バカップルズは熱愛中
INフェイヨン ―PM10:00。『One Coin−ワン コイン−』拠点
爆発したような歓声がギルドチャットに響く。
攻城戦終了直後のそれは、フィルがサポートした友人達が目的を果たした証しだった。
「砦奪取成功…か。よかったな」
《おーよ!!!やったぜーフィルぅ!!!協力感謝だぜ心の友と書いて心友ぅううう!!!!》
《頭の悪い誤字叫んでんじゃねぇよネィン。でもありがとうなフィル、本当に助かった》
《今日は飲もうよ〜♪♪バロのオーラ祝いも兼ねてるし一緒に祝ってやってよぉっ》
「はは…そうだなぁ…」
次から次に飛び込んでくる友人達の声を聞きながら、フィルはふと口元が緩む。
『…懐かしいな』
幼なじみ達の歓声は、アコライトになったばかりの子供の頃を思いださせた。
――フィルがまだ幼く―そして『外』の人間と関わる術を殆ど知らなかった頃だ。
『…そんな…『人間になったばかり』だった私に躊躇無く話しかけてきたのが…お前だったな…ネィン』
《ぼんやりしてんじゃねーよフィル!!!さっさと精算終わらせて宴会だ!!!戻るからな!!!》
『やれやれ、…人の話を聞かないせっかちなところも昔のままか』
笑いに苦笑が混じる。見るとフェイヨンのワープ地点から大勢の人影が既に戻ってきていた。
「……あ、とりあえ…ず、サポートの皆さん…の精算を…終わらせます…フィルさん…ご苦労様でした…」
「あ…バロさんもお疲れ様です」
「あ…い…いえ…ぁ…/////」
駆け寄ってきたバロッサに会釈すると、大柄なアルケミストは狼狽えたように視線を自信の足下に落とした。
オーラに照らされているその姿は無事とは言えず、癒しきれていない痣や傷を認めたフィルは少々心配するが、
バロッサの背後に目をやりそれを口に出すのはやめた。
―バロッサに駆け寄ってくるアルケミストの少年とブラックスミスの青年が見えたからだ。
『…彼を心配するのは私ではないな。』
天然と呆れられていても、鈍器祭りの事もありあの二人が一途にバロッサを慕っている事は流石に判った。
フィルは微かにバロッサから視線を逸らしながら、残った青石を荷物袋から取り出し手渡す。
「青石はお預かりした分で足りましたよ、残った分をお返ししますね。料理など自腹を切ったものもありません」
「あ…はい。では精算は…お礼だけですね。…ありがとうございました」
「いえこちらこそ。…では」
取引要請から提示された金額を素直に受け取り、フィルはもう一度頭を下げるとバロッサから離れた。
少しだけ兄に似た心優しいバロッサを嫌いではなかったが、彼を慕う者達の手前あまり関わらない方がいい
だろうと理解したからだ。ただでさえオーラ追い込みにしばらく行動を共にしていたのだ。余計な誤解を与え
ネィンのギルメン達と気まずくなるのはフィルも困る。
色々困らせられる事はあっても、幼なじみのスナイパーは失いたくない大切な友人だった。
『…さてと。…これから宴会か。…どうしよう』
笑いさざめきながら帰り支度を進めている皆を見渡しフィルは少々思案した。
あまり遅くならないと恋人と約束し出てきたが、友人達ともう少し一緒に話したい気もする。―更に初夏の夜は
それなりに暑く、正直なところ冷酒の心地よさを味わいたい欲求もあった。
『wisすればいいかな?…ギィも今日一日は卵で眠っているし…少しお邪魔するのも悪くはないか…』
「ぼやぼやしてんじゃねーよ、さっさと装備カプラに放り込んで行くぞフィル!!いい部屋取られちまう!!!」
「…うん、そうだな…じゃあちょっとだけ――」
お邪魔しようかな、――そうフィルが言いかけたその時。
「………え?」
「お帰りセンパイさぁ帰ろう」
「え――め――ぁあああああああああああああああああああ?!!!!」
背後から長身の人影が出現し、フィルの身体を抱き上げるとそのままフェイヨンカプラ前から走り去った。
「フィル――ってえええええ???!!!何だインティミられたかぁ?!!!!」
「何ぃ?!!!どこのチェイスかログが血迷いやがった?!!!!」
「いや違う!!!連れ去ったのは――メアじゃなかったか?!!!」
「なんで廃ウィズがインティミできるんだよ?!!!」
「ヤツならできそうではある!!!あるけどメアぁああ戻って来いー!!!お前も来ていいからさー!!!」
―と叫ぶ背後を完全に無視するメアに抱きかかえられ、フィルは友人達から高速で遠ざかって行く。
