか。
なんてぇ淫獣だ・・・・・・。ついでにヴィヴィオも食べればいいと思うんだ

726 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:46:24 ID:OFSXylCd
俺、Sなんだ、だから600氏が恥辱にもだえながらエロネタ書くの希望するぜ。

727 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 08:48:46 ID:WaWlkEV2
>>725
おうそういう事だちなみにヴィヴィオは既に捕食対象に入ってるんだぜ

そうそう俺もSなんだ故に600氏悶えながら書いてくれ

728 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/26(水) 09:16:47 ID:l3RU6YFg
>>686
GJ
自分の目だけをクローンニングするとか
目は見えない代わりに心眼を習得するとか
他にも方法はあるかなとか思いました。

あとさりげなく8500万ボルトに吹きました
グレートマジンガーのサンダーブレークでも300万ボルトなのに…

>>724
GJ
何かドロドロになりそうでしたけど、良い感じで終わりましたね。
フェイトの方は目を瞑りましたけど…

729 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 09:30:33 ID:C41mJsql
>>686
うおおお、超GJ!
マジ泣きしてる俺きめぇ!

730 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:39:24 ID:y//mGyHx
こんにちは。581です。調子にのってもう1本書いてみました。

すずか×エリオ
すずかにエリオが襲われますが……
エロは無いに等しいです。
勢いだけで書いてしまいましたので、かなりの駄文な上、
エロも、断念してしまったので、なんだかなー
……という出来ですが、それでもいいという方だけお読み下さい。

731 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:40:25 ID:y//mGyHx
「単独任務ですか?」
ある日、部隊長室に呼び出された、僕は八神部隊長に、そう聞き返した。
「そや。……て言うても、そんな難しいもんやない。
預ける品物を対象に渡したら終わり。
……まぁ、お使いみたいなもんやな…」
「お使いですか……」

単独任務と言う響きに、緊張していた体から思わず力が抜けていく。
「物もそんなたいした物や無いから、危険な事もないと思う。」
「はぁ……」
でも、それじゃあ……何でわざわざ……
「ただな?届ける場所が問題でな……
管理外世界やから、宅急便で……て訳にもいかんのよ」

管理外世界?……に荷物。しかも、僕に頼むって事は……
「もしかして……品物の届け先って……」
僕の言葉に、八神隊長はニッコリと笑い……
「その、もしかして……や。現地名称『地球』の、海鳴市に荷物を届けて欲しいんよ!」


八神隊長の話によると、荷物の中身は、ミッドの3大珍味セットで……
向こうにある風習で『お中元』と呼ばれる贈り物らしい。
本来なら、向こうに顔も効き、土地勘もある、
八神部隊長か、両隊長、副隊長達が行くべきで、又、行きたかったらしいんだけど…
皆、仕事が忙しく手が放せ無い為、子供の頃から何度か行った事のある、
僕に白羽の矢が立ったらしい……


「それじゃあ、エリオ。気をつけてね」
「まぁ……任務と言っても、顔見知りのとこに、荷物を届けるだけだ。
はやてから、向こうで1泊する許可も出てるんだから、ゆっくりしてこいよ」
「エリオ君……気をつけてね……」
「迷子にならないよーにねー!!」
「あんたじゃ無いんだから、それは無わよ!!
ま!せっかく、なんだから楽しんで来なさいよ!!」

翌朝、『地球』で渡すお中元の入った紙袋と、
1日分の着替えを詰めたリュックを持った僕は、機動6課フォワード陣に見送られ
(フェイトさんと、シグナムさんは任務でいなかったけど……)
ヘリに乗り込み出発した。
1泊2日なんだから、皆に見送られるのもなんだか気恥ずかしい……
でも……なんだか嬉しいな……



732 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:41:26 ID:y//mGyHx
ヘリで地上本部まで送って貰って、そこから本局へ……
前回の様に部隊単位での行動ならともかく、個人で行動する場合、
管理外世界へ直接跳ぶのは条件が厳しい。
なので、一度本局へ行き、そこから目的の場所へ移動するのが一般的な方法になる。

本局へ着いた僕は偶然、意外な人と遭遇した。
「あれ?君…確か……なのはの部隊の……」
声をかけてくれた、優しい感じのする人に僕は見覚えがあった。
確か、フェイトさんや、なのはさんの幼馴染みで、
管理局で無限書庫の司書長をしてる…ユーノさんだ。

「エリオ=モンディアル二等陸士です!」
慌てて、姿勢を正して敬礼する僕に、ユーノさんは、少し苦笑しながら肩をすくめて…
「いいよ。そんなに緊張しなくて。実際のとこ、僕はそんなにたいした奴じゃないしね」
時空管理局無限書庫司書長…充分たいした事あるんだけど……
「それより、今日はどうして一人で本局に?」
「はい。今から単独任務で、『地球』に行く事になって……」
それを聞いた瞬間、ユーノさんの顔色が変わった。真っ青になってる。
「ち……『地球』に?」
「はい」
頷く僕に汗を滝の様に掻きながら、ユーノさんは続ける。
「もしかして……お中…元??」
「えぇ………そうですけど……」
そこまで聞くと、ユーノさんは突然、僕の両肩を力強く掴み
「エリオ君!ここで少し待っているんだ!!いいね!!
間違っても、そのまま地球に行くような事はしちゃダメだ!!」
あまりの迫力に、僕が、思わず頷くと、猛スピードで走り去ってしまった……

十数分後、戻って来たユーノさんの手には、3つの巾着袋の様な物があった。
ユーノさんが、それを僕に差し出したので、受け取る。
袋の中には、何かが入ってるらしく、ズッシリと重い。
「エリオ君……よく聞いてくれ。その3つの袋の中には、とても大事な物が入ってる。
もし……君が地球で、どうしようも無いピンチになった時は、その袋を開くんだ。
きっと君を助けてくれるはずだ……」
「え…あ……あの………全然危険は無い任務なんですけど……」
そういった僕を、ユーノさんは、今にも泣きだしそうな瞳で見つめ……
「そうだったね……でも、万が一、億が一の為に、その袋は、持って行ってくれないかな?」
「は……はい……」
なんなんだろう?
ユーノさんの顔を見ていると、僕は何かとても危険な任務についてるような気がしてきた。
そんな筈ないのに……
「えっと……僕…もう行きますね。」
「あぁ…気をつけて……」
駆け出した僕には、ユーノさんがその後、言った言葉は届かなかった。

