その他のホルン作品2
R・シュトラウス/管楽器のための作品集/イグナシオ・ガルシア、他 |
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CD(CAPRICCIO C5497)2枚組
リヒャルト・シュトラウス/管楽器の作品集
CD1
1.管楽器のためのソナチネ第1番ヘ長調
「傷病兵の仕事場より」〜16管楽器のための
2.セレナード変ホ長調Op 7〜13管楽器のための
3.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
(マティアス・プフラウム編)
CD2
4.組曲変ロ長調Op4〜13管楽器のための
5.管楽器のためのソナチネ第2番変ホ長調
「楽しい仕事場」〜16管楽器のための
トーマス・バイエル(フルート)
イグナシオ・ガルシア(ホルン)他
グレゴール・ヴィット指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団のメンバー
録音 2020年年12月1〜4日
2021年3月1〜5日
ベルリン
グレゴール・ヴィット指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団のメンバーによるリヒャルト・シュトラウスの管楽器のための作品集です。
管楽器のためのソナチネ第1番ヘ長調「傷病兵の仕事場より」は16の管楽器のために書かれています。3つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・モデラート」はきれいな響きに始まります。哀愁的な響きにも聞こえます。木管がきれいに響きます。ホルンもきれいに響きます。リヒャルト・シュトラウスの美しい音楽です。第2楽章「ロマンツェ、アンダンテ〜メヌエット」は木管に始まり、ホルンもきれいな主題を歌います。メヌエットもきれいな主題を歌います。見事なアンサンブルです。第3楽章「フィナーレ、モルト・アレグロ」は軽快なテンポで木管が楽しそうに歌います。そしてホルンの美しい響きも聴かれます。後半も見事な演奏です。4本のホルンは圧巻です。
セレナード変ホ長調は13管楽器のための作品です。単一楽章の作品です。木管とホルンがきれいに響きます。オーボエがきれいに響きます。これはリヒャルト・シュトラウスの名曲です。ホルンが見事な演奏です。
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は交響詩をマティアス・プフラウムが管楽器とパーカッションのために編曲しました。前奏があってすぐにホルンの主題が高らかに歌われます。弦楽のパートを管楽器が演奏しますが、オリジナル楽器はそのままですからこのティルの素晴らしい音楽には変わりはありません。ホルンの圧倒的な響きも聴きものです。後半も素晴らしい演奏です。ホルンのソロが見事な演奏です。これは見事なティル・オイレンシュピーゲルです。終結部も圧巻です。
組曲変ロ長調は13管楽器のための作品です。4つの楽章で構成されています。第1楽章「前奏曲」は全合奏で始まるようで見事な響きです。和音になっていますので、ユニゾーンでの演奏が多いです。第2楽章「ロマンツェ、アンダンテ」はホルンの和音に始まります。木管と共に美しい響きが聴かれます。ホルンのソロもきれいです。クラリネットもきれいに響きます。第3楽章「ガヴォット、アレグロ」は軽快なテンポで賑やかに始まります。木管と4本のホルンが良い響きです。第4楽章「序奏とフーガ」はゆったりとした序奏と程よいテンポのフーガです。13管楽器のよいアンサンブルが聴かれます。
管楽器のためのソナチネ第2番変ホ長調「楽しい仕事場」は16の管楽器のための作品です。4つの楽章で構成されています。第1楽章「アレグロ・コン・ブリオ」は楽しそうに始まります。16の管楽器が張り切って歌います。フルートが華やかに響きます。ホルンも力強く楽しそうに歌います。木管も厚い響きで素晴らしい演奏です。第2楽章「アンダンティーノ〜非常にゆったりと」は木管がきれいに歌い始めています。やがてホルンも歌います。テンポは遅くありません。第3楽章「メヌエット:少しだけ賑やかに」は少し賑やかなメヌエットです。ファゴットの響きが良いです。木管とホルンが良い響きです。中間部にはクラリネットのきれいなソロがあります。後半は賑やかです。良いアンサンブルです。第4楽章「序奏(アンダンテ)〜アレグロ」は序奏で木管と共にホルンが響きます。アレグロからは木管の華やかな演奏が始まります。やがてホルンの厚い響きも聴かれます。ここも楽しそうです。後半も見事な演奏です。これは素晴らしい演奏です。 |
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