有無を言わさぬ素早い拉致逃走には、もはや笑うしかない。
「…あはは…やれやれ」
「…やつらともっと一緒にいたかった?…センパイ」
「んー…そう思わない事もなかったが…」
「…………」
ふて腐れたように沈黙したメアに、フィルは微笑むとその首を抱き続ける。
「…迎えがお前なら帰るよ」
「………/////」
「……メア。…ただいま」
――お帰りと小さく囁き、フェイヨンダンジョン側の森に出たメアは立ち止まるとフィルを抱き返した。
「…これから宴会って言ってたね。…センパイももしかしてお腹減ってた?」
「…いや、攻城戦前に食べたから空腹感はないよ。…ただ…少し飲みたい気分だったかな」
「…僕とでいい?」
「…ああ、…付き合ってくれるならお前がいい…メア。…ぁ…」
軽く、そして探るように口づけられフィルは小さく喘ぐ。こんな所でと思う理性が恋人の腕の中では蕩けていく
ような錯覚を覚えるのが我ながら信じられなかった。―だが自分を抱く男を愛しいと想う気持ちを止められない。
「ポタ全部Gv位置だよね?…ダンジョン前のカプラでどこか行こうか?」
「…ああ。…じゃあアルベルタがいい。町中はあまり騒がしくないし…雰囲気も良いから好きだ」
「いいよ。…泊まる?」
「え…ぁ…でも兄上にも今日中には帰ると言っていたし…」
「あのジジィなら、なんか用事があるって今日一日留守だったからまだ帰ってないよ。…それにいいじゃん別に。
…もう子供でもないんだし…ねぇ?」
「あ…こら…ここでは…だめだぞ?…」
背後では「はいはい撤収撤収」「いこいこ飲み行こ」「バカップルモード入っちゃったフィル誘っても無駄だし」
「フィ…フィルさん…_| ̄|○||||」「師匠飲むです!!!飲んで忘れるですぅ!!!」―と追いかけてきたワンコイン
メンバー達が散々ぼやいていたが、熟練のハイプリーストからバカップル片割れに戻ってしまったフィルの耳には
何一つ届く事は無い。
「じゃあホテルの部屋で何か飲もうか。…その方が二人…だしね」
「…お…お前がそうしたいなら…////」
「どこだろうとお前ら二人の世界じゃん」とこの場のほぼ全員が同時に突っ込んだが、
これも当然バカップル片割れ状態のフィルに届く事はなかった。
INアルベルタ ホテル
「……ふぅ…」
客のプライバシーを守れるレベルのホテルにチェックインし、バスルームでやや熱めの湯を浴びてフィルはやっと
一息着いた。長時間人混みの中で攻城戦のサポートを続けた身体は、自身で思った以上に疲労を覚えている。
『…友人達と過ごすのは楽しかったが…知らない人も大勢いたし。…見知らぬ人達と関わるのは正直苦手だ。
…いかんな…聖職たる者が隣人を疎むなど…だが…』
メアと二人きりの部屋が与える心地良い安心感に、自分の身体から緊張が抜けていくのがよく判った。
フィルは昔から不特定多数の他人が側にいるのは苦手だった。始終向けられるぶしつけな視線や―欲を丸出し
にした他人の衝動を感じずにはいられないからだ。
端麗過ぎる姿を大勢の好奇に晒され続ける事が苦痛で、フィルは子供の頃から精神の平穏を守るためひたすら
他人から目を背け彼らからの感情を静かに拒否し続けた。幸か不幸かその結果天然と評されるほど鈍感に育って
しまったが、それでもあからさますぎる欲望を向けてこられればさすがに気づく。
天使と、女神と人はフィルを讃え欲する。
天使のごとき清廉さを備えながら―美と愛欲の女神フレイヤのごとき美貌だと、艶だと。
フィルにとってはどうでもいい話だ。
『…そういう欲望も…衝動も向けて欲しいのは…メアだけだ…』
髪と肌を備え付けられた石鹸と湯で洗い流しながらぼんやりと思う。不特定多数から勝手にぶつけてこられる賛美
などフィルは欲しくはない。メアに綺麗だとその姿を好んでもらえればそれだけで幸福だった。
大切な者は大勢いる。親しい者も―身内として深く愛している者も。
―だがそれでも、快楽を分け愛し合いたいと欲する相手はただ一人だった。
フィルはメアただ一人を性の対象として愛していた。ただ一人愛して欲しいと望んでいた。
『…今夜は…沢山愛してくれるか?…メア』
湯が落ちる肌の―内側に覚えた熱に、フィルは熱を帯びた吐息を漏らしその手で肌をそっと抱く。
淫らに欲しがっていると自覚し恥じらいつつも、これから恋人が与えてくれるだろう愉悦を思うと身が疼く。
