「先輩‥」
無表情な藤代に恐怖感を抱く。
それでもさっきの笠井のように目を逸らすことはしたくなくて。
まっすぐ藤代を見つめ返した。
「な‥んだよ」
藤代はゆっくり俺に近づいてくると、俺の下唇を撫でた。
俺は何も言わずに藤代を見ていた。
「竹巳にどこ触られました?」
「!!?なんで‥」
驚いて目を見開く。
「さっき、そこで竹巳に会いましたから」
笠井が話したのか?なんで?
「俺よりヨカった?」
「!!違う!」
俺はすぐに否定した。
「笠井とは違う‥俺は‥」



「言わなきゃ伝わらないですよ」



笠井の言葉が頭をよぎる。
言わなきゃ 伝えなきゃ 何も変えられない。
俺は意を決して口を開いた。
「俺が欲しいのはッ‥お前だッ‥から!」
消えそうなくらい小さい声。
もしかしたら聞こえていないかもしれない。
そう思って俺は一回り大きい声で言い直した。
「俺が欲しいのはッ‥お前だけッ‥だからっ!」
伝えた後はただ恥ずかしくて。藤代の顔が見れなくて。俺は俯いた。
「‥先輩‥」
頭の上から藤代の声がかかる。
俺は恥ずかしくて顔を上げられなかった。
「先輩、こっち向いて」
相変わらず恥ずかしかったけど、俺はゆっくりと頭を上げた。
「俺も先輩だけが欲しいよ」
そこにあったのは前と変わらない優しい笑顔。
「先輩だけが好き‥」
「藤代‥」
縋がるように手を伸ばすと、後ろに押し倒された。
そのまましばらく見つめあって。俺は静かに目を閉じた。
額に。瞼に。唇に。
優しいキスの雨が降る。
「‥‥‥ん‥‥‥」
久しぶりに触れられて身体が心が喜んでいるのがわかる。
やっぱり俺は藤代が好きなんだなと遊びじゃなかったんだなと思った。
「ねぇ、先輩が欲しい。いい?」
俺は返事の代わりにキスをした。





身体が熱くなっていくのに差ほどの時間はかからなかった。







「‥‥あぁ‥あっ‥‥はっ‥あ‥‥」
くっ‥くっ‥とゆっくり藤代が入ってくる。
こんなにキツイのに、こんなに苦しいのに何故か嬉しくて。
「ああぁッ!」
突かれて頭の中が真っ白になった。
体が燃えるように熱くて。
でもまだ藤代が欲しくて 放したくなくて
「せんぱ‥い」
俺たちはそのまま快と熱に身を委ねた。





























あとがき

このくらいなら表でOKでしょうか?
描写、最低限に抑えたつもりなんですが‥。
自分的にはちゃんと書きたかったんですけど、今は裏ないので考えただけに‥
裏作ったら書き直そうかしら。

2002/01/23



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