ねえ、私に話して

 

「あれ、理どうかした?」
琉風がノックも早々部屋に入ってきた理の姿を見上げれば、共に香る甘くて美味しそうな匂い。
「彩マスがお前にだとよ・それと今年のバレンタインの試作品」
「わぁっ、ありがとう!」
ミルクで割ったフェイヨン産の紅茶と、受け皿の脇に置かれたチョコレートクッキーを
理から嬉しそうに受け取った琉風は作業の手を止め早速食べ始めた。
「っつか・飯喰った早々部屋戻って何シてんだ」
一緒に持ってきた自分の分のコーヒーを飲みながら理は机の上に所せましと置かれている沢山の種類の収集品を横目で見る。
「収集品の整理。呂揮と手分けしてマップのデータ集めてる内にすごい種類になっちゃったから」
「あぁ・そう言えばジュノーのジジィ教授が発狂シてるとか澪マスが言ってたな」

昨年末にルーンミッドガッツ含めた全域のモンスターが原因不明の移住を開始し、その規模は
セージキャッスルにてモンスターを専門に研究していたセージですら顔を真っ青にして『前代未聞だ』と叫ぶ程大きなものだった。
中にはその過程で突然変異でも起こしたのか桁違いに強くなったりしたのもいたりで冒険者を驚愕させたのはまだ記憶に新しい。
「色んな狩場に回ったせいで収集品の種類がすごいことになっちゃったからちょっと整理してたんだ。
 代売りお願いしようと思ってたら史乃明日まで帰らないって言うし」
「へーぇ」
空になったカップを棚に置き、机の上にある収集品の1つを手に取った。
「理ブリガン欲しいの?まだいっぱいあるからあげるよ」
「いや・借りるだけでいい」
「借りるって………んっ」
突然の理からのキスに戸惑うように理の胸に手を置くが、ベッドへと押し倒すその腕を琉風は拒まなかった。

* * *

「あ…あは…ぁ…んッ」
理がズボンを脱がせやすいように腰を浮かしながら琉風はおずおずとではあったが理の服に手をかける。
そんな琉風に口の端を上げながら露わになった胸に手を這わせた。

SEXする時本当はまだ恥ずかしい、何かいけない事をしているような気がしてくる。
それでもメンバー交換で理がブリトニアに行った一件以来、ほんの少しだけSEXに対する抵抗感は和らいでいた。

