back to MAIN

遂にやってしまいましたエロテキスト。
本来ならば絵で描ければベターなんだが、そう言うコンディションではないので敢えてテキスト一本で。
そうなんです。私が描くとカノンがヤムチャになるのさ!

それはそうと本編ですが、エロいかどうかは見た人の主観次第なのではっきりしませんが、
SMじみた要素も一部含んでおり、ラブラブとか甘甘とか、そう言ったものは一切ありません。
内容は双子座に延々いたぶられる翼竜の図です。
昔エロのお手本にしていたのがオヤジ向けエロ小説なので内容は長く、結構かったるいです。
スタンダードに焦らし責め、視姦責め、後、何とか責め…etc。
何時までやっとるねんお前等!脳味噌解けるぞ一体!新聞掲載ならば、二ヶ月は引っ張れること請け合い。

           

前置きはそこそこに、本編に移ります。


 ここに連行されてから、一体どのぐらいの日数が経ったのだろうか。
 今となっては、それも思い出せない。
 捕らえられてこうしてこの部屋に連れ込まれたのは覚えている。
 だが、捕らえられる以前に一体自分が何をしていたかと問われると、実のところ殆ど思い出せない。実は、囚われる以前から記憶を失っていたのだ。
 いや、記憶を失いつつあったと言った方が妥当だろう。

 その部屋は、独房と言うには似つかわしくない、瀟洒な作りだった。
 部屋全体は円形状のホールのような石造りで天井は高く、決まった時間に天窓から日の光が射す。重厚な色のドレープカーテンが幾重にも壁から下がり、金の刺繍と飾りが付いている。
 記憶を失いものの価値が分からない彼にでも、周囲の調度品類やちょっとしたテーブルがかなりの技もので、そして年期を経ていることが分かる。
 見ようによっては豪邸並みの設備を揃えた部屋ではあったが、唯一奇妙な点は、先の天窓以外窓や入り口となる扉も無かった。
 円形状のこの部屋のどこにもここに入る手段が無いのだ。例の天窓も、人が通るには小さすぎるし、ましてや大柄な彼が通れるような大きさではない。
 全く以て奇妙な部屋だった。ドレープカーテンのどれを捲っても、石でできた壁しか見えない。
 今まで、入り口に該当する場所は何一つ見受けられなかったのだ。
 扉も窓も無い部屋だが、”そいつら”は気が付けば何処からともなく現れていた。

『…大人しくしていたか?』
 いきなり背後から投げかけられた声を聞いて、彼はびくりと身を竦ませた。そして、反射的に牙を剥いてしまうのだ。
 まるで人に慣れない野生動物のような仕草で、反射的に呻きを上げる。通常それは人のとる行動ではなかったが、記憶を失った彼は、最早自分が人間の姿をしているかどうかの確信も持てないでいた。この部屋に鏡がなかったためだ。
 その様子に声を掛けた青年は少し困惑したような仕草も見せた。
 見たところ、この青年はただの人間だ。背は自分と同じぐらい。結構な美丈夫で、聖職者なのか黒くてゆったりとした法衣のようなものを着ている。
 だが、それは飽くまで外的なものであって、彼の本能はこの青年を敵と見なし、鋭い憎悪を放っていた。
 ここに連れ込まれる以前の記憶は殆どなかったが、それとは全く別物の記憶。言わば知識としてこの男の存在を知っていた。
 こいつは永きに亘る敵で、自分をここまで連行しこのように訳の分からない部屋に閉じ込めた張本人だ。
 奴らの存在は記号として知っていた。
 双子座-ジェミニ-。
 黄道12宮の正座の名を冠した連中が自分の所属する軍勢にとっての最大の敵であった。強大な敵でそして最大のライバル。そうして古代より殺し合いを繰り返して来たことは記憶と言うよりか知識で知っている。
 だが、自分は不覚にもこの双子座に捕らえられ、虜囚と成り果てたのだ。
 そして、双子座の名にふさわしく、彼等は二人いた。

 双子座の青年は尚も牙を剥く男に、困惑したような笑みを浮かべた。
 青年にはこの牙を剥く男に敵と見なされているのを分かっているし、古代からの因縁でこの男が彼が自分達の敵であることも知っている。
 こいつは自分で気付いているか分からないが、敵の中でもかなり強大な部類でその能力と実力たるや絶大なるものだ。  敵である冥王の軍勢-冥闘士-を束ねる三巨頭が一角、ワイバーンのラダマンティス。
 実際、まともに戦ったらこの双子座とて命の危険に晒されただろう。
 だが、冥闘士独自のシステムと体質により、彼は巨頭でありながらまだ覚醒していなかった。彼等は人としてこの世に生を受け、そして時が来たら冥闘士として覚醒する。
 運の悪いこの巨頭は覚醒前に双子座に囚われてしまったのだ。覚醒前とは言え 相手が相手だったので散々手こずったが、弟と二人でどうにかこれを捕らえることに成功し、これ以上の覚醒を阻止する為に双子座達の本拠地である聖域の奥深く、アテナ神殿の近くに封じ込めたのだ。ここにいる限り、他の冥闘士増してや冥王にすら気付かれることは無いだろう。
 この青年のことは慣例に基づいてラダマンティスと呼んでいた。他にふさわしい名も見付からなかったからだ。
 ここ一帯は彼等の守護神アテナの強力な結界が張り巡らされている。覚醒前に連れ込まれたこのラダマンティスは巨頭である実力も出せず、これ以上巨頭として覚醒することすらもうできない。
 彼の守護獣であり戦闘衣でもあるワイバーンは既に封殺した。故に、この男はワイバーンではなかった。だが、覚醒がかなり進んだ状態だったのでこのラダマンティスは人間であった時の名も記憶も既に無くしていた。