『…欲しい…愛されたい…抱かれたい。…与えられ…与える快感で身を灼き尽くし合ってしまいたい…』
「…疑似とはいえ殺し合いの後だからか?…今夜は妙に血が騒ぐ…不埒な事だな…ふふ…」
密やかにフィルは微笑み、上気した肌に流れ落ちる湯を止める。
「…メア…」
愛おしげに髪の水滴を拭いながら恋人の名を呼濡れた姿は艶めかしく―見る者の獣欲を煽らずにはいられない
ほど美しい。美貌のハイプリーストは、銀糸の髪を拭いながら恋人との今夜を思い微笑する。
それは正に美と愛欲の女神フレイヤと讃えられるに相応しい、無垢な―そして淫蕩な微笑みだった。
「あ、お風呂あがった?」
「ああ。遅くなってすまない」
清潔で折り目正しく備え付けられていた薄手の夜着で身を包んだフィルが部屋に戻ると、チェックイン時に注文
していた酒と数種類の肴は既に届けられテーブルに支度されていた。氷を詰めたワインクーラーに差し込まれて
いるボトルが涼しげだと感じたフィルに気付いたのか、メアは氷の中からその中の一本を引き抜き開封すると、
二つのグラスに無色の液体を注ぎ一つをフィルに手渡す。そしてもう片方を手に取ると、軽くそれをフィルの
グラスと合わせ涼やかな音を鳴らした。―しなやかな長身で装束を着こなす瀟洒な姿のハイウィザードには、
そんな芝居がかった気障な仕草がよく似合った。
「はい乾杯。―僕も入ってくるから、お先に飲んでていいですよ。喉渇いたでしょ?」
「あ…ありがとう」
「それじゃ、あとで」
形式的に一口飲んだ後グラスをテーブルの自席に戻すと、軽くフィルにキスしメアは浴室に消えた。
どうしてこう、恥ずかしい事をさらりとやる事ができるのだろうとフィルは赤面し小さくため息をつく。
「………それが似合っているしな。………見惚れてしまいそうだ…メアvv」
この場にオールキャストがいれば確実に総ツッコミ喰らうだろう恋は盲目的台詞を発しつつ、フィルは手渡された
無色の酒を口にした。―なにはともあれ、疲れた身体にほどよく冷えた酒はよく効き美味い。
その最初の一口が自分好みだった事に気付き、フィルは浴室に視線を向け小さく微笑んだ。
席に腰掛け、そのグラスをゆっくり空けているウチにメアは戻ってきた。
「あれ?飲んでない?」
「いや、ゆっくりいただいていた。…そういうのも嫌いじゃない」
「貴方結構酒好きですもんね。あんまり強くないけど」
席に着き酔っぱらっちゃいますもんね〜と笑うメアに、私は普通だよとフィルは笑う。実際酒豪揃いの大人が
揃っている古巣では目立たないが、フィルはそこそこ酒は飲める方だ。そう強いのを好む方ではなく、ほろ酔い
で満足できるので多量に飲む事は殆ど無いが。
「…同じのでよかったか?」
「うん。…ありがとセンパイ…フィラルド。お疲れ様」
今度はフィルが新しいグラスを満たしメアに渡す。もう一度グラスが鳴り、二人きりのささやかな宴が始まった。
「ふぅ…。…湯の後のアルコールはやはり心地がいいな…」
「これ喉越しも良くて飲みやすいしね。…ああ、これ東の酒だ。案外強いよ、フィラルドご注意」
「だから…そう弱くないと言っているだろう?…そう簡単には潰れないぞ?」
どうだかねと小さく肩を竦め、それでも空いたフィルのグラスを満たす。
互いに情欲を抱きつつ、他愛のない会話の中に密やかな誘いを込めながら酒を酌み交わすような時間がフィルは
嫌いではなかった。というより、メアが傍らにいる時間はどう過ごそうと満足する。
服を脱ぐ間を惜しむように情熱的に愛し合っても、抱きしめ合いながら眠るだけでも、メアの存在を感じるだけで
フィルは常に深い幸福感に満たされ、そしてメアを満たしたいと素直に感じた。
『…まぁ…今夜は勿論ただ眠るより…欲しいのだがな。…さて…どうやって誘おうか?…それともお前から誘って
くれるのかな…メア?』
「…気に入ったみたいだね…この酒。…美味しい?」
「…まぁな。…過ぎるほどいただいてしまいそうだ。…いいか?」
「…それは困るなぁ…貴方酒が過ぎると眠ちゃうし…」
いたずらめいた微笑を浮かべ見上げるフィルの頬から首筋を、メアの指が辿る。僅かな意図を含ませつつも
フィルに選択を委ねる駆け引きめいた仕草だった。今夜はねだって欲しいんだなとフィルも察する。それに
素知らぬ顔で杯を空けるフィルに、メアは機嫌良く笑い恋の戯れに付き合った。
恋と美酒が与える酩酊感が心地好い。
