●2013年9月
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おっはよーみそかちゃーん♪ | |
あ、お、おはよ…久しぶり、今日から二学期だね…////// | |
なんで照れてるの? | |
い、言えない…!久々にかれんちゃんの顔を見てときめいてるなんて…! | |
全部言ってるけど…。 | |
はうっっ!! | |
わ、私の顔が土器めいてる…!?あ、ひ、日焼けして色がってことかな…? | |
そ、そそそうそう!めっちゃ土器っぽいよ!めっちゃ縄文式! | |
…嬉しくはないよ…。それに久しぶりって言っても月末数日じゃない…。 | |
お互い宿題があったからねー…。一緒にやればよかったのにブツブツ…。 | |
ダメだよ宿題は自分でやらないと!ほらみてこの工作! | |
…かれんちゃん大抵のことは卒なくこなすのにクリエイティブとなると…。 | |
ん?なんぞな? | |
い、いえなんでも…。かっこいいロボットだね! | |
メンダコなんだけど…。 | |
なんでそれを作ろうと!? | |
ま、まあちょっとメカニカルかな…。はは…。 | |
そ!それにしても!夏休み楽しかったね!いろいろ行ったね! | |
…その件についてはコメントを差し控えさせていただきます…。 | |
くっ!テンション戻らなかった!ど、どうして! 山とか海とかプールとかお祭りとかいろいろ行ったじゃない! |
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おおむね楽しかったんだけどね…アレが…。 | |
あっ…花火大会…! | |
私、あれが一番楽しみだったんだけど…雨で中止になっちゃって…。 | |
そうだったね…急な豪雨で、透け浴衣堪能させていただきました…。 | |
? | |
いやいやなんでも!そっか…そんなに…。 | |
だから今年の夏は…ギリギリ及第点って感じかな…。 | |
………かれんちゎん! | |
微妙に噛んだ!? | |
夏休みは終わったけど夏はまだ終わってないよ! 今月の連休、空いてる!? |
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え、え?多分大丈夫だけど…。 | |
となり町でお祭りがあるの!花火も上がるって!行こう一緒に! | |
ほ、ホント!?急に思い出したにしては取ってつけたようだけど! | |
天性のツッコミはこういう時扱いづらい!でもホントだから!約束! | |
うん! | |
あ……かれんちゃんの満面の笑み…これこそが…! | |
みそかちゃん…鼻血…。 | |
となり町の花火? | |
うん、みそかちゃんが一緒に行こうって。 | |
聞いたことある?お姉ちゃん。 | |
んー…お祭りは毎年この時期にやってるけど、花火は聞いたことないわね…。 | |
だってさ。みそかちゃんの勘違いじゃないか? それともかれんのために金に物を言わせて無理矢理ねじ込んでるとか…。 |
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ダメだよつきひ姉!こんな中盤でネタ明かしたら! | |
いろいろ台無しだわね…。 | |
そういうわけで、週末はお出かけするから。家のコトよろしくー。 | |
私たちも行く選択肢はないのか…。 | |
まぁ…今回はお二人さんのエピソードだしね…。 でもたしか天気予報…。 |
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楽しみー♪ | |
…………みそかちゃん………。 | |
………………。 | |
…豪雨…。 | |
ごめんなさいッ!かれんちゃん! | |
み、みそかちゃん!? | |
実は…今日のお祭りにかこつけて無理矢理お金の力で花火をねじ込んで…。 | |
…うん…大体分かってた…。 | |
でも…お金じゃ天気までは操れなかった…。 | |
…あんまりお金お金言わないほうが良いと思うよ…。 | |
かれんちゃんに満足いく夏を過ごしてもらいたかったのに…ごめんなさい…。 | |
……みそかちゃん…。私こそごめんね…。 | |
…かれんちゃん? | |
一緒に過ごしてあんなに楽しかった夏休みだったのに… 花火のひとつで文句言って…みそかちゃんに気を遣わせて…。 |
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………。 | |
一緒に行ったところ、全部楽しかったよ!今日だってみそかちゃんとなら! ほら、行こ! |
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え、えッ、でもこの雨…。 | |
お祭り自体は雨天決行じゃない!屋根のあるところではいろいろやってるよ! ほら、駅からしばらく屋根ないから走って! |
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う、うんっ!かれんちゎん! | |
……なんか丸く収まったみたいだな。 | |
私たちが自ら祭りの楽しみ方を伝授してやろうとこうして馳せ参じたのにねー。 | |
まったく…来ただけ損だったなー。 | |
……両手に食い物いっぱい抱えてそりゃないわよ…。 | |
…お姉ちゃんは後に残るもの派なのな…お面に吹き戻しに水風船…。 | |
金魚は取らないわよ!あとが可哀想! | |
…じゃ、あれどうにかしないと…。 | |
?? | |
あ、かれんちゃんそっちの黒い出目金! | |
あ、こいつね!よーし…。 | |
だ、ダメー!かれん!金魚はダメー! | |
やれやれ…お? | |
あら? | |
…かれんちゃん…。 | |
雨…やんだね…。予報では朝まで…。 | |
よーしっ!ちょっと待っててかれんちゃん! | |
いやーっ、楽しかったねお祭りー。ね、留守番のはずのおふたりさん? | |
あ…うん…。 | |
いーじゃない私たちだって遊びたかったんだから…。 | |
それにしても最後の花火…。 | |
ねー…。 | |
なー…。 | |
………。 | |
雨ですでに湿気ってて上げられなかったなんてね…。 | |
ま、吶喊で設営してちゃ雨よけまで気が回らないだろうし…。 | |
来年まで我慢ね…?かれん。 | |
ん?我慢なんてないよ?今日もすっごく楽しかったし! | |
かれん…。 | |
そうよね…! | |
で、この出目金ちゃんどうしよう。 | |
取ったのか!? | |
す、水槽なんてないわよ!?どうするの!? | |
え、え?えっと、とりあえず洗面器…。 | |
カルキとか!空気とか餌とか! | |
もう!ノリで取ってくるから! | |
だ、大事にするモン!みそかちゃんと一緒に取った金魚だもん! | |
かれんちゃん!かれんちゃんかれんちゃん! | |
なに?みそかちゃん。 | |
来月の運動会の号砲!代わりに花火にしてもらう手はずが…。 | |
そ、そこまでしないで!! |
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