女子高生・小早川志緒は、学校には内緒でアルバイトをやっていた。そのアルバイトとは 「P.A.（プライベート・アクトレス）」、依頼者と契約を結んで依頼者の要望に応じた 『役』（愛人整理のための恋人役や結婚式の友人役など）を演じるというもの。 数多いP.A.の中でも、志緒は本物と錯覚させるほどの優れた演技力を持っていたが、 大女優・永沢さゆりの隠し子であることから、女優にならず現実世界で演じることを選んでいた。 P.A.の仕事を通じて志緒は、様々な人と出会い、依頼の背景にある様々な愛憎劇を 垣間見ることになる。

剣の白鳳流宗家の娘で、剣道の高校生チャンピオン・夏月は修学旅行中、船が大波に襲われ意識を失った。 目覚めるとそこは江戸時代。一揆が起こる前の天草だった。 だが、一揆の首謀者となる天草四郎はなくなっていて、四郎にそっくりだった夏月を、 村の人々は「四郎」だと思いはじめ、天草を救うべき現れた「天使」だと期待しはじめる。 そして、そこで同級生英理に出会い、大波でタイムスリップしていたのは夏月ばかりでなく、 生徒会のメンバーみんなだったことが、所持していた携帯電話が、時々つながることでわかってきた…。

動物の心が分かる不思議な少女・せれん。アフリカ・タンザニアで暮らしていたせれんは、 事情により一人で日本へ帰ることになる。 その頃、日本では小中学生の自殺が相次いでいた。せれんは、街に漂う“おびえ”の空気を感じ取る。 犠牲者たちは皆、「暗くなると赤い目の人間が見える」と怯えながら訴えていたという。 正体が 不確定のまま、確実に「赤い目」の人間の数だけは増えていく。そして、遂に“吸血鬼”という答えに 辿り着くが、その大元は、せれんたちの仲間の聖の妹・麗だった。

アメリカ・ニューヨーク。重度の心臓病を患う17歳の少女・こすもは、Rh-AB型という珍しい血液型のため、 なかなか臓器提供者が現れず、奇跡を待ち詫びる日々を送っていた。 同じ頃、日本最強の巫女・日巫子（ひみこ）も、巫女守の日嗣（ひつぎ）と共にニューヨークにいた。 日巫子は、車に轢かれそうになった少女を守り命を落とすが、偶然か必然か、Rh-AB型の日巫子の心臓は こすもに移植される。 巫女守の日嗣は、日巫子の心臓を持つこすもを命をかけて守ろうとする。最初はそれだけだったが、 次第にこすもは日巫子の力だけに頼らない100代日巫子として覚醒していく。

家族を殺害され、笑顔を忘れた樹梨。未だに犯人は捕まっておらず、その上、その犯人から命を狙われ、 逃げる生活を続けていた。 ある日、樹梨はJと名乗るビデオジャーナリストと出会う。Jと出会った日、それまで自分を守ってくれていた恋人が、 自分を犯人達から守るために死んだ。悲しむ樹梨にJは「逃げずに真実を探そう」と助言。Jの下に身を寄せ、 アシスタントとして事件の真相を探り始める。

ベストセラー推理作家としても活躍する女性が市長となり、持ち前の推理力を活かしながら、 市の環境問題、福祉・介護問題、医療問題など市の問題に取り組む姿を描く。

たんぽぽ畑でひろわれた、かわいい少女・ジュディ。 アルプスを舞台に雄大なスケールで描く愛と感動のラブストーリー。

ピアニストを目指す少女・ありあの波乱の青春を描く--愛と情熱の音楽大河ロマン!!

恋人の残したカメラは隠された真実を写し出せるカメラだった!!カメラマン愛梨が事件の真相を明らかにする“沈黙の瞳(サイレント・アイ)”シリーズ。

錦織姫は北海道の原野で父親と二人きりで暮らす少女。 ところが父親が突然の事故死。 残されたのは、警告の手紙と「蛇」の紋章。 謎をとくため姫は愛車のバイクとともに東京へ向かう！

横浜に住むはるひは、港で倒れている少年を助けたが、その少年は記憶喪失で、しかも不思議な力を持っていた。 身に付けているブレスレットの"33"は何を意味するのか。 記憶を取り戻しかけた彼に、組織の手が伸びる!!

何かに追われるように、占い師の姉と共に引っ越してきた八神あやめ。 転校先で幼友達の水原周と再会するが、喜びもつかの間、鬼に変身した体育教師に襲われる。 鬼と鬼狩人の宿命が交差するドラマチック・ミステリー！