J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番
フィルハーモニア・ヴィルトゥオージ・オブ・ニューヨーク(1983) |
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CD1(SONY SRCR-1640)
CD2(SONY 88697719782)
CD3(CBS MDK 44651)
バッハ/ブランデンブルク協奏曲全集
CD1
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2. 〃 第3番ト長調BWV1048
3. 〃 第5番ニ長調BWV1050
CD2
4.ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
5. 〃 第5番ニ長調BWV1050
6. 〃 第6番変ロ長調BWV1051
CD3
7.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
8. 〃 第2番ト長調BWV1048
9. 〃 第3番ト長調BWV1048
10.カンタータ第207番〜第1曲
11.カンタータ第146番〜我が魂は喜びに充ちて
12.ガヴォット1&2〜管弦楽組曲第3番ニ長調より
13.シンフォニア〜カンタータ第29番より
14.「クリスマス・オラトリオ」BWV248より第1曲
15.「クリスマス・オラトリオ」BWV248より最終曲
スティーヴン・テイラー(オーボエ)(1)
ルース・ウォーターマン(ヴァイオリン)(1、4、5&8)
デイヴィッド・カープ(リコーダー)(4)
スティーブン・ハンマー(リコーダー)(4&8)
エリザベス・ブラウン(フルート)(5)
ジョン・デクスター(ヴィオラ)(6)
カール・バーゲン(ヴィオラ)(6)
フォルツナート・アリコ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(6)
バーバラ・ボガティン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)(6)
マーク・グールド(トランペット)(8)
ジョエル・ティム(オーボエ)(8)
リチャード・カップ指揮
フィルハーモニア・ヴィルトゥオージ・オブ・ニューヨーク
(ニューヨーク・フィルハーモニア室内管弦楽団)
録音 1983年12月
リチャード・カップ指揮のフィルハーモニア・ヴィルトゥオージ・オブ・ニューヨーク(ニューヨーク・フィルハーモニア室内管弦楽団)によるブランデンブルク協奏曲全集です。3枚で全曲が揃いました。なお、第1番のホルンの演奏者は不明です。
ブランデンブルク協奏曲第1番は弦楽の良い響き、そして2本のホルンがきれいな響きです。3本のオーボエも良い響きです。第2楽章も美しいオーボエが、ヴァイオリンと共にきれいに響きます。第3楽章は2本のホルンが明るく響きます。ヴァイオリンのソロも大変きれいな演奏です。第4楽章のメヌエットは良いテンポです。第1トリオのオーボエとファゴットの美しい響きは見事な演奏です。ポロネーズは程よいテンポで、さわやかな響きです。第2トリオのホルンとオーボエは大変きれいな演奏です。このメヌエットは見事な演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏の美しい響きがあります。第1楽章は厚い響きの素晴らしいアンサンブルです。第2楽章のアダージョは弦楽にチェンバロを重ねた短いものです。第3楽章は弦の華麗な響きが素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第4番のリコーダーはデイヴィッド・カープとスティーブン・ハンマーによる演奏です。これこそリコーダーの和音と言える素晴らしい響きです。ウォーターマンのヴァイオリンと共に良い響きです。第2楽章のアンダンテはリコーダーの哀愁的な響きと弦楽の厚い響きが素晴らしい。第3楽章冒頭の弦楽の響きの良さ、そして2本のリコーダーもよい響きです。ヴァイオリンも見事な演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第5番はエリザベス・ブラウンのフルート、ルース・ウォーターマンのヴァイオリンです。チェンバロ演奏者の記載はありません。
冒頭の軽やかな弦楽による演奏に続くフルート、ヴァイオリン、チェンバロがさわやかです。後半のチェンバロのカデンツァは聴きものです。第2楽章のフルート、ヴァイオリンとチェンバロのトリオ・ソナタはよい響きです。第3楽章はフルートとヴァイオリンが勢いのある素晴らしい演奏です。楽しそうに演奏しています。
ブランデンブルク協奏曲第6番はヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、コントラバスとチェンバロで演奏しています。中低音楽器の美しい響きがあります。第1楽章から勢いのある演奏です。第2楽章も中低音の弦楽器の美しい響きがあります。第3楽章も大変素晴らしいアンサンブルです。これは素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第2番はマーク・グールドのピッコロ・トランペットとジョエル・ティムのオーボエの響きが素晴らしい。スティーブン・ハンマーのリコーダーもきれいな響きです。第2楽章はヴァイオリンとオーボエ、リコーダーのトリオ・ソナタのようになりますが大変素晴らしい演奏です。通奏低音もよく響きます。第3楽章ではトランペットの高域の音が素晴らしい。オーボエやリコーダー、ヴァイオリンも良い響きです。これは素晴らしい演奏です。
カンタータ第207番から第1曲はブランデンブルク協奏曲第1番の第3楽章に引用された音楽です。ここではホルンではなく2本のトランペットが華やかに演奏しています。オーボエやオルガンもきれいに響きます。ティンパニも入ります。
カンタータ第146番からの1曲「我が魂は喜びに充ちて」は2本のトランペットが華やかに歌います。オーボエもきれいに響きます。
ガヴォット1&2は管弦楽組曲第3番ニ長調の中のガヴォットです。トランペットが華やかな演奏です。
「シンフォニア」はカンタータ第29番の中の1曲です。きれいな作品です。ここでも2本のトランペットが使われます。
「クリスマス・オラトリオ」BWV248より第1曲は「歓呼の声を放て、喜び踊れ」です。合唱は入りませんが、おなじみのバッハの素晴らしい響きが聴かれます。
「クリスマス・オラトリオ」BWV248より最終曲は第64曲 コラール「今や汝らの神の報復はいみじくも遂げられたり」です。第1曲と同様に素晴らしい響きが聴かれます。ここでもトランペットが華やかな響きを出します。オルガンもきれいに響きます。 |
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