とあるロードナイトと。その3
「ほらぁ〜琉風ちゃん、言った通りにしてよ」
「……………」
つい、と顎をに触れる杜若の指を避けて俯いた琉風は一糸纏わぬ全裸だった。
それに反し、きっちり服を着込んでいる杜若はベッドの上で正座したまま股間を両手で
股間を隠すように覆っている琉風の顔を下から覗き込む。
「あれあれあれ。序盤からそんな反抗的な態度取っちゃうの〜?」
「…っ…」
杜若が親指と人差し指で挟んで見せた青い宝石を見た途端息を飲み、琉風の身体が怯えたように強張る。
「ちゃんといい子にしないとこれあげないよ〜」
『ヤァァァッ許してやめてぇぇッもぉちんぽだめちんぽやめてぇッ!!』
杜若が宝石を琉風の耳に押し当てるとそこから聞こえてくるのは琉風自身の声。
「やっ…!」
宝石から顔を逸らした琉風をベッドに押さえつけた杜若は笑って羞恥に顔を真っ赤にして涙ぐんでいる琉風を見下ろした。
「前に琉風ちゃんに媚薬使ってえっちした時の声がまるまる入ってるこの不思議な不思議な青い宝石が欲しいんでしょ?」
「やめて下さい…こんなの…こんなの嫌です…!」
「1時間俺のいう事聞けたらあげるって言ってるのに僅か5分でイヤイヤ始めるんだも〜ん。
これが欲しかったら言う事聞いて。『えっちな琉風のオナニーいっぱい見て下さい』
って言ってイクまでおちんちん扱いて見せてよ」
「やだぁッやだやだそんなのやだよぉッ!!」
宝石を懐にしまい、太腿を撫ぜてきた杜若の肩を琉風がおしのけ激しく拒む。
「もぉっわがままなんだから〜。そういう子は騎士団にかわって杜若がおしおきしちゃうわよ〜」
「なッ…………やぁッ!!」
おどけた口調でそう言って一度足を解き、琉風の身体を軽々と抱え上げると杜若はドアに向かって歩き出す。
「やッやめっおろして下さいおろしてッ!!」
杜若はまだ服を身につけているが琉風は全くの全裸だ。その状態で部屋の外に出ようとする杜若を止めようと腕の中でもがく。
「だ〜め。これからおしおきするんだから」
「やだぁッやだやだ部屋から出ないで出さないでぇぇぇッッ!!!」
がちゃっ。
ドアが開くと必死になって暴れたせいもあってかわざとなのか抱えられた足も解けるが、同時に廊下に杜若と共に倒れこんでしまう。
すぐに起き上がり、ドアに触れようとした琉風の手よりも早く杜若が足でそれを蹴飛ばした。
ばたん。と目の前でドアが閉ざされ琉風が絶望する間もなくその身体に杜若の腕は絡みつく。
「やっやぁ…!!」
杜若が身体を床に押さえつけようとするのを琉風は体をよじって逃げようとするが、それを難なく往なし、琉風の足を大きく開かせていく。
「やめてやめてぇッ!!こんな所でヤダァァァッッ!!!」
下半身を杜若に向かって曝け出す自らの格好に嫌がり叫ぶ琉風を見る杜若の表情はいっそ楽しげですらあった。
「そんな大声だしていいの〜?何かな〜って部屋の中に居る人がドア開けてのぞきにくるかもしれないよ?」
「…………ッ!!!!……………」
それを聞いた琉風は慌てて口をつぐむがその間も杜若の腕は巧みに琉風の抵抗を封じていく。
気がつくと逃げる事が難しいほどがっちりと足を開かされたままでがっちりと固定されていた。
「おねがっ許して…部屋に………!」
「だぁめ。琉風ちゃんが1回イクまで部屋には戻しませ〜ん」
「やっ…やぁ……ぁ…ッ………!」
抱えられた足を動かそうとしてもびくともしない。大声で叫ぶ事も出来ず首を
激しく振って杜若に嫌だと訴えるも差し出されたその舌は琉風の雄を擽るように撫ぜる。
「ちゃんとイけるようにかわい〜琉風ちゃんのおちんちん。いっぱい舐めてあげる」
「や…ひゃぁんッ!…………ん…ッ…………!!!!」
