<地下7階>

 

このフロアの空間は、強い魔力でねじまげられている。

平面に立てられているはずのピラミッドが、

北を上、南を下にする引力によって擬似的な「上下」を作り出しているのだ。

もっとも、それはピラミッドの外側の空間に限ってのことであり、

内部は精緻な壁画にかざられた王の墳墓であることに変わりはない。

「――こちらですわ」

ピラミッドの中を歩き回っていると、不意に魔女が立ち止まった。

複雑な壁画が描かれた石壁に手を当てる。

白い繊手にそっと押されるだけで、壁はするすると動き、新たな通路を生み出した。

「隠し扉か。しかし、ここから頂上へ行けるのか?」

ワードナはいぶかしげな表情になった。

今までの道のりから考えると、この先の通路は逆方向だ。テレポーターでもあるのだろうか。

「いえ、頂上には行きませんわ。でも、とってもいいところにつながっていますの」

魔女はにっこりと笑った。

「ふん」

老魔術師は鼻を鳴らしたが、黙って軽やかな足取りで通路の奥へと入っていく魔女の後を追った。

いまいましいが、最近はペースを握られっぱなしだ。

 

「……これが、“いいところ”の意味か?」

曲がり角を折れたとたんに、目の前に広がった光景にワードナはちょっと眉をしかめた。

壁画が、それまでのものはまったく違ったものになっている。

神々の神秘と生前の生活を描いた壁画はここには一枚もない。

かわりに、男女が卑猥に交わる愛欲の図が、壁という壁を埋め尽くしていた。

 

「これこそ、ピラミッドに残された真の英知、積み重ねられた性知識の真髄ですわ。

――新婚夫婦にはまたとない教材でしてよ」

魔女は、ぐるりとあたりを見渡した。

「ああ、こちらは世界各国の<四十八手>の解説図ですね、これはぜひ試して見なければ。

あちらは完璧な避妊方法、こちらは逆に妊娠確実の体位の研究。これも興味深いですわね」

魔女の言葉にワードナはぎょっとした。

幸い、魔女は子作りのコーナーからすぐに離れた。

――それにしても、なんとすさまじい光景だろうか。

壁画は、あきらかに他の場所のものとレベルが違っていた。

本物そっくり、あるいはディフォルの粋を尽くして描かれたあからさまな猥画の美術性は、

芸術には縁がないワードナにもわかった。

ぬめぬめとした男女の性器を描くためにかけられた費用と技術と時間、そして情熱は、

神々の姿を描いた壁画の何百倍になるだろうか。

王に大量の精液をかけられて歓喜の表情を浮かべる王妃の美貌は、美の女神たちよりも美しく描かれている。

戦場で強姦された異民族の娘が、女性器から兵士の精液を吹きこぼしてよろめく姿は、

征服というものを、どんな歴史書よりも生々しく伝える。

神殿売春の巫女たちが残した性技の図解は、たしかにどんな知識よりも貴重なものかもしれない。

「――春画こそ最高の芸術であり記録。古代の王たちは、真理をよくわかっていましたわ」

魔女は、真摯な表情でうなずいた。

 

「これを、日なが一日眺めるというのか」

ワードナは毒気にあてられたような表情になった。

「それもよろしいですが、この壁画をすべて見て回るのには千年ほど時間がかかりますわ」

「なぜそんなに時間が――?」

「知識を二人のものにするには、一枚につき、ざっと十回ずつは実践してみなければなりませんもの」

壁画を見ながら何度も性交しろということか。

たしかに、それだけの価値がある淫猥さだ。

ちらちらと見ているだけで、男根が硬くなってくる。

特に、裸の女だけを描いた一角に、気になる絵が何枚かあった。

大きく足を広げて女性器を見せる女や、大きな乳房を差し出す女、四つん這いになって尻を捧げる女。

「ふむ、この壁画――」

「気に入りまして?」

怒るか、と思ったが、魔女は微笑んだだけだった。

妙に優しい視線に、ワードナはどぎまぎした。

いたずらを母親にみつかり、しかも怒られなかったときの居心地の悪さだ。

「……でも今日のところは、目的はこちら」

身を翻して魔女は奥へと向かった。ワードナはちょっとほっとした。

名残惜しそうに淫猥な壁画を横目で見てから、あわててその後に続く。

 