「こんな事ぐらいしかしてあげれない、僕をどうか許してくれ……」


733 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:42:25 ID:y//mGyHx
同時刻 6課 部隊長室での会話
「そろそろエリオは、地球に着く頃かな?」
「せやね。スムーズにいってればそろそろやね」
「……けどよー…はやてー……やっぱり、こういうのはいい気はしねーぜ?」
「それやったら、今からでもウ゛ィータが代わりにいくか?」
「ぜってーやだ!!!」

「しょうがないよ……今年は、エリオが、ご指名だったし……」
「そやね……」
「…………………」


本局から転送された僕が送られた先は、木漏れ日が眩しい森の中だった。
よく辺りを見回して、そこが、前回来た時と同じ転送場所だという事に気付いた。
「……あ………それなら」
気付いて、八神部隊長に渡された、届け先リストを広げる。

月村 すずか
アリサ=バニングス
高町 美由紀

うん。やっぱり、すずかさんも入ってた。
なら、ここは、すずかさんの家なんだし、このまま届けておいた方がいいよね。
えっと……玄関ってどっちなんだろ?広すぎてよく解らないや……
窓からだと泥棒みたいだし……
「あら?エリオ君……いらっしゃい。」
うわ!??びっくりした……
声に驚いて振り返ると、そこには、白いワンピースを着た女性が居た。
すずかさんだ……
透き通るような肌に藍色の髪。相手が誰であっても、癒してしまいそうな優しい視線。
フェイトさんや、他の皆も綺麗だと思うけど……
すずかさんの『綺麗』はまた違って……
多分、『清楚』って言葉はすずかさんみたいな人の事を言うんだと思う。
思わず見取れてしまう。
「ところで、エリオ君。今日はどうしたのかな?お仕事はお休みなの?」

あ!!そうだ!!!忘れるとこだった!!
「あの!これ!!八神部隊長からです!!」
慌てて、ガサガサと紙袋から1つ、
『お中元』と書かれた箱を取り出し、すずかさんへと差し出す。
それを見たすずかさんは、一瞬目を丸くして、直ぐにクスクスと笑い出した。
「そう言えば、はやてちゃんが、そんな事言ってたね。
わざわざ持って来てくれたんだ…ありがとう…」
「いえ!!」
すずかさんの笑顔を見た瞬間、心臓が急に跳ねた。
すごくドキドキして、顔が凄く熱くなっていた。
「あ……そうだ……エリオ君。今からお茶にしようと思ってたんだけど…
エリオ君も一緒に飲まない?」
「あ……はい……いただきます……」
本当は、急いでお中元を配りにいかないといけないんだと思う。
でも、時間はまだあるんだし、断るのも失礼だし……


734 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:43:34 ID:y//mGyHx
すずかさんに案内された、庭にあるテーブルに座ってしばらく待っていると、
メイドさんが、紅茶とケーキを持って来てくれた。
「ケーキはなのはちゃんの、お家のケーキなんだよ。美味しいから沢山食べてね」
紅茶を口にする、すずかさんを見ながら、フォークでケーキをすくって食べる。
口の中に、ここちよい甘さが広がって染み渡たていく……
「美味しい!!」
「うん。なのはちゃんのお家のケーキは本当に美味しいよね。」
そういいながらも、すずかさんはケーキには手を付けず紅茶だけ飲んでいた。

すずかさんケーキ食べないのかな?
不思議に思いながら、もう一度ケーキにフォークを突き刺そうとした時、異変は起きた。
カラン!!
強い音を立てて、僕の手からフォークが落ちる。
同時に、身体に全く力が入らなくなって、上半身がテーブルの上へ崩れ落ちた。
「あ……れ……?」
いったい何が??
なんで身体が………
何とか身体を動かそうと、もがいてみるものの、身体にその力が伝わらない。
「うふふ……エリオ君。無駄だよ。エリオ君の食べたケーキにね………
ちょっとした、お薬が入ってたんだ。
だからね……2時間位は身体がまともにいうこと聞いてくれないよ?」

身体に寒気が走った。すずかさんの声は、さっきまでの優しい響きではなく……
まるで、凶悪犯罪者のような……そんな冷たい響きに変わっていたから……

「なんで………こんな……」
僕の質問に、すずかさんは微笑む…
でも……その微笑みも、温もりあるものではなく、どこか妖しいものへ変わっていた。

「エリオ君がいけないんだよ?エリオ君が可愛いすぎるから……
前、来た時から、こうしたくてしかたなかったの……」


735 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:44:25 ID:y//mGyHx
身の危険を感じた、僕は、何とかストラーダのボタンを押して、
6課に連絡をとろうとした……
少しのタイムラグを置いて、ストラーダから音声のみが流れた……

「ただいま留守にしております。発信音の後に、お名前とご用件をお知らせ下さい。」
この瞬間、僕は全てを理解した……
お中元の品………
それは……僕自身なのだと………


僕は、抵抗することもできず……
すずかさんに、唇を奪われ………
服を全て脱がされて、僕のストラーダを、すずかさんの……
手で、口で、胸で、何度も何度も、固くさせられて……
何度も何度もすずかさんに吸い取られていた。



2時間後……
月村邸玄関前に
「今日はわざわざありがとね。エリオ君」
妙に肌がスベスベで、ご機嫌なすずかと……
「い…いえ……それでは、僕は……失礼します……」
カサカサに乾燥しきった、エリオがいた………



玄関を出たエリオが、ユーノに貰った巾着袋を1つ開けてみると、中には……

『超強力・マムシドリンクEX』
が入っていた。
エリオは、ユーノに涙ながらに感謝しながら、それを飲み干したのであった……


この後、エリオは、残りの2人+αにも、命懸けで挑む事になり……
お中元の理由や、その始まりなんかも知る事になるのだけど……
それは、次回の講釈で……

736 名前:お供え者と3つの袋:2007/09/26(水) 10:45:46 ID:y//mGyHx
以上です。
一応、続きます……
次は…次こそはちゃんとしたエロを!!

