チョコを渡した後の話
「って、掃除好き?」
私の作ったチョコを一緒に食べながら突然の質問。
「??なんなの、急に」
なんで急に掃除の話に?
「いいから答えて。好き?嫌い?」
「嫌いじゃないけど?」
それがどうかしたのかな?
「じゃあ、裁縫は得意?」
「うん。まぁ、そこそこに出来るよ」
「じゃあOKだね」
なにがOKなのか全然わからない。
「?なんのこと言ってるの?」
でも郭くんはただ楽しそうに笑ってるだけ。
「ねぇ、郭くんってば」
「Will you be my wife?」
「へ?」
今度は突然英語??私は郭くんと違って英語力ないんだから。
しかもそんな発音良く言われたら全然わかんないんだけど‥
「えっ、あっ、なに?どういう意味?」
「yesって言えばいいの」
「えっ、だって‥」
私、意味わかってないし‥
「いいから」
「‥‥yes‥」
私がそう言うと、郭くんは嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあ、約束だからね。、絶対にやぶっちゃダメだよ」
「うん」
約束の証は甘い甘いVALENTINE KISSで
おまけのおまけ(爆)
「ねぇ、さっき英文、何て意味だったの?」
郭くんが帰るときもう一度聞いてみた。
やっぱ気になるし。
「あれくらい自分で訳してみなよ」
「だって郭くん発音良いうえに早いんだもん」
私にはわかんないよ〜
「Will you be my wifeって言ったの。わかった?」
「うん」
今度はゆっくりと言ってくれたのでちゃんと聞き取れた。
「じゃあね」
郭くんは、また楽しそうに笑って帰っていった。
「えっと確か始めはwill youって言ってたよね」
郭くんが言っていた英文を思い出しながら英文を訳してみる。
willって未来形だったっけ?
辞書を片手に‥‥暫くして。
「えっ?」
えっ?えっ?えぇ〜〜!!
「‥‥‥///」
―――俺の妻になってくれますか?
―――はい‥
本当に終わりvv
あとがき
これができたきっかけ。
もうすぐバレンタインですし、リクだから甘々を書こうと思いまして。
バレンタインを辞書で引いたところ。
『Will you be my Valentine?』(僕の恋人になってくれる?)と出てまして。
恋人の先っていうとやっぱ奥さん?と思いつき今に至ります。
はい。バカです。ごめんなさい。
実はこっちが始めのエンディングだったりする‥
あんまりにも恥ずかしいブツに感じたので別にしました。
2002/02/06