『…気持ち悦い…メアに付き合いグラスを空けると…本当に飲み過ぎてしまいそうだ』
メアは酒に強い。一度相当な酒豪であるネィンが足腰が立たなくなるほど泥酔する量に付き合わせた事があった
が、メア自身は酔うどころか顔色一つ変わらずネィンを捨ててハウスに帰って来たほどだ。(ちなみに、その時
ネィンはメアを泥酔させギルド移籍を了承させようという陰謀は無理だと悟った)
ふと、フィルの脳裏にそのメアに対抗できる酒豪を思い出し可笑しくなった。ザルどころか枠だと、飲ませるのが
もったいないとコードやゼクスにぼやかれるのは兄であるギェンだ。
「兄上とメアか…飲み比べたらどちらが勝つかな…」
「………あのジジィはどうでもいいです」
雰囲気を壊すほどではないが、ギェンの名にあからさまな憎悪を示すメアには苦笑するしかない。
「悪い悪い…だが思い出してしまってな…。この間お前がネィンと…」
「……他の男の名も女の名もいらないです。…他の人間なんか…どうでもいい」
「…う…すまん」
まずかったなと自戒し、フィルはメアに身を寄せされるまま抱きしめられた。
ギェンに限らずメアはフィルが親しい者達と関わるのを嫌った。勿論腕がある者同士気軽に組み狩りに行く冒険者
の常識として彼らと行動を共にするフィルを禁じたりはしなかったが、それでも判りやすくふて腐れ、時折独占欲
むき出しで不機嫌になり今日のように暴走する事もあった。
『…独占欲は嬉しいんだが。…メアの…私の親しい者達に対する冷淡さの理由には…人間嫌いもあるからな』
苦笑に切ないものが混じる。目の前の青年が魔物の血をひいている事、そしてそのために幼い頃からいわれも
ない差別を受け続けてきた事を知るフィルには、その人間に対する嫌悪を軽々しく否定する事などできない。
――種類は違っても、見ず知らずの他人から理不尽な思いをさせられる屈辱はフィルもよく知っている。
『…大丈夫。…それでも…お前は知っているものな』
「……フィラルド?」
『人は嫌悪する存在だけではないと。…信頼にも…愛情にも足る存在になりえる者達と出会う事もあるのだと
お前は義母上から教わり…本当はそれをちゃんと理解している』
すぐ手の届く隣に座るメアの髪に触れ子供にするように撫でたフィルが不思議だったのか、メアはフィルを
見下ろした。僅かに戸惑うような深紅の双眼を見返しフィルは笑う。―この目が自分やエデだけではなく、
仲間に向く時少しだけ穏やかになる事をフィルは知っている。
冷淡で傍若無人に振る舞っているようで―その奥に接する相手に対する配慮が秘められている事も判っている。
「……ありがとうな」
「……え?」
「……今日の攻城戦…『一緒に来ないでくれて』」
自然にフィルの口から漏れた礼に、メアは目を見開いた。――驚いたのだ。
「っ…………。……………別に……僕も今日は忙しかっただけだよ。…あ…もちろんフィラルドより優先する
用事なんてないけど…でも今日のは………その……」
フィルの言葉の意味を理解し、それを否定しようとしたメアは言葉に詰まりそのまま黙り込む。そのまましばらく
沈黙した後メアはフィルを抱抱く腕に力を込め、その肩越しに顔を埋めながら小さな声で「判っていたの?」と
呟いた。フィルは小さく頷き応える。
「…判ったんだ。…最近私はワンコインの用事を優先していたし…メア…本当は一緒に来たかったんだろう?」
「……」
「…でも来なかった。…来たいとも言わなかった。…一緒に行けば…ネィンは必ずお前を攻城戦に誘うし…
私が頼めば…お前は多分頼みを聞いてくれる。…また攻城戦に出なければいけなくなる」
「…うん」
「―そうすれば、人外の力を持つお前と…お前を傭兵したワンコインは憎悪されるかもしれなかったんだな」
「……そんな顔しないでよ」
微かに目を伏せ表情を曇らせたフィルに、メアは手のグラスを置くと両手でフィルを抱き困ったように苦笑した。
「…冒険者はルール違反を嫌う。…違法じゃなかったとしても卑怯な存在なら妬むし疎む。腕自慢が結集し
大きな利害が絡む攻城戦ならなおのことだ。…ネィンはあまりそういう事に考えが回らないが…半人半妖である
お前の攻城戦参戦は…本当は大きな波紋になっていたんじゃないのか?」
一度傭兵に出した後になって気付いたことを、フィルはメアを見上げ問うた。否定できない事を悟ったメアは
不機嫌ではない事を示すように穏やかな表情のままフィルに口づけ応える。
