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【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】
- 1 名前:名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:28:29 ID:GxIv8wJB
- 桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリするスレです。
「次スレは>>980あたりが立てること。さもないとバカやろう呼ばわりするからな」
前スレ
[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1166541408/
前々スレ
みなみけでエロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1119754346/
保管庫
http://sakurabakoharu.web.fc2.com/
- 2 名前:名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:50:34 ID:SYmihqL2
- 2げと
>>1
この乙野郎
- 3 名前:名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:49:51 ID:iHaGBj8x
- >>1
乙だバカ野郎
- 4 名前:名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 23:58:29 ID:yNnT4qUL
- >>1
知ってるよ!乙なの知ってるよ!
- 5 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 01:54:17 ID:t0e3yOqH
- >>1乙
ところで保管庫はもう更新しないのか?
- 6 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:19:31 ID:Cv9EdF3s
- それいいよ…でかしたよ>>1
- 7 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 02:42:48 ID:x3mePDr2
- 乙だって言ってるでしょーーう
- 8 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 10:22:02 ID:DlZVIqr5
- >>5
君に任せた
- 9 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 16:28:22 ID:EOde+2Z2
- 無料サイト集 Kooss
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- 10 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/01(土) 20:55:13 ID:AtqqAh7l
- 前スレの情報から、総合保管庫で「5の2」電気アンマ4部作を読んだ。
あまりの力作&大作ぶりに感涙した。
OVAのラインナップに加えてもらえないだろうか。
- 11 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 00:49:55 ID:IrtZ5mER
- >>1乙よ!わたしだってまだ…///
- 12 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:38:14 ID:19hBXb0D
- 保守代わり小ネタ投下。
ほさか×アツコで。では。
- 13 名前:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc :2007/12/02(日) 04:41:09 ID:19hBXb0D
-
―――― 呼んで…いる……
マキは居ないし、今日も…わたしだ……
「はあっ……」
仕方がない。肩を落としそう心につぶやいて意を決して立ち上がりスカートのしわを直す。
振り返るのが怖い。そして手が身体を点検するように動いて胸元を押さえるのを止められない。
保坂先輩の待つ教室の出口へ向かうには、教壇の前を横切って行かなければならない。
クラスメートの好奇の目に晒されながら……
呼び出される様になって数日。昼休み中、何をしているのかクラスメートにはもうバレてしまっている
のだろう。先輩の男子と付き合っている女子は他にも居る。正直そういう女子を羨ましく思ったことも
あった。でも保坂先輩は…色んな意味で限度なしだ。今度、声が枯れるまでされてしまったら
いくらなんでも先生にもバレて問題になってしまうだろう。今でさえ何度か午後の授業に遅れて
しまっている上、ずっとぐったりしてしまったり、目が何だか変な様子になってしまっているみたいで
何かおかしいと疑いの目で見られているのだ。
- 14 名前:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc :2007/12/02(日) 04:43:48 ID:19hBXb0D
-
「あ、あのぅ……先輩?実は今日はですね……聞いてます?」
どうしてこの人はいつもこうなのだろう。一生懸命話そうとしているのに解ってもらえない。
もしかして目の前に立ったこちらに気付いてないのだろうか、おかしな光を放ちながら周囲に
良く解らないアピールを振りまき続けている。せめて恰好だけでも、もう少しまともだったら……
そう思うのだけれど、先輩の制服の前はいつものようにシャツが第2ボタンまで開け放たれていて
裸の胸元が露出していたままだ。それが目に入った途端、顔が火照るのが解り後ずさりながら
周囲の目を気にして落ち着かない様子になる自分が止められない。たぶんこの教室の誰もまだ
知らないだろうけれど、わたしはこの無駄に目立つ裸の胸を舐め回したことがあるのだ。
- 15 名前:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc :2007/12/02(日) 04:45:55 ID:19hBXb0D
-
あれは最初から数えて2回目か3回目位の事だったと思う。先輩の上に座らされていたわたしは
急に胸元へ顔だけを引き寄せられ、胸に手を突くような恰好で顔をこすり付けるようにして、
あの何を考えているのか解らない先輩が何かを満足するまでずっと、伸ばした舌と顔であの先輩の裸の胸を
くまなく、隅々まで、丁寧に、舐めさせられたのだ。その間もずっと身体を触られ続けていたし、入れられたまま
動かされていたし、その前もあったのでその時はわたし自身も普通ではなかったと思うけれど、そんな風に
後輩の女の子に自分の胸を舐めさせる男子の先輩というのはどうかと思う。
いや、でもそんなことは問題じゃなかった。
その先輩に今日こそ話して解って貰うのだ。今、わたしたちがしているのは同じ部の先輩・後輩だけの
関係としては決して普通な事なんかじゃないということを。
- 16 名前:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc :2007/12/02(日) 04:47:04 ID:19hBXb0D
-
「あのですね……ですから今日は……」
「おお。今日は相談に載ってもらうぞ。 それじゃさっそく ……」
駄目だった。わたしは先輩に手を引かれ何処かへと向かいつつあった。多分いつもの体育倉庫だろう。
勢いを止める事を知らない先輩の歩幅が大きいせいで、まるでわたしは何処かへ拉致されていく途中のようだ。
あああ、これでは目立ちすぎる。でも先輩は、「今日は」、と言った。そうよ、そうよね……。昨日も…おとついも
2日連続でわたしだったのだもの、いくら先輩でも……今日は普通の相談だけで終わるはず。
上機嫌でわたしの手を引く保坂先輩が鼻歌混じりに口ずさんでいるのは、音楽の授業で聞いたことのある
チャイコフスキーの弦楽セレナーデ。妄想している時の先輩のいつものお気に入りだ。もうすでに別の世界にいるらしい。
ああどうか今日はしなくて済みますように。そう願いながらわたしは廊下の階段を降りた。
(終わり)
- 17 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 04:48:01 ID:19hBXb0D
- いじょ。続きは不明。
では。
- 18 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 14:00:04 ID:UgOguIEK
- 保坂てめー
- 19 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:37:49 ID:8PwoQIKg
- 当然続きもあるわけだ
- 20 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 01:50:53 ID:5zcHIQj2
- 保坂きもちわるい(褒め言葉
- 21 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 02:08:49 ID:kWcK/COH
- いや…その…続き書いてしまったので投下。
長め。鬱系。鬼畜系と思われるので苦手な人はスルーよろ。
アツコ嫁/保坂婿の人もこれは避けた方が無難かと。
では。
- 22 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:11:43 ID:kWcK/COH
-
「あっ!?……あっ!?……あっ!?」
自分の上げる声の調子が前と以前と変わってきてしまっている気がする。揺れる前髪の間の
ひたいに汗のしずくを感じながら、ぼうっとした瞳で、逃げるようにあちこち辺りを見回しながら、
体育倉庫の古いマットの上で横向きに肘を張り、持ち上げられた剥き出しの片足を大きく広げ、
後ろから保坂先輩に両脚の中心を丹念に突かれながら、そうして身体を揺さぶられながら
こういう事全部になじんできている自分が怖いように感じていた……
仕方ないのかも。多分慣れてきているのではなく身体全体が飼い慣らされてきているのだ。
……保坂先輩と……保坂先輩のあれに
- 23 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:15:39 ID:kWcK/COH
-
痛かったのはずいぶん前のことで、今では先輩の物を出し入れされている時の感触も大分違う。
むしろ毎回その感覚が変わっていく驚きに頭の方がついて行けなくて、されている最中の瞳の色が
いつも身体の奥から伝わってくる先輩の物の感触を確かめているような様子の色になってしまう。
頻繁に舌を求められるので舌を半分出した口が半開きになってしまい漏れ出る吐息が抑えきれない。
時々その声が半泣きになってしまう。
たぶん本当に泣いてしまっていて瞳が濡れているのだろう。そうすると半開きの唇をこじ開けて保坂先輩の
舌が深く差し入れられ、同時に先輩の下半身の動きと出し入れが一層激しくなり、そしてそうなると
結局わたしは、何で自分がこんなことをしているのかまったく何も考えられなくなってしまうのだ。
困り顔で外に突きだしたままの舌、柔らかく濡れた舌で先輩の顔をあたりかまわず舐めながら、
射精されるまで。でも今はまだそれほどではない。
それにしてもこの人はいったいどういう人だろう。結局、これでされるのは今回はこれで3日連続になる。
呼び出しの時、「今日は」と言ったのにそれにどういう意味があったのか。これでは明らかに「今日も」だろう。
どのみち此処へ来て両肩に手を置かれ目を合わせた瞬間に説得は諦めたのだけれど。
どうみても話が通じる人の目ではなかったのだ。
- 24 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:18:33 ID:kWcK/COH
-
「……っ!?先輩?そこはもうやめてください……わたし弱いんです本当にっ!?」
その保坂先輩は今、わたしを横向きの後ろ抱きにして身体の下側になった腕を胸に回して剥き出しの乳房を弄り
顔をわたしの耳の後ろに近づけ、そこからうなじ、首筋から胸元の辺りを所構わず舐め回している。いつもと反対の
立場だ。感じやすいところなのに悪いことに今日の保坂先輩はそこがお気に入りのようなのだ。
背後の先輩の首の後ろに腕をまわしてしがみついて剥き出しの胸を反らせている恰好のわたしはさっきから
必死に止めてと訴えているのだが話を聞いて貰えない。というかこの人はしている最中もずっとあっちの世界へ
行ったままだ。まさかというかどうしてというか少し所ではなくちょっと怖い。
でもどうしてと言えば……どうしてこの人はわたしの弱い所に気が付いたのだろう。
前回はそんな素振りは全く無かったのに。
- 25 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:23:27 ID:kWcK/COH
-
一方で妄想中の先輩はそんなこちらの様子にはおかまいなしで話し続ける。
「ふむ。やはり上着を脱がせたのは正解だったな。
こうしていると背中のシャツ越しに俺の熱い体温と鼓動が伝わって来るだろう? それに……
こうして密着していると……すごく匂うな。何というか生物的な鼻を突くエロい匂いだ。
どういう匂いだろう?これが乳房の匂いと体臭が混じり合った匂いという奴か?」
(エロいって、に、匂うって、お、女の子に……なんてことを言うんですか!)
わたしは半泣きになってそう抗議したかったけれど唇が情けなく震えただけだった。
だって確かに下着を抜かれた白いブラウスの上は、下の乳房が透けて見えてしまうほどわたしの汗か…何かで濡れて
しまっている。それに……両脚の中心から出ているものの匂いも。確かに今、この部屋に入ってくる人が居たら、
入り口のあたりで蒸せ返るような女の子の身体の匂い……わたしの匂いに驚いてしまうかもしれない。
- 26 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:28:39 ID:kWcK/COH
-
されている最中の女の子の匂い。だってでも元々この部屋はそういう部屋だったのではないか。
羞恥に顔を赤らめながらわたしは考え続けることで先輩の腰の動きが伝えてくる感覚に抵抗した。
今日何回目?身体の限界が近い。天井近くの明かり取りの小さな小窓しかないこの部屋は、薄暗くて
裸の姿がぼんやりと白く光って見えて、先輩の言う自分の身体の匂いとその部屋の光景とでなんだか
……他の部屋でするのより、自分が逝きやすくなってしまっているように感じる。それに、このままこの先輩相手に
話をただ聞いていたのではこちらの頭がおかしくなってしまう。
そもそも旧校舎のここは、入学して間もない右も左も解らないような新入生の女の子が先輩の2年生男子たちに
連れ込まれたりしたりする場所だという噂だ。2年生女子にもなってこんな場所に連れ込まれたというだけで、
もし周囲にその事がばれたらその女の子は馬鹿だということになって普通に学校生活を送れなくなってしまう。
確かにどうして自分がこんなことをしているのか何も考えられなくなってしまっている今のわたしには
似合いの場所かもしれないけれど、それでも、その原因の当人にこんなことを言われながら
されてしまうのは……
- 27 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:35:34 ID:kWcK/COH
-
妄想中の保坂先輩はこちらの様子にはおかまいなしでさらに話し続ける。
「それに、シャツの前が胸からウエストまで全開というのは実にいい。
白くぬめった肌の様子が目で良く解るし、こうして……乳房の下膨らみを撫でてから……こうしてへそのくぼみの
まわりの腹をゆっくりと触っていくと……良く鍛えられた抜群のプロポーションであることが手の平の
感触から伝わってくる。 いくら触っていても飽きない。匂う乳房の舌の舐め心地も良い。
さすがだ……というか……そうだな……
普段これをしまっておくのはもったいなくないか?スカートを脱ぐのは公序良俗違反だが
教室ではシャツの前を開けておくのが良いだろう。是非そうすべきだ。
そうすれば俺とおそろいの恰好だしな。我ながらナイスアイディアじゃないか。あっはっはっはっはっ!」
- 28 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:37:47 ID:kWcK/COH
-
―――― え?あ……、もう……駄目……。
一度震えかけた身体をなんとか持ち直しながらわたしは最後の時が近いのを感じていた。
保坂先輩の話にはこちらの脳を焼いてくるような不思議な効果がある。お揃い?わたしが?
教室で先輩と同じようにブラウスの前を全開にして下着の付けてない裸の胸を剥き出しにして?
匂いのする?
その先輩は今はわたしの胸の間に器用に顔を埋めるようにして、わたしの匂いを嗅ぎながら、
わたしの胸の肌の柔らかさを顔や舌で感触を確かめるようにして味わっている。
でも 、この人は……保坂先輩は、方向は全然間違っているけれど気持ちだけはたぶん真剣だ。
もしかしたらこの人は……恰好良いのかもしれない。
こんな保坂先輩に……逝かされるならわたしは……
そう思いながらわたしは最後のお願いをした。もはやあまり意味のないことだけれども
女の子としてはとても大切なお願いだ。
- 29 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:43:18 ID:kWcK/COH
-
「せ…んぱ…い…、今日はもう……出さないで……もらえますか?」
あ……、もう……限界。声を出してお願いしたことで身体が震え始めて止まらなくなった。
先輩に、保坂先輩に出し入れされ続け弄られ続けた身体が。
先輩はいつも好きな時に出すのでタイミングは解らない。でもわたしはもう……
「先輩!?保坂先輩!!?」
先輩には解るはずだった。抑えていた性器の痙攣がそれ以上抑えられなくなって、先輩の物をその根元や
奥までの途中でやんわりと握るように締め付けは放し、締め付けては放しの動きを繰り返している。
わたしの性器が先輩の物を舐めるようにしゃぶり、精液を啜り飲み込もうとしてその時を待っているのだ。
そうしながらわたしはまた保坂先輩に向かって鳴いた。
「先輩!?保坂先輩!!?」
でも保坂先輩にはやっぱりわたしの話は聞いてもらえなかった。
その保坂先輩はわたしに性器を突き上げるようにしながら叫ぶように言った。
- 30 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:46:06 ID:kWcK/COH
-
「出すぞ!みなみ!
さすがだ、素晴らしい身体だ!南 春香!
これでこそ俺が射精するべき身体だと断言できる!」
わたしは耳にしている言葉が信じられない気持ちで、精一杯瞳を見開いたまま子供が嫌々をするように
左右に首を振ろうとしたが無理だった。一度震え始めた身体は止められなかったし、極限まで開かれた両脚の中央には
保坂先輩の性器がわたしの身体全体を貫くように深々と埋まっていたから。自分の身体の中でその保坂先輩の性器が、
その先端の膨らみから根元までが膨れあがって大きくなってきているのが良く解った。
そしてさすがに馬鹿なわたしでも今がどういう状況なのかがわかる。
先輩は射精しようとしているのだ。わたしの身体の中へ。他の女の子の名前を呼びながら。
- 31 名前:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 02:50:36 ID:kWcK/COH
-
「嫌……。嫌ぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
何と叫んだかは良く憶えていない。ただそのときのわたしは女の子として最大限に可哀想な姿だったに
違いないと思う。正面を向き大きく瞳を見開いたまま脚を大きく開いて後ろから貫かれ射精されながら 、
ただ射精されるだけでなく気持ち良く射精されながら悲痛な鳴き声を上げている女の子の姿。
他の女の子の名を叫ばれながら射精されている可哀想な女の子の姿。
たぶん人に見せてしまったら女の子としての何かが終わってしまうそんな姿。
保坂先輩はそんな私に、あの最高の笑顔で射精を続けた。
どうしてだろう、射精して構わない相手に射精するのがこんなに気持ち良いとは知らなかった
とでも叫びだしそうな、そうこちらに伝わってきそうな最高に気持ちよさそうな笑顔で。
この話は大体ここで終わりだけれど、もうちょっとだけ続きがある。
- 32 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 02:51:12 ID:kWcK/COH
- ちょと休憩。
- 33 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 03:03:30 ID:NEEpukpS
- 深夜に乙
- 34 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 03:13:47 ID:kWcK/COH
- 続き。
- 35 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:15:24 ID:kWcK/COH
-
気持ち良く射精を済ませたあと、放心しているわたしを置いたまま上機嫌の保坂先輩は、
わたしの正面にある部屋の棚から何か小さな箱のようなものをとりだして、にっこりと微笑んだ。
目が細くなる保坂先輩特有のあの満面の笑顔だ。
精液の匂いを感じながらはだけたブラウス姿のまま、ぐったりとして瞳を開けたまま見ていたわたしは、
それが何だか解ると、あ!と声にならない声を上げた。小さな箱のように見えたそれはハンディタイプのビデオカメラだったのだ。
どうして気付かなかったのだろう。ずっと正面にあったのに。たぶん器用にそういう電子機械を扱う保坂先輩、というのが
想像しずらかったせいかもしれなかった。でも何度か不自然に身体の正面をそちらに向けさせられたような
そんな感じはずっとしていたのだ。
- 36 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:16:24 ID:kWcK/COH
-
保坂先輩は物問いたげなわたしに上機嫌な様子を隠さないまま説明を始めた。
「これはな、速見の奴が貸してくれたものだ。せっかく後輩女子に相談に付き合ってもらうのに
その後の研究がおざなりになってしまってはその女子が泣いてしまうだろう、と言ってな」
それで?
「うむ。なので、相談の様子はずっとこのビデオに取ってバレー部2年男子に見てもらっているのだ。
男子として女の子への接し方が一人よがりになってしまってはそれは紳士とは呼べないからな。
2年男子には協力して貰ってできるだけ一緒にビデオを見て意見を言って貰うことにしているが
こちらが忙しくて時間が取れないときはビデオだけを渡して翌日感想文を全員に提出して貰うことになっている。
万全の体制だろう?」
万全の体制?どこがですか?わたしは開いた口が塞がらなかった。うちの高校はいわゆる柄の悪い高校ではないし
むしろどちらかと言えば品が良いというか大人しい方の高校だと言われている。だから高校2年にもなって
クラスメートや、同学年の女子の裸の…相談映像を見せられたところで表だって騒ぐようなことはしないだろう。
でもそれは表だけの話であって、女子からしてみれば同学年の男子たちが女子の胸や身体に向ける
興味は事あるごとに痛いほど伝わってきていて、とうてい隠しおおせているとは言えないのが常識なのだ。
制服の上からでさえ痛い程、身体への視線を感じるのに……わたしの…相談映像の…裸の剥き出しの胸や
身体や…広げた脚をそのまま見せたら……。わたしは正面から見たわたしの相談映像を想像して絶句した。
たぶんビデオを見た男子たちは知らないふりはしてくれるだろうけれど……でもいったいいつから……
そう思う間もなくわたしは続く保坂先輩の言葉に唖然とした。
- 37 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:18:03 ID:kWcK/COH
-
「無論、男子だけでは男の見方だけに偏ってしまい、肝心の女子の気持ちが解らない
ということが充分に有り得る。それではやはり紳士の行いとは言えまい。
そこでこのビデオはバレー部2年女子全員にも見てもらっている。みんないっしょにだ。
ビデオを提供してくれた速見の提案でな。
実に女らしい細やかな心配りだ。良い先輩を持ったな。実に良い先輩と言えよう。」
- 38 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:22:46 ID:kWcK/COH
-
まったく気付いてなかった。女子のみんなが保坂先輩とわたしのアレを見ていただなんて。
かなり念入りに箝口令が引かれていたのだろう。その上でわたしが保坂先輩に呼ばれていくときには
それが何だか女子全員が承知していて密かに見送っていたわけだ。
それが意味することを知ってわたしは観念した。もう駄目だ。どうにもならない。
女子は男子と違って単純じゃない。保坂先輩はこう見えても一般女子には人気がある。外見が良いから、
変人なのは解っているけれど、もし自分が付き合えるならば、というものだ。保坂先輩の裸の映像は
女子なら誰でも見たがるだろう。その一方で保坂先輩と別の女子の誰かが裸で’相談’している所は見たくない。
抜け駆けされたという意識が強く働くからだ。例えそれが同じ部活のチームメイトの女子であっても、いや
同じチームメイトだからこそ、負の感情が渦巻くのを止められない。
ただそれが……保坂先輩にその女の子とは別の女の子の名前を叫ばれながら射精されている
そんな’相談’の映像だったならば?
そのカップリングは抜け駆けされたという感情を引き起こさないし、女の子はそういう
可哀想で……笑える映像が大好きだ。本人だけが知らされず秘密にされているものなら
それを知りながら陰でみんなで楽しめる映像ならなおさら……
- 39 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:27:05 ID:kWcK/COH
-
その上、女子には映像の中でされている最中の女の子の気持ちが解る。男子はわたしの裸の胸や
身体や脚や性器を見て、そこに保坂先輩の物が出し入れされているのを見て、それでわたしが声を上げるのを
見て興奮するだけかもしれないけれど、女子にはそうして他の女の子の名前を呼ばれながら射精されているとき、
わたしの鳴き声が響いているとき、最後に痙攣しながらドクドクと身体に精液を注がれているとき、
そのときわたしがどんな気持ちでいるのか想像がついてしまう。
わたしの裸の身体の痙攣のひとつひとつがどんな気持ちから来る物なのか
その想像がついてしまうのだ。
みんなでそれを見ながら、場面場面でうわあと声を揃えて映像を楽しみながら、
それと同時にかならず何人かは声を隠さずクスクスと笑うだろう。可哀想な女の子が有り得ない目に遭っている
姿というのは、それを見るというのは女の子にとってひとつの楽しみなのだから。
つまり……いつからかはわからないけれど、このビデオはもう学年中に……
下手をすれば学校中に出回ってしまっていて……
- 40 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:29:58 ID:kWcK/COH
-
保坂先輩はしている時と同じでこちらの様子にはおかまいなしに話し続ける。
「それでだ。見て貰った結果、色々有益なアドバイスを貰ったわけだが
この上はビデオではなくやはり実際に見てみないことには実際の雰囲気はつかめない。
という全員一致での結論になった。男子も女子もだな。
というか俺も観察する側に回らないと、している最中はどうしてもその感覚に引きずられて
冷静な観察ができないからな。幸い男子があと数人も来ればそいつらがしていてくれている間、
俺もその最中の胸を触ったり、あちこちを触りながら状態を確認することができるだろう。
ということで明日以降はそういう方針で行くことにしようと思う。」
- 41 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:34:20 ID:kWcK/COH
-
もはや返す言葉がなかった。
というか最初から、こうなる初めの初めから、先輩とはちゃんと会話が成立していなかった様な気もする。
最後に部屋を出る前に保坂先輩は少し気が引けた様にわたしに声を掛けた。
いやでも、この人に限って気が引けるなどということは有り得ないような気がする。
この人はいつも素でこうなのだ。
保坂先輩は言った。
「いや、こういうのは正直どうかと始める前は思ったんだけどな。
実際こんなところまで親身に相談にのってもらえるとは想像もしていなかった。
女の子の後輩というのは何て有り難いんだと今回、実感したよ。 実に有り難い。
では明日の土曜だが、これから毎週朝9時にこの場所へ全員集合という話になっているから
その点よろしく頼むぞ。」
そして保坂先輩は弦楽セレナーデの調べと伴にズボンのベルトを締めながらドアを閉め出ていった。
そう、結局、最後の最後まで保坂先輩にはわたしの話は通じていなかったみたいだった。
この先、どうなるかはちょっと良くわからない。思うに、これもわたしの運命なのではないかと思う。
保坂先輩と知り合いになったわたしの。
- 42 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:35:42 ID:kWcK/COH
-
―――― キーン・コーン・カーン・コーン〜
「……でね〜」
校内に昼休みを告げるレトロな鐘音が響き渡る。南春香の今日の弁当はピンクの弁当箱に敷かれたレタスの
上のフライドチキンのようなもの、リンゴ、カリフラワー、アルミのパッキングの上の推定八宝菜および白米、梅干しであった。
一方で購買部購入と思われる推定カレーパンを後にまわし、コッペパンを握りしめたままのマキが熱弁を続ける。
「その先輩が気持ち悪いのよ。キモいとかじゃないの。ああいうのが気持ち悪いっていうんだわ。
放っとくとアツコはこんな風に毎週土曜朝9時に集合かけられてその先輩以外にもヤラれちゃうようになっちゃうわけ。」
- 43 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:36:40 ID:kWcK/COH
-
黙って聞いていたままのアツコが口を挟む
「マキ…ここまで言うことはないと思うよ。保坂先輩はいい人よ。面倒見がいいし。
まあ、多少……
というか、この話は何!?これもわたしの運命っていったい何!?」
- 44 名前:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:37:32 ID:kWcK/COH
-
「だからアツコみたいな性格だとこんな事になりかねないって、たとえ話よたとえ話。
それとも……毎週土曜日朝9時に集合かけられてもいいっていうの?
だとしたら趣味を疑わせてもらうわよ!」
(あれ……何でわたしが責められているんだろ)
マキに強い調子で詰問されてアツコは瞳を見開いたまま少し涙ぐんだ。 困り顔の眉、その下の潤んだ涙目、
頼りなさげな口元、ひたいに掛かる前髪と耳に掛かる内はねの髪が幼い印象の表情を強調してはいるが
その下へ目を移すとネクタイと白いベストが白いブラウスに包まれた胸元の豊かさを隠せない。
何よりその弱気な性格では強気だという保坂に抵抗できるとはとうてい思えなかった。
(保坂先輩という人は良く知らないけれど、有り得るんじゃあないかしら……
それにしてもマキちゃんの話……みんないつもあんな事をしているなんて……
私ももっと積極的になっても良いのかも……)
その時そう南春香が考えたかどうかは定かではない。
(終わり)
- 45 名前: ◆cboFLV.7rc :2007/12/03(月) 03:38:15 ID:kWcK/COH
- おそまつさまでした。
でわ
- 46 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 04:21:10 ID:fesU7ZvA
- 正直、後半読んだ事を後悔する気持ちが湧いて来たりもしましたが(注意書きは読みましたが、つい)、オチで救われました、ありがとうございます。
アツコ可愛い・・・何かが目覚めそうです。
- 47 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 09:02:06 ID:g/ZqlHVq
- 妄想オチ…じゃなくても俺はよかったけどな〜GJ♪
速水先輩保坂をコマの様に扱う姿に戦慄を覚えたぜ!
- 48 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 13:33:23 ID:p4AXhgi/
- GJ!
昨晩は完結するまでリロードを繰り返して寝られませんでした.
自分はむしろ妄想オチではない終わり方(鬼畜そのまんまという意味ではない)
で会ってほしかった気もしますが,とにかく大作お疲れさまでした.
- 49 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:22:42 ID:IrJZXPL/
- 自分のラストレスがどんなか忘れて続きがかけない\(^o^)/
まあぶつ切り自体迷惑だったろうし、要望なけりゃ休止するか…
- 50 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 23:39:06 ID:CJZlPkZs
- まとめて書けば?
- 51 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:10:39 ID:rrZJKYEC
- 需要あるから頼むよ
千秋カミングアウトで終わったろ確か
- 52 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:35:14 ID:RZj++2bz
- >>50
善処します。
>>51
ログありました。ありがとう。
- 53 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:36:10 ID:RZj++2bz
- 案の定、チアキちゃんはムッとして、俺の両頬をつねる。痛気持ちいい。
「へぇ、ってなんだよー!」
「ご、ごめん、いきなりだったから…」
俺はチアキちゃんを一生懸命宥める。
「それに、初めてだったから、告白なんて」
「え?」
チアキちゃんは、つねるのをやめた。
「俺、生まれて初めて告白された。」
「そうなのか?」
「ああ」
チアキちゃんは意外そうな顔をしている。
- 54 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:36:59 ID:RZj++2bz
- 告白されたことがないだと!?
こんな色男に告白する女が一人も居ないとは…。藤岡の周りは産業○○物しかいないのか、かわいそうに。
それは兎も角、どうにか藤岡を落とさねば。
「私が初めてか。なんか嬉しいな。」
嘘ではない。「初めて」という要素は非常に重要だ。
「俺こそ、嬉しいよ。人に好かれることはさ。」
こ、これは…良いベクトルではないか!だが慌ててはいけない。クールになれ。
私は、藤岡の言葉を待った。
- 55 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:38:24 ID:RZj++2bz
- 告白。したことはあっても、されたことはなかった。
告白される。相手にもよるだろうけど、それは非常に嬉しいことだ。
チアキちゃんが俺のことを想ってくれているのは意外だった。けれど、嬉しい。
南は、俺に告白されて何を思ったのだろうか。何故、こんなことになったのか。
告白。それは強大な力を持っていて、先まで何とも想っていなかったチアキちゃん相手に胸が時めく。
だが、南の姿が脳裏に浮かぶ。
南と手を繋ぐ。南と抱き合う。南とキスする。そして南と…
妄想の中で南を犯したこともあった。俺の中の南は俺に従順だ。俺なしては生きていけない存在だ。
だが、実際には逆なのだろう。俺が南に依存しているんだ。
チアキちゃんは、この俺の病を治す特効薬になってくれるのだろうか。
俺を、南という鎖から解放してくれるのか。
俺は…
「好きだ。」
- 56 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:39:08 ID:RZj++2bz
- 今晩はここまで
- 57 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 00:43:51 ID:+VD2UguF
- な、なんだってー
- 58 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 01:05:57 ID:rrZJKYEC
- 生殺しww
とにかく乙。続き期待してるぜ
- 59 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 01:23:15 ID:QcG1hzza
- チアキちゃんいいよチアキちゃん
この話の中では藤岡は高校生か?
- 60 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 01:36:31 ID:RZj++2bz
- >>59
>あれからもう三年
- 61 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 02:07:00 ID:RZj++2bz
- 「俺は、南が好きだ。」
「え…でも、」
どうしてだ!どうしてこいつはそこまで!
「やっぱり、ちゃんと断られたい。ちゃんとけじめをつけたいんだ。」
「……」
何も言えない。藤岡が正しすぎる。…いや、私が誤っているだけだ。
藤岡の言葉を聞いて、件の己の行為が恥ずかしくなってきた。どうしてこんなにも必死なのか。
答えは一つ。
「な、ならば!」
「分かったよ。」
「え…」
藤岡が優しく私の頭を撫でる。
「もし、南がちゃんと俺を振ったなら、その時は。」
「藤岡…」
私は、その優しさに温もりを感じた。…やはり、藤岡にはかなわない。
私は、ギュッと藤岡を抱きしめる。もう二度と、こうできない気がしたから、強く抱きしめた。
気が済むまでこうしていてあげよう。髪を撫でながら、俺はそう思った。
- 62 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 06:50:28 ID:WMq3MPZk
- 続きマダー?
- 63 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 08:09:29 ID:M4l1QoxR
- >「もし、南がちゃんと俺を振ったなら、その時は。」
チアキの想いを無下にできないんだろうが、悪く見ると保険かけてるように見えるw
それはさておき、本当に続きが気になる話だな。
- 64 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 14:14:37 ID:FBSgTVIJ
- >あれからもう三年
ということは、この時点でハルカ姉さまは大学生!
- 65 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 14:53:16 ID:QcG1hzza
- いやいや、妹達のために専業主婦かもわからんね
- 66 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:46:55 ID:RZj++2bz
- >>65
('A`)保坂がおいしく頂きましたか?
- 67 名前:944続き:2007/12/04(火) 23:09:52 ID:RZj++2bz
- 「こいつ」が目を覚ます。寝ぼけ眼で俺を見上げる。寝汗で髪が頬にひっつく。エロい。
俺は口づけをする。「こいつ」は寝ぼけながらも舌を絡ませてきた。互いに名を呼ぼうとしながらしているため、唾液がこぼれまくる。
俺はそんなの気にもせず、「こいつ」の下半身に手を伸ばす。
「濡れてるな。」
「!」
かく言う俺も準備万端だ。俺は「こいつ」の名を呼んだ。
@チアキちゃん
Aカナちゃん
Bトウマ
C南
どっちを選べ!(天道的)
- 68 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 23:51:14 ID:RZj++2bz
- てすと
- 69 名前:61続き:2007/12/04(火) 23:57:53 ID:RZj++2bz
- 居間に夕陽が差し込む。あれから一時間近くこの状態だ。俺自身、この状況を堪能してしまっているのかもしれないな。
「自分を好きでいてくれている人」の温もりは俺にとって初めて感じるものだった。
そして、もう一つ感じるものがある。それは…視線だ。廊下に通ずるドア、その隙間からハルカさんが覗いている。
俺はとりあえずお辞儀をする。ハルカさんはビクッと身を揺らす。
「あの、入ってきて大丈夫ですよ?」
「え、ああ…」
躊躇いがちに居間に入ってくる。何を躊躇っているのかさっぱりだ。
「眠ってます。」
「あら…」
チアキちゃんは、俺の中で心地よさそうに眠っている。
「なんていうか、懐かれちゃってるみたいで」
俺は苦笑いをする。
「…そう。」
何か腑に落ちない顔をしている。
- 70 名前:69続き:2007/12/05(水) 00:06:58 ID:rO/MASsu
- …私の思いこみ?さっき、してなかった?あれ?
「あの…」
「何ですか?」
「さっき、私がここに『お邪魔』しちゃった時、…してた?」
藤岡くんが頭に「?」を浮かべている。
「あ、ああ、嗚呼、ごめんなさい、今の忘れて!」
「はぁ。」
じゃあ何?私はそんなことで一時間ももだえていたというの!?
くっ…経験の無さが響いたか!
それにしても…
「懐いてる、っていっても『これ』はないんじゃない?」
私はチアキの状態を指摘する。どう考えても普通じゃない。こんなにしがみついて…
「それはその…」
やっぱり何かあったのね!でも聞いたらマズいような気がなんとなく…
「告白されました。」
ΩΩΩ
- 71 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 00:23:17 ID:Za71+f3f
- ktkr
- 72 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 04:54:21 ID:ZbOxnMt6
- >あれからもう三年
>じゃあ何?私はそんなことで一時間ももだえていたというの!?
>くっ…経験の無さが響いたか!
うふっ、ハルカお姉さま、この年になってもまだウブなのね!
- 73 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 08:08:09 ID:MfmRvJnu
- >>66
>じゃあ何?私はそんなことで一時間ももだえていたというの!?
>くっ…経験の無さが響いたか!
未だにいただかれてないじゃないっすかw
>>67
藤岡が「こいつ」って一番言いそうなのはトウマかな?
他にはどんな仲になっても「こいつ」とは言わなそう。
- 74 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 08:20:33 ID:gEyNkrtG
- キープ君にちょっとピクッときたが
まぁ千秋が食っちまえばなんとかなるか?
それにまだ春香もいるしな!
- 75 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 11:16:40 ID:Bf9FYZx3
- ウルトラの父もいる
- 76 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 11:18:37 ID:+Rqf0Gsm
- ウルトラの母もいる
- 77 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 11:27:39 ID:q2h2WsGO
- そしてタロウもいる
- 78 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 12:21:06 ID:rO/MASsu
- 空を見ろ
- 79 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 12:36:40 ID:FuI8ot04
- うつむかないでさ〜♪
- 80 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 13:14:01 ID:J2RmlGKG
- 俺を見ろ
- 81 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 15:09:02 ID:rO/MASsu
- コーカサスブラスター
- 82 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 21:34:22 ID:o/ksKIEf
- 否、星を、宇宙を見るのだ
・・・何だろう この流れ
- 83 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 21:36:59 ID:rO/MASsu
- こ、告白って…まさか
「チアキに?」
恐る恐る尋ねる。すると、藤岡くんは頷いた。
「それで?」
「…俺は、ほかに好きな人がいるから。諦められない人がいるから。」
「それってまさか…」
藤岡くんは再び頷いた。
「南…です。」
やっぱり、そうだったのね。
「今までに何度も告白してきました。でも、いつもはぐらかされて。南が何を思っているのか分からないんです。」
藤岡くん、なんて健気で可哀想なのかしら!
「今日、チアキちゃんに告白されて、嬉しさと恥ずかしさを感じました。それって、多分南も同じだと思うんです。」
…え?
「南は、恥ずかしがってるんだ。そう確信しました。」
は、はぁ。
「だから、次に南に会った時には、積年の戦いに決着をつけようと思います。」
どう相槌を入れようか悩んでいたら、
「…ほぇ。」
チアキが目を覚ましたようだ。
- 84 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 21:54:00 ID:rO/MASsu
- …部屋が暗い。夕陽の光だけが部屋の灯りだ。その夕陽も沈みつつある、そんな時間だろうか。
しかしなんだろうか。いつもより遙かに寝心地が良かったような。布団の温かさとは違う、まさに「温もり」を感じて…え?
私の脳が徐々に覚醒しだす。見上げる。
「ふじ、おか?」
「おはよう、チアキちゃん。」
藤岡が笑顔で挨拶をした。
「ああ、うん。」
あたりをキョロキョロする。
「……姉様?」
「お、おはよう」
なんか戸惑っているようにも見える。
私の脳の状況把握能力は格段に回復してきた。
私は、藤岡に抱きついて眠っていたらしい。
…え?
私はハルカ姉様のお顔を窺う。ひきつっている。
藤岡の顔を窺う。最高の笑みを浮かべている。
あ……あぁっ………!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!」
私は急いで藤岡から離れる。
しかしバランスを崩して後ろに倒れそうになる。
が、藤岡が私を背中から支えてくれた。
「大丈夫?」
「あ、ああ。うん」
自分の顔が真っ赤なのが分かる。かっこよすぎだバカやろう!
- 85 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:14:10 ID:rO/MASsu
- そんなこんなで、俺はお暇することにした。
「遅くまでお邪魔してごめんなさい。」
「ううん。こっちこそ、チアキが『色々と』迷惑をかけちゃって…」
「い、色々って!」
チアキちゃんが慌てる。
「チアキちゃん。」
「な、ななな、なんだよ!」
「ありがとう。」
「へ…?」
「それじゃあ帰ります。」
俺は立ち上がって、玄関に繋がるドアに向かう。
「あ、玄関まで送るわ。」
二人も立ち上がり、俺についてくる。
今日は、自分にとって色々な意味でプラスな日だった。
南は押して押して押しまくらなきゃダメなんだ。徹底的に俺の想いを伝えなくちゃダメなんだ。
次に南に会った時は必ずや!
- 86 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:17:34 ID:rO/MASsu
- 目が覚めた。
チアキの叫び声が聞こえた気がする。部屋は夕陽が沈みかける黄昏時、な感じの明るさだ。
私は頭をボリボリとかく。おなか空いた。ハルカ帰ってきたかな。あー起きあがるの面倒くさいなあ。
数分ボーッとして、起きあがった。
部屋を出る。居間に向かう。
がちゃりんこ
- 87 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:21:18 ID:rO/MASsu
- がちゃりんこ
「「あ」」
「み、水俣病!」
「あー藤岡、来てたのか。」
ガシッ
「え?」
俺は、南の腕を強く握る。
「ほぇ?」
俺は南の部屋と思しき部屋へと強制連行する。
ガチャ
- 88 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:27:49 ID:rO/MASsu
- どうしても、藤岡の想いは私には向かないのか。…くそっ!
私は歯を軋り、拳を作る。怒り?否。妬み?否。これは『ただの』愛だ。『純愛だ。』
…くそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっ!
「くっそぉぉぉぉお!」
「!?」
私は壁を思い切り殴る。そして漸く、声に出していたことに気づく。
ハルカ姉様が怖じ気付いている。
「ご、ごめんなさい、姉様!」
私はすかさず部屋に駆け込む。
「…藤岡」
- 89 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:41:44 ID:rO/MASsu
- すまん、やりすぎた
- 90 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:43:16 ID:WjjRuAYK
- 畜生ニヤニヤさせやがって!
- 91 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 22:50:30 ID:rO/MASsu
- 読みなおしたのに誤植発見orz
- 92 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:21:33 ID:rO/MASsu
- 一気に目が覚めてしまった。
居間のドアを開けたら番長が居て、そんで無理やり部屋に連行されて、それで…
「はぁ、はぁ…」
ベッドに押し倒されてしまった。肩をガシッと捕まれてうまく身動きがとれない。
「ば、ばんちy」
「南!」
「は、はい!」
すごい剣幕だ。こんな番長…いや、こんな藤岡見たことがない。な、何をする気なんだ…
って、落ち着け私!こ、これは藤岡の新たな技に違いない!兎に角、この動けない状態を何とかせねば!
そのためにはまず、こいつに余裕を与えねば!
「の、望みはなんだ!」
藤岡がピクリと反応する。手応えありだ。
「痛っ」
藤岡の手の力が強くなる。
「藤岡?」
「好きだ!」
え…?
「俺は、南が好きだ…好きです。つきあってください!」
藤岡の表情は至って真剣だ。今までこいつが『ジョークで』告白してくるとき、いつも真剣な顔をする。
…だが、今回は何か雰囲気が違う。
「俺はもう、我慢できない。南の気持ちが知りたい。」
藤岡、どうしてそんなに悲壮なんだ?
「好きなんだ。」
え…えぇ?
「いや…違う。」
今、藤岡が何を考えているのか、全く分からない。
「俺は南を、南夏奈を愛してる。」
- 93 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:26:44 ID:Za71+f3f
- うっひょおお
- 94 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:29:51 ID:W6Q17mVc
- 藤岡ああああああ
この藤岡はかっこいい〜〜〜〜〜
- 95 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:39:31 ID:4j35xR+q
- すげぇ!さきばしってきた!
- 96 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:50:44 ID:rO/MASsu
- 愛…?こいつ、『愛してる』って言ったのか?
ちょっ、なんで私ドキドキして…
「愛してる。」
こんなの言われたの、初めてだ。ど、どうしよう、心臓がバクバク言ってるよぉ…
何も考えられない。あれ?藤岡って、こんなに格好良かったか?あぁ、変な汗が出てきた。
「南」
「は、はい」
「付き合ってくれ!」
どうにでもなれ。そんな言葉が頭に浮かんだ。
- 97 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 23:56:09 ID:yfrsrowl
- オッケ ━━━━━━ (ゝ○_○) ━━━━━━ イ !!!!!
- 98 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:02:47 ID:Za71+f3f
- みなぎってきたぜ
- 99 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:06:20 ID:kcJHFBZe
- これはきている
- 100 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:07:13 ID:Vrim++zy
- この後の展開にwktk
- 101 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:09:38 ID:DQAuYeOR
- wktkが止まらない
- 102 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:14:33 ID:kQRuDnQB
- 原因は、分からないが今日の晩御飯はなんだか気まずく、まずかった。うまい事言ってるんじゃなく、ガチでまずかった。
二人に何があったのかなぞ知る由もない。ていうか、今は自分のことで精一杯だ。
まずいご飯を無理矢理食べて、無言という点を除いていつも通りに三人で片付けをはじめる。
その後も会話はなく、私もお風呂に入ってとっとと寝ることにした。
- 103 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:18:56 ID:fXIWD4XK
- これはwktkせざるを得ない
- 104 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:19:54 ID:EtiMKcIC
- 俺もお風呂に入ってとっとと寝・・・れねー!
続きが気になる
- 105 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:20:25 ID:kQRuDnQB
- 原因は、私だ。今日の晩御飯はとても気まずく、まずかった。うまい事言ってるんじゃなく、ガチでまずかった。
私らしくないことをしてしまった。純愛だとか考えていたが、冷静に考えれば只の嫉妬。…いや、『ただの』ではないか。
とりあえず、ハルカ姉様には申し訳ないが、まずいご飯を無理矢理食べて、無言という点を除いていつも通りに三人で片付けをはじめる。
その後も会話はなく、私もお風呂に入ってとっとと寝ることにした。
ハルカ姉様、ごめんなさい。
- 106 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:24:52 ID:kQRuDnQB
- 今日の我が家は不穏だ。
晩御飯はとても気まずく、まずかった。うまい事を言っているわけではなく、ガチでまずかった。
チアキが嫉妬を覚えた。覚えてしまった。あれからカナ達がどうなったかは聞いていないけれど、もし付き合うことになったなら…
とりあえず、このまずいご飯を無理矢理食べて、無言という点を除いていつも通りに三人で片付けをはじめる。
その後も会話はなく、私もお風呂に入ってとっとと寝ることにした。
私もいつか、恋なんてするのかな。
- 107 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:28:28 ID:xt9Aozpe
- 三年後となるとトウマのオパーイはどれほど成長して(ry
- 108 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 00:41:35 ID:kQRuDnQB
- >>107
長谷川ちうちう位
- 109 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 01:34:02 ID:ogp3wtZQ
- ええぃ、続きはまだか
- 110 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 02:46:05 ID:SlnPptqS
- まずいご飯を作らせるほどハルカまで動揺させるとは。
- 111 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 02:49:35 ID:ODHddDk6
- このまま次女とのラヴを期待するぜ
- 112 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 04:11:42 ID:ogp3wtZQ
- >南は押して押して押しまくらなきゃダメなんだ
同意だな。押し倒して「愛してる」とまで言った藤岡に惚れた
そのあとのカナの反応と「は、はい」がたまらんぜ
個人的には「は、はぃ…」のほうがよかったかなw
しかし今後に期待
このまま藤岡×カナでいってくれ
- 113 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 04:55:29 ID:ODHddDk6
- カナの語尾にあ行の小文字は
凄くいいと思うんだ
- 114 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 08:04:59 ID:kQRuDnQB
- >>112
>このまま藤カナ
そのつもりはない。
- 115 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 08:28:28 ID:kcJHFBZe
- まさかの藤ハル
- 116 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 09:01:38 ID:fXIWD4XK
- そっかー藤カナじゃないのか
まぁ俺は寝取られも大好きだから期待し続けるぜ
- 117 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 09:13:58 ID:kQRuDnQB
- >>116
>藤カナじゃない
いや、それはない
- 118 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 09:16:46 ID:o2CMR4Cc
- >>114
よく言った!!
それでこそnice 藤岡!
これからのみなみけの動向にwktkだー
- 119 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 09:42:07 ID:ogp3wtZQ
- >>114>>116
焦らすねぇ
まぁ、これだけチアキの心理描写しといてこのままカナとくっつくのは違和感を感じてたわw
長編期待してる
- 120 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 09:44:53 ID:kcJHFBZe
- まさかの三姉妹プレイ
- 121 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 10:53:22 ID:kQRuDnQB
- >>120
ハルカはあくまでも傍観者。かつての原作ネギきゅんみたいに狼狽えてなんぼ
- 122 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 10:54:54 ID:kQRuDnQB
- >>119
ただのやんでれなら、藤岡、天国で待ってるよ。
ただのやんでれには興味ありません。
- 123 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 16:19:58 ID:ODHddDk6
- お前ら落ち着け
「このまま藤カナのつもりはない」
いくつかの騒動を経てそこに落ち着く可能性ってのもあるはずだ。
- 124 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 16:40:02 ID:SlnPptqS
- だが、アニメ3話の話で藤岡×ハルカも良いなんて思った俺は結構望み絶たれてるw
でも、作品自体への過度な期待は絶たれてないぜ。
- 125 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 21:10:46 ID:ogp3wtZQ
- 更新まだー?
- 126 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:06:51 ID:kQRuDnQB
- >>124
ハルカの藤岡に対する好感度をあげるイベントを考えるのが面倒くさい
- 127 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:15:17 ID:kQRuDnQB
- それと、泥沼状態にする気はありません。
全然ないので期待しないでくさい。
いいか期待すんなよ!絶対だかんな!
- 128 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:24:09 ID:ODHddDk6
- (・∀・)
- 129 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 22:56:26 ID:kQRuDnQB
- 俺はやけくそだった。どうしても南をモノにしたいという強力な独占欲が俺の中で芽生え、気づいたら襲っていた。南は怯えていたに違いない。違いないのに…。
南は、頬を染めて潤んだ瞳で見つめてきた。俺の全細胞がお前を欲しがっている。
そしてまた逆に、南のモノになりたいとも思った。縦、俺が分子になったとしても、南にたっぷりと呼吸して欲しい。
この想いは、「好き」なんかじゃない。なら何か。
俺は、それを口に出していた。
- 130 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:06:07 ID:daLEUPAS
- wktk
- 131 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:08:10 ID:kQRuDnQB
- 南は全く抵抗してこなかった。俺は、南の艶やかな様子に魅せられていた。
触りたい。弄りたい。犯したい。俺は南に間違いなく欲情していた。
だが、理性が働く。俺の目的は『こんなこと』じゃない。俺は、ついさっき口にした言葉を再び発する。
「付き合ってくれ!」
南は頷いた。顔を真っ赤にして目を背けながら、こっくりと。
俺の理性は崩壊した。
- 132 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:08:56 ID:fXIWD4XK
- キター!
カナ最高!
- 133 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:21:34 ID:kQRuDnQB
- 悪くない気分だ。はっきりとしない意識の中でも、「愛してる」という言葉だけは幾度も鳴り響く。
「愛してる」だなんて陳腐なせりふ、最近はCMくらいでしか聞かない。
陳腐だ。かなり陳腐だ。そして、その陳腐な言葉に私はかなり、惚れた。
私は頷くほか無かったのだ。
思い返す。三年前、初めて挑戦状を貰った。あれはやっぱり…。
ということは、藤岡はずっと、ずっと私のこの勘違いに…?
何故か、目からお水が出てきた。
- 134 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:32:29 ID:xsxxmnhI
- ぼくの亀頭からもお水が出てきました><
- 135 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:43:59 ID:sMK1Pg+E
- 僕もおっきおっきです!
- 136 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/06(木) 23:55:05 ID:kQRuDnQB
- 「あっ、ご、ごめん!」
え?
藤岡の手の力が抜けた。なんか勘違いしているみたいだ。
にしても、なんて狼狽えようだ。さっきまでのナイスガイが嘘のようだ。
「くくっ」
私はこらえきれずに、声をあげて笑った。
「な、なんだよ!」
「あはははっ、だってさっきまでと感じが違いすぎるんだもん!くははっ!」
「えぇ!?」
藤岡はとても困っているようだ。「ごまかす」にはやりすぎただろうか。私は落ち着いて深呼吸をする。
「ご、ごめんごめん!ふぅ…」
よし、落ち着いた。
「ま、まあ、藤岡がそこまで私を想っているというのなら仕方がない。お前の愛を快く受け取ろう。」
「あ、あぁ。」
「よし!」
上から目線で言ってみたものの、心臓は再び爆発的に動き出す。いっそ爆発させたい。
「藤岡、私を抱け!」
藤岡の目が点になる。
- 137 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:01:27 ID:daLEUPAS
- おっきおっきぃいいいいい!
- 138 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:01:31 ID:ODHddDk6
- 俺の目も点だぜ!
- 139 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:10:49 ID:i7OP/KS2
- ( Д )゚ ゚
なんという唐突さ。流石カナ
- 140 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:21:05 ID:H1Tu3OyF
- >この想いは、「好き」なんかじゃない。なら何か。
>
>
>
>俺は、それを口に出していた。
「結婚してくれ!」
かと思ったぜw
- 141 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:25:46 ID:+dB68uNn
- トウマとマコちゃんはとっくに性別バレてるんだろうな、三年も経ってりゃ
- 142 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 00:40:41 ID:MAPsYHaf
- >>141
「トウマって、身体、女らしくないよな。」
「お前こそ、女装が似合ってるじゃないか。」
「トウマ、お前実は男だろ」
「お前こそ女か?」
「「確かめてみよう」」
- 143 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:21:47 ID:qmZK2k9d
- つっづっきっはー?
- 144 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:32:35 ID:MAPsYHaf
- >>143
>>142の続きを投下するとなると>>136の続きの投下が遅くなるよ?
- 145 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:35:11 ID:qmZK2k9d
- すいませんでした>>136の続きをすいませんでした
- 146 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:38:04 ID:MAPsYHaf
- わかりました
- 147 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 01:38:15 ID:s2B0S8fW
- >>144-145
ワロタw
- 148 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 07:53:19 ID:MAPsYHaf
- 「おい、でかすぎやしないか?」
「そ、そうなのか?他人のなんて見ないからわかんないよ。」
「すごい…」
「トウマこそ、意外と着痩せしてるんじゃないのかぁ?」
「ばっ、バカ!そんなことあるもんか!」
「えいっ!………え?」
「お、大きくないってば!」
「うん、大きくはない。」
「うぐぐぅ」
「でも可愛い。ぺろり」
「ひゃっん!」
「お、立ってきた。」
「ず、ずるいぞ!俺にもやらせろ!」
「こ、これって所謂、69?」
「い、言うな!恥ずかしい!」
- 149 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 13:17:02 ID:lgZd4nce
- >>142の続きじゃないか!
>>136の続きは何時に・・・ Orz
- 150 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 14:55:48 ID:EH9YKn5o
- 藤岡はあれだな
『ヘタレ攻め』ってやつだな
- 151 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 15:32:34 ID:MAPsYHaf
- だ、抱けってどういうことだよ。カップル成立したからって、そんなすぐに「する」もんなのか?
いや、それはダメだ。そりゃ妄想の中では南をムチャクチャにしているけど、あくまでも妄想だ。現実で高校生が「する」なんて不良だ。
でも、南はこんなにも求めている。俺のことを欲している。俺だって、南が欲しい。
「…み、南。本当にいいのか?」
俺はおずおずと尋ねる。
「ばっ!…そ、その位、大したことないし。それに、その、な、彼氏彼女なんだからさ、一応。」
か、可愛い!こんなにも照れる南を見たものが俺のほかにいるのだろうか。って、問題はそこじゃない!
俺と南との性意識に差がありすぎる。それとも俺は考えすぎなのか。きっとそうなのかもしれない。
それに、もし世間的に「非常識」だったとしても、俺は南の欲求に応えるべきだ。
俺は南の前ではチキン〜無力〜だ。もしここで断ったら、振られるかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。
決断すべきだ。彼氏なのだから堂々とすればいい。俺は心で深呼吸をする。
大丈夫だ。俺は、南の彼氏、南の男だ。
俺は南の肩に手を添えた。今度は掴むのではなく優しく。そして、さっきみたいに怖がらせないよう極力優しく、耳元で呟く。
「するよ。」
南が何かを言おうとしたその前に、俺はその唇にキスをした。
- 152 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 15:51:56 ID:qmZK2k9d
- き、きたー
一体ハルカやチアキはどんな反応するやら
- 153 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 16:31:35 ID:F2y5TYSa
- これは良い平手打ちフラグ
- 154 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 16:43:51 ID:MAPsYHaf
- 平手打ち、いいえ、無限叱責掌です。
- 155 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 17:10:47 ID:F2y5TYSa
- ネタバレしてるヒマあるんならさっさと書けよw
- 156 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 17:38:06 ID:s2B0S8fW
- 口を慎みやがってくださいバカ野郎
- 157 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 17:39:01 ID:SOOPIvEW
- おもしろい事はおもしろいが
なんか落ち着かない書き手だな…?
- 158 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 18:09:26 ID:EH9YKn5o
- 時系列がよくわからないんだが、いまは藤岡の告白と夕食の間でいいんだよな
- 159 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 18:12:42 ID:qmZK2k9d
- さっき出てた夕食の場面の前だよな?
- 160 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 18:50:28 ID:CSG55AZ1
- 俺もエロパロかきてぇぇぇぇ
だが今は書けないんだよな〜
掛け持ちしすぎ orz
と言うわけで期待
- 161 名前:千→藤(1) 1/6:2007/12/07(金) 23:46:40 ID:dBw4CWk3
- 藤岡が南家に遊びにきた日のこと。
カナはジュースを買いに行き、ハルカはまだ高校から帰ってきていない。
南家には藤岡と千秋の2人だけがいた。
『――階堂君!』
再放送のドラマを2人で見る。例のごとく千秋は藤岡の膝の上だ。
…と、不意に千秋が顔をあげ、藤岡のほうを見てぽそっと呟く。
「…私が藤岡のうえに座る」
脈絡のない言葉。それが何を意味するかわからず、藤岡の反応が遅れる。
「…ふじおかは私の上に座る」
気にせず、そのまま続ける千秋。
藤岡が困惑の表情を浮かべて千秋のほうを見下ろすと、顔を赤くした千秋と目があった。
「…たまには逆もいいと思う」
- 162 名前:千→藤(1) 2/6:2007/12/07(金) 23:51:11 ID:dBw4CWk3
- (な、なんでこんな事になってるんだろう…)
自分の上に千秋ちゃんが座って、千秋ちゃんの上にふじおかが座って。
それが逆になるから、ふじおかの上に千秋ちゃんが座って、千秋ちゃんの上に俺が座る。
そこまではわかるのだが…。
「…意外と重い…」
千秋が藤岡を抱きしめる腕に、ぎゅっと力がこもる。
…そう、千秋は藤岡が膝からずり落ちないよう、背中から手を回して抱き止めているのだった。
(こ、これは何か千秋ちゃんに悪いというか、逆に落ち着かないというか、
いや、背中ごしに感じる暖かさは心地よくはあるのだけども…!)
少し悶々としながら、今の状況について考える。
『――先生!!』
ドラマでは主人公たちが車に轢かれたようだが、そんな内容もまったく頭に入ってこなかった。
- 163 名前:千→藤(1) 3/6:2007/12/07(金) 23:55:05 ID:dBw4CWk3
- 「…藤岡」
「は、はい!?」
唐突な千秋に呼びかけに裏返った声で反応する。
そんな自分をちょっと情けなく感じる藤岡だったが、誰だってこの状況ではこうなるはずだと心を落ち着かせる。
「…この位置だと私からテレビが見えない。あと足が痺れた」
「あ、そ、そうだよね」
背も体格も千秋より藤岡のほうが大きいのだから、当然といえば当然だった。
藤岡は慌てて腰をあげると、元の位置に戻ろうと千秋のほうに向き直り…
ぐいっ!
思い切り服の裾を引っ張られ、頭から千秋の胸に倒れ込んだ。
そしてその頭をぎゅっと千秋に抱きしめられ、耳元で小さく囁かれる。
「…だから、横になってくれればいいよ」
- 164 名前:千→藤(1) 4/6:2007/12/07(金) 23:58:22 ID:dBw4CWk3
- (な、なんでこんな事になってるんだ…!?)
頭を胸元で抱かれ、まるで授乳される赤子のように、千秋に抱っこされる藤岡。
膝上には腰までしか乗らないし、当然足もはみ出しているのだが、千秋に気にした様子はなかった。
「これなら足も痺れないし、テレビも見れるよ」
ちょっとだけ柔らかい、小さな胸板の上下。
「…足、寒かったら毛布でもかけるか?」
口調の冷静さに反比例して、どきどきと脈打つ胸の鼓動。
「…藤岡」
少し熱っぽい吐息からは、意識を奪うような少女の香り。
その全てを間近に感じ、くらくらして動くこともできず、千秋の言葉も耳に入らない。
- 165 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/07(金) 23:59:18 ID:+dB68uNn
- 藤岡羨ましい
- 166 名前:千→藤(1) 5/6:2007/12/08(土) 00:02:02 ID:0sQbSNAR
- 「藤岡」
もう一度呼ばれ、はっとして千秋の顔を見上げる。
目に映ったのは、耳まで顔を真っ赤にし、眠そうな目を潤ませた、妹のように思っていた少女の顔。
「…目、閉じて」
千秋の喉がこくっと鳴り、次第にその顔が近付いてくる。
藤岡は自分が何をされるかを直感した。
(…!)
カナの顔が一瞬頭に浮かび、つい押し退けようとするが、千秋を想うとそれもできない。
自分の甲斐性のなさに胸の中で涙を流しながら、藤岡は目を閉じた。
「……ん」
唇に柔らかな感触を感じる。
味を気にする間もなく数刻して離れるが、また少しして唇が触れ合う。
舌や甘噛みのないキスの繰り返しに、藤岡は千秋がそれ以上を知らないことに気付いた。
触れ合うだけのキスを、千秋の気が済むまで何度も何度も続けていた。
- 167 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:07:16 ID:rgXGVDrJ
- 千秋ー!
愛してるぞー!
- 168 名前:千→藤(1) 6/6:2007/12/08(土) 00:07:42 ID:0sQbSNAR
- あの後、藤岡はカナの帰りも待たずに逃げるように帰って行った。
泣きそうな顔で「ごめん、3日くらい整理させて…」と謝った藤岡。
自分の顔も見れず、俯いたまま出て行った藤岡。
それを思い出しただけで、千秋の顔に愉悦の表情が浮かぶ。
「…どうした千秋。なにか良いことでもあったか?」
夕食時、カナがその表情に気付いて声をかけてきた。
ふっと表情を引き締め、何でもないよと首をふる。
カナに気付かれると色々面倒だ。
「ふーん…。…ところで、ふじおかを尻にしきっぱなしだぞ」
紅茶のカップを見つめながら、静かな声でカナが指摘した。
はっと気付き、ふじおかの上から飛び退く。
「大事にしろよ。サンタさんからの贈り物なんだから」
カナが何だか険のある目つきで睨む。言葉も少し刺々しい。
…もしかしたら、見られていたのかも知れない。
「…大事にしてるよ」
少なくとも藤岡の気持ちに気付いていなかったカナよりはと、心の中で思う。
「フジオカの意思だよ」
理由はどうあれ、受け入れたのは藤岡だ。
今更カナと藤岡の関係がどうなろうと、千秋は身を引くつもりはなかった。
- 169 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:09:58 ID:0sQbSNAR
- 以上です
携帯からなので改行崩れてたらスミマセン
ネタかぶってたらゴメンナサイ
またかきあがったらお願いします
- 170 名前:前スレまとめ☆:2007/12/08(土) 00:11:42 ID:MSpeeaaW
- 南夏奈に初めて想いを伝えて早三年。今尚、藤岡は南を諦めてはいなかった。
しかし、ほぼ日課となった南家来訪に疑問を覚え始める。
藤岡は思い切って、南千秋に頼む。「俺の想いを伝えてくれ」と。千秋は了承し、藤岡は不安ながらも明日に期待を持つ。
千秋のたくらみも知らずに。
翌日、学校で夏奈と対面するも夏奈は殺気を帯びており、挙げ句、放課後には電気アンマを食らう始末。
その後、千秋に呼び出されて南家来訪。千秋と二人きりに。千秋は昨日の夏奈との会話の詳細を語り出す。
しかし、千秋は嘘を語った。藤岡を我がものにするために、藤岡と姉を絶縁関係に貶めようとしたのだ。
藤岡が落胆したところを、千秋は入り込もうとするが、それでも藤岡の想いが揺らぐことはなかった。
色落としをしようとしたが、いざとなると照れてしまい失敗。そこに、南春香が乱入。気まずくなりそそくさと退室。
そして、千秋はいきなり、藤岡に告白するのであった。
(余談だが春香は、抱き合って「している」ようにしか見えない二人を見て、一時間近く悶えることとなる。)
- 171 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:14:55 ID:MSpeeaaW
- >>169
ジャンル:自分の愚かさを知るSS
なんだその、みなさん、申し訳ない。
- 172 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:16:52 ID:+P+yQzid
- >>169
GJ!!
- 173 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:23:11 ID:rgXGVDrJ
- >171
いいから早く書けバカ野郎
- 174 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:36:50 ID:MSpeeaaW
- な、な、なんだこりゃ〜!ちょっ、ばっ、キスなんて早くないか!いきなりすぎるじゃないか!
うぅっ、私らしくない。なんで時めいちゃってるんだよぅ…。
ていうか、キスする勇気があるなら「抱く」くらい楽勝だろうよぉ…。
もう頭がわけわかめだよ!
私は知りたかっただけなんだ。自分のことを「愛してる」とまで言ったこん野郎の温もりを知りたかっただけなんだ。
なのに、こんな、こんな!キスだなんて、温もりってレベルじゃねえぞ!あぅぅ
うまい下手の問題ではなく、藤岡とキスをする、その事自体が私にとって大事件〜快感〜だ。
その人生初の『大事件』に私は翻弄される。
キスだけじゃ温もりなんてわかんないよ!もっと、躰で触れあって…、って私はなにを言って…!
あぁっ!身体が勝手に動…!うわぁぁぁん。
私の四肢は藤岡の身体に絡みつく。「本能」なのだろうか。女としてのそれが、藤岡をこんなにも求めているのか。
なら仕方あるまい。私の所有者であるこの男にすべてを委ねよう。
「委ねる」。そう決めたばかりなのに、私は藤岡の舌に自分の舌をコンタクトさせていた。
- 175 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:42:24 ID:b3HVP1TO
- おっ、ついに
- 176 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:49:37 ID:WW4QAdYH
- カナえろいよカナ
このまましちゃうのかあああああ妹も姉もいるのにいいいい
- 177 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:50:17 ID:v0Qk8o95
- 正座して待ってます
- 178 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 00:59:45 ID:tltBfoMC
- 余計なお世話かもしれないが
投下するときには名前欄に簡単にでもいいからタイトルつけたほうがいいよ
そうしたほうが皆分かりやすくて嬉しいと思うよ
- 179 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 01:03:08 ID:hd1qGWF5
- 待て、カナは「抱く」の意味をただ「抱くだけ」にしてないか?w
これはwktk
>私の所有者である
この一文がカナの隠れM気質っぽくていいな
- 180 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 04:43:33 ID:nPE9JFOx
- >>178
手っ取り早く判別できる方法は
トリップ付けることだな
単純にタイトルのみだけとかだと
他人に騙られてしまう可能性がある
他スレだと連載書く作者は大概トリ付き
- 181 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 04:53:22 ID:MSpeeaaW
- 南の舌に触れた。何とも言えない感動を覚えた。しかし、それと同時に我に返った。
やっぱり、違うよ。俺が求めていたのはこんなことじゃない。「愛する」イコール「性行為」ではない筈だ。
今からしようとしていることは、俺の中では正しくない。せめて、ちゃんと段階を踏んでから至りたい。
真面目くん、いいや、イデアリストだ。ずっと夢見てきたんだ。南といちゃついて、南とデートして、幾日か過ぎて漸くキスができて、そして…!
俺は、唇を離した。一瞬、唾液の橋が架かる。
「ふじおか…?」
「ごめん…」
「え?…ん、あぁ」
どうにか、このマズい空気を変えたいな。
俺は、今何と声をかけるべきか考える。
- 182 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 07:26:07 ID:WW4QAdYH
- 期待してるが更新まったりだな……
まさか書きながら投下してるなんて事無いよね?
- 183 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 10:28:13 ID:kKNDagIs
- 時間差もあることだし、多分そうだと思う。
それにすぐに分別できるものないから、他のレスに紛れちゃってわかりにくくなるんだよなぁ。
>>178や>>180も書いてるけど、名前欄に作品名でもあれば大分違うと思うんだが。
一気に作品を送るのは予めWordで書いといて、
それを書き込みの際に貼り付けるってな感じでも少しはまとめられると思う。
わかりにくさは目立つけど、作品自体は好きだぜ?
- 184 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 10:36:21 ID:kKNDagIs
- 連投ですまんけど、書き忘れがあったんだ。
>>169
(1)ってことは続きは当然あるんだよな? 過度な期待をして待ってるぜ。
あと何故かキスシーンだけなのにおっきした。
- 185 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 16:17:49 ID:MSpeeaaW
- >>183
わかりました。しばらく旅にでます
- 186 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 19:51:11 ID:cx1cdqc1
- >>185
何もこのタイミングで旅に出なくても
- 187 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 19:52:32 ID:WW4QAdYH
- いやここまでやっといて…
- 188 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 20:33:23 ID:NEzoit4k
- なんだよリア厨かよ
- 189 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:09:22 ID:N7jeJqtG
- まあお前ら落ち着けよ
ワードに書いてたまってから投下するってことかも知れないじゃないか
俺は続きを描いてくれると信じて待ってるからな!
あと皆がコテつけることを願うのは
レスを抽出して、全部通して見たいからなんだぜ
そこらへんわかって欲しい
- 190 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 21:51:22 ID:6YGb9gEI
- 最低でも×××で俺様ちゃんのさじ加減みたいな事を考えてはいないと思いたいんだぜ?
信じちゃってるぜ俺!
