欲しいものなんて、





I want...





寝室に籠った互いの熱に、欲の灯ってしまった体は簡単に煽られた。
ベッドに横たわったイギリスに跨る形で唇を重ね、相変わらずの技巧を見せつけて(体感させて?)くるイギリスの後頭部に添えている手で、イギリスのぱさぱさとした髪を梳く。
それがくすぐったいのか、けれどいやらしい舌の動きは淀むことなく滑らかで。
軽く舌を甘噛みされ、腰が重くなるのを感じた。
それにくすりと笑む気配がして、その余裕が悔しくて、性急且つ荒々しい動きでイギリスを翻弄する。

「ん……ふぁ…」

唇の隙間から声がこぼれ始め、背中にまわされたイギリスの手がぎゅ、とシャツを握るのを合図にゆっくりと舌を退け、唇を離す。
ぴちゃり、と艶めかしい水音は、濃密な夜の空気の中に響いた。
頬を紅潮させ、酸素を取り込むのに胸を上下させているイギリスは、すぐににやりとした笑みを浮かべた。

「荒っぽいだけが取り柄か?」

つつ、と俺の唇をなぞる指に軽く歯を立て、舌先でそろりと舐めれば、満足そうに顔が歪んだ。
イギリスの顔を見下ろし、今のキスで溢れてしまった唾液が伝っていった首筋の白さに、更に着ているシャツで隠されたその先に誘われるように舌を這わす。
ちゅ、ちゅ、と啄むようなそれをたまに強くしてみせ、濃い赤に染まった鬱血の痕に見惚れる。

「んっ…あんま、痕…残すなよ…」

鎖骨も舌で舐め上げ、吸いついたところでうっすらと涙で覆われた翠がこちらを向いた。
その眼は熱に浮かされていて、そんなきみのいうことなんて聞けるわけないじゃないか。
口には出さず、逆らうようにそこにいくつも痕を残す。
2番目くらいまで外されたシャツのボタンは、肌を少し曝す程度にとどめていて、その先に進むためにもゆっくりとボタンを外していく。
最後のボタンを外し、シャツを肌蹴させ現れた体はあまり体格のいいと言えない彼をより一層貧相に見せた。
前に彼とこういう行為に及んだのは何時だったか思い出せないが、多分半年くらい前で。
その時も貧相だったけど、これほどひどくはなかったはずだ。
その事実に、唇をきゅ、と噛む。
薄くなった脇腹にす、と手を這わせれば、イギリスの体がひくり、と反応した。

「気持ちいい?」
「っあ、…くすぐった…」
「ホントに…痩せたね、きみ」

薄い括れ部分を撫で上げ、普通男には括れなんてできないんじゃないだろうか、なんて見当違いなことを思う。
荒れた食生活をしている割に肌理のこまかい肌をしたイギリスの臍辺りを撫で上げれば、薄い腰が跳ねた。
わざと舌を出し、イギリスの脇腹を舐め上げ、臍のあたりもつつ、と舌を這わす。

「ひぁ…そんな、とこ…」
「いいんだろ?」

ほら、と軽く吸いつけば、それだけでイギリスからは高い声が上がる。
ちゅ、ちゅ、とそのまま下の方に唇をずらしていくと、スラックスを押し上げているイギリスの欲望が目に入った
それににやり、と良くない笑みを浮かべ(イギリスには見えてないだろうけど)、スラックスの上からそれを握りこんだ。

「あっ…!」

その急に与えられた刺激に、イギリスの太ももがびくりと反応を返す。
宥めるように太ももをさすり、カチャカチャとベルトのバックルを外してベルトを抜き取ると、イギリスは状態を上げてズボンを脱がせるのを阻止しようとするが、再びそこに手を這わせば、突いた腕からは力が抜け、ベッドに倒れた。

「おま…、何して…」
「見ての通りだけど?」

抵抗が弛んだとこを一気にズボンを下着ごと抜き取り、ベッドの下へと落とす。
外気へと曝されたそこはふるり、と震え、けれど萎えることなく立ち上がりを見せるそこに、手を這わせる。

「やぁ…、さわっ、な…!」

握りこめば更に高度をまし、先端からは先走りが零れた。
それを塗り拡げるように竿を全体的に擦り、括れをぐりぐりといじる。

「んぁっ、あ、あ…!」

とぷ、と溢れ出てくるそれは透明なものに、白っぽいのが混じる。
気持ちいいだろうに逃げをうとうとするイギリスの腰を捉え、追い上げる。
もう少しでイくんじゃないのかな?

「ほら、イっちゃいなよもう」
「やっ、だぁっ…あ!」

裏筋を擦り上げ、カリの部分を弄ればイギリスはシーツを強く握りしめ果てた。
俺の手を汚し、イギリスの腹にも飛んだそれをぬちゃり、と撫で上げる。
下腹を優しく撫でれば、未だイった余韻からかひくひくと痙攣していた。
指に付着したそれをぺろり、と舐めれば、特有の苦みが口にひろがり、やっぱりおいしいものじゃない。

「てめ、何舐めてんだよ!」

それが顔に出たのか、イった衝撃にぼうとしていたイギリスは顔を真っ赤にさせて声を荒げた。

「指についてたからね」
「だからってお前な!」
「いいじゃないか、別にそれくらい」
「よくねぇ!」

何が許せないのかわからないのか、とりあえず憤慨している様子のイギリスにやれやれと首を振る。
そんな俺の態度にいらついたのか、イギリスは体を起こし俺の肩を押した。
俺は後ろに倒れるしかなくて。

「え?」

何?と思った時にはイギリスはおれのズボンのフロント部分をくつろげ、下着から既に昂ぶりを見せていた俺自身を取り出した。
びっくりしてイギリスをがん見していると、イギリスはその視線に気づいてか、酷くいやらしい笑みを浮かべ、見せつけるように舌を出し亀頭部分をゆっくりと舐め上げた!

