ハリー達のレジスタンス開始からものの一週間もたたないうちに、さらにアンブリッジの専制はひどくなっていた。

今度は、ホグワーツ高等尋問官令でー全てのクラブ、組織、団体、チーム、グループはいったん、解散され、再結成するには高等尋問官(アンブリッジ)

の許可が必要だというのだ。

この知らせを聞いた例のメンバーは、「もしかして、アンブリッジがレジスタンスのことを知ったのではないか?」「誰が密告したんだ?」と不安そうに囁き合い、レジスタンスの存続を危ぶんだ。

当の計画者の四人は、談話室でこのことを暗い顔でしゃべっていた。


「誰かがあいつにくっちゃべったんだ!!」

ロンが怒った。

「それはありえないわ!」

ハーマイオニーがすかさず反論した。

「どうして白だと断定出来るの?フレッドやジョージ、ジニー、ルーナ、リーとか親しい人を除いたら、皆、黒だわ!誰が密告してもおかしくないじゃないの!」

が負けずに彼女に食ってかかって言った。

「白だと断定出来るわ。」

ハーマイオニーが厳かに言った。

「私はあらかじめ、そうなることを想定して、誰かがアンブリッジに告げ口したら誰がそうしたか確実にわかる魔法を仕掛けたのよ。

 その誰かさんは、とっても後悔するはずよ。」
 
 
「え?魔法を仕掛けたって?どんな魔法なんだ??」

ロンが雷に打たれたような顔で聞いた。

「そうね、こう言えばいいかしら?」

ハーマイオニーがいたずらっぽく言った。

「一番ひどいニキビでさえ、ほんの可愛いソバカスに見えてしまう。ま、こういうことかしらね。」


その後、大広間の朝食に降りていった四人は同じように知らせを聞いて、駆け寄ってきたハッフルパフ、レイブンクロー、グリフィンドールのレジスタンスのメンバーから

今後、このもくろみを続けるのか?などの質問攻めにあった。

「どうする?」


メンバーがハリー、 を見ていた。

「もちろん、やるさ。」

ハリーは静かに言った。

「今のところ、誰も痘痕っぽくないなぁ」

ロンが集まったメンバーの一人、一人の顔を見渡して言った。

「痘痕はどうでもいいわ!お馬鹿さんね!今ここに集まったら怪しまれちゃうじゃないーーー座ってよ!」

ハーマイオニーがハッとした顔で、ハッフルパフのメンバーに必死で身振り手振りし、それぞれのテーブルに戻るように指示した。

「あとで!はーなーしはあとだって!」

が素早く、ハーマイオニーを手伝って、レイブンクローのチョウとその友達、ルーナに口パクと身振り、手振りで伝えていた。

「私、マイケルに言ってくる。」

ジニーがじれったそうにベンチをまたいだ。

「全く、馬鹿なんだから!」



その日の1時限目、ハリー、 にとってかなりショックなことが持ち上がった。



二人は今、魔法史の授業を抜け出し、誰もいない廊下を失踪している途中だった。


二人は息せききって、職員室に飛び込んだ。


「んまぁ!まさか、またお二人とも罰則を受けたのですか??」


ドアを開けるなり真っ先にマグゴナガル先生の恐い顔が飛び込んできた。


「違います!グラブリー・ブランク先生はどこですか?僕の梟と彼女のカラスが怪我してるんです。」

ハリー、 は揃って、片方の翼が奇妙な角度に伸びているヘドウィグ、片方の翼から真っ赤な血がポタポタとしたり落ちて、だらんと頭が垂れているハシボソカラス

を目の前に突き出した。

「手負いの梟とカラス、そう言ったかね?」


グラブリー・ブランク先生がマグゴナガルの脇に現れた。

パイプをふかし、新聞を片手に持っていた。

「はいーこの梟は、他の配達ふくろうより遅れて到着して翼がとってもおかしいんです。」

彼は言った。

「このカラスはーー こんなーーーー血だらけにーー翼を何かで打ち抜かれたようなんです。誰がこんな酷いことを!!」
 
 説明する の声は怒りに打ち震えていた。
 
 
 
