●2004年3月
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| わたし、卒業しました。 | |
| …なに?突然。 | |
| 三月が卒業シーズンだからって 無理することないんだよ、つきひ姉。 |
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| 何を言ってるの、かれん?私が何に気を遣ってるの? 別にシーズン性なんて気にしてないわよ。 |
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| で、なにを卒業したの?いっておくけど私たち歳は とらないから中学校の卒業はあり得ないわよ。 |
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| うわぁ…こよみ姉の方がぶっちゃけてらぁ…。 | |
| 少女。 | |
| !! | |
| がたっ! | |
| な…なに?ふたりとも。イス倒して立ち上がるほど 驚く内容だった…? |
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| どーゆーことですか!?もう子供の体じゃないって いうんですか!? |
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| わぁ!!どっから!? | |
| 人の質問横取りするし。でもその通りよ! 姉の私を差し置いて!ああああ相手はだれ!? |
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| 私の知らない間に何があったんですか!?毎日 後をつけてるけど全然そんな相手がいる気配は… は!?まさか見知らぬ男にムリヤリ!?そんな…。 |
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| そ、そうなの!?つきひ姉?か、体は大丈夫? てか病院で検査…そ、そのまえに警察? ああでもそんな世間に公表する様な真似…。 |
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| 教えてつきひさん!どんなヤツだったの!? 私が見つけ出して108ツに切り刻んでやる! |
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| で?やっぱり初めては痛いの?それともだんだん 良くなってくるってヤツ?乱暴にされたなら やっぱり痛いだけだったのかしら?いやでもそれがむしろ…。 |
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| いや!こよみ姉そんな話しないで!つきひ姉が可哀想! | |
| ……あの、なんのコト? | |
| とぼけるな!ネタはあがってるんだ! 今月はまだ来てないらしいじゃないか、つきひ! |
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| ぎく!?なんでそんなコト知ってるのあんた!? | |
| そうなの!?そそそそれってい、一発必中ってこと? | |
| やっぱり病院が先だよ!つきひ姉、保険証どこ!? | |
| ちょ、ちょっと遅れてるだけじゃない。まだ2日だけだよ。 そんなに慌てることないでしょう。 …じゃ、私オトナの遊びしてくるから。 |
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| さらりと何言ってるんですか!わ、わたし、つきひさ…ん。 そんな、そんな乱れた…う、うぅ、うあああ…ん! |
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| ええ?いいんちょ?ちょっと泣かないでよ!どうしたの? | |
| つきひ姉、私たちも陽鳥さんと同じ気持ちだよ。 | |
| そうよ…どうしちゃったの突然。そんな子じゃなかったのに…。 お願い、姉妹でしょ?何があったか全部話して。 |
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| …なんなの、その緊迫したムードは。…よくわかんないけど、 いいんちょも一緒に遊ぶ? |
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| (けろっ)はい♪ | |
| それはだめだぁ!つきひ姉! | |
| そっちに目覚めるほどディープな世界に既に踏み込んでいたのか!? | |
| そうなんですか…つきひさん、ディープなんですか。それなら、 いっそのこと四人で…しちゃいます? |
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| え〜、ちょっと多いかな。見ててもらうばっかりになると思うけど…。 | |
| じゃ、やっぱり二人で♪お二人には見ててもらいましょ♪ えいっ!(どさっ) |
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| わぁ!!ちょっと、いいんちょ!なんで押し倒すの!? ひっ、やぁぁ!やめ、ちょ、やめなさい! うあああん、ぱんつ、ぱんつの…!やめてぇ! |
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| ……あれ、なんでこんなことになってるんだっけ…。 | |
| とりあえず、妹の前ではしたないマネは止めなさい! ほら、陽鳥さんもとりあえず離れて! |
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| じゅる…あああん、いけづぅ。 | |
| はぁ…はぁ……た、助かった。ありがと、かれん…。 | |
| なにいってるの、自分で誘ったクセに…。とにかく、全部話して。 なんでそんなつきひ姉になっちゃったの…? 心配してるんだよ…? |
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| そうよ。おねがいだから姉妹で隠し事は辞めて。 | |
| うん…結果はオーライだけど過程は気になります…。 | |
| ……なんか根本的に勘違いがあるみたいだけど…。 ええと、昨日、11日。ニンジャガイデンを買いました。 |
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| ゲームね。それで? | |
| それだけ。 | |
| …は? | |
| 買った帰りに…とか、買う金がなくて体で…とかじゃなくて? | |
| あの…それがなんで少女の卒業ってことに…。 | |
| だって〜、CEROの審査で18歳以上推奨なんだよコレ〜。 そんなの買うの初めてだったからさ。いくら法的な拘束力が ないっていっても、ちょっとどきどきしちゃって。 |
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| …はぁ。 | |
| こよみ姉、晩ご飯の準備しよっか。 | |
| そうね、もうそんな時間なのね。じゃ、二人ともごゆっくり。 | |
| ……う、もう…。心配したんですから…。 | |
| え、ちょっと、二人とも?いいんちょと二人っきりになんかなったら…。 | |
| 少しだけ怒らせて貰いますからね〜!つきひさーん! | |
| お、怒ってもやってることおんなじじゃないか!うわ〜! や、やめて!わ、また、ぱんつ、ぱんつに!いや…ぁあ! こよみ姉、かれん、助けて〜! |
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