- 191 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:19:13 ID:C9TbDl+/
- 俺は>>185の旅支度を整えてやるだけ
それが喜びだよ
- 192 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 23:49:06 ID:tltBfoMC
- >>185
旅に出る前にトリつけてから行ったほうがいいぞ
まぁ、今後も投下するつもりがあるのならの話だが
お前さんの話は期待しているし、楽しく読ませてもらっているんだが
もうちっと書き手のルールというか投下の際守るべき要項を学んだほうがいい
そうしなきゃお互い変に軋みを生むだけだからさ
- 193 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 00:05:22 ID:Zu0lQ4e6
- ホントに旅に出ちゃったのかなあ・・・
- 194 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 00:20:48 ID:T1r1oT5A
- 屋久杉でも見に行ったんだろう
- 195 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 00:29:09 ID:NKil8OKE
- わかりにくいってのは確かだが、小刻みな&不安定な投下ペースのおかげで皆が常にwktk状態でスレも活性化してたわけだから、俺は今まで通りでもいいと思うけどなぁ。
常に安定して作品が投下されるようなスレならともかく、割と過疎りがちなこのスレならそういうスタイルが許されてもいいんじゃないかな
- 196 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:02:13 ID:B2EpjqrU
- タイトルとかどうでもいいよ!
もどってきてくれぇぇ
- 197 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:19:45 ID:Zu0lQ4e6
- こうやって話題にし続けていること自体が、
ご本人にとっては戻りにくくなるプレッシャーになってると思うよ。
- 198 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:33:06 ID:RZLgQU+t
- じゃあもうレス禁止な
- 199 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 01:34:23 ID:M/H5GJR8
- そうか じゃあここは俺が一肌ぬぐか
藤岡 「カナ!もう俺がまんできないよ!」
カナ 「だめよ藤岡家族がみてるわー」
藤岡 「はあはあ」
カナ 「あぁ〜」
藤岡 「はあはあ」
カナ 「あぁ〜」
藤岡 「はあはあ ウッ」
カナ 「ア―ッ!」
千秋 「(////)」
春香 「(/////)」
千秋!よんでください!
- 200 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 02:35:41 ID:73RN48Tt
- >>199
お前はバカ野郎と言われたいのかバカ野郎!
- 201 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 04:33:55 ID:S4yMLV6V
- 久々に来たら、割と人が増えてるなぁ
藤岡カナ書きたいとずっと思ってるんだが、カナ→藤岡って難しくない?
漫画で一切描写が無いから想像しづらい…
アニメに至ってはなんていうか、意図的に藤岡成分薄めてる気がするんだぜ
- 202 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 09:36:16 ID:eMW6bpBU
- >>201
それは思った。>アニメ 3話以降の出番が異様に少ないし。
今夜はトウマ初登場だけど、それで藤岡が出てこなかったらクロだな。
保坂に至ってはもう出番ないんじゃないかとも思ってる。
- 203 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 10:07:52 ID:MEQNObbh
- 保坂は13話まで放送すれば出て来そうだが
13話カットならおかわりまでおあづけだろうな?
12話は藤岡クリスマスSPだろうし…
- 204 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 10:30:37 ID:e2F4+oEN
- 藤岡はクリスマス回で出番確定してるとして
あとは11話のおとなりの南さんちで
トウマ兄弟の初お披露目プラス
アキラ話、ナツキ話をやるかどうかだな
アキラ話なら藤岡、ナツキ話なら保坂が出る
だがどっちも、やるとするなら原作二話分は使いそう
- 205 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 12:28:06 ID:T1r1oT5A
- クリスマスはどこまでやるのかね
探し物の話まで持ち込めるかな
- 206 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 15:02:32 ID:zG3/MxbB
- 「ハルカ姉様。これ学校で渡されたプリントです」
チアキはお家の人に渡しましょうって言われたらしい
「なになに……チアキ。後でお話があります」
今の子ってこんなに進んでるの?保健体育の予備知識をご家庭でもお子様と話し合いましょう〜?
全く…私はまだキ、キスもした事ないっていうのに。
―夕食後
「先程のプリントには何が書いてあったんですか?ハルカ姉様」
「えっ…〜と、あのね、チアキぐらいの歳になるとそろそろ赤ちゃんを創れる身体になるのよ」
「…はぁ?」
チアキはキョトンと私の話を聴いている。うぅ…恥ずかしいよ…。
「でね…赤ちゃんを創る行為は…」
「あぁ、セックスですね」
えっ?イマナンテ?
「最近よくセックスをするのですが、つい安全日には生でさせてしまうんです」
ハイ?
「流石はハルカ姉様。コンドームは確実に着けろって事ですね!」
えぇ〜!ま、まさかチアキ、もう致してるの?性行為を致してるの?私、キスもしてないよ?
「あの…恥ずかしいのですが、私、フェラチオが余り上手では無くてハルカ姉様に教えて…ハルカ姉様?」
「…チアキ。ごめん、今日はもう寝るね」
そんな『みなみけ』
- 207 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 16:21:49 ID:yVsCL6KQ
- あいた口が閉じました
- 208 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 20:58:29 ID:KEAKwqPf
- >>206じゃないけど続き書いた
コケコッコー
「はっ! ・・・な〜んだ夢か」
そうよね、チアキがそんなことしてるはず、ないもんね。
「さーて、今日も元気に朝御飯作らなきゃ」
『動物園ではそれはそれは可愛らしいライオンの赤ちゃんが生まれ・・・』
テレビを見ながら食卓を囲む3人
「チアキー、人間の赤ちゃんはどうやって作るか知っているかー」
ニヤニヤした顔でカナが聞く
(ちょっとカナ、なに聞いてるのよー)
「バカにするな、そんなこと私だって知っている!」
(えー!)
「ほーう、なら言ってごらん、赤ちゃんの作り方」
「ああ、まず夜に男と女が一緒に布団に入る」
(キャー、チアキまさか!?)
「それで?」
「一緒に寝て、朝起きると、コウノトリさんが赤ちゃんを運んでくるんだ!」
どうだ、と言わんばかりの得意顔のチアキ
「・・・チアキ?」
「・・・ぷっ、くくっ・・・アーハハッハ!」
呆然とするハルカ、笑い転げるカナ
「なんだ、何がおかしい!」
「いやー笑わせてもらったよ、コウノトリさんだって、お子ちゃまだなーチアキは」
「え、違うのか?」
「教えてあげよっかー」
(なんてこと言うのよ)
「教えちゃダメー! チアキにはまだ早い」
「なんだよー、知らなくちゃ困ることだろ?」
「それはそのー、そうだけど」
モジモジ
「だったら今のうちに正しい知識を」
「わかったわ、じゃあ、私が教える! それならいいでしょ」
あー顔が熱い
「うん、いいんじゃな〜い」
またニヤニヤしてるカナ
「チアキ、今晩一緒にお風呂に入りましょ、そこで教えてあげる」
「はいハルカ姉さま、お願いします」
「わたしも入るー」
「お呼びじゃないよ、バカ野郎」
こうして、チアキに性教育をすることになったハルカであった。
- 209 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 22:24:02 ID:M7qa+51e
- >>208
おぉ、続きwktk(・∀・)
- 210 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/09(日) 22:58:14 ID:M/H5GJR8
- >>208
いやおれがおしえてあげる
- 211 名前:>>208勝手に続き:2007/12/09(日) 23:49:45 ID:yVsCL6KQ
- 「えーこほん。まず、赤ちゃん、つまり新しい命を作るには男と女が必要なのはわかるわよね。」
「はい。」
「作る」?赤ちゃんというのはどこからか沸いてくるものじゃないのだろうか。
「分かりやすくいうと、…植物はどうやって子孫を残す?」
「雌しべに花粉がついて、それで」
「正解。それで、花粉はどこで作られる?」
「雄しべ。」
「そう。つまり雄と雌。動物も植物も、雄の作り出した遺伝子と雌の中に入り込んで、それで新しい命ができるの。」
い、いいぞ私!この調子ならやましいことに触れずに!
「…それで、人間の場合は具体的にどうなのですか?」
「え…?」
- 212 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 01:42:48 ID:hgbolHn6
- >>10の保管庫ってどこにあるの?
- 213 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 03:52:52 ID:c3Bpwb0x
- >>206 GJ!!
- 214 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 08:51:32 ID:N2ndyBrL
- >>211
だからおれがわかりやすくおしえてやるって!
- 215 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 09:30:46 ID:4R9XssJo
- カナは髪おろした方が可愛いと思う友はおるか
- 216 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 09:59:11 ID:N2ndyBrL
- たまに下ろすからいいのだよ毎回じゃだめぽ
逆のチアキのツインテールも萌えた
- 217 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 16:47:50 ID:iPl6TEgP
- 黒髪は下ろした方が好みだ。
- 218 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 17:57:36 ID:PeSCySBk
- >>215
お前とはいい酒が飲めそうだ
- 219 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 18:00:20 ID:z/ouquwz
- マコちゃんの筆下ろししたいよ〜
- 220 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 20:31:22 ID:7YJKAXz3
- じゃあ俺は普段は強気だが、カナに胸を見られて紅くなってしまう
トウマをチアキとセットで頂くとするか…
- 221 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:10:21 ID:mxMw3OIL
- 旅から帰ってきました。旅行先で携帯使って続きボチボチ作ってたんで僅かですが投下できますが、よろしいでしょうか
- 222 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:16:33 ID:xOJRqTix
- 是非お願いしたい。と言っても俺が見るのは明日になりそうだけどw
- 223 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/10(月) 23:17:00 ID:GoNgoi3P
- おかえリコ
投下OK
俺も寝るので、明日見る。
- 224 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:18:32 ID:4PpyNPqj
- 「ま、まあ、そのだな。」
南が沈黙を破る。
「か、カップルなら、き、キスくらい、普通、だろ?」
「で、でも!」
「えい!」
「うわぁっ!」
南が俺に抱きついてきた。む、胸が!
「藤岡、お願いがある。」
「は、はい」
「私を、私を強く抱きしめてくれ!」
えぇっ!
俺が狼狽えるのをよそに南は俺を強く抱きしめる。うわはぁ、匂いが!
「ダメ、なのかぁ?」
み、南ってこんなキャラだったか!?「活発的」は「積極的」とは違うぞ!
「ふじおかぁ…!」
あぅぁぁぁああ…。もう!だ、抱けばいいんだな!抱けば!
俺は意を決して、けど恐る恐る南の背中に腕を回す。
この心臓の鼓動は、南にはどう伝わっているのだろうか。
- 225 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:19:39 ID:4PpyNPqj
- 「えい!」
私は、これでもか!という位力を入れて抱きしめた。恥ずかしくて、首まで熱い。というか全身が熱い。
ふと、自分が胸を押しつけている状況に気がつく。私の鼓動、こいつは感じているのだろうか。
そして、私の温もりを感じているだろうか。
はぁ…
なんからしくないな。藤岡なんかに、こんなにも心を奪われるなんて。
ずっと、私には彼氏なんてできないだろうな、と思っていた。
女らしくなくガサツで、しかも際だった長所もない。私を好きになる物好きなんていないと思っていた。
けれど…
切なくなる。胸が締め付けらる。想えば想うほど締め付けは強くなる。
それに比例して、藤岡への「締め付け」も強くなる。
- 226 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:21:19 ID:4PpyNPqj
- 俺は、遂に南を抱きしめた。南の体がピクリと反応する。
「…もっとぉ」
今にも消えてしまいそうなか細い声で甘えてくる。俺は、反射的に強く抱きしめた。
南の温もりをより強く感じる。俺は更に強く抱きしめる。
「あっ…」
「南、…南!」
俺は思わず名を叫ぶ。
「好きだ。南。」
「…私も」
「え…?」
「私も、藤岡が好き。好きなんだ。」
「…ああ」
確信した。もう南は俺のモノだ。
「南、顔をあげて。」
「え?」
南が顔を上げる。
「南、改めて、これからよろしく。」
「あ、ああ!その、こちらこそよ」
俺は南の唇に自分のそれを重ねた。
- 227 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:25:57 ID:s8MmCZ0I
- 究極の ニヤニヤきたあああああああ
「…もっとぉ」
で死にそうになった
- 228 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:44:16 ID:BUcmNRGE
- 我らの職人が武者修行から帰ってきたw
スーパーニヤニヤタイム発動w
- 229 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 00:57:22 ID:4PpyNPqj
- いいえ、ケフィアです。(白濁的な意味で
- 230 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 04:23:19 ID:s8MmCZ0I
- そろそろ原作通り藤岡はカナのこと呼び捨てようぜ
- 231 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 05:47:58 ID:sGh+K53c
- チアキはもう絶望的状況だが、どうなるのか楽しみだ。
何気に一つ一つの投下の間の時間が短くなってるのも素晴らしい。
- 232 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 07:55:47 ID:4PpyNPqj
- >>230
?
- 233 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 10:57:46 ID:XoqgP3O8
- 一瞬だけカナって呼んでた時期があったな
- 234 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 15:42:58 ID:h0gtNu0U
- 風呂覗きの時だろ
- 235 名前:この野郎:2007/12/11(火) 15:47:38 ID:WtTDZGYa
- 上の方々につられて初めて書きます。
どうぞお手柔らかにorz
夏『おーぃ。ただいまー』
秋『あー・・・おかえり。』
そこには、いつもに増して2/3程目を閉じて、寝転がる千秋がいた。
夏『どーした千秋、いつもに増してだらけてるじゃないか?ん?』
秋『うるさいよ。私は炭酸が切れるとどうもヤル気がでないんだよ。』
話を聞くと、どうやら家に帰りいつもどうり炭酸を飲もうと冷蔵庫を開けると
炭酸が切れていたらしい。
夏『あ〜、昨日のアレ飲んじゃまずかったのか。いやー悪い悪い。』
カナは悪びれた様子もなく笑いながら適当に謝った。
秋『・・・はぁ・・・もういいよバカ野郎。とりあえず炭酸買ってこいよ、バカ野郎。』
夏『なっ・・・!千秋!あんた二度もバカ野郎っていったね!』
秋『言ったよ。それがどうしたバカ野郎。』
大きく息を吸い込み、何かを言おうとするカナ。
しかし、そこで何かを思いついた様な顔でニヤリと不敵な笑みを浮かべ、千秋の頭の近くに仁王立ちした。
夏『おい千秋、あんたはこの私に2度ならず3度もバカ野郎といったね。』
長年の勘と言うかなんというか・・・千秋はめんどくさい事になったと一瞬で感じ取った。
夏『で・・・そのバカ野郎にこうして見下されてる今の気分はどうだい?』
カナは勝ち誇った顔で千秋を見下した。
- 236 名前:この野郎:2007/12/11(火) 16:10:52 ID:WtTDZGYa
- 秋 『あぁ、バカに見下されて最悪の気分だよ。』
いつもならここでパンチやキックが来るのだが、今の炭酸の切れた千秋にはその力もなかった。
しかし千秋はあることに気づいた。
秋 『おい、バカ野郎。』
夏 『ほほぅ・・・まだそんな口をきくか。』
秋 『お前はさっきからパンツが丸見えなわけなんだが、そのパンツの端からから、うっすらと少し毛のようなものが見えているぞ。』
夏 『なっ・・・(バッ!!)』
慌てて千秋から離れるカナ。少し考えた後、うなずきながら千秋に語りだした。
夏 『あのなぁ、千秋。中学生にもなれば・・・そりゃあんた毛の1本も生えるでしょうよ。あんたの大好きな春香何てそりゃもう・・・』
秋 『でも海に行った時、はるか姉様のビキニからはそんなもの一切見えてなかったぞ。』
夏 『それは・・・剃ったんじゃない?』
秋 『つまりお前は身だしなみを整えていないわけだ。バカ野郎。』
夏 『上等じゃないのさ!そこまで言うなら千秋、あんたは身だしなみ整えてるんでしょうねぇ?』
そう言うとカナは、あっという間に千秋を丸裸にした。
- 237 名前:この野郎:2007/12/11(火) 16:26:00 ID:WtTDZGYa
- 秋 『おいバカ野郎。私はお前と違ってバカじゃないんだ。風邪ひいちゃうだろ。服返せよバカ野郎。』
動けない分、いつも以上に口で反撃する千秋。
しかしそんな事は気にも留めずカナは続けた。
夏 『あれ〜?千秋、あんた林どころか木の一本も生えてないじゃないのさ。』
秋 『そりゃそうだよ。私はまだ小学生なんだ。普通だよ。分かったなら早く服返せよ。』
カナは不満そうな顔をしながら、ふと千秋の胸に目をやった。
夏 『なんだい千秋、あんた山も無けりゃあ、小高い丘もないじゃないか。見渡す限りの大平原だよ。』
このときはじめて千秋の眼が2/3程開いた。
秋 『うるさいよ!まだ発展途上なんだよ!もういいから服返せよ!』
夏 『はぃはぃ分かりましたよ。・・・ピシッ!』
そう言うのと同時にカナは、千秋の大平原にあるピンク色のモノを指ではじいた。
秋 『きゃっ・・・!あぅぅ・・・・ばか野郎・・・』
二人の時間が止まる・・・カナは思い出せるだけの記憶を引きづり出したが、
千秋が『きゃっ』などと女の子っぽい声を出した記憶はなかった。
もちろん千秋自身もそんな記憶はなかった。
二人の間に気まずい時間が流れた・・・。
- 238 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 20:10:01 ID:AA1bgLKc
- 無闇に改行して一行空けられたりすると逆に読みづらいよ
- 239 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 21:36:44 ID:4PpyNPqj
- 読みやすいと想った俺\(^o^)/
- 240 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:03:50 ID:0MwUHqY9
- 読みやすい読みづらいはどうでもいい、
続きはまだかい?
- 241 名前:この野郎:2007/12/11(火) 22:35:06 ID:v57xcLup
- すみません。orz
風邪で寝込んでるもので…携帯から失礼します。ノ
エロ要素は少ないですが、修行から帰って来たあの人の書き込みの合間にでも読んでください。(^ω^)
では携帯でチマチマ続き書いてかます。ノ
- 242 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/11(火) 22:42:46 ID:sGh+K53c
- >>241
書いてくれるのは嬉しいが、無理しないで休んでろ。
インフルエンザも流行ってるし、身体壊したら元も子もないぞ。
- 243 名前:この野郎:2007/12/11(火) 22:55:23 ID:v57xcLup
- 春 『ただいまー。おーぃ千秋ー、切らしてた炭酸買ってき………』
学校帰りに炭酸を買って帰って来たハルカの目に飛び込んで来たのは、
制服のカナと、素っ裸で顔を真っ赤にした千秋の取っ組み合いの喧嘩だった。
秋 『ハ…ハルカ姉様。こ…このバカ野郎が…わた…私……ぁの……ぇっと…』
春『カナ。こっちにいらっしゃい。』
夏 『ちょっ!ハルカ!まずは両方の言い分を……ぁー……ちょっ…』
普段クールな千秋が、あそこまで取り乱すと言う事は…どちらが悪いか考えるまでもなく、
そのままカナはハルカの部屋に引きずり込まれた。
部屋に残された千秋は2・3回深呼吸した後ハルカの買って来た炭酸を飲み、服をきた。
藤 『こんにちわー。』
藤岡の声が聞こえると、千秋は少し小走りで玄関に向かった。
藤『あっ、こんにちは千秋ちゃん。…えーっと…南に呼ばれて来たんだけど…』
秋 『あのバカ野郎なら今ハルカ姉様に叱られてるよ。』
藤『ぇっ?』
秋『まぁ立ち話もなんだし、カナが戻るまで上がってテレビでも見てようよ。』
- 244 名前:この野郎:2007/12/11(火) 23:00:06 ID:v57xcLup
- ご心配ありがとうございます。orz
気分転換にもなるのでもう少し頑張ってみます。(^^ゞ
- 245 名前:この野郎:2007/12/11(火) 23:26:07 ID:v57xcLup
- 千秋がテレビの正面にあたる特等席に座布団を引く。
千秋 『はぃ。いつもの席どうぞ。』
藤『あっ、いつもありがとう、千秋ちゃん。』
千秋は藤岡にお礼を言われ、少し恥ずかしそうにうつむいた。
実は千秋は藤岡が来る事を知っていても、「ありがとう」と言われたい為に藤岡がきてから座布団は出す様にしていた。
過去に一度カナが座布団を出してからは、藤岡が来るまで座布団を隠す念の入れようだ。
藤岡が特等席に座ると、千秋も自分の「指定席」に腰掛けた。
秋 『よいしょっ…』
藤『…ねぇ千秋ちゃん。前から不思議だったんだけど、どうしてオレの膝の上に座るの?』
秋『ん…?私が座ると…藤岡は迷惑なのか?』
千秋は少し暗く心配そうな表情で藤岡の方を向いた。
藤岡は何かまずい事を言ったのかと、すこし慌てた様子で話し続けた。
藤『いゃ、全然平気なんだけど、なんでかな〜って。…アハハ……。』
秋『藤岡はお父さんに似てるらしいんだ。』
藤『えっ…お父さん?』
秋『前にハルカ姉様が、「藤岡君の雰囲気がお父さんに似てるのよね」…って、
私はお父さんがどんな人か…何故いないのか知らないんだ…。』
- 246 名前:この野郎:2007/12/11(火) 23:48:12 ID:v57xcLup
- その後も千秋は話続けた。
物心ついた頃には姉しかいなかった事…
何故かお父さんの事を聞くとハルカが困った顔をすること…
秋『……でも…私がお父さんの事を聞くとハルカ姉様が困る。だからもういいんだ…。』
千秋は目を真っ赤にして下唇を少し噛み悲しい気持ちを押さえ、藤岡には悟られないように笑顔をみせた。
しかし藤岡はすぐに千秋の気持ちを察した。
そもそも千秋が笑顔を見せる事自体が不自然だった。
そして藤岡は再び話をして話をきりだした。
藤岡 『よし!じゃあ今からオレが千秋ちゃんのお父さんになる!』
千秋 『ぇ…?ど…どうしたんだ藤岡?カナのバカがうつったのか?』
藤岡 『こら、千秋!藤岡じゃなく「お父さん」とよびなさい!』
千秋『え…ぁ……ご、ごめんなさい……ぉと……ぅさん…。』
普段静かな藤岡の、あまりの勢いに押され千秋は藤岡をお父さんと呼んだ。
- 247 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 00:12:35 ID:qdi4KHF+
- この文章ならセリフ前の名前はいらないと思うな良い意味で
- 248 名前:この野郎:2007/12/12(水) 00:15:29 ID:wbDUxpRA
- 場の雰囲気で言ったものの、千秋はまんざらでも無かった。
千秋 『(藤岡がお父さん…か。…エヘッ…)』
藤岡 『ん?どうした千秋ニヤニヤして、お前が笑うなんて珍しいじゃないか。』
千秋 『う…うるさっ……///』
藤岡『どうした〜?今度は顔が真っ赤だぞ?ほらほら。(フニフニ)』
そう言って笑いながら千秋の頬をかるくつねる藤岡。
千秋の胸は幸せでいっぱいになりながらも、ハルカの説教が〆に入り、終わりそうなのを聞き逃さなかった。
千秋 『(ハルカ姉様があの話を始めたという事は…説教も後5分って所か…)』
藤岡『ん?千秋、今度は深刻な顔してどうした?』
千秋『…藤……ぉ…お父…さん、私をだっこしろ…。』
藤岡『ぇっ?きゅ…急にどうしたの?』
千秋『うぅ……いぃから早く!時間がないんだ…!』
そう言うと千秋は藤岡の首に手を回した。
どうしたらいいのか分からない藤岡は、取りあえず千秋を向かい合わせにし、自分の膝に乗せて抱いてみた。
藤岡の肩に顔を乗せ目を細める千秋。
実は千秋の言う「だっこ」とは、「お姫様だっこ」の事だった。
しかしこの体制は、誰がどこから見ても抱き合っている形だった。
千秋は自分の口元にある藤岡の耳に、思い切ってあるお願いをしてみた。
千秋『父親は娘に…キ……キスくらいする…よね……』
- 249 名前:この野郎:2007/12/12(水) 00:38:11 ID:wbDUxpRA
- 千秋の言葉に、急に慌て出す藤岡。
相手は小学生とは言え、3歳しか変わらない…当たり前と言えば当たり前だ。
言った千秋も言われた藤岡も顔が真っ赤になり、変な空気が流れた。
『あ…ぁの……変な意味じゃないんだ。勘違いするなよ藤岡。ただ、親子と言うのは…そういう事もするのかと……』
何やら良く分からない言い訳をする千秋。
しかし藤岡は真っ赤な顔をしながらも、真剣な顔で千秋を見つめた。
『千秋ちゃん、じゃあ…目をつむってくれるかな。』
『えっ…こ…こぅ……かな…』
『ぅん、じゃあ…いくよ…。いいね。』
『ぁ……はぃ…。』
緊張のあまり、『千秋・お父さん』と呼び合う約束の「親子ごっこ」をすっかり忘れる二人。
千秋はキツく目を閉じ、体中の殆どの神経が唇に集中している気がするくらい緊張した。
『……チュッ…』
キスをした音が聞こえた。
しかし千秋の唇には何も触れた感覚は無かった。
唇に集中した神経が体中に戻って行く……それにつれ頬に暖かい感覚を感じ始め、千秋は気付いた。
『(あぁ…ほっぺにキスをされたのか…。』
- 250 名前:この野郎:2007/12/12(水) 01:04:43 ID:wbDUxpRA
- 『キス……確かに頬もそうだけど……ゴニョゴニョ……』
千秋の考えていたキスとは違う…しかもだっこの時とは違い、マイナスな方の予定外……
しかし千秋にはもう一度言う勇気など無かった。
『ぃゃー…アハハ…さすがに小学生に唇にキスするわけにもいかないからね。』
藤岡が照れを誤魔化そうと口走ったこの言葉…
しかし千秋には『子供扱いされた』と聞こえた。
自分はカナと同じ土俵に上がる事も出来ないのか…
そう思うと悔しさが込み上げて来た。
すると千秋の表情が見る見る変わって行く…
千秋は何故か台所へ行き、塩を持って来た。
『おりゃぁー!!』
そう言って藤岡に目掛け塩を掛ける千秋。
『ちょ…目に……痛い痛い!!どうしたの千秋ちゃ……んっ…鼻まで痛っ…!』
座っている藤岡の目に塩をかけ、目をつむった隙に今度は藤岡の鼻を摘み顔を上げる千秋…
少し藤岡の顔を見つめた後、空いた片手を握り締め藤岡の唇に自分の唇を重ねた。
鼻を摘んでいる為、開いている口の中に千秋は下を入れた。
『ん…んんっ……(あれ…この後どうするんだろ…)』
どうしたら良いか分からない千秋は藤岡の舌を2・3度ペロリと舐め、藤岡から離れた。
『キ……キスって言うのは…こうするんだ!』
千秋は平静を装い、なんとか意地を張った。
- 251 名前:この野郎:2007/12/12(水) 01:06:17 ID:wbDUxpRA
- 皆さんの意見を参考にしているつもりですが、
もっと指摘があればドシドシいってください。orz
- 252 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 01:10:15 ID:SMpg7zkb
- いや、君は最高だ!眠れなくなるほど!
- 253 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 01:39:33 ID:pzRb2wGY
- この野郎さんナイスです!
あんなぶつ切りやろうなんて気にしないでバンバン投下してくだせえ!
いいか気にすんなよ!絶対だからな!
- 254 名前:この野郎:2007/12/12(水) 01:48:08 ID:wbDUxpRA
- ……………
意地は張ったものの気まずい空気が流れる。
そして絶え切れなくなった千秋が動いた。
『そ…それにしてもカナの奴遅いな…ちょっと見て来るよ。』
『ぁ…アハハ…そ、そうだね。うん、頼むよ。///』
顔を赤くし、照れ笑いを浮かべながら、答えた藤岡を見て千秋はホッとした。
『(良かった…嫌われては無いみたいだ…)』
そして千秋はハルカの部屋に向かった。
ガチャ…
秋『ハルカ姉様、失礼します。』
夏『おー。どうした千秋、今にも爆発しそうなくらい顔を真っ赤にして。』
秋『お前こそ制服のスカートと下着を脱いで、どうしたバカ野郎。ハルカ姉様に変なもん見せんじゃ無いよ。』
夏『ふふふ…これだから毛も生えて無いお子ちゃまは…』
『な…なんだと?じゃあどういう事か説明してもらおうじゃないのさ。』
『いいだろう、その閉じ掛けの目を開いて良く聞け!私は今、身だしなみを整える為、ハルカに剃ってもらっていたのだよ!』
『……いや、そんなの自分で剃りなよ。しかも閉じ掛けの目は関係ないよ。』
- 255 名前:この野郎:2007/12/12(水) 01:51:56 ID:wbDUxpRA
- 読んでくれてる方々ありがとうございます。orz
本日は頭も割れそうな位痛いので寝させていただきます。orz
また明日書きます。(^ω^)ノシ
- 256 名前:>>226続き:2007/12/12(水) 02:02:42 ID:pzRb2wGY
- 俺は南の口内を堪能する。これが南の…。
興奮が治まらない。正直勃起してる。だが、しようとは思わない。今はこれで満足だ。そう、今は。
- 257 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 02:08:35 ID:pzRb2wGY
- その後、何事もなかったかのように部屋から出て、三姉妹に別れを告げた。
春香さんと千秋ちゃんから芳しくないオーラが漂っていたのが気になるが…
就寝間際、今日の出来事が夢だったのではないかと自問してみた。
いや、それはない。愚問だったな。
それにしても、南、良かったなあ。南の感触を思い出して、思わずにやける。
明日も、できるかな?
明日に希望を持ち、眠りに落ちた。
- 258 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 02:15:44 ID:NwgzYpG4
- >>253
自虐ネタかよw
- 259 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 02:21:33 ID:pzRb2wGY
- 翌日、俺はいつも通り学校へ向かう。
今日から南とのほわほわのラブラブスクールライフが始まると考えると、ニヤニヤが止まらない。
通りすがる人々に不振がられながら無事に学校にたどり着く。
教室の扉の前。中からはいつも通りのざわめきが聞こえる。俺は意を決して扉を開く。そして入る。クラスメートと挨拶を交わす。
そして、南は…居る。俺は南の元へ歩む。
- 260 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 06:04:48 ID:FWjzoNk+
- アニメでは活躍してないけど、ここの藤岡は大活躍だなw
- 261 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 13:41:30 ID:feIy1SGo
- オレはここのマコトにも頑張って欲しいぜ
- 262 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 15:46:05 ID:5BuYNkPi
- マコちゃんはまだですか?
- 263 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 16:12:17 ID:pzRb2wGY
- トウマとのなら今晩にでも投下する
- 264 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 17:18:45 ID:tvtYw8qS
- 半裸で待ってます!!
- 265 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 19:42:25 ID:YckcuDYY
- >>255
指摘させてもらうなら
まず名前を書かなくても大体のことは分かるので名前は要らない
あと、3点リーダ(・・・←これのことな)これの使いすぎ
これを使わないと書きづらいのは分かるが少し多い気がする
良点として
会話と説明の部分を切り離すことによって話が読みやすい
携帯からの投稿にもかかわらずGJ過ぎる内容・量そして気力
最後に
これからもがんばってくれ
- 266 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 20:17:51 ID:/71t7eRo
- >265に一つ付け足させてもらうと、体言止めの多用は止めた方がいいぞ
- 267 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 21:14:53 ID:pzRb2wGY
- >>264
ごめん、来年二月の第二木曜日まで待ってください
- 268 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 21:26:32 ID:wbDUxpRA
- >>255です。(^ω^)
ますます参考にさせていただきます。orz
名前もいらなかったんですね。
前の方が『名前無いとどれがどれか分からない』みたいな事を言われていたのでつい。(^ω^)
質問なのですが、恥ずかしながら『体言止め』の意味が…。orz
句読点の付ける場所が悪いのでしょうか?
- 269 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 21:32:21 ID:pzRb2wGY
- 狼狽えるな!ど、堂々と構えろ俺!
「み、南、おはよう!」
南が振り返る。
「……」
えっと、どうしてそんなに不機嫌なんですか?
「…あぁ」
むすっとしている。
「あの」
「話しかけるな。」
「え?」
凍り付く俺。
「…」
南はそういうと、机に突っ伏した。
「あ…ぇ、あぁ」
俺は何が何だか分からないまま、渋々と自分の席につく。
この俺ですら状況が把握できていないんだ。クラスメートは尚更そうっぽかった。
- 270 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 21:51:25 ID:pzRb2wGY
- 休み時間に再び声をかけてみたが、やはり反応は変わらない。俺、何かしたかぁ?
不満よりも不安が募る。もしかして早くも「終わり」なのか?そんなのはイヤだ!
と考えるも為すすべはなく、放課後になってしまった。
- 271 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 21:53:44 ID:pzRb2wGY
- 私は、昨晩からずっと悩んでいた。明日、奴と会ったらどうすればいいのか。
「どうすればいいのか」、その答え自体は易い。普通に接すればいい。だが…
結局、学校に着いても悩みは耐えない。
まだ藤岡は来ていない。このまま休みだったらいいんだがなぁ。だがそんなうまい話は無かった。
「み、南、おはよう!」
奴は態態ご丁寧に朝のご挨拶をしてきやがったんだ。
どうしろってんだよぅ
と、兎に角!いつも通りの顔で!…って、できるかぁぁぁぁあ!
やってしまった。これ以上ない不機嫌そうな顔で迎えてしまった。あれ、絶対勘違いしてるよ、藤岡。
休み時間にも藤岡に声をかけられたが、どうにも素直になれなくて、冷たくあしらってしまった。
そして放課後…
- 272 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:05:51 ID:xMrHpRhZ
- >>268
台詞前の名前つきは大体小ネタが多いよ
お前さんの場合は地の文があるから台詞前の名前はいらない、ってことじゃないかな
キャラをはっきりさせる場合は地の文を多くするか、台詞でその人物っぽさをいかに現すか、この二点に限られる
簡単に纏めると
「台詞の前についてる名前はいらない」けど「投下する際には名前欄にタイトル(名前)をつけて投下する」ってことだからな
特に連作の場合、タイトルつけて云々、ってのは投下時の基本中の基本
前の方ってのも「タイトルつけてくれ」って話だから気にすんな。お前さんは大丈夫
あとそういう質問もここではやらないほうがいいぞ
自分で調べる努力をしないとウザがられる場合が多い
もし、自分で調べて理解する努力をしても本当にわからないんだったら…聞くといい
最終手段だけどね
- 273 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 22:25:32 ID:NwgzYpG4
- >>269
あと細かいけど『』じやなくて「」のほういいよ
特別な意味があってやってるの以外ならね
- 274 名前:この野郎:2007/12/12(水) 23:25:26 ID:2rwoQr66
- 皆さんの意見を取り入れつつ、ただいまより続き投下します。 ノ
- 275 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/12(水) 23:26:27 ID:FWjzoNk+
- >>273
このうっかりさんめw
- 276 名前:この野郎:2007/12/13(木) 00:04:01 ID:2rwoQr66
- ちょうど身だしなみを整え終えたカナは下着をはきはじめた。
「そう言えば千秋、さっきだれか来なかったか?」
「あぁ、そう言えば藤岡を待たせているのをバカ野郎のせいですっかり忘れてたよ。」
「ほぇー、藤岡なんて呼んだっけな?」
「・・・・・・」
普段ならバカさ加減にパンチの一発もお見舞いしている千秋だが、
今回ばかりは藤岡を呼んできたカナに心の底でかすかに感謝していた。
「おー藤岡よく来たねぇ。」
「あぁ、おじゃましてるよ。今日は何の用かな?」
「え?なんでかなー?忘れたよ。」
「え?忘れたの?!(まぁ家に呼ばれただけで嬉しいけど・・・)」
「それよりお前、なーんで塩まみれなんだよ。家が汚れるだろう。」
「これはさっき千秋ちゃんに・・・」
そう言った瞬間、さっき千秋とキスをしたことを思い出し、
藤岡は顔を赤くして黙り込んだ。
「??なんか知らんが部屋を汚されてはかなわん。風呂に入ってこいよ。」
「あ・・あぁ、そっか・・・じゃあお風呂かりるね。」
そう言って藤岡はお風呂に向かった。
シャワーを浴びながらさっきの千秋の事を忘れようとする藤岡、
「(まいったなぁ・・・全然頭から離れない・・・)」
『ガチャッ』
扉が開く音で、藤岡は脱衣所の方を見た。
すりガラス越しに見えるシルエットはまさしく千秋だった。
- 277 名前:この野郎:2007/12/13(木) 00:21:39 ID:Y63Rllma
- 慌てる藤岡をよそに、服を脱ぎ風呂場に入ってくる千秋。
「さっきは塩かけて悪かったよ、せめてお前の頭を流すくらいはさせてくれ。」
「あぁ・・いいよ気を使わなくても。。」
「まぁそう言うな、お前はそこに座ってればいいんだ。動くなよ、絶対だからな。」
千秋に圧倒され椅子に腰を掛ける藤岡。
千秋は藤岡の後ろに立ち、頭を洗い始めた。
千秋の胸が『ほぼ』無いとはいえ、藤岡の背中には柔らかく、
更にその先には確かに固くなった二つの何かが時より藤岡の背中に当たっていた。
「へ、へぇー。藤岡は見かけによらず筋肉があるんだな。」
「あぁ、一応サッカー部で鍛えられてるからね。」
「私なんて筋肉や脂肪がほとんどないよ。胸にくらい少しは脂肪が欲しいよ。」
「あはは、気にすること無いよ。それに千秋ちゃんの肌は白くてすべすべで綺麗だよ。」
「なッ・・・お前、適当なこと言ってご機嫌とろうとしてるな!」
「本当だよ。さっきから背中に当たってる千秋ちゃんの肌、柔らかくて気持ちいよ。」
「あ・・ぁぅ・・////・・ぅ・・ぅるさいバカ野郎ーー!!」
そう言って千秋は藤岡の顔にシャワーをかけ風呂場をどび出した。
- 278 名前:この野郎:2007/12/13(木) 01:01:11 ID:Y63Rllma
- また何か千秋を怒らすような事をしたかと考える藤岡だったが、
結局分からないまま風呂場を後にした。
茶の間からは千秋とハルカの声が聞こえる。
「あら?千秋どうしたのそんな格好して?」
「これは・・・私の気に入ってる服なんです。」
「でももう12月よ?キャミソールにミニスカートなんかじゃ風邪ひいちゃうよ?」
「いんです、藤岡が帰るまではこれで・・・」
「???」
千秋は藤岡に肌がきれいと褒められたのが嬉しく、もっと藤岡に見てもらうために
クローゼットの夏服用の段ボールからキャミソールを引っ張り出してきたのだった。
「あっ、お風呂ありがとうございました。」
「いぇいぇ、それより今日は夕飯食べていくわよね?」
「えっと・・・じゃあお言葉に甘えて・・・」
「よーし、じゃあたくさん作るから遠慮せずにたくさん食べてね!」
そういうとハルカは台所に向かった。
千秋が何かを待ってるような目で藤岡を見ている。
藤岡はなんとなく気付きつつも、なんと言っていいか考えていた。
(なんでこっちをずっと見てるんだ?)
(なんでこの真冬にあんなに肌が見える薄着を・・・?)
(・・・・・あっ!!もしかして。。)
何かに気づいた藤岡が千秋の横に座った。
「千秋ちゃん。」
「ん?なんだ?」
「やっぱり千秋ちゃんは肌が真っ白できれいだね。」
「!・・・/////・・・そんな事・・・」
「ほら、早くココおいでよ。」
そう言うと藤岡は足を千秋が座れるくらい少し開き、手を差し出した。
いつもは勝手に座ってるだけの千秋なので、なんだか嬉しいやら恥ずかしいやらで顔が赤くなった。
いつもの様に藤岡の前に座り、寄り掛かる千秋。
部屋の中とはいえ12月の寒さで千秋の体は冷たくなっていた。
藤岡はそっと後ろから千秋の体を覆った。
「寒かったでしょ?」
「べ・・別に・・服だって好きで着てるだけだよ。」
「そっか・・・暖かい?」
「ぅん・・・」
ずっとこうしていたい・・・と思っていた所に新たな来客者が現れた。
『ガチャッ!』
「こんにちわーー!!カナさーん!」
「おぉー、マコちゃん来たか!」
- 279 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 02:56:52 ID:ZAQY2rwj
- まさにチアキの「経験値上昇中」って感じだな
- 280 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:19:17 ID:8V5N5+ZR
- >268
体言止めは文の最後に名詞を置くことだよ。
- 281 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 17:44:44 ID:CCktV7C5
- 先生ー!なぜだか鼻血が出そうですがなにか?・・・あれ???
- 282 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 18:07:41 ID:GNXRoByx
- にのぉーみやくん
- 283 名前:この野郎:2007/12/13(木) 20:29:33 ID:Y63Rllma
- 最後に名詞と言う意味だったんですね。
わざわざありがとうございます。orz
今日は3時頃から暇だったのに、先ほどまでずっと千秋の絵描いてましたorz
- 284 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/13(木) 21:20:54 ID:vN+Cdz8b
- >>283
うpうp(・∀・)
- 285 名前:この野郎:2007/12/13(木) 22:28:54 ID:Y63Rllma
- 今日も元気に書いていきます。☹
- 286 名前:この野郎:2007/12/13(木) 23:04:51 ID:Y63Rllma
- 「マコちゃん、今日はまた一段と女の子してるねぇ。」
「今日は内田の服を借りてきたんだ!なっ!」
そう言うと後ろから内田が頭をのぞかせた。
「こんにちわー」
「なーんだ、内田も来たのか。えーと、123・・・6!おーぃハルカー。今日は夕飯6人分たのむよー。」
「あら、そんなに?それじゃあちょっと買い出しに行ってくるわ。」
「あ、じゃあオレ・・・じゃなくて私も一緒に買い物行きます!!」
「じゃあマコちゃんにも着いて来てもらおうかしら。^^」
そういってハルカとマコちゃんは買い出しに出かけた。
いつもなら真っ先に手伝う千秋はと言うと、まだ藤岡の腕の中で幸せそうに目を細めていた。
「マコちゃんは確かカナの後輩なのよねー。」
「は、はぃ!」
「カナとはどういう風に友達になったの?」
「・・・ぇ?」
「いゃ、あのこ部活もしてないでしょ?だからいったいどうやって知り合ったのかなーって。」
「えぇ〜っと、それはー・・・」
いきなりの質問に考え込むマコちゃん。
確かに部活もバイトもしていないのに、先輩と仲良くなる理由なんてそうそう見つからない。
「か・・・カナさんは、私を・・た、助けてくれたんです!」
「マコちゃんを助けたって・・・何から?」
「それは・・・そう!悪いやつです!誘拐とか!」
「まぁ!怖いわねー、きっとマコちゃん可愛いから誘拐されそうになったんだわ!」
「はぃ!」
そんな話をしている内に、二人はスーパーへたどり着いた。
- 287 名前:この野郎:2007/12/13(木) 23:32:14 ID:Y63Rllma
- 「今日の夕飯は何を作ってたんですか?」
「今日はお魚を焼こうと思ってたんだけど、4切れしか無かったのよねー。」
「魚ですね!えーっと・・・あっ!ハルカさん、丁度2切れ入りが売ってますよ!」
「う〜ん・・・なーんか今日はまだ増える様な気がするのよねぇ・・・・」
「えっ?・・・そ、そうですね!じゃあカレーなんてどうですか?」
「そうね、今日はカレーにしましょう☆」
そう言ってカレーの材料を買い二人は来た道を戻った。
「マコちゃん、こっち来て。」
「はぃ?何ですか?」
「またマコちゃんが誘拐されそうにならないように、手をつないで帰りましょ。」
「は、はぃ!!」
帰り道、歌を口ずさみながら帰るハルカ。
その横でマコちゃんは心臓の音が聞こえているんじゃないかと思うほどドキドキしていた。
しばらくして落ち着いてきたマコちゃんがある事に気づいた。
「あれ?ハルカさん、手が・・・」
「あー・・これはねぇ、どうしても洗い物とか家事をしてるとね、手がカサカサになっちゃうのよ。」
「そうなんですか・・・あっ!じゃあ今日からいっぱいお手伝いします!」
「ありがと。マコちゃんは優しいのね。」
「もちろんです!男は優しくなくちゃ!!」
「あら、マコちゃんは女じゃない。フフフ、変なマコちゃん。」
「あ!・・アハッ・・・アハハハハ。」
マコちゃんはハルカと二人きりで嬉しい反面、いつかばれそうでソワソワしていた。
- 288 名前:この野郎:2007/12/13(木) 23:58:58 ID:Y63Rllma
- 家に着くとハルカはマコちゃんを部屋に呼んだ。
「どうしたんですか?」
「えーっと・・・確かココに・・・あっ、あった!はぃ、これマコちゃんにあげる。」
「これは・・・髪止めですか?」
「うん、マコちゃんいつも同じの使ってるから、良かったら使ってね。」
「はぃ!一生大切にします!」
「マコちゃんったら大げさね。w」
早速使おうと慣れない手つきでハルカに貰った髪止めをつけるマコちゃん。
「出来た!ハルカさん見てくだs・・・わぁぁっ!!」
「ど・・どうしたのマコちゃん?」
「えっと、あの、ハルカさん服は・・・?」
「ん?今からお料理するから着替えてるんだけど?」
髪止めをつけて振り返ったマコちゃんの前には下着姿のハルカがいた。
しかもブラジャーのホックを外し脱ぎ始めた。
「えぇっ!!下着まで脱ぐんですか?!」
「う〜ん、ブラって体中を締め付けられる様な気がしてあんまり好きじゃないのよねぇ。」
「えと、でも今日は男の子も来てるし・・その・・・」
「あっ!そう言えばそうね、すっかり忘れてたわ。マコちゃん、悪いんだけどホック止めてくれる?」
「えぇぇ!!?・・・わ、わかりました!」
マコちゃんはそう言ってすぐに終わらせようと急いで取りかかった。
しかしうまくハマらない・・・と言うよりどうしたらいいか分からなかった。
「えっと、こうじゃないし・・・こうでもない・・・」
「??あっ、そう言えばマコちゃんはブラまだだったね。」
「はぃ、ごめんなさい・・。」
「誰だって最初は難しいから仕方ないょ。よし!丁度いい機会だし練習しましょう!」
そう言ってハルカはブラジャーを外した。
マコちゃんは先日、うっかり着替えをしていた女子の事を思いだしていた。
・・・ぜんぜん違う、大人の女の人は凄い。
気づくと、マコちゃんはボーっとハルカの胸を見つめていた。
- 289 名前:この野郎:2007/12/14(金) 00:02:14 ID:Y63Rllma
- ずっと人大杉って・・w
- 290 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 00:58:21 ID:bOnjntLc
- 2ちゃんブラウザ使うべし
- 291 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 01:32:01 ID:qXQBXhR7
- ワフルワフル
- 292 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 02:16:30 ID:MjTfhFny
- 今度はマコちゃんの「経験値」が・・・
- 293 名前:この野郎:2007/12/14(金) 03:06:57 ID:75SS2ppt
- 「あのー・・・そんなにじっと見られたら恥ずかしいんだけど・・。」
「あ・・ぁぁ!ごめんなさい!」
「うんぅん、平気だから!さぁ、はじめましょう。」
この日のハルカの下着はホックが3個ついていて、
止める場所は3段階調節できるようになっている為9個。
まっすぐ3個止めればいい簡単なものだった。
部屋に置いてあった人形を使って練習開始。
しかしマコちゃんは緊張で手が震えうまく止める事が出来なかった。
「あ・・あれ?こんなはずじゃ・・・」
「落ち着いてやれば簡単よ。・・ほらこうして・・。」
そう言いながらハルカはマコちゃんの後ろから覆いかぶさるように止め方を教えた。
マコちゃんの背中にはハルカの柔らかい胸が二つ・・・
密着する力が強くなるにつれ、マコちゃんの背中全てを包み込むように胸が押しつぶされた。
あまりの恥ずかしさに、マコちゃんは慌てて離れた。
「あ、あの!もう分かったんで大丈夫です!アハハハッ」
「・・・・・・・?」
自分の顔をじっと見て何も言わないハルカを見て、
怒らせた?嫌われた?と焦りだすマコちゃん。
「あの・・その・・・」
「・・・・・あなた確か・・マコト君?」
- 294 名前:この野郎:2007/12/14(金) 03:34:23 ID:75SS2ppt
- さっきまで頭に上っていた血が、一気に引いていった。
何が起こったかさっぱり分からないマコトの足元にはさっき自分で止めたピンが落ちていた。
おそらく勢いよく離れた際に落ちたのだろう。
「・・・マ・マコトは・・・お、弟なんです!」
無理のある言い訳、マコちゃんは怒られて追い出される覚悟をした。
「・・・・・そっくりねー。」
「え?」
「弟さんにソックリ!」
「は、はぃ!良く言われます!」
とっさの言い訳・・ハルカだから通用したといっても良いほど無理はあったがマコちゃんは生き延びた。
マコちゃんがホッと一息ついた頃、玄関から声が聞こえた。
「こんにちわー。」
「なんだ?トウマまで来たのか?飯が食いたいならハルカに言っておいで。」
「わかった。」
カナにそう言われハルカの部屋に行くトウマ。
そこにはパンツしか身に付けていないハルカと髪が戻っているマコちゃんがいた。
「あのー、晩御飯およばれになr・・・なっ!えぇ?!!」
「あら、トウマいらっしゃい。」
「おまえ、その髪型だとマコt」
「わー!!わーーー!!!ちょっ!トウマこっち!」
その後10分ほどカーテンの中で経緯を話すマコちゃん。
トウマは、
「お前、本当に大変だな。」
と言い残しカーテンの中を去った。
- 295 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 11:47:26 ID:69P7ydpg
- 胸もそうだが手を繋ぐとかマコちゃん大役得だな!
だが俺はこの
>いつもなら真っ先に手伝う千秋はと言うと、まだ藤岡の腕の中で幸せそうに目を細めていた。
気紛れぬこがデレた様な千秋のこの感じに溶けた…
- 296 名前:この野郎:2007/12/14(金) 17:20:33 ID:75SS2ppt
- カーテンから出てきたトウマを見てハルカがある事に気づいた。
「あら?トウマ、あなたびしょ濡れじゃない?」
「ん?あぁ、急に雨が降ってきて災難だったよ。」
ハルカが外を見ると、雨が更に勢いを増して降っていた。
天気予報は晴れ。買い物に行った時も寒いながら日は照ってていた。
藤岡・マコちゃん・内田・トウマは傘なんて待ってるわけもなく、途方に暮れていた。
「困ったわねぇ・・・うちは傘が3本しかないから皆の分は足りないし・・・」
「ハルカ姉様、それなら藤岡達には泊まってもらいましょう。」
「そうね、皆お家に電話して止まっていく?・・・それにしても本当に千秋は藤岡君がお気に入りなのね。w」
それぞれ家に電話して止まる事になったが、藤岡だけは迷っていた。
そりゃ好きな女の子の家に泊まるのだから、戸惑うのは当たり前だ。
「あの、やっぱりオレ帰るよ。家も近いしさ。」
「え・・ちょっと・・・藤岡!こんな雨の中帰ったら風邪とかひいちゃうだろ、泊って行けば良いよ!」
慌てて藤岡を引きとめる千秋。
しかし藤岡は大丈夫と言って玄関の方へ向かっていく。
千秋は最後の手段とカナに頼る事にした。
「おい、バカ野・・・カナ!大変だ!藤岡を引き留めろ!早く!急いで!!藤岡、風邪とか・・・」
「えー、別に良いんじゃないか?家もそんなに広くないんだし。風邪ひかない様に傘は私のを貸してやるよ。」
「・・ぐすっ・・うぅ・・・」
「わっ、お前何泣いてるんだよ。分かった分かった一応話はして来てやるよ。」
そう言ってカナはとりあえず玄関に向かった。
「おーぃ、藤岡。帰るのか?」
「あっ、南。うん、そうするよ。」
「お前、そんなに私の家にいるのがいやなのか?それとも私が嫌いなのか?」
「えっ?!いや、そんな訳ないだろ!」
「じゃあ泊って行けよ。」
「あぁ・・・そっか。じゃあ・・・」
そんなやり取りをコッソリ見ていた千秋は、
自分が必死に泣きそうになりながら止めても帰ると言った藤岡が、
カナがアレだけの言葉で、引きとめる事が出来たのが納得いかなかった。
一仕事終えた顔でカナが千秋の元にやってきた。
「千秋、藤岡はうちに泊まっていく事になった。私のおかげでだ。」
「う・・・ぐぅ・・・」
「とりあえずこれからは私をハルカのように『カナ姉様』と呼ぶんだ。」
「・・・・・・」
「ほーら、千秋呼んでごらん。せーの、カナ姉s」
「うるさいよバカ野郎!!!」
- 297 名前:この野郎:2007/12/14(金) 17:56:17 ID:75SS2ppt
- 藤岡が帰らないとなると、千秋の調子もいつも通りに戻った。
「あのー・・びしょびしょになっちゃったんで先にお風呂良いですか?」
「あぁっ、そう言えばトウマ濡れてたんだったわね。先に入っておいで。」
「よしっ!じゃあトウマ、俺と一緒にサッカーの話でもしながら入るか。」
一同『えっ?』
そう言えば藤岡はトウマを男と思っていたのだった。
別に隠していなければならない訳では無いが、今後もサッカー等、自然に男同士として遊びたいトウマ・・・
慌てふためくトウマはとっさにカナに助けを求めた。
「お・・ぉぃ、カナ何とかしてくれ!」
「なんとかって言ってもねぇ・・・もうばらしちゃえば?」
「そこをなんとか!・・・そうだ!今度駅前の角のあの店のプリン買ってくるよ!」
「分かった、それで手をうとう。」
「た、たすかるよ。ありがとう。」
「おぃ、藤岡。私も一緒に入るよ。」
「ぅん、わかっ・・・えぇ?!!」
「ちょっ!カナ!お前、なんでそうなるんだよ!」
「安心しろトウマ、要するにお前が女とバレない様に、私がサポートすればいいんだろ?」
「ぃゃ、でもそれじゃあ今度は藤岡が困るだろっ!」
「え?・・・藤岡は私と風呂に入りたくないのか?」
「えぇーっと・・う〜ん、わかった!入るよ!入ります!」
そう言って脱衣所に向かう三人。
この意味がよく分からない話には、流石に千秋も呆れて口をはさむ気にならなかった。
「じゃあ残った私たちも3人で入るか。」
「えっ?」
内田とマコちゃんは、千秋がマコちゃんを女と思っている事を思い出した。
「えっと、あっ!あの!!」
「どうした内田?そんなに慌てて?」
「いや、それじゃあハルカさんが一人になっちゃうから、千秋はハルカさんと入ればいいんじゃない?」
「マコちゃん・・・さすが中学生、いい事言うな。それじゃあそうさせてもらうよ。」
間一髪正体がバレずに済んだマコちゃん。
これにより、
1組 藤岡・トウマ・カナ
2組 内田・マコちゃん
3組 千秋・ハルカ
でお風呂に入る事になった。
内田『・・・あれ?』
- 298 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 18:26:06 ID:k+M96sgT
- ヒャーハー!まったく風呂場は戦場だぜ!
- 299 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 18:42:08 ID:qXQBXhR7
- 内田www
- 300 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 18:49:47 ID:7QDxHnJf
- 内田涙目www
- 301 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 18:52:19 ID:bOnjntLc
- カナが孔明すぎる
- 302 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 19:21:10 ID:fNY9xq9w
- 内田吹いたwwwww
- 303 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 19:49:58 ID:p5wIoPhE
- なんか漫画版の舞乙HiME思い出した!ニナ&マシロきゅんみたいな☆
- 304 名前:この野郎:2007/12/14(金) 21:09:07 ID:75SS2ppt
- 何か大きな失敗をしたような気がする内田・・・
そのころ第一組がお風呂に入ろうとしていた。
「よし、じゃあ先に湯船に入るから藤岡は少し脱衣所の外で待っててくれ。」
「分かった、おーぃトウマ俺達は後だぞ。」
「いや、トウマは濡れてるし先に入っててもらおう。」
そう言って先にカナとトウマがお風呂に入った。
万全を期すため、お湯の中が見えないようにお風呂には乳白色の入浴剤を投入、
作戦が失敗してもプリンがもらえるが、無事に成功した時はプリン2個を約束されているカナはいつになく真剣だ。
まずトウマには藤岡が入る前に、頭や体を洗い後は湯につかるだけの状態にさせる。
つまり藤岡が来た時には首まで湯につかっていると言う万全の態勢だ。
「南?・・・もう入って大丈夫かな?」
「えーっと・・・(トウマ、大丈夫か?)」
「(OK!)」
「よーし、藤岡入っていいぞー。」
その言葉を聞いて藤岡が脱衣所の扉をあけた。
そこには服も下着も脱いだカナが立っていた。
「おじゃまs・・・・え?!ご・・ごめんなさい!!」
「??? どうしたんだよ?もうトウマは入ってるし大丈夫だぞ?」
「ばっ・!!カナ、お前も入んなきゃ藤岡が入れないだろ!」
「え?あぁっ!悪い、藤岡。今度こそ大丈夫だ。」
「そ・・それじゃあ・・・お邪魔します。」
「洗濯物はかごに入れてくれれば洗っておくから。ハルカが。」
そう言われカゴの中を見ると、一番上に下着が脱ぎ捨てられていた。
お風呂に入った順番を考えると間違いなくカナの物だ。
藤岡はさっき見たカナの裸・脱ぎ捨てられた下着を見て、つい大きくしてしまう。
「(だめだ・・こんな状態じゃタオルを巻いても目立ちすぎて風呂になんて入れない・・・)」
そう思い、藤岡は自分の太もものあたりを思いっきり殴り、気持ちを落ち着かせた。
- 305 名前:この野郎:2007/12/14(金) 21:22:17 ID:75SS2ppt
- しばらくして藤岡が足を引きずりながら入ってきた。
「藤岡?お前けがしてたっけ?」
「えっと・・サッカーでちょっとね・・・」
「ふーん、とりあえず湯につかりなよ。」
南家のお風呂は、子供なら2人は余裕なのだが3人は少しキツイ。
しかし、この作戦において、藤岡とトウマを近づけることは最も危険・・・
その結果、重なるように藤岡が左端、それに寄り掛かるカナ、さらにそれに寄り掛かるトウマ。
藤岡の正面にはカナの背中がぴったりひっついていた。
「風呂は良いなぁ〜。気持ちが安らぐよ。な?」
「お・・おぉ!常識だよ!」
「・・・・・・」
「藤岡もそうだろ?」
「・・・・・・え?」
「なんだお前、私の言ったこと聞いてなかったのか?」
この時、藤岡はカナの長い髪、柔らかい肌、お湯から少し見える胸の谷間・・・
そんなものは一切見ず、ひたすら田舎のおばあちゃんの事を考え、気を落ち着かせていた。
- 306 名前:この野郎:2007/12/14(金) 21:53:41 ID:75SS2ppt
- 「さて、それじゃあそろそろお風呂出ようかな・・・」
トウマのこの一言でカナの顔がさらに真剣になる。
一番の山場、どうしてもトウマの裸が見えてしまう瞬間。
下はタオルで隠せるが、胸だけはどうしようもない。男が胸を隠すのはおかしすぎるからだ。
しかしトウマにはパッと見ただけで、女と分かるくらいの胸があった。
『ザバーッ!!』
トウマが立ち上がった・・・と同時にカナも立ちあがる。
確かにカナのおしりで藤岡にはトウマは見えなかった。
更に振り返るカナ、
「藤岡っ!私を見ろ!!」
「ぇぇっ?!!ちょっ・・・南?!」
慌てて立ち上がった藤岡は恥ずかしさの余り目線をそらした。
しかしその方向にはトウマがいた。カナはとっさに藤岡に抱きつき、
トウマのいる側の肩に自分の頭を置いて、藤岡にトウマが見えない様にした。
そして、その間にトウマはそそくさと出ていった。
「(ふぅ・・・これでプリン2つは私の物だ・・・)」
「あ・・あの・・南?」
「ん?どうかしたか藤岡?」
好きな女の子に裸で抱きつかれ、どうかしない男なんてこの世にいるのだろうか?
カナの顔が自分の顔の横に、胸は藤岡の胸元に押し付けられ、柔らかい太ももは少し動くたびに藤岡の股の間を刺激していた。
藤岡の顔がいつもには無い真剣な表情になった。
さすがのカナも異変に気づき、少し距離を置いた。
「ぉ・・・落ち着け藤岡、なっ。」
「南!!」
「は・・・はぃっ・・!!」
「おれ、もう我慢できないかも・・・」
「へっ・・我慢?」
慌てて立ちあがった藤岡の腰にはタオルは無く、
大きくなったモノを見たカナは、経験がなくともどういう意味か理解した。
しかし、この先どうしたらいいかが分からない。
「いやぁ・・私こう言うときどうしたらいいか分からないから・・・」
「手で・・・少しこすってくれれば・・・それでいいから。」
「そ・・それなら自分の手で・・・・」
「南の手でして欲しいんだ!今はそれ以上のことは望まないから!たのむっ!!」
しばらく考え込むカナ。
そして、そのやり取りを脱衣所で聞いているトウマに向かってカナが言った。
「おい!トウマ!!プリン3個だからなっ!!」
「わ・・・わかった!」
- 307 名前:この野郎:2007/12/14(金) 21:55:52 ID:75SS2ppt
- ちと、野暮用を・・・ノシ
- 308 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:21:24 ID:p5wIoPhE
- タラララッタラ〜♪
藤岡のスティック〜〜!
- 309 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:22:21 ID:T2Z03+/z
- ちょッッッ( ´д`)
GJだよ!!
続きワクワクだよ!!
- 310 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:28:51 ID:M4yfmSbJ
- わ〜お、登場人物がみんなすごくかわいいw
キャラをきちんと掴んでますね。
ところで、エロ無しなんですがアキラ×トウマとか投下していいでしょうか?
- 311 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:30:39 ID:WPkorNgl
- まだ第一陣なのに、なんというテンション!
祭じゃぁー!!
- 312 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:31:48 ID:Vnbiwodl
- 田舎のおばあちゃんも力及ばず
- 313 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 22:40:06 ID:7QDxHnJf
- そして湯船に落ちた藤岡精子で後から風呂に入った全員妊娠
- 314 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 23:47:15 ID:bOnjntLc
- 俺なら
「足で・・・少しこすってくれれば・・・それでいいから!」
- 315 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/14(金) 23:48:07 ID:hVEWaHf6
- >>307
俺の分まで頑張って下さい。
- 316 名前:この野郎:2007/12/14(金) 23:53:22 ID:75SS2ppt
- ただいまですorz
見てくれている人のためにもチマチマ投稿しますノ
- 317 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 00:05:11 ID:sxN1A+PC
- 藤カナSSの更新が止まっててしょぼーん
- 318 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 00:05:42 ID:zGQ51jN7
- >>316
投下いつごろになりますか?
- 319 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 00:07:09 ID:zGQ51jN7
- >>317
仏切りの件ならすまん…
- 320 名前:この野郎:2007/12/15(土) 00:12:00 ID:hfw0yscL
- 藤岡を立たせ、カナは藤岡の前にしゃがみこんだ。
しかし「こすってくれれば」の意味がよく分からない。
カナは試しに、昔の人が棒を回して火をつける様に、両手でこすってみた。
「こ・・・こうか?」
「えっと・・それも気持ちいんだけど、こうして・・」
そう言って藤岡はカナの右手を持ち、マイクを握るように持たせた。
「これで動かしてみて・・。」
「これでいいのか・・?」
カナの動かし方はぎこちなく少し左右に振ってみたりゆっくり擦ったり、でも藤岡にはこれくらいが丁度よかった。
もしカナがこれ以上うまくすると、今にもイキそうだった。
「藤岡、なんか・・・くちゅくちゅいってるぞ。大丈夫か?」
「そんな・・聞こえないけど・・・うぅっ・・・」
「いや、さっきから手もネトネトするんだ。なんだこれ?」
そう言ってカナは右手を離して自分の手を見ている。
一時の休息。少しでも長くこの快楽を楽しみたい藤岡にとってはありがたかった。
しかし目の前には、裸のカナが足もとにしゃがみ自分の出した汁をじっと見ている。
藤岡の高ぶる気持は行動をエスカレートさせる。
最初は手だけで十分だった・・・しかし今はずっとカナの口元が気になる。
カナ少し唇を舐めるだけでも色んな想像をしてしまう。
「(あの口でされたらどんなに気持ちいか・・・)」
今後同じような事があるだろうか・・・
そう思う気持ちか藤岡を後押しした。
- 321 名前:この野郎:2007/12/15(土) 00:26:04 ID:hfw0yscL
- 「南、あのさ・・・」
「ん?あ、悪い悪い。続けるよ。」
「えっと・・そうなんだけど・・その・・口で・・・」
「口で?口じゃ擦れないだろ?」
「いや、その・・・く・・くわ・・・」
「藤岡、お前なぁ・・はっきり言わないと分からないだろ?それでも番長か?」
「く・・咥えてくれ!!」
「・・・え?」
「ダメ・・・かな・・?」
風呂場内をいやな空気が包む。藤岡は後悔した・・・
もし断られたらこのまま終わる事もあり得るからだ。
カナはずっと何かを考えている。
「あの・・・南・・?」
「5個だ。」
「え?」
「藤岡、駅前の角のあの店のプリン5個だ!」
「プリン・・?あっ!分かった!5個でも10個でも好きなだけ!」
「どうやら交渉は成立だな。・・・で、どうするんだ?」
藤岡は特別プリンが好きなわけではないのだが、
この日を境にプリンの事が大好きになった。
- 322 名前:この野郎:2007/12/15(土) 01:12:48 ID:hfw0yscL
- 「それじゃあ・・少し舌を出してみて。」
「ほぉーか?(こうか?)」
「そのまま口の中に入れてみて・・」
「んっ・・・」
カナの舌が藤岡の性器の裏側を刺激する。
口いっぱいに入っているカナは喋る事が出来ず、これで大丈夫なのか藤岡に目でうったえる。
藤岡にはその姿が愛らしくて仕方がなかった。大好きなカナが口でくわえて上目遣い・・・
正直動かなくてもこのままイッてしまいそうだった。
「じゃぁ・・一度口から出して。」
「んんっ・・・ぷはぁ・・これ顎が痛くなりそうだな。」
「アハハ、ごめん。でも南の口の中、柔らかくてすごく気持ちいいよ。」
「そうか・・・//// まぁ私もプリンのためだしな!頑張ってみるよ。」
「ありがとう、じゃぁもう一度・・」
「・・・藤岡。」
「ん?」
「なんだ・・その、せっかくここまできたんだ、私はお前に最高に気持ち良くなってもらいたい。」
「うん。」
「だから・・どうしたらもっと気持ち良くなるのか教えてくれ。少しばかしなら無理したって平気だ。」
「わかった。ありがとう・・・カナ。」
「・・み・・みんなの前では南って呼べよ。////」
藤岡はさっきと同じようにカナに舌を少し出させ咥えさせた。
さっきと違い、今度はカナの頭を押さえ軽く腰を振った。
時々カナは喉に当たるものにむせそうになりながらも、両手をグッと握り我慢した。
「カ・・カナ・・・大丈夫・・?」
「んっ・・んーっ・・・」
カナは軽く頭を縦に振った。
「カナ・・・もう俺・・・」
「んっ・・・ん???(俺もう何なんだ?)」
「い・・イキそう・・・」
「????」
カナは藤岡のイキそうの意味が分からなかった。
どこに?いつ行くのか?なぜ今?
いろんな疑問が頭に浮かび、いったん口から離すことにした。
「イ・・・イクっ!!!」
「ぷはぁっ!・・・おい藤岡、さっきから何所に行くんだよ?」
それと同時に藤岡は達した。
- 323 名前:この野郎:2007/12/15(土) 01:13:49 ID:hfw0yscL
- 「それじゃあ・・少し舌を出してみて。」
「ほぉーか?(こうか?)」
「そのまま口の中に入れてみて・・」
「んっ・・・」
カナの舌が藤岡の性器の裏側を刺激する。
口いっぱいに入っているカナは喋る事が出来ず、これで大丈夫なのか藤岡に目でうったえる。
藤岡にはその姿が愛らしくて仕方がなかった。大好きなカナが口でくわえて上目遣い・・・
正直動かなくてもこのままイッてしまいそうだった。
「じゃぁ・・一度口から出して。」
「んんっ・・・ぷはぁ・・これ顎が痛くなりそうだな。」
「アハハ、ごめん。でも南の口の中、柔らかくてすごく気持ちいいよ。」
「そうか・・・//// まぁ私もプリンのためだしな!頑張ってみるよ。」
「ありがとう、じゃぁもう一度・・」
「・・・藤岡。」
「ん?」
「なんだ・・その、せっかくここまできたんだ、私はお前に最高に気持ち良くなってもらいたい。」
「うん。」
「だから・・どうしたらもっと気持ち良くなるのか教えてくれ。少しばかしなら無理したって平気だ。」
「わかった。ありがとう・・・カナ。」
「・・み・・みんなの前では南って呼べよ。////」
藤岡はさっきと同じようにカナに舌を少し出させ咥えさせた。
さっきと違い、今度はカナの頭を押さえ軽く腰を振った。
時々カナは喉に当たるものにむせそうになりながらも、両手をグッと握り我慢した。
「カ・・カナ・・・大丈夫・・?」
「んっ・・んーっ・・・」
カナは軽く頭を縦に振った。
「カナ・・・もう俺・・・」
「んっ・・・ん???(俺もう何なんだ?)」
「い・・イキそう・・・」
「????」
カナは藤岡のイキそうの意味が分からなかった。
どこに?いつ行くのか?なぜ今?
