その他のホルン作品2
ヘルマン・バウマン他/レオポルト・モーツァルトの作品集 |
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CD(Membran LC14832)
「18世紀のドイツ王室の音楽集」
ディスク11/アウクスブルク
レオポルト・モーツァルトの作品集
1.2つのホルンのための協奏曲変ホ長調
2.シンフォニア・ダ・カメラ ニ長調
3.シンフォニア・ブルレスカ ト長調
4.狩りのシンフォニア ト長調
ヘルマン・バウマン(ホルン)(1、2&4)
マイール・サカール(ホルン)(1&4)
クリストフ・ケーラー(ホルン)(4)
ジャン=ピエール・ルプティ(ホルン)(4)
ヤープ・シュレーダー指揮
コンチェルト・アムステルダム
録音 1972年
レオポルト・モーツァルトの作品集です。
レオポルド・モーツァルトの「2つのホルンの為の協奏曲変ホ長調」はこのバウマンらの録音が世界初のようです。バウマンのホルンは透明感豊かでドイツのホルンの最も象徴的な響きを出していた頃の録音です。アムステルダム合奏団の響きも素晴らしいものです。バウマンとサカールの演奏は3つ楽章を通して良い和音を聞かせてくれます。
「室内シンフォニア」はホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラと通奏低音で演奏されます。この作品はホルン協奏曲二長調の原曲でヴァイオリン・ソロがあり協奏曲には含まれない「メヌエット」があって4つの楽章で構成されています。この作品はホルン五重奏曲といってもよいほどですが、バウマンの魅力がたっぷり味わえます。
「シンフォニア・ブルレスカ」は2つのヴィオラ、2つのチェロ、ファゴットとコントラバスによる演奏で4つの楽章で構成されています。中低音楽器による編成は重厚な響きになります。第2楽章の「メヌエット」はなんともこっけいに聞こえますが楽しい音楽です。
「狩のシンフォニア」は4つのホルン、弦楽、ティンパニと通奏低音による演奏です。狩のファンファーレを4つのホルンで、鉄砲の音をティンパニで表現しています。レオポルド・モーツァルトの代表作といっても良い作品で華やかな響きが特徴です。この演奏また見事な響きです。 |
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