ニールセンのホルン作品

カント・セリオーソ/インゲガルド・エイエン(1980)
CD(BIS BIS-CD-171)

スカンジナビアのホルン
1.イェッペセン/フルート、ホルンとピアノの為の
       小三重奏曲「春」(1944)
2.ニールセン/カント・セリオーソ(1913)
3.ヴァンダル/ホルンとピアノの為の
        序奏とアレグロOp30(1969)
4.オルセン/フルートとホルンの為の
      オーバード(朝の歌)Op57-3(1979)
5.アルヴェン/ホルンとピアノの為の
       ノットゥルノ・エレジアコOp5(1898)
6.ベンソン/ホルン・ソナタOp47
7.ヘイス/幻想的小品第2番
 インゲガルド・エイエン(ホルン)(1〜5)
 イブ・ランツキー=オットー(ホルン)(6&7)
 ペル・エイエン(フルート)(1&4)
 ゲイル・ヘニング・ブラーテン(ピアノ)(1〜3&5)
ウィルヘルム・ランツキー=オットー(ピアノ)(6&7)
    録音 1980年6月13&14日(1〜5)
        1982年3月23&24日及び
        1982年4月10&11日(6&7)

 デンマークのホルン奏者インゲガルド・エイエンについては経歴の記述がなくて詳細は不明です。柔らかな音色のホルンで吹いています。フルート、ホルンとピアノのトリオはドップラーの作品もありますが、3つの楽章からなるイェッペセンの作品もまた美しい曲です。ニールセンのカント・セリオーソ(厳粛な歌)はホルンのアンコール・ピースとして重要な作品です。ここではエイエンの演奏ですが、ランツキー=オットーも録音しています。
 オルセンのオーバードはフルートとホルンのために書かれた作品で朝の歌らしく美しい曲です。ヴァンダルとアルヴェンの作品は珍しく他に録音がみあたりません。演奏は見事です。
 イブ・ランツキー=オットーの2曲は1982年のLPに録音された残りの2曲です。リンダーとのアルバムで収録されていなかった2曲がここに収録されています。エイエンのホルンと比べると骨太の堂々とした演奏です。 


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