タイトル『隣で笑っていたかった…』
勇気がなかった。
それだけのこと。
いくら悔やんだとしても,むせび泣いたとしても,
もう当分あなたの近くで笑っていられる自信はない。
ごめんね…。
初野くんに彼女が出来て数日過ぎた。
「
先輩,元気がないみたいですけど…」
なんて今でも優しく声をかけてくれる。
嬉しいのにマトモに顔なんか見られなくて
そんな自分が凄くイヤ。
「え?う…うん。」
うつむいて,大丈夫だから…なんて嘘ついて
また私は何処に向かうでもなく走りだす。
背中の方から小さく私を呼ぶ声がしたような気がする。
心配そうな声。
初野くんは何も知らないのに・・・
私には心の中でごめんねと
謝ることしか出来そうにない。
涙が出てきた。
走って足が地面を蹴るたびに水のたまは落ちてくる。
こんなところ誰にも見られたくない!
いつしか私は屋上に来ていた。
ひざを抱えてうずくまっていても空は青く大きく広がっていて
雲は普通に流れていくから・・・
そんな当たり前のことにさえ嫉妬してしまう。
ふと下を見ると綺麗なくりくりの赤い髪が揺れているのが見えた。
隣には髪の毛を2つに可愛く結っているコの姿も・・・。
ずっとずっと好きだった男の子。
その隣で笑っていたかった。
大好きなあなたと一緒に出かけたり遊んだりしたかった…
あなたに…歩くんに名前を呼んで欲しかった,先輩ってつけないで
でももう・・・
だからせめてあなたが笑っていられるように
そんなことを願える女の子に…
私はなれるのかなぁ…
++++++++++++++++++
はいはい,かわゆい初野くんの夢小説でした。いかかでしたでしょうか?
・・・ってはいごめんなさい,思い切り悲恋ですた…。
もっと甘いものがかけないのか私は!
しかもあんなかわゆいかわゆい初野くんなのに…;
自分でつっこんでいると虚しくなるのでもうこの辺にしときます。
BGM:アニメ…ドラえもん(爆)
ねぇ,ジャイコの声ってしほみちゃん(?)
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