その他のホルン作品2
ハイドン/五重奏曲変ホ長調/マルティン・ブランベック&ドミニク・タシュラー |
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CD(BRLLIANT CLASSICS 93857)2枚組
ハイドン/ピアノと室内楽による作品集
CD1
1.コンチェルティーノ ハ長調Hob.]W:12
2.ディヴェルティメント ハ長調Hob.]W:7
3.コンチェルティーノ ヘ長調Hob.][:F2
4.ディヴェルティメント ハ長調Hob.]W:3
5.五重奏曲変ホ長調Hob.]W:1
6.ディヴェルティメント ハ長調Hob.]W:C2
CD2
7.ディヴェルティメント ハ長調Hob.]W:4
8.コンチェルティーノ ハ長調Hob.]W:11
9.ディヴェルティメント ハ長調Hob.]W:8
10.コンチェルティーノ ト長調Hob.]W:13
11.ディヴェルティメント ヘ長調Hob.]W:9
12.ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ト長調Hob.]X:32
アイゼンシュタット・ハイドン・トリオ
ハラルド・コシク(ピアノ)(1〜12)
ヴェレナ・シュトゥーツ(ヴァイオリン)(1〜12)
ハンネス・グラッドウォール(チェロ)(1〜11)
コーネリア・レシャー(ヴァイオリン)(1〜4&6〜11)
マルティン・ブランベック(ホルン)(5)
ドミニク・タシュラー(ホルン)(5)
録音 2007〜2008年
ハイドン・ザール
ウィーン音楽院出身のメンバーによるアイゼンシュタット・ハイドン・トリオを中心としたハイドンのピアノと室内楽による作品集です。ピアノと2つのヴァイオリンとチェロの四重奏による「コンチェルティーノ」が4曲、 ピアノと2つのヴァイオリンとチェロの四重奏による「ディヴェルティメント」が6曲、2本のホルン、ヴァイオリン、チェロとピアノによる五重奏曲が1曲、ピアノとヴァイオリンのためのソナタが1曲収録されています。
コンチェルティーノとディヴェルティメントは同じ編成ですからほぼ同じような雰囲気の響きになっています。それぞれが3つの楽章で構成されています。
五重奏曲変ホ長調だけは2本のホルンが入ります。ピアノ・トリオに2本のホルンが入る編成です。3つの楽章で構成され、第1楽章:モデラートは2本のホルンが入ることで音楽に深みが増して奥行き感が出ます。ホルンの和音がきれいです。第2楽章のメヌエットはやや遅めのテンポで優雅に歌います。2本のホルンが和音を奏でながら主題を歌うところは和声を重要に考えたハイドンのなせる技なのかもしれません。第3楽章のフィナーレはアレグロ、速いテンポでピアノが引っ張ります。2本のホルンが付いてくようなこのフィナーレは緊張感があります。ハイドンの隠れた名曲と言ってもよいでしょう。
ピアノとヴァイオリンのためのソナタはハラルド・コシクのピアノ、ヴェレナ・シュトゥーツのヴァイオリンのデュオです。2つの楽章で構成され、第1楽章のアンダンテはヴァイオリンがピツィカートで始まりますので、ピアノと重なって面白い響きです。ヴァイオリンとピアノで作り出す響きは当然ながら他の曲とは違いますので大変新鮮に聞こえます。第2楽章はアレグロ、勢いのあるヴァイオリンが楽しそうに奏でます。これは名曲です。演奏も素晴らしい。 |
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