STUDIO ABSURD

汎用グラフィックソフトによる漫画の仕上げ

 当サークルでは主線以降の工程をデジタルで行っています。簡単にですが一部の手順を紹介します。                 |GIMP編

ツールの概要


■ コミックパターンDIGI (ホルベイン画材(MAXON))
トーンを画像データとして収録したもので、ほとんどのグラフィックソフトで読み込んで使用できます。
データなので変形や色の変更、無制限の重ね合わせなど柔軟に加工できるだけでなく、 何回でも貼り直しができ経済性や生産性も向上します。

■ PowerTone3 (CELSYS)
ComicStudioやPhotoShopにプラグインとして組み込み使用します。
CorelDRAW(PHOTO-PAINT)やCanvasでもバージョンによっては機能制限付きで利用できます。
Windows7ではユーザーアカウント制御を「通知しない」に設定する必要があるようです。

■ CorelPHOTO-PAINT X5 (COREL)
「CorelDRAW Graphics Suite」に構成されるソフト。
CorelDRAWでの編集の前処理として、スキャン画像の修正やトーンの貼付を行います。

■ CorelDRAW X6 (COREL)
「CorelDRAW Graphics Suite」に構成されるソフトで、
ふきだし・写植・効果などを施し、最終的な印刷イメージまで編集できます。

■ Canvas 15 (ACD Systems)
CorelDRAWと同様に、印刷までの必要な編集を一貫してできます。 スキャン直後の画像から修正でき、枠線・トーン張り・ふきだし描画などの他、 文字装飾の微調整など多彩なのが特徴。



ptpkg.gif
コミックパターンDIGI (MAXON)

cpd_s.jpg
PowerTone3 (CELSYS)

トーンの貼付


Canvas 編
canvas14.jpg
( ACD Systems )


(1) 読み込んだ原稿上のトーンを貼る部分に多角形ツールなどでオブジェクトを描きます。
 ※ 範囲選択ではありません。描いたオブジェクトは必要なら乗算で確認します。
 ※ 右図は多角形を塗っていますが、塗らない方が描画しやすいです。
(2) エクスプローラーなどからCanvas上にトーンのファイルをドラッグアンドドロップします。
(3) ドラッグアンドドロップしたトーンのオブジェクトは乗算で重ね合わせます。
(4) 位置・サイズ・角度等を調整します。拡縮すると印刷所で印刷した際モアレの原因になります。
(5) 多角形で描いたオブジェクトとトーンのオブジェクト、両方を選択します。
(6) トーンを切り取ります。
 メニュー>イメージ>パスで切り取り 
(7) 切り取られた部分を「乗算」等に変更します。

トーンの貼付


PHOTO-
PAINT編
cdgs15_s.jpg
( COREL )


(1) スクラップブック等からクリップボードにトーンをコピーします。
(2) スキャンした線画のオブジェクト(レイヤー)を選択します。
(3) マスクツールを使いトーンを張りたい部分の範囲を選択します。
(4) クリップボードのトーンを貼り付けます。
 メニュー>編集>貼り付け>新規オブジェクトとして貼り付け 
(5) 貼り付けるトーンの回転・拡縮等の調整を行います。
(6) トーンの必要部分を切り抜きます。
 メニュー>オブジェクト>マスクの切り抜き 

※ 上記の手順はCorelPHOTO-PAINT12を元にし、
   トーンのデータとしてコミックパターンDIGIを利用しています。
   また、CorelPHOTO-PAINT12ではPowerTone3も制限付きながら利用できます。


作業画面

トーンのコピー

トーンの貼り付け

ふきだしの描画


Canvas 編

( ACD Systems )


(1) 楕円ツールで文字の入る部分を描きます。
(2) 多角形ツールや多辺形ツールを使用して、
  キャラから吹き出された部分を描きます。
(3) オブジェクトを統合するためのパレットを表示します。
 メニュー>効果>統合 
(4) ふきだしのための全てのオブジェクトを選択し、
  統合のパレットから、"アウトライン"
  または"追加"を選択します。
※ ふきだしを描画したツールによって統合方法は変わります。
  たとえば吹き出された部分を曲線2本で描画した場合は、
  "トリム"で統合し、はみ出した不要部分を削除。
  その後"追加"・"アウトライン"等で統合します。

※ 吹き出された部分が内側を向く場合は、
  統合時に"切り抜き"を使用します。

※ 完成したふきだしはベジエ曲線として編集できます。




統合パレット

ふきだしの描画


CorelDRAW 編

( COREL )


(1) ツールボックス中の"完全型フライアウト"より"
  コールアウト形"を選びます。

  また"星形"などにもふきだしに使える形があります。

(2) プロパティバーより使用するふきだしの形を指定します。

(3) ドキュメント上に配置し、大まかな形を整えます。
(4) 細部の調整をするため曲線に変換します。
 メニュー>アレンジ>曲線に変換 

(5) 各ノードのコントロールポイントを操作して目的の形にします。
  吹き出された部分を内側に向けることもできます。

   ※ 上記の手順はCorelDRAW12を元にしています。




ふきだし形状の選択

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