351〜  SS  451〜
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半熟な月






401.空想具現/精巧

志貴「空想具現化ってさ、どんなものを作れるんだ?」
アルク「んー、限界はあるけど、割と何でも。まあ、実を言うとわたしのむねなんかもー」
志貴「――!?」
アルク「そんなに身構えなくても」




402.空想具現/増量

秋葉「……あの、アルクェイドさん」
アルク「冗談だったんだけど」
秋葉「!」




403.空想具現/真髄

シエル「……あの、アルクェイド?」
アルク「自分で作れば?」
シエル「! ……そ、そうですよね。真のカレーは真に旨いものを作り食したいと思う心によって生まれると言いますものね……。そんな単純なことを、他ならぬ貴方から教えられるとは――」
アルク「――おーい。帰ってこーい」




404.空想具現/妄想

晶「……えと、アルクェイドさん?」
アルク「あんた誰?」
晶「な、何も言わずにこれを具現化してください!」
アルク「え? 何かあるのこれ。――えーと、志貴でしょ、で、なんか髪の赤いのがいて…………」

アルク「ちょっとやってみよっか?」
晶「ありがとうございます!」




405.空想具現/二次災害

志貴「最近、なんか家に妙な電話が掛かって来るんだよな……」
有彦「お前も? いや、俺もそうなんだが」




406.君の名は/訛る

志貴「お願いだからさ、志貴さまはやめてくれないか。俺も君のことを呼び捨てにするから、そんなに身構えないで欲しいんだ」
翡翠「……はい。志貴どんがそう仰るのなら」
志貴「……どん?」




407.君の名は/またはオギノ式みたいな

翡翠「……はい。トオノシキーがそう仰るのでしたら」
志貴「ロシア人みたいだね」




408.君の名は/瓦解するイメージ

翡翠「……ああ。てめえがそう言うんならな」
志貴「砕けすぎだよぅ」




409.君の名は/間違いではない

翡翠「……はい。七夜さまがそう仰るのなら」
志貴「うわーネタばらし」




410.その名を呼べば

 2日目、朝。
志貴「おはよう、琥珀さん」
琥珀「はい。おはようございます、志貴」
志貴「――――え?」
秋葉「……兄さん、いつの間に琥珀と懇意になったのですか?」
志貴「あ、いや、別にそんなんじゃなくて……」
琥珀「それはですね、志貴が名前で呼んでくれと仰ったので」
秋葉「――――兄さん?」
志貴「あの、琥珀さん? 絶対面白がってやってるよね?」




※ 411〜415は、諸般の事情により削除いたしました。




416.黒鍵/複製不可

志貴「つーか、これのどこが鍵なんだ?」
シエル「わかりませんか? 切っ先を見てください」
志貴「……うわ、微妙に電子キーだこれ。ナンバリングしてある」




417.黒鍵/人類なんたら計画

志貴「……こんなデカイ鍵、一体どこで使うんですか?」
シエル「……それはですね」
志貴「あ、やっぱり言わなくていいです」




418.黒鍵/アダムとイヴがベークライトうんぬん

志貴「しかも100本も隠し持ってるって……どこで使うんだ……」
シエル「……それはですねえ……」
志貴「言わなくていいってば」



419.遠坂へ至る道

士郎「……チワワって魅惑の魔眼もってるんだよなー。凄いよなー」
セイバー「だからといって、借金をする理由にはなりませんが」
士郎「……だってさ……」




420.エンゲル係数甚大につき

藤ねえ「――ね、士郎? いつになったらお金を返してくれるのかなー?」
セイバー「しかも取立てに来るのが大河ですか……」
士郎「ふ、藤ねえが怖い……!」
藤ねえ「わたしもねー、ガキの使いでやってる訳じゃないしねー」
士郎「そ、そんなことを言う人初めて見た……! ほんまもんだ、藤ねえほんまもんだー!」
セイバー「……はぁ。一体、どうしてこんなことに……」
士郎「おまえのせいだろ」