秘密の通路の一番奥は、豪奢な広間になっていた。

石棺が二つ並んでいる。

「……王と王妃の墓か」

「ここに眠るのは、このピラミッドが今の形になる以前にこの地を支配していた者。

王の墳墓は、<夢の描き手>の神殿が現れる以前から、この場所にあったのです」

魔女は、自然な足取りで片方の石棺へ歩み寄った。

無造作に石蓋に手を当てる。それはなめらかに動いた。

「おい」

ワードナがびっくりして声をかけようとすると、石棺から大きな音とともに黄金の光が飛び出した。

不覚にも目がくらんだ老魔術師が、目をしばたかせて視力を回復させると、石棺はすでにもぬけの空だった。

――中身は、その前の石床に立っている。

「あいかわらず、派手なことがお好きなこと」

魔女はちょっとだけ眉をしかめながら、光とともに飛び出してきた女に言葉をかけた。

女?

そうだ、石棺から出てきたのは、肌もあらわな妖艶な美女だった。

「ご紹介しますわ、わが殿。こちらはこのピラミッドの主人、ネフェル王妃。本当の名はもっと長いのですが」

「――本名は、ネフェルが七十七回繰り返される。面倒であるから単にネフェルでよい」

小麦色の肌と漆黒の髪をもつ美女は、あでやかに笑った。

「ネフェル」とは、ピラミッドを築いた古代王国で「美しい」を意味する言葉ということをワードナは知っていた。

――たしかにこの女は、自分の名を呼ばせるのに、美しいを七十七回言わせても、決してうぬぼれにはならない美貌だ。

 

「――久方ぶりだな、魔女よ。男連れということは、もしや結婚したというのか?」

ネフェル王妃は、ワードナをしげしげと眺めながら聞いた。

魔女が頷く。

「……これは驚いた。そなたが、ついに連れ合いを見つけたのか。

――世界の天秤が傾く大事件じゃな。まあ、世界がどうなろうとわらわには関係のない話だが」

大仰に驚く素振りを見せたから、王妃は首をかしげた。

「……はて、それではわらわに何用じゃ? 魔女とその夫よ」

「新婚旅行で近くに寄りましたのでご挨拶に。――ついでに結婚生活の心得について、先輩のお話を伺おうかと」

「ははは、そなたはわらわの何層倍も年上じゃが、結婚についてはたしかに初心者ということになるな」

王妃は快活に笑った。

女性がだいぶ開放的な王朝であったらしい。

「結婚はいいぞ。――この世で一番好きな男と毎日まぐわえる」

「そうでしょうとも」

わが意を得たり、とばかりに魔女は大きく頷いた。ワードナは身震いした。

「心得というものは特にないが、まあ、毎日まぐわっておれば、喧嘩をしてもそう深刻なことにはならない。

わらわは連れ合いが<棺に入って眠る日>まで、毎日十回はまぐわっていた。

おかげで、けっこう夫婦仲は良かったと思うぞ」

「あやかりたいものです」

「ちょっとしたコツはあるがな」

「ご伝授願えますか?」

「口で言っても仕方ないだろう。見せてつかわす。――ラムセス、起きや」

王妃は隣の石棺にむかって声をかけた。

 

