●2008年10月
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つきひの秘部に指がそっと触れる…。 | |
「あ…や…っ、ダメ…」 | |
言葉とは裏腹につきひはその腰を指に擦り付けるかのように前後に 動かし始める。私は甘く緩んだ口角を確認して、愛撫を続ける。 |
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「ん…っ、く、ふ…。ひっ、あぁ…!」 | |
背筋を伸ばして小さく痙攣するつきひ。軽く達してしまったようだ。 構わずなおも擦り続けると、つきひの口からまた声が漏れる。 |
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何を読んでおるか痴れ者!! | |
つきひは大きな声をあげ…って違いますよつきひさん! ここは態度を一転しておねだりを始める場面… |
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あんたねぇ、学校にエロ小説持ってきて音読してるんじゃねぇよ! しかも勝手に登場人物の名前変えやがって。 |
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相手側は陽鳥に読み換えてました。大丈夫、百合モノですから。 | |
何にも大丈夫じゃねぇ。クラスを束ねる立場ともあろうものが、 あからさまな没収対象じゃねえか。男子でも読まないぞ。 |
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そういえば、周囲の男子の皆さん、挙動不審ですねぇ。 | |
大声で音読してるからだろ…。健全な中学生にはきつい仕打ちよ。 | |
あのー、お取り込み中失礼します。 | |
失礼するなら帰って下さい。 | |
男子に混じって、うちのとおかりゅんも挙動不審なんですけど。 | |
……え?べ、別に続きに耳をそばだてたり、してないってホント! | |
…なんで妙に内股なんだ、とおか。 | |
私のネタはスルーですか? | |
と言うわけで、今月のテーマは読書の秋、でげしゅよ♪ | |
オープニングをまとめおった。 | |
エロはともかく、陽鳥はわりと読書家だよな。 | |
まぁ、委員長でなかったら図書委員に立候補していたのは 間違いないところですね。あいにく委員長の器は私以外にいなくって…。 |
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まっさきに立候補していた記憶がまざまざと。 | |
せっかくですから、みんなで図書室行きません?たまには 静かな環境で文字の世界に没入するのも良いモノですよ? |
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ノヴェルゲーなら良いんだけど、紙媒体はなぁ…。 | |
経典なら良いんだけど、紙媒体はなぁ…。 | |
経典も紙だから。 | |
あれ、ツッコミそこだけ? | |
そう言わずに行きましょうよ皆さん?委員長特権で図書委員に顔利くし、 お茶の一杯でも出させますよ? |
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設定資料集とかある? | |
対戦型ビジュアルブックなら。 | |
よろしい、お供しよう。 | |
なんなんだこの学校の図書室…。 | |
にゅに?ところでその大きな紙袋は…? | |
あ、いちとせさん、一つ持ってください。つきひさんも、とおかさんもさぁ。 | |
お、重っ!?ナニコレ…中身は全部、本? | |
返却しなきゃいけないんです。図書室までお願いしますね♪ | |
何ィ!?陽鳥、おぬしハメおったな!? | |
やん、ハメるだなんて、つきひさんたら…さっきまで書面でハメてましたけど。 | |
…じわ…じわ…。 | |
ほら、またとーかすが反応しちゃってる。 | |
やっと着いた…校舎の一番奥なんだもの…。 | |
ありがとうございました運んでもらって。はーい、係さん、返却でーす。 | |
しかし凄いな、確か貸し出し期限って一週間だろ?その間に紙袋3つの量を 読めるんだから、まさしく本の虫…。 |
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…あの、貸し出し期限オーバーです。 | |
てへ。 | |
ズコー! | |
…あの、さっきからツッコミに回ってて遺憾ながら言わせてもらいげしゅけど、 紙袋3つって、借りた本人が持ってないってどう言うコト…? |
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おっしゃる通りだ!おいコラ陽鳥! | |
…………。 | |
…わ、もう読み始めてる。 | |
う…ぬぅ、集中して読書している人間に声なんぞかけられない…! 陽鳥のヤツ、上手く逃げおったな…? |
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て言うか初めからそのつもりでいたんじゃ…?いくらなんでも目当ての本 探し当てるのには早過ぎる気が…。 |
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……陽鳥の黒々としたイチモツが、つきひを容赦なく突き上げる…。 | |
持参の本かよ!てかもう名前変えて音読するのやめろよ! てか百合じゃなかったのかよ! |
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…え?その本って、ここで借りたんじゃないの? | |
ねぇよエロ小説なんていくらなんでも! | |
ほらほら、とおきゅん、仕方ないから我々は図解保健体育で我慢しよう。 | |
おぉ…速筋と遅筋が…。 | |
ったく…。仕方ない、みんな何となく読み始めちゃってるし、私も何か 探してみようかね。…えーと、"趣味娯楽"のカテゴリィかな…? |
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ぐぅー。 | |
寝るの早いよ!読書家が聞いて呆れるよ!何しろ眠くなる内容じゃないだろ! | |
あーあ、まったく…。風邪ひくっツーの。良いよ、陽鳥は私が見てるから つきひは好きな本探しに行っておいで。いちとせも…。 |
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…おぉ…ネコは交尾のたびに排卵を…! | |
…がっつり本の世界にはまってるみたい…。 | |
ん、じゃ任せた。さってと、掘り出し物はないかなー…。 | |
いってらっさーい。………。 | |
ぐぅ。 | |
……………。 | |
…起きろ、起きろよ、陽鳥。 | |
ふぇ…あ、つきひさんらー。おめざめのちゅー。 | |
寝てろ! | |
痛い!!…あ、でも今のつっぱりで目が覚めました。おはようございます。 私、いつの間にか寝ちゃってたんですね。 |
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割と瞬間芸だったっしゅけど。 | |
閉館時間だってさ。帰ろうぜ。 | |
ふぁああぃ…。行きましょうか、とおかさん。 | |
お?お、おう。 | |
……? | |
………さて…。 | |
あら?とおか、あなたが読書?珍しいわね、活字の魅力に目覚めたの? | |
わあぁ!なんだよ!机の引き出しから出てくるなよ! | |
未来の世界のネコ型お姉ちゃん。 | |
萌える人いそうだから迂闊なコト言わないように。良いじゃないたまには本も。 これから読むんだから邪魔しないで…。 |
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おやおやまた怪しげな文庫本ねぇ、なになに…? | |
うわぁ!?いつの間に奪って!?ちょ、返して! | |
…ナニコレ…あんた、コレどこで…? | |
…え……? | |
つきひさぁん…あのう、昨日の本知りません?私が読んでた。 | |
…知らないよ、あんなエロ小説…。 | |
いえ、エロ小説じゃなくて、あれ、私の手帳なんです。図書室まではあったのに。 | |
…は?手帳?でもお前さん、朗々と読み上げてたじゃない…。 | |
ええ、ですから、つまりアレは私の書いたメモそのもの…。 | |
陽鳥、探し物はこれ…? | |
え?あ、あぁはい!コレですコレ!ありがとうございますとおかさん!どこに? | |
……私には…業が深すぎたよ…。 | |
……? | |
とおかちゅんは、そんな生温いままの方が素敵なんげしゅよ…。 | |
先輩!この本、先輩たちが出てるんですよ!びっくり! えっと、維新の『化物… |
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黙れ。 |
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