J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番
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CD(AUDITORIUM AD 0003/4)2枚組
バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2. 〃 第2番ヘ長調BWV1047
3. 〃 第3番ト長調BWV1048
4. 〃 第4番ト長調BWV1049
CD2
5.ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
6. 〃 第6番変ロ長調BWV1051
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮
ウィーン・ゾリステン
録音 1955年(モノラル録音)
ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮のウィーン・ゾリステンの演奏による、バッハのブランデンブルク協奏曲全集です。 このアルバムにはホルンやオーボエ、ヴァイオリンなどのソリストの記載がありません。首席奏者たちによる演奏と思われます。
ブランデンブルク協奏曲第1番は弦楽の良い響き、2本のホルンがきれいです。3本のオーボエも良い響きです。第2楽章はウィンナオーボエがヴァイオリンと共にきれいに響きます。第3楽章は2本のウィンナホルンがきれいに響きます。オーボエとヴァイオリンのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットは良いテンポです。第1トリオのオーボエとファゴットの美しい響きは見事な演奏です。ポロネーズはやや遅めのテンポで、弦楽がきれいな響きです。第2トリオは程よいテンポでホルンとオーボエは大変きれいな演奏ですがリピート無しでした。このメヌエットは見事な演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第2番のピッコロ・トランペットはよい響きです。これは素晴らしい演奏です。オーボエやリコーダーもきれいに響きます。第2楽章はオーボエ、リコーダー、ヴァイオリンが通奏低音と共に大変きれいな演奏です。リコーダーがよく響きます。第3楽章のトランペットは弱めですがよい演奏です。リコーダーやオーボエもきれいな演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏の美しい響きがあります。第1楽章はホーレンシュタインの指揮で素晴らしいアンサンブルです。第2楽章のアダージョはチェンバロの短いカデンツァが入って弦楽で短く終わります。第3楽章は弦の華麗な響きが素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第4番は2本のリコーダーとヴァイオリンのソロが入ります。
第1楽章からリコーダーが大変よい響きです。ヴァイオリンも素晴らしい響きです。第2楽章のアンダンテはリコーダーの響きと弦楽の厚い響きが素晴らしいです。第3楽章冒頭の弦楽の響きがきれいです。2本のリコーダーもよい響きです。ヴァイオリンソロも、これは素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第5番は冒頭の軽やかな弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがきれいです。フルートのソロが素晴らしい響きです。後半のチェンバロのカデンツァが聴きものです。第5番はここが聴きどころです。第2楽章のフルート、ヴァイオリンとチェンバロのトリオ・ソナタはよい響きです。第3楽章もフルートの快い響き、ヴァイオリンとチェンバロも素晴らしい演奏です。これは見事な演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバスとチェンバロで演奏しています。中低音楽器の美しい響きがあります。ホーレンシュタインが作り出すバッハの音楽はやはり見事です。第1楽章から勢いがあります。第2楽章はガンバが抜けて中低音の弦楽器の美しい響きがあります。第3楽章も大変素晴らしいアンサンブルです。これは素晴らしい演奏です。 |
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