いろんな疑問が頭に浮かび、いったん口から離すことにした。
「イ・・・イクっ!!!」
「ぷはぁっ!・・・おい藤岡、さっきから何所に行くんだよ?」
それと同時に藤岡は達した。
- 324 名前:>>271続き:2007/12/15(土) 01:15:33 ID:zGQ51jN7
- 放課後。
授業が終わってすかさず帰る奴もいれば、教室で勉強したり談笑したりする奴もいる。
俺はコートを着て帰宅モードになった。だがまだ帰らない。
後ろを振り返り南を窺う。外をみで頬杖をついている。帰る準備はしてあるみたいだけど、まだ帰らないのかな?
本当なら今すぐにでも話しかけたいけど、また冷たくあしらわれるかと思うと躊躇ってしまった。
教室からは徐々に人がいなくなる。南はまだ帰っていないようだ。
俺は再び振り返る。
「「!!!」」
し、しまった!目があってしまった。俺は慌てて前を向く。気まずいな、かなり
がたん
南が立ち上がった。足音がこちらに近づいてくる。や、やばい。心臓がやばい。
南が俺の隣に仁王立ちになる。
- 325 名前:この野郎:2007/12/15(土) 01:16:18 ID:hfw0yscL
- 重複ごめん・・・
実は長すぎて2分したんだけど、誤って後半消してしまったらしいorz
- 326 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:16:58 ID:zGQ51jN7
- 放課後になってしまった。
授業が終わってすかさず帰る奴もいれば、教室で勉強したり談笑したりする奴もいる。
私は授業が終わる前から帰宅準備をしていたからいつでも家路につける状況だ。
前方にいる藤岡もコートを着て、しかし未だに帰ろうとしない。
本当なら今すぐにでも話しかけたいが、冷たくしてしまったこともあり、気が引ける。
ふと窓の外を見る。曇りだ。私の心もどんよりしていた。
昨日みたいに素直になれたなら、どんなに晴れ晴れとした気持ちになるだろうか。
はぁ。灰色の景色を見てもますます心が曇るだけだ。やめやめ。
「「!」」
や、やばっ!藤岡と目があった!な、なんでこっち見てるんだよ!あ、ぁああっ!頭に血が上るぅっ!
お、落ち着けよ私!って、もっと熱くなってきたぁぁぁあああっっっ!
ぷつん。
私の中で何かが切れた。
- 327 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:26:45 ID:zGQ51jN7
- ガシッ
「え?」
南は俺の腕を鷲掴みした。
「来い。」
「え、…え?」
南はそう言うと、俺を引っ張りだした。
「み、南!」
南はすごい形相で睨みつけてきた。
「黙ってついてこい!」
「はい!」
従順な俺は以下略。
どこに連れていかれるかとおもったら、そこは…男子トイレ?
南は躊躇うことなく突入する。幸いにも周りに人はいなかった。って、そういう問題じゃ!
がちゃん。
南は個室に俺を連れて、しかも鍵まで閉めた。そこで漸く手を離してくれた。
「み、南?どうしたん…むぐ」
不意打ちだ。南は俺の唇に自分のそれを押しつけてきた。
- 328 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:27:41 ID:+LhvutmQ
- //.:.:.:.:.:.:/.:./:.:./!.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.l:.:.:丶:.\:.\
/.:./ / / ./ ...l.|....... | ! ヽ ヽ. ヽ.:.:ヽ
/.:./ l ....:.: |.:.|:.:.:.:.:|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.|:.... l l V:ハ
iィ:/ ..:.: |:.:.:.:.:.|:.:|.:.:.l.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:|:.:.:.:|.:.:.|:.:.. Vヽl
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/.:.:.:.{/.:.:.:.:.:|:.:|:|:.:.:| ̄「 Y::..:.:l:.:.:.:.:.::/´}厂|:/`|:.:|.:.:.:.:.:.:.V|:....ヽ ヽ.) ◎ | |
/..:.:.:./:/.:.:.:.:.l:.:N Y Y::..:.l:.:.:.:::/ /′ l′ }/|.:.:.:.:.:.:.:|ハ:.:∧ ,、 ト i、 r―‐-、 l !
,′.:.:/:/:.:.:.:.:.:ハ:.! ,>=ミ、ヽト、::...:::/ァ=,z=<、ノ' |:.:}.:.:.:.:l:ト、:ヽ:.∧ {_{ r、_} ) } ) ´ ̄`) ) ,ニ.
l/.:.:.:|:/|.:.:.:.:.:.:.::ト{/ ,イ7心ヽ ヽ\/ イ ,イ7心ヾv }:リ.:.:.:. l:|ハ:.::.:.∧ `¨¨ ´  ̄ ー'
/.:.:::/|' V.:.:.:.:.{:.|ヾr‐廴zツ 廴zツ-く//.:.:.:.:. l:| V:.:.:.:.ト、
/.:.:.::/ |.:.:.:.:ト:ヽ `¨´ ̄  ̄`¨ー'/イ.:.:.:.|:.:.:リ ∨:.:. l:.ヽ
/ .:.:.:/ l.:.:.:.:.:|.::\//// , //// |.:.:.::;!.:/ |::.:.: ト、:.\
//.:.:.:.:/ Y:.:::l:.::{ /!:.:::/:/ l:::. ∧ ヽ:.ヽ.
/:./.:.:.:.:::.{ V:. ::l::::ト、 ,、 / j:.::/}′ |:::l:.:∧ \:ヽ.
/.:/′.:.::::,i′ ヽ::.::、:∨\ ーく_ >ー . く }::/ |:::l.:.:.:.ヽ ヽ:
:/ /:.:.:.:.:.::/l ,ィ弋弋¨¨¨ \:ヽ{ ` i . . イ} ノ'ー-- .. .__ |:::|::..:.:.ハ
' /.:.:.:.:.:::/::|/⌒ヽヽ:ヽ \ ト、 ` ― ´ / | /:./`ヽ |:::|:::.:.:.:.|
- 329 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:27:52 ID:zGQ51jN7
- 俺はそれを受け入れる。というかそれ以外に為すすべがなかった。
南は貪るようにキスをしてくる。南のペースに流されてしまう。このままではいけない。俺は南を無理やり押し返す。
唇が離れた時のイヤらしい音、唇を繋ぐ唾液の橋。俺にとっては初めてなことだれけで、俺を狂わせようとする。
だが、俺の理性は強かった。
「み、南、落ち着け!」
むしろ俺がだな。
南は物足りなさと、そして、なんとなくだけど謝意を表情〜かお〜に表す。
「南、いきなりどうしたんだ。」
「…だから」
「え…?」
南が何かを呟いた。
「好きだから、藤岡が、好きだから!」
そう言うと、南は俺に縋った。俺は条件反射的に南を抱きしめた。
「好きだよ。藤岡。」
南は急に穏やかになった。飼い慣らしたペットのように、俺の胴に頬ずりを絶え間無く繰り返す。
俺は、南のその行為から悟った。
やっぱり姉妹だな、と。
ふと、南の動きが止まる。南は俺を見上げた。
「なんか言ったか?」
- 330 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:40:44 ID:zGQ51jN7
- ここまでっす
- 331 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:51:55 ID:SVGF/vnK
- ニヤニヤが止まらない
- 332 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 01:52:17 ID:JcNUQbrW
- 両巨匠に感謝
ありがとうございます。
- 333 名前:この野郎:2007/12/15(土) 02:29:16 ID:hfw0yscL
- >>323の続きですorz
カナが口から出すのと、ほぼ同時にイッた藤岡の精液はカナを直撃した。
「うわ・・・ゲホッ・・な・・なんだコレ!!目にまで・・・べとべとする・・」
「ご・・・ごめん!大丈夫?!」
藤岡は我に返り、慌ててカナの方を見た。
少し口に入ったのか、精液がカナ口の端から垂れている。
口から出した後のものは、顔中にかかって目にまで入ったらしい。
片目を閉じながら、顔じゅうの精液を手でふき取っている姿に、
藤岡は不謹慎ながら少しドキドキした。
「ちょっと、お前見てないでシャワーつけろよ。」
「あっ・・ごめん。」
カナは体や頭を洗い終えた後、体が冷えたと言って再び湯船につかり、
藤岡が体を洗いだした時、カナが話し始めた。
「なぁ、藤岡。こういうのって、こう・・・キスとかの前にするものなのか?」
「それは・・・あの、南・・・ずっと謝ろうと思ってたんだけど・・・」
「ん?なんだ?・・・ってかカナでいいよ。」
「前に音楽に授業が変わったとき、カナが起きるまで待ってただろ?」
「うん。」
「実は寝てる間に俺・・・その、カナの寝顔が可愛くてキスしちゃったんだ。」
「知ってるよ。」
「え・・?!起きてたの?!」
「まぁな、藤岡がどんな風に言うのか、少しからかってみただけだ。」
「じゃ・・じゃあ俺達、付き合っ・・・」
「さぁーて、二組も待ってる事だしあがるか!」
そう言って先にお風呂を後にしたカナ。
藤岡は肝心なことは聞けなかったが、今日の所は大満足だった。
お風呂から出てきたカナに駆け寄るトウマ。
「カナ!お前どうしたんだよ!」
「え?な、なにが?」
「何がって、顔が赤信号みたいに真っ赤だぞ!!」
鏡を見ると確かに顔が真っ赤だ。
確かに風呂場でしたことはエッチな事だという事はカナにも分かっていた。
しかしそれ以上にカナの顔を赤くしたものは藤岡が最後に言った言葉だった。
「(藤岡のやつ・・・私が寝てる間にキスしてやがったのか・・・)」
そう、あの時カナは熟睡していたのだった。
- 334 名前:この野郎:2007/12/15(土) 02:31:36 ID:hfw0yscL
- 最近脱字が多くてごめんなさい。orz
- 335 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 02:37:09 ID:e3UJhiYl
- キスしちゃってたとは!!
いい改変だ
やはりカナは押されたら乙女であるべきだよな
あ、細かいんだけど・・・じゃなくて…のほういいと思うぜ
- 336 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 02:42:31 ID:9VmIT1A3
- wktk
- 337 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 03:07:38 ID:U+NSItPn
- 順調に見事なまでに千秋様玉砕フラグ立ちに全俺が泣いた!(解かりきっていてもつらひぜ
しゃーないので俺が千秋を慰めてくるね・・・
- 338 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 03:15:10 ID:jY5+aMj5
- 両先生ありがとう!!
精子が目に入って失明する事もあります、それに痛いですし相手に掛けるときは気を付けましょう。
- 339 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 11:55:39 ID:d9hoj7x9
- >この野郎
後半の「キスしちゃった」「知ってるよ」の部分
少し間を取るなり、カナの心の動揺を示す描写を入れるといいと思う。
たとえばこんなかんじとか
「実は寝てる間に俺・・・その、カナの寝顔が可愛くてキスしちゃったんだ。」
ポタン シャワーから落ちた水滴が湯船に波紋を広げる
「知ってるよ。」
孔明なカナでも言われた瞬間、顔には出さずとも驚きはするんじゃないカナ
- 340 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 12:26:28 ID:geEns/Ze
- >>339
蛇足じゃね?
直後のカナの顔真っ赤っぷりを際立たせるためにもあそこの描写は淡泊な方がいいと思う
- 341 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 12:44:04 ID:zGQ51jN7
- 勉強になるなあ。大学で小説やってるから本当に学ばさせてもらってますよ。
- 342 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 13:04:11 ID:4sr3rt23
- >>337が藤岡千秋SSを書いて千秋を慰めるときいて飛んできますた
- 343 名前:この野郎:2007/12/15(土) 15:05:44 ID:hfw0yscL
- いつもコメントや指摘ありがとうございますorz
今日も力の限りチマチマ書いて聞きます。
- 344 名前:この野郎:2007/12/15(土) 15:31:07 ID:hfw0yscL
- お風呂から上がった第一組、
ハルカと千秋は夕食の準備をしているので、次は内田とマコちゃんが入る事になった。
明らかに様子のおかしい藤岡とカナ。
何があったのか内田はトウマに聞いてみる事にした。
「ねぇ、トウマ。あの二人どうしたの?」
「いゃ、それがー…」
トウマは風呂であった事を内田にコッソリ教えた。
「……ってな事があったんだよ。」
「うわぁぁ…中学生って大人なんだねー////」
「バカッ!オレ達だって後2年したら中学生なんだから、お前も気をつけろよ。」
「え?何を?」
「お前…これから誰と風呂に入るんだよ。」
「誰って、そりゃマコちゃ……あーーー!!!!」
「おい、内田!早く入っちゃおうぜ!」
ようやく事の重大さに気づいた内田は、助けを求めようとしたが
マコちゃんに手をひっぱられ脱衣所に連れていかれた。
「さぁーて!早くお風呂から出てハルカさんの作ったカレーを食べるぞー!」
そう言ってどんどん服を脱いでいくマコちゃん。
「ちょっ・・ちょっと!マコちゃん!マコちゃん!」
「ふんふん〜♪カレー♪カレー♪」
「…マコちゃ……マコト君!!」
「カレー〜♪…って、うわぁ!内田!その名で呼ぶな!ばれちゃうだろ!」
「…いいから、とりあえずパンツはいてよ・・////」
そう言われとりあえずパンツをはいたマコト。
内田はマコトにも分かりやすいように説明を始めた。
「マコちゃん、あなたは男でしょ?」
「ぃや、オレは女だよ。」
「…じゃあ鏡見て。」
「・・・・?」
そこには髪止めを取り、女物の服を脱ぎ、トランクスを履いた自分が立っていた。
「あ、今は男だ!!」
「そう、大正解。それじゃあ私は?」
「内田はずっと女だろう?」
「そうだね、だったらもう分かるでしょ?」
「…何が?」
「だから!・・その・・年頃の男と女が一緒にお風呂に入ると…それはそれは、おかしな事が起きちゃうかもしれないでしょ?」
「うーん、大丈夫だよ!おれ内田と入っても絶対そんな気おこさないから!」
そう言ってマコトはお風呂にはいった。
「な…なんかそれはそれで傷つくなぁ…はぁ……」
そう思いながら内田も服を脱ぎお風呂に入った。
残念ながら内田には、交替で入るという案は浮かばなかったようだ。
- 345 名前:この野郎:2007/12/15(土) 16:06:42 ID:hfw0yscL
- 内田も最初は戸惑っていたものの、ずっとカレーの歌を歌っているマコトに、
お風呂を出る前には、一緒に湯船につかる程安心しきっていた。
すると突然誠が内田に話しかけた。
「なぁ、内田。」
「ん?なぁに?」
「あのさ、オレ将来ハルカさんとお付き合いしようと思うんだ。」
「へぇー、そりゃ頑張ればいいんじゃない?」
「うん。それでさ、告白の練習をしたいんだ、だから内田がハルカさん役な。」
「えぇー、あの…私には断る権利はないの?」
「よし、それじゃあ早速始めよう!」
そう言うと、マコトは強引に告白の練習を始めた。
内田はため息をつきながらも、仕方ないので付き合う事にした。
「あの、ハルカさん!僕、前から大好きでした!お付き合いして下さい!」
「ごめんなさい。」
「……」
「………」
「えぇー…!内田!お前、練習のときくらい気持ち良く成功させてくれよ。」
「いや、でも私ハルカって名前でもないし上手く感情移入できないよ。」
「う〜ん…名前……それもそうか。じゃぁもう一回だ!」
「はぁ…あと一回だけだよ。」
内田はそう言って、あと一回適当に終わらせてお風呂を上がろうと思った。
「内田!」
「ん?どうしたの?」
「オレ、内田の事が前から好きだったんだ!頼む!オレと付き合ってくれ!」
「…………」
微妙な間が空いた後、みるみる顔が赤くなった内田が返事をした。
「えっ…そ、そんな急に言われても…その…なんていうか…マコト君の事…嫌いとかじゃないけど、その…心の準備的なものが……////」
「??内田、そんな難しく言わなくても練習なんだから、ハイって言ってくれるだけでいいよ?」
「えっ?練習?…あっ!そうか!アハハ、ご…ごめん!」
「???変なやつ。じゃあもう一回な。」
「うん…。」
告白の練習をしているのはマコトなのに、なぜか内田の方が緊張していた。
一度深呼吸したマコトが、内田の目を見て真剣に告白の練習を再開した。
「オレ、内田の事が前から大好きだったんだ。オレと付き合ってくれ。たのむ!」
マコトの真剣な眼差しに、練習とは分かっていても内田は頬を赤くした。
そして内田も真剣にマコトの事を見つめ答えた。
「はぃ。私もマコト君の事が大好きです。」
- 346 名前:この野郎:2007/12/15(土) 16:18:50 ID:hfw0yscL
- ちと野暮用です・・・orz
- 347 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 16:34:20 ID:U+NSItPn
- 実にみなみけが好きな男に振り回される女の多い事…
もうこの歳でリトル保坂の風格が……
>>342
あと俺にSSを求めるなーバカ野郎ー!ロぉーロぉーロぉー
- 348 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 16:48:18 ID:zGQ51jN7
- >>347
来週頃にはきっとそこまで発展させてみせるさ
- 349 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 17:18:25 ID:e3UJhiYl
- デレ内田かわいすぎわらた
- 350 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 20:00:47 ID:oDz24YfX
- >>346
GJ
だが藤トウ√は消えたか・・残念だ
>>348
おい、酉をつけろよバカ野郎
アボン出来ないだろーが
- 351 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 21:08:57 ID:JRhePWYq
- そういえば、前スレでエロスと萌えを提供してくれた
Sトウマ×M藤岡の小説は完結したのかな?
- 352 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 22:52:39 ID:3KYTPsqR
- >>346
いいぞいいぞ
続きが気になる
文章的にケチ付けるとしたら
三点リーダはこれ……(二個セット)でそろえたほうがいいのと
////はあんまりよろしくないかと
後者は好みもあるけど
- 353 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 23:01:22 ID:Sh75ym7R
- ////俺は好きだけどなぁ
- 354 名前:この野郎:2007/12/15(土) 23:02:17 ID:hfw0yscL
- ただいま戻りました。
少しばかりチマチマ書かせていただきます。orz
- 355 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/15(土) 23:25:26 ID:O0Smd+Dg
- ///みたいなのは文というより絵に近い表現だからねぇ
「文」が読みたい人からは嫌われる手法だわな
ケータイ小説みたいだしね
- 356 名前:この野郎:2007/12/15(土) 23:29:16 ID:hfw0yscL
- 何とも言えない空気が二人を包む。
見つめあったまま10秒程過ぎた頃、マコトが口を開いた。
「あの、この後どうするの?」
「えぇ?そ、そりゃ……OKされたなら抱き合ったりするんじゃない?」
「へぇー、そうなのか。よしっ!」
「あっ……」
口は災いのもと。両手を広げるマコトを見て、内田はまずい事を言ったと思った。
しかし不思議な事に内田は、裸で抱き合う事に『恥ずかしい』と言う気持ちはあるが、嫌と言う気持ちはなかった。
それに、こんなに必死になっているマコトの期待を裏切る事も出来なかった。
「じゃぁ…少しだけなら……」
「あぁ!さぁ来い!」
「……」
そう言うと内田はマコトの肩をつかみ、肘を折り曲げ自分の体と密着しないようにひっついた。
もし体を密着させたりしたら、自分の心臓の音がマコトにまで聞こえてしまいそうで怖かったから……
恥ずかしくて顔が熱い…顔を見えなくするため、内田はマコトの胸に顔を当てた。
「マコト君の心臓、すごくドキドキしてる……。」
「えぇ?!そ、そりゃドキドキしてないと死んじゃうだろ!よし!じゃあいくぞ!」
そう言うとマコトはおもいっきり内田を抱きしめた。
『トクン……』
内田は自分の心臓のドキドキとは違う、心の奥の方で音がなった気がした。
「(胸が苦しい…マコト君に強く抱きしめられているから?)」
しかし息が苦しいわけではない。何とも言えない気持ちに内田が気づいた。
「(あぁ……私はマコト君の事、好きになってるのかも…)」
- 357 名前:この野郎:2007/12/16(日) 00:29:20 ID:LOUwFFjP
- しばらくして内田はマコトの手から解放された。
どれくらいの時間抱き合っていたのだろうか…
マコトから体が離れても内田は気持ちが整理できないでいた。
「よーし!これで準備OK!後はハルカさんに告白するだけだ!」
内田は自分がドキドキしてる時に、そんな事を言うマコトに少し腹を立て、少し意地悪してみることにした。
「あの、マコト君。いつ告白するの?」
「う〜ん…さすがに小学生と高校生は無理だろうからなぁ……オレが中学生になったらかな!」
「でも、マコト君が中学生になったらハルカさんは高校卒業して、大学に行くか仕事してるんじゃない?」
「えぇぇ?!じゃ…じゃあオレが高校卒業してかr……」
「その頃にはハルカさんも誰かと付き合ってるんじゃな?」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「……ぷっ。」
それを聞いて固まるマコト。
内田はその姿がおかしくて吹き出しそうになるが、あまりにマコトが不憫で笑いをこらえた。
「そーねぇ、マコト君が失恋したら…私が付き合ってあげてもいいよ。」
「はぁ?!内田、お前何言ってn……んっ!!」
マコトが内田に文句を言おうとした瞬間、内田はその口を自分の口でふさぐ様にキスをした。
「ど、どう?少しは元気出た…?」
「元気って…お前何……」
「何ってキスの練習だよ?」
「えぇ…」
「そーね、じゃあ今度はキスの後の練習もしよっか…。」
「キスの後?」
「ぅん、お風呂入る前にカナちゃん達がしてた事、トウマに教えてもらったんだ。」
そう言い残し内田はお風呂を後にした。
お風呂を入る時とは立場が逆転し、風呂場にはマコトがボーっと立ちすくんでいた。
- 358 名前:この野郎:2007/12/16(日) 00:33:02 ID:LOUwFFjP
- また脱字・・・orz
キスで終わらすバージョンと、
キスの後の練習メインか、30分迷って純情で終わらせました。
- 359 名前:続き:2007/12/16(日) 01:10:18 ID:Ri390Goq
- 時間が止まった気がした。
あれ、俺、声に出してたか?
「…聞き取れなかったんだが」
「あ、ああ…それは」
あ、危ない。危うく誤解を招くところだった。せ、セーフ。
「俺も、南が好きだ。そう言ったんだ。」
何とか誤魔化す。南は満足げに微笑む。
「当然だ、おまえは私の彼氏なんだからな!」
「あ、ああ!」
そうだ、俺は南の彼氏だ。俺の願いが漸く叶ったんだ。そして、俺は喜んでいる。
だが。
何故か、「あの子」が脳内をよぎった。
- 360 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:12:08 ID:Ri390Goq
- 「しかし、あれだな。トイレで2人っきりというのはとてもアレだが、何か違う気がするんだ。」
「違うって?」
南は、俺にスリスリしながら語り出す。
「雰囲気だよ。トイレっていう状況は何か違うんだよ。夕陽が差し込む教室で、みたいな?」
言われてみれはそうだ。って、ここに連れてきたのは南なんだけど…
「藤岡はどうしたい?」
南は子猫のような目で俺を見つめた。かわいいよ南。
俺は南の頭をなでなでする。
「んみゃっ」
南は反応して可愛く鳴いた。
「俺はこのままでもいい。」
「ふぇ?」
「南が、俺のそばにいてくれるなら、それだけで…」
それだけで俺は満たされる。
「そ、か。」
南はちょっとだけ考え込む。そして頷いた。
「そうだな。藤岡がそう言うなら、きっとそうだ!」
「ああ、俺は南が好きだ。」
「ばっ!いきなりそういうことを!」
「南は?」
ちょっとだけ意地悪。
「す、好きだよ。好きに決まってんだろ!何度も言わせるなーッ!」
うほほ〜ぃ。俺の全細胞が喜びの声を上げた。何度言われても良いもんだなあ…
「だ、だからさ、その…」
「え?」
南が口ごもる。
「なんだ、キスの続きをだな…」
おやすいご用だ。俺はすかさず南に口づけた。
- 361 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:13:10 ID:Ri390Goq
- 外はすっかり暗くなってしまった。
下校の放送が始まるまで俺たちはずっと一つだった。あっという間の二時間だった。
「みな、んぷ、み…」
南の熱いキスに負けずに、俺はなんとか南を抑える。
ぷはっ
お互い息が荒い。
「そろそろ、はぁ、かえら、なきゃ。」
「あ、あぁ。もう、そんな時間、なのか?」
今まで全く気がつかなかったが、寒い。ここにいたら風邪を引く。
「なぁ、藤岡。」
「ん?」
「寒いな。」
「ああ。」
「こうして抱きついてるだけじゃ、流石に寒いな。」
「そ、だな。」
「なあ、藤岡。」
「うん?」
「やらないか?」
- 362 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:23:22 ID:Ri390Goq
- ここまで
- 363 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:42:51 ID:KC8R2pI9
- >>362
やらないか? って……
すごく……「ウホッ」とか「アッー!」を連想させます……
- 364 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 01:53:35 ID:oy/Cdyxn
- つまり藤岡はカナのアナル処女いただいちゃうワケか
血を吐くほどうらやましい
- 365 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:05:12 ID:wvB4gJZJ
- マコト「南ッ!南ッ!」ハァハァ
千秋「くやしい…でも…」ビクッビクッ
- 366 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:22:24 ID:nkzOBeqo
- 南家の次女はプリン10個で身体を売るのか・・・ハァハァ
- 367 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:23:19 ID:w5Rcc3o7
- うっほー
2時間ちゅーとはまた(*´д`*)ハァハァ
- 368 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:26:37 ID:UGmLKtFL
- >>この野郎の人
GJです!
藤岡とカナの知識と認識の差がいい感じです。
マコトと内田の甘酸っぱい雰囲気(どんなだ)もかわいくてナイスです!
>>藤岡×カナの人
おおお!ついに一線を越えますか?!
続きを期待しております。
で、お二方が一段落したようなのでこちらからも一本投下します。
エロ成分0のお目汚しモノですが、連作の方々を待つ合間にでもどうぞ。
- 369 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:30:30 ID:KC8R2pI9
- >>366
いやいや、そうじゃねーよ。
いいか、コレはな、『プリンを』という条件を出して、カナが優位に立ってると見せる為の行為、つまり……
どうしようもなく藤岡に流されそうなカナが、自分を保つ為の手段に過ぎなかったんだよっ!!!(AAry
- 370 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:31:41 ID:Ri390Goq
- アンケート
この後の藤岡の発言選択肢
@、ああ、しよう。
A、いや、ダメだ。
- 371 名前:アキラ×トウマ:2007/12/16(日) 02:37:55 ID:UGmLKtFL
-
この物語は南家四兄妹の三男(兄)と長女(妹)の、とある夜の一場面を淡々と描くものです。
暇で死にそうな方以外は読みやがらない方が懸命です。
「くー……くー……むにゃむにゃ」
南アキラは布団にくるまり、規則正しい寝息を立てながら眠っていた。
暖かいベッドの中で幸せそうに丸まっているその姿は、さながらコタツの中の猫である。
そんな彼の部屋のドアがそっと開き、小柄な影が音もなく滑り込んできた。
影はそろそろとベッドに忍び寄り、アキラの傍らに立ちすくむ。
やがて、影は意を決したようにごそごそと頭からベッドに潜り込んでいった。
「………ん?」
物音と、暖かいものが密着してくる感触に、アキラはうっすらと目を開ける。
真っ暗なうえに起き抜けで視界がぼやけ、そこに何があるのかよくわからない。
「アキラぁ……」
しかしその正体は、かすかに聞こえてきた声ですぐに知れた。
「トウマ? どうしたの?」
いつもは強気で、男の子のような口調で話す2つ年下の妹の弱々しい声に、心配そうに聞く。
それに対してトウマはアキラの寝間着の端をキュッと掴み、少し震えながら呟くように言った。
「今日……一緒に寝ていい?」
「えぇ?」
思いもかけない言葉に、アキラはぽかんと口を開けて固まる。
そんなことを言われたのは何年ぶりだろうか。
「だ、ダメか?」
布団の中から不安げな声がすると共に、寝間着を握る力が少しだけ強くなる。
「ダメじゃないけど、どうしたの急に?」
アキラの問いにしばし「う〜……」と唸って返答に窮していたトウマだが、やがて言いにくそうに答えた。
- 372 名前:アキラ×トウマ:2007/12/16(日) 02:40:10 ID:UGmLKtFL
- 「さっきテレビでやってたの思い出したら、寝れなくなって……」
「テレビ?」
まだ少し寝ぼけた頭で、数時間前の記憶を掘り起こす。
それは夕食の時。
テレビを見ていると不意に始まったのは、某奇妙ないくつかの物語を一話完結で語るホラー番組。
全員他に見たいものもなかったらしく、つい流れでずっとそのチャンネルにしていたのだった。
「トウマああいうの苦手だったっけ?」
そういえば、食事中トウマが妙にソワソワしていて、食べ終わると同時に部屋に引っ込んでいったことを思い出す。
「べ、別に恐くなったわけじゃねえからな! ほんとだからな!?」
「痛い痛い痛い痛い!! わかった! わかったから! 変なところ掴まないで!」
脇腹を摘み上げられて悲鳴をあげるアキラの声に、トウマはハッと手を放した。
「あたたた……」
「ご、ごめん……」
半泣きになって脇腹を押さえるアキラ。
普段なら絶対に謝らないトウマだが、申し訳なさそうに謝ってそこに手を伸ばす。
二人の手が触れ合い、お互いに見えないながらも何となく恥じらいの表情を浮かべた。
「(トウマ……やっぱり女の子なんだなぁ)」
小さくて柔らかい手の感触に、アキラは脇腹の痛みを忘れてしみじみ思う。
もっと小さい頃は、この小さな手を握って色々なところへ出かけたものだ。
- 373 名前:アキラ×トウマ:2007/12/16(日) 02:43:06 ID:UGmLKtFL
- 一番年が近く、あまり年上という印象を受けないアキラは、トウマにとっては兄というよりも特別付き合いやすい男友達のようなものだったらしい。
そのため、よくお互いの友達に混じって遊んだりしていた。
もっとも、アキラは専らひっぱり回される側だったが。
それをしなくなったのは、いつ頃のことだったろうか。
そんなことを考えていると、アキラはトウマの手が自分の手を撫で回すように動いていることに気付いた。
「な、何をしてるのトウマ?」
繊細で柔らかい指が、アキラの指の関節や手のひら、手の甲をマッサージするように動き回る。
「アキラの手、結構大きかったんだな……」
両手でアキラの片手をしっかりと握り、トウマはその手にそっと頬摺りをする。
「そりゃあ2つ年が違うし、女の子に比べればね」
いつもと違うトウマの態度と、柔らかくて暖かい頬に触れてアキラは照れる。
しかし、そのアキラの言葉にトウマはムッとした声で反発した。
「おっ、オレは男だっ」
反射的に「もうひとつの南家」での役割を思い出し、トウマは思わずアキラの胸を突き放すように押してしまった。
「あ………」
「え〜っと……じゃあ、一人で寝れるよね?」
突然正反対の態度を取られ、微妙にピンぼけた返答をするアキラに、トウマはあわてて彼の腕にしがみつく。
「やだ、見捨てないで……!」
- 374 名前:アキラ×トウマ:2007/12/16(日) 02:46:08 ID:UGmLKtFL
- 涙混じりの震える声。腕に押しつけられる、他の場所とは明らかな違う小さな柔らかい膨らみの感触。
実の妹とはいえ、女の子の感触と暖かさ、そして普段とのギャップにドギマギしつつ、
しがみつく力を強めるトウマの背中や、短いサラサラの髪を撫でる。
「はいはい、見捨てないから落ち着いて」
まるで昔に戻ったみたいだ、とアキラは思った。
昔はあまり性別を意識していなかったから、一緒に昼寝をすることもざらだった。
その頃は体格も変わらなくて布団を剥ぎ取られたり、腕や足を乗せられてうなされたりしていたけれど、
彼女の温もりが心地よかったことは覚えている。
久しぶりに、本当に久しぶりに、アキラは本気でこの妹をかわいいと思った。
かわいかったから、思わずぎゅっと抱きしめた。
「ひゃっ?!」
女の子らしい高い声で小さく悲鳴をあげ、かすかに身を捩るトウマだったが、すぐに自分の方からさらに身を寄せてくる。
アキラは頭を下げて、そんな妹の顔を覗き込む。
ようやく暗闇に慣れてきたアキラの目には、ほんのりと頬を桃色に染めたトウマの、怒ったような、
恥ずかしがっているような、それでいてどこか安心しているような微妙な表情が映った。
- 375 名前:アキラ×トウマ:2007/12/16(日) 02:48:10 ID:UGmLKtFL
- それを聞いたアキラは彼特有の、見ているだけで力が抜けそうな柔らかい笑顔を浮かべる。
「寝付くまでこのまま抱きしめてるのと、さっきみたいに撫でてるの、どっちがいい?」
トウマはその言葉にさらに赤くなって目付きを鋭くしたが、少し口ごもった後にぽつりと答えた。
「…………こっち」
今まで聞いたこともないようなか細い、消え入りそうな声。
聞こえないふりをして意地悪をしようかとも思ったが、かわいそうだし後が恐いのでやめた。
「わかった。オレもこっちの方が気持ちいいし、このままで」
「絶対だからな……ちょっとでも離したら、許さないからなっ」
トウマは切実な表情でアキラの顔を見上げ、彼のパジャマの胸元を掴む。
「わかったってば。じゃあ、おやすみなさいトウマ」
笑顔を崩さないままトウマの頭を撫で、おやすみの挨拶をするアキラ。
「ん……おやすみ……」
照れたように視線を逸らしながら、遠慮がちに挨拶を返すトウマ。
そこでアキラは、ここぞとばかりに追い打ちをかけた。
「もっとちゃんと」
アキラの指摘にトウマは一瞬固まり、次いでおやつを取り上げられたような顔をする。
「お……おやすみなさい!」
少し強い口調で言い直すと、トウマは布団の中に潜り込んでしまった。
それでも寝間着をしっかりと掴んでいるかわいい妹の温もりを感じながら、アキラは布団の膨らみをポンポンと優しく叩いた。
- 376 名前:アキラ×トウマ:2007/12/16(日) 02:53:03 ID:UGmLKtFL
- 以上、保管庫にあったマコト×トウマを読んで雷に怯えるトウマに萌えて
「怖がりトウマ」を書きたい衝動に駆られて書いたネタでした。
せっかく盛り上がってるところにこんなもん投下してまことに失礼いたしました(脱兎
- 377 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 02:53:55 ID:KC8R2pI9
- >>376
うん、すげー和んだ
GJ!
- 378 名前:この野郎:2007/12/16(日) 03:00:35 ID:LOUwFFjP
- >>376
頭の中ですべて映像化されてニヤニヤが止まりませんでしたw
あなたの文才が欲しいですorz
この後に、続きを書く勇気がないので少し旅にでますw
- 379 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 05:08:31 ID:w5Rcc3o7
- >>370
@、ああ、しよう。
コレっきゃネー(・∀・)!!
- 380 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 05:56:48 ID:NDYuhoe/
- >>370
@に10票
- 381 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 05:58:12 ID:NDYuhoe/
- >>370
@に10票
- 382 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 08:42:18 ID:tNpkapmw
- >>370
あえてAを選ぶぜ!
- 383 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 09:45:24 ID:kNsYeVQJ
- @だな
- 384 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 11:30:49 ID:IPhWSaCo
- Aだろ常考・・・。つーかここまできたらもう最後までエロ無しで書いて欲しいんだぜ
- 385 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 12:01:02 ID:625+VYnB
- Aだな
- 386 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 12:10:31 ID:M4oujVXO
- @
- 387 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 12:14:43 ID:Ri390Goq
- わかりました。@で続けます。
まあ、誰も@=セックス展開とは言……いや、なんでもない
- 388 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 13:44:16 ID:625+VYnB
- 何………だと………?
- 389 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 16:44:43 ID:Ri390Goq
- てか、藤岡スキーを忘れていた。
学校違うってことでよろしく
- 390 名前:メルト・千秋:2007/12/16(日) 17:36:10 ID:LOUwFFjP
- とある日曜日、朝目が覚めて真っ先に千秋は藤岡の事を考えていた。
藤岡を父親の様に慕う千秋を見たハルカが、気を利かせて家族で行く遊園地の予定に藤岡も誘ったからだ。
しかし前日、姉の二人は風邪で倒れてしまった。
結局2人だけで行く事になった遊園地、千秋は不謹慎と思いながらも、少しドキドキしていた。
ピンクのスカートに花の髪飾り…普段の千秋からは考えられないような格好で待ち合わせの駅に向かった。
普段なら10分くらいの距離は大した事無いのに、すごく長く感じる…
「あれっ?千秋ちゃん、どうしたの?今日は凄いおしゃれだね。」
「あたりまえだ。今日の私は一味ちがうぞ。」
「??? そうだね、すごく可愛いよ。」
その一言で千秋は幸せ過ぎて溶けてしまいそうになった。
「…藤岡とデートだから……おしゃれしてきたんだぞ。」
なんて事は千秋には言えなかった。
顔が熱い……千秋はしばらく藤岡と目を合わせる事も出来なかった。
小一時間して遊園地最寄の駅につき、電車を降りた千秋達をどしゃ降りの雨が迎えた。
朝見た天気予報では降水確率10%と言っていたのに……
この日を2週間も前から楽しみにしていた千秋の表情がどんどん暗くなっていくのに藤岡が気づいた。
「千秋ちゃん、少し待ってて。」
見渡す限り雨雲が広がる空を見上げ、茫然とする千秋を置いて藤岡は駅の方へ走っていく。
千秋は、きっと帰りの切符を買いに行ったのだと思うと泣き出しそうになった。
「お待たせ。」
そう言った藤岡の手にはコンビニで買ったビニール傘があった。
千秋が不思議そうな顔をしていると、藤岡は傘を開き手を差し伸べた。
「雨はやむかもしれないし、それに室内の乗り物なら動いてるよ。」
千秋の顔がみるみる明るくなっていくのを見て、藤岡もホッとした。
しかしここで千秋がある事に気づく。
「藤岡、傘は一本しか買ってないのか?」
「え?……あっ!」
藤岡の持っている傘はせいぜい65p幅の小さなビニール傘。
藤岡は慌てて「コンビニでもう一本買ってくるね」と言って、コンビニに行こうとした。
しかしその手を千秋が掴み引き留める。
「いいよ、お金がもったいないだろ。」
「え…でも……」
「仕方ないから一緒に入ってやるよ。」
顔を真っ赤にした千秋を見て藤岡は少し笑い、「それじゃあ」と言って、濡れない様に千秋の肩を抱き傘に入った。
その瞬間千秋は眼を細め、緊張で息が止まりそうになりながら、自分がさらに深い恋に落ちたのが分かった。
藤岡の抱き寄せた千秋の肩が少しふるえる…
高鳴る鼓動…この藤岡の手を通じて気付かれたらどうしよぅ…千秋の顔はますます赤くなった。
しかし、千秋はこの藤岡の左手を通じて、思いが届くように何回も願った。
「藤岡……大好きだよ…。」
- 391 名前:メルト・千秋:2007/12/16(日) 17:37:51 ID:LOUwFFjP
- 千秋は思った、
「(神様、お願いします。少しだけ時間を止めてください。)」
それ程に千秋はこの時間が嬉しくて……幸せすぎて、泣きそうになっていた。
しかし、そんな願いは叶うはずも無く、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。
帰りの電車で千秋は寝たふりをし、藤岡の肩に頭をのせた。
あと30分もすれば駅に到着してしまう……次に二人っきりで出掛けるなんて、もう出来ないかも知れない。
頻繁に家に来るとは言え、藤岡はカナが好きと言う事くらい千秋は分かっていた。
すごく近い存在なのに、恋愛するには…千秋には藤岡の存在がすごく遠く感じた。
駅に到着すると、雨はすっかりやんでいた。
少し暗くなってきていたので、千秋は藤岡に送ってもらう事になった。
家についたら藤岡はまた遠い存在になってしまう…そう思うと千秋はまた泣きそうになった。
せめて家に着くまでは自分だけの藤岡でいてほしい……そう思った千秋が口を開く。
「藤岡…その……手をつないで歩きたい…。」
今にも泣きだしそうな目で藤岡にそう言った千秋に、
藤岡は優しくうなずいて応え千秋の手を握り締めた。
行きはあんなに長く感じた道のりが、すごく短く感じる……あの角を曲がればもう家に着いてしまう。
突然千秋が立ち止まった。
「あれ?どうしたの千秋ちゃん。」
「……もう…バイバィしなくちゃいけないのか……?」
「ぇっ…今日はそうだけど……でも、また遊びに行ったりするから!そうだ!!今度プリン買っていくよ!」
駅からの帰り道、ずっと泣き出しそうな千秋に気を使って藤岡は元気づける様に言った。
「……めろ………」
「え…?ごめん、聞こえなかっ……」
「今すぐ……今すぐ私を抱きしめろ!!」
「え…ぇぇぇ・??!」
「…クスッ……」
慌てる藤岡を見て、千秋がやっと少し笑った。
『冗談だよ、じゃぁまたな!』
そう言うと千秋は走って家に向かう最後の角を曲がった。
藤岡は首をかしげながら家路についた。
千秋は角を曲がった所でへたり込み、10分ほど泣いた。
そして家に着いて真っ先にお土産を要求してきたカナを踏みつけ、いつもの生活に戻った。
完。
- 392 名前:この野郎:2007/12/16(日) 17:39:13 ID:LOUwFFjP
- メルトを聞いていたら、ついカッとなってやった。
今でも後悔はしていない。
- 393 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 17:56:04 ID:5wbDtWRJ
- エロパロ関係なく普通に良かった
チアキ切ないな
- 394 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/16(日) 18:00:56 ID:49/SdHuu
- >>392
心情を書くときには
「()」じゃなくて、()だけのほうがいいぞ
実際に言葉を発するときは「」、内心の言葉を書くときは()で統一したほうがいい
- 395 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 03:17:24 ID:U7lvSFmj
- 今夜はやけに書き込みが少ないな。皆俺のように規制くらってるのか? 簡単にだが、メルトGJ。千秋報われない話ばっかだなw
- 396 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 03:19:44 ID:U7lvSFmj
- やっぱ携帯はやりにくいな。パソコンから見ると酷いもんだ。
- 397 名前:この野郎:2007/12/17(月) 03:29:44 ID:J8e3sb/W
- きっと皆ニコニコで更新連打して、みなみけのUPを待っていたんだよ。
待ってる間に、バンブーブレードの一話見てて、気づいたら10話まで見てたorz
- 398 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 05:00:00 ID:XnfsNH6l
- >>392
オロロ〜ンorz
なんとかしろバカ野郎ー!!
こうして処女は大人になってくんだな・・・
- 399 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 09:48:23 ID:vi/3Zudq
- アニメ11話見てたら
ナツキ×ハルカ
とか浮かんだ
- 400 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 13:24:20 ID:Lm0b65+d
- 次女と三女の・・百合が・・読みたいです・・
- 401 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 13:38:25 ID:hT0SqnBG
- 俺は千秋様ならなんでもいいや。
- 402 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 13:43:53 ID:e8hSfjZ0
- >>399
ナツキ×ハルカはありだろ
おれなんてカナ×アキラなんて考えたぞ
- 403 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 14:34:02 ID:fD5JTDZO
- >>402
「カナさん以外の女性なら誰でも」発言でムキになったカナが放課後にアキラを呼び出して
「私の女としての魅力を教えてやる!」と服を脱ぎだし……
こうですかわかりまs(ry
- 404 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 14:43:38 ID:KzcMpALO
- >>400
内田を交えたのなら、そのうち俺が百合スレに投下する
過度な期待はするなよ
- 405 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 16:34:07 ID:hRU5Q4bP
- >>399
>>402
よし、描いて投下するんだ。
- 406 名前:妖:2007/12/17(月) 18:37:28 ID:GOnKBXFT
- >>394
に付け加えて
「『』」これもありかと思われる
もしくはこれも『』
- 407 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 18:54:50 ID:e8hSfjZ0
- >>405
「そういえば、学校でのあの発言はどういう意味だ?
あの発言のちょっと前は、私に興味がないって言ってたじゃないか」
「え? どう言うことですか」
「お前学校で、藤岡にタイプは私みたいな奴と言っていたじゃないか」
「藤岡? 藤岡ってだれですか?」
「学校であったじゃないか、二人で話している時にお前に声をかけてきた」
「ああ、番町さんのことですか」
「そう、番町だ」
「それなら嘘ですよ」
「嘘ぉ?」
「はい。
番町さん、僕が彼女さんに見とれていて怒っていたじゃないですか。
それでとっさに、カナさんがタイプだと嘘をついてしまいました」
「ちょっーと、待て! 藤岡に彼女なんていたか!?」
「いたじゃないですか。
ほら、綺麗な長髪の」
「なんだと! 藤岡はあいつと付き合っていたのか!?」
「え? 違うんですか?
僕が彼女さんに見とれていたから番町さん怒っていたんですよね」
「そんな……、ではあの告白もすべて私を騙すための嘘……。
やはり藤岡はハルカ達に取り入って、私を孤独にするつもりだったのか!!」
「どうしたんです、カナさん?」
「ありがとうアキラ! お前のおかげで藤岡の陰謀に気付くことができた!」
「はあ……」
このあと、カナが藤岡の前でキラと付き合ってる発言(藤岡と同等(カップル)となるためのハッタリ)
それがなんやかんやで発展し、本当のカップルへ……
とか考えたが俺には無理だ。文才がない
- 408 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 19:24:00 ID:ugolhLoi
- 書かなくていいよ
- 409 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:05:57 ID:w3RRIs27
- >>407
>このあと、カナが藤岡の前でキラと付き合ってる発言(藤岡と同等(カップル)となるためのハッタリ)
それがなんやかんやで発展し、本当のカップルへ……
この部分を書くべきだ
- 410 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:10:07 ID:O7BJeyAe
- 俺もカナとアキラで思いついた
「カナ以外なら」発言に怒ったカナが
「お前に私の魅力を教え込んでやる!」
なんて言いながらアキラに襲い掛かる。
で、怖がるばかりで勃たないので、カナが髪をほどいてみたら
黒い長髪にアキラ大興奮、フル勃起。
立場逆転して、数学の時間、考えまくった成果が発揮されるという
- 411 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:16:02 ID:CuM21Ty4
- 流れをぶった切って初投下。
藤カナです。
「ただいまー……って、誰もいないのか」
今日は二人が買い物に行く日だった。ぼーっとドアを閉めようとしてドアノブを握り、問題点に気づく。
人がいないところに挨拶をしている奴は不気味だ。普通じゃない。
うっかり無人の我が家に挨拶してしまった私をみたら、千秋は……奴はその問題点を指摘するだろう。
もちろん、腹が立つほどの正しさで。
千秋が居ないからといって気を抜いてはいけない。私はあいつの冷たく心にえぐり込むような突っ込みに常時反応出来なければならない。
とにかく、あいつは厳しいのだ。揚げ足ばかり狙っているクラスのアホな男子のように、獲物は決して逃さない。
「み、南……」
何かに遮られているような声が聞こえる。恐らく帰り際引っ張ってきた藤岡だ。
そういえば玄関に気配が無い。
振り返ると、靴だけがドアと壁の間に挟まっている。
こいつ……。
「無様な私を、嘲笑っているのか……」
「いや、違うから、ドアノブを引っ張るのをやめてくれないかな……」
- 412 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:17:05 ID:CuM21Ty4
- 「どうしてそこまで…? ちょっと言い間違っちゃっただけだと思うけど」
「割と高い私のプライドと、全国のお調子者男子が許さないよ」
今日は意外と寒い。私がすぐに炬燵に入り込み電源を入れると、藤岡は上着を脱ぎながら、僅かに眉を寄せた。
「南、制服着替えないの?」
「何を言う。お前だって制服じゃない」
炬燵に入ってくる藤岡を見ながら言う。我ながらしょうもないことを。
応答しづらいだろう藤岡は曖昧に笑いながらお茶を濁した。日和ったな?
「なに? 着替えて欲しいの?」
少し制服の胸元を掴みながら聞く。案の定、真っ赤になる藤岡。
「い、いや……!ち、違うんだ、俺は、私服の南も見たいなって……」
「え」
何か急に恥ずかしいことをいいだした。言い切ってこっちの反応を見てるんじゃないよ。
くそぅ、この雰囲気は恥ずかしい。というより私が恥ずかしい。うぅ、じっと見てる……。
「さ、寒いから、炬燵から出たくない」
日和った! この私が、勝負から逃げることになるとは……! おのれ藤岡、顔が熱いぞ。
とはいえ、これでひとまずは安心なはず。
- 413 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:18:35 ID:CuM21Ty4
-
だが…何故隣に居る?
「南、そういうの…ずるいよ」
にじり寄ってくる藤岡。どの口をたたくか藤岡。
「ま、待てよ…もうすぐハルカとチアキが帰ってくる、から」
既に体が触れている。近い。体中が熱い。多分今私の顔は真っ赤だ。
「南……いい、よね?」
腰に手を回され、引き寄せられる。そのまま抱きしめられ、一気に鼓動が爆発しそうになる。
やばい。やばい。やばい。これは絶対聞かれてる。
やばい。あったかくて、かたい。顔が、近い。
「ま、まってっ……な、な、なんでいきなり、こんな、ことに? お前、いきなり、いきなりすぎるだろ…!」
やばい。やばい。どきどきする。凄く声が震えてしまった。
抱きしめられてるだけなのに、体は熱くなって、どんどん息が切れていく。
「南…大丈夫だから。今日は南から家に誘ってくれた日だよね…? 『誰もいない』って」
「ちっ、ちがっ……! ちがう、そうだけど、わたしは、わ、たし…」
駄目だ。恥ずかしすぎる。恥ずかしくて、恥ずかしくて、もう何も考えられない。
「うん、わかってる。大丈夫。ごめん…俺がしたいんだ」
藤岡の手の力が緩み、体が密着状態から離れる。そうして、体と、顔が、至近距離に近づく。
パニックに陥ってしまっている私は、思わず反射で目を閉じた。
「南。好きだよ」
唇に柔らかい感触を感じる。目を開けなくてもわかる。
藤岡が、私に、キスしている。
そこから燃えていくみたいに、ものすごい熱さが体中に広がっていく。
熱くて、熱くて、溶けそうだった。
- 414 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:19:27 ID:CuM21Ty4
-
不意に、唇が離れる。
気が抜けて、その場にへたり込む。ものすごく長く感じた。
キス。
言葉で言ってみるのは簡単だけど、実際にしたと思うと、恥ずかしさで顔が爆発しそうになる。
満面の笑みを浮かべている藤岡の方を見る。どうしてこんな恥ずかしいことをして平然と出来るんだ、こいつは。
「ありがとう、南。俺、今凄く幸せ」
……挙句の果てにお礼を言われてしまった。
なんだか更に気が抜けて、ねっころがる。体中が、急に激しく走った次の日みたいに重かった。
「…こういうときは緊張するって言うけど、私は疲れるみたいだ」
「そ、そうなの? ごめん。でも、南すっごくかわい」
「それ以上は言わなくていいよ……。申し訳なく思う気持ちがあるなら米を……」
憔悴しながら、空っぽの炊飯器を指差す。鼻歌を歌いながら向かう藤岡。
最初の内は奴だって恥じらいがあったのに、いつの間に慣れたんだろう…?
あいつが二回目の告白をしてから…数回ぐらいしかやっていない気もする。
告白も、流石に二回目ともなれば鈍い私でも気がついた。
千秋は私を騙そうとしていたけど、正面切って言われれば果し合いではないことぐらいわかった。
でも、なんで千秋はあそこまで必死に騙そうとしていたんだろう。しかも、最近は輪をかけて機嫌が悪いし……。
思索に暮れてみても、千秋の不機嫌な理由はわからない。
それより問題なのは、ハルカにおかしなことをしている事実がばれてしまったこと。
ハルカは気をつかってくれているけど…なんだか前より千秋との内緒話が多くなった。
『おかしなこと』を始めてから、おかしなことだらけだ。…むしろ、おかしなことになるから、おかしなことなのかもしれない。
いや、おかしなことがおかしなことなんだから、おかしなことはおかしなこととは関係ないのか?
……………。
とりあえず、今夜はまず千秋の不機嫌の理由を聞いてみよう。
- 415 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:21:37 ID:CuM21Ty4
- とりあえず終わりです。お目汚し失礼しました。
うちのカナは桜咲いてます
超乙女です
あと百合フラグもばんばん立ってます
- 416 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 20:44:52 ID:cwOjMAnq
- >>411
GJ!!!
ニヤニヤが止まらないwww
- 417 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 21:44:33 ID:365oCBjm
- マコちゃんのSSが少ないのはなんでだぜ?
- 418 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:12:53 ID:e5rOKw0i
- 千秋×山田はまだですか?
- 419 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 22:14:42 ID:Ep2Be6fr
- 内田と風呂入ってるSSに期待しようぜ。マコトだけど。
- 420 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:02:09 ID:WLd2SImU
- ここでまさかの藤岡×マコちゃん
- 421 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:25:56 ID:vi/3Zudq
- >>405
いいだろう
しばし待て
しかし俺は遅筆な上、他にも2スレで書いてるから今週は抗議はまともに聞けないなふははは
鉄分をとってくる
- 422 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:28:41 ID:lv1C9s8N
- >>420
朝、俺は女の子になっていた!\(^o^)/
- 423 名前:メルト・藤岡:2007/12/17(月) 23:47:25 ID:J8e3sb/W
- >>390 >>391 藤岡編
とある日曜の朝、藤岡は目覚ましの音で目を覚ました。
今日は南たちと遊園地に行く予定だったからだ。
しかし、肝心の南は風邪でこれない上、ハルカさんまでダウンしたらしい。
しかし、すごく楽しみにしていた千秋ちゃんの為にも、一緒に行ってくれとハルカさんに頼まれ、日曜の朝早くに起きたわけだ。
一応駅までは来たが……正直、少し気乗りがしなかった…
もちろん南がこれないと言うのもあるのだが、問題は千秋ちゃんと二人きりと言う事だ。
どうやら南とハルカさんが言うには、千秋ちゃんはオレの事を好いてくれているらしい……
千秋ちゃんは可愛いと思うし、オレも大好きだ。…しかしそれは妹みたいな存在であって、
南の事を思う『好き』と言う気持ちとはまた違っていた。
つまり、これ以上オレなんかに好意を抱いてもらっても、オレは千秋ちゃんの気持ちに答える事が出来ないからだ。
そうこうしている内に、千秋ちゃんが待ち合わせ場所に現れた。
いつもの千秋ちゃんとは違い、ふりふりのスカートと頭には髪飾り、
さながら何処かのお姫様と言った感じだ。
「あれっ?千秋ちゃん、どうしたの?今日は凄いおしゃれだね。」
「あたりまえだ。今日の私は一味ちがうぞ。」
「??? そうだね、すごく可愛いよ。」
服装は違えど中身はいつものクールな千秋ちゃんだった。
オレは千秋ちゃんに、「少し待ってて」と言って電車の切符を買いに走った。
電車に乗り込み、最寄りの駅まで約一時間…その間、珍しく千秋ちゃんの方からよく話しかけてきた。
いつもとは違い、上機嫌で笑いながら話す千秋ちゃんは新鮮で、オレは相槌を打ちながらつい見とれてしまった。
「お…おぃ藤岡、わ…私の顔に何か付いてるのか…?」
「えっ?…あっ、ご…ごめん!」
オレは慌てて目をそらしたが、その後千秋ちゃんは顔を赤くしたまま黙りこんでしまった。
駅に到着していたオレ達を、どしゃ降りの雨が迎えた。
まったくひどい話だ。昨日の予報では降水確率は10%だったはずなのに。
とは言えこればかりはどうにもならない。オレはついて早々帰りの切符を買う事にした。
「あの、千秋ちゃん。残念だけ……」
「…………」
茫然と立ちすくむ千秋ちゃんの耳には、オレの言葉は届いてないようだ。
その上、さっきまで明るかった千秋ちゃんの笑顔はあっという間に曇ってしまった。
そんな顔を見ていると、とても帰るなんて言えず、
「千秋ちゃん、少し待ってて。」
そう言ってオレはコンビニへ傘を買いに走っていた。
傘を持ってきたオレを見て、千秋ちゃんは不思議そうな顔をしている。
オレは傘を開き手を差し伸べた。
「雨はやむかもしれないし、それに室内の乗り物なら動いてるよ。」
途端に千秋ちゃんの表情が明るくなった。
雨が降って傘をさしたら千秋ちゃんの表情が晴れた…今日はややこしい天気だ。
しかし、こんなに元気に笑う千秋ちゃんは初めて見た気がする…千秋ちゃんが笑うとこっちまで幸せな気分になった。
- 424 名前:この野郎:2007/12/17(月) 23:49:03 ID:J8e3sb/W
- 「……ぃ…ぉぃ!…藤岡!!」
「えっ…あ、ごめんごめん。」
「お前、今日少し変だぞ?大丈夫か?」
「だ、大丈夫だよ!それで、どうしたの?」
「あぁ…藤岡、傘は一本しか買ってないのか?」
「え?……あっ!」
オレが買った傘はせいぜい65p幅の小さなビニール傘。
オレは慌てて「コンビニでもう一本買ってくるね」と言って、コンビニに行こうとした。
しかし手を千秋ちゃんに掴まれ、引き留められた。
「いいよ、お金がもったいないだろ。」
「え…でも……」
「し…仕方ないから一緒に入ってやるよ。」
そう言った千秋ちゃんの顔は真っ赤だった。
意地を張りながら顔を真っ赤にする千秋ちゃんを見たオレは、何故かドキッとしてしまい、何かが心の中で変わっていくような気がした。
(ちがう、これは恋とかじゃなくて…俺が好きなのは南なんだ……)
そう心で自分に言い聞かせ、小さな傘に二人で入ることにした。
オレは千秋ちゃんの体が濡れないように肩を抱き寄せた…何故か心臓がドキドキしてしまう。
ふと千秋ちゃんの方を見ると、さっきよりさらに顔を赤らめ、触れている方は小刻みに震えていた。
そんな姿を見ると、なぜか更に鼓動が高鳴った。
(この左手からオレの心臓の音が聞こえたらどうしよう…)
そう考えるとこちらまで顔が熱くなってきた。
オレはこの心臓の音が聞こえないように祈っていた。
心配になり千秋ちゃんをチラッと見てみると、目を軽くつむり小声でずっと何かを言っている。
オレは少し耳をすましてみる事にした。
「藤岡……大好きだよ…。」
オレは少しの間、頭の中が真っ白になった。そして神様に祈った。
(神様、お願いします。心臓が落ち着くまで少しだけ時間を止めてください。)
遊園地に着くと、天気も晴れ千秋ちゃんは絶好調だ。
オレは右へ左へ引っ張り回されクタクタになりながらも、あの時の言葉が頭から離れない。
おそらく千秋ちゃんは心の中でつぶやいていたつもりだろう。
オレは思い出すとまた顔が熱くなった。
「おーぃ!藤岡!次はあっちに行くぞー!!」
メリーゴーランドから降りてきた千秋ちゃんが、笑顔で駆け寄ってくる。
なぜだろう?触れてもいないのにドキドキする……そしてオレは気づいた。
(もしかしたら千秋ちゃんの事……)
時間も5時を過ぎたので、帰ることにした。
帰りの電車の中で千秋ちゃんはオレの肩に頭をのせている。
自分では寝ているふりをしているなのかな?でも顔が真っ赤だ。
しかし電車が30分を過ぎた頃、寝息を立てて本当に寝てしまったらしい。
まぁ、普段大人しい千秋ちゃんがあれだけはしゃげば無理もない。
可愛い寝顔だ…そう思いながらオレは千秋ちゃんの頭を3度ほど撫でた…。
しかし周りの大人たちが微笑ましい笑顔で見ているのに気づき、オレはなでるのをやめた。
- 425 名前:メルト・藤岡:2007/12/17(月) 23:49:40 ID:J8e3sb/W
-
電車を降りた千秋ちゃんは、行きとは違い下を向いたまま無口だ。
そしてしばらく歩いていると急に立ち止まった。
「どうしたの?」
「藤岡…その……手をつないで歩きたい…。」
千秋ちゃんの頬は今日一番赤く染まり…それに何か悲しそうな目をしていた。
その顔がどうしようもないくらい愛おしく見える。
オレは軽くうなずき彼女の手を握った。そしてその時全てを悟った。
『あぁ……オレはこの子の事が好きなんだ。』
最後の曲がり角を前に、千秋ちゃんが再び立ち止まった。
「どうしたの?」
「……もう…バイバィしなくちゃいけないのか……?」
「ぇっ…今日はそうだけど……でも、また遊びに行ったりするから!そうだ!!今度プリン買っていくよ!」
正直頭の整理が出来て無くて、これ以上何を言ったらいいのか分からなかった。
しかし間髪入れずに千秋ちゃんは話し始めた。
「……めろ………」
「え…?ごめん、聞こえなかっ……」
「今すぐ……今すぐ私を抱きしめろ!!」
「え…ぇぇぇ・??!」
思考回路が完全にストップした。どうしたらいいのか分からない。
オレがアタフタしている姿を見て、帰り道で初めて千秋ちゃんは少し笑った。
その姿を見て、オレは少しホッとした。
「冗談だよ、じゃぁまたな!」
そう言うと千秋ちゃんは走って家に向かう最後の角を曲がった。
曲がったのを見て、緊張の糸が切れたオレは情けない事に崩れ落ちてしまった。
もしあと10秒…いや、5秒千秋ちゃんが笑うのが遅かったら本当に抱きしめていたかもしれない。
(千秋ちゃんは大人だなぁ…)
そう思い、自分の情けなさに首をかしげながらオレは家路についた。
- 426 名前:この野郎:2007/12/17(月) 23:53:18 ID:J8e3sb/W
- まだお風呂の話も途中なのに、
千秋に幸せになってもらいたくて、カッっとなってやった。
今でも後悔はしていない。orz
- 427 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:54:51 ID:w3RRIs27
- >>415
百合スレで待っているぜ
- 428 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:58:19 ID:Ep2Be6fr
- ようやくチアキも報われるようになるのかな? 風呂も期待しとるよ。
- 429 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/17(月) 23:59:49 ID:IajOcM/i
- >>426
GJ!初々しい二人がかわええ!
>>399を読んで、そういえば自分がこのスレを訪れたのはその二人のフラグっぷりに
wktkしちゃったからなんだよなあ…と思い出した
- 430 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 03:54:49 ID:BN1xhF3u
- >>351
亀だけど、あれで終わりじゃないと思う。と言ってもあの職人に続きを書く気があるか疑問だけど。
当時と違って今は活気があるし(だからというわけじゃないけど)、もし生きてるんだったら、
今からでも良いから是非続きを書いて欲しいよ。好きな組み合わせだし。
- 431 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 20:13:35 ID:D0j5p0Bg
- 俺は千秋が大好きだ
- 432 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 21:57:26 ID:sfqPmUTB
- じゃあトウマはオレが貰って行きますね
- 433 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 22:42:32 ID:B7H5qb4g
- なら内田は私がさらって行きますね
- 434 名前:sage:2007/12/18(火) 22:51:25 ID:M0skz6lF
- ではマキは僕が頂きますね^^
- 435 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:01:25 ID:zitgOCNE
- アツコはあっしが
- 436 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:09:19 ID:YSbtRkmj
- ケイコは俺が
- 437 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:19:18 ID:CdIl9ZA3
- ならば、リコはうぬが
- 438 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:36:29 ID:N7vxCqj6
- ではおいどんは保坂を(ry
- 439 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/18(火) 23:50:37 ID:ztlzEmnQ
- 藤カナの続きはまだか・・・・。
- 440 名前:この野郎:2007/12/19(水) 00:06:18 ID:8Q6ywJkT
- メルト2・藤岡
千秋ちゃんと遊園地に行ってから一か月がたち、あれから変わったことが二つあった。
一つは南の事。最近、あの一年の男が南と仲良く話しているのを見ても、気にならなくなった。
二つ目は千秋ちゃん。あれから何回か南の家に行っているのだが、あの日以来オレのひざに座らなくなった。
(ハァ…オレなんか嫌われることしたかなぁ……)
気がつくとオレは一日中千秋ちゃんの事を考えていた。
すると、ボーっとしているオレに南が話しかけてきた。
「おい、藤岡。お前最近なんか元気ないな?」
「ぇ?そうかな…」
「? まぁ別にどうでもいいけど、今日うちに夕飯食べにこないか?」
「それは嬉しいけど…先週も御馳走になったばかりなのにいいの?」
「いゃ、それが最近千秋の奴が『藤岡は来ないのか?』って毎日うるさいんだよ。」
「ぇ、そうなの?! も、もちろん行くよ!」
「???」
良かった…どうやら嫌われていなかったらしい。そして放課後オレは南の家に向かった。
すると帰り道に南からある話を持ちかけられた。
「実はさぁ、千秋のやつサンタがいないって分かってから性格が捻くれたんだ。」
「へぇー…でも何で急にそんな話?」
「ばっかだなぁ、今日は何日だよ?」
「確か…12月24……あっ!クリスマスイブ!」
「そう!そして千秋の夢を取り戻すべく、藤岡!お前にはサンタになってもらう!!」
何も持っていなかったオレは、慌てて財布を取り出した。 『350円…』
そう言えば昨日、新聞の集金が来て立て替えたんだった…。
(ハァ……すっかり忘れていた……プレゼント…無しじゃまずいよなぁ…)
落ち込みながら財布をポケットにしまおうとした時、何かがヒラヒラと落ちた。
「? ……こ…これだ!!」
「??? きゅ…急にどうした藤岡?」
「え?あぁ、いや何でもない!さぁ急ごう!」
「?」
家に到着すると、千秋ちゃんやハルカさん達の友人も集まり、クリスマスパーティーの準備が整っていた。
後で南の友達も集まるらしく、部屋は大盛り上がりだ。
気がつくと、オレは真っ先に千秋ちゃんを探していた。
部屋の真ん中、テレビの正面の特等席に彼女は座っていた。
「メ…メリークリスマス、千秋ちゃん。」
「…あぁ、いらっしゃい。…ここにでも座って待ってるといいよ。」
そう言うと彼女はハルカさんの手伝いがあると言って台所に消えてしまった。
…相変わらずご機嫌斜めな様子に、オレはまたため息をついてしまった。
- 441 名前:この野郎:2007/12/19(水) 00:08:18 ID:8Q6ywJkT
- メルト2・千秋
藤岡と遊園地に行って一か月がたった。
あの日以来、どうも恥ずかしくて藤岡が来るとギクシャクしてしまう。原因は二つ。
一つは、前までは当たり前に座っていた、私の特等席…そこに座るのも恥ずかしくなってしまった。
そしてもう一つはトウマだ。あいつは私の特等席をいとも簡単に奪い取り、藤岡と楽しそうにサッカーの話をしている。
(藤岡も藤岡だ!いくらトウマを男と思ってるからって…私と言うものがありながら……)
別に付き合っている訳でもないのに千秋はそんな事を考え、一人で顔を赤くしていた。
そうこうする内にパーティーの時間は近づき、内田や吉野やトウマ、ハルカも友達を連れ家に帰ってきた。
「千秋ー、こっち来て準備手伝ってくれるー?」
「あ、はぃ。少し待っててください。ハルカ姉様」
(あら?珍しいわねぇ、千秋があんなこと言うなんて。)
いつもはすぐに手伝う千秋だが、今日はテレビの一番見える席に座ったままハルカを待たせていた。
千秋には心配事が一つあった。
(あのバカ野郎、ちゃんと藤岡を連れてくるだろうか……心配だ…。)
そわそわしながら藤岡を待つ千秋は、皆に何を話しかけられても適当にうなずいて藤岡を待っていた。
すると玄関からカナの声が聞こえた。
「たっだいまー!!おー、みんな揃ってるねぇ!」
「お…じゃまします。」
千秋は藤岡がいるのを確認すると目を藤岡からそらした。
(ダメだ…どうも最近、藤岡を見ているだけで顔が赤くなってドキドキする……)
しかしそんな気持ちに気づかないのか、藤岡は私にまっすぐ近づいていた。
「メ…メリークリスマス、千秋ちゃん。」
「…あぁ、いらっしゃい。…ここにでも座って待ってるといいよ。」
(あぁ…最悪なくらい無愛想に返事してしまった……)
千秋はいたたまれなくなり、台所のハルカの元に逃げるように走った。
(はぁ…せっかく一番良い席を藤岡の為にとってたのに…なんであんな言い方しちゃったんだろ…)
そう思いながら千秋はパーティーの準備を手伝っていた。
- 442 名前:この野郎:2007/12/19(水) 00:24:38 ID:8Q6ywJkT
- そろそろ、エロパロ板でこんなもの書くな!…と罵られないかビクビクしながら書いてます。orz
この後、クリスマスが終わって、正月の話が終わるまでこんな感じです。
綺麗な千秋でいてほしい人は、そこまで見てもらえれば幸いです。
正月話後はひどいです。
罵られてもいいので千秋を汚します。
もう、千秋の中に藤岡の指がh(ry
千秋に汚れて欲しくない人は、絶対に見ないでください…orz
- 443 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:41:17 ID:pgvkXQdZ
- >>442
よし、死んでも見てやるからな
- 444 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:45:56 ID:z/EgGebS
- この空気は、俺っちが続きを投下しちゃいかんそうですか?