「ちょ、え、イギリス!」

パニックに陥っている俺を無視して、イギリスは舌を巧く使い(流石としか言いようがない)カリを舐め上げ、口に含みきれないところは両手で揉みこむように擦り上げ、唇で柔く食んだり、裏筋に沿って口づけたり…、ありとあらゆる刺激を与えられる。

「いぎ、りす…」

は、と息を吐きだし、ぴちゃぴちゃと濡れた音を出しながら愛撫を続けるイギリスの髪をくしゃりと掴めば、イギリスは上目づかいでこちらを見上げた。
その頬が赤く染まっているのも、シャツとか、イギリス自身の体で隠れているけど、きっとまた反応しているだろうイギリスの欲を思えば更に熱は増す。
ぐん、と容量を増したそこを、眉根を寄せてイギリスが咥えているその表情もたまらなくクる。
イギリスの頭を離そうと手に力を込めれば、その意図に気付いたイギリスが先端にちゅう、と吸いついて。

「っぁ…」
「むぁっ…あ、」

堪え切れず吐き出したそれは、イギリスの顔を離そうと中途半端に残っていた手の力のせいでイギリスの顔にかかり、酷くおいしい状態になった。
うえ、と顔を顰めているイギリスをしっかりと目に焼き付けて、その後シャツで顔を拭ってやり、押し倒した。

「あめり、か」
「きみが悪いんだからな!」

俺のを舐めている間に再び頭を擡げたらしいイギリスの先端から溢れる精液が、そのまま奥の窄まりへと伝っていてそれを指の先に纏わせ、ゆっくりと押し込む。

「くぁ…あ…」

苦しそうに眉を寄せながら息を吐きだすイギリスを宥めるように口づける。
眦に浮かんだ涙を舐めとり、だましだまし指を潜り込ませる。

「きつい?」
「あっ、たり…ぁ、まえ…んぁ!」

ぐちぐちと中をかき回し、なんとか3本の指を飲み込むようになったそこは絡みつくように締め付けてきて、俺としてもあまり我慢できそうにないのだけど。
前立腺を擦るように指を動かせば中が少し緩み、イギリス自身からはだらだらと白いのがあふれ出ている。

「もっ…、い、からぁ!」
「うん、俺もちょっと…」

堪えられない、としがみついてきたイギリスに口づけを落とし、足を大きく割り開いた。
そしてお座なりに解したそこへ自分自身を当て、ずく、と半ばまで埋め込む。

「はぁっ…、あ、あ…」
「くっ…きつ…」

太い部分を無理やりのみ込ませたが、目を見開き苦しそうな表情を見せたイギリスに悪いと思い動きを止める。
けれど、イギリスの中は熱く絡みついて来て、俺の優しさを無駄にしたいのかい!?
一度腰を引き、再び少し勢いをつけて残りを押し込む。
その衝撃でイギリスはひくん、と身を震わせ2度目の吐精を果たした。
それに連動し、きゅう、と中が締まり俺まで息を詰める羽目になる。

「イギリス…なか、ゆるめて…」
「ん…っり、…ぁ、は…」

大きく息を吐きだし、忙しなく胸を上下させるイギリスに悪いとは思うが…、俺だって無理だよ!

「ごめ…動くからっ…」
「ああっ…あ、やぁっ、ぁ…!」

相手に気を遣う、だの、駆け引きをする、だの、テクニック、だの、そんなの俺に出来るわけがない。
いや、女の子相手なら違うけど、相手が、喘いでるのがイギリスだから、夢中になっている…なんて、どんなホラーだい!?
がつがつと腰を動かし、勢いだけのセックスにイギリスは口を開けて喘ぎっぱなしで、しがみつかれた首が痛みを訴える。


だけど、紛れもなく求めたのは自分だから。


「ね…イギリス…」
「うぁっ…、ぁ、あぁっ…やっ」

同意を求めても応えない、応えることができないイギリスと体を密着させ、更に追い立てる。


イギリスが、『何が欲しい?』なんていうから。


「もやぁっ…、あっ…」

イギリスの爪が、背中に引っかき傷を作る。

「あっ、ああぁーっ…!」
「っく…、イギリス…」

イギリスから甲高い声が上がり、内壁の痛いほどの締め付けに耐えきれずに欲を吐きだした。
どく、と何回かに分けて吐き出された精は、結合部から漏れだすほどで、ほぼ同時に吐精したイギリスのものと混ざり合って、シーツに濃い染みを残した。



「そんな何も考えずに、何が欲しい、だなんて言わないでくれよ」

ぽつりと漏らしたその声に応える筈のイギリスは眠りの中。
あの後何回か付き合わせた後、イギリスはふつりと気を失い、そのまま眠ってしまった。
汗で張り付いたままの髪を上げてやり、そのまま指に絡ませ遊ぶ。

「欲しいもの、と、手に入るもの、は違うんだよ」



誰に言うわけでもないその言葉は、きっと、一番自分に言うべきなのだと。







09/07/06
プレゼントなのか気まぐれなのか、ふとした瞬間にイギが「何が欲しい」って言ったから。
きっとゲームだのよくわからないものだと言うに違いないと高をくくって、
でもメリカはそんなすぐ手に入るものはいらなくて。
そもそも、欲しいものなんてないの。
だって、手に入らないのを知ってるから。
090706 修正100211



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