421.辛味宣言

セイバー「――問おう。貴方が私のマスタードが」
士郎「それは違う」




422.暴買宣言

セイバー「――問おう。貴方が私のマスターカードか」
士郎「それも違う」
セイバー「では、どちらに連絡を取れば契約できるのか教えてはくれないか」
士郎「別にいいけど……。あの、扉の向こうに青い奴が待ってるけど、いいの?」




423.チリ宣言

セイバー「――問おう。アニータが私のマスターか」
士郎「話題がえらく懐かしいぞ」
セイバー「そうですね。私もあの人がマスターなのは嫌ですし」
士郎「ぶっちゃけたな」
セイバー「あの人がマスターだとカードが使えないではないですか」
士郎「そっち?」




424.体が冷えるから真似しない方が

士郎「雪、好きなのか?」
イリヤ「うん! 寒いのは嫌いだけど、雪は好きだよ。だって、食べられるもの」
士郎「食うんかい」




425.この時のためにシロップを残す奴がいたような

セイバー「シロウは食べないのですか?」
士郎「聞くなよ」




426.わりと暇な人

イリヤ「落ち着いて。シロウはゼルレッチを投影してくれればそれでいいから――」
士郎「あ――――ぁ――――」

凛「…………」
士郎「……あー、俺も頑張ったんだぞ」
凛「それは解るけど。これ、どうすんのよ」
ゼルレッチ「師匠を指示代名詞で呼ぶとは豪胆だな。遠坂の継承者」




427.経営者の権利

凛「あ、でもよく考えれば宝石剣持ってるから問題ないじゃん!」
士郎「うわー、遠坂がだんだん見境なくなってきてるー」
イリヤ「なんか疲れてるみたいだからねえ」
凛「そこ! 可哀想なものを見るような目をしない!」




428.表情は変えず、心は冷えず

桜「別に取り立てて聞くようなことでもないけど、どうして今のあなたにはアホ毛がないのかしら」
黒セイバー「……知れたこと。アホでは無くなったからです」
桜「わかりやすいわね……。
 でも、そうなると以前はアホだったんだと認めたことになるけど」
黒セイバー「…………」




429.めげない

凛「なんでも、ナントカと煙は高いところが好きなんだってね」
ギル「それがどうした」




430.冤罪

アサシン「……別に私はここに居たい訳ではないのだが……」




431.仮面優等生

シエル「いえ、私だって好きで電柱の上に登ってた訳じゃないんですよ?」
志貴「そんな必死にならなくても疑いませんけど。だって先輩は成績いいんでしょ?」
シエル「……あー、そのことなんですが。実は、わたしテスト受けてないから成績出てなかったりするんです」
志貴「……留年?」




432.仮面女子高生

志貴「というか、年齢からすると生徒っていうより先生の方が近いんじゃ……」
シエル「何か仰いましたか?」
志貴「あ、いや、別に何も……(……学食のおばちゃんとか言わなくて良かった……)」




433.カレー仮面

志貴「でもカレーばっかり作ってクビにされるっていう……」
シエル「妙なシナリオを描かないでくれます?」




434.多分カレーに混ぜたんだと思う

志貴「でも、琥珀さんがやるよりはまだマシだと思う……」
シエル「……そう、ですね。……なんでしょう、胸の底から湧き出てくるこの怒りは……?」
志貴「……(あー、琥珀さんに一服盛られた時の話か)」




435.愛のエプロン/洗う→研ぐ

士郎「藤ねえが衛宮家の台所に立つに相応しいかどうか、テストしたいと思う。何故ならば、エンゲル係数が行き届かないから俺はバイトの時間を延ばし、するとセイバーがお腹が空かしたときの対処法が必要になるだ」
藤ねえ「長い説明台詞ねー」
士郎「それは褒め言葉と受け取っておく。それはともかく、まずご飯を炊くんだ藤ねえ」
藤ねえ「はーい。お米を研ぐ、洗うって言っても、洗剤で洗っちゃ駄目なんだよね」
士郎「とりあえずその疑問は10年くらい前に解消しといてほしかった」




