エラガバルス帝 

〜ギボン先生曰く「史上最低の君主」〜

ギボン『ローマ帝国衰亡史』第6章より

帝


その7

まとめになってないまとめ



いかがだったでしょうか。

なんか、異常な空虚感がありませんか・・・?出るのはため息だけ、みたいな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

なんですかね。この空しさは・・・・・。


塩野七生先生の「ローマ人の物語」では、確か、ここはスルーされてた記憶があります。まあ、そうでしょう。塩野先生に限らず、女性の作家って、ダメ変態男の描写を嫌います。これは、間違いないでしょう。塩野先生なんて、愛するカエサル様のために2冊も書いたというのに、ここはスルーです。


同じローマ史を書いているのに、ギボン先生の「ローマ帝国衰亡史」と塩野先生の「ローマ人の物語」はかなり空気が違います。


「ローマ帝国衰亡史」は、もうバカ、変態、インチキ野郎、イカサマ集団が、跳梁跋扈したカオス世界です。それに対して「ローマ人の物語」は、イケメンが、広い視野と勇気、知力でもってして、人々を導いていくという講談話です。


だから塩野先生の「ローマ人の物語」は、マルクス帝までは、筆に元気があるんですが、コンモドゥス帝以降は、ほんとに、筆に元気がありません。そうだよなあ。ろくな皇帝も、軍人も、政治家も、いないんだもん。ましてやイケメンなんていやしない。ギボン先生は逆です。そもそも、変態ばっかり出てくる時代から書き始めてんだから、これはもう確信犯でしょう。

なんか、まとめになってないけど、これでまとめにします。以上、ギボン先生のお墨付き、「史上最低の君主」エラガバルス帝のお話でした。



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