アンサンブル
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CD(Alpha Aipha190)
ヴィヴァルディ/ドレスデンのオーケストラのために
1.協奏曲ヘ長調RV569〜独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ
2つのホルン、チェロ、ファゴット、弦楽と通奏低音
2.協奏曲ヘ長調RV568〜独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ
2つのホルン、ファゴット、弦楽と通奏低音
3.協奏曲ニ長調RV562「聖ロレンツォの祝日の為に」
〜独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン
チェロ、弦楽と通奏低音
4.協奏曲ヘ長調RV571〜独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ
2つのホルン、ファゴット、弦楽と通奏低音
5.協奏曲ヘ長調RV574〜独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ
2つのホルン、チェロ、ファゴット、弦楽と通奏低音
6.オーボエ協奏曲ヘ長調〜協奏曲ヘ長調RV568の
緩徐楽章の異稿〜オーボエと通奏低音
ゼフィーラ・ヴァロヴァ(ヴァイオリン)(1〜5)
アンナ・スタール(オーボエ)(1〜6)
マルクス・ミュラー(オーボエ)(1〜5)
アンネケ・スコット(ナチュラルホルン)(1〜5)
ジョセフ・ウォルターズ(ナチュラルホルン)(1〜5)
ジェイン・ガワー(ファゴット)(1、2、4&5)
レベッカ・ローゼン(チェロ)(1、3&5)
アレクシス・コセンコ指揮
アンサンブル・レザンバサドゥール
録音 2012年7月7〜9日
ワルシャワ放送ルトスワフスキ・スタジオ
フランスの古楽器フルート奏者アレクシス・コセンコが2011年に結成した古楽アンサンブル・レザンバサドゥールによるヴィヴァルディの協奏曲集です。いずれもドレスデンのオーケストラのために作曲された作品です。5曲共に独奏ヴァイオリンのための協奏曲ですが実際には複数の独奏楽器が演奏します。
協奏曲ヘ長調RV569は独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、チェロ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための作品ですが冒頭から2本のナチュラルホルンがにぎやかに響きます。まるで2本のホルンのための協奏曲のようです。第1楽章ではヴァイオリンのソロはところどころに入ります。第2楽章は独奏ヴァイオリンと通奏低音が演奏します。そして第3楽章は各楽器がソロを吹くにぎやかな演奏になります。その中にヴァイオリンのソロが入ります。
協奏曲ヘ長調RV568は独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、ファゴット、弦楽と通奏低音のための作品。冒頭からホルンが賑やかに響きます。ヴァイオリンのソロと2つのホルンが華やかに響きます。ここでは2つのホルンのための協奏曲のフレーズが少し出てきます。第2楽章は独奏ヴァイオリンと通奏低音による演奏です。第3楽章はオーボエとホルンが入って華麗な響きになります。
協奏曲ニ長調RV562「聖ロレンツォの祝日のために」は独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、チェロ、弦楽と通奏低音で演奏されます。第1楽章は2つのオーボエと2つのホルンが交互にソロを吹いてからヴァイオリンのソロが入ります。また独奏チェロも入りますのでにぎやかです。第2楽章は通奏低音にオルガンが使われます。そしてヴァイオリンとテオルボが対話するように演奏します。第3楽章はオーボエとホルンが加わって賑やかです。ヴァイオリンが細かいフレーズを弾いています。
協奏曲ヘ長調RV571は独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、ファゴット、弦楽と通奏低音のための作品。ヘ長調のホルンは明るいです。ヴァイオリンのソロの間奏ににぎやかなホルンが響きます。第2楽章はヴァイオリンと弦楽が演奏しています。第3楽章はオーボエとホルンが入って賑やかです。オーボエとヴァイオリンが交互に演奏するところはきれいなものです。
協奏曲ヘ長調RV574は独奏ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、チェロ、ファゴット、弦楽と通奏低音で演奏しています。第1楽章はにぎやかな中にヴァイオリンの美しい響きが聴かれます。第2楽章は全合奏で始まりオーボエとヴァイオリンが美しい響きを聴かせてくれます。第3楽章は2つのホルンとヴァイオリンが歌い、オーボエが続きます。そしてヴァイオリンとテオルボが歌う華麗な楽章です。
最後のオーボエ協奏曲ヘ長調は2曲目の協奏曲ヘ長調RV568の緩徐楽章(グラーヴェ)の異稿でオーボエのソロと通奏低音で演奏されています。オルガンが加わって美しい響きになっています。 |
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