最後に、前回感想くれた方々
まだまだ微妙な出来な、これを最後まで読んで下さった方。
ありがとうございました。

737 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 10:50:34 ID:kWQ9zj25
GJ

ユーノ・・・たいした奴だ・・・

738 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:11:25 ID:6/snrqi0
エリオはそのうち、忍の娘にも吸われることになりますが無害です

739 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 11:20:43 ID:C41mJsql
つーことは、ユーノも経験者?w

740 名前:26-111:2007/09/26(水) 12:52:01 ID:jW+CMV1b
>>736氏
GJ!エリオ、ガンバレ超ガンバレ

>>728
クローニングとかがもしできるのなら、グランセニック兄妹が浮かばれんですよ
スカリエッティに依頼するにしても、フェイトはきっとそれを望まないでしょうし

落雷の電圧に関しては、およそ200万〜10億ボルトなのだそうです
大雑把に、“強烈な落雷”を1億ボルトくらいとしました・・・サンダーブレークに関しては・・・その私も噴きました

参考元:落雷wiki ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E9%9B%B7

741 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 13:06:27 ID:JA86t3Q/
>736
GJ! エリオ、今は耐えろ……そして、ゲッターの力を信じるんだw
つか、ユーノもヤられてたんかい。

でも、すずかとアリサが相手なら、うらやましくてしょうがないんだがw
高町家は、みゆきなのか、桃子さんなのか……(笑)

vsすずか編とvsアリサ編の詳細を是非、是非……!←アリサ&すずかスキー

742 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 13:10:16 ID:x4IhHcYd
>>740
>>686の作品、見事でしたよ…
そんな感動作品でもフェイエリ妄想しちゃう自分が憎らしい……

743 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 13:27:19 ID:ATEuoXRH
スレの容量がまたもやエラい事になってるな

744 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 13:30:51 ID:XV/LlWWl
>>686
素直に泣きかけた・・・
素晴らしいとしか言い様がない。
フェイエリキャロは本当にいい家族だよ・・・!
そして3P・・・吊ってきます

745 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 14:12:55 ID:y//mGyHx


ヘボSS書きが
「うわ〜…この人のSSスゲーなー……
俺もこれくらいのSSをいつか書けるようになりたいな〜……」
と、思ってる人からGJと感想を貰うとどうなるか?
1,無茶苦茶恥ずかしい
2,無茶苦茶嬉しい
3,妄想電波が、アナログからデジタルに変わって、鮮明に入るようになる。
4,常にサイコロ3つ振れるくらい、絶好調になる



A,全部


俺は今、猛烈に燃えているぅぅぅ!!

746 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 14:14:37 ID:B0SMLIMN
サイコロ三つっていうとイカサマのダイス?

747 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 14:40:20 ID:Sj4tasaq
桃鉄ネタじゃね?
イカサマダイスにしたら1しか出ないじゃないか

748 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 15:00:51 ID:2zrNC6Pk
>>747
オレンジカードかwww


749 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 15:03:13 ID:Gpur2x3O
俺はハンター×ハンターのリスキーダイスかとオモタ

750 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 15:14:35 ID:iS38G5tF
>>748
特急周遊カードっすよ。
オレンジカードじゃサイコロ2つです。
でも、いつか壊れるんだよな。

>>736
GJ
頑張れエリオ君。ユーノ君もお疲れ様。
ところで、+αって・・・期待。

751 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 15:46:03 ID:1piNennk
>>671
噴いたじゃないかwwwwwwww

752 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 16:41:27 ID:HEEHzAY6
>>716
両目の時よりも強くなってそうだな。

753 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 16:41:36 ID:WaDqoNKa
>>748,750
最近の桃鉄には絶好調モードってのがあってだな
その状態に突入するとサイコロが2〜4個振れるなどプレイヤーに有利な効果が数ヶ月渡って続くんだよ。

754 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 16:44:03 ID:HEEHzAY6
>>716
後もうひとつ、曹操はなのはさんになるということか。

755 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 17:40:45 ID:nx/EYQ6F
>>686
泣いた

756 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 17:43:44 ID:I5wYZHZt
>>736
GJ! 来年当たりはヴィヴィオが指名されそうな悪寒。
ひょっとして困ったら三つの袋を開けろも三国志ネタなのかな?

757 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 17:47:43 ID:K6kG+Pyc
目が覚めると昔入れられていた局の保護施設にいるエリオ
見れば体も縮んでいる ここが過去だと判断する
フェイトに会えばなんとかなると思いフェイトが迎えにくるのを待つ
時が経ち、管理局から面会希望者が来たと聞かされる
喜んで面会するも迎えに来たのはなのはでした フェイトはシグナムに殺されていました
自殺

758 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:12:55 ID:FVysURlp
某アニメのFFのせいで、逆行にいい思い出のない俺

759 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:24:26 ID:S14rJ1bZ
とりあえずいま現在、約466kb

書き手諸君は容量には十分注意するように

760 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:24:36 ID:tmLSfGkG
スパエリですか>逆行

761 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:34:45 ID:AKj8Dvbi
なら私が立ててこようかね
逆行やTSものは難しいから本当に自信ないかぎり手ださないほうが。

762 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:38:24 ID:S14rJ1bZ
>>761
あ、たてるなら、>2のクロススレリンクのほうも最新版にしてな

763 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:44:44 ID:AKj8Dvbi
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1190799864/

次スレ

764 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:46:09 ID:S14rJ1bZ
>>763


765 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:48:24 ID:jW+CMV1b
スレ立て乙でした

766 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 18:58:24 ID:auS4T8tg
>>736
GJ
ユーノとエリオは「犯られ男」「搾られ男」の系譜という絆があるんだなw

>>741
>高町家は、みゆきなのか、桃子さんなのか……(笑) 

736氏、親子丼を所望します

767 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:27:23 ID:vxvb6/Jb
>>741
恭也・士郎という線が…

768 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:33:26 ID:NgwHRFHZ
>>600
バーボンマスター自重www
だが小説はGJ!!
あと淫獣もついでに自重しとけwww

>>731
ショタっ子の運命や如何にw
GJ!
続編まっていますぜw


769 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 19:46:21 ID:8J2KfBZv
>>718
GJ!! 淫獣司書長よ罠カード『開き直り』で皆纏めてイタダイテしまえ!!

