●2011年5月
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最初はグー、その次パー…。 | |
ぐちょぱはナシよ、じゃんけん…。 | |
ぽんっ! | |
あっちゃー、また負けちゃった…。 | |
かれんちゃん、イマドキ「あっちゃー」は言わないよ…。 | |
じゃまた私がランドセル持つね…次の電信柱まで遠いなぁ…。 | |
ね、ねえねえかれんちゃん、カバンばっかり持ってても飽きちゃったし 今回は二つとも私が持つからさ…。 |
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うん、ナニ? | |
かれんちゃんはそんな私をおんぶして次の電信柱までってのはどう? | |
それあからさまにかさ増ししてない…? | |
おーんぶ、おーんぶっ♪(ハァハァ) | |
もう…次みそかちゃんが負けたらおんなじ事するんだからね? はい、どうぞ。 |
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わーい、かれんちゃんの背中…あったかい…。 | |
………!!みそかちゃん……。 | |
はい? | |
……………柔らかい…。 | |
え?なぁに? | |
……胸…。 | |
え、や、やだっ、なに言い出すのっ。 | |
あ、うん…ごめんね変なコト言って…さ、しっかり捕まっててね。 | |
………………。 | |
死 ぬ が よ い。 | |
なーっ!?何でそんな酷い事言うんですか師匠!? | |
むしろ酷いのはあなたよみそか。陽鳥くらいのお年ごろに そんなコト、イヤミ以外のナニモノでもないわよ。 |
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だって…私、胸を小さくしたいんですもん…。 | |
とつきさんはショック受けてませんね…。 | |
私は胸にコンプレックスなんてないもの。しっかりとした大きさツヤ張り弾力。 こよみ先輩にいつでも差し上げられるよう余念ないケアを…。 |
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私のはつきひさんに提供するにはみすぼらし過ぎます…。 | |
あ、あの…それで、私の相談は…。 | |
は?そんなの勝手にどうにかなさい、知ったこっちゃないっつの。 | |
それでも師匠か!? | |
まぁまぁ…そんな奇っ怪な相談を持ち込むには理由があるんでしょう? とりあえずそれくらい聞いてあげましょうか。 |
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はい…あの、実はかれんちゃんが…。 | |
貧乳マニアだったか…。 | |
…それなら無理もない相談ね…。 | |
え!?いやいやチガイマスヨ!? | |
あなたの胸を背中に押し当てられてため息ついてたんでしょう?決まりじゃない。 | |
おかしい!その発想はいただけない! | |
まぁ可能性の一つとして考慮に価するか…。 | |
普通に考えたら育たない自分を嘆いている感じじゃないですか!? | |
いや、でもいちとせちゃんはウチのとおかのおっぱいばっかり触ってるし 同性の胸に好き嫌いがあるのもおかしな話じゃないわよ。 |
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いやそれはその二人がおかしいんじゃ…。 | |
まぁかれんちゃんの胸が育ってないのはつきひさんから伝え聞いてるけどね。 | |
知ってるんじゃないですか! | |
友達を傷つけないためにも対等の立場でいたいのね…分かるわぁ…。 | |
ほんとに分かってるのかな…。 | |
あ、私脂肪吸引してくれるところ知ってます。 | |
え!? | |
あらちょうど良かったじゃない、いってらっしゃいなみそか。 | |
え、えぇ…いや、そこまでするのは…。 | |
想い人のためでしょう!? | |
うぅ…もっとお手柔らかな方法はないですか…? | |
育ったものを小さくする方法なんて知らないわよ…。 | |
私も…大きくするための方法ならいくらでも知ってるけど…。 | |
…え?知ってるのに…? | |
何が言いたい…。 | |
まぁ早まる前にかれん嬢に確認したほうが良いかもね… 本当に貧乳マニアなだけかも知れないし…。 |
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そんなかれんちゃんイヤです…。 | |
おはようー、かれんちゃん。 | |
あ、おはよみそかちゃん、じゃ行こっか。 | |
………。 | |
??どうしたの私の顔じっと見て。 | |
ひぇ!?い、いやいや何でもないのごめんなさい! | |
…?いいけど…。 | |
(こちらの胸元を気にしている様子はないけど…見たくないだけという可能性も…。) | |
どしたの、何か言いたそうだけど。 | |
ななななな、何でもないムネよ!? | |
むね? | |
次は体育だねー、早く着替えないと。 | |
う、うん…(脱ぐ際に恥ずかしがる様子もない…小ささを気にしてるわけじゃないの?) | |
……みそかちゃん?早く体操服着ないと、脱ぎっぱなしじゃ風邪ひくよ? | |
え、あ、うんすまん!(こっちの胸をアピールしたけど何も感じてないみたい…。) | |
変なみそかちゃん…。 | |
(むしろ昨日のおんぶの時の様子を微塵も感じさせない…これは…読めない…!) | |
帰ろ帰ろ、みそかちゃん。今日もカバン持ちじゃんけんしよっか。 | |
えっ…昨日の、気にしてないの? | |
昨日?そりゃ気にしてるよー、大幅な負け越しだもん。今日は勝ち越すからね! | |
あっれー…空振りしまくってる…。 | |
…どしたのみそかちゃん…今日はちょっと変じゃない? やけに胸元の広いシャツ着てるし、風邪でも引いたんじゃ? |
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い、いやコレは、さりげないアッピールのために…。 あっ、あの、かれんちゃん、聞きたいんだけど! |
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なに? | |
かっ、かれんちゃんは…自分の胸、どう思ってるのかな!? | |
…へ?別にどうも。 | |
あれ?…じゃ私の胸は…? | |
どうって言われても…可愛いかな? | |
〜〜〜〜〜///!!かっ、かわ…!? あっあの、だって昨日おんぶしたときに、胸がどうとか…! |
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胸…?あぁアレは、みそかちゃんの胸をきっかけに家に鶏むね肉があったのを 思い出したから、それで夕飯つくろうと思って。 |
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鶏肉…落ち込んだと思ったのは、献立考えてただけ…?はにゃぁ……。 じゃあ別に私の胸の大きさがどうこうというわけじゃ…。 |
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胸?大きい?みそかちゃん?そう?? | |
ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!! | |
…で、帰って測ってみたら別に大きくなってはなかったと。 | |
自意識過剰も良いところね、ほほほ。 | |
…胸のこと言われるのって結構辛いんですね…ごめんなさい師匠…。 | |
そうやって謝られるのも割ときついんだけど。 | |
ところでみそか、ちょっと疑問なんだけど。かれん嬢より胸が大きくなってたとして、 そこでかれん嬢の胸を大きくしてあげてバランスを取ろうとする選択肢はなかったの? |
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え…だって…私は、かれんちゃんのあの慎ましやかな胸が…好き…。 | |
お前が貧乳マニアか。 |
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