ニールセンのホルン作品
五重奏曲、カント・セリオーソ他/ジョン・バタワース(1979) |
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CD(CHANDOS CHAN8680)
ニールセン/管楽器のための室内楽作品集
1.管楽器のための五重奏曲Op43
2.軽快なセレナード
3.オーボエとピアノのための幻想的小品Op2
4.ホルンとピアノのための「カント・セリオーソ」
5.劇音楽「母」よりの3つの小品
1)信仰と希望の戯れ(フルートとヴィオラ)
2)子供たちの戯れ(フルート・ソロ)
3)霧が晴れていく(フルートとハープ)
アテナ・アンサンブル
リチャード・マックニコル(フルート)(1&5)
デイヴィッド・テオドーレ(オーボエ)(1&3)
ロジャー・ファロウズ(クラリネット)(1&2)
ロジャー・ジョルダン(ファゴット)(1&2)
ジョン・バタワース(ホルン)(1、2&4)
スティーヴン・オートン(チェロ)
ジョン・ステア(コントラバス)
イアン・ブラウン(ピアノ)(1〜3)
デイヴィッド・ワトキンス(ハープ)(5−3)
録音1979年
ニールセンの管楽器のための室内楽曲集です。
管楽器のための五重奏曲はニールセンの室内楽の代表的な作品といえます。3つの楽章で構成され、フルート、ホルン、クラリネット、オーボエ、ファゴットの5つの楽器が作り出す響きの素晴らしさは他では聞かれそうにもありません。そこには2本の楽器がユニゾーンで吹く絶妙な響きも聞き逃せないでしょう。ホルンも大変きれいです。アテナ・アンサンブルの作り出す響きは完璧で、ニールセンの音楽の素晴らしさが感じられます。
「軽快なセレナード」はクラリネット、ファゴット、ホルン、チェロとコントラバスの五重奏です。中低音楽器による編成で華やかではありませんが軽やかな演奏で楽しくなります。
「オーボエとピアノのための幻想的小品」は1889年23歳の作品で、「ロマンス」と「ユーモレスク」の2つの小品になります。「ロマンス」はシューマンの作品を思わせる美しい作品で、オーボエの美しい響きが流れます。「ユーモレスク」はユーモアを感じさせる軽快な曲です。
「カント・セリオーソ(厳粛な歌)」はホルンとピアノのための作品でホルンの重要なレパートリーのひとつです。バタワースのホルンは低音の響きと滑らかな演奏が厳粛な雰囲気を感じさせます。
劇音楽「母」よりの3つの小品はフルートのための作品です。
「信仰と希望の戯れ」はフルートとヴィオラのための作品。ヴィオラの作品としても珍しくこのデュオの美しさはまさに絶品です。
「子供たちの戯れ」は無伴奏フルートのための作品。アレグレットで穏やかな美しい曲です。
「霧が晴れていく」はフルートとハープによる単独でも演奏される名曲です。マックニコルのフルートとハープの響きが素晴らしいです。 |
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