>>736
エリオ〜…。後日おでん屋台辺りでユーノとしみじみ語り合う姿が見えるよ…。
ユーノの時は血も吸われてソ。ユーノ編も読みたいと思ってしまう俺は贅沢だな
続きは次スレか

770 名前:600:2007/09/26(水) 20:51:09 ID:wtRgsVC2
 生粋のMなので書けと言われたから書いたものの
 これ以上は無理ですごめんなさい。
 つーわけで今回でラストになります

『お風呂の戦士final』1/2


 嬉々として服を脱ぐ捨てて風呂場へ突撃していったなのはさんを見ながら、フェイトは思わず溜息を付いた。
 なのはとユーノが愛し合っているのは分かっているし、ヴィヴィオには父親が必要だと言う事も分かっている。
 だが共に洗いっこしたあの白い背中が誰か他の人間のものになってしまうかと思うと、喩えようもない寂しさが襲ってくるのである。
 感傷であることは分かっている、なのはの幸せを考えたら心から祝福してあげるべきなのは理解している。
 それでも感じるこの心の痛みは、愛しい一人娘をヴァージンロードに送り出す父親のソレに似ているかもしれない。

「嘘だっ!」

 そんなことを考えていたら風呂場からなのはの叫び声が聞こえてきた。

「なのはっ!?」

 一瞬の逡巡の末、フェイトさんはバルディッシュ片手にお風呂場へと飛び込んだ。
 そこにはどこかで見たことあるようなオッドアイの女の子と、
 全裸で亀甲縛りにされたなのはと、
 そのなのはを抱きしめながら情熱的な口付けを送るユーノがいる。

「えと……」

 一体何があったのか、あまりにも混沌とした状況に思わず固まってしまったフェイトは自分に迫る魔の手に気付かない。

771 名前:600:2007/09/26(水) 20:55:28 ID:wtRgsVC2

 2/2


「きゃっ!?」

 突然抱きすくめられてフェイトがやたらと可愛らしい声を漏らす。
 見れば、どこかで見たことあるような金髪の少女が不安そうな顔で自分の胸に顔を埋めていた。

「フェイトママー」
「ママって、ひょっとしてヴィヴィオ!?」

 こくりとヴィヴィオは頷く。
 そして今も抱きしめ合っているなのはとユーノを指差した。

「なのはママとユーノパパがおかしいの」

 確かにヴィヴィオから見ればおかしく見えるだろう。
 だがフェイトから見ればユーノとなのはは二人での好き好き大好きーに夢中になっているバカップルと言うことが一目瞭然である。

「あ、あのね、二人は……」

 このままではヴィヴィオの情操教育によろしくない。
 なんとか言いくるめようと口を開いたフェイトは。

「それにヴィヴィオも変なの、なのはママ見てるとおまたがむずむずするの」

 思わず生唾を飲み込んだ。
 いや駄目だ、耐えろ耐えるんだ……そう思って自分を鼓舞するフェイトさんの努力は、

「あっ、ふぁ、なのは、なのはぁ……あっ!」
「ふぁぁ、ユーノ……くふぅ、んん!」

 次の瞬間、完膚なきまでに粉々になった。
 
「ねぇ、ヴィヴィオ?」
「フェイトママ?」

 フェイトはゆっくりとヴィヴィオを抱きしめ。

「みんなでなのはママをよろこばしてあげようか?」

 そう言ってひどく透明な顔で笑った。

 
 ――ユーノ・スクライアが賢虚で病院に運び込まれたのは翌日の早朝のことである。


 うん、全然エロくないけどこれが俺の精一杯なんだ。
 悪いけど続きは妄想で楽しんで欲しい、あと最初ネタで投下したのにずるずると長くなってごめんなさい。
 最初は続き書く気なかったんだけど、思ったよりも好評だったから……

772 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 20:58:25 ID:WaWlkEV2
>>771
またリアルタイムでみれて嬉しいぜGJだ
お馬鹿じゃないフェイトさんが見れて俺は満足ダッゼ


773 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:12:01 ID:01kQKT3P
>>771
GJ! しかしユーノ、せめてヴィヴィオはやめとけ。 あとフェイトさん自重。

>>772
じゅーぶんおバカだと思う>フェイト

774 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:18:05 ID:wyyERT8Y
>>771
……で続きはいつ頃になるんでしょうか?
自分の息子を早く鎮めたいんです!!

775 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:43:29 ID:OFSXylCd
ふと気づいたんだ。
ヴィヴィオもアルフもどっちも一粒で二度美味しい最高の相手じゃないかと。
ユーノめ、なんて羨ましい・・・・・・

776 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:50:08 ID:2TxQwdxi
今更なんだけどレリック無かったらヴィヴィオは伸び縮みしないんじゃね?

777 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 21:56:46 ID:I5wYZHZt
>>776
お前にこの言葉を送ろう。
「かわいいが正義ならエロイは大義」
このようにエロは全ての設定に優先される。

778 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/26(水) 22:06:51 ID:l3RU6YFg
>>770-771
続きGJです。
出来ればどういう風にユーノが病院に運ばれる様な事になったのかとか
そういう点もかなり気になりました。

このスレももう直ぐ終わりですけど、
この時点ではまだ27KB残ってますし、
自分が投下したい話は割りと短い方だと思いますから。
投下させて頂きます。

・ヴィヴィオシリーズ第二弾
・ヴィヴィオの無邪気な質問になのはとユーノが真っ青
・エロあり
・一応なのはとユーノはまだ結婚していないけど何故か同居はしてるとんでも設定

779 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:09:37 ID:hkZeHKgi
ふふふ、このスレは屁理屈が道理になる変わった世界観が用意されているらしいな、ありがたいことに
何はともあれ、>>771さんGJさ!フェイトさん理性消し飛ぶの早いよww

780 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:09:50 ID:OkCy0dky
>>775
バカめ。
アルフは3形態、司書長も2形態に変形できるぞ!

