第十四章
「未来への架け橋」
(記:ミサイル研究所さん)
「貴様らロボットに何がわかる!鉄の集合体があああ!!!」
セワシはそう叫ぶと未来服から巨大なフォルムの銃を取り出し、ロボットめがけて乱射した。
ズドガガガガガガガガン
「ガビイイイイイ!」
ロボットたちは突然のセワシの行動に状況を判断できずに破壊されてゆく。
ガガガガガガガ ガガン・・・・
暫く後、
ロボットとセワシが戦っていたところには
鉄くずと少しけがをしたセワシが残っていた。
「はあはあ、数だったんだ・・・。でも、近藤さん。あなたが作ってくれた銃が僕を救ってくれました。」
セワシの手には、先ほど取りだした一丁の巨大な拳銃が握られていた。
その銃には、
「954カスール・ジャンボ・ガン・α」
と書いてあった。
「感傷に浸っている時間はないか・・・、急いであの研究所に行かなきゃ。あの研究を止めなくては・・・」
セワシの顔は急に引きつり、恐ろしい顔になった。
「おっと、この時代に見合った服にしないと・・・。」
そして、セワシが着替えたのは。
独逸第三帝国:国家社会主義労働者党私兵集団「WAFFEL SS(SS親衛隊)」
の幹部クラスの制服であった。
時は1943年、「アルティメットシイング」の研究を開始した、その年である。