J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番
|
|
CD(EMI 7243 5 69749 2 0)2枚組
バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2. 〃 第2番ヘ長調BWV1047
3. 〃 第3番ト長調BWV1048
4. 〃 第4番ト長調BWV1049
5. 〃 第5番ニ長調BWV1050
CD2
6.ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
7.コレッリ/合奏協奏曲Op6-8「クリスマス協奏曲」
8.マンフレディーニ/聖なるクリスマスのための
合奏協奏曲
9.トレッリ/聖なるクリスマスのための
パストラーレの形式による合奏協奏曲Op8の6
10.ロカテッリ/合奏協奏曲ヘ短調Op1の8
イェジー・マクシミウク指揮
ポーランド室内管弦楽団
録音 1978年7月&
1979年3月(1〜6)
1982年6月(7〜10)
イェジー・マクシミウク指揮のポーランド室内管弦楽団の演奏による、バッハのブランデンブルク協奏曲全集やコレッリなどの合奏協奏曲です。このアルバムにはブランデンブルク協奏曲のホルンやオーボエ、ヴァイオリンなどのソリストの記載がありません。首席奏者たちによる演奏と思われます。
ブランデンブルク協奏曲第1番の第1楽章はやや速めのテンポで、弦楽の良い響き、2本のホルンがきれいです。3本のオーボエも良い響きです。第2楽章はオーボエがヴァイオリンと共にきれいに響きます。第3楽章は2本のホルンがきれいに響きます。オーボエとヴァイオリンのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットは良いテンポです。第1トリオの3本のオーボエとファゴットの美しい響きは見事な演奏です。ポロネーズは程よいテンポで、弦楽がきれいな響きです。第2トリオは程よいテンポでホルンとオーボエが大変きれいな演奏です。このメヌエットは見事な演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第2番は第1楽章のピッコロ・トランペットがよい響きです。これは素晴らしい演奏です。オーボエやヴァイオリン、リコーダーもきれいに響きます。第2楽章はオーボエ、リコーダー、ヴァイオリンが通奏低音と共に大変きれいな演奏です。オーボエがよく響きます。第3楽章のトランペットは華麗な響きでよい演奏です。リコーダーやオーボエもきれいな演奏です。なお、珍しくファゴットも使っているようです。
ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏の美しい響きがあります。第1楽章は速めのテンポで素晴らしいアンサンブルです。第2楽章のアダージョはラルゴになっていて、ヴァイオリン、チェロとチェンバロの長大なトリオ・ソナタになっています。最後は弦楽が加わって終わります。第3楽章は弦の華麗な響きが素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第4番は2本のリコーダーとヴァイオリンのソロが入ります。第1楽章からリコーダーが大変よい響きです。ヴァイオリンも素晴らしい響きです。オーケストラも厚い響きです。第2楽章のアンダンテはリコーダーの響きと弦楽の厚い響きが素晴らしいです。第3楽章冒頭の弦楽の響きが大変きれいです。2本のリコーダーもよい響きです。ヴァイオリンソロも、これは素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第5番は冒頭の緊張感のある弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがきれいです。フルートのソロが素晴らしい響きです。後半のチェンバロのカデンツァが聴きものです。第5番はここが聴きどころです。第2楽章のフルート、ヴァイオリンとチェンバロのトリオ・ソナタはよい響きです。通奏低音もよい響きです。第3楽章もフルートの快い響き、ヴァイオリンとチェンバロも素晴らしい演奏です。これは見事な演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバスとチェンバロで演奏しています。中低音楽器の美しい響きがあります。マクシミウクが作り出すバッハの音楽は見事です。第1楽章から勢いのある演奏です。第2楽章はガンバが抜けますが、中低音の弦楽器の美しい響きがあります。第3楽章も大変素晴らしいアンサンブルです。これは素晴らしい演奏です。
コレッリの合奏協奏曲「クリスマス協奏曲」はコレッリの代表的な作品のひとつです。6つの楽章で構成されています。第1楽章冒頭から弦楽の厚い響き、そして神秘的な美しさがあります。第2楽章「アレグロ」、第3楽章「アダージョ〜アレグロ〜アダージョ」第4楽章「ヴィヴァーチェ」、第5楽章「アレグロ」、第6楽章「パストラーレ(ラルゴ)」と美しい演奏です。
マンフレディーニの「聖なるクリスマスのための合奏協奏曲」は3つの楽章で構成されています。第1楽章「パストラーレ」、第2楽章「ラルゴ」、第3楽章「アレグロ」と美しい弦楽合奏です。
トレッリの「聖なるクリスマスのためのパストラーレの形式による合奏協奏曲」は3つの楽章で構成されています。第1楽章「パストラーレ」、第2楽章「ラルゴ」、第3楽章「ヴィヴァーチェ」となっていて、ヴァイオリンのソロが入る弦楽の合奏協奏曲です。素晴らしい演奏です。
ロカテッリの「合奏協奏曲ヘ短調」は5つの楽章で構成されています。第1楽章「ラルゴ」、第2楽章「グラーヴェ〜ヴィヴァーチェ〜グラーヴェ」、第3楽章「ラルゴ・アンダンテ」、第4楽章「アンダンテ」、第5楽章「パストラーレ(ラルゴ・アンダンテ)」となっていて弦楽と通奏低音による演奏です。美しい作品です。 |
|
|
|