781 名前:赤ちゃんはどこから来るの? 1 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/26(水) 22:09:56 ID:l3RU6YFg
高町ヴィヴィオは聖王教会系列の学校に通っている。そこで色んな事を勉強して、
帰った後で今日はどんな事を勉強したとかヴィヴィオの大好きななのはママと
ユーノパパに話したりしていたのだが、そんなある日にそれは起こった…

「ねぇ…赤ちゃんはどこから来るの?」
「え…。」
ヴィヴィオの何気無い質問になのはとユーノは凍り付いた。
「ねぇ…ママ、パパ、赤ちゃんは何処から来るの?」
「え…その…何処からって…。」
なのはは滅茶苦茶に焦り、どう説明して良いやら分からない顔になっていた。
ヴィヴィオは普通の子供と違って試験管の中で生まれた身であるから、そういう事が
気になるのだろうが、こう言う話はまだ小さい子供であるヴィヴィオには早すぎる内容である故、
どう切り返せば良いかなのはは頭の中で混乱していたが…
「コウノトリが運んでくるんだよ。」
「え? コウノトリ…?」
ヴィヴィオの質問にユーノは冷静にそう答えていた。そしてメガネをキラリと輝かせながら言うのである。
「赤ちゃんはね? 神様が作って、それをコウノトリがそれぞれの場所に運んで行くんだ。」
「本当?」
ヴィヴィオは首を傾げていたが、なのはは焦りながらもユーノの言葉に合わせて言った。
「そ…そうだよ! ユーノパパの言う通りだよ! 赤ちゃんはコウノトリが運んで来るの!」
勿論ユーノが言っている事は真っ赤な嘘なのだが、まだ精神的にも身体的にも子供な
ヴィヴィオに本当の事を話すのは明らかに早いので、現時点ではこういう
おとぎ話的な説明で良いとユーノは考えていた。
「本当に本当なの? 赤ちゃんはコウノトリが運んで来るの?」
「そ…そうだよヴィヴィオ! ユーノパパは無限書庫司書長って言う偉い人なんだよ!
そのユーノパパが言うんだから間違い無いよ! わかった?」
もうなのはは焦りながらも必死に作り笑いをしてヴィヴィオにそう言い聞かせていたが、
ヴィヴィオは笑顔で頷いていた。
「ありがとう。赤ちゃんはコウノトリが運んで来るんだね?」
「そ…そうだよ。」
「うん。」
笑顔で納得したヴィヴィオになのはとユーノはひとまず安心していた。
「ママ〜パパ〜あのね〜? 今日学校の先生にこんな事教わったんだけど〜。」
「どんな事を教わったのかな?」
笑顔で言うヴォヴィオになのはは笑顔でそう答えるのであるが…
「嘘付きは地獄に堕ちて閻魔様って怖い人に舌を抜かれてしまうんだって〜。」
「!!」
またもなのはとユーノは凍り付いた。この状況でこういう話を出してくるあたり…
ヴィヴィオはユーノが説明した事を嘘だと感付いていたのか?
って言うか聖王教会系列の学校なのに何故仏教世界の地獄教えてるんだよ!
「へ…へ〜…怖いね〜。嘘付きは地獄に堕ちちゃうのね〜?」
「ヴィヴィオは正直な子になろうね?」
なのはとユーノの額からはそれぞれ汗が流れ落ち、かすかに震えながらヴィヴィオの
言葉に合わせていたのだが、ヴィヴィオがさらに言った事がこれまた痛かった。
「二人ともこれ以上嘘付いたら本当に舌抜かれちゃうよ? 実は今日学校で性教育って授業があって、
男の人のお股に生えてるモノを女の人のお股に入れてズッコンバッコン♥ ってしたら
赤ちゃんが出来るって先生が言ってたもん!」
「(子供相手に何教えているんだ聖王教会―――――――――!!)」
「(まだ早い! 早いよ聖王教会―――――――――――――!!)」
なのはとユーノの二人は心の中でそう絶叫した。ヴィヴィオはまだ10歳にも
満たないと言うのに性教育するのが余りにも早すぎる! この時点で
なのはとユーノにとっての聖王教会の評価がガタ落ちしたのは言うまでもない。
しかしヴィヴィオの言う言葉がさらに二人を苦しめるのである。

782 名前:赤ちゃんはどこから来るの? 2 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/26(水) 22:12:18 ID:l3RU6YFg
「だからヴィヴィオはもう分かったから。ずっと疑問に思ってた事が今日やっと分かって嬉しいの。」
「な…何を疑問に思ってたの?」
「だってママとパパってば毎晩裸で抱き合ってたじゃない。ヴィヴィオは知ってるんだよ。」
「(何―――――――――――――――!!?)」
ヴィヴィオの爆弾発言になのはとユーノは心の中でやはり大絶叫をかました。
確かになのはとユーノが同居する様になって、毎晩とは言わないがちょくちょく
二人がベッドの上で交わっていたのは本当だ。しかし、それはヴィヴィオを
しっかり寝かし付けた後の深夜であったし、別の部屋でやっていたのでなのはとユーノの
二人はどうしてヴィヴィオに知られたのか分からなかったが、恐らくはトイレの為に
起きた時にたまたまなのはとユーノの二人が交わっていた所を目撃したのだろう。
「最初は柔道かレスリングの寝技の練習をやってると思ったけど、本当は
ママとパパもズッコンバッコン♥ ってしてたんだよね〜?」
「え…あ…その…。」
無邪気に笑いながら言うヴィヴィオだが、なのはとユーノは気まずかった。
と言うか何故ヴィヴィオが柔道やレスリングを知ってるのか謎だ。聖王教会で教わったのか?
「でも本当に凄いかったな〜。四つん這いになったママの後ろからパパがズッコンバッコン♥ って
やってると思ったら、今度は互いに抱き合いながらズッコンバッコン♥ ってやったり…
ママもパパったらフラダンスもビックリなくらいに激しく腰を振るんだもん!
それを発電に利用したらきっとかなりの電力になるんじゃ無いかと思ったよヴィヴィオは。」
やはり特に悪意は無く、無邪気にそう言うヴィヴィオ。だがなのはとユーノは苦しい。
「ヴィヴィオにはあんなマネは出来ないよ。ママとパパみたいに激しく腰を動かしたら
直ぐに疲れちゃうかも。でもママはエース・オブ・エースだし、パパは無限書庫司書長だから
あんなに二人で腰を沢山振っても大丈夫なんだよね〜? やっぱり凄いな〜。」
「ヴィ…ヴィヴィオはまだしなくて良いんだよ。まだ子供はそういう事考えなくても良いんだよ。」
「そうだよ…そういうのは本当はもっと大きくなってから学ぶべきなんだよ…。」
相変わらず無邪気に言うヴィヴィオになのはとユーノは苦しくてそう言うしか出来なかった。
と言うか、この状況で一体何を言えば良いかというのも難しい話。
「ママとパパがズッコンバッコン♥ ってやってたのは赤ちゃん作る為なんだよね?
そしたらヴィヴィオはお姉ちゃんになるんだよね? 楽しみだな〜。」
「う…うん…そうだね…。」
「でも…ママとパパがそうやってる事を他の人に話しちゃいけないよ。
特にフェイトママには絶対に秘密にしないと…。」

