●2005年9月
![]() |
L size 1280x960 299k |
| M size 1024x768 215k |
| レズっコ苦裸武、全員集合〜!! | |
| あの、せめて"ら"は"裸"じゃなくて、"羅"にしませんか? | |
| いや…それ以前にレズっコクラブ自体がどうかと思うけど…。 どうしたんですか、とつきさん?すでに3人集まってるのに いまさら集合の号令なんて。 |
|
| 気分の問題だわさ。 | |
| はぁ…大人の事情ですかね。 | |
| さて!せっかくの夏だったのに花の一つも咲かせることが 出来なかった諸君! |
|
| はい! | |
| は、はい! | |
| 夏休みも終わってしまった今、それぞれの思い人とは 自由な接触を図ることが極めて困難になってしまった! |
|
| いえ、私たちは。 | |
| 同じクラスだからそれほど困難でも…。 | |
| …そこで!毎年9月恒例十五夜イヴェントを執り行い 夏休み後最初のチャンスを作ろうと思う! |
|
| …あ、今自分だけこよみさんとは先輩後輩の関係で 距離が遠いことを実感して寂寥感に捕らわれた間が。 |
|
| しっ!みそかちゃん、黙って!消されたいの!? …で、とつきさん、その今年最初の恒例十五夜イヴェント、 いったいどんな内容で…。 |
|
| ふふ……そいつはね…? | |
| お月見?…ふうん、悪くないかもね。 | |
| ソウデゲシュ。ウチノジンジャニアツマッテミンナンデオツキミ。 モチロンシマイソロッテサンカシテクレマスデゲシュヨネ? |
|
| …なんか口調が変よ?きょうのいちとせ。 うん、まぁみんなで行けると思う。晴れると良いね、当日。 |
|
| ソウデゲシュネ。デハ、トウジツ。 | |
| …………上手くいきましたね、老師! | |
| いきなりいちとせさんに化けてお宅訪問したときは ばれないモノかと冷や冷やしました。さすがとつきさんです。 |
|
| ふふ…我が黒魔術をもってすれば、他人になりすますことなんか 造作もないことでげしゅよ。 |
|
| 口調戻ってませんよ。あと、やっぱり微妙に違う…。 | |
| しょうがないでしょう、いちとせちゃんのこと、そんなに 知らないんだから。でも、これでとりあえず先輩を呼び出し… |
|
| でも、お月見に誘ったのがいちとせさんなんだから、これから 同様に神社にも細工をしに行かないといけませんね。 |
|
| ………あ。 | |
| では、つきひさんに化けていちとせさんへの十五夜イヴェントの 受諾、うまく交渉して下さいね。 |
|
| ふ……化けたからって、惚れるなよ、陽鳥。 | |
| あの程度の変装なら大丈夫です。 | |
| ねぇ、お姉ちゃん。 | |
| なによ、いま丁度「万博グルメ」のコーナで目が離せないんだから。 今週はお子様ランチ特集で…。 |
|
| そんなに一生懸命「まるっと万博」を観るなよ。 いまさ、いちとせに化けたとつきさんが来て十五夜イヴェントを…。 |
|
| 行かない。 | |
| わぉ、即答。 いいじゃん、とつきさんはともかく、お月見したくない? |
|
| それって、姉妹全員が誘われたんでしょう?とつきなのに。 陽鳥ちゃんとか絡んでる可能性も捨てきれないわよ。 |
|
| 私も行かない。 おぉ、今日のナショナルデーはサモア共和国かー。 |
|
| どこだよ。 | |
| …なんげしゅか?とつきたん。 | |
| (ばれてる!ばれてるよ!) | |
| (さすがいちとせさん!とつきさんの変装を一発で!) | |
| …ま、まあ、変装は得手分野じゃないからしょうがないけど…。 この神社で、十五夜の集いとか、やる気ない? |
|
| いいげしゅよ。 | |
| え。 | |
| なんか大体分かったげしゅ。当日は頑張ってくださいげしゅー。 | |
| ……さすがいちとせさん。 | |
| お見通しなんですね…。さすがのとおかさんも形無し… | |