ずるずると蓋が開き、中から、男が出てきた。

まだ若い――どころか少年だ。

顔立ちはいい。美少年だが、どこか気弱そうな雰囲気が王妃とは対照的だ。

だが、ラムセスという王の名には、聞き覚えがある。

「<三十の王国を征服し、三十の大河を灌漑し、三十の子供たちを作った大帝ラムセス>……か?」

「しかり、わらわの夫じゃ」

歴史とはだいぶ変化して伝わるらしい。

ワードナが聞いた大帝は、精力絶倫の大征服者だったはずだ。

「ちなみに、<三十人の子供>は、全員わらわが生んだ」

王妃は誇らしげに胸を張った。

これには説得力がある。だとすれば、他の二つも真実なのだろう。

「他の女に子供を産ませるどころか、私は生涯、姉上以外の女をついに知りませんでしたがね」

ラムセス大帝は、弱々しく笑った。

「不満だったかや? わらわも結婚してからはそなた一人が男だったぞ?」

「姉上の場合、それまでが大変なものでしたが。

――どの道、姉上を抱いてしまったら、他の女とする気になりませんしね」

ネフェル王妃と、ラムセス王は姉弟だったらしい。古代王朝では親族婚は良くあった話だ。

「まあ、よい。客人が夫婦生活のコツを知りたいそうじゃ。――教えるのに協力せい」

ラムセスはうなずき、腰布を解いて男根をむき出しにした。

ネフェル王妃も、身にまとう薄布をはだける。

小麦色の乳房はぱんぱんに張り詰め、引き締まった腰と量感たっぷりの尻もすばらしい。

なによりワードナの目は、黒曜石のような漆黒の草むらが生え茂る王妃の秘所に吸い寄せられた。

王妃の茂みは、魔女のものよりずいぶんと濃いようだった。

その下に薄紅色の女性器がちらちらと見える。

悪の大魔道士は思わず身を乗り出した。

 

「――何をいやらしい目で見ておる。これはそなたの物ではないし、これからもなることはない。

そなたには、そなた専用のものがあるはずじゃ」

王妃はじろりとワードナを睨んだ。

あわてて視線をそらすと、ネフェル王妃は追い討ちをかけた。

「妻のほうは他の男にまったく興味がないというのに、夫のほうは隙あらば他の女に色目を使う、か。

……苦労しそうじゃな、魔女よ」

「……そんな気がしますわ」

返事の声はワードナの足元から上がった。

ぎょっとして見下ろすと、魔女はワードナのローブをはだけて男根を出そうとしているところだった。

確かに、魔女は息を呑むほどの美少年が男根をさらしているのに、そちらを見向きもしていない。

魔女は上目遣いでちらりとワードナを見上げてから、夫の下半身を裸にする作業を続ける。

一瞬だが、無言の抗議がたっぷりこめられた視線を浴びて、ワードナは気まずく身じろぎした。

王妃はため息をついた。同情たっぷりの声で旧友と言葉を交わす。

「蓼喰う鳥も好き好き、ということじゃな」

「食べ続ければ、そのうち、蓼も鳥のことを少しは考えてくれるようになるかもしれません」

「五千年くらいかければ、あるいは、な。わらわが生きていた時代とは異なる習性を持つようになった植物もある」

「それを期待いたしましょう」

「気の長い話だ」

妻同士の会話は、男どもに対する、ある種の諦念と、恐るべき計画を含んでいたが、ワードナは気がつかなかった。

「――姉上」

ラムセス王が、所在なげに声をかけた。

「おお、すっかり待たせてしまったな。悪いの」

王妃は蕩けるような笑顔を年下の夫にむけた。

――意外に暴君というわけでもないらしい。

それは愛おしげに弟のものを手にとり、優しく口に含むしぐさからも見て取れた。

「あううっ」

含まれた瞬間、王は声をあげてのけぞった。――はやくも射精してしまったらしい。

王妃はのどを鳴らして弟の精液を飲み込んだ。

 

なんとなくワードナはいい気分になった。

これまで魔女のセックスにさんざん翻弄されて、いささか自信喪失気味だったが、

自分より情けない男を見ると、不思議にほっとする。

(ふん、わしでさえ魔女相手にもう少しもつぞ)