『琉風、私は君の今の気持ちを否定しない。君は悪いことなんて言ってない』

蘇利耶が琉風にそう言ってくれたのもあったのかもしれない。
奥底に押し込めていた気持ちを前と比べて素直に出せるようになってきていたのは。

「ヨソ見とか余裕だな」
「あっ…ごめんなさい…」
別の事を考えていた事が気づかれたらしい。馬鹿正直に謝ってくる琉風にいつもならば
『イィ子ちゃんが』と軽く毒づいてくるのだが、今日はただ小さく笑っただけだった。
疎い琉風でも最近は分かってきた、何かとっても恥ずかしい事をしてくる直前に見せる笑みと全く同じ顔に不安が募る。
「こ…ことわりっ…」
無意識に後ずさろうとした琉風の身体を引き寄せながら理の笑みは益々深まる。
「だったら・ヨソ見できねえようにシてやるよ。そんな余裕ねえくらいにな」
「あ…あぁぁぁぁッッ」
足を開かせられ理が頭を下げたかと思うと、露わになった秘部を啜るように舐め始めた。
じゅるじゅるという音はやはり恥ずかしかったが、これよりもっと恥ずかしいことをされてしまうんだろうかと、喘ぎながらまだ僅かに残る理性で考える。
「んぁっあぁぁンッ」
じゅるるっと一際強く啜り上げられ唇が離れていくと、今度は指が入り1本1本
慣らしながらナカをいっぱいかき混ぜられる――――と、思っていたのに。
「………?」
「これからナニされるか分からねえって顔だな」
ついさっき『借りる』と言っていたブリガンを手にしている理の言葉通り、何故今それが出てくるのかその時琉風には全く分からなかった。
「借りるってさっき言ってたけど…いつ何に使うの?」
「今・こう使うんだよ」
「え……やっ………やぁぁッ」
手にしたブリガンを秘部に押し当てようとして来たので琉風は反射的に身をよじらせ逃げようとする。
同時に理がブリガンで何をするのかやっと分かって首を振った。
「やめてやめてっやだぁッそんなの入れないでぇっ」
「普段もっとデカイのブチ込まれてんだ・こんなの大した事ねえだろ」
「やはっやっ…ヤァァァァッッ!」
逃げる琉風をたやすく追い詰め抑え込み、唾液で舐め濡らした秘部にブリガンを押し当てると一気に中へと埋め込んでいった。
「あ…アァ…」
今まで経験したことの無い異物感。
ブリガンの無骨な形を内部で感じ、『理以外』のものを受け入れさせられていると言うことを嫌でも意識させられる。
「おら・入ったじゃねえか」
「あぁっひぁっあっあぁッ」
秘部から少し飛び出た部分に理が手のひらを押し当て捏ねるように動かすと、それは小さな振動となってブリガンを通じ琉風の秘部を苛む。
「やめてぇっやァっやだよぉこんなのやだァァッッ」
こんな異物を入れられるのが嫌だと盛んに拒むがよじる腰を執拗に追い上げられ理は手のひらを押し付けてくる。

