タイトル『ずっと応援してるよ』















さん!大変…大変なんだ!!」

……なんですって。
そんな……の信じない
行方不明になったって
嘘でしょう
ねぇ嘘って言ってよ
誰か
誰か嘘って
昨日まで病院で笑ってた彼が
消えただなんてそんなこと

そんなこと……

信じたくなんてなかったけれど
それは紛れもない真実だったから……。
















あれからどれだけの時間が経ったのだろう
ようやく私はいつもの私を取り戻しかけていた。
過去のように素直に感情を表現してるというにはまだ程遠いけれど
周りの気遣いや守くんの励ましに随分と心が楽になっていたのは確かだ。
大好きだった進……

だから進の夢だったあかつき大付属高校甲子園出場だけは
絶対に成し遂げてあげたかった。
けれど現に野球部員でもない私に出来ることは少ない。
それでもその少ないことでも精一杯やろう
そう思って洗濯やらの雑用に情報収集やデータの分析
多くのことをこなしてきた。

進のことを想ったら胸が痛くなったりもするけれど
一方で彼のために尽くせている満足感が広がった。

だから
だからこそ















嘘だったと私は思い込みたかった
あの光景は絶対に嘘だと
でも確かに広がる甲子園のマウンドは
夢でも間違いでもなんでもなく

私の瞳には映ってしまった,彼の姿が……















大東亜学園との試合の日。

「野球マスク,詳細は一切謎。一体何者なのかしら……」

そして出てきた少年は確かに見覚えのあるひと。
知っているあのひと。
ずっとずっと想い続けてきたあのひと。

「進……!」

そんな
そんなのって

「……っ!」

一瞬だけど今間違いなく目が合った。
そして冷静なその表情をどこか崩してしまった野球マスクは
焦ったようにすぐにもとの冷たい表情に戻してしまった。
名の通り『マスク』の表情に……。

「ねぇ進でしょ!なんでそんなところにいるの!ねぇ!」

嫌だよその仮面はずして
あの優しい笑顔を見せて
さっきのあの一瞬見せてくれた焦ったような顔
私のことがわかるんでしょう

ねぇ……お願い……。

でも野球マスクは一言たりとも私に返事を返してくれることはなかった。
けれど私にはわかった。
ずっとマスクの下の顔をかげらせていたって。
辛そうに歪む顔が隠れていたって。

それもずっとあなただけを見てきたからだよ。

でも,でもそれでもいえない理由があるんだね……。
野球マスク……いえ,大好きな進。

「何してるんだ進。」
「あ,鋼。うん…今行くよ。」

小さく睫毛を震わせた目に
野球マスクはまたしっかり仮面をかぶりなおすと
“私たち”あかつき大付属野球部に大きな存在として立ちはだかる。

でも譲れないよ。
このマウンドは私たちあかつき野球部でずっと頑張ってきた
その結晶だから
進にも譲れない。

そしてそれはあなたの夢だったから
それはあなたが敵方になってもあなたの夢だと

…―――信じているから。

























+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

おぉ,宿題ネタなんて可愛いものからかけはなれたものを書いてしまいました。
やべぇ…たまには外でないとこんなにまでなってしまうのか!
というわけでちょっとシリアスなネタでした。
すれ違う2人…でも何処までも一途に尽くす女の子って可愛いと思うんですよね。
たとえそれが対立する立場になってしまったとしても
変わらず夢を応援すると…いや,それを阻むのもその人自身なんですけど
ってあー…わけわからん。
こんな小説でも気に入っていただけたら泣いて喜びます。
シリアスなネタばっかりでごめんなさい本当。
しかも野球マスクのイベントでるパワポケ持ってない…だから90パーセント妄想
キャラ違う!とかの苦情は勘弁してください。お願いします……。


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