 なので、これだけラダマンティスに敵視されても尚困惑の笑み程度で済むのは実際、虜囚となったこの男が最早自分達の敵ではなくなったからだ。
 ここに閉じ込められたからには牙を折られた毒蛇も同然。いや、翼をもがれた翼竜か。
『もう少し素直になりなさい。そうすれば私達はお前を傷付けたりしない』
 ラダマンティスは牙を剥き、諭すように差し伸べた手から後ずさった。間もなく背中に石の壁が当たってひやりとした感触が広がった。
 まるで、凶暴な生物をあやすかのようにその手は更に差し伸べられる。ラダマンティスは、思わずその手に喰らい付こうと思ったが、その真摯とも取れる深い紺碧色の瞳を見ると、何故か攻撃することも出来なかった。
 攻撃できないのも訳があった。最初の数日は力の限り抵抗した。だが、その度この優しげな表情から想像も付かない強大な力で押さえ付けられ、そしてその度に特殊な”お仕置き”を与えられた。
 それがどれ程の屈辱であったか、今尚彼は鮮明に覚えている。
 この法衣の青年が敵であると言うのは勿論のこと、仕置きの屈辱を思い起こすとどうしても敵意を向けてしまうのだ。  彼は怯えた生物のように壁ににじり寄り、後ずさり続けた。全く手懐けられそうもない。法衣の青年は顔を曇らせた。
 そして、
『…無理もない。敵でもある我々に捕らえられ、こんなところへ閉じ込められたのだから』
 一見同情しているようにも聞き取れた。

 そこに、
『だが、お前は一生ここから出られん。そこを理解し、観念したらどうだ?』
 全く同じ声だが、突き刺すようなニュアンスで言い放たれた。
 それは一瞬、法衣の男の人格が変わったのではないかと錯覚する程であった。
 扉の無いこの部屋に、もう一人入り込んでいた。
 法衣の男と殆ど同じ顔と髪型でやや目付きの鋭い男だ。顔は同じだが服装は全く異なっていて、作業着のような出で立ちでもあった。
 ジェミニの名に相応しく彼等は実際に彼等は双子であり、そして互いを『サガ』『カノン』と呼び合っていた。
 見たところ法衣を着た方が『サガ』。常に作業着の方が『カノン』と言う認識だった。そして、『サガ』の方が兄貴格であるようだった。
 一人が二人になったことから、ラダマンティスは尚のことこの双子に警戒心と敵意を抱いたが、後ずさりを繰り返す醜態は最早晒さなかった。
 そして、
『…オレは貴様らに屈したりはしない!虜囚の恥は晒しても、貴様らに魂を売ったりはしない』
 毅然とした言葉でこの得体の知れない双子達に言い放った。
 その言葉に作業着の方-カノン-が肩を竦めた。
『…相変わらず威勢が良いな。…だがその言葉、聞き飽きたぞ』
 つかつかと踵を鳴らして歩み寄って来る。怯える動物を手懐けようとしたサガとは全く違う方法で彼を追い立て、捕まえようとした。
『触るな!』
 当然ことながら、ラダマンティスは抵抗した。怯えた動物のようにこれ以上逃げたりはしない。到底適わないと思っても毅然と戦う覚悟でいたが、やはり適わなかった。
 喰い付こうとしても上手く躱され、そして直ぐに組み伏せられてしまう。
 ラダマンティスは、ここに連行されてからと言うもの、本来の十分の一の力も出せないでいた。断じて非力になった訳ではない。実力が出せない上に、この双子共の力が強大すぎるのだ。
 故に結果は呆気無かった。自分の実力が全く出せない環境に置かれたことをラダマンティスは深く悔やんだ。こいつらに捕まる時は多少の抵抗は出来たが、ここに連れ込まれてからはその力すら全く出せなくなって、一切の抵抗が出来なくなった。
 全ては窓も扉もないこの部屋のせいだ。ここは何かがおかしい。ここにいると、本来の実力が出せないどころか、勘が鈍り、方向感覚すらあやしくなる。
 そして、思い出そうとしていた記憶すら、曖昧になってしまうのだ。