―――足りない、もっと。

「やぁッやだやだやだァァァッ!!」
そんな気持ちが頭を過り振り払うように一層激しく首を振る。
どんなにナカで動かされても焦れるだけで満たされない。
指を1本ずつ増やされ、押し広げられながらかき混ぜてくる理の激しい悦とどうしても比べてしまう。
「腰振りやがって足りねえのか」
「!!」
さらなる悦を求めて自分から腰を振っていたのに気づき顔をそらしながら動きを止めた琉風を見下ろしながらずるりとブリガンを引き抜いていく。
「確かにコレじゃ足りねえだろうな」
「あぁっは………やっ…やぁぁっ」
一度引き抜かれて安心していたのもつかの間、また秘部に当てられた無機質な感触に身体を捩じらせる。
やはり収集品の一つであるブルージェムストーンだった。
「やぁぁぁッ!!やぁぁッやだあァァッ!……あ…ァ……ヤァァァ…!」
入れさせまいと強く締め付けてみせても理の指の腹で擦られてしまうと気持ちよくてすぐに解れてしまう。
そのスキにブルージェムストーンを指で押し込まれてしまった。
「やぁぁっやめてやだァァッそんなのいれないでぇぇッあぁッあんあぁんっっ」
涙を浮かべながら嫌がって見せるが時折指も入れられくちゅくちゅと抜き差しされると
秘部が悦びそれを受け入れてしまう。そしてまたそのスキにブルージェムストーンを増やされた。
「おねがいもぉやめてもぉはいらないよぉっあぁぁッ」
もう何個入れられたのかもわからないブルージェムストーンを体内に残されたまま、またブリガンを秘部へと近づけてきた。
「やめてやめてぇっあぁっひぁっ…ひぃぃんッ!」
既に入っているブルージェムストーンのせいか最初の時よりも抵抗感があるにも関わらず理は強引に押し込んでしまう。
「入っちまったぞ」
「…や…やぁっやぁぁッヤァァァっ」
秘部から少しだけ飛び出ているブリガンの先を見て、今自分がされている事を否定するかのように琉風がふるふると首を振り続ける。
「お願いこれとって……ひっ!」
既に立ち上がってしまっている雄を指で弾かれ琉風が短い悲鳴を上げる。
「まだ抗うのか・素直にキモチイイって言った方が利口じゃねえのか」
「あぁぁッやはっあうっあぅぅんっ」
ブリガンだけを入れた時のように手のひらで飛び出た部分をゆっくりと捏ねていくと、その度にブリガンが
ブルージェムストーンにこちこちと当たり、琉風の締め付けも相まってか内部で蠢き無機質な悦で琉風を攻め上げる。
「ゆるして…ゆるしてことわりぃっあうぅぅんゆるしてぇぇっ」
手のひらで捏ねる動きが徐々に細かく激しくなっていき、たまらず琉風は哀願するが、
やめるどころか理は立ち上がっている雄を握り上下に扱きだした。
「やはァァァァっだめぇどっちもはだめぇぇぇっ!イっちゃうイっちゃうやァァイっちゃうぅぅっっ!」
秘部から聞こえるこちこちという無機質な音と、雄を扱くくちゃくちゃという音が同時に琉風の耳を犯し、
どんなに嫌だと心の中で思っても、理が与える快楽に身体は素直で簡単に追い上げられてしまう。
「おらイケ・スケベ男」
「あは…ァ…イク…ア………ァ…………!!!」
雄の先端部分を親指の腹でぬるっと擦られると同時、我慢できずに琉風が精を放つ。
「あンっ…ァ…やァ…あぁぁッ………」
ブリガンが引き抜かれる刺激と、身動きする度にごろごろとブルージェムストーン動きイって
敏感になった身体をくねらせていると覆いかぶさるようにして理が耳に囁きかけた。
「出せよ」
「え…?」
言葉の意味が頭に浸透せずに理の首に縋り付いたまま琉風は小首を傾げている。
「ナカの青石出せつってんだ」
「あ…」
そう言われ、ブルージェムストーンが秘部の中に入ったままな事に気づき慌てて秘部へと手を伸ばそうとした。
「手ぇ使うな」
「やだそんなの…できないよぉっ」
「イィからさっさと出せ。もたもたシてっと石増やすぞ?」
「やだやだっ!やるからもう増やさないでぇっ!」
机の上に手を伸ばそうとした理に抱きついて止めてきた琉風をそのまま四つん這いにさせ、理はそのままベッドヘッドに背中を預けてしまった。
明らかにこれから琉風の行う行為を見てやろうとでも言うかのような理の態度に四つん這いのままで振り向きか細い声で哀願する。
「おねが…ちゃんとするから見ないでっ…」
「すぐにでもやめてやる・今から追加で青石喰いてぇっつんならな」
