「英士、俺さ、一馬があんなに怒ってるの初めて見た」 結人

「俺もだよ。まぁ、それだけあの子が心配だったってことでしょ?」 英士

「もしくは惚れてるか‥たぶん惚れてるのほうじゃねぇの?」 結人

「どっちにしても素直じゃないね。まぁ一馬らしいけど(笑)」 英士

「まったくわっかりやすいよな〜で、どうする?英士」 結人

「とりあえず仲裁に入るべきでしょ?あの子が可哀想だしね」 英士









「一馬、そのくらいにしておいたら?」

「なんだよ‥英士」

うっわ〜〜〜〜〜キレイな子‥///ヘタすれば私よりも‥いいなぁ〜

「あんまり苛めると嫌われるって言ってんの。謝ってるんだから許してやりなよ」

ホント‥女の子みたいにキレイ。

「誰が苛めてんだよ(怒)」

「泣きそうになってんじゃん」

「うっ‥‥」

「かずまぁ〜〜〜(泣)」

上目遣い(+涙)で一馬を見つめる。

「(む、昔より一段と泣いた時の可愛さに磨きがかかってんじゃんか‥///)」 (一馬)

「(このコ‥一馬には勿体無いね)」 (英士)

「(うっわ〜〜〜メチャクチャかわいい〜〜〜vvv)」 (結人)

「わかった、わかったから!だからそんな瞳で見るな!(心臓に悪い‥///)」

「もう怒ってない?」

「あぁ、怒ってねぇよ。(んな顔されて怒れるかっての!)」

途端に私の顔は笑顔vvv

「や〜っぱ一馬は優しいままだね〜♪」

「コラ!いきなり抱きつくんじゃねぇ!///」

「で、一馬。その子は誰なんだよ?」

コラコラ‥人を指差しちゃアカンだろ‥。

「あぁ、このふざけたバカは俺の幼馴染みだ」

ドカッと一馬のお腹に肘鉄をお見舞いして、笑顔で自己紹介。

「私、 。よろしくねvV」

「‥くぅ〜〜‥てっめぇ‥思いっきりやっただろ〜〜(怒)」

「当たり前でしょ?手加減なんかするわけないじゃん!それより早く紹介してよ」

「(覚えてろよ‥怒)こいつらは俺のサッカー仲間」

「俺、若菜 結人。名前呼び捨てでいい?俺も呼び捨てでいいからさ」

「俺は郭 英士。英士でいいよ」

「結人と英士ね。よろしく♪」







「それにしても一馬、カッコよくなったね〜お姉さんは嬉しいよ(涙)」

最初の一瞬だけど分からなかったもん。

「あっそ、そりゃどうも///」

あっ!一馬が照れてる〜(笑)

「結人も英士もカッコいいじゃん。彼女とかいるんでしょ?かわいい?」

「俺、いねぇよ、そんなの」

「じゃあ、英士は?」

「俺もいないよ」

うっわ〜〜〜!!も、もったいな〜〜い!!

「ん〜〜一馬は‥‥いなさそうだよねvv」

「なんだと!失礼な!(怒)」

あ、怒った。

「じゃあ、いるワケ?」

「うっ‥‥いねぇけど‥」

あら、一馬も十分カッコいいのにね〜

「ねぇ、も十分美人じゃない」

あら、ありがとう、英士。でも英士のほうが全然美人だと私は思うわ。

悲しくなるから言わないけど‥。

「彼氏とかいるワケ?」

彼氏‥ねぇ〜〜〜‥

「‥いるよ」

「なっ!お前、彼氏いるのか?!」

突然、声を張り上げた一馬。

チョット‥いやかなりビックリ。

「な、なんで一馬が慌てんのよ?嘘に決まってるでしょ?」

思わず訝しげに一馬を見て。

「ナンパや告白は(よく)されるけどフリーよ。悪い??」

「べ、別に悪いとは言ってねぇだろ!」

「むしろ嬉しいよな〜一馬♪」

「な、なに言ってんだ、結人!///」

「そうだよー」

ん?あれ?一馬くん、あなたの顔、少し赤くないですか?

「一馬、なんか顔赤くなってない??」

あの〜変な期待しちゃうんですけど‥

「き、気のせいだろ」

「そう?」

「そ、それより、その制服って武蔵野森のだろ?なんでこんなとこにいるんだよ?」

「あ、うん。ちょっとね‥」

思わず苦笑い。

できれば突っ込まないで欲しかったな。

「今日、色々あってさー顔合わせにくい人いるから時間潰しにきたの」

「武蔵野森でしょ?わざわざこんな遠くまで?‥ねぇ、それって男?」

「うん‥あっ!ねぇ、今日って一馬んち親いる?」

「あぁ?いねぇけど」

「じゃあ、今日泊めてねvv」

「‥‥‥はぁ???」

「親いないんでしょ?ならいいじゃん♪夕飯は私が作るからさ〜」

「いや、そういうことじゃなくて‥ι」

「はい、決まりね!」

「一馬、俺も行ってやるよ。結人も行くでしょ?」

なんで溜め息吐くのよ‥意識してるワケ?幼馴染みなのに?まさかね。

「モチvvV」

「すまねぇ‥」

「とりあえず買い物行く?どうせなんにもないでしょ?」

「はいはい‥どうせなんにもねぇよ。悪かったな」

「あっ、ちょっと待って。先輩に連絡しとかなきゃ!」

点呼に引っ掛かっちゃう。寮母のおばちゃんに怒られるのヤダもん。

一馬たちに背を向けて携帯を取り出し、先輩にコールする。

『もしもし?』

「あっ、先輩?ですけど、今日、友達の家に泊まるんで、点呼、誤魔化しておいてもらえませんか?」

『それは構わないけど‥ちゃん、今日、三上と何かあった?』

三上という言葉に身体が勝手に反応した。

ん〜、できればさけたかった話題なんだけど‥

「‥三上たち、もう戻ってるんですか?」

『ええ、ついさっきだけど』

「よく何かあったってわかりますね。三上、様子変ですか?」

『遠目にはわからない程度だけど、付き合い長いか‥‥あっ!ちょっと!』

先輩??」

!!』

「!!!‥なに?三上」

うっわ‥心臓バクバクいってる!!

な、なんで??

だ、大丈夫‥できるだけ冷静にいつも通りにやれば‥

『あのさ。俺、お前に‥』

あぁぁぁ〜〜〜だめだぁ〜〜〜!!

「三上、私、気にしてないから!あっ!充電切れちゃう。じゃあね!」

一方的にまくし立てると即、電話を切った。

「あぁぁぁ〜〜〜〜‥‥」

自分で切っておいてなんだけど、頭を抱えて思わずその場に座り込む。

やっちゃった〜‥

何が“気にしてない”よ。

あれじゃ気にしマクってんのバレバレだわね‥

どうしよι

‥あの‥」

後ろからかかったのは結人の声。

たぶん‥いや、間違いなく聞いてたんだろうな。関係ない結人たちにまで心配かけちゃいけないわね。

「あっ、ごめん。いつまでも話してて」

私はなにもなかったように立ち上がった。

携帯の電源切っておこうかな‥

「さあ、夕飯買いにいこ!」

そうだよ。せっかく一馬に久しぶりに会ったんだもん。今だけは三上のことは忘れよう。

一馬に腕を絡め、店に向かって歩き出した。



















to be continued…
















あとがき

やっぱ進んでない‥自己紹介しただけだし。
呆れて言葉もないですか?大目に見てくださいね。
一応、次で終わりの予定です。
さてさて、決着、つくのかしら?

2001/10/05




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