●2012年10月
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| うん、うん…分かった…。くれぐれもお大事に…。 | |
| いちとせさん、どうです…? | |
| まだ分からないけどしばらく様子見るって…。 大丈夫かな…立つことすら困難みたいだけど…。 |
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| 酷いんでしょうか、ちょっと心配ですね…。 | |
| まあ大丈夫だろ…元気だけが取り柄みたいな人間だし…。 | |
| しかしまさかこのタイミングで… お爺さんが滑って転んで腰を打つなんて…。 |
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| いちとせが看病とか似合わないにもホドがあるよなー。 | |
| 心配ですね…余計に悪化させないか…。 | |
| 帰りにお見舞いに行くとして…そっちは?つきひはなんだって? | |
| 今起きたって。 | |
| あー…。 | |
| 結局ちゃんと集合したのは二人だけですね…。 | |
| 先に入っちゃうか…ちょっと肌寒いし。 | |
| 寒い!?それだけ防寒具つけてて寒いですって!? | |
| え…いや、ちょっと薄着なくらいだと思うけど…。 | |
| …取り乱しました…。良いでしょう、先に入ってましょう。 新規オープンのスーパー銭湯、一番乗りも悪くないです。 |
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| 開店時間に待ち合わせたのにもう一時間過ぎてるけどな…。 | |
| 行きますかとおかさん!今日は私がボケ役だから いっぱいツッコんでくださいね! |
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| ボクに選ぶ権利はないのかよ! | |
| それ! | |
| はい、タダ券2枚、お願いします。 | |
| 自営業はこういう時いいよなー…そういうの貰えるツテがあって。 | |
| 一般家庭でもあるところはあると思いますけど。 商売やってるとツテがより重要だというだけで。 |
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| うちはむしろ…隣り近所が寄り付きたがらない…。 | |
| …ご家族のせいですかね…。 | |
| おおー!なんだこれ銭湯のくせに風呂だけじゃないのか! 食堂とか床屋とかゲーセンとか! |
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| 初めてなんです…? | |
| …あまり家族で出かけることはないから…。 | |
| …問題児のせいですかね…。 | |
| こちら岩盤浴などいかがですかー? | |
| 出たァあ! | |
| 誰が問題児ですってこのデコスケ野郎。 銭湯行かないのはむしろとおかのせいでしょ。 |
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| え、そうなんです? | |
| このコ、他人に肌を見られるのが恥ずかしいらしくて、いい年して。 | |
| だって…ジロジロ見られるし…。同性なのに…。 | |
| 恨みがましいんだろうな…。 | |
| 小学校の頃に父上と男湯に入ったのがそもそものトラウマの始まりかしらね。 ……私も一緒だったのに…誰にも見られなかったわ…。 |
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| お察しします…ところでとつきさんは何故ココに? | |
| センパイとデートよぉ、決まってるじゃない♪ …でもものすごい形相でサウナにこもって…退屈でひとりあがってフラフラ…。 |
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| …食欲の秋に痛い目を見たかな…。 | |
| ボクもちょっと増えたし…サウナ頑張ろうかな…。 | |
| とおかさんが増えた分は気にしなくていいんじゃなくって? | |
| なんでキレ気味!? | |
| いってらっしゃいー。多分私もあとからもう一回入るわー。 | |
| あいよー。 | |
| とつきさんも巨乳でこそないけどスタイルいいし…全くこの姉妹は…! | |
| …なに?なんか顔についてる? | |
| 見つめてたのはソコじゃないですけど。 | |
| 銭湯って聞いてたから大きい湯船一つに富士山の壁画を想像してたけど いろいろあるんだなー!すごいなー! |
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| …とおかさん…着痩せするんですね…。 | |
| ん?そう?気にしたことない。 さってー、どこから入ろうかー。 |
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| かけ湯!かけ湯! | |
| う゛あ゛あ゛〜〜…。 | |
| あ、こよみさん。 | |
| あら、陽鳥ちゃんとおかちゃん、珍しい組み合わせね。 | |
| …水風呂に肩まで…年寄りくさ…げふん。 とつきさんが外で退屈してましたよ。 |
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| 良いのよ〜…ほっとけほっとけ〜…。私はコレが目的なんだから〜…。 | |
| 水風呂でおばさん臭い声出すのが? | |
| シッ! | |
| シッのほうが傷つくわ!じゃなくて今はサウナの汗を流してるのよ! この後また入るんだから…いっぱい汗かかなきゃ…。 |
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| 気合入ってるなぁ…ボクも頑張って…。 | |
| いいから、とおかさんがお腹痩せるとよけい強調されるから。 さっさと湯船入りましょ。…じゃこよみさん、また。 |
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| あとでつきひも来ると思いますー。 | |
| ぅおーい…。 | |
| やっぱりオバサン…。 | |
| …浮いて…。 | |
| ン?何? | |
| いっ、いえ、ただ浮くほどのおっぱいが妬ましいなーと思っただけで。 | |
| 誤魔化してないよねソレ。泡風呂も楽しそうなー! | |
| …この上揺れるさまを見せつけようと…? あの、ひとつ聞いていいですか…? |
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| 何? | |
| さっき言ってたじゃないですか、ジロジロ見られるのが恥ずかしいから 銭湯はあまり好きじゃないって…なのに今日はどうして…? |
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| あぁ…簡単な話…損得勘定。 | |
| 勘定? | |
| 恥ずかしい思いをするより、みんなと来る楽しさのが上回ったってだけ。 | |
| ……言われるコッチが恥ずかしいようなことを…。 | |
| まぁメンツが半分だし、そうなるとちょっとビミョーかなー。 | |
| なんですか!私では役不足ってことですか! | |
| うはは、冗談冗談。 | |
| まぁいちとせさんの裸がないんじゃテンション半減でしょうけど。 | |
| な、な!?なんでここでいちとせの裸とか出てくるんだよ!? | |
| (…むしろ理由としてはコッチが上か…。) | |
| うにゃー! | |
| ひゃぁああん!?!? | |
| いっ、いちとせさん!? | |
| お二人でお風呂デートとは随分なことですにゃ〜? | |
| んっ…あっ、ちょ、手、止めて…ダメ、ココじゃ…! | |
| いちとせさん、お爺様はご無事なんですか? | |
| 真顔でスルー!!? | |
| あー、だいじょぶっしゅ。じいじ一人になるのがイヤだから 仮病ならぬ仮ケガで駄々こねてただけっしゅ。 |
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| …ちょっと萌えますねお爺様…。 | |
| ちょ、先っちょ、やぁあ!陽鳥、止めてえ!いちとせ止めてぇえ! | |
| いちとせさん、あまり揉むとより大きくなりますよ。 | |
| ぴたっ。 | |
| お前らそんなんばっかか! | |
| 結局つきひたま来なかったげしゅね…。 | |
| 結構長湯したからそのうち来ると思ったけど…。二度寝でもしたんじゃないか? | |
| ありえなくも…あ、ケータイにメール入ってる。 | |
| にゃににゃに? | |
| 「先に入ってるっつって、お前が入ったらタダ券使えないだろ! 私は金ないぞ、どうするんだ!」 |
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| …いちとせ? | |
| 自腹げしゅけど。 | |
| ……ごめんなさいつきひさん…私が浅はかでした…。 |
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