その他のホルン作品
ウォールデン/ホルン三重奏曲/ベルンハルト・クルーク |
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CD(NAXOS 8.559355)
スタンリー・ウォールデン/作品集
1.2台のピアノのための「模型」(2001)
2.ヴァイオリンとチェロのためのデュオ「シェマ」
3.ピアノのための5つの「直喩」(1989)
4.ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン
ヤ・フェイ・チャン(ピアノ)(1&4)
ロバート・レヴィン(ピアノ)(1&3)
ユリア・マリア・クレッツ(ヴァイオリン)(2&4)
イェンス・ペーター・マインツ(チェロ)(2)
ベルンハルト・クルーク(ホルン)(4)
録音 2007年3月1&2日(1、3&4)
2008年1月29日(2)
スタンリー・ウォールデン(1932〜)はアメリカの作曲家です。
2台のピアノのための「模型」は2001年の作品。Maquetteは「模型」とか「ひな型」の意味があります。2台のピアノが5つの小品を奏でます。
ヴァイオリンとチェロのためのデュオ「シェマ(Sh'mah)」は2002年の作でユダヤ民謡をもとにした作品です。
ピアノのための5つの「直喩(Similes)」は1989年の作。5つの小品で構成されています。「ため息のように」「弾丸のように」「記憶のように」「影のように」「微笑みのように」の5つです。実によくできた作品です。
ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲は2003年の作品。第1楽章冒頭のホルンが絶妙なゲシュトップで始まります。この第1楽章は「dolente(悲しげに)」という副題があります。これは2001年9月11日のツインタワー爆破事件を受けての作曲ということです。第3楽章の力強いホルンの叫びは印象的です。第4楽章「戦い」は激しさがあります。ヴァイオリンとピアノが交錯するまさに戦いです。21世紀のホルン・トリオとして記憶にとどめたい作品です。 |
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