「……まぁ、ね。…僕にどんな力があるのか、あちこちから探りを入れられた。教えるはずないけど」
「…メア」
「…別に半魔が攻城戦に出ちゃいけないって法律はないんだけどね。…だいたい人間同士の冒険者にだって
個人差はあるしさ。…でも…確かに僕の力は卑怯だ。…ばれれば人間共にそう思われても仕方がない」
「…そんなに違うのか?…お前の魔力が強い事は知っていたが…」
「うん。まず僕にハイド関係は効かない。―ボス、悪魔、昆虫種族同様見えるんだ」
微かに驚いたように見上げるフィルに、貴方になら言ってもいいかとメアは続けた。
「普段は押さえられているけど…ブースト状態になれば魔力も耐久力も倍加するし、通常僕のステならかかって
当然の状態異常も殆ど無効化される。ベナム突っ切っても毒化しないしSGやジョークもアンフロ着なくても凍結
しないね。女の悲鳴だけは鬱陶しいからスクリームは嫌いだけど」
「…うわ…それは…すごいな」
「うん。どうみてもチート。なのに違法に手を染めているわけじゃなくて、先天的なものじゃ余計に厄介だと
思うよ。…ばれないように気をつけたんだけど…やっぱり初めて参戦した後不審がる連中が増えたな」
敵も味方も鬱陶しかったと抱きしめてくるメアに、フィルはメアを傭兵させると報告した時良い顔をしなかった
ギェンを思い出した。確かにそれがばれれば、メア本人も使ったネィン達も卑怯と糾弾されるだろう。
「…僕はばれても大したダメージないけどね。生まれつきだし文句言われる筋合いも無い…だけど」
「…雇用主であるネィン達は…間違いなく潰されるな」
例え合法でも不自然な力を持つギルドは敵対ギルドから目をつけられ集団で潰されるのが常であり、それは
下手をすれば今夜の覇道進軍への複数ギルド総攻撃のようなリンチを生む。
――そして、それに跳ね返せるほどワンコインは―フィルの友人達はまだ強くない。
「…ありがとう。お前がネィンの勧誘を断り続けるのって…それを考えてくれたんだな」
「…単に鬱陶しかったっていうのもあるけどね…」
愛おしげにフィルを抱きメアは笑った。理解されどこか安心したのか、それはどこか幼い年相応のものだった。
「…あのアホスナ共は、…貴方のトモダチだから」
「…メア」
「…僕にはそんなものいないし欲しくもないけど、…貴方連中といるとき…楽しそうだから」
壊したくないと思った。そう呟き―フィルのグラスを手から取りテーブルに戻したメアは額に、頬にとフィルに
口づけながらフィルの身を優しく探る。
「…幸せそうな貴方の笑顔が好きだよフィラルド。…僕の最愛」
「…メア」
「…僕以外に向けてるのを見れば妬けるけどね。…それでも…やっぱり愛おしいから。…貴方が大切な奴等
なら…そいつらと一緒に在る場所なら…それを壊したくない」
優しく、そして狂おしいほどの情愛を込め囁くメアの低音にフィルの胸は疼いた。
求められていると理解し求めたいと欲する。―戯れる時間は終わりだと理解し、フィルはメアの背に手を回すと
その細身だが鍛えられ逞しい身体を抱きしめた。
「……私も好きだ…メア。…愛してる…」
情欲を隠す気など無い。メアの夜着を伝いながら背を探るフィルの細い指は明らかにそれを邪魔だと告げる。
夜の気配を纏い見上げるフィルの頤に指を伝わせ、メアは笑むとフィルの唇に深く口づけながらそれに応じた。
―既にテーブルに容易されていたスイッチにメアの指が掛かり、やがて微かな水音が響く部屋を照らすランプの
光が最弱まで落とされる。
「…まだ飲みたりない…フィラルド?」
さぁ、ねだってみせてと言外で誘うメアに、フィルは婀娜な笑みを浮かべメアの唇に舌を這わせながら囁いた。
「……もう…いらない。……あとは…お前で…酔いたい…」
気に入ったかと言外に問うフィルを抱きしめ――やや乱暴に夜着をはだけるメアの興奮がその応えだった。
「…ぁ…あ…ん…。…メア…めあ…ぁ…」
「…フィラルド…綺麗だ。…それに…すごく可愛い…」
灯りが最小まで落ちた寝台に押し倒され、夜着を解かれながら丹念に愛撫され外気に晒された至る所に口づけ
られ。フィルは切なげに喘ぎ声を漏らしメアの身体に縋る。
「あ…っ。…そこ…は…ぁうっ…っ」
「…もっと…足開いて?…貴方の可愛い所…ちゃんと見たい…」
「…っ…あ…あぁ…だ…め…は…恥ずか…しい…」
「可愛いよ。…ね。…見せて…ここ…」