そのまま雄を口に含まれ出そうになった声を両手で押さえ込むことで殺す。
琉風に見せつけるように一度ちゅぽ…と口を離して杜若が琉風に注ぐ視線は小動物を嬲る獣のそれだ。
「もうヤダヤダ叫ばないの?」
「……!!!」
口を押さえたまま琉風がただ首を横に振る。
今は他にある部屋のドアが開いたり少し離れた所にある階段から誰かがあがってくる
気配こそないが、これからも絶対に誰も姿を見せないという保証は何処にもない、下手に騒げば
裸で杜若に嬲られているこの恥ずかしい姿を知りもしない誰かに晒されることになるかもしれないのだ。
そんな琉風の様子を見やり、雄へと視線を戻した杜若はぺろっぺろっと舌で舐め上げる。
「かっわい〜。舐めるたびにぴくっぴくって気持ちよさそうに震えて…………んー………」
じゅばじゅばっじゅるるっじゅっじゅるるっ。
明らかにわざとに大きな音を立てて杜若が琉風の雄を舐め、吸い上げる。
「やめぇッ………………アァ……ッ……ンッ…………!!!」
琉風が訴えようと口から手を離したと同時最も感じる雄の先端を舌先をくりくりと
押し付けられ出そうになった声を慌てて両手で押さえつけた。
両手が塞がったのをいいことに杜若は琉風の足をさらに開かせて大胆に舌で舐め回してきた。
唾液を含ませることでじゅぷじゅぷ・じゅばじゅばと一層音は大きくなり、琉風の羞恥を煽る。
「勃ったね琉風ちゃん、こんな廊下で足開いておちんちん舐められて。
間違いなく恥ずかしいことされてるのに気持ちよくなっちゃったの?」
「…………!!!」
一層激しく首を振る琉風の既にそそり立った雄の先端を舌先で舐めてそこから溢れている雫を舐め取った。
「イヤなの?それにしては全くもってに説得力皆無のおちんちんだね〜。舐めても舐めてもえっちな汁が出てくるよ〜」
「やめ…て…も…舐めちゃ………アァァ…………ふ…ンぅ…………!!!」
しゃべろうとすると雄を嘗め回され、出そうになる喘ぎ声と共に自ら言葉も封じることになってしまう。
ただひたすら首を振って杜若にやめて欲しいと訴えても咥えこまれ絡まる舌の動きは、はやく激しくなっていくばかりだった。
「すごい琉風ちゃん。ガチガチに硬くなってヒクヒクして…イキそうになってる?」
「ン………ン………ンゥッ………!!!」
唇を雄に押し当てたままで杜若がしゃべるのでその振動でもう達しそうになってしまう。
「琉風ちゃんのミルク。いっぱい飲ませてね」
口に含んで何度か扱き、それからきつく吸い上げると同時琉風の口を塞いでいる両手を引き離す。
「ん…ぁ……ッ…!!……ぁ……あァァァァァァーーーッッ!!!」
口を引き結ぶが、我慢することも出来ずに高い声を張り上げ琉風は杜若の咥内に精を吐き出してしまっていた。
「や…やぁ……やだぁッ……うっ…ひぅっ…」
ごくりと何かを飲み下す音が聞こえ杜若が吐き出した自らの精を飲み込んだ音だと理解すると、
こんな場所で裸で。しかも理ではない男の舌で達してしまった恥ずかしさと罪悪感で泣き出してしまう。
「ごちそうさま。いっぱい出してサービス心旺盛だね〜琉風ちゃんは」
吐き出した精を綺麗に舐め取った杜若が顔を上げ、開かせていた足を解くと泣いている琉風の身体を抱き上げた。
部屋に戻りすっかり大人しくなってしまった琉風をベッドにおろすとその銀髪を杜若が優しく撫でる。
「さ〜仕切りなおし。今度は言えるでしょう?」
「う…ッ…うぅっ…」
言葉少なでも琉風にはもう理解できた。
言う事を聞かないとさっきよりももっともっと恥ずかしい目に遭わされてしまう。
「…………えっちな琉風のオナニー……いっぱい……見て…下さい…」
