●2003年8月
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| …そのとき、音を立てて開いた扉には 真っ赤な文字で彼女の名前が…。 |
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| やあぁぁん!もう止めてよぅ! | |
| つきひちゃん、それ弟切草? | |
| あ、もう、バラさないでよお姉ちゃん。 | |
| え、なんだ、ゲームなんだ…。 つきひ姉ったら急に怪談し出すんだもん…。 |
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| かれんはそういうの苦手だものねぇ。 あ、これは実際にあった作り話なんだけど…。 |
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| どっちなの? | |
| 首に焼いたネギを巻くとそりゃもうみるみるうちに 風邪が治っていくという…! |
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| きゃぁぁぁああ! | |
| それ生活の知恵だよ!かれんも怖がるな! | |
| こ、こよみ姉の顔が怖かったんだもん…! | |
| …誰の顔が、怖いって…? | |
| ひ!今の方が怖い! | |
| バカなことやってないで、もう遅いんだから 寝なさい…。………わかった? |
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| は、はいぃぃっ! | |
〜夜〜 |
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| …ん?いま誰かノックした? | |
| …つきひ姉、起きてる? | |
| かれんか。どうしたの、こんな深夜に。 | |
| あ、あのね、大変申し上げにくいんですが。 | |
| …股間押さえてモジモジしてる姿、写真にとって 毎晩楽しんでイイ? |
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| な、なにを楽しむのですか!?…てか、ね?お願い。 | |
| あんたの部屋からだと、トイレの方がここより近い 気がするんだけど…。しょうがないなぁ。 |
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| さっすがつきひ姉!話せるぅ! | |
| そのかわり…私が先ね!(ぴゅ〜 ばたん) | |
| あっ、ちょっと、先に入らないでよ!ねえ、つきひ姉!? | |
| ………………………。 | |
| や、やだ〜…。暗いよ、早く出てよぉ…。 …あ、あれ?鍵、開いてるよ…?つきひ…ね…。 |
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| ………………………。(どさっ) | |
| ど、どうしたのつきひ姉?ええ!?気絶してる!? ちょ、いったい何…が………。 |
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| …………か、れ・ん…。 | |
| あ、あう、あうう……。 | |
| ちょ、どうしたの二人とも…? | |
| …え?も、もしかしてこよみ姉?………もう〜! 泥パックしながらトイレに入らないでよ〜!! |
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| 甘い!これは新製品のアロエ式パックなのです。 お肌は歳とともに乾いていくからね〜。 |
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| …女子高生のセリフじゃないよ…。 | |
| なによぅ…。あ、あらかれん。それも小学6年生の することじゃないんじゃない?にやにや |
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| え?あ?ああん!やだ、見ないで〜! | |
| …ぺろ、しょっぱい…。 | |
| つ、つきひ姉も気絶してるならしてるで味見なんか しないでよ〜!も〜やだ〜! |
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| こないだの事件、写真に撮って毎晩楽しんでるわよ♪ | |
| な、何を楽しんでるの!? |
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