「そんな…ぁ…あはぁぁっ」
暗に見るのをやめないと言われ、恥ずかしくて涙を浮かべて見せてもさっさとしろと言わんばかりに臀部を揉みしだいてくる。
このままブルージェムストーンが入ったままなのも追加で入れられるのも嫌で。
もう理の言うとおりにするしか琉風には思いつかなかった。
「う…ぁんッ…ひゃ…」
下腹部に力を入れると体内のブルージェムストーンが動き出して擦れ、声が出そうになってしまう。
見ていなくても後ろからの理の視線を感じ、琉風は顔をシーツに押し付けてしまうが
そうすることで腰だけを突き出し余計卑猥に見せているなどと考える余裕もない。
「あ…あ…あぁッ…ひッ…」
「オリコウサン」
ころん・ころんとベッドの上に琉風の秘部に入っていたブルージェムストーンが全て転がり落ちると理は満足げに笑って臀部を撫でまわした。
「あっあぁッ…あ…ン…」
臀部を撫でる手が思わせぶりに秘部を撫ぜ、当たってくる親指がもっといっぱい擦れるように琉風は腰を揺らす。
異物ではなく触れるのが理なのが嬉しくてたまらなかった。
「あ…入れて…ことわりの…」
「……………」
「や…やァァッ!」
親指が離れて理が身を寄せてきたので甘えるように擦りつくが、秘部に当ったのは琉風が望んでいるものではなかった。
「もういいそれやだ恥ずかしいよぉっやめてやだぁぁッあぁぁぁっ!」
秘部に軽く押し当てられただけで琉風の身体がビクンと跳ねる。それだけで琉風が
欲しかったモノ―――理の雄ではないと分かり身をよじって抵抗する。
「なにこれ…ぴりって…あぁぁヤダヤダ入れないでぇぇぇッ!」
秘部に押し当てたウィンドオブヴェルデュールを徐々に埋め込ませようとする理の手を掴んで必死にそれを拒もうとした。
ブリガンやブルージェムストーンのような石特有のひんやりしたものだけではなく、属性石の
特性からか弱い電気のようなピリピリとした感触が琉風の秘部から伝わってくる。
収集品をこんな風に使われるのが恥ずかしくてやめてほしいのに、ブリガンとブルージェムストーンで
悪戯されすっかり解れてしまった秘部は琉風の意志に反して簡単にそれを飲み込んでしまった。
「あぁ…あぁっ…とって…やぁあとってぇっ」
「入れたばっかだろ。もっと楽しめ・そのスケベな身体でな」
「あぁっあ………やぁぁ待ってやだやだそれはやめてぇッ!」
理が何処からか取り出したのか、手に持っている真っ黒なバイブを琉風の秘部に
入れようとしてきたのに気づき、涙ぐみながら手足をばたつかせて抵抗する。
「やめてやめて入れないでやだァァ!」
「前にディルド買ってやった時は悦んで使ってたろ」
「…!!!」
言われた言葉に琉風は顔も、そして身体までも熱くなるのが分かった。
それで思い出すのは以前に理が引き出しに忍ばせたであろうディルドを使って自慰行為をし、
なおかつそれを理に知られてしまいそのディルドでいっぱい気持ちのいい場所を悪戯された事。
「イヤイヤ口先ばっかで何度もイキまくって・どうせ今回もそうなんだろ?」
「やめてお願いっもぉやめてぇっことわりがいぃっことわりの…あぁぁッッあぁぁぁぁヤァァァァッッ!!」
琉風の制止もむなしくバイブが秘部へと飲み込まされていく。
ウィンドオブヴェルデュールをナカに入れたままで。
「ひぃあぁっひゃっ………アァァァァーーーーーーッッッ!!!」
スイッチを入れられバイブの振動とウィンドオブヴェルデュールの電気の2つの刺激が琉風の気持ちのいい場所を攻めたてる。
「ヤダとか言いながら汁垂らしてんじゃねえよスケベ男」
「ひっひぁぁっあっひんっ」
もう1つウィンドオブヴェルデュールを手に取ると今度は軽く握った状態で肌に這わせていく。滑らせ行き着いた先は琉風の雄の先端。
そのままウィンドオブヴェルデュールを押し当てて握りこんだ。
「アァァァァァッアァァっアァァァァァァァァッッ!」
握りこむ力は決して強いものではなかったが、敏感な先端部分には微弱である筈の電流はあまりにも激しすぎた。
「あぁだめぇぇっそこにおしつけないでぇッきもちいぃ所におしつけないでぇッあぁッやはッんあぁぁぁッッ」
気持ちのいい場所にウィンドオブヴェルデュールを当てられそこにバイブが当たるたびに
振動と電流が同時に襲い、舌先で雄の先端を舐められるだけで琉風はとろりと先走りをあふれ出させる。