だが、根拠のない自信はあっというまにかき消された。

「さすがネフェル王妃。古代の売春巫女のうち、一番の口技を持つと言われただけのことはありますわ」

「十七歳の春までは、な。その後は、ずっとラムセス専用じゃ」

口元をぬぐった王妃は、魔女に賞賛された過去の栄光には無頓着の様子だった。

「あなたが神殿から王宮に戻ったとき、千人の男が絶望のあまり男根を自ら断ったと言います」

「知らぬ。わらわは、これ一本あればよい」

「その技、少し学びました」

「ほほう、試してみよ」

「では」

魔女は、夫のものを口に含んだ。

たちまちワードナは先ほどのラムセスよりも情けない声を上げて放った。

この女の口技のすばらしさは、玄室でたっぷりと思い知らされていたが、

今回のは、それと比べてさえも別次元の快楽だった。

「……驚いたわ。もうそこまで会得するとは。指導のし甲斐があるぞ、魔女とその夫よ。

口唇の技だけでなく、わらわの知るすべての性技を伝授してくれよう」

「ありがたいことです。――わが殿がお喜びになりますわ」

王妃と魔女との会話を、ワードナは快楽にかすむ耳で、遠くに聞いた。

 

ネフェル王妃の指導は、厳しいものだった。

……少なくとも、ワードナにとっては。

王妃は、ワードナと魔女に指一本触れるわけでもなく、

ただ声をかけ、説明し、ラムセスとともに「手本」をみせるだけだったが、

魔女はそれだけで理解するのか、たちまち王妃の秘術の大半を習得したようだった。

古代王朝で最も美しく最も淫らなことで知られる、伝説の王妃の性技を。

魔女と王妃の口や性器の粘膜が震えるたび、ワードナと王は快感に身を震わせた。

妻たちが新しい技を使うたび、夫たちは鳴くような声をあげて射精させられた。

何十度目も快楽のるつぼへ突き落とされた後で、ネフェル王妃はようやく「止め」の一言を発した。

「――さすがは魔女、見事の一言じゃ」

「――王妃のご指導の賜物です」

魔女も、王妃も、四つん這いで尻を高くあげた姿勢だ。

ワードナとラムセスはその後ろに後背位で繋がったままだから、

二人の美女は、夫の男根をくわえこんだままで熱心に感想戦と技術論をたたかわせていることになる。

女同士の会話をぼんやりと聞きながら、ワードナは、ふとラムセスのほうを見た。

後世で<大帝>と呼ばれている少年は、視線を合わせられて気弱そうに笑った。

悪の大魔道士は、なんとなく共感を覚えた。

(まあ、今、わしが征服している尻のほうが、あの若造が抱え込んでいる尻よりも数段上なのだが――)

それを考えなければ、似たような境遇と言えなくはない。

(――女のおしゃべりにうんざりしながらも、わしと同じく寛容さを保ち続けるところなどは

さすがは古代最高の王、わしの次くらいに大したものだ)

 

「……では、最後はこやつらの好きにさせて、終わりにすることにしよう」

会話が終わったのか、王妃が不意に宣言した。

「よいお考えです。私たちのことに長い時間お付き合いいただいて、殿方たちはすっかり退屈したでしょうから。

――お詫びに、うんとよくしてさしあげますわ、わが殿」

「わらわも罪滅ぼしをしよう。ラムセスや、好きなように楽しむがいい」

老魔術師と王は、顔を見合わせた。

二人とも、もう陰嚢のどこにも精の一しずくたりと残っていない。

だが女どもは、セックスの主導権を気前よく明け渡すといっているのだ。

――この状態の、今から!