- 445 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:48:20 ID:cD+y2hyS
- >>444
どうぞ!!
- 446 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:52:49 ID:z/EgGebS
- 『やらないか』。この状況下でのその意味は考えるまでもない。
現に、俺の股間に腿を当ててスリスリさせている。感じざるを得ない。
さて、問題点が2つある。
一つ目。それは下校時間が近づいていることだ。直に見回りをしに先生がこのトイレにもやってくる。
一つの個室に男女二人な状況、疑ってくれと言わんばかりだ。
二つ目。こっちの方が重要で、俺はそこまでして、この状況下で南の躰を求めてはいない。
俺は健全なお付き合いをしたいと考えてるし、仮に「する」としても、「コンドーム無し」や「学校で」という条件を受け入れがたい。
しかし、もしここで断って嫌われたら元も子もない。それだけは避けなければ。
現に南の抱擁と愛撫には「求愛」をヒシヒシと感じる。
俺は、俺のポリシーだとか意地だとかを捨てなくてはいけない。そう思った。
「分かったよ。」
俺は遂に答える。
「ほへ?」
「しよう。」
よ、よし!言ったぞ。俺は南の目をしっかりと見つめた。そして、強く抱きしめる。
「…ぁ」
俺の半端に立ち上がってる俺のモノが強く押しつけられる。硬さを増す。
「南が俺を求めるというなら、俺も南を求める。だから、しよう。」
これが答えだ。
- 447 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 00:55:25 ID:z/EgGebS
- 笑うしかなかったんだ。私は藤岡を笑い、逃げたんだ。
私は激しく後悔している。藤岡の決心に答えられないどころか蔑む結果になってしまったからだ。
私はからかったんだ。私が「あんな事」を言ったらどうするか気になった。がっつくか、きっぱりと断るか。
しかし藤岡はどちらでもなかった。…いや、考えたら、考えなくても分かった筈だ。藤岡が如何に私を想ってくれているか。
藤岡の反応に困惑した私以上に藤岡は困惑していた。居ても立ってもいられずに、私は走り去った。
家に帰ると、チアキが座ってテレビを見ていた。
「ただいま、チアキ。」
「おかえ……」
チアキが目を見開いた。
「どうした?『私の顔に何かついてるのか?』とでも聞いて欲しいか?」
「…いや、おかえり。」
「?」
カナの奴は私の反応を不思議がりながら自室に向かっていった。
「いつにもまして、藤岡の臭いが…」
- 448 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 01:01:00 ID:z/EgGebS
- チアキちゃん大活躍☆まで後僅か。
- 449 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 02:00:40 ID:/f+d3tC4
- >この野郎氏
お〜い、>>357の続きはどうなってしまうんだ。
男なら責任とってくれよ。
- 450 名前:この野郎:2007/12/19(水) 03:40:55 ID:2r97TmbL
- >>449
自分の趣味に走り内田をメインにしてしまった事で、もはや誰も興味が無いのでは……と思ってました。orz
今日から続き書くので、また読んでください。orz
でもね、この話は内田×マコトが終わった後は、更に自分の道を突き進み、千秋×トウマなんだ。
それでも読んでくれると信じていいよね?
- 451 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 04:05:31 ID:/f+d3tC4
- どんどん自分の道を突き進んでくれていい。それを楽しみにしている。
かならず読むと信じてください。
- 452 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 05:31:07 ID:E0ZsUD03
- >>450
千秋×トウマだと百合?TSモノ?フタナリ?
何にせよノーマルな話以外だと怒る人もいるから
投下前に注意書きとNGワードがいるね
- 453 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 08:07:11 ID:aYoLk7Z0
- >>450
私は内田が大好きです
- 454 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 08:53:30 ID:GrFaqJC9
- >>442
すげぇ楽しみにまってるからな俺!
- 455 名前:この野郎:2007/12/19(水) 16:12:29 ID:8Q6ywJkT
- >>357の続きから書きますね。
>>442もすぐに続きを
今は吐き気が
昨日まで家の人間が嘔吐してて
その2日前にレンジでカキをチンしてたべた
ノロか風邪か知らんけど
PC見てると吐き気がす
隙をみて書き込みするけど
一回が短かったらごめんorz
- 456 名前:この野郎:2007/12/19(水) 17:32:59 ID:8Q6ywJkT
- >>357の続きです。
内田はキスをした後、マコトを置いて先にお風呂をでた。
マコトは練習とは言え、突然キスをされた事に驚き、頭が真っ白なままその場に座り込んだ。
するとお風呂をでた内田が再び戻ってきた。
「あ…あれ?内田、お…お風呂出たんじゃなかったのか?」
「違うよ…脱衣所のカギ閉めてきたの。」
「?? なんでそんな事?」
「だって…これからキスの後の練習するから…。」
「キ…キスの後の練習ってなんだよ!」
「マコト君知ってるんでしょ?『おかしな事』…だよ……。」
そう言うと内田はマコトの前に座り、マコトのモノに手を伸ばし軽く握った。
「ど…どう?気持ちいい?」
「そんなの分かんないよ…」
「じゃあ、これはどう?」
そう言うと内田は、ゆっくりと手を上下に動かし始めた。
「マコト君、これは気持ちいいの?」
「だから…そんなの分かんないって…!」
「でも…マコト君のおちんちん…少し大きくなったみたい…。」
そう言われた瞬間マコトの顔は真っ赤になった。
もちろんされている事に緊張しているのもあるが、内田の口からあんな言葉が出てきたことに驚いたからだ。
もちろん言った内田の方もドキドキしていた。
「こ…これは……気持ち良いって言うか…恥ずかしくて…」
「アハハッ!普段女装してるマコト君でも恥しいとかあるんだね。」
「バカッ!当たり前だろ!内田だって男に胸触られたりしたら恥ずかしいだろ!」
「そ…そりゃそうだけど…じゃあ……」
そう言うと、内田は体育座りの様に膝を上げ、少し股を開いた。
恥ずかしくて心臓が張り裂けそうになりながら、内田はマコトの手を掴み自分の大切な部分を触らせた。
「これで同じ立場だからね!私だって恥ずかしいの我慢してるんだから、マコト君も恥ずかしいとか言っちゃダメだよ!」
「えぇー…内田、それ意味わかんないよ。」
「う…うるさいなぁー。いいから続けるよ!」
そう言うと内田は再び手を動かし始めた。
しかしマコトはどうしたらいいか分からない…女の子のソレを見るのは初めてだし当たり前だ。
とりあえずマコトは手を当てて所を軽く擦ったりしてみた。
「これでいいのかな?」
「そ…そんなの私に聞かないでよ。」
「いや、お前に聞かないと分からないだろ!内田、気持ちいいのか?」
「良く分からない…けど……少し…気持ち良いのかも…」
内田は顔を赤くしたまま、うつむいて恥ずかしそうに答えた。
その顔を見て、マコトは不覚にも内田が可愛く見えてしまった。
(今まで内田を女として見たことなんて無かったのに…)
『…クチュッ…ピチャピチャ……』
少しの沈黙の間、風呂場内にはマコトが内田に触れて部分から聞こえる音だけが、風呂場に響いていた。
- 457 名前:この野郎:2007/12/19(水) 19:15:09 ID:8Q6ywJkT
- 「ハァ…ハァ……んっ……ぁっ…」
気がつくと内田の手は止まっていた。
それでもマコトは、内田から聞こえてくるイヤラシイ音と、荒い息遣いや小声で喘ぐ声にドキドキしていた。
しかし、しばらくすると内田の頭にある事が浮かんだ。
(そう言えばこれ練習なんだ……って事は今、マコト君の頭の中にはハルカさんがいるのかな…)
そう思うと、急に悲しい気持ちになり、内田はマコトから離れた。
「あれ?内田、どうしたんだ?」
「えーっと…その……これだけ練習すれば大丈夫だと思うよ…。」
「えっ?練習って?」
「だから…その、エッチな事する練習とか…」
「あぁっ!悪い!すっかり忘れてた!」
「え?」
「いや、途中から練習の事忘れて、内田の事しか考えてなかった。」
その言葉を聞いて内田は、途中から自分の事しか考えてなかったと思うと少し嬉しくなった。
そして、そんな事を思う自分が「マコト君の事が好き」という気持ちにも気づいた。
「体冷えちゃったね…少しお湯に浸かってからでよっか。」
そう言って二人は湯船につかって話し始めた。
「あのさぁ、内田。オレはハルカさんの事が好きなんだ。付き合いたいとも思ってた。」
「どうしたの急に?そんなこと知ってるよ。」
「うん、でも何か違うかもしれないなーって。」
「どういう事?」
「いやオレ今まで女の子好きになったこと無かったから気付かなかったんだけど、この好きは恋愛とかじゃなくて…その、憧れの好きって言うか…」
「良く分からないけど……せっかく練習したんだし、好きなら告白しなきゃ…。」
(自分の好きな男の子が、他の女の子に告白するようにアドバイスするなんて…)
内田は何か釈然としない気分だった。
しかしマコトは更にヒートアップしていった。
「だから、そうじゃなくて!!」
「もういいよ、私は何て言ったらいいか分からないし…多分カナちゃんに方に聞いたほうが分かると思うよ。」
「だってさっき気づいたんだ!オレ、ハルカさんじゃなくて内田の事…!」
- 458 名前:この野郎:2007/12/19(水) 19:15:38 ID:8Q6ywJkT
-
『ガラッ』
突然風呂場の扉が空き、振り向くとそこには千秋が立っていた。
内田はとっさにマコトの頭を押さえ、湯船に潜らせた。
「おぃ、いつまで入ってんだバカ野郎。もう夕飯の支度出来ちゃってるんだ…ってマコちゃんは何してるんだ?」
「えーっと…これは……そう、息止めの勝負してるの!…そ、それよりも千秋どこから脱衣所に入ってきたの?!」
「どこって…普通に扉から。とにかくバカな事してないでさっさと出ろよ。」
そう言って千秋は風呂場を後にした。
「プハァーー!!ちょっ…死んじゃうよ!」
「えっ…あ、ごめん!!」
「で、何で千秋が普通に現れるんだよ。カギ閉めに行ったんじゃなかったのか?」
「そうなの、確かにあの時…確実に横を向いてた摘みを縦に……あっ…」
「お前、それ最初に横向いてたって事は、あの時わざわざ閉まってた鍵を開けにいったのか?」
「あ…あはははは…そうみたい。 バ…バレ無くて良かったねー!…なんちゃって……」
「はぁー……お前、本当にバカだなぁ…」
そう言い残し、マコトは湯船から上がり脱衣所へ向かった。
内田は最後にどうしても気になる事があり、マコトを呼びとめた。
「マ…マコト君!あの…あの時、最後になんて言おうとしたの…?」
「??? 最後って?」
「だから…『ハルカさんじゃなくて内田の事〜』の後…なんて言おうとしたの?」
「えーっと…なんだったかな、忘れちゃったよ。」
「えぇー!!!ちょっと思い出してよ!」
その後もマコトはしらを切り通した。
しかし、ため息をついて落ち込む内田を見かねて、マコトは少し顔を赤らめ一言だけお礼を言った。
「今日は告白の練習…2回も付き合ってくれてありがとう。」
そう言ってマコトは風呂場を後にした。
しばらく、内田はひとり湯船につかりながら考えていた。
(告白の練習って確か…一回目がハルカさんって呼ばれて、二回目は私が勘違いして…3回目は真剣に…あれ?確か3回…)
内田はハッとして慌てて湯船から飛び出した。
「マコト君!!さっきの話の事考えてみたんだけど…」
しかしそこにはマコトの姿はなく、いたのはマコちゃんだった。
「よし、内田急げ!ハルカさんの手料理が待ってるぞ!!」
「あー…っと、うん。そうだね。」
あの時マコトがただ言い間違えたのか、それとも何か意図があったのか…
内田はその後しばらく悩み続けた。
内田×マコト お風呂編 終わり。
- 459 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 20:36:45 ID:gnSUbHnP
- 悶え死にそうになった
- 460 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 20:41:46 ID:HHOr1gC8
- d(´∀`;)
- 461 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 20:49:29 ID:pKOpS2w9
- いいカップリングだ
しかし個人的に藤岡が千秋に乗り換えるのはロリコンっぽくていただけないぜ
- 462 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 20:51:15 ID:IsevyuK4
- 同意
カナが好きな前提が崩れてしまうとなあ…
是非姉妹丼に挑戦してもらいたいところだ
- 463 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 21:33:06 ID:aYoLk7Z0
- 内田かわいい
- 464 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 22:04:15 ID:w2T1tKl2
- >>462
でもそれじゃ千秋は幸せになれないんじゃないか?
この作者は千秋に幸せになって欲しいようだし
- 465 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 22:26:26 ID:+fycdQho
- >>461
大学一年と高一と年齢差は変わらんよw
>>464
チアキぶった切って、カナ一筋よりは傷が浅いかもしれん。チアキ一筋に越したことはないけど。
個人的に姉妹丼も1つの愛の形としてありかと思うが、やっぱ倫理的に考えるとアウトか。
いや、その前に初代番長によるアイアンクローが先かw
まぁ何にせよ、作者が決めることだな。
- 466 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 22:33:26 ID:/f+d3tC4
- >この野郎氏
体調が悪いとのこと、お大事にしてください。
マコト×内田編GJ!
さてお風呂3組目はつつがなくスルーされてしまうのだろうか。
なんかハプニングないのかな?
覗きが出るとか(無理か)
チアキが「おかしなこと」を蒸し返してハルカが性教育を始めるとか(大勢お泊まりの日にすることもないか)
はたまた藤岡の放出物が風呂場の隅に残っていてチアキが尋ねるとか(ハルカも経験なくてわかんないか)
何かひとひねり期待したいところです。
- 467 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 22:51:09 ID:w2T1tKl2
- >>465
もし抜き目的でなく、本当に千秋の幸せを考えての真面目話なら
二股が、振られるよりも千秋的に幸せなのか?
と考えると、そう思えないんだよな。カナも同じく
そんな誠みたいな藤岡もちょっとアレだし
本当に千秋を幸せにする話ってことなら
藤岡がカナを忘れて、千秋一筋にするしかない気がする
- 468 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 22:52:16 ID:/f+d3tC4
- >>465
大学4年と1年、といえば年齢差による抵抗はずいぶん減るような気がするよね。
同じことなんだけど。
- 469 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/19(水) 23:28:34 ID:OOtTW495
- サイレントマジョリティを考慮して、チアキは俺とくっつくことに決定!
- 470 名前:この野郎:2007/12/19(水) 23:51:12 ID:2r97TmbL
- 携帯からお邪魔します。orz
いろいろな感想ありがとうございます。(^ω^)
藤岡・カナ・千秋あたりが色々心配されていますが、
千秋×ハルカのお風呂編で全て解決するので大丈夫です。
ただ、前に話した、千秋×トウマの百合の話は、
抵抗ある人もいるかもしれないと言うわけで、話を大幅修正しました。orz
(千秋→ハルカは原作通りだから少しはセフセフだよね?)
- 471 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:08:38 ID:uwbKEZCS
- >>467
ハーレム=誠思考と言うわけでもないと思うぞ。
相手をちゃんと平等に愛せて、相手も全員その形に納得できていればハーレムは成り立つ。
ぶっちゃけ成り立たせるのも、周囲にそれを納得させるのも難しいが、
ただ自分のやりたい時にやるだけの自分本位な誠とは違うものだ。
まぁここまで書いといて何だが、藤岡はそんな考え持たないだろうけど。
せっかくのエロパロ板なんだし、強引ではない納得の出来る展開ならありなんじゃないか?
まぁその納得できるできないは各々判断基準が違って、難しい所だけど。
- 472 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:11:24 ID:ymgpA9jd
- >>471
まあそうだけどな。チョコ全部返した藤岡が
ハーレムとか考えづらいのもあったから
- 473 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:13:21 ID:O4Ga7N1k
- >>460
僕の分まで頑張って下さい。
- 474 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:46:10 ID:o+ebnaMK
- 黒藤岡や黒マコトをみてみたいなw
- 475 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 00:58:18 ID:CF6QAD+m
- リコ書いてよリコ
- 476 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 01:10:29 ID:OST+bXkS
- みなみけ〜南三姉妹におまかせ〜ってのはどうだろう?
- 477 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 01:32:13 ID:O4Ga7N1k
- >>476
みなみけと甘〜く(ry
- 478 名前:この野郎:2007/12/20(木) 01:34:45 ID:Zxuuiirf
- とりあえず二組がお風呂からあがり、夕食を食べる事になった。
「ハルカ姉様、何か…おかしくないですか?」
「おかしい?皆静かにご飯食べてえらいじゃない。」
「はぃ…そうですが……」
「?」
静かに進む食事の時間にハルカはご満悦だ…しかし千秋はそうではなかった。
(おかしい…いくらなんでも静かすぎる…。)
確かに、これだけの人数が集まっている割には静かすぎる。
それに何かこう…千秋は場の空気がギクシャクしている気がしていた。
(カナと藤岡は風呂を出てきてからずっとおかしい…
藤岡はボーっとしてるし、カナに至ってはカレーを入れる時、ご飯を入れて残り半分をラッキョで埋め尽くしていた。
それに内田も変だ。風呂を上がってからマコちゃんに馴れなれしすぎる…)
千秋はむずかしい顔をして首をかしげていた。
『ピンポーン』
家のチャイムが鳴ると、空気に耐えきれなかったカナが、一番に部屋を飛び出した。
「こんばんわ。…っと、今日はにぎやかだねぇー」
「なんだ、タケルか。何しに来たんだ?」
「何しに来たって…別にこれと言って用はないけど…」
「そうか。今日は我が家は人口が多いんだ。悪いけど帰ってくれ。」
「えぇー…そんなぁ、ちょっとハルカちゃーん!」
正直カナの言う通り、今日は南家の人口が多い。
部屋まで声は聞こえているが、みんなは聞こえないふりをしてご飯を食べていた。
「はぁ…仕方ない。それじゃあ今日は帰るよ。せっかく駅前の角のあの店のケーキをワンホール買ってきたのに…」
その言葉と共に皆の態度が一変した。
「おぃ!タケル!お前なんでそんな大事なこと黙ってたんだよ!」
「あ…あら、タケルおじさんいらっしゃい!良かったら夕飯いかがですか?」
「ハルカ姉様もこう言っているんだ、あがって行け。」
「タ…タケルおじさん2か月ぶり、その後肝臓の調子どう!」
部屋にトウマ・マコちゃん・藤岡を残し、残りは総出でケーキを迎え入れた。
そして、部屋に入ってタケルは3人とも顔を合わせた。
「えーっと…確かカナちゃんの友達と後輩の…」
「あっ、お久しぶりです藤岡です。」
「マコちゃんです!」
「それから…確か君は……この前プリンを持ってきた時にいた…」
「ト…トウマ!オレは南トウマです!この前はプリンありがとう!」
「そっか、よろしくね。…でも女の子が『オレ』なんて言っちゃだめだよ。」
笑いながらそう言ったタケルに藤岡が不思議そうな顔をしている。
トウマは慌ててタケルの服をひっぱり、台所へ連れて行った。
- 479 名前:この野郎:2007/12/20(木) 01:35:32 ID:Zxuuiirf
- 「あ…あの、藤岡には男って言ってるんで……って、どうしてオレが女って知ってるんだ?!」
「どうして…って、…そりゃ見れば分かるよ。藤岡君は男と思ってるのかい?」
「見れば…って口調も見た目も男なのになんで!?」
「あははっ、君は面白い子だね。僕はこんな可愛い顔の男の子なんて知らないよ。」
「なっ…」
「とにかく藤岡君をだまして遊んでるんだね?僕も協力するよ。」
そう言ってタケルはトウマの頭をポンポンと軽く撫で、食事をする為部屋に戻った。
とりあえずは藤岡にはバレ無くて済みそうだ…
しかしトウマはホッとする以上に、何か心の奥がムズムズするような変な気分になった。
(あのプリンの人……)
トウマはモヤモヤした気分のまま部屋に戻った。
食事も終わり、買ってきたケーキを食べ始めた頃、タケルはふとある事に気づいた。
「皆、特に千秋ちゃんのお友達は、もう遅いけど帰り大丈夫なのかい?」
「あぁ、こいつら今日は泊っていくから平気だよ。」
「そっか…それなら安心だ……ってカナちゃん?!」
「ん?…わわっ!何するんだよ!」
そのままカナは台所に連れていかれた。
「あの…泊まるって、藤岡君も泊まるのかい?」
「モグモグ…ん?そだよ。」
「そだよ。…じゃないよ!ちょっとケーキおいて!」
「もー、なんだよいったい!言いたい事があるならさっさと言えよ!」
「それは…その、年頃の女の子の家に男が泊まるって事は…ゴニョゴニョ……」
「あー、言いたい事は分かるよ。でもそれなら千秋に言ってからにしろよ。」
「千秋ちゃんに?どうして?」
「千秋が気にいって藤岡を帰さないんだよ。お前、藤岡帰しりしたら一生南家に入れてもらえないかもな。」
「………」
それは流石にまずい…タケルはそう思い、一つの結論をだした。
「なら…僕も泊まるよ。それしかない!」
「はぁ?お前なんでそうなるんだよ。うちの家は満員なんだ、ケーキ食ったらかえれよ。」
「カナちゃん…ケーキそれだけで足りるかい?…良かったら僕の分も……」
「まぁ、やるだけやってみるよ。」
そう言ってカナはタケルのケーキを食べながら、見事ハルカを説得した。
- 480 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 02:02:23 ID:f+yCBbah
- wktk
- 481 名前:この野郎:2007/12/20(木) 03:16:55 ID:Zxuuiirf
- 「カナちゃん…これって……」
「仕方ないだろ?我が家の番犬と炊事!そう言う約束で泊める事になったんだ。」
「はぁ…オレって人望無いなぁ……」
タケルはそう思いながら食後台所で洗い物をしていた。
「じゃあ千秋、私たちもお風呂入っちゃおうか。」
「は、はい!ハルカ姉様!」
そう言って二人は脱衣所に向かった。
「そう言えば千秋と二人で家のお風呂入るのって久しぶりね。確か…2年ぶりくらいかしら?」
「はぃ、ハルカ姉様の疲れをとる時間を奪ってはいけないと思いまして…」
「そっか…千秋は本当に優しい子になったね。私の自慢の妹だよ。」
「そ…そんな事……」
そして二人は湯船につかった。
この二人でお風呂に入ってる間に、ハルカは千秋にどうしても聞きたい事があった。
「ふぅ〜、このお湯につかる瞬間…一日の疲れが一気にとれる気がするよのねぇ。」
「まったくです、ハルカ姉様。」
「…ねぇ千秋、いきなりなんだけど…千秋は藤岡君のこと好きなの?」
「藤岡ですか?…う〜ん……そうですね。好きなんだと思います。」
「好きなんだと思う?」
「はぃ。ハルカ姉様がお父さんと似てるって言ってから、どうも気になるんです。」
「それは…お父さんとして好きってこと?」
「どうなんでしょう…私にもよく分からなくて……ただ、藤岡とキスをした時……」
「えぇ?!キ……キス?!」
千秋の口から出た言葉に、ハルカは思わず大声を出してしまった。
「はぃ。キスをしてみれば何か分かると思いまして…」
「…で、ど…どうだったの?」
「うーん…確かに恥ずかしかったんですが…何も変わらなくて、私は膝に座ったり、だっこされてる時の方が幸せでした。」
「でもカナが藤岡君と仲良くしてると、千秋はいつも機嫌悪くない?」
「そ…そうですか?…そう言われてみれば、なんて言うかこう…お父さんを独り占めされてるみたいでカナには腹がたちます!」
「そっか…ならいいんだけどね。」
「…?」
ハルカは少しホッとした。もし千秋が藤岡の事を本気で好きだったなら、
千秋に悲しい思いをさせるかも知れなかったからだ。
- 482 名前:この野郎:2007/12/20(木) 03:17:51 ID:Zxuuiirf
- 「じゃぁ千秋は学校に好きな男の子とかいるのかな?」
「学校ですか…特にいませんねぇ…」
「あの…マコト君だっけ?あの子とかは?」
「あいつはバカな子供です。話になりません!」
「フフフッ、そうなの?」
「そうです!私が心から好きなのはハルカ姉様だけです!」
「あら、じゃあ千秋大先生に私もキスの仕方教えてもらおうかなぁ〜…なんちゃって……あれ?」
冗談で言ったこの言葉、どうやら千秋は本気にしてしまったらしい。
千秋は少し顔を赤らめゆっくりとハルカに近寄ってきた。
「ち…千秋、ちょっと待って。あれは冗…」
「ハルカ姉様!目をつむってくださぃ!」
「??? 千秋?どうした……んんっ!……んっ…」
ハルカが話している途中に、千秋はハルカの口の中へ勢いよく千秋が舌をのばした。
ハルカの口の中に千秋の舌が入ってきた。
(…さっき食べたケーキの甘い香り…それに少し大人の香り……大人の香り?!)
ハルカは慌てて千秋から離れ、ケーキの事を思い出した。
確か下の生地にレーズンが……もしかして、あのレーズンにラム酒が入って…
そんな事を考えるハルカの唇を再び千秋が襲った。
「ハルカ姉様…私…ハルカ姉様が大好きなんれす!」
「ち…千秋、とりあえず落ち着い…んっ……」
千秋の体は小さくて、体重も軽い。ハルカが少し力を入れれば引き離す事もできた。
しかし、ハルカはそれをしなかった。ハルカは初めてのキスに少しずつ気持ちよさを感じる様になっていた。
千秋の激しいキスは1分ほど続いた。
「…ハァ……ハルカ姉様、キスって少し苦しいですね。」
「そ、そうね…でも千秋とキスしてたら…私まで少しドキドキしてきちゃった…。」
「私はずっとドキドキしてます…。ハルカ姉様…その……もう一度だけ…」
「もう一度だけ?…なに?」
- 483 名前:この野郎:2007/12/20(木) 03:19:20 ID:Zxuuiirf
- 何を言いたいかは分かっていたが、恥ずかしそうにしている千秋を見て、ハルカは少し意地悪をしてみたくなった。
その時、自分も少し酔っていたのかもしれないと思いながら…
「その…キスをもう一度だけ……」
「じゃぁ…もう一回だけね。はぃ…」
そう言うと今度はハルカの方から目をつむり準備をした。
千秋の唇が重なると、ハルカま無意識に少し口を開き千秋の舌を求めた。
気がつくと、二人は湯船の中でしっかり抱きしめあいながらキスをしていた。
「ハァ…ハァ……その、ハルカ姉様…わがまま言ってすみませんでした…。」
「気にしなくていいよ、それより藤岡君の時と何か違った?」
「はぃ、あの時よりずっとドキドキして…その……私はやっぱりハルカ姉様が大好きなんだっ…て思いました。」
「そっか、私も千秋の事大好きだよ。」
「ハ…ハルカ姉様……あの、それでは先に上がってるので、ゆっくり疲れをとってください!」
そう言って千秋はそそくさと風呂場を後にした。
(はぁ…お酒のせいと言っても、千秋もすっかり大人になった…って言うか家で一番最初にキスしたのか…でもカナだってまだだよね…)
そう考えると、高校生にもなってキスもした事の無い自分が恥ずかしくなった。
そして、もし藤岡とカナがした事を知ったら倒れてしまうだろう。
そんな事を知らないハルカは、千秋が藤岡をどう思っているか聞けて、とりあえず満足していた。
その頃台所では…
「タケル、今日のケーキ美味しかったよ。二個も食べれて大満足!特にあの下の…なんだっけ?」
「あぁ、干しぶどうかい?」
「おー!それそれ!あれって確かラム酒につけてるんだよな。」
「うん、普通わね。でもあの店では子供に食べてもらう為に、お酒は一切使ってないらしいよ。」
「ふ〜ん…。まぁどうでもいいや。」
「えぇー…」
さらに続いて脱衣所。
(す…少し調子に乗りすぎたかな……でも最後はハルカ姉様も気持ちよさそうだったし…大丈夫だよね……)
そう思いながらも、千秋は大満足し今日の事を長々と3ページに渡り日記に書いた。
さまざまな思いはあるものの、三姉妹はそれぞれ満足し、就寝時間を迎えた。
- 484 名前:この野郎:2007/12/20(木) 03:31:04 ID:Zxuuiirf
- とりあえず寝ますorz
この件は、千秋×トウマを回避する為に急きょ作ったので、
広い心遣いで読んでいただければ幸いです。orz
- 485 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 04:05:37 ID:qFceAb62
- タケル×トウマのフラグが立つとは予想外だった
wktkが止まらんぜ
- 486 名前:妖:2007/12/20(木) 05:55:59 ID:cwGdvLYN
- まっ頑張った・・・
俺のフラグ予想を大きく逸れたがな
結果はともあれ文書力向上でGJ
- 487 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 06:45:54 ID:Y4TTAJBM
- 毎回、魅せてくれる!
悶えて転げ回りたいです
- 488 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 12:58:41 ID:m4X1gV1X
- 毎晩深夜までお疲れさまです GJ!
ところで最初の方の、
カナの毛のフラグとか
ハルカ×マコちゃんのフラグとかは
どうなったのだろう?
ま、SSはそんなもんかもしれないけど。
それにしてもハルカ姉さまの身にも何か起こらないものかなあ。
コハルワールドの男は基本みんな小心者だから
チアキならずともお似合いの相手が思い当たらないよなあ。
- 489 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 13:22:05 ID:9JXizz/K
- お疲れ!GJ!
あと文章としては
数字(数字か漢数字か)とカタカナの全角を統一してくれると読みやすくなると思うな
- 490 名前:この野郎:2007/12/20(木) 15:57:02 ID:Zxuuiirf
- ご意見ご感想ありがとうございます。orz
カナの毛のフラグはこの後の夜の出来事編の前フリだったので、ほどほどに活躍します。
ハルカ×マコちゃんフラグは内田により崩壊しました。
保坂が大好きなので、ハルカ×保坂で、気持ち悪い保坂にハルカが片思い…ってフラグ立てようとしたんですが、
…いろいろと気持ち悪いのでやめました。(良い意味で)
数字はこれから123で統一していきたいと思います。ありがとうございます。orz
- 491 名前:この野郎:2007/12/20(木) 16:54:54 ID:Zxuuiirf
- みんながお風呂を出て、夜も10時を過ぎた頃それぞれ寝る部屋に入った。
まず居間、ここには男3人が寝る事になった。…と言っても設定上、タケル・藤岡・トウマの3人だ。
千秋の部屋には、千秋と内田のお友達コンビ。
カナの部屋にはカナとマコちゃんの先輩後輩コンビ。
そしてハルカはいつも通り一人でねていた。
夜10:30分頃、事は居間で寝ていた3人から動き出した。
(僕はあの三人の保護者…そして番犬なんだ。彼から目を離すわけにはいかない。)
(……なんでタケルさんはオレの事をあんなに睨んでるんだろ…何か悪い事したかな…?)
「ちょ…ちょっとトイレ行ってきます…。」
「あぁ、なるべく早く2分以内にかえてくるんだよ。」
「えぇっ…」
藤岡はタケルにそう言って居間を後にし、カナに助けを求めに行った。
2分が経ち藤岡は返ってこない。タケルは様子を見に行く事にした。
…しかし体が動かない。金縛り?…でも手や足は動く…体だけが動かない…。恐る恐る布団の中を見ると、
そこにはトウマが潜り込んで、しっかりとタケルの服をつかんでいた。
無事にカナの部屋にたどり着いた藤岡は、カナの部屋に入った。
「南、マコちゃん、ちょっと入るよ。」
「ん?なんだ、藤岡。か弱い私達を襲いにでも来たのか?」
「ばっ…!変な事いわないでくれよ!」
「えっと…あの……オレ…」
「ちょっ…マコちゃんも本気にしないで!」
その時マコちゃんは二人の話なんて聞かず、お風呂で内田が言っていた事を思い出していた。
(確か内田が、カナと藤岡がしていた事のマネを風呂場でして…って事はこの二人この後また…)
そう考えたマコちゃんは部屋を飛び出した。
「お…お邪魔しましたー!!」
「ちょっと、マコちゃん待って!南もなんとか言ってくれよ!」
「まぁ…いいんじゃない?」
「またそんな事言って…誤解を解かなきゃ……」
そう言って藤岡はマコちゃんを追いかけようとした。
しかしそれをカナが呼び止める、
「藤岡、ちょっと待てよ。」
「…え?あの、あとじゃダメかな?」
「……いいのか?…形はどうあれ、この私と二人っきりになれたんだぞ?」
「そんな事言っても…」
「………。」
何も言わず布団にもぐりこんだカナを、藤岡は置いて行く訳にもいかず、開きかけたドアを閉めた。
(マコちゃんには明日謝ろう…)
- 492 名前:この野郎:2007/12/20(木) 16:55:18 ID:Zxuuiirf
- 一方部屋を飛び出したマコちゃんは、一番安全と思われるトウマとタケルのいる居間に向かった。
しかしそこで見た光景…それはタケルと布団の中で何やらうごめくトウマらしき物体…。
普段なら何とも思わないのだが、この時のマコちゃんの頭の中はもう風呂場の事でいっぱいだった。
(ま…まさか、あの二人も…ってか犯罪?!み…見ちゃダメだ!)
そう思って振り返ったマコトの目の前には千秋が立っていた。
「こんな所で何してんだ?マコちゃん?」
「わ…わぁぁー!ち…千秋こそこんな所で何してんだよ!」
「わ…私はトイレに行くんだよ…。」
「トイレに枕を持って行くのか?」
「うっ……うるさいよ!!」
そう言って少し慌てた感じでトイレとは逆の方向へ歩いて行く千秋。
そもそもトイレに枕なんて持って行くわけがない。ハルカの部屋に向かったのはマコちゃんにでも分かった。
…こうなると残ったのは内田のいる千秋の部屋だけ…。
マコちゃんは少し緊張しながら部屋のドアをノックした。…トントンッ……返事がない。
「う…内田、入るぞ?」
「スー…スー……」
「あれ?もう寝てるのか?」
部屋には寝息を立てる内田がベッドにいた。
その頃廊下を歩いていた千秋は、マコちゃんの予想通りハルカの部屋の前に枕を抱いて立っていた。
普段、ハルカが一番疲れを取る睡眠時間を、千秋が邪魔する事は絶対になかった。
しかし今日、お風呂であった事が千秋の背中を押した。
「ハ…ハルカ姉様。」
「あら、千秋がこんな時間に来るなんて珍しいわね。どうかしたの?」
「いゃ…あの…その……今日は寒いので一緒に…」
「? なんだかよく分からないけど、そんな所に立ってたら風邪ひくよ?こっちおいで。」
「は、はぃ!」
そう言って、ハルカは千秋を布団に招き入れ、千秋はいそいそとベッドにもぐりこんだ。
南家お泊り会、最後の大イベントが始まろうとしていた。
- 493 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 18:23:38 ID:m4X1gV1X
- おお、絶妙なフルーツバスケットによるペアリングだ。
そういえばトウマは見抜けてもマコちゃんは見抜けなかったタケル
- 494 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/20(木) 20:42:43 ID:7pHWmRg7
- 皆の移動がすげぇ自然だw
- 495 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 18:14:36 ID:jWsoeBGY
- 乙!楽しみにまってるっす
- 496 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 21:48:42 ID:S8lsPYv3
- こんばんは。期待している方は少ないでせうが、今晩5レスほど頂きます。
その際>>447を黒歴史とし>>446からの続きを投下させて頂きますことを深くお詫びいたします。
また、「こんなぶつぎり投下ごめんだ!」という方が多数いましたら自重いたします。
今後ともよろしくお願いいたしマスターカード。
- 497 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:25:40 ID:7SHtwNFR
- >>496
待ってました!!!
- 498 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/21(金) 22:45:05 ID:HeemBwxB
- >>496
貴方の場合、本当にスレ読んでるの?って思うぐらい俺たちのレス完全スルーなのが困る
叩きとかならスルーは書き手の基本だが、お願いぐらいは聞いてくれるとありがたいんだが・・・
- 499 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 00:11:22 ID:hIlwKf0C
- >>498
いいんじゃない?
こっちは与えられてる身な訳だし・・・。
- 500 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 01:06:10 ID:88iYCvTh
- >>498
善処します。
- 501 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 01:11:23 ID:88iYCvTh
- 名欄「ぶつ切り」しますんで、NGしたい方はどうぞです。
- 502 名前:ぶつ切り 〜藤岡と南いんトイレ〜:2007/12/22(土) 01:21:23 ID:88iYCvTh
- 「私さ、嬉しかったよ。自分よりも、私のことを優先してくれただろ?本当に、本当に嬉しかったんだ。」
驚いた。俺の欲望に従った行動が、南にはプラスに捕らえられたらしい。嫌われなくてよかった、と安堵。
「とにかく!その、悪かったよ。」
「ううん。」
私は、藤岡へ刺激を与える行為を止めた。あまりにも予想外且つ真剣且つ熱烈な応答に動揺したからだ。
私は冗談はんぶ…いや、七割五分二厘くらいで「誘った」んだ。『愛しい』藤岡をからかってみたくなったんだ。
けどなー、藤岡の私への愛は私のそれ以上で尚且つ私の想像以上だったんだなー、これが。
現に、藤岡からは私への愛オーラが溢れでているのを感じる。
ま、まあ藤岡とそういう関係になるのは悪くないけど、なんというかな、心の準備がなってないし。
てか、ここ学校なわけで、常識的に考えたらそういうことできる筈がない。
そうこう考えていたら、藤岡がキスをしてきた。
またこんな風にキスをされたら理性が吹っ飛びそうになるわけでしてね。
悲しいかな、私の『藤岡からの接吻』耐性はゼロに等しく、現に藤岡を受け入れてしまっている。
- 503 名前:ぶつ切り 〜藤岡と南いんトイレ〜藤岡サイド:2007/12/22(土) 01:25:05 ID:88iYCvTh
- よし、キスはなんとか慣れてきて躊躇なくできるようになった。舌を入れるなんて芸当はまだだけど、南とこうしていられるだけでも俺はテンションが上がる。
中学生の頃からずっと想っていた女〜ひと〜とこんな風に好きあえるなんて、幸せオブザライフだ!
が、その先が問題だ。いくら妄想の中で南としたからといって、俺の経験値がゼロであることに変わりはない。
それ以前に、南が本当に『そんなこと』を求めているのか、と疑いが耐えない。しかしそれは、南の愛への疑いではない。単に、『誘い』が嘘なのでは、という疑いだ。
正直、俺は南のことを未だ理解できない所がある。ただ、それ故に南を好いているのも事実。
あー、考えるのもバカバカしい。南と関係を持たなくても、こうしていられるだけで幸せなんだ。
とりあえず、俺はただそれを味わうことにした。
- 504 名前:ぶつ切り 〜藤岡と南いんトイレ〜:2007/12/22(土) 01:27:37 ID:88iYCvTh
- きぃぃっ…
「「あっ」」
トイレのドアが開く音、そして、一人の足音。二人して驚き、キスを中断する。
足音の主が二人の入る個室の前で止まる。
「おぃ、入ってるか?」
見回りにきた先生であることは明らかだ。二人は心臓をバクバクさせる。
「はいっt…ふご」
カナが答えようとしたのを藤岡はカナの口に手を当て慌てて制止する。ここは男子トイレ、カナが答えたらどう考えてもおかしい。
「す、すみません!もう、出ますんで。」
藤岡は平静を装って答えた。
「そうかぁ。まあ、慌てなくてもいいがなるべく急げよ?十分位したら昇降口閉めるからなぁ。」
先生は疑うこともなくそう言うと鍵だけ確かめて、最後に「急げよぉ」とだけ告げ、去っていく。
足音が遠のきやがて聞こえなくなる。
二人は顔を見合わせる。そして、どちらともなく笑い出す。勿論、先生に聞こえないように静かに。
その時二人は、『何かに成功して笑い出す』という一昔前な映画の主人公とヒロインのように感じた。
そして、それに酔いしれる。
どちらともなく笑うのをやめた。気まずさと良い後味が残る。
ずっとここにいても仕方がない。私は藤岡に提案した。
「帰ろっか。」
藤岡は頷いた。
- 505 名前:ぶつ切り 〜藤岡とカナ、教室〜藤岡サイド:2007/12/22(土) 01:31:16 ID:88iYCvTh
- 俺達は、誰にも見つからないようにトイレから脱出した。といっても生徒はもう殆どいないから心配はない。
俺は南の手をしっかりと握る。南も応じて握り返してくれた。南は照れくさそうに、でも微笑んだ。
教室には誰もいない。電気はまだついている。まだ先生が見回りにきていないみたいだ。
「大分暗くなっちゃったなー。」
南が呟いた。確かに、外は真っ暗、電灯が頑張っている。
俺達は鞄を持って教室を後にする。
「っと、電気電気。」
俺は教室の電気を切る。廊下の蛍光灯の光が教室に差し込む。
「さ、帰ろう…んむっ。」
ふ、不意打ちだぁぁぁああっー!
一瞬だけのキスだったが、俺の心臓は先以上にバクバクしている。
「ああ、帰ろうか!」
み、南はとてもご機嫌だ。
- 506 名前:ぶつ切り 〜藤岡とカナ、家路〜藤岡サイド:2007/12/22(土) 01:34:59 ID:88iYCvTh
- 帰り道。すっかり暗くなりより寒くなる。
南と腕を組み、手もしっかりと握る。これなら温かいや!…なんてこと、物理的にはありえなく、寒いことは寒い。
「南、寒くないか?」
俺は案じた。
「寒いなー。」
空返事。
暫く沈黙が続く。
赤信号にひっかかる。ここの信号はとても変わるのか遅く、一分程かかる。静かに時が刻まれる。
「あのさ、藤岡。」
南が口を開いた。
「うん。」
「さっきのトイレでの事なんだけどさ。」
「うん。」
「そ、その悪かったな、その気にさせてさ。」
「あ…、ああ。」
先の状況を思い出す。南の感触、制服ごしに感じた南を思いだし、半勃ちになる。
「その、さ、からかってみたくなったんだよ。私がああしたら、藤岡がどうなるかなってさ。」
「そう、だったんだ。」
やっぱり、俺の思った通りだったんだ。南は本気だったわけじゃない。少し安心した。
- 507 名前:ぶつ切り 藤岡とカナ、家路A〜 藤岡サイド:2007/12/22(土) 01:36:29 ID:88iYCvTh
- 「私さ、嬉しかったよ。自分よりも、私のことを優先してくれただろ?本当に、本当に嬉しかったんだ。」
驚いた。俺の欲望に従った行動が、南にはプラスに捕らえられたらしい。嫌われなくてよかった、と安堵。
「とにかく!その、悪かったよ。」
「ううん。」
俺は首を振る。
「俺も、なんか嬉しい。南のこと、少しわかった気がするよ。」
「そう、か?」
南はきょとんとする。
「ああ。でもきっと、まだ知らないことの方が多いんだろうなぁ。」
「たとえば?」
「そうだなぁ…」
俺はイタズラっぽく微笑んでみせた。
「スリーサイズ。」
踝辺りに蹴りが入った。
「いつつつ…」
「そんなもの、いつかは分かるだろ!」
気にしていたのかなぁ。ご機嫌斜めだ。
「ごめんごめん。」
「ふーんだ!」
ふくれっ面になる。そんな南もまた
「可愛いな。」
「へ?」
「…え?」
…口に出てた?
互いに顔を赤くする。
反対に、信号が青くなった。
「ほ、ほら!行くぞ藤岡!」
南が引っ張る。
「うわっ、ちょっと…!」
俺達は全速力で走り出した。
- 508 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 01:37:28 ID:88iYCvTh
- ここまで
- 509 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:10:14 ID:8DMpmK85
- GJ!
そして乙です
この帰り道を千秋が目撃してドロドロになる事を望んでるのは自分だけかな?
- 510 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:15:09 ID:BGCVmSOH
- いや、自分も望んでいるw
- 511 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:38:24 ID:my+FLx0D
- 信号+走り出す男女(+車)=先生と二宮君
- 512 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 02:56:56 ID:88iYCvTh
- >>509
おし……いや、なんでもない
- 513 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 08:48:18 ID:SBr0xYn5
- >>511
その発想危険ww
- 514 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 11:38:45 ID:88iYCvTh
- 一人の少女の死から始まった、世界崩壊の物語が今始まる\(^o^)/
- 515 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 12:44:23 ID:DFBA9h7y
- アイアムレジェンド
- 516 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 12:56:49 ID:9x7X/SlF
- メルトから一気に読み進めたが千秋が3転位しててなんか俺弄ばれた感じだぜ・・・orz
他は美味しそうなんだけど千秋は・・・
まぁこの野郎氏は1本の中のストーリーらしいから結局藤岡とはFクラッシュなっちまうのか?
できれば別物として藤岡×千秋を書いてくれれば嬉しかったかも?・・・それとも最後に大ドンデンな展開が!?
- 517 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 13:13:54 ID:lHN+7KVC
- >>516
あれ? 俺書き込んだ覚えないのに…。
- 518 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 13:23:50 ID:BGCVmSOH
- まあまあ、人間弄ばれて成長するものだし(?!)。
- 519 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 13:51:30 ID:7Y0pI8j8
- エロパロでこういうこと言うのもなんだが、俺はエロなしの方が好きだ!
もちろんエロも見るんだが、8:2ぐらいがいい…
ともあれみなGJ!
- 520 名前:この野郎:2007/12/22(土) 14:32:22 ID:u+UXEM9n
- こんにちわ。携帯からお邪魔します。orz
この3日は9割程布団の中で過ごしてました。
体調もほぼ回復したので、今夜から馬車馬の如く続き書きます。
>>516様
ややこしい事した上、誤解をまねいて本当に申し訳ありません。orz
メルトは、歌を聞いてカッとなって書いてしまっただけで、今の話とは全くの別物なんです。
このお泊まり話が終わったら、すぐにメルトの続きを書きます。
しかし、過度の期待はしないで下さい。
- 521 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 14:50:18 ID:9x7X/SlF
- >>520
いいえ、どうせ別物アナザーならおもいっきし過度の期待をさせて下さい!!
- 522 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 16:12:56 ID:lHN+7KVC
- >>519
あれ? また俺?
>>520
まぁ結局はどう話を進めるかは作者次第だから、やりたいようにやってくれればいい。
>>516本人でもないのに、偉そうなこと言うようだが。
- 523 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/22(土) 22:17:06 ID:88iYCvTh
- チアキは藤岡と結ばれるべき。
藤岡はカナと結ばれるべき。
あれ?
- 524 名前:この野郎:2007/12/23(日) 00:27:55 ID:NHBn0t80
- >>483 の続きです。
藤岡が居間を離れてから約3分が経とうとしていた。
タケルはすぐにでも藤岡を追いたかったのだが、布団の中でトウマがタケルを離さなかった。
「ねぇ…おじさん。」
「お、おじ…?!…あのね、トウマ君…あっ、藤岡君がいない時はトウマちゃんで良いのかな?」
「トウマでいいよ。」
「分かった。…でトウマ、僕も一応20代なんだ。だから、『お兄さん』とか『タケルお兄さん』って呼んでくれないかな?」
「うん…。」
「…で何か言いかけたみたいだけど、どうしたの?」
「……あのさ、台所でも聞いたけど…もっと具体的に、タケルはどうしてオレが女だって分かったんだ?」
タケルは少し考えこんでいた。
(おかしいな…何でお兄さん飛び越して、呼び捨てにされてるんだ……?)
「なぁ、タケル聞いてるのか?!」
「ん?…あぁ、ごめん。でも具体的にって言われてもなぁ…どこから見ても女の子だから、いったいどう言ったらいいのか…」
「でも女って言ったらハルカみたいに、髪が長かったり料理が出来たり!…オレなんて髪も短いし、サッカーとか好きで遊んでばっかだし…」
「そりゃーハルカちゃんだって、小学生の時はトウマみたいによく遊んでたよ。」
「そうなのか?…髪も短かったとか?」
「んー…髪は昔から長かったかな。…あ、でも僕はトウマみたいなショートカットの方が好きだけどね。」
「そ、そんな事聞いてないよ…。」
「いや、本当にトウマは可愛い顔してるよ、後10年…いや5年したらハルカちゃんをもしのぐ逸材だ!うん、僕が断言するよ!」
「………」
タケルがそう言うと、トウマは布団の中で黙り込んでしまった。
普段、可愛いや好きなど言われないトウマに、タケルの言葉は少し刺激が強かったらしい。
「? トウマ少し顔が赤いぞ? 暑いなら布団から顔を出せばいいのに。」
「え?…あっ、うん。そうするよ。」
そう言って布団から顔を出すトウマ。すると、顔の約30pほど前にはタケルの顔があった。
トウマの顔はますます赤くなった。
(近い…近い近い!!)
「ん?トウマ本当に大丈夫か?顔が真っ赤だし、少し呼吸も…」
「だ、だだ…大丈夫!うん、大丈夫だから!」
「でも熱があるかもしれないだろ?ちょっとじっとしてて。」
そう言うとタケルはトウマのおでこに自分のおでこを当てた。
その行動にトウマは過敏に反応し声を上げ、後ろを向いた。
「わ…わぁ!!なな…何…?!」
「何って…熱が無いか診てみたんだけど…たぶん大丈夫だよ。」
タケルに背中を向けながらトウマは両手で心臓を押さえていた。
(な…何なんだよいったい…心臓がドキドキしておさまらない……)
しかしタケルは、そんな後ろを振り向いて喋らないトウマを見て勘違いしていた。
(あれ…?もしかして嫌われることしちゃったかな……)
- 525 名前:この野郎:2007/12/23(日) 00:28:28 ID:NHBn0t80
-
「あの……トウマ?僕何かまずい事言ったりしたかな…?もしそうなら謝るけど。」
「えっ?全然大丈夫だよ。その…ちょっとびっくりしただけ…」
「そっか、良かった。あははっ、子供にまで嫌われちゃったのかと思ったよ。」
「? タケルは誰かに嫌われてるのか?」
「うぐっ、さすがは子供…ストレートに聞いてくるね。」
「あっ…ごめん…。」
トウマが気まずそうな顔をすると、それを気にしてかタケルは少し笑いながら話し始めた。
「僕にはレイコさんって言う彼女がいたんだけど、つい最近フラれちゃったんだよ。」
「そ、そうだったのか……その…ごめんなさい。」
「あはは、やめてくれよ!子供に気を使われて僕がみじめじゃないか!」
タケルはそう言って笑ったが、作り笑いと言う事はトウマにも分かっていた。
(タケルは悲しいのに、オレに気を使って笑ってるんだ…)
そう思うとトウマは胸が苦しくなった。
「あ…あのさタケル、そんな顔するとこっちまで悲しくなっちゃうだろ。」
「ん?何を言ってるんだい、僕はいつだって元気さ!元気だけが取り柄なんだから!」
「…そうじゃなくて……その、我慢して笑うこと無いと思う。」
そう言うとトウマはタケルの頭を抱きしめた。
自分でもどうしてこんな事したのか分からない。でも、このままタケルを放っておく事が出来なかった。
「その…今なら誰も顔見えないから。だから無理して笑ってなくていいよ。」
「えっと…トウマ、本当に大丈夫だから…それに子供にこんな事されて恥ずかしいし…」
「あのなぁ、抱きしめてるこっちの方も恥ずかしいんだぞ?」
そう言ったトウマの心臓の音は、頭を胸に押し付けられたタケルにもハッキリ聞こえるほど高鳴っていた。
(そうだよな…小学生でも異性を抱きしめたら恥ずかしいよな…)
「トウマ、…ありがとう。本当にもう大丈夫だから。」
そう言って、トウマから離れたタケルは、さっきよりは多少気分も晴れた顔をしていた。
「なぁ、タケル。そのレイコさんって彼女がいなくなって淋しいのか?」
「そりゃ淋しいさ。週末の彼女とのデートを楽しみに生きてたみたいなもんだからね。」
「そっか……じゃあさ、オレが代わりに週末デートしてやろうか?そしたらタケルも元気出るだろ?なっ!」
「あはは、そりゃありがたいけど、…でもその気持ちだけで十分だよ。」
「でもそれじゃぁ…タケルが…」
「トウマ、僕はもう大人なんだから大丈夫!さぁ、そろそろ寝るよ。」
「………」
そう言うと今度はタケルがトウマに背を向けた。
「タケル……タケル?」
「……」
「おい、タケル!呼んでるだろ!返事くらいしろ!!」
「あのなぁ…トウマ、気持ちは嬉しいだけ……んっ?!」
タケルが振り返った瞬間、タケルをトウマの唇が襲った。
「ぷはっ…!ト、ト…トウマ?!」
「……少しは…少しは元気出たか?」
そう言うと、トウマは自分の布団に戻った。
そしてタケルは藤岡の事など忘れ、一人悶々と夜を過ごした。
- 526 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 00:28:35 ID:ubieH1jk
- まーチアキが藤岡に懐いた原因は「父に似てる」と聞いたからだしね
今も生きてる設定なのかどうか知らんがw二次創作としての妄想にケチをつけるのもナンセンスだし。
- 527 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 01:21:19 ID:jsLwO6cE
- ファンブックじゃ「藤岡への好意は父親に似ていると言われたからか? それとも…」的な
恋愛感情も匂わすことは書いてあったな。 確定ではないけどw
- 528 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 01:40:31 ID:W0BBvW0r
- >>525 GJ!
タケル×トウマはなくてよかった、というところか。
- 529 名前:この野郎:2007/12/23(日) 01:42:29 ID:NHBn0t80
- マコちゃん×内田 編
マコちゃんが部屋に入ると、すでに内田は寝息を立ててベッドにいた。
「おーぃ。内田?寝てるのか?もしもーし?」
「…スー……スー…」
「…寝てるのか……そうだ!」
そう言うとマコちゃんは千秋の机からマジックペンを持ちだした。
「よーし、どんな落書きしようかなぁー。…とりあえず額に肉だな、肉!」
「…むにゃむにゃ……」
「それにしても…こいつ、千秋のベッドで良く寝てるなぁ。」
「…ぇへへ……」
「うわっ、しかも夢まで見てるのか?」
マコちゃんは少し落書きをやめて、内田の寝言を聞くことにした。
「ぇへへ…ぅん……そうだよ……」
「?」
「…あたし…マコト君の事………」
マコちゃんはドキッとしながら更に耳を澄ました。
「………むにゃむにゃ……こんな事……恥ずかしいな…ェヘッ……」
「…って!ちょっ、肝心なとこ聞こえなかっ…」
思わず声を出してしまったマコちゃんは、慌てて自分の口を押さえ内田の様子を伺った。
「スヤスヤ……」
「…よかった……寝てるみたいだ。……でも何て言おうとしたんだろう…気になるなぁ……」
そう思った時、マコちゃんはお風呂場で内田にした事を思い出した。
(そう言えば、オレも内田にちゃんと告白とかしてなかったなぁ…よし!)
するとマコちゃんは何か思いついたように、髪止めを外しマコトに戻った。
「内田、お風呂場でははっきり言わなかったけど…オレ、内田の事好きだから。…その、これからもヨロシクな。」
「……はぃ。」
「……え?」
マコトが驚いた顔をしていると内田の目が開き、『クスッ』っと少し笑った。
「な…お…お前いつから起きてたんだよ!」
「うーん…いつ起きたって言うか、正確には寝てなかったかな。」
「そんな…オレをだましてたのかよ!」
「えぇー…人聞きが悪いなぁ。私は千秋のベッドで横になってただけだよ?」
それを聞いてマコトはその場に崩れおちた。
- 530 名前:この野郎:2007/12/23(日) 01:43:45 ID:NHBn0t80
-
「くっそー!よりによって内田なんかに騙されるなんて…!」
「ちょっ…内田『なんかに』って…傷つくなぁ……」
「しかもオレ…あんな恥ずかしい事……」
「えーっと、確か『オレ、内田の事好きだから』だっけ?」
「い…言うなよ!!」
「アハハハハ、マコト君顔真っ赤だよ。」
そう言われると、マコトは机にあったノートで顔を扇いだ。
「ねぇ、マコト君。」
「わー!ごめんなさい、許して下さい。もう何も言わないで!」
「私もマコト君の事好きだから。」
「………え?」
「だ…だから、私もマコト君のこと好きだって!2回も言わせないでよ恥ずかしい!!」
そう言うと内田はマコトのノートを奪い自分の顔を扇いだ。
「ねぇ、マコト君…。」
「は…はい!」
「…クスッ……何元気よく返事してるの?」
「えっと、ごめん。ちょっとドキドキしてて…」
「私もドキドキしてるよ…。」
その後1分ほどの沈黙が続き、内田がゆっくりと口を開いた。
「……お風呂場の続き…してみる?」
「…えっ……それって…」
「……ぅん…。」
マコトの手を引きベッドに連れてくると、内田はパジャマのボタンを外し始めた。
「ェヘヘッ…なんか脱ぐの見られてると恥ずかしいね……」
「あっ…ご、ごめん!」
「アハハ、何かさっきからマコト君謝ってばっかりだよ?」
そう言って内田はパジャマを脱ぎ、布団の中へ潜り込んだ。
- 531 名前:この野郎:2007/12/23(日) 01:49:40 ID:NHBn0t80
- 正直タケル×トウマは、千秋×トウマの代わりに急きょ作ったおまけでした…orzゴメンナサイ
ちょっとプリンでも食べて落ち着いてきます。
- 532 名前:528:2007/12/23(日) 02:06:16 ID:W0BBvW0r
- タケル×トウマは(これ以上深入りし)なくてよかった
という意味だからな。舌足らずでスマン。
健闘を祈る。
- 533 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 02:51:23 ID:W0BBvW0r
- 千秋×トウマというか、トウマが泣き虫チアキを慰めてやる(いやらしい意味ではなくて)
というのも新鮮でよかったかもね。
でもチアキには、ハルカ姉様からの「夜のレッスン」を過度に期待!
- 534 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 04:28:13 ID:VEmb7/Kd
- GJ
藤岡×夏奈 春香×千秋 マコちゃん×内田って書き終わるのに何日必要なのかな…楽しみにして待ってます。
- 535 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 04:54:15 ID:BVZeNE9W
- >>531
僕の分まで頑張ってください。
- 536 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 05:42:52 ID:koTdS7lq
- ま、合う合わない云々でカプの可能性をバッサリ斬り捨てるのもどうかと思うぜ?
最早この野郎は我輩の舌の植田・・・
- 537 名前:この野郎:2007/12/23(日) 09:42:56 ID:NHBn0t80
- おはようございます。orz
いつもコメントありがとうございます。
風邪でダウンしていた時間を取り戻すべく、朝から休み休み書いていきます。
予定では今日の深夜には、この話を終わらせる勢いです。
- 538 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 14:47:01 ID:mcNt82Rx
- はるかの亀頭責めに狂う保坂か
かなのそれをくらう藤岡
竿への刺激を知らずに
「あれ?出ないなあ?強いな番長」
「ああああ!」
「それでクリアすると後悔するぞ?」
- 539 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 14:54:14 ID:SPer4hy+
- >>532
舌足らずwww
- 540 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 15:39:14 ID:v8SLz6AZ
- >>537
期待してまっせ!
- 541 名前:この野郎:2007/12/23(日) 16:30:32 ID:NHBn0t80
- >>530の続きです
下着姿になってベッドにもぐりこんだ内田は、手際よくマコトのズボンと下着を脱がした。
「あれ?マコト君のココ…お風呂場の時より小さくなってる?」
「あ…当たり前だろ!なんて言うか…ドキドキしたら大きくなるんだよ、きっと。」
「ふぅーん…じゃあ…マコト君、キスしてみよっか。」
「えぇぇ?!」
そう言うと内田は布団から頭をヒョコッっとだし、いきなりマコトにキスをした。
そして再び布団にもぐりこんだ。
「あー、ホントだ。少し大きくなったみたい。今ドキドキしてるの?」
「べ…別に、してないよ。」
「本当に?…私はドキドキしてるよ。」
そう言うと、内田はマコトの手を自分の胸に当てた。
「ね?」
「………」
「? どうしたの?」
「…なんて言うかさ、内田ってエッチな事する時、すごく大人っぽい事言ったり、したりするよな。」
「そ、そうかなぁ?」
「うん、…胸も色気もないけど。」
「でも……そんな事言ってる割には…またココ大きくなったみたいだよ?」
「………」
そう言うと内田はゆっくりと手を上下に動かし始めた。
「ねぇ、マコト君。私少しは上手くなってる?」
「そ、そんなの分かんないよ。」
「じゃあ、これは気持ちいい?」
そう言うと内田は布団の中でもぞもぞと動き出し、マコトの足の間に体を入れた。
するとマコトは、さっきまでの手とは違う…暖かくて柔らかい物に包まれたのが分かった。
びっくりして布団を少しめくってみると、そこには口で咥えながら『どう?』と言わんばかりに、
上目使いで首を少し傾げる内田がいた。
マコトは恥ずかしくなって慌てて布団をかぶせた……しかし内田はマコトが顔を赤くしたのを見逃さなかった。
「マコト君は私が口でしてるの見るとドキドキするの?」
「そんな事無い…かな。」
「そっか、それじゃあ…お布団どけるね。」
「え、ちょっと…!」
- 542 名前:この野郎:2007/12/23(日) 16:32:18 ID:NHBn0t80
- そう言って内田は布団を取り払った。
すると、布団を少しめくった時とは違い、内田の全てがはっきりと見えた。
さっきは暗くて良く分からなかったけど、内田の顔は真っ赤だ。
咥えてり舐めたりしている内田の口元からは、エッチな音も聞こえる…
それに、膝をついてお尻を少しあげ、猫が伸びをしているようなポーズで咥えている姿にもマコトはドキッとした。
そして極めつけはやはりこの表情だった。
暑かったせいか分からないが、内田の呼吸をよく聞くと少し荒い気がする。
咥えたモノを奥まで入れた時に少し目をつむって苦しそうにする表情…
時よりマコトの表情を伺うような上目使い…
そのすべてがマコトの射精を速めていた。
「…内田……オレ……その…」
「ぷはぁ……どうしたのマコト君?…さっきから少し震えてるみたい…痛かった?」
「痛くない、痛くないから…だから…その……口で続けて…!」
「えっ?…うん、わかった!」
初めてのマコトからの注文に内田はさらに張り切った。
マコトも痛くないと言えば嘘になっただろうか…確かに内田の歯が時よりあたり、少し痛い時はあった。
しかしマコトはそんな事はどうでも良かった。
ただ、体全体が震える様な初めての感覚。
マコトは初めてだったが、何かがすぐそこまで近づいている事は分かった。
「内田…気持ちいい……かも…」
「…んんっ……ハァハァ…ホントに?…じゃあもっと気持ち良くしてあげるね……あむっ……」
そう言うと内田は、自分の喉に当たる程奥まで、マコトのモノを口の中に入れた。
それとほぼ同時にマコトは限界を迎えた。
「内田…オレ……もう…!!」
そう言って内田の手を握りしめ、マコトは初めての射精をした。
何が起きたか分からない内田は、苦しそうに眉をひそめ、目をきつく閉じていた。
そしてマコトの射精が終わると、急いで机のティッシュを取り口からマコトの出した精子を口から出した。
「うぅ……にがぃ…それに何だかくさいよぉ…」
「あの…内田、ごめん。」
「もう、マコト君!出る時は何か言ってよ。こう…『出るー!』とかさぁ。」
「ホントにごめんなさい!次からは気をつけます!」
「次からって……うん…わかった。」
そう言うと、内田は顔を赤くしてマコトの横に座った。
何やら内田はモジモジしてひっついている…マコトは不思議そうな顔をしていた。
- 543 名前:この野郎:2007/12/23(日) 16:32:52 ID:NHBn0t80
-
「なぁ、内田?」
「はっ…ひゃぃ!!」
「ひゃい?」
「えっと…な、何?マコト君?どうしたの?!」
何やら内田は挙動不審というか…とにかく様子がおかしかった。
「あの…さっき内田の口に何か出しちゃったけど…うがいとかしないで大丈夫?」
「えっと…だ、大丈夫!」
「でもバイ菌とかあるかもしれないだろ?うがいとか…歯を磨いた方がいいよ。」
「そうかなぁ……じゃあ少し待っててね!」
そう言うと内田は何故か急いで洗面所へ向かった。
マコトはその間に、髪止めや服を着てマコちゃんに戻った。
(はぁ…なんだか急に疲れて来た…って言うか眠い……)
「お、おまたせ!」
「…スー…スー……」
「あれ?マコト君?」
そこには、本当に寝ているマコちゃんがいた。
内田は起こそうかと思ったが、あまりにも幸せそうに寝ているので起こすのをやめる事にした。
「はぁ〜ぁ…幸せそうな寝顔しちゃって。……マコト君、私お風呂場での続きしようって言ったんだよ?」
「……スー…」
「なのに自分ばっかり気持ち良くなって、マコト君…先に寝ちゃうなんてずるいよ。」
「…ムニャムニャ……」
「その…お風呂場では…私だって……と、途中だったし……マコト君の舐めたりしてたから…その……」
「…んっ……うちだぁ〜……」
マコトの突然の言葉に内田はびっくりしてマコトの方を見た。
……どうやら寝言らしい。
「はぁ…ビックリさせないでよ……」
「…うちだ……大好き……ぞ…スー…」
「な…なによ、『大好き…ぞ』って。」
そう言いながら内田は少し顔を赤くしベッドに入った。
そして、洗面所に行ったとき通りかかった居間での出来事を思い出した。
「タケルおじさん…布団にトウマを入れてたみたいだけど……まさかねっ。」
マコト×内田編 終わり
- 544 名前:この野郎:2007/12/23(日) 16:42:34 ID:NHBn0t80
- すいません。完全に寝てました。5時から家族皆が寝静まるまで書き込めないので、
今日中は無理な予感がします。orz
『咥えてり』と、誤字も一か所ありますが、クールな気持ちでスルーしてあげてください。
この後の千秋×ハルカ編には、過度な百合表現があるので苦手な人は飛ばしてください。orz
- 545 名前:ぶつ切り 〜家路〜藤岡サイド:2007/12/23(日) 23:27:35 ID:BVZeNE9W
- 南は走るのをやめない。俺ん家への道はとうに遥か後方で、このままだと南ん家ましっぐらだ。
そして、実際南ん家のマンションまで来てしまった。そこで漸く南は止まった。
「はぁ、はぁ。」
俺も南も息が荒い。当然だ。
「す、すまない。むしゃくしゃしてやった。」
「はぁ、はぁっ。良い、よ。…それに、彼氏、なんだから、家まで送る、なんて当然だろ?」
「そ、そうか?…せう、だな。」
お互い大分息が整う。
「それじゃ、ありがとな。藤岡。」
「あ、上まで一緒に…」
「いいって。悪いよ。」
「かまわない。」
ここで帰ってしまっては中途半端な気がする。ちゃんと門前まで送るべきだ。
「そっか。じゃあ好きにしろ。」
口ではそう言うが、速やかに腕を組んできた。そんな南に思わずにやけてしまう。
- 546 名前:ぶつ切り 〜南家〜チアキサイド:2007/12/23(日) 23:32:06 ID:BVZeNE9W
- 「遅いわねぇ、カナ。」
姉様が呟く。時計は七時半を示していた。
「遅くなるってメールは着たけど、それでも心配…」
「あいつに限って、心配するようなことは起こらないと思います。」
「そうかしら。」
「そうです。」
断言できる。
「でも、やっぱり心配…。誘拐されてたりなんかしたら…」
「はぁ。」
「チアキ、ちょっと外見てきてくれる?心配だから。」
「…」
姉様はテレビに釘付けだ。
「わかりました。」渋々炬燵から抜け出して、蜜柑を一切れだけ頬張り。玄関へ向かう。
確かに、帰ってくるのが遅い。部活をしているわけでもないのに、おかしい。
嫌な予感がする。気のせいだろうか。
私は玄関のドアを開けた。
- 547 名前:ぶつ切り 〜玄関先〜藤岡サイド:2007/12/23(日) 23:40:11 ID:BVZeNE9W
- 玄関前。
「それじゃあ、俺帰るよ。」
「あ、ああ。」
南は不満がる。俺、好かれてるなぁ。
「明日だって会えるんだからさ。」
「そうだけどさぁ…」
うーむ。このままだと暫く帰してもらえなさそうだ。
「キスだ。」
「へ?」
「バイバイのキス、して欲しい。」
なんて提案なんだ。というかキスなんて散々してるじゃないか?