 
「ふ〜む」


グラブリー・ブランクは二羽を事務用デスクに下ろして、ランプを近づけ、念入りに怪我の度合いを観察した。


「どうやら二羽とも何かに襲われたようだね。ただ、梟のほうは何に襲われたかはわからんけどね。カラスのほうは

 間違いなく、石弓のようなもので打ち抜かれたようだよ。」
 
 
 ハリー、 はそんなことよりも二羽が治るかどうかだけが知りたかった。
 
 
 しかし、マグゴナガル教授は厳しい顔で二人を見て言った。
 
 「ポッター、ハーカー。この二羽がどのぐらい遠くから来たか知ってますか?」
 
 
 「えーと、ロンドンからだとたぶん」
 
 「私のほうはブカレストからだと思います。」
 
それを聞いた途端、先生の顔つきが一瞬にして険しくなった。

「ロンドン」「ブカレスト」がそれぞれ「グリモールド・プレイス十二番地」「ルーピンの家」だと見抜かれたことが、二人には分かった。

「ハーカー。大丈夫だよ。幸い、この子の傷は浅い。血を流してるがね。死ぬことはないさ。大丈夫さね。」

グラブリー・ブランクは目を真っ赤にしている を見て、安心させるように言った。



それぞれの足に巻きつけられていた手紙を解き、二羽を治療の為、ブランク先生に預けると二人は揃って教室を出た。


「ポッター、ハーカー!」


教室を出る時、マグゴナガルは二人を呼び止めた。

「注意しなさい」

マグゴナガルは二人を見下ろして小声で言った。

「ホグワーツを出入するその通信網は、見張られている可能性があります。わかりましたね?」

その時、両方向から生徒が来たので、マグゴナガルはフッと口をつぐみ、教室の中に入ってしまった。



それから二人はロン、ハーマイオニーが、中庭の隅の方にいるのを見かけて呼び止めた。

急いで二人の側に行きながらハリー、 は巻紙の封を切った。

ハリーの手紙はシリウスからの一通だけだったが、 にはシリウス、ルーピンからの二通の手紙があった。


ルーピンからの手紙は後で誰もいなくなった時に読もうと決めて、彼女は真っ先にシリウスの巻紙の封を切った。




「今日 同じ 時間 同じ場所で」手紙にはシリウスの筆跡で五つの文字が書かれていた。


「ヘドウィグとあなたのカラスは大丈夫?」

ハリー、 の声の届くところまで近づくと、ハーマイオニーが心配そうに声をかけてきた。

「どこへ連れて行ったんだい?」

ロンが聞いた。

「ブランク先生のとこ。そしたら、マグゴナガル先生に会ってね・・・・」


がべらべらと先ほどおこったことを話し始めた。


「やっぱりね。」

彼女が話し終わるとハーマイオニーが特別に驚いた様子もなく、言った。

「そうじゃないかと、さっきまでロンと話してたとこなの。ヘドウィグとカラスが怪我したのはもしかしたら、誰かが手紙を奪おうとしたんじゃないかしら?」


「それにしても誰からの手紙だったんだ?」

ロンは二人から手紙を取ると読んだ。

「スナッフルズから。」

ハリーがこっそりと言った。

「同じ時間、同じ場所でって。」

「あの暖炉のことだな。」

ロンが言った。


「だけど、封もしてあるし、開封してないみたいだな。」

ハリーは自分を納得させようとして言った。


「それはどうかしら?」


ハーマイオニーがその事実を打ち消すようなことを言った。


「魔法で巻紙の封をし直すのはそんなに難しいことじゃないでしょ。それに誰かが煙突飛行ネットワークを見張ってたら?