「…っ…あ…っっ」
身体を入れられ閉じることができなくなっているフィルの欲望と最奥をメアの指が伝った。
今夜初めて探られる欲望が既に兆しをみせているのが、触れられた感覚と―クチュクチュと聞こえる卑猥な水音
でフィルにも判る。巧みに追い上げられ、達するギリギリのところで止められ―ジェルを絡ませた指でその奥に
ある恋人を受け入れる後ろの孔を探られれば、慣れ親しんだ圧迫感と刺激はやがて快感となってフィルの
下腹奥を甘く疼かせる。
「…素直な身体だね…。僕の指をもう三本も受け入れて…深い所で銜え込んでひくついているよ。…判る?」
「あ…ぁあ…っっ…ダメ…だめそんなにしたら…あ…あぁ…ぅう…っっ」
「…勿論まだだよ。…ね…自分で…足開いて…誘って?…貴方のいやらしくて可愛い姿…見たい」
「っっ…そんな…ふしだら…な……っっ……ふ…ぁ…ぁぁ――っっあ…んっっ」
半ばまで追い上げられてから抜かれた指に、上擦った悲鳴がフィルから上がった。
愛される愉悦と、愛する恋人の前で晒す痴態への羞恥が共にフィルを煽る。知らない頃なら想像もできなかった
箇所を慣らされながら肌を上気させ愛撫に震え鳴く自分を想像し、そのあまりの淫らさにフィルは姦淫を戒める
神への許しを喉奥で請う。―それでも求めを拒む事ができないほどの興奮に、やがてフィル自身も欲情を
押さえる事ができなくなった。
「………め…メア…の…いじ…わる…」
「…そうかなぁ?…誰でも見たいんじゃない…恋人の…イヤラシイ姿なんて…さ」
「…ばか…ぁ…」
興奮と羞恥で目尻を朱に染め涙を滲ませたままメアを見上げ、フィルは肘で身を僅かに起こし膝を立てると
―そろそろと震える足を開いた。
華奢な肢体と、白いしなやかな足の間の散々探られ興奮した秘所が微かな灯りに照らされ淫靡に光る。
それが自身の目にも入りフィルは目を逸らすが、耳元でだめだよと優しく囁かれればそれも長くは続かない。
羞恥に思考が焼き切れるように熱くなりながらも――やがてフィルは誘うように開いた足の間に指を這わせ、
興奮している欲望から後孔に伝わせ自身で嬲り始めた。
「…ふ…ぁ…。…ん…ぅ…メア…め…ぁあ……みて…あ…ぁ…」
「―っ…」
その痴態に思わず息を飲み見入る恋人の眼前で、それは次第に大胆となり淫らに水音をたて蠢き始める。
メアの視線に余裕無い欲を感じ、その熱にフィルは愉悦を覚えた。愛おしい男の情欲を煽っているのが間違い
なく自分なのだという現実が恥ずかしい反面―堪らなく嬉しい。
『……メア…欲しがって…もっと…もっと……私…を…』
ジェルが塗り込まれた後ろに自身の指を挿れ、見せつけるようにフィルはそこを探り声を上げる。
「……っ…ふ…ぁああ…あん…メァ…め…あぁ…イイ…キモチ…イイ…のに…た…りない…ん…あ…ああ…」
「…フィラルド…可愛いよ…。…それに…なんていやらしいんだろ…こんなに興奮して」
「―…あ…ぁ…――っっ」
内股を撫でられながら、のしかかってくるメアの歯が硬くなっている乳首を軽く噛み嬲る。痛いほどの刺激は
下肢に痺れるような疼きを与え、自身で嬲るフィルの欲望に更なる快感を伝えた。
「ひ…ぁあ…だめ…だめメア…ああっっ…そ…そこ…いや…ぁ…っっ」
「…いや…じゃないよね?…こういう…時は…なんて言うって…教えたっけ…?」
話しながらも左右交互に乳首への愛撫を止めず、巧みに性感を煽りながら興奮する声で囁きかける恋人にフィル
は悶え求られるまま声を漏らす。欲しがられているのだと、自分が煽ったのだと判る恋人の興奮が嬉しかった。
「…あ……いい…もっと…もっと欲しい…メア…触って…もっと…キモチイイトコ…いっぱい…して…ぇ…っ」
快楽で掠れ悲鳴じみた声でフィルはメアを誘う。自分だけ嬲られているという感覚は無かった。その証拠に、
メアの語尾も吐息も酷く荒く―やがて堪えられないとばかりに再び寝台に押し倒され、その長身がのしかかって
くる。
「…そそ…られた?…メア…?」
「…判らない?…もう…貴方いやらし過ぎだよ…ご褒美…あげないとね…っ」
「―あ…ひゃあ…あうっっ」
両膝を抱え上げられ、持ち上げるように前に倒され足を開かれる。そのまま更にジェルを絡ませた指で後ろを
探られ、やや強引に突き上げられた。中を探られ指が動かされる度グジュグジュと、ジェルと先走りで流れ
落ちる精液が立てる水音が薄明かりの閨に響く。