そう思ったのを悟ったのか、反論してきた。
「だーめっ!キスしてくれなきゃ帰さないぞー!」
「わ、わかったよ。」
なんか今日は振り回されまくりだなあ。
「そ、それじゃあ。」
「あ、ああ。」
目一杯の愛を込めてキスをした。
ガチャ
- 548 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:43:17 ID:BVZeNE9W
- ここまで
- 549 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:52:08 ID:0LkPxT95
- >>548
GJ!!!
なんかドキドキしてしまった・・・よ
- 550 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:53:53 ID:H/J30z/N
- (ノ′Д`;)アチャー
- 551 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/23(日) 23:54:54 ID:W0BBvW0r
- さあさあ本番はこれからですな
- 552 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 00:46:22 ID:+9t0wBiT
- みなみけの人たち、携帯持ってたっけ?
- 553 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:03:11 ID:tHNIVrca
- >>552
高校生の携帯電話使用はまあ良いと思うんだ。中学生以下で使用は有り得ない。
- 554 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:03:56 ID:kEiAm5Z/
- 今日日小学生でも持ってるんじゃねえの?
- 555 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 01:12:27 ID:qz1UP5Pb
- その辺はスルーでいいんじゃね?
それにしても修羅場ときたもんだ。
- 556 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 02:50:03 ID:8AZTpdYi
- GJ
本当にドロドロになったな
- 557 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 02:57:24 ID:pGY0KcIj
- ttp://www.imgup.org/iup525311.jpg
誰か藤岡がこれをプレゼントできたSS書いてくれ…
「こんなリボン、私なんかにゃ似合わないよ…」
「そんなことない。南に似合うと思って買ったんだ。付けてみてよ」
「そうかなぁ」
そんなことを言いながら渋々南はリボンを付け始めた。
「は、恥ずかしいからこっち向くな」
「ご、ごめん!」
リボンをつけるくらいで何故か赤くなっている南に疑問をもちつつ、俺は明後日の方向を向いた。
「も、もういいぞ」
南がそう言ったので俺は振り向いた。
「――」
南の姿を見た俺は数秒、何も言えなくなっていた。
「……な、なんか言えって!」
「あ、いや、南に見惚れてた」
そんな恥ずかしい台詞が素直に漏れていた。
「恥ずかしいこと言うんじゃない!」
南は顔を真っ赤にしてリボンを取ろうとする。
俺はその手を止めた。
「すごく似合ってる」
「ば、ばっか言うなぁー」
「本当だよ。そのリボン、すごくかわいい」
「――っっ!」
そう言うと南は真っ赤になって俯いてしまった。
こんなかんじで誰か書けよ
- 558 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 03:06:36 ID:kF5KjtxK
- >>557
いや、そのままお前が書けよw
- 559 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:30:44 ID:MEwL8ftW
- たらららったら〜
- 560 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 04:46:00 ID:8AZTpdYi
- >>557
そこまで書ければ当然続きも期待しちゃうけどダメですか?
- 561 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 05:36:16 ID:B6svcPOk
- >>557
そこまで出来てるなら自分で書こうよ
- 562 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 12:23:23 ID:rP2VrS1l
- この野郎氏はペアリングを変えたけど、
チアキ×トウマ(ノーマルのような気がするけどじつは百合)とか
ハルカ×マコト(百合のような気がするけど、じつは男に恵まれないハルカ姉様がショタに走る)
なんてのもよさそうな気もする。
- 563 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 22:59:45 ID:vyqia7mk
- トウマが見たい
- 564 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 23:17:28 ID:C8zs2IJM
- 聞こえてるよ!切れてないよ!
- 565 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/24(月) 23:20:29 ID:tHNIVrca
- トウマ絡ませる予定だから案ずることなかれ。
- 566 名前:この野郎:2007/12/25(火) 00:52:41 ID:t0YysnAW
- 携帯からお邪魔します。orz
クリスマスくらいまでには終わらせると言いながら、まさか人大杉で入る事すら出来ないとは。
ロードアベレージ?ずっと8.0以上なんですが。orz
- 567 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 00:55:30 ID:p+86hBZS
- 専ブラを導入するいい機会だと思わんかね
- 568 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 00:59:16 ID:cgu9A0hg
- イブの夜に時間をもてあましている輩はこれほど多いのか、
とは思っても口にしてはいけないこと(w
- 569 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 08:11:48 ID:TUtnEjtt
- >>568
むしろ、このスレが立ってからの進行具合考えると少ない方だ。
そういや、何で当日よりイブの方が盛り上がるんだろう。
昨夜はここは盛り上がりに欠けたみたいだが、何だかんだでリアルで盛り上がってたのかな?
- 570 名前:568:2007/12/25(火) 11:15:43 ID:cgu9A0hg
- いや、昨晩は午前1時頃も午前4時になっても板が人大杉になってた、ということ。
- 571 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 11:26:41 ID:zOxdcMIR
- 人大杉で騒ぐ奴は2chブラウザいれろよ
- 572 名前:この野郎:2007/12/25(火) 17:06:26 ID:aM2N56Lp
- >>491 >>492 >>543の続きです。 ハルカ×千秋
ハルカのベッドに潜り込んだ千秋を見てハルカがあることに気づいた。
「千秋?さっきから何か震えてない?」
「…は、はぃ。実は部屋の前で10分程入ろうか迷ってまして…。」
ハルカが体を触ると、千秋の体は小刻みに震えて冷たくなっていた。
「こんなに冷たくなって……すぐに入ってくれば良かったのに。」
「すみません…ハルカ姉様。」
「いいからこっち来なさい。」
そう言うと、ハルカは千秋の体を自分に寄せ、軽く抱きしめた。
「どう?少しはあったかいでしょ?」
「…はぃ。…それに柔らかくて、ハルカ姉様の良い香りがします。」
「…なんだかこうして千秋を抱きしめてると、昔の事思い出すわね…。」
「昔……ですか?」
「そう、千秋がまだ小さかった頃の事…」
ハルカは千秋の髪を撫でながら、昔の事を話し始めた。
「千秋が小さい時はね、体が弱くてすぐに風邪をひいたりしてたのよ。」
「私がですか?」
「うん。…だから心配でいつも千秋に付きっきりだった。お風呂も、寝る時も…」
「そうだったんですか…。」
「でね、カナもまだ小学生で淋しかったのかな…寝る時はカナも私の部屋に来てベッドは皆の部屋にあるのに、この部屋のベッドで3人寝てたのよ。」
「でも子供とは言え、さすがに3人は狭くなかったのですか?」
「そりゃー狭かったよ。カナなんて朝起きたらいつもベッドの下に転がってたもの。」
「つまりカナは昔からバカ野郎だったんですね。」
その後もハルカはしばらく昔の話を続け、
千秋も当時の事は幼くて覚えていなかったのか興味深く聞いていた。
「でも時々カナと千秋を見てると羨ましくなる時があるのよ。」
「え…?」
「千秋は私にわがまま言わないし…それに私の言う事はよく聞いてくれるし、言わなくてもお手伝いしてくれるでしょ?」
「そ、そんなの当然です!」
「でもカナとは喧嘩もするし、千秋もわがままも言うでしょ?」
「それはあいつがバカ野郎だからです。」
「それが少し羨ましい…もちろん喧嘩はしたいとは思わないけど……少しくらいは私にもわがまま言っていいんだよ?」
「そんな…ハルカ姉様に不満なんて微塵もありません。」
「そっか。それならいいんだけど…。」
そう言ったハルカの顔は少しさみしそうだった。
それを見た千秋は心配になって何かわがままが無いか、頭の中を必死に探した。
「ハルカ姉様…あの……」
「ん?どうしたの?」
「……キ…キスしてください」
「えぇ?!」
「その…お風呂では私からしてばっかりだったので…今度はハルカ姉様から……」
千秋の考えたわがままに、ハルカは少し顔を赤らめて困った。
しかし、自分で『わがままを言って』と言ったてまえ断る訳にもいかなかった。
- 573 名前:この野郎:2007/12/25(火) 17:06:49 ID:aM2N56Lp
-
「えーっと…じゃあ目をつむってくれる?」
「はぃ。…こう……ですか?」
「うん。……」
目を閉じて待つ千秋を前に、ハルカはまだ戸惑っていた。
千秋の唇の数センチ手前で止まっては考えの繰り返し…そしてハルカはついに決心した。
『……ちゅっ…』
ハルカは千秋の唇……の横のほっぺにキスをした。
「…えっと……ハルカ姉様?」
「ご…ごめん千秋、やっぱりこれが精一杯みたい……」
「ハルカ姉様……」
すると今度は千秋がハルカの首に手を回し顔を近づけた。
「ダメですよハルカ姉様…ちゃんとココにしてくれなくちゃ……」
「ちょっ…ちょっと待って千秋、こ、心の準備がま……んんっ!」
ハルカがまだ話している途中に、千秋の唇がハルカの口をふさいだ。
舌を入れようとした千秋だったが、いきなりで驚いたハルカは口を固く閉じてしまっていた。
千秋は仕方なく、キスをしては少しハルカの唇を舐め、またキスを……と何回も繰り返していた。
「ハルカ姉様……んっ…これはこれで……ぺろっ……ドキドキしますね……」
「…はぅ……千秋…もう少し……んっ…優しく…」
千秋はその後もキスを続け、徐々にハルカの力も抜けて口が開きそうになっていた。
しかしその時、突然千秋はキスをやめてハルカから離れた。
「あ…あれ? 千秋どうしたの?」
「え…えーっと……その、そう!少しトイレに行ってきます!」
「そ…そう。行ってらっしゃい。」
そう言って千秋はトイレに走った。
トイレに付き、千秋は急いでパンツをおろした。
「やっぱり…おしっこが少し出てる……」
千秋には、大好きなハルカと長時間キスをしたから濡れた…と言う知識は全く無く、自分はおしっこを漏らしたと勘違いしていた。
千秋は急いで下着についたのをふき取り、自分の濡れた部分も拭き始めた。
しかし、そこに触れる度に体は反応し、いくら拭いても出てくるものは止まらなかった。
しばらくすると呼吸は荒くなり、触れる度にビクつく体の反応・出てくる液の量も大きくなっていった。
「だ…だめだ……ハァハァッ…少しも止まらないし…それに……体が熱い…」
千秋はあきらめて下着との間にトイレットペーパーを挟み、少しならそれでカバーできるようにしトイレを出た。
しかし、ハルカの部屋に着くまで…歩くだけでもその感度はあがっていった。
- 574 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 17:35:45 ID:U3kyQ1AV
- / ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` ;
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- 575 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:28:58 ID:Go8Jjf/F
- 今晩、6レス頂きます
- 576 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:39:40 ID:Go8Jjf/F
- 玄関から出た私はただただ困惑する。そして、怒りと妬みの情が沸き上がる。
なんで、なんで藤岡とカナが……!?
私に気づいて二人はしていたことを中断したが、私はみた。二人が熱烈にキスをしていたのを。
「おお、ち、チアキ。ただいま。」
負の感情が更に沸き上がるが、無理やり押さえ込んだ。
「おかえり。」
「あ、あの、チアキちゃん。」
「ん。なんだー?」
あくまでも平静を装うが、心臓は今にも爆発しそうな程高鳴っている。
「その、遅くなってごめんね。」
「いや、気にするな。それより、うちのバカ姉につき合わせてすまなかったな。」
「バカってなんだー!」
無視。
「寒かったろう?上がるか?」
ていうか上がれ!上がってくれ!
「いや、夜も遅いし今日はもう。」
「…そっか。」
私はしょんぼりする。少しでも藤岡と一緒に居たかったのに。日課となっていたので寂しいし悲しい。
藤岡は、気を使ってくれたのか、私の頭を撫でてくれた。温かい。
「ごめんね。明日はちゃんとお邪魔するからさ。」
「当然だバカやろう。」
藤岡は優しく微笑んだ。その様子を訝しげに愚姉は見つめる。
- 577 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:40:59 ID:Go8Jjf/F
- 「そうだ!」
「ど、どうした?」
いきなりの大声に驚く。
「チアキちゃんに、元気になる呪文を教えてあげるよ。」
呪文…?
「ふぅん、この少々ご機嫌斜めな妹を元気にさせるとな?」
カナが茶化す。だが、確かに、今の私はかなり元気じゃない。励ましなんかされたら逆に辛いんだがな。
「特別だから、チアキちゃんだけに、ね。」
「あー!ずるいぞ藤岡ぁ!私にもぉ」
「はいはい、またいつかね。」
藤岡は私の肩に手をおいて、正面から見つめてきた。そう、まるでキスをする時のような………って、なに考えてるんだ!
「一度しか、一度しか言わないからね。」
「あ、ああ。」
落ち着けチアキ!落ち着くんだ。
藤岡は口を耳元まで近づけてそっと呟いた。
「…………!」
「どう?」
「……うん。」
「その、元気に、なって……欲しい。」
「…うん!」
「そう、良かった。」
「ちょ!藤岡!一体どうしたんだよ!チアキが気持ち悪いほど上機嫌だぞ!?」
言うとおりだ。元気かどうかは兎も角、今の私は気持ち悪いほどテンションが
しかし、良いのだろうかそんなこと。もし藤岡とカナの仲が予想通り進展したなら、『そんなこと』はまずい。
藤岡は分かっているのだろうか?
- 578 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:47:01 ID:Go8Jjf/F
- 「それじゃあ、俺はこれで。」
「ああ、気をつけて帰れよ。」
「風邪ひくなよ。」
南姉妹は内心帰ってほしくなかったが、カナはチアキがいたので、チアキはカナがいたので、言えなかった。
そして藤岡は去った。
- 579 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:48:53 ID:Go8Jjf/F
- 「はふはふ。うっめー!」
今晩はおでんだ。骨の髄まで温まる。
「それで、なんで遅かったの?心配したのよ?」
ハルカの問いに箸が止まる。
「いや、…別に」
「…藤岡と、何かあったんだろ?」
うっ、やっぱりチアキには分かったか。
「うん。その、付き合うことになった。」
「え……」
「……」
ハルカの時間が止まる。チアキは特に反応しない。
「い、いやさぁ!藤岡が熱烈に告白してきてさぁ!断る由がないというかさ。」
「そ、そうなんだぁ。」
あれ?なんかハルカが気まずいオーラ出してるぞ?どういうこと?
「おめでとう。」
そう言ったのはチアキだった。ただそれだけ言うと、自室に向かっていった。
なんかよくわからんが、隠し事は良くないしな。なにも悪いことはない。
私はおでんに再び手をつける。
- 580 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:53:33 ID:Go8Jjf/F
- やっぱりか。
私は自室に閉じこもり、ベッドに横になる。
「藤岡、うまくいったんだなあ。」
私はふじおかを抱きしめる。
「ふじおかぁ…」
切ない。切ないよ。
だが、まだ終わってはいない。まだ機はある。私はさっちの藤岡の『呪文』思い出す。
『九時に公園で待ってる。話がしたい。』
所謂、密会だ。もしカナにバレたらカナは怒るだろうか。
いや、カナは関係ない。藤岡と二人きりになれると思うと、それだけで嬉しい。
まあ冷静に考えると、「機がある」は過言かもしれない。だが、私の高ぶる感情に変わりはない。
時計を見る。
「八時半…」
あと三十分か。そろそろ準備でもするかな。
私は制服の上にコートを着、手袋をした。マフラーも忘れない。
「よし!」
防寒は完璧だ。私は気合いを入れる。
ガラッ
「あら?カナ、でかけるの」
「はい。…ちょっとコンビニに。」
「誘拐されるんじゃないぞー。」
「ふっ。」
私は鼻で笑う。
「お前は幸せ者だな。」
「へ?」
「それでは、行ってきます。」
「早く帰ってきなさいね。」
「はい。」
いざ、公園へ!
- 581 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:54:02 ID:Go8Jjf/F
- ここまで
- 582 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:58:25 ID:O3zznu6H
- >>581
リアルタイムGJ!!
ところで、>>580のハルカの台詞は、カナではなくチアキでは??
- 583 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/25(火) 23:59:37 ID:Go8Jjf/F
- うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
- 584 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 00:04:46 ID:bYXakmct
- なんだかドロドロになりそうでこわいよおおおおえおお でも(ビクビクッ
- 585 名前:ぶつ切り 〜機〜チアキサイド お直しも〜ど:2007/12/26(水) 00:09:21 ID:743RwZTh
- やっぱりか。
私は自室に閉じこもり、ベッドに横になる。
「藤岡、うまくいったんだなあ。」
私はふじおかを抱きしめる。
「ふじおかぁ…」
切ない。切ないよ。
だが、まだ終わってはいない。まだ機はある。私はさっちの藤岡の『呪文』思い出す。
『九時に公園で待ってる。話がしたい。』
所謂、密会だ。もしカナにバレたらカナは怒るだろうか。
いや、カナは関係ない。藤岡と二人きりになれると思うと、それだけで嬉しい。
まあ冷静に考えると、「機がある」は過言かもしれない。だが、私の高ぶる感情に変わりはない。
時計を見る。
「八時半…」
あと三十分か。そろそろ準備でもするかな。
私は制服の上にコートを着、手袋をした。マフラーも忘れない。
「よし!」
防寒は完璧だ。私は気合いを入れる。
ガラッ
「あら?チアキ、でかけるの」
「はい。…ちょっとコンビニに。」
「誘拐されるんじゃないぞー。」
「ふっ。」
私は鼻で笑う。
「お前は幸せ者だな。」
「へ?」
「それでは、行ってきます。」
「早く帰ってきなさいね。」
「はい。」
いざ、公園へ!
- 586 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:01:37 ID:743RwZTh
- 今晩中に後3レス程投下できたらなぁ
- 587 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:24:12 ID:743RwZTh
- チアキがでかけてから十分ほど経ったかな。私は、ハルカに尋ねた。
「なあ、ハルカ。」
「なぁに?」
ハルカはテレビから目を離さずに返事をする。
「私が藤岡と付き合ってる、という件について。」
ぷつん
ハルカはテレビの電源を消した。私は続ける。
「さっき私が言った時、ハルカの顔に『マズい』って書いてあった気がしたんだ。」
「………」
「って、図星かよ!」
私はツッコミを入れるが、ハルカはマジに思い悩んでしまっている。
「ぉ、おぃ。どうしたんだよ。」
「あの、ね。カナ。」
やけに深刻な表情だ。
「チアキの前で、付き合うとかそういう話はやめた方が良いと思うの。」
- 588 名前:ぶつ切り:2007/12/26(水) 01:26:55 ID:743RwZTh
- 「チアキの前で、付き合うとかそういう話はやめた方が良いと思うの。」
正直苦しい。けれど、チアキの想いを今の、幸せ絶頂期のカナに教えてはいけない。
「まだ、チアキには早いというかなんというか。」
「あー。」
「だから、」
「なにを隠してるんだー?」
「え!?」
「挙動不審だぞぉ?」
「そ、そんなことは…」
なんで、なんでそんなに鋭いのよぉ〜。
「……いや、分かったよ。」
「えっ?」
「チアキの前ではそういう話はしないよ。チアキの前でのろけもしない。」
いきなりの同意に反応が遅れる。カナは立ち上がり、部屋へと向かう。
最後に
「チアキが可哀想だからな。」
そう言い残して。
- 589 名前:ぶつ切り:2007/12/26(水) 01:28:39 ID:743RwZTh
- 「可哀想だからな。」
そう言い残して私は居間を去った。
実際のところ、私はチアキの想いに感づいていた。だから『可哀想』なのだ。
私と藤岡は好きあっている。これは揺らぐことのない事実だ。つまり、チアキの恋は実らない。
チアキに勝った、という誇りがある反面、私にしては哀れみ(侮蔑ではない)の情もある。
だから、もし明日藤岡のお膝元にチアキが居ても文句を言うつもりはない。私は心が広いからな。
私はベッドに寝転がった。そして、トイレでの出来事を思い出す。
もし、あの時藤岡としていたら。そう考えただけで心臓が高くなり、そして、欲情する。
欲情なんてめっっっったにしないこの私をそうさせた藤岡。偉大だな。
私はそっと、ショーツに手を忍ばせた。
- 590 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:29:43 ID:743RwZTh
- ここまで
- 591 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 01:44:58 ID:G9gmkQAi
- タイトルつけろよ・・・
アボンした意味ないだろ・・・
エロパロ板でいらいらさせんなよ、頼むから・・・
- 592 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 02:50:29 ID:V/0ddiyi
- わざわざNG宣言するお前もきもい
黙ってやれよ
>>589
超乙
これから一人弄り展開っすかw
つか、チアキはどうなるんだよ!
まさかのNice boat,っすか
- 593 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 12:01:33 ID:DgicBXTW
- 巻田佳春とか関谷あさみの世界ならばトウマは確実にナツキに犯られてる
- 594 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 16:00:09 ID:t4GDr3kq
- 保坂
- 595 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 17:46:28 ID:esW99szg
- >>591
こういう糞にはリアルで死んで欲しいな。
- 596 名前:591:2007/12/26(水) 18:01:34 ID:G9gmkQAi
- いや俺もね、ちゃんとタイトルつけてくれれば問題はなんですよ?
いつもは何も言わずにNGにするだけだよ?
でもそれが出来ない上に、何回忠告してもシカトだしね
やっとつけたと思ったらまたつけないし
投下するにも投下する側のマナーがあるでしょうに
- 597 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:15:55 ID:vYLyh/3P
- 何様だよw
作品投下してくれる人達あってのスレなんだから、
それしないお前がどうこう言うのは筋違いだろ。
- 598 名前:この野郎:2007/12/26(水) 18:38:08 ID:3tVQaPLF
- 続 >>573
千秋が部屋を出て約5分、千秋はハルカの部屋に戻ってきた。
気持ち少し内またになりモジモジしている千秋を見て、ハルカは千秋が寒がっていると思った。
「千秋大丈夫?早くベッドの中においで。」
「は…はぃ…ハルカ姉様…。」
そう言うと最初に部屋に来た時とは違い、千秋は刺激を与えないようにゆっくりと布団に入ろうとした。
しかしそんな事とは知らず、ハルカは強引に千秋を布団に引きずり込んだ。
「ほら千秋、早くしないと風邪ひいちゃうよ。」
「えっと、あの…ハルカ姉様。できればその…ゆっくり……ひゃっ?!」
ハルカは千秋を強く抱きしめると、体がなるべく密着するように足を千秋の股に挟んだ。
「ねっ、こうすると暖かいでしょ?千秋もこんなに体が冷えち……あれ?そんなに冷えてない?」
「…くぅ……はぁ…はぁっ……」
ハルカの思っていたほど千秋の体は冷たくなっていなかった。…と言うより温かいくらいだ。
そしてハルカがそれよりも気になったのは、千秋の顔が赤くなり呼吸が荒く、口を固く閉じ眉をひそめている事だった。
「千秋?どうしたの?しんどいの?」
「……んっ…!」
(だめだ…今口を開いたら……絶対変な声が出てしまう…)
『明らかに様子がおかしい…』そう思ったハルカは、とりあえずタケルを呼ぼうと慌てて千秋から離れた。
その時、千秋の足の間に挟まれていたハルカの足が勢いよく抜かれた。
「…きゃっ……うぅ…んんっ……!!」
「千秋?大丈夫?!」
ハルカが足を抜いた瞬間、千秋の体は5回ほどビクッビクッっと大きく反応し、
その後、少しすると千秋は落着きを取り戻した。
「す…すみません。大丈夫ですハルカ姉様。」
「で…でも…本当に大丈夫なの?」
「はぃ。その…少しお腹が痛くて…もう一度おトイレに行ってきます。」
「そう…?しんどくなったら我慢しないで言うんだよ。」
「はぃ。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。」
そう言うと千秋は再びトイレに向かった。
「なんだったんだろう…さっきのは……まだ少し体がビクビクする…」
千秋はトイレで挟んでいた紙を捨て、濡れている部分を拭いた。
さっきとは違い、体が激しく反応するものの、なんとか出てくる液は止まった。
部屋に戻ってきた千秋は最初のようにイソイソとハルカのベッドにもぐりこんだ。
それを見てハルカも安心し、二人は眠りについた。
しかし、寝る直前に千秋は考えていた。
「タケルとトウマがキスしてるように見えたけど…まさかな…。」
- 599 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 18:56:30 ID:vS+RXPmU
- >>596
気持ちはわかるが…そういうときは目をつむり、黙って連続スクロールスクロール!だ
そうすれば、あら不思議、いつの間にかレス番が飛んでる!ってなるから
そのほうがお前のためにもスレのためにもなる
それが大人の対応ってやつだろ?
- 600 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:07:10 ID:DgicBXTW
- 保守がまだ要るのか・・・
- 601 名前:591:2007/12/26(水) 20:30:46 ID:G9gmkQAi
- まあ俺もこのスレでは投下してないからもう自重しようと思います
この野郎さんGJ!次は藤カナかな?
- 602 名前:千秋×カナ:2007/12/26(水) 20:52:10 ID:znKLXUkl
- カナが風邪をひいた。
いつも無駄に元気でバカな奴が。
「ありがと千秋、ずっとついていなくていいよ。もうすぐ千秋の見たいテレビが始まるよ」
「テレビなんてどうでもいいよ、おまえが苦しそうにしているのを見ていると…」
─テレビより楽しい、と続けようとしたが
(こんな時くらい優しくしてやるか)
「心配でたまらない」
コチ…コチ…、時計の音がやたら大きく聞こえる。
「ちあき…」
ポロポロと泣き出す
「うわっ、泣くな」
「だって、千秋がこんなに優しくしてくれたの、生まれて初めてだよ」
「初めてじゃないよ! 何度かあるよ!」
「うれしいよー」
ガバッと抱きついてくる。
「バカッ離せ、病人だろ」
なんとかなだめて寝かしつけたのは、30分後だった。
あの調子なら、すぐ元気になるだろう。
- 603 名前:千秋×カナ:2007/12/26(水) 20:52:26 ID:znKLXUkl
- 次の日
「おはよー!」
朝食の支度をしているハルカに元気よく挨拶をする。
「おはようカナ、よくなったみたいね」
「うん、二人のおかげだよ。あれっ、千秋はまだ寝てるのか」
「それが…」
「ケホッケホッ」
今度は私が風邪をひいてしまうとは、不覚。
ドタドタドタ バタン!
「チアキー、大丈夫か!?」
騒がしいのが来た。
「静かにしろバカ野郎」
「おっとすまない、千秋が風邪ひいたって聞いたから」
どうやらカナの風邪は治ったようだ。
「ああ、見ての通りこのざまだよ、ケホッケホッ」
「安心しろ千秋、今度は私がつきっきりで看病してあげるから」
げっ! そんなことされたら治るものも治らない。
「いいよ、私は静かに寝ていればよくなる。おまえは安心して学校に行け」
「でも心配だよー」
「そんなに心配なら、学校帰りに駅前のプリンを買ってきてくれ。それが一番の看病だよ」
「わかった、必ず買ってくる。楽しみにしててよ千秋」
「頼んだよ」
ようやく行ったか
これで安心して眠れる
- 604 名前:千秋×カナ:2007/12/26(水) 20:52:37 ID:znKLXUkl
- zzz…
むにゃむにゃハルカ姉さま、そこはダメですぅ
「ただいまー!」
玄関からの大声で目が覚めた。
はっ!? キョロキョロと辺りを見回す。
(なんだ夢か。カナの奴、いいところで邪魔して)
ドタドタドタ
騒がしいのが帰って来た。
「千秋ー、プリン買って来たよ、駅前の!」
「静かにしろバカ野郎」
「ごめんよ、ほら千秋の言ってたプリン!並んで買ってきたよ!」
「ああ、ありがとう。でかしたよカナ」
褒められて、ちょっと嬉しそうにしているカナ。
(なんか…、キモイ)
「ほら千秋、私が食べさせてあげる」
プリンを開封し、スプーンにすくう。
「じ、自分で食べれるよ」
「病人は安静にしてなくてはダメです。はい、あ〜ん?」
しかたないなー
「あーん」
おずおずと口を開く。
パクッ、もぐもぐ
「おいしい?」
「…おいひい」
なんだかいつもよりおいしく感じた。
- 605 名前:千秋×カナ:2007/12/26(水) 20:52:45 ID:znKLXUkl
- あっという間にプリンを2つをたいらげてしまった。
「千秋、ほっぺにプリン付いてるよ」
拭いてあげる、と言ってカナが近づいてくる。
ペロ
「のわあああ、ななななにをするッ!!」
「舐めた」
「舐める奴があるかバカ野郎、ティッシュとかで拭けー!!」
このまえのキスといい、いったいどーゆーつもりなんだ。
こういった行為は恋人同士がするものじゃないのか?
ドキドキドキドキ あーもー!
「もういいから、あっち行けよ!」
「じゃあ千秋お大事にねー」
ツインテールを揺らし、楽しそうに部屋から出て行く。
「2度と来るなバカ野郎!」
あいつ絶対からかってる。
私をドキドキさせて楽しんでいるんだ。
風邪が治ったら、仕返ししてやる。
ほっぺ舐めるよりもっとすごいことをして、カナの奴をドキドキさせてやるんだ。
そう考えると、楽しくてたまらない千秋であった。
おわり
- 606 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:52:48 ID:znKLXUkl
- 百合スレ人少なすぎて、試しにこちらに投下してみた。
ちょっとエロあるし、いいよね。
- 607 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 20:56:28 ID:ZcKjbmG8
- GJ
- 608 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:08:43 ID:743RwZTh
- >>595
そういう物言い、やめようぜ。気に食わないなら無視すればいいだけのこと。
>>591
お目汚し申し訳ない。
- 609 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 21:40:58 ID:JqT/7C2w
- >>608
お前さんは無視して作品投下し続けてくれ
youに期待している人のほうがきっと多いから。
- 610 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 22:09:39 ID:vS+RXPmU
- >>608
俺は正直591の気持ちも言い分もわかるんだ
だから、591の言い分を『理解』してこれからも投下を続けて欲しい
591もお前さんに投下を止めろなんてことを言いたいわけではないと思う
今後のお前さんのことはわからないけどさ
ここは大丈夫だけど、他スレ(俺の見てるスレ)だと多分叩かれてた…かも
- 611 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:04:49 ID:LBpavk5S
- 何気なく目を通してみたのだが、やけに面白いのが多いじゃないかこんちくしょうめGJだぞw
ぶつ切りの藤カナと、この野郎氏のはもちろんだが、数々の短編もいい感じで素で感心してしまったわ。キャラのいじり具合もおのおの絶妙だし
ことに今のところこのスレ内だとかなり高エロ度なアツコの一日は、保坂ならありうると言うかやりかねんと普通に思えたよ
- 612 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:05:27 ID:WWGqUwxm
- 保守がだんだん保坂に見えてきた人いる?
- 613 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/26(水) 23:38:08 ID:743RwZTh
- いいえ、ケフィアです。
>>591>>610
見落とさないよう善処します。
- 614 名前:この野郎:2007/12/27(木) 00:48:28 ID:chh6p9WE
- 悪戦苦闘して専用ブラウザ入れてみた…orz
これで書き込めてるかテスト(゚Д゚)
- 615 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 01:12:28 ID:9S4tNl61
- 藤岡の事大好きなのに、クリスマスの話・・・録画失敗しちゃったよぉ・・・
(T_T)
立ち直るために旅に出ます、探さないで下さい。
- 616 名前:この野郎:2007/12/27(木) 02:04:26 ID:chh6p9WE
- >>598の続きです 藤岡×カナ
時を同じくしてカナの部屋では藤岡が困り果てていた。
黙って布団にもぐりこんだきり、返事もしないカナ…藤岡が布団をめくるとカナは寝息を立てていた。
どう言うつもりだろう…寝たふりをしている。
問題は、この100人見たら100人が『タヌキ寝入り』と答える程に演技が下手なカナだ。
「おーぃ、南〜?」
「ぐぅ…ぐぅ……」
「もう寝ちゃったのか?」
「う〜ん…」
どうやら寝ていると言う事で通すつもりらしい。
しかし、目は薄っすらと開き、口はしてやったりと言わんばかりにニヤケている。
どう対処したらいいのか困った藤岡は、せっかくなので少しイタズラをする事にした。
「そうか、南は寝ちゃったのか。…そうだ、あの時みたいにキスしてみようかな。」
「………」
カナはまだ寝たふりをしているが、その言葉を聞き少し頬を赤らめた。
そして寝返りを打つふりをして、藤岡がキスをしやすい様に上を向いた。
カナがその気だと知って、藤岡はもう少し行動をエスカレートさせ、
ベッドに上がり、手と膝をついてカナの上に覆いかぶさるようにして顔を近づけた。
「南、俺…前にも言ったけど、南の事すごく好きだから。」
「…ぐ…ぐうぐう……」
「南は勘違いしてるかもしれないけど…この好きは『愛してる』って意味だから。」
「………」
みるみるカナの顔は真っ赤になって行った。
藤岡は更に顔を近づけ、唇が触れる寸前の所で少し動きを止めた。
「学校では…少し唇が触れるくらいだったから…今度は本当のキスしてみようか…。」
「…はぅっ……」
もはや寝言とは言えない声で反応しつつ、カナは軽く口を開き藤岡を受け入れる準備万端…
しかしここまで来て、藤岡はベッドから降りてしまった。
「やっぱり駄目だ、いくら南が可愛いからって2度も寝込みを襲うなんて…」
「……?!」
「それじゃあオヤスミ。おれ、居間にもどるから…」
そう言って藤岡は扉に手をかけた。
本当は戻る気なんて無いのだが、カナがどんな反応を見せるのか…
もしここでカナに、『いくな!』とか言われれば藤岡のイタズラは大成功だ。
そして藤岡が出ようとした瞬間、カナは藤岡の思い通りのセリフを口にした。
「ま…まて!」
- 617 名前:この野郎:2007/12/27(木) 02:05:24 ID:chh6p9WE
-
藤岡はイタズラが成功した事より、カナが引き止めてくれた事が嬉しくて、すぐに振り返った。
「あはは、冗談だよ南。ちょっとカラかってみ……」
藤岡は振り返ってカナを見た瞬間に思わず息をのんだ。
初めて見る髪を降ろしたカナ。
普段からは考えられない程カワイイ柄のパジャマ。
よほど恥ずかしかったのか、顔は真っ赤で目は少し涙目だった。
「冗談…なのか?」
「えっと…」
「いいか藤岡、お前はこの私をココまで本気にさせたんだ。」
「はぃ。」
「つまり冗談とか言うならば…私はお前の黄金の右を…殺す。」
そう言うとカナは藤岡の前でローキックの素振りを始めた。
「その…ごめんなさ……」
『 ばしっ!! 』
「いたっ!!」
カナは容赦なく藤岡の右足にローキックをお見舞いした。
…しかし相手はサッカーをしている男…。蹴られた藤岡以上に、カナはダメージを負ってしまった…
「くっそ〜!なんで私まで痛い目に…!藤岡、どう言うつもりだ!」
「そ…そんな事言われても、蹴ったのは南だろ?」
「うぅー…もういい、今度は藤岡がベッドに寝転がれ!」
「?」
そう言って藤岡を寝かしたカナは、さっきの藤岡の様に上から覆いかぶさった。
「フッフッフッ…さっきの私がどれくらい恥ずかしかったか…思い知るがいい!」
「でも、さっきは南寝てたんじゃ……」
「う…うるさ〜い!!」
カナはそう叫び藤岡と同じように、勢いよく唇が触れる程に顔を近づけた。
……と言うより触れた。…寸止め失敗だ。
- 618 名前:この野郎:2007/12/27(木) 02:16:29 ID:chh6p9WE
-
書き込めてる事を祈って今日は寝ます。orz
- 619 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 02:25:41 ID:W4w3jd4u
- GJ
[寸止め失敗]に思わず吹いた。
- 620 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 03:07:29 ID:aZA7Wzzq
- いいぞもっとやれ。いややってください。
- 621 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 03:29:02 ID:xJuGyX0e
- ハルカ姉さまを感じさせるくらいまでチアキには攻めて欲しかったな。
甘えて豊満な乳房にむしゃぶりつくとか。
同じベッドに寝ているのだから、夜中に寝ぼけて、とかにかすかな期待を。
- 622 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 03:39:11 ID:hF0pzJHd
- >>615
つ【AT-X】
BSジャパンでやらねぇかなぁ・・・TV東京系が入る地域じゃないんだ・・・
- 623 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 14:46:06 ID:L2aOYNgL
- >>593
激しく同意
- 624 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:00:30 ID:aZA7Wzzq
- 今晩までに8レス投下します
- 625 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 16:16:19 ID:MnITAweG
- wktk
- 626 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:24:09 ID:aZA7Wzzq
- 俺は、約束の時間より8分ほど早く公園に着いた。
俺はベンチに座って彼女を待つ。果たして、彼女は来るだろうか。
再び時計を見ようとした途端、視界が遮られた。後ろから手で目を隠されたようだ。
「うわぁっ!」
だ、誰だ!ってそれは愚問か。俺はそっと彼女の手に触れる。
間違いない。
俺は目隠しを外して振り返った。
「チアキちゃ、うわっ!」
彼女はいきなり抱きついてきた。
「藤岡ぁっ!藤岡ぁっ!」
な、なんなんだこの甘えっぷりは!
「やっと、やっと二人きりに!」
「お、落ち着いてチアキちゃん!」
「はっ!」
漸くチアキちゃんの動きが治まった。
「す、すまない」
今の行動を恥じているのか、もじもじとしている。
「とにかく、座ってよ。」
俺は隣に座るよう促すが、チアキちゃんは容赦なく俺の上に深く座った。
- 627 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:26:07 ID:aZA7Wzzq
- さて、困ったことになった。いや、チアキちゃんとこうする事自体は、南に見つからない限りいいのだが。
普段こうする時は、俺が胡座だったり尻をついて座ったりしていて、そこにチアキちゃんがよっかかる。
つまり、背中がひったりつくだけなんだ。それでも多少はどぎまぎしたけど、最初は。
けど今は違う。今チアキちゃんは深く座っている。つまり、その、股間部がチアキちゃんにピッタシと…。
ぴくっ
まずい。反応してしまった。ばっ、俺には南が…!
ふとトイレでの出来事を思い出してしまう。よりにもよってこんな時に。
「うーん。」
「ど、どうしたのチアキちゃん。」
バレたか!?
「いやなあ、なんだか座り心地がいつもと違うんだ。」
す、座り心地…
「あ、藤岡は何にもきにするな。…『何にも』だぞ?」
「え?」
するとチアキちゃんは前後に微動し始めた。そして、それによって擦られる。
「ち、チアキちゃん?」
「なんだぁ?」
「なんだって、意図的に、やってるんだろ?」
「きにするな、って言ったろ。」
「でも、」
「その減らず口、黙らせてやる。」
チアキちゃんは振り返って小悪魔的に微笑んだ。そして、キスをしてきた。
- 628 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:28:02 ID:aZA7Wzzq
- 藤岡との初キスだ。藤岡をリードしようと頑張ってるがそろそろ限界だ。
しかしまだ決定打を与えてはいない。このままでは来た意味がない。
私は思い切って舌を入れてみた。
- 629 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:29:42 ID:aZA7Wzzq
- ち、チアキちゃん!舌を入れてきた!南ともそんなことしてないのに!
チアキちゃんは容赦なく舌を侵入させてくる。俺は抗えずになすがままにされてしまう。
なんだろう。ただのキスよりも、その、ドキドキする。舌の、初の感触に性的興奮が高まる。
チアキちゃんは、体勢が辛くなったのかこちらを向いて、おれにそろ小さな身体を預けた。
しかも、俺の股間部への「愛撫」を続けながら、キスもより激しくしている。
分かる。
チアキちゃんはマジで誘ってる。ていうか、俺の理性がヤバい。
でも、俺は南の彼氏だ。俺は南と付き合ってるんだ。チアキちゃんを受け入れるわけにはいかないんだ。
俺は、チアキちゃんを押し離した。俺の口の中はチアキちゃんの唾液でいっぱいだ。その事実だけでもヤバい。
「藤岡…、ごめんなさい。」
「え…?」
「私、もう知ってるんだ。二人の関係。なのに」
「いや、俺こそ。チアキちゃんの想いに答えられなくて…」
チアキちゃんは微笑んだ。
「そんなだから、好きになっちゃったんだ。」
「ご、ごめん。」
「…ううん。いいんだよ。でもな。」
「でも?」
「責任は取れ。」
- 630 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:31:47 ID:aZA7Wzzq
- 「え?」
「責任だよ。今から私が言うことをしてくれさえすればいい。」
なんだろう。全く見当がつかない。
「いいか。よく聞け。」
「う、うん。」
なんだろう。チアキちゃんから躊躇いを感じた。一瞬だけ。
「恋人としてカナにしたこと、カナとしたことを私にもやれ!」
「え、え〜っ!?」
なんてムチャクチャな条件だ!ていうかそれ以前に…
「カナと別れろなんてことは言わない。だからせめて、私のことも愛してほしいんだ!」
いや、だから…
「さあ!言え!カナと何をした!」
「き、キス。」
「…へ?」
「キス、までだよ。舌を使ったキスなんて、したことなかったよ。」
「…本当なのか?」
「本当。」
チアキちゃんは鳩に豆鉄砲を当てたような顔をした。
「は、初めてだったんだよ本当に。こんなキス、初めて…」
「つまりさ、」
「うん。」
チアキちゃんが微笑んだ。
「藤岡の彼女は実質私だな。」
「え…」
「ふふふ、言ったろ。藤岡は気にしなくていい。」
そう言うと、チアキちゃんは俺の制服のズボンのチャックを下ろした。
「何度言えばわかるんだ。やっぱりその減らず口は塞がないとな。」
そう言って、またキスしてきた。
- 631 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:34:54 ID:aZA7Wzzq
- またもや、舌を絡ませるキス。そしてチアキちゃんは右手をズボンの中、そして下着の中に侵入させてきた。
情けないことに、俺はチアキちゃんを止められなかった。
遂にチアキちゃんの指先が俺の陰茎に触れた。
「んっ」
ヤバい。触れただけなのに気持ちいい!
チアキちゃんは最早躊躇う事なく、竿を握った。冷えた手がこれまた気持ちいい。
更には、しごき始める始末。理性が崩れは……はっ、はあっ…!
- 632 名前:ぶつ切り:2007/12/27(木) 16:36:02 ID:aZA7Wzzq
- はっくしょん!
チアキちゃんの動きが、俺のくしゃみと同時にピタリと止まる。
「あ、その…」
「え、あ…」
チアキちゃんは慌てて侵入させていた手を抜く。
「す、すまない!私としたこどがこんな…!」
我に帰った、というべきか。
「いや、俺こそ、ちゃんと断れなくて…」
「…ううん。」
これで一安心だ。
「寒いし、今日は帰ろ?」
「…うん」
チアキちゃんは素直に立ち上がった。
俺も立ち上がり、チャックをしめた。
俺はチアキちゃんに手を差し伸べた。
「家まで送るよ。」
- 633 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 16:39:15 ID:aZA7Wzzq
- 俺とチアキちゃんは、しっかりと手を繋いで歩く。
「…、それで、話…はなんだったんだ?」
「ああ…」
すっかり忘れてしまっていた。
「わかった。話すよ。」
チアキちゃんは何かを覚悟しているようだ。鋭いな。
「俺がチアキちゃんを呼んだのは、俺の事を諦めてもらうためだったんだ。」
「え…あき、らめる?」
チアキちゃんの声が震える。
「うん。最初はね。でも、チアキちゃんの『熱烈なアプローチ』を受けたら考えが変わったよ。」
「え…」
「チアキちゃんの想いは僕が思っていた以上に真剣だった。蔑ろにはできないよ。」
「それじゃあ!」
「けど、だからといってチアキちゃんてつき合えるわけじゃない。」
「…じゃあ。じゃあ、どうしてくれるって言うんだよー!」
俺はあくまでも冷静に答えた。
「さっきの条件、飲もうか。」
- 634 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 16:40:33 ID:aZA7Wzzq
- \(^o^)/
- 635 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 18:41:16 ID:VuZFohrv
- おいいいいいいいいいいいいふじおかあああああああああああああ
- 636 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 18:49:17 ID:y3ztTDZS
- うぅむ、感想は保留にさせてもらうかな。偉そうで悪いけど、今後の展開次第ってことで1つ。
- 637 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 19:18:44 ID:KzslQa+S
- 藤岡………恐ろしい子。
- 638 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 19:23:11 ID:p2OsJH2q
- かなし〜みの〜むこう〜へと〜
- 639 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 19:45:34 ID:hF0pzJHd
- 藤岡死ね→NICE(ry
- 640 名前:妖:2007/12/27(木) 21:13:49 ID:269aPsTm
- インテル藤岡生きろ
ついでに
インテル誠 生きろ
ニコ動見た奴には分かる
- 641 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 21:41:40 ID:aZA7Wzzq
- 不評か…
- 642 名前:妖:2007/12/27(木) 21:46:25 ID:269aPsTm
- >>641
内容はGJ
だが、終わり方が・・・・・
と言うわけで続き書いてくれ (=●w●=)/頼む
- 643 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 22:00:50 ID:v4Pd36bg
- みなみけ見逃して嘆いている香具師に
http://rimo.tv/
こんなのどうぞ。
ようつべとか嫌いな香具師は無視してくれ
- 644 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 22:03:20 ID:v4Pd36bg
- すまん
sage忘れてしまった
- 645 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 22:03:53 ID:y3ztTDZS
- >>641
いや、出来が酷いとかじゃないんだ。
むしろこれからの展開が気になるぐらいだから、是非続きを読みたいところ。
- 646 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/27(木) 22:21:03 ID:rGBgjchp
- >>616-
おお藤カナパートだ!うむ、この後が非常に楽しみな流れですな。寸止め失敗がカナらしいwあと専ブラ導入おめでとう
>>626-
藤岡ーーー?!千秋だけかと思ったら藤岡まで暴走しだしたーーーーーー!しかし条件を飲むと言ってもある意味飲んだも同然のはずだろ?何するんだ?
- 647 名前:この野郎:2007/12/27(木) 22:44:36 ID:chh6p9WE
- 藤岡許すまじ!!w(゚Д゚)
上手いこと書き込めていて一安心です。
コメントくれた方々ありがとうございます(´-`).。oO(今夜も頑張る)
- 648 名前:この野郎:2007/12/28(金) 00:46:49 ID:41+ijnpN
- 続 >>617
カナの寸止めは見事失敗し唇が触れた瞬間、二人は驚いて目を開き、その際に目が合ってしまった。
非常に気まずいこの事態を打開すべくカナの頭はフル回転した。
(お、落ち着けカナ!ここで取り乱したりしたら藤岡の思うつぼだ!……まさかココまでが奴の作戦だったのか?!
藤岡…敵ながらあっぱれな男よ…だが私にも考えがある…この天才策士カナに不可能はない!)
と、カナの頭はおかしな方向へフル回転した…その間約10秒。
そしてカナはゆっくりと唇を離し、藤岡に覆いかぶさりながら、顔の横に自分の頭を置いた。
「あ…危なかったな藤岡。私が本気だったなら、お前の頭は今のヘッドバッドで真っ二つだったぞ。」
「…えっ?!ヘッドバッド?」
10秒間もキスをしたにも関わらず、ヘッドバッド……藤岡はその言葉を聞いて驚いた。
(こういう時はどう言ったらいいんだろう…結構長いことキスしてたよな…でも南はごまかそうとしてるし…)
(あれー…なんだろうねこの空気は……すごーく重いよ…まさか藤岡気づいてたのか…?)
それぞれ考えること約1分、カナは耐えきれなくなって口を開いた。
「えーっと…。その、すこーし…ほんの少し触れた…かな?」
「あっと…そ、そうだね!少し触れたかも知れない!」
「そっかそっか、でも3秒ルールで大丈夫だよな?」
「…3秒ルール?」
「そ、そうだ!3秒以内のキスは…キスにカウントされず無効化されるシステムなんだ。」
カナの無茶苦茶なルール…そもそもどう考えても3秒は超えていたが、
この気まずい雰囲気から逃れるために、藤岡は何も言わずうなずいた。
(顔が熱い……そうか、南とキスしたのもあるけど、今も体は密着してて…南が耳元話すから息も…
それにしても柔らかかったなぁ…南の唇……)
「なぁ、藤岡。…どう……だった?」
「え?どうって…?!」
「だ、だから!その…無効化されたとは言え、少しでも触れただろ?その、私とのキスはどうだった?」
「…それは……柔らかくて気持ち良かった…今でも体に柔らかい南の感覚が残ってるって言うか…」
「そそそ…そうか!そうだろう!私の唇にかかれば藤岡もイチコロだな。」
「…アハハッ、そうだね。南にキスされちゃ俺なんてイチコロだよ…。」
藤岡の余裕の返答にカナは焦った。
(まずい、このままでは…完全に藤岡のペースになってしまう…)
「いや、藤岡。お前の唇もなかなかのもんだったぞ。」
「…?どういうこと?」
「その…唇を通して体中が今も気持ちいと言うか…まぁ難しい事は藤岡にはわかるまい!」
何とか意地を張りとおしたカナ。
そんな必死のカナを見て、藤岡はカナが愛おしく思えて仕方なかった。
そして藤岡は、カナの頭を撫でようとした。
- 649 名前:この野郎:2007/12/28(金) 00:47:22 ID:41+ijnpN
-
しかし頭を撫でようとした藤岡の腕は何かに挟まって動かなかった。
藤岡はカナが勢いよく倒れこんだ時、とっさに手でガードしたらしく体と体の間に手が挟まっていた。
「南、ちょっとごめん。」
そう言って藤岡は手を抜こうとした。
「…きゃっ!……わっ……どどど…どういうつもりだ藤岡?!」
「えっと…どうって、手を抜くだけで……」
…藤岡が手元に目をやると、その両手はがっちりとカナの胸をつかんでいた。
藤岡は慌てて胸から手を離し、その場で謝り続けた。
「ご…ごめん!これはその、事故って言うか…えっと…」
「……………」
「?……南?」
魂が抜けたような顔で天を見つめるカナ。
「私は……」
そしてしばらくするとスクッと立ち上がり、頭を抱えて床を転げ回り始めた。
「うわー!私は何をしているんだ!!あまつさえ寸止めを失敗しキスをしたと言うのに!!」
「み…南、落ち着いて!」
「今度は胸を揉まれて、『唇通して体中が気持ちい』とか言っちゃったよ!」
「ちょっ…そんな大声で…みんなに聞こえちゃうから!」
「なんなんだ私は?!欲求不満なのか?藤岡の体を求めているのか?!うわぁぁー!!!」
その後、約5分間転げ回ったカナは、恥ずかしさの余り隠れる場所を求め部屋を飛び出した。
最初にたどり着いたのは居間だった。
「ト・・・トウマ!タケル!助けてく……」
しかしそこでカナが見たのは、トウマとタケルがキスをしている現場だった。
カナは自分に、『これは幻覚だ!』と言い聞かせ、内田のいる千秋の部屋に向かった。
「千秋、内田!部屋で私をかくまってく……」
『…くちゅっ……ねぇ、マコト君…これ…気持ちいい?…ねぇ。』
『…き…気持ち良すぎる……かも…。』
ここでも聞こえてくるのは内田の声と、千秋では無くマコトの何やら喘ぎ声の様なもの…
しかも風呂場で自分が藤岡に口でした、あのイヤラシイ音まで聞こえる・・・
『これは幻聴だ……』カナはそう信じ、誰もいないトイレで一夜を過ごす決心をした。
…しかしトイレの扉は閉まっており、中から声が聞こえてくる……
『だめ……あっ!…出てくる液が…少しも止まらない…んんっ…それに体が熱い…』
トイレから聞こえてくるのはまぎれもなく千秋の声だった……
あまりの事にその場に座りこんだカナは、体を引きずり、残るハルカの部屋へ向かった。
- 650 名前:この野郎:2007/12/28(金) 00:47:52 ID:41+ijnpN
-
「は・・・ハルカ……助け…助けてくr……」
そう言いながら扉に手をかけたカナだったが、ふとあることを考えていた。
(待てよ…あのトウマがキスをしてて…千秋はトイレで……内田とマコトは……
じゃあ中学通り越して高校のハルカはあんな事やこんな事…!!)
そんな事を考えてると頭がフラフラし、よろよろ歩き廊下でカナは倒れこんだ。
次の日目が覚めるとカナは藤岡に付き添われ、ベッドで寝ていた。
どうやら、あの後すぐ倒れる音に気づいた藤岡が見つけて運んでくれたらしい。
「わ…悪いな藤岡…。」
「そんな、もとはと言えば俺が悪いんだし、…でもビックリしたよ。 アハハッ…」
「…どうした?藤岡、お前少し変だぞ?」
「えぇ?!そ…そんな事…あっ、俺トウマと朝連しながら帰るから!じゃぁまた月曜学校で!」
そう言うと藤岡はトウマを連れ、いそいそ先に帰ってしまった。
カナは朝食を食べるため居間へ向かった。
「やぁ、みんなおはよう。」
「何がおはようだバカ野郎。お前藤岡と一緒にいたみたいだけど何かしたのか?ご飯も食べず急いで帰っちゃったぞ。」
「えぇー…別にこれと言って何も……」
「そうか。ところでバカ野郎、お前パジャマもろくに着れないのか?」
「え?」
カナがパジャマを見てみると、ボタンを一つずつかけ間違えていた。
それをみたカナが不思議そうな顔をした。
「ホントだ…でもおっかしいなぁ…私、パジャマはボタン外したりしないんだけど…??」
それを聞いて、カナ以外の皆はピンときた。
カナが言ったことが本当なら…ボタンが一度全部外され誰かが着せた…部屋には藤岡だけ……
すると内田、カナ、ハルカ、マコちゃんは不気味にほほ笑んだ。
「な…なんだお前らボタンくらいでニヤニヤして!!気持ち悪いぞ!!」
しかしそんな中、笑っていない男が一人そうタケル(自称南家の番犬)だ。
「カナちゃん!駄目だよ!!男女が一緒に寝るなんて!彼もしばらく出入り禁止にしなくちゃ!」
タケルは何やら誇らしげにやりきった顔をしている。
しかし、周りの視線は冷たくタケルに突き刺さった。
「おい、タケル。お前昨日トウマとキスしてたな。」
「あ、それなら私も見たぞ。おでこをひっつけてるだけかと思ってたけど…やっぱり。」
「あー!!じゃあ私が見た、トウマを布団に入れてモゾモゾさせてたのって…フェ……」
「ちょっと待って!ちがっ…それは…!」
「おじさん?……帰ってください。」
「ちょっと…ハルカちゃんまで!……ちょっ…イタタッ!!」
その後、ハルカにつまみ出されたタケルの出入り禁止が解けるのは、3ヵ月あとだった。
終。
- 651 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 01:01:35 ID:4fABCPo2
- ちょッッッΣ( ̄□ ̄)!!
フジオカ!!何やってん??
とりあえず、
GJ!!&お疲れ様でした!!
- 652 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 01:06:18 ID:WteZk/Zu
- お、おい、続きかけよ!!!!!
- 653 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 01:27:13 ID:+jemW0HW
- 黒マコトのSSが見たいオレは…
- 654 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 01:47:22 ID:s2dpVLsj
- 続き続き!GJ続き
- 655 名前:この野郎:2007/12/28(金) 02:51:08 ID:41+ijnpN
- × すると内田、カナ、ハルカ、マコちゃんは不気味にほほ笑んだ。
○ すると内田、千秋、ハルカ、マコちゃんは不気味にほほ笑んだ。
最後まで失敗してましたね。orz
最後までコメントくれた方々ありがとうございました(゚Д゚)ノ
明日からは、以前ニコニコで歌を聴いて、ついカッとなって書いたメルトの続きを書くので、
暇つぶしにでも見てください。orz
メルト
>>390-391 >>423-425 >>440-441
- 656 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 05:37:33 ID:1PXlPTzc
- >>653
黒マコちゃんならこんな感じだな
Stage1.トウマ ラッキースケベからお互いの倒錯的な性を意識しちゃって、ちゅっちゅな展開→黒覚醒
Stage2.内田 性に目覚めたマコトはまず手始めに内田を標的にする。
夢見がちな内田はマコトに見つめられて告白されると、そのまま流されて…。
Stage2.5 初めての3P
Stage3.カナ マコトの豹変ぶりに興味を持ってからかってみるも、アホの子策に溺れる
Stage4.ハルカ スケコマシを極めたマコトは、マコちゃんのままハルカにじゃれつきイチャイチャ。
年下の女の子に甘えられて悪い気のしないハルカ。ふと気づくとあれマコちゃんの股間に違和感が。
Stage5.千秋 最近様子のおかしい二人の姉を問い詰めるも…。
ここまで妄想できるのに筆を起こせる文才がないじぶーん。職人さんの降臨を待つお(´・ω・`)
- 657 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 05:49:42 ID:LA1epWbZ
- この野郎氏GJ!
なんとなく最後は駆け足のような気もするけど、まずは完結に乾杯。
黒マコちゃんか・・・ハルカ姉様の油断に乗じて毒牙を・・・は無理ありすぎだろうな。
「お姉さんが教えてあげる」的に状況に引きずられてズルズル深入り・・・しかイメージできないな。
- 658 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 12:49:28 ID:X7DYg+WB
- そろそろトウマがでてもいいじゃないか!
- 659 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 19:34:44 ID:vTkhFDLO
- リコだろ………………………………………
- 660 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 21:44:44 ID:INng3XPJ
- >>650
終了ですか、お疲れ様でした。ニヤニヤじゃなくていやいやいいもの読ませていただきました。藤カナもさることながらマコ内の行方も気になりますな
しかし藤岡、寝ているカナになにをした?
- 661 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 22:09:34 ID:GnVbNsPc
- >>659
そういや、過去にリコものってあったっけ?
なかったはずだが、記憶違いであってほしいぜ。
- 662 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 22:41:08 ID:vTkhFDLO
- リコみたことない……あんなに可愛いのに……
いいよ誰も手出さないなら俺が愛でるよ
- 663 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 22:59:45 ID:sSNKy1Pg
- 吉野×内田書いてるんだけど、投稿してよろしいですかね?
- 664 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:06:11 ID:DJe5QlxQ
- >>663
さあ頼むよ!
- 665 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:09:26 ID:GnVbNsPc
- >>662
それは文章で愛を表現すると解釈してもいいのかな? だったら、wktkして待ってよう。
- 666 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:27:01 ID:hdv1UvMX
- てかリコってどんなんだっけ
- 667 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/28(金) 23:37:01 ID:IEfDrfYa
- ほくろのある子
- 668 名前:この野郎:2007/12/29(土) 01:47:05 ID:W3NsfFpD
- メルト
>>390-391 >>423-425 >>440-441
千秋の日記。
南家クリスマスパーティーは大賑わいで開催されていた。
トウマの奴は、今日もずうずうしく藤岡の……私の特等席に座っている。
トウマが座る前に座ろうと思えば座れた……でも遊園地のデート以来、藤岡を以前より意識している私は、
今までの様に座るのが恥ずかしく、指を咥えて見ていることしか出来なかった。
(いいんだ今は……このパーティーをきっかけに、藤岡と前みたいに戻るんだ…。)
…しかし夜の8時が近づき、昼から始まったパーティーも終わろうとしていた。
一人帰り…二人帰り……気がつけば残りの客はトウマと藤岡だけになっていた。
結局トウマはずっと私の特等席に…おそらく二人は、サッカーの話でもしながら一緒に帰るのだろう。
そう思うと、今日一日藤岡を独占していたトウマに怒りすら覚えた。
「さぁーて、藤岡。そろそろ俺達も帰るか。」
「んー…悪いトウマ、今日は先に帰っててくれないか?」
「え?うん、まぁいいけど。じゃあな!」
そう言うとトウマは一人で家に帰った。
予想外だ…どうして藤岡は残ったんだ?やっぱりカナと一緒にいたいのか?
そんな事を考えてると、いつの間にか藤岡が居間から消えていた。
「おい、カナ。藤岡はどこへ行った?帰っちゃったのか?」
「あー、なんか珍しくハルカが部屋に連れていったぞ。」
「ハルカ姉様が…?」
確かに珍しい…いったい何を話してるんだろう……
しかし気になって居間から覗いて見ても、見えるのはハルカ姉様と藤岡の後姿だけだ。
しばらくすると、ニコニコしたハルカ姉様と、緊張したような顔の藤岡が戻ってきた。
そして、良く分からないが藤岡が私の方をずっと見ている…
「千秋ちゃん、ちょっとこっちに来てくれるかな?」
「ん…なんだ藤岡?」
そう言われ私が藤岡に近づくと、藤岡は簡単に私を持ち上げ特等席に座らせた。
「な…なにするんだいきなり!!」
「えっと、千秋ちゃんが座ってなかったら寒いって言うか…ここが千秋ちゃん席だし……」
「そ、そんな事言っても…さっきまではトウマが座ってたじゃないか!」
「その…ごめんね、千秋ちゃん。」
(何故藤岡が謝ったんだろう…勝手にやきもち妬いて怒ったりしたのは私なのに……)
そう考えると、私は藤岡に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「いや…いいんだ。悪いのは私だし……えっと…ごめんなさい。」
なんだか心の中がすっきりした気分だ。清々しいって言うのはこう言う事か。
私は藤岡にもたれ掛りながら、久々の特等席で話をしたりテレビを見たりしていた。
遊園地での話に夢中になっていると、あっという間に10時を過ぎていた。
- 669 名前:この野郎:2007/12/29(土) 01:47:58 ID:W3NsfFpD
-
藤岡の日記
南にクリスマスパーティーに呼ばれ、イブの夜を南家で過ごすことになった。
このパーティーでオレがしなくてはいけない事は2つ!
まず一つは、サンタクロースに扮し作戦を成功させること!