「いいよ〜じゃあこっち向いて。いっぱい見てあげるから」
「あ………ひぁんッ」
手の甲でごしごしと涙を擦り、身体を反転させて仰向けになった琉風は秘部に当たった無機質な感覚に腰を泳がせる。
「ほらぁ、オナニー見てほしいんでしょ〜?」
「あぁぁッッ…あ…あんッ」
秘部に当てた親指サイズのローターのスイッチを入れ振動を送ってやりながら杜若が促すと、
琉風はそろそろと自らの雄に指を巻きつけ上下に動かしはじめる。
「んっんっ…あ…んぅッ…」
「結構慣れた動かし方してるね〜。リィがしてくれない時はオナニーに明け暮れてるのかな?」
「ちっ違いますそんなこと…!」
「はいはいはい。口動かしてないでおててを動かそうね〜」
「アァァァァッッ!!」
その間に入り口を弄んでいたローターが徐々に入っていく感触に手を震わせながらも言われるままに自らのものを扱いた。
「後ろは俺がしてあげるから琉風ちゃんはおちんちん扱いてて」
「はぁっ…はぁ…あ…んっ…」
こんなことをしている自分も、杜若の視線も全部全部恥ずかしい。もう逃げ出してしまいたい。
そんな気持ちを堪えて琉風は杜若の見ている前で自慰行為を続ける。
卑猥な言葉を吐き叫び鳴いた声全てが入っているあの青い宝石を手に入れるにはこうするしかないのだ。
「オナニーしてる間俺の質問に答えてもらおっかな〜」
ローターを完全に飲み込んでしまった秘部をつんつんと指でつつきながら杜若は上目遣いに琉風を見る。
「黙ってたり嘘だと感じたら今度こそ廊下じゃなくてお外でファックの刑ね〜」
「あ…ぁ…は…はいッ…んぅっ」
「一時期騎士団で取調べのお仕事してたことあるから嘘かそうじゃないかって
結構分かっちゃうんだよね〜……だから。正直に答えるんだよ」
「あ…ぁ…ッ」
琉風は雄の先端を爪で軽く引っ掻きながら素直にこくこくと頷いてみせる。
心の中を全て見透かすような杜若の視線に嘘どころか首を振る事などとても出来なかった。
「じゃあ…リィとは週に何回SEXするの?」
最初になげかけられた質問にそうであってほしくないとやはりという気持ちが交錯する中、恥ずかしそうにしながらも小声で答える。
「…2・3回…くらい…」
「琉風ちゃんの方からSEXを誘ったことは?」
「…あぁッ…な…いです…っ…ぁ…」
秘部の入り口をいじっていた杜若の指が徐々に中に入っていき途切れがちになるが扱く手を止めずにかろうじて返事をする。
「ふ〜んそうなんだ、まぁカラダで誘ってはいるんだろうけど。リィとSEXできない時はオナニーしたりするんだよね?」
「…………とき……どき………あァァァッッ!」
ローターと共に入れられた杜若の指が動き始めた。たくみに琉風の気持ちのいい場所を
探る指に意識がいきそうになるのを堪えて質問を続ける杜若に耳を傾ける。
「昨日はオナニーしてたの?それともリィとSEXしてた?」
「どっちもして…ませんっ…」
「ふ〜ん…嘘ではないみたいだね。じゃあその前の日は?」
「理とセックスして……ましたっ…はぁッあぁぁンッ」
自分で雄を扱く指と秘部を弄られる杜若の指、容赦なく浴びせられる恥ずかしい質問。
いっぱい恥ずかしい事をさせられているのにもう立ち上がり雫をたらし始めている自らの雄を恨めしいとさえ感じてしまう。
「そう、何回イかせられた?」
「さっ…3回………あ…くぅ…ンッ」
「その3回、どうやってイかせられたの?」
「いっ…1回…目…はッ…なめ…られてッ…」
「どこを?」
「お……おちんちんを………舐められてっ…」
「2回目は?」
「入れられて…2回…」
「何を入れられたの?」
「理の…アレを…」
「あれじゃわかんな〜い」
「…ちんぽを…あぁぁッッ」
