ポコルニのホルン作品
ホルン協奏曲ニ長調/ラデク・バボラーク(2008) |
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CD(SPRAPHON SU4017−2)
バボラーク/ボヘミアのホルン協奏曲集
1.ポコルニ/ホルン協奏曲ニ長調
2.ロゼッティ/ホルン協奏曲変ホ長調C49/KV:36
3. 〃 /ホルン協奏曲ニ短調C38/KV:43
4.プント/ホルン協奏曲第5番ヘ長調
ラデク・バボラーク(ホルン)
プラハ室内管弦楽団
録音 2008年11月27&30日
バボラーク7年ぶりのホルン協奏曲集です。ロゼッティは2曲ですが、ニ短調は2001年に録音していましたので再録音です。ポコルニーのホルン協奏曲はバウマンが1988年に録音した曲と同じです。「ホルン、ティンパニと弦楽のための協奏曲」となっていますが、トランペットがオーケストラに加わっています。演奏は大変素晴らしいもので、バボラークのおなじみのホルンの音がきれいに響きます。
ロゼッティの変ホ長調は第2番とも呼ばれる曲です。これはバボラークは初めての録音です。バウマンの演奏を思わせる滑らかな演奏はバボラークの魅力のひとつでしょう。時折ボヘミアのホルンの響きになっているのはチェコ人ならではのものでしょう。レガートで力みのないホルンは大変素晴らしく、長いカデンツァも魅力です。ニ短調は2001年に録音していますが、今回の演奏も素晴らしい響きを出しています。また第1楽章では即興のフレーズもあってはっとさせられます。この最も録音の多い曲に新たな光を与えた演奏といえましょう。
もう1曲ボヘミアの作曲家兼ホルン奏者のジョヴァンニ・プント(シュティヒ)のホルン協奏曲第5番はバボラークが2001年に録音していましたので再録音になります。今回も完璧な演奏をきかせてくれます。 |
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