783 名前:赤ちゃんはどこから来るの? 3 ◆6BmcNJgox2 :2007/09/26(水) 22:13:55 ID:l3RU6YFg
確かにこの状況をフェイトに知られれば何が起こるか…これは想像を絶するだろう。
しかもヴィヴィオは子供故の無邪気さで外でもなのはとユーノが真夜中にやってる事を
ズケズケと話してしまいそうなので二人ともそこが最も恐ろしかった。
だが…そこでなのははある事に気付いたのである。
「あ、そうそう、今度は私の方から言いたい事があるんだけどね? ヴィヴィオ…。」
「な〜にママ?」
「ヴィヴィオは赤ちゃんを作る方法を知っていながら、知らない振りをして私達に
赤ちゃんがどこから来るのか質問をしたんだよね? それはそれで嘘付いてるって事になるよね?
じゃあ…ヴィヴィオも閻魔様に舌を抜かれちゃうよね?」
「!!」
なのはの言葉にヴィヴィオの表情は歪み、青ざめ、そして目には涙が浮かんで来ていた。
恐らく頭の中で自分が閻魔様に舌を抜かれる光景を想像したに違いない。
「うわぁぁぁぁんそんなの嫌だよぉぉぉぉぉ!!」
ヴィヴィオは泣きながらなのはに抱き付き、なのはもヴィヴィオを優しく抱いて、
ユーノは泣きじゃくるヴィヴィオの頭を優しく撫でた。
ま、何はともあれここは一件落着と言う事で…

だが…その日の真夜中…
「なのは…なのは…なのは…。」
「ユーノ君…ユーノ君…ユーノ君…。」
「んああああああああああああ♥」
「(やっぱりママとパパったら今夜もズッコンバッコン♥ ってやってる…。)」
例によってベッドの上で交わり、腰を激しく振っていたなのはとユーノが、例によってトイレの為に
起きたヴィヴィオによって目撃されてしまうのであった。
「(ママとパパも可愛い赤ちゃんを作ってね? ヴィヴィオもお姉ちゃんとして頑張るから…。)」
トイレを終えたヴィヴィオは、まだ見ぬ弟・妹に姉として色んな事を教える光景を
夢見ながら再び眠りに付いた。

                    おしまい

784 名前: ◆6BmcNJgox2 :2007/09/26(水) 22:15:41 ID:l3RU6YFg
今回はこれでお終いと言う事で。次書く時は次スレになると思います。

785 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:22:38 ID:nx/EYQ6F
>>784
GJ!!
そこはかとなくヴィヴィオが黒い気がするぜ

786 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:28:52 ID:G+2KSyHz
>>784
ヴィヴィオ自重w
GJでした。

787 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:28:58 ID:dsZvScwC
>>784
だめだ。どうしてもズッコンバッコン♥で笑ってしまうw
とりあえずGJ!!!

788 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:31:22 ID:OFSXylCd
>>784
ズッコンバッコン♥で笑ってしまう人その2だ
めっちゃGJ。相変わらず会話のテンポが神がかってるな。

789 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:31:51 ID:hkZeHKgi
>>784
ヴィヴィオというよりも聖王教会が情操教育早すぎwなんにせよGJ!
しかし「ズッコンバッコン♥」はもうデフォなのかw

790 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:35:23 ID:vxvb6/Jb
GJ
そのうちヴィヴィオは二人に気付かれないようにじっくり観察を始めそうだw
さあ、ヴィヴィオ、口を滑らせてフェイトに夜の話をするんだw

791 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:39:54 ID:abBkDUF0
本編も終わったし
やっと厨臭いエロの欠片もないSSの数も減るのかな

792 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:42:43 ID:+ubauCIE
性お・・・聖王教会「今日は機動六課のはやて部隊長がいらっしゃいました。保健の授業を担当して頂きます。」

793 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:44:05 ID:hkZeHKgi
はやて「まずは実戦で感覚をつかんで頂きますー」

794 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:44:47 ID:dFdBcPRc
>確かにこの状況をフェイトに知られれば何が起こるか…これは想像を絶するだろう。
>しかもヴィヴィオは子供故の無邪気さで外でもなのはとユーノが真夜中にやってる事を
>ズケズケと話してしまいそうなので二人ともそこが最も恐ろしかった。

またバカ暴走して災いが自分に振り返ってくるフェイトが容易に浮かんでしまった。

795 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:48:37 ID:jW+CMV1b
>>784

GJ!
ヴィヴィオがナイス!っていうか聖王教会ーっ!!

796 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 22:59:34 ID:KGWG7DYW
ズッコンバッコン♥自重www

GJww

797 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:01:52 ID:4hW8VwVs
>>784氏の量産性とクオリティの高さに嫉妬!

798 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:02:55 ID:19FBcfEl
>>784
GJ
ヴィヴィオが無邪気にズッコンバッコン言ってるシーン想像して、色々と困って仕舞ったZEwwww
まあ、とりあえず聖王教会自重しろとw
そして、バカップルもヴィヴィオも居る家なんだからもうちょい自重しろとwww

799 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:12:48 ID:TRMACwHZ
まさに性王の器

800 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:24:01 ID:1i/fd8Fa
>>791
だといいな。今の流れははっきり言って迷惑だ。
雑談や厨SSで埋める為のスレじゃねーんだから
職人気取りの馬鹿も自重してくれる事を期待しとくわ。

801 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:27:16 ID:9ZIczVuX
>>799
だれが(ry

802 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:28:15 ID:mSwROXaF
とりあえず下手でもいいからエロ描写入れろ

803 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:28:34 ID:9ZIczVuX
スマソ。上げてしまった

804 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:37:38 ID:4hW8VwVs
>>791>>800のSSにwktk

805 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:37:43 ID:OyvHYdt6
なかなか埋まらんな。

>>784
GJ! 
魔王と閻魔はどちらが強いんだろう?w

806 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:48:08 ID:Fy/Tygqx
>>804
>>1
でいいだろ

807 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/26(水) 23:50:51 ID:OFSXylCd
>>805
魔王『閻魔と地獄の国取りをおっぱじめるの。』

808 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:21:38 ID:eSokbx1T
閻魔様逃げてーーー!

809 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:23:53 ID:oCZc4Hci
エリオはフェイトに対して執着・偏執狂でストーカー一歩手前になってるとか思ってるのは俺くらいですね

810 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:23:59 ID:OHEzPv9b
>>807
CCO!

