ライブの後は興奮冷めやらぬお互いが。 済し崩しにベッドに倒れこむ。 半ば押し倒されながらも。 引き寄せて。 口付けを交わす。 貪る様な其れがアンタの。 余裕の無さを物語る。 もっと。 押さえつけて。 鼓動は同じリズムを刻みながら。 響く音の大きさだけが増していく。 乱暴な手つきで服を剥ぎ取るアンタが。 飢えた猛獣みたいにギラつく眼に。 オレを映しているのが嬉しくて。 もっと。 喰らいついて。 血の匂いすら狂おしく甘い。 感じる痛みは全て受け入れてみせるから。 抱き締めて。 消えない傷を。 刻み付けて。 自分の女々しさに目蓋の裏が熱くなる。 どうしようも無く飢えているのは。 自分だから。 もっと。 抱き締めていて。 この不安を誰にも見せない。 その為に微笑んで。 演じている自分がもどかしいのに。 アンタの隣に居られれば。 そんな事すら消え失せるほど。 オレは素直に泣けるんだ。 こんなホンネは。 アンタには言わないし。 教えないけどな。 戻る いつもメール等でお相手してくださるトココロ様よりお借りしました。 読ませていただいて直ぐにアップさせてください!とお願い。 OKしてくださりありがとうございました。 |