「うるさい違う!…くないけど本当は……。」
……なんだよ!恥ずかしい。俺が馬鹿みたいじゃんか。
「本当は……違くない。」
「わかってるよ。お前もだんだん素直になってきたみたいだな。」
そうやって俺ににかって笑ってさ頭ぐりぐり撫で回して
そんなんじゃ俺…勝てないじゃねーか。
ちぇっ…ずるいんだから。
「嬉しそうな顔しやがって。」
そうだ……心の中でどんな言い訳したって結局
俺,キアと一緒にいるのが好きなんだ。
















帰っちゃやだ!















今日は本当に突然。
いきなりキアが家にやってきてデートだ!なんて手をとって…
幸い家族は皆出かけのため,丁度俺一人で留守番をしていたところ。
いきなりで驚いたけどやっぱり嬉しくてついついはしゃいでしまう。

「ついでにこれ!お前に買ってきてやったんだぜ。」
一緒に食おうぜ,なんてキアがその手にもっていたのはお弁当。
普段こんなに豪華なものを食べられない俺はがっついた。
「そんなに喜ばれると買ってきた甲斐があるよなぁ。」
そんな俺を横目にくすくすと笑うキア。

その後は昼寝をして…
俺が客用の布団を出すっていってるのに
面倒くさいからいらないなんて,俺の布団に入ってきて
一緒に寝た。
2人ともお互いに蹴りあったり殴りあったり。寝相も悪い似たもの同士。

それからテレビを見たりぼーっとしたり他愛もないことをしながら時間を過ごす。
なんてことない。
俺は一緒にいられれば,それでいいんだから……

「さて。」
キアは急にその場から立ち上がった。
……え,ちょっと待……

「も…もっとゆっくりしてけよ!…もう帰るなんてそんな……」
つい手をとってしまった。
ぎゅっとキアの手首を握って恥ずかしいけど
絶対離したくない。
「まだ……帰るなよ。」
結構俺なりに勇気出して言った言葉だった。
それなのにキアから返ってきた言葉は驚くほど意外な言葉で…。
「なんだって……?」
思わず確認をしてしまうような。

「だから,ちょっとトイレ借りようと思っただけだって。」
「なっ……。」
もうものすごく恥ずかしくなって手を離す。
……そんな,そんな俺……。

「ご…ごめん俺!キアが帰っちゃうのかと思って……。」
早口でトイレの場所を説明したのに
「それともそれは俺を誘ってるのか?」
なんてそのままそこを動かないキア。
耳元でそんなことを囁かれ,俺は思わず首をすくめた。

「くぅっ……」
そんな俺にキアは嬉しそうに笑ってまだ帰らないなんて言った。

「俺に帰って欲しくないんだろ,イェンス。」



……当たり前だろ!
















++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

よくわからないかもしれないこれ……。
帰って欲しくないってのを違うけど違くないって言ってるってことです。
最初に結末を書いて回想っぽく書こうと思ったんですけど
やっぱり私にはハードルが高いようです……。
無理はしない方が良いですね。
私は相変わらず素直になれないコに弱いわぁ。

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