 でも今更、来るなは無理よね。それを書いた手紙も途中で奪われるかもしれないわ!」
 
 
「ところで、 。君のもう一通の手紙、ルーピン先生から?」

ハリーはこっそりと彼女がもう一通の手紙をポケットに隠したのを見たのだった。

「え?先生から来たの?」

「何て書いてあった?」


すかさずロン、ハーマイオニーが興味深々に聞いてきた。

彼女は途端にトマトみたいに真っ赤になって、「まだ開封してないわ・・・」


みたいなことをごにょごにょと口の中で言った。


ロン、ハーマイオニーはその彼女の様子を見て、「おっとこれはーー」とニヤニヤしたが、ハリーの方は二人のように呑気でいられなかった。

彼は、ルーピンが彼女にどういった内容の手紙を書いているのか、是が非でも手紙を奪って、開いてみたい気持ちに駆り立てられたのだった。

ちょうどその時、始業ベルが鳴ったので、 はそのベルに救われる思いで、芝生を駆って、「早く」と後からついてくる三人に呼びかけた。


その夜、彼らはシリウスが例の暖炉の炎の中に現れるのを魔法薬のレポートを片付けながら待ち続けていた。

ロンは宿題の途中で、肘掛け椅子でうとうとと船をこぎ、ハリーのほうも机の上に突っ伏して寝息を立てていた。

たった一人起きていたハーマイオニーも(宿題はもう終わっていた)「お茶入れてくるわね」と に言うと、ティーセットを取りに女子寮へと消えてしまった。


そういうわけで、残された は今がチャンスとばかりに、ルーピンからの手紙をポケットから出して夢中で読み始めた。




やあ、元気でやってるかい?なかなか手紙を書けなくて申し訳ないね。

騎士団の仕事は相変わらず不規則だけど、大丈夫、食事は必ずグリモールド・プレイスに帰ってきてジェーン、シリウスの三人で食べているよ。

アンブリッジの罰則をうけたのかい?君からの手紙を読んだとき、あの女が君とハリーをどんな酷い目に遭わせてるかそればかり気になった。



なぜ、君とハリーはあの女に反抗したんだい? 何か嫌なことでも言われたから?どっちにしろ、あまり喜ばしくないことだ。

あの女がただの教師なら、私はこれほどまで心配しない。だが、あの女はとかく面倒だ。君達が学校の反分子だということが分かったら

あいつはどんな手を使って、君たちを苦しめるか分からない。そういう奴なんだ。ドローレス・アンブリッジって女は。





それから、スネイプ先生が罰則の時、君を救ってくれたのかい?

それは珍妙な出来事だったね。

彼がグリフィンドールの生徒を助けるなんて私にはどうしても考えられないんだ。大のグリフィンドール嫌いの彼がね・・・。

だが、彼の言うとおり、あの女には今後いっさい反抗しないほうがいい。

ハリーにもそう伝えてくれないか?

一週間の罰則がどんなのだったか私には想像もつかないが、とにかく魔法省のスパイなる人物なのだから正面から反抗的な態度をとるのは

危険だ。


手紙に書いていたが、本当に君はあの女に反抗しないと約束してくれるのかい?

厳しいことをいうようだが、私はこれが君とハリーが学校に残れる最善の方法だと思っているんだ。


最後に―私も早く君に会いたいよ。

次の休暇まで気が狂いそうだ。


R・J・ルーピンより。




手紙を読み終わると、彼女はちくちくと良心の呵責を感じた。

やっぱりーー先生は私の軽率な態度に怒っているのだ!