「ちんぽは入れられただじゃないでしょ?もっと詳しく教えてよ」
「出したり入れたりされてっ…奥を…いっぱい突きまくられて…イキ…ました…」
「奥ってココ?」
「アァァァァァァッッ!!!」
秘部に入れられた指がある場所を探り琉風が身を逸らす。間違いなく
そこは理との行為で何度も突かれた気持ちの良い場所。
「ねえ琉風ちゃん、ここであってる?」
何度もそこに指を押し付けてくるので腰を震わせながら琉風がなんとか首を縦に振って見せた。
「そこ…ですッ……アァっ…」
「そう。ココをリィのちんぽでいっぱい突かれてイったんだ琉風ちゃんは」
そこにローターが当たるよう抜き差ししていた指はやがてぐちゃぐちゃと激しく
掻き混ぜるような動きに変わり、はいと頷いていた琉風が言葉も上手く発せず腰をヒクつかせて身もだえはじめた。
「…あッあぁぁッあぁぁぁッゆびっあぁぁんあぁぁぁぁンッッ!!!」
「気持ちよかった?」
ぐちゃぐちゃぐぷぐぷぐちゃぁっ。
問いかけながらも杜若の指は琉風の秘部を掻き混ぜ、ローターが奥に当たるように巧みに動く。
「あぁぁッ混ぜちゃだめッだめぇぇっ指だめぇっあァァァんっっ!!」
「ねえ答えてってば琉風ちゃん。リィのちんぽでいっぱい突かれて気持ちよかったの?」
「あっあんっ…気持ち…よかったですっ…………あはぁぁぁッもぉイっちゃうっあぁんイクゥっあぁッあはァァァァーーーーッッ!!!!」
ぐちょぐちょぐちょぐちょぐぷぐぷぐぷっっ。
内部をごろごろと動き回る無機質なローターが気持ちのいい場所を刺激し、
琉風は雄を扱いていた手に自ら吐き出した精で染め果てる。
「見られながらオナニーして興奮しちゃった?夢中になっておちんちん扱いて腰振ってたね〜」
「あぁ…あ…あ…ン…」
また達してしまった。自慰行為という屈辱的な事をさせられ、それを見られ。
恥ずかしい質問に答えさせられた上に理じゃない男の指と振動するよく分からないモノを咥え込みながら。
イって現実感を取り戻すと雄から精液にまみれた手を離して杜若から顔を背けるようにして横を向いてしまう。
「ほ〜ら、琉風ちゃんオサボリしてちゃだめでしょ?琉風ちゃんのグチャグチャになったココで俺の事ちゃんとイかせてくれないと〜」
「あぁッあんッ」
横を向いた琉風の身体を自分の方に向けさせ、足を抱えてヒクついている琉風の秘部に既に熱り立つ雄を杜若は擦り付ける。
「やぁっ杜若さんっ…!」
ひじをついて後ろに下がり、そのまま挿入しようと腰を押し進めてきた杜若から逃げようとする。
「ん〜なぁに?この期に及んでまだイヤイヤ言っちゃうの?」
「待って下さい…中にまだっ…」
とん。とベッドヘッドに肩が当たり逃げ場の無くなった琉風の頬を撫でゆっくりと追い詰めていく。
「あぁローターのこと?そういえば入ったままだったね〜」
そう言いながらも杜若はぐいぐいと腰を押し付け、指で掻き混ぜられ十分に
解れていた秘部は琉風の意志に反してたやすく先端の挿入を許してしまう。
「やぁぁッ待ってっ待ってぇッなかに………やァァァァァッッ!」
「入ったまま〜…更にこうしちゃう訳なの」
そこから一気に根元まで突き入れ、その先端が未だ中に入ったままのローターを押し付けた。
「あぁッあッやはっヤァッあはァァァァーーーーーーッ!!!!」
「ほ〜ら。ローター当たって気持ちいいでしょ」
入れたまま杜若がくいくいと小さく腰を動かしただけでも強すぎるらしく、抱えられた足がヒクヒクと揺れる。
「だめっだめッ押し付けないでおしつけないでェェェェェッッ!!!」
「どうしてだめなの?押し付けるたびに琉風ちゃんのココ、きゅうきゅう締め付けてくるのに」
