タイトル『前進は焦らずゆっくりと。』



なんとなく目があうだけで
今だってドキドキしちゃうのに。
付き合うだなんてそんな…そんなぁぁぁぁ。















付き合おうってことになって早1週間。
恋人らしいことなんて何をしていいんだかわからないのに。
恋人って響きだけでもう満足してるんです。
何かしようなんて滅相もないんです!

それなのに手が早いんです,
手の平つかまれたり,頬に口寄せてきたり
頭の中ぐるぐるします。
ぐるぐるぐるぐるぅぅ…

「もぅ, りなこ さんってば!すぐ倒れるんだから。」
ぶっ倒れそうになる私をすかさずその程よく筋肉のついた腕で抱きとめる。
ふふっと笑いながら頭ひとつ上で私を見つめる。
そして近づいてくるのは進くんの顔。頬と目と鼻と…唇と…
って,うわーっ!だめーっ!恥ずかしいんじゃーっ!!
「待って~!ちょっと待って~っ!」
力いっぱい叫ぶ私にびっくりした様子でその場に固まってしまった進。
一方の私は唯一自由な足をバタつかせおそらく真っ赤になってしまっている顔で
必死になって抵抗した。
「…どうかしたの? りなこ さん,僕のこと嫌い?」
「ち,違うの!違う!」
また必死な顔で抵抗する私の顔を見て今度は何かを含んだような不思議そうな顔を覗かせた。
「じゃあどうして?」
どうして…ってそんなん…そんなん……!

「照れるからに決まってるでしょーっ!恥ずかしいのっ。だいたい進くん!手早すぎなの!」
一気にそうまくしたてると私はうっと顔をそらした。
「それって…」
「ま…まだ付き合って一週間でそんなそんな……こと」
急激な体温の上昇を感じます,一気に血が昇ってきてます。
「わかった。ごめんね, りなこ さん。じゃあゆっくりに歩調,あわせますから。」
にこにこ笑うとまずは手を握ってくれました。
「実はわかってたんですよね,そう思ってるんじゃないかってこと。」
隣を歩きながら進くんはくすくすと笑って言った。
「じゃあどうして?!わかってるなら…」
無機になって反論しようとすると次の言葉にとめられました。
「だってそういうところ見てるの好きで。僕とのことにすぐにうぶな反応返してくれるところ。」
うわーん!もう沸騰しそうです頭ぁ。
「はいはい,ごめんなさい。とりあえずここから始まりですね。」

うぅ,ドキドキします。
手あったかい…,じゃあこれは進くんもドキドキしてるってこと?
あぁもぅ恥ずかしいよ~!
そんなこと頭の中がめぐっていたら…
「明日はもっと進んだことに挑戦してみしょうね。」
なんて耳打ちされました。











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あとがきはなかったことにしよう。ヒロインは妄想女ですな。


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