「―ひゃああっっ!!!―あ…そこ――ぁあっっ…イイ…イイ――メア…めあ…ぁっっ」
最奥のしこりである性感を探られ、フィルの細い腰が跳ねた。その刺激をよがり楽しむ暇もなく、フィルの開かせ
た下肢へと身体をずらしたメアの口が反応し勃ち上がっているフィルの欲望を舐め咥える。
更なる刺激と興奮、そしてクチュクチュと夜闇に響くいやらしい水音にフィルの性感は煽られた。
「――ぅああっぅう!!!――あ―やぁあ――メア――メアそれはダメ…ダメ達って…しま――あ―ぁあああ―っっ」
前と後ろを恋人に容赦無く攻めたてられ、興奮しきった身体をあっという間に追い上げられ、フィルは達し精を
メアの口中に放ってしまった。―精を躊躇無く飲み下しその性器をなおも舌先で弄る恋人の艶に、吐精した
フィルのけだるい下肢には新たな痺れが戻ってくる。
「…あ…メア…なんて…いやらしい…」
「…そそられた…フィラルド…?」
「お…おかしくなる…ほど…だ。…お願…い…もう………――ぁあっっ!!」
吐精の解放感から僅かに羞恥が戻り、それ以上口にするのを躊躇うフィルの後孔を、なおも深くメアの長い指が
犯す。
「…もう…何…フィラルド…?」
「あ…あぁ……だめ…そんな…ぁ…」
「ぐちゅぐちゅいって…僕の指を締め上げているよ貴方のココ…。…指だけでまたイカサれたい…?ねえ…?」
「あ…あぁ…ん…っ…あ……や…やめない…で…ぁ……ぁ…っ」
突き上げをもどかしい箇所で止められフィルは悶える。吐き出す以上の快楽を知る身体は一度の吐精などでは
到底満足できず、指で弄られている孔はそれだけでは足りないと収縮し指を貪る。
淫乱だと恥じながら、フィルはその淫らな衝動に愉悦を感じた。
そして恥じらうほど、禁忌を覚えるほど心地悦いと。―もっともっと感じたいと貪欲な欲望が身体を疼かせる。
水音を立て、恋人の指に自身の指を絡めるように自身の後ろへと再び指を辿らせそこを弄り。切れ切れの声で
鳴くようにフィルは言った。
「…おね…がい…。…お願い…メア…い…れて…挿れて…ぇ…」
「……」
「…私の…いやらしいココを…メアので突き上げて…かき混ぜて…あ…ぁ…めちゃくちゃに…して…――っ」
ずるりと指が引き抜かれ、自身の手を掴まれたフィルは寝台に乱暴に押しつけられる。
「………やば…」
「メア…ぁ…」
「…冗談抜きで…キた。…焦らすの…もう…全然無理…余裕無い…」
開かれた足の間を割るようにメアがフィルに押しつける雄は、興奮を主張するように膨脹し脈打っている。
それで貫かれ番う苦痛と快楽を思い、フィルは欲望に小さく震えメアの肩に縋った。
「…挿れるよ…フィラルド…」
「…ぁ…きてメア。…お前を…感じさせて…――っ」
足を強く前に開かれ―やや苦しい体勢でもフィルの正面から体重がかかり。
「――あ――あぁ――ああああっっ!!」
そしてメアの情欲に猛る雄は、フィルの後孔と一気に番った。
脳天を突き上げるような刺激と開かれる苦痛、そしてより深い所を抉る快感が同時にフィルを満たし苛む。
「ひ――ぁああ――ああ――あああっっ」
「…ち…やっぱ…きつ…。フィラルド…力抜いて…っ」
「あ…あぁ…う…ぅ……っっ」
何度抱かれても固く閉ざされるそこは、強く萎縮しまるでメアを拒むように締め付けた。圧迫感に苦しみ呻く
フィルにメアは何度も口づけ強張りを解きながら、前の欲望にも指を這わせ慰めるように弄る。快楽に解きほぐさ
れるフィルの後孔は、やがてメアの雄を全て飲み込み刺激に反応しはじめる。
「…吸い付いて…くるね。全部入った…判る…?」
「あ…メア…メア…くる…し…ぁ…でも…い…ぃ…ぁ…っっ」
「…動く―よ…」
「う…ごいて――っっぁ…ああ――っっ」
浅く抜かれ、そして最奥を突き上げられフィルは悲鳴をあげた。その声に興奮が増したか、メアの動きは次第に
強くなり、やがて乾いた肉を打つ音と卑猥な水音をたてながらフィルを貫き揺さぶり始める。
「あっっああ!!――ああうう!!――は―ぁああ!!!メア――めあ―ぁ!!」
「フィラルド…僕の…感じて…もっと…フィラルド…っっ」
「か―んじる…メアの…お…きくて…あ…熱くのが――わ…たしの中…ぐちゃぐちゃ…に――ひぃああ!!!」
グチュリと、強くフィルの欲望を嬲ったメアの手の中で、再びフィルの欲望が追い上げられる。
「ひゃああん!!!あ―ああダメ―だめ二カ所も――なんてあ―あ!!!ひ―ぃやああ!!!悦いめあ―メア―ぁ!!!」