奥に入れたままの状態でぐりぐりとさらに雄を押し付けると、更に大きな声で鳴き先端から雫を溢れさせた。
「あぁぁッアァァァァッッ押し付けないでッもぉソレやめてぇッもぉソレしないでヤァァァァァァァァァッッ!!!!」
「あ〜もうこんなにえっちな汁垂らして。媚薬使った訳じゃないの本当えっちだね〜そんなにちんぽが大好きなの?」
「やぁぁっ違うっ違うぅぅッ!!!あっあっアァァァァーーーーーッッッ!!!」
突かれる雄の激しさで最後はもう言葉にならない。
ただ雄でその場所を突かれただけでもいっぱい感じてしまうのにその突き上げと同時にローターの振動が琉風を苛む。
そうじゃないと否定したいのに身体をそれを許さなかった。悦を感じているといわんばかりにそそり立った琉風の雄を
満足げに眺め指先で琉風の唇をそっと撫ぜた。
「言ってごらんよ。そのかわいいお口で『琉風はちんぽ大好きな淫乱モンクです』って」
「やだぁッやだぁっアァァァァァッッ!!!」
「あれ〜そんなこと言っていいの?さっきの宝石、リィにあげちゃおうかな〜」
「やだやだやめてぇっそんなことしないで渡さないでぇぇッッ!!!」
「…琉風ちゃんはちんぽ大好きなんだよね?」
言葉を紡げるように杜若は1度動くのを止め、逃げ場などどこにもないくらいに
追い詰めてやった獲物――――琉風の泣き濡れた顔を見やる。
「琉風は…ちんぽ大好きな…淫乱モンク…です…ッ…あッ…やはァァァァァァァーーーーーッッ!!!」
最後まで言わせた後で行為を再開し、さらに言葉で琉風を嬲る。
「うわ〜やっらし〜。自分で淫乱とか言っちゃうんだぁ。純なお顔してとんだ変態さんだね、杜若超しょっく〜」
「ひゃ…ぁッ……杜若…さんがッ………そう言えって……あぁっあはァァァッ」
「だって俺強制なんてしてないも〜ん、琉風ちゃんが勝手に言ったんでしょ?」
恐らく琉風がこれ以上否定してこない、出来ないと分かっていて言っているのだろう。杜若の口調は明らかに笑いを含んでいる。
小さく首を振るその喉元に緩く噛み付き、琉風の足をさらに大きく開かせた。
「違うの?こんなに美味しそうにちんぽ咥え込んでおちんちん勃たせてるくせに違うとか言っちゃうの?」
「お願…もう許して…許して…許して許して許してあァァァァーーーーッッ!!!」
嗚咽はやがて嬌声にすりかわり、ローターの振動と突き上げられる杜若の雄に先走りを溢れさせる。
「だめぇだめぇッ気持ちよくしちゃだめェェェッッもぉこれ以上気持ちよくしないでぇぇぇッッ!!」
「………気持ちよくしたらだめなの?」
どんどん激しくなっていく行為に反してそう尋ねる杜若の声はいっそ気味が悪いほど優しい。
身体を揺さぶられながら琉風はぽろぽろと涙を零して理を呼ぶ。
「理がいいっ理ので気持ちよくなりたいよぉっお願い許してやめてぇッ
気持ちよくしないで気持ちいいのだめぇぇぇッッ!!!理…理理ことわりぃぃッッ!!」
「気持ちよくしてあげるよ、俺のちんぽでイっちゃいなよ。う〜んと激しくね」
「やぁっやめてぇっもぉちんぽ……だめぇ……あ…アンッアンッアンッアハァァァッアァァァッッアァァァーーーーーーーッッ!!!!」
ぐぷぐぷぐぷぐぷじゅぷっぐちゃっ。
自分の悲鳴。ベッドの激しくきしむ音と雄をくわえ込まされた秘部から響くいやらしい音。
そして叩きつけられるように身体の中に流し込まれる熱いもの。
「あぁんッあんッあッあッあぁぁッアァァァ…………ッッ!!!!!」
達した余韻を引き摺っている暇もなく雄を引き抜かれ、代わりに入ってきた指が内部をぐちゃぐちゃと無遠慮に掻き混ぜる。
「アァ…ア…んあぁぁッあはぁッあンっッやはぁぁッアァァッやはァァァァーーーーーッッ!!!」