と同時にこんなに心配してくれる人が身近にいることに彼女は、あたたかな気持ちを感じずにはいられなかった。



「やあ」


暖炉の炎がひときわよく燃え、シリウスの顔が映った。

「シリウス!あ、待ってて。二人を起こすから。」

「いや、そのままでいい。」

彼は慌てて、男の子二人を揺さぶろうとしている彼女を止めた。

「え?でも起こさないと。」

「いいんだ。君と話したい。私は君からの手紙をもらっても返事をかくことすら出来ないんだからな。」

彼は有無を言わせぬ様子で言った。






「さーーて、何から話そうかな?そうだ、元気でやってるか?」

彼は照れくさそうに髪の毛をかきむしりながら言った。

「ええ、皆、とても元気でやってるわ。」

彼女は朗らかに笑った。

「あの女の専制体制はあいかわらずか?」

これにはシリウスはちょっと心配そうな顔だった。

「そうよ。最近のあの女の一番酷いことっていったらーー私たちの寮のクィディッチ・チームを解散させて、再編成させる許可をなかなかくれないの。

 ハリーやロン、フレッド、ジョージ達が可愛そうだわ。だってあの人たちにとってクィディッチはとても大事なものじゃない。
 
 それをあの女が自分の権限を利用して取り上げたのよ。私、魔法省なんか、大嫌いだわ。糞食らえって感じなの。
 
 ねえ、これは酷い封建体制だと思わない?シリウス。」
 
 
彼女の生き生きと踊る、茶色の瞳を見ながらこうやってしゃべれることにシリウスは天にも昇る思いだった。

「全く、ますます女らしくなってきたな。きっと成長した暁にはエイミーを超える輝くような美人になるだろう・・・。」

彼はこの場には全然、関係ないことを思って心の中でにやにやした。

彼は自分と同じ年の離れた、黒髪の娘がとても好きだった。

ちょっと冗談を言ってやれば、小さな銀の鈴のように明るく、可愛らしく笑い、時々、真面目な話をすると熱心に耳を傾けて聞いてくれた。

彼は彼女の外見だけでなく(もちろん、黒髪に取り囲まれたバラ色の頬やえくぼも好きだったが)彼女の激しい気性、寛容な性格、頑固な精神

なども好きだった。

たった一つ、彼女が自分を愛してくれないことを除いてはーーー。


その後、ハーマイオニーがティー・セット一式を持って女子寮から帰ってきたので、 は男の子二人を起こした。

彼は四人に「ホッグズ・ヘッド」のバーでダングが闇の魔術の防衛術の秘密会合を盗み聞きしていたこと、それを聞いたウィーズリー夫人が

「どんなことがあっても、防衛術のグループには加わらないこと」と警告したことを伝えた。


「だが、私はこのグループに賛成だ。おまけに家でストップをかけているのはロン、君のお母さんだけだ。ブラド夫人やルーピンは

 密かにこの案に賛成している。もちろん、モリーの前ではそんなことはおくびにも出さないがね。」
 

そうシリウスは嬉しそうに言った。

目がとても笑っていた。

「それで、グループはどんなふうに組織するんだ?どこに集まる?」

シリウスが言った。


「うん、それが今ちょっと問題なんだ。まだ場所が決まってないんだ。」

ハリーが言った。

「叫びの屋敷はどうだ?」

シリウスがここぞとばかりに提案した。

「へーイ!そりゃいい考えだ!」

ロンが拳を上に突き出して賛成した。

「駄目よ」

ハーマイオニーが間髪いれずに反対した。

「あのね、シリウス、叫びの屋敷に集まる人数は28人もいるのよ。でも透明マントはたった一枚だけだし、だれもアニメーガスじゃないのよ」


「もっとな答えだな。」


彼はがっくりしたように言った。


「だが、いい場所がある。」

彼はいたずらっぽく微笑んで言った。

「五階の大きな姿見の裏に、かなり広い秘密の抜け道がある。」

「そこは塞がってるって、フレッド&ジョージが言ってた。」

ハリーは首を振った。

「そうか。それじゃまたーーー」

シリウスがそこでハッとして横を向いた。

明らかに暖炉の硬いレンガ壁の向こうを見ていた。

「逃げろ、誰か来る」