「両方―弄られるの好きだね…フィラルド…中がすっごい締め付けて来て…気持ちいい…堪らない…っっ」
「あ――ああっっ――っっ――あ…い―いや―そこ―はっっ」
「…でも…ダメだよ。…まだイカせない。…まだ…まだ僕ので…よがって…僕の最愛…っ」
「あ―あああ!!!―あああ!!!」
強く突き上げられ、絶頂に追い上げられるほどの快感がフィルを貫くも、嬲りながら根本を押さえるメアの指の
せいで達する事もできず。フィルは苦しい程の快感に満たされ、狂ったように鳴き雄を貪り腰を振る。
「ああ―あ―っっお願い――お願いめあ―イカセて…いかせ――ぁあああ!!!」
「――ふ…まだ…もう少し…。…一緒に…ね…?」
「ひ―あああ!!!イヤ―イヤ悦いぃ!!!あ―ああ狂う――くるって――しま――ぁあああ!!!!」
「あぁ…綺麗だよ。…僕の最愛…狂った…愛欲の女神…」
「ひ――あ―あああん!!!」
悲鳴を舐め取るようにフィルの唇に舌を差し入れながら、メアはなおもフィルの中を攻め貫き続け快感で苛む。
気が遠くなる程の快感と、意識を覚醒させる刺激が同時にフィルを嬲った。恋人とその淫楽を貪る合うこと以外の
感覚が、次第に清廉な美貌の中で薄れていく。
「メア…メアすき…好きぃ…ああ…して…もっとしてぇ―イか―せてぇえ!!」
「僕も―好きフィラルド。…イこう…ね。…一緒に…フィラルド…――っっ」
やがてケダモノじみた激しい情交に鳴き狂いながら、快感に張り詰めた雄を解放されフィルは達した。その
最奥を強く抉ったメアの雄も、限界の絶頂を迎えフィルの最奥に熱い精を放つ。
「―あ――ぁあ――あつ――い――…っ」
「…っ…。貴方の中も…ね。…気持ち悦いよフィラルド。…もっと…もっと欲しい…」
達してなおも深く番い、深く口付けながら余裕無くのしかかってくるメアを見上げフィルは微笑む。普段は奥底に
収められている恋人激しい欲望が――酷く愛おしい。
「…もっと…もっと愛して…メア」
快楽と愛液にまみれ、肌をしっとりと上気させながらフィルは自分からメアに縋り、メアの腰を内腿で撫でながら
未だ中に在る雄を刺激するように締める。―そして淫蕩そのものの笑みを浮かべ、掠れた声で囁いた。
「…狂うほど酔わせて。お前だけに…メア…」
「…ふ。…容赦…できなくなるよ…フィラルド…僕の最愛」
「…しないで…メア。…私を最愛と呼ぶのなら…最高の…愛だけで私を抱いて…」
壊してもいいからと笑うフィルは、淫婦のように艶めきながら―無邪気な子供のように汚れを感じない。
その姿に魅入りながら、メアはふと女神フレイヤとは本当にこのような存在ではないかと思う。
「…ふふ…だとしたら…その女神に快楽を教え込み堕落させた僕は…まさしく神の敵対勢力…だね…」
「…メア…?」
「…なんでもないよ…僕の最愛。…貴方が本当に女神だとしても…僕は離さない…」
情欲に再び力を取り戻す雄で再びフィルの中を揺すりながら、メアは過ぎた快楽に顔を歪めフィルの肌を再び
愛撫し始める。離さないでと、消え入るような愉悦混じりの声でフィルは鳴きメアの背を抱く。
「…離さないよ…フィラルド。…僕は女神を犯した恐怖で逃げ隠れたドワーフ共とは違う」
「…メア」
「…どうか永遠に…この腕の中だけで鳴いて…僕の最愛。…僕だけの…愛の女神…」
メアの睦言に、フィルは微笑みを深め恋人を抱く腕を強める事でそれに応える。
「…もう一度…いい?」
「…うん…して…メア」
深みにはまるように愛し合い、その奥底で疼くお互いの情欲を満たすためメアとフィルは再び深く番い快楽を
分け合う。
―他者の存在を許さない二人だけの宴は、その夜が白むまで開かれ続けた。
END
* * *
倉庫広場管理人roko様より雪飴秘屋開設祝い及び、
こちらが勝手に貼り付けていたにもかかわらず
リンクお礼ということでSSを頂いてしまいました…!
どんなSSがいいでしょうかと聞かれた瞬間咄嗟に脳内に
このカプでの甘々が浮かびリクエストさせて頂きました。
出来上がったSSを全て読ませて頂いたあと、
やっぱりこれをリクして良かった…v
と幸せをかみ締めております。
お持ち帰りOKとのことだったので早速コピペして秘屋に持ち帰り、
roko様が持つ雰囲気を壊さないようにしつつも
ものすごい自分の趣味に突っ走りました(笑)
改めましてありがとうございました〜♪