811 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:26:09 ID:t1JrgzSH
なのは『結局誰も私の強さにはついてこられなかったのかなの。』

何か妙にはまるのは気のせいか

812 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 00:53:41 ID:ZXaKpu2V
●* secret buster U!

813 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:07:07 ID:N7Z2vlnc
>>809
相手がいつでも準備OKの場合はストーカーになりませんw

814 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:17:01 ID:t1JrgzSH
むしろフェイトさん、自分がいないとダメなようにエリオ教育してないだろうな・・・・・・。

逆にエリオがいないとダメっぽいフェイトさんになる気がしないでもないが。

815 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:18:59 ID:dKjdoE1m
自分の中でどんどんゼストがロリコンになっていく

816 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:19:36 ID:tLYzTy9L
レズが治ったと思ったらショタに走ったかw

817 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:23:48 ID:t1JrgzSH
フェイト『ショタコンなんじゃない、半ズボンとかすべすべのお肌が好きなんです!』

818 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:27:01 ID:tLYzTy9L
半ズボンフェチw

819 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:41:49 ID:t1JrgzSH
こんな小ネタを思いついた。
「フェイト、何故君は僕のことをそんなに目の敵にするんだい?」
ユーノが、悲しげな瞳でつぶやく。
「昔は仲良くできてたと思ってたのに、何時の間にか僕は君と険悪になってた。」
「ユーノ、分からないの・・・・・・あなたが私になにをしたか。」
「ごめん、分からないよ。もし不満があるのなら言ってほしい。」
「貴方は私を裏切った、一番残酷な方法で裏切ったんだ!」
その言葉に、ユーノは困惑する。そんなことをした記憶はない。
しかし、もし無意識に彼女を傷つけていたのなら自分は・・・・・・
「何で、成長しちゃったの・・・・・・」
「え?」
「何で成長したの?半ズボンは?あのバリアジャケットの膝小僧を帰して!」
「・・・・・・えと、もしかして、僕の体毛が濃くなったのが原因とか言わないよね」
「それ以外に何があるの!あのすべすべの細い足も柔らかな体ももう帰ってこないの・・・・・・」

フェイト・T・ハラオウン。いろいろ戻ってこれないところまでつっぱしってる19歳
ちなみにちょっと改変すると真性ロソコソユーノ君verになります。

820 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:46:07 ID:Y18HHpEL
>>819
フェイトさんは変態だが言いたいことは良く分かる。そして強く同意もする。

821 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:50:17 ID:eSokbx1T
>>819
もうフェイトさんは変態通り越しちゃって痴zy・・・
おk、逃げるわ

822 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 01:52:38 ID:8HJOnBiZ
おや、>>821の家の方角で雷が……

823 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 02:06:09 ID:t1JrgzSH
おまけ小ネタ
ユーノ君、改造されるの巻
ある日、ユーノ君は管理局内を歩いていたら後ろから何者かに襲われてしまいました。
「くっ・・・・・・ここは・・・・・・」
薬品の匂いが立ち込める部屋。ここは・・・・・・医務室?
「あら、ユーノ君。目がさめたんですね。」
ユーノに声をかけた女性。それはユーノもよく知る、湖の騎士シャマルだった。
「ユーノ、これから貴方は生まれ変わるの・・・・・・」
そして、その後ろにはフェイト・T・ハラオウン。どちらも目がやばい。
というか、今の自分の状態もやばい。何故か全裸にむかれている。さらにバインド付。
「ってか、何で僕は全裸なんですか!というかシャマルさん手につけてるの何のクリームですかそれ」
「ふふ、今の貴方に必要なものです♪」
シャマルの手がユーノの体の上を蛇のように這いずり回り、クリームを広げていく。
丁度、大事な部分だけは避けるように、だ。
「うぅ・・・・・・・くあ・・・・・・」
ユーノが頬を染め身悶える。その姿に興奮したのかシャマルの手はさらに激しくユーノを撫で回す。
やがて、頭と股間の一部以外全てを蹂躙されるユーノ。
「ふふ、これでもう少ししたらお薬が効いてきますからねー。もうちょっとだけこのままでまっててくださいね。」
シャマルが笑顔で言い放つ。
「く、薬?僕に何を・・・・・・」
「え?何を?決まってるじゃないですか。」
「永久脱毛だよ、ユーノ。」
「ちょ、何してんだよ二人とも!」
いきなりの永久脱毛宣言に流石に声を荒げるユーノ。
「大丈夫だよ、ユーノのちんち○の回りはちゃんととっておいたから。
「こればっかりはないと見栄えがしませんし・・・・・・」
それに、ちょっとこのビール瓶みたいなのの回りを触るの少し怖かったんです
触っただけで妊娠しちゃいそうですよね。
とかそんな会話をしている二人。何か、そんなことのために永久脱毛されたのか。
そう思うともうなくしかないじゃないか、そんな気分に陥るユーノ。
というか、そんなユーノを尻目に
「やっぱり女装したときにスカートを持ち上げる『アレ』が大きいほうがギャップがあっていいわよ?」
とか
「流石シャマルさん。よくわかってますよね。でも、本当にユーノのお肌すべすべ・・・・・・フフ。」
とかそんな会話をしてる二人を、とっくにバインドの解除されたこの状況
逆にバインドかけて襲っても問題ないよね?などとユーノが考えていたかどうかは定かではない。

824 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 02:10:05 ID:t1JrgzSH
やべぇ、一部文章すっぽぬけてた。
触っただけで妊娠しちゃいそうですよね。のあとに
シャマルさんとフェイトさんの

「でも、この年齢になってもユーノ君って可愛らしい顔つきしてるわよね」
「だから、この半ズボンとかミニスカートの邪魔になるだけじゃなく
胸とかに頬ずりしたときに邪魔なうぶ毛とかも消え去ったほうがいいんです。
執務官の名においてこれは悪だと断じます」
のセリフが入ります。
何てボケをしてる俺orz

825 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 02:24:18 ID:t1JrgzSH
やはり、勢いで書き上げた物をその勢いで投下すると後悔するな・・・・・・

少し、頭冷やされてくる
機動六課lλ……
『元』機動六課l<アレ、ダレモイナ。……ダレカイマセンカー。

826 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 02:56:12 ID:tbh7V6Up
フェイト「やっぱり男は15歳以下に限るわ」

827 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 03:07:54 ID:eSokbx1T
>>825
笑わせてもらったwGJ
シャマルまで一緒になってフェイトさんはますます痴zy
そんな中で、淫獣も逞しいなww

機動六課行くよりもここに行けば会えるかと つ三途の川

828 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 05:03:01 ID:tLYzTy9L
>ビール瓶みたいなの

なのはが壊れるぞw

829 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 05:34:20 ID:O+e8uUA8
>778
こんな感じですかね?