そしてもう一つ、千秋ちゃんとのギクシャクした関係を修復することだ。
…とは言っても、あの日以来千秋ちゃんを「妹の様な存在」ではなく「女の子」と意識してしまって、
なかなか上手く話せないと言うか…どう接したらいいのか……
顔を見るだけで緊張して、まるで少し前までの、南と話したりする様な感じだ。
今日もオレの前には、千秋ちゃんではなくトウマが座っていた。
トウマはサッカーもやっていて、話も合うし楽しいんだけど…やっぱり気になるのは千秋ちゃんだ。
いつもトウマと話していると機嫌が悪くなり…今日もご機嫌斜めのようだ。
夜も8時になり、パーティーも終りが近づいていた。
気がつけば、残っている客はオレとトウマの二人だけだった。
「さぁーて、藤岡。そろそろ俺達も帰るか。」
「んー…悪いトウマ、今日は先に帰っててくれないか?」
「え?うん、まぁいいけど。じゃあな!」
この後サンタ役をするオレは、そう言ってオレはトウマの誘いを断った。
千秋ちゃんが寝るのは10時頃らしいので、皆でテレビを見ることにした。
テレビを見ているとオレはハルカさんに肩を叩かれ、話があるらしく他の部屋に連れていかれた。
「ねぇ、藤岡君。最近千秋の様子がおかしい事気づいてた?」
「はぃ。…えっと、遊園地に行ってから、なんかオレ避けられてるみたいで…」
「…フフッ。それは違うと思うよ…。私はね、千秋は照れてるんだと思うの。」
「え?でも、前までは普通に一緒に座ってテレビ見たりしてたのに最近は…やっぱり嫌われて……」
話している途中に、ハルカさんは何かに気づいたのか、少し居間の方に目をやった。
「でも千秋…さっき居間から心配そうにこっち見てたよ?」
「…え?」
「千秋はね、藤岡君と遊園地に行って、きっと今まで以上に藤岡君の事が好きになっちゃったのよ。」
「………」
「だから恥ずかしくて…藤岡君と話とかしたいけど、どうしたら良いのか分らないんじゃないかな…」
さすが高校生と言った感じか…説得力と言うか…確かにそんな気がしてきた。
「ハルカさんはそんな事まで分るなんて凄いです…。さすがは年上と言うか……」
「藤岡君だって千秋からすれば年上のお兄さんなんだから、しっかりリードしてあげなくちゃ…ねっ!」
そう言うと、ハルカさんはいつも通りニコニコしながら居間へ戻った。
今思えば、この時すでにハルカさんは、千秋ちゃんだけでなくオレの気持ちまで気づいていたのかもしれない。
居間に戻ったオレは、緊張しながらも千秋ちゃんを呼んで前に座らせた。
トウマを座らせていた事を怒られたが、謝るとすぐに許してもらえた。
その後は千秋ちゃんも上機嫌で、一緒にテレビを見たり話をしたりしていた。
遊園地の事などを話していると、あっと言う間に時間は10時をまわっていた。
- 670 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 05:13:42 ID:0xs9I80K
- さて、気まずい状態から立ち直った後どうなるのかwktk。
また寝るつもりなのに変にテンションが上がっちまったから困るw
- 671 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 17:59:10 ID:ELMMu4wW
- いいぞもっとやれ。いや、やってください。
- 672 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:35:27 ID:UNiq1mEf
- うん、すごくたのしみっす
- 673 名前:この野郎:2007/12/29(土) 23:39:27 ID:W3NsfFpD
- 千秋の日記
夜10時…いつもならそろそろ眠くなる時間だが、今日は藤岡がいるせいか眠くならなかった。
ハルカ姉さまは「パーティーの後片付けがあるから」と言って台所へ行き、
いつもなら私が手伝うのだが、今日は何故かハルカ姉さまはカナを連れて行った。
居間で藤岡と二人になり、さらに遊園地の話は盛り上がりをみせた。
「藤岡はジェットコースターが怖かったんじゃないか?」
「え?そんな事無いよ?」
「だって私が先に乗り場の階段を上がって、藤岡を呼んだのにお前なかなか来なかったじゃないか!」
「そ…そうだっけ?」
「そうだよ!ずーっとうつむいたまま上がって来ないから、私が降りて引っ張って行ったじゃないか。」
「あー、そう言えばそうだったね!…アハハ。」
藤岡は恥ずかしかったのか、顔を少し赤くしながら笑っていた。
そしてその後、藤岡が私に反撃を仕掛けてきた。
「そう言う千秋ちゃんだって、最後に入ったお化け屋敷が怖かったんでしょ?」
「ば…ばかっ!私はお化けなんて怖くないよ!」
「でも中では珍しく悲鳴あげて、ずっとひっついてたのは誰だったかな?」
「それは…うぅっ……」
「それにお化け屋敷から出たら、凄く涙目で泣きそうになってたよ?」
「う……うるさーい!!」
藤岡は少し意地悪そうに笑いながら話してきた……よかった、気付かれていなかったらしい。
本当は怖くなんてなかったんだ。ただもっとひっつきたかったから、驚いたふりをしただけ…
それに、最後泣きそうになったのは…もう帰らなくちゃと思ったからだ。
でも藤岡には少しもばれてなかったらしい…。
- 674 名前:この野郎:2007/12/29(土) 23:40:29 ID:W3NsfFpD
- 「…それじゃあ一番楽しかったアトラクションは何だ?」
「う〜ん…そうだなぁ、やっぱりメリーゴーランドかな。」
「ぇっ?メリーゴーランドって、藤岡は乗ってなかったじゃないか。」
そう、確かにあの時藤岡は「少し疲れたからベンチに座って待ってる」と言って、
メリーゴーランドには乗っていなかった。
「うん、でも千秋ちゃんがメリーゴーランドから降りた時、オレのこと探してたでしょ?」
「えーっと…確か乗った場所と違うところで止まったから、藤岡がどこにいるか分からなくなったんだ。」
「その時にオレを見つけて、手を振りながら笑顔で走ってきた千秋ちゃんはすごく可愛かったよ。」
「……なっ…そ、そんなの乗り物なんて関係ないじゃないか!バカ野郎!!」
「あははっ、ごめんごめん。でも本当にそれが一番思い出に残ってるから。」
そう言って、藤岡の奴は謝りながら笑っていた。
確かにあの時は雨も上がって元気だったとは言え…私はそんなに楽しそうにしていただろうか…。
私は恥ずかしくなって、藤岡から少し目をそらした。
「えっと…あの、千秋ちゃん?…怒ってる?」
「…いや、別に怒ってないよ。」
「あっ!そうだ、これオレからクリスマスプレゼント!」
藤岡はそう言うと、ポケットの中を探り紙切れを取り出した。
「これ…新聞の集金の時にもらったやつなんだけどさ……」
「……水族館の招待状?」
「そう!もしよかったら来週の日曜日でも一緒に行かな…」
「行くっ!絶対いくよ!……あっ…」
私は嬉しすぎて、藤岡が話し終わる前に答えてしまった。
それによく考えてみれば、カナはともかくハルカ姉さまは用事があるかも知れない。
「えっと、私は大丈夫なんだが…ハルカ姉さまは用事がないのか聞いてみるよ。」
そう言って私は台所へ向かおうとした。
「あっ、千秋ちゃん!」
「ん?なんだ?」
「その…水族館のチケットって二枚しかないんだよね…」
「えーっと…それって……つまり…」
「うん。遊園地の時みたいに、オレと千秋ちゃんの二人で行かない?って意味なんだけど…。」
私の思考回路は完全にストップしてしまった。
二人っきりのお出かけなんて、遊園地が最初で最後と思っていたのに…
こんな最高のクリスマスプレゼントが……
「……ち…・ゃん?……千秋ちゃん?」
「…あっ!…えっと、悪い…ボーっとしてた。」
「その…無理にとは言わないけど…」
「え?!行く!行くよ!行くに決まってるだろ!」
「…? 良かった。じゃあ前と同じ時間に同じ場所で。」
藤岡がそう言ったとほぼ同時に、カナが台所からやってきた。
そして、藤岡の耳元で何か言ったと思うと、藤岡は時計を見て「そろそろ帰る」と言いだした。
確かに時計を見ると、すでに11時前だった。
カナは何故か藤岡を連れて一緒に外へ出て行った。
その直後ハルカ姉さまがやってきて、そろそろ寝なさいと言った。
…そして私は思い出した。今日がクリスマスと言う事を。
11時…毎年サンタに扮したタケルがやってくる時間だ。
私はハルカ姉さまを困らさないためにもベッドに入ることにした。
- 675 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/29(土) 23:56:11 ID:1AxFFxtb
- wktk
- 676 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 00:04:23 ID:60HFyx+k
- チアキかわいい
- 677 名前:この野郎:2007/12/30(日) 00:19:33 ID:wyg5BC5c
-
藤岡の日記
夜10時…南の話では、そろそろ千秋ちゃんは寝る頃なのだが…そんな様子は無かった。
ハルカさんは気を使ったのか、今日は珍しく千秋ちゃんではなく南を手伝いに連れて行った。
千秋ちゃんはそれを見て、少し不思議そうな顔をしながらも、遊園地の話を続けた。
「藤岡はジェットコースターが怖かったんじゃないか?」
「え?そんな事無いよ?」
「だって私が先に乗り場の階段を上がって、藤岡を呼んだのにお前なかなか来なかったじゃないか!」
「そ…そうだっけ?」
「そうだよ!ずーっとうつむいたまま上がって来ないから、私が降りて引っ張って行ったじゃないか。」
「あー、そう言えばそうだったね!…アハハ。」
オレはとりあえず笑ってごまかした。…助かった。
本当はジェットコースターが怖かったわけじゃなく、あの時千秋ちゃんは先に上にあがった訳なんだけど、
…その……短いスカートだったので、呼ばれて上を向いたら…下着が見えてしまったのだ。
それで上が向けなかったんだけど…どうやら千秋ちゃんは気づいてないらしい。
オレはとりあえず話を変える事にした。
「そ、そう言う千秋ちゃんだって、最後に入ったお化け屋敷が怖かったんでしょ?」
「ば…ばかっ!私はお化けなんて怖くないよ!」
「でも中では珍しく悲鳴あげて、ずっとひっついてたのは誰だったかな?」
「それは…うぅっ……」
「それにお化け屋敷から出たら、凄く涙目で泣きそうになってたよ?」
「う……うるさーい!!」
千秋ちゃんは顔を真っ赤にして必死に反論してきた。
よっぽどお化け屋敷が怖かったんだろう…普段はクールなのに、お化けが弱点なんて…本当に可愛い。
でも、これ以上は本当に怒られそうなので、これ以上お化けの話はやめることにした。
「それじゃあ…千秋ちゃんが一番楽しかったアトラクションは?」
「うーん…そうだなぁ…観覧車かな。」
「観覧車?…結構意外だなぁ…」
オレはてっきりジェットコースターやメリーゴーランドと答えると思っていた。
「どうして観覧者なの?」
「だって15分くらいの間、藤岡と二人でいっぱい話ができただろ?」
「……あははっ…そ、そうだね!」
千秋ちゃんはサラッと言ったが、オレはそれを聞いて内心ドキドキした。
なんて言うか…嬉しいって言うか…顔が熱い。
とにかく話を終わらせよう…そう思い、オレは話を続けた。
「そう言えば観覧者と言えば、千秋ちゃんが膝の上に乗るもんだからゴンドラが傾いてたよね。」
「仕方ないだろ?ここが私の席なんだから!」
「そうそう、それと同じ事を降り場のおじさんにも言ったんだよね。」
「『片方に寄ると危ないよ』って言ってきたから、膝の上が私の特等席なんだ!って言ってやったんだ。」
「それで、おじさん苦笑いしながらオレと千秋ちゃんの方見て……」
「そう、藤岡と私を見て、『仲のいいカップルだね』…って言ったんだよね。」
話が終わるどころか、ますますおかしな方へ話は進んでしまった。
- 678 名前:この野郎:2007/12/30(日) 00:20:17 ID:wyg5BC5c
-
オレは、慌てて
「あはは、本当にまいっちゃうよね!」
などと言ってしまった。
すると、千秋ちゃんは機嫌をそこねたのか目を逸らしてしまった。
慌てたオレはポケットから水族館の招待券を取り出した。
「えっと…あの、千秋ちゃん?…怒ってる?」
「…いや、別に怒ってないよ。」
「あの、これオレからクリスマスプレゼント!」
いきなりだったので千秋ちゃんは少しキョトンとしてしまった。
「これ…新聞の集金の時にもらったやつなんだけどさ……」
「……水族館の招待状?」
「そう!もしよかったら来週の日曜日でも一緒に行かな…」
「行くっ!絶対いくよ!」
どうやら喜んでくれたらしい…オレはとりあえずホッとしていた。
すると、千秋ちゃんは立ち上がり、ハルカさんのスケジュールを聞きに行こうとした。
オレは慌てて千秋ちゃんを呼びとめた。
「あっ、千秋ちゃん!」
「ん?なんだ?」
「その…水族館のチケットって二枚しかないんだよね…」
「えーっと…それって……つまり…」
「うん。遊園地の時みたいに、オレと千秋ちゃんの二人で行かない?って事なんだけど…。」
千秋ちゃんの動きが止まった…と言うか時間が止まった感じだ。
1分程返答がなかったので、オレは勇気を出して返事を聞いてみることにした。
「千秋ちゃん?……千秋ちゃん?」
「…あっ!…えっと、悪い…ボーっとしてた。」
「その…無理にとは言わないけど…」
「え?!行く!行くよ!行くに決まってるだろ!」
「…? 良かった。じゃあ前と同じ時間に同じ場所で。」
オレがそう言ったとほぼ同時に南が来て、オレは外に連れ出された。
「藤岡、お前がいちゃ千秋の奴がなかなか寝ないんだ。」
「あっ…そっか、もう11時前だったのか。」
「いまハルカが千秋をベッドに誘導してるから、お前はこのサンタの衣装を着ておくんだ。」
「うん、わかった!」
そう言って、オレはサンタの衣装を身にまとい、千秋ちゃんが寝るのを待った。
- 679 名前:この野郎:2007/12/30(日) 00:24:50 ID:wyg5BC5c
- コメントやwktksていただきありがとうございます。orz
二人の日記と言う事なので、内容が微妙に違うのは仕様なので、
よろしくお願いします。(゚Д゚)
- 680 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 00:36:34 ID:p/tKZr+B
- >>679
( ;∀;)イイハナシダナーこの野郎。乙だこの野郎。
続きwktkしてますこの野郎。
- 681 名前:この野郎:2007/12/30(日) 01:12:02 ID:wyg5BC5c
-
千秋の日記
「それじゃあ千秋、オヤスミなさい。」
「はぃ。おやすみなさい。ハルカ姉さま。」
ハルカ姉さまに寝るように言われ、私は自分の部屋へ向かった。
そして扉を閉めて、しばらく藤岡にもらった水族館の招待状をながめていた。
私は、扉をちゃんと閉めた事を確認すると、ベッドに飛び込み転げ回った。
「……嬉しい…嬉しい!!藤岡が私にだけくれた!藤岡は3姉妹の中で私を選んでくれたんだ!
水族館なんて言った事無いけど…藤岡となら楽しいに決まってる!」
私はベッドの上で転げ回りながら、時よりチケットを見てはニヤケ…また転がったりしていた。
しかしいつタケルサンタが入ってくるか分からない…
いったん落ち着いて、チケットを手帳などを置いている鍵付きの引出しに直し、電気を消しベッドに戻った。
しかしまだ胸がドキドキして眠ることが出来ない…私はしばらく布団の中で眠れずにいた。
すると、ハルカ姉さまが部屋の様子を見にきた…タケルが来るみたいだ。
とりあえず私は寝たふりをする事にした。
『ガチャ……ゴソゴソ…』
扉を開けてプレゼントらしき袋を置いていく音がする…毎年のことながら、タケルにはサンタの才能がない。
もしこんなのがサンタだったら、子供は物音に気づき、凄い確率でサンタは見つかってしまうだろう。
そんな事を考えながら私はタケルが部屋を出るのを待っていた。
…しかし一向に出ていく気配がない……と言うかずっと横に立っている?
私は少し気味が悪くなり、寝返りをうつふりをしてパンチをおみまいしてやった。
『……ドスッ!!』
我ながらなかなか良いパンチが入った。
「わっ…イテテッ……!!」
その声を聞いて私は驚いた……タケルの声じゃない。
私が少しだけ目を開けて横を見てみると、そこにはタケルより小さい…うずくまるサンタがいた。
- 682 名前:この野郎:2007/12/30(日) 01:13:13 ID:wyg5BC5c
-
「びっくりした……千秋ちゃん…起きてないよね……」
「うっ…うーん……スヤスヤ……」
「ふぅ…良かった。」
私は、とっさに寝たふりをしたが、その声…身体的特徴はまさに藤岡だった。
…しかし100%決まったわけじゃない。もしかしたら本物のサンタかも知れない……
「…あれ?さっきので髭がずれちゃった…付け直すか……(ぺりぺり)」
藤岡だ。交じりっ気なし、100%藤岡だ。
なんだ?!今日はタケルが来れなくて代わりに来たのか??訳が分からない。
その後、藤岡は髭も付けずにこっちをじっと見ている…ってか近づいている……?
えーっと…近づいてると言うか……藤岡の顔が目の前まで……
「千秋ちゃん…メリークリスマス…。」
そう言うと藤岡は私のほっぺに軽くキスをした。
落ち着け…落ち着け私!!…そう自分に言い聞かせながら、私は平静を装った。
しばらくすると藤岡サンタは髭を付け、部屋から出て行った。
部屋の外からはカナと藤岡の声が聞こえる…
「南、千秋ちゃんグッスリ寝てるみたいだけど・・・起こさなきゃだめなの?」
「当たり前だろ!千秋の夢を取り戻すため、お前を呼んだんだ!」
「…でも気持ちよさそうに寝てるし……」
「いいからもう一回行って千秋に顔を見られてから出てくるんだ!」
……そう言う事か…。つまり私が藤岡サンタを本当のサンタと間違えればいいんだな…。
すると藤岡サンタがもう一度部屋に入ってきた。
今度は咳ばらいをしながら足音も大きめだ…仕方なく私は演技をした。
「んんっ…あれ?……プレゼントが…・ん?」
「あ、メ…メリークリスマス!」
そう言って藤岡サンタは部屋を出て行った。
私は藤岡が家から脱出できるように、10秒数えてから深呼吸し部屋を飛び出した。
「ハ…ハルカ姉さま!今私の部屋にタケルではないサンタが!!」
その後、カナにも馬鹿にされたが、とりあえず藤岡の面目は保たれただろう。
私はそう思いながら、その夜キスをされた方のほっぺを触りながら考えていた。
「あのキスは…どういう意味なんだろう……」
プレゼントの中身はクマの人形だった。
私はそのクマにふじおかと名付けた。
- 683 名前:この野郎:2007/12/30(日) 01:38:52 ID:wyg5BC5c
- 藤岡の日記
玄関の外でオレはサンタの衣装を身にまとい、千秋ちゃんが寝るのを待っていた。
しばらくすると、南が出てきてOKサインを出し、オレは千秋ちゃんの部屋の前に連れて来られた。
南とハルカさんは、怪しまれないために居間でテレビを見ながら待機しているらしい。
それにしても、少しだけ顔を見られて逃げるなんて…そんな器用なこと出来るだろうか…
ともあれ千秋ちゃんの夢を取り戻すためにやるしかない!
『ガチャッ!……ガサガサ!!』
オレは、ドアのあける音を大きくしたり、プレゼントを置くときに音を鳴らしたりしてみた。
…しかし起きる気配はまったく無い。
千秋ちゃんが起きないので、しばらくそばで立ってみる…机の上には遊園地での写真が飾られていた。
そう言えば観覧者に乗る前に写真撮られて、それを千秋ちゃんにねだられたんだっけ…
一枚1000円と言うぼったくり価格だったけど…こうしてもらえるなら買って良かった…と言うか嬉しいな。
そんな事を考えながら突っ立っていると、寝返りをうった千秋ちゃんの手が、偶然にもオレの足を直撃した。
「わっ…イテテッ……!!」
しまった…思わず声を出してしまった……。
慌てて千秋ちゃんが寝ているか様子を見ると、寝息を立てて眠っていた。
オレは付けていた髭がずれてしまったので、一度外して付け直すことにした。
…それにしても可愛い寝顔だ。天使のような寝顔とはよく言ったものだ。
気がつくとオレは千秋ちゃんの唇に吸い込まれる様に顔を近づけていた。
しかし、寝ている千秋ちゃんの唇を奪うなんて…それはしてはいけない……
ぎりぎりで理性を失わずに我慢したオレは、
千秋ちゃんの耳元で『メリークリスマス』と言って、ほっぺにキスをした。
あまりにも幸せそうに寝ているので、起こすのが可哀そうになり、オレは一度部屋を出た。
「南、千秋ちゃんグッスリ寝てるみたいだけど・・・起こさなきゃだめなの?」
「当たり前だろ!千秋の夢を取り戻すため、お前を呼んだんだ!」
「…でも気持ちよさそうに寝てるし……」
「いいからもう一回行って千秋に顔を見られてから出てくるんだ!」
南にそう言われ、オレは千秋ちゃんの部屋にもう一度入ることになった。
今度は咳ばらいをしながら足音も大きめにしてみた。
ハッキリ言って、こんなサンタじゃすぐに子供に見つかるだろう…
そんな事を考えていると、いきなり千秋ちゃんが動き出した。
「んんっ…あれ?……プレゼントが…・ん?」
突然のことに、オレは慌てて作戦を実行した。
「あっ…メ…メリークリスマス!」
そしてオレは部屋を出た。
外に出ると、南が「でかした!」と言ってオレを外に連れ出した。
とりあえず千秋ちゃんは夢を取り戻せるらしい…
オレは満足しながら家に帰った。
- 684 名前:この野郎:2007/12/30(日) 01:41:40 ID:wyg5BC5c
-
今日はこの辺で!(゚Д゚)ノ
リアルタイムにコメくれた方々ありがとうございます!orz
- 685 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 02:04:17 ID:X8ciElBY
- この乙野郎が!!
- 686 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 04:20:35 ID:EXXFMyUC
- この野郎、眠れねぇじゃねぇかw
- 687 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 04:42:38 ID:EXXFMyUC
- 細かい突っ込みウゼーって奴はスルーなりNGなりを推奨。
トウマと藤岡が出会って意気投合した後に、ふじおか登場じゃ時間系列乱れてないかい?
そんなことが頭によぎっても十分萌えられたけど。
- 688 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/30(日) 11:48:00 ID:i7rNibbt
- 乙かれ〜何時も楽しみにしてるっす
- 689 名前:この野郎:2007/12/30(日) 18:01:05 ID:wyg5BC5c
- コメントありがとうございます(゚Д゚)
その一言が描く意欲を湧かせてくれています。orz
>>687
アニメではトウマが先でふじおかは先週登場したばかりなので、
うっかりしていました。orz
そんな所に気づくほど見ていただいてありがとうございます(゚Д゚)ノ
- 690 名前:この野郎:2007/12/30(日) 23:18:38 ID:wyg5BC5c
- 千秋の日記
「…ちょ…ふじ……そんな……嫌じゃなぃけど…こころ……準備っ……」
『ハッ!!』
朝から良い……変な夢を見て私は飛び起きた。
カレンダーの今日の日付には、赤い丸が記されている…今日は約束の日曜日だ!
目覚ましは一応8時にセットしたけど、時計を見るとまだ7時……約束の時間は9時だ。
少し早いが私は支度をはじめた。
この日の為に用意した新しい服に、一番のお気に入りのスカート。
いつもはバッグなんて持ち歩かないけど、今日は肩から掛けるバッグも用意した。
中には髪をとかすクシと、お財布…それに昨日用意した手作りクッキーだ。
すべての準備を整えて、私は一度カガミの前に立ってみた。……うん、大丈夫!
朝食は食べようか迷ったが、お腹が出たりしたら嫌なのでヨーグルトだけ少し食べた。
時計を見ると時間は8時30分…少し早いが私は家を出ることにした。
「今日は、吉野の家で勉強会をしてきます。……っと。」
机の上にそう置手紙をして、私は家をでた。
別に嘘をつく事も無かったのだが、藤岡とデートと書くのは少し照れくさかった。
家を出ると外は恐ろしいほどに寒かった。
震えながら階段を降り、私はとりあえず体を温めるために駅まで走ることにした。
「あっ、千秋ちゃんおはよう。」
「えっ?」
待ち合わせの場所は駅なのに、何故かマンションを出た所で藤岡が待っていた。
「驚かそうとしてココで待ってたんだ。」
「待ってたって…何時からだよ!」
「うーん…8時前くらいかな…?」
「じゃあお前は30分以上もここに立ってたのか?!」
「うん、驚いた?」
全く驚いた。今日の朝の気温は1℃と天気予報で言っていたのに、
わざわざ私を驚かすために30分もこの寒い中待っていたなんて…
顔は笑ってはいるけど、藤岡は体中震えていた。
「驚いたって言うか…お前バカだろ!風邪ひいたらどうするんだよ!」
「ごめん…そうだね、今日は寒いから千秋ちゃんも風邪に気をつけないと。」
「…いゃ、私はいいんだけど…そのお前の体の事が心配…って言うか、その…」
「あっ!そうだコレ!」
そう言うと藤岡は私に手袋を取り出した。
「手袋…?」
「うん。すぐ使えるように袋とか取っちゃったけど…少し遅れのクリスマスプレゼント!」
「え?…でも私はもう水族館のチケットも貰ってるし……」
「あれは貰いものだったから…こっちが本当のクリスマスプレゼントって事で!」
「そ、そうか…その、あ…ありがとう。」
そう言って私は藤岡から手袋を受け取ろうとした。
しかしその時触れた藤岡の手は、凍っているのではないかと思うほど冷たかった。
私は慌ててその手袋を藤岡に突き返した。
- 691 名前:この野郎:2007/12/30(日) 23:20:44 ID:wyg5BC5c
-
「お前、すっごく手が冷たいじゃないか!その手袋はお前が使えよ!」
「…オレは大丈夫だから、それにせっかくのプレゼントだし、千秋ちゃんが使って……ねっ?」
「そんな事言っても…お前の方が寒いだろ……わかった、じゃあ半分ずつだ!それでいいだろ!」
そう言って私は左手に手袋を付け、右は藤岡に渡した。
藤岡は少し迷っていたが、私が強引に言うと申し訳なさそうに手袋を装着した。
「うん、これあったかいよ。ありがとう藤岡。」
「喜んでもらえて良かった…でもごめんね、千秋ちゃんの右手……」
「そんなの…こうすればいいだろ!」
そう言って私は藤岡の手を握り、駅へ向かい始めた。
恥ずかしくて顔なんて見れない…顔を合わせない様に、私は藤岡の手を引いて少し前を歩いた。
緊張のせいか、右手を通して体中が火照っていた。
「な…なぁ、藤岡。お前は水族館に行ったことがあるのか?」
「うーん…3回くらい行った事はあるかなぁ。 千秋ちゃんは初めてなの?」
「うん…。」
そう、私は水族館たるものに今まで行ったことが無かった。
風のうわさで魚などを見る場所と聞いた事はあるのだが、詳しい事は知らなかった。
「水族館ってのは魚とかがいるんだろ?」
「そう、大きい水槽にいろんな魚がいるんだよ。」
「大きいって…1mくらいか?」
「いやいや、もっと大きいよ!」
「じゃあ私の部屋の窓…2mくらいもあるのか?」
「うーん…それは着いてからのお楽しみかな。」
藤岡は少し笑いながら、そう言って詳しい事は教えてくれなかった。
そんな話をしているとあっという間に駅に到着した。
駅に着いてすぐ、藤岡は切符を買いに行った。
つないでいた手が離れた瞬間、右手は一気に冷たくなり、火照っていた体も冷めていった。
しかし、自動改札を通り切符を財布にしまうと、今度は藤岡が私の手を握った。
私の時とは違い、スムーズに何の迷いもなく……
「やっぱり手袋が無い方は手が冷たくなっちゃうね。」
「あ…あぁ…そうだな。私もそう思っていた所だよ。」
「ごめんね。この前の傘と言い…なんで二人分買ってこなかったんだろ…」
「……でも…こうしてると両方の手が温かいから別にいいよ…。」
「あははっ、そう言ってもらえると助かるよ。」
「…そ、その代り……絶対手を離すなよ!…その……寒くなるから…!」
そう言って私たちは電車に乗り込んだ。
- 692 名前:この野郎:2007/12/30(日) 23:41:46 ID:wyg5BC5c
-
今回は藤岡の日記は必要無いので、飛ばします(゚Д゚)ノ
- 693 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 03:48:00 ID:p6S/Ztzz
- >>692
(・∀・)千秋カワイイヨ千秋
- 694 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 09:01:06 ID:g+bz2tKs
- >>692
アニメじゃこの2人は3話しか絡まなかった(12話はサンタとしてだし)から、
その分の補充に最適なSSだぜ。ガッカリ感を忘れさせてくれる。
- 695 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 19:46:21 ID:M3DyOHpV
- 明けましておめでとう、チアキちゃん。
- 696 名前:名無しさん@ピンキー:2007/12/31(月) 19:55:46 ID:C2VpQYd7
- フライングだバカ野郎
- 697 名前:この野郎:2007/12/31(月) 21:22:36 ID:8bj6+AIW
- よいお年をだバカ野郎!
- 698 名前:この野郎:2007/12/31(月) 23:02:20 ID:12PGc8mG
- 藤岡の日記
電車に乗ると、座る場所は満席だ。…まぁ快速電車だから仕方ない。
しかし千秋ちゃんは慌てた感じでオレに訪ねた。
「ふ…藤岡?!どういう事だ!この前はあんなに空いてたのに!」
「この前は普通電車だったからね。こっちは着くのが早い代わりに、乗る人が多いんだ。」
「…で、座る場所のない私たちはどうすればいいんだ?降りるのか?」
「え?どうするって…そりゃ立って乗るしかないかな。」
オレがそう言うと、千秋ちゃんは更に慌てだした。
「立ったまま電車が動くと言う事か?!」
「そうだけど…」
「そんな…揺れたりして転んだらどうするんだ……」
そうこうしている間に、扉は閉まり電車は動き出した。
揺れて危ないとは言え、手はつないでるし、手すりに掴まってれば問題ない。
しかし千秋ちゃんは本当に怖いらしく、手を強く握り手の平には汗を握っていた。
「え…えっと…千秋ちゃん?そんなに脅えなくても大丈夫だよ?」
「あ、あ…安心しろ藤岡…わ…私が付いているからな。」
「ぇ…?」
そう言うと千秋ちゃんは、オレの左腕にしがみ付いて真剣な顔をしていた。
結局その後、何を言っても千秋ちゃんの耳には入らず、電車は次の駅へと到着した。
その時客が一人降り、席が一つ空いた。 千秋ちゃんは、少し駆け足でその空き席へと向かった。
「おーぃ、藤岡!ここの席が空いたぞー!」
「うん、良かったね千秋ちゃん。」
「あぁ、…さぁ藤岡、早く座れ。」
「え?そんな、気にしないで千秋ちゃんが座ればいいよ!」
千秋ちゃんがこんなに気を使ってくれるなんて、オレは嬉しかった。
しかし千秋ちゃんは不思議と言うか…困った顔をしていた。
「お前…私の上に藤岡が乗っちゃったら重いだろ。」
「へっ?」
そう言うと千秋ちゃんは俺を席に座らせ、千秋ちゃんはオレの膝の上に座った。
どうやら別に気を使っていた訳では無いらしい。
オレは周りの客の、仲のいい兄弟を見る様な微笑ましい視線が痛かった…。
しかし上機嫌で鼻歌を歌っている千秋ちゃんに、「恥ずかしいから…」なんて事は言えなかった。
オレは周りの音をシャットダウンする様に、ボーっと宙を眺めていた。
そうこうしているうちに、次の駅へ到着した。
すると隣に座っていたおばさんが電車を降り、千秋ちゃんは隣の席へと移った。
恥ずかしかったので良かったのだが…少し意外と言うか……淋しい気もした。
「あの…千秋ちゃん、急にどうしたの?」
「え?…そりゃ……まぁ…んっと……ごにょごにょ……」
「…?」
「と…とにかく恥ずかしいだろ!」
なんだなんだ…オレは何か嫌われる様な事をしただろうか……
心配になって千秋ちゃんの方を見ると、顔を少し赤くしてこちらを見ていた。
怒ってる?…と思ったが、千秋ちゃんはオレの手を握り、周りに見えない様に背中の後ろに隠した。
(手を握ると言う事は怒ってないよな…)
しかし、その後千秋ちゃんは目的の駅に着くまで話すことはなかった。
- 699 名前:この野郎:2008/01/01(火) 00:04:30 ID:ecBrjc+k
- 千秋の日記
私は電車に乗って驚愕した……人が多すぎる。
この前乗った時はガラガラだったのに、これはどういう事だ?!
電車にほとんど乗った事の無い私は、慌てて藤岡に訪ねた。
「ふ…藤岡?!どういう事だ!この前はあんなに空いてたのに!」
「この前は普通電車だったからね。こっちは着くのが早い代わりに、乗る人が多いんだ。」
「…で、座る場所のない私たちはどうすればいいんだ?降りるのか?」
「え?どうするって…そりゃ立って乗るしかないかな。」
コイツはなんて恐ろしい事をサラっと言うんだ…揺れて転んだら危ないじゃないか!
それに、もし電車が何かにぶつかったりしたら、立っている私たちは飛んで行ってしまうじゃないか!
…そう思い、私はさらに藤岡に問い詰めた。
「立ったまま電車が動くと言う事か?!」
「そうだけど…」
「そんな…揺れたりして転んだらどうするんだ……」
しかし、私の決心は固まっていないと言うのに、電車の奴はピーっと言いながら出発した。
とにかく落ち着け…藤岡は吊革に捕まっているんだ、藤岡から離れなければ大丈夫……
私はそう思い、藤岡の手を強く握りしめた。
「え…えっと…千秋ちゃん?そんなに脅えなくても大丈夫だよ?」
「あ、あ…安心しろ藤岡…わ…私が付いているからな。」
「ぇ…?」
まったく藤岡の奴はのんきなものだ…私たちはいつ飛んで行ってしまうか分からないと言うのに…
そう思った瞬間、電車は右へ緩やかなカーブへさしかかった。
緩やかなカーブと言うのに、私の体は横へ大きく振られた。
私は恐ろしくなって、気がつくと藤岡の腕にしがみ付いていた。
ようやく次の駅に到着すると、席が一つ空いた。
私は少し駆け足でその席へ向かい、藤岡を呼んだ。
「おーぃ、藤岡!ここの席が空いたぞー!」
「うん、良かったね千秋ちゃん。」
「あぁ、…さぁ藤岡、早く座れ。」
「え?そんな、気にしないで千秋ちゃんが座ればいいよ!」
- 700 名前:この野郎:2008/01/01(火) 00:05:16 ID:ecBrjc+k
-
…どういう事だ?藤岡は私の上に座るつもりなのか…?
でもさすがに藤岡が上に座るのはおかしくないのか?
とりあえずどう言うつもりなのか藤岡に聞いてみることにした。
「お前…私の上に藤岡が乗っちゃったら重いだろ。」
「へっ?」
すると電車が再び動き出したので、私は慌てて藤岡を席へ座らせ、私も藤岡の膝の上へ座った。
どんなに電車が揺れようが、座っていれば安心だ!
私は元気を取り戻し、足をブラブラしながら学校で習った歌を口ずさんだりしていた。
しかし、藤岡の方を振り返って見ると、何故か遠くの世界に行っているような目をしていた。
私は不思議に思いながらも、歌の続きを歌い始めた。
すると、隣にいたおばさんが急に話しかけてきた。
「可愛いお嬢さんね。今日はデートかな?」
「…ひゃぃ?! デデデ…デートだなんて……」
「それにしても、かっこいい彼氏ねぇ。」
「か…彼氏?!…藤岡がですか?!」
「えぇ、お膝に座ってとっても仲が良いわね。」
そう言うとそのおばさんは電車を後にした。
そう言われると…なんだか周りが私達を見ているような…
藤岡を見るとまだ遠くを見ていた…私は恥ずかしくて席を隣に移った。
するとそれを見た藤岡がようやく動き、口を開いた。
「あの…千秋ちゃん、急にどうしたの?」
「え?…そりゃ……まぁ…んっと……ごにょごにょ……」
「…?」
「と…とにかく恥ずかしいだろ!」
どうやら藤岡は、おばさんと私の話を聞いていなかったらしい。
私はまた冷やかされないように、藤岡と握った手を後ろへ隠した。
(…でも、私たちって周りから見たら彼氏と彼女に見られてるんだ……)
そんな事を考えていると、顔が真っ赤になり、藤岡に悟られないように私はずっと下を向いていた。
そして、ようやく目的の駅へ到着した。
- 701 名前:この野郎:2008/01/01(火) 00:07:23 ID:ecBrjc+k
- 書いてる途中に年越した。orz
みんな、あけましておめでとう。
今年もよろしくお願いします。orz
- 702 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:36:54 ID:19uSmJRD
- 新年一発目からGJです!!
- 703 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 00:50:51 ID:Ds/lF8+A
- チアキ、小5なのに快速の存在を知らないとはw
- 704 名前: 【大吉】 【10円】 :2008/01/01(火) 01:24:54 ID:CP92HjIq
- (゚д゚)あけおめ
- 705 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 01:52:30 ID:hMkZILQi
- 原作で電車に乗る描写はなかったよな。
出掛けるときは大勢でクルマ。
設定上学校は近所(の割には私立っぽいが)
都会っ子でもいつも車を使う家の子供は
意外なほど電車の乗り方とか知らないようだぞ。
- 706 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 06:42:50 ID:+jhgRvLj
- あらためて明けましておめでとう、チアキちゃん。とリコ
- 707 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 15:41:03 ID:Ix1EpXzE
- 家が近いからたまり場になってるんじゃね?
内田やマコトや冬馬の家も近所にある雰囲気だけどね
私立でも近所にあるから通っているのかもしれんし
- 708 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 16:05:12 ID:hMkZILQi
- つましく生活しているはずなのに
たまり場になっているせいで
「食費」「交際費」が家計を圧迫している南家(w
- 709 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 23:50:51 ID:aBlbURpO
- いいぞもっとやれ。いややってください。
- 710 名前:ぶつ切り。家〜さくりゃく〜路:2008/01/02(水) 00:07:06 ID:aBlbURpO
- >>633
俺がそう言ったのは、決してチアキちゃんをモノにしようとするためではないんだ。
チアキちゃんが先の条件を提示してきたのは、俺と関係をもちたいからなのだろう。
しかしだ。俺は南と性的な関係になるつもりは今の所は毛頭ない。つまり、チアキちゃんともそういう関係にはならない。
チアキちゃんの思いを無碍にすることなく、二人ともと健全な関係を保てる。
「どう?」
そしてチアキちゃんの答えは、聞かずとも分かる。
「いいんだな?カナと私、両方を平等に愛せるんだな?」
チアキちゃんはとても真剣みたいだ。
「勿論だよ。」
「そ、か」
俺には分かる。表には出さないがチアキちゃんはかなり喜んでる。
少し追撃してみようか。
- 711 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 00:08:27 ID:9HLmCoD6
- 遅くとも次の晩にまた
- 712 名前:この野郎:2008/01/02(水) 00:46:17 ID:pqDuhmeL
- 千秋の日記
駅に到着して、私は走って外へ飛び出した。
…しかし、水族館と思われる建物はどこにも見当たらなかった。
「藤岡、この建物のどれかが水族館なのか?」
「いや、水族館はもっと海の方にあるんだよ。…えーっと、ここから歩いて20分くらいかな。」
「そうなのか…よし、早く行くぞ!」
私はそう言って藤岡の手を握った。
最初は恥ずかしかったが、今では並んで歩いても全然平気だった。
しばらく歩くと水族館が見えてきた。
それを見て私は驚いた。…想像の何十倍も大きい……
そして中に入ると私は更に驚いた。
2mくらいの水槽がいっぱいあるのかと思いきや、入ってすぐにとんでもなく大きい水槽があった。
部屋の窓どころか、私の住んでいるマンションくらいあるんじゃないか?
「どう?思ってたより大きくて驚いた?」
藤岡がなんだか笑いながらそう言ってきた。
私は空いたままの口を閉じ、平静を装った表情で返事をした。
「えっと…思っていたより少し大きいな。…うん。」
…とは言ったものの、本当にびっくりだ。
何やら小さい魚が泳いでいると思いきや、大きなサメまで一緒の水槽にいる。
魚の紹介には、プランクトンを食べていると書いているが、大丈夫なのだろうか…
さらに他の水槽にはマンボウも泳いでいた。
マンボウなんて本当に存在したとは…私は都市伝説みたいなものと思っていた。
そして一番驚いたのは出口の近くにいたペンギンだ。
まさかペンギンに水族館で会えるなんて!私はペンギンが大好きなんだ!
なんて言うか…少しどんくさくて可愛いんだ。
テレビでしか見たことが無かったけど…本当に可愛い………一羽欲しいな……
そんな事を考えながら歩いていると、私は何かにつまづいて転んでしまった。
「うわぁっ!!…………いててっ…」
それを見た藤岡が慌てて私の方へ走ってきた。
「千秋ちゃん!だ、大丈夫?!」
「へ…平気だ、これくらい。」
「なら良かったけど、足元には気をつけて歩かないと危ないよ。」
「なっ…!お前が手をちゃんと握ってないからだろ!バカ野郎!!」
「えぇ?!」
…ついつい恥ずかしくなって藤岡に八つ当たりしてしまった。
でも、ちゃんと手を握っていなかった藤岡も悪いんだ!
私はそう思いながら、藤岡に手を引かれ立ちあがった。
「イタッ…!あれっ…?」
「どうしたの?どこか痛いの?大丈夫?!」
「…大袈裟だな……少し足を捻っただけだ。もう大丈夫だよ。」
そう言って私たちは水族館を後にした。
- 713 名前:この野郎:2008/01/02(水) 00:47:09 ID:pqDuhmeL
- 藤岡の日記
駅に到着すると千秋ちゃんは走りだし、当たりをキョロキョロしだした。
「藤岡、この建物のどれかが水族館なのか?」
「いや、水族館はもっと海の方にあるんだよ。…えーっと、ここから歩いて20分くらいかな。」
「そうなのか…よし、早く行くぞ!」
そう言うと千秋ちゃんはオレの手を握り歩き始めた。
なんだかこうしていると、もう立派なカップルと言った感じかな…。
しばらく歩き水族館が見えてくると、千秋ちゃんは驚いた顔をしていた。
たぶん思っていた以上に大きかったのだろう。
オレは水族館に入った時に千秋ちゃんがどんな顔をするのか楽しみだった。
…中に入って一番大きい水槽を見た千秋ちゃんは、ボーっとした顔で口は少し開いていた。
普段隙がほとんど無いだけに、こういう表情は凄く新鮮だ。
「どう?思ってたより大きくて驚いた?」
オレがそう聞くと、千秋ちゃんは慌てて口を閉じ、顔を少し赤くしながら
「えっと…思っていたより少し大きいな。…うん。」
しかし平静を装ったわりに、オレの手をぐいぐい引っ張り水槽の一番近くで魚を見ていた。
その後も、いろいろな魚を見るたびに千秋ちゃんは驚いたり笑ったりしていた。
そんな千秋ちゃんが一番反応したのがペンギンだ。
よっぽど好きなのか、ペンギンが見えると一人で走って行ってしまった。
後から追い付いてみると、千秋ちゃんは珍しくキラキラした目で、ペンギンの動きを追っていた。
「千秋ちゃん…ペンギンが好きなの?」
そう聞くと、ペンギンを見たまま何も言わず首を縦に振った。
しばらく動きそうもないので、オレは隣の土産物屋でペンギン人形付きのストラップを二つ買った。
…よっぽどペンギンが気に入ったのだろうか…かれこれ20分程黙ってペンギンを見ている。
オレは少し疲れたので後ろの椅子に座って、ペンギンを見る千秋ちゃんを見ていた。
ペンギンが右に走れば千秋ちゃんも右へ…水に潜ればしゃがみ、ずっと動きを観察している。
ハッキリ言ってペンギンなんかよりよっぽど可愛い。
しかし、ペンギンに集中していた千秋ちゃんは、何かにつまずき派手に転んだ。
オレは慌てて千秋ちゃんの元へ走った。
「千秋ちゃん!だ、大丈夫?!」
「へ…平気だ、これくらい。」
「なら良かったけど、足元には気をつけて歩かないと危ないよ。」
「なっ…!お前が手をちゃんと握ってないからだろ!バカ野郎!!」
「えぇ?!」
千秋ちゃんから手を離して走ったんだけど…と思いつつも、
いつも通りの口調の千秋ちゃんにホッとしつつ、オレは千秋ちゃんを引き上げた。
「イタッ…!あれっ…?」
「どうしたの?どこか痛いの?大丈夫?!」
「…大袈裟だな……少し足を捻っただけだ。もう大丈夫だよ。」
千秋ちゃんがそう言ったので、とりあえず安心し水族館を後にした。
この時、オレがもっとちゃんと足を気にしてあげればよかったんだ…。
- 714 名前:この野郎:2008/01/02(水) 01:43:28 ID:pqDuhmeL
- 藤岡の日記
水族館を出ると、時間は1時を過ぎた頃だった。
お腹もすいたので、お昼御飯を食べることにした。
「そろそろお昼ごはん食べよっか。」
「そうだな。そう言えばお腹すいたな。」
「何が食べたい?御馳走するよ!」
「え…そんな、コンビニでおにぎりでも…」
「そんな、なんでも好きな物言ってよ!」
オレは二人でお昼を食べるくらいなら、十分なお金は持っていた。
…実は昨日、親戚のおじさんが来て少し早いお年玉をくれたのだ。
「そうだ!焼肉でも食べようか!」
「えぇ?!ダメだ!そんなのお昼から贅沢すぎるぞ。」
「じゃあ何にしようか?」
「…あっ、あれが食べたい。」
そう言って千秋ちゃんが指をさす方にはハンバーガー屋があった。
「えっ?ハンバーガー…?」
「うん。私はハンバーガーとやらを食べた事がないんだ。」
「そうなの?」
「………」
千秋ちゃんは少し黙り込んでしまった。
おそらく気を使って、ハンバーガーを食べた事がないから食べたいと言ってくれたのだろう。
せっかくなので、オレ達はハンバーガーを食べることにした。
「…藤岡。…ハンバーガーってこんなに種類があるのか?」
「え?…まぁ。」
「藤岡はどれを食べるんだ?」
「オレはテリヤキバーガーのセットにしようかな。」
「そうか…じゃあ私も同じのにするよ。」
どうやら千秋ちゃんは、『ハンバーガーを食べた事が無い』と言う嘘を通すつもりらしい。
気を使ってくれるのは嬉しいけど、少し悪い気もする。
- 715 名前:この野郎:2008/01/02(水) 01:44:25 ID:pqDuhmeL
-
「お会計1160円になります。」
「はい。」
「あっ、やっぱり私も半分だすよ。」
そう言うと千秋ちゃんはかばんの中をゴソゴソし始めた。
「え?!そんなの良いよ!これくらい出させてよ。」
「でも…やっぱり悪いだろ……」
「デートの時くらい…オレの顔を立てるつもりで…ねっ?」
そう言うと千秋ちゃんは黙ってうなずいた。
正直1160円くらいで顔を立てるって……オレは言った後に少し恥ずかしくなった。
「…はむっ!…もぐもぐ……うん!美味しいよコレ!!」
「そう?良かった。」
「なんて言うか…初めて食べたけど、ハンバーグとパンって合うんだな!」
「あははっ、そんなに気を使わなくてもいいよ。千秋ちゃんは本当にやさしいね。」
「……???」
オレはそう言いながら千秋ちゃんの頭を撫でた。
お腹もいっぱいになり、店を出たのが2時…帰るにはまだ少し早い時間だ。
「藤岡、せっかく海の近くまで来たんだ。海を見ていかないか?」
「うん、それいいね!帰るには少し早いし行こうか!」
そう言って二人で海へ行くことにした。
店を出て海に向かっている最中も手はつないで歩いていると、オレは何か違和感を感じた。
…なんだか千秋ちゃんの歩くスピードが遅いような気がする。
「千秋ちゃん、少し疲れた?休憩しようか?」
「だ…大丈夫だ。早く海へ行こう。」
「わかった。…けど疲れたらすぐ言ってね。」
そう言って再び歩き始めたが、早く行こうと言った千秋ちゃんのスピードは上がることは無く、
むしろスピードは落ちていった。
- 716 名前:この野郎:2008/01/02(水) 02:19:27 ID:pqDuhmeL
-
千秋の日記
外に出ると、時間は1時くらいだった。
水族館に夢中になっていて気付かなかったがお腹がペコペコだ。
「そろそろお昼ごはん食べよっか。」
「そうだな。そう言えばお腹すいたな。」
「何が食べたい?御馳走するよ!」
「え…そんな、コンビニでおにぎりでも…」
「そんな、なんでも好きな物言ってよ!」
なんでも好きな物と言われても…藤岡と食べれるなら何でも良いよ。
…なんて事も言えるわけもなく、私は何がいいか少し考えていた。
「そうだ!焼肉でも食べようか!」
「えぇ?!ダメだ!そんなのお昼から贅沢すぎるぞ。」
「じゃあ何にしようか?」
「…あっ、あれが食べたい。」
私はハンバーガ屋を指差した。
「えっ?ハンバーガー…?」
「うん。私はハンバーガーとやらを食べた事がないんだ。」
「そうなの?」
「………」
藤岡は不思議そうな顔をしている…ハンバーガーを食べた事無いのはおかしいのか?!
うちはクリスマス等のイベント以外、外食なんて殆どしない。
そういうイベントの時は夕食を食べに行くので、ハンバーガーなんて食べにいかないし…
コンビニでも売っているが、CMで見るのと全然違う…
とにかくハンバーガーに、私は少し憧れの様なものを持っていた。
店に入るとメニュー表に何種類ものハンバーガーが載っていた。
どれがおいしいのか分らないので、藤岡と同じものを食べることにした。
「お会計1160円になります。」
「はい。」
「あっ、やっぱり私も半分だすよ。」
私はそう言ってカバンの中から財布を取り出そうとした。
- 717 名前:この野郎:2008/01/02(水) 02:20:52 ID:pqDuhmeL
-
「え?!そんなの良いよ!これくらい出させてよ。」
「でも…やっぱり悪いだろ……」
「デートの時くらい…オレの顔を立てるつもりで…ねっ?」
…私は黙ってうなずいて下を向いた。……なんだか嬉しいな…。
藤岡は何も考えないで言ったのかもしれないが、確かにデートと言った。
友達とならデートじゃない……特別な人とだからデートなんだ。
私は最初からそのつもりだったけど、藤岡も同じ気持ちでいてくれたのかな…
そんな事を考えるとまた顔が赤くなった。
「……ゃん?…千秋ちゃん?」
「わっ!!どど、どうした?!」
「えーっと…席に座って食べようか?」
「あ…あぁ、そうだな。」
そして私は席につき、はじめてのハンバーガーを食べた。
「…はむっ!…もぐもぐ……うん!美味しいよコレ!!」
「そう?良かった。」
「なんて言うか…初めて食べたけど、ハンバーグとパンって合うんだな!」
「あははっ、そんなに気を使わなくてもいいよ。千秋ちゃんは本当にやさしいね。」
「……???」
藤岡は意味の分からない事を言って、私の頭を撫でた。
いつ気を使ったのか分らないが、悪い気分ではないので私は黙って頭を撫でられていた。
ハンバーガーを食べ終わって時計を見るとまだ2時だった。
…まだ一緒にいたい……私は藤岡が帰ると言う前に、先手を打った。
「藤岡、せっかく海の近くまで来たんだ。海を見ていかないか?」
「うん、それいいね!帰るには少し早いし行こうか!」
良かった…藤岡もまだ帰る気はなかったらしい。
私は張り切って藤岡の手を引いて海へ急ごうとした。
…その時私はあることに気がついた。
(あれ…さっき捻った足が痛い……)
信号待ちの間、藤岡に気づかれないように、足首をさわってみた。
少し腫れている気がする……私の歩くスピードはますます落ちて行った。
少しすると、私の様子がおかしい事に藤岡も気付き始めたらしい…。
「千秋ちゃん、少し疲れた?休憩しようか?」
「だ…大丈夫だ。早く海へ行こう。」
「わかった。…けど疲れたらすぐ言ってね。」
早く行かないと足が動かなくなってしまいそうだったので、私は急いで海へ向かおうとした。
…しかし気持ちとは逆に、私の歩くスピードは遅くなり、痛みはどんどん増していった。
- 718 名前:この野郎:2008/01/02(水) 02:30:50 ID:pqDuhmeL
-
正月とか関係ねー! orz
本日はこの辺で(゚Д゚)ノ
- 719 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 02:42:02 ID:X4cZYtx8
- ちあ〜〜〜き!! 可愛すぎるぞこの野郎!
いい仕事するじゃないか馬鹿野郎!
- 720 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 09:00:25 ID:g3PtZirN
- リコー! 藤岡はとうとう小学生に手を出したぞ
黙って俺んとこ来いよー!
- 721 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 09:20:10 ID:eSBWm483
- >>710
>>709での言葉をそのまま返すぜ。
勿論この野郎氏にも送らせてもらう言葉だけどさ。
- 722 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 11:57:44 ID:9HLmCoD6
- >>720
逆な気がしないでもない。
>>721
恐縮です。
- 723 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 14:04:08 ID:zsHETU27
- >>720
リコいくつだっけ?
- 724 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 15:24:07 ID:9HLmCoD6
- 14歳で確か姉が一人いたはず、ゲートキーパーの
- 725 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 18:00:00 ID:I2WWzK6k
- 2人ともGJ!
>この野郎氏
チアキの小学生っぽいツンデレさが微笑ましいですね。
ぜひ突っ走ってください。
>ぶつ切り氏
あれ、姉妹と性的に両手に花の関係になるのが最終目標ではないのですか?
- 726 名前:ぶつ切り。〜こいつは下呂以下の(ry〜:2008/01/02(水) 18:28:02 ID:9HLmCoD6
- 「嬉しく、ないの?」
俺は敢えて聞く。
「え!?」
チアキちゃんは驚いてこちらを見上げた。
「だってチアキちゃん、あまり喜んでなさそうだからさ…」
嘘です。今チアキちゃんがハイテンションだということは手に取るように分かります。
気の迷いかな。チアキちゃんが慌てて縋る姿を見たくなったんだ。
「そ、そんなことない!そんなことないぞっ!」
「本当に?」
俺はチアキちゃんを煽り続ける。チアキちゃんは思うように反応してくれる。それが可愛くて仕方がない。
「本当だ!…むしろ藤岡は条件を飲んではくれないと思ってたからさ…」
「バカだなあ。」
「な!?バカとはなんだ!私は真剣に」
チアキちゃんの握力が強まる。
「俺も真剣だ。」
「…!」
「俺は、チアキちゃんの想いにできる限り答えたい。そう思ってる。」
「…」
「チアキちゃんの想いを無碍にはしないよ。必ずや平等に、ね。」
「本当に、いいんだな?」
「男に二言はないよ。」
俺は言い切った。それでもまだチアキちゃんは不安そうだ。
「それでも、藤岡の中での一番は…」
そっか。チアキちゃんは俺の中での一番でありたいのか。じゃあ…
「好きだ。」
「え!?」
「俺はチアキちゃんが好きだ。一番にね。」
- 727 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 18:30:25 ID:9HLmCoD6
- >>725
トイレでは惑わされたけど、基本的には「学生で性行為など言語道断」な考えな高校生。
- 728 名前:ぶつ切り。:2008/01/02(水) 21:01:26 ID:9HLmCoD6
- 流石に言い過ぎただろうか。でもまあチアキちゃんが可愛いのは事実だしなあ。
というか正しくは、チアキちゃん『も』一番なんだ。俺のなかではいつの間にか二人は同等な存在になっていたんだ。
だから条件も躊躇うことなく飲めたのだろうか?
けど、悪くない気分だ。二人の美少女をモノにできるんだから当然か…。
「そうか。私が、一番…」
チアキちゃんにしては珍しく、考えていることが顔に出ている。
「私も同じだよ、藤岡。」
「え?」
「私も、藤岡が一番だ!そして、世界で一番藤岡を想っている!だから…!」
興奮して饒舌になるが落ち着く。
「同じだな♪」
ご満悦です。
俺はとりあえず微笑んでおく。
- 729 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 21:02:48 ID:9HLmCoD6
- 皆様のおかげで藤岡が思いも寄らぬ男になってしまいました。本当に(ry
- 730 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 21:25:40 ID:DSPM5NKu
- /(^o^)\
- 731 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 21:50:42 ID:g3PtZirN
- いくらセクロスしないとはいえ二股とは!藤岡が悪いやつになっていくよおお〜
- 732 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 22:08:39 ID:9HLmCoD6
- こりゃ恋空(笑)より酷い小説(笑)だな…
- 733 名前:ぶつ切り 〜南家〜カナサイド:2008/01/02(水) 23:04:22 ID:9HLmCoD6
- 「遅いわねぇ、チアキ。」
ハルカが呟く。時計は九時四五分を示していた。
「いくらなんでも遅すぎる。心配だわ…」
「まっさか〜!あいつに限って心配するようなことは起こらないよ。」
「そうかしら。」
「そうだよ。」
断言しておく。
「でも、やっぱり心配…。誘拐されたりなんかしたら…」
「はぁ。」
「私、ちょっと外見てくるわ。」
「…いや。」
私はハルカより早く炬燵から抜け出した。
「私が行くよ。」
「そう?じゃあお願いね?」
私は肯いて玄関へ向かう。
確かに帰ってくるのが遅い。コンビニは近くはないけど、それにしたってもう十時になるんだ。おかしいよな。
嫌な予感がする。気のせいだろうか。
私は玄関のドアを開けた。
- 734 名前:この野郎:2008/01/02(水) 23:16:29 ID:pqDuhmeL
-
千秋の日記
店を出てどれくらい歩いただろうか…出た時は15分も歩けば着くと言っていたが、
私の歩くスピードが遅いせいで、20分以上歩いても海には到着しなかった。
「千秋ちゃん疲れたんでしょ?少し休憩しよう。」
「だ…大丈夫だから!早く行こう!」
「駄目だよ、さっきからずっと辛そうじゃないか。少しだけ休もう…ね?」
「……わかった…じゃあ少しだけ…」
そう言って、私たちは階段に腰をかけた。
とりあえず座っている限り、足はそんなに痛くないんだけど…私は立ち上がれるか不安だった。
なんだか足に心臓が付いている様にドクドクいっているような気がする…
…その時、藤岡の右足が、ほんの少し…私の左足首をかすめた。
「……イッ…!!…うっ…うぅ……」
「え?!ごめん!踏んだのかな…大丈夫?!」
「……ッ…!…だ……大丈夫…」
「?…千秋ちゃん、少し見せてもらってもいい?」
そう言うと藤岡は私の靴と靴下を脱がし始めた。
抵抗しようと思ったが、足が痛くて動けないし…口を開けば悲鳴を上げそうで喋れなかった。
「なっ…どうしたの?!凄く腫れてるじゃないか!」
「だ…大丈夫だ……これくらい…」
「大丈夫って……駄目だよ、今日はもう帰ろう!」
「なっ…これくらい大丈夫だって言ってるだろ!」
私はそう言って、手すりに掴まり階段を5段程上った。
「いいか藤岡!良く見ておけ!!これくらいの腫れなら…階段だって簡単に降りれるんだ!」
「そんな…駄目だよ!危ないだ……」
「うるさい!黙って見てろ!バカ野郎!!」
そう言って私はそう言って階段を降り始めた。
手すり無しでもコレくらいなら…藤岡と海へ行くためだ…大丈夫!
心ではそう思ったが、実際左足は体を支える事も出来ず下へ転落した…。
しかし私は、その場にいた藤岡にキャッチされて怪我が無くてすんだ。
- 735 名前:この野郎:2008/01/02(水) 23:17:05 ID:pqDuhmeL
-
過程はどうあれ、私は偶然のアクシデントのおかげで藤岡と抱き合う事が出来た。
顔が真っ赤になり、足が痛いのも気にならなくなった。
「あ…あの…藤岡。…これは……その…事故と言うか……」
「何でこんな危ない事するんだ!もし受け止めていなかったら大怪我する所だったんだよ!」
「…え……その…ごめんなさい……。」
「…もういいから靴はいて…家に帰るからね。」
「……はぃ…」
正直、藤岡が怒るなんて予想もしていたなった……でも、普通に考えてみればそうか。
散々わがまま言って、大丈夫って嘘をついたり…無茶して怪我しそうになったり……
私は藤岡に迷惑をかけてばかりだった。
せっかく藤岡と仲良くなったのに…これで嫌われちゃったのかな……
そんな事を考えていると悲しい気持ちでいっぱいになり、下をうつむいていた。
(ダメだ…私……今…泣きそうだ……)
私は唇をかみしめ、痛みと泣きそうなのを我慢して靴を履いた。
靴を履き終わる頃には藤岡は、下まで3段ほどの階段を降り、私に背中を向けて立っていた。
水族館で転んだ時は、真っ先に走ってきて手を差し伸べてくれたのに…まぁ自業自得か…
そう思い、私は一人で立ち上がろうとした。
すると、その時藤岡がその場にしゃがみこんだ。
「そんな足じゃ歩けないでしょ?…背中に乗って。」
「え…でも……」
「いいから。」
「……はぃ。」
私はこれ以上藤岡に嫌われるのが怖くて、言う事を聞いた。
- 736 名前:ぶつ切り:2008/01/02(水) 23:29:11 ID:9HLmCoD6
- あっという間に南ん家。本日二回目だ。
「それじゃあ、俺帰るね。」
「あ、あぁ。」
チアキちゃんは不満がる。可愛いなあ。
「明日も、来るからさ。必ず。」
「けど…」
うーむ。このままだと暫く帰して貰えなさそうだ。
「キスだ。」
「へ?」
「バイバイのキス、してほしい。」
きっと恥ずかしいのを我慢して強請ってきたのだろう。瞳を潤せ、懇願する。
「わかったよ。本日最後の、キスだよ。」
「うん!」
チアキちゃんは高らかに返事をした。なんか振り回されてるなあ、俺。
「それじゃあ、するよ?」
「あ、ああ。」
チアキちゃんが目を閉じた。俺はそっと唇を重ねた。
やっぱり。南とはまた違った、幼い、柔らかい、ましまろな感触。そそるものがある。
けれど南は南で、同年代ということもありサイズが合う、という表現はおかしいかも知れないが、相性が合う。
たとえるなら、チアキちゃんは強姦で、南が和姦かな?
…って俺はなにを考えてるんだ!
チアキちゃんはこんなにも俺を受け入れてくれてるじゃないか!強姦なわけがない!…ってそうでもなくて!
お、落ち着けよ俺。今日の俺はおかしい。おかしい。
おかしい俺はチアキちゃんを抱きしめた。チアキちゃんはそれに応えるように俺の背中に腕を回した。こんな所、南に見られたら…
ガチャ
- 737 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/02(水) 23:30:16 ID:9HLmCoD6
- この野郎様申し訳ない。
- 738 名前:この野郎:2008/01/02(水) 23:33:06 ID:pqDuhmeL
- いいから早く続き書けバカ野郎!!
続き楽しみにしてんだ!バカ野郎!!
- 739 名前:ぶつ切り:2008/01/03(木) 00:14:56 ID:nRL09/zS
- 玄関から出た私はただただ困惑した。理解不能未知領域な『それ』を目の当たりにした私はそうするしかなかったのだ。
私に気づいた二人は『それ』を中断する。いや、正しくは藤岡が一方的に中断したんだな。
それ故に、チアキは邪魔者を鋭く睨みつける。
「…」
「こ、こんばんは。」
「おぉ、藤岡。」
私は至って平静だ。何故ならチアキの想いに気づき始めていたからだ。大方、チアキが強要したんだろ。
それにしたって、藤岡の慌てっぷりったらないな。まるで浮気がバレた男みたいじゃないか。
「あ、あのっ!これは…」
「ありがとな、藤岡。」
「えっ!?」
「この愚かなお姫様を態態送ってくれたんだろー?」
「なっ!?」
チアキは怒りを露わにする。
「う、ううん。その…」
私は敢えて無視した。
「ほらチアキ、さっさと家に入れ。ハルカも心配してるぞ。」
「むぅ…」
「そ、そうだね。」
うーむ。このままじゃ藤岡がかわいそうかな?
私はそう考えて、チアキに見せつけるように、藤岡にキスをした。
- 740 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 00:29:40 ID:nRL09/zS
- 寝ます。
>>738
嘘だッ!
- 741 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 00:43:11 ID:zRRvIUEx
- wktkがマジとまんねぇ。
どうしてくれるんだお二人さん…………
物語が終わる前に悶え死にそうなんだぜ
- 742 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 01:10:45 ID:KElJOyrz
- >>740
wktk(゚Д゚)
- 743 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 01:48:13 ID:hClLi8Oa
- >>739 ぶつ切り氏
>私はそう考えて、チアキに見せつけるように、藤岡にキスをした。
どんな風にキスをしたんだ? カナはどんな風にチアキに見せつけたんだ?
微に入り細に入って描写してくれ、頼む!
一行でさらっと流さないでくれ!
- 744 名前:この野郎:2008/01/03(木) 02:28:52 ID:KElJOyrz
- 続 >>735
千秋の日記
「落ちると危ないから…しっかり掴まっててね。」
「…ぅん。」
そう言うと、藤岡は駅へ向かって歩き出した。やはり怒っているみたいだ…
その証拠に駅へと向かっている最中、藤岡は一言も話さなかった。
しばらく歩くと、さすがに藤岡も疲れて来たのか呼吸が荒くなってきた。
「藤岡…疲れたなら私歩くよ…もう大丈夫だ。」
「だ…大丈夫。」
「いや…でも、周りの目もあるし…」
確かに街中で背負われていると、周りの視線は私たちに集中していた。
私は別にそんな事は気にならなかったが、これ以上藤岡に迷惑をかけたくなかった。
すると藤岡は大通りを外れ、細い道へ入った。
「藤岡?こっちは来た道じゃないんじゃないか?」
「…うん。でもこっちの方が少し遠くなるけど…人目が少ないから…千秋ちゃん恥ずかしくないでしょ?」
「バ…バカッ!それじゃあ余計お前が疲れちゃうだろ!」
「あははっ…大丈夫……これでもサッカーで鍛えてるんだから…!」
そう言うと藤岡は黙々と歩き始めた。
私は自分勝手な事ばかりしたのに…藤岡はいつも私の事を気遣ってくれている。
さっき怒られた時も、藤岡は私の事を気遣って怒ってくれたのかな……
そう思うと、自分が情けなくなった。
「藤岡……怒ってない?」
「……そりゃ怒ってるよ。千秋ちゃんがあんな無茶するんだもん。」
「そっか…。……じゃあ私の事嫌いになっちゃったか?」
「……え?」
藤岡はほんの5秒ほど黙ったまま歩き続けた。
嫌いって言われたらどうしよう……この5秒ほどの時間が、私には恐ろしく長く感じた。
「なんて言うかさ…階段の件は千秋ちゃんが悪いと思うよ?」
「…うん。」
「でもさ、それまでに怪我に気づかなかったオレがもっと悪かったんだ。」
「うん……って、何でそうなるんだよ!」
「…だってさ、転んだ時もオレがちゃんと手を握っていれば怪我なんてしなかったはずだし…」
「それは私が…一人で勝手に走って行っちゃったからだろ!」
「…でも、オレ電車乗る前に千秋ちゃんの手を離さないって約束したのに…」
コイツはバカ野郎…いや、大バカ野郎だ。
100%私が悪いのに、ほとんどを自分が悪いと言っている…
本当に呆れる程のバカ野郎だ…。
- 745 名前:この野郎:2008/01/03(木) 02:30:01 ID:KElJOyrz
-
「…で、結局嫌いになったのか?」
「…いや、嫌いになんてなってないよ。」
「そっか…。」
(私は…もっと藤岡の事が好きになったよ…)
「……ん? 今何か言った?」
「…う…うるさい!バカ野郎ー!…私は疲れたぞ!少し休憩だ!!」
「えぇぇ?!千秋ちゃん歩いてないでしょ?!」
「うるさい、うるさい!!疲れたんだ!休憩だー!!」
私は「藤岡の為に休憩する」と言っても休憩しないので、自分が疲れたと言ってみた。
すると藤岡は近くの段になっている所に腰を掛けた。
私も藤岡の隣に座ろうとすると、藤岡は私を持ち上げ膝の上に置いた。
「わっ…なっ…なにするんだ!」
「何って…ここが千秋ちゃんの席なんでしょ?」
「そうだけど…いつもと違って横向きじゃないか!」
「だって地面に足がついたら痛いでしょ?」
この時の藤岡の抱き方は、いつもと違い膝の上で横向きで…俗に言うお姫様抱っこだ。
恥ずかしい…けど、これも私の事を気遣ってくれているのか…?
藤岡はニコニコしながら私を見ている。
「…どうかいたしましたか?姫。」
「なっ…!ひ…姫とか言うなー!!……イタッ!!」
「ほらほら、暴れると傷に響きますよ!姫!」
「ふ…藤岡〜!!」
どうせカナのバカが姫の話を藤岡に話したんだろう…あのバカ野郎……
…しかしこのまま言い合いをしても、怪我をしている私に勝ち目はなかった。
私は少し考え、藤岡に最も効きそうな作戦を思いついた。
「…藤岡。」
「なんでございますか?姫。」
「お前、さっきから左手で私の太ももを触っておるが、どう言うつもりだ?」
「え?!こ…これは…この抱き方だから仕方なく…」
やはり効き目は抜群だ。これは良い…私はさらに続けた。
「そうか、この抱き方だから仕方なく…右手で私の胸を触っておったのか。」
「え?!ご…ごめん!当たってたなんて気づかなくて…その……」
「気付かなくて?…そんな事を言って太ももや胸を…私の体を触って弄んでおったのか!!」
「そ…そんなぁ〜!もう許してよ千秋ちゃん。オレの負けだよ…」
「アハハハハ!ワラワをからかおうとするから、こうなるのじゃ!」
さっきまでの暗い気持も吹っ飛び、私と藤岡はしばらく笑い続けていた。
- 746 名前:この野郎:2008/01/03(木) 02:41:56 ID:KElJOyrz
- まだ話が12/30日なので、藤岡の日記は飛ばしますorz
オヤスミなさいorz
- 747 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 02:51:52 ID:nRL09/zS
- >>743
慌てなさんな。全部考えた上での投下だから。
- 748 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/03(木) 03:15:25 ID:nRL09/zS
- >>745
マシロ様!マシロ様ではないか!
- 749 名前:ぶつ切り:2008/01/03(木) 23:17:27 ID:nRL09/zS
- 愕然とした。
この愚かな姉は、私の眼前で躊躇うことなく藤岡とキスをしたのだ。
クチュ
「な、あ…ああぁ!」
それだけでなく、舌を入れている。ひどい!こんなのレイプに他ならない!藤岡だって嫌がってるじゃないか。
お前を押し返しているのがわからないのか!?
何のつもりなんだカナ!
ふと、カナと目があった。
…笑っている。いや、挑発してるんだ。乗せられてたまるか!!
私は怒りを押さえ込んだ。
- 750 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 00:53:54 ID:LRp9nsoN
- あれ?続きはー?
- 751 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 01:38:35 ID:SdPh5ewk
- >>749
いけいけ、カナー!
- 752 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 14:50:54 ID:WC4LIe+y
- 姉妹丼、しかも泥沼の醍醐味。
- 753 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 18:12:24 ID:KwZ/eIYp
- 続き早くキボン頼むよ〜
- 754 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 19:10:57 ID:MgmCKCeg
- 冬馬はまだか
- 755 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 22:27:33 ID:aNrmm8Re
- >>754
とりあえず「この日」が終わって、トウマ編に入らないことには…
- 756 名前:この野郎:2008/01/04(金) 22:59:54 ID:aHUE30kO
- >>745
千秋の日記
ひとしきり笑った後、藤岡が時計を見た。
「おっと、もう3時か…」
「3時…あっ!そうだ!」
私は今日のために焼いたクッキーの事を思い出し、鞄から取り出した。
「藤岡、昨日たまたまクッキーを焼いたんだ。食うか?」
「そんなのがあるの?…それは千秋ちゃんが焼いたの?」
「おぉ、私が作ったんだ。あ…ありがたく食べるんだぞ!」
「うん!……えっと…」
「…どうした?」
「いや、手が…」
そうか…藤岡の両手は、私を抱きかかえているのでふさがっているんだった。
私はクッキーを一つ取り、藤岡の口元へ運んだ。
「藤岡、口を開けろ。あーんだ。」
「こ…こうでいいかな?」
私が藤岡の口元にクッキーを運ぶと、クッキーをくわえ食べ始めた。
「ど…どうだ?」
「うん!美味しいよ!売ってるのより全然美味しい!」
「そ…そうか!よし、もっと食え!」
そう言って私は、藤岡の口へどんどんクッキーを運んでいった。
そしてあっという間にクッキーは無くなってしまった。
「これで最後の一個だ。心して食すんだぞ!」
「わかった、最後の一つ…いただきます!……あむっ…!」
「……わっ!バ…バカ野郎!!人の指まで咥える奴があるか!」
「え…?あははっ。」
「あはは…じゃねーっ!それに私は食べてないのに、お前に食べさせたから手が汚れちゃったじゃないか!」
私はそう言って、粉の付いた親指と人差し指を舐めた。
…あれ?これって間接キスってやつなのか?…私はしばらく人差し指を咥えたまま考えていた。
「へ…へっくしょん!!」
「わっ!…大丈夫か?」
「うん、平気平気。汗かいてたから体が冷えちゃったのかな?」
「駄目じゃないか!えっと…あっ!あそこで休憩すればいいんじゃないか?」
「え?」
私は、『休憩 2時間3000円』と書いた看板を指差した。
- 757 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:03:09 ID:LRp9nsoN
- 支援
- 758 名前:ぶつ切り:2008/01/04(金) 23:14:26 ID:aNrmm8Re
- ふむ。挑発に乗ってくると思ったんだが案外しぶといな…
私は『名残惜しそうに』ゆっくりと唇を離した。
「み、南…?」
藤岡は呆然としている。いきなりのキスにかなり戸惑っているようだ。
「恋人同士なら当然だろ?」
チラッとチアキをみると、これ以上ないくらいの膨れっ面を作っていた。
「じゃあな、藤岡。また明日。」
「あ、あぁ。」
私は颯爽と室内へ入った。
「ふっ…」
遂に、笑いが漏れた。カナの愚かっぷりは、怒り超越させて笑いを生んだ。
「ど、どうしたの?」
「いやな、知らないって怖いなあってさ。」
「え…」
私は満面の笑みで言ってやった。
「お前にとっての一番は、私なんだろ?」
- 759 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/04(金) 23:16:40 ID:aNrmm8Re
- >>756
なしてそうも簡単にエロに持っていけるんだ…orz
- 760 名前:この野郎:2008/01/05(土) 00:07:02 ID:xOd5I4+j
- 藤岡の日記
千秋ちゃんの指差した方向には看板があった。
『休憩 2時間3000円』
…うん。間違いなくラブホテルだ。
はたして千秋ちゃんはアレの意味が分かっているのだろうか…
「…あの、千秋ちゃん。アレって何か知ってるの…?」
「何って…お金を払ったら部屋で休憩させてくれるんだろ?」
「えーっと…間違ってはいないけど……」
「…?」
まいった…こう言う時はなんて説明すればいいんだろう……
アレのせいでオレがこんなに困ってると言うのに、昼間っからカップルの出入りはにぎやかだ。
しかし、それのカップルばかり出入りするのを見た千秋ちゃんが、突然ハッとして顔を真っ赤にした。
…まさか何か勘付いたのだろうか…?
