●2011年4月
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おはよおございます、つきひさん。 | |
とうっ!びしっ! | |
痛っ…っ!何するんですかいきなり! いきなりおでこに打撃なんてハゲちゃうじゃないですか! |
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え…あれ…だっていつもなら朝っぱらから「つきひすゎあ〜ん! おはよう愛してますぅぅ!ムッチュ〜!」って飛び掛ってくるから…。 |
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私…そんなに馬鹿っぽいですか…? | |
あ、いや、当然そんなことされないほうが良いわけで、大丈夫だ問題ない。 さ、粛々と登校しようか。 |
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…謝罪はないんですね…。 | |
あぁ、ハゲたらすまない…。 | |
どう返答したらいいか分かりません。 | |
げしゅだよー!おはようおふたりにゃん!ムッチュ〜!! | |
うわっ、お前は飛び付いてくるのか!とおかだけにしろよそう言うのは! | |
挨拶じゃないげしゅかぁ。んちゅんちゅー。 | |
とおかさんが嫉妬しますよ。 | |
はい、やめます。 | |
しないよ! | |
じゃあ陽鳥んもー……ひどりん? | |
はい?どうかしましたか? | |
どうかしましたか? | |
なにこむら返りしてるんだ…。 | |
オウム返しね。 | |
私は至って正常ですけど…さ、予鈴も鳴りますし席に。 | |
つきひさん…。 | |
あぁ…アイツ朝から妙に大人しいんだ…。下痢でもしたかな…。 | |
してません。 | |
聞こえてた。 | |
何げしょう…気になりますねぇ…。 | |
バカ…お前らも女子なら分かるだろ、ホラ、あれだよ多分…。 | |
あぁにゃるほど!生理 | |
違います!大声で言わないでください! | |
そうげしゅよとおかりゅん。ひどりんは先週済ませてるげしゅ。 | |
言ったのはお前だしなぜ知ってる。 | |
…私のも知られてるのかな…。 | |
えっ、いちとせさんったらつきひさんの周期もご存知なんですか!? ぜひ教え……け、けほん。だ、だまって席に座ってなさい。 |
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………?やっぱりおかしいげしゅ…。 | |
そんな日もあるって…。 | |
てか、知ってるのか否か。 | |
あっという間に、ひーるーやーすーみゅちっ | |
アニメっぽく時間経過の説明セリフをしようとして噛むな。 | |
陽鳥ー、食うぞー、来いよ。 | |
あ、あの、つきひさん…。 | |
……なんだ…まさか食欲が無いとか…?本格的に病気なんじゃ…。 | |
い、いえ、つきひさんのお弁当も作ってきたんです!良ければどうぞ! | |
おおぉ愛西弁当! | |
それ愛知県北西部の市だろ…。 | |
い、いや…いきなり出されても、私は私の分が…。 | |
……食べてくれないんですか? | |
た、食べなよつきひ!でないと男がすたる! | |
ちゃきちゃきのじょしちゅだよ! | |
まぁまぁ、近頃のひどりんがこんなコトしてくれるのも珍しいし、 みんなでちょっとずついただくのはいかがかな? |
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…それでいいか?陽鳥…。 | |
はい、つきひさんが良いのなら…。 | |
何か不気味だな…でもみんなで食べて良いってことは 変なモノ入れ込んだわけじゃなさそうだし…。 |
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開けて開けてつきひ氏開けて。 | |
あぁ…よ…っと。 | |
おぉ…! | |
ご飯の上に、文字が…! | |
/////…! | |
LAVU…。 | |
LOVEのつもりなのか、間違ってるな…。 | |
ひ、ひゃあぁぁ!み、見ないで下さい!早く食べちゃってぇ〜! | |
怒涛の二文字間違いげしゅよ…ぱしゃっ。 | |
写メらないでぇ! | |
ほれほれ、つきひ。最初の一口はお前さんが。 | |
う、うん…おそるおそる…。あ、食べられる…。てか美味しい…。 | |
…ほっ、良かった。どんどん食べてくださいね。 | |
わーい!いただきマシュウ!じゃあげしゅはこのバランを…。 | |
やめろよ!その緑を取ったらいよいよ弁当が真っ茶色じゃないか! | |
つ、ツッコミかたが違いますよぉ…! | |
…まぁ、大人しいに越したことはないか…。ん、おいし…。 | |
ところ変わってゅ、ほ〜お〜か〜ごりゅっ | |
ところは変わってないし二度も噛むな。 | |
終わった終わった〜…。陽鳥、帰ろう…。 | |
もはやいらっしゃられないげしゅね…。 | |
委員長の用事でもあるんじゃない? | |
だったら何か一言でも言い残していきそうだけど…。 まぁ良いか、なんか変だし事情でもあるんだろ、帰ろう。 |
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薄情者〜。 | |
そんな人だとは思わなかったわっ。 | |
な、なんだよ…とおかまで…。あとで連絡してみるよ…。 | |
あ!あれあれあれ!あれあれあれあれ! | |
なんだよ、馬鹿か? | |
非道し! | |
……校門のところで、陽鳥が待ってるな…。 | |
早く行っておやりよハニィ。 | |
なんで!?なんかおかしくない!? | |
いーからいーから。ほれほれ。 | |
お前らだんだん面白くなってきたんだろ…。ったく…。 | |
頑張ってにゅーん。 | |
骨は拾ってやるからなー。 | |
あっ…!つ、つきひセンパイ…! | |
同級生だけど。…なんでわざわざ外で待っ…。 | |
すいません断りもなく校門で待ったりして…迷惑でしたよね…。 | |
迷惑というか混乱してるんだが…。 | |
あ、あの、つきひさん、どうか、私と…。 | |
お、おう…?(な、なんだ、告白…か…?) | |
私と…。 | |
……。(何で今更…様子がおかしかったのはこのせいか…?) | |
私と…! | |
………。(でも…ということは相当覚悟して…今回こそ本気だってコト…?) | |
お願いです、私と…! | |
……!(あぁ…なんかヤバい…!この空気で告られたらちょっと…!) | |
交換日記してください! | |
はい? | |
交換日記…一行だけでも良いので…ダメですか? | |
…いや…別に、それくらいなら…。 | |
わぁい!良かった!じゃコレ!私の今日の分は書いてありますので!じゃ! | |
………なんじゃそりゃ…。 | |
まったくなんじゃそりゃげしゅ…。 | |
イイトコまで行ってた雰囲気を完全に掴みそこねてたな陽鳥…。 | |
見てたのかよ! | |
えーっと…アイツなんて書いたんだ…? | |
「ちゃお!つきひさん!今日の私どうでしたか!4月ってことで初心に帰って 乙女な道化を演じてみたんですけど!少しはキュンキュンしてくれました!? あ、日記は本気なので今夜ののつきひさんの赤裸々な独りの営みを詳細に |
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捨てよう…。 |
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