かち。

「ひゃんッ!…はぁ…はぁ…あ…はぁ…あンッ…」
ふいにバイブのスイッチが切られ息を整えようとするが、中に入ったままの
ウィンドオブヴェルデュールが弱い電流のようなものを発し続け開かされた足がひくひくと揺れる。
ふと顔を上げた理と目が合うと、涙を浮かべて首を振った。
「やめ…おねがい…ゆるして理っ…」

イかせられてしまう。

バイブの振動と奥まで入れられたウィンドオブヴェルデュールの電気のような刺激を気持ちのいい場所に押し付けるようにされながら。
雄の先端にもウィンドオブヴェルデュールを当てられて、いっぱい舐めまわされて。
恥ずかしい事をされているのを意識させられながらうんと激しく。
「や…ァ…あぁぁぁゆるしてゆるしてゆるしてぇぇッ!!イくっイっちゃ…ァ…アァァァァ……………!!!!」
雄に、秘部に感じる甘い悦。
正に想像通りの事をされ喉をそらして琉風は達し、勢いよく吐き出した精がウィンドオブヴェルデュールを白く染め上げる。
「あぁッあぁッあ…ァ……ひゃんっ!」
バイブが引き抜かれ、代わりに入れられた指でかき回されると同時に秘部の中に
埋め込まれていたウィンドオブヴェルデュールがころりと転がり落ちた。
「あっ………あぁぁっ」
呼吸を整える間もなくベッドに突っ伏していた琉風の身体は抱き起され、理の腰の上辺りに跨ぐような恰好にさせられた。
「んぅっ…あ…ンっ」
足の間に当たる熱くて硬い感触に自然と腰が揺れる琉風の様を見ながら双丘を広げるように臀部を揉みしだく。
「自分で入れろ」
「あぁっ…あ…ぅ……」
言われた事を理解していないのか困惑した表情で見下ろす琉風の臀部を揉み続けながら腰を上げさせる。
「あぁっんぅっあうぅぅっ」
その拍子に秘部に理の雄があたり、甘ったるい声を上げて縋り付いた。
「そのまま腰・落とせ」
「…!!!」
自分で入れろと言う意味がやっと分かり雄を秘部に当てられた状態でオロオロと狼狽える。
「スキなようにヤレよ。ゆっくりでも・一気にでもな?」
「そんな…あぁっ」
ずっとずっと欲しかったモノがやっと貰えると思ったのにまた恥ずかしい事をさせようとしてくるのに浮かんだ涙が頬を伝う。
ゆっくり入れても、一気に入れても意地悪を言われそうで動くことが出来ない。
訴えるように理を見るが、また琉風がどう出るか待ちの体制に入ったのか仰向けのまま動こうとしない。
「あ…ァ…ことわり…もぉっ………」

だめ。我慢できない。

「あはっ…あぁぁぁぁぁッッ!!」
そう思った時には一気に腰を落とし、琉風は根本まで理の雄を飲み込んでいた。
頭よりも先に身体が動いていた、という表現が近かったかもしれない。
「あぁ…あ…ことわりっ…あぁッ」
熱いその感触を確かめるかのように内部は蠢き埋め込まれた理の雄を締め付ける。
「あ…ァ…ことわりの……気持ちいいよぉ…」
「誤魔化すな・ちゃんと言え」
「理の…ちんぽ…」
本当はこんな言葉言いたくない。何度も言わされているが今でも口にするたび恥ずかしくてたまらなくなる。
でも言えば理はくれる。ずっとずっと欲しがっていたモノを。
顔を真っ赤にして隠語を吐いた琉風の唇に満足げに理の指が這う。
軽く達したらしい琉風の雄を握りこみ、下から突き上げるように動き出した。
「あ…あはぁッあッ…アァァァァァーーーーーッッッ!!!」
色んな物で散々悪戯された秘部は待ち望んだモノを与えられた悦びで震え、貫く理の雄を断続的に締め上げる。
「ボサっとしてねえで腰・振れ。上に乗った意味ねえだろ」
「す…するからしてっ…もっとしてぇっ」
「ちゃんと言えっつってるだろ・何度言わせる気だ」
「…ちんぽ攻めして…いっぱいっ…あはッあうぅんっあぁっひぁぁぁァァッ」
口にしただけで感じてしまったのか先走りを増やしながら高い声で鳴き続ける。
期待に震え大胆に腰を揺らめかせると理のその動きに合わせて下から
突き上げてくるせいで気持ちいいのが止まらなくなり夢中になって更に腰を振りたくった。
「…スケベな腰の振り方だな」
「うぁんっあんッあうぅぅっあぁっあはァァァっっ」
性具でもないモノで散々弄ばれ敏感になってしまった秘部を容赦なく攻められながら絶頂へ近づくその身体を理に委ねる。
言葉で嬲られても与えてくれるのが理である事が琉風には何より嬉しかった。
「だって理の気持ちいぃ…青いしもっバイブもいらない…俺理と一緒に気持ちよくなりたいよぉっ理と一緒が…理…ことわりっ…」
「……………」
「……あぁっ…!」
不意に体に理の腕が巻き付いたと思うとそのまま押し倒され、突然変わった視界に驚きながらも頬を撫でてくる理を見上げる。
「…ことわ……り…?……あッ…あぁっあはッあうっあうっあうぅぅぅんッッ」
妙に熱を帯びた理の茶褐色の瞳に一瞬見とれるも、気持ちのいい場所をいやらしく貫く雄に意識を戻される。
「あぁっあぁぁッ…そんなっはげし…ッ…あはぁっイクぅっイッちゃうあぁぁぁぁイクぅぅぅぅ………!!!」
激しく突き刺してくる理の雄に堪えきれない嬌声を上げながら、琉風はずっとずっと待ち望んでいた絶頂を享受した。