| …これで、十五夜はこよみ先輩と……うへへ…。 | |
| もうトリップしてるし。 | |
| さすが老師です…!ぞくぞく。 | |
| 十五夜当日… | |
| わぁ…綺麗なお月様。晴れて良かったね、みそかちゃん。 | |
| は、はい…!ちゅーしゅーのめーげつ、ってヤツですね。 | |
| そうそう、それそれ。もう秋なんだよねー。 | |
| はい、おふたりさん、月見だんご。 | |
| わ、ありがとこよみ姉。…ん、おいしいー。 | |
| どれ、ぱく。ふむ…スーパの出来合いにしては良い味だな。 | |
| もう、つきひは。風情のないこと言わないの。 | |
| あはは…でも、ホントに良い夜ですね、かれんさん。 | |
| うん、月のウサギさんまでくっきり見えるよー。 | |
| 実際月と比較してあの大きさのウサギがいたら、ひくぞ。 | |
| また〜。そういう風情のないことばかり。綺麗でしょ?お月様。 | |
| まあ、及第点はやろう。 | |
| あらら、これで及第点ギリギリなの?いつも星空を見つめて 思いにふけってるつきひちゃんが。 |
|
| な!?お姉!?なぜそれを!? | |
| 私だって知ってるよー。夜になると窓を開けて、ぼーっと 夜空を肘ついて見つめてるモンねー。何考えてるの? |
|
| ばッ!?そ、そんな!?私はそんなコト一度も…!? | |
| そんな漠然とした思いを綴ったつきひノートが、ココにありますー。 さっそく紐解いてみましょうねー。 |
|
| わーー!!何故それを!?隠しておいたのに! 返せっ!返しやがれっ!! |
|
| えー?そんなのあるのー!?こよみ姉、読んで読んでー。 | |
| あはは、他人の秘密を勝手に暴くのはどうかと思いますよー。 | |
| なんでー?みそかちゃんは中が気にならないの? | |
| 気になりますけど…。 (でも、どちらかというと神社が今頃どうなっているかがむしろ…) |
|
| …いい?あと5分で来なかったら、この娘の命は…。 | |
| ぐ…げ。 | |
| 来ないと思いましゅよ。計画がずさんだったんでしゅよ。 | |
| ていうかさ、陽鳥ちゃん締め上げて脅迫しても全然向こうには 届かないんだから、下ろしてあげてくれない? |
|
| くう…っ!こんな、こんなハズでは…! | |
| それ、私のセリフだよ…。みんな揃って十五夜のお月見って 聞いたから来たのに…陽鳥、大丈夫? |
|
| 慣れてますから…。でも、計画の賛同者の一人である みそかさんが姿を見せないのがふしぎですね。 |
|
| 姉妹のウチに行ってるんじゃないげしゅか? | |
| まさかッ!?抜け駆け? | |
| 計画の失敗をあらかじめ想定していたというのかッ!? | |
| ちょっと考えれば予想出来ると思うけど…。 お姉ちゃんの変装以前に見たけど、非道いし。 |
|
| ドラキュラくんとどらぼっちゃんくらい? | |
| その例えもどうかと…。 | |
| あーもう!団子食うわよ団子!ほら、みんな食べなさい! | |
| むぐっ!? | |
| む、無理矢理詰め込まないで…ぐぅっ…! | |
| あっ、とつきさん!そこは…そこは違うお口です! あっ、あ、ああーーーんっ!! |
|
| もー、もー、もーーーっ!! | |
| くぅ…。 | |
| あらら、かれんたら寝ちゃったのね。、 | |
| あ、ああ、あ……。 | |
| ごめんね、みそかちゃん。しばらく膝枕、我慢してあげて。 すぐかれんの部屋の寝床を用意するから。 |
|
| い、いえ、私は。こ、…このままでも。 (じ、神社のお二人は、どうしたのかなぁ…!?あ、鼻息が…ハァ) |
|
| ねぇ、酒をたらふく飲んでやさぐれてる陽鳥さん。 | |
| なんですか、酒をたらふく飲んでやさぐれてるとつきさん。 | |
| 10月って、なにかイヴェントあったっけ…? | |
| …気が早いですね。 |
| back |