「ねぇ、ユーノ。まだまだ出来るよね?」
 先ほどまでに十数回もの精を吐き出し萎びたフェレットを握りフェイトは笑う。
「もう無理、くっ……あっ!?」
「駄目だよ、だってまだなのはが満足してないもん」
 ゆっくりと肛門に押し込まれていく鉄の感触にユーノは恐怖したが、しかしフェイトは一切容赦してくれなかった。
「ひあっ!?」
「あは、勃った」
 バルディッシュによる前立腺への直接の電気刺激、フェイトは強制的に大きくさせたユーノの淫獣を握りなおすとくっぱりと開ききったなのはの敏感な部分へと押し当てる。
「それじゃあなのは、もう一回いくよ?」
「あっ、くあっ、ひゃあ!?」
 先ほどからヴィヴィオにさんざん胸を弄られていたなのはさんはそれだけでまた高みへと駆け登る。
 その嬌声に抑えきれない愉悦を感じて、フェイトはそれだけで軽く達してしまいそうになる。
 本当になのは可愛い。
 特に息も絶え絶えになって快楽に喘いでいる今の姿は、本当に堪らない。
「なのはママかぁいいよぅ……」
 必死でなのはのおっぱいにむしゃぶり付くヴィヴィオに心から同意して、なのはさんの顔の上に跨ったフェイトは今日何度目になるか分からないオルガズムを迎えるのだった。


 なのはさん可愛いよね!

830 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 06:29:20 ID:tLYzTy9L
男の尻に突っ込まれるバルディッシュ哀れ

831 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 06:52:52 ID:a5a05mcZ
もうカオスすぎて何がなんだか!
とりあえず>829 4pGJ!…ユーノ乙wwwww

832 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 09:23:18 ID:t1JrgzSH
>>830
実はバルディッシュ喜んでたりして。
『ああ、夢にまで見たユーノ殿の中あったかいナリ・・・・・・』

833 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 09:54:20 ID:ic35KtWf
>>832
時空を超えてまで何やってんだよコ〇助。

834 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 10:00:02 ID:i/6nwfCH
ユーノ「いいこと考えた。バルディッシュ、僕の中で放電しろ。なあにデバイスは度胸ry」
最終的にはここまで逝ってくれるものと思う

835 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 10:19:25 ID:O+e8uUA8
言い遅れたけどSS書きの皆さんGJっす
>819
ガチレズから病ンデレ、変態を通り越してついには痴女扱いされるフェイトさんカワイソス……

>685
なんかえらく久々な感じがする正統派フェイトさんGJっす。



836 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 10:46:03 ID:jObvOZbu
百合スレ住民としては、聞き捨てならない言葉を聞いた気がする。

837 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11:14:48 ID:IPKNxuCf
気のせいだ
これも愛ゆえ

838 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11:15:11 ID:t1JrgzSH
どこが聞き捨てならないのかよくわからない俺が来ましたよと

839 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 11:50:56 ID:UpcftKq3
>>686
遅レスだがGJ!!
いい話をありがとうございました・・・
家族のあり方をしっかりと見た気がした

840 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 12:58:30 ID:yB55NOX2
>>819
そのまんまな同人があったが、あれもクソワロタw

841 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 13:46:35 ID:t1JrgzSH
>>840
mjk・・・・・・kwsk。
てかやっぱフェイトさんって・・・・・・

842 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 13:58:21 ID:eSokbx1T
そうか、やっぱりフェイトさんは>>821で言った通りだったのか!
あれ?晴れてるのに雷鳴が・・・

843 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 14:22:00 ID:N7Z2vlnc
フェイトそんは痴女なんかじゃないよ
本気モードになるとムチケツムチモモのレオタード姿になるだけです

844 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 15:00:46 ID:OHEzPv9b
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              ノ,ィ∝ノノ)))))  
             ( ( ゝ(l!・ωノ|l  Nice boat……
          ,――ノ)(   つ\――‐、
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845 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 15:01:58 ID:t1JrgzSH
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             ( ( ゝ(l!・ωノ|l  Nice neet.……
          ,――ノ)(   つ\――‐、
〜〜〜〜〜〜〜ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ̄ ̄ノ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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846 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 15:12:53 ID:OHEzPv9b
  どこまでもォォォ!!どこまでもォォ!!! //
\  燃え滾るハートをォォォォ!!!!   //
  \  お 前 とォォォォォォ!!!!! //
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  |.... |:: └──────┘ ::|    ミ´⌒《`ヽ
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             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )(
            /             \丿 `
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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     |            ( ( | |\
     | )     )     ) )| |//|
     |__,'`》⌒`彡__(_| \.|   私の代わりにだれか一人、出番を持てる
    /―  ノ,ィ∝ノノ)))  ――-\≒
  /    ( ( ゞッ(l!ノ       \
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
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     )
.  , '´⌒`彡
  i ノノ)))))  私はそういうことに
  !ソ(l!・ωリ
  ノリ/ ⊃ノヽ___
/' ' ゝ-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     )
.  , '´⌒`彡
  i ノノ)))))  幸せを感じるんだ…
  !ソ(l!-ωリ
  ノリ/ ⊃ノヽ___
/' ' ゝ-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

847 名前:名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 15:14:57 ID:OHEzPv9b
           ┏  ━ゝヽ''人∧━∧从━〆A!゚━━┓。
 ╋┓“〓┃  < ゝ\',冫。’ 、 ._〃Ν ; ゛△│´' 'ゝ'┃..   ●┃
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        ∇     ',    ,'`》'´⌒`彡 火、ヽ,,"∧ ┨'゚,。
           .。冫▽ <.冫  ノ,ィ∝ノノ))))) 十   乙  ≧   ▽
         。 ┃  .Σ  ( ((ヽ.l!・ω)'), 、\'’│   て く
           ┠ ム.┼ ノ) ヽ   /   ,,’┼ ァΖ.┨ ミo'’`
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       )
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