「ん、どうした? 遠慮することはないぞ。わらわは、埋め合わせをちゃんとする女じゃ」

「わが殿も、お望みのまましてくださいな。私は夫にだけ我慢を強いるような、おろかな女ではありませんわ」

二人の美女は同時に尻をゆすった。

女性器にくわえこんだ夫の男性自身を粘膜で嬲る。

快楽に本能を刺激され、男たちは泣きそうな顔で腰をふり始めた。

たぶん、あと二、三回射精するまでは、妻たちは「優しい心遣い」をひっこめないだろう。

解放される時がくるまでには、長い快楽の時間が続きそうだった。

 

何時間か後、ワードナは不機嫌のきわみという表情で、石棺の広間をよろめき出た。

魔女が、これ以上はないという上機嫌で、軽やかに続く。

ワードナはふと、足を止めた。

先ほどの壁画の前だった。

「ずいぶんとこの壁画がお気に召したようですわね?」

「そうだ。――ふん、貴様などより、この壁画のような女を抱きたいものだ」

先刻、死者とはいえ、他人の前でいいようにもてあそばれた屈辱が、ワードナに挑発的なセリフを吐かせた。

嫉妬深い魔女の前で、絵ではあっても他の女を褒め称えることは危険とは分かっていたが、言わずにはおれなかった。

今ここで、この女と決裂することになってもかまわない、そんな瞬間的な怒りの衝動がワードナを支配していた。

――だが、魔女はにっこりと笑って答えた。

「こういうのがお好み? それはそれは――うれしゅうございますわ」

「何?」

「だって、わが殿のお気に入りの壁画、――みんな私にそっくり」

「何だと!?」

ワードナはびっくりして壁画を見つめた。

たしかに、髪型や体形にはじまって、顔の雰囲気、乳や尻の大きさ、

はては陰毛の生え具合や性器の様子にいたるまで、壁画の女たちは魔女にそっくりだった。

むろん別人だ。

本物のほうがずっと美しい。

だが、言い訳の仕様もないほど、

ワードナが選んだ壁画の「好み」は、魔女と完全に一致していた。

 

「――結局、殿方の好みをつきつめていくと、妻に行き当たると言いますからね」

魔女は、「理解ある妻の寛大さ」を示すように何度もうなずく。

世界中の女をすべて目の前に並べてみても、最後は自分が選ばれる確信を持っている女の余裕だ。

「あわわ」

老魔術師はあわてた。なぜ今の今まで気がつかなかったのだろう。

動転して、先刻までのどろどろとした怒りが、どこかに飛んでいってしまった。

「……なるほど、こんなポーズがわが殿のお好みですか。

――ああ、性器はこうして自分の指で開いて見せてさしあげればよろしいのですね。

――お尻の突き出し方は、こう。お乳はこういう具合……」

魔女はひとつひとつ頷きながら壁画を見て回った。

「――勉強になりましたわ、わが殿。

わが殿の好み、王妃に教わった技よりも、これは大事なことです。

しっかり覚えましたわ、――今晩をお楽しみに」

ワードナは返事をしなかった。

これ以上ないくらいに真っ赤になって足音高く通路を駆け出す。

(まるで、妻の下着を盗み出して自慰に耽っている姿を、その妻に見られた阿呆な王の伝説のようだ!)

夫を自分の魅力で縛りつけていることを証明した妻は、

勝者の余裕をもって優しくそれを許したといわれるが、夫のほうの立場はない。

羞恥と屈辱のあまりにその王が、飛び出したその足で戦場に出かけ、

隣国を滅ぼしたことを悪の大魔道士は思い出した。

わしのこの怒りは、どこにぶつければいいのだろう。

 

(――そうだ、ドリームペインター。ピラミッドの頂上に神殿を構える忌々しい神!)

 

あいつをギタギタに叩きのめしてやる。

自分のすぐ後ろを、くすくす笑いをこらえながらついてくる魔女のことは考えまい。

ワードナは一心不乱にピラミッドの頂上を目指した。

 

 

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