●2012年1月
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はぁ…寒いわねぇ…。 | |
えっ…老師って寒さを感じるんですか? | |
バカ言ってんじゃないわよ、寒さってココロの寒さよ、ココロの。 | |
で、体感はするんですか? | |
去年も結局センパイとは進展せず…もう長年後輩やってるけど 恋の果実はなかなか実らないものねぇ…。 |
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わりとタブーに触れてます、老師。 | |
(傍目には結構良い感じでしたけど…) | |
クリスマス大作戦も間違ってつきひちゃんを襲っちゃう体たらく…。 | |
それはそれは…って今なんつった!? | |
12月24日付けのミニ画報参照。 | |
またそういう異次元な発言を…。 | |
ちょっと!あんた!なに人のスケに手ぇ出しとんじゃい! 各々棲み分けが出来てるからこそのこの同盟やないんかい! |
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しょうがないでしょ、手違いよ手違い。 | |
手違いで済むかワレぇ!ほしたらワシもこよみ嬢に手ぇ出し…。 | |
ぁあ? | |
…かれん嬢に手ぇ出したるわい! | |
ぎょあー!?なんでですかー!? | |
棲み分けとか同盟とか耳障りなことを…。 あくまで上下関係であることを今一度分からせておくべきかしらね…。 |
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あっ、とつきたまぁ♪かき氷でもいかがですかぁ? | |
宇治金時で。 | |
手の平返すの早いなぁ…。かれんちゃん無事で良かったけど…。 | |
て言うか雪ですけどね。まだ残雪がそこかしこに。 | |
そんなの賄賂に使ったんですか…。 | |
雪ね…ふむ、使えそうね、よし!新年一発目のセンパイ×とつき LOVE★LOVE大追跡決行よ!あんたたち協力なさい! |
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ヤイヤイサー! | |
えっ老師が受け? | |
じーっ。 | |
…どうしたの?こよみ姉。窓の外じっと見つめて。 | |
どうせ焼き芋の屋台でも待ってんだろ。 | |
失礼ね!その通りよ! | |
合ってるの!? | |
私のリサーチによると、この近辺をローテーションするいつもの芋屋は この曜日この時刻くらいにこの近辺を巡回するのよ…。 |
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そんなの調べてるのか…その情熱を勉学に使えよ…。 | |
いっつもゲームしてるつきひ姉が言っても説得力ないよ…。 | |
ピンポーン☆ | |
来たっ! | |
いや玄関には来ないよ!? | |
まいど!大きいのを7つほど!おまけしてくれて…も…。 | |
こ、こんにちわぁ、こよみさんいますかぁ? | |
ち…陽鳥か…いないわよ、帰った帰った。 | |
いや眼の前にいますからね! | |
あれ、陽鳥さん。今日はつきひ姉に用事じゃないんだ? | |
あ、うん…今日はおつかい。 | |
てことはとつきの奴が呼んでるってこと?ますます帰りなさい。 | |
そんな待って!呼んでこないと私の純潔が! | |
あの…陽鳥さん、今こよみ姉は忙しいから、テコでも動かないと思うよ…? | |
矢でも鉄砲でも持って来い。 | |
困る!せっかく火を起こして待ってるのに! | |
…!?焼いてるの…? | |
え…?はい…焼いて待ってますけど…。 | |
かれん、あとは頼むわ!芋屋が通りかかったら特大7つとおまけだから! | |
お、おまけなんて要求できないよぉ! | |
行っちまった…あきらかにがっかりフラグなのになぁ…。 | |
あ、つきひ姉。陽鳥さんが帰ってから顔出した。 | |
……………。 | |
いらっしゃいませー!せんぱーい!あったかいですよぉー! | |
…七輪…。 | |
もうすっかり焼きあがってますから、どうぞ中に入ってお食べ下さいなー♪ | |
…かまくら…。 | |
醤油が香ばしい…早く食べないとなくなっちゃいますよー☆ | |
……何故エリンギ…。 | |
わ…私、こんなに肉体労働に従事したの初めてかもです…はぁ…はぁ…。 | |
嗚呼…みそかよ…!じゃんけんに買ったがゆえにかまくら作りの役を押し付けた この私を許しておくれ…! |
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師匠…!別に代わってくれても良かったのに…! | |
何…これ…。 | |
やっぱり雪といえばかまくらじゃないですか。膝つき合わせて一緒に火を囲めば みんな仲良くなれますから♪さぁさぁ! |
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いや…だから何故エリンギ…?せめて餅じゃないの…? | |
なんか個人的にお好きだそうで。 | |
一本まるごと頭からエリンギをかぶりつく老師…!はぁはぁ…! | |
みそかちゃん…あいつの股間には似たものがくっついてるのよ? | |
入ったげて下さい…とつきさんずっと塞ぎこんでて…。 | |
わ…私の一世一代の大仕事…どうか中に入ってやって…! | |
いや…入っても良いんだけど…残雪で作ったかまくら…もうすっかり 日は照ってるし、中で炭を焚いたりしたら…。 |
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キャーァア! | |
とつきさーん! | |
アァー!私のかまくらがー! | |
ほら崩れた…いわんこっちゃない…。 …!?これは、芋屋の声…!? |
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え、私には何も聞こえませんけど。 | |
0時の方向、およそ300メートル!待っててすぐ行くから!じゃあ! | |
……お気をつけてー。 | |
去年のがいろいろ成果あがってましたね…とつきさん、とつきさん? | |
なに? | |
うわぁいつの間に後ろに!? | |
まったく…なんとか脱出できたからいいけど全身雪でびしょ濡れ…。 こんな姿見せるくらいならセンパイがいなくなって良かったわ…。 |
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なんとか…と言うかいつの間にと言うか…。 | |
まったく…エリンギも凍っちゃったら美味しくないじゃない…。 はい今日は撤収撤収! |
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凍ったエリンギ食べてる…。 | |
あの…老師、寒くは…? | |
え?寒いわよ、ココロが。 |
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