J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番
オットー・クレンペラー/フィラデルフィア管弦楽団(1962) |
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CD(ASdisc AS 533)
1.シューマン/交響曲第4番ニ短調Op120
2.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番
ヘ長調BWV1046
3. 〃 /結婚カンタータBWV202
エリーザベト・シュワルツコップ(ソプラノ)(3)
オットー・クレンペラー指揮
フィラデルフィア管弦楽団(1&2)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(3)
録音 1962年ライヴ(1&2)
1957年2月16日ライヴ(3)
オットー・クレンペラーの指揮でフィラデルフィア管弦楽団とコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏です。
シューマンの交響曲第4番ニ短調は1841年に書かれていますが、1851年の改訂版で通常演奏される楽譜を使用しています。第1楽章はクレンペラーの演奏は実に流麗でオーケストラの響きの良さが素晴らしいです。この第4番の交響曲はメンデルスゾーンの第3番「スコットランド」と同様に楽章間の休みをとらないで続けて演奏されます。きれいな演奏です。第2楽章はオーボエとチェロのソロに始まるきれいな演奏です。やがてヴァイオリンのソロも入ります。良い響きです。第3楽章:スケルツォの華やかな響きが素晴らしい。木管や金管がきれいな演奏です。トリオもまたきれいな演奏です。第4楽章の演奏もきれいな演奏です。迫力もあります。木管や金管も良い響きです。中間部のホルン・セクションも見事な演奏です。後半も迫力があります。コーダの圧倒的な演奏も素晴らしいです。
バッハのブランデンブルク協奏曲第1番はきれいなホルンがまず聞こえてきます。ソリスト名は不明ですがメイソン・ジョーンズらが演奏していると思います。オーボエもきれいです。第2楽章はオーボエのソロとヴァイオリンの調和のとれた素晴らしい響きになっています。きれいな演奏です。第3楽章アレグロは明るい響きのホルンが見事な演奏です。オーボエやヴァイオリンもきれいな演奏です。ホルンの演奏は素晴らしいです。第4楽章ではメヌエットが遅めのテンポで演奏されています。第1トリオは3本のオーボエとファゴットがゆったりと良いアンサンブルになっています。メヌエットのあとのポロネーズは程よいテンポで演奏しています。第2トリオでは程よいテンポで2本のホルンがオーボエと共にきれいな主題を演奏しています。最後のメヌエットは良い響きです。見事な演奏です。拍手喝采です。
バッハの「結婚カンタータBWV202」はエリーザベト・シュワルツコップのソプラノで5つの曲が歌われています。こちらはアムステルダムのコンセルトヘボウでの演奏です。いずれの曲もシュワルツコップの素晴らしい歌唱が聴かれます。オーケストラも良い響きです。第1曲ではオーボエがきれいに聞こえます。第2曲ではチェロの良い響きが聴かれます。ソプラノは素晴らしい歌唱力です。第3曲はヴァイオリンのソロがきれいです。ソプラノもきれいです。第4曲はオーボエのソロがきれいです。通奏低音もよく響きます。チェンバロが入ります。ソプラノは素晴らしい歌唱です。最後の第5曲はきれいな弦楽の響きが聴かれます。シュワルツコップの歌唱力は素晴らしいです。拍手喝采です。 |
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