ポコルニのホルン作品
ホルン協奏曲ニ長調/スタニスラフ・スハーネク(1992) |
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CD(CARMEN CA0067-2031)
バロック・ホルン協奏曲集
1.フックス/ホルン協奏曲変ホ長調
2.ポコルニ/ホルン協奏曲ニ長調
3.フィアラ/ホルン協奏曲変ホ長調
4.ネルーダ/ホルン協奏曲変ホ長調
スタニスラフ・スハーネク(ディスカント・ホルン)
イルジ・フニク指揮
プラハ室内フィルハーモニー管弦楽団
録音 1992年5月
スハーネクによるバロック・ホルン協奏曲集です。クラリーノ協奏曲ばかりでディスカント・ホルン(B♭&ハイF)による演奏です。スハーネクのホルンはボヘミアのホルンの美しい響きが高音でも失われず大変きれいな演奏です。
ペトル・フックスのホルン協奏曲は大変よくできた協奏曲で第2楽章の美しさや第3楽章:ロンドの楽しいメロディが印象に残ります。ポコルニのホルン協奏曲はバウマン以来の録音でした。最近はバボラークが録音していました。この曲も親しみやすいメロディが流れます。第1楽章と第2楽章に入るカデンツァが大変素晴らしい演奏です。
フィアラのホルン協奏曲は2つのホルンの協奏曲をティルシャル兄弟が録音していますが、ソロ協奏曲は貴重な録音です。スハーネクの演奏はこれも素晴らしい。
ネルーダはモラヴィアの作曲家です。ホルン協奏曲はアイファー・ジェイムズが録音しています。アレグレット、ラルゴ、ヴィヴァーチェの3つの楽章からできています。第1楽章ではスタッカートのメロディが特徴的です。ラルゴの楽章は高域の演奏が厳しそうです。ヴィヴァーチェでもスタッカートのメロディがあります。この楽章はハイトーンが続き演奏の困難さはいうまでもないでしょう。第1楽章、第2楽章、第3楽章の全てにカデンツァが挿入されています。 |
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