『手荒な真似はよせ』
 法衣の方-サガ-が顔を曇らせて身内を窘める、だが片割れのカノンは意に介した様子などなかった。
『少々手荒にせんと埒が開かんではないか。…それに、こいつはこれから自分がどうされるか分かっているし、どうせ直ぐに抵抗する』
 馬乗りにならん勢いでラダマンティスを押さえ付けたカノンは冷然と言い放った。
『…判っているだろう。その一丁裏を引き裂かれたくなかったら、自分で脱げ』
 頭部を床に押さえられていたラダマンティスは、それを聞いて更に憎々しげに顔を歪めた。虜囚であること自体、この上ない羞恥なのに更にその上で辱められるとは。
 なので、ラダマンティスは押さえ付けられながらも毅然と断った。
『…誰が、脱ぐか…。このまま貴様らに引き裂かれた方がマシだ…』
 連日この調子だ。馬乗りになっていたカノンは、その言葉を聞いて直ぐさま彼の襟に手を差し込んだ『ならば引き裂いてくれよう』。
 そこをラダマンティスはまるで恥じらうかのように襟を手で隠して隠そうとする。
 その仕草にいじらしさを覚えたカノンは尚のことこいつを引き裂いてやりたい衝動に駆られた。
 『…待て』そこでまたサガが制止を掛けた。
 『何だ!?』怪訝に片割れが答える。
『はやる気持も分かるが、こうも毎日のように衣服を破られては埒が開かん。それに、服のストックがもう尽きた』
 『だから何だ』意に介せず、カノンは服を破ろうとする。そこを破られまいとラダマンティスが必死に抵抗して、一大攻防戦が展開されていた。
 実際この抵抗も、カノンが本気になれば意味を成さないでいた。
『破られるのも自業自得だ。これを無くせば本物の獣同様全裸で過ごせば良い』
 『…だが』尚も顔を曇らせるサガ。それは一方的に犯されようとしているラダマンティスに対する同情かもしれない。
『カノン。それには実際お前の服を着させている。それが破られてしまうと、お前も着替えを無くす』
 『何…!』今初めて聞く真実に、カノンは絶句した。
 作業着と言うだけあって、ものは簡単なシャツとスパッツで、ここにいる人間なら誰もが着ていたので篤と言って気に掛けなかったが、まさか背格好が近いからと自分の替えを着させていたとは…。
 それからこの双子の間で、『何故早く教えない』などの言葉の応酬が幾度かあった。結論から言うと、カノンは今まで毎日喜び勇んで自分の着替えを引き裂いていたのだ。
 その口論にも近い遣り取りを聞きながら、どうやらこのまま着衣を引き裂かれなくて済むことにラダマンティスは安堵していた。

『では、こいつはどうしたら良いのだ!?替えの服が調達できるまでお預けか?』
 『…そう短絡的になるな』サガは顔を曇らせながら押さえ付けられたラダマンティスの側にしゃがみ込んだ。
『そもそも私には、お前が自分持つ全ての服を引き裂こうが関係無い。…ただ、毎日のように服が破られるその生産性の無さに嫌気が差しただけだ』
 そして、押さえ付けられたラダマンティスの首に手を差し込んで顎を支えた。首の下を触られるこそばゆさと嫌悪感にラダマンティスは細かく震えた。
 『…そろそろお前も自分で脱ぐことを覚えねばならない。さもないとお前は裸で獣同然の生活を送ることとなる。…文明的な生活を送りたいのであれば、自ら着衣を脱ぐべきだ』
 『脱ぎなさい』それは自ら着衣を脱ぎ、身体を捧げることによって自ら降伏する、堪え難い屈辱だ。力づくで引き裂かれた方が抵抗の意図があってまだマシだ。
 『誰が脱ぐか』ラダマンティスの主張は変わらなかった。相変わらず睨み付け、牙を剥いている。だが、そんな抵抗意に介せず、サガはもう一度続けた。
『脱ぎなさい』
 その有無を言わせぬ口調にラダマンティスは急激に気勢を失っていった。何よりも、その深い湖のような紺碧に瞳に見据えられると、恐怖と畏敬のうちに一切の抵抗が出来なくなるのだ。彼はまるで体積が萎むかの如く虚脱し、それを感じてかカノンは徐に彼の上から退いた。
 『………』そして、ラダマンティスはおずおずと壁際に寄ると、自分で襟元を緩め、自分で上着を脱ぎ、スパッツと下着を下ろして裸体をこの二人に晒した。下着を下ろすに連れて彼の顔は耳まで深い朱の色に染まっていった。
 羞恥のあまり、顔も上げられず、当然のことながら目も合わせられない。
 ただ、全身が緊張のあまり空気の流れも感知できる程敏感になり、全身に突き刺さるようなこの双子の視線を痛い程感じていた。
 『…ふうん。なかなかやるな』カノンもまた服を脱いでいた。
 『手先だけの暴力以外にも方法はあると言うことだ』そう言いながらサガも服を脱いで、これでこの双子は一見どちらがどちらか見分けが付かなくなった。
 これから行われる饗宴にラダマンティスは身震いをして、再び後ずさった。皆、裸ならば関係は対等の筈だ。
 だが彼は虜囚の身、その識別に首輪が付けられている。

テキストが長いと何かと不具合が出たので分割。

ページのトップへ戻る。

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル