その他のホルン作品2
|
|
CD(BeArTon CDB045・1944345)
1.エルスネル/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ヘ長調Op10−1
2.レッセル/ピアノ、クラリネットとホルンのための
大三重奏曲変ホ長調Op4
ルドミワ・パヴウォフスカ(ピアノ)(1&2)
トマシュ・クルル(ヴァイオリン)(1)
ブロニスワフ・クシステク(クラリネット)(2)
マチェイ・バラノフスキ(ホルン)(2)
録音2008年3月(1)
2008年1月(2)
ユゼフ・クサヴェルィ・エルスネル(1769〜1854)はポーランドの作曲家でショパンやモニューシコはワルシャワ音楽院の弟子にあたります。作品がピアノとヴァイオリンのためのソナタになっています。ピアノが主役ということですが、第1楽章の響きは同世代のベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」によく似ています。クルルのヴァイオリンはシェリングのように美しい音色です。第2楽章、第3楽章と古典派からロマン派音楽の美しいメロディが気持ちよく流れます。
フランティシェク・レッセル(1780〜1838)もポーランドの作曲家。ウィーンでハイドンに師事しています。「ピアノ、クラリネットとホルンのための大三重奏曲」は、珍しい組み合わせですが、当時の楽器ナチュラルホルンのために書かれていますので第1楽章を聞いてみると倍音が多く、無理のない音になっていることがわかります。ピアノとクラリネットが主役でホルンは脇役のイメージは強いです。第2楽章も主役はピアノとクラリネットでホルンは長音が多いです。第3楽章:アレグロになってようやくホルンらしい活躍の場を与えられています。全曲33分の大曲です。 |
|
|
|