「ふ…藤岡。」
「どうしたの?」
「あの…えっと……もしかしてアレは…その……ぉ…おかしな事する所なのか?」
「えぇ?!」
おかしな事…ハッキリと言わなかったが、顔が真っ赤な所からして気づいたのか?!
それにしては勘が良すぎ……まさか南が変なこと教えたんじゃ……
「藤岡…こ、答えろ!どうなんだ?」
「えっと…ぅ……ぅん。そう…かな……」
「やっぱり……」
まいった…なんだろうこの変な空気は…
千秋ちゃんもしばらく黙ってホテルの方を見てるし…
「藤岡…。」
「は…はいっ!」
「その……入らないか…?私は別に……藤岡となら…お、おかしな事になっても…その……」
そう思ってくれてるのは嬉しいのだが…物事には順番って物が……
そんな事を考えて、オレは少し黙ってしまった。
- 761 名前:この野郎:2008/01/05(土) 00:09:06 ID:xOd5I4+j
- 「…嫌なのか?」
「え?!」
「その…私と入るのが……私とおかしな事をするのが嫌…なのか?」
「えーっと…嫌とかじゃなくて……そう!年齢!確か学生は入っちゃだめなんだ!うん!」
「…そうなのか……」
千秋ちゃんは少し残念そうな顔をしたがしかたない。
オレは嘘は言っていないし、選択も間違ったとは思っていない。
しばらくすると千秋ちゃんが周りをキョロキョロしだした。
なんだか、首を延ばして周りを確認しているみたいだ…
「千秋ちゃんどうしたの?」
「藤岡…入れないなら……ここでおかしな事するか…?」
「えぇぇ?!ここって…外だよ?!」
「外と言っても…ほとんど人も通らないし…駄目…?」
オレは過去の事を考えていた…
オレが小学生の時なんてサッカーばかりで、おかしな事なんて知らなかった。
やはり現代の性は乱れているってやつなのか……
「ぉ…か……藤岡?」
「…え?」
「だから、今なら人もいないし……」
「だ、駄目だよ……そんなの…その、オレ達まだ子供だし……」
「……子供はおかしな事しちゃ駄目なのか…?」
「そりゃ…そう言う事は大人になってからと言うか……」
「そんな…大人になるまで待てないよ!私は今ここで……藤岡としたいんだ!」
そう言ってもらえると嬉しいし…その興味が無い訳でもないけど…
でもやっぱり間違ってる…まだキスもしてないのに……!
「千秋ちゃん…気持ちは凄くうれしいんだけど、でもやっぱり今は駄目だよ。」
「…どうして?」
「その…えーっと……オレに勇気がないから。」
「…え?」
「…千秋ちゃんみたいに勇気がなくて…もし誰かに見られたら…って思ったら怖くて…」
「………」
オレがそう言うと千秋ちゃんは下を向いて黙り込んでしまった。
…なんだか悪い事をした気分だ。
そして今度は俺が周りをキョロキョロ見渡して、誰もいないのを確認した。
「千秋ちゃん…?」
「……いいよ。気にしてないから…」
「えっと…そうじゃなくて……今は子供で、おかしな事は出来ないけど…その、これくらいなら……」
オレはそう言って千秋ちゃんにキスをした。
時間は短かったが、クリスマスの時と違い唇へ…
その瞬間、千秋ちゃんの顔が再び真っ赤になり、少し震えていた。
「ななな…藤岡……?!」
「え?」
「え?…じゃないよ!なんだよ!!おかしな事しないって言ったと思ったら…急にするなんて!!」
「えぇ?どう言う事?」
「どう言う事って…お前…今私におかしな事……キスしたじゃないか!!こ、こっちにも心の準備ってもんが…」
あぁ…そう言う事か…。
千秋ちゃんはおかしな事=キスと思っていたらしい。
オレはさっきまで自分が妄想していたことが恥ずかしくなった。
- 762 名前:この野郎:2008/01/05(土) 00:34:56 ID:xOd5I4+j
- 千秋の日記
私は顔が真っ赤になっていた…裏路地で、藤岡におかしな事をされたからだ。
藤岡は「おかしな事はしない」って…そう言ったので油断してこのざまだ。
私は恥ずかしくなったので、藤岡に電車へ向かうように命令した。
「藤岡…急におかしな事するなんてずるいぞ…。」
「えっと…ご…ごめんね。」
「……別にいいけど…」
まぁ最初に誘ったのは私だし、文句は言えないんだけど…
もう少しムードと言うか…いきなりだったから驚いてあまり覚えていなかった。
駅のホームに到着し、私たちは電車に乗った。
行きと違い電車がガラガラだ…藤岡が気を使って普通列車とやらにしてくれたらしい。
「藤岡!見てみろ!この車両は私たちの貸し切りだぞ!!」
「あはは、そうみたいだね。」
「やっぱり私は、遅くてもこっちの方が広々していて好きだ!」
そう言ったものの、貸し切りの車内で私は藤岡の横にぴったりひっついていた。
…そう、前みたいに寝たふりをして、藤岡の肩へ頭を乗せたかったからだ。
私は寝たふりをするタイミングを計っていた。
…と、その時予想外の出来事が起きた。
先に私の肩に頭をのせ、藤岡が寝てしまったのだ…そう言えば確か昨日は寝てないとか言ってたな…
それに帰りはずっと私が乗っていたし…疲れたのかな?
予定とは違ったが、私は藤岡とひっつけて悪い気分ではなかった。
しばらくすると電車の揺れで崩れ落ち、藤岡は私の足に頭を乗せて横たわった。
肩から落ちたのにぐっすりと寝ている…よほど疲れていたのだろうか……
「藤岡…今日はありがとう。楽しかったよ…」
私は藤岡の髪を撫でながら、寝ている藤岡にお礼を言った。
…その時私は裏路地での藤岡の不意打ちを思い出した。
今の藤岡はそれはもう恐ろしいほどに無防備だ…車両は貸し切り…私は意を決した。
「…こ……これは仕返しだからな…!」
「……スースー…」
「…………」
『…ちゅっ……チュッ……んっ…も…もう一回……チュッ…』
うん、3回もしておけば…まぁ、私の勝ちだろう。
満足した私は、藤岡の髪を触りながらいつの間にか一緒に眠っていた…
- 763 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 00:49:57 ID:y7d+JeSM
- >確か昨日は寝てないとか言ってたな
なに!?
カナと濃厚な一夜を過ごした翌日にチアキとデートだったのか?
藤岡恐るべし。
- 764 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 00:54:46 ID:EBly37JO
- 素晴らしい!
どっちのチアキも行け行けドンドン
押して押して押しまくれー!
- 765 名前:この野郎:2008/01/05(土) 00:58:11 ID:xOd5I4+j
- 藤岡の日記
『…ゃくさん…!……お客さん!!』
「……ん?…はぃ?」
気がつくとオレは知らないおじさんの声で目を覚ました。
どうやらいつの間にか寝ていたらしい…
しかしココは何処だ…?…なんだか頭の辺りは、妙に柔らかくて気持ちいい。
顔をこすってみてもスベスベしていて……
「……んっ…!」
「…?」
上を見てみると千秋ちゃんの寝顔があった。
千秋ちゃんの膝枕で寝ていた事に気が付き、オレは飛び起きた。
…と同時に見たことのない風景と知らないおじさんに気づいた。
「あの…すみません。ここは何処でしょうか?」
「…だから、終点ですよ。」
「はぁ………えぇぇぇ?!!」
慌てて飛び出すと外は真っ暗、時刻は7時前。
オレは慌てて千秋ちゃんを起こした。
「千秋ちゃん!千秋ちゃん!!」
「ん…ふぁ〜……どうした藤岡もう着いたのか?」
「いや、着いたどころか通り過ぎてたんだ…。」
「そうかそうか……なっ!?…どう言……イタッ!!」
慌てて立ち上がろうとした千秋ちゃんを背負い、オレは急いで反対方面の電車に飛び乗った。
ココからだと快速でも1時間…駅に着くのは8時頃だ。
駅に到着してオレは千秋ちゃんを背負ったまま南家へ走った。
結局千秋ちゃんの家に到着したのは8時20分だった…
「遅くなりました!ごめ…」
「千秋!どこ行ってたの?お友達の家に電話してもいないし、心配したんだよ?!」
「ハルカ姉さま…えっと……」
「…千秋、その足どうしたの?…それに藤岡君まで……」
「その…そこで足を挫いて動けなくなっていた所を藤岡が助けてくれたんです!」
「…そうなの?」
…これはどう答えればいいんだろう……
千秋ちゃんに口裏を合わせるべきか…本当の事を言うべきか……
千秋ちゃんはオレと出かけた事を内緒にしているんだろうか…?
「えっと…」
「藤岡!今日はありがとう。助かったよ!お前も気をつけて帰れよ!じゃあな!!」
『バタン!』
千秋ちゃんはそう言って扉を閉めた。
オレはなんだか釈然としないまま家へ帰った。
- 766 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 01:27:24 ID:pirSjGLY
- すんばらしい
- 767 名前:この野郎:2008/01/05(土) 01:45:18 ID:xOd5I4+j
- オマケ的 ハルカの気持ち
8時20分頃、千秋はカナの友達の藤岡君に背負われて帰ってきた。
千秋が言うには、近くで足を挫いて藤岡君が助けてくれたらしいのだが…
朝から足を挫いて、夜まで発見されないなんてありえない。千秋は私に嘘を付いている…
…とは言え大体見当は付いているのだけど、千秋の口から本当の事が聞きたくて、
私は千秋を居間へ連れてきた。
「おー、やっと帰って来たのか。この不良娘め。」
「………」
「まったく、ハルカが心配してうるさかったんだよ。千秋なんて誰も誘拐しないって言ってんのに…」
「う…うるさい!このバカ野郎!!」
「おーおー、それだけ元気があれば大丈夫だ。じゃあ私はお風呂に入るからな。」
「くっ…カナの奴め……」
そう言って千秋とカナはいつも通り喧嘩していた。
……正確には、いつも通りに見せかけるように喧嘩した…かな。
「千秋、あーは言っても…カナも凄く心配してたのよ。」
「え?…カナがですか…?まさか…。」
「あの子は不器用な所あるから…ほらっ。」
そう言って私はお膳の上を指差した。
そこには、カナが一口だけ食べたご飯とおかずが置かれていた。
「これは…?」
「千秋が心配で食事がのどを通らなかったのよ…きっと。」
「そんな…偶然お腹がすいていなかったとか……」
「…でもあの子、6時前から「お腹すいた〜!」ってうるさかったんだから。」
「………ごめんなさぃ…。」
一言そう言うと、千秋は泣きそうな顔で黙り込んだ。
「ねぇ千秋。カナには言わないから…本当の事教えてくれない?」
「本当の…こと……?」
「うん。今日どこに行ってたの?怒らないから…ねっ?」
「……藤岡と水族館に…。」
千秋は申し訳なさそうに口を開いた。
「それなら…書置きにもそう書いておいてくれれば良かったのに。」
「その…恥ずかしくて……」
「…どうして?」
「その…藤岡とデートだなんて……」
…ちょっと待って……いつから千秋は藤岡君とそんな仲に?!
…そう言えば時刻は8時過ぎ…まさかとは思うけど……私は頭の中が混乱し始めた。
「ち…千秋?朝からずっと藤岡君と水族館にいたの?」
「えっと…1時に水族館は出てハンバーガーを食べました。」
「それから…?」
「海に行こうとしたら足を挫いて…帰ってきました。」
「…え、でもそれじゃあ時間が……」
「はぃ、帰る時は藤岡に背負ってもらっていたので…」
それにしても時間が遅すぎる…心配になってさらに私は追及してみた。
- 768 名前:この野郎:2008/01/05(土) 01:46:21 ID:xOd5I4+j
-
「それでも…遅すぎるでしょ?」
「……そっか、ハルカ姉さまは…すべてお見通しなんですね…。」
「…え?」
「私…藤岡と……その…おかしな事…しました。」
千秋はほほを赤らめてとんでもな事を言い出した。
「お…お……おかしな事?!」
「…はぃ。あ…でも、私から誘ったんです…」
「千秋から?!」
「最初は休憩できるホテルでしようと言ったんですが…断られまして…」
「……」
「それで、人通りが少ないので外でもいいと言ったら…藤岡がいきなり……」
「………」
「でも私も悔しかったので、電車で藤岡が寝てる間におかしな事を3回程…」
「…………」
「あれ…?ハルカ姉さま?!」
…情けない…千秋の言葉に私は少し放心状態になった。
良く考えてみればドコまでしたのか聞いていないし…
…聞くのは怖いけど……
「…千秋?…その……ドコまでしたの?」
「ドコまで…?」
「その…本番……と言うか…入れたり出したり……と言うか…」
「入れたり……あっ!えっとそんなに本格的にはしていないです……」
「そっか…なら良かった……」
「す…少し口で触れたりしたくらいで…入れたりは……(舌的な意味で)」
『バタンッ』
「ハルカ姉さま?!……ハル…カ……姉……」
気がつくと私はベッドの中で目を覚まし朝食の支度をはじめた。
確か昨日は…千秋の帰りが遅くて……
「おっはよー。あーぁ、今日から学校かぁ…」
「あっ!カナ、昨日千秋帰ってきたんだっけ?」
「はぁ?足を挫いて藤岡に背負われて帰ってきたじゃないか。」
「そっか…そう言えばそうだったわね……。」
「大丈夫か?昨日は急に寝たって千秋に言われて、私がハルカをベッドに運んだんだぞ?」
「そっか…ごめんね。…どうも昨日の夜の記憶が……」
「?」
その後、ハルカにその日の記憶が戻ることは無かった。
- 769 名前:この野郎:2008/01/05(土) 01:50:30 ID:xOd5I4+j
- リアルタイム米ありがとうございました(゚Д゚)
ではノシ
- 770 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 02:12:41 ID:ZPNv37jU
- 最後の最後にハルカカワイソスww
おつかれさん この話はこれで終わり??
- 771 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 02:32:45 ID:b20VJlSx
- いいぞもっとやれ。いや、やって下さい。
- 772 名前:ぶつ切り:2008/01/05(土) 02:51:18 ID:b20VJlSx
- 今更になって、自分がとんでもないことをしたのではないかと思う。
チアキちゃんの笑顔は俺に罪悪感を孕ませた。
帰り道、俺はその笑顔を忘れられなかった。俺の目にしっかり焼き付いている。
いや、それだけじゃない。
南の感触、南の表情、チアキちゃんの感触、チアキちゃんの表情、全てが忘れることのできない甘美な情報だ。
二人の少女に好かれ、俺は幸せ者なのだろうか。初め、俺の心には南しかいなかったのに、今はチアキちゃんとの二人かいる。
俺がずっと想ってきた人、俺を想っている人、どちらかを選ぶべきなのだろうか…
考えるだけ無駄だな。正直、二人の想いは重い。でも、それに応えてあげたい。
俺は床につき、二人を想い、果てた。
- 773 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 02:53:02 ID:La2HaGr7
- おもいはおもいwwwww
- 774 名前:ぶつ切り〜余談〜:2008/01/05(土) 02:57:37 ID:b20VJlSx
- ところで、大したことではないのだが気になったことがある。
帰り際に南にキスをされた時、南はその指をおれの指に絡めてきた。
その指は、何故か知らないが濡れていた。感触からして水ではなさそうだけれど、一体…
あの場から去った後、俺はそれを嗅いでみたがよく分からなかった。
そして俺は何を思ったか、舐めた。やっぱり分からない。まさか毒なんてことはないだろうけど…
- 775 名前:この野郎:2008/01/05(土) 03:03:42 ID:xOd5I4+j
- >>770
この後、大晦日編→南家お泊り編→正月編までは、お付き合い下さい。orz
- 776 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 04:49:16 ID:7Xsc2ESk
- >>775
(゚∀゚)期待してます
- 777 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 06:20:38 ID:g3+wikm+
- この野郎氏、ぶつ切り氏双方に言えることなんだが
投下前に1レス使って投下します宣言
投下区切りにも1レス使って投下終わり宣言した方が良いと思う
そうすりゃ不用意な割り込みとか防げるし、次の人の投下もしやすいぞ。
- 778 名前:この野郎:2008/01/05(土) 18:17:47 ID:xOd5I4+j
- >>777
m9(゚д゚)っ ソレッ!!
次からそうします。orz
- 779 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/05(土) 21:48:39 ID:y7d+JeSM
- 両氏ともGJ!
この野郎氏のは大作になりそうだけど、どこまでもついていきますぜ。
- 780 名前:この野郎:2008/01/05(土) 23:43:30 ID:xOd5I4+j
- 2レス投下します(゚Д゚)ノ
- 781 名前:この野郎:2008/01/05(土) 23:44:25 ID:xOd5I4+j
-
千秋の日記
藤岡が帰った後ハルカ姉さまと話していると、突然ハルカ姉さまは眠りについた。
きっと私が心配をかけすぎたからだろう……
私では部屋に運べる訳もなく、カナに頼んでハルカ姉さまを部屋へ運んでもらった。
その間に私はお礼などを言うため、藤岡の家へ電話をかけた。
「もしもし、藤岡です。」
「あっ、えっと私…藤岡君の友達の南チアキといいま…」
「あぁ、千秋ちゃん。足大丈夫?」
「藤岡か?…足は大丈夫だよ。その…今日は迷惑掛けたな…ありがとう。」
「あはは、いいよそんな事。…で、千秋ちゃんが電話してくるなんて…どうしたの?」
「えっと…いや、ただお礼が言いたくて電話したんだ。」
「そっか、じゃあ今日は疲れてるだろうしゆっくり寝てね。オヤスミ!」
「……あぁ、オヤスミ。」
…本当はこんな事言うために電話したんじゃない……
明日の大晦日、家で一緒にカウントダウンでもしないか?…と誘おうと思っていたのに。
私はそう思いながら受話器を置こうとした。
「……あぁっ!!!」
「ど…どうした藤岡?!大丈夫か?」
私は藤岡の声に気づき、置きかけた受話器を慌てて耳にあてた。
「…実はお揃いのペンギンのストラップ買ったんだけど…千秋ちゃんに渡すの忘れてたみたい…。」
「…おい、ストラップって…私は携帯なんて持ってないぞ?」
「あっ…そっか……そう言えばオレも持ってなかった…」
「…ぷっ!アハハ、お前バカだろ?」
「ホントオレってバカだなぁ…ごめんね、今度また何かプレゼントするよ。」
私は藤岡のバカッぷりに笑いながら、いい事に気づいた。
- 782 名前:この野郎:2008/01/05(土) 23:46:01 ID:xOd5I4+j
-
「で…でも、せっかくだし…キーホルダーみたいにカバンにでも付けようかな。」
「ホントに?…それじゃあオレも何所かに付けとくよ!」
「お揃いなんだから当たり前だろ!…じゃ、じゃあ明日持って来いよ!」
「明日?…大晦日なのにお邪魔しても大丈夫かな?」
「気にするな、大丈夫だよ。…そうだ、ついでに一緒に年越しもすればいいよ。」
…一応自然に誘ってみたつもりだけど……大丈夫かな。
「本当にいいの?!オレの家、両親が旅行に行ってて、一人で年越しする所だったんだ。」
「そうか、ならちょうど良かったな。…あ、それとカナには水族館の事言ってないから内緒だぞ!」
「うん、分かった。それじゃあ明日の昼過ぎにお邪魔するよ。」
「分かった。…じゃーな。」
いつも通り無愛想に返事をして私は受話器を置いた。
……明日はとびきりの御馳走を用意しよう…そんな事を考えながら、私はニヤニヤしていた。
「千秋〜、ハルカ部屋に置いてき……うわっ!どうしたんだニヤニヤして気持ち悪い!」
「…なっ!気持ち悪いとはどういう事だ!」
「いや…十分気持ち悪かったぞ…。」
「…そうだ、明日は藤岡も一緒に年を越すことになったぞ。」
「へっ?藤岡が?何で?」
「それは…藤岡が一人で正月を過ごすとか言ってたから…可哀そうだと思って誘ったんだ。」
「はぁ〜…あいつ、正月を一緒に過ごす彼女もいないのか。…可哀そうな奴だ。」
「カナ…お前は一緒に過ごす彼氏がいるのか?」
「あぁ…そう言えばいないな。…いっそ藤岡と付き合ってみるか。」
カナは冗談を言うように、笑いながらそう言ったが、その言葉を聞いて私は凍りついた様に固まった。
…よく考えてみれば、藤岡はカナが好きなんじゃないのか…?
水族館に行ったりキスしたりしたけど、私は正式に彼女になったわけじゃない…
もしかしたら、子供と遊んで…キスも子供をあやす感じで……
「千秋?お〜い、どうした?」
「…えっ?…な、何でもない!!私は寝るからな!」
「?…おやすみ。」
私はベッドに潜り込み、さらに考え続けていた…。
カナは藤岡にラブレターらしきものを貰っていた…
カナは藤岡に好きだと言われていた……
藤岡はカナの水着姿を見て胸をドキドキさせていた。
カナと藤岡は同じクラスで…毎日顔を合わせて……
もしかしたら私の知らないところで…キスも……
「とにかく明日…すべてハッキリさせてやる……」
そう心に秘めて、私は眠りについた。
そして決戦の大晦日はやってきた。
- 783 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 00:02:40 ID:y7d+JeSM
- >この野郎氏
あの〜、>>768の終わりにこんな一節が・・・
>「おっはよー。あーぁ、今日から学校かぁ…」
い、いえ、すみません。GJです。
- 784 名前:この野郎:2008/01/06(日) 00:33:13 ID:EFgqodpg
- >>783
「おいカナ、お前そんな事言ってたのか?」
「えー…よく覚えてないよ。」
「そう言えば…そんな事言ってたような気もするわねぇ……」
「ハルカ姉さまもこう言ってるんだ、間違いないだろ?バカ野郎。」
「そうか…でも月曜日なんだから学校はあって当たり前だろ?私は間違っていない!おかしいのは>>783だ!」
「バカ野郎…お前、学生だろ?だったら今は何だ?。」
「……あぁ…そう言えば冬休みだった。いやぁー、うっかりしてたよ。」
「バカ野郎!『うっかり』じゃなくて、ちゃんと謝れよ!」
「そうよカナ!おかしいとか言って……>>783さんにちゃんと謝りなさい!」
「なんだよ、二人して怖い顔するな!わかったよ…。…その……誤解を招いて悪かったな…」
「なんだその言い方は?もっと心をこめて謝れよ。」
「な…なんだよ、ちゃんと謝っただろ?」
「バカ野郎。あれじゃあ、誰に謝ってるかわかんないだろ。」
「そうよ、カナ。ちゃんと名前と…あと、そんな所まで気づくくらい呼んでくれたお礼も言いなさい。」
「………」
「はやくしろ!!」
「早くしなさい!!」
「あー!もう、わかったよ!!」
「その…>>783様…誤解を招く事をして申し訳ありませんでした。
後、そんな事に気づく程読んでいただいてありがとうございます。…これでいいか?」
「>>783さん、カナのバカもこう言ってますので…なにとぞ勘弁してあげてください。」
「>>783さん、私からもお願いします。申し訳ありませんでした。」
と言う事で許してあげてください。orz
- 785 名前:783:2008/01/06(日) 00:56:18 ID:MhkiyfKZ
- 拝啓、南家御一同様
その節は小生の出過ぎた指摘に対しまして
過分なるご対応を頂きましたこと、心より御礼申し上げます(以下略
- 786 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 02:37:34 ID:HB1vp8CQ
- いいぞもっとやれ。やれ。
- 787 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 22:24:40 ID:Pp4Khmof
- 内田×マコちゃんリクしてみます。誰か書いてくださる方いらっしゃいますかね?
- 788 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/06(日) 22:57:50 ID:gxZPBxVU
- >>787
とりあえず自信なくても良いから
自分の妄想を思いつくあらゆる表現で文章にしてみようぜ。
「危険を冒すものが勝利する」ってよく言うジャマイカ。
そんな俺は、
カナ+吉野+内田×マコトと言う
カオスなシチュエーションの妄想が脳内で繰り広げられているが、敢えて書かない。
- 789 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 00:36:51 ID:ztcjNb6f
- ちょっとだけよん
- 790 名前:ぶつ切り:2008/01/07(月) 01:02:08 ID:ztcjNb6f
- 数時間前…
私は自室で、所謂オナニーってのをしていた。藤岡を想い、私は賢明にアソコを弄った。
今までオナニーなんてほっとんどしたことがなかったのだが、今日は何故かせずにはいられなかった。
私の性欲はなかなか治まらなかった。藤岡が頭に思い浮かぶだけで感じてしまう。
藤岡のをここに入れたら……ああぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
考えただけでもうイってしまう。本当、どうしちゃったんだ私は。病気だな。
漸く落ち着いてきて、私はびしょびしょの指先を見つめた。
「こんなの見たら、藤岡どうなるかなあ」
私は身なりを整え自室を出た。洗面所には向かわずに、居間へ。炬燵に入る。
私は、炬燵の中でアソコに触れてみた。未だにびしょびしょ、というよりぐしょぐしょだ。
ハルカに気づかれないように俯き、声を抑える。
藤岡がこの中に居て、弄ってきたらどうしよう?などとくだらないことを思う。重症だな。
- 791 名前:この野郎:2008/01/07(月) 02:00:24 ID:dS3BgLDk
- 投下してOKかな?
2スレ程いただきます。
- 792 名前:この野郎:2008/01/07(月) 02:02:00 ID:dS3BgLDk
- 千秋の日記
一日立って足の痛みも少しマシになっていた。
……とは言うものの立ってると痛いし、左足を引きずって歩くのがやっとだ。
今日は朝からハルカ姉さまは、友達や速水先輩達と忘年会をするらしく、
夕方まで家にはカナと私の二人だけだった。
「こんにちわー。」
午後1時、玄関から藤岡の声が聞こえ、私は急いで玄関に向かった。
タッタッタッタッタ……
「おぉ、いらっしゃい。待ってたぞ!」
…そう言って藤岡を迎え入れたのはカナだった。
私はと言うと、足を引きずり壁に掴まりながら向かったので、遅れをとっていた。
…しかしどう言う事だ…?普段なら絶対コタツから出ないカナが、なぜあんなに急いで…
…私は台所の柱に掴まり、カナと藤岡の様子を見ていた。
「あれ?どうしたの南。いつもなら絶対コタツに潜ってるのに。」
「…んっ!…あるんだろ?」
「…え?」
「手土産だよ!手土産!!…まさか手ぶらで来たのか?!」
「あ…あぁ、ケーキ持ってき……」
「やっほー!!」
カナは藤岡のケーキを奪い取ると、そのままコタツの中へ直行した。
…どうやら私の考えすぎだったらしい……私は玄関で立ちすくむ藤岡を家へ迎えた。
「悪いな。……あのバカ…とりあえず入れよ。」
「あっ…うん、お邪魔します。……足…まだ痛そうだね…大丈夫?」
「平気だよ、これくらい…とりあえずコタツにでも入ってろよ。私は夕飯の支度してるから。」
私は藤岡にそう言い残し、台所へ向かった。
足は痛いがハルカ姉さまのいない今、私が料理を作らなくてはいけないからだ。
…とは言っても、そばは茹でるだけだし…お寿司も頼んである。
作るのはせいぜいオードブル…唐揚げ程度だ。
「千秋ちゃん、その足じゃ立ってるのも大変でしょ?オレも手伝おうか?」
「大丈夫だよ。お客はそこに座ってろ。」
「そうそう!料理は千秋にまかせて、お前は私の暇つぶしの相手になれ!」
…そう言えば私がいなくなったら…カナと藤岡の二人っきりか……
考えすぎと思っていても、やはり胸のどこかで二人の事が心配だ…
…と言うか、私も台所で藤岡と二人っきりになるチャンスじゃないか!!
「ふ…藤岡。やっぱり手伝ってくれないか?」
「うん、わかったすぐ行くよ。」
「…ちょっと待て、私を一人にする気か!藤岡はココに残れ!」
「バカ野郎!お前は一人でテレビでも見てろ!!」
「なんだと……」
『プルルルルル……プルルルル…』
話の途中に電話が鳴ると、カナは渋々電話の元へ行った。
いつもは動かないのに……もしかしたら私の足を気遣ってくれたのかもしれない…
- 793 名前:この野郎:2008/01/07(月) 02:03:05 ID:dS3BgLDk
-
「はいモシモシ南です……なんだ、ハルカか。どうした?」
「あ、カナ?それがね…速水先輩が……」
「おーぃ!カナ!!こっちに来て一緒に焼肉パーティーに参加しないかー?」
「焼肉?!行く!すぐに行きます!!…はい、じゃあ。」
受話器を置くと、カナはこちらへ走ってきた。
「今から速水の所の焼肉パーティーに行くけど、お前たちもいくか?」
「…はぁ?せっかく唐揚げとか作ったのにか?」
「バカ、唐揚げより焼肉だろ!!」
「でも唐揚げがもったいないし、藤岡は面識も無いし足も痛い…私たちは遠慮しとくよ。」
「そっか、じゃあお前たちは唐揚げパーティーでも楽しんでおくんだな!じゃあな!!」
「あぁ、そうさせてもらうよ。」
そう言ってカナは出かけていった。
いつもなら勝手な行動に、文句の1つや2つ言うのだが…藤岡と二人になれるなら文句も無い。
それに唐揚げパーティーとか言ってたけど、この後お寿司も届くし…
1人分余分に届くので、久々にお寿司をお腹いっぱい食べれそうだ。私にとって良いこと尽くし!
「千秋ちゃん、ごめんね…本当は焼肉パーティー行きたかったんじゃ……」
「何言ってんだ、私は好きな人と二人きりで過ごせる方が全然楽しいよ。」
「…えっ?!」
「……え?」
…もしかして私は有頂天と言うやつになっていたのか?
何か…今、サラリと・・・とんでもない事を言った様な気が……
しかし藤岡はちゃんと聞いていなかった……と言う事も、真っ赤な顔を見る限りなさそうだ…
「オレも…好きな人と二人きりで過ごせて……その…嬉しいよ。」
なんだなんだ?!藤岡まで顔を恥ずかしい事を言い始めてたぞ…
二人して顔を真っ赤にして、恐ろしく恥ずかしい……
とりあえず唐揚げだ!唐揚げを作ると言ってこの場から脱出しよう…!
「それじゃあ…か、唐揚げを作……」
「千秋ちゃん。…その、キスとか…順番がバラバラになっちゃったけど…その……」
「……な、なんだよ…。」
「オレ、千秋ちゃんの事…すごく好きだから。」
私は思わず、普段閉じ気味の目を見開いて、生唾を飲み込んでしまった。
(お、落ち着け千秋!…これは数か月前にカナにも言った事……まだカナと同じ立場になっただけだ!)
…と私は自分に言い聞かせてた。……そうでもしないと、自分の気持ちが暴走してしまいそうだった。
- 794 名前:この野郎:2008/01/07(月) 02:11:03 ID:dS3BgLDk
- 今読んで気づいたんですが、電話でのセリフ短すぎでした。orz
電話の間に千秋と藤岡は唐揚げを作り始めていたと言う事なんで…ご了承お願いしますorz
- 795 名前:この野郎:2008/01/07(月) 02:14:12 ID:dS3BgLDk
- × なんだなんだ?!藤岡まで顔を恥ずかしい事を言い始めてたぞ…
○ なんだなんだ?!藤岡まで顔を赤くして恥ずかしい事を言い始めてたぞ…
gdgdだったorz
- 796 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 02:44:54 ID:7DrD1sLO
- >>795
キニスンナ
- 797 名前:この野郎:2008/01/07(月) 03:52:57 ID:dS3BgLDk
- みなみけ おかわり見たさに焦って書いてしまったんだ。orz
おかわり見て絶望したけど、3回くらい見たら慣れて楽しかった。(゚Д゚)
でもカナの胸のでかさに絶望した。
- 798 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 04:03:11 ID:IxWy6fqN
- ゴメンここで書く事じゃないけど
放送終了時間前後からアニメ板凄い事になってたよ……
- 799 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 05:08:29 ID:Q+j9sDtT
- どうせこんなのみなみけじゃないヽ(`Д´)ノだったんだろ?
覚えてる人居るかどうか知らないけど、昔、双恋とフタコイオルタナティブって
アニメがあってだなその時も荒れたような覚えがある
- 800 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 05:18:23 ID:cBhO4RYH
- >この野郎氏
ミスについては書き込む時間が悪かったんじゃないかと思うw
それにしても、大晦日2人きりになれるとは予想外、良い意味で。
アニメは藤岡とトウマの関係が辻褄合ってないことが一番の不満。
というか、2つの製作会社の連携とれてなさ過ぎる。
- 801 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 06:05:44 ID:ztcjNb6f
- 水樹が歌わない時点で(ry
- 802 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 09:21:40 ID:NAggulhn
- ただ、カナの全裸を見た藤岡で職人が頑張ってくれそうな気がした
- 803 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 09:54:45 ID:BjC132Ps
- ED手抜きすぎじゃね?
- 804 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 18:50:32 ID:7DrD1sLO
- おかわり見逃したorz
- 805 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 20:48:13 ID:LfZ2gqyR
- >>804
ニコニコにうpされるんじゃね?
すぐ消されると思うけど
- 806 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/07(月) 21:07:51 ID:RjnCDsoy
- >>804
録画データなら俺のパソコンに入ってるぜ
- 807 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 00:58:30 ID:Jalom42p
- >>791
> 2スレ程いただきます。
2000レスも使うと言うのか!?大長編じゃないかwktk
- 808 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 01:00:58 ID:AslZZbKa
- >>791
2スレか、コレは期待大だなw
- 809 名前:この野郎:2008/01/08(火) 02:00:27 ID:ts3PmC5J
- 「おぃ、カナ。お前ちょっとこっち来いよ。」
「なんだよおっかない顔して、普段から悪い目つきが更に悪……」
「うるさいよ!バカ野郎!!」
「……なっ…?!」
「いいか、お前が勝手に投稿した>>791のレスを見てみろ。」
「え?…これがどうしたんだよ?」
「よく見てみろ。」
「よくって見ろって…私はちゃんと投下前にはこう書いた方がいいって言われたから……」
「じゃあちゃんと2000レス返せよ。バカ野郎。」
「はぁ?…あははっ、私は2スレって書いてるだろ?お前こそ良く見ろよ。バカじゃないの?」
「…バカはお前だ、バカ野郎ー!!…(バキッ!!」
「いたっ!!お前…ふじおかは当たると意外と痛いんだぞ…。」
「いいか、2スレだと1000レス×2になっちゃうんだよ!」
「ふーん…。」
「ふーん…じゃねーよ!!」
「なんだよ千秋、だからってそんなに怒ることないだろ!」
「もういい…お前と話してると疲れる…。私は寝るから。」
「え?…おーぃ。……なんなんだアイツ?」
「…今のはカナちゃんが悪いよ。」
「…うわっ!!内田、お前いつからそこにいたんだ?!」
「えっ?!…ひどぃよ……朝からずっといたよ……ぐすっ…」
「そ、そうか。そりゃ悪かったよ。…で、なんで千秋はあんなに怒ってたんだ?」
「えっとね、作者はこの前の続きをさっき書いてたの。」
「ほぉ…で、それとどう関係があるんだよ。」
「それでね、今回は千秋と藤岡君が…その…抱き合ったりキスしてたりしてたみたいなの…
…でもね、それが手違いでうっかり消してしまったらしいの。」
「…で、何故か千秋まで機嫌が悪かったのか?」
「…うん。…チマチマ書いてて、やっと完成したと思ったら…あぼーんしちゃったみたい…。」
「…でもそれって私関係なくないか……それにさりげなく>>791の失敗を私のせいに…」
「ダメッ!それ以上文句言ったら…この先カナちゃんの出番がなくなっちゃう!」
「なっ?!…本当か?」
「うん。それに作者はいい人よ。千秋や私が好きでも決してロリコンではないの。むしろ紳士なの。」
「…なんでそんなにフォローするんだ…?」
「こう言えば、今後私とマコト君の絡みを約束するって言ってたの。」
「…それ、バラして良かったのか?」
「……あっ…。」
って事で2レスの間違いでした。orz
そして2時間ほど書いたssを、本当にうっかり消してしまいました。orz
- 810 名前:この野郎:2008/01/08(火) 02:04:04 ID:ts3PmC5J
- 何もかも消えて、ひどい脱力感に襲われたので、無投下でもう寝ます。orz
- 811 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 02:13:31 ID:d3L06N1/
- この野郎氏が無投下で無灯火の真っ暗闇(w
起きててもしょうがないので自分も寝よう。
- 812 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 02:36:06 ID:/Y3k7Ff2
- ここってエロ成分薄めでもおk?
- 813 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 03:07:46 ID:ccGfYOSW
- いいと思うよ、既に結構あるし
- 814 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 03:20:50 ID:p/oaah9l
- >>813
申し訳ない
ただ如何せん自分が未経験なもんだからなかなか一歩を踏み出せないんだ('A`)
- 815 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 07:26:43 ID:Xz0dvnIN
- >>819に凄く期待
- 816 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 07:27:15 ID:Xz0dvnIN
- 失礼。>>809でした。
- 817 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 09:12:08 ID:xst5vcg5
- >>814
心配するな、最初は誰しもチェリーボーイさ。
まあ俺は今でもチェリーボーイだけど。
- 818 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 11:26:56 ID:HglXVQm7
- 半年かそこら距離を取ってて、今日久々に覗いてみたが、やっぱりアニメも始まってエラいこと、もといエロいことになってるな
まだスレ立ってから1ヶ月強………アニメ化前とは、スレの消費速度が段違いだ
あと、保管庫で自分の過去作読み返して死にたくなった
ぶつ切り氏、この野郎氏もここまで一気に読ませて頂きました、どちらも長編乙、そしてGJです
藤岡を応援したくなったり妬ましく思ったり
- 819 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 11:44:42 ID:p/oaah9l
- 誠にする気はないのでご安心を
強いて言えばインテルリト
- 820 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 14:40:46 ID:fxhFSDMa
- >>818
カムバックすればいいじゃない
- 821 名前:この野郎:2008/01/08(火) 16:11:06 ID:ts3PmC5J
- 昨日の悲しみを乗り越え、2レスいただきます。orz
- 822 名前:この野郎:2008/01/08(火) 16:11:40 ID:ts3PmC5J
- 千秋の日記
私は藤岡の発言で、頭を整理するのに10秒程かかっていた。
とりあえず藤岡は真剣な様で、私の目をじっと見ている…。
私は恥ずかしくなって視線を逸らして、後ろを向いた。
「えっと…ちょっと待ってくれ。その、心の準備ってやつが…」
「うん。」
しばらく後ろを向いたまま私は考えていた。
確かに『オレ、千秋ちゃんの事…すごく好きだから。』…とは言われたが、
好きだからどうこうっ…て言われた訳じゃない。
好きにも色々あるんだ、私はハルカ姉さまも好きだし、内田や吉野も好きだ。
そりゃ藤岡が好きなのとは違うけど…でも同じ『好き』と言う言葉でくくられる。
つまりこの藤岡が言った『好き』も、私がハルカ姉さまや友達を思う『好き』なんじゃないだろうか?
…なんて事だ!私の早とちりだったのか…だったら、この場合は難しく考えず…
『おお、私も藤岡の事好きだぞ!』…とか言っちゃえばいいんじゃないか…?
そうだよ、これだ!これで行こう!私はそう決意し藤岡の方を向いた。
「藤…」
「千秋ちゃん!」
「な…なんだ…」
「その…上手く伝わらなかったみたいだから、改めて言うけど、千秋ちゃんの事本当に大好きだから…
千秋ちゃんと付き合いたいと言うか…恋人になってほしいんだ!」
「ちょ…もう少し時間をくれ…!」
私はそう言ってまた後ろを向いた。
…どうしたものか…これではさっきの考えは通らなくなってしまった…。
カナなの時とは違い、はっきりと『恋人』と言う言葉まで出てきてしまったし…
……あれ?じゃあ素直に私も好きと言えばいいんじゃないか?
だって私も藤岡の事は好きだ。付き合いたいと思ってた。
その藤岡からこう言われたんだから、断る理由もないじゃないか。
どうしてこんな簡単なことに気付かなかったのか…私はそう思い、藤岡の方を向いた。
「えっと…恥ずかしいから一度しか言わないぞ。…ちゃんと聞けよ。」
「うん…。」
「…その……私も…藤岡の事…すごく好きだから……。」
「えっと、それは…」
「…あぁ、そうか。…なんて言うか……この好きは友達とかじゃなくて、特別な好きなんだ…。」
「…って事は…」
「もう!察しろよ!お…お前の恋人…彼女になってやるって事だよ!!」
なんだか最後は恥ずかしくなって、言い方がおかしくなったが…
とりあえずハッキリ言ったし伝わっただろう…。
その後、しばらく二人とも顔を真っ赤にして、その場で黙ったまま立ちつくしていた。
- 823 名前:この野郎:2008/01/08(火) 16:24:55 ID:bYrTpzBE
- あれ…書き込み出来てない。orz
- 824 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 17:25:36 ID:xst5vcg5
- あれ? 1レスだけ? パソコンまたは携帯に不都合でも生じたか?
>>818
うむ、確かに過去と比べると凄まじい勢いだけど、アニメ化直後はどういうわけか伸びが良くなかったんだよなぁ。
勢い良くなったのは11月らへんだったな。
それはそうと、カムバックを考えてもいいんじゃないか?
- 825 名前:この野郎:2008/01/08(火) 18:18:01 ID:bYrTpzBE
- このスレにだけ何回やってもPCから書き込めないのは何故?/(^o^)\オワタ
- 826 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 18:32:29 ID:zS6LNGji
- >>825
プロバイダどこつかってる?
規制されたのかも
- 827 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 18:36:00 ID:Yc/kU2Eg
- >>826
規制されたなら>>825も書けないはず
>>825
なんかエラメでてない?
- 828 名前:この野郎:2008/01/08(火) 18:59:17 ID:ts3PmC5J
- むむ・・・
- 829 名前:この野郎:2008/01/08(火) 19:00:35 ID:ts3PmC5J
- >>822
「藤岡。…こういう場合はどうしたらいいんだ…?」
「…どうするんだろう。その、恋人とか初めてだから…ごめん。」
「…とりあえず…抱き合ってみるか?」
私はそう言って藤岡の腰に手をまわし、ひっついてみた。
すると藤岡は私の頭を胸に押しつける様に、私の頭を腕で包んだ。
「…藤岡。頭が痛い…もう少し優しく…。」
「あっ、ごめんね…。」
「まったく…私は彼女なんだから大事にしろよ。」
「…うん。」
その後、料理を作り終わり、私と藤岡は唐揚げをつまみテレビを見ながらお寿司を待っていた。
しかし3時になってもお寿司は届く事無く、唐揚げはすべて食べてしまった。
「これっぽっちじゃ足らないな…2時に予約したのに、何やってるんだ寿司屋め!」
「…確かに少し遅い気もするね。どうしたんだろう?」
「ちょっと電話してくる!」
そう言うと、立ち上がる前に藤岡は私を抱きかかえ、電話の元へ運んだ。
「もしもし、今日2時に予約した南ですけど…はぃ…昨日……えっ?!」
なんて事だ…寿司屋め…年末で忙しく、手違いで忘れていただと……
ふざけるな!もう二度とお前の店じゃ頼まなねーよ!!
……とでも言ってやりたがったが、なんだかもう怒る気力も無かった。
「…はぃ、いや…もう結構です。はい、キャンセルで…。」
私がそう言って電話を切り、溜息をついた姿を見て藤岡も気付いたらしい。
「…お寿司来ないって。」
「そっか…じゃあ何所か近くの店に食べに行こうか?」
「え?」
「付き合い始めての初デート。千秋ちゃん、お付き合いしてもらえますか?」
「…なんだその言い方…私はおなかがすいたんだ。さっさと行くぞ!」
災い転じて福となす…ってのはこの事か。
私は藤岡と一緒に御飯を食べに行くことになった。
- 830 名前:この野郎:2008/01/08(火) 19:01:57 ID:ts3PmC5J
- はっ!できた…
- 831 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 19:03:29 ID:9n8Y1FRA
- >>827
携帯使ってんだろ
- 832 名前:てすt:2008/01/08(火) 21:02:15 ID:bI9pDBio
- 今何人?
- 833 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/08(火) 21:56:26 ID:xst5vcg5
- >>830
復活できたようで何よりだが、今日はこれまでか。
- 834 名前:この野郎:2008/01/08(火) 23:54:52 ID:ts3PmC5J
- >>826>>827>>833いろいろありがとうございました。orz
おかげさまで復活できたので2レス投下します。
- 835 名前:この野郎:2008/01/08(火) 23:55:27 ID:ts3PmC5J
- 千秋の日記
戸締りOK、いざ出発!……と言っても目的地を決めていない。
「藤岡、何を食べようか?」
「そうだなぁ…食べ損ねたお寿司か、南達と同じ焼肉か…」
「…そうだ、バイキングに行こう!あそこなら焼肉もお寿司もあるぞ!」
「そうだね、バイキングに行こう。」
こうして行き先も決まり、私は藤岡の手に掴まり歩き始めた。
少し歩くと、買い物帰りの同じマンションに住むおばさんと出会った。
「あら、千秋ちゃん。こんにちわ。」
「こんにちわ。」
「…へぇー、カッコイイ彼ねぇ…!羨ましいわぁ。」
「えっ?!ふ…藤岡ですか?えっと…あっ……はぃ。」
「千秋ちゃんも可愛いし、お似合いよ。…それじゃあ良いお年を。」
「はい、良いお年を。」
…そうか、良く考えれば手をつないで歩いてるんだから、そう見えて当然か…。
それにしても藤岡って、私以外の人から見てもカッコイイのか…
そう言えばさっきから、すれ違った時に藤岡の事みてる女もチラホラいるな…。
……藤岡はカッコイイもんな…
「…?どうしたの千秋ちゃん?オレの顔に何か付いてる?」
「…えっ?な、何でもないよ。」
「?」
しばらくすると、私たちは目的のお店に到着した。
年末と言う事もあってしばらく待たされたが、藤岡と二人なので退屈はしなかった。
結局、ご飯を食べ終わったのは6時前…お会計を済ますと、何やら抽選ができるらしい。
「それじゃあ1回どうぞ。金が出たら温泉旅行にペアでご招待だよ!」
藤岡と二人で温泉旅行…これは何としても欲しい!
二人で旅行なんてできたらどれだけ楽しい事か…
「…藤岡、ここは私に任せてくれないか?」
「うん、千秋ちゃんくじ運いいの?」
「…いや、今年は最悪だった。…だからこそ年末に運が残ってるんだと思うんだ。」
私をそう言って、願いを込めながらガラガラを回した。
すると出た玉を見て、カウンターのおじさんがカランカランとベルの様なものを鳴らした。
どうやら本当に運が残っていたらしい…なんだか順調すぎて少し怖い気もする……
私はそう思いながらも賞品を受け取った。
- 836 名前:この野郎:2008/01/08(火) 23:58:23 ID:ts3PmC5J
- >>835
外に出ると、さすがに6時をまわって恐ろしく寒くなっていた。
…それどころか、追い討ちをかけるように雨まで降ってきた……
すると藤岡は傘を開き、私の肩を抱き寄せた。
「千秋ちゃん、濡れちゃうからもっとこっち寄ってくれるかな?」
「…うん。…こうしてると雨が降ってても暖かいな。」
私は藤岡の手に抱きつくようにして、一緒に傘に入った。
こうしてみると、雨ってのもたまには良いものだ…
「藤岡、…雨ってのもたまには良い物だな。」
「…どうして?」
「だって、こうやって1つの傘に入ってひっついてても、不自然じゃないだろ?」
「あはは、確かにそうだね。…でもさすがに1本だとちょっと濡れちゃうね。」
「まったくだ…あのおじさんも、気を利かせて2本くれれば良かったのに。」
「ホント、まるで一等が当たったみたいに、カランカラン鳴らしてたのにね。」
「…まぁ、子供だけで温泉旅行なんてハルカ姉さまが許すわけないし…これで良かったのかもな…」
私はクジで当てた傘を見ながらそう言った。
家に到着すると、私は雨で肩のあたりが少し濡れていた。
…しかし、藤岡を見ると少しどころか、体半分がずぶ濡れでガタガタ震えていた。
おそらく私の方に傘を寄せてくれていたのだろう…
私は急いでお風呂を沸かした。
「藤岡、お前そのままだと風邪ひいちゃうからお風呂入るといいよ。」
「そ…それじゃあお言葉に甘えて、お風呂借りようかな・・・」
よほど寒かったのだろう…珍しく藤岡は遠慮せずにお風呂に入っていった。
そりゃそうだ、私は少ししか濡れてないのにこんなに寒いんだ…
私も藤岡がお風呂から出たら少しお湯につかろう……
…あれ?…そう言えば私たちはもう付き合ってるんだから、お風呂も一緒に入るべきなのか…?
……どうしたものか…しかし体も冷えてきたし、この際一緒に入ってもいいか。
そう思い私は脱衣所に向かった。
「おーい、藤岡。私も一緒に入っていいか?」
「えぇ?!入るって…お、お風呂に?」
「…?当たり前だろ、私もすごく寒……クシュッ!…うぅ……」
「えっと…じゃ、じゃあオレが出るから少し待っててくれる?」
「でもお前も入ったばっかりだろ?いいよゆっくり入れば。」
私はそう言いながら上着を脱いで、お湯に髪がつからない様にくくった。
- 837 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:12:22 ID:XPfz4N1j
- GJ
積極的だな千秋w問題は春香たちがどのタイミングで帰宅するかだな。
- 838 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:36:36 ID:Ojx36Nuw
- 確認するがチアキ小5だよな?
藤岡め……くやしい!(ビクビクッ
- 839 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:48:09 ID:/e6qgVFS
- >>838
この場合は藤岡はロリコンと言えるのかな?
それともまだセーフ?
- 840 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 01:48:57 ID:1tOhKLWg
- 中二と小5かー
俺の中ではあうあう
- 841 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 02:06:59 ID:iPPQETyB
- 中学二年ならまだセーフじゃね?
ナツキやタケルだったらアウアウだけど
- 842 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 02:07:52 ID:MVlbxgZZ
- きわどいところだ…
- 843 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 02:08:13 ID:pveAzrzs
- モデル目当てに少女向けファッション誌を読んでいたら、読者コーナーに小学生からの投稿があって
「高校生の彼氏と付き合っているんだけど、歳が離れてて不安になるの……」
的な相談があって軽く凹んだ記憶があるからいいんじゃね?
- 844 名前:この野郎:2008/01/09(水) 02:25:54 ID:4EOytL7U
- 今日は3:10分からみなみけ最終回
3:40分から、みなみけ おかわり があるので
張り切ってあと3レス程投下します(゚Д゚)ノ
- 845 名前:この野郎:2008/01/09(水) 02:28:24 ID:4EOytL7U
- 藤岡の日記
オレはお風呂で茫然としていた…。
お風呂のすりガラス一枚向こうで、千秋ちゃんがお風呂に入る準備を始めたからだ。
すりガラス越しにでも、上着を脱いで髪をくくっているくらいは分かった。
そしてとうとうスカートを下ろし、下着まで脱いでしまった。
扉が開く音とと同時に、オレは目をつむり後ろを向いた。
「…藤岡?なにしてるんだ?」
「何って…その……千秋ちゃんが恥ずかしいかなと思って…」
「バカ野郎、タオルで隠してるから大丈夫だよ。」
「あっ…そっか。」
そりゃそうだ、一緒に入るんだからそれくらいはあたりまえか…
……なんだかホッとした反面、どこか残念な気持ちもあった…。
しかし振り返ってみると、千秋ちゃんはタオルで隠してると言っていたが、
ハンドタオルを胸から垂らして隠しているだけだった…と言うか微妙に隠れきっていなかった。
「ち…千秋ちゃん、その…バスタオルを巻いたりはしないの?」
「バスタオルって…それはお風呂を出てから使うものだろ?」
「そ…そうだけど……」
「…? なんだか良く分からないけど、寒いからお湯につかっていいか?」
「えっ……うん…どうぞ。」
そう言うと千秋ちゃんは、ハンドタオルさえも取ってしまった。
「わぁっ…!えっと…タオルは?」
「タオルを湯船につけたらダメだろ?それくらい常識だぞ。」
「そ…そうだね。」
「………」
「……?」
タオルをとってそう言った千秋ちゃんだったが、どう言う事かそのまま動かなくなってしまった。
「…どうしたの?」
「いや…さっき歩きすぎたから、また足が痛くなって足が上がらないんだ…。」
そうか…湯船に入るには、どちらかの足で踏ん張って、もう片一方は足を上げないと入れない。
でもそのどちらも出来ないから入ってこれなかったのか。
「藤岡。…だっこしてくれ。」
「…え?」
千秋ちゃんはそう言うと、オレの方に両手を差し出した。
そりゃオレが持ち上げて、湯船に入れてあげるしかないけど…裸で抱き合うのか……?
オレはとりあえず、体が触れないように脇のあたりを持って、ゆっくりと千秋ちゃんを湯船に入れた。
…それにしてもキスの時はあんなに過敏に反応したのに、何故今回はこんなに余裕なんだろう…?
- 846 名前:この野郎:2008/01/09(水) 02:33:46 ID:4EOytL7U
- >>845
そんな事を考えていると、千秋ちゃんが話しかけてきた。
「藤岡、お前…お風呂入ってからなんか変だぞ?」
「…そ…そりゃ、恥ずかしいって言うか…。」
「でもお前、キスした時はこんな恥ずかしがってなかったじゃないか?」
「…だって…キスよりよっぽど恥ずかしくない?」
「そうか?」
そう言うと千秋ちゃんは、何かを少し考えているようだった。
「私はキスの方が恥ずかしいけどな…」
「そ、そうなの?」
「だってキスなんて特別な人としかしないだろ?」
「…うん、そうだね。」
「でもお風呂は、今でもたまにお父さんと入ったりするって内田も吉野も言ってたぞ。」
「…う〜ん…それとはまた違うような…」
そう言うと、千秋ちゃんはまた何かを考え始めた。
「…私はお父さんとお風呂なんて入った事無いから、その辺はよく分から無いな。」
「そっか…」
「…なぁ藤岡。お父さんと入るのと、藤岡と入るの…どう違うんだ?」
これは難しい事を聞かれた…どう答えたらいいんだろう…?
千秋ちゃんはまだ小学生だから…オレみたいに意識してないのかな?
…ってことは、千秋ちゃんの中ではお父さんと入る感じで…でもお父さんはいなくて……
なんだか考えると頭の中がゴチャゴチャになってきた…。
ただ言えることは、千秋ちゃんを見る限り…一緒にお風呂に入ることは、そんなに大したことじゃないらしい。
キスの時の方がよっぽど動揺していた。
だからオレも、深く考えずに答えることにした。
「良く分からないけど…同じみたいなものかな?」
「やっぱりそうなのか?」
「うん、そう考えるとオレもあまり恥ずかしくなくなってきたかも。」
「そうだろ。」
そうだ意識しすぎたから駄目だったんだ。
オレは心を無にする感じで、お風呂から出ることにした。
すると、入る時同様に千秋ちゃんが手を差し出し、だっこしてくれと言ってきた。
…そう言えば入る時も、変な抱き方をして…意識しすぎていたのかもしれない…
そう思い、今度は普通に千秋ちゃんを抱きかかえてみた。
- 847 名前:この野郎:2008/01/09(水) 02:42:52 ID:4EOytL7U
- >>846
…神様ごめんなさい…。オレには、この胸に当たる柔らかい感覚を意識しないなんてできません…。
千秋ちゃんの胸は、見ても分からないくらいの大きさなのに、
こうして密着すると確かにわかる…凄く柔らかい感触……
オレは意識しないために、頭の中で山の風景を思い描いていた。
「藤岡?…もう降ろしてくれていいぞ。」
「えっ…あっ!ごめん。」
オレは慌てて千秋ちゃんを降ろした。
「いたっ…!…もうちょっと優しく降ろせよ…バカ野郎…!」
「ご、ごめん。オレ慌てて降ろしちゃって…」
「…ん?…藤岡、何でココこんなに硬いんだ?」
「zgぢあp;gk!!そんなとこ握っちゃダメだよ!!」
「…?なんだ??変な奴…。」
オレはそのままお風呂を飛びだした。
お風呂から上がり、いつもの席で二人でテレビを見ていると電話が鳴った。
すると、千秋ちゃんがオレの顔を見上げた。…電話まで運べと言う合図だろうか?
オレが千秋ちゃんを電話の元へ運ぶと、千秋ちゃんは機嫌良さそうに電話に出た。
「はぃ、南です。……あっ、ハルカ姉さま。…はぃ…はぃ……そうですか。少し待っててください。」
そう言うと千秋ちゃんはオレに電話を替わるように言った。
「もしもし、お電話変わりました。」
「あっ、藤岡君?あのね、ちょっと先輩が酔っ払っちゃって、初詣に行くぞー!…とか言いだしたの。」
「はぃ…」
「それでね、7時には帰る予定だったんだけど、私もカナも今日は帰れそうにないのよ。」
「はぃ…。」
「それで千秋一人だと心配だから、良かったら今日家に泊ってあげてくれないかな?」
「はぃ……ぇ?」
「ホント?ありがとう!私たちも初詣に行ったらなるべく早く帰るから……」
「おーぃ!!藤岡!二人だからって、千秋におかしな事するなよー!!アハハッ!!」
「ちょっと、カナ?!速水先輩!カナに変な物飲ま……ブチッ…プーッ…プー…」
時計を見ると時間はまだ7時…長い一日になりそうだ…。
- 848 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 06:25:25 ID:TRH8BUJc
- このやろたんが近所かもしれんと思うとあそこが熱くなってきた
- 849 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 07:17:21 ID:D8tHZtGN
- >>848
あれ俺がいる
まあ地方が同じだけかもしれんが
- 850 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 10:02:47 ID:x8v5C2ya
- >>844-847
内田が目撃したら脳内お花畑になりそうな展開だw
- 851 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 17:29:46 ID:e8rijzQ+
- チアキ、相当に積極的だな
- 852 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 18:07:10 ID:e8rijzQ+
- 積極的というよりダイタンと表現すべきかな
- 853 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 18:39:32 ID:a83EPrlM
- >>850の展開になってくれたりしないかな〜
- 854 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 19:27:47 ID:Ojx36Nuw
- 姫と姫はじめしたいよー!
- 855 名前:この野郎:2008/01/09(水) 19:49:54 ID:4EOytL7U
- いつもコメントありがとうございます。orz
2レス程投下します。(゚Д゚)
- 856 名前:この野郎:2008/01/09(水) 19:51:09 ID:4EOytL7U
- 内田の日記
12月31日、彼…いや、彼女が来たおかげ私の『のんびりタイム』は奪われてしまった。
部屋にオレンジジュースを持ってくると、そこはもはや荒れ果てた戦場と化していた…。
「ちょっと、マコトくん…もうちょっと綺麗にできないの?」
「えっ?…あー、…悪い!」
そう言ってマコト君は、私の服を脱ぎ始めた。
何故こんな事になっているかと言うと、家のチャイムが鳴ったのは約30分前…
「…あれ?マコト君どうしたの?」
「内田!ちょっとお前の力が必要なんだ!入れてくれないか?」
「私の力?チアキとかじゃダメなの?」
「あぁ、お前じゃないとダメなんだ!」
「…まぁ暇だし…入っていいよ。」
私の力が必要…それもチアキじゃダメな事?
普段必要とされないキャラ付けになっていた私は、つい嬉しくなってマコト君を家に入れてしまったのだ。
「ねぇねぇ!私にしか頼めない事って何?」
「おお、早速なんだけど…正月用に可愛い服を買いたいんだ!」
「…?」
「それがデパートで買おうかと思ったんだけど、試着とか恥ずかしくて…そこで内田の出番なんだ!」
「…私?」
「そう!内田の持ってる服をオレが着て、一番似合う服と似た服をデパートで買う!」
…マコト君がとんでもない事を言い出してしまった。
しかし物事に流されやすい私は、断ることも出来ず持っている冬用の服をすべて持ってきた。
そしてジュースを入れて、持ってくると…部屋にはたくさんの私の服が脱ぎ捨てられていたのだ。
「マコト君。…その、ちょっと休憩しようよ。…そしてジュース飲んだら帰って。」
「え?!ちょっと待ってくれよ!まだどれが良いか決めてないんだ!」
「とりあえず私が恥ずかしいから、上の服着てジュース飲みなよ…。」
「…内田!恥ずかしがらずに見てみろ!オレのこの厚い胸板を!!」
「…マコト君……胸板なんて何所にもないよ…。」
「なにを?!良く見てみろよ!」
「…分かったからとりあえずジュース飲んで、自分の服着て帰ってくれるかな。」
「えっと…あれ?!それ最初と同じ意味じゃないのか?!……あっ。」
そう言うと半裸のマコト君は、私の方をジーッと見だした…
- 857 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 19:51:10 ID:Ojx36Nuw
- 2レスといわず2スレたのむ
- 858 名前:この野郎:2008/01/09(水) 19:51:52 ID:4EOytL7U
- 普段見せないような…獲物を狙うような鋭い視線で私を見ている。
…そう言えばマコト君も一応男の子なんだよね…間違いがないように気をつけなきゃ…
「…内田!ちょっといいか?」
「ダ、ダダ…ダメだよマコト君!私たちまだ小学生なんだよ?!そんな…エッチな事は……」
「はぁ?何言ってるんだ?」
「…え?」
「オレはちょっと、内田が今着てる服を貸してほしいだけなんだけど。」
「えぇ?!ご…ごめん!アハハ…私早とちりしちゃって……はぃ!」
私は恥ずかしくなって、慌てて着ていた服をマコト君に渡した。
はぁ、勝手に早とちりして恥ずかしい…そう思いながら私は顔を赤くしてうつむいていた。
「内田、どうだ?」
「えっ…うん、似合うと思うよ。」
「そうか、じゃあコレに似た服にしようかな。」
「それがいいよ!うん!」
とりあえず私はマコト君に帰ってもらうために、適当に返事をした。
…なのにマコト君は帰るどころか、またジーッとこっちを見ている。
「内田…お前人の事言えないな。」
「え?」
「胸だよ胸。女なのにオレと変わらないくらいじゃないか?」
「胸……胸?………あっ!!」
なんとなくマコト君に服を貸した時から寒いとは思ってたんだ…。
でも私が変なこと言って慌ててたから……
今の自分の姿を見てみると、上は裸で、下のスカートと下着だけしか付けていなかった。
それにしても、マコト君と同じくらいって言うのは言いすぎだと思う。
そりゃ…少し小さいかもしれないけど、私だって一応女としてのプライドって物があるんだから!!
「マコト君と同じって事は無いんじゃないかな…その、私の方が少しは…」
「…いや、一緒だよ。」
「なっ…!!」
ここまで来ると、私だって引くわけには行かない…
私はマコト君の手を取り、自分の胸にその手を当てた。
- 859 名前:この野郎:2008/01/09(水) 19:53:10 ID:4EOytL7U
- >>857
2スレ書きたいのは山々なんですが、今日は自分が夕飯作る日なので。(゚Д゚)
- 860 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 21:37:53 ID:a83EPrlM
- ホントGJです!マコちゃん×内田待ってました!
- 861 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/09(水) 22:17:32 ID:G+o4mSBc
- >>860
おい…
バカ野郎、ハルカ姉さまがよく言っているだろぅ
メール欄にはsageと入れるとな
本当なら、お前のようなバカ野郎には、万の言葉を用いてレスを書いてやりたいんだが…
いかんせん、私の指はそんなに早くは動かないんだよ…
- 862 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 00:56:01 ID:fGOM7+qI
- GJ!
藤岡も内田も雰囲気に流されてしまえ〜!
- 863 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 03:08:41 ID:NI9nr6f+
- ぶつ切りマダですかー?
