ツメアカ

　このドリームは、一つ一つ違った世界がいくつも存在するという多世界解釈や未来決定論を基にして書かれています。つまり、ＳＦ映画に見られるようなパラレルワールドなどの平行世界が登場します。
　女性主人公の暮らす世界はその平行世界の一つで、「ジパング」の登場人物が住む世界とは別の世界です。主人公はそこで平行世界研究の研究者として働き、他の平行世界に 調査などにも出かけています。
　そして今作は、主人公がある事件に巻き込まれることによって、「ジパング」の世界へ放り出されてしまうという設定で話が進みます。 　

女性主人公　
　　デフォルト名：松下　アキ(名の部分のみ変更可)
　総合研究所、研究員。平行世界や未来予知などの研究を主に行っている。
　１０歳のときに両親と共に事故に遭い、両親は死亡、自身も全身に傷を負い体のほとんどを機械化することとなる。十五歳以降オーバーホールをしていなかったため、二十五歳目前の今でも少女の姿。二十五歳の誕生日に栗田技師の手によって成人女性の姿になる。
　全身機械のサイボーグであるが中身はいたって普通の、義父を大切にする二十五歳の女性である。
松下博士
　女性主人公の義父。瀕死の主人公をサイボーグにした本人。専門はバイオニック。
栗田技師(マロンちゃん)
　尾栗一佐のような大きな鼻の持ち主。松下博士の友人でもあり、研究所に働く技術師。主人公のオーバーホールを担当する。
池田監査官
　几帳面な正確の監査員。松下、栗田とは友人。

用語解説
補助脳
　主人公の頭に取り付けられた、小型コンピュータのようなもの。用途によってソフトをインストールし活用する。主人公の補助脳にインストールされているのは、言語ソフト(あらゆる言語が理解できる)、外気観測ソフト(温度、湿度など空気状態を計測)、フォルム改造ソフト(自分の外見を変形させる)
ウィスダム(未来予測ソフト)
　主人公の補助脳に取り付けられた、もう一つのソフト。現在の状況を観測し計算、近い未来をほぼ正確に予測することができる。実はまだ実験段階で、しかも研究所に無断で主人公が行っている。