* * *

「飲み物届けに行ったっきり降りてこないなリィ。あと琉風も」
「そうですね」
彩の向かい側に座る呂揮がそう答えながら焼きたてのココアマフィンを頬張る。
「あ、さっきのチョコレートクッキーも美味しかったですけどこのマフィンもすごく美味しいです。俺も今年のバレンタイン焼き菓子作ってみようかな」
「だろ?リィも食べれるように甘さ抑えたのも焼いたから食べてもらおうと思ったのに。なんで様子見に行ったら駄目なんだ?」
「2人とも寝てるかもしれないじゃないですか」
「いーや琉風はまだ起きてる。食器部屋に置いたままで寝ないし、リィも寝るなんて言ってなかった」
「ほら、でもうたた寝しちゃったっていうのも…」
「それは絶対ないっ」
自信満々に言う彩の言葉が正しいのは呂揮も分かっている。
理が琉風の部屋へと行って長い間戻ってこないのであれば2人が何をしているかなど
容易に想像がつくが、彩の場合『お察し下さい』以前の問題でその事に全く気づいていない。
そんな彩をさり気なくベッドへと誘っていく史乃が今日いないため、今にも2人の所へ行きかねない状態でその引き止めは中々の困難を極めようとしていた。
「とりあえずマフィン食べてもらうのは明日でもいいじゃないですか。恋人の史乃が
 いなくてさみしいんでしょうけど今日は俺が話し相手になりますから」
そうからかい口調で言ってみせると呂揮の予想に反して訪れる沈黙。
「…彩マス?」
「うん、史乃がいなくて俺さみしかったのかも…そうか!史乃がいなくてこんなにさみしいのは史乃が俺の恋人だからか!」
今更ですか…と内心突っ込みを入れつつ呂揮がカップに残ったお茶を飲みほした所で彩はマフィンを乗せた皿を持って立ち上がった。
「やっぱ俺マフィン届けてくる!」
「あの、彩マスだからそれはやめた方が」
「大丈夫だって!寝てたりまだなんか作業中だったらこれ渡してすぐ戻ってくるから」
「その『作業』が問題だと思うんですけど…って彩マス!」
止めようとする前に彩は2階へと続く階段を駆け上がって行ってしまった。
そして経過する事約数分。

どたどたどたどたどたっ。

「呂揮っブリガンがブリガンで青ジェムは風原石だったんだ!!!!」
階段から転げ落ちるのではないかという勢いでおりてきた彩が呂揮にすがりつきながらそんな事を口走る。
「はい、分かりました彩マス分かってます」
「おぉおおおおお前本当にわかってるのかブリガンで青ジェムな上に風原石だぞ!?」
「とりあえずお茶淹れ直しますから俺と一緒に飲みましょう。ね?」
顔を真っ赤にしながら悶えている彩の肩を叩いて椅子に座らせ、呂揮はお茶の準備を始めたのだった。










 

 

 

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