●2004年9月
L size 1024x768 126k |
|
S size 800x600 86.4k |
さー、あがってあがって。 | |
あ、はい…おじゃましま〜す…。 | |
くんかくんか。 | |
きゃあっ!?な、なんですか?お姉さんですか? | |
…あなた、私と同じにおいがするわね。 | |
あ、とつきさん来てたんだ。なんで見知らぬ女の子の においを嗅げるかなぁ。 |
|
あ、お姉さんじゃないんだ…。 | |
この人はね、こよみ姉の恋人さん。 | |
誰が恋人だぁ!ほら、あんたはソッチの部屋で おとなしくしてなさい! |
|
ちぇ、あによ〜。 | |
おかえり、かれん。そのコが以前言ってたコ? | |
うん。えっと…。 | |
み、みそかです。初めまして、お姉さん。 | |
あ、こよみです〜。礼儀正しいいいコね。 どこかの魔術使いとは大違い。同じレズっこなのに。 |
|
え?…レジ?レヴォ? | |
あはは、なんでもないの。お姉ちゃんたちの周りって 変わった人が多いから…。 |
|
ブツブツ…(私が礼儀正しくないっていうの?ていうか礼儀なんていざというときには余計な…) | |
またなにかつぶやいて…塩辛食らわすわよ。 じゃお二人さん、ごゆっくり。つきひは多分自室。 |
|
あ〜い。こよみ姉もとつきさんの扱いに慣れてきたな。 | |
な、なんか複雑そうなのね…。 | |
あは、でも悪い人はいないから。多分。 じゃつきひ姉にも紹介しようかな。 |
|
なんかいちいち改まられると緊張…。 | |
つきひ姉、入るよ〜(がちゃ)。 | |
ぶちゅう。 | |
…………。 | |
…………。 | |
…あ、あの?陽鳥さん? | |
ぷぁっ!え!?あれ!?つきひさんじゃない? ていうか見知らぬコ!?わ!わ!ど、どないしよ!? |
|
……き、き、き…。 | |
もしかして、つきひ姉いないんですか?ずっとドアの裏で 待ち伏せしてたんですか? |
|
う、うん、そうなんだけど…かれんちゃんのお友達? ご、ごめんね?いきなりキスなんて…つきひさんでもないのに。 |
|
いや、つきひ姉でも嫌がると思うけど。 | |
…き、き、き…。 | |
あ、あれ?もしかしてどこかぶつけちゃった?痛かった? あの?もしもし?放心してるの?もしもーし。 |
|
みそかちゃん?なんか真っ赤だよ? | |
き、き、き…きゅうぅぅぅ…。 | |
わ〜!?みそかちゃん?へたりこんじゃった! | |
と、とにかくそこのつきひさんのベッドへ!温めてあるから! | |
…なんで温まってるんだろう…? | |
……………… | |
はぁ…ごめんなさい、かれんちゃん…。 | |
いや、謝ることはないけど…。ホントにどこかぶつけた? それとも貧血?立ちくらみ?椎間板ヘルニア? |
|
あ、もしかして私の熱い接吻にのぼせちゃったとか? | |
…陽鳥さん、見境ないんですか…? | |
…………こくん。 | |
え、肯定。 | |
ど、どの推論にうなずいたんだ!?ヘルニア? | |
ふるふる。 | |
そりゃそうだ。 | |
ああ、まだ顔が赤いよ…。なにか冷たいモノ持ってくるから 待ってて。陽鳥さん、責任持って看病しててよ? |
|
は〜い。どうせつきひさんの部屋からは出るつもりないし。 | |
ええと、液体窒素はどこにしまったっけ…。(どたどた) | |
それは冷たすぎるにゃりん。 | |
……あ、あの…陽鳥さん…でしたか? | |
ビンゴ。そっちは…みそかちゃん。 | |
ウワサガヒトリアルキ…じゃなくて、あの、かれんちゃんの お姉さんのお友達なんですよね。いつもさっきみたいなことを? |
|
待ち伏せ?う〜ん、言われてみると結構茶飯事かも。 | |
あ、いえ、待ち伏せより…その後の…。き、き…。 | |
あ、キス?いやあ、それがなかなかスキがなくてね〜。 …もしかして気にしてた?初めてだったとか?ホントごめんね。 |
|
いえ、怒ってるんじゃないんですけど…聞いていいですか? | |
なになに? | |
…どうやったら、あんな、き、キス出来るんですか? | |
…………………は? | |
あの、熱くて、とろけそうで、頭のこの辺が痺れちゃうような、 そんな気持ちいい、き、キス…。 |
|
…そんなに良かったの…?特別なコトはナニもしてないけど。 なんならも一度やったげようか? |
|
い、いえいえいえそんな!わ、悪いです! | |
悪いって…。ちぇ、結構美味しかったのに。 えと、それって誰かキスしたい相手がいるってコト? |
|
え、えと、その!…はい。 | |
かれんちゃんに聞いたりはしないの? | |
そそそそそんなこと!…聞けません…。 | |
まあ小学生の話題じゃないかもね。それとも相手を争ってるとか。 それともあなた恥ずかしがり屋っぽいし。 |
|
……………。 | |
下向いちゃって、可愛い☆ 何かの縁だ、お姉さんがいろいろと 教えてあげようか!…で、とりあえず相手を教えてくれる? |
|
…………ごにょごにょ。 | |
…うわ、それはかれんちゃんには聞けないわ。 | |
…………………………… | |
とたとたとた…。 | |
戻ってきた!いい?間髪入れずね?よける間もなく! | |
は、はい!師匠! | |
(がちゃ。) | |
えい〜やぁ!ぷちゅうっ。 | |
きゃー!やったー!急襲成功…って…。 | |
………………。 | |
わー!!ちょっとみそかちゃん!離れて!違うの!相手が! なんでつきさんも抵抗しないの!?私の時は嫌がるのに! |
|
んー!んー!(ぎゅううぅぅっ) | |
………………。 | |
ごめんね〜、結局普通の氷枕に…って……ナニしてるの…。 | |
ん〜!んん〜! | |
だめだ、この子目をつむって精一杯しがみついてる! はがれなさ〜い!! |
|
つきひ姉!私の友達にナニをしたの!こら〜! | |
ん〜!ん〜…。(ああ、熱くてとろけそ…これがかれんちゃんの…) | |
………………。 | |
なんかたのしそーね〜。ね、センパイ、私たちも、ね? | |
妄想の中だけにして下さい。 |
back |