- 864 名前:ぶつ:2008/01/10(木) 12:14:48 ID:TRpw+jFL
- ハルカにバレないようにするのはなかなかスリリングなもので、密かに三回ほど果て、なんか噴いた。
再び弄ろうとしたら、ハルカがチアキの帰りが遅いことに言及した。
私は濡れた指先をそのままに玄関へ向かった。
- 865 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 12:33:22 ID:Tr1HkzgI
- 最近ぶつ切りが不真面目すぎる
投下するならもうちょっとまとめてやってくれよ
- 866 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 13:32:21 ID:kw9kG9EC
- >>864が本物かどうかわからないけど
>>865の物言いは失礼だろ
- 867 名前:この野郎:2008/01/10(木) 14:38:48 ID:E71f15x+
- 内田好きが少しでもいてくれて安心しました。orz
2レス程投下します。
- 868 名前:この野郎:2008/01/10(木) 14:39:13 ID:E71f15x+
- 続>>858
内田の日記
私がマコト君の右手を掴み自分の胸へ当てると、マコト君は撫でるように触り始めた。
毎日体を洗う時に自分で触ってるのに…自分以外の人が触ると、なんだか少し変な気分だな…。
「…どう?私の方が少し大きいでしょ?」
「いや、やっぱり同じくらいだぞ?」
「なっ!そんなはず…もっとちゃんと触ってみてよ!」
私はそう言ってマコト君に背中を向け、後ろから両手で触るように言った。
これじゃあ私が恥ずかしいだけの様な気もするけど…でもコレだけは引けなかった。
私が『ちゃんと触って』と言ったからだろうか…マコト君は私の胸を触るだけじゃなく揉み始めた。
なんだか少し変な気分…おしっこがしたい訳でもないのに内股でモジモジしてしまう…。
…と言うか、どうしよう……長い時間触られて…なんだか少し気持ち良くなってきた気がする……
「…マ…マコト君、まだ…?」
「う〜ん、やっぱり同じくらいだぞ?」
「そ…そんなぁ……」
「あっ、でも……」
「なになに?!私の方が少し大きかった?!」
「…いや、胸は同じだけど、ココが硬くなったと言うか…大きくなったと言うか……」
「…へ?」
そう言うとマコト君は私の胸の先を軽く摘んだ。
良く分からないけど、体に電気が走るって言うのはこう言う事なんだと思う…。
「…きゃっ!……ダ、ダメだよ!!そんな所……触っちゃ…ヤダ…。」
「??どうして?」
「どうしてって…それは……く、くすぐったいから…かな。」
「ふ〜ん…あっ!じゃあ良い事思いついた!」
…どうせまたくだらない事を思いついたに違いない…。
だって、マコト君がこっちをジッと見てるんだもん…。
「内田!今オレが来ている内田のこの服を貸してくれ!」
…ほら来た。やっぱり変なこと言いだすと思った…。
「そんなのダメに決まってるでしょ?それ私のお気に入りなんだよ?」
「でもオレに似合ってるんだろ?だから正月の間貸してくれ!」
「…はぁ、だからダメだって。」
「そうか、なら仕方ないな。内田、覚悟しろ!」
そう言うとマコト君は、私の胸を触ろうとした。
何が何だか分からず、私はとりあえず逃げた…が後ろから掴まり、さっきの様に胸を揉まれてしまった…
- 869 名前:この野郎:2008/01/10(木) 14:41:07 ID:E71f15x+
- >>868
「ちょっと…マコト君!こんな事したら…ダメなんだよ!」
「でも内田はくすぐったいんだろ?笑い死にしたくなかったら大人しく服を貸すんだ!!」
「そんなぁ…横暴だよ!ヤダヤダヤダ!絶対貸さなーい!!」
「何を?!内田のくせに…でもいつまで体がもつかな?」
…悔しいけどマコト君の言う通り、体がもちそうに無かった…。
5分ほどで足に力が入らなくなって、私はその場にへたり込んでしまった。
「はぅ…こんなのひどいよ……んっ…もう止めてよぉ……んぁっ…」
「じゃあこの服を貸してくれ!」
「んっ…その服……ハァッ…んっ……ダメな……あぅっ……」
「内田のくせに強情だなぁ…じゃあ他のでいいから貸してくれよ。」
「分かったから、…ハァ…ハァッ……だから許して……もう私…んっ!」
そう言うとマコト君は、ようやく私の体を離してくれた。
服を着ていないのに、何故か私は汗をかいていた。
「…ハァ…ハァッ……こんなのっておかしくない?」
「おかしいって?」
「だってマコト君、この前ハルカちゃん下着が見えただけで、顔が真っ赤になって倒れたでしょ?」
「うん。」
「…その、私も一応女で…しかも裸なんだけど…どうして平気なの?」
自分で聞いておいて何なんだけど、答えは分かっていた。
どうせ相手がハルカちゃんだったから…って言うに決まってる。
…別にマコト君の事が好きって訳じゃ無いけど、なんだか女として悔しいなぁ…
「…その、なんて言うかさ……」
「…どうせハルカちゃんは特別って言うんでしょ?」
「いや、そうじゃなくて…ハルカさんが特別って言うか…内田が特別なんだ!」
「…え?」
「多分、裸なのが内田じゃなくて千秋や吉野だったら、オレ…恥ずかしくて逃げてると思う。」
「えっと…それって……」
「うん…いま内田の胸とか触って、オレ分かったんだ!オレ、内田の事……」
「ちょ、ちょ、ちょっと、そんな急に?!…まだ私…その、心の準備が……」
「女として見てないんだ!!」
「……はい?」
「いや、普通女の子相手にこんな事したら恥ずかしいだろ?でも内田が相手だと全然恥ずかしくないんだ!」
うん…まぁ別に……私マコト君の事好きでも何でもないから、気にしないんだけどね…
でも…これってどうなんだろう…。女として私、このままでいいの…?
ちがう…ダメだよ!そうよユカ!私だって女なんだから…このまま終われない!終わっちゃだめ!!
私はそう思い、反撃に出ることにした。
- 870 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 14:42:02 ID:TSku4y4n
- このスレ見てたらSSで漫画描きたくなってきた…
- 871 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:13:11 ID:HjtXpzkG
- >>53-55
>>61
>>69-70
>>83-88
>>92
>>96
>>102
- 872 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:14:34 ID:HjtXpzkG
- >>102
>>105-106
>>129
>>131
>>133
>>136
- 873 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:15:52 ID:HjtXpzkG
-
>>151
>>174
>>181
>>224-226
>>256-257
>>259
>>269-271
>>324
>>326-32
- 874 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:18:05 ID:HjtXpzkG
- >>326-327
>>329
>>359-361
>>446-447
>>502-507
- 875 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:20:03 ID:HjtXpzkG
- >>545-547
>>576-580
>>585-589
>>626-633
>>710
>>726
- 876 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:20:41 ID:HjtXpzkG
-
>>728
>>733
>>736
>>739
>>749
>>758
>>772
>>774
>>790
>>864
- 877 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 15:48:48 ID:TRpw+jFL
- 本来自分でやるべきことだったのに…すまんです
- 878 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 20:17:13 ID:NI9nr6f+
- 面白いから頑張ってくれ
そして nice boatな展開に…
もしくはハーレムエンド
- 879 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 20:46:28 ID:QHG27Y3q
- GJ!
- 880 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 23:53:08 ID:8duWPX+m
- >>870
とてもいいと思うよ・・・・・・
- 881 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 01:21:02 ID:6YycZvUq
- >>871-876
乙
>>877
がんがれ。
楽しみに待ってるよ。
- 882 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 05:54:43 ID:HdLeEiet
- >>871-876
乙野郎!(゚Д゚)
最初から読んでたら朝方だよ!
PCの壁紙を勝手に保坂に変えたら、
家の人に気持ち悪いから変えろって怒られたよ。orz
知ってるよ!保坂が気持ち悪いの知ってるよ!
- 883 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 05:55:17 ID:HdLeEiet
- sage忘れた…ごめんよorz
- 884 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 14:49:45 ID:V7AbhMGz
- 電池が死んでる携帯電話を買い換えたらメモ数が8から50に…
まとめて作ってみます
- 885 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/11(金) 16:03:12 ID:V7AbhMGz
- >>865
ヒント:名前欄
- 886 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 09:36:25 ID:T3SH1erv
- こら、藤岡! 先っちょだけって言ったじゃないかコノヤロー
- 887 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 17:52:15 ID:HAhk3PJx
-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
_,-‐'´  ̄ ̄`ー、_
_,-‐'´ `ー、
_,ィ´ `!、
,ィ' ,............__,.......__________ ヽ、
,i´ ,ィ´ ______ ```ヽ、 !、_
i'´ ,i´ ______ _ _ _ | l
| | ‐‐‐‐‐---- |. `i
i' i´ _,---‐‐ナ‐‐‐‐'´´ | `l
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リ , ´``!ー ' ' ''''''''''''''''' ヽ |
,.! ,ィtュ-、.ヽ,ー ヽ, ,ィーァ、_`ヽ、_ヽ | ___i
i´  ̄`ー'´ ノ ` `ヽ-'-‐'`ー | i''´ |
`l _____,i'/ ,ヽ !`ー-、__ | | ill' ノl
`i ,i丿 ! ,_ 、ー-‐ | .l ` ,| !
l ノ !、_____,-ュ ノヽ、 `' ノ .j/
| ,i'´ ` ヽ l ノ
| ,l __,....、,....、___ ヽ、 ノi_,-'
`i ー‐=ニ二二ニ=ー--, ` ノ |、
ヽ ´` ,! |i`i`-、
`i`!、 -‐- ノ ノ´ ノ/ | `ー、__
!、`i ノ ノ / | ` ー‐
ヽ ,-‐‐'´ / /|
_,..-‐''´ `ー‐‐‐-、________,...-'´´ / / |
_,-‐'´ !、`ー、 / / |
,-‐''´ l、 `ー-、_____,ィ´ |
l、 ,‐--‐、 |
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| /、_________,.\
- 888 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/12(土) 19:32:56 ID:4B82GAhP
- >>887
吹いた
そう言えばもう900近いね
- 889 名前:この野郎:2008/01/12(土) 23:43:48 ID:J/0xgd9k
- 自分ばっかり投稿してたので自重してましたが、
続き投下してもいい雰囲気ですか?(゚Д゚)
- 890 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 00:01:48 ID:sgFGAfEs
- 待ってました
続き、お願いします
- 891 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 00:16:51 ID:PfT4YWcK
- 続きずっと待ってます。内田楽しみです。よろしくお願いします。
- 892 名前:この野郎:2008/01/13(日) 01:06:56 ID:Uz32vgn3
- やんわりと2レス投下します。
- 893 名前:この野郎:2008/01/13(日) 01:07:35 ID:Uz32vgn3
- 続 >>869
内田の日記
…きっとマコト君は照れてあんな事を言ってるだけなんだ。
本当は私の裸を見てドキドキしてるに決まってる…!
「マ、マコト君さぁ…そんな事言って本当はドキドキしてるんじゃないの?」
「え?なんでそうなるんだよ。」
「その…女として見てないとか言って、本当は私の胸に触りたいんじゃないのかなー…って。」
「内田の胸…?そんなの何処にあるんだよ?」
「…なっ!」
…お、落ち着くのよユカ!ココで慌てればマコト君の思うつぼだわ……
そうよ、私にはカナちゃんから教えてもらった…あの技がある!
私はそう思い、ゆっくりとマコト君に近づいた。
「ねぇーぇ、マコトくぅーん。」
「うわっ、な…なんだよ気持ち悪い……」
「えーっと……あら、照れなくてもいいのに…うふふっ。」
「内田、お前…なんでそんなに言葉が棒読みなんだ?うふふ…って顔は笑ってないぞ?」
「……ふぅ〜☆」
私はそう言ってマコト君の耳に息を吹きかけた。
カナちゃんが言うには、これで大抵の男はあと一押しでイチコロらしい…。
「うわっ、くすぐったい!…お前、やっぱり何だか変だぞ?」
「えーっと…あれ……この後は…なんだっけ…?」
「?」
「えーっと……あっ!…そ、そんな事言ったって…か、からだは正直なんだからー。」
「はぁ?」
そう言いながら私はマコト君の股に手を伸ばした。
男の人はドキドキすると、ここが大きくなったり硬くなったりするらしい。
…しかしマコト君のここは、大きくも硬くもなっていなかった。
「う…内田!?どう言うつもりだよ!」
「…マコト君こそどう言うつもりよ!」
「は?!」
「なんで大きくなってないの?!これじゃあ次のステップに……」
「次のステップ?」
「えーっと…あ、いや…やっぱり何でもない!うん、ごめんなさい!」
「??」
落ち着いて良く考えてみたら、上手くいった場合カナちゃんの話だとこの後は…
確かその大きくなったのを…ご奉仕とか言ってたけど、顔を赤くして詳しい内容は教えてくれなかったんだった…。
つまり次のステップには進めないって事は、この女らしさをアピールする勝負は私の負けか…。
「はぁ〜…マコト君、私の完敗だよ。」
「?」
「もしマコト君がドキドキしてたなら、その…そこが大きくなってるはずだったの。…だから私の負け。」
「つまり、大きくすれば内田の勝ちだったのか?」
「…うん。」
「よし!じゃあ次はオレの番だな!」
「え?」
そう言うと、マコト君は私にぴったりくっつき、耳に息を吹きかけた。
さっき散々胸を触られたせいか、耳に息を吹きかけられただけで体中の力が抜けていった。
- 894 名前:この野郎:2008/01/13(日) 01:09:26 ID:Uz32vgn3
- >>893
「マ…マコトくん……もう私の負けでいいから……」
「えーっと、確か…あっ!…そんな事いっても、体は正直なんだろ!」
「…?……はっ!!」
マコト君はそう言ったと同時に、私のスカートに手を入れた。
私は慌てて足を閉じたが、マコト君の手が僅かに早く目的の場所へ到達した。
「…マッ…マコト君!…ダッ…ダメ……そんな所…汚いよ…。」
「…なぁ内田。良く考えたら女は付いてないけど、どうなってたらオレの勝ちなんだ?」
「そ、そんなの知らないっ……ぐすんっ…お願い…もう許してよ…。」
「……あれ?…内田、お前…少しおしっこ出てるぞ?」
「…へっ?」
私は自分で下着の上から、そっと指でそっとなぞってみた…すると確かに少し濡れている。
でもおしっこじゃない…男の子が大きくなる様に、女の子は汁が出るってカナちゃんが言ってた。
多分それだと思うけど……マコト君は知らないみたいだし…私はだまっておく事にした。
「内田、おしっこ拭かなくていいのか?」
「ちょっ…ちょっと、これはおしっこじゃ無いよ〜!」
「…いや、でもどう考えても……」
「でも違うの!その…そんな所から出ないもん!」
「?じゃあ何所から出るんだよ?」
「それは…もう少し上って言うか……とにかくこれは違うの!!」
「…じゃあこれは何なんだよ?」
「そ…それは……えーっと……」
私がなんと答えたらいいのか迷っていると、マコト君は何やらさわやかな笑顔を浮かべた。
「内田、安心しろ。この事は皆には内緒にしてやるから。」
「…この事?」
「だから、…このおしっこの件は……」
「ちょ、ちょ、ちょっと!!どうしてそうなってるの!?」
「慌てなくても本当に言わないから。な!…えーっと…じゃあ今日は帰る!」
…マコト君、完全に勘違いしてる……。
だいたいマコト君はバカな子供なんだから、絶対うっかり喋っちゃう…。
そうしたら私は、『自分の部屋でおしっこを漏らした女の子』とかあだ名付けられるのかな…。
だいたい、今の『不安定な子』ってあだ名も意味も分からないのに…それより悪くなっちゃうなんて…
私はみんなの前で恥をかくくらいなら、マコト君に本当の事を説明する事にする……
そう思い私は下着を脱ぎ捨て、マコト君を呼びとめた。
「待ってマコト君!…その、本当の事言うから…私のココ……よく見てて…。」
- 895 名前:この野郎:2008/01/13(日) 02:04:15 ID:Uz32vgn3
- 内田の日記
私が呼びとめてマコト君が振りかえると、マコト君の顔はみるみる赤くなっていった。
さすがのマコト君も、下着も脱いで体育座りしている私を見て恥ずかしいようだ。
…と言うか私なんて、こんな姿…今すぐ消えてしまいたいくらい恥ずかしい。
「…な、なんだよ…?」
「…マコト君、わ…私だって恥ずかしいの我慢してるんだから…その……ちゃんと見てよ…。」
目を逸らしていたマコト君に私がそう言うと、マコト君は私の正面に座った。
自分で言ったとは言え、こんなにマジマジと見られると…さらに恥ずかしい。
…でもみんなの前で恥をかくくらいなら……そう思い、私は指で少しそこを広げ、説明を始めた。
「マコト君…その……奥まで見える…?」
「…うん。」
「この奥から汁が出てきてるでしょ…?…ちょっと触ってみて…。」
「えっ?!…い、いいよ、そんな…。」
「いいから早く…さっきも言ったけど、私の方が恥ずかしんだから!」
そう言って私はマコト君の手を取り、その汁の出てくる所に触れさせた。
「…はぅ…っ……ね?…なんだか……ベトベトして…おしっことは違…――――んっ!」
「おい、内田。顔が真っ赤だけど大丈夫か?」
「わ、私は…だ…大丈夫だか……ら…その……違うでしょ?」
「…うん。何となく分かったけど……じゃあこの変な汁は何なんだ?」
「そ…それは……女の子が気持ちょ……うにゃうにゃ……」
「え?ごめん、良く聞こえなかったんだけど…。」
私は2回ほど深呼吸して改めて答えた。
「それは…お、女の子が気持ちよくなると出る…と思うの…。」
「…じゃあ内田は…今、すっごく気持ちいのか?」
「そ、そんな事なぃ……」
「でもさっきから、いっぱい出てきて…その…内田から出たのがお尻を伝ってじゅうたんに…」
「え?!」
私が立ち上がると、確かにじゅうたんにシミになるほど汁が溢れていた。
私は慌ててティッシュを取り、じゅうたんと自分の濡れた部分を拭いた。
…しかし、じゅうたんはすぐに綺麗になったが、私の方はそうはいかなかった。
どれだけ拭いても少しずつ出てくる…気づけば隣にはちょっとしたティッシュの山ができていた。
するとマコト君が部屋に置いてあったタオルを一枚持ってこちらへやってきた。
「マコト君、そのタオルどうするの?」
「その…無理に止めるんじゃなくて、全部出しちゃえばいいんじゃないか?」
「…でも……」
「ココにタオルを敷いて、その上に内田が横になる!あとはオレが触れば気持ち良くなるんだろ?」
「そうかもしれないけど……」
「大丈夫っ!タオルを敷いてるからじゅうたんも汚れないぞ!とにかく万事休すだ!」
「…それって準備万端じゃないの?」
「細かい事は良いから、なっ!早く横になって楽になれ!」
そう言うとマコト君はタオルを敷き、その上に私を寝かせた。
断ることもできたけど…バカなマコト君が一生懸命なのは、少しかっこよく見えて断れなかった。
そしてマコト君の指が、再び私の大事な所に触れた。
さっきと違い、入口のあたりを何度も何度も撫でるように触り続けた…
部屋の中では、クチュクチュ―――と言う音と、私の口から少しエッチな声が漏れていた。
- 896 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:04:41 ID:sgFGAfEs
- GJ
- 897 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 02:06:12 ID:PfT4YWcK
- 初々しさがいいですね〜ほんとGJです。
- 898 名前:この野郎:2008/01/13(日) 02:13:50 ID:Uz32vgn3
- 不安定な子、内田編。
経験知上昇中のライブと言う動画を見たら、みなみけ3姉妹の中の人が普通に歌ってました。
中の人がいるくらい分かってますが、凹みました。/(^o^)\
だからもうちょっと内田に頑張ってもらいます。orz
オヤスミなさい\(^o^)/
- 899 名前:この野郎:2008/01/13(日) 02:20:30 ID:Uz32vgn3
- >>896-897
即レスありがとうございました。(゚Д゚)
- 900 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 08:03:28 ID:t+Rohzjx
- 内田〜
- 901 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 10:00:32 ID:qGnvnSx6
- なんか内田が女としての意地というかプライドのせいでどんどん深みにはまっているような…
だがとりあえず女として認識させるまでがんばれと言いたい。
- 902 名前:この野郎:2008/01/13(日) 22:00:07 ID:Uz32vgn3
-
内田、2レス程投下します。(゚Д゚)
- 903 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 22:16:25 ID:ZAkjpI03
- 楽しみにしてました!
よろしくお願いします。
- 904 名前:この野郎:2008/01/13(日) 22:16:36 ID:Uz32vgn3
- 内田の日記
マコト君が私の恥ずかしい所を触り始めてどれくらい時間が経っただろうか…
最初は恥ずかしくて閉じていた足も、力が入らなくなって少し開いていた。
途中、何か大きな波の様なものがあって…私は体を数回ビクビクッっとさせた。
マコト君が言うには、その時に私から大量の汁が出ているらしい。
私はその度に、腰を浮かせて部屋中に響くぐらいにエッチな声をあげていた…。
しかし、5回ほど波があったものの、私から出る汁は止まることは無かった。
「マ…マコト君……わ、私…またっ……波がきそう…」
「おぉ!早く出し切っちゃおうぜ!!」
「…んぐっ……はぅ…ダメッ……くる…嫌っ……またいっぱい出ちゃう…」
「内田、我慢するな!」
「…んっ……んぁぁぁーー!!イクッ!…イッちゃう!!…ダメーー!!」
私はそう言ってまた波を迎えた。
何回目からだろうか…何故だか分からないけど、私は気持ちよくなる度に、『イク!』と叫ぶようになっていた。
こうなった後、毎回私は足をさらに大きく開き、しばらく全身に力が入らなくなってしまっていた。
それでもマコト君は私の恥ずかしい所を触り続けた…
そして私の体に力が戻る時には、すでに新しい波がすぐそこまで来て我慢している時だ…
しかし今回は少し違った…なんと言うか、力が戻ってこない。
足をだらしなく開いたままなのは恥ずかしいのに、閉じる力が戻ってこない…。
それに、いつもなら波が去ると少し止まる汁が、止まらずにずっと出ている…
そして更に時間がたつと、私はあることに気がついた……
「……マコト君、…ダメッ…!」
「ダメって…今すごく出てきてるぞ?」
「で、でも…はぅ…ぅ…それ以上されると…ハァッ…出ちゃいそう……」
「出ちゃいそう…ってもういっぱい出てるだろ。」
「そ…そうじゃなくて、…お……おしっこ出ちゃいそう…。」
「はぁ?!」
そう、この感覚…おトイレでおしっこが出る時と同じ感覚……。
何故か判らないけど急に……でも力が入らなくて、今にも出そうになっていた。
私はとにかくおしっこを我慢する様に、入るだけの力を子宮あたりに入れて我慢した。
…しかし起き上がれない……今、少しでも力を入れたりしたら漏れてしまいそうだった。
「内田…タオル敷いてるんだし、この際だから気にせず出しちゃえば良いんじゃないか?」
「…ダ、ダメだよ…多分……いっぱい出ちゃう…。」
「そう言えば、どこから出るんだ?」
「それは…その……少し硬くなっ……」
「ココか?」
「はぅっ……ヤッ!…ダッ…ダメッ!!…今……触っちゃだめ!!…でちゃう!…んっ……もうダメっ!!」
私がそう言うと、慌ててマコト君は手を離した。
でもすでに遅かった…一瞬力が抜けて少し出ると、後はダムが決壊したように一気に流れ出た…。
……いや、正確には出た気がした。
あの時、私は同時に頭が真っ白になってしまったまま、少し眠ってしまっていたらしい。
気がつくと窓の外は既に夕方…部屋にはマコト君の姿も無かった。
私は慌ててじゅうたんが濡れていないか確かめた……じゅうたんは少しも濡れていなかった。
「…そっか、夢だったんだ。…なんだか変な夢を見ちゃったなぁ……」
- 905 名前:この野郎:2008/01/13(日) 22:17:37 ID:Uz32vgn3
- >>904
…そう思いたかったが、部屋中に散らかった服…2つ置かれたコップ……
更に裸の自分の姿を見れば現実だったのは確か……それに、足に力がうまく入らない。
私は落ち着こうと水を一口飲んだ。
すると机の上に何やら手紙らしきものが置かれていた。
『内田へ。
なんだかよく分からないけど、寝ちゃったみたいなので帰ります。
それから、オレは腕が痛くなるほど頑張ったんだから服はかりるぞ!
それじゃあ良いお年を。 マコちゃんより。』
確かに、私が絶対に貸さないと言ったお気に入りの服が消えている……
しかし迷惑をかけたのも確か…仕方ないか…。
そう思い、その手紙を丸めて捨てようとすると、裏にも何か書いてある…
『追伸
最後に内田がおしっこをいっぱい漏らした事は、内緒にしておくから安心しろ!
おしっこはじゅうたんが濡れちゃまずいと思って、机の上に置いてあったコップで受けました。』
…なんで……結局私はおしっこを漏らした子になっちゃったの…?
それならあんな事するんじゃなかった……
だいたいマコト君も、コップになんて入れな……コップ?!!
私が慌てて机を見ると、空のコップと水らしき物が入ったコップが2つ…
私は起きた時に水を飲んだ気がしなくもないが、そんな事は気にせず水も記憶もトイレに流した。
トイレから出てコップを台所へ持っていくと、買い物から帰ったお母さんが何やら台所で慌てていた。
「お母さん?どうかしたの?」
「あっ、ユカ。ちょうど良かった!悪いんだけどおそば買い忘れちゃって…お使い行ってきてくれる?」
「うん、いいよ。私も少し風に当りたかったから…」
「…? それじゃあお願いね。」
私は足に力が入らないまま、フラフラと家を出た。
しばらく歩くと、前から知っている人が歩いてきた。
「こんにちわ……確かハルカちゃんのお友達の…そうだ、マキちゃん!大晦日にどうしたんですか?」
「…?…あぁ、確かハルカの家で…今焼肉パーティーの買いだしで、バッタリ先輩に会っちゃって…」
「ハルカの家…?…マキ、この子は南ハルカの子供なのか?」
「えーっと…この子はハルカの妹の、と…」
「なるほど…南ハルカが妹のように可愛がっている娘…か。」
「は?!何言ってるんですか保坂先輩?この子は…」
「よし!マキ、オレはこの子と話がしたい。買い物に行っていいぞ!さらばだ!」
「………気持ち悪い…。」
「ん?何か言ったか?」
「いえ、それでは私は買い物へ!……ヒソヒソ…。じゃあねー♪」
そう言うとマキちゃんは買い物へ出かけ、私は知らないお兄さんと二人きりになってしまった。
…しかし、マキちゃんが去り際に言った、
「先輩は気持ち悪くて変な人だけど、悪い人じゃないから…」
って言ってたけど、どう言う意味なんだろう…?
- 906 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 23:19:07 ID:PfT4YWcK
- GJです!内田乙。
- 907 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:29:43 ID:l0ivQcfx
- GJ!内田に萌えた!!
おしっこは出て直ぐは、
ばい菌入ってないから飲んでも大丈夫なんだぜ。
宇宙開発でもおしっこを飲み水として再利用する動きもあるとか無いとか。
前テレビで学者が
「菊川怜とキスするよりも尿を飲んだ方が良い」
って力説していて思いっきり引いた覚えがある。
- 908 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 01:30:31 ID:l0ivQcfx
- sage忘れてしまった。すまん。
- 909 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 10:11:23 ID:S6kl+EiZ
- そろそろスレが終わるけど、まとめサイトは更新されないのかな
- 910 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 17:04:59 ID:Qu7bP2qR
- >>909
見てきたが更新されて無かった。
- 911 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 22:58:03 ID:jXO2JZRL
- しかし続きが気にならざるをえないな…
- 912 名前:この野郎:2008/01/15(火) 00:32:17 ID:+oCr3mXs
- 内田編を終りまで…4レス程落っことします。
エロ風味はほとんど無いですが、暇を持て余してる人は読んでください。(゚Д゚)ノ
- 913 名前:この野郎:2008/01/15(火) 00:33:16 ID:+oCr3mXs
- 内田の日記 保坂編
マキちゃんが去った後、この人は腕を組んだまま何故か私をじっと見ていた。
更に、時より目をつむって首を傾げ、考え込んだりしているようだ。
「あ…あのー……」
「なるほど…言われてみれば南ハルカに似ているな…。」
「??私がハルカちゃんに?」
「思っていたより少し大きいが…まぁ、そんな事は問題ない。」
「……はぁ…。…?」
「そう言えば名前を聞いていなかったな。下の名前は何と言うのだ?」
「えっと…ユカですけど・・・?」
「ユカか…うむ、いい名前だな。」
なんだろう…マキちゃんは悪い人じゃないって言ってたけど…ちょっと危ない人かも。
私はお使いもあったので、とりあえずココから逃げ出すことにした。
「あっ、あの!私これからお買い物に行かなくちゃ行けないんで…」
「買い物?…何を買いに行くんだ?」
「えっと…年越し蕎麦を……」
「なるほど…いいだろう。オレが人数分そばを作って届けようじゃないか!」
「えぇ?!そんな…知り合ったばかりの人に、そこまでしてもらうのは悪いですから…」
「ハッハッハッ!何を気を使っている。オレの事は遠慮せずパパと呼べ!」
「パパ…?」
もう何を言っているのかさっぱり分からない…どうしてパパなの?
いろいろ聞きたい事はあったが、めんどくさくなりそうなので私は適当に笑顔でごまかしていた。
「そうだユカ、その辺でお茶でも飲まないか?」
「お茶…ですか?」
「あぁ、そこの喫茶店はこの辺りでは有名なんだろう?」
「…はぃ、確かに有名ですけど…」
この時、私の頭に一つの事が思い浮かんだ。それは………誘拐。
もしや私はお茶に混ぜられた薬で眠らされ、その後身代金を……
そう言えば、前にカナちゃんも誘拐には気をつけろって言ってたっけ。
私は何としても断って逃げ出すために、理由を一生懸命考えた…。
「あの……えっと…カナちゃんが知らない人に付いて行っちゃダメって……」
「ユカは甘いものは好きか?」
「あの…私の話聞いていますか?」
「バニラアイスと季節のフルーツ盛り合わせジャンボプリンパフェ……これなんてどうだ?」
「…えっ?!」
私は思わずその言葉に反応してしまった。
学校からの帰り道…この喫茶店の前を通るたびに、いつも気になっていたパフェ…
値段が1500円もする物だから、小学生の私には縁のない物と諦めていた一品だ。
- 914 名前:この野郎:2008/01/15(火) 00:35:26 ID:+oCr3mXs
- >>913
気がつくと私は手を引かれ喫茶店の中にいた。
まぁ、ハルカちゃんの友達も『悪い人じゃない』って言ってたし大丈夫だよね!
「ユカは特に好きな物等はあるのか?」
「えーっと…イチゴ!私イチゴ大好きです!!」
「そうか、実に女の子らしくて良い。」
「えへへっ…私女の子らしいなんて言われたの初めてかも。」
「そうなのか?ユカの学校の男は見る目が無いのだな。」
「…ですよねっ!」
なんだか最初は変な人かと思ったけど、そんな事は無いみたいだ。
少し個性はあるけど、背は高いし…それに良く見ると……顔もかっこ良い!
私の事ユカって呼ぶのなんて、お父さんとお母さん以外で初めてだし……
……なんだか二人で喫茶店なんてデートみたいでドキドキしてきた。
そんな事を考えていると、店員さんが私たちの席へやってきた。
「ご注文の方はお決まりでしょうか?」
「あぁ、ホットコーヒーと、このパフェを一つ。」
「かしこまりました。」
「それと、このパフェにイチゴをたくさん入れてくれ。代金は別途で払おう。」
「あの、お客様…その様な事は当店では……」
「なるほど、よかろう…ならば少し厨房をかりるぞ。」
「…え?!お客様、困ります!…お客様ー!!」
店員に止められたにも関わらず、あの人は厨房へ入って行ってしまった。
何やら厨房が慌ただしい…そりゃ一般人が入れば当たり前だ。
…しかし10分程すると静まり返り、最後には拍手まで起きていた。
厨房から出てきたあの人の手には、イチゴが沢山入った凄いパフェがあった。
なんて言うか…盛り付けがとても綺麗で、食べてしまうのが勿体ないくらいだ…。
…それと、何故かシャツのボタンがすべて外れていた…。
「あの…これ自分で作ったんですか?」
「あぁ、待たせて悪かったな。名づけて…バニラ苺プリンパフェ、ユカスペシャルだ!ハッハッハッ。」
「……凄い…きれい…!」
「どうしたユカ、遠慮しないでどんどん食べるんだ。」
私はそう言われパフェを食べ始めた。
プリンも美味しいし、イチゴも美味しい…イチゴにアイスを付けても……とにかく幸せだった。
…しかしそんな私にある異変が起きた……マコト君にいっぱい触られた所が少し痛い…。
普段触らない所をずっと触られてたからかな…私は硬い椅子の上でモゾモゾしながらパフェを食べていた。
- 915 名前:この野郎:2008/01/15(火) 00:37:26 ID:+oCr3mXs
- >>914
「…ん?どうかしたのかユカ?」
私はその言葉に慌てて良い訳を考えた。
「えっと…その、家で転んでお尻をぶつけちゃって椅子が硬いから少し痛いかなーって…アハハ、私ドジだから…」
「なんだ、そんな事なら早く言えば良いものを…」
そう言うとあの人は席を立ち、私を持ち上げ膝に座らした。
「どうだ、少しは痛いのはマシか?
「……はぃ。…えっと…ありがとうございます…。」
「気にする事は無い。さぁ、遠慮せずどんどん食べると良い。うむ、子供はそうあるべきだ!」
周りの人が少し笑いながらこちらを見ている…ちょっと恥ずかしいな……
でも、これって千秋がカナちゃんのお友達と、いつも家でしてるのと同じだし…気にする事無いか!
そう思って再び食べ始めた私だったが、さすがに一人で食べるのは申し訳なくなってきた。
「あの…よかったら一緒に食べますか?美味しいですよ!」
「そうか…ならば、せっかくだし…少しいただくとするか。」
「はぃ!」
私はスプーンでアイスとイチゴの混ざった、一番おいしい所をすくい、あの人の口へ運んだ。
「…うむ、さすがに時間が無かったから、まぁまぁと言ったところか…」
「…そうなんですか?私からすれば凄く美味しいですけど…?」
「ユカは本当にパフェが好きなんだな。…よし、ならば今度はもっと美味しいパフェを作ってやろう!」
「本当ですか?約束ですよ!」
「ハッハッハ!よし、任せておけ!!」
そんな事を言いながら、私はパフェの続きを食べ始めた。
…モグモグ…やっぱり美味しい!……って、良く考えたらこれって間接キス…なのかな?
私はそんな事を考えて、一人スプーンを咥えたまま赤くなっていた。
その後、会計を済ませ私たちはお店を出た。
- 916 名前:この野郎:2008/01/15(火) 00:39:55 ID:+oCr3mXs
- >>915
「あの、今日は御馳走様でした!」
「こちらこそ付き合わせて悪かったな。…階段があるから足元気をつけるんだぞ。」
「はぃ!大丈………わわっ!!…イテテッ……」
「…大丈夫か?」
ちゃんと階段は降りたつもりだったのに、まだ足にしっかり力が入らなかったらしい。
階段の上から落ちた私は、下にいたあの人にキャッチされた。
服のボタンが外れていたので、私の顔はあの人の素肌にぴったりひっついてしまった。
なんと言うか、あの人の胸に飛び込んでしまった感じだ…。私は慌ててそこから離れた。
「あ、あ、あの…ご、ごめんなさい!…その、私足に力が入らなくて……」
「…なんだ、捻挫でもしているのか?」
「えーっと……はぃ、そうです!」
本当のことなんて恥ずかしくて言えるわけ無かった…。
すると、あの人は私を軽々と持ち上げ抱きかかえた。…あれ…これは……
「足が痛いのなら、このまま抱いて家まで送ろう。」
「…あ…あっ……!」
「ん、どうした?」
「…お……お姫様抱っこだ!!」
私は思わず顔を真っ赤にして、意味不明な事を叫んでしまった。
まさか今年の目標が12月31日に叶うなんて……この人は私の王子様だ…!
私は家までの数分間ギュッと抱きつき、気がつくとあの人の顔をずっと見つめていた。
周りの人には、私の目がハートマークに見えていたかもしれない…それほど見つめていた。
家に到着すると、私は渋々首に回した手を離しあの人から降りた。
「ここがユカの家か…。」
「はぃ!あの…今日はありがとうございました!」
「あぁ、家族にもよろしくな。」
「…あの……少ししゃがんでもらえますか?」
「ん?なんだ?」
「えっと…あの、これは今日のお礼です!……んっ…。」
私はそう言って、思い切ってあの人のほっぺにキスをした。
「ハッハッハ、やはりユカは可愛いな。…ならばオレはお返しに、今度は凄い料理を作ってやろう!」
「あっ、言いましたね!絶対ですよ!それじゃあ…さようなら!」
私はそう言って家へ入った。
次にあの人に会えるのはいつだろうか…料理よりも会えることが楽しみだった…。
そして、私も凄い料理が出た時には…もちろん今日以上のお返しをするつもりだ…♪
来年の目標は…あの人と……エヘヘッ…なんだか今日の私少しエッチかな…
そんな事を考えていると、つい気分が浮かれて誰かに今日の事を離したくなった。
「そうだ、千秋に今日の事を話そう!」
そう思い、私は千秋の家に電話をかけた。
チアキ×藤岡編の続きへ〜
- 917 名前:この野郎:2008/01/15(火) 01:05:11 ID:+oCr3mXs
- おまけ 保坂の日記
オレは南ハルカの妹と仲良くなる事で、また一歩彼女に近づいた訳だ…
約10分ほどだろうか…オレはユカが入った家を眺めていた。
「あ…あれ…保坂先輩…?何してるんですか?」
「ん…マキか。オレは今、南ハルカの娘を送り届けた所だ。」
「え?…でもここ…ハルカの家じゃないですよ?」
「…何を言っている、確かにこの家にユカは入っていったぞ。」
「いや…あの子はハルカの娘では無いですよ…?」
「なんだと?!」
「…だって表札…」
オレが表札を見ると、そこにはハッキリと内田と書いていた。
「マキ……ユカは…南ハルカとは関係ないのか?」
「…そうみたいですね。」
「そうか……だがオレはユカにパパと呼べと言った以上…ユカはオレの娘だ!」
「…はぁ。」
「なーに、子供の一人や二人!増えても問題ない!!ハッハッハッ。」
オレがそう笑っていると、前から一人の子供が歩いて来た。
「あれ?お前…確かハルカの……誰だっけ?」
「なっ!マキよ!そう言うあなたはトウマ!」
「…マキ、この子はいったい誰なんだ?」
「えっと、この子はこんな格好して男とか言ってるけど、一応女の子で……」
「いや、まて。やはりオレが聞こう。」
そうだ、さっきはマキを通してややこしくなったんだ。今度はオレ自ら聞いてみよう。
「すまないが、名をフルネームで教えてくれないか?」
「え、オレ?…南トウマだけど?」
「なるほど…それで、ハルカと言う家族はいるか?」
「えーっと…チアキの弟だから…まぁ設定上は家族かな…」
「…設定?ごっこ遊びみたいなものか…?」
「んー…そんな感じかな。オレ名前に冬が付くから一番下なんだ。」
「…詳しく教えてくれないか?」
「皆名前に季節が入ってて、春香がいて…夏奈…それから千秋…で一番下が冬馬のオレだ!」
「なに?!」
少々驚いた…子供は2人と聞いていたが3人…いやユカを入れれば4人か…。
まぁ今更一人増えても問題ないか…。名前を聞く限り間違いないみたいだしな。
「よし、そこでパフェでも食べるか!」
「えっ!良いのか!行く、行くぞ!!」
「それではマキ、さらばだ!」
「さらばだ!!」
「ちょっ…保坂先輩!そのこもハルカとは関……行っちゃった…。」
『アハハッ アハハッ アハハハハッ!!』
マキの話をかき消すように、保坂は笑いながら消えていった……。
おまけ 終わり。
- 918 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 01:30:55 ID:5Q1o8mO7
- >>この野郎氏
GJです!
内田の天然っぷりに萌えましたw
- 919 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 07:31:07 ID:ri0F0XV5
- GJ!やっぱ内田はいいですね〜
- 920 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 08:51:18 ID:vqauwGt5
- GJ!
ユカはかわいいね〜
そして保坂はきもちわるいw
- 921 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 09:12:01 ID:zXs6ezfU
- 内田ホイホイついて行きすぎwww
- 922 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 19:56:42 ID:TozuIKcz
- さすがは不安な子、内田
- 923 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 20:34:55 ID:AVMZY7Ru
- 保坂…いろんな意味ですごいな。微妙に軌道修正すれば普通にもてるだろうに
- 924 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 22:48:02 ID:G725xiEF
- 普通に保坂ッコイイと思った俺はキモチワルイ?
- 925 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/15(火) 23:50:15 ID:D3RAbaCH
- もしかしたらカッコイイかもしれない
- 926 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 00:55:17 ID:imbWCLyE
- 内田がアブナイおじさんに連れ去られるのはそう遠い先のことではなさそうな気がするw
- 927 名前:この野郎:2008/01/16(水) 03:40:56 ID:W2TeepQp
- 今まで寝てたオレはバカ野郎!
内田がみんなに好かれてて良かったです。内田かわいいよ内田。
保坂もみんなに好かれてて良かったです。保坂きもちわるいよ保坂。
こんなに内田が好きでも、初夢に出てきたのは千秋だったよ。
でも、あの頭のアレは富士山にもなすびにも見えると思うんだ。
…で、さっきの夢にキミキスのマオ姉ちゃんが出てきたんだ。
なんかパンツしかはいてなかったんだ。好きなのはフタミさんなんだけど。
…でもせっかくなのでキャラを内田に置き換えて今度SSを書くんだ。
そのあと関係のない、ぬ〜べ〜先生にひどく怒られたんだ。大丈夫かオレの頭。
ぬ〜べ〜先生なんて小学生か幼稚園くらいの時のマンガだよ。古いよ。
365日の内、360日は記憶に残る夢見てるけど熟睡できてないのかな。
見る夢のアニメ率高いけど大丈夫かな。 出るなら保坂とか内田とかでないかな。
- 928 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 16:53:17 ID:/U42FYoI
- >>927
寝ている間は夢を見ないノンレム睡眠と夢を見るレム睡眠を交互に繰り返していて、レム睡眠中に目が覚めると夢を覚えているという話を聞いたことがある
つまりこの野郎氏はレム睡眠が長い、又は平均睡眠時間的に目が覚めるタイミングがレム睡眠と重なりやすいなどの理由で夢を覚えていることが多いと思われる
因みに夢の内容は起きている時に考えていたこと、特に興味を持っているものが影響することが多い
あと、出てきた物が何を象徴するのかは人によって異なる場合も多いため、万人に当てはまる夢分析は不可能という説もある
- 929 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 20:56:47 ID:dLf3jvMs
- ハルカネタってあんまりありませんよね
- 930 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/16(水) 23:25:42 ID:VOOMy2in
- キャラがキャラだからな…
- 931 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:38:42 ID:xJmqV0oJ
- ハルカネタ希望とは思っているんだが
そもそも適当なペアリングの相手がいない。
保坂は論外。
やっぱりマコちゃんの筆下ろしか?
- 932 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:42:05 ID:q6GC996R
- アキラがいるじゃない
- 933 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 00:42:21 ID:q6GC996R
- アキラじゃないナツキだった
- 934 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:01:23 ID:xjJ2nR7Y
- 喚んだか?
- 935 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:07:17 ID:CzTOLUgy
- リョータとチカのお話希望。
何なら数年後から数十年後でもいいからw
- 936 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 01:09:34 ID:xJmqV0oJ
- 数十年後?
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいましたw
- 937 名前:この野郎:2008/01/17(木) 01:24:13 ID:0115hOeL
- >>928
夢にもいろいろあるんですね…
自分はすぐに影響されてしまうのか、マンガ等をみるとしょっちゅう出てきます。
この前はひぐらしのなく頃にを寝る前に見たら、えらい目にあいました。
それでは2レス程いただきます(゚Д゚)
- 938 名前:この野郎:2008/01/17(木) 01:25:03 ID:0115hOeL
- 続>>916
チアキの日記
前回の千秋×藤岡は >>847 ですorz
私がハルカ姉さまに言われて、藤岡に電話を代わり、
その後藤岡は電話を切ると、何やらその場で時計を見て何か考え込んでいるようだった。
「藤岡、どうかしたのか?」
「…なんだか南達は、初詣で帰ってくるのが明日になるらしくて…泊って行ってくれって…」
「そうなのか…でも私なら一人でも大丈夫だぞ。お前だって自分の家が良いだろう?」
「ダメだよ!オレはハルカさんと約束しちゃったし…それに、泥棒とかが入ってくるかもしれないだろ?」
「大丈夫だ。藤岡が帰る時にちゃんと鍵を閉めるから。」
「……でも、一番の理由は…オレが千秋ちゃんと一緒に居たいだけんだ。」
「…そうか、じゃあ泊っていくと良いよ。」
藤岡め…いちいち嬉しい事を言ってくれる。
…まぁ帰ると言いだしたなら、足が痛くなってきたと言って引きとめたんだけど…
私は、ちょっと藤岡の気持ちを試してみたくなっただけだったんだ。
私は部屋に戻るため、再び藤岡に抱っこしてもらおうと手を伸ばした。
…しかしその時、タイミング悪く電話が鳴り響いた…ディスプレイを見るとそこには『内田』と出ている…
私は仕方なく、藤岡に先に居間に戻ってもらい電話に出た。
「…もしもし、千秋だけど。」
「あっ!千秋?私!内田!内田だよ!」
「知ってるよ。ディスプレイに名前出てるよバカ野郎。」
「アハハッ!そっか、それにしてもバカ野郎とは手厳しいなぁ!アハハッ!それ……」
『ガチャ…プーッ…プー……』
まったく…私の楽しみを奪っておいて、意味の分からない電話をかけてくるとは……
万死に値するのだが…ピッピッピ……まぁ今の私は機嫌が良い、これくらいで許してやるか…
そう言って私はそのまま立ち去ろうとしたが、再び電話がかかってきた…。
ディスプレイには『大バカ野郎』とでている。
「もしもし、千秋だけど。」
「ちょっと千秋、いきなり切るなんてひどいよ〜!」
「あぁ、悪い。どこかの大バカ野郎がいたずら電話をかけて来たのかと思ったんだ。」
「…そっか、年末だしね。」
「あぁ、…で用件はなんだ?私は忙しいんだけど。」
「あのね、私今日目標を達成したの!…お姫様抱っこされちゃった!」
「…そうか、それは良かったな。私はお前の電話のおかげでしてもらえなかったけどな………じゃあな。」
「ちょっ…まだ続きがあるんだってば!…私、その人の事好きになったの。」
「…そうか、片思いは大変だろうが頑張るんだぞ。………じゃあな。」
「待って、まだ片思いなんて言ってないでしょ?…デートして、キ…キスだってしたんだから!」
- 939 名前:この野郎:2008/01/17(木) 01:26:44 ID:0115hOeL
- >>938
…これが本当なら少し驚きだ。
…相手はマコトか?…いや、そんな感じ無いし…と言う事は、シュウイチ?…もっとありえないか……
私はしばらく黙ったまま考え込んでいた。
「…あれ?もしかして千秋…キスとかしたこと無いのかな?」
「ば…バカ野郎!私だってキスの一つや二つした事あるよ!内田こそ妄想なんじゃないのか?」
「えっ…妄想って……私…今日は…初めておかしな事だってしたんだから!」
「おかしな事って…お前、たった今キスの話は聞いた所だよ。」
「え?」
「だから、キスしたんだろ。」
「……えっと…千秋、おかしな事ってキスじゃないよ?」
「…え?」
なんだ?内田の奴…何言ってるんだ?
おかしな事=キスじゃないのか?
「千秋、おかしな事って…その……エッチな事だよ?」
「エッチな事って…キスじゃないのか?」
「なんて言うか…胸を触られたり、恥ずかしい所を触られたり…」
「…恥ずかしい所?」
「…うん。……下着の中…とかかな。」
「下着の中って……そ…そんな所触ったら汚いじゃないか!」
「…でも男の子って、そう言う所触るのが好きなのかも…。それに私も少しエッチな声出ちゃったし…」
私には内田の話がいまいち理解できなかった。
そもそもそんな所さわって何が嬉しいんだ?そもそも内田に胸なんて無いじゃないか。
それともその行動に何か意味があるのだろうか…?
「内田、その…おかしな事をするとどうなるんだ?」
「うーん…なんて言うか…体が熱くなって、気持ち良くって…変な汁が出てくるの。」
「…なんだそれ?」
「何かは分からないんだけど、気持ち良くなるといっぱい出てきて……だから下にタオル敷いた方がいいよ。」
「…あ、あいつは、…そんな事する奴じゃないから必要ないよ!」
「あいつ?……まぁよく分からないけど、千秋がその気じゃなくても相手はしたいのかも知れないよ?」
「だから藤……」
「私だってそんな事されると思ってなかったけど、いきなりされて止めてくれなかったんだから!」
「…そうなのか?」
「…まぁ気持ち良かったから良いんだけど……男は狼なんだから千秋も気を付けてね!じゃぁ良いお年を!」
内田はそう言って電話を切った…。
藤岡に限ってそんな事は無いだろうけど……あっ…そう言えば藤岡…お風呂で様子が変だったな…
もしかしてアレは…私の裸を見ておかしな事を考えそうに……
「千秋ちゃん?電話終わった?」
「……わっ…!!ふ…藤岡、どうした?」
「姫のお迎えに参りました。」
「何言ってんだバカ野郎。早く抱っこして運べ!」
…そう言えばこうして普通に抱かれてるだけでも、少し藤岡の手が胸に当たってる気がする……
それにいつも通り藤岡の前に座っても、手を回されたら胸や…恥ずかしい所を簡単に……
……はっ…!そう言えば藤岡の高さからだと、服の隙間から私の胸元が見えるんじゃないか?!
…くそっ…内田が変な事を言うから、気になって仕方ない…
そもそも、エッチな声って何なんだ?触って変な声が出たら恥ずかしいじゃないか…
もしも触られた時に、変な声がでて嫌われたりしたら……
私はそう思い、藤岡に触られる前に自分で試すことにした…。
すぐ後ろでテレビを見ている藤岡に気付かれない様に、こたつの中へ手を入れ、
私は自分のスカートの中へ手を忍ばせた。
- 940 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 15:33:18 ID:X6yQjEWB
- 1週間ぶりの藤岡×チアキ、何かやけに久々な感じだw
- 941 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 23:47:56 ID:X6yQjEWB
- そろそろ容量オーバーになるんじゃないかと思い、次スレを立ててみた。
【みなみけ】桜場コハル Part4【今日の5の2】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1200581137/
- 942 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/17(木) 23:55:54 ID:VwCq3RZM
- 乙です。
- 943 名前:mskの内藤:2008/01/18(金) 08:15:30 ID:/cAsmwRP
- 今日は休日、特にやることもなかったので、内田は南家に遊びにやって来た。
といっても、休日に退屈を持て余したカナが遊び相手欲しさに呼んだからである。
南家の玄関の前に立ち、インターフォンを鳴らすと予想外の声が聞こえてきた。
「はい?」
男の声が返ってきたのである。てっきり3姉妹の誰かが出ると思っていたから、
少し驚きつつも、ひとまず返事をすることにした。
「こんにちは、内田です。」
「ああ、ちょっと待ってて。」
その声の主はそう答えるとすぐに玄関を開けに来た。
「やあ、こんにちは。」
「あれ? 藤岡くんも呼ばれたんだ。というか、チアキたちは?」
「えぇと、ここで話すのもなんだし、とりあえず中で話すよ。」
そう言われたので、ひとまずお邪魔させてもらうことにした。
話を聞いたところ、カナが人を沢山呼んでしまったらしく、そのため食材が足りそうにない。
それで3姉妹は買い物に出かけ、藤岡も荷物持ちとして行こうとしたのだが、
誰かが家に居てくれた方が安心だからと、カナに留守を押し付けられたのである。
「自分は留守番なんて退屈だから嫌だなんて言ってたよ。」
「あはは、カナちゃんらしいね。それで他には誰を呼んだって言ってたの?」
「他にもトウマとか色んな人呼んだみたいだけど、あまりよく聞かなかったな。」
「ふぅん、とにかく今来てるのは私たちだけ…。」
自分の言葉で、急に意識しだしてしまった。そう、今は藤岡と2人きりである。
若い男女が2人きり。そんなことを考え出してしまい、急に恥ずかしくなり、俯いてしまった。
「どうしたの?」
急に黙り込んだ内田の心情など知る由もなく、藤岡が気にかけているものの、内田の耳には入っていない。
(ああ、どうしよう。急に恥ずかしくなってきちゃった。
そりゃあ、藤岡くんはカッコいいし、チアキも甘えたりしてるよね。
プールの時なんかお姫様抱っこしてもらってたっけ? あれ、羨ましかったな…。)
ちらっとだけだが、藤岡の方を見てしまい、ますます動揺してしまう。
- 944 名前:mskの内藤:2008/01/18(金) 08:16:10 ID:/cAsmwRP
- (ってそうじゃなくて! とにかく何とかして落ち着かなくちゃ! …そうだ!)
何かを思いついた内田は急に立ち上がった。驚く藤岡をよそに、
藤岡の前に移動すると後ろを向き、藤岡に寄りかかるように座りだした。
「え? ちょっと。」
(チアキもこういうふうに座ってる時落ち着いてるよね? だから大丈夫。)
「えぇと、そういやトウマもこんな座り方してきたけど、これ流行ってるの?」
「え!? …えぇとぉ。うん、そう! そうなの!」
今ひょっとして自分はとんでもないことをしているのではないか。
しかも、声をかけられたために、つい藤岡の方を振り向いてしまった。お互いの顔が近い状態でだ。
自分の行いにますます動揺してしまう内田。顔は既にりんごのように真っ赤である。
「はは、面白いことが流行ってるんだね。」
(あっ…。)
爽やかな笑顔を間近で見せつけられ、それがトドメとなってしまった。
内田はその笑顔に見とれてしまい、うまく思考が定まらなくなった。
まともに考えようとしたら、どうにかなってしまいそうだ。
しかし、恥ずかしさが大半を占めるものの、何か心地よい感じに包み込まれている気もする。
自分がお姫様だというわけではないが、まるで王子様に守られているかのようだ。
そんな錯覚に陥りそうになり、内田の心に何かが芽生えようとしている。
が、その何ともいえない感覚はあっけなく消えてなくなることになった。
「………おい。」
「ひっ!」
突然背筋が凍るほどゾッとする声が聞こえ、内田は固まってしまった。
かろうじて声がした方を見ると、そこには内田を静かに睨みつけている親友がいた。
その後、内田はチアキに一週間口を聞いてもらえず、家にも上がらせてもらえなかった。
- 945 名前:mskの内藤:2008/01/18(金) 08:16:58 ID:/cAsmwRP
- 新スレも立ったことだし、埋めネタとして書いてみました。
- 946 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 14:22:14 ID:mBMRQ/qj
- GJ!!!
最高です!!!!
- 947 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 18:59:23 ID:02Z93jSe
- gj!!
藤岡ついに内田まで・・・
いずれはハーレム形成か
- 948 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 23:43:02 ID:84y2l34X
- お二方ありがとう。また何か思いついたら、未熟なりに書いてみようと思います。
- 949 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 23:44:54 ID:84y2l34X
- あれ? 日が変わったわけでもないのにIDが変わってる?
わかるとは思いますが、>>943-945の者です。
- 950 名前:この野郎:2008/01/19(土) 01:00:16 ID:bH1I7Q0F
- ぶつ切り氏と見事に時間がダブったのでこちらへw(゚Д゚)
- 951 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 01:02:30 ID:V2l8K75q
- どいつもこいつもGJだバカやろう!
萌え死なす気か!
- 952 名前:この野郎:2008/01/19(土) 01:16:20 ID:bH1I7Q0F
- 千秋の日記
スカートにてを忍ばせた私ではあったが、この先をどうすればいいのか全く分からない…
とりあえず、ゆっくりと恐る恐る触ってみることにした。
…あれ?……どう言う事だ?少しくすぐったいくらいで、どおって事はない…
…ってまぁそう言えばそうか。ふだんからトイレやお風呂では毎日触ってるもんな…
じゃあ内田は何故エッチな声が出るくらい気持ちいと言ったんだろう…?
もしかして、自分ではなく他の誰かが触らないと意味がないとかなのか…?
私はとりあえず下着を少しずらし、直接その恥ずかしい場所を触ってみた…
…しかし結果はほぼ同じ。若干くすぐったいのが強くなった程度だ。
やはり自分ではなく誰かの力が必要なのかも知れない……例えば藤岡…
私は気がつくと藤岡の手をじっと見ていた。
藤岡のその手で私のココを広げられ…辱しめるようにソレを見ながら弄り…
もう一方の手では私の胸を触り、私が恥ずかしがれば執拗にキスを繰り返したり…
藤岡は私の体で満足してくれるだろうか…
胸も小さいし…ココだって藤岡は気に入ってくれるだろうか……
…って、私はいったい何を考えているんだ……小学5年生にして欲求不満なのか?
勝手にこんな妄想までして…
気がつくと藤岡の代わりに自分を辱めていた中指は第二関節のあたりまで子宮の中に入っていた。
私は、何も考えることなく勢いよくその指を引きぬた。
…その時、私の体は藤岡の膝の上で大きく跳ね上がり、2・3度小刻みに震えた。
それと同時に、私の恥ずかしい所からは大量の液が流れ出てしまった…
慌てて下着をちゃんと履いたが、下着にシミができる程にその液は出てしまい、
私の指はグショグショになってしまった…。
- 953 名前:この野郎:2008/01/19(土) 01:17:36 ID:bH1I7Q0F
- >>952
「千秋ちゃん、いま凄く震えてたみたいだけど…本当に大丈夫?寒いのかな?」
「だ、大丈夫だ!むしろ体は熱いくらいだ!」
「そう?…でもやっぱり少しだけコタツの温度を上げようか。」
藤岡はそう言うと、コタツの温度を上げるためにコタツ布団をめくろうとした。
私は慌てた…万が一にでも、下着のシミや…中の変な液の匂いにでも気付かれでもしたら…
私はそう思い、少し大袈裟ではあるが藤岡の体を押さえつけるように引き止めた。
「本当に大丈夫だから、なっ!お前は私の後ろで大人しくお菓子でも食べてろ!」
「…まぁ、千秋ちゃんがそこまで言うなら……」
藤岡はそう言って元の体勢に戻った…とりあえずは助かった……
…が、藤岡の一言で次なる試練が私を襲った。
「…あれ?…オレ何かこぼしちゃったのかな?」
「え?」
「…いや、なんだか変な所が濡れてて…」
良く見ると、確かに藤岡の肩のあたりは濡れていた。
でもジュースをこぼしたにしては不自然な位置…それに、私が押さえつけた時は濡れてなんてなかったぞ?
…私が押さえつけ…あっ……
良く見ると、藤岡の肩が濡れたのと引き換えに、私のびしょびしょの右手は乾いていた…。
…って言う事は、藤岡の肩に付いているのは私の……
「藤岡!濡れたハンカチ持ってくるから待ってろ!」
「え?大丈夫だよコレくらい。手でぬぐえばすぐに乾くよ。…ゴシゴシ……」
「わっ!ば…ばかっ!そんな手で拭いたりしたら……」
「…拭いたりしたら?」
「…な……何でもない…。」
間接的にとは言え、私のココから出た液は藤岡の手に付着してしまった…
藤岡はその手でお菓子を取って食べ、その手に着いたお菓子の粉まで美味しそうに舐めとったりもしていた。
私の頭は、またおかしな妄想でいっぱいになった…。
藤岡に恥ずかしい場所を触られ…その手に着いたいやらしい液を藤岡は美味しそうに舐め…
いずれは直接に私のココを藤岡の口で……
しばらくの間、私は頭の中で藤岡とおかしな事をしていた……と言うより、一方的に犯されていると言った感じか。
妄想の中で私は、藤岡に体を弄ばれ…口では嫌がる私の事を、辱めながら攻め…
私が何か言おうとすれば、私の口を…藤岡は押さえつける様に舌をねじ込み…
そして藤岡が満足いくまで、私は藤岡にこの体を提供し続けている…。
実際の所、藤岡はきっと優しく接してくれるだろう…でも私はこう言う事を妄想してしまう。
私は今まで、カナや友人にクールにキツク生きてきた……そう言う生き方が楽だったから。
…でも…エッチな事をする時には玩具の様に、私の体を好きに弄んで欲しいと思っているのかも知れない…。
私はこのままでは、自分がどうかなってしまいそうで怖くなり少し横になった。
一応藤岡には、少し疲れたからと適当な事を言って、もし寝ていたら12時前に起こすように言った。
当初、寝る気はまったく無かったのだが、疲れていたのかいつの間にか私はグッスリ眠っていた。
どれくらい立った頃だろうか…私が目覚めると、この家にいるはずの無い人間が藤岡と密着していた…。
(…何故?…どうしてカナが……)
- 954 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 01:38:23 ID:0aHvj6NV
- スマン! 一つだけツッコマせてくれ。
>第二関節のあたりまで子宮の中に入っていた
膣の中ならまだしも、子宮に第二関節まで入ったら流石にヤバいと思うんだ。
- 955 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 01:55:22 ID:uwPZtR77
- おのれ>>954
チアキの子宮に第二関節までツッコんだのはキサマだな!
- 956 名前:この野郎:2008/01/19(土) 07:55:30 ID:4vopCu7x
- 朝から自分の書いた内容でワロタ\(^o^)/
さすがに子宮に突き刺さってたらヤバいんだぜ!
脳内変換で変えといて欲しいんだぜ。orz
でも一つ言い訳させて欲しいんだぜ。
実は昨日も書き込みが半分消えて、慌てて書いたんだぜ。orz
だから書き込みすると言ってから、微妙に15分くらい空いたんだぜ。orz
内田に免じて許して欲しいんだぜ。orz
- 957 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 11:19:08 ID:O5gvX6T/
- だぜ多いな・・・
なにはともあれ乙
- 958 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 17:38:04 ID:Z388psQI
- 何か>>1000か容量オーバーのどちらが先になるか微妙な所だな。
- 959 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 17:52:46 ID:t8rP8k92
- >>944 内田を藤岡椅子に座らせるとはGJ
他に座りそうなのは吉野ぐらいか。
あるいは千秋のものは私のもの、でカナが座っちゃうとか。
- 960 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/19(土) 22:41:58 ID:i4XuFmfL
- >>921
「いいのかい?俺はノンケだって構わず喰っちまう男なんだぜ」
- 961 名前:sage:2008/01/20(日) 14:15:02 ID:TUeVD7Rc
- 埋めませう
- 962 名前:名無しさん@ピンキー:2008/01/20(日) 14:44:12 ID:LCrGfL7k
- ,. -―――- 、 / / __
/ : : : : : : : : `:丶.:\ / / / )
. /.: :/.: |: : : : : |:.|: l: : ヽ: ヽ / / / /
//.:.:./: :/| : : : : :}:.};.:|: : : :l:.:.:i___ / '` ´ /
≧∠., 从 : :.| / ト、: : :/|.:ハ:(⌒'ー┴-`>′ ´廴 ,ィ彡三ミヽ.
/f⌒).:) ,ィ彡'! i: :从>=廴V/_jムr=くト.. ヽ _  ̄ ̄ ̄)):}、
 ̄`'ヾ(_/.:.:/|:.|: : | { じソ tじリ ): : :`}r-、 } [彡' ̄¨´(:(ヾ
` ̄¨'Y'《: :.:{ ¨` , ¨` リ: |:.:》'! ヽ._ __ \ j/
} }从:ハ、 ,、 /:.リノ{! ` ,.--‐'´ `゙' 、_.) >埋めるぞぉ〜
―--- ,、 ノ リ ∧:.:ミz 「 〉 /:イ 「V! -rァ'′
`辷_彡'/ \||>.,`´_, イ/ |: |八\____,z彳
\,__ 》, `廴___,イ ./ / `ー===' ノ
 ̄ } 》, \ }/:.:/ /!:\
\ `≪込,/:/ }: : ノ_
`'rァ'´;rくぅ- ノ: : : : :}
Lr个ー----‐…<: :丶:_:_/
└|: : : : : : : : :、.:. :.i__/|
└―t__|: : ;r个r┘ヽ. {、
 ̄ し! } }
し'
- 963 名前:学芸会ナツミ編:2008/01/20(日) 21:49:56 ID:BlR3QZra
- 今日、この日のために頑張ってきた。
ある者は与えられた役を演じ、ある者は照明で役者を照らし、ある者は衣装や小道具を作った。
少年・佐藤リョータも大道具係としてクラスに貢献してきた。そう、今日は学芸会である。
とは言っても、学芸会は4日に分かれている。
1日目と2日目は生徒同士で自分達の劇を見せ合い、3日目と4日目は保護者達に見てもらうというものだ。
よって、3日目・4日目は土日に当てられる。
今日はその1日目。1年生から3年生までといった低学年による劇を見る日だ。
そのために全生徒と教員が体育館に集まる。
この日は平日だが、これのおかげで勉強をしないですむ。それは素晴らしい利点なのだが…
「暇だ…。」
正直言って面白くない。
小学生にそんなものを期待するのは酷と言うものだが、とにかく退屈なのだ。
かと言って寝転がることもできない。体育館に全生徒と教員が集まっているので、そんなスペースはない。
退屈な時を長い間過ごすことになるのかと少し憂鬱になっていると急に舞台の照明が消され、
体育館全体が暗くなった。その間、変な音楽も流れる。場面が切り替わるのだろう。
この暗闇の時間は舞台にあるセットを変えていく時間でもある。
大したことではない。しかし、そんな中突然リョータは服の裾を掴まれた。
「(どうしたんだよ、平川。)」
周りに気を使って小声で話すことにした。
掴んだのはリョータの隣にいるナツミであった。心なしか手が震えている。
「(だってボク、暗いのが怖いんだもん…。)」
そういえば、いつぞや体育倉庫に閉じ込められた時の怖がり方は尋常じゃなかった。
自分がその恐怖を煽ったからというのもあるが、その時は酷い目にあったものだ。
また碌なことにならないのではと思い、裾を掴んでいる手を離すように説得を試みた。
「(別に1人で閉じ込められてるわけじゃないんだから、大丈夫だって!)」
「(嫌だよ! 何かに掴まってないと安心できない!)」
それから何とか離すように説得し続けるが、一向に離す気配がない。
それどころか少しずつ強く裾を引っ張るようになっていく。このままでは服が伸びきってしまう。
そう思ったリョータはナツミを安心させることにした。
「(あっ…。)」
「(どうだ、これなら不安じゃないだろ?)」
照れくさそうにナツミの手を掴んだのである。かなり恥ずかしいのだが、あのまま服を台無しにされても困る。
リョータにとってはやむを得ない手段だった。しかし、ナツミを安心させることには成功したようで
「(うん!)」
と小声ながらも元気な声が返ってきた。
少しして、ようやく体育館が明るくなる。
もう手を掴む必要はなくなったので、手を離すと今度はナツミの方から手をつないできた。
「(お、おい! もう明るくなったからいいだろ!)」
「(だって、またいつ暗くなるかわからないでしょ。劇の間は手をつないでてよ。)」
(ナ、ナンダッテー!!)
こうして、劇の間ずっとナツミと手をつなぐ羽目になってしまった。
明るい状態でも手をつないだままだったので、誰かに見られるんじゃないかとハラハラしっぱなしだった。
- 964 名前:学芸会ナツミ編:2008/01/20(日) 21:52:44 ID:BlR3QZra
- 自分の小学生時代を思い出し、ネタを投下してみましたが、
正直記憶が定かではなかったりしますw
それにしても、コハル先生は学校行事をネタにしませんね。
- 965 名前:学芸会メグミ編:2008/01/20(日) 22:06:10 ID:BlR3QZra
- 今日は学芸会2日目。
昨日はずっとナツミと手をつないだままで散々だったが、それは今日も変わらなかった。
未だ誰かにバレたわけではないらしいが、いつバレるのかと思うとハラハラしてしまう。
リョータにはもう退屈を感じる余裕がなくなっていた。
他のクラスの出し物がどんどん行われていき、ようやくリョータ達5の2の出番となった。
これでナツミから一時的にせよ、解放されるのだと思うと気分が落ち着いた。
劇の最中は大道具係であるリョータの出番は暗転してからだ。
舞台が暗くなっている間に舞台のセットを変える役目である。
もちろんそういった裏方はリョータだけでなく、基本的に役者と照明以外はこの仕事に回る。
ちなみに親しい友人であるコウジやツバサは役者であるため、舞台上で準備をしている。
そのため、話し相手がいないから劇が始まってしばらくは暇だったりする。
時間が経ち、舞台が暗くなった。リョータ達の仕事の時である。皆が上手く協力し合い、スムーズにことが進む。
セットを変え終えて引っ込もうとすると、メグミが床を手探りにして何かを探していた。
「(どうしたんだ?)」
「(眼鏡が落ちちゃったの。この辺にあるかと思うんだけど…。)」
「(何!?)」
思わぬアクシデントが発生してしまった。しかし、もうじき舞台が照明に照らされてしまう。
もう時間がない。仕方なく、リョータはメグミの手を掴み、舞台裏へ連れ戻そうとした。
「(ちょ、ちょっと、まだ見つけてないよ!?)」
「(明るくなってから見つける。で、また暗くなってから取りに行けばいいだろ?)」
メグミは渋々とその案に妥協し、リョータについてきてくれた。おかげで、この場は何の問題もなく事をえた。
舞台裏に身を隠した後、リョータは明るくなった舞台を見回す。眼鏡はすぐに見つかった。
幸いなことにセットの裏に隠れていて、客席からは見えない所にある。
「よし、次暗くなったら俺が取りに行くから、メグミはここで待ってろ。」
「待ってよ、このまま何も見えない状態で1人になるのは嫌よ。連れてって。」
(なんですと?)
先程掴んだ手を強く握り返され、離すことができなくなった。
しかし、ただでさえメグミはどこか抜けている所があるというのに、今はロクにものを見ることができない。
確かにそんな状態のメグミを放って行くのは不安なので、メグミの申し出を受けることにした。
劇は順調に進み、2度目の暗転となった。
暗くなったとはいえ、既に在り処はわかっているため、暗くても見当を付けて見つけることはできる。
実際簡単にメグミの眼鏡を見つけることができ、問題は解決した。
「(ほら、もう落とすなよ。)」
「(うん、ありがとう。)」
それから本来の仕事にすぐに戻り、セットを変えていく。
メグミも今度は何のトラブルもなく、作業を終えたようで、
リョータよりも少し遅れて、舞台裏へとたどり着いた。
「いや、もう手をつなぐ必要はないだろ…。」
「え? あっ…。」
- 966 名前:学芸会メグミ編:2008/01/20(日) 22:11:19 ID:BlR3QZra
- すみません、もう1つネタを用意してたんでした orz
何のために○○○編と付けたのやら。
そろそろ、埋まりきる頃だと思ったんですが、意外に埋まらないものなんですね。
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