彼はそう短く呟くと、炎の中に姿を消した。

「どうして?」

ハーマイオニーはぎょっと息を呑んだ。

炎の中にずんぐりとした流行遅れの髑髏だの、三本足のある日輪で囲まれた醜悪な指輪をはめた手が現れ、何かをつかもうとまさぐっている。

四人は次の瞬間、何も言わずに蜘蛛の子を散らすように逃げていた。










それから幾日後―

ハリー達と二十八名のメンバーは、幸運にもドビーが教えてくれた「必要の部屋」で記念すべきレジスタンス初日の活動を始めた。

「では、リーダーはハリーと でいいですか?」

ハーマイオニーは念のため、集まったメンバーに確認していた。

全員が挙手し、ザカリアス・スミスでさえ、不承不承であったが、手を上げた。

「ありがとう」

ハリー、 は顔がほてってくるのを感じた。

「それと名前をつけるべきだと思います。」

ハーマイオニーが手を上げて発言した。

「反アンブリッジ連盟は?」

「魔法省は皆、間抜け「MMM」はどうだ?」

アンジェリーナ、フレッドがすぐに発言した。

だが、最終的にこの活動の目的が分からないような名前をつけるのが賢明だというハーマイオニーの意見にならって、

チョウの発案した「DA−ディフェンス・アソシエーション」

に名前は決定した。

「それじゃー練習しようか?僕と彼女で考えたのは、まず最初にやるべきなのは「武器よ去れ」、「武装解除術」なんだ。かなり基礎的な呪文だが

 本当に役に立つ」ハリーが言った。
 
「おい、おい、冗談きついぜ。例のあの人に向かって「武器よ去れ」が僕達を守ってくれるのかい?」

ザカリアスがすかさず、反論した。

「僕が奴に対してこいつを使った。六月にこの呪文が僕を救ったんだ。」ハリーは落ち着いて言い放った。

「そう、私も奴をこれでふっとばしたのよ。大した呪文だと思うわ。」

その横の彼女は、そういうと誇らしげに乳白色の自分の杖を眺めた。

スミスはこの二人の思いもかけない答えに、ぽかんとして口を開いた。

他の皆は感心して言葉も出なかった。

「でも、この呪文が程度が低すぎると思う人は退出しても構わないわ。」

が言った。

スミスは動かなかった。他の誰も席を立とうとはしなかった。

「いいようだね。それじゃ二人ずつ組になって、練習しよう。」

ハリーの指図で、皆がサッと立ち上がり、組になる相手を探し始めた。

ルーナは真っ先に のとこにやってきた。

ネビルは相手がおらず、ハリーと組んだ。



途端にそこら中「武器よ去れ!」の叫び声で一杯になった。

ハリーの速さにネビルはやはり、到底適わなかった。

杖がすごい勢いで吹っ飛び、天井にぶつかり火花を散らした。

もやはり、度重なる実戦をくぐりぬけてきたので相当腕は良いし、速かった。

ルーナの砂色の髪が物凄い勢いで逆立ち、杖が目にも留まらぬ速さで飛んでいった。

彼女と何度か練習した後、彼女はクリービー兄弟、マイケル&ジニーなどの下級生の組を回って、熱心に指導していた。


いっぽうハリーは上級生の組を回って、指導していた。

チョウ・チャンはひどい有様で、ハリーが近づくと「エクスぺリアーミス!エクスぺリメリウスーーああ、マリエッタ、ゴメン!」

と慌てふためいて、巻き毛の友達の袖に火をつけてしまった。

「あなたのせいであがってしまったわ!いままではうまく出来たのに!」

チョウは意味ありげな言葉をハリーに投げかけてがっくりとしていた。




ネビルはなんとかハリーの杖を飛ばすことが出来た。


やがてフィルチが巡回するであろう時間がくると、ハリー、 は皆を集めて裏戸口から送り出した。



「それじゃ次は水曜日だ。」

ハリーは皆に伝えると、ハーマイオニー、ロン、 と共にグリフィンドール塔へと足を速めた。




















































 



 








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