436.愛のエプロン/紐をぐるぐる

藤ねえ「包丁は……っと」
士郎「なんかリアルに指を詰めそうで怖いな」




437.愛のエプロン/青い炎

藤ねえ「たしか、タマゴはレンジで暖めちゃいけないのよねー」
士郎「それを知ってるだけ立派だと思うぞ」
藤ねえ「むっ。それぐらい知ってるわよ。……えっと、それじゃあガスバーナーは、っと」
士郎「当たり前のように使うな。……しかもどっから拝借して来たんだそれ」
藤ねえ「? 学校からに決まってるじゃないの」
士郎「決まってねえよ」




438.苦労人/カツオくん

士郎「あのさ、遠坂」
凛「なによ、改まって」
士郎「遠坂がツインテールを辞めた本当の理由は、借金で首が回らなくなって500円大の円形脱毛症になったからってのはホントか?」
凛「……どっからつっこんでいいもんやら……」




439.苦労人/無いけどね

凛「ていうかさ、それを隠すんならツインテールの方が都合いいと思わない?」
士郎「噛み付くところが微妙だな」




440.苦労人/冤罪2

アサシン「……別に、この髪型にしているからといって禿げるとは限らないのだが……」




441.命の価値/マネー換算

凛「バーサーカーだと、死ねば死んだ分だけ保険がガッポリ……」
イリヤ「リンって結構こすいのね」




442.命の価値/落ち着け

イリヤ「でも、バーサーカーはすぐに蘇生するから提出しても偽証扱いになるわよ?」
凛「! そうね……。じゃあ、受付の目の前で殺してみるとか」
イリヤ「現行犯で逮捕されると思うけど」




443.命の価値/ナルバレック(上司)とかその辺りに

シエル「……私が死んだ分は上層部に……」
志貴「……シエル先輩?」




444.命の価値/よく考えると凄い会話だ

アルク「ぶっちゃけ、わたしが死んだ分は保険が降りててもいいような気もするのよねー」
志貴「ものの一日で復活したから意味ないけどな」




445.命の価値/家族と同義

ネロ「実は、このたびの戦闘でウチのエトが帰らぬ人となったのだが……。なに、ペットには適用されない? ここだけの話、ウチのエトは人間の言葉を喋るのだぞ。……ん、『最近はそういう飼い主が多くて困る』? 何のことだ?」




446.もしもボックス/パスカルですね

凛「あの、つかぬ事をお聞きしますが、平行世界ってどんなもんですか?」
ゼルレッチ「――例えば、『クレオパトラの鼻がもう少し短かったら、世界の顔は変わっていただろう』という言葉があるが」
凛「……それが?」
ゼルレッチ「いや、なに。実際のところ、他人の胸囲が少しばかり大きくなったところで世界は何も変わってはくれんということだ」
凛「……いくら師っつっても怒りますよ?」




447.もしもボックス/血(みどろ)の繋がり

イリヤ「正味な話、わたしとおにいちゃんが結ばれてる世界があったっていいと思わない? どこかの危ないブラコン娘とか反転檻髪娘とかと違って、別に血が繋がってる訳でもないんだし」
ゼルレッチ「……君はどうしてそう敵を増やすような発言をする」




448.もしもボックス/結局

秋葉「……私は兄さんと結ばれることがあるから、言うほど不幸でもないのかしらね……」

〜秋葉ルート後〜

羽居「あれ? 秋葉ちゃんどうしたの〜? 元気ないねー」
秋葉「……いえ、ちょっとね……」




449.もしもボックス/Fateあたりに

アルバ「どうか別の世界に連れて行ってください」




450.もしもボックス/ルヴィアは割りとマシ

バゼット「名前だけ晒されてもね……」
ルヴィアゼリッタ「出番はありませんでしたしね……」
イスカンダル「正直、蛇の生殺しだからなあ……」
ゼルレッチ「……なぜ私を見る」







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