杜若の放った精をだらだらと秘部から溢れさせて腰を振り、イきっぱなしの状態になって琉風は鳴き喚いていた。
「あっあぅぅ…あ…ひッ…あぅん……」
杜若がゆっくりとローターと共に指を引き抜いていくと、体内に残っていた
杜若の精がこぷりと秘部からあふれシーツを濡らしていく。
無意識のうちに突き出していた腰を琉風は力なくベッドに沈ませた。
「最後の最後までイきまくりだったね〜。流石は自分で言うだけのことはあるかも、ねえ、淫乱モンクたん?」
「はぁ…あんッ…あ…あァ……ッ…」
そのまま身体を丸めて枕にすがり、何度もイかされた身体をなんとか
鎮めようとしている琉風を覗き込み杜若が視線を合わせた。
「はい、今で丁度1時間」
『1時間杜若の言うとおりにする』。それがやっと終わったのだと杜若の言葉で理解し、漸く辱めから
開放されたと安堵の吐息を漏らした琉風に懐にしまっていた青い宝石を枕にすがるその手にそっと握らせた。
「最初ダダこねてオナニーしなかったコトとか『琉風はちんぽ大好きな淫乱モンクです』って
すぐに言わなかったことは大海のように広い心を持つ杜若だから大目に見てあげる。
約束どおりこれはもう琉風ちゃんものだよ」
「…っ……」
宝石を手にするや否や琉風がベッドの端にたたんでおいた服を手にベッドから
出ようとした所を杜若が素早く押さえ込んで腕の中に抱きこんでしまう。
「あ〜待って待って」
「離して下さいもう離してッ!!」
暴れる琉風を逃がさないといわんばかりに杜若はさらに強く抱きしめる。
「だってまだ次会う約束してないでしょ。琉風ちゃんいつなら都合いい?」
後ろから聞こえた言葉を信じられないといった風に目を見開き、それから杜若を泣き濡れた瞳で睨み上げた。
「貴方とは会いません、もう2度とこんなこと…!」
「うそぉ、そんな訳ないでしょ〜」
そう言って琉風を抱きしめたまま杜若は枕の下に手を入れた。
「…!!」
引き抜いた杜若の手に握られていたのは赤い宝石。
琉風は受け取った青い石を握ったまま抵抗するのを忘れて杜若の手にある全く同じ形の赤い宝石を凝視した。
「これ、色違いだけど琉風ちゃんの渡した青い宝石とお〜んなじやつね」
「………同じって……そんな………」
琉風の声は震えている。
「そう、同じ。廊下でイかせた時のは流石にとれてないだろうけどさっきまでの
琉風ちゃんのえっちな喘ぎ声も淫乱宣言とかはぜ〜んぶこの宝石に記録されてはずだよ。
信じられないなら今から一緒に聞いてみる?」
「やだ………やだやだやだぁぁぁッ!!」
自分の腕の中で蹲ってしまった琉風の頭をぽふぽふと撫で、そうだな〜と少し考えた後杜若が切り出す。
「1週間後にしよっか、ここの部屋をまた予約するから今日と同じ時間においで。もちろん嫌だなんて言わないよね〜」
「お願いです…………もう許して…許して下さい………」
涙を流して哀願する琉風の銀髪を上機嫌な声で杜若は優しく梳く。
「それじゃあ琉風ちゃんまた1週間後にね。すごく楽しみにしてるよ」
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杜若、琉風を脅迫してえっちなことを強要するの巻。
SSに出てくる青い宝石と赤い宝石は異世界クエスト『知恵の王の指輪』
で出てくるやつですね。音声を記録しておけるということで
おぉっこれって使えるんじゃない!?って琉風のエロ声を録音した
ということで今回のネタとして使わせて頂きました。
もう完全に腐思考です(笑)
一応これで完結はしてるような感じですが、
コッソリ続きます。
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